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JP2005084091A - 表示制御装置 - Google Patents

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JP2005084091A JP2003312618A JP2003312618A JP2005084091A JP 2005084091 A JP2005084091 A JP 2005084091A JP 2003312618 A JP2003312618 A JP 2003312618A JP 2003312618 A JP2003312618 A JP 2003312618A JP 2005084091 A JP2005084091 A JP 2005084091A
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Kingo Wakimoto
欣吾 脇本
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Abstract

【課題】 遠近感をもたせた道路表示を高速に行うことができる表示制御装置を得る。
【解決手段】 右方向幅付け回路14は、中心線データD1により規定される道路の中心線から遠近に応じた幅(幅付け量)だけ右方向に離れた右方向境界点を指示する右方向境界点データD14を出力し、左方向幅付け回路16は1ライン前の中心線データD1の位置から幅付け量分左方向に離れた位置を示す左方向境界点データD16を出力する。カラー生成回路17は右方向境界点データD14及び左方向境界点データD16に基づき、背景色データD2及び境界色データD18の一方を選択して表示色データLCD1として出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、地図用の描画データの表示制御機能を有する表示制御装置に関する。
地図表示の際に道路を表示する際、様々な視覚効果を得るための工夫がなされている。例えば特許文献1に開示された方法では、線縁については、道路の境界、道路外側の領域、道路に沿う内側の領域などの境界領域についての属性を属性データとして設定し、表示時には、線縁属性データに応じた態様で道路の境界領域の表示を行っている。
また、特許文献2に開示された道路の表示内容は、目的地までのルートが検索されたとき、検索されたルートの道路の両側端を強調ラインで表示したり、道路の両側端の内側は、高速道路、一般道路といった道路の種類が識別できるように表示する方法が開示されている。
特開2002−333829号公報 特開2000−276609号公報
従来の地図表示は基本的に地図用の描画データに依存して行われるため、詳細な内容の道路表示を行うには描画データのデータ量が増えてしまい、描画を行うCPU等の制御手段への負荷増大、表示速度の低下を招くという問題点があった。特に道路表示に遠近感をもたせる場合に顕著になるという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、遠近感をもたせた道路表示を高速に行うことができる表示制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の表示制御装置は、道路の中心線を規定した中心線データを含む描画データに基づき複数の表示ラインよりなる画像を表示制御し、前記表示制御装置は前記複数の表示ラインを一方垂直側から他方垂直側にかけて表示し、前記複数の表示ラインそれぞれを一方水平側から他方水平側にかけて表示し、前記複数の表示ラインにおける現表示中の表示ラインを特定するラインカウント数を付与するラインカウンタと、前記現表示中の表示ライン中におけるピクセル位置を特定するピクセルカウント数を付与するピクセルカウンタと、前記ラインカウント数に基づき決定される幅付け量と前記現表示中の表示ラインに対応する前記中心線データとに基づき、前記現表示中の表示ラインにおける他方水平側の境界点を規定する他方水平側境界点データを出力する他方水平側幅付け回路と、前記ラインカウント数に基づき決定される幅付け量と前記現表示中以前の表示ラインに対応する前記中心線データとに基づき、前記現表示中の表示ラインにおける一方水平側の境界点を規定する一方水平側境界点データを出力する一方水平側幅付け回路と、前記一方水平側境界点データ及び前記他方水平側境界点データに基づき、前記現表示中の表示ラインの表示色を規定する表示色データを生成する表示色生成部とを備え、前記表示色生成部は、前記一方水平側境界点及び前記他方水平側境界点に固有の境界色を規定する前記表示色データを生成する境界色設定機能を有している。
この発明における請求項1記載の表示制御装置の一方水平側幅付け回路及び他方水平側幅付け回路は、ラインカウント数に基づく決定される幅付け量及び中心線データに基づき道路の一方水平側境界点及び他方水平側境界点を出力し、表示色生成部は一方水平側境界点及び他方水平側境界点に固有の境界色を規定する表示色データを生成している。
したがって、請求項1記載の表示制御装置は、中心線データを加工して道幅設定(一方水平側境界点及び他方水平側境界点の設定)を行うことにより、描画データのデータ量を最小限に抑えながら表示用データに基づくカラー画像を表示することにより、遠近感をもたせた道路表示を高速に行うことができる。
<実施の形態1>
本実施の形態で述べる表示制御装置は、道路の中心線を規定した中心線データを含む地図用の描画データに基づき、各々が水平方向の表示色データを規定した複数の表示ラインよりなる画像を表示制御する表示制御装置であって、この表示制御装置は複数の表示ラインを上方(一方垂直側)から下方(他方垂直側)にかけて表示し、複数の表示ラインそれぞれを左方向(一方水平側)から右方向(他方水平側)にかけて表示する装置である。
図1はこの発明の実施の形態1である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。同図に示すように、実施の形態1の表示制御装置は、フレームメモリ11、シリアライザ12、右境界点カウンタ13、右方向幅付け回路14、ピクセルカウンタ15、左方向幅付け回路16、カラー生成回路17及び境界色レジスタ18から構成される。
フレームメモリ11は1フレーム分の地図用の描画データを取り込んでいる。描画データには色情報である背景データと道路情報を含んでいる。道路情報は道路の中心線のみ規定した中心線データD1を含んでいる。
シリアライザ12は表示デバイス(図示せず)上の走査線(ライン)1本分以下のデータをフレームメモリ11からシリアルにシリアルデータSDとして読み出す。このシリアルデータSDは一単位が画面上の1ピクセルに対応したデータである。
そして、シリアライザ12は、シリアルデータSD内の中心線データと背景データとを分類し、中心線データD1を右方向幅付け回路14及び左方向幅付け回路16に出力するとともに、背景色データD2をカラー生成回路17に出力する。なお、中心線データD1は1ピクセルに対応し中心線の有/無を“1”/“0”で示したデータである。
ラインカウンタ13は表示ラインの同期用のラインクロックCLK1を入力し、ラインクロックCLK1によるラインクロック数をカウントしカウント結果(ラインカウント数)を右方向幅付け回路14及び左方向幅付け回路16に出力する。
したがって、ラインカウント数により現在表示中の表示ラインを特定することができる。前述したように、表示デバイスの上方から下方にかけて表示ラインが表示され、上方の表示は地図上においては遠方となるため、ラインクロック数が大きくなるほど近い位置を示すことになる。
ピクセルカウンタ15は表示ライン中のピクセル走査の同期用のピクセルクロックCLK0を入力し、ピクセルクロックCLK0によるピクセルクロック数をカウントしカウント結果(ピクセルカウント数)を左方向幅付け回路16に出力する。したがって、ピクセルカウント数により現在表示中のピクセル位置を特定することができる。
なお、図示していないが、ピクセルカウンタ15は1表示ラインの表示毎に初期化され、ラインカウンタ13は1フレーム表示毎に初期化される。
右方向幅付け回路14(他方水平側幅付け回路)は、ラインカウンタ13によるラインカウント数に基づき、現在表示中の表示ラインに対応する中心線データD1により規定される道路の中心線から遠近に応じた幅(幅付け量)だけ右方向に離れた右方向境界点を指示する右方向境界点データD14を出力する。
左方向幅付け回路16はピクセルカウンタ15によるピクセルカウント数及び現在表示中の1つ前の表示ラインに対応する中心線データD1に基づき、右方向幅付け回路14で述べた幅付け量分、中心線データD1の位置から左方向に離れた位置を示す左方向境界点データD16を出力する。
表示色生成部を構成するカラー生成回路17はシリアライザ12から得られる背景色データD2と、予め設定された、道路境界を表すための境界色レジスタ18の境界色データD18とを受け、右方向幅付け回路14及び左方向幅付け回路16からの右方向境界点データD14及び左方向境界点データD16に基づき、背景色データD2及び境界色データD18の一方を選択して表示色データLCD1として出力する。この表示色データLCD1に基づくことにより、図示しない表示デバイスはカラー画像表示を行うことができる。
図2は右方向幅付け回路14の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、右方向幅付け回路14はセレクタ101、レジスタ102、幅付け量カウンタ103及び境界点カウンタ104から構成される。
セレクタ101は、右境界点カウンタ13のカウント結果の第3ビットデータbit3及び第6ビットデータbit6を受け、レジスタ102に格納された1ビットの選択用データに基づき、第3ビットデータbit3及び第6ビットデータbit6のうち一方を出力する。
セレクタ101は表示画面全体を垂直方向に分割するための基準信号を出力する。例えば、表示デバイスの垂直方向のライン数を480ラインと仮定すると、ラインカウンタ13はライン周期毎にラインクロックCLK1のクロック数をカウントするため、第3ビットデータbit3は16ラインごとにアクティブ(“0”→“1”になる)になり、第6ビットデータbit6は128ラインごとにアクティブとなる。
したがって、セレクタ101が第3ビットデータbit3を選択している場合、画面全体は30(480/16)個に等分に分類され、一方、セレクタ101が第6ビットデータbit6を選択している場合、画面全体は3(480/128の商)個と残り96ラインとに4分類されることになる。
一方、レジスタ102は分類の細かさを設定するための規定値として選択用データを格納している。例えば、セレクタ101は、レジスタ102の選択用データが“0”のとき第3ビットデータbit3を選択し、選択用データが“1”のとき第6ビットデータbit6を選択する。
幅付け量カウンタ103はデータ(D)入力に01hを受け、トグル(T)入力にセレクタ101の出力を受け、初期化(L)入力にリセット信号RSTを受ける。したがって、幅付け量カウンタ103はリセット信号RSTの入力時に“1”に初期設定され、その後、T入力にエッジ変化が検出される毎にカウントアップし、そのカウント結果をデータ(Q)出力から出力する。なお、リセット信号RSTは第1ライン走査直前にアクティブになる信号である。
このように、幅付け量カウンタ103はラインクロックCLK1数の増加に伴い、カウント結果が大きくなる。一般に表示デバイスの画面の最上方のラインから下方にかけ、各ライン毎に左からピクセル単位に表示を行うことから、画面の上方が地図上において遠方になるため、遠方である上方のライン(ラインクロックCLK1の数が比較的小さい)の際は幅付け量は小さく、近い位置を示す下方のライン(ラインクロックCLK1の数が比較的大きい)の際は幅付け量は大きくなるように、幅付け量カウンタ103はカウント結果を得る。
なお、セレクタ101によって第3ビットデータbit3が選択された場合は第6ビットデータbit6を選択する場合よりも分割数が大きくなり、16ラインごとに道幅が“1”増加するため、下方のラインの道幅がより大きく設定される。すなわち、鳥瞰図における視点の角度が小さい状況の道幅設定がなされる。
境界点カウンタ104はD入力に幅付け量カウンタ103のQ出力を受け、T入力にピクセルクロックCLK0を受け、L入力に中心線データD1を受け、キャリー(C)出力から右方向境界点データD14を出力する。したがって、境界点カウンタ104は中心線データD1の入力時に幅付け量カウンタ103のカウント結果(幅付け量)に初期設定され、ピクセルクロックCLK0に同期してカウントダウンし、“0”になったときC出力から活性状態(“1”)の右方向境界点データD14を出力する。
このように、中心線データD1の入力タイミングから幅付け量カウンタ103のカウント結果(幅付け量)分のピクセルクロックCLK0数の経過後に活性状態となる右方向境界点データD14を境界点カウンタ104から出力させることにより、右方向幅付け回路14は現在表示中の中心線データD1に基づく右方向境界点データD14を出力することができる。
図3は左方向幅付け回路16の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、左方向幅付け回路16は、幅付け量カウンタ103、加算回路111及び右境界点バッファ112から構成される。なお、幅付け量カウンタ103は前述したように右方向幅付け回路14の構成要素にもなっている。
加算回路111はピクセルカウンタ15の出力結果をA入力に受け、幅付け量カウンタ103のカウント結果をB入力に受け、A入力及びB入力を加算してそのY出力から加算結果を出力する。
右境界点バッファ112はデータ(D)入力より中心線データD1を受け、トグル(T)入力よりピクセルクロックCLK0を受けることにより、中心線データD1をアドレス順にシリアルに取り込む。
右境界点バッファ112は、同時にアドレス(A)入力より加算回路111の加算結果を受け、アドレス入力のアドレス値に基づき取り込んだ中心データを、データ(Q)出力より左方向境界点データD16として出力する。
すなわち、右境界点バッファ112は現在読み出し中のラインにおける中心線データD1を取り込むとともに、1つ前のラインにおける中心線データD1(取り込み済み)を幅付け量カウンタ103のカウント分先読みして読み出すことにより、1つ前のラインの中心線データD1に基づき左方向境界点データD16を出力する。
図4は右境界点バッファ112からの読み出し状況を示す説明図である。なお、図4において、幅付け量カウンタ103のカウント値は“1”と仮定し、第2ラインのシリアルデータ表示の際に、第1ラインの中心線データD1を右境界点バッファ112から読み出す場合を想定している。
同図に示すように、加算回路111によって道路幅である1ピクセル分早く読み出されるため、第2ラインの第4ピクセル読み出し時に活性状態となる左方向境界点データD16が出力されることになる。
図5は右方向境界点データD14及び左方向境界点データD16の設定例を示す説明図である。同図において、フレームメモリ11に格納された地図用描画データがラインデータL0〜L6の順でシリアライザ12に読み出される際に、右上から左下にかけて45度の方向に中心線データD1(図5中では中心点データC1〜C6として図示)が設定されている場合を想定している。なお、この例では、幅付け量カウンタ103のカウント値(幅付け量)が“2”の場合を想定している。
上述した想定条件の場合、図5に示すように、右方向境界点データD14(図5中では右境界点データBR2〜BR6として図示)及び左方向境界点データD16(図5中では左境界点データBL2〜BL5として図示)が設定される。以下、その詳細を説明する。
ラインデータL2における右境界点データBR2(活性状態となる右方向境界点データD14)は、ラインデータL2の第5ピクセルP5にある中心点データC2を基準にして2ピクセル分右に設定される。
一方、ラインデータL2における左境界点データBL2(活性状態となる左方向境界点データD16)は、ラインデータL1の第6ピクセルP6にある中心点データC1を基準として2ピクセル分左に設定される。すなわち、中心点データC2を基準とした場合は1ピクセル分左に設定される。
同様にして、ラインデータLi(i=3〜5)における右境界点データBRiは、中心点データCiを基準として2ピクセル分右に設定され、左境界点データBLiは、中心点データC(i−1)を基準として2ピクセル分左に設定される。
なお、左方向幅付け回路16において、現在表示中の1ライン前の中心線データD1を基準とするのは、前述したように、通常の表示デバイスでは各ラインデータがピクセル単位に左から右にかけて表示されるため、現在表示中のラインの中心線データD1を基準とした場合、中心線データD1検出時には左側の境界位置は既に表示済みであり、左方向境界点データD16の設定が地図表示に間に合わないからである。
なお、図5で示した表示では、結果的に中心線データD1に対する右方向の境界幅の方が左方向より大きくとられることになり、斜めに走る道路の表示に適した左右非対称な道幅設定を実現することができる。
図6はカラー生成回路17の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、カラー生成回路17はセレクタ121及びORゲート122から構成される。ORゲート122は右方向境界点データD14及び左方向境界点データD16を一方入力及び他方入力として入力し選択用データD122を出力する。
セレクタ121はA入力及びB入力に背景色データD2及び境界色データD18を受け、セレクト(S)入力に選択用データD122を受ける。そして、選択用データD122が“0”のとき背景色データD2を選択し、選択用データD122が“1”のとき境界色データD18を選択し、選択したデータを表示色データLCD1と出力する。
選択用データD122が“1”となるのは、右方向境界点データD14及び左方向境界点データD16のいずれか“1”(活性状態)となるときのみであるため、カラー生成回路17は、表示色データLCD1は道路の左右境界点のみ境界色データD18を出力する境界色着色機能と、それ以外の背景領域のときに背景色データD2を出力する背景色設定機能とを有する。
図7はフレームメモリ11に格納される地図用の描画データをそのまま表示した場合と表示色データLCD1に基づき表示した場合との関係を模式的に示す説明図である。中心線データD1のみによって道路が規定された描画データ(同図(a)参照)から、遠近感を考慮して左右に道幅設定された地図表示(同図(b)参照)が実現する。
このように、実施の形態1の表示制御装置は、中心線データD1を加工して道幅設定を行うことにより、描画データのデータ量を最小限に抑えることができるため、遠近感をもたせた道路表示を高速に行うという効果を奏する。また、この効果に伴い地図用の描画データ作成処理の簡略化を図ることができる副次的効果も奏する。
<実施の形態2>
図8はこの発明の実施の形態2である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。同図に示すように、実施の形態2の表示制御装置は、実施の形態1の表示制御装置と比較した場合、カラー生成回路17に置き換わりカラー生成回路17Aが設けられるとともに、新たに道路幅判定回路21及び道路色レジスタ22が追加されている。そして、カラー生成回路17A及び道路幅判定回路21により表示色生成部を構成している。
道路幅データ生成回路である道路幅判定回路21は右方向境界点データD14及び左方向境界点データD16に基づき道路幅を判定し、表示中の表示ラインにおける左方向境界点から右方向境界点に至る道路幅を規定した道路幅データD21をカラー生成回路17Aに出力する。なお、道路色レジスタ22は予め設定された道路色データD22を格納している。
カラー生成回路17Aは、道路幅データD21に基づき、背景色データD2、境界色データD18及び道路色データD22のうち、一のデータを選択し表示色データLCD2として出力する。なお、他の構成は図1等で示した実施の形態1の表示制御装置と同様である。
図9はカラー生成回路17A及び道路幅判定回路21の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、道路幅判定回路21は、RSフリップフロップ131、ORゲート132及びORゲート133により構成される。
RSフリップフロップ131はリセット(R)入力に右方向境界点データD14を受け、セット(S)入力に左方向境界点データD16を受ける。ORゲート132は一方入力に右方向境界点データD14を受け、他方入力にRSフリップフロップ131のQ出力を受ける。ORゲート133は一方入力に左方向境界点データD16を受け、他方入力に右方向境界点データD14を受ける。
そして、ORゲート132の出力が道路幅データD21A、ORゲート133の出力が道路幅データD21Bとして出力される。これら道路幅データD21A及びD21Bが図8で示した道路幅データD21に該当する。
RSフリップフロップ131のQ出力は左の境界点のタイミング(左方向境界点データD16が“1”の時)で“1”にセットされ、右の境界点のタイミング(右方向境界点データD14が“1”の時)で“0”にリセットされる。
したがって、ORゲート132の出力である道路幅データD21Aは左右の境界点及びその間の道路領域で“1”となり、ORゲート133の出力である道路幅データD21Bは左右の境界点のみ“1”となる。
カラー生成回路17Aを構成するセレクタ134は第1入力(00)に背景色データD2を受け、第2入力(10)に道路色データD22を受け、第3入力(11)に境界色データD18を受け、道路幅データD21Aを選択入力部S1に、道路幅データD21Bを選択入力部S0に受ける。
そして、セレクタ134は、道路幅データD21A及び道路幅データD21Bの値に基づき、背景色データD2、道路色データD22及び境界色データD18のうち一のデータを選択し表示色データLCD2として出力する。すなわち、道路幅データD21A及びD21Bが共に“0”のとき境界点及び道路領域以外の背景領域を規定する背景色データD2を、道路幅データD21Aが“1”で道路幅データD21Bが“0”のとき道路領域の色を規定する道路色データD22を、道路幅データD21A及びD21Bが共に“1”のとき境界点の色を規定する境界色データD18を、表示色データLCD2として出力する。
したがって、実施の形態2の表示色生成部である道路幅判定回路21及びカラー生成回路17Aは、実施の形態1と同様の境界色設定機能に加え、道路領域に道路色データD22で規定された道路色を着色する道路色設定機能と、右方向及び左方向境界点並びに道路領域以外の背景領域に背景色データD2で規定された背景色を着色する背景色設定機能とを備えている。
このように、実施の形態2の表示制御装置は、実施の形態1の効果に加え、上述した道路色設定機能により、道路の左境界点と右境界点との間(図7で示した例では、左方向境界点データD16と右方向境界点データD14との間の領域)を道路色で塗りつぶすことができるため、道路の色分けや強調表示が可能となり視認性のよい地図画面が得られるという効果を奏する。
<実施の形態3>
図10はこの発明の実施の形態3である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。同図に示すように、実施の形態3の表示制御装置は、実施の形態2の表示制御装置と比較した場合、カラー生成回路17Aに置き換わりカラー生成回路17Bが設けられるとともに、新たにライン間引き回路31が追加されている。したがって、実施の形態3ではカラー生成回路17Bと道路幅判定回路21により表色生成部を構成している。
ライン間引き回路31はラインカウンタ13のラインクロック数の一部及びフレーム同期信号FEに基づき、所定のタイミングで間引きを指示するライン間引きデータD31を得ている。なお、フレーム同期信号FEはフレーム周期の終了時(最終ラインの最終ピクセルの表示が完了した時)にアクティブとなる(“L”→“H”に変化する)信号である。
カラー生成回路17Bは、道路幅データD21及びライン間引きデータD31に基づき、上記所定のタイミングで境界色設定機能と道路着色機能とを停止し、境界色及び道路色表示を間引いた表示色データLCD3を出力する。なお、他の構成は図8等で示した実施の形態2の表示制御装置と同様である。
図11はカラー生成回路17B及びライン間引き回路31の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、ライン間引き回路31はインバータ141,Dフリップフロップ142、セレクタ143、RSフリップフロップ144及びORゲート145から構成される。
RSフリップフロップ144はR入力にフレーム同期信号FEを受け、S入力にラインカウンタ13の第4ビットデータbit4を受ける。
Dフリップフロップ142は反転出力バーQとD入力とが短絡され、クロック(CK)入力にフレーム同期信号FEを受ける。このDフリップフロップ142は反転出力バーQとD入力とを短絡することにより、CK入力をトグル入力としたTフリップフロップとして機能する。
セレクタ143はラインカウンタ13の第0ビットデータbit0を第1入力に受け、第0ビットデータbit0がインバータ141を介して得られる第0ビットデータbit0の反転値を第2入力に受け、Dフリップフロップ142のQ出力を選択入力に受ける。セレクタ143は選択入力の値が“0”のとき第1入力を選択し、“1”のとき第2入力を選択する。
ORゲート145は一方入力にセレクタ143の出力を受け、他方入力にRSフリップフロップ144のQ出力を受ける。そして、このORゲート145の出力がライン間引きデータD31となる。
このような構成のライン間引き回路31におけるライン間引きデータD31の出力動作について説明する。
まず、第1フレーム(奇数フレーム)の動作を説明する。Dフリップフロップ142の初期値は“0”に設定されているため、セレクタ143からは第0ビットデータbit0のデータが出力される。
一方、RSフリップフロップ144のQ出力は初期値は“0”に設定され、S入力に第4ビットデータbit4を受けるため、32ライン毎に反転する第4ビットデータbit4により第32ライン目でRSフリップフロップ144のQ出力は“1”となりセレクタ143の出力を無効化し、ORゲート145からの出力であるライン間引きデータD31は“1”に固定される。
すなわち、第1フレームでは、第1ライン〜第31ラインまでは第0ビットデータbit0がライン間引きデータD31として出力され、第32ライン以降は固定値“1”がライン間引きデータD31として出力される。
次に、第2フレーム(偶数フレーム)の動作を説明する。第1フレーム終了時のフレーム同期信号FEのアクティブ入力により、Dフリップフロップ142の内容は“0”からは“1”に変更される。その結果、セレクタ143からは第0ビットデータbit0の反転値が出力される。
一方、第1フレームの終了時に、RSフリップフロップ144のQ出力は初期値はフレーム同期信号FEによって“0”に再設定され、第1フレーム同様、第32ライン目でRSフリップフロップ144のQ出力は“1”となる。
すなわち、第2フレームでは、第1ライン〜第31ラインまでは第0ビットデータbit0の反転値がライン間引きデータD31として出力され、第32ライン以降は固定値“1”がライン間引きデータD31として出力される。
一方、カラー生成回路17Bは、セレクタ140、ANDゲート146及びANDゲート147から構成される。
ANDゲート146は一方入力に道路幅データD21B、他方入力にライン間引きデータD31を受け、ANDゲート147は一方入力に道路幅データD21A、他方入力にライン間引きデータD31を受ける。
セレクタ140は第1入力(00)に背景色データD2を受け、第2入力(10)に道路色データD22を受け、第3入力(11)に境界色データD18を受け、ANDゲート147の出力を選択入力部S1に、ANDゲート146の出力を選択入力部S0に受ける。
そして、セレクタ140は、ANDゲート146及び147の出力に基づき、背景色データD2、道路色データD22及び境界色データD18のうち一のデータを選択し表示色データLCD3として出力する。
以下、カラー生成回路17Bによる表示色データLCD3の出力動作を説明する。
まず、第1フレームの動作を説明する。第1フレームでは、第1ライン〜第31ラインまでは第0ビットデータbit0がライン間引きデータD31として出力され、第32ライン以降は固定値“1”がライン間引きデータD31として出力される。
したがって、第1フレームの第1ライン〜第31ライン表示中の奇数ライン表示のタイミング(上記所定のタイミング)に、第0ビットデータbit0は“0”となる。その結果、ライン間引きデータD31は“0”(間引きを指示する値)になることにより、道路幅データD21A及びD21Bに関係なく道路色設定機能及び境界色設定機能が停止し、背景色データD2が表示色データLCD3として選択される。
一方、第1フレームの第1ライン〜第31ライン表示中の偶数ライン表示のタイミングには、ライン間引きデータD31は“1”となるため実施の形態2と等価な動作をする。すなわち、道路幅データD21A及びD21Bが共に“0”のとき背景色データD2を、道路幅データD21Aが“1”でD21Bが“0”のとき道路色データD22を、道路幅データD21A及びD21Bが共に“1”のとき境界色データD18を、表示色データLCD3として出力する。
そして、第32ライン以降は、ライン間引きデータD31は“1”に固定されるため、実施の形態2と等価な動作をする。
次に、第2フレームの動作を説明する。第2フレームでは、第1ライン〜第31ラインまでは第0ビットデータbit0の反転値がライン間引きデータD31として出力され、第32ライン以降は固定値“1”がライン間引きデータD31として出力される。
したがって、第2フレームの第1ライン〜第31ライン表示中の偶数ライン表示のタイミング(上記所定のタイミング)に、第0ビットデータbit0の反転値は“0”となる。その結果、ライン間引きデータD31は“0”になることにより、道路幅データD21A及びD21Bに関係なく道路色設定機能及び境界色設定機能が停止し、強制的に背景色データD2が表示色データLCD3として選択される。
一方、第2フレームの第1ライン〜第31ライン表示中の奇数ライン表示の際に、ライン間引きデータD31の反転値は“1”となるため実施の形態2と等価な動作をする。
そして、第32ライン以降は、ライン間引きデータD31は“1”に固定されるため、実施の形態2と等価な動作をする。
このように、第1フレームの際に、第1,第3,…第31のラインからなる奇数ラインにおける道路色表示が間引かれて背景色表示が行われ、第2フレームの際に、第2,第4,…第30のラインからなる偶数ラインにおける道路色表示が間引かれて背景色表示が行われる。したがって、フレーム毎に第1〜第31ライン中の表示する(間引く)ラインを変化させることにより、通常、60Hzのフレーム更新周波数において、道路色の間引きは人間の目でははっきりと視認されず、薄くぼやけたように見せることができる。
このように、実施の形態3の表示制御装置は、ライン間引き回路31を設けて、道路色設定機能及び境界色設定機能を一時的に停止させることにより、遠方(第1〜第31ライン)の道路境界をぼやけて表示させることができるため、よりリアリティのある地図表示を実現することができる。
<実施の形態4>
図12はこの発明の実施の形態4である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。同図に示すように、実施の形態4の表示制御装置は、実施の形態3の表示制御装置と比較した場合、カラー生成回路17Bに置き換わりカラー生成回路17Cが設けられるとともに、ライン間引き回路31に置き換わり遠方指定回路42が設けられている。さらに、道路色レジスタ41が追加されている。したがって、実施の形態4では。カラー生成回路17Cと道路幅判定回路21とにより表示色生成部を構成している。
道路色レジスタ41は境界色データD18とは異なる第2の道路色データである道路色データD41を格納している。
色変更指定回路である遠方指定回路42はラインカウンタ13のラインクロック数の一部及びフレーム同期信号FEに基づき遠方指定データD42を出力する。
カラー生成回路17Cは、道路幅データD21及び遠方指定データD42に基づき、背景色データD2、道路色データD22、道路色データD41及び境界色データD18のうち、一のデータを表示色データLCD4を出力する。なお、他の構成は図10等で示した実施の形態3の表示制御装置と同様である。
図13はカラー生成回路17C及び遠方指定回路42の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、遠方指定回路42はRSフリップフロップ148によって構成される。
RSフリップフロップ148はR入力にフレーム同期信号FEを受け、S入力にラインカウンタ13の第4ビットデータbit4を受ける。そして、RSフリップフロップ148のQ出力が遠方指定データD42として出力される。
このようなRSフリップフロップ148による遠方指定データD42の出力動作について説明する。
まず、第1フレームの動作を説明する。RSフリップフロップ148のQ出力は初期値は“0”に設定され、S入力に第4ビットデータbit4を受けるため、32ライン毎に反転する第4ビットデータbit4により第32ライン目でRSフリップフロップ148のQ出力は“1”となる。
すなわち、第1フレームでは、第1ライン〜第31ラインまでは遠方指定データD42として“0”(第1の状態)が出力され、第32ライン以降は遠方指定データD42として“1”(第2の状態)が出力される。そして、第1フレーム終了時のフレーム同期信号FEのアクティブ入力により、RSフリップフロップ148は“0”に再設定される。したがって、第2フレーム及びそれ以降のフレームも第1フレームと同じ内容の遠方指定データD42が出力される。
一方、カラー生成回路17Cは、ANDゲート151、セレクタ152及びセレクタ157から構成される。
ANDゲート151は一方入力に道路幅データD21Aを受け他方入力に遠方指定データD42を受ける。
セレクタ157は第1入力(00)に背景色データD2を受け、第2入力(10)に道路色データD22を受け、第3入力(11)に道路色データD41を受け、道路幅データD21Aを選択入力部S1に、ANDゲート151の出力を選択入力部S0に受ける。
そして、セレクタ157は、道路幅データD21A及びANDゲート151の出力に基づき、背景色データD2、道路色データD22及び道路色データD41のうち一のデータを選択し選択用色データD157として出力する。
セレクタ152は第1入力に選択用色データD157を受け、第2入力に境界色データD18を受け、道路幅データD21Bの“1”/“0”に基づき選択色表示データD157/境界色データD18を、表示色データLCD4として出力する。
以下、カラー生成回路17Cによる表示色データLCD4の出力動作を説明する。
まず、第1〜第31ラインまでの表示動作を説明する。第1ライン〜第31ラインまでは“0”が遠方指定データD42として出力されるため、ANDゲート151の出力は“0”に固定される。
したがって、道路幅データD21A及びD21Bが共に“0”のとき背景色データD2が、道路幅データD21Aが“1”でD21Bが“0”のとき道路色データD22が、道路幅データD21Bが1”のとき境界色データD18が、表示色データLCD4として出力される。
次に、第32ライン以降の表示動作を説明する。第32ライン以降は“1”が遠方指定データD42として出力されるため、道路幅データD21AがそのままANDゲート151の出力となる。
したがって、道路幅データD21A及びD21Bが共に“0”のとき背景色データD2が、道路幅データD21Aが“1”でD21Bが“0”のとき道路色データD41が、道路幅データD21Bが1”のとき境界色データD18が、表示色データLCD4として出力される。
このように、実施の形態4の表示制御装置は、遠方指定データD42が“0”であるときの遠方表示(第1〜第31ラインの表示)の際は第1の道路色を規定する道路色データD22を設定し、遠方指定データD42が“1”であるときのそれ以外の表示(第32ライン以降の表示)の際は、第2の道路色を規定する道路色データD41を設定して、表示色データLCD4を出力している。
このように、実施の形態4の表示制御装置は、遠方指定回路42から出力される遠方指定データD42の値によって道路色を変更することにより、遠方(第1〜第31ライン)の道路色を固有の色に設定することができるため、遠近感が鮮明になり、前方の視認性を良好にした地図表示を実現することができる。
<実施の形態5>
図14はこの発明の実施の形態5である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。同図に示すように、実施の形態5の表示制御装置は、実施の形態4の表示制御装置と比較した場合、カラー生成回路17Cに置き換わりカラー生成回路17Dが設けられるとともに、背景色データD51を出力するパレットレジスタ51が追加され、道路色レジスタ41が省略された。したがって、実施の形態5ではカラー生成回路17Dと道路幅判定回路21とにより表示色生成部を構成している。
カラーパレット51は背景色データD2と遠方指定データD42とに基づき、背景色データD51をカラー生成回路17Dに出力する。
カラー生成回路17Dは、道路幅データD21に基づき、背景色データD51、道路色データD22及び境界色データD18のうちのいずれかを表示色データLCD4として出力する。なお、他の構成は図12等で示した実施の形態4の表示制御装置と同様である。
図15はカラーパレット51及びカラー生成回路17Dの内部構成を示す回路図である。同図に示すように、カラーパレット51は3つのSRAM161〜163から構成される。
SRAM161は、背景色データD2のうち6ビットのR表示用の背景色データD2rをアドレス入力A1〜A6に受け、1ビットの遠方指定データD42をアドレス入力A0に受け、計7ビットのアドレスA0〜A6で規定されるR表示用データD51rを出力する。
SRAM162は、背景色データD2のうち6ビットのG表示用の背景色データD2gをアドレス入力A1〜A6に受け、1ビットの遠方指定データD42をアドレス入力A0に受け、計7ビットのアドレスA0〜A6で規定されるG表示用データD51gを出力する。
SRAM163は、背景色データD2のうち6ビットのB表示用の背景色データD2bをアドレス入力A1〜A6に受け、1ビットの遠方指定データD42をアドレス入力A0に受け、計7ビットのアドレスA0〜A6で規定されるB表示用データD51bを出力する。
そして、背景色データD51r,D51g及びD51bにより、計21ビットの背景色データD51が出力される。
カラー生成回路17Dを構成するセレクタ164は第1入力(00)に背景色データD51を受け、第2入力(10)に道路色データD22を受け、第3入力(11)に境界色データD18を受け、道路幅データD21Aを選択入力部S1に、道路幅データD21Bを選択入力部S0に受ける。
そして、セレクタ164は、道路幅データD21A及び道路幅データD21Bの値に基づき、背景色データD51、道路色データD22及び境界色データD18のうち一のデータを選択し表示色データLCD5として出力する。すなわち、道路幅データD21A及びD21Bが共に“0”のとき背景色データD51を、道路幅データD21Aが“1”でD21Bが“0”のとき道路色データD22を、道路幅データD21A及びD21Bが共に“1”のとき境界色データD18を、表示色データLCD5として出力する。
なお、カラーパレット51においてアドレスA1〜A6で規定される情報は固定であるが、遠方指定データD42が“0”となる遠方表示(第1〜第31ラインの表示)の際はアドレスA0が“0”に対応する背景色データD51を出力し、遠方指定データD42が“1”となるそれ以外の表示(第32ライン以降の表示)の際はアドレスA0が“1”に対応する背景色データD51を出力している。例えば、カラーパレット51内で隣接するアドレスに登録される色として、色度が同じで輝度が異なる色データを登録しておくことにより、遠方の背景色を薄い色、近傍の背景色を濃い色という様に表現できる。また、背景色データD51のうちのRGBはそれぞれアドレスA1〜A6で規定される色情報は固定される、すなわち、遠方指定データD42の値に関係なく共通に設定あれるため、背景色データD51を変更することにより背景色が大きく変化して視認性を劣化させることもない。
このように、実施の形態5の表示制御装置は、カラーパレット51を設けたことにより、遠方(第1〜第31ライン)の背景色を他の領域に比べて微妙な変化を与えることができるため、遠方の道路を強調表示することができる。その結果、進行方向をイメージとしておおまかに把握しやすくすることにより、目的地が明確になるというナビゲーション上の効果が期待できる。
<実施の形態6>
実施の形態1〜実施の形態5で示した表示制御装置は道路が画面の水平方向に対し、直角あるいは斜めに走る直線道路を想定した装置であるが、水平方向に完全に位置する方向に道路がある場合でも遠近感を設けて表示可能な表示制御装置が実施の形態6である。実施の形態6は、フレームメモリ11に格納される描画データにおいて、表示画面より左側に1ピクセル分の非表示領域分のデータを設け、ここに水平な道路の中心線データの有無を示すタグデータを有することを前提としている。したがって、描画データ中のタグデータが“1”であれば水平な道路の中心線が存在することを認識できる。
図16はこの発明の実施の形態6である表示制御装置の左方向幅付け回路16Aの構成を示す回路図である。左方向幅付け回路16Aは、タグデータが“1”の際は左方向幅付け回路16に置き換わって動作する回路である。
同図に示すように、左方向幅付け回路16Aは、幅付け量カウンタ103、Dフリップフロップ200,201、カウンタ202、RSフリップフロップ203、ANDゲート204及び右境界点バッファ112から構成される。
Dフリップフロップ200はD入力にシリアルデータSDを受け、CK入力にラインクロックCLK1を受ける。Dフリップフロップ201はD入力にDフリップフロップ200のQ出力Q200を受け、CK入力にラインクロックCLK1を受ける。
カウンタ202はD入力に幅付け量カウンタ103のカウント結果を受け、L入力にQ出力Q200を受け、T入力にラインクロックCLK1を受ける。
RSフリップフロップ203はR入力にカウンタ202のC出力C202を受け、S入力にDフリップフロップ201のQ出力Q201を受ける。
ANDゲート204はRSフリップフロップ203の反転Q出力バーQ203を一方入力に受け、ピクセルクロックCLK0を他方入力に受ける。
右境界点バッファ112AはD入力に中心線データD1を受け、T入力にANDゲート204の出力信号S204を受け、Q出力から格納している中心線データD1を左方向境界点データD16として出力する。なお、右境界点バッファ112AのA入力にはピクセルカウンタ15のカウント結果S15が入力される。
図17は実施の形態6の左方向幅付け回路16Aによる左方向境界点データD16の出力動作を示すタイミング図である。以下、同図を参照して左方向幅付け回路16Aの動作説明を行う。なお、同図において、幅付け量カウンタ103のカウント結果(幅付け量)は“2”であると仮定している。また、ラインクロックCLK1は時刻t1〜t5の順に立ち上りエッジを発生させているとする。
まず、シリアライザ12はフレームメモリ11から読み出されるシリアルデータSD中のタグデータD3を検出すると、左方向幅付け回路16に置き換わって左方向幅付け回路16Aを動作させる。
時刻t1にシリアルデータSD中のタグデータD3がラッチされることによりQ出力Q200は“1”となり、時刻t2にQ出力Q200がDフリップフロップ201にラッチされることによりQ出力Q201も“1”となる。
一方、カウンタ202はQ出力Q200の立ち上がりエッジに同期して幅付け量カウンタ103のカウント結果“2”を取り込む。そして、時刻t3,時刻t4でそれぞれ“1”カウントダウンし、時刻t4でC出力C202が“1”となる。
RSフリップフロップ203はQ出力Q201の立ち上がりでセットされ、C出力C202の立ち上がりでリセットされる。したがって、時刻t2〜t4期間中に反転Q出力バーQ203は“0”となり、それ以外の期間は“1”となる。その結果、ANDゲート204の出力信号S204は時刻t2〜t4期間中は“0”に固定されるため、右境界点バッファ112Aは新たな中心線データD1の取り込みを中止する。
したがって、期間t1〜t2間に右境界点バッファ112Aにラッチされた中心線データD1が、期間t2〜t3、期間t3〜t4及び期間t4〜t5間に3度繰り返して、左方向境界点データD16として出力される。
このように、実施の形態6の左方向幅付け回路16Aは、水平方向の中心線の表示を指示する左方向境界点データD16Aを、道幅カウント分繰り返して出力する。
その結果、左方向境界点データD16Aに基づき動作する各カラー生成回路17,17A〜17Dは、境界色データD18に基づく表示を行うことにより、水平道路は中心線より画面下方向に道幅分境界色で塗りつぶした描画を行うことができる。この際、実施の形態2〜実施の形態5において、道路色と境界色とを同一にしておけば、水平道路以外の道路色との整合性をとることができる。
<実施の形態7>
2つの直線道路が交差する場合にも正確に道路幅設定を可能にしたのが実施の形態7の表示制御装置である。
図18はこの発明の実施の形態7である表示制御装置の一部を示す回路図である。同図に示すように、実施の形態7の表示制御装置は、実施の形態2の表示制御装置と比較した場合、カラー生成回路17Aに置き換わりカラー生成回路17Eが設けられ、道路色レジスタ22に置き換わって加算器23が設けられるとともに、道路幅判定回路21に置き換わって道路幅判定回路21Aが設けられ、補助回路24が追加された。したがって、実施の形態7では、カラー生成回路17Eと道路幅判定回路21Aとにより表示色生成部が構成される。
加算器23は背景色データD2及び境界色データD18を受け、2つのデータを加算して得られる色データを道路色データD23として出力している。
カラー生成回路17Eを構成するセレクタ170は、道路幅データD21A及び道路幅データD21Bの値に基づき、背景色データD2、道路色データD23及び境界色データD18のうち一のデータを選択し表示色データLCD7として出力する。すなわち、道路幅データD21A及びD21Bが共に“0”のとき背景色データD2を、道路幅データD21Aが“1”でD21Bが“0”のとき道路色データD23を、道路幅データD21A及びD21Bが共に“1”のとき境界色データD18を、表示色データLCD7として出力する。
道路幅判定回路21AはRSフリップフロップ131のR入力が右方向境界点データD14から補助回路24のANDゲート213の出力信号S213に置き換えられた点を除き、道路幅判定回路21と同様に構成される。
補助回路24は、Dフリップフロップ210、ANDゲート211、RSフリップフロップ212、ANDゲート213及びインバータ139から構成される。
Dフリップフロップ210はD入力にRSフリップフロップ131のQ出力Q131を受け、CK入力にピクセルクロックCLK0を受ける。ANDゲート211はDフリップフロップ210のQ出力Q210を一方入力に受け、左方向境界点データD16を他方入力に受ける。
RSフリップフロップ212はR入力に右方向境界点データD14がインバータ139を介して得られる右方向境界点データD14の反転値を受け、S入力にANDゲート211の出力信号S211を受ける。
ANDゲート213は一方入力に右方向境界点データD14を受け、他方入力にRSフリップフロップ212の反転Q出力バーQ212を受ける。このANDゲート213の出力信号S213が道路幅判定回路21AのRSフリップフロップ131のR入力に付与される。
図19は2つの直線道路の交差例を示す説明図である。同図に示すように、直線道路61(61L:左境界点,61C:中心点,61R:右境界点)と直線道路62(62L:左境界点,62C:中心点,62R:右境界点)とが交差している場合を示している。
図19に示すように、直線道路61と直線道路62との相対位置関係によって、境界点の出現順序は以下の4通りのケース(スキャンライン(1)〜(4)それぞれの場合)があると考えられる。
(1) 直線道路61の左境界点(61L)→直線道路61の右境界点(61R)→直線道路62の左境界点(62L)→直線道路62の右境界点(62R)
(2) 直線道路61の左境界点(61L)→直線道路62の左境界点(62L)→直線道路62または直線道路61の右境界点→直線道路61または直線道路62の右境界点
(3) 直線道路62の左境界点(62L)→直線道路62の右境界点(62R)→直線道路61の左境界点(61L)→直線道路61の右境界点(61R)
(4) 直線道路62の左境界点(62L)→直線道路61の左境界点(62L)→直線道路61または直線道路62の右境界点→直線道路62または直線道路61の右境界点
動作上は、左から右へ表示していくときに,最初に出てくる中心線データ,2番目に出てくる中心線データというように相対的に直線を扱うため、上記の(1)と(3)は等価であり、(2)と(4)とは等価であるとみなさる。よって、上記(1)と(2)の2つのケースで正常に描画できれば、交差するつの直線道路の描画が可能となる。
図20は実施の形態7の表示色データLCDの出力動作を示すタイミング図(その1)である。図20では上述したケース(1)の場合を想定している。
同図に示すように、ケース(1)の場合、左方向境界点データD16が時刻t11,t13に2度アクティブとなり、右方向境界点データD14が時刻t12,時刻t14に2度アクティブとなる。
なお、Dフリップフロップ210及びRSフリップフロップ212の初期値は“0”である。
時刻t11の左方向境界点データD16の立ち上がりにより、Q出力Q131が“1”にセットされ、時刻t11後の最初のピクセルクロックCLK0の立ち上がりに同期してDフリップフロップ210にQ出力Q131がラッチされるため、Q出力Q210は“1”となる。
時刻t12の右方向境界点データD14の立ち上がりにより、ANDゲート213の出力信号S213が“1”に変化し、RSフリップフロップ131のQ出力Q131が“0”にリセットされる。そして、時刻t12後の最初のピクセルクロックCLK0の立ち上がりに同期してDフリップフロップ210にQ出力Q131がラッチされるため、Q出力Q210は“0”となる。
時刻t13に、時刻t11同様、Q出力Q131が“1”にセットされ、時刻t13後の最初のピクセルクロックCLK0の立ち上がりに同期してQ出力Q210は“1”となる。
時刻t14に、時刻t12同様、Q出力Q131が“0”にリセットされ、時刻t14後の最初のピクセルクロックCLK0の立ち上がりに同期してQ出力Q210は“0”となる。
したがって、時刻t11〜t14それぞれで道路幅データD21Bはアクティブとなり、時刻t11〜t12間(道路幅データD21Bのアクティブ期間を含む、以下同様)及び時刻t13〜t14間に道路幅データD21Aがアクティブと000なる。
その結果、表示色データLCD7は、時刻t11〜t12間に境界色と道路色(加算色)からなる直線1の道路表示がなされ、時刻t12〜t13間に境界色と背景色からなる直線1及び直線2間の背景表示がなされ、時刻t13〜t14間に境界色と道路色からなる直線2の道路表示がなされる。
図21は実施の形態7の表示色データLCDの出力動作を示すタイミング図(その2)である。図21では上述したケース(2)の場合を想定している。
同図に示すように、ケース(2)の場合、左方向境界点データD16が時刻t21,t22に2度アクティブとなり、続いて右方向境界点データD14が時刻t23,時刻t24に2度アクティブとなる。
なお、Dフリップフロップ210及びRSフリップフロップ212の初期値は“0”である。
時刻t21の左方向境界点データD16の立ち上がりにより、Q出力Q131が“1”にセットされ、時刻t21後の最初のピクセルクロックCLK0の立ち上がりに同期してDフリップフロップ210にQ出力Q131がラッチされるため、Q出力Q210は“1”となる。
時刻t22の左方向境界点データD16の2回目の立ち上がりにより、ANDゲート211の出力信号S211が“1”に変化し、RSフリップフロップ212がセットされ、反転Q出力バーQ212が“0”に変化する。
時刻t23に、右方向境界点データD14の立ち上がる。このとき、反転Q出力バーQ212が“1”のため出力信号S213は“0”を維持する。したがって、Q出力Q131は“1”を維持する。そして、右方向境界点データD14の立ち下がりをトリガとしてRSフリップフロップ212がリセットされ、反転Q出力バーQ212が“1”に戻る。
時刻t24に、右方向境界点データD14が再度立ち上がる。このとき、反転Q出力バーQ212が“1”のため、ANDゲート213の出力信号S213は“1”となる。したがって、RSフリップフロップ131のQ出力Q131が“0”にリセットされ、時刻t24後の最初のピクセルクロックCLK0の立ち上がりに同期してQ出力Q210は“0”となる。
したがって、時刻t21〜t24それぞれで道路幅データD21Bはアクティブとなり、時刻t21〜t24間に道路幅データD21Aがアクティブとなる。
その結果、表示色データLCD7は、時刻t21〜t22間に境界色と道路色からなる直線1の道路表示がなされ、時刻t22〜t23間に境界色と道路色からなる直線1及び直線2の重複した道路表示がなされ、時刻t23〜t24間に境界色と道路色からなる直線2の道路表示がなされる。
このように、実施の形態7の表示制御装置においては、2つの直線が交差する場合も正確に道幅設定を行うことができる。なお、道路色データとして背景色データと境界色データとの加算結果を用いる手法は実施の形態2〜実施の形態5に応用可能である。
<実施の形態8>
図22はこの発明の実施の形態8である表示制御装置のカラーパレット部分を示す回路図である。実施の形態8は実施の形態5と比較した場合、カラーパレット51がカラーパレット52に置き換わった点、及び遠方指定回路53が追加された点が異なっている。なお、実施の形態8では表示画面の縦サイズが256ビットの場合を想定している。
遠方指定回路53はインバータ153、ANDゲート154、ORゲート155及びORゲート156から構成される。
インバータ153は第5ビットデータbit5を入力してその反転値を出力する。ANDゲート154は第5ビットデータbit5の反転値を一方入力に第4ビットデータbit4を他方入力に受ける。ORゲート156は第5ビットデータbit5を一方入力に受け、第6ビットデータbit6を他方入力に受ける。ORゲート155は第6ビットデータbit6を一方入力に受けANDゲート154の出力を他方入力に受ける。
遠方指定回路53は第4ビットデータbit4〜第6ビットデータbit6の出力値に基づき、ORゲート155及び156から出力信号S155及びS156を出力する。ここで、出力信号S155及び出力信号S156と第4ビットデータbit4〜第6ビットデータbit6との対応関係を表1に示す。表1に示すように、出力信号S155及びS156は第4ビットデータbit4〜第6ビットデータbit6に基づき4段階に変化する。
Figure 2005084091
一方、カラーパレット52は3つのSRAM171〜173から構成される。
SRAM171は、背景色データD2のうち6ビットのR表示用の背景色データD2rをアドレス入力A2〜A7に受け、出力信号S155及びS156をアドレス入力A0及びA1に受け、計8ビットのアドレスA0〜A7で規定されるR表示用データD52rを出力する。
SRAM162は、背景色データD2のうち6ビットのG表示用の背景色データD2gをアドレス入力A2〜A7に受け、出力信号S155及びS156をアドレス入力A0及びA1に受け、計8ビットのアドレスA0〜A7で規定されるG表示用データD52gを出力する。
SRAM173は、背景色データD2のうち6ビットのB表示用の背景色データD2bをアドレス入力A2〜A7に受け、出力信号S155及びS156をアドレス入力A0及びA1に受け、計8ビットのアドレスA0〜A7で規定されるB表示用データD52bを出力する。
そして、背景色データD52r,D52g及びD52bにより、計24ビットの背景色データD52が出力される。
このように、カラーパレット52は、アドレスA2〜A7で規定される情報は固定であるが、アドレスA0,A1で規定される情報は遠方指定回路53の出力信号S155及びS156により4段階に変化させて背景色データD52を出力することができる。
なお、実施の形態8では背景色データD52を遠方指定回路53の出力信号S155及びS156により変化させたが、同様な構成で道路色データを変化させることにより、ラインの段階に応じて道路の濃度や色を変化させることができるのは勿論である。
この発明の実施の形態1である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。 実施の形態1の右方向幅付け回路の内部構成を示す回路図である。 実施の形態1の左方向幅付け回路の内部構成を示す回路図である。 右境界点バッファからの読み出し状況を示す説明図である。 右方向境界点データ及び左方向境界点データの設定例を示す説明図である。 実施の形態1のカラー生成回路の内部構成を示す回路図である。 フレームメモリに格納される地図用の描画データをそのまま表示した場合と表示色データLCD1に基づき表示した場合との関係を模式的に示す説明図である。 この発明の実施の形態2である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。 実施の形態2のカラー生成回路及び道路幅判定回路の内部構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。 実施の形態3のカラー生成回路及びライン間引き回路の内部構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。 実施の形態4のカラー生成回路及び遠方指定回路の内部構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5である表示制御装置の構成を示す全体ブロック図である。 実施の形態5のカラーパレット及びカラー生成回路の内部構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態6である表示制御装置の左方向幅付け回路の構成を示す回路図である。 実施の形態6の左方向幅付け回路による左方向境界点データの出力動作を示すタイミング図である。 この発明の実施の形態7である表示制御装置の一部を示す回路図である。 2つの直線道路の交差例を示す説明図である。 実施の形態7の表示色データの出力動作を示すタイミング図(その1)である。 実施の形態7の表示色データの出力動作を示すタイミング図(その2)である。 この発明の実施の形態8である表示制御装置のカラーパレット部分を示す回路図である。
符号の説明
11 フレームメモリ、12 シリアライザ、13 ラインカウンタ、14 右方向幅付け回路、15 ピクセルカウンタ、16,16A 左方向幅付け回路、17,17A〜17E カラー生成回路、18 境界色レジスタ、21,21A 道路幅判定回路、22,41 道路色レジスタ、24 補助回路、31 ライン間引き回路、42,53 遠方指定回路、51,52 カラーパレット。

Claims (6)

  1. 道路の中心線を規定した中心線データを含む描画データに基づき複数の表示ラインよりなる画像を表示制御する表示制御装置であって、前記表示制御装置は前記複数の表示ラインを一方垂直側から他方垂直側にかけて表示し、前記複数の表示ラインそれぞれを一方水平側から他方水平側にかけて表示し、
    前記複数の表示ラインにおける現表示中の表示ラインを特定するラインカウント数を付与するラインカウンタと、
    前記現表示中の表示ライン中におけるピクセル位置を特定するピクセルカウント数を付与するピクセルカウンタと、
    前記ラインカウント数に基づき決定される幅付け量と前記現表示中の表示ラインに対応する前記中心線データとに基づき、前記現表示中の表示ラインにおける他方水平側の境界点を規定する他方水平側境界点データを出力する他方水平側幅付け回路と、
    前記ラインカウント数に基づき決定される幅付け量と前記現表示中以前の表示ラインに対応する前記中心線データとに基づき、前記現表示中の表示ラインにおける一方水平側の境界点を規定する一方水平側境界点データを出力する一方水平側幅付け回路と、
    前記一方水平側境界点データ及び前記他方水平側境界点データに基づき、前記現表示中の表示ラインの表示色を規定する表示色データを生成する表示色生成部とを備え、前記表示色生成部は、前記一方水平側境界点及び前記他方水平側境界点に固有の境界色を規定する前記表示色データを生成する境界色設定機能を有する、
    表示制御装置。
  2. 請求項1記載の表示制御装置であって、
    前記表示色生成部は、
    前記一方水平側境界点データ及び前記他方水平側境界点データに基づき、前記現表示中の表示ラインにおける前記一方水平側境界点及び前記他方水平側境界点に加え、前記現表示中の表示ラインにおける前記一方水平側境界点から前記他方水平側境界点に至る道路幅を規定した道路幅データを生成する道路幅データ生成回路と、
    前記道路幅データに基づき、前記境界色設定機能に加え、前記一方水平側境界点と前記他方水平側境界点との間の道路領域に固有の道路色を規定する前記表示色データを生成する道路色設定機能を有する色生成回路とを含む、
    表示制御装置。
  3. 請求項2記載の表示制御装置であって、
    前記ラインカウント数に基づき所定のタイミングで間引きを指示するライン間引きデータを生成するライン間引き回路をさらに備え、
    前記色生成回路は、
    前記ライン間引きデータをさらに受け、前記ライン間引きデータが間引きを指示するとき、前記境界色設定機能及び道路色設定機能を停止する、
    表示制御装置。
  4. 請求項2記載の表示制御装置であって、
    前記ラインカウント数に基づき、第1あるいは第2の状態の色変更指定データを生成する色変更指定回路をさらに備え、
    前記色生成回路は前記色変更指定データをさらに受け、
    前記道路色設定機能は、前記色変更指定データが前記第1の状態のとき前記道路領域を第1の道路色に設定し、前記色変更指定データが前記第2の状態のとき前記道路領域を第2の道路色に設定する機能を含む、
    表示制御装置。
  5. 請求項2記載の表示制御装置であって、
    前記ラインカウント数に基づき、第1あるいは第2の状態の色変更指定データを生成する色変更指定回路と、
    前記色変更指定データを受け、前記色変更指定データが前記第1の状態のとき第1の背景色を規定した背景色データを生成し、前記色変更指定データが前記第2の状態のとき第2の背景色を規定した前記背景色データを生成するカラーパレットとをさらに備え、前記第1及び第2の背景色は色情報の主要部は共通し一部のみ異なり、
    前記色生成回路は、前記カラーパレットから前記背景色データを受け、前記一方水平側境界点、前記他方水平側境界点及び前記道路領域以外の背景領域は、前記カラーパレットから受けた前記背景色データで規定された背景色で着色した表示色データを生成する背景色設定機能をさらに有する、
    表示制御装置。
  6. 請求項5記載の表示制御装置であって、
    前記色変更指定データは前記第1及び第2の状態に加え、少なくとも第3の状態を呈するデータを含み、
    前記カラーパレットは、前記色変更指定データが前記第3の状態のとき第3の背景色を規定した背景色データをさらに生成し、前記第1〜第3の背景色は色情報の主要部は共通し一部のみ異なる、
    表示制御装置。
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