JP2005075676A - 水素製造システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1の燃焼器の第1の燃焼ガスによって回転駆動され、圧縮機2を回転駆動する第1のタービン4、第1のタービンの排気を再熱して第2燃焼ガスを発生させる第2の燃焼器5及び第2の燃焼ガスによって回転駆動され、負荷装置を駆動する第2のタービン6を備える再熱式ガスタービン20と、第2のタービンの排気ガスの熱を利用して炭化水素燃料と水蒸気とを反応させて水素ガスを含む改質ガスを生成する改質手段7とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
より詳細には、再熱なしのガスタービンでは、燃焼ガス(ここでは第1のタービン入口の第1の燃焼ガスがこれに該当する)のエネルギが圧縮機を回転させ、且つ外部仕事(発電装置の駆動)をさせることにより多量に消費されてしまい、タービン入口温度を許容限界に設定しても、排気ガス温度は、通常650K〜850Kまで低下してしまう。このような排気ガス温度で炭化水素燃料の改質を行うと、図2に示すようにこの温度領域における改質率は低く(0.1〜0.4)、そのままでは炭化水素燃料の水蒸気改質には使用できない。そこで、水蒸気改質のできる高温ガスを発生させるため、第1のガスタービンの排気ガスに改質ガスを加えて再熱して高温(1,500K近く)の作動流体とした後、これに第2のタービンで膨張仕事をさせ、発電等を行った後でも、なお、第2のガスタービンの排気ガス温度を、炭化水素燃料の水蒸気による改質反応に必要な1,000K程度の高温に保つことができる。そこでかかる排気ガスの熱を利用して、炭化水素燃料をより効率良く改質することができる。なお、かかる効率的な改質反応(改質率0.9以上)に必要温度は、炭化水素燃料として選択する燃料にも依存するが、概ね1,000K〜1,100K程度と考えられる。
なお、オフガスの量が第1、第2の燃焼ガスの温度を各々に必要とされる温度まで昇温させるに不足する場合には、第1、第2の燃焼器へ直接燃料を供給し第2の改質ガス、排気ガスとともに燃焼させてもよい(請求項5、6)。これら、オフガス、排気ガス及び燃料の供給のバランスについては、製品として抽出すべき水素ガスの量や、水素製造システム全体としてのエネルギ効率等を考慮して設定する。水素を含む改質ガス製造を重視する場合には、改質ガスをすべてシステム外へ取り出し、各燃焼器へは、別途、直接、燃料を供給することも可能である。
水蒸気供給手段から供給される水蒸気の一部を第1の燃焼器へ作動ガスの一部として供給することによりガスタービンとしての効率を向上させることもできる(請求項9)。
なお、改質手段としては、炭化水素燃料と水蒸気を使用するものであれば、いわゆるスチームリフォーミングに限定することなく、様々の方式を使用することが可能である。また、排気ガス温度を、各方式の最適温度範囲に対応した温度とすることのできるシステムであれば種々の形式のガスタービンを使用することができる。
本発明に係る水素製造システム1の構成を図1に示す。図1に示すように、本水素製造システム1は 燃焼器(第1の燃焼器)3の燃焼ガス(第1の燃焼ガス)によって回転駆動され、圧縮機2を回転駆動するコンプレッサタービン(第1のタービン)4、コンプレッサタービン4の排気を再熱して再熱ガス(第2の燃焼ガス)を発生させる再熱燃焼器(第2の燃焼器)5及び再熱ガスによって回転駆動され、発電機(負荷装置)10を駆動するパワータービン(第2のタービン)6を備える再熱式ガスタービン20と、パワータービン6の排気ガスの熱を利用してメタン(炭化水素燃料)と水蒸気とを反応させて水素ガスを含む改質ガスを生成する改質器7(改質手段)と、改質器7に、水蒸気を供給する蒸気発生器8(水蒸気供給手段)と、改質ガスから水素を抽出するとともに残余のオフガスを燃焼器(第1の燃焼器)3、再熱燃焼器5(第2の燃焼器)へ供給する分離器9(分離手段)とを備えて構成される。
第1の燃焼ガスにより回転駆動されるコンプレッサタービン4は、軸2aを介して圧縮機2に同軸に接続している。
再熱ガスにより回転駆動されるパワータービン6は、軸6aにより発電機(負荷装置)10に同軸接続している。
蒸気発生器(水蒸気供給手段)8は、上記排気ガスの熱により水を気化させ、高温高圧の水蒸気を製造し改質器7へ供給するとともに、水蒸気の一部を、燃焼器3に、スチームインジェクションとして注入する機能を有する。なお、蒸気発生器8には図示しない予熱器を備えることとし、該予熱器により予め予熱された水を気化させることとしてもよい。この場合の予熱器による加熱にも排気ガスの熱が使用される。
次にこのように構成された水素製造システム1の動作について説明する。
ところで、改質器7から排出された改質排気ガスは依然として800K程度以上の高温であるため、蒸気発生器8の熱源として使用され、本水素製造システム1に使用する水蒸気の製造用として排熱が有効に使用できる。
また、改質器7における改質効率をさらに向上させるために更なる高温を得る場合の追い焚き手段として、パワータービン6の排気をさらに第3の燃焼器11に導き、改質ガスと燃焼させて排気ガス温度を上昇させるようにしても良い(図4参照)。図2から明らかなように、改質温度を上げるほど改質率が上昇する。例えば、メタンガスの場合、温度1,100K付近で5気圧の場合、S/Cが4であれば、その改質率は1に近い。このため、係る温度領域で反応に投入する水蒸気量を適宜設定することにより水蒸気を含む改質ガス中の水素濃度を50%近くにまで高めることが可能である。
さらに、また、改質ガスから一酸化炭素を抽出して化学プラント原料や燃料として使用しても良い。そのような場合等に、燃焼器3、再熱燃焼器5において燃焼するオフガス量が不足する場合には、燃料の不足を補うため燃焼器3、再熱燃焼器5に直接燃料を注入しても良い(図6参照)。なお、図3〜図6中において図1と同じ符号を付した構成要素は既に説明した同一符号の構成要素と同じ機能を有し、各システムも容易に推定できることから、ここでは説明を省略する。
本実施形態においては、パワータービンにより発電機が駆動される再熱式ガスタービンを好適例として説明したが、使用するガスタービンとしては、これに限らず、ガスタービンからの排気ガス温度が炭化水素燃料の改質に必要な高温であれば種々のガスタービンを使用することができる。
2 圧縮機
3 燃焼器(第1の燃焼器)
4 コンプレッサタービン(第1のタービン)
5 再熱燃焼器(第2の燃焼器)
6 パワータービン(第2のタービン)
7 改質器(改質手段)
8 蒸気発生器(水蒸気供給手段)
9 分離器(分離手段)
10 発電機(負荷装置)
11 第3の燃焼器
12 熱交換器
20 再熱式ガスタービン
Claims (10)
- 第1の燃焼器の第1の燃焼ガスによって回転駆動され、圧縮機を回転駆動する第1のタービン、第1のタービンの排気を再熱して第2の燃焼ガスを発生させる第2の燃焼器、及び第2の燃焼ガスによって回転駆動され、負荷装置を駆動する第2のタービンを備える再熱式ガスタービンと、
第2のタービンの排気ガスの熱を利用して炭化水素燃料と水蒸気とを反応させて水素ガスを含む改質ガスを生成する改質手段と
を備えることを特徴とする水素製造システム。 - 前記改質ガスの水素ガスを抽出し、残余をオフガスとして送出する分離手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の水素製造システム。
- 第1の燃焼器は、オフガスを燃焼させて第1の燃焼ガスを発生させることを特徴とする、請求項2に記載の水素製造システム。
- 第2の燃焼器は、オフガスを燃焼させて第2の燃焼ガスを発生させることを特徴とする、請求項2に記載の水素製造システム。
- 第1の燃焼器は、オフガスを含む燃料を燃焼させて第1の燃焼ガスを発生させることを特徴とする、請求項2に記載の水素製造システム。
- 第2の燃焼器は、第1のガスタービンの排気とオフガスを含む燃料を燃焼させて第2の燃焼ガスを発生させることを特徴とする、請求項2に記載の水素製造システム。
- 前記水素製造システムは、
水蒸気供給手段を備え、
前記水蒸気供給手段は、前記改質手段から放出される改質排気ガスの熱を利用して前記水蒸気を発生させることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の水素製造システム。 - 第2のガスタービンの排気ガスを再熱して昇温させた後、前記改質手段に供給する第3の燃焼器を備えることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の水素製造システム。
- 前記水蒸気供給手段は、第1の燃焼器に作動ガスの一部として水蒸気を供給することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載の水素製造システム。
- 前記炭化水素燃料はメタンであることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記載の水素製造システム。
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