JP2004525585A - データストリームフィルタリング装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[発明の技術分野]
本発明は、共有媒体、あるいは一対多またはポイント・ツー・マルチポイント(point−to−multipoint)通信システムにおけるデータパケットストリームのフィルタリング方法及び装置、並びにそれらを組み込んだシステムに関する。
[発明の背景]
1つの送信機と複数の受信機との間の共有媒体通信を利用した多数の既知の通信ネットワークアーキテクチャがある。そのようなアーキテクチャとして、特に通信アクセスネットワーク(に限定されるものではないが)に対し、例えば、ポイント・ツー・マルチポイント光ネットワークや無線ネットワークがある。これらのアーキテクチャは多くの共通した問題点を有するが、ここでは一般にPON(Passive Optical Network)に関して、より詳細にはGEPON(Gigabit Ethernet(登録商標) PON)に関して説明される。
【0002】
GEPONは、家庭や企業へのファイバアクセスのコスト効率的提供手段として提案されてきた。このようなネットワークでは、下り方向のトラフィックがすべてのノードに配信される一方、衝突なくPONに上り方向のトラフィックを多重化するのに時分割多元接続(TDMA)プロトコルが利用される。
【0003】
GEPONによる1つの重要な問題点は、すべての下り方向のトラフィックが配信され、それにより無関係な家計や企業ユーザとしてのすべての終端ノードで閲覧されてしまうということである。各ユーザが自らの終端ノード宛に送信されたトラフィックのみを受信できるよう、終端ノードにおいてトラフィックをフィルタリングできるセキュリティ機構が必要とされている。
【0004】
GEPONによる第2の問題点は、従来技術によるポイント・ツー・ポイントリンクに基づくイーサネット(登録商標)接続システムと異なり、ヘッドエンドで1つの物理ポートに関連付けられるユーザが複数存在するということである。従って、ヘッドエンドアクセスルータやスイッチは、セキュリティ、帯域幅割当、特定のトラフィックタイプへのアクセスなど様々なポリシーを実行するため、ユーザトラフィックの識別手段として、もはや物理ポートの関連付けを利用することができない。従って、ユーザトラフィックを識別するための他の機構が必要とされる。
【0005】
特定のONU(Optical Network Unit)宛てに送信される下り方向のトラフィックのフィルタリングに関する1つの既知のアプローチは、MACアドレスによるフィルタリングである。各ONUが1つのMACアドレスを所持し、かつ当該ONUのすべてのイーサネット(登録商標)フレームがこのアドレスを利用すれば、ヘッドエンドに個々のユーザへのトラフィックの十分な識別手段を提供することになる。しかしながら、このアプローチにはいくつかの欠点がある。まず、各イーサネット(登録商標)装置が自身のMACアドレスを有するローカルネットワークに接続されたCPE(Customer Premises Equipment)装置をユーザが複数所持しているかもしれない。従って、これらCPE(例えば、PC、セットトップボックスなど)装置宛てに送信されたトラフィックのシンプルレイヤ2ブリッジング(simple layer 2 bridging)は利用できず、ルータを介したレイヤ3スイッチングのようなより複雑な解決策を使用せざるを得ない。しかしながら、この解決策は、異なるマルチキャストMACアドレスを利用するマルチキャスト映像のようなマルチキャストトラフィックには適さない。
【0006】
上述の問題点を解決する第2の既知のアプローチは、ONUによるそれのCPE装置への複数のMACアドレスの利用を可能にすることにより、ONUによるCPE装置宛てに送信されたトラフィックのブリッジングを行うというものである。しかしながら、これには重大なセキュリティ問題が生じる可能性がある。例えば、CPE装置として、あるONUのPCが他のONUの装置に比較的容易に成りすますことができ、当該ONU宛に送信されたトラフィックの盗用を可能にしてしまう。さらに、PCやセットトップボックスは、PON上の他のユーザにより購入されたマルチキャスト映像トラフィックに同調させることができる。さらに、ONUを通過するMACアドレスのリストが収められる機構が必要とされる。実際のシステムにおいて、このような機構は自動化されたものでなければならず、そのためONUにさらなる複雑さが追加されることになる。
【0007】
上記アプローチのどちらもが、ルーティングあるいはセキュリティ機能、及びマルチキャスト機能がONUに組み込まれて、ネットワークプロバイダにより所有及び管理されている場合、良好に機能することができる。このような構成では、ONUは、ネットワークオペレータの管理の下、フィルタリング機能や監視機能を、必要に応じルーティング、NAT(Network Address Translation)のような他の機能とともに実行する「信頼される(trusted)」装置となっている。しかしながら、これはコストのかかる解決策であり、ネットワークのエッジにおいて低コスト、シンプルかつ明確な境界点を提供することができる最小限の機能を備えたONUを必要とする多くのオペレータの商用及び恐らく規制要件に適したものではない。
[発明の目的]
本発明は、共有媒体あるいはポイント・ツー・マルチポイント通信システムにおけるデータパケットストリームのより改良されたフィルタリング方法及び装置を提供することにより、従来技術に関する問題点を解決することを目的とする。
[発明の概要]
本発明の第1の形態によると、各々がアドレスフィールドとフィルタタグフィールドからなるデータパケットのフィルタリング方法であって、フィルタリングノードにおいて、フィルタタグフィールドの値を保存するステップ、及び前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信したデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するステップからなることを特徴とする方法が提供される。
【0008】
または、前記フィルタリング方法は、前記フィルタリングノード宛ての第1データパケットを、該パケットのアドレスフィールドを利用することにより受信するステップ、該第1データパケットのフィルタタグフィールドの値を保存するステップ、及び前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信されたデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記第1データパケットのフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するステップからなる。
【0009】
好適な実施例において、前記データパケットはイーサネット(登録商標)データパケットである。
【0010】
好適には、前記フィルタタグフィールドはイーサネット(登録商標)VLANタグフィールドである。
【0011】
さらなる好適な実施例では、前記フィルタタグフィールドはMPLSラベルである。
【0012】
本発明の他の特徴によると、各々がアドレスフィールドとフィルタタグフィールドからなるデータパケットのストリームのフィルタリング方法であって、フィルタリングノードにおいて、フィルタリングノードにおいて、データパケットを受信するステップ、前記データパケットのアドレスフィールドが前記フィルタリングノードのアドレスを含む場合、前記データパケットのフィルタタグフィールドの値を保存するステップ、及びデータパケットのアドレスフィールドが前記フィルタリングノードのアドレスを含まない場合、前記データパケットのフィルタタグフィールドと以前に保存されたフィルタタグフィールドとの比較に応じて前記データパケットを転送するステップからなることを特徴とするフィルタリング方法が提供される。
【0013】
本発明の他の特徴によると、各々がアドレスフィールドとフィルタタグフィールドからなるデータパケットのストリームを受信するよう構成される入力ポート、各々がアドレスフィールドを有するデータパケットのストリームを出力するよう構成される出力ポート、プロセッサ、及びストアからなるデータパケットフィルタであって、前記プロセッサは、前記入力ポートにおいて、前記データパケットフィルタ宛ての第1データパケットを、該パケットのアドレスフィールドを利用することにより受信し、該第1データパケットのフィルタタグフィールドの値を前記ストアに保存し、前記フィルタリングノード宛て以外の前記第1ポートにおいて以降に受信されたデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するよう構成されることを特徴とするデータパケットフィルタが提供される。
【0014】
好適な実施例において、前記データパケットはイーサネット(登録商標)データパケットである。
【0015】
好適には、前記フィルタタグフィールドはイーサネット(登録商標)VLANタグフィールドであることを特徴とする。
【0016】
さらなる好適な実施例では、前記フィルタタグフィールドはMPLSラベルである。
【0017】
好適な実施例において、前記入力ポートは、光ポートあるいは無線ポートである。
【0018】
好適な実施例において、前記データパケットフィルタは、上り方向トラフィックにタグを追加するよう構成される。
【0019】
また、前記データパケットフィルタは、前記パケットをユーザに転送する前に、前記タグを破棄するよう構成されてもよい。
【0020】
本発明はまた、本発明を体現する装置の1つ以上のインスタンスと他の追加的装置から構成される通信のためのシステムを提供する。
【0021】
特に、本発明の他の特徴によると、本発明によるデータパケットフィルタを少なくとも1つ備える通信ネットワークが提供される。
【0022】
本発明の他の特徴によると、出力ポートを有するヘッドエンドノード、本発明による複数の前記データパケットフィルタ、及び前記ヘッドエンドノードの前記出力ポートを前記複数のデータパケットフィルタのそれぞれの入力ポートに接続する共有下り方向媒体を備える通信ネットワークであり、前記ヘッドエンドノードの前記出力ポートにおいて出力されるデータパケットは、前記共有下り方向媒体上を前記複数のデータパケットフィルタのそれぞれに送信されることを特徴とする通信ネットワークが提供される。
【0023】
好適な実施例では、前記共有下り方向媒体は、光媒体あるいは無線媒体である。
【0024】
前記通信ネットワークは通信アクセスネットワークであってもよい。
【0025】
本発明はまた、本発明による装置及び/または方法のすべての機能を実行するよう構成されるマシーン読み込み可能な形式のコンピュータソフトウェアを提供する。
【0026】
特に、本発明の他の特徴によると、マシーン読み込み可能な形式によるコンピュータプログラムであって、フィルタタグフィールドの値を受信及び保存するよう構成される第1部分、及び前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信したデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するよう構成される第2部分からなることを特徴とするコンピュータプログラムが提供される。
【0027】
本発明はまた、本発明による装置及び/または方法のすべての機能を実行するよう構成される集積回路を提供する。
【0028】
特に、本発明の他の特徴によると、フィルタタグフィールドの値を受信及び保存するよう構成される第1部分、及び前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信したデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するよう構成される第2部分からなることを特徴とする特定用途向け集積回路が提供される。
【0029】
本発明はまた、本発明による装置及び方法の動作をサポートするよう構成される信号を提供する。
【0030】
特に、本発明の他の特徴によると、各々が目的とするユーザを識別するためのVLAN(Virtual Local Area Network)タグを備えたパケットの系列からなるデータ信号であって、各ユーザが当該ユーザ宛てのパケットのみを受信するよう前記データ信号がフィルタリングされることを特徴とするデータ信号が提供される。
【0031】
本発明の他の特徴によると、一対多ネットワークのヘッドエンドからのデータ送信方法であって、前記ヘッドエンドにおいて、宛先アドレスと各々が前記一対多ネットワークを介し到達可能なフィルタノードと関連付けされているフィルタタグ値との対応関係を保存するステップ、宛先アドレス宛てのデータを受信するステップ、前記宛先アドレスに関連付けされた保存されているフィルタタグ値を特定するステップ、及び前記フィルタタグ値を備える少なくとも1つのデータパケットにより前記一対多ネットワーク上に前記データを転送するステップからなることを特徴とするデータ送信方法が提供される。
【0032】
好適な実施例において、当該データ送信方法は、さらに、新しいフィルタタグ値を前記ネットワークを介しアクセス可能なアドレスを有するフィルタユニットと関連付けするリクエストを受信するステップ、前記アドレスと新しいフィルタタグ値との間のマッピングを含むよう前記対応関係を更新するステップ、及び前記ネットワーク上に前記フィルタユニットの前記アドレス宛てのメッセージを送信し、前記新しいフィルタタグ値を含めるステップを備える。
【0033】
当該データ送信方法は、さらに、前記ネットワークを介しアクセス可能なアドレスを有するフィルタユニットからフィルタタグ値の関連付けを解除するリクエストを受信するステップ、及び前記アドレスと前記フィルタタグ値との間のマッピングを破棄するよう前記対応関係を更新するステップを備えてもよい。
【0034】
本発明の他の特徴によると、一対多ネットワークのヘッドエンドであって、宛先アドレスと各々が前記一対多ネットワークを介し到達可能なフィルタノードと関連付けされているフィルタタグ値との対応関係を保存するよう構成される記憶部、宛先アドレス宛てのデータを受信するよう構成される入力ポート、及び前記宛先アドレスに関連付けされた保存されているフィルタタグ値を特定し、前記フィルタタグ値を備える少なくとも1つのデータパケットにより前記一対多ネットワーク上に前記データを転送するよう構成されるプロセッサからなることを特徴とするヘッドエンドが提供される。
【0035】
本発明の他の特徴によると、コード部分を有する媒体読み込み可能な形式によるコンピュータプログラムであって、前記コード部分は、宛先アドレスと各々が前記一対多ネットワークを介し到達可能なフィルタノードと関連付けされているフィルタタグ値との対応関係を保存し、宛先アドレス宛てのデータを受信し、前記宛先アドレスに関連付けされた保存されているフィルタタグ値を特定し、及び前記フィルタタグ値を備える少なくとも1つのデータパケットにより前記一対多ネットワーク上に前記データを転送するよう構成されることを特徴とするコンピュータプログラムが提供される。
【0036】
マルチアクセスネットワークは、ファイバ交換エンド装置がエンドユーザからなるグループにおいて共有されることを可能にし、その結果、よりコスト効率的なインフラが提供される。本発明によると、オペレータがシンプル、低コストかつ低電力消費タイプの端末をGEPONや他の一対多ネットワークに備えることを可能にし、ネットワークとユーザ側装置との明確な境界点が与えられる。異なるユーザ宅内装置の複雑かつ多様な機能をGEPON物理的ネットワークとは独立に扱うことができ、潜在的にはユーザによるユーザ宅内装置(CPE)の直接購入が可能となることにより、オペレータはかなりのコストを節約することができるようになる。
【0037】
規格製品に対するオプション的なエンハンス機能として備えられる上記システムが利用可能となることにより、エンドユーザに対するこのようなソリューションの魅力が高まるであろう。潜在的には、そのようなPON及び他の一対多ネットワークソリューションに対しコストと時間両方の市場優位性を与えるであろう。
【0038】
当業者には明らかなように、上記好適な実施例は、必要に応じ組み合わせることが可能であり、本発明の特徴の何れかと組み合わされてもよい。
【0039】
本発明の実行方法を示すために、本発明の実施形態が、実施例と添付された図面を参照することにより以下で説明される。
[発明の詳細な説明]
本発明は、共有媒体あるいは一対多通信システムの実現に関する。これらの重要な例として、PON(Passive Optical Network)がある。
【0040】
エンドユーザへの広帯域サービスの提供を目的としたファイバベース接続ネットワークは、いわゆるPONに基づいている。図1は、PONを利用した典型的なネットワーク構成を示している。PONでは、構内10のネットワークオペレータのローカルポイントに典型的には設置されるヘッドエンド101が、共有上り方向通信及びポイント・ツー・マルチキャスト通信を提供するため、受動光カプラ(passive optical coupler)121がリンクされている、例えば、複数の光ファイバパス122からなるファイバネットワーク12を介し、複数のONU(Optical Network Unit)に接続される。ネットワークオペレータは、典型的には、ローカルにはオペレータの構内に設置されているサーバから、あるいはリモートでは他のサイトへのデータリンクを利用して、ユーザに複数のサービス104及び105を提供する。インターネットプロトコル(IP)を利用したネットワークでは、サーバがデータルータ103を介しPONのヘッドエンドに接続される。典型的には、オペレータは、ネットワークの利用を規制し、利用されるサービスに対しユーザに課金するため、課金管理システム106を必要とする。
【0041】
ユーザ宅内において、あるユーザ宛てのONU111により受信されるトラフィックは、ユーザ宅内ネットワーク112〜115に接続されるユーザ宅内ポート116上にONUを残す。同様に、ユーザ構内からの上り方向のトラフィックは、ONUによる前方方向への送信のためユーザ宅内ポート116上のONUに入力される。ユーザ宅内ネットワークは、例えば、映像サービス配信のためのセットトップボックス(STB)114及び115、データサービスのためPC(Personal Computer)を含む複数の端末装置をサポートしている。オプションとして、複数のユーザ宅内装置がブリッジやルータ112のような従来技術によるネットワーク装置を利用することにより、相互に接続されたり、1つのONUポートに接続されてもよい。ONUユーザ宅内ネットワークポート116には、イーサネット(登録商標)100ベースTのような容易に利用可能なデータネットワーク規格を利用することが好適である。
【0042】
ネットワークオペレータの中には、サービス技術者によるアクセスを容易にするためONUが外部に設置されることを求める者もいる。そのような状況では、ONUのサイズと複雑さを最小にすることが特に有益である。
【0043】
図2は、より詳細なPONの可能な構成を示す。1本のファイバ接続123が、各々ONU111、111b〜111nを終端とする複数のファイバ122間に等しく下り方向の光パワーを分割する受動光スプリッタ121にヘッドエンドを接続する。ヘッドエンドから下り方向に送信された信号は、すべてのONUに減衰されたパワーレベルで到達する。各ONUは、1113において光信号を電気信号に変換し、情報を復号化する。この情報には、1114において情報フローのどの要素が特定のONUに向けられたものであるを識別するためのアドレス情報が含まれている。上り方向において、各ONUには、上り方向のファイバに光信号を印加するすることが許可されているタイムインターバルが配分されている。すべてのONUからの信号は、光スプリッタ121において合成され、共有ファイバリンク123を介しヘッドエンド101に伝送される。ONUをソースとする信号は何れもヘッドエンドにのみ伝搬する。上り方向ネットワークは異なるファイバリンク及びスプリッタを利用してもよいし、あるいは異なる光波長λ1とλ2を使って下り方向と同じネットワークを利用してもよい。
【0044】
1つの可能な構成において、各ONUに下り方向に送信される制御フレームにより送信許可を与え、当該ONUのMACアドレスにアドレスされる。割り当てられたスロットの終端で、第2制御フレームが送信許可を取り消す。その後ONUは、各ONUが割り当てられたタイムスロットにおいてキューされているトラフィックを送信できるようポーリングされる。そのような方法のより詳細な説明は、同時係属の米国特許出願第09/804,316号「通信ネットワークのマルチ接続システム(Multiple Access System for Communications Network)」にあり、その内容がこれと共に出願されている。これは、PCT出願第PCT/GB01/02395号に対応し、その内容がこれと共に出願される。特定のONUに接続されたユーザ装置向けでないトラフィックは、特定のユーザインタフェースに発生するすべてのトラフィックが当該ユーザ向けとなるようONUによりフィルタリングされる。これにより、ユーザ宅内ネットワークにおけるトラフィック負荷を低減させるだけでなく、ユーザが他のユーザ宛てのトラフィックを受信することはなくなるのでセキュリティの向上につながる。
【0045】
IEEE規格802は、イーサネット(登録商標)規格に準拠する端末装置群のVLAN(Virtual Local Area Network)へのグループ化を可能にする。VLANでは、論理的に分離されている端末群が、同じLANインフラに物理的に接続されているより大きな端末群の中に確立される。VLANを利用しないネットワークでは、LANの同じセグメントに物理的に接続されている端末は、レイヤ2(MAC)アドレッシング情報に基づき、レイヤ2において情報を交換する。VLANに分類された端末は、同じVLANのメンバーでない同一の物理的インフラに接続されている他の端末とは、レイヤ2で情報パケットの交換を行わない。代わりに、IPあるいは他のより高度なレイヤ転送(layer forwarding)を利用して、レイヤ3において異なるグループ間での情報の交換が行われる。イーサネット(登録商標)ネットワークでは、VLANタグとして知られる追加的アドレスフィールドを、MACソース及びデスティネーションアドレスと、例えば、IPであるレイヤ3プロトコルのソース及び宛先アドレスを含むフレームのペイロードとの間のデータフレームに置くことにより、VLANが識別される。
【0046】
図3は、宛先アドレス301、ソースアドレス302、フレーム長/タイプ情報304、ペイロード305及びフレームチェックシーケンス306の各フィールドと共にVLANプロトコルID・タグフィールド303を含むMACフレーム30を示す。VLANタグにはVLANプロトコルID・タグフィールド303の12ビットが割り当てられ、予約された部分を含む4096個の値を提供することができる。従って、与えられたLANセグメント上に約4000のVLANをサポートすることができる。
【0047】
本発明では、好適にはユニークであるVLANタグの値には、ネットワークセグメントの各ユーザが割り当てられる。ヘッドエンドネットワーク装置101は、所与のユーザ宛てに送信される下り方向のトラフィックに正しいタグを加えるよう構成される。そして、ONU111は、この正しいVLANタグを搬送するイーサネット(登録商標)フレームのみをユーザ宅内ポートに転送するよう構成される。このような構成により、ONUは、各フレームのデスティネーションMACアドレスフィールドをチェックし、それをローカルアドレスのリストと比較する必要がなくなる。さらに、アドレステーブルの収容に関連する複雑な機能がもはや必要となくなる。一例となるONUのブロック図が図4に示される。
【0048】
好適な実施例においては、ONUは、VLANタグがユーザ宅内ネットワーク11に伝搬されないように、VLANタグフィルタ機能1117の一部としてユーザポート116を介しフォワードする前に、下り方向のフレームのVLANタグを消去する。
【0049】
便宜的に、ONUは、ユーザ宅内から送信された上り方向のフレームにユーザ特定VLANタグを追加することができる。その後、ヘッドエンドネットワーク装置が、例えば、あるユーザからのトラフィックを契約率(contracted rate)に制限するなどのネットワークポリシーフィルタリングを提供するため、所与のユーザからのトラフィックを特定してもよい。
【0050】
実際のネットワークでは、システムは「プラグ&プレイ」であること、すなわち、新しいONUを既存のシステムに装着に際し、ONUの再設定が不要であるということが特に望ましい。特定のVLANタグに対しONUを予め設定する必要がないことが好ましい。本発明は、未設定のONUがユーザ宅内での手動による操作がなくてもネットワークからVLANタグを学習することができるための手段を提供する。
【0051】
まず、新しいONUのMACアドレスがシステムにより認識されねばならない。これはヘッドエンドにおける手動操作により実行可能であるが、自動的に実行されることが好ましい。同時係属の米国特許出願第09/804,316号「通信ネットワークのマルチ接続システム」において、このための方法が開示されている。
【0052】
新しいONUのMACアドレスがシステムにより認識されると、当該ONUは通常のポーリングループに含まれ、そこにキューされている上り方向トラフィックの送信のための上り方向送信タイムスロットが割り当てられる。
【0053】
次に、システムのヘッドエンドは新しいユーザのために利用されるVLANタグを決定すなければならない。ネットワークオペレータは様々な戦略を使って、適切なVLANタグの値を生成する。例えば、各PONにおいて利用可能なONUの最大数に応じたVLAN値の集合が各ヘッドエンドPONポートに配分され、未使用の値が当該リストから選択される。実際のネットワークでは、恐らくヘッドエンドネットワーク装置の他のアイテムはVLANタグの値により設定される必要がある。VLANタグは、少なくともこの新たなユーザが接続されるPON内において一意的なもの、すなわち、制御ヘッドエンドあたりにおいて一意的である必要がある。便宜上、ヘッドエンドネットワーク装置の分割に基づき多数のPONがグループ化され、PONグループにおける各ユーザにはユニークなVLANタグ割り当てられる。VLANアドレススペースは約4000までのVLANを可能にするので、4000人までのユーザをこの方法によりグループ化することができる。
【0054】
図5を参照するに、ONUのMACアドレスと所望のVLANタグがヘッドエンドに認識されると、ヘッドエンドはこの新たなONUのMACアドレス宛てにフレームを送信し、ローカルトラフィックのフィルタリング及び上り方向フレームの識別を行うためのONUにより利用されるVLANタグを搬送する。MACアドレス51にアドレスされたこのような「VLAN通知」フレームを受信すると(50)、ONUはVLANタグを読み込み、この値をローカルに記憶する(52)。
【0055】
必ずしも必要ではないが、好ましくは、VLAN通知フレームにおいて特定されるVLANタグは、図3に示されるようなIEEE802規格におけるVLANタグを特定するフォーマット及び位置のMACヘッダーで送信される。あるいは、またはさらに、ユーザを特定するVLANタグの値がVLAN通知フレームのペイロードにおいて送信されてもよい。
【0056】
ONUは、自らのMACアドレス51宛てでないフレームを受信すると、VLANタグを以前に記憶した値と比較する(53)。もしこれらのタグが一致していれば、ローカルユーザ宅内インタフェースを介し当該フレームは転送される(54)。一致していなければ、当該フレームは破棄される(55)。図4を参照するに、これらの機能はONU111のローカルアドレス検出器1115、VLANタグストア1116及びVLANタグフィルタ1117により実行される。適当な物理的及びMACレイヤ機能が、フレームの基本的な送受信を扱う上り方向リンク122及び下り方向リンク116に対向する1111〜1114、1118及び1119に備えられる。
【0057】
選択的に、記憶されているVLANタグの値が、ONUのアクティブなタイムスロットにおいてPONに転送される前にローカルユーザ宅内インタフェース116に到達する上り方向のフレームに挿入される(1117a)。
【0058】
特定のONUに関連付けされたVLANタグ値は、ONUのMACアドレス宛てのフレーム内に新たなタグを送信することにより、ネットワークオペレータの所望に従い変更することができる。ONUのMACアドレス宛てのフレームはローカルユーザ宅内インタフェースで転送しないことが好ましい。
【0059】
セキュリティ上、特に他のユーザ宛てのPONトラフィックの盗聴を防ぐため、ONUのMACアドレス宛てのONUのユーザ宅内インタフェースに到達したフレームでは、記憶されているVLANタグ値の更新は行われないことが好ましい。
【0060】
VLANタグにより下り方向のトラフィックをフィルタリングするONUの限定機能は「細い(thin)ONU」と呼ばれている。
【0061】
イーサネット(登録商標)規格によると、フレームは、リンクの受信点において送信エラーをチェックする循環冗長性チェック(cyclic redundancy check)を含む。エラーを含んだフレームは、損傷したVLAN通知フレームが消失されるよう、通常破棄される。オプションとして、このような送信エラーに対する耐性を向上させるため、複数のVLAN通知フレームがヘッドエンドから送信されてもよい。投票システム(voting system)に接続された複数の送信のような、このプロトコルの詳細に対する他の改善は、当業者には明らかであろう。
【0062】
選択的に、ONU内部で損傷がある場合、すべてのアクティブなONUに定期的にVLAN通知フレームが送信されてもよい。トラフィックのスループットに実質的に影響を与えないヘッドエンドの制御の下、特定のONUに割り当てられたVLANタグは任意の時点において動的に変更されてもよい。
【0063】
最もシンプルな実施形態において、細いONUは、PONプロトコルを実現するネットワーク対向(facing)データポートと、ユーザ対向ポートを有する。一好適実施例では、ネットワーク対向PONポートは、例えば、同時係属の米国特許出願第09/804,316号「通信ネットワークのマルチ接続システム」に述べられているもののようなギガビットイーサネット(登録商標)PONプロトコルを利用する。ユーザ対向データポートはイーサネット(登録商標)プロトコルを実現することが好ましい。これはIEEE100baseT規格のインタフェースであることが好ましい。
【0064】
上述された基本システムは、1つのVLANを各ユーザに割り当てている。特に企業ユーザにみられるように、ユーザの中には複数のVPN(Virtual Private Network)を実現するため、複数の論理的に分割されたネットワーク接続を求めるものもいるかもしれない。例えば、ある企業では、共通の物理的ネットワーク接続を利用する一方で、音声及びデータサービスには異なるサービスプロバイダネットワークを利用することにより、個々の情報サービスの分離が望まれるかもしれない。ONUにおける負荷を大きく増加させることなくONUに複数のVLANを配分することにより、上記環境における適正な動作を可能にするよう基本システムの拡張が可能である。
【0065】
ある企業ユーザが3つの相異なるVPNを必要としていると仮定する。各VPNには、サイズが2の整数乗(この場合、4)であり、かつタグ値の下限が当該サイズの整数倍である数字的に連続したグループから相異なるVLANタグ値が配分される。ONUにおいて4つのタグが必要な場合、例えば、タグ値の有効な集合は1000、1001、1002及び1003であるかもしれない。他方、1001、1002、1003及び1004からなる集合は(下限となるメンバーが4で割り切れないため)無効となるであろう。上述の例において、4つの利用可能なタグ値のグループから3つのタグが配分される。
【0066】
初期化処理において、ONUは、上述のVLANが1つである場合と同様に、そのVLANタグの任意の1つ(この場合、配分された4つの値の任意の1つ)を学習し、この値をローカルに記憶する。複数のタグにより動作を可能にするため、ONUは必要なタグ数を備えるよう構成される。この処理は、初期化処理中あるいは処理後、管理コマンドにより実行されうる。VLANタグは、イーサネット(登録商標)規格では、12ビットからなる2値数として送信される。宛先アドレスフィールドにおいてONUのMACアドレスを搬送するPONインタフェースに到達するフレームは、VLANが1つである場合と同様にして処理される。複数のタグによる動作を可能にするため、ONUは(ONUのMACアドレスを搬送しない)他のすべての下り方向のフレームのVLANタグを保存されている値と比較するが、この比較処理は最も重要性の低い数ビットにおける不一致を無視するよう修正される。無視されるビット数は、グループのサイズと等しくなるよう増やされる2のべき乗に等しい。4つのVLANが1つのONUに配分される場合、最も重要性の低い2ビットにおける不一致が無視される。同様に、8つのVLANが1つのONUに配分される場合、最も重要性の低い3ビットにおける不一致が無視される。このように、連続するグループからのVLAN値の何れかによりタグ付けされたフレームが、ユーザ宅内インタフェースに中継される。
【0067】
所与のONUに複数のVLANタグを関連付ける方法が説明されたが、他の方法が同じように有効であるということは当業者には明らかであろう。同様に、所与のONUに関連付けされた複数のVLANタグは必ずしも連続であろう必要はないということは当業者には明らかであろう。例えば、複数のVLANタグのONUにおいて、当該ONU宛てのフレームの受信により、以前に保存されたVLANタグの上書きでなく、それに関連付けされているVLANタグが保存されているリストに加えられてもよい。またONU宛てのフレームの受信により、当該フレームはタグの追加でなく破棄を行う命令として解釈されるべきであるという表示と共に、破棄されるVLANタグを含むリストから、保存されているVLANタグが破棄されてもよい。例えば、VLANタグの1ビットが、保存されているリストへの追加及びリストからの破棄を行うためフレーム間での識別に利用されてもよいし、あるいはフレームの他の1以上のビットがこの目的のために利用されてもよい。
【0068】
マルチVLANシステムでは、VLANタグは、ONUにより破棄されるのでなく、ユーザインタフェースポートに送信され、VLANタグに従い下り方向のユーザ宅内スイッチあるいはルータ(図1)がVPNを分離することが可能になる。
【0069】
上り方向では、異なるVPNに属するストリーム間の識別のため、VLANタグが装着されたトラフィックがONUユーザポートに到達すると仮定される。ネットワークセキュリティを向上させるため、ONUは、ユーザポートへの入力フレームにすでに装着されていたVLANタグが当該ONUに割り当てられたタグ集合のメンバーであるかチェックすることが好ましい。タグが有効である場合、ONUはVLANタグを変更せずにフレームをPONインタフェースに転送する。タグが無効である場合、ONUはフレームを破棄するか、あるいはタグの値を有効となるよう最も重要な数ビットを変更するようにしてもよい。タグなしでONUに到達した上り方向フレームは、(初期化処理において学習された)挿入された保存されているタグ値によりPONインタフェースに転送される。あるいは、タグなしの上り方向フレームは破棄されてもよい。
【0070】
ONUは、シングルVLANモードあるいはマルチVLANモードでの動作設定が可能であることが好ましい。ONUはシングルVLANモードをデフォルトモードとしてもよい。初期化処理中あるいはその後、管理メッセージにより設定が行われることが好ましい。
【0071】
本発明による処理に関する論理関数は、ONUでのフィルタリング機能を確立する他の既知の手段よりはるかに単純なものであり、1つの特定用途向け集積回路またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)に統合することができる。このようなASICは、PONインタフェース及び論理ユーザ接続のためのMAC論理を含んでいてもよい。これに伴うONU部品数の減少は、コスト低下と信頼性向上をもたらす。
【0072】
ONUへの負荷が低減されることにより、従来技術による類似のものと比較してより低い電力レベルでの動作が可能になる。この特徴は、ローカル電力がダウンしたときでもバッテリーのよるバックアップがサービスの維持に利用されねばならないような、高い信頼性が求められるサービスの提供に特に重要である。
【0073】
細いONUの動作電源は、電源をリモート接続装置に送るためのシステムを備えた他のユーザ宅内装置(例えば、図1に示されるブリッジ/ルータ112)にONUを接続する金属製のデータケーブルを介し供給されてもよい。動作電力を金属製のイーサネット(登録商標)リンクを介し送達する規格が、IEEE規格グループ802により開発中である。
【0074】
便宜上、金属製のユーザ宅内ネットワーク接続を介した細いONUへの電力供給により、ONUが外部に搭載されるときでも、ユーザ宅内の比較的良好な環境にオプションのバックアップ電源を収容することが可能になる。
【0075】
細いONUは道路上のハウジングに備えられてもよい。電力は、電力供給装置に基づき金属製の接続からネットワークに導かれてもよいし、あるいはユーザ宅内から金属製の接続を介し搬送されてもよい。
【0076】
本発明は、ユーザトラフィックの識別方法としてVLANタグを参照することにより説明がなされた。しかしながら、当業者には明らかなように、例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)によるRFC3032に記述されるMPLS(Multi−Protocol Label Switching)を含めた他の識別方式が同じように適用されうる。
【0077】
図6を参照するに、本発明によるフィルタリング方法は、ユーザ宅内(すなわち、オペレータのネットワークの境界)だけでなく、ネットワーク上の複数ポイントにおいて適用可能である。特に、ネットワーク12aは、複数の光分岐点121を備えるよう階層的に構成することが可能である。ネットワークの中間ポイントに−ONUと同様の機能を有するが、上り方向のポートと下り方向のポートの両方における光通信をサポートする−パケットフィルタ124を設置することにより、ネットワークの下流部分へのトラフィックを下り方向への送信前にフィルタリングすることが可能になる。このような構成では、中間フィルタ124が複数のVLANタグの何れかを搬送するパケット転送をサポートし、変更することなくVLANタグの下り方向への転送を行うことが望ましい。すなわち、各ユーザネットワークに対応する個々のVLANタグ間のパケットの識別がそれぞれのONU111において実行される。
【0078】
図7を参照するに、ヘッドエンド101において、ローカルネットワーク12を介しネットワーク107から受信したデータをONU112に転送する前に、ヘッドエンドによるVLANタグフィールドへの適切な値の設定が可能となるよう、ユーザ宅内装置のアドレスとVLANタグとの間のマッピング1015が維持される必要がある。
【0079】
これは、例えば、ユーザ装置に関連付けされたIP(Internet Protocol)アドレスと、対応するONU及びユーザ装置のイーサネット(登録商標)MACアドレスとの間のマッピング1015を構築及び維持することにより行われる。その後、関連付けされたONUを介しユーザ装置のイーサネット(登録商標)アドレス宛てに送信されるトラフィックに関連付けされたヘッドエンドによりVLANタグが割り当てられる。このVLANタグは、関連するONU112にアドレスされ(301)、割り当てられたVLANタグ303を含む共有媒体12上に送信される。その後、ネットワーク107あるいはローカルネットワークから受信された当該IPアドレス宛てのデータが、対応するイーサネット(登録商標)アドレス宛てのVLANタグフィールドを以前に割り当てられた対応するVLANタグに設定するイーサネット(登録商標)フレームによりローカルネットワーク上を送信される。
【0080】
このようにして、特定のIPアドレス宛てのデータが、必要なVLANタグを追加し(1014)、ONUがこの必要なタグを有するフレームを転送するためのみに与えられることを確実にすることにより、対応するユーザに対してのみ閲覧可能となることをヘッドエンドは効率的に保証する。その結果、ONUは、当該ONUを介しアクセス可能なすべてのIP及びイーサネット(登録商標)アドレスに関する情報を維持する必要なく、受信したVLANタグフィールドが現在許可されている値を有しているかをチェックするだけでよい。これによりONUにおける機能をシンプルでコスト効率のよいものとすることができる。
【0081】
VLANタグマッピングを設定するために、ヘッドエンドは配分されるVLANタグのONUからのリクエストを受信してもよい(例えば、ONUが新たに接続された加入者から上り方向のトラフィックを受信し、まだVLANタグが割り当てられていないと認識した場合)。これに応答して、ヘッドエンドは当該ONUに新しいVLANタグを割り当て(1016)、このONU宛ての下り方向のフレームにおいてこれを通信する(1016)。
【0082】
以前に割り当てられたVLANタグがもはや不要なった場合、ONUはユーザ宅内からタグの割り当て解除を要求するリクエストを転送してもよい。その後ヘッドエンドはこの割り当て解除を有効にする。
【0083】
本発明は、無線ネットワークを含む他の一対多ネットワークに適用可能である。
【0084】
ここで与えられた範囲あるいは装置の値は、ここでの教示の理解に対し当業者には明らかなように、求められる効果を失うことなく拡張あるいは変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】図1は、本発明によるPON構成の一例を示す。
【図2】図2は、本発明によるPON構成の第2例を示す。
【図3】図3は、本発明によるプロトコルフレーム構成の一例を示す。
【図4】図4は、本発明によるONUの一例を示す。
【図5】図5は、本発明によるフレーム監視方法の一例を示す。
【図6】図6は、本発明によるPON構成の第3例を示す。
【図7】図7は、本発明によるヘッドエンドの一例を示す。
Claims (22)
- 各々がアドレスフィールドとフィルタタグフィールドからなるデータパケットのフィルタリング方法であって、フィルタリングノードにおいて:
フィルタタグフィールドの値を保存するステップ;及び
前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信したデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するステップ;
からなることを特徴とする方法。 - 請求項1記載のフィルタリング方法であって、前記フィルタタグフィールドの値は、前記アドレスフィールドを用いて、前記フィルタリングノードに宛てられ、かつ前記フィルタタグフィールドの値に設定されるフィルタタグフィールドを有する第1データパケットの受信に応答して保存されることを特徴とする方法。
- 請求項1または2記載のフィルタリング方法であって、前記データパケットはイーサネット(登録商標)データパケットであることを特徴とする方法。
- 請求項1乃至3の何れか1項記載のフィルタリング方法であって、前記フィルタタグフィールドはイーサネット(登録商標)VLANタグフィールドであることを特徴とする方法。
- 請求項1または2記載のフィルタリング方法であって、前記フィルタタグフィールドはMPLSラベルであることを特徴とする方法。
- 請求項1乃至5の何れか1項記載のフィルタリング方法であって、前記転送するステップは:
データパケットのアドレスフィールドが前記フィルタリングノードのアドレスを含む場合、前記データパケットのフィルタタグフィールドの値を保存するステップ;及び
データパケットのアドレスフィールドが前記フィルタリングノードのアドレスを含まない場合、前記データパケットのフィルタタグフィールドと以前に保存されたフィルタタグフィールドとの比較に応じて前記データパケットを転送するステップ;
からなることを特徴とする方法。 - 各々がアドレスフィールドとフィルタタグフィールドからなるデータパケットのストリームを受信するよう構成される入力ポート;
各々がアドレスフィールドを有するデータパケットのストリームを出力するよう構成される出力ポート;
プロセッサ;及び
記憶部;
からなるデータパケットフィルタであって、前記プロセッサは、前記入力ポートにおいて、前記データパケットフィルタ宛ての第1データパケットを、該パケットのアドレスフィールドを利用することにより受信し、該第1データパケットのフィルタタグフィールドの値を前記記憶部に保存し、前記フィルタリングノード宛て以外の前記第1ポートにおいて以降に受信されたデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するよう構成されることを特徴とするデータパケットフィルタ。 - 請求項7記載のデータパケットフィルタであって、前記入力ポートは、光ポートあるいは無線ポートであることを特徴とするデータパケットフィルタ。
- 請求項7または8記載のデータパケットフィルタであって、さらに、上り方向トラフィックにタグを追加するよう構成されることを特徴とするデータパケットフィルタ。
- 請求項7または8記載のデータパケットフィルタであって、前記パケットをユーザに転送する前に、前記タグを破棄するよう構成されることを特徴とするデータパケットフィルタ。
- 請求項7乃至10の何れか1項記載のデータパケットフィルタを少なくとも1つ備える通信ネットワーク。
- 請求項11記載の通信ネットワークであって:
出力ポートを有するヘッドエンドノード;
複数の前記データパケットフィルタ;及び
前記ヘッドエンドノードの前記出力ポートを前記複数のデータパケットフィルタのそれぞれの入力ポートに接続する共有下り方向媒体;
を備え、前記ヘッドエンドノードの前記出力ポートにおいて出力されるデータパケットは、前記共有下り方向媒体上で前記複数のデータパケットフィルタのそれぞれに送信されることを特徴とする通信ネットワーク。 - 請求項12記載の通信ネットワークであって、前記共有下り方向媒体は、光媒体あるいは無線媒体であることを特徴とする通信ネットワーク。
- 請求項11乃至13の何れか1項記載の通信ネットワークであって、該通信ネットワークは通信アクセスネットワークであることを特徴とする通信ネットワーク。
- マシーン読み込み可能な形式によるコンピュータプログラムであって:
フィルタタグフィールドの値を受信及び保存するよう構成される第1部分;及び
前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信したデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するよう構成される第2部分;
からなることを特徴とするコンピュータプログラム。 - フィルタタグフィールドの値を受信及び保存するよう構成される第1部分;及び
前記フィルタリングノード宛て以外の以降に受信したデータパケットを、それら各自のアドレスフィールドの値に関係なく、それら各自のフィルタタグフィールドの値と前記保存されているフィルタタグフィールドの値との比較に応じて転送するよう構成される第2部分;
からなることを特徴とする特定用途向け集積回路。 - 各々が目的とするユーザを識別するためのVLANタグを備えたパケットの系列からなるデータ信号であって、各ユーザが当該ユーザ宛てのパケットのみを受信するよう前記データ信号がフィルタリングされることを特徴とするデータ信号。
- 一対多ネットワークのヘッドエンドからのデータ送信方法であって、前記ヘッドエンドにおいて:
宛先アドレスと各々が前記一対多ネットワークを介し到達可能なフィルタノードと関連付けされているフィルタタグ値との対応関係を保存するステップ;
宛先アドレス宛てのデータを受信するステップ;
前記宛先アドレスに関連付けされた保存されているフィルタタグ値を特定するステップ;及び
前記フィルタタグ値を備える少なくとも1つのデータパケットにより前記一対多ネットワーク上に前記データを転送するステップ;
からなることを特徴とする方法。 - 請求項21記載のデータ送信方法であって、さらに:
新しいフィルタタグ値を前記ネットワークを介しアクセス可能なアドレスを有するフィルタユニットと関連付けするリクエストを受信するステップ;
前記アドレスと新しいフィルタタグ値との間のマッピングを含むよう前記対応関係を更新するステップ;及び
前記ネットワーク上に前記フィルタユニットの前記アドレス宛てのメッセージを送信し、前記新しいフィルタタグ値を含めるステップ;
を備えることを特徴とする方法。 - 請求項18または19記載のデータ送信方法であって、さらに:
前記ネットワークを介しアクセス可能なアドレスを有するフィルタユニットからフィルタタグ値の関連付けを解除するリクエストを受信するステップ;及び
前記アドレスと前記フィルタタグ値との間のマッピングを破棄するよう前記対応関係を更新するステップ;
を備えることを特徴とする方法。 - 一対多ネットワークのヘッドエンドであって:
宛先アドレスと各々が前記一対多ネットワークを介し到達可能なフィルタノードと関連付けされているフィルタタグ値との対応関係を保存するよう構成されるストア;
宛先アドレス宛てのデータを受信するよう構成される入力ポート;及び
前記宛先アドレスに関連付けされた保存されているフィルタタグ値を特定し、前記フィルタタグ値を備える少なくとも1つのデータパケットにより前記一対多ネットワーク上に前記データを転送するよう構成されるプロセッサ;
からなることを特徴とするヘッドエンド。 - コード部分を有する媒体読み込み可能な形式によるコンピュータプログラムであって、前記コード部分は:
宛先アドレスと各々が前記一対多ネットワークを介し到達可能なフィルタノードと関連付けされているフィルタタグ値との対応関係を保存し;
宛先アドレス宛てのデータを受信し;
前記宛先アドレスに関連付けされた保存されているフィルタタグ値を特定し;及び
前記フィルタタグ値を備える少なくとも1つのデータパケットにより前記一対多ネットワーク上に前記データを転送する;
よう構成されることを特徴とするコンピュータプログラム。
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