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JP2004516629A - 極端な温度用の抵抗体素子 - Google Patents

極端な温度用の抵抗体素子 Download PDF

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JP2004516629A
JP2004516629A JP2002552371A JP2002552371A JP2004516629A JP 2004516629 A JP2004516629 A JP 2004516629A JP 2002552371 A JP2002552371 A JP 2002552371A JP 2002552371 A JP2002552371 A JP 2002552371A JP 2004516629 A JP2004516629 A JP 2004516629A
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JP
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sic
temperature
titanium silicon
resistor element
extreme temperatures
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Application number
JP2002552371A
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Inventor
サンドバーグ、マッツ
ポピロウスキー、チェット
Original Assignee
サンドビク アクチボラゲット
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/56Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides
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    • H05B3/12Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material
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Abstract

発熱用途の電気抵抗素子である。本発明では、この素子は、実質的に炭化チタンケイ素(TiSiC)から構成される。

Description

【0001】
(発明の目的)
本発明は、極端な高温度用の新規な電気抵抗発熱体に関する。
【0002】
この発熱体は、不活性および還元雰囲気、さらに酸化雰囲気および真空環境中で、2300℃などの極端に高い温度に至るまでの、熱処理および焼結に関する用途を意図するものである。
【0003】
(背景技術)
本発明のタイプの抵抗体素子は、NiCr、FeCrAl、SiCおよびMoSiに基づく抵抗体素子などとして、出願人により製造されている。これらの材料は、多くの雰囲気と相互に異なる温度で使用されている。これらの材料の共通する特徴は、高温度、例えば1300℃を超える温度における有効性が、還元性環境中と真空条件下に制限されることである。Mo、W、Ta(タンタル)および黒鉛から主として成る発熱体は、2000℃を超えるまでの温度用に使用される。これらの各材料は欠点および制約を持っており、共通の特徴は、400〜500℃を超える温度にさらされた時に、この材料が容易に酸化し、そのため炉の設計および炉の操作になされる特別な注意を必要とすることである。また、Ta、MoおよびWの高い比重は、機械的構造に関して制約を必要とする。さらに、難加工性金属に対する材料コストが、それ自体高くなる。
【0004】
(発明の概要)
本発明は、新規な材料からなる抵抗体素子に関する。
【0005】
したがって、本発明は、発熱用途の電気抵抗体素子に関するものであり、この素子は、実質的に炭化チタンケイ素(TiSiC)から成ることを特徴とする。
【0006】
(発明の詳細な説明)
本発明によれば、この素子は実質的に炭化チタンケイ素(TiSiC)から成る。
【0007】
この素子は、殆ど100重量%のTiSiCから成ってもよい。
【0008】
好ましい実施形態によれば、この素子は、少なくとも85重量%の炭化チタンケイ素から成る。
【0009】
好ましい実施形態によれば、この材料は、15重量%までのTiC、TiSi、TiSiまたはSiCの化合物を1種以上、かつ少なくとも85重量%の炭化チタンケイ素を含む。
【0010】
その純粋な形態では、炭化チタンケイ素は、その中でも、非常に良好な機械的特性と温度特性を有する比較的新しいセラミック材料である。
【0011】
この材料は、本質的に、非常に高い衝撃耐久性と高い耐熱衝撃性に貢献する、いわゆる微小積層型である。この材料は、加工容易であり、例えばソーによる切断が可能であり、これはセラミック材料にとって特異である。
【0012】
この材料は、比較的軽量であり、4.5g/cmの密度をもっている。この材料の熱伝導性は、約35W/mKであって、温度に対して比較的に一定であり、また良好な電気伝導体である。
【0013】
この材料は、高温度で可塑的に変形可能である。この材料の収縮特性は、1100℃の温度まで使用される、いわゆる超合金のその特性を超えており、この温度がTiSiCに対する上限温度ではない。
【0014】
1つの非常に重要な特性は、TiSiCの酸化特性がMo、W、Ta(タンタル)および黒鉛の酸化特性を超えていることである。
【0015】
この材料TiSiCは、2330℃の温度まで存在する。この材料は、この温度でTiCとSiに分解し、したがって使用時に2300℃の温度限界を実現する。
【0016】
純相材料TiSiCの特性は、そのような材料の製造が困難であったことにより、最近まで比較的知られていなかった。
【0017】
TiSiC粉末から製造され緻密に焼結されたワイヤの電気抵抗について、アルゴン雰囲気中で、20〜1600℃の範囲の温度で行なった測定は、この材料のこの温度範囲内の抵抗が約0.28オームmm/mから約1.43オームmm/mにかけて直線的に変化することを示した。これは、室温ではMoSi発熱体の水準であり、しかし1600℃ではMoSi発熱体に対する水準より約55%低い。
【0018】
酸素分圧を低減させることにより材料の安定性が容易になることが判り、これは、発熱体からの低脱ガス速度が求められる高真空下の真空炉中で、この材料が有効に使用できることを示している。
【0019】
また、驚くべきことに、少なくとも1800℃の温度までの乾燥水素ガスにさらされた時、この材料は影響を受けないことが判った。この温度は測定が行なわれた最高温度であるが、この材料が乾燥水素ガス中でさらに高い温度まで安定にとどまるであろう。
【0020】
また、炭化チタンケイ素が、1100〜1200℃の温度まで、空気などの酸化雰囲気中できわめて良好な性質をもっていることが判った。この場合、素子の表面酸化物はTiOから構成される。SiO−TiO型の酸化物が表面酸化物中に存在する。しかし、酸化雰囲気中の炭化チタンケイ素の特性は、これらの温度およびより高い温度で、FeCrAlとMoSi型の合金と同等またはそれ以上である。これらの材料は、出願人により種々の形態で製造されていて、KANTHALおよびKANTHAL SUPERの商標下で市販されている。したがって、TiSiCは、酸化環境中でこれらの合金のより良い代替物にならない。
【0021】
また、炭化チタンケイ素は、Mo、W、Ta(タンタル)および黒鉛から成る素子に比較して、1700℃までの酸化時に、比較的長時間に亘り抵抗性がある。この特性は、何らかの理由で炉内の不活性あるいは還元性雰囲気を維持することができない場合、この材料が短時間では消耗されないことを意味している。
【0022】
要約すると、本発明の抵抗体素子は、2300℃の温度までの真空または不活性または還元性雰囲気中の用途、かつ約1200℃温度までの酸化性雰囲気中の用途に特に適していると言うことができる。
【0023】
この材料はTa、Mo、W、および黒鉛に比較して酸化に対してかなり抵抗性があるので、TiSiC発熱体を備えた炉は、酸化から保護するガスタイト封止を必ずしも必要としない。このことは炉の建設を容易にする。
【0024】
TiSiCの機械的強度は、真空環境中および不活性および還元性雰囲気中で使用される黒鉛発熱体に比較して非常に大きい。
【0025】
TiSiCのその他の重要な利点は、比較的薄い発熱体が製造できることである。これは、電気抵抗を高く維持することを可能にし、その結果、素子両端で極端でない低電圧を生じる。常温におけるTiSiCの電気抵抗は、MoとWより約6倍高く、それにより必要な制御および装置調節にかかるコストを低減している。
【0026】
TiSiCから成る発熱体は、ロッド、管、ルツボ(電極模様がある、またはない)、電極模様(「電気オーブンプレートまたは面ヒータ型の」を含む薄層、スラブ、バンドの形態などの多くの異なる形態に製造可能である。例えば、素子は、MoSi形素子の場合と同様に、ロッド形態で製造でき、U字形を与えることができ、かつ粗コネクタを提供できる。電極模様付きの薄層は、従来のフィラメント形発熱体の模様の代替になる。
【0027】
TiSiCの良好な作業性が複雑な形状寸法を可能にし、簡単な手法を用いて低コストで製造される。
【0028】
発熱体の用途に加えて、TiSiCは、炉内で、製品運搬材、熱遮蔽物、炉内ローラ、炉内はり、マフラー、ハンガー、ベルトおよびチエーン、またリードスルー(lead−throughs)および炉内ライニングなどの、種々の目的のために使用できる。

Claims (3)

  1. 素子が実質的に炭化チタンケイ素(TiSiC)から成ることを特徴とする発熱用途の電気抵抗素子。
  2. 素子が少なくとも85重量%の炭化チタンケイ素(TiSiC)から成ることを特徴とする請求項1に記載の電気抵抗素子。
  3. 素子材料がTiC、TiSi、TiSiまたはSiCの化合物を1種以上、15重量%まで含む請求項1または2に記載の電気抵抗素子。
JP2002552371A 2000-12-21 2001-12-14 極端な温度用の抵抗体素子 Pending JP2004516629A (ja)

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