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JP2004505651A - 生物医学用の補助材または埋込材 - Google Patents

生物医学用の補助材または埋込材 Download PDF

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JP2004505651A JP2000610534A JP2000610534A JP2004505651A JP 2004505651 A JP2004505651 A JP 2004505651A JP 2000610534 A JP2000610534 A JP 2000610534A JP 2000610534 A JP2000610534 A JP 2000610534A JP 2004505651 A JP2004505651 A JP 2004505651A
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Abstract

本発明は、合金であって、金、白金、パラジウムおよび銀からなる群から選択された1種以上の金属を、合金の重量を基準にして少なくとも60重量%含み、銀は金、白金および/またはパラジウムと必ず組合せて使用され、降伏点が少なくとも200N/mmであり、かつ破断伸びが少なくとも8%である合金から製造したステントに関する。

Description

【0001】
本発明は生物医学用の補助材または埋込材に関する。さらに詳しくは、本発明は、ステント、動脈瘤クリップ、心臓弁、閉塞用コイル、縫合材料、人工関節および骨接合材料などのような生物医学用補助材に関する。
【0002】
ステントは特に、血管狭窄および閉塞の処置のための治療に使用される。特にドッター(Dotter)処置の後に、収斂したり部分的に閉塞したりしている血管を開いておくためにステントを挿入することが多い。ステントが通常用いられる部位は、心臓の冠状動脈、腎動脈、骨盤動脈および大腿動脈などである。動脈瘤、血管閉塞もしくは狭窄、または動静脈瘻の処置の際に、ステントをプラスチックと組合せて(いわゆる、ステントグラフト)用いることが近年多くなってきた。
【0003】
ステントには満たさねばならない要件がいくつかある。まず第一に重要なことは、機械的特性である。典型的には、ステントは細い針金または孔を開けたチューブから構成されるが、たとえば動脈内でステントにかかる荷重はかなりのものになる可能性がある。したがって、ステントは圧力に充分耐え得るだけでなく、充分な弾性も備えていることが重要である。さらに、過敏症、さらには拒絶反応を招かないよう、ステントは生体適合性のある材料で製造しなければならない。
【0004】
現今では磁気共鳴映像法(MRI)の重要性が増してきているので、血管内で用いるステントでは、磁気共鳴に対する適合性も重要である。現在市販されているステントは金属の合金で製造されている。最もよく使用されている金属はステンレススチール316およびニチノール(Nitinol)である。その他時によってタンタルが用いられることもある。機械的特性が好ましいことが理由で最も多用されている材料であるステンレススチール316は特に、MRIで用いられる磁場を部分的に乱し、その結果、ステント周辺の血管の画像が著しく損なわれる。MRIにおいてはニチノールおよびタンタルの方が好ましいが、それでも磁気共鳴に対する適合性が充分とは言えない。
【0005】
したがって、公知のステント特にステンレススチール316から製造したステントのような好適な機械的特性を有し、しかも同時に、MRI検査法において画像アーチファクトが最小となるような、改良されたステントの登場が待望されている。また、この新しいステントは生体適合性を有するべきである。
【0006】
驚くべきことには、1種以上の貴金属を主体とした特定の合金から製造することによって、そのような望ましい物性をステントに付与することが可能であることが見出された。したがって、本発明は、合金であって、金、白金、パラジウムおよび銀からなる群から選択された1種以上の金属を、合金の重量を基準にして少なくとも60重量%含み、銀は金、白金および/またはパラジウムと必ず組合せて使用され、降伏点が少なくとも200N/mmであり、かつ破断伸びが少なくとも8%である合金から製造したステントに関する。
【0007】
本発明にしたがった合金から製造したステントは、従来から使用されてきた材料から製造したステントに比べて、MRI画像の乱れが顕著に少ないことが判明した。X線を使用するようなより古典的な検査方法がまだ採用されている場合においても、本発明のステントの原料となっている合金ではさらにX線不透過性が高い点で有利である。
【0008】
さらに、本発明のステントは、公知のステントが有する機械的特性に比べても同等以上の機械的特性を有している。その上、本発明のステントを製造するための合金は、濡れ特性に優れ、また極めて簡単な方法で加工することが可能である。良好な濡れ特性を有するために、環境からの物質の付着が極めてわずかしか起きない。ここで注目すべきは、それらに加えて、合金物体の表面には酸化物膜が実質的に形成されないことで、これも有利な点と考えられる。その上、本発明のステントは極めて良好な生体適合性を有している。また、ニッケルを使用せずにステントを製造することが可能なことも見出された。ニッケルは、生体内で使用した場合に、多くの人でアレルギー反応を引き起こすという疑いをもたれている金属である。
【0009】
既に述べたように、本発明のステントを製造するための合金は貴金属合金である。合金の重量を基準にして、少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも75重量%の貴金属を含んでいる。ここの文脈においては、貴金属とは、金、白金、パラジウムおよび銀の金属を意味する。さらに重要なことは、合金中の貴金属が銀のみという状態はないということである。もし銀が存在するとすれば、金、白金およびパラジウムからなる群から選択された少なくとも1種の他の元素も合金中に共存させる。好ましくは少なくとも5重量%、さらに好ましくは少なくとも10重量%の金、白金および/またはパラジウムを共存させる。以上のような条件が満たされれば、ステントおよびその他の生物医学用補助材に用いるに充分な機械的特性を有する合金を製造できることが明らかになった。
【0010】
好ましい実施態様においては、この合金には金とパラジウムの組合せまたは銀とパラジウムの組合せが含まれる。このような組合せとすることによって、その合金は磁気的性質および電気伝導性の面において最適なものとなる。MRIで良好な画像を得るためには、合金の磁化率が低く、電気抵抗が大きいことが望ましいことが判っている。
【0011】
金およびパラジウムを主体とした合金の場合には、金対パラジウムの相対的な重量比は、好ましくは、3:1から0.5:1の間であり、さらに好ましくは、1.6:1から1:1の間である。銀およびパラジウムを主体とした合金の場合には、銀対パラジウムの相対的な重量比は、好ましくは、3:1から0.3:1の間であり、さらに好ましくは、1.3:1から0.4:1の間である。
【0012】
これまでに述べた貴金属に加えて、合金は、好ましくは、数種類のドーピング剤を含む。ドーピング剤の全量は、好ましくは、共存する貴金属の量を基準にして、0.5から40重量%の間であり、さらに好ましくは、4から40重量%の間である。合金は金属だけを含んでいることが好ましく、したがって、ドーピング剤の全量は、好ましくは、共存する貴金属の量に対して調製される。そのため、場合によっては、ドーピング剤の上限は25重量%としてもよい。
【0013】
好ましいことではないが、非常に少量の不純物の存在を排除することが不可能であることは明らかである。たとえば、非常に少量のケイ素または炭素が存在したとしても、そのために、克服できないような障害が起きるわけではない。これらの物質は、好ましくは、ケイ素の場合で1.5重量%をこえる量、炭素の場合で1重量%をこえる量では存在しない。
【0014】
ドーピング剤は好ましくは、イリジウム、インジウム、ガリウム、スズ、チタン、銅、亜鉛、およびルテニウムからなる群から選択される。ここに挙げたドーピング剤は個別に使用しても、相互に組合せて使用してもよい。これらのドーピング剤は合金の性質、特に機械的特性に特に好ましい影響を与えることが見出されている。前掲のドーピング剤は好ましくは、以下の量で存在する:
イリジウムは30重量%まで、より好ましくは0.1から10重量%まで、
インジウムは20重量%まで、より好ましくは1から10重量%まで、
ガリウムは20重量%まで、より好ましくは1から10重量%まで、
スズは20重量%まで、より好ましくは1から10重量%まで、
チタンは40重量%まで、好ましくは15重量%まで、より好ましくは0.5から5重量%まで、
銅は20重量%まで、好ましくは15重量%まで、より好ましくは1から5重量%まで、
亜鉛は20重量%まで、好ましくは10重量%まで、より好ましくは1から6重量%まで、そして、
ルテニウムは20重量%まで、好ましくは10重量%まで、より好ましくは0.1から1重量%まで、である。
【0015】
これらの量のドーピング剤を含有する合金からステントを製造すれば、優れた機械的特性とともに、MRIにおける画像の人為的な影響も非常に小さなものとなる。
【0016】
上に述べたドーピング剤に加えてさらに、ロジウム、レニウム、セリウム、ゲルマニウム、ホウ素、鉄、タンタル、ニッケル、コバルト、アルミニウム、ニオブ、ジルコニウム、マンガン、クロム、モリブデンおよびタングステンからなる群から選択した金属を共存させてもよい。これらの金属もまた、個別に使用しても、組合せて使用してもよい。これらの金属を次に規定する量で使用した場合には特に、これらのドーピング剤によって、本発明に関わる合金の物性に好ましい影響を与えることが可能となる。しかしながら、ここでのドーピング剤による効果は一般的に、先に述べたドーピング剤による効果よりは幾分低いものとなるであろう。この第2の群のドーピング剤の好ましい量は、次の通りである:
ロジウムは30重量%まで、好ましくは10重量%まで、より好ましくは0.1から1重量%まで、
レニウムは5重量%まで、より好ましくは0.1から1重量%まで、
セリウムは5重量%まで、より好ましくは0.1から1重量%まで、
ゲルマニウムは5重量%まで、より好ましくは0.1から3重量%まで、
ホウ素は3重量%まで、より好ましくは0.1から0.5重量%まで、
鉄は5重量%まで、より好ましくは0.1から3重量%まで、
タンタルは5重量%まで、より好ましくは0.1から2重量%まで、
ニッケルは30重量%まで、より好ましくは1から10重量%までであるが、さらに好ましくは全く含有しない、
コバルトは30重量%まで、より好ましくは1から10重量%まで、
アルミニウムは3重量%まで、より好ましくは0.1から1重量%まで、
ニオブは15重量%まで、より好ましくは1から5重量%まで、
ジルコニウムは5重量%まで、より好ましくは0.1から2重量%まで、
マンガンは5重量%まで、より好ましくは0.1から2重量%まで、
クロム、モリブデンおよびタングステンはその合計が5重量%まで、より好ましくは0.1から1重量%まで、である。
【0017】
本発明では、ステントを製造するための合金は、その降伏点が少なくとも200N/mm、そして破断伸びが少なくとも8%でなければならない。好ましくは、その降伏点が少なくとも300N/mm、そして破断伸びが少なくとも20%である。合金の組成を適切に選択すれば、その降伏点が400N/mm以上で、かつ破断伸びが約30%のものを得ることができることが判った。
【0018】
本発明の枠組みにおいては、降伏点とは、硬焼鈍し(hard−anneal)された合金についてISO6892にしたがって測定したものと定義する。本発明では、破断伸びとは、軟焼鈍し(soft−annealing)した合金について、同じくISO6892に従って測定したものと定義する。硬焼鈍しまたは軟焼鈍しが起きる条件は、合金組成物の硬焼鈍しまたは軟焼鈍しそれぞれが最適となる条件である。当業技術者ならば、当業通常の技量によってこれらの条件を選択することが可能であろう。降伏点と破断伸びを測定するには、測定すべき合金から作成した試験片を引張試験機にかけて徐々に荷重をかけて、破断に至らしめる。試験片にかかった力をグラフ表示し、破断伸びは試験前後における試験片の平行部分の長さを測定して求める。さらに詳しくは、この試験の結果から次の方法で以下の量を計算することができる:
・引張強度=Fmax/A(N/mm)、ここでFmaxはかかった最大引張力(ニュートンで表現)であり、Aは破断前の試験片の平行部分の断面積(mmで表現)であり、
・降伏点=F/A(N/mm)、ここでFは0.2%永久伸びにおける引張力(ニュートンで表現)であり、
・破断伸び= [(L−L)/L]*100%、ここでLは試験後の試験片の平行部分の長さであり、Lは試験前のそれと同じ部分の長さである。
【0019】
機械的特性に関わる上記の要件を満たす目的で、合金の組成、特にそれに共存させるドーピング剤の種類と量を選択することは、当業通常の技量を用いることによって、当業技術者ならば可能であろう。
【0020】
合金の調製は、偶然にもたとえば歯科的な応用においても公知であるが、欧州特許出願第0 598 431号に記載されている方法で実施できる。ここで重要なのは、均一な組成の合金を得ることである。
【0021】
参照される公知の調製法は、目的の金属を目的の量で含む溶融物を作り、その溶融物を鋳造してインゴットを作成し、焼戻し(tempering)によって均質化させ、冷却、硬化させる(hardening)工程を含む。焼戻しは650から1200℃の間の温度で実施することができる。焼戻しは好ましくは温度約900℃で実施される。冷却は、好ましくは、焼戻した合金を水中で冷却することによって行われる。最適な物性を得るためには、冷却は好ましくは、急速に行われる(焼戻し処理の直後に)。好ましくは、この冷却した合金を次いで、ロールにかけて薄物にしたり、延伸によって針金状にしたりする。好ましくは圧延は、温度650〜1200℃、好ましくは約900℃における焼戻しと交互に、複数の工程で行われる。その結果として生じる合金の硬化処理(hardening)、好ましくは温度400〜700℃、より好ましくは温度500〜650℃で行われる。
【0022】
この合金からステントを通常の方法によって形成することが可能である。本発明においてはこの合金から、すべての公知の種類のステントを製造することができる。例を挙げれば、動脈用ステントで、たとえば、腹部動脈、骨盤動脈、大腿動脈、上行頚動脈、腎動脈および冠状動脈に用いるステント、静脈用のステントでこれには大静脈用およびTIPS(経頚静脈性肝内門脈体循環短絡)用のステントが含まれ、バルーン拡張性または自己拡張性のステント、被覆ステント、ステントグラフトおよびエンドグラフト(すなわち、動脈瘤および狭窄性血管疾患の治療のために血管補綴材料と組合せたステントで、腹部大動脈瘤への応用を含む)からなる群、および、非血管用ステントで、たとえば、胆管用、胃腸管用、泌尿器用、気管支用のステントなどである。各種のステント、その形状および応用例などについては、以下の書物が参考となる。ベッカー(Becker)G.J.「血管用ステント(Vascular stents)」およびデイク(Dake)M.D.「胸部大動脈瘤治療のための血管内ステントグラフトの経腔的配置(Transluminal Placement of Endovascular Stent−Grafts for the Treatment of Thoracic Aortic Aneurysms)」、いずれもバウム(Baum)S.およびペンテコスト(Pentecost)M.J.編『アブラムズ血管造影法(Abrams’ Angiography)』のそれぞれ第85〜118ページおよび第356〜365ページ(リトル・ブラウン&Co.(Little, Brown & Co.)、ボストン、1997)およびホプキンソン(Hopkinson)B.ら、『大動脈瘤のための血管外科(Endovascular Surgery for Aortic Aneurysms)』(サウンダース(Saunders)W.B.、ロンドン、1997)。
【0023】
本発明のステントを製造するための合金はその他の生物医学用補助材または埋込材を製造する際にも適していることが判明した。本発明の枠組みにおいては、「生物医学用補助材または埋込材」とは、体内に永久的または一時的に設置する、身体にとって異物となるような対象物すべてを含むと理解されたい。これらの対象物はしばしば、全面的あるいは部分的に障害のある身体の機能を維持・置換したり、身体のある種の機能または身体の一部の回復を支援したりするために用いられる。本明細書に含まれる補助材・埋込材は特に、機械的な物性もMRI的な性質も共に重要な用途において、外気には触れない部位で人体内で使用されるものであり、実際のところ、歯科領域に属さないすべての用途が含まれると理解されたい。
【0024】
したがって、本発明はさらに、そのような生物医学用補助材または埋込材を製造するために上記の合金を使用することに関するものでもある。そのような補助材・埋込材の例を挙げれば、動脈瘤クリップ、心臓弁、閉塞用コイル(動脈、静脈および動脈瘤の治療のための閉塞用)、縫合材料、人工関節および骨接合材料、たとえば、骨構造を外科的に再構築するためのネジ、ピンそれに平板などがある。
【0025】
例とともに、上記の補助材の応用および可能な形状に関する記述は以下の参考文献に見出される。ポラック(Pollak)J.S.、ホワイト(White)R.I.、「機械的閉栓剤(Mechanical Embolic Agents)(バウム(Baum)S.およびペンテコスト(Pentecost)M.J.編『アブラムズ血管造影法(Abrams’ Angiography)』第55〜79ページ(リトル・ブラウン&Co.(Little, Brown & Co.)、ボストン、1997)(閉塞用コイル)、ヤサルギル(Yasargil)M.G.『ミクロ神経外科』第212〜213および第245〜271ページ(ジョージ・ティーメ・フェルラーク(George Thieme Verlag)、ニューヨーク、1984)(動脈瘤クリップ)、カーリン(Kirlin)J.W.、バラット=ボイエス(Barratt−Boyes)B.G.『心臓外科第2版』第1巻、第11章、第474〜476ページ(チャーチル・リビングストン・Inc.(Churchill Livingstone Inc.)、ニューヨーク、1993)(心臓弁および縫合材)、ムラー(Muller)M.E.、アルゴウアー(Allgower)M.、シュナイダー(Schneider)R.、ウィリネガー(Willenegger)H.『骨接合マニュアル』(スプリンガー・フェルラーク(Springer Verlag)、1979)、およびブラウナー(Browner)B.D.、エドワーズ(Edwards)C.C.『髄内釘固定法の科学と実技(The Science and Practice of Intramedullary Nailing)』(リー&フェビガー(Lea & Febiger)、1987)(いずれも、骨用ネジ、骨用ピン、骨用平板)、および、レモンズ(Lemons)J.E.「金属合金(Metallic Alloys)」およびランド(Rand)J.A.ら「セメント化膝関節全形成(Cemented Total Knee Arthroplasty)」(モレイ(Morrey)B.F.編、『関節置換形成術(Joint Replacement Arthroplasty)』、それぞれ第13〜22および第1007〜1021ページ、チャーチル・リビングストン(Churchill Livingstone)、ニューヨーク、1991)、および同本第147〜240、第275〜329および第419〜436ページ(人工関節)。
【0026】
これまでの記述および以下の実施例においては、特に記さない限り、百分率はすべて合金の重量を基準とした重量%である。
【0027】
実施例
欧州特許出願A第0 598 431に記載された手順にならって、以下の組成の合金を調製した。
【0028】
合金A: 金       0.1重量%
白金      0.5重量%
パラジウム   60.6重量%
銀       28.0重量%
スズ      7.3重量%
インジウム   2.0重量%
ガリウム    1.2重量%
亜鉛      0.2重量%
ルテニウム   0.1重量%
合金B: 金       2.0重量%
パラジウム   78.9重量%
銅       10.0重量%
ガリウム    9.0重量%
イリジウム   0.1重量%
合金C: 金       52.0重量%
パラジウム   38.0重量%
インジウム   8.2重量%
ガリウム    1.6重量%
銀       0.1重量%
レニウム    0.1重量%
合金D: 金       77.1重量%
白金      7.7重量%
パラジウム   9.5重量%
銀       2.0重量%
インジウム   3.5重量%
イリジウム   0.2重量%
【0029】
これらの合金について、降伏点と破断伸びをISO6892にしたがって測定した。さらに、これらの合金から製造したステントについて、生体適合性、アレルゲン性、X線不透過性、MRI画像、および濡れの様子を調べた。生体適合性を調べるためには、EN10993標準(1996)を利用したが、特に細胞毒性および変異原性に注目した。本発明によるステントはこの標準に適合することが判った。濡れを調べるために、試験片を研磨し、その上に等量の水、生理食塩液、それに血液を連続して滴下した。液滴の形状から濡れの様子を判断した(液滴が扁平になっているほど濡れ性が大きく、したがって物質の付着も多くなる)。
【0030】
硫酸銅溶液を満たしたプラスチック容器にステントを入れてMRI画像を計測したが、これは生体外でのMR試験としては好適な方法である。この硫酸銅溶液の濃度は約1g/リットルであった。標準の1.5テスラのMRスキャナーとグラジエント・エコー・シークエンス(gradient echo sequence)(フィリップス(Philips)ACS−NT)を利用して、ステントの画像を測定し、信号損失を求めた。
【0031】
前記の物性について、本発明による上記の合金からのステントを、市販のステントと比較した。これら市販のステントの物性は、物性表から引用した。ステンレススチール316(RVS316)については、『シュタールシュリュッセル(Stahlschluessel)』(フェルラーク・シュタールシュリュッセル・ヴェークスト(Verlag Stahlschluessel Wegst)GmbH、1983)を用いた。ニチノールについてのデータは、『ダス・デンタル・ヴァデメクム(Das dental Vademecum)』(ドイチェ・エルツテ・フェルラーク(Deutsche Aerzte Verlag)、No.5、1989)から引用した。タンタルについてのデータはISO6892による引張試験を実施して得た実験値である。結果を以下の表に示した。
【0032】
【表1】
Figure 2004505651
【0033】
【表2】
Figure 2004505651

Claims (12)

  1. 合金であって、金、白金、パラジウムおよび銀からなる群から選択された1種以上の金属を、合金の重量を基準にして少なくとも60重量%含み、銀は金、白金および/またはパラジウムと必ず組合せて使用され、降伏点が少なくとも200N/mmであり、かつ破断伸びが少なくとも8%である合金から製造したステント。
  2. 合金が、合金の重量に対して少なくとも60重量%の、金とパラジウムの組合せまたは銀とパラジウムの組合せを含むことを特徴とする請求項1に記載のステント。
  3. 金対パラジウムの重量比が3:1から0.5:1の間にあることを特徴とする請求項2に記載のステント。
  4. 銀対パラジウムの重量比が3:1から0.3:1の間にあることを特徴とする請求項2に記載のステント。
  5. 合金が、イリジウム、インジウム、ガリウム、スズ、チタン、銅、亜鉛およびルテニウムからなる群から選択された1種以上の金属を、合金の重量を基準にして少なくとも0.5重量%含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のステント。
  6. 合金の降伏点が少なくとも300N/mmであることを特徴とする先行する請求項のいずれかに記載のステント。
  7. 合金の破断伸びが少なくとも20%であることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のステント。
  8. 合金がさらに、ロジウム、レニウム、セリウム、ゲルマニウム、ホウ素、鉄、タンタル、ニッケル、コバルト、アルミニウム、ニオブ、ジルコニウム、マンガン、クロム、モリブデンおよびタングステンからなる群から選択された金属の1種以上を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のステント。
  9. 合金がさらに、ケイ素および炭素からの1種以上の元素を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載のステント。
  10. 合金であって、金、白金、パラジウムおよび銀からなる群から選択された1種以上の金属を、合金の重量を基準にして少なくとも60重量%含み、銀は金、白金および/またはパラジウムと必ず組合せて使用され、降伏点が少なくとも200N/mmであり、かつ破断伸びが少なくとも8%である合金の、補助材または埋込材が外気に触れないような部位において人体に適用する生物医学用の補助材または埋込材を製造するための使用。
  11. その補助材または埋込材が、ステント、動脈瘤クリップ、心臓弁、閉塞用コイル、縫合材料、人工関節および骨接合材料である、請求項10に記載の使用。
  12. 合金であって、金、白金、パラジウムおよび銀からなる群から選択された1種以上の金属を、合金の重量を基準にして少なくとも60重量%含み、銀は金、白金および/またはパラジウムと必ず組合せて使用され、降伏点が少なくとも200N/mmであり、かつ破断伸びが少なくとも8%である合金の、生物医学用の補助材または埋込材の核磁気共鳴(MR)適合性を増大させるための使用。
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