JP2004304135A - 露光装置、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可変パターン生成部VPGのパターンで反射された光束は、投影レンズ6を介して、感光性基板であるプレートPL上にマスクパターンの像を形成する。プレートPLをY軸方向に走査しつつ、これに同期して可変パターン生成部VPGに形成したパターンをスクロールすることによって、プレートPLの全面に所望のパターンが徐々に露光される。この際、調整部である主制御部8は、プレートPLに最終的に転写すべきパターンの形状等に応じて可変パターン生成部VPGの予備領域DA1を点灯し、各部の露光量を調整して露光量の最適化を図る。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体素子、液晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド、その他のマイクロデバイスの製造工程において用いられる露光装置、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
露光装置として、回路パターンを表示する液晶ディスプレイとウェハとを相対的に移動させつつ、液晶ディスプレイに表示された回路パターンをウェハの移動に同期して変化させるものが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−17718号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような露光装置では、走査によってパターンがそのまま転写されるだけである。また、表示用の液晶ディスプレイに画素欠陥やパーティクルの付着等がある場合、これらの欠陥像が転写されてしまう。また、照明光に照度むら等が存在する場合、これらの影響で露光むらが発生する可能性がある。
【0004】
そこで、本発明は、転写すべきパターンの形状、パターンの大きさ、露光条件等に応じた適切な露光を行うことができる露光装置、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、電気的に制御されたパターン形成部の画素欠陥等やパターン形成部に付着した異物等が存在する場合であっても、その欠陥像が転写されることを防止できる露光装置、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
さらに、本発明は、露光むらの発生を防止することができる露光装置、露光方法及び及びマイクロデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の発明に係る露光装置は、(a)複数の表示素子を含み、該複数の表示素子の表示動作によって所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、(b)パターン形成部における複数の表示素子の表示動作を制御する制御手段と、(c)パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージとを有する。そして、制御手段が、感光性基板に露光される露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整する調整部を含むことを特徴とする。ここで、「パターン形成部」は、自発光型画像表示素子と非発光型画像表示素子の双方を含む概念である。前者の自発光型画像表示素子には、CRT(cathode ray tube)、無機EL(electro luminescence)ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、OLED(organic light emitting diode)ディスプレイ、LDディスプレイ、電界放出ディスプレイ(FED: field emission display)、プラズマディスプレイ(PDP: plasma display panel)等が含まれる。また、後者の非発光型画像表示素子は、空間光変調器(spatial light modulator)とも呼ばれ、光の振幅、位相あるいは偏光の状態を空間的に変調する素子であり、透過型空間光変調器と反射型空間光変調器とに分けられる。透過型空間光変調器には、透過型液晶表示素子(LCD: liquid crystal display)、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)等が含まれる。また、反射型空間光変調器には、DMD(digital mirror device, or digital micro−mirror device)、反射ミラーアレイ、反射型液晶表示素子、電気泳動ディスプレイ(EPD: electrophoretic display)、電子ペーパ(又は電子インク)、光回折ライトバルブ(grating light valve)等が含まれる。また、「露光パターン」とは、露光すべきパターン若しくは露光されたパターンを意味し、パターン形成部により形成される露光パターンの場合その表示画像に相当し、感光性基板に露光されるべき露光パターンの場合その露光画像に相当する。また、「表示動作の調整」とは、表示素子からの反射光、透過光はたは発光光の明るさ階調を変化させること、及びパターン修正等を意味する。
【0008】
上記露光装置では、制御手段に含まれる調整部が、感光性基板に露光される露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整するので、感光性基板に最終的に転写すべきパターン形状すなわち露光パターン形状に相当するパターンをそのまま生成するパターン形成部本来の機能を拡張的に利用して簡易・迅速に露光パターンの露光量を調整することができ、或いは露光むらを補正することができる。
【0009】
また、第2の発明に係る露光装置は、第1の発明の装置であって、調整部が、感光性基板に露光される露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、パターン形成部により表示される露光パターンを修正する修正部を含むことを特徴とする。この場合、露光パターンの修正によって露光量の調整や露光むらの補正を効率的に達成することができる。
【0010】
また、第3の発明に係る露光装置は、(a)複数の表示素子を含み、該複数の表示素子の表示動作によって所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、(b)パターン形成部における複数の表示素子の表示動作を制御する制御手段と、(c)パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージとを有する。そして、制御手段が、感光性基板に露光される露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整する調整部を含むことを特徴とする。
【0011】
上記露光装置では、制御手段に含まれる調整部が、感光性基板に露光される露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整するので、感光性基板に最終的に転写すべきパターン形状すなわち露光パターン形状に相当するパターンをそのまま生成するパターン形成部本来の機能を拡張的に利用して簡易・迅速に露光状態を制御することができ、露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じた適切な露光が可能になる。
【0012】
また、第4の発明に係る露光装置は、第3の発明の装置であって、調整部が、感光性基板に露光される露光パターンの形状または/および露光パターンの大きさに応じて、パターン形成部により表示される露光パターンを修正する修正部を含むことを特徴とする。この場合、露光パターンの修正によって、露光パターン形状または/および露光パターンの大きさ、すなわちパターンの形状的要因に応じた適切な露光を効率的に達成することができる。
【0013】
また、第5の発明に係る露光装置は、第1〜4の発明の装置であって、ステージが、露光に際して、感光性基板をパターン形成部に対して相対的に移動させ、パターン形成部が、感光性基板の移動に同期して露光パターンが移動するように表示することを特徴とする。この場合、走査型の露光によって広域に亘って高精度の露光が可能になる。
【0014】
また、第6の発明に係る露光装置は、第1〜5の発明の装置であって、パターン形成部にて表示された露光パターンを感光性基板に投影する投影手段をさらに含むことを特徴とする。この場合、投影露光装置とすることができ、露光パターンを所望の拡大率、等倍、若しくは縮小率で基板上に露光することができ、特に縮小の場合、高い集積度の微細パターン形成することができる。
【0015】
また、第7の発明に係る露光装置は、第1,2の発明の装置であって、調整部が、パターン形成部にて表示動作する表示素子の数に応じて感光性基板に露光される露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正することを特徴とする。この場合、表示数の調整によって簡易に露光量や露光むらを補正することができる。
【0016】
また、第8の発明に係る露光装置は、第2,4の発明の装置であって、修正部は、パターン形成部にて表示される露光パターンを変更(調整、補正、修正等)するために、複数の表示素子の表示動作の領域を変更することを特徴とする。この場合、表示領域の変更によって露光に寄与する表示素子数を簡易に調整することができる。
【0017】
また、第9の発明に係る露光装置は、第2,4,8の発明の装置であって、ステージが、露光に際して、パターン形成部に対して感光性基板を走査方向に沿って相対的に移動させるとともに、パターン形成部が、感光性基板の移動に同期して露光パターンが移動するように表示し、修正部が、パターン形成部により表示される露光パターンを修正するために、走査方向におけるパターン形成部の表示素子の動作数を調整することを特徴とする。この場合、走査型の露光において走査方向の動作素子数の調節によって簡易に感光性基板上の各点の露光光量を制御することができる。
【0018】
また、第10の発明に係る露光装置は、第1〜9の発明の装置であって、パターン形成部が、露光パターンを表示するための複数の表示素子を有する第1表示領域、及び表示素子の表示動作を調整するために複数の表示素子を有する第2表示領域を含み、調整部が、第2表示領域を用いることにより、表示素子の表示動作数を調整することを特徴とする。この場合、予備の第2表示領域を利用して露光光量の減少を抑えつつ適正な露光を達成することができる。
【0019】
また、第11の発明に係る露光装置は、第1〜10の発明の装置であって、パターン形成部にて表示される露光パターンの状態を検出する検出する検出手段を更に含み、調整部が、検出手段からの検出情報に基づいて、表示素子の表示動作を調整することを特徴とする。この場合、検出手段の検出情報に基づいてパターン形成部の欠陥、ゴミの付着、表示素子自身の特性変化等をモニタすることができ、このような誤差要因を相殺する補正が可能になる。
【0020】
また、第12の発明に係る露光装置は、第1〜11の発明の装置であって、パターン形成部にて表示される露光パターンに関与する表示素子における露光の寄与度を調整することを特徴とすることを特徴とする。ここで、「寄与度の調整」とは、表示素子の点灯又は透過時間の調整、表示素子の反射又は透過光量の調整等を含む概念である。この場合、露光パターンを構成する表示素子の寄与度調整によって、露光量の調整、露光むらの補正、露光パターン形状等に応じた適切な露光等が可能になる。
【0021】
また、第13の発明に係る露光装置は、第1〜11の発明の装置であって、パターン形成部にて表示される露光パターンに関与する表示素子の各々における露光の寄与度を調整することを特徴とする。この場合、露光パターンを構成する個々の表示素子の寄与度調整によって、露光量の調整、露光むらの補正、露光パターン形状等に応じた適切な露光等が可能になる。
【0022】
また、第14の発明に係る露光装置は、第1〜11の発明の装置であって、パターン形成部にて表示される露光パターンに関与する表示素子の各々から感光性基板へ向う光の強度または表示素子各々の表示動作の時間を調整することを特徴とする。
【0023】
また、第15の発明に係る露光装置は、第1〜14の発明の装置であって、パターン形成部を照明する照明装置をさらに含み、調整部が、パターン形成部を照明する照明むらまたは感光性基板に形成される露光パターンの露光むらを補正するように、表示素子の表示動作を調整することを特徴とする。この場合、照明装置による照明むら等の補正も可能になり、パターン形成部の均一な照明、延いては露光量が高度に制御されたパターン転写が可能になる。
【0024】
また、第16の発明に係る露光装置は、第15の発明の装置であって、パターン形成部を照明する照明むらまたは感光性基板に形成される露光パターンの露光むらを計測する計測手段をさらに含み、計測手段からの情報に基づいて、調整部が、表示素子の表示動作を調整することを特徴とする。この場合、計測手段からの情報をフィードバックしてリアルタイムで照明むらや露光むらを補正することができる。
【0025】
また、第17の発明に係る露光装置は、第1〜15の発明の装置であって、感光性基板に露光されるパターンの露光量または露光むらを光電的に検出する光電検出装置をさらに含むことを特徴とする。
【0026】
また、第18の発明に係る露光装置は、(a)複数の表示素子を含み、該複数の表示素子の表示動作によって所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、(b)パターン形成部における複数の表示素子の表示動作を制御する制御手段と、(c)パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージとを有し、制御手段が、感光性基板に露光されるパターンの露光条件に応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整する調整部を含むことを特徴とする。
【0027】
上記露光装置では、制御手段に含まれる調整部が、感光性基板に露光されるパターンの露光条件に応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整するので、感光性基板に最終的に転写すべきパターン形状すなわち露光パターン形状に相当するパターンをそのまま生成するパターン形成部本来の機能を拡張的に利用して簡易・迅速に露光状態を制御することができ、前後のプロセス等を含む各種条件に適切に対応して最適化された露光が可能になる。
【0028】
また、第19の発明に係る露光装置は、第18の発明の装置であって、調整部は、感光性基板に露光される露光パターンの露光条件に応じて、パターン形成部により表示される露光パターンを修正する修正部を含む。この場合、個別の露光条件に適合するように露光パターンを簡易かつ効率的に修正することができる。
【0029】
また、第20の発明に係る露光装置は、(a)複数のマイクロミラーを含み、該複数のマイクロミラーの姿勢調整によって露光光路に沿って所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、(b)パターン形成部における複数のマイクロミラーの姿勢を制御する制御手段と、(c)パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージと、(d)パターン形成部における複数のマイクロミラーの姿勢調整によって非露光光路に沿って形成される非露光パターンを検出する検出手段とを含むことを特徴とする。
【0030】
上記露光装置では、検出手段がパターン形成部における複数のマイクロミラーの姿勢調整によって非露光光路に沿って形成される非露光パターンを検出するので、マイクロミラーからなるパターン形成部からの光路外(非露光経路)に導かれる反射光を利用してパターン形成部や照明光照度分布等の状態を監視することができる。
【0031】
また、第21の発明に係る露光方法は、上記第1〜第20の発明に係る露光装置を用いた露光方法において、(a)被露光面または被露光面と光学的に共役な位置に配置されたパターン形成部に露光パターンを表示させる露光パターン表示工程と、(b)パターン形成部にて表示された露光パターンを被露光面に配置された感光性基板に転写する転写工程を含むことを特徴とする。
【0032】
上記露光方法では、上記第1〜第20の発明に係る露光装置を用いてパターン形成部にて表示された露光パターンを感光性基板に転写するので、パターン形成部本来の機能を拡張的に利用して、露光量の調整、露光むらの補正、及び、露光パターン形状等に応じた適切な露光が可能になる。
【0033】
また、第22の発明に係る露光方法は、(a)複数の表示素子を含むパターン形成部を用いて所望の露光パターンを形成する露光パターン形成工程と、(2)感光性基板に露光されるパターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整する調整工程と、(c)パターン形成部にて表示された露光パターンを感光性基板に転写する転写工程とを含むことを特徴とする。
【0034】
上記露光方法では、調整工程で、感光性基板に露光されるパターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整するので、露光パターン形状に相当するパターンをそのまま生成するパターン形成部本来の機能を拡張的に利用して簡易・迅速に露光パターンの露光量を調整することができ、或いは露光むらを補正することができる。
【0035】
また、第23の発明に係る露光方法は、(a)複数の表示素子を含むパターン形成部を用いて所望の露光パターンを形成する露光パターン形成工程と、(b)感光性基板に露光される露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整する調整工程と、(c)パターン形成部にて表示された露光パターンを感光性基板に転写する転写工程とを含むことを特徴とする。
【0036】
上記露光方法では、調整工程で、感光性基板に露光される露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整するので、感光性露光パターン形状に相当するパターンをそのまま生成するパターン形成部本来の機能を拡張的に利用して簡易・迅速に露光状態を制御することができ、露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じた適切な露光が可能になる。
【0037】
また、第24の発明に係る露光方法は、(a)複数の表示素子を含むパターン形成部を用いて所望の露光パターンを形成する露光パターン形成工程と、(b)感光性基板に露光されるパターンの露光条件に応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整する調整工程と、(c)パターン形成部にて形成された露光パターンを感光性基板に転写する転写工程とを含むことを特徴とする。
【0038】
上記露光方法では、調整工程で、感光性基板に露光されるパターンの露光条件に応じて、感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する表示素子の表示動作を調整するので、露光パターン形状に相当するパターンをそのまま生成するパターン形成部本来の機能を拡張的に利用して簡易・迅速に露光状態を制御することができ、前後のプロセス等を含む各種条件に適切に対応して最適化された露光が可能になる。
【0039】
また、第25の発明に係る露光方法は、第22〜24の発明の方法であって、調整工程が、パターン形成部により形成される露光パターンを修正する修正工程を含むことを特徴とする。この場合、露光量調整や露光むら補正、露光パターンの形状的要因に応じた露光量調整、個別の露光条件に応じた調整等を、露光パターンの修正によって簡易かつ効率的に達成することができる。
【0040】
また、第26の発明に係るマイクロデバイスの製造方法は、第21〜24の発明の露光方法を用いてマイクロデバイスを製造することを特徴とする。上記マイクロデバイスの製造方法では、上述の露光方法を用いるので、露光量の調整、露光むらの補正、及び、露光パターン形状等に応じた適切な露光が可能になり、高精度のマイクロデバイスを高い歩留まりで製造することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る露光装置の概略構成を示す図である。この露光装置10は、照明光源装置2と、マスク装置4と、投影レンズ6と、ステージ装置7と、主制御部8とを備え、ステージ装置7に載置したプレート(感光性基板)PL上に、マスク装置4に設けた可変パターン生成部VPGの反射パターン像を投影することによって露光処理を行う。
【0042】
ここで、照明光源装置2は、マスク装置4に設けた可変パターン生成部VPGに対してほぼ平行な光束を均一に入射させて一様な照明を行うものであり、光源、集光レンズ、コリメートレンズ等からなる照明光学系21と、照明光学系21の動作状態を制御する光源制御系23とを備える。この照明光学系21は、主制御部8によって動作を制御されており、光源から射出された特定波長の光源光を均一化することによって得た照明光ILを、ほぼ平行で均一な光束として可変パターン生成部VPGに入射させ、可変パターン生成部VPG全体を均一に照明することができる。
【0043】
なお、照明光学系21は、波面分割型のケーラー照明とすることもできる。この場合、照明光学系21は、光源、コリメートレンズ、オプティカルインテグレータ(フライアイレンズ、ロッド型インテグレータ、回折素子)、集光レンズ、視野絞り、リレーレンズ等で構成されるが、照明面である可変パターン生成部VPGの表面が照明光軸に対して傾斜していることを考慮して光学的な設計を行う。このような照明光学系21では、例えばオプティカルインテグレータとしてのフライアイレンズの各レンズエレメントの後側焦点面に形成された2次光源像から射出される照明光ILを、それぞれ平行光束として重畳した状態で可変パターン生成部VPGに入射させる。また、フライアイレンズによって形成される2次光源の位置又はその近傍に開口絞りを配置してその開口径を調節することによって、照明条件を決定する重要なファクタであるσ値(投影レンズ6の瞳面の開口EPの径に対するその瞳面上での2次光源像の口径の比)を所望の値に設定することができる。さらには、ズーム光学系を導入することにより、照明条件としてのσ値を高効率のもとで連続的に可変とする事ができる。
【0044】
マスク装置4は、照明光源装置2によって照明されてステージ装置7に載置したプレートPLに投影すべき可変の露光パターンを生成する電子マスク・システムであり、光像形成部である可変パターン生成部VPGと、可変パターン生成部VPGを支持するマスクホルダ41と、可変パターン生成部VPGの動作状態を制御するマスク制御系43とを備える。
【0045】
ここで、可変パターン生成部VPGは、例えば非発光型画像表示素子であって空間光変調器と呼ばれるデジタルミラーデバイス(DMD)からなり、入射光を2次元的に配列された素子単位で反射・偏向して投影レンズ6のある特定方向に導くことによって、投影レンズ6への入射光の強度を空間的に変調することができる。マスクホルダ41は、可変パターン生成部VPGを投影レンズ6に対して固定的に保持するものであるが、その際、可変パターン生成部VPGの投影レンズ6に対する姿勢をアライメントによって調整することができる。すなわち、可変パターン生成部VPGは、マスクホルダ41によって基準光軸AXに垂直な面内で2次元的に適宜移動させることができるとともに、基準光軸AXの回りに所望の回転角だけ回転させることができ、或いは基準光軸AXに対してチルトさせることができる。この際、可変パターン生成部VPGの位置は、マスクホルダ41に設けたレーザ干渉計等(不図示)によって計測され、マスク制御系43に出力される。マスク制御系43は、この計測データに基づいて可変パターン生成部VPGの位置を調整する。また、マスク制御系43は、制御部8とともに制御手段を構成し、主制御部8から出力される指令やデータに基づいて可変パターン生成部VPGに表示動作を行わせることができる。具体的には、可変パターン生成部VPGに生成すべき画像若しくはパターン情報に基づいて、可変パターン生成部VPGの表面に2次元マトリックス状に画素単位で配列されている各マイクロミラーの姿勢を、個々のマイクロミラーに設けた駆動部を介して電子的に制御する。これにより、各マイクロミラーは、照明光ILを投影レンズ6の基準光軸AX方向に導くON状態と、照明光ILを投影レンズ6の基準光軸AXから外れた非露光光路に導くOFF状態との間で2値動作し、可変パターン生成部VPG全体として所望の反射パターンすなわち露光パターンを生成する。なお、マスク制御系43は、主制御部8から逐次出力されるパターン情報に基づいて、可変パターン生成部VPGに生成すべき表示パターンを変化させることができる。これにより、可変パターン生成部VPGに形成された露光パターンを、ステージ装置7に載置したプレートPLの移動に同期して適宜変化させることができる。
【0046】
投影レンズ(投影光学系)6は、例えば屈折レンズ等の光学素子レンズ系で構成された例えば等倍のテレセントリック光学系からなる投影手段であり、照明光ILによって照明された可変パターン生成部VPGの像光IMを、被露光面上に配置されたプレートPL上に適当な倍率で投影する。なお、投影光学系6は、屈折光学系に限る事なく、反射屈折光学系、反射光学系で構成する事も可能である。
【0047】
ステージ装置7は、プレートPLをアライメントして支持した状態で投影レンズ6に対して所定速度で移動させるためのものであり、ステージ71と、ステージ71の動作状態を制御するステージ駆動系73とを備える。ステージ71は、ステージ駆動系73に駆動されて基準光軸AXに垂直な面内及び基準光軸AXに沿って3次元的に移動し、或いは基準光軸AXに対して適宜傾斜することによって投影レンズ6に対してアライメント可能である。さらに、ステージ71は、ステージ駆動系73に駆動されて基準光軸AXに垂直な所定方向(例えば紙面に沿った横方向)に所望の速度で移動させることができ、可変パターン生成部VPGに生成した表示画像の変化に同期してプレートPLを移動させる走査型の露光を可能にする。なお、ステージ71の位置は、ステージ駆動系73に設けたレーザ干渉計やフォーカスセンサ等(不図示)によって計測され、主制御部8に出力される。主制御部8は、この位置情報に基づいてステージ駆動系73に設けたモータ等を駆動してプレートPLを目標位置に所望の速度で移動させることができる。
【0048】
主制御部8は、照明光源装置2、マスク装置4、ステージ装置7等を適当なタイミングで動作させて、プレートPL上の適所に可変パターン生成部VPGの像を投影させる。この際、主制御部8は、プレートPLを適当な速度で移動させつつ、これに同期してマスク制御系43を介して可変パターン生成部VPGに形成した露光パターンをスクロールさせることによって、走査型の露光を行う。なお、主制御部8にはハードディスク等の記憶装置が内臓されており、この記憶装置内には露光データファイルが格納されている。露光データファイルには、プレートPLの露光を行う上で必要となる処理内容及びその処理順序が記憶されており、これらの処理毎に、所謂レシピデータとして、▲1▼プレートPL上に転写すべきパターン、プレートPLに対する露光量等の転写データ、▲2▼プレートPL上に塗布されているレジストに関する情報(例えば、レジストの分光特性)、▲3▼必要となる解像度、▲4▼照明光源装置2の各種特性に関する補正量等の設定値(照明光学特性情報)、▲5▼投影レンズ6の各種特性に関する補正量等の設定値(投影光学特性情報)、及び▲6▼プレートPLの平坦性に関する情報等の各種情報が含まれている。なお、上記▲2▼〜▲6▼は、以下で説明する露光条件を構成し、主制御部8は、これらの露光条件に基づいて照明光源装置2、マスク装置4、ステージ装置7等の動作を最適化する。
【0049】
ここで、プレートPLを保持するプレートステージ71の走査速度をV1とし、投影手段すなわち投影光学系6の投影倍率をβとするとき、可変パターン生成部VPGにて表示される投影パターン走査方向での表示速度V2は、
V2=V1/β
となる。したがって、投影手段6の倍率が拡大倍率を持つ場合には、可変パターン生成部VPGの走査方向での表示速度V2は、ステージ71の速度V1より遅くなり、逆に投影手段6の倍率が縮小倍率を持っている場合には、可変パターン生成部VPGの走査方向での表示速度V2は、ステージ71の速度V1よりも大きくなる。
【0050】
露光装置10は、その他の要素として、照明光源装置2から発生する照明光ILの強度を検出するための計測手段である照明光検出装置91と、マスク装置4から非露光光路に導かれた分岐照明光BLの状態を検出ための検出手段である反射光検出装置93と、投影レンズ6を経てプレートPL上に投影される露光光ELの照度を検出するための光電検出手段又は計測手段である露光光検出装置95とを備える。
【0051】
最初の照明光検出装置91は、照明光源装置2から射出される照明光ILの一部を分岐する透過性のミラー91aと、結像用のレンズ91bと、レンズ91bを経た照明光ILが入射する光量センサユニット91cと、センサインタフェース部91dとを備える。光量センサユニット91cは、1次元センサアレイ等からなり、照明光源装置2から射出される照明光ILの光軸に垂直な方向のうち可変パターン生成部VPGの走査方向に積算した光量分布や全光量の経時的変化を計測する。なお、光量センサユニット91cによって検出される光量は、可変パターン生成部VPGの走査方向(Y軸方向)に積算したものであり、このような積算光量分布が走査方向に垂直なX軸方向の各位置に対応して計測される。センサインタフェース部91dは、光量センサユニット91cと主制御部8との間に介在して信号処理を行うものであり、主制御部8からの指令信号に応じて、光量センサユニット91cで計測された照明光ILの光量分布や全光量を主制御部8に逐次送信する。
【0052】
次の反射光検出装置93は、可変パターン生成部VPGを構成するOFF状態のマイクロミラーで反射されて光路外(非露光光路)に射出される分岐照明光BLが入射する光量センサユニット93cと、センサインタフェース部93dとを備える。光量センサユニット93cは、1次元センサアレイ若しくは2次元センサアレイからなり、分岐照明光BLによって形成される非露光パターンを検出するため、可変パターン生成部VPGを構成する各マイクロミラーの密度に対応する解像度を有する。これにより、各マイクロミラーからの反射強度分布等を個別に計測することができるようになるので、可変パターン生成部VPGの画素欠陥や動作不良を検出することができ、各マイクロミラーに付着した微細なゴミの影を計測することができる。さらに、各マイクロミラーからの反射率のバラツキ等も計測することができる。センサインタフェース部93dは、光量センサユニット93cと主制御部8との間に介在して信号処理を行うものであり、主制御部8からの指令信号に応じて、光量センサユニット93cで計測された分岐照明光BLの2次元的な強度分布を主制御部8に逐次送信する。なお、光量センサユニット93cによる計測は、原則としてマスク装置4の動作の合間、すなわち可変パターン生成部VPGによって照明光ILが全て光路外に分岐照明光BLとして射出されるタイミングで行われる。
【0053】
最後の露光光検出装置95は、ステージ71上に固定されて投影レンズ6によって投影される露光光ELを検出する光量センサユニット95cと、センサインタフェース部95dとを備える。光量センサユニット95cは、単一のセンサや1次元センサアレイからなり、ステージ71及びステージ駆動系73と協動して基準光軸AXに垂直な面内で移動することによって、投影レンズ6を経た露光光ELの照度を2次元マップ状の計測値として計測することができる。これにより、投影レンズ6によって投影される露光光ELの2次元的な照度分布や全光量の経時的変化を計測することができる。センサインタフェース部95dは、光量センサユニット95cと主制御部8との間に介在して信号処理を行うものであり、主制御部8からの指令信号に応じて、光量センサユニット95cで計測された露光光ELの強度を主制御部8に逐次送信する。なお、光量センサユニット95cによる計測は、例えばステージ71上にプレートPLを載置する露光前の状態で、マスク装置4を全体表示状態、すなわち可変パターン生成部VPGの全画素をONとして照明光ILが全て投影レンズ6に導かれる状態で行われる。
【0054】
図2は、マスク装置4に設けた可変パターン生成部VPGに生成されるパターンPAと、プレートPL上に適宜設定した投影領域EAに形成される投影像PIとの関係を概念的に説明する斜視図である。可変パターン生成部VPGに生成されるパターンPAは、投影領域EA上に反転状態の投影像PIとして投射される。投影領域EAは、プレートPLとともにY軸方向に一定速度で移動しており、これに伴って、投影像PIが投影領域EA上で徐々に移動するとともに、パターンPAが−Y軸方向に一定速度で同期をとってスクロールされる。図示の場合は、パターンPA中のラインパターン部LPに対応して投影領域EA内にラインパターンLP’が投射されるが、この場合スクロールによってもパターンPAが変化せず、Y軸方向に延びるライン状の露光パターンEPが形成される。
【0055】
図3は、可変パターン生成部VPGの画素構造を概念的に説明する図である。可変パターン生成部VPGは、矩形の表示領域DAを有し、この表示領域DA内にマトリックス状に配列された多数のマイクロミラーMMを備える。各マイクロミラーMMの背後には、駆動回路が形成されており、各マイクロミラーMMの姿勢を個別に制御して表示領域DAの面に平行なOFF状態と、表示領域DAの面に対して所定の傾斜角を有するON状態との間で例えば2値のスイッチ動作をする。なお、図3は、可変パターン生成部VPGを下面から観察した状態を示しており、可変パターン生成部VPGに形成された露光パターンは、図2に対応させるならば−Y軸方向にスクロールされる。
【0056】
ここで、表示領域DAは、パターン形成に使用される基本的な第1表示領域である基本領域DA0(全パターンの必要最低露光量に対応する領域)と、通常パターン形成に使用されない予備的な第2表示領域である予備領域DA1とからなる。後者の予備領域DA1は、基本領域DA0による露光によるだけでは露光量が不足する場合に、これを補償して目標とする露光量を達成するために利用される。よって、予備領域DA1は、露光量の補正に必要な範囲となっており、走査方向であるY軸方向に関して数画素から数十画素分の幅を有し、走査方向に直交するX軸方向に関して基本領域DA0と同一画素数の幅を有する。この予備領域DA1は、パターンのスクロールに関して後方に位置する。すなわち、予備領域DA1は、基本領域DA0のパターン像がプレートPL上で移動した後にプレートPL上の目標点に対応する位置で点灯するようになっており、プレートPL上の目標点の露光量を画素単位で調節することができる。そして、露光量の調節範囲は、予備領域DA1のY軸方向の幅(図3に例示する場合は3画素分)に対応する光量となっている。
【0057】
図4は、可変パターン生成部VPGに欠陥画素が存在する場合の対応を例示する。図4(a)に示す場合、基本領域DA0にハッチンングで示す3つの欠陥画素DEが存在し、走査方向であるY軸方向に関して最大で2画素分の光量不足が発生する。そこで、図4(b)に示すように、欠陥画素DEが存在する各X座標位置において、Y軸方向の積算欠陥画素数に対応する2画素又は1画素の追加点灯を、図面上部に設けた予備領域DA1を利用して実施する。
【0058】
図5は、図4(b)に対応し、可変パターン生成部VPGによるパターンのスクロールを説明している。図5(a)〜図5(h)は、図番を追ってスクロールの進行を示しており、パターンエッジEDの移動(図面上では降下)に伴って予備領域DA1において最大2画素が先行して点灯し始め、次いで、基本領域DA0において予備領域DA1に隣接する上側画素列から徐々に点灯し始めて基本領域DA0の点灯が完了する。
【0059】
図6は、予備領域DA1の役割を説明するグラフである。このグラフにおいて、横軸はX軸方向に関する画素位置Pxを示し、縦軸は各画素位置Pxでの照度すなわち各画素位置Pxで期待される露光量を示す。図4(a)に示すように予備領域DA1を活用しないと、図6(a)に示すように欠陥画素DEに対応する画素位置で露光量が不足する。一方、図4(b)に示すように予備領域DA1を活用すると、図6(b)に示すように露光量の不足を解消して均一な露光量を達成することができる。なお、走査方向に存在する画素欠陥の積算数以上に予備領域DA1の走査方向の幅を確保することが望ましいことが分かるが、予備領域DA1の幅が画素欠陥の積算数未満である場合は、基本領域DA0の走査方向に直交する方向の画素列を必要列数だけ予備領域DA1に切替えることによって、画素欠陥に起因する露光むらを回避することができる。この場合、全体の露光量を減らす必要が生じる場合もある。
【0060】
図7(a)〜図7(h)は、可変パターン生成部VPGによるパターンのスクロールの変形例を説明する図である。この場合、図5(a)〜図5(h)に示すスクロールと異なって、この予備領域DA1がスクロール方向に関して前方に位置する。よって、パターンエッジEDの移動(図面上では上昇)に伴って、基本領域DA0において下側画素列から徐々に消灯するが、最後に予備領域DA1において最大2画素が残って点灯を維持する。
【0061】
図8は、可変パターン生成部VPGやその周辺にゴミ等の粒子が付着して表示が不完全となる場合の対応を例示する。図8(a)に示す場合、基本領域DA0にハッチンングで示す円形の影PSすなわち遮光(ケラレ)が存在する。この影Pは、ゴミ等の粒子が可変パターン生成部VPGの光路の前後に遮光体として配置・付着されて形成されたものであり、走査方向であるY軸方向に関して最大で3画素分の光量不足が発生する。そこで、図8(b)に示すように、影PSが存在する各X座標位置において、Y軸方向の積算欠陥画素数に対応する1〜3画素の追加点灯を、予備領域DA1を利用して実施する。つまり、影PSが存在する走査方向に関して予備領域DA1を追加的に点灯させて光量不足を埋め合わせる。
【0062】
また、投影レンズに付着したゴミ等の粒子はボケた像となり露光量を減少させるが、上記と同じ考え方で光量不足を修正できる。
【0063】
図9は、予備領域DA1の役割を説明する図である。図8(a)に示すように予備領域DA1を活用しないと、図9(a)に示すように影PSに対応する画素位置で露光量が不足する。一方、図8(b)に示すように予備領域DA1を適宜活用すると、図9(b)に示すように露光量の不足を解消して比較的均一な露光量を達成することができる。なお、遮光体の影PSによって露光量の不均一が生じる場合、画素欠陥の場合のように露光量を正確に均一化することは困難あるが、極端な減光によって重大な露光むらが発生することを簡易・確実に防止することができる。また、プレートPL上には可変パターン生成部VPGの像がそのまま投影されず、光の回折による像のボケが不可避的に生じるので、図9(b)の曲線に示すようなエッジ状の段差は生じない。
【0064】
図10は、マスク装置4に入射する照明光ILの輝度分布や、可変パターン生成部VPGの反射率の不均一によって照度むら延いては露光むらが生じる場合の対応を例示する。図10(a)は、照明光検出装置91による計測結果に対応するものであり、走査方向に垂直なX軸方向に関する各画素位置で照明光ILの光量をY軸方向に関して積算した走査光量を例示する。この場合、走査光量は中央側で光量が減少している。図10(b)は、図3等に示す可変パターン生成部VPGにおいて予備領域DA1を使用した場合の効果を説明する図であり、照明光検出装置91による計測結果を利用して図10(a)に示す露光量の不均一を解消することにより、プレートPL全体に亘って比較的均一な照度分布を実現できることが分かる。
【0065】
なお、図10は照明光ILの輝度分布や可変パターン生成部VPGの反射出力の不均一を補償して均一な照度分布を達成できることについて説明したが、投影レンズ6の透過特性の不均一等に起因してプレートPL上で照度不均一が生じる場合がある。このような場合も、露光光検出装置95による計測結果を利用して、プレートPL上の照度不均一を相殺するように予備領域DA1を点灯することによって、図10(b)の場合と同様にプレートPL全体に亘って比較的均一な照度分布延いては均一な露光を達成できる。
【0066】
また、図10の説明では、可変パターン生成部VPGに設けた予備領域DA1によって照明光ILや露光光ELの照度の均一性を達成するものと説明しているが、照明光検出装置91や露光光検出装置95によって得た照度の絶対値を利用すれば、照明光ILや露光光ELの照度が経時的に変動する場合にも対処することができる。つまり、照明光源装置2等の出力の経時的変動を相殺するように可変パターン生成部VPGを動作させることができ、露光精度や製品歩留まりを高めることができる。
【0067】
図11〜図13は、線幅と露光量との関係を説明する図である。このうち、図11は孤立したラインを形成した場合を示し、図12は孤立スペースを形成した場合を示し、図13はライン&スペースのパターンを形成した場合の形成を示す。各グラフにおいて、横軸はプレートPL上の距離(μm)を示し、縦軸は線幅2〜3μmのライン又はスペースのベストフォーカス時における露光量の波動光学的シミュレーションの結果を示す。線幅や間隔(W:μm単位)はグラフの右側に示してある。これらのグラフから明らかなように、微細なラインやライン&スペースを形成する場合には、太いライン等を形成する場合よりも露光量が不足する傾向があり、これを補うように照明光量を増加させる必要がある。
【0068】
図14は、ライン&スペースのパターンの線幅を変更した場合の最適露光量の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。横軸はライン&スペースパターンのパターン幅を示し、縦軸はこのようなパターン幅を達成するために最適な露光量を示す(パターン幅10μmの最適路光量を1として規格化している)。グラフからも明らかなように、パターン幅が5μm以下となると最適露光量が徐々に増大し、1μmのパターン幅の場合、5μmのパターン幅の場合に比較して1.5倍程度の露光量を確保する必要がある。
【0069】
以上の事情から、本実施形態では、プレートPLに最終的に露光すべきパターンの線幅や形状に対応して各部の露光量を増減させる微調整によって露光量の最適化を図ることとする。具体的には、露光パターンから波動光学的シミュレーションを行って最適な露光量をプレートPL上の各点について算出し、プレートPL上に露光すべきどのパターンについても露光量の適正化を図ることができる。このような最適露光量は、ライン幅が細い部分では一般的に増大し、ライン幅が太い部分では一般的に減少する。また、最適露光量は、サイズが小さな領域部分では一般的に増大し、サイズが大きな領域部分では一般的に減少する。プレートPL上の各点について算出された露光量は、可変パターン生成部VPGの表示パターンとそのスクロールに換算されて主制御部8の記憶装置に設けたテーブルに保管される。なお、最適露光量は、転写パターンごとに波動光学的シミュレーションを行って計算する必要はなく、線幅等の形状的要素に基づいて露光量の補正量を設定し予めテーブル等に記憶しておけば、転写パターンの各部の形状的な特性に基づいて近似的な最適露光量を簡易に算定することができる。つまり、対象とするパターン部分の線幅、形状やその寸法、隣接するパターンの種類や間隔等を考慮しつつ、可変パターン生成部VPGに設けた予備領域DA1の点灯を調節することにより、多様なパターン部分の露光量を適正な値に設定することができる。
【0070】
図15は、転写パターンの形状を考慮して露光量を最適化する方法を説明する図である。ここで、上段の図15(a)〜図15(d)は、可変パターン生成部VPGによるパターンのスクロールの初期段階を説明する図である。この場合、図7の場合と同様に予備領域DA1がスクロール方向に関して前方に位置する。また、この場合、黒いハッチングを施した部分が照明光の当たるライン部分であり、1〜4画素の4種類の幅を有している。また、中段の図15(e)〜図15(h)は、可変パターン生成部VPGによるパターンのスクロールの中間段階を説明する図である。4種類の幅の各パターンは、1画素単位で−Y軸方向に移動している。下段の図15(i)〜図15(l)は、可変パターン生成部VPGによるパターンのスクロールの最終段階を説明する図である。図15(j)の状態において、4種類のパターンのうち1画素及び2画素幅のパターンは、基本領域DA0を1画素拡張した予備領域DA1で点灯している。また、図15(k)の状態において、2画素幅のパターンは、基本領域DA0を2画素拡張した予備領域DA1で点灯しており、図15(l)の状態において、2画素幅のパターンは、基本領域DA0を3画素拡張した予備領域DA1で点灯している。つまり、4画素幅のパターンを基準とすると、2画素幅のパターンは1画素分露光量が多くなっており、1画素幅のパターンは2画素分露光量が多くなっている。このように、線幅に応じて予備領域DA1で点灯させる走査方向の画素数を調節することによって、各転写パターンの露光量を最適化することができ、パターン転写の精度向上を図ることができる。
【0071】
以下、図1等に示す第1実施形態に係る露光装置10の全体的な動作について説明する。パターンが形成された可変パターン生成部VPGは、照明光学系21からの照明光ILによって均一に照明される。可変パターン生成部VPGのパターンで反射された光束は、投影レンズ6を介して、感光性基板であるプレートPL上にマスクパターンの像を形成する。そして、投影レンズ6の光軸すなわち基準光軸AXと直交する平面内においてプレートPLをY軸方向に走査しつつ、これに同期して可変パターン生成部VPGに形成したパターンをスクロールすることによって、プレートPLの全面に所望のパターンが徐々に露光される。この際、主制御部8は、これとともに調整部を構成するマスク制御系41を介して、プレートPLに最終的に転写すべきパターンの形状等に応じて可変パターン生成部VPGの予備領域DA1を点灯させ、各部の露光量を調整して露光量の最適化を図る。また、照明光検出装置91、反射光検出装置93、及び露光光検出装置95の検出結果に基づいて、プレートPL上の照度不均一を相殺するように、可変パターン生成部VPGの予備領域DA1を点灯する。これにより、プレートPL全体に亘って比較的均一な照度分布をすることが達成できる。
【0072】
図16は、露光装置10による露光動作の一部を詳細に説明するフローチャートである。
【0073】
まず、主制御部8では、転写に必要なデータのうち転写パターンのCADデータを読み出す(ステップS11)。この転写パターンは、最終的にプレートPL上に露光されるパターンに対応する。
【0074】
次に、主制御部8では、今回のプロセスの露光条件を読み込んで、露光装置10の基本的動作を決定する(ステップS13)。すなわち、レジスト情報、必要解像度、照明光学特性情報、投影光学特性情報等に基づいて、光源の出力、パターン形成に必要な標準的露光量等の基本的な条件を決定するとともに、可変パターン生成部VPGに生成するパターンのスクロール速度(表示速度)、プレートPLの移動速度等の走査露光用パラメータを決定する。
【0075】
次に、主制御部8では、転写パターンのCADデータに基づいて、可変パターン生成部VPGに形成すべき基本パターンであるマスクパターンを算出する(ステップS15)。このマスクパターンは、走査露光に際してのスクロールを予定したものになっており、時間的なコマ送りとしての表示データとなっている。この際、転写パターンの線幅や各領域の形状、寸法等に応じて最適露光量が算出され、これに応じて予備領域DA1の点灯数や点灯タイミングが計算され、このようなデータに基づいてマスクパターンが調整される。
【0076】
次に、主制御部8は、調整部若しくは修正部として、上記ステップS13で得た露光条件に基づいてマスクパターンの修正量を算出して露光条件に適合するマスクパターンを得る(ステップS17)。具体的には、照明光源装置2によって形成される照明光ILのσ値に応じて露光時間を画素単位で調節するべくマスクパターンを修正する(具体的には予備領域DA1の点灯数を増加させる)。さらに、照明光源装置2によって照明領域にける輝度や照明領域を適宜修正する変形照明(例えば輪帯照明や四極照明等の多極照明)が行われる場合も、その条件に応じて露光時間を画素単位で調節するべくマスクパターンを修正する。
【0077】
次に、主制御部8は、照明光検出装置91から得た光量分布に基づいて照明光源装置2から射出される照明光ILの照度分布を計測する(ステップS19)。この場合、可変パターン生成部VPGの走査方向に積算した光量分布が、これに垂直なX軸方向の各位置に対応して計測される。
【0078】
次に、主制御部8は、反射光検出装置93の出力に基づいてマスク画像のチェックを行う(ステップS21)。具体的には、可変パターン生成部VPGをすべてOFF状態として反射光検出装置93から得た分岐照明光BLの2次元的な強度分布に基づいて可変パターン生成部VPGの画素欠陥やゴミの付着等をチェックするとともにその画素位置を特定する。
【0079】
次に、主制御部8では、露光光検出装置95の出力に基づいて投影レンズ6を経た露光光ELの照度を2次元マップ状の計測値として計測する(ステップS23)。この際、照明光検出装置91や可変パターン生成部VPGの影響を除くため、露光光ELの照度分布から反射光検出装置93の光量センサユニット93cで得た照度分布に対する差分が算出される。これにより、投影レンズ6等の投影系に起因する照度分布のみを抽出することができる。
【0080】
次に、主制御部8では、ステップS15,S17,S19で得た積算光量分布、欠陥位置、照度分布等に基づいて初期補正量を算出する(ステップS25)。この初期補正量は、照明光源装置2、可変パターン生成部VPG、投影レンズ6等の特性や欠陥等に起因して従来不可避の誤差要因であるが、本実施形態の露光装置10では、以下に説明するようにマスクパターンの修正によってこのような誤差要因を回避する。
【0081】
ここで、積算光量分布に基づく初期補正量の部分は、可変パターン生成部VPGにおいて走査方向(Y軸方向)に配列された画素に共通する補正量として走査方向の直行方向(X軸方向)に垂直に配列される画素位置ごとに登録され、可変パターン生成部VPGの予備領域DA1を点灯する個数に換算される(図10参照)。また、欠陥位置に基づく初期補正量の部分も、可変パターン生成部VPGにおいて欠陥等が投影される走査方向の画素列に共通する補正量として登録され、可変パターン生成部VPGの予備領域DA1を点灯する個数に換算される(図4〜図9参照)。一方、照度分布に基づく初期補正量の部分は、露光光検出装置95による計測結果に基づいて転写パターンの各点において設定され得るものであり、可変パターン生成部VPGに形成されるパターンのスクロールによる画素単位の移動の各タイミングにおいて設定される。よって、照度分布に基づく初期補正量の部分は、可変パターン生成部VPGに設けた予備領域DA1を構成する各画素をスクロールの各タイミングで点灯する個数及び位置に換算される。
【0082】
次に、主制御部8では、調整部若しくは修正部として、ステップS25で得た初期補正量に基づいてマスクパターンの補正量を算出して初期補正量に対応するマスクパターンを得る(ステップS27)。この初期補正量は、可変パターン生成部VPGの予備領域DA1を点灯する個数に相当し、照明光源装置2の照度分布を補償し、可変パターン生成部VPGに生じた欠陥やゴミの影響を解消し、投影レンズ6等の特性を補償するものとなっている。これにより、最終的にプレートPLに形成される転写パターンを高精度で目的の形状及び寸法とすることができる。
【0083】
次に、主制御部8からの指示に基づいて露光装置10による走査露光処理が開始される(ステップS29)。すなわち、ステージ71上にプレートPLをアライメントしつつ保持し、照明光学系21からの照明光ILによって可変パターン生成部VPGを照明する。その際、主制御部8とともに調整部を構成するマスク制御系43を介してステップS27で得たマスクパターンを可変パターン生成部VPGに表示させることによって、プレートPL上に可変パターン生成部VPGに表示されたパターンの像を投影する。そして、投影レンズ6に対してプレートPLをY軸方向に走査を開始しつつ、これに同期して可変パターン生成部VPGに形成したパターンを逆方向にスクロールする。
【0084】
次に、露光が完了したか否かが判断される(ステップS31)。つまり、ステージ71上のプレートPL全面に露光が行われ、プレートPLの全面にステップS11で取り込んだ転写パターンに対応するパターンが形成されたか否かが判断される。
【0085】
当初は露光が完了しておらず、ステップS33に進んで照明光源装置2の照度変動が許容値であるか否かが判断される。具体的には、照明光検出装置91から得た光量分布に基づいて照明光源装置2から射出される照明光ILの照度分布を計測して、この値が当初の値から変動した量を計測する。このような照度分布の変動量は、可変パターン生成部VPGの走査方向に積算した値として、これに垂直なX軸方向の各画素位置に対応して算出され。このようにして得た照度変動は、X軸方向の画素位置ごとに許容値と比較される。
【0086】
ステップS33で、照度変動が許容値を越えたと判断された場合、ステップS25で得た初期補正量を変更し、このような変更に対応するマスクパターンを得る(ステップS35)。これにより、照明光学系21の輝度変動や露光レンズ61の特性変動等をリアルタイムで補償することができるマスク装置4を提供することができる。
【0087】
ステップS33で照度変動が許容値内であると判断された場合や、ステップS35でマスクパターンによる補正量を変更した後は、可変パターン生成部VPG等において新たな画像の欠陥等が生じたか否かが判断される(ステップS37)。
【0088】
ステップS37で、新たな画像の欠陥等が生じたと判断された場合、ステップS25で得た初期補正量若しくはステップS5で得た補正量を変更し、このような変更に対応するマスクパターンを得る(ステップS39)。これにより、可変パターン生成部VPGに生じた欠陥やゴミの影響をリアルタイムで解消することができるマスク装置4を提供することができる。
【0089】
ステップS37で画像欠陥等が存在しないと判断された場合や、ステップS39でマスクパターンによる補正量を変更した後は、ステップS31に戻ってステップS39までの処理を繰返しつつ、露光処理を継続する。一方、ステップS31で露光完了と判断された場合、一連の露光処理を完了して処理を終了する。このようにして最終的にプレートPLに形成される転写パターン(潜像やその後の現像によって生成されるパターン)は、目的の形状や寸法となっており、高精度の露光が達成されている。
【0090】
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係る投影露光方法について説明する。この投影露光方法は、第1実施形態の露光装置をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方法である。この場合、ウェハ上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る。
【0091】
図17は、マイクロデバイスとしての半導体デバイスの製造方法を説明するためのフローチャートである。まず、図17のステップS40において、ウェハ上に金属膜が蒸着される。次のステップS42において、ウェハ上の金属膜上にフォトレジストが塗布され、ウェハである感光性基板が準備される。その後、ステップS44において、上記第1実施形態に係る露光装置及び方法を用いることによって、マスク(レチクル)として機能する可変パターン生成部VPG上でスクロールされるパターンの像が、走査によって移動するウェハ(図1のプレートPLに対応)上に投影レンズ6を介して投影される。これにより、所望の形状を有する露光パターンがウェハに精密に転写される。
【0092】
その後、ステップS46において、ウェハ上のフォトレジスト層の現像が行われてレジストパターンが形成された後、ステップS48において、ウェハ上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、可変パターン生成部VPG上に生成される露光パターンに対応する回路パターンが形成されたウェハが準備される。その後、更にウェハを加工した基板上に上側のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述の半導体デバイス製造方法によれば、極めて微細で精密な線幅、間隔等を有する回路パターンを有する半導体デバイスをスループット良く得ることができる。
【0093】
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態に係る投影露光方法について説明する。図18は、第1実施形態の露光装置を用いて、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を製造する方法を説明するためのフローチャートである。この場合、ガラス基板上に所定のパターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得る。
【0094】
図18のパターン形成工程(ステップS50)では、第1実施形態の露光装置を用いて、第2実施形態の場合と同様に、可変パターン生成部VPG上でスクロールされるパターンをプレートPLである感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、プレートPL上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、加工後のプレートPLは、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、所定のパターンが形成された基板として、次のカラーフィルタ形成工程(ステップS52)へ移行する。
【0095】
次のカラーフィルタ形成工程S52では、R、G、Bに対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列され、或いはR、G、Bの3本からなるストライプのフィルタの組を複数水平走査線方向に配列したカラーフィルタを形成する。 そして、カラーフィルタ形成工程(ステップS52)の後に、セル組み立て工程(ステップS54)が実行される。このセル組み立て工程では、パターン形成工程(ステップS50)にて得られた所定パターンを有する基板、及びカラーフィルタ形成工程(ステップS52)にて得られたカラーフィルタ等を用いて液晶パネルすなわち液晶セルを組み立てる。
【0096】
セル組み立て工程(ステップS54)では、例えば、パターン形成工程(ステップS50)にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルタ形成工程(ステップS52)にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネルを製造する。その後、モジュール組立工程(ステップS56)にて、組み立てられた液晶パネルの表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、精密な線幅、間隔等を有する回路パターンを有する液晶表示素子をスループット良く得ることができる。
【0097】
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、可変パターン生成部VPGとしてデジタルミラーデバイス(DMD)を用いたが、これに代えて、反射型液晶表示素子(LCD)、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)等の他の空間光変調器を用いることができる。また、可変パターン生成部VPGに代えて、CRT、ELディスプレイ、LEDディスプレイ等の自発光型画像表示素子を用いることもできる。この場合、図1に示す照明光源装置2は不要となる。なお、可変パターン生成部VPGとしてDMD等の反射型空間光変調器を用いた場合、可変パターン生成部VPGの画素欠陥やゴミ等を反射光によって直接検出することができるが、透過型空間光変調器や自発光型画像表示素子を用いた場合、画素欠陥やゴミ等を検出するために露光光の光路上に検出器を挿入したり、可変パターン生成部VPGの近傍であって露光光の光路外からこの可変パターン生成部VPGの状態を画像的に検出する手段を設けたりすることになる。
【0098】
また、上記実施形態では、可変パターン生成部VPGに基本領域DA0と予備領域DA1とを設けて、画素欠陥等による減光や照明光ILの照度分布を相殺するように動作さているが、予備領域DA1を特に設けず、基本領域DA0のみで画素欠陥等による減光や照明光ILの照度分布を相殺する補正を行うこともできる。
【0099】
また、上記実施形態では、可変パターン生成部VPGを構成する各画素の表示領域を増減させることによって露光量を調整しているが、各画素の点灯時間又は表示時間(点灯時間又は表示時間のオンとオフとのデューティ比)を調整することによってプレートPL上の各点における露光量を調整することもできる。さらに、可変パターン生成部VPGの各画素の透過光量を調整することによっても、プレートPL上の各点における露光量を調整することができる。
【0100】
また、上記実施形態では、格子状の画素が形成されている可変パターン生成部VPGを用いているが、このような規則性を持たない可変パターン生成部VPGを用いることもできる。
【0101】
また、上記実施形態では、投影レンズ6に対してプレートPLをY軸方向に走査しつつ可変パターン生成部VPGのパターンをスクロールしているが、Y軸方向に走査終了後にプレートPLを投影レンズ6に対してX軸方向にステップ移動させた後に、プレートPLを再度Y軸方向に走査しつつ可変パターン生成部VPGのパターンをスクロールすることもでき、この場合、広域の露光が可能になる。
【0102】
また、上記実施形態では、露光装置が基本的に屈折光学系で構成される場合について説明したが、投影レンズ6等は、すべて等価若しくは類似の機能を有する反射光学系又は反射屈折光学系に置き換えることができる。
【0103】
また、上記実施形態では、可変パターン生成部VPGに設けた予備領域DA1の画素数が不足して補正限度を超えた場合、転写パターンの形状等に応じて露光量を最適化できない場合や、照度等を均一化することができない場合が生じ得る。このような場合、補正限度を超えたため露光の均一性を規格内に維持できない、或いはパターン形状に応じた露光の適正化が達成されないものとして、主制御部8からオペレータに対する警告が発せられるものとすることができる。なお、全体の光量を抑えても目的の露光量補正をかけたい場合、基本領域DA0を部分的に露光量補正用の予備領域DA1に切替える。一方、全体の光量を抑えたくない場合は、露光装置10の修正を行う。このような露光装置10の修正とは、空間変調素子である可変パターン生成部VPGの交換や清掃、照明光源装置2の調整等を意味する。
【0104】
また、上記実施形態の説明では、露光部分と非露光部分といった2値的な露光によってプレートPLに転写像を形成しているが、通常の露光量の半分程度の露光が必要なハーフドーズと呼ばれる露光が必要な場合もある。この場合、通常の露光領域では、可変パターン生成部VPGに設けた基本領域DA0や予備領域DA1を活用して所望の露光量でパターンの露光を行い、ハーフドーズの領域では、基本領域DA0の走査方向の画素の点灯数を適宜間引いたり、各画素の反射率や透過率を低減させたり、各画素の点灯時間の比率をを短くしたりすることによって所望の露光量とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る露光装置の概略構成を示す図である。
【図2】可変パターン生成マスクに形成されるパターンと、プレート上の投影像との関係を説明する斜視図である。
【図3】可変パターン生成部の画素構造を概念的に説明する図である。
【図4】(a)、(b)は、可変パターン生成部に欠陥画素が存在する場合の対応を例示する図である。
【図5】(a)〜(h)は、図4に示す画素欠陥が存在する場合において、可変パターン生成部によるパターンのスクロールを説明する図である。
【図6】可変パターン生成部における予備領域の役割を説明するグラフである。
【図7】(a)〜(h)は、可変パターン生成部によるパターンのスクロールの変形例を説明する図である。
【図8】(a)、(b)は、可変パターン生成部にゴミ等の粒子が付着して表示が不完全となる場合の対応を例示する図である。
【図9】可変パターン生成部における予備領域の役割を説明するグラフである。
【図10】照度むらや露光むらが生じる場合の対応を例示する図である。
【図11】孤立ラインの場合の線幅と露光量との関係を説明するグラフである。
【図12】孤立スペースの場合の線幅と露光量との関係を説明するグラフである。
【図13】ライン&スペースの場合の線幅と露光量との関係を説明するグラフである。
【図14】線幅を変更した場合の最適露光量の変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。
【図15】(a)〜(l)は、転写パターンの形状を考慮して露光量を最適化する方法を説明する図である。
【図16】露光装置による露光動作の一部を詳細に説明するフローチャートである。
【図17】第2実施形態に係るマイクロデバイスとしての半導体デバイスを製造する方法のフローチャートである。
【図18】第3実施形態に係るマイクロデバイスとしての液晶表示素子を製造する方法のフローチャートである。
【符号の説明】
2…照明光源装置、 4…マスク装置、 6…投影レンズ、 7…ステージ装置、 10…露光装置、 21…照明光学系、 23…光源制御系、 41…マスクホルダ、 43…マスク制御系、 61…露光レンズ、 71…ステージ、 73…ステージ駆動系、 91…照明光検出装置、 91c…光量センサユニット、 91d…センサインタフェース部、 93…反射光検出装置、 93c…光量センサユニット、 93d…センサインタフェース部、 95…露光光検出装置、 95c…光量センサユニット、 95d…センサインタフェース部、 AX…基準光軸、 BL…分岐照明光、 DA…表示領域、 DA0…基本領域、 DA1…予備領域、 DE…欠陥画素、 IL…照明光、 IM…像光、 MM…マイクロミラー、 PA…パターン、 PI…投影像、 PL…プレート、 EA…投影領域、 PS…影、 VPG…可変パターン生成部
Claims (26)
- 複数の表示素子を含み、該複数の表示素子の表示動作によって所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、
前記パターン形成部における複数の表示素子の表示動作を制御する制御手段と、
前記パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージとを有し、
前記制御手段は、前記感光性基板に露光される前記露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、前記感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する前記表示素子の表示動作を調整する調整部を含むことを特徴とする露光装置。 - 前記調整部は、前記感光性基板に露光される露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、前記パターン形成部により表示される露光パターンを修正する修正部を含むことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
- 複数の表示素子を含み、該複数の表示素子の表示動作によって所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、
前記パターン形成部における複数の表示素子の表示動作を制御する制御手段と、
前記パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージとを有し、
前記制御手段は、前記感光性基板に露光される露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じて、前記感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する前記表示素子の表示動作を調整する調整部を含むことを特徴とする露光装置。 - 前記調整部は、前記感光性基板に露光される露光パターンの形状または/および露光パターンの大きさに応じて、前記パターン形成部により表示される露光パターンを修正する修正部を含むことを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
- 前記ステージは、露光に際して、感光性基板を前記パターン形成部に対して相対的に移動させ、前記パターン形成部は、前記感光性基板の移動に同期して前記露光パターンが移動するように表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の露光装置。
- 前記パターン形成部にて表示された露光パターンを前記感光性基板に投影する投影手段をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の露光装置。
- 前記調整部は、前記パターン形成部にて表示動作する表示素子の数に応じて前記感光性基板に露光される露光パターンの露光量を調整または露光むらを補正することを特徴とする請求項1または2項に記載の露光装置。
- 前記修正部は、前記パターン形成部にて表示される露光パターンを変更するために、前記複数の表示素子の表示動作の領域を変更することを特徴とする請求項2または4に記載の露光装置。
- 前記ステージは、露光に際して、前記パターン形成部に対して感光性基板を走査方向に沿って相対的に移動させるとともに、前記パターン形成部は、前記感光性基板の移動に同期して前記露光パターンが移動するように表示し、
前記修正部は、前記パターン形成部により表示される露光パターンを修正するために、前記走査方向における前記パターン形成部の表示素子の動作数を調整することを特徴とする請求項2、請求項4、または請求項8の何れか1項に記載の露光装置。 - 前記パターン形成部は、露光パターンを表示するために複数の表示素子を有する第1表示領域、及び前記表示素子の表示動作を調整するために複数の表示素子を有する第2表示領域を含み、
前記調整部は、前記第2表示領域を用いることにより、表示素子の表示動作数を調整することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の露光装置。 - 前記パターン形成部にて表示される露光パターンの状態を検出する検出する検出手段を更に含み、
前記調整部は、前記検出手段からの検出情報に基づいて、前記表示素子の表示動作を調整することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の露光装置。 - 前記パターン形成部にて表示される露光パターンに関与する表示素子における露光の寄与度を調整することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の露光装置。
- 前記パターン形成部にて表示される露光パターンに関与する表示素子の各々における露光の寄与度を調整することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の露光装置。
- 前記パターン形成部にて表示される露光パターンに関与する表示素子の各々から前記感光性基板へ向う光の強度または表示素子各々の表示動作の時間を調整することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の露光装置。
- 前記パターン形成部を照明する照明装置をさらに含み、前記調整部は、前記パターン形成部を照明する照明むらまたは前記感光性基板に形成される露光パターンの露光むらを補正するように、前記表示素子の表示動作を調整することを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の露光装置。
- 前記パターン形成部を照明する照明むらまたは前記感光性基板に形成される露光パターンの露光むらを計測する計測手段をさらに含み、前記計測手段からの情報に基づいて、前記調整部は、前記表示素子の表示動作を調整することを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
- 前記感光性基板に露光されるパターンの露光量または露光むらを光電的に検出する光電検出装置をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の露光装置。
- 複数の表示素子を含み、該複数の表示素子の表示動作によって所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、
前記パターン形成部における複数の表示素子の表示動作を制御する制御手段と、
前記パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージとを有し、
前記制御手段は、前記感光性基板に露光されるパターンの露光条件に応じて、前記感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する前記表示素子の表示動作を調整する調整部を含むことを特徴とする露光装置。 - 前記調整部は、前記感光性基板に露光される露光パターンの露光条件に応じて、前記パターン形成部により表示される露光パターンを修正する修正部を含むことを特徴とする請求項18に記載の露光装置。
- 複数のマイクロミラーを含み、該複数のマイクロミラーの姿勢調整によって露光光路に沿って所望の露光パターンを形成するパターン形成部と、
前記パターン形成部における複数のマイクロミラーの姿勢を制御する制御手段と、
前記パターン形成部により形成された露光パターンを露光するための感光性基板を保持するためのステージと、
前記パターン形成部における前記複数のマイクロミラーの姿勢調整によって非露光光路に沿って形成される非露光パターンを検出する検出手段とを含むことを特徴とする露光装置。 - 請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の露光装置を用いた露光方法において、
被露光面または被露光面と光学的に共役な位置に配置された前記パターン形成部に露光パターンを表示させる露光パターン表示工程と、
前記パターン形成部にて表示された露光パターンを前記被露光面に配置された感光性基板に転写する転写工程を含むことを特徴とする露光方法。 - 複数の表示素子を含むパターン形成部を用いて所望の露光パターンを形成する露光パターン形成工程と、
感光性基板に露光されるパターンの露光量を調整または露光むらを補正するために、前記感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する前記表示素子の表示動作を調整する調整工程と、
前記パターン形成部にて表示された露光パターンを前記感光性基板に転写する転写工程とを含むことを特徴とする露光方法。 - 複数の表示素子を含むパターン形成部を用いて所望の露光パターンを形成する露光パターン形成工程と、
感光性基板に露光される露光パターン形状または/および露光パターンの大きさに応じて、前記感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する前記表示素子の表示動作を調整する調整工程と、
前記パターン形成部にて表示された露光パターンを前記感光性基板に転写する転写工程とを含むことを特徴とする露光方法。 - 複数の表示素子を含むパターン形成部を用いて所望の露光パターンを形成する露光パターン形成工程と、
感光性基板に露光されるパターンの露光条件に応じて、前記感光性基板に露光されるべき露光パターンの形成に寄与する前記表示素子の表示動作を調整する調整工程と、
前記パターン形成部にて形成された露光パターンを前記感光性基板に転写する転写工程とを含むことを特徴とする露光方法。 - 前記調整工程は、前記パターン形成部により形成される露光パターンを修正する修正工程を含むことを特徴とする請求項22乃至24の何れか1項に記載の露光方法。
- 請求項21乃至25の何れか1項に記載の露光方法を用いてマイクロデバイスを製造することを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
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