JP2004300726A - Method for aseismically strengthening ground in drain placing method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドレーン打設工法における地盤の耐震補強法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
砂質地盤等における液状化の防止方法としては、砂質地盤に一種の井戸を掘り、地震発生時に上昇した地下水圧をその井戸から地表に逃がすことにより、液状化現象を抑制しようとするものとして、従来、例えば直径が10cm程度のプラスチック製のパイプに多数の孔を開けたドレーンパイプの外周面に織布からなる薄いシート状のフィルター材を巻き付けたものを、対象とする砂質地盤中に所定間隔をもって縦方向に複数本埋設するドレーンパイプ工法、及び、対象とする砂質地盤に例えば直径50cm、深さ20m程度の穴を所定間隔をもって複数個掘削し、その穴内に砕石を投入し、充填して砕石杭を形成する砕石ドレーン工法が採用されていた。
【0003】
ドレーンパイプ工法においては、多数の孔を開けたプラスチック製パイプの外周面にシート状のフィルター材を被覆したものであり、多数開けた孔の間隔が広いと急激な地下水圧の上昇による排水ができないばかりでなく、孔の開いている部分に対応するフィルター材が局部的にしか作用せず、フィルター機能が著しく低下する恐れがある。またドレーンパイプの開孔率は20〜30%であるため水平方向の間隙水の流入量には限度があり、ドレーン材の透水性能に限界がある。
【0004】
逆に、多数開けた孔の間隔を狭くすると、集水性は向上するがパイプ自体の強度、即ち土圧に対する耐圧性が劣化し長期埋設及び複数回の小地震によって、パイプが土圧により押し潰されてしまい、必要となった時(気象庁の震度階級で5程度以上の地震が生じた時)その機能が果たせなくなる。
【0005】
また、砕石ドレーン工法においては、掘削した井戸穴内に砕石を投入、充填して作業を行うため、施工工事が大掛かりとなり作業性が悪く、大型の施工機械の使用が必要となるため特に近接して構造物がある場合や狭隘な場所での施工には向かない。さらに、降雨や地震等により地下水が上昇した時に、造成された砕石の間隙内に砂が入り込んで徐々に間隙を埋めるようになり、やはり必要となった時にその機能が充分果たせなくなるおそれがある。
【0006】
そこで、前記ドレーンパイプ工法及び砕石ドレーン工法の欠点を解消するものとして、下記の特許公報がある。
【0007】
【特許文献1】
特許第2556801 号公報
【0008】
これは、砂の地質・地盤に所定大きさで所定深さの井戸孔を所定間隔をもって削孔し、これら井戸孔に図7に示すような樹脂ストリング9を不規則にカールさせた状態で中央部に長さ方向に沿って所定の孔4を有する中空円柱状に積層し樹脂ストリング9の接触部を熔着させ、且つ外周面にフィルター材(図示せず)を巻き付けて配設した排水材2を夫々埋設させたものである。
【0009】
この特許第2556801 号公報の液状化防止方法によれば、井戸孔に、空隙率80%以上の排水材が使用されているので、外周面に巻き付けたフィルター材のあらゆる部分から排水材の内部に地下水が侵入するようになり、フィルター材の目詰まり現象がほとんど見られず、長期にわたり充分な排水能力が維持でき、しかも排水材自体は耐圧性に優れているので、長期に渡る井戸孔の形状維持が可能になるとされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特許第2556801 号公報の液状化防止方法では、排水機能は高まるものの、地盤の耐震補強という点では貢献していない。
【0011】
なお、地震時の地盤の液状化防止と地盤の補強を同時に達成し、資源の有効利用を図るものとして、特開2001−11848号公報のグラベルドレーンがある。
【0012】
これは、粒径により選別された材料のうちドレーン材として使用可能な範囲の粒径を有する材料はグラベルドレーン杭として所定の間隔で地盤に造成・配置し、それ以外の範囲の粒径を有する材料は締固め杭として前記グラベルドレーン杭の中心部または該グラベルドレーン杭の周辺に造成・配置した。
【0013】
例えば、地盤の補強を目的とする締固め杭を核としてその周りに同心状または周辺部に地盤の液状化防止対策用のグラベルドレーン杭を配置する。そして、該グラベルドレーン杭は、広範囲な粒径を有する材料を粒径により選別することにより、ドレーン材として使用に適する範囲の粒径を有する材料を用いて造成し、締固め杭は、それ以外のドレーン材としては使用不適な範囲の粒径を有する材料を用いて造成するので、材料の無駄な部分が少なくなり、地震時の地盤の液状化防止と補強を同時に達成することができるとされる。
【0014】
この特開2001−11848号公報のグラベルドレーンにおいても、ドレーン材と締固め杭との両方の構成を組み合わせるものであり、ドレーン材で地盤の耐震補強をなすものではない。
【0015】
しかも、地震が生じた際には地盤の流動化により、グラベルドレーン杭やドレーン材が切断され、排水機能が確保できなくなるおそれもある。
【0016】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、ドレーン材の打設だけで、排水機能の確保に加えて、地盤にせん断強度を付与し、耐震性を高めることが可能なドレーン打設工法における地盤の耐震補強法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、ケーシング建込み用の施工機械を用いてケーシングを地盤に挿入することで削孔を行い、建込んだケーシング内に線状合成樹脂を重ねた中空円筒状のドレーン材を挿入し、その後ケーシングを引き抜いてこのドレーン材を地盤中に残置するドレーン打設工法において、打設するドレーン材を排水機能に加えて耐圧強度や曲げに対する靭性が大きいものとし、このドレーン材を一定の密度で打設すること、および、排水機能に加えて耐圧強度や曲げに対する靭性が大きいドレーン材は、熱可塑性素材の合成樹脂を加熱溶融してノズルから一定径の紐状に押し出し、不規則にカールさせた樹脂ストリングを相互接触部分を溶着させて順次積層させ、中央部に所定の空洞を長さ方向に沿って有する中空円筒状に成型する際に一部に他よりも太い線状合成樹脂を混入させてなることを要旨とするものである。
【0018】
請求項1記載の本発明によれば、線状合成樹を重ねた円筒状のドレーン材は空隙率80%以上のものであり、あらゆる部分から排水材の内部に地下水が侵入するようになり、地震時等で地下水圧が急激に上昇した時に、ドレーン材の中央部の孔から地下水を速やかに外部に排水または噴出させるので、周辺地盤に液状化現象を生じさせない。しかも、このような排水機能の確保に加え、耐圧強度や曲げに対する靭性が大きいドレーン材を密に打設することで地盤にせん断強度を付与し、耐震性を高めることができる。また、ドレーン材は靭性が大きく、柔軟性に富むので、地盤の流動にともなう多少の変形では切断されず、排水機能は確保される。
【0019】
請求項2記載の本発明によれば、前記作用に加えて、耐圧強度や曲げに対する靭性が大きいドレーン材の例として、線状合成樹脂を重ねた円筒状のドレーン材にこのような性状を持たせるのに、一部に他よりも太い線状合成樹脂を混入させてなることで、簡単にかつ安価に実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のドレーン打設工法における地盤の耐震補強法ドレーン打設工法の1実施形態を示す正面図で、先に打設するドレーン材1についで説明すると、図4に示すように円筒状の排水材2とその周囲に巻き付けるフィルター3からなり、排水材2の基本長さは3〜4m程度であるが、適宜長で切断することで任意の長さに変えられ、専用のジョイント5を用いて継足して所定深度の地盤内まで設置できる長さにする。
【0021】
排水材2は、例えば、樹脂ストリング、即ちポリプロピレンまたはポリスチレンまたはポリエチレンまたはポリエステル等の熱可塑性素材の合成樹脂を加熱溶融してノズルから直径約1〜6mm(標準径2mm)の一定径の紐状に押し出し、不規則にカールさせた状態で樹脂ストリング9を順次積層させ、中央部に所定の空洞の孔4を長さ方向に沿って有する積層ストリング状ポリプロピレンまたはポリスチレンまたはポリエチレンまたはポリエステルの相互接触部分が溶着し中空円筒状に成型されたものであり、外径50mm〜150mmのものを用いる。
【0022】
前記排水材2は、その中央部に長さ方向に沿って所定の孔4が形成され、実質的にフレキシブルであると共に耐圧性が大きく、その表面開口率が90〜95%(密度により変化)、空隙率85±5%(密度等調節可能)である。
【0023】
前記熱可塑性素材の合成樹脂を加熱溶融して一定径の紐状に押し出すノズルが例えば、18個であるとして、そのうちの3個のノズル径を他のノズルよりも太くして、他よりも太い樹脂ストリング9aを形成できるようにして、排水材2は、図6に示すように一部に他よりも太い線状合成樹脂(樹脂ストリング9a)を混入させた。
【0024】
なお、樹脂ストリング9と他よりも太い樹脂ストリング9aとであるが、本発明における樹脂ストリング9は図7に示す従来のものが1.5〜2mmだとして、これよりも多少太いのも、例えば、2.5〜3mmのものであり、他よりも太い樹脂ストリング9aは5〜6mm程度のものとする。
【0025】
また、樹脂ストリング9と他よりも太い樹脂ストリング9aは、前者に対して後者が約1/6程度の量であり、他よりも太い樹脂ストリング9aはカールしながら、排水材2の長さ方向に連続していくので、いわば、縦材的な存在となる。
【0026】
排水部材2は、ペットボトル、発泡スチロール、家電製品の廃材および飲料ビンケース等の再生材である熱可塑性素材のポリプロピレンまたはポリスチレンまたはポリエチレンまたはポリエステルまたはこれら何れかのリサイクル材を用いてもよい。
【0027】
このように排水部材2にはリサイクル原料を使用すれば、廃棄物の処分量を減らし資源の有効活用に寄与するものであり、環境に優しいものとなる。
【0028】
ドレーン材1の打設は、図3に示すように、まず、専用小型ボーリングマシン等の施工機械6を用いて先端閉塞ビット7のケーシング8により削孔を行う。この施工機械6は、小型クローラ等の重機15に比較的短尺なリーダ13を起伏自在に設け、リーダ13に沿ってケーシング8の回転駆動装置14を昇降させるものである。
【0029】
このようにして施工機械6でケーシング8を回転させながら地盤に建込む。なお、先端閉塞ビット7が所定深度へ達するまでケーシング8は単位ピース体を継ぎ足して、所定の長さとする。
【0030】
そして、建込んだケーシング8内に前記ドレーン材1を挿入するが、ドレーン材1は排水材2を3〜4m程度のものを順次ジョイント5で継ぎ足しながら挿入していく。このとき、排水材2の外周にはフィルター3が装着されている。
【0031】
ドレーン材1の挿入後、ドレーン材1とともに先端閉塞ビット7を錘りとして残してケーシング8を引き抜き、表層部の排水処理施設としてグラベルマットや透水マット等の頭部水平ドレーン10を施し、ドレーン材1をこの頭部水平ドレーン10に接続する。11は液状化層、12は非液状化層である。
【0032】
前記ドレーン材1はピッチ1m前後で打設するもので、図5の(a)に示すように千鳥状ないし三角形の配置、(b)に示すように格子状ないし四角形の配置、その他多角形や円形の配置でもよい。また、斜めに打設したドレーン材1を組み合わせることもできる。
【0033】
このようにして、ドレーン材1は空隙率80%以上のものであり、あらゆる部分から排水材の内部に地下水が侵入するようになり、地震時等で地下水圧が急激に上昇した時に、ドレーン材の中央部の孔から地下水を速やかに外部に排水または噴出させるので、周辺地盤に液状化現象を生じさせない。
【0034】
しかも、このような排水機能の確保に加え、耐圧強度や曲げに対する靭性が大きいドレーン材を密に打設することで地盤にせん断強度を付与し、耐震性を高めることができる。また、ドレーン材1は靭性が大きく、柔軟性に富むので、図2に示すように地盤の流動にともなう多少の変形では切断されず、排水機能は確保される。図中αは排水にともなう沈下分であり、このような沈下により、地盤密度の増加と剛性の増加が得られる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のドレーン打設工法における地盤の耐震補強法は、ドレーン材の打設だけで、排水機能の確保に加えて、地盤にせん断強度を付与し、耐震性を高めることが可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドレーン打設工法における地盤の耐震補強法ドレーン打設工法の1実施形態を示す正面図である。
【図2】地震時の変形を示す正面図である。
【図3】ドレーン材の打設工程を示す説明図である。
【図4】ドレーン材の斜視図である。
【図5】ドレーン材の打設配置を示す説明図である。
【図6】ドレーン材のうち、排水材の斜視図である。
【図7】従来のドレーン材の排水材の斜視図である。
【符号の説明】
1…ドレーン材 2…排水材
3…フィルター 4…孔
5…ジョイント 6…施工機械
7…先端閉塞ビット 8…ケーシング
9…樹脂ストリング
9a…他よりも太い樹脂ストリング
10…グラベルマット 11…液状化層
12…非液状化層 13…リーダ
14…回転駆動装置 15…重機[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for seismic reinforcement of ground in a drain casting method.
[0002]
[Prior art]
As a method of preventing liquefaction in sandy ground, there is a method of digging a kind of well in sandy ground and trying to suppress the liquefaction phenomenon by releasing the groundwater pressure that rose during the earthquake to the surface from the well. Conventionally, for example, a thin pipe-shaped filter material made of a woven fabric is wound around an outer peripheral surface of a drain pipe in which a number of holes are formed in a plastic pipe having a diameter of about 10 cm, in a sandy ground to be processed. A drain pipe method of burying a plurality of pipes in the vertical direction at a predetermined interval, and excavating a plurality of holes having a diameter of, for example, 50 cm and a depth of about 20 m at predetermined intervals in a sandy ground to be subjected, and putting crushed stone into the holes, The crushed stone drain method of filling and forming a crushed stone pile was adopted.
[0003]
In the drain pipe method, the outer surface of a plastic pipe with many holes is coated with a sheet-like filter material.If the space between the many holes is wide, drainage due to a sudden rise in groundwater pressure is not possible. In addition, the filter material corresponding to the perforated portion acts only locally, and the filter function may be significantly reduced. In addition, since the opening ratio of the drain pipe is 20 to 30%, there is a limit to the amount of pore water flowing in the horizontal direction, and there is a limit to the water permeability of the drain material.
[0004]
Conversely, if the interval between the many holes is narrowed, water collection improves, but the strength of the pipe itself, that is, the pressure resistance to earth pressure, deteriorates, and the pipe is crushed by earth pressure due to long-term burial and multiple small earthquakes. When it becomes necessary (when an earthquake of about 5 or more occurs in the seismic intensity class of the Japan Meteorological Agency), the function cannot be performed.
[0005]
In addition, in the crushed stone drain method, crushed stone is charged and filled into the excavated well hole, and the work is carried out, so the construction work is large and the workability is poor, and the use of a large construction machine is necessary. Not suitable for construction with structures or in narrow spaces. Furthermore, when the groundwater rises due to rainfall, earthquake, or the like, sand enters the gaps of the crushed stones and gradually fills the gaps, so that the function may not be able to be sufficiently performed when needed.
[0006]
In order to solve the drawbacks of the drain pipe method and the crushed stone drain method, there are the following patent publications.
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2556801
In this method, well holes having a predetermined size and a predetermined depth are drilled at predetermined intervals in the geology and ground of sand, and a
[0009]
According to the liquefaction prevention method disclosed in Japanese Patent No. 2555681, the drainage material having a porosity of 80% or more is used in the well hole, so that all parts of the filter material wound around the outer peripheral surface are filled into the drainage material. Groundwater infiltrates, almost no clogging of the filter material is observed, sufficient drainage capacity can be maintained for a long time, and since the drainage material itself has excellent pressure resistance, the shape of the well hole for a long time It is said that maintenance is possible.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the liquefaction prevention method disclosed in the above-mentioned Japanese Patent No. 2555681 does not contribute to the seismic reinforcement of the ground, although the drainage function is enhanced.
[0011]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-11848 discloses a gravel drain that simultaneously achieves ground liquefaction prevention and ground reinforcement during an earthquake and achieves effective use of resources.
[0012]
This means that among the materials selected according to the particle size, materials having a particle size in a range usable as a drain material are formed and arranged on the ground at predetermined intervals as gravel drain piles, and have a particle size in the other range. The material was formed and arranged as a compacted pile at the center of the gravel drain pile or around the gravel drain pile.
[0013]
For example, gravel drain piles for preventing liquefaction of the ground are arranged concentrically around the pile around a compaction pile for the purpose of reinforcing the ground. And the gravel drain pile is formed by using a material having a particle diameter in a range suitable for use as a drain material by selecting a material having a wide range of particle diameters according to the particle diameter. It is said that since the drain material is made of a material having a particle size in an unsuitable range for use, the useless portion of the material is reduced, and the liquefaction prevention and reinforcement of the ground during an earthquake can be achieved at the same time. You.
[0014]
Also in the gravel drain disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-11848, the configuration of both the drain material and the compaction pile is combined, and the drain material does not make the ground seismic reinforcement.
[0015]
In addition, when an earthquake occurs, the ground fluidization may cut the gravel drain pile and drain material, making it impossible to ensure the drainage function.
[0016]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned disadvantages of the conventional example, and to provide a drainage function by simply placing a drain material, in addition to securing a drainage function, to impart a shear strength to the ground, and to improve seismic resistance. It is an object of the present invention to provide a seismic retrofitting method for the ground.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in order to achieve the above object, a hole is drilled by inserting a casing into the ground using a construction machine for casing construction, and a hollow cylindrical shape in which a linear synthetic resin is stacked in the built casing. In the drain casting method in which the drain material is inserted and then the casing is pulled out and the drain material is left in the ground, the drain material to be cast is added to the drainage function and the pressure resistance and toughness against bending are determined to be large. Drain material that is cast at a certain density and has high pressure resistance and toughness against bending in addition to drainage function.The synthetic resin of thermoplastic material is heated and melted and extruded from the nozzle into a string of a certain diameter. The irregularly curled resin strings are sequentially laminated by welding the mutually contacting portions to form a hollow cylindrical shape having a predetermined cavity in the center along the length direction. It is be mixed thick linear synthetic resin than the other part when it is an gist.
[0018]
According to the first aspect of the present invention, the cylindrical drain material in which the linear synthetic trees are overlapped has a porosity of 80% or more, and groundwater enters the drainage material from all parts, When the groundwater pressure rises rapidly due to an earthquake or the like, groundwater is quickly drained or ejected to the outside from the hole at the center of the drain material, so that liquefaction does not occur in the surrounding ground. Moreover, in addition to securing such a drainage function, by densely casting a drain material having high pressure resistance and bending toughness, it is possible to impart shear strength to the ground and improve earthquake resistance. In addition, since the drain material has high toughness and high flexibility, it is not cut by a slight deformation due to the flow of the ground, and the drainage function is secured.
[0019]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the above-described functions, as an example of the drain material having high pressure resistance and toughness against bending, a cylindrical drain material formed by stacking linear synthetic resins has such properties. However, by mixing a linear synthetic resin that is thicker than the others into a part, it can be realized easily and inexpensively.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view showing one embodiment of a method of draining a ground by seismic reinforcement of the ground in the draining method of the present invention. To explain the
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
For example, assuming that the number of nozzles for extruding the synthetic resin of the thermoplastic material by heating and melting into a string having a constant diameter is 18, three of the nozzles are larger in diameter than the other nozzles and larger than the others. In order to form the resin string 9a, the
[0024]
Although the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
As described above, the use of recycled materials for the
[0028]
As shown in FIG. 3, first, drilling of the
[0029]
In this way, the
[0030]
Then, the
[0031]
After the
[0032]
The
[0033]
In this manner, the
[0034]
Moreover, in addition to securing such a drainage function, by densely casting a drain material having high pressure resistance and bending toughness, it is possible to impart shear strength to the ground and improve earthquake resistance. Further, since the
[0035]
【The invention's effect】
As described above, the seismic strengthening method for the ground in the drain casting method of the present invention is to improve the seismic resistance by imparting shear strength to the ground in addition to securing the drainage function only by placing the drain material. It is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a drain driving method for seismic reinforcement of the ground in the drain driving method of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing deformation during an earthquake.
FIG. 3 is an explanatory view showing a step of placing a drain material.
FIG. 4 is a perspective view of a drain material.
FIG. 5 is an explanatory view showing a placement arrangement of drain materials.
FIG. 6 is a perspective view of a drainage material among drain materials.
FIG. 7 is a perspective view of a conventional drainage drainage material.
[Explanation of symbols]
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