JP2004361210A - Magnetic oxygen meter - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気式酸素計に関し、特に、患者の呼気濃度を計測するような医療分野の呼吸モニターに用いて好適な磁気式酸素計に関する。
【0002】
【従来の技術】
混合ガス中の酸素濃度の正確な測定は、広範囲の工業的、臨床的及び研究的プロセスにおいて重要である。そのため、酸素濃度を測定するための装置が各種開発されている。
【0003】
はじめに、従来例及び本発明で用いる磁気式酸素計の測定原理について、図を用いて簡単に説明する。
図7(A)は、酸素を含むガス中に磁界を発生させる手段を配置したときの酸素分子と磁界の関係を示したものである。
ここで、酸素分子に働くX軸方向の力Fは次式により表わすことができる。
F=χ・(∂H/∂X)・H
χ;酸素の磁化率
∂H/∂X;磁界の変化率
【0004】
即ち、図7(B)に示すように、磁界が強く、且つその強さが変化しているところ(磁極の端部…不均一磁界)に酸素を引き付ける力が作用し、磁極の端部で右向きの力と左向きの力が押し合ってバランスしている。
図7(C)は、磁界(磁石のギャップ)内では引き付けられた酸素の圧力(濃度)が周囲に比較して高くなっている状態を示している。
【0005】
上記説明した原理に基づく従来技術における磁気式酸素計の検出部の原理構成は、図5に示すように、先端が楔状に形成された2対のくさび型磁石110a、110bを所定距離を隔てて配置すると共に先端部分が所定距離を隔てて対向して配置されている。これらのくさび型磁石110a、110bには矢印方向(図において上から下方向)に磁力線が生じている。
【0006】
ガラス製の球の中にN2がス等を封入した一対のダンベル球111a、111bが支持棒112の両端に固定され、対向するくさび型磁石110a、110bの先端同士を結ぶ線に対して所定の距離をずらした状態で空間に水平に配置されている。
【0007】
そして、ダンベル球111a、111bを支持する支持棒112に対してダンベル球11a、111bを支持する支持棒112の交点位置のワイヤからなる支持棒113にビーム光線を反射させる光学ミラー114を配置し、所定位置からこの光学ミラー114にビーム光線を照射する光源115を取付け、又、光学ミラー114で反射されるビーム光線を受光するフォトダイオード116を取付けた構造になっている。尚、フォトダイオード116で受光した光量を計測する測定部は省略されている。
【0008】
このような構造からなる磁気式酸素計の検出部において、被測定ガスをこの磁界を形成する空間に流すと、磁気により引き付けられた酸素分子が一対のくさび型磁石110a、110bで形成されている磁界の周囲に引き付けられることで高濃度の酸素領域になる。この酸素領域の酸素の濃度によりダンベル球111a、111bが磁界に対して離れる方向に動くことで、光学ミラー114が図において左右方向に動き、光源115からのビーム光線の反射具合が変化し、フォトダイオード116で受光するビーム光線が変化する。このビーム光線の変化具合を測定することで、酸素の濃度を検出する。
【0009】
さて、上記説明した構成の酸素の濃度を測定することができる磁気式酸素計を利用して酸素の消費量を算出するためには、図6に示すように、既に酸素の濃度が既知のガス供給装置131からの供給ガスを計測対象132である患者や被試験者に供給し、その計測対象132から排出されるガスを計測ガスとして、磁気式酸素計133に供給して、酸素の消費量を算出する。
即ち、ガス供給装置131からの供給ガスの酸素の濃度を一定として、次の演算により酸素消費量を求める。
【0010】
【特許文献1】
特願2002−248397 (第2〜4頁 第5図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術で説明した磁気ダンベル式酸素センサは、プロセスオートメーションの分野で広く採用されている。しかし、他分野での酸素計測、例えば医療用途などを想定すると、サイズが大きい、応答速度が不十分などの改良すべき点がある。
又、磁気ダンベル式酸素センサは、ダンベル構造をガラス細工で形成し、且つダンベルユニットを磁石ユニットに組み付ける構造を採用しているが、次に示すような問題が存在する。
(1)ガラスダンベル構造を支持、収納するためのサンプルガス導入室の空間が比較的大きくなり、その結果、組成が急速に変化するアプリケーションでは、ガス置換に遅延時間が出て、応答速度の点で不満足である。
(2)ガス導入室の空間が小さく改良するには、センササイズを縮小し、ダンベルサイズを小さくすることが有効となるが、そのことで利用できるダンベルが受ける磁気力が減少し、感度を低下させるという問題がある。
【0012】
又、磁気式酸素計を利用して酸素の消費量を算出するための、上記従来技術で説明した手法であると、酸素消費量を直接求めることができず、供給側の酸素濃度を大気濃度(21%)とは異なる濃度に設定したときに、改めて計算し直すという煩雑さがあった。
また、供給ガスの酸素の濃度の数値精度と、計測ガスの酸素濃度の数値精度が一般的には異なるため、誤差を生みやすい方式であるという問題もある。
【0013】
従って、磁気を利用した酸素計において、サンプルガスに含まれている酸素分子に応答する時間を迅速にすると共に、センサ自身のサイズを小さくすることができるような構造の磁気式酸素計に解決しなければならない課題を有する。
【0014】
更に、磁気式酸素計を用いた酸素の消費量を算出するにあたり、酸素濃度の差動を計測できる磁気式酸素計を用いることで、従来の計算の煩雑さや誤差要因を除去することに解決しなければならない課題を有する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る磁気式酸素計は、次に示す構成にすることである。
【0016】
(1)磁気式酸素計は、ダイアフラムの一方の面側で形成した、被測定ガスを流すサンプルガス流路と、前記ダイアフラムの他方の面に非磁性体部材で形成した静電容量変位センサと、前記ダイアフラムを含めた前記サンプルガス流路に磁気を印加して磁界を形成する磁気手段と、を備え、前記サンプルガス流路を流れる被測定ガスに酸素が含まれているときに、前記磁気手段の磁界作用により、前記ダイアフラムが変形するようにしたことである。
【0017】
(2)磁気式酸素計は、ダイアフラムの一方の面側で形成した、非磁性体のガスを充填した非磁性体空間と、前記ダイアフラムの一方の面に備えた静電容量変位センサと、前記ダイアフラムの他方の面側で形成した、被測定ガスを流すサンプルガス流路と、前記ダイアフラムを含めた前記サンプルガス流路に磁気を印加して磁界を形成する磁気手段と、を備え、前記サンプルガス流路を流れる被測定ガスに酸素が含まれているときに、前記磁気手段の磁界作用により、前記ダイアフラムが変形するようにしたことである。
【0018】
(3)磁気式酸素計は、サンプルガス流路を流れる被測定ガスに磁気を印加して該被測定ガスに含まれている酸素分子の引き付け状態を検出して酸素の量を測定する磁気式酸素計であって、前記磁気式酸素計は、被測定ガスに含まれている酸素分子の引き付け状態を検出する磁気式酸素センサと、該磁気式酸素センサで検出した酸素分子の引き付け状態の信号から酸素の量を算出する検出回路とからなり、前記磁気式酸素センサは、磁界が印加されたダイアフラムの一方の面を狭ギャップのサンプルガス流路とし、該ダイアフラムの他方の反対側面に非磁性体部材を介在させて静電容量変位センサを備えたことである。
【0019】
(4)磁気式酸素計は、ダイアフラムの一方の面側で形成した、測定対象に供給する酸素を含んだ測定ガスを流す測定ガス流路と、前記ダイアフラムの他方の面側で形成した、測定対象から排出される比較ガスを流す比較ガス流路と、前記ダイアフラムの面に形成した静電容量変位センサと、前記ダイアフラムを含めた前記測定ガス流路及び前記比較ガス流路に磁気を印加して磁界を形成する磁気手段と、を備え、前記測定ガス流路を流れる測定ガスに含まれている酸素による磁化率と、前記比較ガス流路を流れる比較ガスに含まれている酸素による磁化率との差により、前記ダイアフラムが変形するようにしたことである。
【0020】
このように、狭ギャップの平面で形成したサンプルガス流路において、磁界が印加される領域をダイアフラムで形成したことで、被測定ガスに酸素が含まれているときに、その酸素分子の引き付けでダイアフラムが変形することで、その変形状態を検出することにより酸素の量を測定することが可能になる。
【0021】
又、供給ガスと排出ガスをダイアフラムを介在させた流路に流すことで、その磁化率の相違による酸素の量を検出するようにしたことで、基準となる酸素の量を測定する必要がなくなり、いつでも正確な酸素の消費量を測定することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る磁気式酸素計の実施形態について、図面を参照して、以下、説明する。
【0023】
本発明に係る第1の実施形態の磁気式酸素計は、図1に示すように、被測定ガスであるサンプルガスに含まれている酸素の濃度を検出する磁気式酸素センサ11と、この磁気式酸素センサ11からの信号を検出する検出回路30とから構成されている。
【0024】
磁気式酸素センサ11は、磁石12と、磁石12を覆うように形成したヨーク13と、ヨーク13を挟むようにして形成され、ヨーク13の面と同一の面にした陥没面14を備えた筐体部15と、筐体部15の開口側である陥没面14を塞ぐように装着する大きさに形成され、且つその反対側の面に非磁性体浮き子17を備えたダイアフラム16と、筐体部15に装着したダイアフラム16の上部から被せると共に、非磁性体浮き子17を収納できる大きさの空間を備えた蓋部18と、蓋部18の背面側と非磁性体浮き子17の天井面に設けたセンサを対向させて形成された静電容量変位センサ19と、からなる。
【0025】
そして、筐体部15の一部にサンプルガスを入力するサンプルガス導入路20を設け、その配置されたサンプルガス導入路20の反対側にサンプルガスを排出するサンプルガス導出路21を備えた構成になっている。
このサンプルガス導入路20及びサンプルガス導出路21は、筐体部15とダイアフラム16で覆われている陥没面14で形成された狭ギャップの平面で形成されたサンプルガス流路25に繋がっている。
ヨーク13は、その略中央位置であって、非磁性体浮き子17を備えた位置にサンプルガス流路25が広くなるように切り欠き形成したガス空間部24を備えた構成になっている。
又、蓋部18の一部にダンパー用微細孔22を設けた構造になっている。これはサンプルガス流路25の酸素圧が上昇したときにダイアフラム16が押され、そのときの蓋部18の空間の空気を逃がすように制御するためである。
【0026】
静電容量変位センサ19が検出回路30に接続され、センサの間隔の変化による静電容量の変化を検出してサンプルガスに含まれている酸素の量を算出する。
【0027】
このような構成からなる磁気式酸素計において、先ず、ヨーク13を介してガス空間部24及び非磁性体浮き子17まで、磁束洩れ23が生じるように磁界を形成する。そして、サンプルガス導入路20からサンプルガスを供給すると、サンプルガスは陥没面14で形成された狭ギャップのサンプルガス流路25に流れ、ガス空間部24において磁界が印加されることで、サンプルガスに含まれている酸素分子が引き付けられる。ガス空間部24で酸素分子が引き付けられると、その近傍を流れるサンプルガスの流れに圧力が加えられ、ダイアフラム16がヨーク13から離れる方向に押されることで非磁性体浮き子17が外方向に動き、静電容量変位センサ19の間隔が狭まる方向に変化する。この変化による静電容量の値を観察することで、サンプルガスに含まれている酸素分子の量を知ることができる。このサンプルガス流路25を流れるサンプルガスはサンプルガス導出路21から外に排出される。又、ダイアフラム16が押されることで、蓋部18とダイアフラム16で形成する空間が狭くなったぶんの空気はダンパー用微細孔22から排出される。
【0028】
このように、酸素ガスがサンプルガスに含まれている場合、このサンプルガス流路の狭いギャップ間を通過する際に、磁界に吸引されて酸素分圧が上昇し、ダイアフラム16の膜表面を押すような力が作用する。一方、ダイアフラム16の反対側には、非磁性のガス或いは非磁性の個体が充満されているために、この部分には磁気吸引力は作用しない。この結果、ダイアフラム16の変位が磁石12から離れる方向に発生する。ダイアフラム16の変位は、静電容量変位センサ18の容量変化を検出する検出回路30により検出する。
【0029】
このようにして、サンプルガス流路25のサンプル室の体積を極めて小さくすることで、応答速度の向上が図られる。一例として、従来技術で説明したセンサ構造では、約2cm3(目測)のレベルであるのに対して、本願発明のセンサ構造では、ダイアフラムと磁石面とのギャップを1mmとし、ダイアフラムの平面サイズを20mmΦと仮定すれば、サンプル室の体積は、0.1×1×1×Π=0.31cm3となり、従来技術におけるセンサ構造に比べて、約15%程度の容積となる。容積が約15%となれば、サンプルガスの置換時間も短縮化され、高速応答が実現される。
【0030】
次に、本願発明に係る第2の実施形態の磁気式酸素計について、図面を参照して説明する。
【0031】
本発明に係る第2の実施形態の磁気式酸素計は、図2に示すように、サンプルガスに含まれている酸素の濃度を検出する磁気式酸素センサ11と、この磁気式酸素センサ11からの信号を検出する検出回路30とから構成されている。
【0032】
磁気式酸素センサ11は、磁石12と、磁石12を覆うように形成し、その中央位置にセンサ19aを備えたヨーク13と、ヨーク13を挟むようにして形成され、このヨーク13の面と同一の面にした陥没面14を有する筐体部15と、筐体部15の開口側の陥没面14を塞ぐように装着する大きさに形成され、且つその中央位置にセンサ19bを備えたダイアフラム16と、筐体部15にダイアフラム16を載せ、その上部から被せる蓋部18とからなる。
蓋部18は、凹部27を形成し、その凹部27に導通したサンプルガス導入路20を形成し、そのサンプルガス導入路20の反対側にサンプルガス導出路22を設けた構造になっている。
この蓋部18をダイアフラム16を挟持した状態で筐体部15に取り付けることで、凹部27がダイアフラム16で密封され、サンプルガス流路25になる。又、筐体部15にダイアフラム16を取り付けることで、陥没面14がN2ガス等を充満させた非磁性空間である非磁性ガス室26になる。そして、ダイアフラム16のセンサ19bとヨーク13に備えたセンサ19aが対峙した状態にして、静電容量変位センサ19となり、検出回路30に接続されている。
【0033】
このように、静電容量変位センサ19が検出回路30に接続され、センサ19a、19bの間隔の変化による静電容量の変化を検出してサンプルガスに含まれている酸素の量を算出する。
【0034】
このような構成からなる磁気式酸素計において、先ず、ヨーク13を介してサンプルガス流路25まで、磁束洩れ23が生じるように磁界を形成する。そして、サンプルガス導入路20からサンプルガスを供給すると、サンプルガスはダイアフラム16と凹部27で形成された狭ギャップのサンプルガス流路25に流れ、磁束洩れ23の磁気が印加されることで、サンプルガスに含まれている酸素分子が引き付けられる。サンプルガス流路25で酸素分子が引き付けられると、その近傍を流れるサンプルガスの流れに圧力が加えられ、ダイアフラム16がヨーク13方向に押されることで静電容量変位センサ19のセンサ19a、19bの間隔が狭まる方向に変化する。この変化による静電容量の値を観察することで、サンプルガスに含まれている酸素分子の量を知ることができる。このサンプルガス流路25を流れるサンプルガスはサンプルガス導出路22から外に排出される。
【0035】
次に、本願発明に係る第3の実施形態の磁気式酸素計について、図を参照して説明する。
【0036】
本願発明に係る第3の実施形態の磁気式酸素計は、従来のように、供給側の酸素濃度を一定に制御して、消費側の酸素濃度を磁気式酸素計などの分析計で計測しているのに対して、図3に示すように、患者、被試験者等の計測対象32に供給するガス供給装置31からの比較ガスと、これらの計測対象32から排出される計測ガスとを同時に受入れ、比較ガスと計測ガスとの磁化率の差動から酸素の消費量を算出するというものである。
【0037】
この酸素の消費量を算出するための磁気式酸素計は、図4に示すように、比較ガスと計測ガスを同時に流すことができる磁気式酸素センサ11と、この磁気式酸素センサ11からの信号を検出する検出回路30とから構成されている。
【0038】
磁気式酸素センサ11は、磁石12と、磁石12を覆うように形成し、その中央位置にセンサ19aを備えたヨーク13と、このヨーク13を挟むようにして形成され、且つヨーク13の面と同一の面にした陥没面14を有する筐体部15と、筐体部15の開口側の陥没面14を塞ぐように装着する大きさに形成され、且つその中央位置にセンサ19bを備えたダイアフラム16と、筐体部15にダイアフラム16を載せ、その上部から被せる蓋部18とからなる。
蓋部18は、凹部27を形成し、その凹部27に導通した計測ガス導入路34aを形成し、この計測ガス導入路34aの反対側に計測ガス導出路34bを設けた構造になっている。この蓋部18をダイアフラム16を挟持した状態で取り付けることで、凹部27をダイアフラム16で密封して計測ガスを流す計測ガス流路35になる。
又、筐体部15に形成した陥没面14に連通する比較ガス導入路28aを形成し、この比較ガス導入路28aの反対側に比較ガス導出路28bを設けた構造になっている。この、筐体部15にダイアフラム16を取り付けることで、陥没面14をダイアフラム16で密封して、狭ギャップの面の比較ガスを流す比較ガス流路36になる。
そして、ダイアフラム16のセンサ19bとヨーク13に備えたセンサ19aが対峙した状態になり、静電容量変位センサ19となる。
【0039】
静電容量変位センサ19が検出回路30に接続され、センサ19a、19bの間隔の変化による静電容量の変化を検出して酸素の消費量を算出する。
【0040】
このような構成からなる酸素の消費量を算出する磁気式酸素計において、先ず、ヨーク13を介して計測ガス流路35まで、磁束洩れ23が生じるように磁界を形成する。そして、計測対象32(図3参照)から排出された計測ガスを計測ガス導入路34aから供給すると、計測ガスはダイアフラム16と凹部27で形成された狭ギャップの計測ガス流路35に流れ、磁束洩れ23の磁気が印加されることで、計測ガスに含まれている酸素分子が引き付けられる。
同時に、ガス供給装置31(図3参照)で生成し、計測対象32(図3参照)に供給するものと同じガスである比較ガスを比較ガス導入路28aから供給すると、比較ガスは比較ガス流路36で酸素分子が引き付けられると、その近傍を流れる比較ガスの流れに圧力が加えられる。
このようにして、計測ガスに含まれている酸素分子による引き付けと、比較ガスに含まれている酸素分子の引き付けの力関係で、ダイアフラム16の静電容量変位センサ19が変化する。この変化による静電容量の値を観察することで、比較ガス及び計測ガスに含まれている酸素分子の濃度の差を知ることで酸素の消費量を知ることができる。この計測ガス流路35を流れる計測ガスは計測ガス導出路34bから外に排出され、同時に、比較ガス流路36を流れる比較ガスは比較ガス導出路28bから外に排出される。
【0041】
この計測ガスに含まれる酸素分子の引き付けと比較ガスに含まれる酸素分子の引き付けは、ダイアフラム16の両側に導かれる計測ガスと比較ガスの磁化率の差に比例して、次式に示すQuinckeの式で表わされ、その圧力が、ダイアフラム16に作用する。
Quinckeの式は、
P=K(χ1−χ2)H2
P:発生差圧
K:定数
χ1:測定ガスの磁化率
χ2:比較ガスの磁化率
H:磁界の強さ
【0042】
このように、ダイアフラム16を介して測定ガス及び比較ガスが相対する構造にして、両ガスの磁化率の差に対応する磁気力を検出するようにすることで、供給側と排出側のガスの酸素濃度の差を直接検知することにより、酸素消費量を計測することができるのである。これは、計測ガス用酸素計と比較ガス用の濃度データ或いは比較ガス用酸素計を準備する必要がなくなる。供給ガス濃度の数値精度と、計測ガス濃度の数値精度が一般には異なることによる複雑な誤差要因を一元化して管理しやすくなる。
【0043】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係る磁気式酸素計は、酸素を含んだ非測定ガスを流すサンプルガス流路をダイアフラムの一方の面で形成するようにしたことで、磁気による酸素分圧をダイアフラムの変化により検出することができ、構造が極めて簡単且つ小型化にできるという効果がある。
【0044】
又、ダイアフラムを境界にした両面に計測ガスと比較ガスを流す流路を設けた構造にすることで、計測ガス及び比較ガス専用の酸素計を用意する必要がなくなるばかりでなく、供給ガス濃度の数値精度と、計測ガス濃度の数値精度が一般には異なることによる複雑な誤差要因を一元化して管理できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の磁気式酸素計の構成を示す略示的なブロック図である。
【図2】本発明に係る第2の実施形態の磁気式酸素計の構成を示す略示的なブロック図である。
【図3】酸素の消費量を計測するための様子を示した説明図である。
【図4】本発明に係る第3の実施形態の磁気式酸素計の構成を示す略示的なブロック図である。
【図5】従来技術における磁気式酸素計のセンサ構造を示した説明図である。
【図6】従来技術における酸素の消費量を計測するための様子を示した説明図である。
【図7】酸素が磁界により影響される原理を示した説明図である。
【符号の説明】
11 磁気式酸素センサ
12 磁石
13 ヨーク
14 陥没面
15 筐体部
16 ダイアフラム
17 非磁性体浮き子
18 蓋部
19 静電容量変位センサ
19a センサ
19b センサ
20 サンプルガス導入路
21 サンプルガス導出路
22 ダンパー用微細孔
23 磁束洩れ
24 ガス空間部
25 サンプルガス流路
26 非磁性ガス室
27 凹部
28a 比較ガス導入路
28b 比較ガス導出路
30 検出回路
31 ガス供給装置
32 計測対象
33 磁気式酸素計
34a 計測ガス導入路
34b 計測ガス導出路
35 計測ガス流路
36 比較ガス流路。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic oximeter, and more particularly, to a magnetic oximeter suitable for use in a respiratory monitor in the medical field, such as measuring a breath concentration of a patient.
[0002]
[Prior art]
Accurate measurement of oxygen concentration in gas mixtures is important in a wide range of industrial, clinical and research processes. Therefore, various devices for measuring the oxygen concentration have been developed.
[0003]
First, the measurement principle of the magnetic oximeter used in the conventional example and the present invention will be briefly described with reference to the drawings.
FIG. 7A shows the relationship between oxygen molecules and a magnetic field when a means for generating a magnetic field is provided in a gas containing oxygen.
Here, the force F acting on the oxygen molecule in the X-axis direction can be expressed by the following equation.
F = χ · (∂H / ∂X) · H
χ; oxygen susceptibility ∂H / ∂X; magnetic field change rate
That is, as shown in FIG. 7 (B), a force for attracting oxygen acts on a magnetic field where the magnetic field is strong and the strength is changing (the end of the magnetic pole ... non-uniform magnetic field). Rightward and leftward forces are pushing and balancing.
FIG. 7C shows a state in which the pressure (concentration) of the attracted oxygen is higher in the magnetic field (gap of the magnet) than in the surroundings.
[0005]
As shown in FIG. 5, the principle configuration of the detection unit of the magnetic oximeter in the related art based on the above-described principle is such that two pairs of wedge-
[0006]
A pair of
[0007]
Then, an optical mirror 114 for reflecting a beam of light is disposed on a
[0008]
In the detection unit of the magnetic oximeter having such a structure, when the gas to be measured is caused to flow into the space for forming the magnetic field, oxygen molecules attracted by magnetism are formed by the pair of wedge-
[0009]
Now, in order to calculate the consumption of oxygen using a magnetic oximeter capable of measuring the concentration of oxygen having the above-described configuration, as shown in FIG. 6, a gas whose oxygen concentration is already known is used. The supply gas from the
That is, while the concentration of oxygen in the gas supplied from the
[0010]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application No. 2002-248397 (Fig. 5 on page 2-4)
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The magnetic dumbbell type oxygen sensor described in the prior art is widely used in the field of process automation. However, assuming oxygen measurement in other fields, for example, medical applications, there are points to be improved such as large size and insufficient response speed.
Further, the magnetic dumbbell type oxygen sensor employs a structure in which a dumbbell structure is formed by glasswork and a dumbbell unit is assembled to a magnet unit, but has the following problems.
(1) The space of the sample gas introduction chamber for supporting and storing the glass dumbbell structure becomes relatively large. As a result, in an application in which the composition changes rapidly, a delay time occurs in the gas replacement and the response speed is reduced. Unsatisfactory.
(2) In order to improve the space of the gas introduction chamber, it is effective to reduce the size of the sensor and the size of the dumbbell, but this reduces the magnetic force applied to the available dumbbell and lowers the sensitivity. There is a problem to make it.
[0012]
Further, according to the method described in the above prior art for calculating the oxygen consumption using a magnetic oximeter, the oxygen consumption cannot be directly obtained, and the oxygen concentration on the supply side is changed to the atmospheric concentration. (21%), there was the trouble of calculating again when the density was set differently.
Further, since the numerical accuracy of the oxygen concentration of the supply gas and the numerical accuracy of the oxygen concentration of the measurement gas are generally different from each other, there is also a problem that an error is easily generated.
[0013]
Therefore, in the oxygen meter using magnetism, the time required for responding to the oxygen molecules contained in the sample gas is quickened and the size of the sensor itself can be reduced. Have issues that must be addressed.
[0014]
Furthermore, in calculating oxygen consumption using a magnetic oximeter, the use of a magnetic oximeter capable of measuring the difference in oxygen concentration solves the problem of eliminating the conventional calculation complexity and error factors. Have issues that must be addressed.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a magnetic oximeter according to the present invention has the following configuration.
[0016]
(1) A magnetic oximeter includes a sample gas flow path formed on one surface side of a diaphragm and through which a gas to be measured flows, and a capacitance displacement sensor formed on the other surface of the diaphragm by a non-magnetic member. Magnetic means for applying a magnetism to the sample gas flow path including the diaphragm to form a magnetic field, wherein when the measured gas flowing through the sample gas flow path contains oxygen, The diaphragm is deformed by the magnetic field effect of the means.
[0017]
(2) The magnetic oximeter includes a non-magnetic material space formed on one surface side of the diaphragm and filled with a non-magnetic material gas; a capacitance displacement sensor provided on one surface of the diaphragm; A sample gas flow path for flowing a gas to be measured, formed on the other surface side of the diaphragm, and magnetic means for applying a magnet to the sample gas flow path including the diaphragm to form a magnetic field; When oxygen is contained in the gas to be measured flowing through the gas flow path, the diaphragm is deformed by the magnetic field effect of the magnetic means.
[0018]
(3) The magnetic oximeter measures the amount of oxygen by applying magnetism to a gas to be measured flowing through a sample gas flow path to detect the attracted state of oxygen molecules contained in the gas to be measured. An oxygen meter, wherein the magnetic oxygen sensor includes a magnetic oxygen sensor that detects an attracted state of oxygen molecules contained in the gas to be measured, and a signal indicating an attracted state of the oxygen molecules detected by the magnetic oxygen sensor. And a detection circuit that calculates the amount of oxygen from the magnetic oxygen sensor.The magnetic oxygen sensor has one surface of the diaphragm to which a magnetic field is applied as a sample gas flow path with a narrow gap, and a non-magnetic surface on the other opposite side of the diaphragm. That is, a capacitance displacement sensor is provided with a body member interposed.
[0019]
(4) The magnetic oximeter has a measurement gas flow path formed on one surface side of the diaphragm through which a measurement gas containing oxygen to be supplied to a measurement object flows, and a measurement gas flow path formed on the other surface side of the diaphragm. A comparison gas flow path through which a comparison gas discharged from an object flows, a capacitance displacement sensor formed on the surface of the diaphragm, and magnetism applied to the measurement gas flow path and the comparison gas flow path including the diaphragm. Magnetic means for forming a magnetic field by means of a magnetic field, wherein the magnetic susceptibility due to oxygen contained in the measurement gas flowing through the measurement gas flow path and the magnetic susceptibility due to oxygen contained in the comparison gas flowing through the comparison gas flow path The difference is that the diaphragm is deformed.
[0020]
As described above, in the sample gas flow path formed by the plane of the narrow gap, the region to which the magnetic field is applied is formed by the diaphragm, so that when the gas to be measured contains oxygen, the oxygen molecules are attracted. When the diaphragm is deformed, the amount of oxygen can be measured by detecting the deformed state.
[0021]
In addition, since the supply gas and the exhaust gas are caused to flow through the flow path with the diaphragm interposed therebetween, the amount of oxygen due to the difference in the magnetic susceptibility is detected, thereby eliminating the need to measure the reference amount of oxygen. It will be possible to measure the exact oxygen consumption at any time.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of a magnetic oximeter according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0023]
As shown in FIG. 1, a magnetic oximeter according to a first embodiment of the present invention includes a magnetic oxygen sensor 11 for detecting the concentration of oxygen contained in a sample gas to be measured, And a
[0024]
The magnetic oxygen sensor 11 includes a magnet 12, a yoke 13 formed so as to cover the magnet 12, and a housing part including a
[0025]
Then, a configuration is provided in which a sample gas introduction path 20 for inputting a sample gas is provided in a part of the housing section 15, and a sample gas outlet path 21 for discharging the sample gas is provided on the opposite side of the arranged sample gas introduction path 20. It has become.
The sample gas introduction path 20 and the sample gas outlet path 21 are connected to a sample
The yoke 13 has a gas space portion 24 formed at a substantially central position where the non-magnetic material float 17 is provided so as to widen the sample
Further, a structure is provided in which a fine hole 22 for a damper is provided in a part of the lid portion 18. This is for controlling the diaphragm 16 to be pushed when the oxygen pressure in the sample
[0026]
The capacitance displacement sensor 19 is connected to the
[0027]
In the magnetic oximeter having such a configuration, first, a magnetic field is formed through the yoke 13 to the gas space 24 and the non-magnetic float 17 so that the magnetic flux leakage 23 occurs. Then, when the sample gas is supplied from the sample gas introduction path 20, the sample gas flows into the sample
[0028]
As described above, when the oxygen gas is contained in the sample gas, when passing through the narrow gap of the sample gas flow path, the oxygen gas is attracted by the magnetic field to increase the oxygen partial pressure and push the membrane surface of the diaphragm 16. Such force acts. On the other hand, since the other side of the diaphragm 16 is filled with a non-magnetic gas or a non-magnetic solid, no magnetic attraction acts on this portion. As a result, displacement of the diaphragm 16 occurs in a direction away from the magnet 12. The displacement of the diaphragm 16 is detected by a
[0029]
Thus, the response speed is improved by making the volume of the sample chamber of the sample
[0030]
Next, a magnetic oximeter according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
As shown in FIG. 2, a magnetic oximeter according to a second embodiment of the present invention includes a magnetic oxygen sensor 11 for detecting the concentration of oxygen contained in a sample gas, and a magnetic oxygen sensor 11 for detecting the concentration of oxygen. And a
[0032]
The magnetic oxygen sensor 11 is formed so as to cover the magnet 12 and the magnet 12, and is formed so as to sandwich the yoke 13 with the sensor 19a at the center thereof, and the same surface as the surface of the yoke 13. A housing portion 15 having a recessed
The lid portion 18 has a structure in which a concave portion 27 is formed, a sample gas introduction path 20 that is connected to the concave portion 27 is formed, and a sample gas outlet path 22 is provided on the opposite side of the sample gas introduction path 20.
By attaching the lid portion 18 to the housing portion 15 with the diaphragm 16 held therebetween, the concave portion 27 is sealed with the diaphragm 16 and becomes the sample
[0033]
As described above, the capacitance displacement sensor 19 is connected to the
[0034]
In the magnetic oximeter having such a configuration, first, a magnetic field is formed so that magnetic flux leakage 23 occurs through the yoke 13 to the
[0035]
Next, a magnetic oximeter according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0036]
The magnetic oximeter of the third embodiment according to the present invention controls the supply-side oxygen concentration at a constant level and measures the consumption-side oxygen concentration with an analyzer such as a magnetic oximeter, as in the related art. On the other hand, as shown in FIG. 3, a comparison gas from a
[0037]
As shown in FIG. 4, a magnetic oximeter for calculating the consumption of oxygen includes a magnetic oxygen sensor 11 capable of simultaneously flowing a comparison gas and a measurement gas, and a signal from the magnetic oxygen sensor 11. And a
[0038]
The magnetic oxygen sensor 11 is formed so as to cover the magnet 12 and the magnet 12, and a yoke 13 having a sensor 19 a at a central position thereof, and is formed so as to sandwich the yoke 13 and has the same surface as the surface of the yoke 13. A housing part 15 having a recessed
The lid portion 18 has a structure in which a concave portion 27 is formed, a measurement gas introduction path 34a that is connected to the concave portion 27 is formed, and a measurement
Further, a comparative gas introduction path 28a communicating with the
Then, the sensor 19b of the diaphragm 16 and the sensor 19a of the yoke 13 face each other, and the capacitance displacement sensor 19 is obtained.
[0039]
The capacitance displacement sensor 19 is connected to the
[0040]
In the magnetic oximeter configured to calculate the consumption of oxygen having such a configuration, first, a magnetic field is formed through the yoke 13 to the measurement gas flow path 35 so that the magnetic flux leakage 23 occurs. When the measurement gas discharged from the measurement target 32 (see FIG. 3) is supplied from the measurement gas introduction path 34a, the measurement gas flows into the measurement gas flow path 35 having a narrow gap formed by the diaphragm 16 and the concave portion 27, and the magnetic flux The application of the magnetism of the leak 23 attracts oxygen molecules contained in the measurement gas.
At the same time, when a comparative gas, which is the same gas as that generated by the gas supply device 31 (see FIG. 3) and supplied to the measurement target 32 (see FIG. 3), is supplied from the comparative gas introduction passage 28a, the comparative gas flows in the comparative gas flow path. As molecules of oxygen are attracted in passage 36, pressure is applied to the flow of the comparison gas in the vicinity thereof.
In this way, the capacitance displacement sensor 19 of the diaphragm 16 changes due to the force relationship between the attraction by the oxygen molecules contained in the measurement gas and the attraction of the oxygen molecules contained in the comparison gas. By observing the value of the capacitance due to this change, it is possible to know the consumption of oxygen by knowing the difference in the concentration of oxygen molecules contained in the comparison gas and the measurement gas. The measurement gas flowing through the measurement gas flow path 35 is discharged outside from the measurement
[0041]
The attraction of the oxygen molecules contained in the measurement gas and the attraction of the oxygen molecules contained in the comparison gas are proportional to the difference between the magnetic susceptibility of the measurement gas and the comparison gas guided to both sides of the diaphragm 16, and are represented by Quinke's equation shown below. The pressure acts on the diaphragm 16.
The formula of Quinke is
P = K (χ1-χ2) H 2
P: generated differential pressure K: constant χ1: magnetic susceptibility of measurement gas χ2: magnetic susceptibility of comparative gas H: magnetic field strength
As described above, the measurement gas and the comparison gas are configured to face each other via the diaphragm 16 and the magnetic force corresponding to the difference in magnetic susceptibility between the two gases is detected. By directly detecting the difference in oxygen concentration, the amount of oxygen consumption can be measured. This eliminates the need to prepare the measurement gas oximeter and the comparison gas concentration data or the comparison gas oximeter. A complicated error factor caused by a difference between the numerical accuracy of the supply gas concentration and the numerical accuracy of the measurement gas concentration is generally unified, and management becomes easy.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, the magnetic oximeter according to the present invention is configured such that the sample gas flow path through which the non-measurement gas containing oxygen flows is formed on one surface of the diaphragm, thereby reducing the oxygen partial pressure due to magnetism. It can be detected by the change of the diaphragm, and there is an effect that the structure can be extremely simplified and the size can be reduced.
[0044]
In addition, by providing a structure in which channels for flowing the measurement gas and the comparison gas are provided on both surfaces bounded by the diaphragm, it is not only unnecessary to prepare an oxygen meter dedicated to the measurement gas and the comparison gas, but also to reduce the supply gas concentration. There is an effect that a complicated error factor due to a difference between the numerical accuracy and the numerical accuracy of the measured gas concentration can be centrally managed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic block diagram illustrating a configuration of a magnetic oximeter according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic block diagram illustrating a configuration of a magnetic oximeter according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a state for measuring the consumption of oxygen.
FIG. 4 is a schematic block diagram illustrating a configuration of a magnetic oximeter according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory view showing a sensor structure of a magnetic oximeter according to the related art.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a state for measuring oxygen consumption according to the related art.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a principle that oxygen is affected by a magnetic field.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Magnetic oxygen sensor 12 Magnet 13
Claims (4)
前記ダイアフラムの他方の面に非磁性体部材で形成した静電容量変位センサと、
前記ダイアフラムを含めた前記サンプルガス流路に磁気を印加して磁界を形成する磁気手段と、を備え、
前記サンプルガス流路を流れる被測定ガスに酸素が含まれているときに、前記磁気手段の磁界作用により、前記ダイアフラムが変形するようにしたことを特徴とする磁気式酸素計。A sample gas flow path for flowing a gas to be measured, formed on one surface side of the diaphragm,
A capacitance displacement sensor formed of a non-magnetic member on the other surface of the diaphragm,
Magnetic means for applying a magnet to the sample gas flow path including the diaphragm to form a magnetic field,
A magnetic oximeter wherein the diaphragm is deformed by a magnetic field effect of the magnetic means when the gas to be measured flowing through the sample gas flow path contains oxygen.
前記ダイアフラムの一方の面に備えた静電容量変位センサと、
前記ダイアフラムの他方の面側で形成した、被測定ガスを流すサンプルガス流路と、
前記ダイアフラムを含めた前記サンプルガス流路に磁気を印加して磁界を形成する磁気手段と、を備え、
前記サンプルガス流路を流れる被測定ガスに酸素が含まれているときに、前記磁気手段の磁界作用により、前記ダイアフラムが変形するようにしたことを特徴とする磁気式酸素計。A non-magnetic material space formed on one side of the diaphragm and filled with a non-magnetic gas;
A capacitance displacement sensor provided on one surface of the diaphragm,
A sample gas flow path through which a gas to be measured flows, formed on the other surface side of the diaphragm,
Magnetic means for applying a magnet to the sample gas flow path including the diaphragm to form a magnetic field,
A magnetic oximeter wherein the diaphragm is deformed by a magnetic field effect of the magnetic means when the gas to be measured flowing through the sample gas flow path contains oxygen.
前記磁気式酸素計は、被測定ガスに含まれている酸素分子の引き付け状態を検出する磁気式酸素センサと、該磁気式酸素センサで検出した酸素分子の引き付け状態の信号から酸素の量を算出する検出回路とからなり、
前記磁気式酸素センサは、磁界が印加されたダイアフラムの一方の面を狭ギャップのサンプルガス流路とし、該ダイアフラムの他方の反対側面に非磁性体部材を介在させて静電容量変位センサを備えたことを特徴とする磁気式酸素計。A magnetic oximeter that applies magnetism to a gas to be measured flowing through a sample gas flow path, detects an attracted state of oxygen molecules contained in the gas to be measured, and measures the amount of oxygen,
The magnetic oximeter calculates the amount of oxygen from a magnetic oxygen sensor that detects an attracted state of oxygen molecules contained in the gas to be measured and a signal of the attracted state of oxygen molecules detected by the magnetic oxygen sensor. And a detection circuit
The magnetic oxygen sensor includes a capacitance displacement sensor in which one surface of a diaphragm to which a magnetic field is applied is a narrow gap sample gas flow path, and a nonmagnetic member is interposed on the other opposite side of the diaphragm. A magnetic oximeter characterized in that:
前記ダイアフラムの他方の面側で形成した、測定対象から排出される比較ガスを流す比較ガス流路と、
前記ダイアフラムの面に形成した静電容量変位センサと、
前記ダイアフラムを含めた前記測定ガス流路及び前記比較ガス流路に磁気を印加して磁界を形成する磁気手段と、を備え、
前記測定ガス流路を流れる測定ガスに含まれている酸素による磁化率と、前記比較ガス流路を流れる比較ガスに含まれている酸素による磁化率との差により、前記ダイアフラムが変形するようにしたことを特徴とする磁気式酸素計。A measurement gas flow path formed on one surface side of the diaphragm, through which a measurement gas containing oxygen to be supplied to a measurement target flows.
A comparative gas channel formed on the other surface side of the diaphragm, through which a comparative gas discharged from the measurement target flows.
A capacitance displacement sensor formed on the surface of the diaphragm,
Magnetic means for applying a magnet to the measurement gas flow path including the diaphragm and the comparison gas flow path to form a magnetic field,
The diaphragm is deformed by the difference between the magnetic susceptibility due to oxygen contained in the measurement gas flowing through the measurement gas flow path and the magnetic susceptibility due to oxygen contained in the comparison gas flowing through the comparison gas flow path. A magnetic oximeter characterized by:
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