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JP2004357605A - 自動販売機用釣り餌保存方法、これに用いる釣り餌保存容器及び釣り餌用自動販売機 - Google Patents

自動販売機用釣り餌保存方法、これに用いる釣り餌保存容器及び釣り餌用自動販売機 Download PDF

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JP2004357605A JP2003160705A JP2003160705A JP2004357605A JP 2004357605 A JP2004357605 A JP 2004357605A JP 2003160705 A JP2003160705 A JP 2003160705A JP 2003160705 A JP2003160705 A JP 2003160705A JP 2004357605 A JP2004357605 A JP 2004357605A
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fishing bait
water
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JP2003160705A
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Masayuki Suzuki
正幸 鈴木
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Abstract

【課題】生き餌を自動販売機内で長時間生かすことができるとともに、衛生上の問題も全くなく、しかも、釣り人に利用しやすい形態で販売を行うことのできる自動販売機用釣り餌保存方法を提供する。
【解決手段】気密性のある釣り餌保存容器1内に、水分又は水分を保持させた保湿物質8を所定量充填するとともに生き餌9を入れ、上記水分又は保湿物質以外の空間14に酸素を充填して密封し、これを自動販売機内で所定温度範囲に保持して販売に供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、自動販売機用釣り餌保存方法、これに用いる釣り餌保存容器及び釣り餌用自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
夜釣りを行うには、釣り餌を昼間に入手しておくか夜間営業している販売店に出向いて入手する必要があった。
【0003】
ところが、夜間営業している釣り餌販売店は非常に少なく、地域によっては夜間に釣り餌を入手できない場合もある。一方、昼間に釣り餌を入手するのは容易であるが、生き餌の場合には、釣りを行う時刻まで生かしておくのが難しい場合がある。
【0004】
【特許文献1】
実開昭61−87071
【0005】
【特許文献2】
実用新案登録第3006000号
【0006】
特許文献1には、蓋と容器とからなる釣り餌箱の蓋に多数の細孔を穿設し、容器の底面に細孔よりやや大きい径を有する水抜き孔を穿設してなる釣り餌箱に釣り餌を入れ、この釣り餌を収容した釣り餌箱を複数個収容できる収納具を設置し、この収納具上方より水あるいは海水を餌箱に供給する機構を設けてなる餌箱を使用する釣り餌の自動販売機が開示されている。
【0007】
特許文献2には、鮎一匹が入る大きさの有孔ケースを一定間隔おきに多数設置した無端ベルトを水槽内に設け、上記無端ベルトを支持するプーリの一つをモータにより間欠回転させ、水槽水面上にせり上がった一つの有孔ケースの蓋を開けて鮎を取り出し口に送り込む、友釣り用おとり鮎の自動販売装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載された発明では、自動販売機内に収容した釣り餌箱に水あるいは海水を絶えず供給しなければならない。このため、水あるいは海水の入手が困難な場所に設置することはできない。
【0009】
また、釣り餌箱に水あるいは海水を供給しなければならないため、自動販売機を特殊な構造にしなければならない。特に、海水を供給するには、耐蝕性の材料を用いて自動販売機を製作する必要があり、自動販売機の製造コストがきわめて大きくなる。
【0010】
さらに、衛生的に釣り餌を管理し、販売するには、供給する水あるいは海水の水質を管理する必要があり、自動販売機の構造がさらに複雑になる。
【0011】
上記特許文献2に記載された発明では、一つの水槽を間仕切して鮎を入れておくように構成しているが、上記水槽を定期的に清掃するのが非常に面倒である。また、鮎を長時間生かしておくには、水槽の水質を精度高く管理する必要があるり、浄化装置等が必要になる。
【0012】
また、自動販売機の取り出し口には、鮎のみ排出されるため、鮎を傷つける恐れも高い。したがって、上記自動販売機を現実に実施するのは困難である。
【0013】
本願発明は、上記従来の問題を解決し、生き餌を自動販売機内で長時間生かすことができるとともに、衛生上の問題も全くなく、しかも、釣り人に利用しやすい形態で販売を行うことのできる自動販売機用釣り餌保存方法、これに用いる釣り餌保存容器及び釣り餌用自動販売機を提供するものである
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0015】
本願の請求項1に記載した発明は、気密性のある釣り餌保存容器内に、水分又は水分を保持させた保湿物質を所定量充填するとともに生き餌を入れ、上記水分又は保湿物質以外の空間に酸素を充填して密封し、これを自動販売機内で所定温度範囲に保持して販売に供する自動販売機用釣り餌保存方法に係るものである。
【0016】
本願発明では、気密性のある釣り餌保存容器を使用する。気密性には水密性も含まれる。釣り餌保存容器を形成する材料は特に限定されることはなく、プラスチック、ガラス等の種々の材料から形成された保存容器を採用できる。また、保存容器の構造も特に限定されることはない。容器本体と蓋体とを気密性をもって着脱可能に嵌合できるものや、容器本体の開口部を封止フィルム等を貼着して密封できるもの等を採用できる。
【0017】
上記釣り餌保存容器内に、水分又は水分を保持させた保湿物質を所定量充填する。友釣り用の鮎や、あじ等の生き餌を保存する場合には、淡水あるいは海水等の水分を充填する。一方、ごかい等の空気中でも生存可能な生き餌では、水分を保持させた保湿物質を充填する。なお、本願発明に係る釣り餌保存容器で保存できる生き餌の種類は特に限定されることはない。
【0018】
上記保湿物質は、多孔質で水分を保持できるものであれば限定されることはなく、たとえば請求項3に記載した発明のように、ひる石や籾殻を採用することができる。
【0019】
本願発明では、気密製のある容器内に酸素を充填するため、上記水分又は水分を保持させた保湿物質の充填量を、釣り餌保存容器の空間の50%から80%に設定するのが好ましい。上記酸素は、水分又は保湿物質以外の空間の空気を置換するようにして充填される。酸素の充填量は、容器の大きさや生き餌の種類に応じて設定することができる。
【0020】
さらに、本願発明では、上記釣り餌保存容器を、自動販売機内で所定の温度範囲に保持する。釣り餌保存容器を所定の温度範囲内に保持できるものであれば、上記自動販売機の種類も特に限定されることはない。なお、所定の温度範囲に保持するため、通常の自動販売機に使用されている冷却手段等を採用できる。また、寒冷地での冬場に対応するため、加温手段や保温手段を設けることもできる。釣り餌保存容器の保持温度は、生き餌の生活活性を低下させるように、通常の生活環境よりも低く設定する。生き餌の種類や気温等に応じて設定できるが、請求項4に記載した発明のように、摂氏4度から摂氏14度の範囲で保持できるものであればよい。摂氏4度以下では水分が凍結する恐れがある。一方、摂氏14度以上では、生き餌の生活活性が高まり酸素の消費量が増大する。
【0021】
本願の請求項2に記載した発明は、上記水分又は上記保湿物質に保持される水分に、高濃度の酸素を含有させたものである。
【0022】
酸素濃度は特に限定されることはなく、生き餌の生活環境にある水分に含まれる酸素濃度より高く設定すればよい。上記高濃度の酸素を含有する水分を製造する手法も特に限定されることはない。たとえば、水槽に満たした海水等に酸素を吹き込むことにより、高濃度の酸素を含有する海水等を製造することができる。上記のようにして製造した高濃度の酸素を含む水分を上記釣り餌容器に直接充填し、あるいは保湿物質に含浸等させて充填する。これにより、保存容器内の酸素量を増加させて生き餌を生かしておく期間を延ばすことができる。
【0023】
本願の請求項5に記載した発明は、上記釣り餌保存容器を連続的又は間欠的に揺動させるものである。
【0024】
上記釣り餌保存容器を揺動させることにより、保存容器内の水分を活性化して劣化を防止し、生き餌を長期間生かしておくことが可能となる。特に、淡水や海水中に生き餌を保存する場合に効果が高い。一方、保湿物質を充填した場合にも、保湿物質と周囲の気体とを攪拌して、保存容器内の水分の分布を調整するとともに、保湿物質に保持させた水分等の劣化を防止できる。また、一定時間ごとに生き餌に刺激を与えて活性化することもできる。
【0025】
上記揺動の形態は特に限定されることはない。揺動させる間隔や態様も限定されることはない。たとえば、海水等を充填した中に、あじ等の生き餌を保存する場合には、海洋の波の周期程度の揺動を与えるのが好ましい。たとえば、請求項6に記載した発明のように、上記揺動間隔又は揺動周期を5秒〜30秒に設定できる。なお、保湿物質を充填した生き餌の場合には、数分から数十分おきに容器を揺動させるように構成することもできる。
【0026】
本願の請求項7から請求項10に記載した発明は、自動販売機で販売するのに適した自動販売機用釣り餌保存容器に関するものである。
【0027】
本願の請求項7に記載した発明は、気密性のある釣り餌保存容器と、上記釣り餌保存容器に充填される水分又は水分を保持させた保湿物質と、上記釣り餌保存容器内の上記水分又は保湿物質以外の空間に充填される酸素とを備えて構成されるものである。
【0028】
気密性ある容器に釣り餌を保存できるため、缶飲料等を販売する自動販売機を利用することも可能となる。また、容器内に充填した内容物が外部に漏れ出ることもなく、自動販売機内を衛生的に保つことができる。
【0029】
本願の請求項8に記載した発明は、上記保湿物質にひる石又は籾殻を採用するとともに、これに淡水又は海水を保持させたものである。なお、生き餌に応じて、上記保湿物質に種々の成分を含む水分を保持させることもできる。
【0030】
本願の請求項9に記載した発明は、上記水分及び上記保湿物質を、上記釣り餌保存容器の50〜80%に充填したものである。水分又は保湿物質以外の空間に酸素を充填するためである。
【0031】
本願の請求項10に記載した発明は、上記水分又は上記保湿物質に保持させる水分に、高濃度の酸素を含有させたものである。
【0032】
本願の請求項11に記載した発明は、釣り餌を販売するための自動販売機であって、生き餌を収容した釣り餌保存容器を所定温度に保持できる温度保持手段と、上記釣り餌保存容器を、間欠的に又は連続的に揺動させる揺動手段とを備えるものである。
【0033】
上記温度保持手段は、生き餌の種類や外気温度等に応じて保存容器を所定の温度に保持できればよく、冷却手段や加温手段を採用できる。一般的な生き餌に対しては、摂氏4度〜摂氏14度に保持できる温度保持手段を採用するのが好ましい。
【0034】
上記揺動手段の構成も特に限定されることはない。たとえば、一般的な加振装置等を採用することができる。また、保存容器のを全体を揺動させることもできるし、磁力等を利用して、保存容器内の水分のみ揺動させるように構成することもできる。
【0035】
また、水分の劣化等を防止できる程度に揺動させればよく、揺動間隔あるいは周期も特に限定されることはない。たとえば、10分おきに容器に振動を与えるように構成することもできるし、容器自体を連続的に揺動させるように構成することもできる。。
【0036】
請求項12に記載した発明のように、海洋の波の周期に近い5〜30秒の揺動間隔又は揺動周期で上記釣り餌保存容器を揺動させることもできる。
【0037】
本願の請求項13に記載した発明は、上記揺動手段を、上記自動販売機内に収容される一部の釣り餌容器を揺動させるように構成したものである。
【0038】
一つの自動販売機で、生き餌以外の釣り餌や、種類の異なる生き餌を販売できるように構成したものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図に基づいて具体的に説明する。
【0040】
図1に示すように、本実施の形態に係る釣り餌保存容器1は、円筒状の本体2とこれに気密性をもって嵌合できる蓋体3とを備えて構成されている。上記本体2は、ポリプロピレン等の硬質樹脂で形成される一方、蓋体3は軟質ポリエチレンで形成されており、蓋体3の周縁部に形成された同心の環状縁部4,5が、上記本体2の開口縁部6を挟み込むようにして嵌合させられる。なお、実施の形態では、樹脂で形成された円筒状の釣り餌保存容器1を採用したが、釣り餌の種類や形態に応じて、他の材料から形成された保存容器や、種々の形態の保存容器を採用できる。
【0041】
図2に、上記釣り餌保存容器1に、水分を含有させた保湿物質8を70%程度充填するとともに、この中にごかい等の釣り餌9を収容した状態を示す。本実施の形態では、上記保湿物質8としてひる石を採用している。ひる石はバーミュキュライトという鉱石の一種であり、加熱することにより多孔質体を形成する。上記ひる石8には、海水が含浸保持されている。本実施の形態では、上記海水に通常の海水より高濃度の酸素を含有させている。
【0042】
図6に、上記ひる石8に高濃度の海水を含浸させる装置の一例を示す。この図に示すように、海水10を満たした水槽11内にひる石8を投入するとともに、酸素ボンベ12からパイプ13を介して上記海水中に酸素を吹き込む。これにより、酸素濃度の高い海水10をひる石8に保持させることができる。上記酸素濃度の高い海水10を含有したひる石中で上記生き餌9を保持することにより、乾燥を防止できるだけでなく、生き餌を長期間生かしておくことが可能となる。
【0043】
さらに、上記釣り餌保存容器1の上記ひる石8を充填した部分以外の空間14には、酸素が充填されている。上記酸素は、上記蓋体3を嵌合させる前に、空気と置き換えるようにして充填される。
【0044】
上記釣り餌保存容器1内に酸素を充填することにより、蓋体3で内部空間を封止した状態でも、生き餌9をさらに長期間生かしておくことが可能となる。
【0045】
上記釣り餌保存容器1は、摂氏4℃〜摂氏14℃に保温された状態で自動販売機内で保持されて、販売に供される。
【0046】
図3に、第2の実施の形態に係る釣り餌保存容器201を示す。この実施の形態では、容器201内に淡水208を充填し、シラサエビ等の生き餌209を保存している。また、上記淡水208は、保存容器201の70%程度充填されているとともに、上記淡水以外の空間214には、酸素が充填されている。
【0047】
上記酸素を充填することにより、水分内で保持する生き餌209を長期間生かしておくことが可能となる。上記釣り餌保存容器201は、第1の実施の形態と同様に自動販売機内で、摂氏6度〜摂氏10度に保温された状態で保持され、販売に供される。
【0048】
図4に、第3の実施の形態に係る釣り餌保存容器301を示す。この実施の形態では、友釣り用の鮎等の生き餌309に本願発明を適用したものである。この実施の形態でも、保存容器301内に淡水308を約70%充填し、残余の空間314に酸素を充填して構成されている。
【0049】
図5に、保存容器の第4の実施の形態示す。この実施の形態に係る釣り餌保存容器401は、倒立円錐台形状の樹脂製容器本体402の開口部に、フィルム状の蓋シート403を貼着して構成されている。上記蓋シート403は、上記容器本体402の縁部から容易に剥がすことができるように貼着されている。なお、上記保存容器内には、上述した第1の実施の形態と同様に、海水を保持させたひる石408と酸素とが充填され、この中にごかい等の生き餌409が収容されている。
【0050】
図7に、本願発明に係る釣り餌用自動販売機の一例を示す。上記釣り餌用自動販売機501は、ケーシング502と、このケーシング502内に釣り餌用保存容器101を収納保持できる収納ラック503と、上記収納ラック503から上記釣り餌保存容器101を一つずつ取り出せる取り出し機構504と、上記ケーシング内を冷却する冷却装置505と、上記収納ラック503を揺動させる揺動装置506とを備えて構成されている。
【0051】
上記収納ラック503は、第1から第3の実施の形態に示す円筒状の釣り餌保存容器101を上下に整列させて収納保持できるように構成されている。本実施の形態に係る上記収納ラック503は、上記釣り餌保存容器101を複数列に整列させて保持できるように構成されており、異なる種類の釣り餌を販売できるように構成している。
【0052】
上記複数列の釣り餌保存容器101を保持する収納ラック503の下端部に、上記取り出し機構504が設けられている。上記取り出し機構504は、上下に整列して保持された上記釣り餌保存容器101を、図示しない取り出し口につながる下方のシュート507に一つずつ落下させる開動板508を設けて構成されている。上記回動板508は、購買者がコイン等を投入することにより図示しない開動機構によって開動させられて、上記釣り餌保存容器101を自動的に排出して販売できるように構成されている。
【0053】
上記冷却装置505は、エバポレータ515、コンプレッサー525、コンデンサ535等を備えて構成される一般的な冷却装置が採用されている。
【0054】
上記収納ラック503は、上記ケーシング502の天井部に対して複数の支持アーム510,511を介して揺動可能に保持されるとともに、上記収納ラック503の側部が、バネ512,513,514を介して上記ケーシング502の側部内面に保持されている。
【0055】
上記揺動装置506は、上記ケーシング502の背部に設置したモータ515と、このモータ515によって回転させられる円板516と、上記円板516に一端部が連結されるとともに、他端部が上記収納ラック503の側部に連結された揺動アーム517とを備えて構成されている。
【0056】
上記モータ515を回転させることにより、上記円板516を介して上記揺動アーム517が左右に揺動させられ、これによって、上記収納ラック503が揺動させられる。上記モータ515の回転数は、10rpmに設定されており、約6秒の周期で上記収納ラック503が揺動させられる。
【0057】
上記収納ラック503を揺動させることにより、上記収納ラック503に保持された釣り餌用保存容器内の水分あるいは水分を保持させた保湿物質が揺動させられる。これにより、上記水分を活性化し、あるい保湿物質を容器内で移動させて、生き餌を長期間生かしておくことが可能となる。
【0058】
本願発明は、上述の実施の形態に限定されることはない。実施の形態では、円筒状あるいは円錐台形状の釣り餌保存容器を採用したが、他の形態の容器を採用することができる。
【0059】
また、実施の形態では、保湿物質としてひる石を採用したが、釣り餌に悪影響を与えることなく水分を保持できるものであれば種々の保湿物質を採用できる。たとえば、おが屑や籾殻等を採用することもできる。
【0060】
また、釣り餌保存容器を揺動させる揺動装置も実施の形態に限定されることはなく、種々の揺動装置を採用できる。
【0061】
また、水分中に生き餌を保存する場合において、多孔質の鉱物等に酸素を保持させ、生き餌とともに上記水分中に投入して、釣り餌保存容器内の酸素量を増加させることもできる。
【0062】
さらに、実施の形態では、釣り餌保存容器を揺動させる揺動装置を備える自動販売機の例を示したが、揺動装置を備えない自動販売機に本願発明に係る釣り餌保存容器を用いて釣り餌を販売することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体と蓋体とを分離させた状態の釣り餌保存容器の一部断面を示す図である。
【図2】図1に示す釣り餌保存容器内に水分を保持させた保湿物質、酸素及び釣り餌(ごかい類)を収容した状態を示す断面図である。
【図3】図1に示す釣り餌保存容器内に、水分、酸素及び釣り餌(えび類)を収容した状態を示す断面図である。
【図4】図1に示す釣り餌保存容器内に、水分、酸素及び釣り餌(魚類)を収容した状態を示す断面図である。
【図5】釣り餌保存容器の他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】保湿物質に、高濃度の酸素を含有する水分を保持させる手法の一例を示す説明図である。
【図7】釣り餌保存容器を揺動させる装置を備える釣り餌用自動販売機の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 釣り餌保存容器
8 保湿物質
9 生き餌
14 空間

Claims (13)

  1. 気密性のある釣り餌保存容器内に、水分又は水分を保持させた保湿物質を所定量充填するとともに生き餌を入れ、上記水分又は保湿物質以外の空間に酸素を充填して密封し、これを自動販売機内で所定温度範囲に保持して販売に供する、自動販売機用釣り餌保存方法。
  2. 上記水分又は上記保湿物質に保持させた水分に、高濃度の酸素を含有させた、請求項1に記載の自動販売機用釣り餌保存方法。
  3. 上記保湿物質がひる石又は籾殻である、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の自動販売機用釣り餌保存方法。
  4. 上記釣り餌保存容器を摂氏4度〜摂氏14度の範囲に保持する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の釣り餌保存方法。
  5. 上記釣り餌保存容器を連続的又は間欠的に揺動させる請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動販売機用釣り餌保存方法。
  6. 上記揺動間隔又は揺動周期を5秒〜30秒とした、請求項5に記載の釣り餌保存容器。
  7. 気密性のある釣り餌保存容器と、
    上記釣り餌保存容器に充填される水分又は水分を保持させた保湿物質と、
    上記釣り餌保存容器内の上記水分又は保湿物質以外の空間に充填される酸素とを備えて構成される、自動販売機用釣り餌保存容器。
  8. 上記保湿物質にひる石又は籾殻を採用するとともに、これに淡水又は海水を保持させた、請求項7に記載の自動販売機用釣り餌保存容器。
  9. 上記水分及び上記保湿物質を、上記釣り餌保存容器の空間の50〜80%に充填した、請求項7又は請求項8のいずれかに記載の自動販売機用釣り餌保存容器。
  10. 上記水分又は上記保湿物質に保持させる水分に、高濃度の酸素を含有させた、請求項7から請求項9のいずれかに記載の自動販売機用釣り餌保存容器。
  11. 釣り餌を販売するための自動販売機であって、
    釣り餌を収容した釣り餌保存容器を所定温度に保持できる温度保持手段と、
    上記釣り餌保存容器を、間欠的又は連続的に揺動させる揺動手段とを備える、釣り餌用自動販売機。
  12. 上記揺動手段は、5〜30秒の揺動間隔又は揺動周期で上記釣り餌保存容器を揺動させることができるように構成されている、請求項11に記載の釣り餌用自動販売機。
  13. 上記揺動手段は、上記自動販売機内に収容される一部の釣り餌容器を揺動させるように構成されている、請求項11又は請求項12のいずれかに記載の釣り餌用自動販売機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109285273A (zh) * 2017-07-19 2019-01-29 吴贵文 鲜活农产品自动售卖系统及其方法

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