JP2004347555A - 車両用光量検出装置及び車両用照明制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントガラスの内側面より外側を監視するように設置された撮像手段10と、撮像手段10の視野の一部に設置された乱反射層13aなどの光学手段13とを備え、撮像手段10によって光学手段13を通して得られた映像の明るさから車両周辺の光量を検出するとともに、先方の画像から、車両周辺の光量を先読みする。こうして得られた自車周辺の光量と先読みされた光量のいずれか一方が暗い場合、照明を点灯する。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用の撮像装置を使用した光量検出装置、及び当該光量検出に基づいて照明を制御する照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像手段を用いて車両外部の明るさを判断して車両制御を行う装置として、例えば特許文献1(特開2001−206201号公報)や特許文献2(特開平9−66803号公報)に記載されるようなものがある。
【0003】
特許文献1では、車両用雨滴検出装置において、カメラから取り込んだ画像が明る過ぎたり暗過ぎたりしないように調整する撮影感度調整機能を有し、暗過ぎればカメラの感度を上げ、明る過ぎれば感度を下げる補正を実行する。これにより、天候の影響あるいはトンネルや方位などの影響を排除する。
【0004】
また、特許文献2では、ADA(Active Drive Assist system)の画像認識において、距離データが異常な場合はカメラのシャタースピードをチェックし、カメラのシャッタースピードが所定値未満で遅い場合は外が暗いことを判断して、オートライト装置を作動することが示されている。
【0005】
一般に、撮像手段は高価であり、得られる画像情報は様々な用途に使用できるため、撮像手段を複数の用途に兼用することが多い。前記特許文献1や前記特許文献2に記載される装置も例外でなく、撮像手段は複数の用途に兼用されている。
【0006】
撮像手段の対象及びその用途に関して、撮影の対象を車両の前方の景色とし、その利用用途を白線の検出、ナンバープレートの認識等を行うものが存在し、撮影の対象を車両の後方の景色として、その用途を後方監視モニタとして利用するものが存在する。しかしながらこれらの場合、撮影の対象は車両前方水平方向、後方水平方向等、所定の方向(特に水平方向)に限られる。そのため、現在提案されている装置では、所定の方向(特に水平方向)の景色を撮像範囲とし、得られる所定の方向(特に水平方向)の景色像信号から車両外部の明るさを判断している。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−206201号公報
【特許文献2】
特開平9−66803号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、現在は、一般に所定の方向、特に水平方向の景色を撮影して得られる画像信号を用いて、車両外部の明るさを判断している。しかし、水平方向の景色には、対向車のヘッドライト、道路際の店舗の照明、看板の照明など様々な光源が含まれるため、明るさの検出に際して誤る可能性が高い。これに比べて、車両上方向の景色には、誤検出の要因となる光源が含まれる可能性は低いので、上方向の景色を撮影して得られる画像信号を用いて、車両外部の明るさを判断すれば、かなり精度が向上すると考えられる。しかしながら、撮影の対象を車両の上方向の景色と限定すれば、撮像手段を他の用途に使えず、車両外部の明るさ判断専用となってしまい、非経済的であると共に汎用性に劣る。
【0009】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、様々な用途に使用できる所定の方向(特に水平方向)の景色を所定の用途(前方車両認識、白線検出、ナンバープレート認識、後方監視等)に利用しつつ、ノイズの少ない自車周辺の光量を用いて明るさを判断する精度の良い光量検出装置及びそれを利用した照明制御装置を提供するものである。
【0010】
さらに、車両の上方向の景色を用いた光量検出装置は、現在の環境における明るさを正確に判断することを目的とするため、唯一懸念される点は、車両の前方における明るさが判断できないことであるが、この点における解決案もあわせて提案する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両用光量検出装置は、所定の視野の景色を取り込むための撮像手段と、所定の視野以外の外光であって車両周辺の外光を撮像手段に取り込むための光学手段と、光学手段を介して撮像手段により取り込まれた車両周辺の外光から車両周辺の光量を検出する光量検出手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、この発明による車両用照明制御装置は、所定の視野の景色を取り込むための撮像手段と、所定の視野以外の外光であって車両周辺の外光を撮像手段に取り込むための光学手段と、光学手段を介して撮像手段により取り込まれた車両周辺の外光から車両周辺の光量を検出する光量検出手段と、光量検出手段により検出された車両周辺の光量に基づいて照明を制御する照明制御手段を備え、光量検出手段は、所定方向の景色のうち遠方の領域の光量も同時に検出し、照明制御手段は、車両周辺の光量と、遠方領域の光量のいずれか一方の検出光量が暗くなったときに照明を点灯することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による車両用光量検出装置及び照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
図1において、撮像手段10は車両外部の景色を画像信号として取り込む車両用カメラ等であって、所定方向の視野20の景色を取り込む撮像レンズ11と、撮像レンズ11で取り込まれた景色を結像する撮像素子12を備えている。この撮像手段10は、所定方向の視野の景色を取り込むために設置され、後述する所定の処理を行い、所定の制御を行う。すなわち、例えば、撮像手段10は、所定方向の景色として車両前方の水平方向の景色を取り込むために設置され、後述する画像処理手段17が前方障害物検知や走行レーン用の白線検出を行い、追突予防警報制御、車間距離自動制御、レーン逸脱警報制御、自動操縦制御を行う。また、撮像手段10は、所定方向の景色として車両後方の水平方向の景色を取り込むために設置され、所定の処理として後方障害物検知や白線検出を行い、所定の制御として後退運転支援制御、高速道路における車線変更時の後側方接近車両検出制御を行う。
【0015】
光学手段13は、前述の所定の視野以外、特に車両前方又は車両後方の水平方向の視野以外であって、当該車両周辺の外光、特に車両上方の外光を撮像手段10に取り込むために設置される。光量検出手段14は、光学手段13を介して撮像手段10に取り込まれた外光の明るさから車両周辺の光量を検出する装置である。照明制御手段15は、光量検出手段14により検出された車両周辺の光量に基づいてヘッドライト等の照明手段16による照明を制御するものである。画像処理手段17は、撮像手段10により取り込まれた車両前方の水平方向の景色や車両後方の水平方向の景色等に基づいて、前方又は後方障害物の検知や走行レーン用の白線検出を行うためのものである。
【0016】
図2はこの発明の実施の形態1による撮像手段及び光学手段の設置例を示す構成図である。撮像手段10は、車両のフロントガラス21越しに車両前方の水平方向視野20aの景色が撮像できるように設置されている。また、光学手段13として乱反射層13aを使用し、この乱反射層13aは撮像手段10の視野の一部であるフロントガラス21の表面に、すりガラス状の加工を施すことにより構成している。また、この乱反射層13aは車両上方からの光を集光するように設置されている。
【0017】
次に、図1及び図2の構成において本実施の形態の動作を説明する。車両上方からの入射光は、フロントガラス21に設置した乱反射層13aで乱反射して撮像レンズ11に入射し、撮像素子12に像を結ぶ。車両前方の水平方向視野20aからの入射光は、フロントガラス21を透過して撮像レンズ11に入射し、撮像素子12に像を結ぶ。撮像手段10は、撮像素子12上に結ばれた像を画像信号に変えて出力する。撮像手段10より出力される画像信号は、光量検出手段14と画像処理手段17に入力され、光量検出装置14では車両上方の光像を用いて光量の検出を行い、画像処理手段17では車両前方の景色像を用いて前方又は後方の障害物検知や白線の検出を行う。
【0018】
図3は撮像手段10より出力される画像信号によって構成される画像の一例である。図3に示すように、撮像手段10により得られた画像50には、車両上方の光像51と車両前方の景色像52が含まれており、車両上方の光像51は、前方障害物検知や白線検知等の処理に使用される景色像の妨げとならない画像上方の一部に撮像されるようにする。
【0019】
光量検出手段14は、車両上方の光像51の画像信号を用いて、各画素の輝度の平均値を求める。求められた輝度の平均値は、車両外部の光量を表している。図4は上記輝度の平均値すなわち車両外部の光量を時間軸上で表わしたグラフである。照明制御手段15は、光量検出手段14で求められた結果を用いて、照明の制御を行う。照明が消灯されている場合は、照明を点灯するための点灯閾値THonと光量(輝度の平均値)の比較を行い、光量(輝度の平均値)が点灯閾値THon以下であれば、照明を点灯させる制御を行う。照明が点灯されている場合は、照明を消灯するための消灯閾値THoffと光量(輝度の平均値)の比較を行い、光量(輝度の平均値)が消灯閾値THoff以上であれば、照明を消灯させる制御を行う。この場合、点灯閾値THonは消灯閾値THoffより小さな値に設定し、ヒステリシスを持たせておくことで、一時的な光量の変化による影響を受けにくくしておく。
【0020】
画像処理手段17は、車両前方の景色像52の画像信号を用いて、前記先行車両、対向車両、障害物の検知や、白線の検出を行う。これらの検知処理は既知の技術であるため、説明は省略する。
【0021】
図2に示す構成では、光学手段13である乱反射層13aをフロントガラス21上に設置し、当該乱反射層13aを介して車両上方の光像を撮像手段10に照射させるようにしたが、図5に示すように、フロントガラス21と撮像手段10の間に、すりガラス等の乱反射体13bを設置し、当該乱反射体13bを介して車両上方の光像を撮像手段10に照射させるような構成を採用しても良い。また、図6に示すように、フロントガラス21と撮像手段10の間に、鏡等の反射板13cを設置し、当該反射板13cを介して車両上方の光像を撮像手段に照射させるような構造でも同様の効果を得ることができる。なお、図2に示す構成によれば、光学手段13である乱反射層13aを撮像手段10であるカメラを別体で構成することができ、撮像手段10の装置構成がシンプルになる。一方、図5又は図6の構成では、光学手段13である乱反射体13b又は反射板13cを撮像手段10であるカメラに取り付けることもでき、更に、車両への設置位置の自由度が広がる。
【0022】
上記説明では、撮像手段10の撮像した画像信号を白線検知処理等に使用しているため、撮像手段10は車両前方の景色が撮影できるように設置しているが、撮像手段10の用途に応じた設置を行えばよい。例えば、後方監視モニタに用いる場合は、撮像手段10を後方景色が撮影できるように設置すればよい。また、光学手段13を用いて車両上方の光像を照射させる範囲も、画像の上部に限定せず、兼用する用途に応じて設定すればよい。
【0023】
以上のように、実施の形態1によれば、所定の視野の景色を取り込むための撮像手段10と、所定の視野以外の外光であって車両周辺の外光を撮像手段10に取り込むための光学手段13と、光学手段13を介して撮像手段10により取り込まれた車両周辺の外光から車両周辺の光量を検出する光量検出手段を備えたので、所定の視野の景色と車両周辺の外光の画像が1つの撮像手段10から同時に得られ、車両周辺の光は、車両周辺の明るさを判断する用途に使用し、所定の視野の景色は、前方又は後方障害物検知や、先行車又は後行車検知や、白線検知等その他の用途に用いることができる。
【0024】
特に、車両周辺の外光としてノイズの少ない車両上方の外光を検出することにより、車両周辺の外部の明るさを正確に判断することができる。
【0025】
また、光学手段13として、フロントガラス等の表面に加工した乱反射層を使用することにより、この乱反射層は車両の周辺の光を乱反射させて、撮像手段10に取り込むので、1つの撮像手段10から、車両の周辺の光量と所定方向(特に水平方向)の景色像を同時に得ることができる。そのため、車両周辺の光は、車両外部の明るさを判断する光量検出に用い、所定方向(水平方向)の景色像は、その他の用途に用いることができる。
【0026】
また、光学手段13として、フロントガラス等と撮像手段の間に設置された乱反射体を使用することにより、設置された乱反射体は、車両周辺の光を乱反射させて、撮像手段から監視させるので、1つの撮像手段から、車両周辺の光と所定方向(特に、水平方向)の景色像を同時に得ることができる。そのため、車両周辺の光は、車両外部の明るさを判断する光量検出に用い、所定方向(水平方向)の景色像は、その他の用途に用いることができる。
【0027】
更に、光学手段13として、フロントガラス等と撮像手段の間に設置された反射板を使用することにより、設置された反射曲面は、車両の上方向等の景色を反射させて、撮像手段に照射するので、1つの撮像手段から、車両の上方向などの景色像と所定方向(特に水平方向)の景色像を同時に得ることができる。そのため、上方向等の景色像は、車両外部の明るさを判断する光量検出に用い、所定方向(水平方向)の景色像は、その他の用途に用いることができる。
【0028】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2による車両用光量検出装置及び照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【0029】
図7において、光量検出手段14は、撮像手段10より得られる画像信号を用いて、車両上方の光像51の各画素の輝度の平均値を検出する車両周辺光量検出部14aと、車両前方の景色像52の一部に設定された光量検出範囲60の各画素の輝度の平均値を検出する車両前方光量検出部14bを備えている。ここで、車両前方光量検出部14bの光量検出範囲60は、当該車両が所定時間後に到達する領域の外部の明るさを検出するために設定されるものであり、車速信号等に基づいて設定される。車両上方の光像51の平均輝度値は、車両上方の光量であり、車両周辺の外部の明るさを表している。また、光量検出範囲60の平均輝度値は車両前方の光量であり、所定時間後の車両外部の明るさを表している。
【0030】
図8は撮像手段10より出力される画像信号によって構成される画像の一例である。図8に示すように、撮像手段10により得られた画像50には、車両上方の光像51と、車両前方の景色像52と、光量検出範囲60が含まれいる。光量検出範囲60は、前述のように所定時間後の車両の到達する位置の外部の明るさが判断できるように、車速に応じて設定される。例えば、1秒後の状況が判断できるように、時速100kmで走行していれば28mより遠方の領域、時速36kmで走行していれば10mより遠方の領域というように、車速に応じて設定される。
【0031】
照明制御手段15は、車両周辺光量検出部14aより得られる車両上方の光量と、車両前方光量検出部14bより得られる車両前方の光量をそれぞれ閾値と比較して、それぞれに明暗の判断を行う。比較の際の閾値は、車両前方の光量に応じた値と、車両上方の光量に応じた値をそれぞれに設定し、光量が閾値以上であれば明、閾値以下であれば暗と判断する。その結果を用いて、図9に示す照明制御を行う。前方及び上方のいずれも暗と判断された場合は、夜間やトンネル内部など照明を必要とする状態であると考えられるので、照明制御手段15は照明点灯の制御信号を発する。前方が暗、上方が明と判断された場合は、トンネルなどが存在し所定時間(1秒後)には照明が必要となる状態であると考えられるので、照明制御手段15は照明点灯の制御信号を発する。前方が明、上方が暗と判断された場合は、夜間やトンネル内部など照明を必要とする状態であるが、光量検出範囲60には、対向車のヘッドライトなど光源が含まれ、正確な光量が得られなかったと考えられるので、照明制御手段15は照明点灯の制御信号を発する。前方及び上方のいずれも明と判断された場合は、昼間など照明を必要としない状態であると考えられるので、照明消灯の制御信号を発する。照明手段16は、照明制御手段15より発せられる制御信号に基づいて点消灯を行う。
【0032】
上記説明では、トンネル進入のような状況においては、約1秒前に照明の点灯を行いたいので、所定時間として約1秒を設定し、光量検出範囲60は約1秒後に通過する景色に設定しているが、これに限定せず、用途に応じて設定すればよい。
【0033】
以上のように実施の形態2によれば、車両周辺の光量と前方水平方向の画像の一部を用いて明るさの判断を行うため、車両周辺の光量からは現在の車両外部の明るさを正確に判断することができ、前方水平方向の画像の一部からは、先方の明るさを判断することができる。そのため、現在の車両外部の明るさを正確に把握しつつ、車両周辺の光量を先読みすることが可能な光量検出装置を実現することができる。また、前方水平方向の画像は様々な用途に用いることができるため、撮像手段を汎用的に利用することができる。
【0034】
また、光量検出装置から得られる現在の車両外部の明るさと、先読みされた車両外部の明るさを用いて、照明の点消灯の制御が行える。そのため、トンネル進入時等では早目の点灯が可能で、精度の良い照明制御を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、所定の視野の景色を取り込むための撮像手段と、所定の視野以外の外光であって車両周辺の外光を撮像手段に取り込むための光学手段と、光学手段を介して撮像手段により取り込まれた車両周辺の外光から当該車両周辺の光量を検出する光量検出手段を備えたので、1つの撮像手段から、車両周辺の光量と所定方向(特に水平方向)の景色画像を同時に得ることができる。そのため、誤検出の要因が少ない車両周辺の光量を用いて車両外部の明るさを判断することができる。また、所定方向(特に水平方向)の景色像は、白線検知装置やナンバープレート認識装置などに用いることができる。このように、本発明によれば、精度の良い光量検出装置を実現しつつ、撮像手段を光量検出装置だけでなく、様々な用途に利用することを可能とする。
【0036】
また、車両周辺の光量と前方水平方向の画像の一部を用いて明るさの判断を行うため、車両周辺の光量からは現在の車両外部の明るさを正確に判断することができ、前方水平方向の画像の一部からは、先方の明るさを判断することができる。そのため、現在の車両外部の明るさを正確に把握しつつ、車両周辺の光量を先読みすることが可能な光量検出装置を実現することができる。また、前方水平方向の画像は様々な用途に用いることができるため、撮像手段を汎用的に利用することができる。
【0037】
また、光量検出装置から得られる現在の車両外部の明るさと、先読みされた車両外部の明るさを用いて、照明の点消灯の制御が行える。そのため、トンネル進入時等では早目の点灯が可能で、精度の良い照明制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による車両用光量検出装置及び照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1による撮像手段及び光学手段の設置例を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による撮像手段により出力される画像信号によって構成される画像の一例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1により求められた車両外部の光量を時間軸上で表現した図である。
【図5】この発明の実施の形態1による撮像手段及び光学手段の他の設置例を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態1による撮像手段及び光学手段の他の設置例を示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態2による車両用光量検出装置及び照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態2による撮像手段により出力される画像信号によって構成される画像の一例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態2による照明制御手段の制御を示す図である。
【符号の説明】
10 撮像手段、11 撮像レンズ、12 撮像素子、13 光学手段、13a 乱反射層、13b 乱反射体、13c 反射板、14 光量検出手段、15照明制御手段、16 照明手段、17 画像処理手段、20 撮像手段の視野、21 フロントガラス、50 撮像手段の画面、51 車両上方の光像、52車両前方の景色像、60 光量検出範囲。
Claims (8)
- 所定の視野の景色を取り込むための撮像手段と、前記所定の視野以外の外光であって当該車両周辺の外光を前記撮像手段に取り込むための光学手段と、前記光学手段を介して前記撮像手段により取り込まれた前記車両周辺の外光から当該車両周辺の光量を検出する光量検出手段を備えたことを特徴とする車両用光量検出装置。
- 前記所定の視野の景色とは、車両前方又は車両後方の水平方向の景色であり、前記車両周辺の外光とは、当該車両上方の外光であることを特徴とする請求項1に記載の車両用光量検出装置。
- 前記光学手段は、当該車両のガラス上に設置された乱反射層であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用光量検出装置。
- 前記光学手段は、当該車両のガラスと前記撮像手段の間に設置された乱反射体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用光量検出装置。
- 前記光学手段は、当該車両のガラスと前記撮像手段の間に設置された反射板であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用光量検出装置。
- 前記光量検出手段は、前記所定方向の景色のうち、遠方の領域の光量も同時に検出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用光量検出装置。
- 所定の視野の景色を取り込むための撮像手段と、前記所定の視野以外の外光であって当該車両周辺の外光を前記撮像手段に取り込むための光学手段と、前記光学手段を介して前記撮像手段により取り込まれた前記車両周辺の外光から当該車両周辺の光量を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段により検出された車両周辺の光量に基づいて照明を制御する照明制御手段を備えたことを特徴とする車両用照明制御装置。
- 前記光量検出手段は、前記所定方向の景色のうち遠方の領域の光量も同時に検出し、前記照明制御手段は、前記車両周辺の光量と、前記遠方領域の光量のいずれか一方の検出光量が暗くなったときに照明を点灯することを特徴とする請求項7に記載の車両用照明制御装置。
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