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JP2004345671A - Metallic can having fine uneven painted surface - Google Patents

Metallic can having fine uneven painted surface Download PDF

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JP2004345671A
JP2004345671A JP2003144000A JP2003144000A JP2004345671A JP 2004345671 A JP2004345671 A JP 2004345671A JP 2003144000 A JP2003144000 A JP 2003144000A JP 2003144000 A JP2003144000 A JP 2003144000A JP 2004345671 A JP2004345671 A JP 2004345671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
metal
film
resin
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003144000A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Shingo Amagi
慎悟 天木
Hideki Masuda
秀樹 増田
Takashi Inomata
敬司 猪股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2003144000A priority Critical patent/JP2004345671A/en
Publication of JP2004345671A publication Critical patent/JP2004345671A/en
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a metallic can which is easy to manufacture and can be easily grasped even with hot contents because of the possibility that a beverage can or the like heated in a vending machine, a shop or the like for sale is dropped or causes a burn when carried in a bare hand. <P>SOLUTION: The metallic can having a fine uneven painted surface has a paint film (A) with roughness with a center line average roughness of 2-60 μm and an average peak interval of 50-500 μm formed on a side to be the exterior of a can body. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
熱い缶でも容易に掴むことのできる微小凹凸塗面を有する金属缶に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
特に冬場において、コーヒー等の飲料缶は、自動販売機、駅の売店等で温めて販売されることが多い。しかしながら、これらの温められた缶を素手で直接持つには温度が高すぎることが多く、取り落としたり、火傷したりするという問題がある。
【0003】
紙コップの場合には、近年不織布等をコップ外面に貼り付けたり、巻き付けたりしたものが多く採用されるようになってきたが、金属缶の場合には、製造工程が複雑になること、缶の容積が増えること、缶に直接又は缶にラミネートもしくは巻き付けられたフィルムに印刷された文字や図柄が見えなくなってしまうなどの問題があり、あまり普及していない。
【0004】
上記問題を解決するため、発泡インキを用いたり、断熱性ラベルやテープを用いて缶外面に部分的に断熱性のある部分を作る方法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。しかしながら、これらの方法は、上記問題を多少改善はしているが、断熱された部分を選択して持つ必要があり、取り扱いが容易ではない。
【0005】
また、紙や不織布を用いた断熱性のある缶ホルダーも種々開発されているが、使用後の缶ホルダーの廃棄の問題やコストの問題がある(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5等参照。)。
【0006】
本発明の目的は、容易に製造でき、且つ内容物が熱くても容易に掴むことのできる金属缶を提供することである。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−55277号公報
【特許文献2】
特開2000−46287号公報
【特許文献3】
特開平9−66972号公報
【特許文献4】
特開平10−320292号公報
【特許文献5】
特開平9−95370号公報
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、缶体の外面に、特に断熱性の厚い層を設けなくても、特定の粗度を有する適度の凹凸の有機樹脂被膜を缶の外面の指が接触する部分に形成させることにより、缶の持ちやすさが大幅に改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
かくして、本発明は、缶体の外面となる側に、中心線平均粗さ2〜50μm及び平均山間隔50〜500μmの範囲内の粗度を有する塗膜(A)が形成されてなることを特徴とする微小凹凸塗面を有する金属缶に関する。
【0010】
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の金属缶は、缶体の外面となる側に、特定の粗度を有する適度の凹凸の塗膜(A)が形成させてなるものである。
【0012】
塗膜(A)は、缶を掴む時に手が缶に接する部分に形成されることで最も大きな効果が得られる。従って金属缶の最外部がどこになるかで塗膜(A)の形成部位は異なるが、缶の金属(表面処理されていてもよい)の上、塗装された塗膜の上、ラミネートされたフィルムの上、巻き付けられたフィルムの上等に形成される。また、印刷が施されたものの上であってもよい。
【0013】
本発明の微小凹凸塗面を有する熱い内容物の入った金属缶に指が触れた場合、塗膜が凹凸であるために指との接触面積が塗膜が平面であった場合に比較して著しく少ないこと、及び有機樹脂塗膜は金属に比べ熱伝導率が低いことから、熱い缶を容易に手で持つことができる。ただ、塗膜に断熱性が十分にあるわけではないのため、長時間効果を有するものではないが、我慢して熱い缶を素手で持てる時間を数倍〜数十倍程度伸ばす効果が認められた。
【0014】
上記塗膜(A)は、例えば、微粒子を含有する塗料(a)により容易に形成できる。該塗料(a)は、有機溶剤型塗料、水系塗料、無溶剤型塗料等のいずれであってもよく、硬化方式は、熱硬化型、紫外線もしくは電子線などの活性光線硬化型などのいずれであってもよい。また、焼付硬化型の塗料の場合の樹脂成分は、特に限定されるものではなく、缶外面塗料用樹脂としてそれ自体既知の樹脂成分を使用することができる。この樹脂成分としては、エポキシ樹脂−アミノ樹脂系、エポキシ樹脂−ポリカルボン酸系、水酸基含有アクリル樹脂−アミノ樹脂系、水酸基含有ポリエステル樹脂−アミノ樹脂系、水酸基含有アクリル樹脂−ポリイソシアネート化合物系、水酸基含有ポリエステル樹脂−ポリイソシアネート化合物系、エポキシ樹脂とアクリル樹脂との付加物、塩化ビニルゾルなどを挙げることができる。これらの樹脂系の内、コストと塗膜性能のバランスの点から特に水酸基含有アクリル樹脂−アミノ樹脂系及び水酸基含有ポリエステル樹脂−アミノ樹脂系が好ましい。
【0015】
上記水酸基含有ポリエステル樹脂は、多塩基酸成分と多価アルコール成分とのエステル化物からなるものである。多塩基酸成分としては、例えば無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フマル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ダイマー酸などから選ばれる1種以上の二塩基酸及びこれらの酸の低級アルキルエステル化物が主として用いられ、必要に応じて安息香酸、クロトン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸、無水トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸などが併用される。多価アルコール成分としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物などの二価アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じてグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコールを併用することができる。これらの多価アルコールは単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。両成分のエステル化又はエステル交換反応は、それ自体既知の方法によって行うことができ、例えば、前記多塩基酸成分と多価アルコール成分とを180〜250℃程度の温度で重縮合させることによって得ることができる。
【0016】
また、前記多塩基酸成分と多価アルコール成分とから水酸基を有するポリエステル樹脂を得た後、このポリエステル樹脂の水酸基に、マレイン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸などの多塩基酸を反応させることによって樹脂中にカルボキシル基を導入したポリエステル樹脂であってもよい。
【0017】
水酸基含有アクリル樹脂は、水酸基含有モノマー及びこのモノマーと共重合可能なその他のモノマーからなるモノマー混合物を、ラジカル重合開始剤の存在下に溶液重合法等の常法によって共重合させることによって得ることができる。
【0018】
上記水酸基含有モノマ−としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシエチルビニルエ−テル、2−ヒドロキシプロピルビニルエ−テル、2−ヒドロキシエチルアリルエ−テルなどを挙げることができる。
【0019】
上記水酸基含有モノマ−と共重合可能なその他のモノマ−としては、例えば(メタ)アクリル酸;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−クロルスチレン等のビニル芳香族化合物;メチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、n−プロピル(メタ)アクリレ−ト、i−プロピル(メタ)アクリレ−ト、(n−、i−、t−)ブチル(メタ)アクリレ−ト、ヘキシル(メタ)アクリレ−ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレ−ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ−ト、n−オクチル(メタ)アクリレ−ト、デシル(メタ)アクリレ−ト、ラウリル(メタ)アクリレ−ト、ステアリル(メタ)アクリレ−ト、イソボルニル(メタ)アクリレ−ト等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜24のアルキルエステル又はシクロアルキルエステル;酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルエ−テル、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられ、さらにこれらのモノマ−の1種及び/又はそれ以上のモノマ−の重合体で、片末端に重合性不飽和基を有する、いわゆるマクロモノマ−も共重合可能なモノマ−として挙げることができる。本発明において、「(メタ)アクリレ−ト」は、「アクリレ−ト又はメタアクリレ−ト」を意味する。
【0020】
上記水酸基含有ポリエステル樹脂や水酸基含有アクリル樹脂の硬化剤であるアミノ樹脂としては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、ステログアナミン、スピログアナミン、ジシアンジアミド等のアミノ成分とホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンツアルデヒド等のアルデヒド成分との反応によって得られるメチロール化アミノ樹脂が挙げられる。このメチロール化アミノ樹脂のメチロール基を炭素原子数1〜6の低級アルコールによってエーテル化したものも上記アミノ樹脂に包含される。
【0021】
上記アミノ樹脂としては、メチロール化メラミン樹脂もしくはメチロール化ベンゾグアナミン樹脂のメチロール基の一部又は全部を、低級アルコールによってエーテル化した低級アルキルエーテル化メラミン樹脂又は低級アルキルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂が好ましい。上記エーテル化に使用する低級アルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ブチルアルコールが好ましく、これらのアルコールは単独で又は2種以上を混合してエーテル化に使用できる。
【0022】
塗料(a)は、上記樹脂成分に適度の大きさの微粒子を含有せしめることにより、それから得られる塗面に適度の凹凸を形成させることができる。該微粒子としては、無機微粒子又は有機樹脂微粒子を用いることができ、これらの微粒子は中空の微粒子であってもよい。さらにマイクロカプセルのように粒子内に閉じ込められた溶剤等揮散成分が焼付によって膨張揮散して結果として塗膜中に適度の大きさの粒子が形成されるような熱膨張性微粒子であってもよい。これらの中でも特に熱膨張性微粒子を用いたものは、塗料中の含有粒子の粒子径を小さくすることができ、ロール塗装やスプレー塗装における塗装性を低下させないことから、このものを使用することが好ましい。
【0023】
上記無機微粒子の材質としては、例えば、ガラス、セラミック、シリカなどが挙げられ、有機樹脂粒子の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン;ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル樹脂;ポリ弗化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレンなどの弗素樹脂;ナイロン11、ナイロン12などのポリアミド樹脂;ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂などのアミノ樹脂;ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン、セルロースなどの樹脂が挙げられる。また、無機質系で熱膨張性の低い中空ガラスビーズや中空セライトとしては、市販品として、例えば日本フェライト社製Filite200/7、同300/7、富士シリシア化学社製フジバルーンS−35、同S−40、同S−45、同H−30、同H−35同、H−40X、東芝バロティーニ社製Q−Ce1570等が挙げられ、有機系で熱膨張性の低い中空粒子の市販品として、例えばガンツ化成社製ガンツパール等が挙げられ、また、有機系の熱膨張性微粒子の市販品としては、例えば日本フェライト社製エクスパンセルDU、同WU、松本油脂製薬社製マツモトマイクロスフェアーF−30、同F−50、同F−80などを挙げることができる。
【0024】
塗膜(A)の凹凸は、缶の製造のしやすさ及び熱い缶の持ちやすさの観点から、粗度として、中心線平均粗さ2〜60μm、特に5〜50μm、さらに特に10〜25μm及び平均山間隔50〜500μm、特に100〜450μm、さらに特に200〜400μmの範囲内のものが好ましい。
【0025】
上記粗度は、例えばSURFCOM 130A(東京精密社製)を用いて測定することができる。
【0026】
上記のような粗度を得るためには、塗膜中の微粒子の含有量として、塗膜形成性樹脂100重量部に対して1〜150重量部、特に2〜100重量部程度が好ましく、添加する微粒子の平均粒径は、塗装作業性、粗度形成性などの面から0.1〜100μm、特に1〜50μm程度であることが適している。
【0027】
上記微粒子は、塗料中で二次粒子を形成していてもよく、特に5μm未満の粒子径の微粒子を用いる場合には、二次粒子の平均粒子径が5〜50μm程度になっていることが好ましい。二次粒子の粒子径は分散剤の種類や分散度を調整することで変えることができる。
【0028】
塗料(a)中には微粒子以外に、さらに必要に応じて通常缶外面用塗料に用いられる種々の添加剤(消泡剤、潤滑剤、レベリング剤、硬化触媒等)、顔料、有機溶剤等を含有することができる。
【0029】
本発明の金属缶は、上記塗料(a)を
(1)缶状に成形した金属板の外面側に、必要に応じて表面処理を施した後、直接塗装する方法、
(2)必要に応じて表面処理を施した金属平板に塗装した後、缶状に成形加工する方法、
(3)フィルム上に塗装した後、該フィルムを缶にラミネート又は巻き付ける方法、
(4)缶にラミネート又は巻き付けたフィルム上に塗装する方法
等いずれの方法を用いてもよい。
【0030】
上記金属板としては、飲料缶、缶詰用缶、蓋、キャップ等に用いることができる金属板であればいずれも使用することができ、例えばアルミニウム板、ティンフリースチール板、ブリキ板等を挙げることができる。
【0031】
塗料の塗装は、ロールコータ塗装、スプレー塗装等の公知の塗装方法によって塗装することができ、塗装膜厚は特に限定されるものではないが、乾燥平均膜厚で5〜20μm程度であることが好ましい。塗膜の焼付条件は、通常、約90〜330℃の温度で約5秒〜約30分間程度である。
【0032】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、以下、「部」及び「%」はいずれも重量基準によるものとする。
【0033】
塗料組成物の製造
製造例1
メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=50/50の混合溶剤にて固形分30%まで希釈した「エリーテル3200」(ユニチカ社製、ポリエステル樹脂、数平均分子量16,000、水酸基価6mgKOH/g)溶液300部、「サイメル303」(三井サイテック社製、低分子量メチルエーテル化メラミン樹脂)10部、「SX866A」(JSR社製、中空微粒子、平均一次粒子径約0.3μm)10部、「NACURE5225」(ネイキュア5225、米国キング インダストリイズ社製、ドデシルベンゼンスルホン酸系硬化触媒。)0.5部及びカルナバワックス2部を容器に配合し、15分間、攪拌速度1000rpmにて均一に分散、混合して微粒子含有熱硬化型塗料組成物a1を得た。
【0034】
製造例2〜8
製造例1と同様にして下記表1に示す配合に従って各塗料組成物を得た。なお、表1に示す配合は、硬化触媒については有効成分を、その他については固形分で表示した。
【0035】
【表1】

Figure 2004345671
【0036】
表1における各注(*1)〜(*4)は、各々下記の内容のものである。
(*1)「LR1503」:三菱レイヨン社製、商品名「ダイヤナールLR1503」、数平均分子量約9,000、水酸基価32mgKOH/g、酸価3mgKOH/g、固形分50%。
(*2)「エピコート1009」:油化シェルエポキシ社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水酸基価約180mgKOH/g。
(*3)「BL−3175」:住友バイエルウレタン社製、商品名「デスモデュールBL−3175」、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリイソシアヌレート体ブロック化物、固形分約75%。
(*4)「F−80VD」:松本油脂製薬社製、商品名「マツモトマイクロスフィアーF−80VD」、熱膨張性微粒子、平均粒子径約10μm。
【0037】
試験用塗板の製造及び評価(1)
実施例1〜8及び比較例1〜2
厚さ約0.2mmのスチール材に上記で得られた各塗料組成物をバーコータにて乾燥塗布量が220mg/100cmとなるように塗布し、コンベア式熱風乾燥機にて素材最高到達温度が270℃になる条件で20秒間焼付を行った。得られた各塗装板について表面粗度をSURFCOM 130A(東京精密社製)を用いて測定した。さらに各塗装板を塗装面が上側になるようにして60℃に加熱したホットプレート上に30秒間置き、その後人差し指で塗装板を約1kgの荷重で押え、接触可能時間(秒)を測定した。結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
Figure 2004345671
【0039】
試験用塗板の製造及び評価(2)
実施例7〜12及び比較例3〜4
350cc飲料缶用の缶状に成形加工されたPETフィルムラミネートアルミニウム缶(フィルム厚さ12μm)に製造例1〜8で得られた塗料組成物をスプレーで乾燥塗布量が220mg/100cmとなるように塗布し、180℃で10分間加熱した。得られた缶体について表面粗度をSURFCOM 130A(東京精密社製)を用いて測定した。さらに各缶体に60℃の温水を350cc注ぎ、60℃の乾燥機に5分間置いた後、缶を素手で持ち上げて我慢できる接触可能時間(秒)を測定した。結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
Figure 2004345671
【0041】
【発明の効果】
本発明の金属缶は、缶の外側の手に触れる部分に適度な凹凸を有する塗膜が形成されたものであり、自動販売機や売店などで暖められて販売されている飲料缶などに使用される場合に、熱い缶を持てる時間を大幅に引き伸ばすことができ、熱さのあまり取り落としたり、火傷を負ったりする危険を避けることができ、極めて有用なものである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal can having a fine uneven surface that can be easily gripped even by a hot can.
[0002]
[Prior art and its problems]
Particularly in the winter, beverage cans such as coffee are often sold warmed at vending machines, shops at stations, and the like. However, the temperature is often too high to hold these warm cans directly with bare hands, causing problems such as dropping or burns.
[0003]
In the case of paper cups, in recent years, nonwoven fabrics and the like have been often pasted or wrapped around the outer surface of the cup, but in the case of metal cans, the manufacturing process becomes complicated, However, there are problems such as an increase in the volume of the film, and the inconvenience that characters and designs printed on a film directly on the can or on a film laminated or wound on the can become invisible.
[0004]
In order to solve the above-mentioned problem, a method has been disclosed in which a partially heat-insulating portion is formed on the outer surface of a can using foamed ink or a heat-insulating label or tape (for example, Patent Documents 1 and 2). Etc.). However, although these methods slightly improve the above problem, they need to select and have insulated parts, and are not easy to handle.
[0005]
Also, various heat-insulating can holders using paper or non-woven fabric have been developed, but there are problems of disposal of the can holder after use and problems of cost (for example, Patent Document 3, Patent Document 4, Patent Document 4). 5 etc.).
[0006]
An object of the present invention is to provide a metal can that can be easily manufactured and that can be easily gripped even when the contents are hot.
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2001-55277 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-46287 [Patent Document 3]
JP-A-9-66972 [Patent Document 4]
JP-A-10-320292 [Patent Document 5]
JP-A-9-95370
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to solve the above problems, and as a result, even without providing a particularly heat-insulating thick layer on the outer surface of the can body, it is possible to form an organic resin film having a moderate roughness with a specific roughness. The present inventors have found that the ease of holding the can can be significantly improved by forming the outer surface of the can at the portion where the finger contacts, and have completed the present invention.
[0009]
Thus, the present invention provides that a coating film (A) having a center line average roughness of 2 to 50 μm and an average mountain interval of 50 to 500 μm is formed on the side to be the outer surface of the can body. The present invention relates to a metal can having a featured fine uneven surface.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The metal can of the present invention is obtained by forming a coating film (A) having a specific roughness and a moderate unevenness on the outer surface of the can body.
[0012]
The greatest effect can be obtained by forming the coating film (A) on the portion where the hand contacts the can when grasping the can. Therefore, although the formation site of the coating film (A) differs depending on where the outermost part of the metal can is located, the metal film (which may be surface-treated) of the can, the painted film, and the laminated film On a wound film. Further, it may be on a printed surface.
[0013]
When a finger touches a metal can containing a hot content having a fine uneven coating surface of the present invention, the contact area with the finger due to the unevenness of the coating film is compared to the case where the coating film is flat. Because of its extremely low content and the low thermal conductivity of organic resin coatings compared to metals, hot cans can be easily held by hand. However, since the coating film does not have sufficient heat insulation, it does not have a long-term effect, but it has the effect of extending the time that a patient can hold a hot can with bare hands several times to several tens times. Was.
[0014]
The coating film (A) can be easily formed by, for example, a coating material (a) containing fine particles. The paint (a) may be any of an organic solvent-based paint, a water-based paint, and a solventless paint, and the curing method may be any of a thermosetting type, an actinic ray-curing type such as an ultraviolet ray or an electron beam, and the like. There may be. Further, the resin component in the case of the bake-hardening type paint is not particularly limited, and a resin component known per se as a resin for paint on the outer surface of a can can be used. Examples of the resin component include an epoxy resin-amino resin type, an epoxy resin-polycarboxylic acid type, a hydroxyl group-containing acrylic resin-amino resin type, a hydroxyl group-containing polyester resin-amino resin type, a hydroxyl group-containing acrylic resin-polyisocyanate compound type, and a hydroxyl group. Containing polyester resin-polyisocyanate compound type, adduct of epoxy resin and acrylic resin, vinyl chloride sol, and the like. Among these resin systems, a hydroxyl group-containing acrylic resin-amino resin system and a hydroxyl group-containing polyester resin-amino resin system are particularly preferable from the viewpoint of the balance between cost and coating film performance.
[0015]
The hydroxyl group-containing polyester resin comprises an esterified product of a polybasic acid component and a polyhydric alcohol component. Examples of the polybasic acid component include phthalic anhydride, isophthalic acid, terephthalic acid, tetrahydrophthalic anhydride, hexahydrophthalic anhydride, succinic acid, fumaric acid, adipic acid, azelaic acid, sebacic acid, dodecane diacid, and maleic anhydride , One or more dibasic acids selected from itaconic acid, dimer acid and the like, and lower alkyl esterified products of these acids are mainly used, and if necessary, benzoic acid, crotonic acid, pt-butyl benzoic acid, etc. A tribasic or higher polybasic acid such as monobasic acid, trimellitic anhydride, methylcyclohexenetricarboxylic acid, and pyromellitic anhydride is used in combination. Examples of the polyhydric alcohol component include ethylene glycol, diethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, neopentyl glycol, 3-methylpentanediol, 1,4-hexanediol, 1,6-hexanediol, and cyclohexanedimethanol. And dihydric alcohols such as hydrogenated bisphenol A, ethylene oxide adduct of bisphenol A, and propylene oxide adduct of bisphenol A are mainly used, and if necessary, glycerin, trimethylolethane, trimethylolpropane, pentaerythritol, etc. Can be used in combination. These polyhydric alcohols can be used alone or in combination of two or more. Esterification or transesterification of both components can be carried out by a method known per se, for example, obtained by polycondensing the polybasic acid component and the polyhydric alcohol component at a temperature of about 180 to 250 ° C. be able to.
[0016]
Further, after obtaining a polyester resin having a hydroxyl group from the polybasic acid component and the polyhydric alcohol component, the hydroxyl group of the polyester resin, a polybasic such as maleic acid, maleic anhydride, phthalic anhydride, trimellitic anhydride, etc. A polyester resin having a carboxyl group introduced into the resin by reacting with an acid may be used.
[0017]
A hydroxyl group-containing acrylic resin can be obtained by copolymerizing a monomer mixture comprising a hydroxyl group-containing monomer and another monomer copolymerizable with this monomer by a conventional method such as a solution polymerization method in the presence of a radical polymerization initiator. it can.
[0018]
Examples of the hydroxyl group-containing monomer include 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate, 4-hydroxybutyl (meth) acrylate, and 2-hydroxyethyl vinyl ether. , 2-hydroxypropylvinyl ether and 2-hydroxyethylallyl ether.
[0019]
Other monomers copolymerizable with the above-mentioned hydroxyl group-containing monomer include, for example, (meth) acrylic acid; vinyl aromatic compounds such as styrene, α-methylstyrene, vinyltoluene, and α-chlorostyrene; methyl (meth) acryle , Ethyl (meth) acrylate, n-propyl (meth) acrylate, i-propyl (meth) acrylate, (n-, i-, t-) butyl (meth) acrylate, hexyl (Meth) acrylate, cyclohexyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, n-octyl (meth) acrylate, decyl (meth) acrylate, lauryl (meth) acrylate C1-C24 alkyl ethers of acrylic acid or methacrylic acid such as styrene, stearyl (meth) acrylate and isobornyl (meth) acrylate Aster or cycloalkyl ester; vinyl acetate, vinyl chloride, vinyl ether, acrylonitrile, methacrylonitrile, etc., and a polymer of one or more of these monomers and / or one end thereof. A so-called macromonomer having a polymerizable unsaturated group can also be mentioned as a copolymerizable monomer. In the present invention, "(meth) acrylate" means "acrylate or methacrylate".
[0020]
Examples of the amino resin which is a curing agent for the hydroxyl group-containing polyester resin or the hydroxyl group-containing acrylic resin include amino components such as melamine, urea, benzoguanamine, acetoguanamine, steloguanamine, spiroguanamine and dicyandiamide, and formaldehyde, paraformaldehyde, acetaldehyde and benzaldehyde. And the like. Methylolated amino resin obtained by reaction with an aldehyde component such as Those obtained by etherifying a methylol group of the methylolated amino resin with a lower alcohol having 1 to 6 carbon atoms are also included in the amino resin.
[0021]
As the amino resin, a lower alkyl etherified melamine resin or a lower alkyl etherified benzoguanamine resin obtained by etherifying a part or all of the methylol group of a methylolated melamine resin or a methylolated benzoguanamine resin with a lower alcohol is preferable. As the lower alcohol used for the above etherification, methyl alcohol, ethyl alcohol, isobutyl alcohol, and n-butyl alcohol are preferable, and these alcohols can be used alone or in combination of two or more.
[0022]
The coating material (a) can form appropriate irregularities on the coated surface obtained by incorporating fine particles of an appropriate size into the resin component. As the fine particles, inorganic fine particles or organic resin fine particles can be used, and these fine particles may be hollow fine particles. Further, the heat-expandable fine particles may be such that a volatile component such as a solvent confined in the particles such as microcapsules is expanded and volatilized by baking to form particles of an appropriate size in the coating film. . Among these, those using the heat-expandable fine particles, in particular, can reduce the particle diameter of the contained particles in the coating, and do not reduce the coating property in roll coating or spray coating. preferable.
[0023]
Examples of the material of the inorganic fine particles include glass, ceramic, and silica. Examples of the material of the organic resin particles include polyolefins such as polyethylene and polypropylene; acrylic resins such as polyacrylonitrile and polymethyl methacrylate; and polyvinylidene fluoride. , Fluorine resins such as polytetrafluoroethylene; polyamide resins such as nylon 11 and nylon 12; amino resins such as benzoguanamine resin and melamine resin; polyurethane resins, phenol resins, silicone resins, polyester resins, epoxy resins, polystyrene, cellulose and the like. Resins. As the inorganic glass beads and hollow celite having low thermal expansion properties, commercially available products such as Filite 200/7 and 300/7 manufactured by Nippon Ferrite, Fuji Balloon S-35 manufactured by Fuji Silysia Chemical Ltd., and S -40, S-45, H-30, H-35, H-40X, Q-Ce1570 manufactured by Toshiba Barotini Co., etc. For example, Gantz Pearl manufactured by Gantz Kasei Co., Ltd., etc., and commercially available organic thermal expandable fine particles include, for example, Expancel DU and WU manufactured by Nippon Ferrite Co., Ltd. -30, F-50 and F-80.
[0024]
The unevenness of the coating film (A) is, as a roughness, 2 to 60 μm, particularly 5 to 50 μm, more preferably 10 to 25 μm as a center line average roughness from the viewpoint of ease of production of a can and holding of a hot can. The average peak interval is preferably in the range of 50 to 500 μm, particularly 100 to 450 μm, and more preferably 200 to 400 μm.
[0025]
The roughness can be measured using, for example, SURFCOM 130A (manufactured by Tokyo Seimitsu Co., Ltd.).
[0026]
In order to obtain the above roughness, the content of the fine particles in the coating film is preferably from 1 to 150 parts by weight, particularly preferably from about 2 to 100 parts by weight, based on 100 parts by weight of the film-forming resin. The average particle size of the fine particles to be formed is suitably from 0.1 to 100 μm, particularly from about 1 to 50 μm, from the viewpoints of coating workability, roughness forming property and the like.
[0027]
The fine particles may form secondary particles in the coating material. In particular, when using fine particles having a particle diameter of less than 5 μm, the average particle diameter of the secondary particles may be about 5 to 50 μm. preferable. The particle size of the secondary particles can be changed by adjusting the type and degree of dispersion of the dispersant.
[0028]
In the paint (a), besides the fine particles, various additives (defoaming agents, lubricants, leveling agents, curing catalysts, etc.), pigments, organic solvents, etc. which are usually used for paints for outer surfaces of cans may be used as necessary. Can be contained.
[0029]
The metal can of the present invention comprises a method of (1) applying a surface treatment as necessary to the outer surface side of a metal plate obtained by forming the coating material (a) into a can shape, and then directly coating the metal plate.
(2) A method of applying a coating to a metal plate having been subjected to a surface treatment as required, and then forming it into a can.
(3) After coating on a film, laminating or winding the film around a can,
(4) Any method such as a method of coating on a film laminated or wound on a can may be used.
[0030]
As the metal plate, any metal plate that can be used for beverage cans, cans for cans, lids, caps, and the like can be used, and examples thereof include an aluminum plate, a tin-free steel plate, and a tin plate. Can be.
[0031]
The coating of the paint can be applied by a known coating method such as roll coater coating or spray coating, and the coating film thickness is not particularly limited, but may be about 5 to 20 μm as a dry average film thickness. preferable. The baking condition of the coating film is usually at a temperature of about 90 to 330 ° C. for about 5 seconds to about 30 minutes.
[0032]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples. Hereinafter, both “parts” and “%” are based on weight.
[0033]
Production of paint composition Production Example 1
300 parts of "Elitel 3200" (polyester resin, number average molecular weight 16,000, hydroxyl value 6 mg KOH / g) solution diluted with a mixed solvent of methyl ethyl ketone / cyclohexanone = 50/50 to a solid content of 30%, "Symel" 303 "(manufactured by Mitsui Cytec Co., Ltd., low molecular weight methyl etherified melamine resin) 10 parts," SX866A "(manufactured by JSR Corporation, hollow fine particles, average primary particle diameter of about 0.3 μm) 10 parts," NACURE 5225 "(Nailure 5225, USA) Dodecylbenzenesulfonic acid-based curing catalyst manufactured by King Industries Co., Ltd.) 0.5 part and carnauba wax 2 parts are blended in a container, and uniformly dispersed and mixed at a stirring speed of 1000 rpm for 15 minutes, followed by thermosetting containing fine particles. A mold coating composition a1 was obtained.
[0034]
Production Examples 2 to 8
Each coating composition was obtained in the same manner as in Production Example 1 according to the formulation shown in Table 1 below. In addition, in the composition shown in Table 1, the active component was shown for the curing catalyst, and the solid content was shown for the others.
[0035]
[Table 1]
Figure 2004345671
[0036]
The notes (* 1) to (* 4) in Table 1 have the following contents, respectively.
(* 1) "LR1503": manufactured by Mitsubishi Rayon Co., Ltd., trade name "Dianal LR1503", number average molecular weight: about 9,000, hydroxyl value: 32 mgKOH / g, acid value: 3 mgKOH / g, solid content: 50%.
(* 2) "Epicoat 1009": Bisphenol A type epoxy resin, manufactured by Yuka Shell Epoxy Co., Ltd., hydroxyl value about 180 mgKOH / g.
(* 3) "BL-3175": manufactured by Sumitomo Bayer Urethane Co., Ltd., trade name "Desmodur BL-3175", triisocyanurate-blocked hexamethylene diisocyanate, solid content: about 75%.
(* 4) "F-80VD": trade name "Matsumoto Microsphere F-80VD", manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd., thermally expandable fine particles, average particle diameter of about 10 m.
[0037]
Production and evaluation of test coated plate (1)
Examples 1 to 8 and Comparative Examples 1 and 2
Each coating composition obtained above was applied to a steel material having a thickness of about 0.2 mm with a bar coater so that the dry coating amount was 220 mg / 100 cm 2, and the maximum temperature of the material was determined using a conveyor hot air dryer. Baking was performed for 20 seconds under the condition of 270 ° C. The surface roughness of each of the obtained coated plates was measured using SURFCOM 130A (manufactured by Tokyo Seimitsu Co., Ltd.). Further, each coated plate was placed on a hot plate heated to 60 ° C. for 30 seconds with the coated surface facing upward, after which the coated plate was pressed with an index finger with a load of about 1 kg, and the contactable time (second) was measured. Table 2 shows the results.
[0038]
[Table 2]
Figure 2004345671
[0039]
Production and evaluation of test coated plate (2)
Examples 7 to 12 and Comparative Examples 3 to 4
The paint composition obtained in Production Examples 1 to 8 was sprayed onto a PET film-laminated aluminum can (film thickness 12 μm) formed into a can shape for a 350 cc beverage can by spraying so that the dry coating amount was 220 mg / 100 cm 2. And heated at 180 ° C. for 10 minutes. The surface roughness of the obtained can was measured using SURFCOM 130A (manufactured by Tokyo Seimitsu Co., Ltd.). Furthermore, 350 cc of hot water at 60 ° C. was poured into each can body, and placed in a dryer at 60 ° C. for 5 minutes. Table 3 shows the results.
[0040]
[Table 3]
Figure 2004345671
[0041]
【The invention's effect】
The metal can of the present invention has a coating film having moderate irregularities formed on the portion of the can that touches the outside of the can, and is used for beverage cans that are sold warmed at vending machines and shops. In this case, the time for holding a hot can can be greatly extended, and the danger of overheating and burns can be avoided, which is extremely useful.

Claims (6)

缶体の外面となる側に、中心線平均粗さ2〜60μm及び平均山間隔50〜500μmの範囲内の粗度を有する塗膜(A)が形成されてなることを特徴とする微小凹凸塗面を有する金属缶。Coating (A) having a center line average roughness of 2 to 60 μm and an average interval between peaks of 50 to 500 μm is formed on the outer surface of the can body. A metal can having a surface. 塗膜(A)が、缶体の外面となる側の、缶体の表面処理されていてもよい金属上、缶体の塗膜面上、缶体にラミネートされたフィルム面上、又は缶体に巻き付けられたフィルム上に形成されたものである請求項1に記載の微小凹凸塗面を有する金属缶。The coating film (A) is on the outer surface of the can body, on the metal that may be surface-treated, on the coating surface of the can body, on the film surface laminated on the can body, or on the can body The metal can having a finely uneven coated surface according to claim 1, wherein the metal can is formed on a film wound around the metal can. 塗膜(A)が、平均粒径0.1〜100μmの有機又は無機の微粒子含有熱硬化型塗料組成物より形成されてなるものである請求項1又は2に記載の微小凹凸塗面を有する金属缶。The coating film (A) is formed from an organic or inorganic fine particle-containing thermosetting coating composition having an average particle size of 0.1 to 100 μm, and has the finely uneven coating surface according to claim 1 or 2. Metal cans. 塗膜(A)が、中空の微粒子含有熱硬化型塗料組成物より形成されてなるものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の微小凹凸塗面を有する金属缶。The metal can having a fine uneven coating surface according to any one of claims 1 to 3, wherein the coating film (A) is formed from a hollow fine particle-containing thermosetting coating composition. 塗膜(A)が、熱膨張性の微粒子含有熱硬化型塗料組成物より形成されてなるものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の微小凹凸塗面を有する金属缶。The metal can having a finely uneven coating surface according to any one of claims 1 to 4, wherein the coating film (A) is formed from a thermosetting coating composition containing thermally expandable fine particles. 塗膜(A)の乾燥平均膜厚が10〜100μmの範囲内である請求項1〜5のいずれか一項に記載の微小凹凸塗面を有する金属缶。The metal can having a finely uneven coating surface according to any one of claims 1 to 5, wherein a dry average film thickness of the coating film (A) is in a range of 10 to 100 µm.
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