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JP2004345387A - 車両のパワーユニット支持構造 - Google Patents

車両のパワーユニット支持構造 Download PDF

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JP2004345387A
JP2004345387A JP2003141915A JP2003141915A JP2004345387A JP 2004345387 A JP2004345387 A JP 2004345387A JP 2003141915 A JP2003141915 A JP 2003141915A JP 2003141915 A JP2003141915 A JP 2003141915A JP 2004345387 A JP2004345387 A JP 2004345387A
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Japan
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power unit
vehicle
support structure
bracket
mount
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JP2003141915A
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Kazuhiro Maeno
和浩 前野
Koji Mori
耕治 森
Hirotoshi Sasaki
浩敏 佐々木
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】高価なエンジンマウントを開発することなく、車両の振動騒音性能(静粛性)向上と操縦安定性能向上の両立を果たし、特に、加減速時の操縦安定性能或いは発進性能の向上、コーナリング時の操縦安定性の向上を図る。
【解決手段】縦置きエンジンを有するパワーユニットに対して、第1ブラケット12によってパワーユニットの重心より上方の支持位置での支持を行い、第2ブラケット18をストラットハウジング2の前面に取り付ける。第1ブラケット12と第2ブラケット18はマウント本体10Aに連結され、マウント本体10Aがサイドフレーム1の上面に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエンジン及びトランスミッション等からなるパワーユニットを車体に支持する支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジン,トランスミッション等からなるパワーユニットは、複数箇所で車体に弾性支持されている。この弾性支持構造としては、クッションラバーを介したマウント構造が採用されているが、このクッションラバーによる支持点の設定及び各支持点における支持構造は、エンジン振動の車体側への伝達を軽減して車室内騒音の低減を図る上で極めて重要であり、従来よりエンジンの形式,搭載形式等に応じて様々な開発がなされている。
【0003】
下記特許文献1によると、振動騒音軽減に重点を置いて、周辺部のマウント(左右フロントマウント及びリアマウント)におけるクッションラバーのばね定数を低く設定し、パワーユニットの重心のほぼ直下位置に更にセンタマウントを設けて、パワーユニット自体の重量の支持をこのセンタマウントが担うようにした支持構造が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
実開平7−8035号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術のように、クッションラバーのばね定数を低く設定すると振動騒音性能を向上させることができるが、これに伴いパワーユニットの変位が大きくなってしまい、良好な操縦安定性を得ることができなくなる。特に、縦置きエンジン搭載車においては、パワーユニットの前後方向変位が大きいと、加減速時における操縦安定性能或いは発進性能が低下するという問題が生じる。
【0006】
これに対処するために、前述した従来技術のようにセンタマウントを設け、そのクッションラバー剛性を高めることでパワーユニット変位を抑制することも考えられるが、パワーユニットのほぼ全重を支持しているセンタマウントのラバー剛性を高めるには高価なマウントの開発が必要になり、またセンタマウント自身の耐久性にも問題が生じる。
また、従来の支持構造では、パワーユニットはその重心より低い位置で車体に支持されているので、パワーユニットの傾きに対する抗力が弱く、コーナリング時のパワーユニットの変位を抑えることが難しい構造になっている。したがって、コーナリング時にパワーユニットを支持するクッションラバーへの入力が大きくなり、サスペンションのトー変化が大きくなって操縦安定性能が悪化するという問題が生じる。
【0007】
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものであって、高価なエンジンマウントを開発することなく、車両の振動騒音性能(静粛性)向上と操縦安定性能向上の両立を果たし、特に、加減速時の操縦安定性能或いは発進性能の向上、コーナリング時の操縦安定性の向上が可能な車両のパワーユニット支持構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明による車両のパワーユニット支持構造は、以下の各請求項に係る特徴を具備するものである。
【0009】
請求項1に係る発明は、車両のパワーユニットがクッションラバーを介して車体側に支持されるパワーユニット支持構造において、前記パワーユニットの重心より上方の支持位置と前記車体側の進行方向に面した支持面とが支持部材によって支持されることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、前述の構成を前提として、前記支持面は、フロントサスペンションが収納されたストラットハウジングの前面であることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、前述の構成を前提として、前記ストラットハウジングは、前方部内に閉断面を形成する閉断面形成材が設けられることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、前述の構成を前提として、前記閉断面形成材は、前記ストラットハウジングとフロントホイールエプロンとの接合部に重合して設けられることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、前述の構成を前提として、前記閉断面形成材は、上下に沿って設けられ、複数に分割されていることを特徴とする。
【0014】
請求項6に係る発明は、前述の構成を前提として、前記パワーユニットは、車体前後に延びる左右のサイドフレームを繋ぐ前側クロスメンバと後側クロスメンバ上にマウントされる縦置きエンジンを有し、前記支持部材は、マウント本体に取り付けられ前記パワーユニット側に延びる第1ブラケットと、前記マウント本体に取り付けられ前記車体側に延びる第2ブラケットとからなり、前記マウント本体は、クッションラバーを有し、少なくとも左右一方の前記サイドフレーム上に取り付けられることを特徴とする。
【0015】
請求項7に係る発明は、前述の特徴を前提として、前記マウント本体は、前記サイドフレーム内の角部に応じて固着される補強部材に取り付けられ、前記第2ブラケットは、前記ストラットハウジング内の閉断面に固着される補強部材に取り付けられることを特徴とする。
【0016】
このような特徴を有する各請求項に係る発明は、以下の作用を得ることができる。
【0017】
一つには、パワーユニットの重心より上方の支持位置と車体側の進行方向に面した支持面とが支持部材によって支持されているので、パワーユニットの進行方向に沿った変位と傾きを効果的に規制することができる。これによって、他のマウント部におけるクッションラバーのばね定数を低く設定して振動騒音性能を向上させた場合にも、前述の支持部材によって、パワーユニットと車体の前後左右方向の変位を規制できるので、振動騒音性能と操縦安定性能とを両立させることができる。
【0018】
また、パワーユニットの上部を支持することで、コーナリング時のパワーユニットの傾きによる変位を抑制することができ、コーナリング時にパワーユニットに働く慣性力を低減させることができる。これによって、パワーユニットを支持するクッションラバーへの入力が減少することになるので、サスペンションのトー変化が低減され、コーナリング時の操縦安定性を向上させることができる。
【0019】
更には、支持部材の車体側における支持面をフロントサスペンションが収納されたストラットハウジングの前面にしたので、新たに進行方向に面する支持面を車体構造に追加する必要が無く、既存の車体構造を利用して前述の作用を得ることができる。
【0020】
また、支持面が形成されるストラットハウジングには、前方部に閉断面が形成される閉断面形成材を上下に通して設けているので、軽量化を図りながらストラットハウジングの剛性を高めることができ、車体変形によるパワーユニットの変位を抑制することができる。
【0021】
閉断面形成材の具体的構成としては、ストラットハウジングとフロントホイールエプロンとの接合面に重合して設けることで効果的な補強が可能となり、複数に分割されている形態にすることで、プレス加工による形成及び取り付けが簡素化でき、生産性が良好で且つ効率の良い補強が可能になる。
【0022】
そして、特に縦置きエンジンからなるパワーユニットにおいて前述した支持構造を採用することで、加減速時の操縦安定性或いは発進性能を改善することが可能になる。また、前述の支持部材をクッションラバーを有するマウント本体に取り付けて、マウント本体を左右のサイドフレーム上に支持させることで、前後左右の変位を抑えた弾性支持を実現することが可能になる。
【0023】
更に、マウント本体をサイドフレーム内の角部に応じて固着される補強部材に取り付けることで、サイドフレーム自体の剛性を高めることなく、支持部の取り付け強度を向上させることができる。また、前述した支持部材における車体側のブラケット(第2ブラケット)をストラットハウジング内に固着される補強部材に支持させることでも、支持部の取り付け強度を向上させることができる。これによって、特に車体の重量アップを招くことなく、パワーユニットの変位を効果的に抑制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るパワーユニット支持構造を示す説明図であり、従来のマウント構造に対して追加されるマウント構造の詳細を示す説明図である。このマウント構造10によると、図示省略したパワーユニットの重心より上方の支持位置に取り付けられるエンジン側ステー11がねじ20で第1ブラケット12に結合され、第1ブラケット12がダイナミックダンパ13を介してマウント本体10Aの上面にねじ21によって結合されている。マウント本体10Aは、クッションラバー部14を有し、その側部又は底部から延びる取付足部15,16がねじ22,23によって車体前後に延びるサイドフレーム1に取り付けられる。また、マウント本体10A側部の連結部17には、ねじ24で第2ブラケット18が連結されており、この第2ブラケットがストラットハウジング2の前面にねじ25によって取り付けられている。ストラットハウジング2は内部にフロンサスペンションが収納され、このフロントサスペンションの取付支持部となっている。
【0025】
これによって、パワーユニットの重心より上方の支持位置とストラットハウジング2の前面(車両進行方向に面した車体側の支持面)とが、パワーユニット側に延びる第1ブラケット12及び車体側に延びる第2ブラケット18からなる支持部材によって支持されており、この第1ブラケット12と第2ブラケット18が取り付けられたマウント本体10Aが少なくとも左右一方のサイドフレーム1上に取り付けられている。車体とパワーユニットを連結する第1ブラケット12と第2ブラケット18としては、高剛性で軽量なアルミ製の部材を採用することができる。図示の例では、前述したマウント構造10を車体前方に向かって右側に設けているが、これを車体前方に向かって左側に設けてもよいし、左右両側に設けてもよい。
【0026】
図2は、パワーユニット全体の支持構造を示す説明図である(同図(a)が平面図、同図(b)は側面図、図1と同一部位には同一符号を付して重複した説明を一部省略する。)。ここでは、前述したマウント構造10を車体前方に対して右側のみに装備する例を示している。パワーユニット3は、車体前後に延びる左右のサイドフレーム1(左側図示省略)を繋ぐ前側クロスメンバ(図示省略)と後側クロスメンバ6A上にマウントされる縦置きエンジンを有するものである。このパワーユニット3の基本的な支持構造は、クッションラバーを介した3点支持であって、フロント側に設けられるフロントクッションラバー4,5による2点の支持と、リア側に設けられるリアクッションラバー6による1点の支持によるものである。また、必要に応じて、パワーユニット3の上部にはピッチングストッパ7が設けられている。
【0027】
このような基本的な支持構造に対して、前述したマウント構造10が追加装備されることになる。これによって、前述のフロントクッションラバー4,5及びリアクッションラバー6のばね定数を低く設定して振動騒音の抑制を図りながら、マウント構造10の作用によって、車体に対するパワーユニット3の変位を規制し、良好な操縦安定性能を確保することができる。
【0028】
図3は、前述したマウント構造10が取り付けられる車体側の取付部を示す説明図である(同図(a)が全体斜視図、同図(b)がX−X断面図、同図(c)がY−Y断面図)。マウント構造10が取り付けられる車体側の取付部は、サイドフレーム1の上面1Aとストラットハウジング2の前面(支持面)2Aに形成される(ここで、符号8はホイールエプロンを示している。)。この取付部において、剛性向上を目的とした補強部材を配置して、全体的な車体の重量アップを抑えながら操縦安定性の改善を図っている。
【0029】
つまり、前述のマウント構造10における第2ブラケット18が取り付けられる取付部には、支持面2Aの裏側に閉断面構造を形成する閉断面形成材2Bを追加して、ストラットハウジング2内の閉断面構造内にねじ結合部30aを有する補強部材30を固着しており、マウント本体10Aの取付足部15,16が取り付けられる取付部には、サイドフレーム1内の上面1Aに面した角部に応じて、ねじ結合部31aを有する補強部材31を固着している。そして、第2ブラケット18がねじ25によってねじ結合部30aに取り付けられ、取付足部15,16がねじ22,23によってねじ結合部31aに取り付けられるようになっている。このような補強部材の追加と閉断面の採用によって、サイドフレーム1及びストラットハウジング2自体の構成材を強固にする場合と比較して軽量化を図ることができ、しかもマウント構造10に対する取付部の剛性を高めることができる。
【0030】
図4は、車体側の構造を示す説明図である(前述の説明と同一部位には同一符号を付している。)。車体側の構造は、サイドフレーム1とストラットハウジング2とホイールエプロン8とが3枚のプレス加工材を接合することによって形成されている。そして、ストラットハウジング2とホイールエプロン8との接合部Sに重合して、サイドフレーム1に対して垂直に、上下に沿った閉断面形成材2Bが設けられる。これによって、前述のようにストラットハウジング2内の前面2A裏側に閉断面構造を形成すると共に、ストラットハウジング2の前方において上下に閉断面構造を形成している。また、この閉断面形成材2Bは、上部材2B1,中部材2B2,下部材2B3の3部材に分割されて形成されており、閉断面をホイールエプロン8のアーチ形状に沿って形成している。
【0031】
図5は、閉断面形成材2Bの設定状態を示す説明図である(同図(a)が正面図(車体前方からみた図)、同図(b)がA−A断面図、同図(c)がB−B断面図、同図(d)がC−C断面図)。図示のように、形成される閉断面は、閉断面形成材2Bの上部ではストラットハウジング2の前面(支持面)2Aに向けて形成されており(同図(b)参照)、閉断面形成材2Bの下部ではサイドフレーム1に向けて形成され(同図(d))、中部ではそれらの中間的な方向に向けて形成されている(同図(c)参照)。また、閉断面の断面積が上から下に行くに連れて徐々に増大するように形成されている。
【0032】
これによると、フロントサスペンションの取付部であるストラットハウジング2とサイドフレーム1との接合部において、これら構成材自体の板厚をアップさせることなく充分な剛性を確保することができる。したがって、板厚アップを避けて軽量化を図った構造でありながらサスペンションの取付剛性を向上させることで操縦安定性の改善を図ることが可能になる。また、閉断面形成材2Bを3分割しているので、方向の異なる断面を形成するための各部品の形態を簡素化することができ、プレス成形性を向上させることができる。更には、サイドフレーム1とストラットハウジング2との接合剛性が高められるので、前述のマウント構造10によるパワーユニット3の変位抑制効果を高めることが可能になり、これによる操縦安定性能の向上効果を更に確保することができる。そして、このような閉断面形成による剛性確保は、形成される閉断面が上部から下部に行くに連れて徐々に断面積が増える形状にすることで効率的に得ることができる。
図6は、本発明の実施形態に係るパワーユニット支持構造の全体的な作用を説明する説明図である(同図(a)は正面図、同図(b)は平面図)。この支持構造によると、パワーユニット3はその重心Gより上方の支持位置でマウント構造10の第1ブラケット12によって支持されているので、パワーユニット3の傾きθによる変位を規制することができる。また、マウント構造10の第2ブラケット18が閉断面が形成され且つ補強部材が固着されたストラットハウジング2の前面2Aに取り付けられ、マウント本体10Aが取付足部15,16によって補強部材が固着されたサイドフレーム1に取り付けられているので、車両の進行方向に面した支持面2Aと車体前後に延びるサイドフレーム1とで、加減速時にパワーユニット3に加わる慣性力Fに対向した支持を行うことができる。したがって、加減速時におけるパワーユニット3の前後方向変位を規制することができる。これによって、パワーユニット3の他のマウント構造においてクッションラバーのばね定数を低く設定して振動騒音性能の向上を図った場合にも、パワーユニット3の変位を有効に規制することができ、車両の静粛性と操縦安定性向上の両立を果たすことができる。また、加減速時の変位を効果的に規制できるので、加減速時の操縦安定性或いは発進性能を向上させることができる。
【0033】
そして、ストラットハウジング2内に収納されるフロントサスペンションに対しては、その取付支持部であるストラットハウジング2の剛性を高めており、また、コーナリング時のパワーユニット変位を抑えることで、サスペンションのトー変化を抑えることができるので、コーナリング時の操縦安定性を向上させることができる。
【0034】
更には、パワーユニット3の変位を抑制することで、パワーユニットが動くことを見込んだ余分なスペースを設ける必要がないので、車体におけるパワーユニット収納部(エンジンルーム)の省スペース化が可能になる。また、パワーユニット下のマウントに対しては耐久性を向上させることが可能になる。
【0035】
【発明の効果】
本発明はこのように構成されるので、高価なエンジンマウントを開発することなく、車両の振動騒音性能(静粛性)向上と操縦安定性能向上の両立を果たし、特に、加減速時の操縦安定性能或いは発進性能の向上、コーナリング時の操縦安定性の向上が可能な車両のパワーユニット支持構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパワーユニット支持構造を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態に係るパワーユニット全体の支持構造を示す説明図である(同図(a)が平面図、同図(b)は側面図)。
【図3】本発明の実施形態に係るマウント構造が取り付けられる車体側の取付部を示す説明図である(同図(a)が全体斜視図、同図(b)がX−X断面図、同図(c)がY−Y断面図)。
【図4】本発明の実施形態に係るパワーユニット支持構造における車体側の構造を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係るパワーユニット支持構造における閉断面形成材の設定状態を示す説明図である(同図(a)が正面図(車体前方からみた図)、同図(b)がA−A断面図、同図(c)がB−B断面図、同図(d)がC−C断面図)。
【図6】本発明の実施形態に係るパワーユニット支持構造の作用を説明する説明図である(同図(a)は正面図、同図(b)は平面図)。
【符号の説明】
1 サイドフレーム
2 ストラットハウジング
2A 前面(支持面)
2B 閉断面形成材
3 パワーユニット
4,5 フロントクッションラバー
6 リアクッションラバー
6A 後側クロスメンバ
7 ピッチングストッパ
8 ホイールエプロン
10 マウント構造
10A マウント本体
11 エンジン側ステー
12 第1ブラケット
13 ダイナミックダンパ
14 クッションラバー部
15,16 取付足部
17 連結部
18 第2ブラケット
20〜25 ねじ
30,31 補強部材

Claims (7)

  1. 車両のパワーユニットがクッションラバーを介して車体側に支持されるパワーユニット支持構造において、
    前記パワーユニットの重心より上方の支持位置と前記車体側の進行方向に面した支持面とが支持部材によって支持されることを特徴とする車両のパワーユニット支持構造。
  2. 前記支持面は、フロントサスペンションが収納されたストラットハウジングの前面であることを特徴とする請求項1に記載された車両のパワーユニット支持構造。
  3. 前記ストラットハウジングは、前方部内に閉断面を形成する閉断面形成材が設けられることを特徴とする請求項2に記載された車両のパワーユニット支持構造。
  4. 前記閉断面形成材は、前記ストラットハウジングとフロントホイールエプロンとの接合部に重合して設けられることを特徴とする請求項3に記載された車両のパワーユニット支持構造。
  5. 前記閉断面形成材は、上下に沿って設けられ、複数に分割されていることを特徴とする請求項3又は4に記載された車両のパワーユニット支持構造。
  6. 前記パワーユニットは、車体前後に延びる左右のサイドフレームを繋ぐ前側クロスメンバと後側クロスメンバ上にマウントされる縦置きエンジンを有し、
    前記支持部材は、マウント本体に取り付けられ前記パワーユニット側に延びる第1ブラケットと、前記マウント本体に取り付けられ前記車体側に延びる第2ブラケットとからなり、前記マウント本体は、クッションラバーを有し、少なくとも左右一方の前記サイドフレーム上に取り付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された車両のパワーユニット支持構造。
  7. 前記マウント本体は、前記サイドフレーム内の角部に応じて固着される補強部材に取り付けられ、前記第2ブラケットは、前記ストラットハウジング内の閉断面に固着される補強部材に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載された車両のパワーユニット支持構造。
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