JP2004235498A - 発光ダイオードの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDの制御回路において、LEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に近似させる。
【解決手段】入力信号に応じてデューティー比および周期を変化させてパルス幅変調されたパルス信号を生成する点灯回路10および消灯回路20を備え、このパルス信号に応じた電流をLEDに供給する。点灯回路10および消灯回路20は、パルス信号のデューティー比および周期を変化させるので、LEDの輝度変化特性は非線形となり、電球の輝度変化特性に近似することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】入力信号に応じてデューティー比および周期を変化させてパルス幅変調されたパルス信号を生成する点灯回路10および消灯回路20を備え、このパルス信号に応じた電流をLEDに供給する。点灯回路10および消灯回路20は、パルス信号のデューティー比および周期を変化させるので、LEDの輝度変化特性は非線形となり、電球の輝度変化特性に近似することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオードの制御装置に関し、発光ダイオードを車両用方向指示灯として用いた場合の制御装置に用いて好適なるものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両用方向指示灯として、消費電力の少ない発光ダイオード(以下、LEDという)を用いたものが検討されている。
【0003】
方向指示灯として電球(ランプ)を用いた場合には、フィラメントに電流が流れると、図7に示すようにフィラメントが温度上昇しながら徐々に発光し、フィラメントに電流が流れなくなると、図8に示すようにフィラメントが徐々に消光する。このように、電球の輝度変化特性は非線形となる。また、電流供給を開始してから安定した発光状態になるまでの立ち上がり時間は300ms程度であり、電流供給を停止してから完全に消灯するまでの立ち下がり時間が100ms程度であるため、電球の発光量は緩やかな応答特性で変化する。
【0004】
これに対し、方向指示灯としてLEDを用いた場合には、立ち上がり時間、立ち下がり時間が1μs以下であるため、LEDの発光量は急峻な応答特性で変化する。
【0005】
そこで、従来からLEDの制御回路として、LEDの点灯または消灯時に緩やかに輝度を変化させるものがある。(例えば、特許文献1参照)。このLEDの制御回路は、LEDに流れる電流のデューティー比を変化させることによりLEDの輝度を緩やかに変化させている。
【0006】
【特許文献1】
特公平1−31240号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したLEDの制御回路において、図9に示すようにデューティー比を線形に増加させると、LEDの輝度は直線的に増加し、反対に、図10に示すようにデューティー比を線形に減少させると、LEDの輝度は直線的に減少する。このように、デューティー比を線形に変化させると、LEDの輝度変化特性は緩やかに変化するが、電球の輝度変化特性と異なるため、違和感を与えてしまう。
【0008】
また、LEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に合わせるようにすると、LEDに流れる電流のデューティー比を非線形に変化させる必要があるため、例えば、LEDに流れる電流のデューティー比の変化特性を定義したテーブルを記憶するメモリが必要となる。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みたもので、LEDの輝度変化特性を非線形にすることができるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、LEDを駆動する駆動手段(70)と、駆動手段に出力するパルス信号のデューティー比および周期を変化させて駆動手段を制御するパルス出力手段(10、20、60〜62)と、を備えたLEDの制御装置を特徴としている。
【0011】
この発明によれば、駆動手段に出力するパルス信号のデューティー比と周期を変化させているから、LEDの輝度変化特性を非線形にすることができる。
【0012】
この場合、請求項2に記載の発明のように、LEDの輝度変化特性が電球の輝度変化特性に近似した特性になるようにパルス信号のデューティー比と周期を変化させれば、LEDを用いて電球と同様の輝度変化特性を得ることができる。
【0013】
また、請求項3、4に記載の発明のように、LEDの点灯開始時にパルス信号のデューティー比を徐々に増加させ、かつ周期を徐々に増加させてLEDを点灯させる点灯手段(10)を有するようにすれば、LEDの点灯開始時の立ち上がり特性を非線形なものとすることができる。
【0014】
また、請求項5、6に記載の発明のように、LEDの消灯開始時にパルス信号のデューティー比を徐々に減少させ、かつ周期を徐々に増加させてLEDを消灯させる消灯手段(20)を有するようにすれば、LEDの消灯開始時の立ち下がり特性を非線形なものとすることができる。
【0015】
また、請求項7に記載の発明のように、LEDを車両用方向指示灯に用いられるものとし、請求項3または4に記載の点灯手段と請求項5または6に記載の消灯手段とを備えるようにすれば、方向指示灯として電球を用いた場合と同様の輝度変化特性を実現することが可能となる。
【0016】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係るLEDの制御回路に車両用方向指示灯としてLEDが接続された構成例を図1に示す。図に示すように、LEDの制御回路は、入力回路40、点滅信号発生回路50、点灯回路10、消灯回路20、インバータ回路60、アンド回路61、オア回路62およびLED出力回路70により構成されている。
【0018】
入力回路40は、方向指示スイッチ30に接続され、方向指示スイッチ30のオン操作に応じた信号を出力する。点滅信号発生回路50は、LED80を車両用方向指示灯として点滅させるために、入力回路40からの信号に応じて断続的にオン、オフを繰り返すランプ信号を出力する。点灯回路10は、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオフからオンに変化すると、デューティー比および周期が徐々に変化するようにパルス幅変調(PWM)されたONPWM信号を出力する。消灯回路20は、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオンからオフに変化すると、デューティー比および周期が徐々に変化するようにパルス幅変調されたOFFPWM信号を出力する。
【0019】
オア回路62は、点灯回路10からのONPWM信号あるいは消灯回路20からのOFFPWM信号をLED出力回路70に出力する。インバータ回路60およびアンド回路61は、ランプ信号がオンのとき、消灯回路20からのOFFPWM信号信号がオア回路62に出力されないようにするために設けられている。
【0020】
LED出力回路70は、車両用方向指示灯として車両のコーナーに設けられたLED80に接続され、オア回路62の出力に応じてLED80に電流を供給する。
【0021】
図2に、点灯回路10の構成例を示す。図に示すように、点灯回路10は、クロック発生器101、フリップフロップ102、カウンタ103、周期カウンタ104、デューティカウンタ105、第1のコンパレータ106、第2のコンパレータ107、第3のコンパレータ108、終了値レジスタ109、オア回路110、アンド回路111およびインバータ回路112により構成されている。
【0022】
フリップフロップ102は、点滅信号発生回路50から入力されるランプ信号がオフからオンに変化すると、出力端子Qバーからローレベルの信号を出力し、第3のコンパレータ108からの信号によりリセットされると、出力端子Qバーからハイレベルの信号を出力する。
【0023】
クロック発生器101は、所定の周波数のクロック信号を出力する。
【0024】
カウンタ103は、クロック発生器101から入力されるクロック信号に同期してカウントアップし、フリップフロップ102の出力端子Qバーのハイレベルの信号または第1のコンパレータ106のハイレベルの出力信号によりリセットされる。
【0025】
周期カウンタ104は、フリップフロップ102の出力端子Qバーからのハイレベルの信号により、初期値として「8」がロードされ、第1のコンパレータ106のハイレベルの出力信号に応じて、カウント値に「1」が加算される。
【0026】
デューティーカウンタ105は、第1のコンパレータ106のハイレベルの出力信号に応じて、カウント値に「2」が加算され、フリップフロップ102の出力端子Qバーのハイレベルの信号によりリセットされる。
【0027】
第1のコンパレータ106は、カウンタ103と周期カウンタ104の各カウント値を比較し、各カウント値が一致するとハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの出力信号により、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、カウンタ103はリセットされる。
【0028】
終了値レジスタ109には、デューティーカウンタ105のカウントを終了する値として、「16」が予め設定されている。
【0029】
第3のコンパレータ108は、デューティーカウンタ105のカウント値と終了値レジスタ109に設定されている各値を比較し、各値が一致した場合にフリップフロップ102をリセットするリセット信号を出力する。
【0030】
第2のコンパレータ107は、カウンタ103とデューティーカウンタ105の各カウント値を比較し、カウンタ103のカウント値がデューティーカウンタ105のカウント値よりも小さい場合に、ハイレベルの信号を出力する。
【0031】
第2のコンパレータ107の出力信号は、オア回路110とアンド回路111を介してアンド回路111の出力端子からONPWM信号として出力される。
【0032】
上記した点灯回路10の作動について、図3(a)〜(c)に示すタイミングチャートを参照して説明する。図3(a)〜(c)は、ランプ信号、ONPWM信号およびLED80の輝度変化特性を示すタイミングチャートである。
【0033】
まず、図3(a)に示すように、フリップフロップ102にオフのランプ信号が入力され、フリップフロップ102がリセットされた状態では、フリップフロップ102の出力端子Qバーからハイレベルの信号が出力され、デューティカウンタ105およびカウンタ103の各カウント値は「0」にリセットされ、周期カウンタ104にはカウント値として「8」がロードされている。このとき、アンド回路111にはオフのランプ信号が入力されるため、ONPWM信号はローレベルとなる。
【0034】
そして、図3(a)に示すように、ランプ信号がオフからオンに変化すると、フリップフロップ102の出力端子Qバーはローレベルとなり、カウンタ103はクロック発生器101から入力されるクロックに同期してカウントアップする。第1のコンパレータ106は、カウンタ103と周期カウンタ104の値を比較する。そして、カウンタ103と周期カウンタ104の各カウント値が一致する、すなわちカウンタ103のカウント値が「8」になると、第1のコンパレータ106からハイレベルの信号が出力される。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。つまり、周期カウンタ104のカウント値は「9」となり、デューティーカウンタ105のカウント値は「2」となり、カウンタ103のカウント値は「0」となる。
【0035】
カウンタ103のカウント値が「0」から「8」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC1に示す期間、デューティーカウンタ105のカウント値は「0」であり、カウンタ103のカウント値はデューティーカウンタ105のカウント値よりも小さくならないため、第2のコンパレータ107の出力はローレベルとなる。そして、この第2のコンパレータ107の出力がアンド回路111から出力される。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD1/TC1=0/8となる。
【0036】
次に、カウンタ103は、再度カウント値を「0」からカウントアップする。そして、カウンタ103のカウント値が「9」になると周期カウンタ104のカウント値と一致するため、第1のコンパレータ106からハイレベルの信号が出力される。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。つまり、周期カウンタ104のカウント値は「10」となり、デューティーカウンタ105のカウント値は「4」となり、カウンタ103のカウント値は「0」となる。
【0037】
カウンタ103のカウント値が「0」から「9」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC2に示す期間、デューティーカウンタ105のカウント値は「2」となっているため、カウンタ103のカウント値が「0」、「1」のときに第2のコンパレータ107の出力はハイレベルとなる。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD2/TC2=2/9となる。
【0038】
更に、カウンタ103は、再度カウント値を「0」からカウントアップする。そして、カウンタ103のカウント値が「10」になると、第1のコンパレータ106はハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。つまり、周期カウンタ104のカウント値は「11」となり、デューティーカウンタ105のカウント値は「6」となり、カウンタ103のカウント値は「0」となる。
【0039】
カウンタ103のカウント値が「0」〜「10」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC3に示す期間、デューティーカウンタ105のカウント値は「4」となっているため、カウンタ103のカウント値が「0」〜「3」のとき、第2のコンパレータ107の出力はハイレベルとなる。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD3/TC3=4/10となる。
【0040】
同様に、カウンタ103のカウント値が周期カウンタ104のカウント値と一致する度に、第1のコンパレータ106はハイレベルの信号を出力し、このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。そして、図3(b)のTC4〜TC8におけるONPWM信号のデューティー比は、それぞれ、6/11、8/12、10/13、12/14、14/15となる。
【0041】
そして、デューティーカウンタ105のカウント値が終了値レジスタ109の設定値の「16」と一致すると、第3のコンパレータ108はリセット信号を出力し、このリセット信号によりフリップフロップ102はリセットされる。そして、フリップフロップ102の出力端子Qバーはハイレベルとなり、オア回路110の出力はハイレベルとなる。そして、ONPWM信号のデューティー比は、100%となる。
【0042】
このように、ランプ信号がオフからオンに変化すると、ONPWM信号のデューティー比は、図3(c)の点線に示すように、点灯時の電球の輝度変化特性を疑似した非線形の特性となる。
【0043】
なお、デューティーカウンタ105のカウント値が、終了値レジスタ109の設定値の「16」と一致すると、フリップフロップ102の出力端子Qバーのハイレベルの信号によりカウンタ103はリセットされ、上記したカウント動作は停止する。
【0044】
次に、消灯回路20について説明する。図4に、消灯回路20の構成例を示す。図に示すように、消灯回路20は、図2に示す点灯回路10と基本的に同様の構成となっているが、ランプ信号がオンからオフに変化すると、デューティー比が徐々に減少するOFFPWM信号を出力するように構成されている。
【0045】
消灯回路20は、クロック発生器201、フリップフロップ202、カウンタ203、周期カウンタ204、デューティカウンタ205、第1のコンパレータ206、第2のコンパレータ207、第3のコンパレータ208、終了値レジスタ209、アンド回路210、オア回路211およびインバータ回路212〜214により構成されている。
【0046】
フリップフロップ202は、点滅信号発生回路50から入力されるランプ信号がオンからオフに変化すると、出力端子Qからハイレベル、出力端子Qバーからローレベルの信号をそれぞれ出力し、第3のコンパレータ208からのリセット信号によりリセットされると、出力端子Qからローレベル、出力端子Qバーからハイレベルの信号を出力する。
【0047】
デューティーカウンタ205は、第1のコンパレータ206からのハイレベルの出力信号に応じてカウント値に「1」が減算され、フリップフロップ202の出力端子Qバーのハイレベルの信号により初期値として「8」がロードされる。
【0048】
終了値レジスタ209には、デューティーカウンタ205のカウントを終了する値として「0」が予め設定されている。
【0049】
第2のコンパレータ207は、カウンタ203とデューティーカウンタ205の各カウント値を比較し、カウンタ203のカウント値がデューティーカウンタ205のカウント値以下の場合に、ハイレベルの信号を出力する。
【0050】
第2のコンパレータ207の出力信号は、アンド回路210とオア回路211を介してオア回路211の出力端子からOFFPWM信号として出力される。
【0051】
上記した消灯回路20の作動について、図5(a)〜(b)に示すタイミングチャートに従って説明する。図5(a)、(b)は、それぞれ、ランプ信号、ONPWM信号のタイミングチャートである、図5(c)は、ONPWM信号のデューティー比の特性を示す図である。
【0052】
まず、図5(a)に示すように、フリップフロップ202にオンのランプ信号が入力され、フリップフロップ202がリセットされた状態では、フリップフロップ202の出力端子Qバーからハイレベルの信号が出力され、カウンタ203のカウント値は「0」にリセットされ、周期カウンタ204およびデューティカウンタ205には初期値としてとして「8」がロードされている。このとき、オア回路211にはランプ信号がインバータ回路213、212を介して入力されるため、オア回路211の出力端子からハイレベルのONPWM信号が出力される。
【0053】
そして、図5(a)に示すように、ランプ信号がオンからオフに変化すると、フリップフロップ202の出力端子Qバーはローレベルとなり、カウンタ203はクロック発生器201から入力されるクロックに同期してカウントアップする。第1のコンパレータ206は、カウンタ203と周期カウンタ204の値を比較する。そして、カウンタ203と周期カウンタ204の各カウント値が一致する、すなわちカウンタ203のカウント値が「8」になると、第1のコンパレータ206からハイレベルの信号が出力される。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ204のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ205のカウント値から「1」が減算され、カウンタ203はリセットされる。つまり、周期カウンタ204のカウント値は「9」となり、デューティーカウンタ205のカウント値は「7」となり、カウンタ203のカウント値は「0」となる。
【0054】
また、カウンタ203のカウント値が「8」となるまでの期間、すなわち図5(b)のTC1に示す期間、デューティーカウンタ205のカウント値は「8」であり、カウンタ203のカウント値はデューティーカウンタ205のカウント値以下となるため、第2のコンパレータ207の出力はハイレベルとなる。そして、この第2のコンパレータ207の出力はアンド回路210に入力され、オア回路211からONPWM信号が出力される。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD1/TC1=8/8となる。
【0055】
次に、カウンタ203は、再度カウント値を「0」からカウントアップする。カウンタ203のカウント値が「9」になると周期カウンタ204のカウント値と一致するため、第1のコンパレータ206は、ハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ204のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ205のカウント値から「1」が減算され、カウンタ203はリセットされる。つまり、周期カウンタ204のカウント値は「2」となり、デューティーカウンタ205のカウント値は「7」となり、カウンタ203のカウント値は「0」となる。
【0056】
このように、カウンタ203のカウント値が「0」から「9」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC2に示す期間、デューティーカウンタ205のカウント値は「8」となっているため、カウンタ203のカウント値が「0」〜「8」のときに第2のコンパレータ207の出力はハイレベルとなり、カウンタ203のカウント値が「9」のときに第2のコンパレータ207の出力はローレベルとなる。したがって、ONPWM信号のデューティー比は、TD2/TC2=7/9となる。
【0057】
同様に、カウンタ203のカウント値が周期カウンタ204のカウント値と一致する度に、第1のコンパレータ206はハイレベルの信号を出力し、このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ204のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ205のカウント値から「1」が減算され、カウンタ203はリセットされる。そして、図5(b)のTC3〜TC8におけるONPWM信号のデューティー比は、それぞれ、6/10、5/11、4/12、3/13、2/14、1/15となる。
【0058】
そして、デューティーカウンタ205のカウント値が終了値レジスタのカウント値の「0」と一致するすると、第3のコンパレータ208はリセット信号を出力する。このリセット信号によりフリップフロップ202はリセットされ、フリップフロップ202の出力端子Qはローレベルとなり、アンド回路210の出力はローレベルとなる。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、0%となる。
【0059】
このように、ランプ信号がオンからオフに変化すると、ONPWM信号のデューティー比は、図5(c)に示すように、点灯時の電球の輝度変化特性を疑似した非線形の特性となる。
【0060】
なお、デューティーカウンタ205のカウント値が終了値レジスタのカウント値の「0」と一致すると、フリップフロップ202の出力端子Qバーのハイレベルの信号によりカウンタ203はリセットされ、上記したカウント動作は停止する。
【0061】
上記したように、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオフからオンに変化すると、点灯回路10から図3(b)に示すようなデューティー比と周期が徐々に変化するONPWM信号が出力され、LED出力回路70は、このONPWM信号に応じたデューティー比の電流をLED80に供給する。そして、LED80の輝度変化特性は、図3(c)に示すような電球の輝度変化特性と近似した特性となる。
【0062】
また、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオンからオフに変化すると、消灯回路20から図5(b)に示すようなデューティー比と周期が徐々に変化するOFFPWM信号が出力され、LED出力回路70は、このOFFPWM信号に応じたデューティー比の電流をLED80に供給する。そして、LED80の輝度変化特性は、図3(c)に示すような電球の輝度変化特性と近似した特性となる。
【0063】
このように、LEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に近似させることにより、電球の輝度変化特性との違和感が解消され、視覚的に軟らかな輝度変化特性となり、高級感が得られる。また、デジタル的な制御感がなくなるため、目を疲れさせることなく、自然な感じの輝度変化特性が得られる。
【0064】
上記したLEDの制御回路は、各種カウンタやコンパレータ等の論理回路で構成されている。したがって、デューティー比の変化特性を記憶するメモリ等を設ける必要がなく、例えば、単体のカスタムIC内に内蔵することが容易である。
【0065】
なお、上記した実施形態において、LEDは車両用方向指示灯として用いられており、断続的にオン、オフを繰り返すランプ信号を生成するために点滅信号発生回路50が設けられているが、例えば、LEDを連続して点灯させる場合には、図6に示すように、オン/オフスイッチ31の操作に応じて入力回路40から出力される信号をランプ信号とすればよい。
【0066】
また、上記した実施形態において、点灯回路10あるいは消灯回路20の各種カウンタのカウント値、ロードされるときに設定される値、カウント値に加算、減算される値、終了レジスタの設定値、あるいは各種コンパレータの比較条件として示した条件は一例であり、これらの条件を変えることにより、よりLEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に近似させることができる。
【0067】
なお、上記した実施形態において、各回路で示した部分は、それぞれの機能を実現するための手段として把握することができ、その場合にマイクロコンピュータを用い、ソフトウェアによって上記した実施形態を実現するようにしてもよい。例えば、パルス信号のデューティー比と周期を変化させて生成したテーブルが記憶されたメモリを備え、このメモリに記憶されたテーブルに基づきマイクロコンピュータがLED出力回路70をパルス制御するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるLEDの点灯回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態における点灯回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるLEDの点灯回路のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態における消灯回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態におけるLEDの消灯回路のタイミングチャートである。
【図6】LEDを連続して点灯させる場合のLEDの制御回路の構成を示す図である。
【図7】電球の点灯時の明るさの特性を示す図である。
【図8】電球の消灯時の明るさの特性を示す図である。
【図9】従来のLEDの制御回路において、デューティー比を線形に増加させた場合のタイミングチャートである。
【図10】従来のLEDの制御回路において、デューティー比を線形に減少させた場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…点灯回路、101、201…クロック発生器、
102、202…フリップフロップ、103、203…カウンタ、
104、204…周期カウンタ、105、205…デューティーカウンタ、
106〜108、206〜208…コンパレータ、
109、209…終了値レジスタ、110、211…オア回路、
111、210…アンド回路、112、212〜214…インバータ回路
20…消灯回路、30…方向指示スイッチ、31…オン/オフスイッチ、
40…入力回路、50…点滅信号発生回路、60…インバータ回路、
61…アンド回路、62…オア回路、70…LED出力回路、80…LED。
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオードの制御装置に関し、発光ダイオードを車両用方向指示灯として用いた場合の制御装置に用いて好適なるものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両用方向指示灯として、消費電力の少ない発光ダイオード(以下、LEDという)を用いたものが検討されている。
【0003】
方向指示灯として電球(ランプ)を用いた場合には、フィラメントに電流が流れると、図7に示すようにフィラメントが温度上昇しながら徐々に発光し、フィラメントに電流が流れなくなると、図8に示すようにフィラメントが徐々に消光する。このように、電球の輝度変化特性は非線形となる。また、電流供給を開始してから安定した発光状態になるまでの立ち上がり時間は300ms程度であり、電流供給を停止してから完全に消灯するまでの立ち下がり時間が100ms程度であるため、電球の発光量は緩やかな応答特性で変化する。
【0004】
これに対し、方向指示灯としてLEDを用いた場合には、立ち上がり時間、立ち下がり時間が1μs以下であるため、LEDの発光量は急峻な応答特性で変化する。
【0005】
そこで、従来からLEDの制御回路として、LEDの点灯または消灯時に緩やかに輝度を変化させるものがある。(例えば、特許文献1参照)。このLEDの制御回路は、LEDに流れる電流のデューティー比を変化させることによりLEDの輝度を緩やかに変化させている。
【0006】
【特許文献1】
特公平1−31240号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したLEDの制御回路において、図9に示すようにデューティー比を線形に増加させると、LEDの輝度は直線的に増加し、反対に、図10に示すようにデューティー比を線形に減少させると、LEDの輝度は直線的に減少する。このように、デューティー比を線形に変化させると、LEDの輝度変化特性は緩やかに変化するが、電球の輝度変化特性と異なるため、違和感を与えてしまう。
【0008】
また、LEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に合わせるようにすると、LEDに流れる電流のデューティー比を非線形に変化させる必要があるため、例えば、LEDに流れる電流のデューティー比の変化特性を定義したテーブルを記憶するメモリが必要となる。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みたもので、LEDの輝度変化特性を非線形にすることができるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、LEDを駆動する駆動手段(70)と、駆動手段に出力するパルス信号のデューティー比および周期を変化させて駆動手段を制御するパルス出力手段(10、20、60〜62)と、を備えたLEDの制御装置を特徴としている。
【0011】
この発明によれば、駆動手段に出力するパルス信号のデューティー比と周期を変化させているから、LEDの輝度変化特性を非線形にすることができる。
【0012】
この場合、請求項2に記載の発明のように、LEDの輝度変化特性が電球の輝度変化特性に近似した特性になるようにパルス信号のデューティー比と周期を変化させれば、LEDを用いて電球と同様の輝度変化特性を得ることができる。
【0013】
また、請求項3、4に記載の発明のように、LEDの点灯開始時にパルス信号のデューティー比を徐々に増加させ、かつ周期を徐々に増加させてLEDを点灯させる点灯手段(10)を有するようにすれば、LEDの点灯開始時の立ち上がり特性を非線形なものとすることができる。
【0014】
また、請求項5、6に記載の発明のように、LEDの消灯開始時にパルス信号のデューティー比を徐々に減少させ、かつ周期を徐々に増加させてLEDを消灯させる消灯手段(20)を有するようにすれば、LEDの消灯開始時の立ち下がり特性を非線形なものとすることができる。
【0015】
また、請求項7に記載の発明のように、LEDを車両用方向指示灯に用いられるものとし、請求項3または4に記載の点灯手段と請求項5または6に記載の消灯手段とを備えるようにすれば、方向指示灯として電球を用いた場合と同様の輝度変化特性を実現することが可能となる。
【0016】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係るLEDの制御回路に車両用方向指示灯としてLEDが接続された構成例を図1に示す。図に示すように、LEDの制御回路は、入力回路40、点滅信号発生回路50、点灯回路10、消灯回路20、インバータ回路60、アンド回路61、オア回路62およびLED出力回路70により構成されている。
【0018】
入力回路40は、方向指示スイッチ30に接続され、方向指示スイッチ30のオン操作に応じた信号を出力する。点滅信号発生回路50は、LED80を車両用方向指示灯として点滅させるために、入力回路40からの信号に応じて断続的にオン、オフを繰り返すランプ信号を出力する。点灯回路10は、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオフからオンに変化すると、デューティー比および周期が徐々に変化するようにパルス幅変調(PWM)されたONPWM信号を出力する。消灯回路20は、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオンからオフに変化すると、デューティー比および周期が徐々に変化するようにパルス幅変調されたOFFPWM信号を出力する。
【0019】
オア回路62は、点灯回路10からのONPWM信号あるいは消灯回路20からのOFFPWM信号をLED出力回路70に出力する。インバータ回路60およびアンド回路61は、ランプ信号がオンのとき、消灯回路20からのOFFPWM信号信号がオア回路62に出力されないようにするために設けられている。
【0020】
LED出力回路70は、車両用方向指示灯として車両のコーナーに設けられたLED80に接続され、オア回路62の出力に応じてLED80に電流を供給する。
【0021】
図2に、点灯回路10の構成例を示す。図に示すように、点灯回路10は、クロック発生器101、フリップフロップ102、カウンタ103、周期カウンタ104、デューティカウンタ105、第1のコンパレータ106、第2のコンパレータ107、第3のコンパレータ108、終了値レジスタ109、オア回路110、アンド回路111およびインバータ回路112により構成されている。
【0022】
フリップフロップ102は、点滅信号発生回路50から入力されるランプ信号がオフからオンに変化すると、出力端子Qバーからローレベルの信号を出力し、第3のコンパレータ108からの信号によりリセットされると、出力端子Qバーからハイレベルの信号を出力する。
【0023】
クロック発生器101は、所定の周波数のクロック信号を出力する。
【0024】
カウンタ103は、クロック発生器101から入力されるクロック信号に同期してカウントアップし、フリップフロップ102の出力端子Qバーのハイレベルの信号または第1のコンパレータ106のハイレベルの出力信号によりリセットされる。
【0025】
周期カウンタ104は、フリップフロップ102の出力端子Qバーからのハイレベルの信号により、初期値として「8」がロードされ、第1のコンパレータ106のハイレベルの出力信号に応じて、カウント値に「1」が加算される。
【0026】
デューティーカウンタ105は、第1のコンパレータ106のハイレベルの出力信号に応じて、カウント値に「2」が加算され、フリップフロップ102の出力端子Qバーのハイレベルの信号によりリセットされる。
【0027】
第1のコンパレータ106は、カウンタ103と周期カウンタ104の各カウント値を比較し、各カウント値が一致するとハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの出力信号により、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、カウンタ103はリセットされる。
【0028】
終了値レジスタ109には、デューティーカウンタ105のカウントを終了する値として、「16」が予め設定されている。
【0029】
第3のコンパレータ108は、デューティーカウンタ105のカウント値と終了値レジスタ109に設定されている各値を比較し、各値が一致した場合にフリップフロップ102をリセットするリセット信号を出力する。
【0030】
第2のコンパレータ107は、カウンタ103とデューティーカウンタ105の各カウント値を比較し、カウンタ103のカウント値がデューティーカウンタ105のカウント値よりも小さい場合に、ハイレベルの信号を出力する。
【0031】
第2のコンパレータ107の出力信号は、オア回路110とアンド回路111を介してアンド回路111の出力端子からONPWM信号として出力される。
【0032】
上記した点灯回路10の作動について、図3(a)〜(c)に示すタイミングチャートを参照して説明する。図3(a)〜(c)は、ランプ信号、ONPWM信号およびLED80の輝度変化特性を示すタイミングチャートである。
【0033】
まず、図3(a)に示すように、フリップフロップ102にオフのランプ信号が入力され、フリップフロップ102がリセットされた状態では、フリップフロップ102の出力端子Qバーからハイレベルの信号が出力され、デューティカウンタ105およびカウンタ103の各カウント値は「0」にリセットされ、周期カウンタ104にはカウント値として「8」がロードされている。このとき、アンド回路111にはオフのランプ信号が入力されるため、ONPWM信号はローレベルとなる。
【0034】
そして、図3(a)に示すように、ランプ信号がオフからオンに変化すると、フリップフロップ102の出力端子Qバーはローレベルとなり、カウンタ103はクロック発生器101から入力されるクロックに同期してカウントアップする。第1のコンパレータ106は、カウンタ103と周期カウンタ104の値を比較する。そして、カウンタ103と周期カウンタ104の各カウント値が一致する、すなわちカウンタ103のカウント値が「8」になると、第1のコンパレータ106からハイレベルの信号が出力される。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。つまり、周期カウンタ104のカウント値は「9」となり、デューティーカウンタ105のカウント値は「2」となり、カウンタ103のカウント値は「0」となる。
【0035】
カウンタ103のカウント値が「0」から「8」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC1に示す期間、デューティーカウンタ105のカウント値は「0」であり、カウンタ103のカウント値はデューティーカウンタ105のカウント値よりも小さくならないため、第2のコンパレータ107の出力はローレベルとなる。そして、この第2のコンパレータ107の出力がアンド回路111から出力される。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD1/TC1=0/8となる。
【0036】
次に、カウンタ103は、再度カウント値を「0」からカウントアップする。そして、カウンタ103のカウント値が「9」になると周期カウンタ104のカウント値と一致するため、第1のコンパレータ106からハイレベルの信号が出力される。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。つまり、周期カウンタ104のカウント値は「10」となり、デューティーカウンタ105のカウント値は「4」となり、カウンタ103のカウント値は「0」となる。
【0037】
カウンタ103のカウント値が「0」から「9」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC2に示す期間、デューティーカウンタ105のカウント値は「2」となっているため、カウンタ103のカウント値が「0」、「1」のときに第2のコンパレータ107の出力はハイレベルとなる。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD2/TC2=2/9となる。
【0038】
更に、カウンタ103は、再度カウント値を「0」からカウントアップする。そして、カウンタ103のカウント値が「10」になると、第1のコンパレータ106はハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。つまり、周期カウンタ104のカウント値は「11」となり、デューティーカウンタ105のカウント値は「6」となり、カウンタ103のカウント値は「0」となる。
【0039】
カウンタ103のカウント値が「0」〜「10」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC3に示す期間、デューティーカウンタ105のカウント値は「4」となっているため、カウンタ103のカウント値が「0」〜「3」のとき、第2のコンパレータ107の出力はハイレベルとなる。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD3/TC3=4/10となる。
【0040】
同様に、カウンタ103のカウント値が周期カウンタ104のカウント値と一致する度に、第1のコンパレータ106はハイレベルの信号を出力し、このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ104のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ105のカウント値には「2」が加算され、カウンタ103はリセットされる。そして、図3(b)のTC4〜TC8におけるONPWM信号のデューティー比は、それぞれ、6/11、8/12、10/13、12/14、14/15となる。
【0041】
そして、デューティーカウンタ105のカウント値が終了値レジスタ109の設定値の「16」と一致すると、第3のコンパレータ108はリセット信号を出力し、このリセット信号によりフリップフロップ102はリセットされる。そして、フリップフロップ102の出力端子Qバーはハイレベルとなり、オア回路110の出力はハイレベルとなる。そして、ONPWM信号のデューティー比は、100%となる。
【0042】
このように、ランプ信号がオフからオンに変化すると、ONPWM信号のデューティー比は、図3(c)の点線に示すように、点灯時の電球の輝度変化特性を疑似した非線形の特性となる。
【0043】
なお、デューティーカウンタ105のカウント値が、終了値レジスタ109の設定値の「16」と一致すると、フリップフロップ102の出力端子Qバーのハイレベルの信号によりカウンタ103はリセットされ、上記したカウント動作は停止する。
【0044】
次に、消灯回路20について説明する。図4に、消灯回路20の構成例を示す。図に示すように、消灯回路20は、図2に示す点灯回路10と基本的に同様の構成となっているが、ランプ信号がオンからオフに変化すると、デューティー比が徐々に減少するOFFPWM信号を出力するように構成されている。
【0045】
消灯回路20は、クロック発生器201、フリップフロップ202、カウンタ203、周期カウンタ204、デューティカウンタ205、第1のコンパレータ206、第2のコンパレータ207、第3のコンパレータ208、終了値レジスタ209、アンド回路210、オア回路211およびインバータ回路212〜214により構成されている。
【0046】
フリップフロップ202は、点滅信号発生回路50から入力されるランプ信号がオンからオフに変化すると、出力端子Qからハイレベル、出力端子Qバーからローレベルの信号をそれぞれ出力し、第3のコンパレータ208からのリセット信号によりリセットされると、出力端子Qからローレベル、出力端子Qバーからハイレベルの信号を出力する。
【0047】
デューティーカウンタ205は、第1のコンパレータ206からのハイレベルの出力信号に応じてカウント値に「1」が減算され、フリップフロップ202の出力端子Qバーのハイレベルの信号により初期値として「8」がロードされる。
【0048】
終了値レジスタ209には、デューティーカウンタ205のカウントを終了する値として「0」が予め設定されている。
【0049】
第2のコンパレータ207は、カウンタ203とデューティーカウンタ205の各カウント値を比較し、カウンタ203のカウント値がデューティーカウンタ205のカウント値以下の場合に、ハイレベルの信号を出力する。
【0050】
第2のコンパレータ207の出力信号は、アンド回路210とオア回路211を介してオア回路211の出力端子からOFFPWM信号として出力される。
【0051】
上記した消灯回路20の作動について、図5(a)〜(b)に示すタイミングチャートに従って説明する。図5(a)、(b)は、それぞれ、ランプ信号、ONPWM信号のタイミングチャートである、図5(c)は、ONPWM信号のデューティー比の特性を示す図である。
【0052】
まず、図5(a)に示すように、フリップフロップ202にオンのランプ信号が入力され、フリップフロップ202がリセットされた状態では、フリップフロップ202の出力端子Qバーからハイレベルの信号が出力され、カウンタ203のカウント値は「0」にリセットされ、周期カウンタ204およびデューティカウンタ205には初期値としてとして「8」がロードされている。このとき、オア回路211にはランプ信号がインバータ回路213、212を介して入力されるため、オア回路211の出力端子からハイレベルのONPWM信号が出力される。
【0053】
そして、図5(a)に示すように、ランプ信号がオンからオフに変化すると、フリップフロップ202の出力端子Qバーはローレベルとなり、カウンタ203はクロック発生器201から入力されるクロックに同期してカウントアップする。第1のコンパレータ206は、カウンタ203と周期カウンタ204の値を比較する。そして、カウンタ203と周期カウンタ204の各カウント値が一致する、すなわちカウンタ203のカウント値が「8」になると、第1のコンパレータ206からハイレベルの信号が出力される。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ204のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ205のカウント値から「1」が減算され、カウンタ203はリセットされる。つまり、周期カウンタ204のカウント値は「9」となり、デューティーカウンタ205のカウント値は「7」となり、カウンタ203のカウント値は「0」となる。
【0054】
また、カウンタ203のカウント値が「8」となるまでの期間、すなわち図5(b)のTC1に示す期間、デューティーカウンタ205のカウント値は「8」であり、カウンタ203のカウント値はデューティーカウンタ205のカウント値以下となるため、第2のコンパレータ207の出力はハイレベルとなる。そして、この第2のコンパレータ207の出力はアンド回路210に入力され、オア回路211からONPWM信号が出力される。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、TD1/TC1=8/8となる。
【0055】
次に、カウンタ203は、再度カウント値を「0」からカウントアップする。カウンタ203のカウント値が「9」になると周期カウンタ204のカウント値と一致するため、第1のコンパレータ206は、ハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ204のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ205のカウント値から「1」が減算され、カウンタ203はリセットされる。つまり、周期カウンタ204のカウント値は「2」となり、デューティーカウンタ205のカウント値は「7」となり、カウンタ203のカウント値は「0」となる。
【0056】
このように、カウンタ203のカウント値が「0」から「9」となるまでの期間、すなわち図3(b)のTC2に示す期間、デューティーカウンタ205のカウント値は「8」となっているため、カウンタ203のカウント値が「0」〜「8」のときに第2のコンパレータ207の出力はハイレベルとなり、カウンタ203のカウント値が「9」のときに第2のコンパレータ207の出力はローレベルとなる。したがって、ONPWM信号のデューティー比は、TD2/TC2=7/9となる。
【0057】
同様に、カウンタ203のカウント値が周期カウンタ204のカウント値と一致する度に、第1のコンパレータ206はハイレベルの信号を出力し、このハイレベルの出力信号により、周期カウンタ204のカウント値には「1」が加算され、デューティーカウンタ205のカウント値から「1」が減算され、カウンタ203はリセットされる。そして、図5(b)のTC3〜TC8におけるONPWM信号のデューティー比は、それぞれ、6/10、5/11、4/12、3/13、2/14、1/15となる。
【0058】
そして、デューティーカウンタ205のカウント値が終了値レジスタのカウント値の「0」と一致するすると、第3のコンパレータ208はリセット信号を出力する。このリセット信号によりフリップフロップ202はリセットされ、フリップフロップ202の出力端子Qはローレベルとなり、アンド回路210の出力はローレベルとなる。この場合、ONPWM信号のデューティー比は、0%となる。
【0059】
このように、ランプ信号がオンからオフに変化すると、ONPWM信号のデューティー比は、図5(c)に示すように、点灯時の電球の輝度変化特性を疑似した非線形の特性となる。
【0060】
なお、デューティーカウンタ205のカウント値が終了値レジスタのカウント値の「0」と一致すると、フリップフロップ202の出力端子Qバーのハイレベルの信号によりカウンタ203はリセットされ、上記したカウント動作は停止する。
【0061】
上記したように、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオフからオンに変化すると、点灯回路10から図3(b)に示すようなデューティー比と周期が徐々に変化するONPWM信号が出力され、LED出力回路70は、このONPWM信号に応じたデューティー比の電流をLED80に供給する。そして、LED80の輝度変化特性は、図3(c)に示すような電球の輝度変化特性と近似した特性となる。
【0062】
また、点滅信号発生回路50からのランプ信号がオンからオフに変化すると、消灯回路20から図5(b)に示すようなデューティー比と周期が徐々に変化するOFFPWM信号が出力され、LED出力回路70は、このOFFPWM信号に応じたデューティー比の電流をLED80に供給する。そして、LED80の輝度変化特性は、図3(c)に示すような電球の輝度変化特性と近似した特性となる。
【0063】
このように、LEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に近似させることにより、電球の輝度変化特性との違和感が解消され、視覚的に軟らかな輝度変化特性となり、高級感が得られる。また、デジタル的な制御感がなくなるため、目を疲れさせることなく、自然な感じの輝度変化特性が得られる。
【0064】
上記したLEDの制御回路は、各種カウンタやコンパレータ等の論理回路で構成されている。したがって、デューティー比の変化特性を記憶するメモリ等を設ける必要がなく、例えば、単体のカスタムIC内に内蔵することが容易である。
【0065】
なお、上記した実施形態において、LEDは車両用方向指示灯として用いられており、断続的にオン、オフを繰り返すランプ信号を生成するために点滅信号発生回路50が設けられているが、例えば、LEDを連続して点灯させる場合には、図6に示すように、オン/オフスイッチ31の操作に応じて入力回路40から出力される信号をランプ信号とすればよい。
【0066】
また、上記した実施形態において、点灯回路10あるいは消灯回路20の各種カウンタのカウント値、ロードされるときに設定される値、カウント値に加算、減算される値、終了レジスタの設定値、あるいは各種コンパレータの比較条件として示した条件は一例であり、これらの条件を変えることにより、よりLEDの輝度変化特性を電球の輝度変化特性に近似させることができる。
【0067】
なお、上記した実施形態において、各回路で示した部分は、それぞれの機能を実現するための手段として把握することができ、その場合にマイクロコンピュータを用い、ソフトウェアによって上記した実施形態を実現するようにしてもよい。例えば、パルス信号のデューティー比と周期を変化させて生成したテーブルが記憶されたメモリを備え、このメモリに記憶されたテーブルに基づきマイクロコンピュータがLED出力回路70をパルス制御するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるLEDの点灯回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態における点灯回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるLEDの点灯回路のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態における消灯回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態におけるLEDの消灯回路のタイミングチャートである。
【図6】LEDを連続して点灯させる場合のLEDの制御回路の構成を示す図である。
【図7】電球の点灯時の明るさの特性を示す図である。
【図8】電球の消灯時の明るさの特性を示す図である。
【図9】従来のLEDの制御回路において、デューティー比を線形に増加させた場合のタイミングチャートである。
【図10】従来のLEDの制御回路において、デューティー比を線形に減少させた場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…点灯回路、101、201…クロック発生器、
102、202…フリップフロップ、103、203…カウンタ、
104、204…周期カウンタ、105、205…デューティーカウンタ、
106〜108、206〜208…コンパレータ、
109、209…終了値レジスタ、110、211…オア回路、
111、210…アンド回路、112、212〜214…インバータ回路
20…消灯回路、30…方向指示スイッチ、31…オン/オフスイッチ、
40…入力回路、50…点滅信号発生回路、60…インバータ回路、
61…アンド回路、62…オア回路、70…LED出力回路、80…LED。
Claims (7)
- 発光ダイオードを駆動する駆動手段(70)と、
前記駆動手段に出力するパルス信号のデューティー比と周期を変化させて前記駆動手段を制御するパルス出力手段(10、20、60〜62)と、を備えたことを特徴とする発光ダイオードの制御装置。 - 前記パルス出力手段は、前記発光ダイオードの輝度変化特性が電球の輝度変化特性に近似した特性になるように前記パルス信号のデューティー比と周期を変化させることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードの制御装置。
- 前記パルス出力手段は、前記発光ダイオードの点灯開始時に前記パルス信号のデューティー比を徐々に増加させ、かつ周期を徐々に増加させて前記発光ダイオードを点灯させる点灯手段(10)を有することを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードの制御装置。
- 前記点灯手段は、前記パルス信号の周期を設定する周期設定手段(104)と、前記パルス信号のデューティー比を設定するデューティー比設定手段(105)と、前記発光ダイオードの点灯開始時に動作開始し前記設定された周期毎に前記設定されたデューティー比に応じた時間幅のパルス信号を出力し、前記設定された周期が経過する毎に前記周期設定手段に設定する周期を増加更新するとともに前記デューティー比設定手段に設定するデューティー比を増加更新する手段(103、106、107)と、を有することを特徴とする請求項3に記載の発光ダイオードの制御装置。
- 前記パルス出力手段は、前記発光ダイオードの消灯開始時に前記パルス信号のデューティー比を徐々に減少させ、かつ周期を徐々に減少させて前記発光ダイオードを消灯させる消灯手段(20)を有することを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードの制御装置。
- 前記消灯手段は、前記パルス信号の周期を設定する周期設定手段(204)と、前記パルス信号のデューティー比を設定するデューティー比設定手段(205)と、前記発光ダイオードの消灯開始時に動作開始し前記設定された周期毎に前記設定されたデューティー比に応じた時間幅のパルス信号を出力し、前記設定された周期が経過する毎に前記周期設定手段に設定する周期を増加更新するとともに前記デューティー比設定手段に設定するデューティー比を減少更新する手段(203、206、207)と、を有することを特徴とする請求項5に記載の発光ダイオードの制御装置。
- 車両用方向指示灯に用いられる発光ダイオードを駆動する駆動手段(70)と、請求項3または4に記載の点灯手段と請求項5または6に記載の消灯手段とを備え、
方向指示灯スイッチが操作されたときに発生されるランプ信号により、前記ランプ信号が点灯を示す信号になったときに前記点灯手段が動作して前記発光ダイオードを点灯させ、前記ランプ信号が消灯を示す信号になったときに前記消灯手段が動作して前記発光ダイオードを消灯させるようになっていることを特徴とする発光ダイオードの制御装置。
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