JP2004231835A - Washing liquid for washing uncured coating or undried coating attached to mask holder for coating and washing method and washing apparatus using the same - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄除去するための洗浄液、これを用いた洗浄方法及び洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
種々の工業製品の塗装工程で使用される塗装用マスク治具とは、塗装部位の形状に対応するような形態に成型されていて、そして被塗装品の希望する特定部位にだけ塗料を付着させるために、被塗装品の塗装部位以外の領域を覆うように設置されて、塗装されるべき部位以外に塗料が付着しないようにするための治具である。
【0003】
塗装工程で被塗装品の塗装部位を狙って吹き付けられた塗料は、塗装部位の周辺にも飛散する。このためマスク治具の表面、及び塗装部位と近接するエッジ部分には塗料が付着してしまうので、塗装後にはマスク治具から塗料を洗い落とす必要がある。
【0004】
従来、マスク治具の洗浄方法として、塩化メチレン等に代表されるハロゲン化炭化水素を洗浄剤として用いる方法やシンナー系溶剤に浸漬させて塗料を溶解する方法、有機溶剤に可溶化剤や水分を加えて洗浄する方法、有機アルカリや無機アルカリ等で煮沸して剥離する方法、前記した洗浄剤等を使用して超音波をかけて剥離する方法等が挙げられる。
【0005】
しかしながら、上記従来方法では、次に挙げるような技術的課題がある。すなわち、(1)ハロゲン化炭化水素は、不燃性であり、かつ、塗料の溶解力にも優れている。しかし、これらハロゲン化炭化水素はオゾン層破壊問題、地下水汚染問題などの環境問題を有するため、最近では、地球環境への配慮から、その使用を停止するユーザーが増加している。(2)シンナー系溶剤にマスク治具を浸漬させて、付着塗料を溶解する方法では、洗浄後においても塗料が残存してしまうケースが多く塗料の洗浄には必ずしも適しているとはいえない。また大気中への拡散や、引火点が低いため、防爆を考慮した洗浄設備が必要である。(3)有機溶剤に可溶化剤や水分を加えて洗浄する方法では、引火点を上げるために水分を添加しているので液管理が難しく、洗浄性能も制限されたものとなる。
【0006】
また、洗浄後の廃液処理が、新たなる環境問題となるなどの課題がある。すなわち、(4)有機アルカリや無機アルカリ等で煮沸して剥離する方法では、剥離できる塗料の種類に制限があり、さらに人体に対する影響や治具の金属に対する影響が強いため洗浄方法としては問題が多い。(5)前記した洗浄剤等を使用して超音波をかけて剥離する方法では、定在波の影響で洗浄が不均一になりやすく、大きな治具には不向きな方法である。また、装置のコストも高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は多くの種類の塗料への適合性が高く、優れた洗浄性を有し、洗浄時間を著しく短縮することができるとともに、蒸留により洗浄液を効率良く再生して再利用できる地球環境に配慮した塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄液、これを用いた洗浄方法及び洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、本発明は、第一に、1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物のうち少なくとも一つを含む70重量%を超えて99重量%までの第1成分と、液状炭化水素1重量%〜30重量%未満の第2成分とで構成されている塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄液である。
【0009】
第二に、次の第1工程〜第4工程を含む塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄方法である。
第1工程:1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物のうち少なくとも一つを含む70重量%を超えて99重量%までの第1成分と、液状炭化水素1重量%〜30重量%未満の第2成分とで構成されている洗浄液で塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄する
第2工程:塗装用マスク治具に付着した洗浄液を、水溶性のグリコール類、水溶性のグリコールエーテル化合物及び水溶性アルコール類の少なくとも一つから構成されているリンス剤で置換する
第3工程:塗装用マスク治具に付着した前記リンス剤をスチームで洗浄する。
第4工程:塗装用マスク治具を圧縮エアーにより乾燥する
【0010】
第三に、塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄装置(a)であって、洗浄液が注入されている洗浄槽(1)と、リンス剤が注入されているリンス槽(2)と、スチーム又はエアーの噴射手段を備えていて、スチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽(3)と、前記洗浄槽(1)、リンス槽(2)及びスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽(3)間にわたり塗装用マスク治具(4)を水平に搬送し、かつそれを各槽に挿入できるように昇降可能となった搬送装置(5)とを備えていて、前記洗浄液が1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物のうち少なくとも一つを含む70重量%を超えて99重量%までの第1成分と、液状炭化水素1重量%〜30重量%未満の第2成分とで構成されており、前記リンス剤が水溶性のグリコール類、水溶性のグリコールエーテル化合物及び水溶性アルコール類の少なくとも一つから構成されている洗浄装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
(1)洗浄液
本発明において、塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄液は、1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物のうち少なくとも一つを含む第1成分と、液状炭化水素である第2成分とから構成されていて、これらの配合比は塗料の溶解性を考慮して、第1成分が70重量%を超えて99重量%までであり、第2成分が1重量%〜30重量%未満である。そしてさらに後述するが第1成分の回収性も考慮すると第1成分80〜99重量%と、第2成分1〜20重量%であることが好ましく、さらにこれらの配合比率は第1成分85〜95重量%と、第2成分5〜15重量%であることがより好ましい。
本発明の洗浄液は、多くの種類の塗料へ適用することができ、例えば硬化前の硬化型塗料、乾燥前の非硬化型塗料等に適用することができる。なお、乾燥後の非硬化型塗料に適用してもかまわない。
【0012】
前記1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物としては、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノイソアミルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ヘキシレングリコール、ペンタメチレングリコール、テトラメチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、トリメチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,2−ブチレングリコール、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。
【0013】
上記のうち、第1成分として、引火危険性が低いこと、毒性が低いこと、洗浄性を鑑み、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル及びこれらの混合物を用いることが好ましい。特に第1成分として、ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル及び3−メトキシ−3−メチルブチルアセテートのうち少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0014】
本発明で用いる洗浄液の第2成分である液状炭化水素としては、α−オレフィン、ノルマルパラフィン及びイソパラフィンのうち少なくとも1種が用いられる。引火危険性が低いこと、毒性が低いこと、洗浄性を鑑み、好ましいものとして、炭素数8〜18のα−オレフィン、炭素数8〜18のノルマルパラフィン及び炭素数8〜18のイソパラフィンが挙げられ、これらは単独であるいは混合して用いられる。
【0015】
(2)洗浄方法
本発明の塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄方法は次の第1工程〜第4工程を含む。
第1工程:1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物のうち少なくとも一つを含む70重量%を超えて99重量%までの第1成分と、液状炭化水素1重量%〜30重量%未満の第2成分とで構成されている洗浄液で塗装用マスク治具に付着した塗料を洗浄する。
第2工程:塗装用マスク治具に付着した洗浄液を、水溶性のグリコール、水溶性のグリコールエーテル化合物及び水溶性アルコールの少なくとも一つから構成されているリンス剤で置換する。
第3工程:塗装用マスク治具に付着した前記リンス剤をスチームで洗浄する。
第4工程:塗装用マスク治具を圧縮エアーにより乾燥する。
【0016】
本発明の塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄するための洗浄方法においては、第1工程において、前記した洗浄液で塗装用マスク治具に付着した塗料を洗浄し、第2工程において、第1工程で塗装用マスク治具に付着した洗浄液を後述するリンス剤で置換する。さらに第3工程において、塗装用マスク治具に付着したリンス剤をスチームで溶解除去して洗浄する。スチーム洗浄の際、塗装マスク治具の表面温度を45℃以上に上げることが好ましい。このとき、塗装マスク治具の表面温度を45℃以上に上げておくと、次の乾燥工程において完全乾燥が容易となる。次いで、第4工程において塗装用マスク治具を圧縮エアーにより乾燥する。
【0017】
第2工程で用いるリンス剤としては、水溶性のグリコール、水溶性のグリコールエーテル化合物及び水溶性アルコールの少なくとも一つが用いられる。リンス剤の具体例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、メタノール、エタノール、1−プロパノール、プロピレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。
【0018】
上記のうち、引火危険性が低いこと、毒性が低いこと、リンス性が良いことから、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル及びこれらの混合物であることが望ましい。
【0019】
さらに本発明においては、第5工程として、前記第1工程〜第4工程を繰り返して、洗浄液中に塗料を溶解又は分散させて飽和状態に近づいた洗浄液を減圧蒸留して第1成分を分離・回収するとともに、未硬化塗料又は未乾燥塗料を第2成分中に溶解又は分散させ、第6工程として、減圧蒸留して分離・回収した第1成分と第2成分を混合して洗浄液に再生する。このようにすることによって洗浄液として使用する溶剤量を少なくすることができて、環境負荷を小さくすることができる。減圧蒸留の際、減圧度や蒸留温度は構成する洗浄液の組成によって異なる。
【0020】
(3)洗浄装置
次に本発明の洗浄装置を図1にて説明する。図1は、本発明の洗浄装置の例を示す概略斜視図である。
図1において洗浄装置aは、前記洗浄液が注入されている洗浄槽1と、前記リンス剤が注入されているリンス槽2と、スチーム又はエアーの噴射手段を備えていてスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽3と、前記洗浄槽1、リンス槽2及びスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽3間にわたり塗装用マスク治具4を水平に搬送し、かつ各槽に挿入できるように昇降可能となった搬送装置5とを備えている。
【0021】
さらに、洗浄槽1は、洗浄槽1内の洗浄液を加熱するための手段と、洗浄液から気泡を発生させるためのエアーレーション手段を備えていることが好ましい。そして、例えば、洗浄槽1内の洗浄液を加熱するための手段として、図2(A)の洗浄槽1の断面図に示すように、その内面に加熱用のスチーム配管14を設け、配管中にスチームを通すことによって、熱伝導により槽内の洗浄液を加熱する。また、洗浄槽1の底部には図2(B)の平面図に示すように、エアー供給管8が設けられていて、この管に設けられたエアーバブリングノズル9から、エアーを噴射させて、気泡を発生させ、洗浄槽1内で塗装用マスク治具4に付着した塗料を物理的に洗い落とす。エアーは塗装用マスク治具4に対して均一に噴射させることが好ましく、供給管の管径を細くすることによって、管内のエアー圧を一定にすることができ、また、エアーバブリングノズル9を小さくすることによって、均一な泡を発生させることができる。また、ノズルの位置をずらすことによって均一な泡を発生させることができる。
【0022】
また、搬送装置5が、塗装用マスク治具4が洗浄槽1の洗浄液に浸漬された状態で、これを上下動させて塗料を洗い落とし、リンス槽2のリンス剤に浸漬された状態で上下動させて洗浄液とリンス剤を置換するための上下動手段を有していることが好ましい。リンス槽2内での塗装用マスク治具4の上下動は、洗浄液をリンス液に置換するためであるので、洗浄槽1内での上下動よりも緩やかでよい。なお、リンス槽2内では、単に浸漬だけでもよい場合がある。
【0023】
そして、例えば、搬送装置5にはシリンダー7が設けられていて、シリンダー7内のピストン運動によって、洗浄槽1、リンス槽2及びスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽3間にわたり塗装用マスク治具4を水平に搬送する。
また、搬送装置5には塗装用マスク治具4を昇降するため及び上下動させるためにシリンダー6が設けられていて、シリンダー6内のピストン運動によって、塗装用マスク治具4を昇降して、塗装用マスク治具4を洗浄槽1、リンス槽2及びスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽3内に挿入する。さらにシリンダー6内のピストン運動によって、洗浄槽1では塗装用マスク治具4が洗浄液に浸漬された状態で、これを上下動させて塗料を洗い落とし、リンス槽2ではリンス剤に浸漬された状態で上下動させて(又は、上下動させることなく)洗浄液をリンス剤に置換する。駆動手段として、上記のようにシリンダーを用いると、引火性溶剤等による火災や爆発等の危険を防ぐことができる。
【0024】
図3の(A)は塗装用マスク治具4をスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽3の断面図であり、その側面には側面図(B)に示すようにスチーム供給管10及びエアー供給管11が設けられていて、これらの管にはそれぞれスチーム用ノズル12、又はエアーノズル13が設けられている。スチーム供給管10のスチーム用ノズル12からスチームを噴射させて、リンス槽2で付着したリンス剤を溶解除去して洗浄する。また、このとき、乾燥効果を高めるために塗装用マスク治具4の表面温度を45℃以上に上昇させておくことが好ましい。その後、エアー供給管11に設けられたエアーノズル13からエアーを噴射させて塗装用マスク治具4を乾燥する。
【0025】
【実施例】
以下実施例にて本発明を具体的に説明する。
(1) 塗装用マスク治具の洗浄
(実施例1〜18、及び比較例1〜11)
塗装用マスク治具に相当するものとして、平滑面が50×100mmのテストプレート(ABS樹脂上にニッケルメッキ加工したもの)を用意した。また、塗料として、表1に示す3種類を使用した。
【0026】
下記表1に示す塗料X、Y、Zを、スプレーガンを用いて、完全乾燥時の膜厚が約200μmになるように、4方向から5回、テストプレート片面に塗布した。塗布後、室温20℃で10分間放置してテストプレートを洗浄テストに供した。
【0027】
【表1】
【0028】
表2に示す組成の洗浄液を洗浄槽に注入して洗浄槽を用意した。洗浄槽内の洗浄剤の液温は50℃とし、テストプレートを洗浄槽の洗浄液に浸漬した。洗浄時、テストプレートを、液中で上下動させた(振幅100mm/sec)。そして、洗浄後の塗料除去力を目視で評価した。評価結果を表2に示す。なお、表2中の各成分の数字は重量%を示し、評価基準として、○は塗料を10分以内で完全に除去できたこと、×は10分以内に除去できなかったことを示す。また、表中の各記号は次に示すとおりである。
A:3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート
B:ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル
C:ジエチレングリコールジエチルエーテル
D:α−オレフィン(炭素数14)
E:イソパラフィン(炭素数6)
【0029】
【表2】
【0030】
表2から明らかなように、実施例1〜18は、塗料X、Y、Zのいずれに対しても各比較例に比べ洗浄力が高かった。
【0031】
(2) リンス工程
(実施例19〜21、及び比較例12〜16)
前記洗浄工程を終えた各テストプレートを、表3に記すリンス剤が注入されたリンス槽に挿入して、テストプレートに付着した洗浄液をリンス剤へ置換させた。リンス剤の液温は常温(20℃)とした。リンス槽中でテストプレートを液中で上下動させた(振幅100mm/sec)。
【0032】
(3) スチーム洗浄及び乾燥工程
リンス工程後、テストプレートを温度約100℃の高温スチーム及び乾燥エアーの噴射手段が備えられているスチーム洗浄及びエアー乾燥するための槽に挿入して、テストプレートに付着したリンス剤をスチーム洗浄し、さらにエアー乾燥させた。比較のためリンス剤の代わりに水を用いたもの、及びスチーム洗浄の代わりに温水洗浄したものも表3に示す。
【0033】
乾燥工程後、表面状態を目視で評価した。評価結果を表3に示す。評価結果の基準として、表3において清浄欄の○は片面を清浄にできたことを示し、×は清浄にできなかったことを示す。乾燥欄の○は片面を完全に乾燥できたことを示し、×は片面を完全に乾燥できなかったことを示す。時間欄の○は、リンス工程と乾燥工程に要した時間が3分以内であることを示し、×は3分以上であることを示す。また、表中の各記号は次に示すとおりである。
F:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
G:2−メチル−2,4−ペンタンジオール
H:ジエチレングリコールジエチルエーテル
I:水
J:スチーム洗浄
K:温水洗浄(液温60℃)
L:エアースプレー乾燥
【0034】
【表3】
【0035】
上記表3に示すように、実施例19、20、21において、テストプレートは短時間で清浄になり、完全乾燥した。これに対して、比較例13、14、15、16では、テストプレートに塗料カスが硬化してこびりつき、清浄性が得られなかった。また、比較例12、14、16では、テストプレートに有機溶剤が残留して、乾燥しなかった。
【0036】
(4) 工場でのラインテスト
(実施例22)
次に、本発明を実証するために工場のラインテストを行った。
塗装用マスク治具4としては、300×400mmの鉄製治具を用意した。また、洗浄剤は表2の実施例2の配合と同じ3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート90%とα−オレフィン(炭素数14)10%よりなるものを用いた。また、リンス剤は実施例19と同じジエチレングリコールモノブチルエーテルを用いた。
【0037】
塗料として、表4に示す17種類を使用した。塗料はいずれも主要成分である主剤、硬化剤及びシンナーを所定の割合で配合し、調製後4時間以内にテストに供した。
各塗料を、スプレーガンを用いて、完全乾燥時の膜厚が約200μmになるように、4方向から5回、治具に塗布した。塗布後、室温20℃で10分間放置してから洗浄テストに供した。
【0038】
図1に示す洗浄装置aを用いて塗装用マスク治具4を洗浄した。
洗浄工程では、洗浄槽1に実施例1の洗浄液200Lを注入した。洗浄剤の液温は50℃とした。マスク治具4を槽の洗浄液中に浸漬し、これを液中で上下動させ(振幅300mm/sec)、エアーレーション(総エアー量0.5L/sec)を併用して3分間洗浄した。
【0039】
リンス工程では、リンス槽2に実施例19のリンス液100Lを入れ、液温を室温(20℃)とした。洗浄工程を終了したマスク治具4をリンス槽2に自動搬送し、槽のリンス剤中に浸漬し、さらに液中で洗浄槽1におけるよりも緩やかに30秒間上下動(振幅300mm/2sec)させた。その後スチーム洗浄・乾燥槽3に搬送し、スチーム洗浄・乾燥槽3中では、マスク治具4にスチーム噴霧装置で20秒間スチームを噴霧し、次にエアーを20秒間スプレーして乾燥させた。
【0040】
洗浄後の塗料除去性を目視で評価した。評価結果を表4に示す。評価基準は、「塗料除去性」において、○は塗料を5分以内に完全に除去できたことを示す。×は5分以内に除去できなかったことを示す。清浄性は目視で評価した。マスク治具4の表面温度は表面温度計で測定した。「リンス乾燥」において、○は塗料を除去した後、洗浄液をリンス剤で置換し、治具を5分以内にスチーム洗浄及び乾燥させて常温に戻せたことを示す。×は治具を5分以内にスチーム洗浄及び乾燥させて常温に戻せなかったことを示す。
【0041】
【表4】
【0042】
表4から明らかなように、多種塗料に対しても、洗浄〜乾燥までに要する時間が10分以内と速かった。
【0043】
また、洗浄工程を終えたマスク治具4をリンス槽2に搬送して液中で30秒間上下動(振幅300mm/sec)させた後、スチーム洗浄・乾燥層3に搬送し、スチーム洗浄・乾燥層3中でマスク治具4をスチーム洗浄し、エアースプレーして乾燥させた。エアースプレーする前でスチーム洗浄の際のマスク治具4の表面温度と乾燥状態を表5に示す。このときのマスク治具の表面温度は表面温度計で測定し、乾燥状態欄の○はマスク治具4を完全乾燥できたことを示し、×はマスク治具4の表面に水滴が残って、完全乾燥できなかったことを示す。
【0044】
【表5】
【0045】
(5) 洗浄液の回収
(実施例23)
ここでは硬化型塗料を用いた場合について述べる。
上記洗浄に使用されて未硬化塗料が溶解又は分散している洗浄液を次に述べるように減圧蒸留して第1成分を分離・回収した。洗浄液の第1成分としてヘキシレングリコ−ル90重量%と、第2成分として1−テトラデセン10重量%の混合物を用いた。
【0046】
洗浄に使用されて未硬化塗料が溶解又は分散している洗浄液を200mmHg、100℃で数10分維持した。この工程で溶解又は分散している塗料の一部分が懸濁状態で硬化反応が進むことにより蒸発缶への塗料の付着を最小限に押さえることができた。この時シンナー分が留出する。更に110℃から120℃に温度を上げシンナー分を完全に留去した。その後100mmHg、130℃とし第1成分であるヘキシレングリコールを留出させた。5〜10重量%留出した時点で極性の高い塗料成分が第2成分の影響で徐々に、極性の高い塗料成分の濃厚相と第1成分と第2成分の混合物の希薄相に相分離して、不安定な分散状態となった。さらに第1成分の留出が続くと、極性の高い塗料成分が全て濃厚相となって相分離し、第1成分と第2成分の混合物中で小さな粒となって安定な分散状態となり、蒸発缶への塗料の付着が最小限に押さえられた。この状態で蒸留を続けることにより、第1成分が、純度が95%以上で60%以上を回収することができた。回収された第1成分に第2成分を添加して洗浄液として再び利用することができた。
【0047】
【発明の効果】
本発明の洗浄液、洗浄方法及び洗浄装置を使用することにより、ハロゲン化溶剤等を使用することなく、多くの種類の塗料に対し短時間で効率よく塗装マスク治具を洗浄することができる。さらに洗浄液は減圧蒸留して分離・回収して再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の例を示す概略斜視図である。
【図2】洗浄槽の断面を示す図(A)、及びそれに設けられているエアー供給用配管の平面図(B)である。
【図3】塗装用マスク治具を洗浄又は乾燥するための槽の断面図(A)、及びそれに設けられているスチーム供給用配管及びエアー供給用配管の側面図(B)である。
【符号の説明】
a 洗浄装置
1 洗浄槽
2 リンス槽
3 スチーム洗浄及び乾燥させるための槽
4 塗装用マスク治具
5 搬送手段
6 昇降及び上下動用シリンダー
7 搬送用シリンダー
8 エアー供給管
9 エアーバブリングノズル
10 スチーム供給管
11 エアー供給管
12 スチームノズル
13 エアーノズル
14 スチーム配管[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning liquid for cleaning and removing uncured paint or undried paint adhered to a coating mask jig, a cleaning method and a cleaning apparatus using the same.
[0002]
[Prior art]
A coating mask jig used in the coating process of various industrial products is molded in a form corresponding to the shape of the coating part, and applies paint only to the desired specific part of the article to be coated Therefore, the jig is provided so as to cover an area other than the coating portion of the article to be coated, so that the paint does not adhere to the portion other than the portion to be coated.
[0003]
In the painting process, the paint sprayed aiming at the painted portion of the article to be painted also scatters around the painted portion. For this reason, the paint adheres to the surface of the mask jig and the edge portion close to the painting site, and therefore, it is necessary to wash the paint from the mask jig after painting.
[0004]
Conventionally, as a method of cleaning a mask jig, a method of using a halogenated hydrocarbon represented by methylene chloride or the like as a cleaning agent, a method of immersing the paint in a thinner-based solvent to dissolve the paint, and a method of dissolving a solubilizing agent or water in an organic solvent. In addition, there may be mentioned a washing method, a method of stripping by boiling with an organic alkali or an inorganic alkali, and a method of stripping by applying ultrasonic waves using the above-mentioned cleaning agent.
[0005]
However, the above conventional method has the following technical problems. That is, (1) the halogenated hydrocarbon is nonflammable and has excellent dissolving power of the paint. However, these halogenated hydrocarbons have environmental problems such as the ozone layer depletion problem and the groundwater pollution problem. Therefore, recently, the number of users who stop using the halogenated hydrocarbons has been increasing in consideration of the global environment. (2) In a method in which a mask jig is immersed in a thinner-based solvent to dissolve the adhered paint, the paint often remains even after washing, which is not necessarily suitable for washing the paint. In addition, since it diffuses into the atmosphere and has a low flash point, cleaning equipment that considers explosion protection is required. (3) In the method of washing by adding a solubilizing agent or moisture to an organic solvent, since water is added to increase the flash point, liquid management is difficult, and the washing performance is limited.
[0006]
In addition, there is a problem that waste liquid treatment after washing becomes a new environmental problem. That is, in the method of (4) boiling off with an organic alkali or an inorganic alkali or the like, there is a limitation on the kind of paint that can be peeled off, and further, there is a problem as a cleaning method because the influence on the human body and the metal of the jig are strong. Many. (5) In the above-described method of peeling by applying ultrasonic waves using a cleaning agent or the like, cleaning is likely to be uneven due to the effect of standing waves, and is not suitable for a large jig. Also, the cost of the device is high.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is highly compatible with many types of paints, has excellent cleaning properties, can significantly reduce the cleaning time, and considers the global environment where cleaning liquid can be efficiently regenerated and reused by distillation. It is an object of the present invention to provide a cleaning liquid for cleaning uncured paint or undried paint adhered to a painted mask jig, and a cleaning method and a cleaning apparatus using the same.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention firstly provides a first component having a content of more than 70% by weight up to 99% by weight containing at least one of a monohydric or dihydric alcohol and an ether compound thereof. And a cleaning liquid for cleaning uncured paint or undried paint adhered to the coating mask jig, which is composed of 1% by weight to less than 30% by weight of liquid hydrocarbon.
[0009]
Secondly, there is provided a cleaning method for cleaning uncured paint or undried paint adhered to a coating mask jig including the following first to fourth steps.
First step: More than 70% by weight and up to 99% by weight of a first component containing at least one of monohydric or dihydric alcohols or ether compounds thereof, and 1% to 30% by weight of liquid hydrocarbon The uncured paint or undried paint adhered to the coating mask jig is washed with a washing liquid composed of the second component less than
Second step: The cleaning liquid attached to the coating mask jig is replaced with a rinsing agent composed of at least one of a water-soluble glycol, a water-soluble glycol ether compound and a water-soluble alcohol.
Third step: The rinse agent attached to the coating mask jig is washed with steam.
Fourth step: drying the coating mask jig with compressed air
[0010]
Third, a cleaning device (a) for cleaning uncured paint or undried paint adhered to a coating mask jig, a cleaning tank (1) into which a cleaning liquid is injected, and a rinsing agent injected A rinsing tank (2) provided with a steam or air injection means, and a tank (3) for steam cleaning and air drying; the cleaning tank (1), the rinsing tank (2) and the steam cleaning And a transfer device (5) that can horizontally transfer the coating mask jig (4) across the tank (3) for air drying and can move up and down so that it can be inserted into each tank. The cleaning liquid contains at least one of a monohydric or dihydric alcohol and an ether compound thereof, in an amount of more than 70% by weight and up to 99% by weight, and a liquid hydrocarbon of 1% by weight to 30% by weight. % Of the second component It is, the rinse agent is water-soluble glycols, a cleaning device which is composed of at least one water-soluble glycol ether compounds and water-soluble alcohols.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
(1) Cleaning liquid
In the present invention, the cleaning liquid for cleaning the uncured paint or the undried paint adhered to the coating mask jig is a first component containing at least one of a monohydric or dihydric alcohol and an ether compound thereof. And a second component which is a liquid hydrocarbon. The mixing ratio of these components is more than 70% by weight and up to 99% by weight in consideration of the solubility of the paint. Ingredients are from 1% to less than 30% by weight. Further, as will be described later, it is preferable that the first component is 80 to 99% by weight and the second component is 1 to 20% by weight in consideration of the recoverability of the first component. More preferably, it is 5% by weight and 5 to 15% by weight of the second component.
The cleaning liquid of the present invention can be applied to many types of paints, for example, a curable paint before curing, a non-curable paint before drying, and the like. In addition, you may apply to the non-hardening type coating material after drying.
[0012]
Examples of the monohydric or dihydric alcohol or an ether compound thereof include, for example, diethylene glycol monoethyl ether acetate, diethylene glycol monobutyl ether acetate, ethylene glycol monophenyl ether acetate, ethylene glycol monobutyl ether acetate, tripropylene glycol monomethyl ether, and dipropylene glycol monomethyl ether. Propylene glycol monoethyl ether, dipropylene glycol monomethyl ether, dipropylene glycol, triethylene glycol monomethyl ether, tetraethylene glycol, triethylene glycol, diethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, diethylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol, ethyl Glycol monophenyl ether, ethylene glycol monoisoamyl ether, ethylene glycol monohexyl ether, ethylene glycol isopropyl ether, diethylene glycol dibutyl ether, diethylene glycol diethyl ether, hexylene glycol, pentamethylene glycol, tetramethylene glycol, 1,3-butylene glycol, Trimethylene glycol, propylene glycol, ethylene glycol, ethylene glycol monoethyl ether acetate, ethylene glycol monomethyl ether acetate, propylene glycol monoethyl ether, propylene glycol monomethyl ether, ethylene glycol monobutyl ether, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol Monomethyl ether, diethylene glycol dimethyl ether, ethylene glycol diethyl ether, ethylene glycol dimethyl ether, 1,2-butylene glycol, 3-methoxy-3-methylbutyl acetate, diethylene glycol mono-n-hexyl ether, ethylene glycol monoethyl ether acetate, ethylene Examples thereof include glycol monomethyl ether acetate, propylene glycol monoethyl ether, and propylene glycol monomethyl ether.
[0013]
Among the above, as the first component, low inflammability risk, low toxicity, in view of detergency, diethylene glycol monoethyl ether acetate, diethylene glycol monobutyl ether acetate, ethylene glycol monophenyl ether acetate, ethylene glycol monobutyl ether acetate, ethylene glycol monobutyl ether acetate, It is preferable to use 3-methoxy-3-methylbutyl acetate, diethylene glycol mono-n-hexyl ether, diethylene glycol diethyl ether, diethylene glycol dibutyl ether, and a mixture thereof. In particular, the first component preferably contains at least one of diethylene glycol mono-n-hexyl ether, diethylene glycol diethyl ether and 3-methoxy-3-methylbutyl acetate.
[0014]
As the liquid hydrocarbon as the second component of the cleaning solution used in the present invention, at least one of α-olefin, normal paraffin, and isoparaffin is used. In view of the low risk of ignition, the low toxicity, and the detergency, preferred are α-olefins having 8 to 18 carbon atoms, normal paraffins having 8 to 18 carbon atoms, and isoparaffins having 8 to 18 carbon atoms. These may be used alone or as a mixture.
[0015]
(2) Cleaning method
The cleaning method for cleaning the uncured paint or the undried paint adhered to the coating mask jig of the present invention includes the following first to fourth steps.
First step: More than 70% by weight and up to 99% by weight of a first component containing at least one of monohydric or dihydric alcohols or ether compounds thereof, and 1% to 30% by weight of liquid hydrocarbon The paint adhered to the coating mask jig is washed with a washing liquid composed of the second component and less.
Second step: The cleaning liquid attached to the coating mask jig is replaced with a rinsing agent composed of at least one of water-soluble glycol, a water-soluble glycol ether compound and a water-soluble alcohol.
Third step: The rinse agent attached to the coating mask jig is washed with steam.
Fourth step: The coating mask jig is dried with compressed air.
[0016]
In the cleaning method for cleaning the uncured paint or the undried paint adhered to the coating mask jig of the present invention, in the first step, the paint adhered to the coating mask jig is washed with the above-described cleaning liquid, In the second step, the cleaning liquid attached to the coating mask jig in the first step is replaced with a rinsing agent described later. Further, in the third step, the rinsing agent attached to the coating mask jig is dissolved and removed with steam and washed. During steam cleaning, it is preferable to raise the surface temperature of the coating mask jig to 45 ° C. or higher. At this time, if the surface temperature of the coating mask jig is raised to 45 ° C. or higher, complete drying becomes easy in the next drying step. Next, in a fourth step, the coating mask jig is dried with compressed air.
[0017]
As the rinsing agent used in the second step, at least one of a water-soluble glycol, a water-soluble glycol ether compound and a water-soluble alcohol is used. Specific examples of the rinsing agent include ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-propanediol, 1,3-butanediol, 1,4-butanediol, 1,5-pentanediol, and 2-butene-1,4- Diol, 2-methyl-2,4-pentanediol, 2-ethyl-2- (hydroxymethyl) 1,3-propanediol, 1,2,6-hexanetriol, diethylene glycol dimethyl ether, diethylene glycol diethyl ether, diethylene glycol dibutyl ether, Diethylene glycol, diethylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, diethylene glycol monobutyl ether, triethylene glycol, triethylene glycol monomethyl ether, tetraethylene Recall, dipropylene glycol, dipropylene glycol monomethyl ether, dipropylene glycol monoethyl ether, tripropylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether acetate, methanol, ethanol, 1-propanol, propylene glycol monoethyl ether and the like.
[0018]
Among the above, ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-propanediol, 1,3-butanediol, 1,4-butanediol, because of low danger of ignition, low toxicity, and good rinsing properties, 1,5-pentanediol, 2-butene-1,4-diol, 2-methyl-2,4-pentanediol, glycerin, 2-ethyl-2- (hydroxymethyl) 1,3-propanediol, 1,2 , 6-hexanetriol, diethylene glycol diethyl ether, diethylene glycol dibutyl ether, diethylene glycol, diethylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, diethylene glycol monobutyl ether, triethylene glycol, triethylene glycol monomethyl ether Ether, dipropylene glycol, dipropylene glycol monomethyl ether, dipropylene glycol monoethyl ether, it is desirable that the tripropylene glycol monomethyl ether and mixtures thereof.
[0019]
Further, in the present invention, as a fifth step, the first to fourth steps are repeated to dissolve or disperse the paint in the cleaning liquid, and the cleaning liquid that has reached a saturated state is distilled under reduced pressure to separate the first component. At the same time, the uncured paint or the undried paint is dissolved or dispersed in the second component, and as a sixth step, the first component and the second component separated and collected by distillation under reduced pressure are mixed and regenerated into a washing liquid. . By doing so, the amount of the solvent used as the cleaning liquid can be reduced, and the environmental load can be reduced. At the time of vacuum distillation, the degree of vacuum and the distillation temperature vary depending on the composition of the constituent cleaning liquid.
[0020]
(3) Cleaning device
Next, the cleaning apparatus of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a schematic perspective view showing an example of the cleaning device of the present invention.
In FIG. 1, a cleaning apparatus a includes a cleaning tank 1 in which the cleaning liquid is injected, a rinsing tank 2 in which the rinsing agent is injected, and steam or air injection means for performing steam cleaning and air drying. The coating mask jig 4 is horizontally transferred between the
[0021]
Further, the cleaning tank 1 preferably includes a means for heating the cleaning liquid in the cleaning tank 1 and an aeration means for generating bubbles from the cleaning liquid. Then, for example, as a means for heating the cleaning liquid in the cleaning tank 1, as shown in a cross-sectional view of the cleaning tank 1 in FIG. By passing the steam, the cleaning liquid in the tank is heated by heat conduction. As shown in the plan view of FIG. 2B, an air supply pipe 8 is provided at the bottom of the cleaning tank 1, and air is injected from an air bubbling nozzle 9 provided in this pipe. Air bubbles are generated, and the paint adhered to the coating mask jig 4 is physically washed off in the cleaning tank 1. The air is preferably sprayed uniformly onto the coating mask jig 4. By reducing the diameter of the supply pipe, the air pressure in the pipe can be made constant, and the air bubbling nozzle 9 can be made smaller. By doing so, uniform foam can be generated. Further, by shifting the position of the nozzle, uniform bubbles can be generated.
[0022]
The
[0023]
For example, the
The
[0024]
FIG. 3A is a cross-sectional view of the
[0025]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to Examples.
(1) Cleaning of coating jig
(Examples 1 to 18 and Comparative Examples 1 to 11)
As a coating mask jig, a test plate having a smooth surface of 50 × 100 mm (nickel-plated on ABS resin) was prepared. In addition, three types of coatings shown in Table 1 were used.
[0026]
The paints X, Y, and Z shown in Table 1 below were applied to one side of the test plate five times from four directions using a spray gun so that the film thickness when completely dried was about 200 μm. After the application, the test plate was left at room temperature of 20 ° C. for 10 minutes to be subjected to a washing test.
[0027]
[Table 1]
[0028]
A cleaning liquid having the composition shown in Table 2 was injected into the cleaning tank to prepare a cleaning tank. The temperature of the cleaning agent in the cleaning tank was set to 50 ° C., and the test plate was immersed in the cleaning liquid in the cleaning tank. At the time of washing, the test plate was moved up and down in the liquid (amplitude: 100 mm / sec). Then, the paint removing power after washing was visually evaluated. Table 2 shows the evaluation results. In addition, the numerical value of each component in Table 2 indicates% by weight, and as evaluation criteria, ○ indicates that the paint was completely removed within 10 minutes, and X indicates that the paint could not be removed within 10 minutes. The symbols in the table are as follows.
A: 3-methoxy-3-methylbutyl acetate
B: diethylene glycol mono-n-hexyl ether
C: diethylene glycol diethyl ether
D: α-olefin (14 carbon atoms)
E: isoparaffin (carbon number 6)
[0029]
[Table 2]
[0030]
As is clear from Table 2, Examples 1 to 18 had higher detergency for each of the paints X, Y, and Z than the comparative examples.
[0031]
(2) Rinse process
(Examples 19 to 21, and Comparative Examples 12 to 16)
Each test plate after the cleaning step was inserted into a rinsing bath into which the rinsing agent shown in Table 3 was injected, and the cleaning liquid attached to the test plate was replaced with the rinsing agent. The liquid temperature of the rinsing agent was normal temperature (20 ° C.). The test plate was moved up and down in the liquid in the rinsing tank (amplitude: 100 mm / sec).
[0032]
(3) Steam cleaning and drying process
After the rinsing step, the test plate is inserted into a steam cleaning and air-drying tank provided with high-temperature steam of about 100 ° C. and a drying air injection means, and the rinsing agent attached to the test plate is steam-cleaned. And further air dried. For comparison, Table 3 also shows a sample using water instead of a rinsing agent and a sample washed with warm water instead of steam.
[0033]
After the drying step, the surface condition was visually evaluated. Table 3 shows the evaluation results. As a criterion for the evaluation results, in the cleanliness column in Table 3, a circle in the clean column indicates that one side could be cleaned, and a cross indicates that the surface could not be cleaned.の in the drying column indicates that one side could be completely dried, and X indicates that one side could not be completely dried. ○ in the time column indicates that the time required for the rinsing step and the drying step is within 3 minutes, and X indicates that the time is 3 minutes or more. The symbols in the table are as follows.
F: diethylene glycol monobutyl ether
G: 2-methyl-2,4-pentanediol
H: Diethylene glycol diethyl ether
I: Water
J: Steam cleaning
K: Hot water washing (liquid temperature 60 ° C)
L: Air spray drying
[0034]
[Table 3]
[0035]
As shown in Table 3 above, in Examples 19, 20, and 21, the test plates were cleaned in a short time and dried completely. On the other hand, in Comparative Examples 13, 14, 15, and 16, the paint residue hardened and stuck to the test plate, and cleanliness was not obtained. In Comparative Examples 12, 14, and 16, the organic solvent remained on the test plate and did not dry.
[0036]
(4) Line test at the factory
(Example 22)
Next, a factory line test was performed to verify the present invention.
A 300 × 400 mm iron jig was prepared as the coating mask jig 4. The cleaning agent used was the same as that of Example 2 in Table 2 and consisted of 90% of 3-methoxy-3-methylbutyl acetate and 10% of α-olefin (having 14 carbon atoms). Further, the same diethylene glycol monobutyl ether as in Example 19 was used as a rinsing agent.
[0037]
As paints, 17 types shown in Table 4 were used. Each of the paints was blended with a main component, a curing agent and a thinner, which are main components, in a predetermined ratio, and subjected to a test within 4 hours after preparation.
Each paint was applied to the jig five times from four directions using a spray gun so that the film thickness when completely dried was about 200 μm. After the coating, the coating was left at room temperature of 20 ° C. for 10 minutes and then subjected to a washing test.
[0038]
The coating mask jig 4 was cleaned using the cleaning apparatus a shown in FIG.
In the cleaning step, 200 L of the cleaning liquid of Example 1 was injected into the cleaning tank 1. The liquid temperature of the cleaning agent was 50 ° C. The mask jig 4 was immersed in the cleaning solution in the tank, and was moved up and down in the solution (amplitude: 300 mm / sec), and was washed for 3 minutes using aeration (total air amount: 0.5 L / sec).
[0039]
In the rinsing step, 100 L of the rinsing liquid of Example 19 was placed in the rinsing tank 2, and the liquid temperature was set to room temperature (20 ° C.). The mask jig 4 after the cleaning step is automatically conveyed to the rinsing tank 2, immersed in the rinsing agent in the tank, and further moved up and down (amplitude 300 mm / 2 sec) more slowly in the liquid than in the cleaning tank 1. Was. Thereafter, the wafer was transported to the steam cleaning /
[0040]
The paint removability after washing was visually evaluated. Table 4 shows the evaluation results. The evaluation criterion in “paint removal property” indicates that the paint was completely removed within 5 minutes. X shows that it could not be removed within 5 minutes. Cleanliness was evaluated visually. The surface temperature of the mask jig 4 was measured with a surface thermometer. In the “rinse drying”, ○ indicates that after removing the paint, the cleaning liquid was replaced with a rinsing agent, and the jig could be steam cleaned and dried within 5 minutes to return to room temperature. X indicates that the jig could not be returned to room temperature by steam washing and drying within 5 minutes.
[0041]
[Table 4]
[0042]
As is evident from Table 4, the time required from washing to drying was as fast as 10 minutes or less even for various kinds of paints.
[0043]
Further, the mask jig 4 after the cleaning step is transported to the rinsing tank 2 and moved up and down (amplitude 300 mm / sec) in the liquid for 30 seconds, and then transported to the steam cleaning /
[0044]
[Table 5]
[0045]
(5) Recovery of cleaning solution
(Example 23)
Here, the case where a curable paint is used will be described.
The cleaning liquid used in the above-mentioned cleaning and in which the uncured coating material was dissolved or dispersed was distilled under reduced pressure as described below to separate and recover the first component. A mixture of 90% by weight of hexylene glycol as the first component of the cleaning liquid and 10% by weight of 1-tetradecene as the second component was used.
[0046]
The cleaning liquid used for cleaning and in which the uncured coating material was dissolved or dispersed was maintained at 200 mmHg and 100 ° C. for several tens of minutes. In this step, the curing reaction progressed while a part of the paint dissolved or dispersed was in a suspended state, so that the adhesion of the paint to the evaporator could be minimized. At this time, the thinner is distilled off. Further, the temperature was raised from 110 ° C. to 120 ° C., and the thinner was completely distilled off. Thereafter, the pressure was adjusted to 100 mmHg and 130 ° C., and hexylene glycol as the first component was distilled off. When 5 to 10% by weight is distilled, the highly polar coating component gradually separates into a concentrated phase of the highly polar coating component and a dilute phase of a mixture of the first and second components under the influence of the second component. As a result, the dispersion state became unstable. When the distillation of the first component continues, all of the highly polar coating components become a concentrated phase and phase-separate, and become small particles in a mixture of the first and second components to be in a stable dispersed state. Paint adhesion to the cans was minimized. By continuing the distillation in this state, it was possible to recover the first component in a purity of 95% or more and 60% or more. The second component was added to the collected first component and could be reused as a washing liquid.
[0047]
【The invention's effect】
By using the cleaning liquid, the cleaning method and the cleaning apparatus of the present invention, a coating mask jig can be efficiently cleaned in a short time with respect to many kinds of paints without using a halogenated solvent or the like. Further, the washing solution can be separated and collected by distillation under reduced pressure and reused.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing an example of a cleaning device of the present invention.
FIG. 2A is a view showing a cross section of a cleaning tank, and FIG. 2B is a plan view of an air supply pipe provided therein.
3A is a sectional view of a tank for cleaning or drying a coating mask jig, and FIG. 3B is a side view of a steam supply pipe and an air supply pipe provided in the tank.
[Explanation of symbols]
a Cleaning equipment
1 Cleaning tank
2 Rinse tank
3 Steam washing and drying tank
4 Mask jig for painting
5 Transport means
6. Cylinder for vertical movement and vertical movement
7 Transfer cylinder
8 Air supply pipe
9 Air bubbling nozzle
10 Steam supply pipe
11 Air supply pipe
12. Steam nozzle
13 Air nozzle
14. Steam piping
Claims (9)
第1工程:1価若しくは2価のアルコール又はそれらのエーテル系化合物のうち少なくとも一つを含む70重量%を超えて99重量%までの第1成分と、液状炭化水素1重量%〜30重量%未満の第2成分とで構成されている洗浄液で塗装用マスク治具に付着した未硬化塗料又は未乾燥塗料を洗浄する
第2工程:塗装用マスク治具に付着した洗浄液を、水溶性のグリコール類、水溶性のグリコールエーテル化合物及び水溶性アルコール類の少なくとも一つから構成されているリンス剤で置換する
第3工程:塗装用マスク治具に付着した前記リンス剤をスチームで洗浄する。
第4工程:塗装用マスク治具を圧縮エアーにより乾燥するA cleaning method for cleaning uncured paint or undried paint adhered to a coating mask jig including the following first step to fourth step.
First step: More than 70% by weight and up to 99% by weight of a first component containing at least one of monohydric or dihydric alcohols or ether compounds thereof, and 1% to 30% by weight of liquid hydrocarbon The second step of cleaning the uncured paint or the undried paint adhered to the coating mask jig with a cleaning liquid composed of a second component less than Step of replacing with a rinsing agent composed of at least one of a water-soluble glycol ether compound and a water-soluble alcohol: washing the rinsing agent attached to the coating mask jig with steam.
Fourth step: drying the coating mask jig with compressed air
第5工程:前記第1工程〜第4工程を繰り返して、未硬化塗料又は未乾燥塗料が分散又は溶解して飽和状態に近づいた洗浄液を減圧蒸留して第1成分を分離・回収するとともに、未硬化塗料又は未乾燥塗料を第2成分中に溶解又は分散させる
第6工程:減圧蒸留して分離・回収した第1成分と第2成分を混合して洗浄液に再生するThe cleaning method according to claim 5, further comprising the following fifth step and sixth step.
Fifth step: The first step to the fourth step are repeated, and the uncured paint or the undried paint is dispersed or dissolved, and the cleaning liquid approaching the saturated state is distilled under reduced pressure to separate and collect the first component. Sixth step of dissolving or dispersing the uncured paint or the undried paint in the second component: mixing the first component and the second component separated and recovered by distillation under reduced pressure to regenerate into a washing liquid
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