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JP2004218162A - Composite yarn for interlining and cloth for interlining - Google Patents

Composite yarn for interlining and cloth for interlining Download PDF

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JP2004218162A
JP2004218162A JP2003008684A JP2003008684A JP2004218162A JP 2004218162 A JP2004218162 A JP 2004218162A JP 2003008684 A JP2003008684 A JP 2003008684A JP 2003008684 A JP2003008684 A JP 2003008684A JP 2004218162 A JP2004218162 A JP 2004218162A
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勉 棚瀬
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良自 森元
Motonobu Kuroda
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cloth for an interlining exhibiting less reduction of forming property and form-maintaining property, and rigidity in consumption stage, having a good dimensional stability even by performing a cleaning with water and a smooth touch feeling on its surface, and a composite yarn for constituting the cloth. <P>SOLUTION: This composite yarn for the interlining is constituted by in a plurality of core yarn filaments and a fine filament yarn arranged around the core yarn filaments, and is processed by performing the yarn twisting of the core yarn filaments with the fine filament yarn by 4,500-20,000 twisting factor. The core yarn filaments consist of a thermoplastic synthetic fiber having 10-50 decitex single fiber fineness, and the fine filament yarn consists of fine filaments or a spun yarn consisting of a thermoplastic synthetic fiber having <10 decitex single fiber fineness. The fine filament yarn is preferably a spontaneous elongation yarn or a false-twisted yarn. The cloth for the interlining is obtained by performing an adjusting process on a raw fabric obtained by weaving or knitting the composite yarn for the interlining as a weft or warp yarn. In the adjusting process, a touch-processing by using a touch-adjusting agent is not performed. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主にスーツ、ジャケット、コート等の厚手衣料(重衣料)の前身頃や肩部に用いられる芯地用布帛、その芯地用布帛の経糸又は緯糸を構成する芯地用複合糸に関するものである。より詳しくは、主として毛芯地の代替として用いられ、保型性及び寸法安定性に優れた芯地用布帛、並びに前記毛芯地を構成する獣毛繊維混紡紡績糸の代替として好適に用いられる芯地用複合糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、重衣料の前身頃等の芯地用布帛としては、衣料に成形性及び保型性を与えるために毛芯地が使用されている。この毛芯地を構成する経糸又は緯糸の素材としては、適度な剛性及び反発性が要求されることから、繊度が太くて張りのある獣毛繊維(ゴート、キャメル、カラクル、ヤク等)に、レーヨンやウール等を混紡することにより製造された獣毛繊維混紡紡績糸(糸の太さは9〜18メートル番手)が用いられている。さらに、これらの獣毛繊維混紡紡績糸は、生地の整理加工工程において風合調整剤(ポリビニルアルコール系樹脂や酢酸ビニル系樹脂等)を付着させる樹脂加工工程が行われ、その剛性及び反発性をより一層高めて成形性及び保型性を十分に発揮させるようになっている。
【0003】
そのため、仕上がった芯地は表面に粗い繊維が突出しており、その感触は粗鋼で、ペーパーライクである。また、この毛芯地は、衣服の消費段階であるドライクリーニングや着用後に、風合調整剤の脱落等による剛性の低下が認められる。また、近年衣服のソフト化、軽量化が進み、毛芯地の獣毛繊維と衣服の前身頃が部分的に絡みつく「ファスナー現象」が発生しやすくなっている。このファスナー現象は、前身頃に使用されている接着芯地と、毛芯地の表面にわずかに突出している繊度の粗い獣毛繊維とが引っかかり絡みつく現象である。そして、この現象が発生すると、アイロン、プレス機等で修正しても、衣服を動かしたり着用したりすることで、毛芯地と前身頃とが互いに動き、再度絡みつきが発生し修正が不可能である。
【0004】
「毛芯地」に要求される品質としては、適度な剛性、反発性の他に、丸み膨らみ感のある風合い(ペーパーライクでない)、剛性の変化が少ない、水分、熱等に対する寸法安定性が良いこと、等に加えて近年ではファスナー現象防止も重要である。また、近年では、環境問題よりドライクリーニングではなく水洗いクリーニングが可能な重衣料(スーツ、ジャケット等)が商品化されており、従来の毛芯地では多くの場合水洗いクリーニングでは収縮がおき寸法安定性に欠けるものであり、水洗いクリーニングでの寸法安定性も要求されてきている。
【0005】
一方、前記毛芯地の代替として用いられる芯地用布帛としては、例えば、特許文献1に開示されている衣料用芯地や特許文献2に開示されている芯地用基布が知られている。前記衣料用芯地は、中空率10〜50%のポリエステル繊維ステープルを30〜100重量%含む糸が経糸及び/又は緯糸に用いられたものである。この衣料用芯地においては、その表面を滑らかにしにくいことから、特にファスナー現象に対する解決が十分になされていない。また、前記芯地用基布は、鞘部に低融点成分を配した芯鞘型複合繊維とポリエステル中空繊維の混紡糸を少なくとも一部に用いてなる布帛であり、芯鞘型複合繊維が混紡糸全体に対して3〜40重量%含まれ、かつポリエステル中空繊維がその中空率15〜40%であるものである。この芯地用基布においては、前記毛芯地に比べ剛性及び反発性に劣るところがある。そして、これら衣料用芯地及び芯地用基布は、いずれも前記毛芯地と比較して保型性に優れるとともに軽量化が図られているものの、近年の要求される条件を十分に満たすものではない。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−216612号公報
【特許文献2】
特開平9−188938号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形性、保型性及び消費段階での剛性の低下が少なく、水洗いクリーニングしても寸法安定性が良く、さらに表面の感触が滑らかな芯地用布帛を容易に製造することができる芯地用複合糸を提供することにある。その他の目的とするところは、成形性、保型性及び消費段階での剛性の低下が少なく、水洗いクリーニングしても寸法安定性が良く、さらに表面の感触を滑らかにすることが容易な芯地用布帛を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の芯地用複合糸は、芯糸フィラメント複数本と、それら芯糸フィラメントの周囲に配置される華糸とからなる芯地用複合糸であって、前記芯糸フィラメントを単糸繊度が10〜50デシテックスの熱可塑性合成繊維により構成し、前記華糸を、単糸繊度が10デシテックス未満の熱可塑性合成繊維よりなる華糸フィラメント、及び単糸繊度が10デシテックス未満の紡績糸から選ばれる少なくとも1種により構成するとともに、前記芯糸フィラメント及び華糸を撚係数が4500〜20000となるように撚糸加工することにより構成したことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明の芯地用複合糸は、請求項1に記載の発明において、前記芯糸フィラメント及び華糸フィラメントから選ばれる少なくとも1種が着色されてなるものである。
【0010】
請求項3に記載の発明の芯地用複合糸は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記華糸フィラメントを自発伸長糸又は仮撚加工糸により構成したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明の芯地用布帛は、経糸及び緯糸を備えた芯地用布帛であって、前記経糸及び緯糸から選ばれる少なくとも1種を構成する糸として請求項1から請求項3のいずれかに記載の芯地用複合糸が用いられていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明の芯地用布帛は、請求項4に記載の発明において、前記緯糸中に前記芯地用複合糸を含むとともに、前記経糸中に5〜30%の熱融着繊維を含むように構成したことを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明の芯地用布帛は、請求項5に記載の発明において、前記熱融着繊維を、芯部と鞘部とからなる芯鞘型複合繊維により構成するとともに、前記鞘部の融点が100〜160℃であり、前記芯部の融点が鞘部の融点よりも高いことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施形態を詳細に説明する。
実施形態の芯地用複合糸は、単糸繊度が50デシテックス(dtex)以下のフィラメント糸を含有する形で構成されている。この芯地用複合糸は、芯糸フィラメント複数本(1種類で複数本、又は複数種類で複数本)と、それら芯糸フィラメントの周囲に配置される華糸とから構成されているうえ、前記芯糸フィラメント及び華糸を撚糸加工することにより製造される。この芯地用複合糸は、スーツ、ジャケット、コート等の重衣料に用いられる芯地用布帛(織布又は編布)の経糸及び緯糸から選ばれる少なくとも一方、好ましくは緯糸として用いられる。そして、この芯地用複合糸は、前記芯地用布帛に対して良好な保型性能を付与するとともに、反発性を向上させる効果を有する。
【0015】
この芯地用複合糸の素材としては、ポリエステル、ナイロン等の熱可塑性合成繊維が用いられる。最も単糸繊度が太い主要なフィラメント糸である芯糸フィラメントの素材としては、素材自体に高い剛性(保型性)を有していることからポリエステルが最も好適に用いられる。芯地用複合糸を構成する糸の太さとしては、単糸繊度が50dtex以下、好ましくは0.5〜50dtex、より好ましくは0.5〜40dtex、より一層好ましくは1.0〜30dtexである。このうち、剛性を発揮するフィラメント糸の単糸繊度が50dtexを越える場合には、芯地用複合糸の剛性が高くなりすぎるため撚糸加工を安定的に行うのが著しく困難になる。またこのとき、芯地用布帛を製造したときの剛性が高くなりすぎるために不適である。また、芯地用複合糸を構成する糸の下限単糸繊度が0.5dtex未満の糸は価格が高く、コストアップとなる為推奨できない。
【0016】
各芯糸フィラメントの太さとしては、芯地用布帛に高い剛性(曲げ剛性)を付与するために、単糸繊度が10〜50dtex、好ましくは20〜40dtex、より好ましくは20〜33dtexである。この芯糸フィラメントの単糸繊度が50dtexを越える場合には、芯地用複合糸の剛性が高くなりすぎるため撚糸加工を安定的に行うのが著しく困難になる。またこのとき、芯地用布帛を製造したときの剛性が高くなりすぎるために不適である。逆に、10dtex未満の場合には、芯地用布帛に必要とされる剛性を十分に付与することができない。
【0017】
さらに、この芯糸フィラメントとして単糸繊度が10〜25dtexのフィラメント糸(好ましくはポリエステル製)を使用する場合には、重衣料の前身頃に好適な張り腰を備えた芯地用布帛を製造することができる。また、芯糸フィラメントとして単糸繊度が25〜50dtexのフィラメント糸(好ましくはポリエステル製)を使用する場合には、重衣料の肩増し芯地として好適な強い張り腰を備えた芯地用布帛を製造することができる。
【0018】
さらに、この芯地用複合糸には、単糸繊度が10dtex未満の細いフィラメント糸(華糸フィラメント)又は紡績糸を華糸としてその外周部に位置するように含有させるのが好ましい。この華糸は、前記芯糸フィラメントとともに撚糸加工される。そして、この華糸は、前記芯糸フィラメントを撚糸加工する際の芯地用複合糸表面に形成される凹凸を埋めるように構成され、芯地用布帛表面の感触を滑らかなものにし、紡績糸では芯地用布帛の裁断面における芯地用複合糸の脱落を起こし難くする。
【0019】
各華糸フィラメントの太さとしては、単糸繊度が10dtex未満、好ましくは0.5dtex以上かつ10dtex未満、より好ましくは0.5〜9dtex、より一層好ましくは1.0〜5dtexである。この華糸フィラメントの単糸繊度が10dtex以上の場合には、前記凹凸を滑らかに埋めることができなくなることから、芯地用布帛の表面を滑らかな感触にするのが困難になる。逆に、単糸繊度が0.5dtex未満の糸は価格が高く、コストアップとなる為に推奨できない。また、この華糸フィラメントの単糸繊度は、芯地用布帛の表面を滑らかな感触にしやすくするために、前記芯糸フィラメントの単糸繊度の30分の1〜3分の1であるのが好ましく、10分の1〜5分の1であるのがより好ましい。
【0020】
また、各紡績糸の太さとしては、単糸繊度が10dtex未満、好ましくは0.5dtex以上かつ5dtex未満、より好ましくは0.5〜2.0dtex、より一層好ましくは0.8〜1.4dtexである。紡績糸の単糸繊度が10dtex以上の場合には、複合糸の表面が凹凸になり過ぎる。逆に、単糸繊度が0.5dtex未満の場合にはコストアップになる為に推奨できない。
【0021】
一方、前記華糸としては、華糸フィラメント又は紡績糸が用いられる。華糸フィラメントとしては、生糸又は仮撚糸であっても構わないが、芯地用複合糸及び芯地用布帛の表面に高いふくらみ感を与えるために、自発伸長糸又は仮撚加工糸により構成されているのが好ましい。なおこのとき、各華糸フィラメントの単糸繊度は10dtex未満の太さである必要がある。自発伸長糸は、芯地用布帛に織編成後の整理加工工程における熱処理で自発的に伸長する熱可塑性合成繊維であり、ポリエステル製のものが好適に用いられる。仮撚加工糸は、仮撚加工により所望とするふくらみ感を付与したマルチフィラメント糸であり、捲縮によるクリンプを発現させたポリエステル製の仮撚加工糸が最も好適に用いられる。
【0022】
この芯地用複合糸は、芯地用布帛に強い張り腰(弾力性、反発性及び回復性)を与えるために、含有されるフィラメント糸全て、又は含有されるフィラメント糸及び紡績糸全てを撚糸機にて撚糸加工することにより製造される。撚糸の方向としては特に制限はしないが、S,Z交互に使用するのが好ましい。このときの撚係数としては、4500〜20000、好ましくは6000〜15000、より好ましくは8000〜12000である。なお、前記撚係数は、芯地用複合糸の撚数(回/m)と、糸の太さ(dtex)とを用いて以下の算出式により求められる。
【0023】
撚係数 = (撚数) × (糸の太さ)1/2
この撚係数が4500未満の場合には、芯地用複合糸を局所的に(ヘアピン状に)折り曲げたときに不可逆的な塑性変形が生じてしまうおそれがあり、芯地用布帛を備えた衣料の使用又は保管時に不可逆的な折り目の形成をもたらすおそれがある。またこのとき、芯地用複合糸の弾力性、反発性及び回復性(腰)が不十分となる。逆に20000を越える場合には、撚戻りのトルクが強すぎることから、芯地用複合糸が不安定になる。またこのとき、芯地用布帛の表面にシボ立ちが発生してザラザラとした粗剛な風合いとなる。また、撚糸後のヒートセット有無については制限しない。また、この芯地用複合糸全体の太さは、前記芯地用布帛に適した保型性能を発揮するために、好ましくは300〜1200dtex、より好ましくは500〜1000dtexであるとよい。
【0024】
この芯地用複合糸は、全て又は一部が無色、白色若しくは単色(単一の色彩に着色されたもの)のフィラメント糸によって構成されていても構わないが、該複合糸の色調に霜降り感を与えて意匠性を高めるために、該複合糸を構成するフィラメント糸の少なくとも1種類が着色糸により構成されているのが好ましい。この霜降り調の芯地用複合糸は、最も簡便には、芯糸フィラメントのみを着色糸により構成するか、或いは華糸フィラメントを構成するフィラメント糸の少なくとも1種類を着色糸により構成することによって構成される。また、芯地用複合糸を2種類以上の異なる色に着色された2種類以上の着色糸によって構成しても構わない。
【0025】
実施形態の芯地用布帛は、上記芯地用複合糸を経糸又は緯糸、好ましくは緯糸に用いて織編成(織成又は編成)された生機を整理加工することにより得られる。また、前記芯地用複合糸を経糸及び緯糸に用いても構わない。なお、前記整理加工においては、芯地用布帛が粗剛かつペーパーライクな感触となるのを避けるために、風合調整剤(ポリビニルアルコール系樹脂や酢酸ビニル系樹脂等)を用いた風合加工を行わないのが最も好ましい。また、上記芯地用複合糸を芯地用布帛の緯糸として用いた場合、その芯地を構成する全ての緯糸が芯地用複合糸により構成されている必要はなく、その他の繊維糸(モノフィラメント糸、無撚のマルチフィラメント糸又は紡績糸)を50%未満含有していても構わない。経糸についても全く同様である。
【0026】
さらに、この芯地用布帛としては、緯糸の一部又は全体に前記芯地用複合糸を用い、経糸を構成する糸の一部(好ましくは3〜30%、より好ましくは5〜10%)に熱融着繊維を用いるとともに、整理加工時に前記熱融着繊維の表面を溶融させる加熱処理を行うことにより得られるのが好ましい。このとき、この芯地用布帛は、前記熱融着繊維が緯糸と熱融着することにより、糸のホツレ、特に裁断面における経糸又は緯糸の脱落を起こしにくくすることができる。
【0027】
前記経糸中の熱融着繊維の割合が3%未満の場合には、糸のホツレを効果的に防止することができない。逆に30%を越える場合には、経糸と緯糸との結合点(融着点)が多すぎることから、芯地用布帛の風合いがゴワゴワしてくる。また、前記熱融着繊維の融点は100〜160℃であるのが好ましい。この融点が100℃未満の場合には、衣料の製造工程で行われるアイロンかけや熱プレスによって溶融するおそれがある。逆に160℃を越える場合には、整理加工時に高熱で加熱処理する必要があり不経済である。
【0028】
また、前記熱融着繊維としては、整理加工時に該繊維の形状が失われないようにするために、芯部と鞘部とからなる芯鞘構造を有する芯鞘型複合繊維により構成されているのが最も好ましい。さらに、この芯鞘型複合繊維を構成する鞘部の融点は好ましくは100〜160℃であり、芯部の融点は鞘部の融点を超える温度、好ましくは160℃を越える温度、より好ましくは180℃以上、さらに好ましくは200℃以上であるとよい。前記鞘部の融点が100℃未満の場合には、衣料の製造工程で行われるアイロンかけや熱プレスによって溶融するおそれがある。逆に160℃を越える場合には、整理加工時に高熱で加熱処理する必要があり不経済である。
【0029】
次に、上記芯地用布帛の製造方法を説明する。
上記芯地用布帛を製造する際には、まず、芯地に必要とされる経方向及び緯方向の曲げ剛性や重さ等を検討した後、その検討結果に適した芯地用複合糸を経糸又は緯糸に使用して布帛(生機)を織成又は編成する。この場合必要に応じて他の繊維糸と混合して使用することも可能であり、例えば該芯地用複合糸10本と、発熱性や消臭性等の諸機能を持った繊維糸1本とを規則的に配列する等が考えられる。そして、この織編成された生機に整理加工を行うことによって芯地用布帛が得られる。
【0030】
整理加工工程としては、精錬、プリセット、染色及びヒートセットの各工程が通常行われるが、これらの工程に限定されるものではなく、他の機能付加工程(例えば起毛工程やカレンダー工程等)も必要に応じて行われる。なお、この整理加工工程では、風合調整剤を用いた風合加工を行わないのが好ましい。精錬工程は、紡糸、紡績、織布の各段階で付与された油剤、糊剤、汚れ等を精錬剤又は糊抜き剤により分解・除去するものである。この精錬工程用の加工機としては、連続式加工機(連続精錬加工機)又はバッチ式加工機(ウィンス機、液流機等)が使用される。プリセット工程は、染色工程での生機の安定性を高めるために行われる工程であり、ヒートセッター機で例えば温度180〜200℃、時間30秒の乾熱処理が行われる。染色工程は、通常のポリエステル繊維の染色と同様の加工が行われ、例えば分散染料を使用して、液流機、ビーム機、高圧ウィンス機、高圧ジッカー機等により120〜130℃で染色される。ヒートセット工程は、ポリエステル繊維に熱安定性を付与するために熱セットを行う工程であり、ヒートセッター機で例えば温度180〜200℃、時間30秒の乾熱処理が行われる。
【0031】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の芯地用複合糸は、重衣料の前身頃や肩部に使用されるような高い保型性能を必要とする芯地用布帛を構成するためのものである。この芯地用複合糸は、単糸繊度が50dtex以下のフィラメント糸を含有して構成されているうえ、単糸繊度が10〜50dtexの熱可塑性合成繊維からなる芯糸フィラメントを少なくとも1種類以上複数本含有し、撚糸加工することにより構成されている。さらに、前記撚糸加工の撚係数は4500〜20000となるように構成されている。このため、この芯地用複合糸は、その構成繊維同士が互いに強い力で締め合うように作用して集束効果が著しく高くなっている。そして、この芯地用複合糸を局所的に折り曲げる力が働いたときには、撚糸加工により塑性変形が生じるおそれが著しく低減されている。
【0032】
・ 芯糸フィラメントとして単糸繊度が10〜50dtexのフィラメント糸を使用することによって、重衣料に用いられる芯地用布帛に適した張り腰を容易に付与することができる。また、芯糸フィラメントとして単糸繊度が10〜25dtexのフィラメント糸を使用することによって、重衣料の前身頃に用いられる芯地用布帛に適した強い張り腰を付与することができる。特に、芯地用複合糸全体の剛性(曲げ剛性)は、最も太いフィラメント糸である芯糸フィラメントの太さに比例することから、芯糸フィラメントの単糸繊度を25〜50dtexとした場合には、重衣料の肩増し芯地として好適な強い張り腰となり得る。
【0033】
・ この芯地用複合糸には、華糸に単糸繊度が10dtex未満の華糸フィラメントを含有させることができる。このとき、この芯地用複合糸は、芯糸フィラメント複数本を撚糸加工することによって形成される表面の凹凸を華糸フィラメントが埋めるように配置されていることから、表面の凹凸が少なくなっている。その結果、この芯地用複合糸を用いて芯地用布帛を製造したとき、その布帛の表面を滑らかにすることが極めて容易となり、衣料の着心地を良好にすることができる。特に、表面が滑らかであることからファスナー現象の発生を極めて効果的に低減させることができる。また、この芯地用布帛では、手触りが良好でふくらみ感も増大している。また、この芯地用複合糸では、華糸フィラメントを自発伸長糸又は仮撚加工糸により構成することによって、該複合糸のふくらみ感をより一層高めることが可能となる。またこのとき、保温性能の向上にも寄与する。また、華糸に紡績糸を含有させた場合には、芯地用布帛の表面を滑らかにすることに加えて、芯地用複合糸の裁断面における脱落を起こし難くする効果がある。
【0034】
・ 実施形態の芯地用布帛は、芯地用複合糸を経糸及び緯糸から選ばれる少なくとも一方に用いて織成又は編成した生機を整理加工することにより得られるものである。さらに、この芯地用布帛は、生機の整理加工時に風合加工を行わないことから、前記従来の毛芯地のように衣料の消費段階で風合調整剤が脱落して剛性の低下が起こるという不具合の発生がなく、消費段階においても成形性及び保型性を高い状態で維持することが容易である。
【0035】
加えて、前記芯地用複合糸を構成するフィラメント糸全体は、熱可塑性合成繊維で構成されており、水洗いクリーニングを行った場合でも縮むおそれはほとんどなく、消費段階における高い寸法安定性を発揮することができる。また、この芯地用布帛は、風合調整剤が付着されていないうえ重量比率の大きな芯糸フィラメントの全てが漏れなく剛性の向上に寄与している芯地用複合糸を含有していることから、前記従来の毛芯地よりも軽量化が図りやすい。
【0036】
・ この芯地用布帛は、経糸の一部に熱融着繊維を用いることによって、熱融着繊維が緯糸と熱融着することにより糸のホツレを起こしにくくすることができる。特に、この芯地用布帛は、整理加工時に風合調整剤が用いられておらず糸のホツレが起こりやすくなっているが、前記熱融着繊維が緯糸と熱融着することによって糸のホツレ防止効果が極めて効果的に付与され得る。加えて、前記熱融着繊維として芯鞘型複合繊維を用いることによって、加熱処理を伴う整理加工時に熱融着繊維の形状が失われにくくなり、高品質の芯地用布帛を製造することが容易となる。
【0037】
【実施例】
以下、前記実施形態を具体化した実施例及び比較例について説明する。
(実施例1)
無撚のポリエステル100%フィラメント糸333dtex/10f(単糸繊度33.3dtex)及び167dtex/30f(単糸繊度5.6dtex)と、ポリエステル100%紡績糸40/1(単糸繊度1.3dtex)との3種類を使用し、撚係数が10330となるように撚糸加工を行った芯地用複合糸を作製した。なお、前記333dtex/10fが芯糸フィラメントであり、華糸は前記167dtex/30f及び40/1である。
【0038】
経糸にはポリエステル100%紡績糸40/2のみを使用し、緯糸には前記芯地用複合糸のみを使用した。密度が経40本/2.54cm、緯40本/2.54cmとなるように設定したレピア織機にて平織りに織製することにより生機を作製した。該生機を精錬、プリセット、染色、ヒートセットの整理加工を行うことにより衣料用の芯地用布帛を得た。なお、精錬工程は精錬剤を使用し連続式にて加工した。プリセット工程はヒートセッター機で温度180℃、時間40秒で乾熱処理を行った。染色工程は分散染料を使用し、ビーム機により130℃で染色した。ヒートセット工程はヒートセッター機で温度180℃、時間40秒で乾熱処理を行った。仕上がりの密度は経44本/2.54cm、緯42本/2.54cmとなり、肩増し芯地として適切な剛性及び反発性を有していた。
【0039】
(実施例2)
無撚のポリエステル100%フィラメント糸333dtex/10f(単糸繊度33.3dtex)、167dtex/30f仮撚加工糸(単糸繊度5.6dtex)及び167dtex/48f仮撚加工糸(単糸繊度3.5dtex)の3種類を使用し、撚係数が10330となるように撚糸加工を行った芯地用複合糸を作製した。なお、前記333dtex/10fが芯糸フィラメントであり、前記167dtex/30f及び167dtex/48fがそれぞれ華糸フィラメントである。
【0040】
経糸として、芯部がポリエステル(融点200℃以上)及び鞘部がポリエチレン(融点130℃)からなる芯鞘型複合繊維を7%となるように用い、残り93%はポリエステル100%の紡績糸40/2を使用した。緯糸には前記芯地用複合糸のみを使用した。密度が経40本/2.54cm、緯40本/2.54cmとなるように設定したレピア織機にて平織りに織製することにより生機を作製した。加工については実施例1と同様に加工を行った。仕上がりの密度は経44本/2.54cm、緯42本/2.54cmとなり、肩増し芯地として適切な剛性及び反発性を有していた。
【0041】
(実施例3)
いずれも無撚のポリエステル100%フィラメント糸267dtex/12f(単糸繊度22.3dtex)、111dtex/30f(単糸繊度3.7dtex)及び111dtex/48f(単糸繊度2.3dtex)の3種類を使用し、撚係数が8850となるように撚糸加工を行った芯地用複合糸を作製した。なお、前記267dtex/12fが芯糸フィラメントであり、前記111dtex/30f及び111dtex/48fがそれぞれ華糸フィラメントである。
【0042】
経糸にはポリエステル100%紡績糸40/2のみを使用し、緯糸には前記芯地用複合糸のみを使用した。密度が経40本/2.54cm、緯40本/2.54cmとなるように設定したレピア織機にて平織りに織製することにより生機を作製した。加工については実施例1と同様に加工を行った。
【0043】
(比較例1)
比較例1としては一般的な毛芯地を用いた。即ち、経糸に綿100%紡績糸40/2、緯糸に獣毛繊維(ゴート)15%、ウール35%及びレーヨン50%の混紡糸1/15を使用した。密度が経42本/2.54cm、緯42本/2.54cmとなるように設定したレピア織機にて平織りに織製することにより生機を作製した。該生機を毛芯地の一般的な加工工程である、毛焼き、煮絨、風合加工の順に加工した。前記毛焼きは布帛の表面に突出している主に獣毛繊維を焼いて除去する工程、煮絨は獣毛、ウール繊維をセットし安定させる工程、風合加工は経糸の綿素材の安定と全体の風合の調整を行う工程である。仕上がりの密度は経44本/2.54cm、緯42本/2.54cmであった。
【0044】
<比較試験>
実施例1〜3及び比較例1で得られた各芯地用布帛について、水洗い試験、ドライクリーニング試験による緯方向の曲げ剛性の変化及び寸法変化率(%)を測定し評価した。さらに、これら各芯地用布帛の半製品を試作してファスナー現象に関する評価を行うとともに、裁断後の芯地用布帛を目視により調べてホツレ現象について評価し、さらに手の感触によりふくらみ感について評価した。試験方法の概略を以下に示すとともに、その試験結果を表1に示す。
【0045】
水洗い試験;JIS.L.0213.103法5回繰り返し。
ドライクリーニング試験;商業ドライクリーニング機にて5回繰り返し。
曲げ剛性測定試験;接着芯地と表生地の接合体で20cm四方の大きさの試料を採取。試料を1cmの間隔がある把持体に固定する。変形様式は、この把持体が曲率−2.5〜+2.5(cm‐)の範囲で等速度曲率の純曲げを、変形速度0.5cm−1/秒で行う。曲げ剛性は単位長さ当りの曲げ剛性(cN・cm/cm)で表される測定値とした。
【0046】
【表1】

Figure 2004218162
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
本発明の芯地用複合糸によれば、成形性、保型性及び消費段階での剛性の低下が少なく、水洗いクリーニングしても寸法安定性が良く、さらに表面の感触が滑らかな芯地用布帛を容易に製造することができる。本発明の芯地用布帛によれば、成形性、保型性及び消費段階での剛性の低下が少なく、水洗いクリーニングしても寸法安定性が良く、さらに表面の感触を滑らかにすることが容易である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an interlining fabric mainly used for a front body or a shoulder portion of thick clothing (heavy clothing) such as a suit, a jacket, and a coat, and a composite yarn for interlining forming a warp or a weft of the interlining fabric. It is about. More specifically, it is mainly used as a substitute for a wool interlining, and is suitably used as a replacement for an interlining fabric excellent in shape retention and dimensional stability, and an animal hair fiber blend spun yarn constituting the wool interlining. The present invention relates to a composite yarn for interlining.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART Conventionally, as an interlining fabric such as a front body of heavy clothing, a hair interlining has been used in order to impart moldability and shape retention to clothing. As the material of the warp or weft constituting this hair interlining, moderate rigidity and resilience are required, so that animal hair fibers having a large fineness and tension (goat, camel, karakul, yak, etc.) An animal hair fiber blended spun yarn (having a thickness of 9 to 18 meters) manufactured by blending rayon, wool, or the like is used. Further, these animal hair fiber-spun yarns are subjected to a resin processing step of adhering a feeling adjusting agent (polyvinyl alcohol-based resin, vinyl acetate-based resin, etc.) in a fabric processing step, and their rigidity and resilience are reduced. It is designed to further enhance the moldability and the shape retention properties.
[0003]
For this reason, the finished interlining has coarse fibers protruding from the surface, and the feel is a rough steel and paper-like. In addition, in the hair interlining, a decrease in rigidity due to dropping of the feel adjusting agent is observed after dry cleaning or wearing, which is a stage of consuming clothes. Also, in recent years, softening and lightening of clothes have progressed, and the "zipper phenomenon" in which the animal hair fibers of the hair interlining and the front body of the clothes are partially entangled is likely to occur. This fastener phenomenon is a phenomenon in which an adhesive interlining used in the front body and a coarse animal hair fiber slightly protruding from the surface of the hair interlining are caught and entangled. When this phenomenon occurs, even if it is corrected with an iron, press machine, etc., by moving or wearing the clothes, the hair interlining and the front body move with each other, entanglement occurs again, and correction is impossible It is.
[0004]
The quality required for "hair interlining" is not only moderate rigidity and resilience, but also a feeling of roundness and swelling (not paper-like), little change in rigidity, dimensional stability against moisture, heat, etc. In addition to good things, etc., prevention of fastener phenomenon is also important in recent years. In recent years, heavy clothing (suits, jackets, etc.) that can be washed with water instead of dry cleaning due to environmental issues has been commercialized. In conventional hair-interlining fabrics, shrinkage often occurs due to washing with water and dimensional stability. However, dimensional stability in washing with water is also required.
[0005]
On the other hand, as an interlining fabric used as a substitute for the hair interlining, for example, an interlining for clothing disclosed in Patent Document 1 and a base fabric for interlining disclosed in Patent Document 2 are known. I have. In the interlining for clothing, a yarn containing 30 to 100% by weight of a polyester fiber staple having a hollow ratio of 10 to 50% is used for a warp and / or a weft. In this interlining for clothing, the solution to the fastener phenomenon has not yet been sufficiently solved because the surface is difficult to smoothen. Further, the base fabric for an interlining is a fabric in which a blended yarn of a core-sheath type composite fiber having a low melting point component disposed in a sheath portion and a polyester hollow fiber is used at least in part. 3 to 40% by weight with respect to the whole yarn, and the hollow ratio of the polyester hollow fiber is 15 to 40%. In this interlining fabric, rigidity and resilience are inferior to those of the wool interlining. These clothing interlinings and interlining base fabrics are both excellent in shape retention and lighter in weight as compared with the hair interlining, but sufficiently satisfy recent requirements. Not something.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-7-216612
[Patent Document 2]
JP-A-9-188938
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and aims to reduce the reduction in moldability, mold retention and rigidity at the consumption stage, and to maintain dimensional stability even when washed with water. An object of the present invention is to provide a composite yarn for an interlining, which can easily produce an interlining fabric having a smooth surface feel. Other objects are interlining, which has a small decrease in moldability, shape retention, and rigidity at the consumption stage, has good dimensional stability even when washed with water, and has a smooth surface feel. To provide a fabric for use.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a composite yarn for interlining according to the first aspect of the present invention is a composite for interlining comprising a plurality of core yarn filaments and a flower arranged around the core yarn filament. A yarn, wherein the core yarn filament is composed of a thermoplastic synthetic fiber having a single yarn fineness of 10 to 50 decitex, and the flower yarn is a flower yarn filament made of a thermoplastic synthetic fiber having a single yarn fineness of less than 10 decitex, And at least one selected from spun yarns having a single-fiber fineness of less than 10 decitex, and being formed by twisting the core yarn filaments and the flower yarns so that the twist coefficient becomes 4500 to 20,000. It is assumed that.
[0009]
The composite yarn for interlining according to the second aspect of the present invention is obtained by coloring at least one selected from the core yarn filaments and the flower yarn filaments in the first aspect.
[0010]
A composite yarn for interlining according to a third aspect of the invention is characterized in that, in the invention according to the first or second aspect, the flower yarn filament is constituted by a spontaneously elongated yarn or a false twisted yarn. It is.
[0011]
The interlining fabric of the invention according to claim 4 is an interlining fabric provided with a warp and a weft, and is a yarn constituting at least one kind selected from the warp and the weft. The composite yarn for interlining according to any one of the above, is used.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the interlining fabric according to the fourth aspect, wherein the weft includes the interlining composite yarn and 5 to 30% of the heat-fusible fiber in the warp. Is characterized by including the following.
[0013]
According to a sixth aspect of the present invention, in the interlining fabric according to the fifth aspect of the present invention, the heat-fusible fiber is composed of a core-sheath type composite fiber having a core and a sheath, and The melting point of the core part is 100 to 160 ° C., and the melting point of the core part is higher than the melting point of the sheath part.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments embodying the present invention will be described in detail.
The composite yarn for interlining according to the embodiment is configured to include a filament yarn having a single yarn fineness of 50 decitex (dtex) or less. The composite yarn for interlining is composed of a plurality of core yarn filaments (a plurality of one type or a plurality of types), and a flower arranged around the core yarn filaments. It is manufactured by twisting a core yarn filament and a flower yarn. The composite yarn for interlining is used as at least one selected from a warp and a weft of a cloth for interlining (woven or knitted fabric) used for heavy clothing such as suits, jackets and coats, and preferably as a weft. And this composite yarn for interlining has the effect of imparting good shape-retaining performance to the interlining fabric and improving resilience.
[0015]
As the material of the composite yarn for interlining, thermoplastic synthetic fibers such as polyester and nylon are used. As the material of the core yarn filament which is the main filament yarn having the largest single yarn fineness, polyester is most preferably used because the material itself has high rigidity (retention property). As the thickness of the yarn constituting the interlining composite yarn, the single yarn fineness is 50 dtex or less, preferably 0.5 to 50 dtex, more preferably 0.5 to 40 dtex, and still more preferably 1.0 to 30 dtex. . When the single yarn fineness of the filament yarn exhibiting rigidity exceeds 50 dtex, the rigidity of the composite yarn for interlining is too high, and it is extremely difficult to stably perform twisting. Further, at this time, the rigidity when the interlining fabric is produced becomes too high, which is not suitable. Further, a yarn having a lower limit single yarn fineness of less than 0.5 dtex of the yarn constituting the interlining composite yarn is not recommended because it is expensive and increases the cost.
[0016]
The thickness of each core filament is 10 to 50 dtex, preferably 20 to 40 dtex, and more preferably 20 to 33 dtex in order to impart high rigidity (bending rigidity) to the interlining fabric. When the single yarn fineness of the core yarn filament exceeds 50 dtex, the rigidity of the composite yarn for interlining becomes too high, so that it is extremely difficult to stably perform twisting. Further, at this time, the rigidity when the interlining fabric is produced becomes too high, which is not suitable. Conversely, if it is less than 10 dtex, the rigidity required for the interlining fabric cannot be sufficiently imparted.
[0017]
Further, when a filament yarn (preferably made of polyester) having a single yarn fineness of 10 to 25 dtex is used as the core yarn filament, a fabric for an interlining material having a tension suitable for the front body of heavy clothing is manufactured. be able to. In addition, when a filament yarn (preferably made of polyester) having a single yarn fineness of 25 to 50 dtex is used as the core yarn filament, a fabric for an interlining material having a strong tension, which is suitable as a shoulder-increased interlining for heavy clothing, is used. Can be manufactured.
[0018]
Further, the composite yarn for interlining preferably contains a fine filament yarn (flower filament) or a spun yarn having a single yarn fineness of less than 10 dtex as a flower yarn so as to be located on the outer periphery thereof. This flower yarn is twisted together with the core yarn filament. The flower yarn is configured so as to fill in irregularities formed on the surface of the composite yarn for interlining when the core yarn filament is twisted, so that the feel of the surface of the interlining fabric is made smooth, and the spun yarn is formed. In this case, the composite yarn for the interlining is less likely to drop off in the cross section of the interlining fabric.
[0019]
As the thickness of each flower yarn filament, the single yarn fineness is less than 10 dtex, preferably 0.5 dtex or more and less than 10 dtex, more preferably 0.5 to 9 dtex, and still more preferably 1.0 to 5 dtex. If the single yarn fineness of the flower yarn filament is 10 dtex or more, the unevenness cannot be smoothly filled, so that it is difficult to make the surface of the interlining fabric smooth. Conversely, yarns having a single-fiber fineness of less than 0.5 dtex are not recommended because of their high prices and increased costs. In addition, the single yarn fineness of the flower yarn filament is preferably 1/30 to 1/3 of the single yarn fineness of the core yarn filament in order to make the surface of the interlining fabric easy to feel smooth. More preferably, it is 1/10 to 1/5.
[0020]
As the thickness of each spun yarn, the fineness of a single yarn is less than 10 dtex, preferably 0.5 dtex or more and less than 5 dtex, more preferably 0.5 to 2.0 dtex, and even more preferably 0.8 to 1.4 dtex. It is. If the single yarn fineness of the spun yarn is 10 dtex or more, the surface of the composite yarn becomes too uneven. Conversely, if the single yarn fineness is less than 0.5 dtex, it is not recommended because the cost increases.
[0021]
On the other hand, as the flower yarn, a flower yarn filament or a spun yarn is used. The raw yarn filaments may be raw yarns or false twisted yarns, but are composed of spontaneously elongated yarns or false twisted yarns to give a high swelling feeling to the surface of the composite yarn for interlining and the fabric for interlining. Is preferred. In addition, at this time, the single yarn fineness of each flower yarn filament needs to be less than 10 dtex. The spontaneously elongated yarn is a thermoplastic synthetic fiber that spontaneously expands by heat treatment in a rearranging process after weaving and knitting into an interlining fabric, and polyester-made yarn is suitably used. The false twisted yarn is a multifilament yarn imparted with a desired swelling feeling by the false twisting process, and a polyester false twisted yarn exhibiting crimp by crimping is most preferably used.
[0022]
This composite yarn for interlining is twisted with all of the contained filament yarns or all of the contained filament yarns and spun yarns in order to give the interlining fabric a strong tension (elasticity, resilience and recovery). It is manufactured by twisting with a machine. Although the direction of the twisting yarn is not particularly limited, it is preferable to use S and Z alternately. The twist coefficient at this time is 4500 to 20000, preferably 6000 to 15000, and more preferably 8000 to 12000. The twist coefficient is determined by the following formula using the number of twists (twice / m) of the composite yarn for interlining and the thickness (dtex) of the yarn.
[0023]
Twist coefficient = (number of twists) x (thickness of yarn)1/2
When the twist coefficient is less than 4500, irreversible plastic deformation may occur when the interlining composite yarn is locally (hairpin-shaped) bent, and the clothing provided with the interlining fabric May cause irreversible fold formation during use or storage of the. At this time, the elasticity, resilience, and recovery (stiffness) of the interlining composite yarn are insufficient. On the other hand, if it exceeds 20,000, the untwisting torque is too strong, and the composite yarn for interlining becomes unstable. Also, at this time, the surface of the interlining fabric has a textured surface, resulting in a rough and rough texture. Further, there is no limitation on the presence or absence of heat setting after twisting. Further, the thickness of the entire composite yarn for interlining is preferably 300 to 1200 dtex, more preferably 500 to 1000 dtex, in order to exhibit the shape retention performance suitable for the interlining fabric.
[0024]
The composite yarn for interlining may be composed entirely or partially of a colorless, white or monochromatic (colored in a single color) filament yarn, but the color tone of the composite yarn may cause a sense of marbling. In order to improve the design property by providing the composite yarn, it is preferable that at least one of the filament yarns constituting the composite yarn is constituted by a colored yarn. This marbling interlining composite yarn is most simply constituted by forming only the core yarn filament by a colored yarn, or by configuring at least one kind of filament yarn constituting a flower yarn filament by a colored yarn. Is done. Further, the composite yarn for interlining may be composed of two or more kinds of colored yarns colored in two or more different colors.
[0025]
The interlining fabric of the embodiment is obtained by organizing and processing a woven knitted (woven or knitted) greige fabric using the interlining interwoven yarn as a warp or a weft, preferably a weft. Further, the composite yarn for interlining may be used for warp and weft. In the rearranging process, in order to prevent the interlining fabric from having a rough and stiff and paper-like feel, a texture adjusting agent (polyvinyl alcohol-based resin, vinyl acetate-based resin, or the like) is used. Is most preferably not performed. When the interlining composite yarn is used as the weft of the interlining fabric, all the wefts constituting the interlining do not need to be composed of the interlining composite yarn. Yarns, untwisted multifilament yarns or spun yarns) of less than 50%. The same is true for warps.
[0026]
Furthermore, as the interlining fabric, the interlining composite yarn is used for a part or the whole of the weft, and a part (preferably 3 to 30%, more preferably 5 to 10%) of the yarn constituting the warp is used. It is preferable to use a heat-fused fiber as the base material and to perform a heat treatment for melting the surface of the heat-fused fiber at the time of rearranging. At this time, in the interlining fabric, the heat-fusible fibers are heat-fused with the weft, thereby making it difficult to cause the fraying of the yarn, particularly the drop of the warp or the weft in the cut surface.
[0027]
If the ratio of the heat-fusible fibers in the warp is less than 3%, it is not possible to effectively prevent fraying of the yarn. Conversely, if it exceeds 30%, the texture of the interlining fabric becomes rough because the number of bonding points (fusion points) between the warp and the weft is too large. Further, the melting point of the heat-fused fiber is preferably 100 to 160 ° C. If the melting point is less than 100 ° C., the clothing may be melted by ironing or hot pressing performed in the manufacturing process of the garment. On the other hand, when the temperature exceeds 160 ° C., heat treatment with high heat is required at the time of rearranging, which is uneconomical.
[0028]
In addition, the heat-fused fiber is made of a core-sheath type composite fiber having a core-sheath structure including a core portion and a sheath portion so that the shape of the fiber is not lost at the time of rearranging and processing. Is most preferred. Further, the melting point of the sheath part constituting the core-sheath type conjugate fiber is preferably 100 to 160 ° C, and the melting point of the core part is a temperature exceeding the melting point of the sheath part, preferably a temperature exceeding 160 ° C, more preferably 180 ° C. C. or higher, more preferably 200 ° C. or higher. When the melting point of the sheath portion is less than 100 ° C., the sheath portion may be melted by ironing or hot pressing performed in the manufacturing process of the garment. On the other hand, when the temperature exceeds 160 ° C., heat treatment with high heat is required at the time of rearranging, which is uneconomical.
[0029]
Next, a method for producing the interlining fabric will be described.
When manufacturing the interlining fabric, first, after examining the bending rigidity and weight in the warp and weft directions required for the interlining, a composite yarn for interlining suitable for the examination result is obtained. The fabric (raw machine) is woven or knitted using the warp or the weft. In this case, if necessary, it is possible to use a mixture with other fiber yarns, for example, 10 fiber yarns for interlining and one fiber yarn having various functions such as heat generation and deodorization. May be arranged regularly. Then, an interlining fabric is obtained by rearranging the woven knitted greige.
[0030]
Refining, presetting, dyeing, and heat setting are usually performed as sorting and processing steps, but are not limited to these steps, and other function addition steps (for example, a brushing step and a calendering step) are required. It is performed according to. In the rearranging process, it is preferable not to perform the texture processing using the texture adjusting agent. In the refining process, oils, sizing agents, stains, and the like applied in the respective stages of spinning, spinning, and woven fabric are decomposed and removed by a refining agent or a desizing agent. As a processing machine for the refining process, a continuous processing machine (continuous refining processing machine) or a batch processing machine (a wind machine, a liquid flow machine, or the like) is used. The preset process is a process performed to enhance the stability of the greige machine in the dyeing process. For example, a dry heat treatment at a temperature of 180 to 200 ° C. for 30 seconds is performed by a heat setter machine. In the dyeing process, the same processing as in the dyeing of ordinary polyester fiber is performed. For example, using a disperse dye, dyeing is performed at 120 to 130 ° C. by a liquid jet machine, a beam machine, a high-pressure winder, a high-pressure zipper, or the like. . The heat setting step is a step of performing heat setting in order to impart thermal stability to the polyester fiber. For example, a dry heat treatment is performed at a temperature of 180 to 200 ° C. for 30 seconds by a heat setter machine.
[0031]
The effects exerted by the above embodiment will be described below.
-The composite yarn for interlining according to the embodiment is used for forming an interlining fabric that requires high shape retention performance, such as used for the front body and shoulders of heavy clothing. The composite yarn for interlining is configured to include a filament yarn having a single yarn fineness of 50 dtex or less, and a plurality of at least one or more core yarn filaments made of a thermoplastic synthetic fiber having a single yarn fineness of 10 to 50 dtex. It is composed by containing and twisting. Further, the twisting coefficient of the twisting process is configured to be 4500 to 20000. For this reason, in the interlining composite yarn, the constituent fibers act so as to tighten with each other with a strong force, so that the bunching effect is significantly increased. When the force for locally bending the interlining composite yarn acts, the possibility of plastic deformation due to twisting is significantly reduced.
[0032]
-By using a filament yarn having a single yarn fineness of 10 to 50 dtex as the core yarn filament, it is possible to easily give a tension suitable for an interlining fabric used for heavy clothing. In addition, by using a filament yarn having a single yarn fineness of 10 to 25 dtex as the core yarn filament, a strong tension suitable for an interlining fabric used in the front body of heavy clothing can be provided. In particular, since the rigidity (bending rigidity) of the entire composite yarn for interlining is proportional to the thickness of the core yarn, which is the thickest filament yarn, when the single yarn fineness of the core yarn is 25 to 50 dtex, It can be a strong upholstery suitable as an interlining for heavy clothing.
[0033]
-In this composite yarn for interlining, a flower yarn can contain a flower yarn filament having a single yarn fineness of less than 10 dtex. At this time, since the interlining composite yarn is arranged so that the unevenness of the surface formed by twisting a plurality of core yarn filaments is filled with the flower yarn filament, the unevenness of the surface is reduced. I have. As a result, when an interlining fabric is manufactured using this interlining composite yarn, it is extremely easy to smooth the surface of the interlining fabric, and the comfort of clothing can be improved. In particular, since the surface is smooth, the occurrence of the fastener phenomenon can be extremely effectively reduced. Further, in the interlining fabric, the feel is good and the swelling feeling is increased. Moreover, in the composite yarn for interlining, the bloated feeling of the composite yarn can be further enhanced by forming the flower yarn filament from a spontaneously elongated yarn or a false twisted yarn. At this time, it also contributes to the improvement of the heat retention performance. Further, when spun yarn is contained in the Chinese yarn, in addition to smoothing the surface of the interlining fabric, there is an effect that the composite yarn for interlining is less likely to fall off in the cut surface.
[0034]
The interlining fabric of the embodiment is obtained by rearranging and processing a woven or knitted greige fabric using the interlining complex yarn as at least one selected from a warp and a weft. Furthermore, since the cloth for interlining does not perform the texture processing at the time of organizing and processing the greige machine, the texture adjusting agent drops off at the consumption stage of the garment like the above-mentioned conventional hair interlining, and the rigidity decreases. Such a problem does not occur, and it is easy to maintain high moldability and mold retention even in the consumption stage.
[0035]
In addition, the entire filament yarn constituting the interlining composite yarn is made of thermoplastic synthetic fiber, and hardly shrinks even when washed with water, and exhibits high dimensional stability at the consumption stage. be able to. In addition, the interlining fabric contains a composite yarn for interlining, to which no feeling adjusting agent is attached and all of the core yarn filaments having a large weight ratio contribute to the improvement of rigidity without leakage. Therefore, it is easier to reduce the weight than the conventional hair interlining.
[0036]
In the interlining fabric, by using the heat-fusible fibers for a part of the warp, the heat-fusible fibers are heat-fused with the weft, so that it is possible to prevent the yarn from fraying. In particular, this interlining fabric does not use a texture adjusting agent at the time of rearranging and is liable to cause fraying of the yarn. However, the fusing of the yarn is performed by heat-fusing the heat-fused fiber with the weft. The prevention effect can be provided very effectively. In addition, by using the core-sheath type composite fiber as the heat-fusible fiber, the shape of the heat-sealable fiber is less likely to be lost at the time of rearranging processing involving heat treatment, and it is possible to produce a high quality interlining fabric. It will be easier.
[0037]
【Example】
Hereinafter, examples and comparative examples that embody the above embodiment will be described.
(Example 1)
Untwisted polyester 100% filament yarn 333dtex / 10f (single yarn fineness 33.3dtex) and 167dtex / 30f (single yarn fineness 5.6dtex), and 100% polyester spun yarn 40/1 (single yarn fineness 1.3dtex) Using the above three types, a composite yarn for interlining was prepared by performing a twisting process so that a twist coefficient becomes 10330. The 333 dtex / 10f is a core yarn filament, and the flower yarns are the 167 dtex / 30f and 40/1.
[0038]
As the warp, only 100% polyester spun yarn 40/2 was used, and as the weft, only the composite yarn for interlining was used. A green fabric was produced by plain weaving with a rapier weaving machine set so that the density was 40 warps / 2.54 cm and the weft 40 wires / 2.54 cm. The greige was subjected to refining, presetting, dyeing, and heat setting to obtain a cloth for interlining for clothing. The refining process was performed in a continuous manner using a refining agent. In the preset process, dry heat treatment was performed at a temperature of 180 ° C. for a time of 40 seconds using a heat setter machine. In the dyeing step, a disperse dye was used and dyed at 130 ° C. with a beam machine. In the heat setting step, dry heat treatment was performed at a temperature of 180 ° C. for 40 seconds using a heat setter machine. The finished density was 44 threads / 2.54 cm, 42 threads / 2.54 cm, and had appropriate rigidity and resilience as a shoulder interlining.
[0039]
(Example 2)
Untwisted polyester 100% filament yarn 333dtex / 10f (single yarn fineness 33.3dtex), 167dtex / 30f false twisted yarn (single yarn fineness 5.6dtex) and 167dtex / 48f false twisted yarn (single yarn fineness 3.5dtex) ) Was used to produce a composite yarn for interlining, which was twisted so that the twist coefficient became 10330. The 333 dtex / 10f is a core yarn filament, and the 167 dtex / 30f and 167 dtex / 48f are flower yarn filaments.
[0040]
As the warp, a core-in-sheath type composite fiber having a core of polyester (melting point of 200 ° C. or more) and a sheath of polyethylene (melting point of 130 ° C.) is used so as to be 7%, and the remaining 93% is a spun yarn 40 of 100% polyester. / 2 was used. As the weft, only the composite yarn for interlining was used. A green fabric was produced by plain weaving with a rapier weaving machine set so that the density was 40 warps / 2.54 cm and the weft 40 wires / 2.54 cm. Processing was performed in the same manner as in Example 1. The finished density was 44 threads / 2.54 cm, 42 threads / 2.54 cm, and had appropriate rigidity and resilience as a shoulder interlining.
[0041]
(Example 3)
In each case, three types of untwisted polyester 100% filament yarn 267 dtex / 12f (single yarn fineness 22.3 dtex), 111 dtex / 30f (single yarn fineness 3.7 dtex) and 111 dtex / 48f (single yarn fineness 2.3 dtex) are used. Then, a composite yarn for interlining was prepared by performing a twisting process so that a twisting coefficient was 8850. The 267dtex / 12f is a core yarn filament, and the 111dtex / 30f and 111dtex / 48f are flower yarns, respectively.
[0042]
As the warp, only 100% polyester spun yarn 40/2 was used, and as the weft, only the composite yarn for interlining was used. A green fabric was produced by plain weaving with a rapier weaving machine set so that the density was 40 warps / 2.54 cm and the weft 40 wires / 2.54 cm. Processing was performed in the same manner as in Example 1.
[0043]
(Comparative Example 1)
As Comparative Example 1, a general hair interlining was used. That is, a 100% cotton spun yarn 40/2 was used for the warp, and a mixed spun yarn 1/15 of 15% animal hair fiber (goat), 35% wool and 50% rayon was used for the weft. A green fabric was produced by plain weaving with a rapier loom set to have a density of 42 threads / 2.54 cm and a weft of 42 threads / 2.54 cm. The greige fabric was processed in the order of hair filing, boiling, and texture processing, which are general processing steps for hair interlining. The baking is a process of baking and removing mainly animal hair fibers protruding from the surface of the fabric, a boiler is a process of setting and stabilizing animal hair and wool fibers, and the texture processing is a stabilization of the warp cotton material and the whole. This is the step of adjusting the hand. The finished density was 44 lines / 2.54 cm and 42 lines / 2.54 cm.
[0044]
<Comparison test>
With respect to the respective interlining fabrics obtained in Examples 1 to 3 and Comparative Example 1, a change in bending stiffness in the weft direction and a dimensional change (%) were measured and evaluated by a water washing test and a dry cleaning test. Further, a semi-finished product of each of these interlining fabrics was trial-produced to evaluate the fastener phenomenon, and the interlining fabric after cutting was visually inspected to evaluate the fraying phenomenon, and further to the feeling of swelling by the feel of the hand. did. The outline of the test method is shown below, and the test results are shown in Table 1.
[0045]
Washing test; JIS. L. 0213.103 method repeated 5 times.
Dry cleaning test; repeated 5 times with a commercial dry cleaning machine.
Flexural rigidity measurement test: A sample of 20 cm square was taken from the joint of the adhesive interlining and the surface cloth. The sample is fixed to a gripper having a 1 cm gap. The deformation mode is such that the gripper has a curvature of -2.5 to +2.5 (cm-1Pure bending with constant velocity curvature in the range of), deformation rate 0.5cm-1Per second. The flexural rigidity is the flexural rigidity per unit length (cN · cm2/ Cm).
[0046]
[Table 1]
Figure 2004218162
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the following effects can be obtained.
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the composite yarn for interlinings of this invention, the lowering of the formability, the shape retention, and the rigidity at the consumption stage is small, the dimensional stability is good even by washing with water, and the surface feel is smooth. Fabric can be easily manufactured. ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the fabric for interlining of this invention, the fall of the formability, the shape retention, and the rigidity at the consumption stage is small, the dimensional stability is good even if it wash | cleans with water, and it is easy to smooth the surface feel. It is.

Claims (6)

芯糸フィラメント複数本と、それら芯糸フィラメントの周囲に配置される華糸とからなる芯地用複合糸であって、
前記芯糸フィラメントを単糸繊度が10〜50デシテックスの熱可塑性合成繊維により構成し、
前記華糸を、単糸繊度が10デシテックス未満の熱可塑性合成繊維よりなる華糸フィラメント、及び単糸繊度が10デシテックス未満の紡績糸から選ばれる少なくとも1種により構成するとともに、
前記芯糸フィラメント及び華糸を撚係数が4500〜20000となるように撚糸加工することにより構成したことを特徴とする芯地用複合糸。
A composite yarn for interlining comprising a plurality of core yarn filaments and a flower yarn arranged around the core yarn filaments,
The core yarn filament is composed of a thermoplastic synthetic fiber having a single yarn fineness of 10 to 50 dtex,
The flower yarn, single yarn fineness is less than 10 decitex, and at least one selected from spun yarn having a single yarn fineness less than 10 decitex, and a single yarn fineness less than 10 decitex.
A composite yarn for interlining, wherein the core yarn filament and the flower yarn are twisted so that the twist coefficient becomes 4500 to 20000.
前記芯糸フィラメント及び華糸フィラメントから選ばれる少なくとも1種が着色されてなる請求項1に記載の芯地用複合糸。2. The composite yarn for interlining according to claim 1, wherein at least one selected from the core yarn filament and the flower yarn filament is colored. 前記華糸フィラメントを自発伸長糸又は仮撚加工糸により構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の芯地用複合糸。The composite yarn for interlining according to claim 1 or 2, wherein the flower yarn filament is constituted by a spontaneously elongated yarn or a false twisted yarn. 経糸及び緯糸を備えた芯地用布帛であって、
前記経糸及び緯糸から選ばれる少なくとも1種を構成する糸として請求項1から請求項3のいずれかに記載の芯地用複合糸が用いられていることを特徴とする芯地用布帛。
An interlining fabric provided with a warp and a weft,
An interlining fabric comprising the composite yarn for interlining according to any one of claims 1 to 3 as a yarn constituting at least one selected from the warp and the weft.
前記緯糸中に前記芯地用複合糸を含むとともに、前記経糸中に5〜30%の熱融着繊維を含むように構成したことを特徴とする請求項4に記載の芯地用布帛。5. The interlining fabric according to claim 4, wherein the weft yarn includes the interlining composite yarn, and the warp includes 5 to 30% of a heat-fusible fiber. 6. 前記熱融着繊維を、芯部と鞘部とからなる芯鞘型複合繊維により構成するとともに、
前記鞘部の融点が100〜160℃であり、前記芯部の融点が鞘部の融点よりも高いことを特徴とする請求項5に記載の芯地用布帛。
The heat-fused fiber is constituted by a core-sheath composite fiber comprising a core and a sheath,
6. The interlining fabric according to claim 5, wherein the sheath has a melting point of 100 to 160 ° C., and the core has a melting point higher than that of the sheath. 7.
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