JP2004297649A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信手段7からのテレビジョン放送の映像信号の記録時は分類BとしてHDD10に記録される。分類Bに属する映像信号は、再生時にはサムネイル一覧画面で選択される。一方、外部入力端子2に入力された撮影者にとって日付が重要な意味を持つ場合も多いカメラレコーダやデジタルカメラにより撮影した映像信号は、分類AとしてHDD10に記録される。分類Aに属する映像信号は、再生時にはカレンダー画面で選択させることで、撮影画像を見つけ易くできる。また、テレビジョン番組の録画に関してはサムネイルを順に表示した中から選択するので、ユーザーに分かりやすい再生選択方法を与えることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は映像信号記録再生装置に係り、特にテレビジョン番組などの映像信号と、カメラ一体型ビデオレコーダ等でユーザーが自分で撮影して得た映像信号とを同じ記録媒体に混在して録画し、録画映像情報を小画面(サムネイル)で表示して任意の録画映像情報を選択再生する映像信号記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号を記録媒体に記録し再生する映像信号記録再生装置として、近年ハードディスクレコーダやDVD(Digital Versatile Disc)レコーダが発売されている。特に、これらの映像信号記録再生装置においては、再生する映像信号をユーザーが選択するために、記録されている映像信号を代表する小画像(サムネイル)を複数個、画面上に表示して、その中からユーザーが任意のサムネイルを選択することが行われている。
【0003】
その際、複数個のサムネイルを画面上に並べる配列順としては、記録日時順、ジャンル順などが考えられる。この場合、記録日時順であっても、単にサムネイルを順に並べるだけであって、日付と曜日を2次元的に表したカレンダー状の表の上にサムネイルを配置するわけではないのが普通である。これは、テレビジョン放送番組や、最近急速に発展しつつあるブロードバンドネットワークを通じて得たコンテンツの場合には、何時入手したかはユーザーにとってあまり大きな意味があるものではなく、せいぜい最近録画したものか、或いはかなり以前に録画したものかといった大雑把な時期が、強いて言えば検索の手がかりになる程度であるため、カレンダー状の表示があまり意味をなさないからである。
【0004】
一方、ユーザー自身が撮影したデジタルカメラによる静止画や、カメラレコーダによる動画像おいては、撮影日時が重要な意味を持つ。そこで、従来はデジタルカメラについて、撮影した画像のリストをカレンダー状に配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この特許文献1には、記録されている撮影画像の縮小画像(サムネイル)を期間毎にカレンダー表示し、その中の所望の画像をポイントすることにより撮影画像を再生/表示する構成が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−215457号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ハードディスクレコーダの様な、大容量の記録媒体を用いて多くの映像信号を蓄えて適宜所望の映像情報を再生する記録再生装置においては、テレビジョン放送番組などのコンテンツを記録するだけでなく、カメラレコーダで撮影した動画像の映像信号や、デジタルカメラで撮影した静止画信号をも保存することができ、適宜選択して再生することが可能である。
【0007】
ここで、記録する映像信号は、特に動画像の映像信号の場合、セットトップボックス等により受信されて外部入力端子から入力された映像信号であるのか、カメラレコーダで撮影して外部入力端子から入力された動画像の映像信号であるのか、受信手段で受信された動画像の映像信号であるのかなど、入力端子や信号形態においては特に区別されるものではない。従って、ハードディスクレコーダのような従来の映像信号記録再生装置では、外部入力端子を通じて記録したカメラレコーダ等による撮影画像か、内蔵受信部やセットトップボックス等で得たテレビジョン番組の動画像かは特に区別されることなく記録され、再生操作においては、記録した内容がいずれであるかにかかわらず、ハードディスクへの記録順などでサムネイルとして表示されるものであった。
【0008】
このため、従来の映像信号記録再生装置では、カメラレコーダで撮影した動画像は、撮影者にとって日付が重要な意味を持つ場合も多い(例えば、誕生日、旅行など)にもかかわらず、テレビジョン番組の録画内容のサムネイルに混ざって表示されたカメラレコーダで撮影した動画像のサムネイルを選択することになり、一目で所望の撮影画像を見つけにくく、選択操作に煩わしさがある。
【0009】
他方、特許文献1に記載された従来の映像信号記録再生装置では、カレンダー表示のみに対応しており、記録した映像信号がユーザーにとって日付が重要な意味をもたないようなテレビジョン番組などの映像信号であってもカレンダー上に表示されてしまい、ユーザーにとって分かり難いという問題がある。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、テレビジョン番組などの映像信号を録画した場合と、カメラ一体型ビデオレコーダ等のカメラレコーダでユーザーが自分で撮影して得た映像信号を録画した場合とで、再生時の選択方法をそれぞれに適したものにする映像信号記録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の映像信号記録再生装置は、第1の記録操作により記録媒体上に記録した映像信号と、第1の記録操作とは異なる第2の記録操作により記録媒体上に記録した映像信号とを、記録媒体から再生する映像信号記録再生装置であって、第1の記録操作により記録する映像信号を第1の分類の映像信号として記録媒体に記録する一方、第2の記録操作により記録する映像信号を第1の分類とは異なる第2の分類の映像信号として記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録されている映像信号を再生する再生手段と、記録媒体に記録されている映像信号の中から第1の分類である所望の映像信号を再生するために、第1の分類である各映像信号の代表画像を、内蔵又は外部に接続された表示装置に一覧表示させる第1の選択画像表示手段と、記録媒体に記録されている映像信号の中から第2の分類である所望の日付を有する映像信号を再生するために、複数の日付を示す複数の区画が配置された画像を、表示装置に表示させる第2の選択画像表示手段と、第1の選択画像表示手段による代表画像の一覧表示と第2の選択画像表示手段による複数の区画の表示の一方を選択し、更に一覧表示を選択したときは複数の代表画像の中の任意の代表画像を選択指示し、複数の区画の表示を選択したときはその複数の区画のうち任意の日付の区画を選択指示する選択指示手段と、選択指示手段により選択指示された代表画像に対応した映像信号、又は選択指示された任意の区画の日付に対応した映像信号を、記録媒体から再生するように再生手段を制御する制御手段とを有する構成としたものである。
【0012】
この発明では、記録時においては、記録操作に応じて第1の分類又は第2の分類の映像信号を区別して記録し、第1の分類の映像信号の選択再生時にはその各映像信号の代表画像を、内蔵又は外部に接続された表示装置に一覧表示させて、その中の任意の代表画像を選択指示し、第2の分類の映像信号の選択再生時には、複数の日付を示す複数の区画が配置された画像を上記の表示装置に表示させて、複数の区画のうち任意の日付の区画を選択指示することにより、複数の記録映像信号の中から容易に選択再生ができる。
【0013】
ここで、上記の記録手段は、第2の分類である映像信号として、静止画像信号と動画像信号とを記録する手段であってもよく、上記の第2の選択画像表示手段は、二次元に配置された各日付を示す複数の区画のうち、記録媒体に記録されている第2の分類である映像信号に対応した日付の区画に、静止画像信号と動画像信号とを識別するよう設定された形状のアイコンを表示する手段であってもよい。また、上記の第1の分類である映像信号の選択再生時には、代表画像に替えてタイトルを表示するようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる映像信号記録再生装置の一実施の形態のブロック図、図2は本発明の映像信号記録再生装置を中心とした映像信号記録再生システムの一例の概略システム図を示す。
【0015】
本発明の一実施の形態の記録再生装置1は、図2に示すように、外部入力端子2、カードスロット3、赤外線受光部4、アンテナ入力端子5及び出力端子6を有しており、アンテナ入力端子5に接続されたアンテナ18により、テレビジョン放送の映像信号が受信される。ここで、放送受信だけではなく、通信回線からの入力も設けて、近年普及しつつあるブロードバンドのインターネットサービスより映像信号が入手できるようにしてもよい。
【0016】
また、外部入力端子2にセットトップボックスや、カメラ一体型レコーダなどの他の記録再生装置などから供給される映像信号が入力されることにより、この信号を記録することができる。また、出力端子6がディスプレイ19に接続されており、このディスプレイ19により受信画像、再生画像や操作画面などを表示する様にされている。
【0017】
また、カードスロット3は、SDカードやメモリースティックなどの半導体メディアの入ったカードが挿入されるもので、デジタルカメラで撮影した静止画が記録されたカードをこのカードスロット3に挿入することにより、記録再生装置1中の記録媒体(例えばハードディスク)にこの静止画を取り込んで記録することができる。更に、赤外線受光部4はリモートコントローラ(以下、リモコンと略記)20からユーザーの操作に対応した信号が送信される赤外線を受信する。
【0018】
次に、記録再生装置1の内部の構成について図1のブロック図と共に説明するに、アンテナ(図2の18)で受信されたテレビジョン放送信号は、アンテナ入力端子5を介して受信手段7で選局及び信号処理して得られた映像信号と、外部入力端子2を介してセットトップボックスや、カメラ一体型レコーダなどの他の記録再生装置などから供給された映像信号とは、切換部8によりいずれか一方の映像信号が任意に選択されて記録信号処理部9に供給される。
【0019】
記録信号処理部9においてMPEG(Moving Picture Experts Group)等の高能率符号化や誤り訂正符号付加などの記録信号処理が適宜行われた映像信号は、必要に応じて日付情報などの付加情報が付加され、記録に適した信号形態に整えられた後、ハードディスクドライブ(HDD)10内のハードディスクに記録される。その他、カードスロット3を介して挿入されたメモリーカードに記録された静止画情報などもバス17を介して記録信号処理部9に供給されてハードディスクへの記録に好適な形に整えられ、HDD10内のハードディスクに記録される。
【0020】
映像信号の記録や消去に当っては、マイクロプロセッサ11により、HDD10内のハードディスクに記録されている、記録内容を表す情報としてのTOC(Table Of Contents)情報が改訂される。
【0021】
ここで、図1には制御線は省略してあるが、アンテナ入力端子5からの信号を受信する受信手段7のチャンネル切換えおよび、切換部8のアンテナ入力か外部入力かの切換は、後述する方法でユーザーのリモコン操作を受けてマイクロプロセッサ11が受信手段7および切換部8を制御することにより行われる。
【0022】
HDD10内のハードディスクに記録された映像信号は、再生信号処理部15に供給され、ここで誤り訂正やMPEGなどの符号化のデコードなどの再生信号処理が行われた後、切換/重畳部16を経て出力端子6より出力される。記録再生装置1が電源は入っているが記録も再生も行っていないときは、受信手段7で受信しているテレビジョン放送の映像信号または外部入力端子2から入来する映像信号が出力される。
【0023】
ここで、各種操作を行った時のユーザーヘのガイド情報(最も簡単には、チャンネルを切り換えると新しく受信しているチャンネルのチャンネル番号が受信画像に重畳されて表示される様なもの)などや、後述する再生時の再生情報選択画面(ナビ画面)の表示のために、マイクロプロセッサ11により、適宜RAM(ランダム・アクセス・メモリ)12やROM(リード・オンリ・メモリ)13に蓄積された情報を用いて作成された映像情報が、キャラクタジェネレータ機能も含めて映像信号化部14によりディスプレイでの表示に適した信号形態とされた後、切換/重畳部16で、再生信号処理部15からの再生映像信号と切り換えて出力されたり、再生映像信号に重畳されて出力される。
【0024】
ユーザーの操作はリモコン20により行われ、リモコン20から送信されたリモコン信号が赤外線受光部4により受信された後、バス17を通じてマイクロプロセッサ11に送られる。マイクロプロセッサ11は入力された受信リモコン信号に応じて、記録再生装置1の各部を制御する。マイクロプロセッサ11の処理プログラムや処理用データはROM13に蓄えられており、ユーザーによる設定情報や、処理途中の情報はRAM12に蓄えられる。ここで、次回の使用まで保存する必要のある情報は不揮発性RAMに蓄積し、一時的に蓄えれば良い情報はDRAMに入れる等、RAM12の種類を複数設けて使い分けてもよい。
【0025】
なお、マイクロプロセッサ11と接続されているバス17はデータのやりとりにおいて主要なもののみ記されており、上記の受信手段7等、図1ではバスが書かれていない部分も含めた記録再生装置全体について、このマイクロプロセッサ11が制御している。
【0026】
図3はリモコン20の一例の外観図を示す。一般に、リモコンは色々な操作ができる様に多くのボタンが装備されているが、図3では本発明に関係する一部のボタンのみを示している。図3において、中央部やや下のPLAY、REW、FF、REC、STOP、PAUSEと記された各種のボタン21は、それぞれ再生、巻き戻し、早送り、記録、停止、一時停止用のボタンを表す。一般に、ビデオテープレコーダ等でよく用いられている操作ボタンである。ここで、よく行われる様に、記録については記録ボタンのみの操作では間違えて押したときにも記録動作が始まってしまうので、RECボタンとPLAYボタンを同時に押して初めて録画動作が行われるようにされている。
【0027】
また、+と−の組のボタンからなるボタン22はチャンネルボタンで、図4に示す様に、+ボタンを押す毎に受信手段7で選択受信するチャンネルがch1、ch2、・・・と順次切換選択され、この選択されているチャンネルの受信信号が切換部8を介して記録信号処理部9に加えられる。このチャンネルボタン22で選択できる様に設定された最後のチャンネルchNの次はLINE、すなわち外部入力端子2が選択される。このとき、図1の記録信号処理部9の前段の切換部8は外部入力端子2を選択するように切り換えられる。
【0028】
なお、外部入力端子2を複数備える場合には、LINEの選択をさらにLINE1、LINE2と順次切り換えられる様にすればよい。また、LINEの選択の後に+ボタンを押すと、最初のチャンネルch1を選択する状態に戻る。また、チャンネルボタン22の−ボタンを押すと、+ボタンを押したときとは逆方向の順で記録信号処理部9に加える信号が切り換えられる。
【0029】
また、図3において、「ナビ」ボタン23は後に詳しく述べるが、再生する映像信号の選択などを行うための画面をディスプレイ上に表示するためのボタンである。また、ボタン24は所望のサムネイルを検索したりするためのボタン、ボタン25は、周辺の上下左右の4つのボタンのいずれかを押すと、その方向に画面上のサムネイルの選択位置を移動させるためのボタン、中央の円形のボタンはその選択を確定するためのOKボタンである。リモコン20を操作すると、操作内容に応じたコードのリモコン信号が、赤外線発光部26から赤外線の形態で送信される。
【0030】
次に、記録および再生の操作およびその際の本実施の形態の記録再生装置の動作について説明する。なお、ディスプレイに表示された画面(カレンダー画面やサムネイル一覧画面等)を用いた操作もあるが、それらの画面についての詳細な説明は後に項目を分けて述べる。
【0031】
[記録操作と動作]
以下に、この記録再生装置1により映像信号を記録する際の操作とその時の動作の例を述べる。図5はリモコン20による操作のうち、HDD10上に異なる分類AおよびBとして記録される2通りの記録操作の例をフローチャートの形で示したものである。
【0032】
記録再生装置内のマイクロプロセッサ11は、赤外線受光部4からの受信リモコン信号に基づいて、まず、図3に示したリモコン20のボタン21中のRECボタンとPLAYボタンが同時に押されたかどうかを判定し(ステップS1)、RECボタンとPLAYボタンが同時に押されたことを検出すると、選択されているチャンネルの映像信号をHDD10内のハードディスクに記録する(ステップS2)。
【0033】
このとき、この映像信号は分類AとBのうちの分類Bとして記録される。この「分類B」に属する映像信号は、再生時には後述する2つある再生選択画面のうちのサムネイル一覧画面で選択される。なお、RECボタンとPLAYボタンとが同時に押された際に、チャンネルとしてLINEが選択されていた場合は、外部入力端子を介して入力される映像信号が記録される。
【0034】
分類AとBの区別は、記録時にTOC情報中に記載しておいたり、記録する映像信号と共に付加情報として記録したり、或いはHDD10内の映像信号の記録領域を2つに分割してそれぞれを分類Aと分類Bに属する映像信号の専用記録領域とする等の方法により、区別することができる。
【0035】
他方、マイクロプロセッサ11は、ステップS1でRECとPLAYボタンが同時に押されたことが検出されないときは、リモコン20で「ナビ」ボタン23が押されたかどうか検出する(ステップS3)。「ナビ」ボタン23が検出されなかったときには、他の操作が行われたか否かを検出し(ステップS4)、他の操作が行われたときにはその操作に応じた動作を行う。他の操作も行われていないときには、ステップS1に戻ってRECとPLAYボタンが同時に押されたかどうかの判定を再び行う。
【0036】
マイクロプロセッサ11は、ステップS3で「ナビ」ボタン23が押されたことを検出したときには、前操作のナビ画面をディスプレイ19に表示する(ステップS5)。ナビ画面には後述する様にカレンダー画面、サムネイル一覧画面などがあり、ユーザーの操作により選択できるようになっている。ここではナビ画面の表示を終えると、その時のナビ画面が何であるかを表す情報を記録再生装置内の不揮発性RAM或いはHDD10内に記録しておくこととし、今回の一つ前に表示したナビ画面が表示される。なお、ステップS5については最初はカレンダー画面が常に表示される等、特定の画面が最初に表示される様にしてもよい。
【0037】
次に、この画面がカレンダー画面か否かが判定され(ステップS6)、カレンダー画面でない場合には、カレンダー画面への変更操作が行われたか否かが判定され(ステップS7)、カレンダー画面への変更操作が行われたときには、カレンダー画面をディスプレイ19に表示する(ステップS8)。カレンダー画面への変更操作を検出しなかった(ステップS7)ときには、他の操作が行われたか否かを判定し(ステップS9)、他の操作が行われたときにはそれに応じた処理を行い、他の操作も行われなかった場合にはステップS6に戻る。
【0038】
ステップS6でカレンダー画面であることが検出されたか、またはステップS8でカレンダー画面が表示されたときには、後述するカレンダー画面中の「ムービー取り込み」が選択指示されたか否かの検出を行う(ステップS10)。「ムービー取り込み」が選択指示されたことが検出されたときには、外部入力端子2に入力された映像信号を分類AとしてHDD10内のハードディスクに記録する(ステップS11)。この「分類A」に属する映像信号は、再生時には後述する再生選択画面のうちのカレンダー画面で選択される。なお、「ムービー取り込み」が選択された際の具体的な動作については後述する。
【0039】
ステップS10において「ムービー取り込み」の選択指示が検出されなかったときには、他の操作が行われたか否かの検出が行われる(ステップS12)。他の操作が行われたときには、その操作に対応した動作を行う。この検出が行われなかった場合には、ステップS10に戻り、「ムービー取り込み」の選択指示の検出動作を繰り返す。
【0040】
ここで、カレンダー画面表示に関係する日付の情報の記録について述べる。日付の情報は、デジタルカメラにおいては一般的に記録される画像のファイルに対して付与されており、メモリーカード内に蓄積された静止画情報についてのその日付は付与されているので、これをHDDに記録するときに読み込んで用いればよい。カメラ一体型レコーダにおいても、記録時において日付の情報を付加情報として記録するようにしておき、HDDに取り込むときにその情報も映像信号と同時にHDDに取り込むことにすればよい。
【0041】
カメラ一体型レコーダからの取り込みがアナログ映像信号で行われるときには、垂直帰線期間等に日付の情報を入れて送ることもできるものの、一般に日付情報は移転されない。このときにはHDDに取り込んだ日付をプリセット日付情報として、記録時に映像信号の記録に先立って、或いは記録後に、ユーザーがこの日付情報を適宜変更できるようにしておけばよい。
【0042】
以上、記録操作として、リモコン20でRECボタンとPLAYボタンを同時に押した時と、カレンダー画面中の「ムービー取り込み」を選択指示した場合について説明したが、さらに記録を行う他の操作方法としては、リモコンでタイマー予約を行って、予約した時間がくれば自動的に記録が開始される方法や、デジタル放送において送られてくるEPG(エレクトロニック・プログラム・ガイド)情報を用いて番組予約を行うといった方法もある。
【0043】
また、静止画についてはメモリーカードからの取り込みも行われる。これらについて、ユーザーが自分で撮影した映像などの場合には分類Aとし、テレビジョン放送の番組などの場合は分類Bとして記録される。そして、ユーザーが再生したいときには、分類Aとして記録された番組は選択画面A(カレンダー画面)により選択され、分類Bとして記録された番組は選択画面B(サムネイル一覧画面)で選択される。それらをまとめて図6に示す。
【0044】
[再生操作と動作]
次に、本実施の形態の再生操作と動作について説明する。図7は本発明になる映像信号記録再生装置の一実施の形態の再生操作法と動作の説明用フローチャートを示す。図5に示した操作と共通する操作に関するステップに関しては同一の符号が付けられている。図7において、再生する映像信号の選択はナビ画面にて行われるので、マイクロプロセッサ11は図5の一部と同様のステップS3からステップS5により、ナビ画面の表示を検出する。次に、やはり図5の一部と同様のステップS6からステップS8の一連のステップにより、カレンダー画面の表示を検出する。
【0045】
カレンダー画面でなく、カレンダー画面への変更操作も行われていないときには、マイクロプロセッサ11は、サムネイル一覧画面か否かを検出する(ステップS24)。サムネイル一覧表示画面でない場合には、サムネイル一覧画面への変更操作が行われたかを検出し(ステップS25)、行われなかった場合には、他の操作が行われたか否かを検出する(ステップS26)。他の操作が行われた場合には、その操作の処理を行い、他の操作も行われなかったときはステップS6に戻り、再びカレンダー画面であるか否か判定する。
【0046】
ステップS6でカレンダー画面であることが検出されたか、ステップS8でカレンダー画面の表示が行われたときには、ディスプレイ19にはカレンダー画面が表示されている。このとき、マイクロプロセッサ11は、カレンダー中の日付の区画が選択指示されたか否かを検出する(ステップS21)。
【0047】
日付の区画の選択指示が検出されなかったときには、他の操作が行われたか否かを検出し(ステップS22)、他の操作が行われた場合には、その操作の処理を行い、他の操作も行われなかったときはステップS21に戻り、再びカレンダー中の日付の区画が選択指示されたか否かを検出する。ここで、図7には示していないが、ステップS22での「他の操作」がサムネイル一覧画面への変更操作であった場合には、ディスプレイ19にサムネイル一覧画面を表示し、後述のステップS28以下の処理を行う。
【0048】
一方、マイクロプロセッサ11はステップS21で日付の区画のうちの一つが選択指示されたことを検出したときには、その区画に相当する日付情報が付与されて記録された映像信号をHDD10内のハードディスクから再生する(ステップS23)。各日付にはカメラ一体型レコーダなどで記録された動画像映像信号と、デジタルカメラなどで撮影された静止画像映像信号の双方が入っていることもある。また、動画像または静止画像で複数の映像信号がこの日付で登録されていることもある。そこで、実際にはさらにこの日付の映像信号の中から所望のものを選択する画面が表示され、その中からユーザーの選択が行われる。この詳細は後にナビ画面の説明の所で説明する。
【0049】
次に、ステップS24でサムネイル一覧画面であることが検出されたか、ステップS25においてサムネイル一覧画面への変更操作が行われてステップS27においてサムネイル一覧画面の表示が行われたときには、ステップS28に移り、サムネイルの一つが選択されたか否かを検出する。サムネイルの選択が行われなかったときには、他の操作が行われたか否かを検出し(ステップS29)、他の操作が行われたときには、その操作に対応した処理が行われる。ここで、同図には示していないが、この「他の操作」がカレンダー画面への変更操作であった場合には、ディスプレイ19にカレンダー画面を表示し、ステップS21以下の処理を行う。ステップS29において他の操作も検出しなかったときにはステップS28に戻る。ステップS28においてサムネイルの一つがユーザーの操作により選択指示されたときには.マイクロプロセッサ11は、そのサムネイルが表す番組の映像信号をHDD10内のハードディスクから再生してディスプレイ19に表示させる(ステップS30)。
【0050】
[ナビ画面1 カレンダー画面]
次に、カレンダー画面について説明する。図8はナビ画面のうちのカレンダー画面の一例を示す。同図上方に4種の画面メニューのタブ31〜34があり、ここではデジタルカメラとカメラ一体型レコーダの絵のタブ31が選択されており、これがカレンダー画面を表す。また、テレビジョン受像機の絵のタブ32は、後述するサムネイル一覧表示画面を表し、ユーザーがこれを選択指示すると、カレンダー画面に代わってサムネイル一覧表示画面が表示される。
【0051】
他に、ここでは、HDDにはオーディオのみの音楽情報も記録できるとして、それらの音楽情報の選択用画面のタブ33、さらにはこの記録再生装置の操作に慣れてきたユーザーがより自分にとって使いやすいようにこの記録再生装置をカスタマイズするための操作画面のタブ34が選択できるようになっている。これらの後の2つについては、本発明には直接関係がないので説明は省略する。
【0052】
ここで、ナビ画面でのユーザーの選択指示は、例えば図3に示したリモコン20のボタン25の円形の周辺に配置された4つのキーが上下左右への移動を表し、これらのキーを押すことで画面上の選択されている項目が順次移動され、ある項目が選択されているときにその項目をユーザーが指示するときには、ボタン25の中央の円形のOKボタンを押すようにすればよい。他にも、パーソナルコンピュータで多く用いられているマウスを用いたり、ノートパソコンで多く用いられているタッチタブレットをリモコン等に装備したり、また、ジョイスティックなどを用いるなど、ヒューマンインターフェイスとしては公知のものを適宜用いてもよい。
【0053】
図8では、ある年月(ここでは2002年10月)のカレンダーが表示されている。ここで、カレンダー上の日付の所には、その日付が付与されたデジタルカメラ等で撮影した静止画像がある場合にはデジタルカメラを表すアイコン(視認用小画像)35が表示され、その日付が付与されたカメラレコーダ等で撮影した動画像がある場合にはカメラレコーダを表すアイコン36が表示される。それらの両方がある場合(2002年10月2、5、7、26日)には、両方が表示される。これは、このカレンダーを表示する際に、HDDのTOC情報の内容を解析して、その日付が付与された映像信号を検索してカレンダーの各日付の所に表示すればよい。
【0054】
ここで、カレンダーの各日付の所にその存在が表示されるのは、記録時に分類Aとして記録された映像信号のみであって、分類Bとして記録されたテレビジョン放送番組等の映像信号についてはたとえその日に録画した番組があったとしても、ここにはその存在は表示されず、この画面を介した換作においては分類Bで記録された番組の再生は行えない。
【0055】
図8では、前月への移動ボタン37、次の月への移動ボタン38、前の週への移動ボタン39、次の週への移動ボタン40が画面上に配置され、それらを選択指示することで表示するカレンダー部分を移動することができる。今月分のカレンダーを表示したいときには、左上の「今月へ」ボタン41を選択指示することで行えるようにされている。カレンダーの下部の表示スペース42には、操作法のガイドとなる文字が表示され、初心者でも無理なく使えるようにされている。例えば10月2日が選択されているときには、「10月2日の画像を見ます」と表示される。それで良ければユーザーはOKボタンを押すなどの確定操作を行えば、その操作が行える。
【0056】
「想い出アルバム」のボタン43は、カレンダーの日付からの選択以外にユーザーが選択指示できるボタンであり、ユーザーにとって重要な映像に関してここに画像内容などを登録して表示させる。画面上のこのボタン43を直接選択指示することにより、その映像を簡単に読み出すことができる。ここで、月カレンダーの画面には5週間分の日付が表示されるので、「想い出アルバム」のボタン43には、その5週間のうちのコンテンツを素材として、一連の想い出画像が順に並べられた静止画及び動画混在画像集を登録する。
【0057】
月カレンダーの画面の面積が限られることから、登録できる「想い出アルバム」の数は限られ、例えば3つ〜4つ程度/5週間というように限定される。また、登録されている想い出アルバムが無い場合には、このボタン43は画面に表示されない。ここで、月カレンダーの月を変えたり、週を変えたりすると、それに連動して別な想い出アルバムのリストが現われる。
【0058】
例えば、図8では、9月29日から11月2日までの日付けが表示されているが、その期間に「開始日」を持つ想い出アルバムがボタン43として現われる。ここでは、表示される想い出アルバムは「9月29日 誕生日」、「10月5日〜7日 家族旅行」、「11月2日〜3日 文化祭」である。ここで、1週間分だけ前の週にスクロールしたとすると、カレンダーの欄には9月22日〜10月26日までの日付けが表示される。すると、「9月29日 誕生日」と「10月5日〜7日 家族旅行」は、表示されているカレンダーの日付範囲内であるので、想い出アルバムの欄に表示されるが、「11月2日〜3日 文化祭」はそうではないので消えてなくなる。代わりに、例えば「9月23日 実家にて」などが想い出アルバムの欄に現われる。勿論、それらのボタンは日付順に上からソートされて並ぶ。
【0059】
また、「新しいアルバム」ボタン44は、この「想い出アルバム」に新しい映像信号を登録するための画面へ移行するためのものである。「想い出万華鏡」ボタン45は、複数の静止画像を短時間ずつランダムに表示したり、複数の動画像を数秒間といった短時間ずつ表示したりして、ユーザーがそれを眺めて楽しめる様にするものである。これらについての詳細は省略する。「整理する」ボタン46は、その隣にHDD内で分類Aの情報を記録し得る残量が動画像については記録時間、静止画像については枚数で表示されているが、ユーザーはこの表示を見て残量が少ないと考えると、この「整理する」ボタン46を選択指示することにより、消去操作画面へ移行することができる。具体的画面については省略するが、記録されている分類Aに属する映像信号のリストが表示され不要なものについてユーザーが選択確定操作を行うことにより、削除が行われ、その情報を記録していた領域が以降の記録のために開放される。これはこの削除操作の時点でHDD内のこの情報を物理的に消去するとは限らないが、ユーザーから見ると消去されたのと同等である。
【0060】
図8のカレンダーの上に「ムービー取り込み」のボタン47があるが、これを選択指示し、図9に示すムービー取り込み画面を利用して外部入力端子からの映像信号をHDDに記録する様に指示することが、図5のステップS10で述べた「ムービー取り込み」の指示に相当する。この「ムービー取り込み」のボタン47が選択指示されたときには、例えば図9に示す様なムービー取り込み用画面がディスプレイ19に表示される。
【0061】
図9において、画面は左側にソースの小画像51およびソース側の操作ボタン52〜55が配置され、画面の右側にHDD側の操作ボタン56〜59が配置されている。ソースとなるカメラ一体型レコーダなどの再生装置と本発明の記録再生装置とは、例えばIEEE1394の様なデジタルインターフェイスで接続されており、本発明の映像信号記録再生装置側からソース機器にコマンドを発して動作が操作できるものとする。
【0062】
ソース側の操作ボタン55中のPLAY、REWなどのボタンを選択指示することにより、ソース機器を制御し、ソース機器から再生される映像信号が小画像51として表示される。これをユーザーが見ながら、「ここから」ボタン52と「ここまで」ボタン53を選択指示することで、HDDへの取り込みの開始点と終了点が決定される。その後、HDD側のボタン「REC」56を選択操作すると、「ここから」ボタン52で指定した箇所から「ここまで」ボタン53で指定した箇所までについてHDDにダビングが行われる。「ここから」ボタン52による指定と「ここまで」ボタン53による指定は、キャンセルボタン54により取り消すことができる。
【0063】
「ここから」ボタン52が指定されなかったときにはソースが現在再生している画像が記録され、「ここまで」ボタン53が指定されなかったときには、HDD側のボタン「PAUSE」57や「STOP」58が選択指示されるまで記録を続ける。「名前を付ける」ボタン59は、現在記録中または直前に記録した映像信号について、タイトルを付加する操作画面(説明は省略)へ移行するためのものである。右下の「終了」ボタン60を選択指示することにより、図8のカレンダー画面に戻る。
【0064】
なお、デジタルカムコーダーからHDDにダビングする際、タイムコードをモニタしておき、その不連続点を検出するなどの手段により、二つの動画ファイルに自動で切り分けることができる。これによって、ひとつながりの連続したカットだけを一つの動画ファイルとして取り込むことができる。こうしておけば、再生時は、リモコンのスキップボタン(図3には図示せず)を使って、次のカットへ飛ぶことができる。これは、丁度DVDのチャプタ送りに類似した使い勝手となる。
【0065】
なお、記録を行うための操作法は図9の例に限らず、入力はデジタルかアナログか等、どの様なものを対象とするか、ユーザーの操作のしやすさ等により適当なものを採用すればよい。
【0066】
次に、カレンダー画面からの分類Aに属する映像信号の再生操作について説明する。図8に示したカレンダー表示の中のある日付の一つが選択指示されると、例えば図10の様な画面がディスプレイに表示される。図10は図8の10月26日を選択指示したときのものであるが、この日にはデジタルカメラで撮影した静止画とカメラレコーダで撮影した動画が両方存在するので、図10において静止画を表す左側の小画像表示領域61と、動画を表す右側の小画像表示領域62の両方に画像が表示されている。小画像表示領域62には動画像から選ばれた代表静止画像が表示される。
【0067】
選択指示した日付に、静止画及び動画のどちらか一方が存在しない場合は、存在しない方の画像を表す小画像表示領域61又は62には映像が存在しない旨を示すメッセージが表示される。左側の静止画像の小画像表示領域61が選択指示されると、その日の最初の静止画が表示され、次の画像へ送る所定の操作を行うと次の画像が表示される。右側の動画像の小画像表示領域62を選択指示すると、その日の動画像の内の最初の代表静止画像が表示される。その日の動画像が複数ある場合には、次へ送るための所定の操作を行うと、次の動画像の代表静止画像が表示される。
【0068】
ここで、静止画像や動画像の小画像の選択指示により、その日の静止画像や動画像を代表する画像がサムネイルで一覧表示されてその中から選択する様にしてもよい。図10の日付のテキスト表示の両脇には、「前の日」ボタン63および「次の日」ボタン64が配置されているが、これらを選択指示することにより、今表示している日付よりも前或いは後で、静止画像または動画像のうち少なくともいずれか一方が存在する日に関するこの画面が表示される。画面左上の「月カレンダーへ」ボタン65を選択指示すると、図8のカレンダー画面に戻る。
【0069】
この様に、図8の画面により、分類Aの映像信号に関して、記録、再生、削除(ユーザーから見ると消去に相当)の全てを行うことが可能である。整理すると図11の様になる。
【0070】
[ナビ画面2 サムネイル選択画面]
次にナビ画面の中のサムネイル選択画面について説明する。図12はナビ画面のうちのサムネイル画面の一例を示す。同図上方に4種の画面メニューのタブ31〜34があり、ここではタブ32が選択されており、これがサムネイル画面を表す。このサムネイル画面をディスプレイに表示させて操作することにより、分類Bとして記録された映像信号について、再生のための選択が行われる。分類Aとして記録された映像信号については、HDD上に存在してもここにはサムネイルとして表示されず、このサムネイル選択画面を介した操作においては分類Aで記録された映像信号の再生は行えない。
【0071】
図12において、右側の9枚の小画像(サムネイル)が、記録したTV番組等のサムネイルを表す。ここでは9枚が表示されているが、スクロールボタン75を操作してさらに上下への移動を行うことにより、この前後の番組のサムネイルが表示される。今、右上のサムネイル71が選択されており、このサムネイル71の周辺が濃く表示されている。この選択は、リモコン20の4方向のボタン(図3の25)を押すことにより、上下左右に移動する。そして、リモコン20のOKボタンを押すことにより、この選択が確定し、その内容が再生される。
【0072】
9個のサムネイルの上の表示領域72には、今選択されているサムネイル71の番組の情報として、ここでは記録日時、チャンネル、記録モード(同図では「EP」)、タイトル(ここでは「RUNNING」)が表示される。9個のサムネイルの表示順は、記録日時順、ジャンル順、タイトル順などが考えられる。
【0073】
ここで、記録日時順であったとしても、単に順番に並べただけであって、図8の様に、カレンダー状に配置された日付を表す領域に記録された映像信号が割り付けられているわけではない。従って、記録を行っていない日があっても、また、逆に同一日に複数の記録を行ったとしても、記録日時順の場合はサムネイルは日時が早いもの順に並べて表示されるので、9個のサムネイルの表示粋が日付に対応しているわけではない。
【0074】
図12の画面例の左側にある小画像73は、現在放送中または直前に再生していた映像であり、再生選択操作中においてもユーザーはこの小画像で映像を見ることができる。小画像73の下の表示領域74には、リモコン20のボタンの使用法の説明を表示してユーザーの便宜を図っている。
【0075】
なお、図12には特に記してはいないが、「編集」(タイトルやジャンルの付加や変更など)、「削除」などのボタンを画面上に設けて、それらを選択し確定操作を行うことにより、それらを行う画面に移行する様にするとよい。
【0076】
このように、本実施の形態によれば、特にハードディスクレコーダの様な、テレビジョン放送番組などのコンテンツと、カメラレコーダやデジタルカメラで撮影した映像信号の両者を保存することができ、適宜選択して再生することが可能な記録再生システムにおいて、カメラレコーダで撮影された画像を記録したものか、内蔵受信部やセットトップボックス等で得たテレビジョン番組を記録したものかを区別して記録し、それぞれに適した操作法で所望の映像信号を選択して再生を行うことができる。
【0077】
特に、撮影者にとって日付が重要な意味を持つ場合も多い(例えば、誕生日、旅行など)カメラレコーダやデジタルカメラにより撮影した映像は、カレンダー状に表示された区画に映像信号の存在を示す選択方法を行い、撮影画像を見つけやすくし、テレビジョン番組の録画に関してはサムネイルを順に表示した中から選択するという様に、それぞれにおいてユーザーに分かりやすい再生選択方法を与えることができる。
【0078】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、記録する映像信号を分類A、B、Cの3種類に分類し、分類Cで記録した映像信号は、画像内容をタイトルや概略内容をテキストで一覧表示するなどとすることも可能である。この場合、各映像信号に対応するタイトルは、EPGにより取得したデータをそのまま利用してもよいし、また、ユーザーにより入力されるデータを用いるようにしてもよく、このタイトル一覧の中から所望のタイトルを選択指示することにより、そのタイトルに対応した所望の番組の映像信号を再生することができる。また、ディスプレイ19は記録再生装置1の外部に接続されたものに限らず、記録再生装置1に内蔵されていてもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の分類の映像信号の選択再生時にはその各映像信号の代表画像を、内蔵又は外部に接続された表示装置に一覧表示させて、その中の任意の代表画像を選択指示し、第2の分類の映像信号の選択再生時には、複数の日付を示す複数の区画が配置された画像を上記の表示装置に表示させて、複数の区画のうち任意の日付の区画を選択指示することにより、複数の記録映像信号の中から容易に選択再生ができるようにしたため、日付が重要な意味を持つ場合も多いカメラレコーダやデジタルカメラにより撮影した映像信号等の映像信号は、カレンダー状に表示された区画に映像信号の存在を示す選択方法を行い、撮影画像を見付け易くでき、テレビジョン番組の映像信号などの日付が重要な意味を持たない映像信号に関してはサムネイルを順に表示した中から選択するという様に、それぞれにおいてユーザーに分かりやすい再生選択方法を与えることができ、選択操作の操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号記録再生装置の一実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の映像信号記録再生装置を有する記録再生システムの概略システム図である。
【図3】リモコンの一例を示す図である。
【図4】リモコンの+ボタンを押す毎に図1の記録再生装置が受信するチャンネルが切換選択されることを示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態の記録操作時の動作説明用フローチャートである。
【図6】本発明装置による記録操作と記録時の分類と再生時の選択方法とをまとめて示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態の再生操作時の動作説明用フローチャートである。
【図8】本発明装置によるナビ画面のうちのカレンダー画面の一例である。
【図9】ムービー取り込み用画面の一例である。
【図10】カレンダー画面の中である日付の一つが選択指示されときの表示画面の一例である。
【図11】本発明装置においてカレンダー画面表示により選択された項目と次の動作と目的をまとめて示す図である。
【図12】本発明装置によるナビ画面のうちのサムネイル選択画面の一例である。
【符号の説明】
1 映像信号記録再生装置
2 外部入力端子
3 カードスロット
4 赤外線受光部
5 アンテナ入力端子
6 出力端子
7 受信手段
8 切換部
9 記録信号処理部
10 ハードディスクドライブ(HDD)
11 マイクロプロセッサ
12 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
13 リード・オンリ・メモリ(ROM)
14 映像信号化部
15 再生信号処理部
16 切換/重畳部
19 ディスプレイ
20 リモコン
23 「ナビ」ボタン
26 赤外線発光部
Claims (3)
- 第1の記録操作により記録媒体上に記録した映像信号と、前記第1の記録操作とは異なる第2の記録操作により前記記録媒体上に記録した映像信号とを、前記記録媒体から再生する映像信号記録再生装置であって、
前記第1の記録操作により記録する映像信号を第1の分類の映像信号として前記記録媒体に記録する一方、前記第2の記録操作により記録する映像信号を前記第1の分類とは異なる第2の分類の映像信号として前記記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録されている映像信号を再生する再生手段と、
前記記録媒体に記録されている映像信号の中から前記第1の分類である所望の映像信号を再生するために、前記第1の分類である各映像信号の代表画像を、内蔵又は外部に接続された表示装置に一覧表示させる第1の選択画像表示手段と、
前記記録媒体に記録されている映像信号の中から前記第2の分類である所望の日付を有する映像信号を再生するために、複数の日付を示す複数の区画が配置された画像を、前記表示装置に表示させる第2の選択画像表示手段と、
前記第1の選択画像表示手段による前記代表画像の一覧表示と前記第2の選択画像表示手段による複数の区画の表示の一方を選択し、更に前記一覧表示を選択したときは複数の代表画像の中の任意の代表画像を選択指示し、前記複数の区画の表示を選択したときはその複数の区画のうち任意の日付の区画を選択指示する選択指示手段と、
前記選択指示手段により選択指示された前記代表画像に対応した映像信号、又は選択指示された前記任意の区画の日付に対応した映像信号を、前記記録媒体から再生するように前記再生手段を制御する制御手段と
を有することを特徴とする映像信号記録再生装置。 - 前記記録手段は、前記第2の分類である映像信号として、静止画像信号と動画像信号とを記録する手段であり、
前記第2の選択画像表示手段は、二次元に配置された各日付を示す複数の区画のうち、前記記録媒体に記録されている前記第2の分類である映像信号に対応した日付の区画に、前記静止画像信号と動画像信号とを識別するよう設定された形状のアイコンを表示する手段であることを特徴とする請求項1記載の映像信号記録再生装置。 - 第1の記録操作により記録媒体上に記録した映像信号と、前記第1の記録操作とは異なる第2の記録操作により前記記録媒体上に記録した映像信号とを、前記記録媒体から再生する映像信号記録再生装置であって、
前記第1の記録操作により記録する映像信号を第1の分類の映像信号として前記記録媒体に記録する一方、前記第2の記録操作により記録する映像信号を前記第1の分類とは異なる第2の分類の映像信号として前記記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録されている映像信号を再生する再生手段と、
前記記録媒体に記録されている映像信号の中から前記第1の分類である所望の映像信号を再生するために、前記第1の分類である各映像信号のタイトルを、内蔵又は外部に接続された表示装置に一覧表示させる第1の選択画像表示手段と、
前記記録媒体に記録されている映像信号の中から前記第2の分類である所望の日付を有する映像信号を再生するために、複数の日付を示す複数の区画が配置された画像を、前記表示装置に表示させる第2の選択画像表示手段と、
前記第1の選択画像表示手段による前記タイトルの一覧表示と前記第2の選択画像表示手段による複数の区画の表示の一方を選択し、更に前記一覧表示を選択したときは複数のタイトルの中の任意のタイトルを選択指示し、前記複数の区画の表示を選択したときはその複数の区画のうち任意の日付の区画を選択指示する選択指示手段と、
前記選択指示手段により選択指示された前記タイトルに対応した映像信号、又は選択指示された前記任意の区画の日付に対応した映像信号を、前記記録媒体から再生するように前記再生手段を制御する制御手段と
を有することを特徴とする映像信号記録再生装置。
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