[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2004289425A - 画像表示装置およびプログラム - Google Patents

画像表示装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2004289425A
JP2004289425A JP2003078146A JP2003078146A JP2004289425A JP 2004289425 A JP2004289425 A JP 2004289425A JP 2003078146 A JP2003078146 A JP 2003078146A JP 2003078146 A JP2003078146 A JP 2003078146A JP 2004289425 A JP2004289425 A JP 2004289425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display screen
link
display
folder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003078146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3755517B2 (ja
Inventor
Rieko Izume
理恵子 井爪
Noriyuki Nobuyuki
宣之 沖須
Motohiro Nakanishi
基浩 中西
Takehisa Yamaguchi
武久 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2003078146A priority Critical patent/JP3755517B2/ja
Priority to US10/462,154 priority patent/US20040186820A1/en
Publication of JP2004289425A publication Critical patent/JP2004289425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755517B2 publication Critical patent/JP3755517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/51Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/77Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera
    • H04N5/772Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera the recording apparatus and the television camera being placed in the same enclosure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】画像間の関係づけに基づいて画像の対比を行うことが容易な画像表示装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像表示装置1は、所定の分類基準で分類された画像群101が格納される格納部100を備える。画像群101に含まれる画像間にはリンク関係102〜104が定義される。読み出し部110は、格納部100から画像およびリンク関係を読み出し、それぞれ表示部130およびレイアウト決定部120へ出力する。レイアウト120はリンク関係に基づいて、表示部130のディスプレイ131における画像のレイアウトを決定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の画像を表示する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子技術の発展にともない、被写体を撮影してデジタル電子画像を生成するデジタルカメラが広範に用いられるようになってきている。デジタルカメラで取得されたデジタル電子画像には、表示形態を自在に変更可能であり、被写体像以外の情報を自在に付加可能であるという特徴がある。そこで、この特徴を生かした様々な機能がデジタルカメラに搭載されている。その一例として、デジタルカメラに設けられたディスプレイで構図の見本となるガイド画像を参照しながら撮影を行うことができるガイド撮影機能を備えるデジタルカメラがある。
【0003】
一般に、このようなガイド撮影においては複数のガイド画像が準備される。例えば、中古車販売業者が販売対象の中古車の広告画像を撮影する場合には、1台の自動車を所定の複数の構図(例えば、フロント,サイドおよびリア)で撮影することが望まれるので、構図の見本となるガイド画像が複数準備されてガイド撮影が行われる。
【0004】
このようなガイド撮影においては、取得された撮影画像とガイド画像との対応を誤認識することを防止する必要があるため、撮影画像とガイド画像との関係づけを行うことが望まれる。その1手段としては、特許文献1に示唆されているように、撮影画像にガイド画像を反映したファイル名を付加することが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−158953
【特許文献2】
特開2002−77691
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、撮影画像とガイド画像との関係づけが可能になり、対応の誤認識を防止可能であるものの、関係づけられた画像の表示方法は考慮されていなかった。つまり、画像の撮影および記録については考慮されていたものの、記録された画像の表示方法は考慮されていなかった。このため、関係づけに基づいて簡単に画像間で対比を行うことは不可能なことが多く、可能である場合でも煩雑な操作が必要であった。例えば、関係づけに基づいて画像間で対比を行うためには、画像表示プログラムがインストールされたコンピュータシステム等を用いて、(1)関係づけられた画像を選択し、(2)当該画像を適正な大きさで表示させ、(3)表示された画像を対比可能なレイアウトに並べ替える、等の非常に煩雑な操作を行う必要があった。本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、画像間の関係づけに基づいて画像の対比を行うことが容易な画像表示装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、画像表示装置であって、所定の分類基準で分類された画像群と、前記画像群に含まれる複数の画像間の関係を定義したリンク関係の情報とを格納する格納部と、前記画像群の中から、前記リンク関係が定義されたリンク画像群と前記リンク関係とを読み出す読み出し手段と、前記リンク画像群を表示する表示手段と、前記表示手段における前記リンク画像群の表示レイアウトを前記リンク関係に基づいて決定するレイアウト決定手段と、を備える。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像表示装置において、前記リンク関係が、前記分類基準における異なる分類に属する画像間に定義される。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明に係る画像表示装置において、前記リンク関係が、特定画像の全体画像と部分画像との間に定義される。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明に係るに画像表示装置において、前記表示手段に表示される前記リンク画像群の変更指示を与える変更指示手段をさらに備え、前記変更指示に応答して、前記表示手段に表示されるリンク画像群が、第1のリンク関係またはリンク関係の組によって関係づけられた第1リンク画像群から、第2のリンク関係またはリンク関係の組によって関係づけられた第2リンク画像群へと更新される。
【0011】
また、請求項5の発明は、画像表示装置を制御するコンピュータによって実行されることにより、前記画像表示装置を請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る画像表示装置として機能させることを特徴とするプログラムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態では、まず最初に、実施の形態に係る画像表示装置の主要な特徴部を一般化して説明する。しかる後に、より具体的な画像表示装置として、デジタルカメラに搭載された画像表示装置を例として説明を行う。
【0013】
<<一般化した画像表示装置>>
図1は、一般化した画像表示装置1の機能を説明するブロック図である。以下では、画像表示装置1の機能をサブブロック別に説明する。
【0014】
○格納部;
画像表示装置1は、画像群101を格納する格納部100を備える。格納部100には、所定の分類基準に基づいて画像群101が分類されて格納される。図1には、画像群a={a1,a2,a3,・・・},画像群b={b1,b2,b3,・・・},画像群c={c1,c2,c3,・・・}が、それぞれ分類A,B,Cに分類された状態で格納部100に格納されていることが模式的に示されている。画像群の分類手段としては様々な手段が考えられるが、代表的な例として、階層型のフォルダ(ディレクトリ)構造におけるフォルダを分類手段として使用することが考えられる。この場合、同一のフォルダに格納されている画像群が同一の分類に属する画像群とみなされる。もちろん、分類手段は、格納部100の機能を実現する記憶手段を制御するシステムによって任意に変更しうるものであり、本願の請求項で特定される発明の内容を制限しない。
【0015】
さらに、分類基準の具体的内容も制限されないが、例えば、デジタルカメラにおけるガイド撮影によって取得された、所定の複数の構図で構成される画像群ごとにフォルダを設ける態様が考えられる。より具体的に言えば、中古車販売業において販売対象の複数の中古車を所定の複数の構図(例えば、フロント,リアおよびサイド)で撮影して得られた画像群を、中古車別に作成したフォルダに分類して格納する態様が考えられる。この場合、異なる中古車に関する画像は異なるフォルダに格納される。すなわち、分類手段がフォルダであり、分類基準が中古車となっている。
【0016】
なお、分類数が3の場合を図1で例示したが、分類数は2以下あるいは4以上でもよい。そして、分類数が1の場合も特殊な場合として本発明に包含される。
【0017】
○リンク関係;
画像群101に含まれる画像間には、各画像間の関係を定義したリンク関係が必要に応じて設けられる。本実施の形態に係るリンク関係は、特定の画像αから別の特定の画像βへの参照である。換言すれば、画像αから画像βへの関係づけである。さらに換言すれば、画像αから画像βへのリンク関係が定義されているとは、画像αに関係する画像として画像βが定義されていることを意味する。なお、以下の説明においては、画像α(リンク元)から画像β(リンク先)へのリンク関係をリンク関係L(α→β)と表現する。また、上述の「必要に応じて」とは、関係づける必要がある画像間にのみリンク関係を定義することを意味する。すなわち、全ての画像間にリンク関係を定義する必要はない。具体的な例で言えば、対比して閲覧することが望まれる画像間にのみリンク関係が定義され、それ以外の画像間にはリンク関係は定義されない。
【0018】
本実施の形態に係るリンク関係は先述の分類から独立して定義可能である。リンク関係の具体的内容も、分類基準の場合と同様に制限されないが、上述の中古車販売業の事例で言えば、異なる中古車に関する略同一の構図の画像間にリンク関係を定義可能である。すなわち、異なるフォルダに格納された略同一の構図の画像間にリンク関係を定義可能である。このようなリンク関係は、リンク関係が分類基準から独立して定義可能であるという特徴によって実現可能になる。
【0019】
また、図1においては、画像a1から画像b1へのリンク関係L(a1→b1),画像b2から画像c2へのリンク関係L(b2→c2),画像a3から画像c3へのリンク関係L(a3→c3)が、それぞれ矢印線102,103,104として模式的に表現されている。
【0020】
なお、リンク関係の記述方法としては、
(1)画像に付加して記述する方法;
(2)画像から分離して記述する方法;および
(3)(1)および(2)の中間的な方法;
の3つの方法がある。以下では、これらの方法について説明する。
【0021】
(1)画像に付加して記述する方法;
リンク先画像を直接特定可能な情報を画像に付加する方法である。直接特定可能な情報の例としては、階層型のフォルダ構造におけるリンク先画像のパスとファイル名がある。この方法は、少数のリンク画像群を表示する画像表示装置において好適に採用される。なぜならば、リンク関係を特定するのに、少数の画像に付加されたリンク関係を参照するのみでよいので、リンク関係を特定する処理を高速化できるからである。
【0022】
(2)画像から分離して記述する方法;
画像にはリンク先画像を特定する情報が付加されておらず、画像群のリンク関係を特定する情報(例えば、階層型のフォルダ構造における、リンク元画像およびリンク先画像のパスとファイル名を記述したデータ)を画像から分離して保持する方法である。この方法は、多数のリンク関係が関わる画像群を表示する画像処理装置において好適に採用される。なぜならば、リンク関係を個別の画像ごとに参照する必要がないので、リンク関係を特定する処理を高速化できるからである。あるいは、リンク関係に規則性がある場合にもこの方法は好適に用いられる。なぜならば、重複した情報を個々の画像に付加する必要がないからである。さらに、この方法では、リンク関係が変更されても画像に付加された情報に影響を与えないので、リンク関係が頻繁に変更される場合にも好適に採用される。
【0023】
本方法に係るリンク関係の記述方法は制限されないが、例えば、以下の記述方法を採用可能である。すなわち、リンク元画像のパスおよびファイル名をX、リンク先画像のパスおよびファイル名をYとしたとき、<link:from=”X” link:to=”Y”>とテキストで表記することによって、リンク元画像からリンク先画像へのリンク関係を記述可能である。つまり、リンク元画像およびリンク先画像のパスおよびファイル名を識別可能に表記することによってリンク関係を記述可能である。
【0024】
(3)(1)および(2)の中間的な方法;
リンク先画像を完全には特定できない情報を画像に付加し、それを補ってリンク先画像を特定可能にする情報をリンク元画像から分離して記述する方法である。この方法は上述の2つの方法の中間的な特徴を有する。
【0025】
(1)〜(3)の3つの方法は、画像の処理に使われるコンピュータの処理能力、コンピュータにインストールされたプログラム、リンク関係の特性に応じて適宜選択可能である。したがって、上述の説明で有利とされなかった記述方法の採用も妨げられない。
【0026】
○読み出し部;
画像表示装置1には、画像およびリンク関係を格納部100から読み出し可能な読み出し部110が設けられる。読み出された画像は表示部130に出力される。また、読み出されたリンク関係はレイアウト決定部120に出力される。
【0027】
○レイアウト決定部;
レイアウト決定部120は、読み出し部110から入力されたリンク関係に基づいて、表示部130に設けられたディスプレイ131上の画像のレイアウト(配置、割付等)を決定する。換言すれば、レイアウト決定部120は、ディスプレイ131の画像表示領域を、表示する画像の数より多い複数の領域に分割する方法を決定するとともに、分割された各領域に表示する画像を決定する。ここで決定されたレイアウトはレイアウト情報として表示部130に出力される。
【0028】
○表示部;
表示部130は、読み出し部110から入力された画像をディスプレイ131に視認可能に表示する。このとき、表示部130は、レイアウト決定部120から入力されたレイアウト情報に基づいてディスプレイ131に画像を表示する。
【0029】
○レイアウト例(基本レイアウト);
ディスプレイ131上の画像のレイアウトはリンク関係に基づいて決定される。ここでは、リンク関係から画像のレイアウトを決定する方法を、リンク関係によって直接関係づけられた画像を対比可能に表示する場合(基本レイアウト)を例として説明する。
【0030】
ディスプレイ131上の画像は、リンク関係によって関係づけられた画像が対比可能なレイアウトで表示される。このようなレイアウトの1例として、リンク関係L(d1→d2)が定義された画像d1,d2を矩形のディスプレイ131の横方向に並べるレイアウトが考えられる(図2)。換言すれば、矩形のディスプレイ131の画像表示領域(ここではディスプレイ131の全体)を縦1行,横2列のマトリクス状の2つの領域131a,131bに分割して、領域131a,131bのそれぞれに画像d1,d2を表示するレイアウトが考えられる。なお、図2における点線DLは、領域131a,131bの境界を明確にするために便宜的に記載したもので、実際のディスプレイ131には表示されない(図3,4も同様)。
【0031】
上述のレイアウトでは、1つのリンク関係L(d1→d2)に関する画像対のみをディスプレイ131に同時表示させたが、画像の対比を妨げない限り、複数のリンク関係に関する3枚以上の画像からなる画像群をディスプレイ131に同時表示させることも許容される。例えば、リンク関係L(e1→e2),L(e1→e3)で関係づけられた画像群e={e1,e2,e3}を同時表示させることも許容される。ただし、同時表示させる画像が2つの場合には画像間のリンク関係(対比すべき画像対)を誤認識することは起こりにくいが、3枚以上の画像からなる画像群を同時表示させる場合は、リンク関係の誤認識を避けるためにレイアウトに配慮が必要となる。例えば、図3のように、リンク元画像e1をディスプレイ131の左側領域に、リンク先画像e2,e3をディスプレイ131の右側領域に配置するレイアウトが考えられる。換言すれば、矩形のディスプレイ131の画像表示領域を縦2行,横2列のマトリクス状の4つの領域131d〜131gに分割して、左下(2行目1列目)の領域131fを除く領域131d,131e,131gのそれぞれに画像e1,e2,e3を表示させるレイアウトが考えられる。これにより、リンク関係が定義された画像対は異なる列(横方向位置)に表示されるので、画像表示装置1のユーザはリンク関係L(e1→e2),L(e1→e3)を認識可能になる。すなわち、画像e1と画像e2、あるいは画像e1とe3とがディスプレイ131に対比可能にレイアウトされたことになる。もちろん、この方法で縦と横を入れ替えることも許容される。また、縦方向あるいは横方向を3つ以上に分割してもよい。
【0032】
○レイアウト例(応用レイアウト);
ここでは「リンク関係に基づいて」の概念をより拡張した応用レイアウトを説明する。基本レイアウトでは、リンク関係によって直接関係づけられた画像を同時表示させていたが、応用レイアウトでは、1つのリンク関係で直接関係づけられてはいないが、複数のリンク関係によって間接的に関係づけられた画像を同時表示させる。
【0033】
例えば、リンク関係L(f1→f2),L(f1→f3),L(f1→f4)で関係づけられた画像群f={f1,f2,f3,f4}を考える。このとき、画像群fの部分画像群f’={f2,f3,f4}を図4のようにディスプレイ131にレイアウトして同時表示してもよい。換言すれば、部分画像群f’に関して、等価なリンク関係が定義されている場合、部分画像群f’をディスプレイ131にレイアウトして同時表示させてもよい。図4には、矩形のディスプレイ131の画像表示領域を縦1行、横3列のマトリクス状の3つの領域131h〜131jに分割して、領域131h〜131jのそれぞれに画像f2〜f4を表示するレイアウトが示されている。これは、リンク関係L(f1→f2),L(f1→f3),L(f1→f4)の対称性を利用したものであり、先述した「リンク関係Lに基づいて」とは、このようなリンク関係の対称性を利用した場合も包含する。
【0034】
このようなリンク関係の対称性の利用には、いくつかの利点がある。例えば、画像f1と画像f2との対比,画像f1と画像f3との対比,画像f1と画像f4との対比が望まれており、リンク関係L(f1→f2),L(f1→f3),L(f1→f4)が定義されているとする。この場合、画像f2〜f4の相互間も関係のある画像群であり、対比可能な表示が望まれることが多い。しかし、「リンク関係に基づいて」表示することを、直接的にリンク関係で関係づけられた画像群を表示するという狭義の意味(基本レイアウト)であるとすると、画像f2〜f4を対比可能に表示できない。あるいは、画像f2〜f4の相互間に新たにリンク関係を定義する必要があり、リンク関係が複雑になる。しかし、リンク関係の対称性をレイアウトに利用すれば、複雑なリンク関係を設定することなく、対比が望まれる画像を対比可能に表示可能である。
【0035】
以上、実施の形態に係る一般化した画像表示装置1を説明したが、以下の第1および第2実施形態では、デジタルカメラに搭載された画像表示装置を例として説明を行う。
【0036】
<<第1実施形態>>
第1実施形態においては、ガイド撮影およびガイド撮影によって得られた画像の再生表示を行うデジタルカメラについて説明する。第1実施形態のデジタルカメラは、撮影の見本となるガイド画像を参照しながらガイド撮影を行うことができる。また、当該デジタルカメラは、ガイド画像とガイド撮影によって取得した撮影画像との間に定義されたリンク関係に基づいて、画像群を対比可能に表示する。以下の説明では、ガイド画像の構図を参照しながら自動車を撮影して得られた画像群を再生表示する例を随時あげるが、これは例示であって本発明に係る画像表示装置の用途はこの用途に制限されない。また、第1実施形態においては、ガイド撮影およびガイド撮影によって得られた撮影画像の再生表示を専ら行うデジタルカメラを例にあげて説明を行うが、これらの機能は一般的なデジタルカメラに付加された機能として実現されてもよい。
【0037】
<デジタルカメラの外観構成>
図5は、第1実施形態のデジタルカメラ2を斜め前方から見た斜視図である。図6は、デジタルカメラ2の背面図である。
【0038】
図5に示すように、デジタルカメラ2の正面には、被写体像をCCD(Charge Coupled Device)201に結像させる撮影レンズ202と、ユーザが被写体を視認するためのファインダ窓203と、フラッシュ204とが設けられる。
【0039】
さらに、デジタルカメラ2の上面には、デジタルカメラ2のユーザが撮影を指示するレリーズボタン205と、電源ONとOFFとを順次に切り替える電源スイッチ206と、デジタルカメラ2の動作モードを切り替えるモード切り替えボタン207と、撮影パラメータを表示する液晶パネル208とが設けられる。
【0040】
さらに、デジタルカメラ2の側面には、ガイド画像および撮影画像が格納される媒体であるメモリカード209を挿入する挿入口210が設けられる。
【0041】
また、図6に示すように、デジタルカメラ2の背面には、画像等を表示する矩形のディスプレイである液晶モニタ211と、液晶モニタ211に表示されるカーソルを上下左右の4方向に移動させるカーソルキー212と、カーソルキー212における選択を確定する実行ボタン213と、撮影レンズ202のズーム倍率を変更するズームキー214と、表示設定ボタン群215とが設けられる。液晶モニタ211は、撮影時にはライブビューを表示するとともに、再生時にはメモリカード209に格納されている画像を再生表示する。表示設定ボタン群215は、表示切り替えボタン215a,拡大表示ボタン215b,インデックス表示ボタン215cからなる。これらのボタン群は液晶モニタ211における画像の再生方法を変更するために用いられる。個別のボタンの機能は「再生モード」の説明時に詳細に説明する。
【0042】
<デジタルカメラの内部構成>
デジタルカメラ2の内部構成を図7の機能ブロック図を参照しながら説明する。
【0043】
デジタルカメラ2は、撮影レンズ202,CCD201,A/D変換部220および画像処理部221を備える。撮影レンズ202から得られた被写体像はCCD201に結像させられる。CCD201は、光電変換作用により被写体像を画像信号に変換する。この画像信号は、A/D変換部220によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。さらに、当該画像信号には、画像処理部221で所定の画像処理が施される。画像処理後の画像信号は、圧縮部222,ライブビュー作成部223および全体制御部230に画像として出力される。ライブビュー作成部223は、この画像からライブビューを作成する。ライブビューは、撮影待機時にレリーズボタン205が押下されるまで所定時間間隔で更新されながら液晶モニタ211に表示される。圧縮部222は、レリーズボタン205が押下された時点で画像処理部221から入力された画像をExif(Exchangeable File Format)形式に変換してメモリカード209の所定のフォルダに格納する。このとき、格納される画像のタグにはリンク関係が記述される。このリンク関係の詳細および格納されるフォルダは後述する。
【0044】
また、デジタルカメラ2は、液晶パネル208および操作部224を備える。液晶パネル208にはデジタルカメラ2の撮影パラメータが表示される。操作部224は、先述したレリーズボタン205,電源スイッチ206,モード切り替えボタン207,カーソルキー212,実行ボタン213,ズームキー214および表示設定ボタン群215を包含しており、ユーザの指示を受け取るインターフェースとして機能する。
【0045】
また、デジタルカメラ2は、上述の各構成を統括制御する全体制御部230を備える。全体制御部230は、CPU231,RAM232およびROM233を備えるマイクロコンピュータである。ROM233には、デジタルカメラ2の動作を規定するプログラム234がインストールされる。プログラム234によって、後述する再生モードにおける画像表示は実現される。つまり、再生モードにおける画像のレイアウトは、プログラム234によって決定される。
【0046】
また、全体制御部230は、撮影レンズ202を駆動して合焦状態を変化させるレンズ駆動部225へ制御信号を出力するAF制御部226を備える。AF制御部226は、画像処理部221から入力された画像の部分領域(AFエリア)のコントラストが最大となるように、撮影レンズ202を駆動する。換言すれば、AF制御部226はコントラスト方式のオートフォーカス制御を行っている。また、コントラスト算出に用いられた画像の部分領域(AFエリア)は、メモリカード209への画像の格納時に当該画像のタグに記述される。
【0047】
<ガイド画像の登録>
第1実施形態のデジタルカメラ2は、撮影の見本となるガイド画像をガイド撮影に先立って登録する必要がある。以下では、このガイド画像の登録方法を説明する。
【0048】
デジタルカメラ2のメモリカード209には、階層型のフォルダ構造におけるフォルダによって分類された状態でExif形式の画像(ファイル)が格納される。デジタルカメラ2は、当該階層フォルダ構造中の所定のパスおよびフォルダ名のフォルダに格納されている画像を、ガイド画像と認識する。このため、ガイド画像が格納されるメモリカード209のフォルダ構造をまず最初に説明し、しかる後にガイド画像の登録方法を説明することとする。
【0049】
ここで、メモリカード209のフォルダ構造について図8のフォルダツリー240を参照しながら説明する。図8に示されるように、ガイド撮影に係るフォルダツリー240の最上層のフォルダとして「ガイド」フォルダが設けられる。「ガイド」フォルダの下層には、ガイド撮影に必要なガイド画像やガイド撮影で取得された撮影画像が所定のフォルダ構造で格納される。
【0050】
図8における「ガイド」フォルダの下層には子フォルダとして、「ガイド撮影1」フォルダおよび「ガイド撮影2」フォルダという2つのガイド撮影フォルダが設けられている。ガイド撮影フォルダは、複数の構図を組み合わせた一連のガイド画像群に対応して設けられる。したがって、ガイド撮影フォルダの数は1または3以上であってもよい。すなわち、ガイド撮影フォルダは、複数の構図を組み合わせた一連のガイド画像群の数だけ設けられる。
【0051】
このことを、一般化した画像表示装置1の説明であげた中古車のガイド撮影の場合を例示して説明する。今、中古車のガイド撮影において、次の3種類のガイド撮影がデジタルカメラ2で行われるとする。すなわち、
(1)フロント,リアおよびサイドの3撮影からなる第1のガイド撮影;
(2)フロント,リア,サイド,前部座席および後部座席の5撮影からなる第2のガイド撮影;および
(3)フロント,リア,サイド,前部座席,後部座席およびエンジンルームの6撮影からなる第3のガイド撮影;
の3種類のガイド撮影がデジタルカメラ2で行われるとする。このとき、「ガイド」フォルダの子フォルダとして、第1〜3のガイド撮影のそれぞれに係る第1〜第3のガイド撮影フォルダが設けられる。このフォルダ数は、メモリカード209の記憶容量および全体制御部230の演算能力が許容する範囲内で任意に増減可能である。
【0052】
再び図8に戻って説明する。各ガイド撮影フォルダの下層には、ガイド画像および撮影画像が所定のフォルダ構造で格納されるが、そのフォルダ構造はどのガイド撮影フォルダにおいても本質的には同じである。したがって、以下の説明においては、「ガイド撮影1」フォルダの下層のフォルダ構造のみを説明し、これ以外のガイド撮影フォルダの詳細説明は省略する。
【0053】
「ガイド撮影1」フォルダの下層には子フォルダとして、ガイド画像が格納される「ガイド画像1」フォルダが設けられる。デジタルカメラ2は、「ガイド画像1」フォルダに格納された画像を、「ガイド撮影1」フォルダに係るガイド撮影のガイド画像と認識する。図8の場合で言えば、「ガイド画像1」フォルダに格納された「ガイド画像1001」,「ガイド画像1002」,「ガイド画像1003」がガイド画像としてデジタルカメラ2に認識される。
【0054】
「ガイド画像1」フォルダの作成および「ガイド画像1」フォルダへのガイド画像の登録は、例えば、メモリカード209の読み書きが可能なコンピュータシステム上でファイル操作を行うことにより実行される。また、デジタルカメラ2でこのようなファイル操作が可能となるように、デジタルカメラ2を構成してもよい。ガイド画像フォルダに格納されるガイド画像は、デジタルカメラ2で取得した画像でも、別の手段で取得した画像でもよい。
【0055】
<撮影画像フォルダ>
ガイド画像フォルダと同じフォルダ階層には、ガイド撮影によって得られた撮影画像が格納される撮影画像フォルダが設けられる。撮影画像フォルダは、後述する新規撮影モードでのガイド撮影時に、複数の構図を組み合わせた一連のガイド撮影に対応して1つ設けられる。したがって、一連のガイド撮影が複数回行われれば、撮影画像フォルダはその回数分だけ設けられる。
【0056】
図8のフォルダツリー240には、「撮影画像11」フォルダおよび「撮影画像12」フォルダという2つの撮影画像フォルダが「ガイド画像1」フォルダと同じフォルダ階層に作成された様子が図示されている。「撮影画像11」フォルダには、3枚の撮影画像(「撮影画像1101」,「撮影画像1102」,「撮影画像1103」)が格納されている。また、「撮影画像12」フォルダには、2枚の撮影画像(「撮影画像1201」,「撮影画像1202」)が格納されている。ここで、「撮影画像11」フォルダには、3枚のガイド画像(「ガイド画像1001,「ガイド画像1002」,「ガイド画像1003」)のリンク先の撮影画像が全て格納されている。一方、「撮影画像12」フォルダには、3枚のガイド画像の一部のリンク先の撮影画像しか格納されていない(ここでは、「ガイド画像1003」のリンク先の撮影画像が欠落しているとする)。このような事例は、一連のガイド撮影を途中で中断したり、撮影画像を消去したりした場合に起こりうる。
【0057】
なお、第1実施形態においては、図9のリンク関係図250に示されるように、矢印251〜260で表現されるリンク関係が画像間に定義されているとして以下の説明を行う。
【0058】
<タグ>
フォルダおよび画像には、当該フォルダおよび当該画像に係る情報が記述されたタグが付加される。そして、画像間の関係を定義するリンク関係が画像のタグに記述される。第1実施形態では、以下の(1)および(2)のリンク関係が画像のタグに記述される。
(1)撮影画像のタグに記述された、当該撮影画像のガイド撮影時に見本となったガイド画像のパスおよびファイル名。
(2)ガイド画像のタグに記述された、ガイド撮影時に当該ガイド画像を見本とした撮影画像のパスおよびファイル名。
【0059】
パスは相対パスおよび絶対パスのいずれで記述されてもよい。また、(1)の場合はパスおよびファイル名が記述されるガイド画像は1つであるが、(2)の場合は、複数の撮影画像のパスおよびファイル名が記述されることも許容される。そして、デジタルカメラ2は、(1)を参照することにより撮影画像のリンク先のガイド画像を特定可能となる。具体的には、ある撮影画像が指定されると、そのタグが参照されてリンク先ガイド画像のパスおよびファイル名が読み取られる。そして、リンク先のガイド画像が特定される。同様にして、(2)を参照することにより、ガイド画像のリンク先の撮影画像も特定可能である。これらのリンク関係は新規撮影モードおよび追加撮影モードでガイド撮影により画像が取得されるときに当該画像のタグに記述される。その記述動作は後述する新規撮影モードおよび追加撮影モードの説明の中で行う。
【0060】
また、この例では画像間のリンク関係は双方向である。すなわち、画像U,Vにリンク関係L(U→V)が存在するときはリンク関係L(V→U)も存在している。しかし、リンク関係は必ずしも双方向である必要はなく、一方向だけが存在していてもよい。例えば、画像U,Vに明確な主従関係があって、画像Uを主として、リンク先の画像Vを参照するのみで、逆方向の画像参照を行う必要がなければ、リンク関係L(U→V)だけを定義して、リンク関係L(V→U)を省略してもよい。ただし、この場合には画像Vから画像Uを参照することはできない。
【0061】
これらのリンク関係の記述方法は、一般化した画像表示装置1で説明した「画像に付加して記述する方法」に該当する。もちろん、リンク関係を記述したテキストを画像から分離したファイルとして保持してもよい。
【0062】
ここで、タグの記述例を図10を参照しながら説明する。図10は、「撮影画像1101」のタグの具体的内容を模式的に示したものである。「撮影画像1101」のファイル260には、タグ261および画像本体部262が含まれる。
【0063】
画像本体部262は画像を所定の形式で記述した情報である。画像本体部262は高解像度の画像情報を含み、タグ261にはサイズを縮小したサムネイル画像をはじめ様々な情報が記述される。実施の形態に係る画像表示装置の機能を実現するために重要な情報としては、リンク先情報261aおよびAFエリア情報261bがある。第1実施形態に係るデジタルカメラ2ではサムネイル画像を液晶モニタ211に表示させる。もちろん、全体制御部230の演算能力や液晶モニタ211の表示能力が高解像度画像の表示が可能なレベルであれば、高解像度画像を液晶モニタ211に表示させてもよい。
【0064】
リンク先情報261aは、リンク先画像(「ガイド画像1001」)のパスおよびファイル名を所定の形式で記述したものである。ここでは、リンク先画像のパスおよびファイル名が「ガイド/ガイド撮影/ガイド画像1/ガイド画像1001」と絶対パス(フォルダ名およびファイル名が、上層から下層へ向かって記号「/」で区切られつつ列挙される)で表現されており、リンク先情報が<link:to=”ガイド/ガイド撮影/ガイド画像1/ガイド画像1001”>と記述されている。なお、リンク元がローカルであるので、この表現ではリンク元が省略される。パスの表現方法は任意であり、周知の様々な表現方法を適用可能であることは言うまでもない。
【0065】
また、AFエリア情報261bは、撮影レンズ202の合焦状態を評価するためにAF制御部が用いた領域を特定する情報であり、具体的には画素座標等で表現される。これは、いわば「ピントが合っている」点を特定する情報である。
【0066】
以上、タグに記述されたリンク関係に関する情報を説明したが、画像と画像との関係以外の情報、すなわち、フォルダと画像との関係やフォルダとフォルダとの関係もタグに記述され、画像表示に利用される。具体的には、以下の(3)〜(5)の情報がタグに記述される。
(3)撮影画像フォルダのタグに記述された、当該撮影画像フォルダに対応するガイド画像フォルダのパスおよびフォルダ名(記述されるガイド画像フォルダは1つのみ)。
(4)ガイド画像フォルダのタグに記述された、当該ガイド画像フォルダに対応する撮影画像フォルダのパスおよびフォルダ名(複数の撮影画像フォルダが記述されることも許容される)。
(5)各フォルダおよび各画像のタグに記述された、階層型のフォルダ構造における、親フォルダ,子フォルダ,子画像データへのポインタ。換言すれば、各フォルダのタグには、親フォルダ,子フォルダ,子画像データへのポインタが含まれており、階層型のフォルダ構造の末端要素である各画像ファイルのタグには、親フォルダへのポインタが含まれる。例えば、「ガイド画像1」フォルダのタグには、親フォルダである「ガイド撮影1」フォルダへのポインタと、子画像データである3つの画像(「ガイド画像1001」,「ガイド画像1002」,「ガイド画像1003」)へのポインタとが含まれる。また、「ガイド画像1001」には、親フォルダである「ガイド画像1」フォルダへのポインタが含まれている。この場合、親フォルダへのポインタは1つのみであるが、子フォルダまたは子画像データへのポインタは複数記述されることも許容される。
【0067】
<デジタルカメラの動作モード>
デジタルカメラ2の動作を以下で説明する。デジタルカメラ2は、新規撮影モード,追加撮影モードの2つの撮影モードと、1つの再生モードとの合計3つの動作モードを備える。これらの動作モードは、モード切り替えボタン207を押下することにより切り替え可能である。以下では、まず各動作モードのデジタルカメラ2の動作を説明した後に、これらの3つの動作モード間の切り替え方法を説明する。
【0068】
<再生モード>
以下では、デジタルカメラ2の再生モードについて説明する。再生モードでは、選択されたガイド撮影フォルダの子フォルダであるガイド画像フォルダおよび撮影画像フォルダに格納されている画像が様々なレイアウトで液晶モニタ211に表示される。その表示画面としては、後述する8種類の表示画面が存在する。これらの8種類の表示画面は、その特徴によって次の(A)〜(D)の4グループに分類可能である。
【0069】
(A)一覧表示画面グループ;
多数の画像を液晶モニタ211に一覧表示する表示画面である。一覧表示画面グループの表示画面においては、特定のガイド画像または撮影画像を選択して、別の表示画面へ移行可能である。つまり、一覧表示画面グループの表示画面は目次の機能を備える。
【0070】
(B)フォルダ内表示画面グループ;
選択された撮影画像フォルダに格納された撮影画像群の対比に適した表示画面である。中古車のガイド撮影の例で言えば、特定の1台の自動車の様々な構図の画像を対比可能な表示画面である。
【0071】
(C)比較表示画面グループ;
選択されたガイド撮影フォルダ内の複数の子フォルダに格納されたリンク画像群の対比に適した表示画面である。つまり、異なるフォルダに格納されているが、リンク関係によって関係づけられた画像群を対比可能な表示画面である。自動車のガイド撮影の例で言えば、複数の自動車に関する、略同一の構図の画像群を対比可能な表示形態である。
【0072】
(D)拡大表示画面グループ;
特定の1枚の撮影画像を液晶モニタ211の画像表示領域全体に拡大して表示する表示画面である。拡大表示画面グループは、特定の撮影画像の細部を閲覧するのに適している。
【0073】
以下では、(A)〜(D)のグループ別に8種類の表示画面について説明する。
【0074】
(A)一覧表示画面グループ;
一覧表示画面グループには、「デフォルト表示画面」および「インデックス表示画面」がある。これらの表示画面は、表示される撮影画像に係る撮影画像フォルダが、選択された特定の撮影画像フォルダであるか、あるいは全撮影画像フォルダであるかが異なる。
【0075】
○デフォルト表示画面;
「デフォルト表示画面」は、選択された撮影画像フォルダ(ここでは、「撮影画像11」フォルダとする)および選択された撮影画像フォルダに対応するガイド画像フォルダ(「ガイド画像1」フォルダ)に格納された全画像が表示される表示画面である。
【0076】
図11に例示する「デフォルト表示画面」270では、液晶モニタ211の画像表示領域R1を、2行3列のマトリクス状に分割して得られた領域R11〜R16のそれぞれに、画像が1枚づつ表示されている様子が示されている。1行目(領域R11〜R13)の3枚の画像は「ガイド画像1」フォルダに格納された3枚のガイド画像(左から、「ガイド画像1001」,「ガイド画像1002」,「ガイド画像1003」)であり、2行目(領域R14〜R16)の3枚の画像は「撮影画像11」フォルダに格納された3枚の撮影画像(左から、「撮影画像1101」,「撮影画像1102」,「撮影画像1103」)である。このようなレイアウトにより、同じ列(例えば、領域R11およびR14)に表示される画像群はリンク画像群となる。すなわち、リンク画像群が液晶モニタ211の縦方向にレイアウトされ、3個の等価な(対称性を有する)リンク関係に対応した3個の縦方向の配列がさらに液晶モニタ211の横方向にレイアウトされている。すなわち、縦方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」に基づいて行われ、横方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「応用レイアウト」に基づいて行われる。
【0077】
横方向の配列順番の基準は特に制限されないが、ファイル名に含まれる情報(連番等)や撮影日時等によって定義された画像間の前後関係を採用しうる(以下、画像の配列順番を特記しない場合は同様の前後関係を配列順番の基準として採用している)。なお、図11の点線DLは画像表示領域の把握を容易にするために便宜的に記されたものであって、実際の液晶モニタ211には表示されない(以下も同様)。
【0078】
「デフォルト表示画面」270を、冒頭で例示した自動車の場合をあげてより具体的に説明すると、1行目は1台の自動車を異なる構図で撮影して得られたガイド画像であり、2行目は別の1台の自動車を異なる構図で撮影して得られた撮影画像である。ここで、各列の2枚の画像が2台の自動車の類似構図の画像となるように6枚の画像はレイアウトされている。このような表示方法により、多数の画像を同時に表示しても対比すべき画像をユーザは容易に把握可能である。また、このような表示は自動的に行われるので、ユーザは煩雑な操作を行う必要がなく、対比すべき画像の誤認識も起こしにくい。
【0079】
また、液晶モニタ211には、これらの画像に加えて、ガイド画像であることを示す文字列M1や画像が格納されているフォルダ名を記述した文字列M2も表示される。この表示により、表示されている画像の誤認識をより確実に防止可能になる。
【0080】
また、表示された画像のいずれか1つにはカーソルKRが重畳表示されており、ユーザはカーソルキー212を用いてカーソルKRの位置を移動可能である(以下も同様)。
【0081】
次に、図11で例示した「デフォルト表示画面」270の変形例を図12および図13に示す。図12および図13の「デフォルト表示画面」271および272は、「デフォルト表示画面」270の横方向に配列される画像数を3枚から2枚に減らして(マトリクスを2行3列から2行2列に変更)、表示される個々の画像を大きくしたものに相当する。この場合(一般的には、列の数がガイド画像の数よりも少ない場合)、「ガイド画像1」フォルダおよび「撮影画像11フォルダ」にそれぞれ格納されている3枚の画像を同時表示できないので、カーソルキー212によるスクロール操作で表示される画像を変化させる必要がある。すなわち、
(1)「ガイド画像1001」,「ガイド画像1002」,「撮影画像1101」および「撮影画像1102」がそれぞれ領域R21〜R24に表示された「デフォルト表示画面」271;および
(2)「ガイド画像1002」,「ガイド画像1003」,「撮影画像1102」および「撮影画像1103」がそれぞれ領域R31〜R34に表示された「デフォルト表示画面」272;
をスクロール操作で切り替えて表示する必要がある。「デフォルト表示画面」271の「撮影画像1102」の右側には、表示されていない「撮影画像1103」が存在することを示す右方向への矢印型のアイコンICN1が表示されている。また、「デフォルト表示画面」272の「撮影画像1102」の左側には、表示されていない「撮影画像1101」が存在することを示す左方向への矢印型のアイコンICN2が表示されている。
【0082】
ここで、液晶モニタ211にアイコンICN1が表示されている場合に、右側にアイコンICN1が表示された「撮影画像1102」にカーソルKRを移動して、カーソルKRをさらに右側に移動させるカーソルキー212の操作を行うと、液晶モニタ211に表示される画面は「デフォルト表示画面」271から「デフォルト表示画面」272に変化する。逆に、液晶モニタ211にアイコンICN2が表示されている場合に、左側にアイコンICN2が表示された「撮影画像1102」にカーソルKRを移動して、カーソルKRをさらに左側に移動させるカーソルキー212の操作を行うと、液晶モニタ211に表示される画面は「デフォルト表示画面」272から「デフォルト表示画面」271に変化する。このような表示切り替え方法を採用することにより、「デフォルト表示画面」270が仮想的に存在しており、その仮想画面の一部分を拡大して液晶モニタ211に表示させたのと同等の視覚上の効果を生ぜせしめることができる。これにより、画像やリンク関係の誤認識を防止しつつ、画像をより大きく表示させることが可能となり、画像の細部の閲覧が容易になる。さらに、液晶モニタ211にスクロール可能方向を示すアイコンICN1,ICN2を表示させることにより、ユーザはスクロール可能方向を容易に認識可能であるので、所望の画像を表示させるためのカーソル操作を知ることができる。
【0083】
なお、上述の説明では、選択された「撮影画像11」フォルダに3枚のガイド画像のリンク先画像が全て含まれていた。しかし、選択されたフォルダが「撮影画像12」フォルダである場合、リンク先画像が存在しないガイド画像が存在する(「ガイド画像1003」)。この場合は、「デフォルト表示画面」271の2行目3列目(領域R16)に表示すべき画像が存在しない。このよう場合は、図14の「デフォルト表示画面」273に例示するように、表示すべき画像が存在しないことを示す代理画像PRをデジタルカメラ2が生成して、当該領域に表示させる(図中でハッチングで示されている)。代理画像PRはどのようなものであってもよいが、一様のグレー画面や表示すべき画像が存在しないことを示すメッセージ等(「リンク画像がありません」等)を採用しうる。また、代理画像PRは、以下の表示画面においても表示すべきリンク先画像が存在しない場合に表示される。
【0084】
このような代理画像PRの表示によって、ユーザはリンク先画像が存在しないことを容易に認識できる。このため、撮影忘れや画像の誤消去に気がつきやすくなる。
【0085】
なお、上述の画像表示は、リンク関係に基づいて画像をレイアウトするという第1実施形態に係るデジタルカメラ2に搭載された画像表示装置により可能になる。すなわち、単に選択したフォルダ内の複数の画像を表示させるだけの従来の画像表示装置を搭載したデジタルカメラでは、このような表示方法は不可能である。あるいは、ユーザが、対比すべき画像を表示させ、表示させた画像間の関係をひとつひとつ確認しながら画像の並べ替えを行うという煩雑な操作が必要になる。
【0086】
○インデックス表示画面;
「インデックス表示画面」280は、選択されたガイド撮影フォルダ(ここでは、「ガイド撮影1」フォルダとする)の子フォルダである全ての撮影画像フォルダ(「撮影画像11」フォルダおよび「撮影画像12」フォルダ)およびガイド画像フォルダ(「ガイド画像1」フォルダ)に格納された全画像が表示される表示画面である。
【0087】
図15に例示する「インデックス表示画面」280においては、液晶モニタ211の画像表示領域R4を、3行3列のマトリクス状に分割して得られた領域R41〜R49のそれぞれに、画像が1枚ずつ表示されている様子が示されている。ここで、1行目(領域R41〜R43)の3枚の画像は「ガイド画像1」フォルダに格納された3枚のガイド画像(「ガイド画像1001」,「ガイド画像1002」,「ガイド画像1003」)である。2行目(領域R44〜R46)の3枚の画像は「撮影画像11」フォルダに格納された3枚の撮影画像(「撮影画像1101」,「撮影画像1102」,「撮影画像1103」)である。3行目(領域R47〜R49)の3枚の画像は「撮影画像11」フォルダに格納された2枚の撮影画像(「撮影画像1201」,「撮影画像1202」)および代理画像PRである。ここで、「撮影画像12」フォルダには、「ガイド画像1003」のリンク先画像が格納されていないので、3行目3列目(領域R49)にはダミーとなる代理画像PRが表示される。
【0088】
この表示画面の場合、リンク画像群は同じ列(例えば、領域R41,R44,R47)に表示される。すなわち、リンク画像群は液晶モニタ211の縦方向にレイアウトされる。この場合も、「デフォルト表示画面」270の場合と同様に、縦方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」に基づいて行われ、横方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「応用レイアウト」に基づいて行われている。
【0089】
この表示方法により、多数の画像を同時に配列しても対比すべき画像を容易に把握可能である。また、このような表示は自動的に行われるので、ユーザは煩雑な操作を行う必要がない。また、対比すべき画像の誤認識も防止できる。
【0090】
(B)フォルダ内表示画面グループ;
フォルダ内表示画面グループには、「フォルダ内表示画面(1枚)」および「フォルダ内表示画面(複数枚)」がある。これらの表示画面は、その名称が示唆するように、同時に表示される撮影画像の枚数が異なる。また、「フォルダ内表示画面(1枚)」においてはガイド画像も表示されるのに対して、「フォルダ内表示画面(複数枚)」ではガイド画像は表示されない点が異なる。
【0091】
○フォルダ内表示画面(1枚);
「フォルダ内表示画面(1枚)」は、「デフォルト表示画面」271の列の数を1列まで減らした表示画面に相当する。すなわち、選択された1枚のガイド画像と、当該ガイド画像のリンク先の撮影画像とを液晶モニタ211に同時表示させる表示画面である。
【0092】
「フォルダ内表示画面(1枚)」290の一例を図16に示す。「フォルダ内表示画面(1枚)」290では、液晶モニタ211の画像表示領域R5を、2行1列のマトリクス状に分割して得られた上側の領域R51に「ガイド画像1001」が表示されている。また、下側の領域R52には、そのリンク先画像である「撮影画像1101」が表示されている。これは、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」に対応する表示方法である。
【0093】
この場合、リンク画像群が液晶モニタ211の縦方向にレイアウトされるので、ユーザはリンク関係を容易に認識でき、煩雑な操作なく画像の対比が可能である。さらに「撮影画像フォルダ内表示(1枚)」290の場合、「デフォルト表示画面」270の場合よりも各画像の表示に割り当てる面積を大きくできるので、個別の画像の閲覧がより容易になる。
【0094】
また、「フォルダ内表示画面(1枚)」290では、ガイド画像が2枚以上ある場合、全ガイド画像およびそのリンク先の撮影画像を同時表示できない。したがって、これらの画像を閲覧するためには、「デフォルト表示画面」271,272で説明したスクロール操作が必要になる。「フォルダ内表示画面(1枚)」290においても、表示されていない撮影画像の存在を示すアイコンICN1またはアイコンICN2が液晶モニタ211に表示されるので(図16ではアイコンICN1のみ示されている)、ユーザはこれらの指示にしたがってスクロール操作を行うことが可能である。この場合、下側の領域R52に表示される撮影画像が変更されると、上側の領域R51に表示される撮影画像もリンク関係に基づいて更新される。すなわち、ガイド画像α1,α2および撮影画像β1,β2の間にリンク関係L(α1→β1),L(α2→β2),L(β1→α1)およびL(β2→α2)が定義されており、ガイド画像α1および撮影画像β1が液晶モニタ211に表示されている場合、表示される撮影画像が撮影画像β2に変更されると、同時に表示されるガイド画像も撮影画像β2との間でリンク関係が定義されたガイド画像α2に更新される。つまり、スクロールは表示の基準となるリンク関係を変更することを意味する。
【0095】
なお、「フォルダ内表示画面(1枚)」290においても、「デフォルト表示画面」270の場合と同様に、ガイド画像のリンク先の撮影画像が存在しない場合はダミーとなる代理画像PRが表示される。
【0096】
○フォルダ内表示画面(複数枚);
「フォルダ内表示画面(複数枚)」は、選択された撮影画像フォルダに格納された2枚の撮影画像を同時表示する表示画面である。
【0097】
「フォルダ内表示画面(複数枚)」300の一例を図17に示す。「フォルダ内表示画面(複数枚)」300では、液晶モニタ211の画像表示領域R6を、1行2列のマトリクス状に分割して得られた領域R61およびR62にそれぞれ「撮影画像1101」および「撮影画像1102」が表示されている。さらに、「フォルダ内表示画面(複数枚)」300においても、アイコンICN1およびICN2が適宜表示されるので、「インデックス表示画面」270等と同様の方法でスクロールを行うことにより、ユーザは撮影画像フォルダ内の全撮影画像を順次閲覧可能である。
【0098】
(C)比較表示画面グループ;
比較表示画面グループには、「比較表示画面(複数枚)」および「比較表示画面(1枚)」がある。これらの表示画面は、その名称が示唆するように、表示される撮影画像の枚数が異なる。
【0099】
○比較表示画面(複数枚);
「比較表示画面(複数枚)」は、選択されたガイド画像(ここでは、「ガイド画像1001」とする)および当該ガイド画像のリンク先の撮影画像(「撮影画像1101」および「撮影画像1201」)が表示される表示画面である。図18に例示する「比較表示画面(複数枚)」310においては、液晶モニタ211の画像表示領域R7を、2行2列にマトリクス状に分割して得られた領域R71〜R74の2行目1列目(領域R73)を除くそれぞれに、画像が1枚づつ表示されている様子が示されている。1行目1列目(領域R71),1行目2列目(領域R72),2行目2列目(領域R73)の各画像は、それぞれ「ガイド画像1001」,「撮影画像1101」,「撮影画像1201」である。この表示画面により、1列目(領域R71およびR73)にガイド画像、2列目(領域R72およびR74)に撮影画像がレイアウトされる。すなわち、横方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」に基づいて行われ、縦方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「応用レイアウト」に基づいて行われる。
【0100】
この表示方法により、ユーザは、1列目と2列目とに表示された画像間にリンク関係があることを煩雑な操作なしに把握可能であり、対比すべき画像を誤認識することがない。
【0101】
また、「比較表示画面(複数枚)」310の変形例を図19および図20に示す。図19および図20の「比較表示画面(複数枚)」311および312は、ガイド撮影フォルダの子フォルダである撮影画像フォルダが3個以上ある場合に表示される。例えば、「撮影画像11」フォルダ,「撮影画像12」フォルダに加えて、「撮影画像13」フォルダが存在し、「ガイド画像1001」のリンク先の「撮影画像1301」が「撮影画像13」フォルダに格納されている場合に利用される。この場合、「ガイド画像1001」のリンク先の全撮影画像を同時に表示させることはできないので、スクロール操作が必要になる。すなわち、
(1)「ガイド画像1001」,「撮影画像1101」および「撮影画像1201」がそれぞれ領域R81,R82およびR84に表示された「比較表示画面(複数枚)」311;および
(2)「ガイド画像1001」,「撮影画像1201」および「撮影画像1203」がそれぞれ領域R91,R92およびR94に表示された「比較表示画面(複数枚)」312;
をスクロール操作で切り替えて表示する必要がある。図19の「比較表示画面(複数枚)」311の「撮影画像1201」の下側には、表示されていない「撮影画像1301」が存在することを示す下方向への矢印型のアイコンICN3が表示されている。また、図20の「比較表示画面(複数枚)」312の「撮影画像1201」の上側には、表示されていない「撮影画像1101」が存在することを示す上方向への矢印型のアイコンICN4が表示されている。
【0102】
ここで、液晶モニタ211にアイコンICN3が表示されている場合に、下側にアイコンICN3が表示された「撮影画像1201」にカーソルKRを移動して、さらにカーソルKRを下側に移動させるカーソルキー212の操作を行うと、液晶モニタ211に表示される画面は「比較表示画面(複数枚)」311から「比較表示画面(複数枚)」312に変化する。逆に、液晶モニタ211にアイコンICN4が表示されている場合に、上側にアイコンICN4が表示された「撮影画像1201」にカーソルKRを移動して、さらにカーソルKRを上側に移動させるカーソルキー212の操作を行うと、液晶モニタ211に表示される画面は「比較表示画面(複数枚)」312から「比較表示画面(複数枚)」311に変化する。このとき、「ガイド画像1001」の表示位置は変化しないので、あたかも右側の撮影画像だけがスクロールされているかのような視覚効果が得られる。
【0103】
このような表示画面により、画像やリンク関係の誤認識を防止しつつ、画像をより大きく表示させることが可能となり、画像の細部の閲覧が容易になる。さらに、液晶モニタ211にスクロール可能方向を示すアイコンICN3,ICN4を表示させることにより、ユーザはスクロール可能方向を容易に認識可能であるので、所望の画像を表示させるためのカーソル操作を知ることができる。
【0104】
また、フォルダ内表示画面グループの表示画面におけるスクロールは左右方向であったが、比較表示画面グループにおけるスクロールは上下方向である。これは、左右方向のスクロールが撮影画像フォルダ内の移動に対応し、撮影画像間フォルダ間の移動に対応していることを意味する。このように、スクロールの方向をフォルダの階層構造の深さ方向に対する関係の違いによって変えることにより、ユーザは所望の画像を表示させるのに必要なカーソルキー212の操作を直感的に理解可能である。なお、実施の形態1においては、リンク関係はフォルダの階層構図の横方向(同一階層)に定義されているので、スクロールの方向はリンク関係の方向に対する関係の違いによって変えられているとも言える。
【0105】
○比較表示画面(1枚);
「比較表示画面(1枚)」は、「比較表示画面(複数枚)」311および312において、表示される撮影画像を1枚に変更した、すなわちマトリクスの行の数を1行に変更した場合に相当する。
【0106】
「比較表示画面(1枚)」320の一例を図21に示す。図21の「比較表示画面(1枚)」320では、液晶モニタ211上の画像表示領域R100を、1行2列のマトリクス状に分割して得られた左側の領域R101に「ガイド画像1001」が表示されている。また、右側の領域R102には、そのリンク先画像である「撮影画像1101」が表示されている。すなわち、横方向の画像の配列が、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」に基づいて行われている。
【0107】
また、「比較表示画面(1枚)」320では、「ガイド画像1001」のリンク先の撮影画像が2枚以上ある場合、全撮影画像を同時表示できない。したがって、これらの画像を閲覧するためには、「比較表示画面(複数枚)」311および312で説明したスクロール操作が必要になる。「比較表示画面(1枚)」320においても、表示されていない撮影画像があることを示すアイコンICN3またはアイコンICN4(図21ではアイコンICN3のみ示されている)が液晶モニタ211に表示されるので、ユーザはこれらの指示にしたがってスクロール操作を行うことが可能である。この場合、右側の領域R102に表示される撮影画像が変更されても、左側の領域R1001に表示される撮影画像は更新されない。なぜならば、ガイド画像α1および撮影画像β1,β2の間にリンク関係L(α1→β1),L(α1→β2),L(β1→α1)およびL(β2→α1)が定義されており、ガイド画像α1および撮影画像β1が液晶モニタ211に表示されている場合、表示される撮影画像が撮影画像β2に変更されて参照されるリンク関係が変化しても、撮影画像のリンク元のガイド画像はやはりガイド画像α1であるからである。
【0108】
この場合も、リンク画像群が液晶モニタ211の横方向にレイアウトされるので、ユーザはリンク関係を容易に認識でき、煩雑な操作なく画像の対比が可能である。さらに「比較表示画面(1枚)」320の場合、「比較表示画面(複数枚)」312の場合よりも各画像の表示に割り当てる面積を大きくできるので、個別の画像の閲覧がより容易になる。
【0109】
なお、「比較表示画面(1枚)」320においても、「デフォルト表示画面」270の場合と同様に、ガイド画像のリンク先の撮影画像が存在しない場合にはダミーとなる代理画像PRを表示させる。
【0110】
(D)拡大表示画面グループ;
拡大表示画面グループには、「拡大表示画面(ガイド画像なし)」および「拡大表示画面(ガイド画像あり)」がある。これらの表示画面は、その名称が示唆するように、表示される撮影画像と同時にリンク先のガイド画像が表示されるかどうかが異なっている。
【0111】
○拡大表示画面(ガイド画像なし);
「拡大表示画面(ガイド画像なし)」は、選択された撮影画像(ここでは「撮影画像1101」とする)を液晶モニタ211の画像表示領域全体に拡大して表示する表示画面である。その具体的な例を図22に「拡大表示画面(ガイド画像なし)」330として示す。
【0112】
○拡大表示画面(ガイド画像あり);
「拡大表示画面(ガイド画像あり)」は、「拡大表示画面(ガイド画像なし)」の表示画面の一部の領域に、拡大表示されている撮影画像(ここでは「撮影画像1101」とする)のリンク先のガイド画像(「ガイド画像1001」)を表示させる表示画面である。表示されるガイド画像のサイズは撮影画像より小さい。そして、ガイド画像(領域R110)は、図23の「拡大表示画面(ガイド画像あり)」340に示すように、撮影画像をマスクしつつ表示される。この表示画面によれば、選択した撮影画像を拡大しているので、撮影画像の細部を確認することが可能になる。また、リンク先のガイド画像が表示されるので、ガイド画像と撮影画像との対比も煩雑な操作なしに可能である。これは、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」の変形例に相当する。
【0113】
○再生モードにおける表示画面の切り替え;
以下では、再生モードにおける表示画面の切り替えについて、図24〜図29を参照しながら説明する。
【0114】
図24は、表示設定ボタン群215(表示切り替えボタン215a,拡大表示ボタン215bおよびインデックス表示ボタン215c)により、表示画面が切り替わる様子を模式的に示す図である。また、図25〜図29は、再生モードにおける表示画面の切り替え動作を説明するフローチャートである。ここでは、まず図24を参照しながら表示画面の切り替えの概略を説明し、しかる後に図25〜29のフローチャートを参照しながら再生モードの表示画面の切り替え動作を説明する。
【0115】
まず、図24の「デフォルト表示画面」350に注目する。先述したように、「デフォルト表示画面」350には、複数のガイド画像および撮影画像が表示されており、その中の1つの画像をカーソルKRにより選択可能である。ここで、撮影画像が選択された状態で拡大表示ボタン215bを押下すると、「拡大表示画面(ガイド画像なし)」351へ移行する。「拡大表示画面(ガイド画像なし)」351において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「拡大表示画面(ガイド画像あり)」352へ移行する。さらに、「拡大表示画面(ガイド画像あり)」352において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「デフォルト表示画面」350へ戻る。
【0116】
「デフォルト表示画面」350に再び注目する。ここで、撮影画像を選択して表示切り替えボタン215aを押下すると、「フォルダ内表示画面(1枚)」353へ移行する。「フォルダ内表示画面(1枚)」353において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「フォルダ内表示画面(複数枚)」354へ移行する。さらに、「フォルダ内表示画面(複数枚)」354において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「デフォルト表示画面」350へ戻る。
【0117】
「デフォルト表示画面」350に再び注目する。ここで、ガイド画像を選択して表示切り替えボタン215aを押下すると、「比較表示画面(複数枚)」355へ移行する。「比較表示画面(複数枚)」355において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「比較表示画面(1枚)」356へ移行する。さらに、「比較表示画面(1枚)」356において、表示切り替えボタン215aを押下すると、再び「デフォルト表示画面」350へ戻る。
【0118】
「デフォルト表示画面」350に再び注目する。ここで、インデックス表示ボタン215cを押下すると(カーソルKRの位置は無関係)、「インデックス表示画面」357へ移行する。「インデックス表示画面」357において、インデックス表示ボタン215cを押下すると(カーソルの位置は無関係)、「デフォルト表示画面」350へ戻る。
【0119】
次に「インデックス表示画面」357に注目する。先述したように、「インデックス表示画面」357には、複数のガイド画像と撮影画像とが表示されており、その中の1つの画像をカーソルKRにより選択可能である。ここで、撮影画像が選択された状態で拡大表示ボタン215bを押下すると、「拡大表示画面(ガイド画像なし)」358へ移行する。「拡大表示画面(ガイド画像なし)」358において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「拡大表示画面(ガイド画像あり)」359へ移行する。さらに、「拡大表示画面(ガイド画像あり)」359において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「インデックス表示画面」357へ戻る。
【0120】
「インデックス表示画面」357に再び注目する。ここで、撮影画像を選択して表示切り替えボタン215aを押下すると、「フォルダ内表示画面(1枚)」360へ移行する。「フォルダ内表示画面(1枚)」360において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「フォルダ内表示画面(複数枚)」361へ移行する。さらに、「フォルダ内表示画面(複数枚)」361において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「インデックス表示画面」357へ戻る。
【0121】
「インデックス表示画面」357に再び注目する。ここで、ガイド画像を選択して表示切り替えボタン215aを押下すると、「比較表示画面(複数枚)」362へ移行する。「比較表示画面(複数枚)」362において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「比較表示画面(1枚)」363へ移行する。さらに、「比較表示画面(1枚)」363において、表示切り替えボタン215aを押下すると、「インデックス表示画面」357へ戻る。
【0122】
なお、上記の説明で定義されなかった操作は無効な操作としてデジタルカメラ2に認識されるので、表示画面の切り替えは行われない。
【0123】
なお、上記で説明した表示切り替えボタン215a,拡大表示ボタン215bおよびインデックス表示ボタン215cの機能は以下のように要約される。
【0124】
(1)表示切り替えボタン215a;
まず、一覧表示画面グループから、フォルダ内表示画面グループまたは比較表示画面グループへ移行するために用いられる。どちらのグループへ移行するのかは、表示切り替えボタン215aが押下されたときに選択されている画像によって変化する。撮影画像が選択された状態で表示切り替えボタン215aを押下すると、フォルダ内表示画面グループへ移行する。これは、撮影画像が選択されていた場合、同じフォルダ内の画像を主に閲覧する画面表示へ移行することを意味する。一方、ガイド画像が選択された状態で表示切り替えボタン215aを押下すると、比較表示画面グループへ移行する。これは、ガイド画像が選択されていた場合、リンク先画像を主に閲覧する表示画面に移行することを意味する。
【0125】
また、表示切り替えボタン215aは、フォルダ内表示画面グループ,比較表示画面グループおよび拡大表示画面グループの中の表示画面を切り替えやインデックス表示画面グループに戻るために用いられる。
【0126】
(2)拡大表示ボタン215b;
一覧表示画面グループから拡大表示画面グループへ移行するために用いられる。
【0127】
(3)インデックス表示ボタン215c;
一覧表示画面グループの中で表示方法を切り替えるために用いられる。
【0128】
なお、上述の表示画面の切り替えは、2つの一覧表示画面(デフォルト表示画面350およびインデックス表示画面357)を基点とした、同等の2つの切り替え体系からなる。また、デフォルト表示画面350およびインデックス表示画面357は、インデックス表示ボタン215cによって順次に切り替え可能である。
【0129】
続いて、図25〜図29のフローチャートを参照しながら再生モードの動作フローを説明する。動作フローの説明は、まず、フォルダ内表示画面グループ,比較表示画面グループおよび拡大表示画面グループの中の表示画面切り替えの動作フローに係るサブルーチンおよびインデックス表示画面を基点とした表示切り替え体系であるサブルーチンを定義し、しかる後に、定義されたサブルーチンを用いて全体の動作フローを説明する。
【0130】
○拡大表示画面グループサブルーチン;
拡大表示画面グループの中の表示画面切り替えに対応した拡大表示画面グループサブルーチンを定義する。以下では、図25のフローチャートを参照しながら本サブルーチンについて説明する。
【0131】
まず、本サブルーチンが開始すると、動作フローはステップS101へ移行する。
【0132】
ステップS101では、「拡大表示画面(ガイド画像なし)」330が液晶モニタ211に表示され、ステップS102へ移行する。
【0133】
ステップS102では、表示切り替えボタン215bの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215bの押下が検出された場合、ステップS103へ移行する。表示切り替えボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS102へ戻る。すなわち、表示切り替えボタン215bが押下されるまで、「拡大表示画面(ガイド画像なし)」330が液晶モニタ211に表示され続ける。
【0134】
ステップS103では、「拡大表示画面(ガイド画像あり)」340が液晶モニタ211に表示され、ステップS104へ移行する。
【0135】
ステップS104では、ステップS102と同様に、表示切り替えボタン215bの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215bの押下が検出された場合、本サブルーチンを終了する。表示切り替えボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS104へ戻る。すなわち、表示切り替えボタン215bが押下されるまで、「拡大表示画面(ガイド画像あり)」340が液晶モニタ211に表示され続ける。
【0136】
この動作フローにより、表示切り替えボタン215bが押下されるまでは液晶モニタ211には同一の画面が表示される一方で、表示切り替えボタン215bが押下られると表示される画面が順次切り替わる。
【0137】
○フォルダ内表示画面グループサブルーチン;
続いて、フォルダ内表示画面グループの中の表示画面切り替えに対応したフォルダ内表示画面グループサブルーチンを定義する。以下では、図26のフローチャートを参照しながら本サブルーチンについて説明する。
【0138】
まず、本サブルーチンが開始すると、動作フローはステップS201へ移行する。
【0139】
ステップS201では、「フォルダ内表示画面(1枚)」290が液晶モニタ211に表示され、ステップS202へ移行する。
【0140】
ステップS202では、表示切り替えボタン215bの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215bの押下が検出された場合、ステップS203へ移行する。表示切り替えボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS202へ戻る。すなわち、表示切り替えボタン215bが押下されるまで、「フォルダ内表示画面(1枚)」290が液晶モニタ211に表示され続ける。
【0141】
ステップS203では、「フォルダ内表示画面(複数枚)」300が液晶モニタ211に表示され、ステップS204へ移行する。
【0142】
ステップS204では、ステップS202と同様に、表示切り替えボタン215bの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215bの押下が検出された場合、本サブルーチンを終了する。表示切り替えボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS204へ戻る。すなわち、表示切り替えボタン215bが押下されるまで、「フォルダ内表示画面(複数枚)」300が液晶モニタ211に表示され続ける。
【0143】
この動作フローにより、表示切り替えボタン215bが押下されるまでは液晶モニタ211には同一の画面が表示される一方で、表示切り替えボタン215bが押下されると表示される画面が順次切り替わる。
【0144】
○比較表示画面グループサブルーチン;
続いて、比較表示画面グループの中の表示画面切り替えに対応した比較表示画面グループサブルーチンを定義する。以下では、図27のフローチャートを参照しながら本サブルーチンについて説明する。
【0145】
まず、本サブルーチンが開始すると、動作フローはステップS301へ移行する。
【0146】
ステップS301では、「比較表示画面(複数枚)」310が液晶モニタ211に表示され、ステップS302へ移行する。
【0147】
ステップS302では、表示切り替えボタン215bの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215bの押下が検出された場合、ステップS303へ移行する。表示切り替えボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS302へ戻る。すなわち、表示切り替えボタン215bが押下されるまで、「比較表示画面(1枚)」310が液晶モニタ211に表示され続ける。
【0148】
ステップS303では、「比較表示画面(複数枚)」320が液晶モニタ211に表示され、ステップS304へ移行する。
【0149】
ステップS304では、ステップS302と同様に、表示切り替えボタン215bの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215bの押下が検出された場合、本サブルーチンを終了する。表示切り替えボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS304へ戻る。すなわち、表示切り替えボタン215bが押下されるまで、「比較表示画面(複数枚)」320が液晶モニタ211に表示され続ける。
【0150】
この動作フローにより、表示切り替えボタン215bが押下されるまでは液晶モニタ211には同一の画面が表示される一方で、表示切り替えボタン215bが押下されると表示される画面が順次切り替わる。
【0151】
○インデックス表示画面サブルーチン;
続いて、インデックス表示画面を基点とした表示切り替え体系であるインデックス表示画面サブルーチンについて図28のフローチャートを参照しながら説明する。本サブルーチンは、これまでに定義した拡大表示画面グループサブルーチン,フォルダ内表示画面グループサブルーチンおよび比較表示画面グループサブルーチンを用いて定義される。本サブルーチンは図24の表示画面切り替え体系の右半分(インデックス表示画面を基点とする部分)に対応するサブルーチンである。
【0152】
まず、インデックス表示画面サブルーチンが開始すると、動作フローはステップS401へ移行する。
【0153】
ステップS401では、「インデックス表示画面」280が液晶モニタ211に表示され、ステップS402へ移行する。
【0154】
ステップS402では、インデックス表示ボタン215cの押下の検出が行われる。そして、インデックス表示ボタン215cの押下が検出された場合、本サブルーチンを終了する。インデックス表示ボタン215cの押下が検出されない場合、ステップS403へ移行する。
【0155】
ステップS403では、拡大表示ボタン215bの押下の検出が行われる。そして、拡大表示ボタン215bの押下が検出された場合、ステップS406の拡大表示画面グループサブルーチンへ移行する。拡大表示ボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS404へ移行する。
【0156】
ステップS404では、表示切り替えボタン215aの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215aの押下が検出された場合、ステップS405へ移行する。表示切り替えボタン215aの押下が検出されない場合、ステップS401へ移行する。
【0157】
ステップS405では、表示切り替えボタン215aが押下された時点で「インデックス表示画面」280においてカーソルKRで選択されていた画像の種類によって分岐処理が行われる。ガイド画像が選択されていた場合は、ステップS407のフォルダ内表示画面グループサブルーチンへ移行する。撮影画像が選択されていた場合には、ステップS408の比較表示画面グループサブルーチンへ移行する。
【0158】
なお、ステップS406〜S408のサブルーチン終了後は、動作フローはS401へ戻る。
【0159】
このような動作フローにより、インデックス表示画面が表示されている状態で押下されたボタンの種類に応じて、表示画面の切り替えが行われる。さらに、表示切り替えボタン215aが押下された場合は、そのときに選択されていた画像の種類によって、表示画面の切り替えが行われる。
【0160】
○再生モードの動作フロー全体;
以下では、これまでに定義したサブルーチンを用いて再生モードの動作フロー全体を図29のフローチャートを参照しながら説明する。なお、再生モードにおいて最初に表示される表示画面は、名称から示唆されるように「デフォルト表示画面」270である。しかし、「デフォルト表示画面」270においては、表示に係る撮影画像フォルダが1つ選択されてなければならない。このため、再生モードの動作フローにおいては、最初の2ステップ(ステップS501〜S502)で表示に係る撮影画像フォルダの特定が行われ、しかる後に「デフォルト表示画面」270が表示される。
【0161】
それでは、再生モードの動作フローを順を追って説明する。
【0162】
まず、デジタルカメラ2が再生モードへ移行すると、再生モードの動作フローが開始し、図29のステップS501に進む。
【0163】
ステップS501では、図30に例示する「ガイド撮影フォルダ選択画面」370が液晶モニタ211に表示される。「ガイド撮影フォルダ選択画面」370には、ガイド撮影フォルダの一覧371が表示される。表示されたガイド撮影フォルダのいずれか1つには、カーソルKRが重畳表示される。そして、ユーザはカーソルキー212を用いてカーソルKRの位置を移動可能である。さらに、ユーザが実行ボタン213を押下することにより、カーソルKRが重畳表示されたガイド撮影フォルダが選択されたガイド撮影フォルダとしてデジタルカメラ2に認識され、動作フローは次のステップS502へ移行する。
【0164】
ステップS502では、図31に例示する「撮影画像フォルダ選択画面」380が液晶モニタ211に表示される。「撮影画像フォルダ選択画面」380には、ステップS501で選択したガイド撮影フォルダの下層の撮影画像フォルダの一覧381が表示される。この一覧においても「ガイド撮影フォルダ選択画面」370と同様のカーソルKRが表示され、カーソルキー212および実行ボタン213を用いて、ユーザは1つの撮影画像フォルダを選択された撮影画像フォルダとしてデジタルカメラ2に認識させることができる。そして、これらの処理が終了すると、動作フローはステップS503へ移行する。
【0165】
以上のステップS501〜S502で、撮影画像フォルダが特定されたので、次のステップS503では、この撮影画像フォルダに関する「デフォルト表示画面」270の表示を行うことができる。そこで、ステップS503で、「デフォルト表示画面」270が液晶モニタ211に表示され、ステップS504へ移行する。
【0166】
ステップS504では、インデックス表示ボタン215cの押下の検出が行われる。そして、インデックス表示ボタン215cの押下が検出された場合、ステップS510のインデックス表示画面サブルーチンへ移行する。インデックス表示ボタン215cの押下が検出されない場合、ステップS505へ移行する。
【0167】
ステップS505では、拡大表示ボタン215bの押下の検出が行われる。そして、拡大表示ボタン215bの押下が検出された場合、ステップS511の拡大表示画面グループサブルーチンへ移行する。拡大表示ボタン215bの押下が検出されない場合、ステップS506へ移行する。
【0168】
ステップS506では、表示切り替えボタン215aの押下の検出が行われる。そして、表示切り替えボタン215aの押下が検出された場合、ステップS507へ移行する。表示切り替えボタン215aの押下が検出されない場合、ステップS503へ移行する。
【0169】
ステップS507では、表示切り替えボタン215aが押下された時点で「インデックス表示画面」280においてカーソルKRで選択されていた画像の種類によって分岐処理が行われる。ガイド画像が選択されていた場合は、ステップS508のフォルダ内表示画面グループサブルーチンへ移行する。撮影画像が選択されていた場合には、ステップS509の比較表示画面グループサブルーチンへ移行する。
【0170】
なお、ステップS508〜S511のサブルーチン終了後は、動作フローはS503へ戻る。
【0171】
このような動作フローにより、デフォルト表示画面が表示されている状態で押下されたボタンの種類に応じて、表示画面の切り替えが行われる。さらに、表示切り替えボタン215aが押下された場合は、そのときに選択されていた画像の種類によって、表示画面の切り替えが行われる。
【0172】
<新規撮影モード>
以下では、デジタルカメラ2の新規撮影モードについて説明する。新規撮影モードは、撮影画像フォルダを新規に作成してガイド撮影を行う動作モードである。新規撮影モードにおいては、新規に作成された撮影画像フォルダに取得された画像が格納される。
【0173】
デジタルカメラ2の新規撮影モードでは、ガイド撮影を行うために撮影に先立って使用するガイド画像を特定する必要がある。このため、新規撮影モードの動作フローは、ガイド撮影フォルダがユーザに選択されるステップ(S601)およびガイド画像がユーザに選択されるステップ(S603)を含む。また、取得した撮影画像を後に閲覧するためには、撮影画像が格納される新規に作成された撮影画像フォルダのフォルダ名をユーザは知る必要がある。このため、新規撮影モードの動作フローは新規に作成された撮影画像フォルダのフォルダ名をユーザに通知するステップ(S602)を有している。
【0174】
では、新規撮影モードの動作フローを図32のフローチャートを参照しながら順を追って説明する。
【0175】
まず、デジタルカメラ2が新規撮影モードへ移行すると、新規撮影モードの動作フローが開始し、動作フローはステップS601へ移行する。
【0176】
ステップS601では、図30に例示した「ガイド撮影フォルダ選択画面」370と同等の画面が液晶モニタ211に表示される。したがって、ユーザはステップS601において、ガイド撮影に使用するガイド画像が格納されたガイド撮影フォルダをデジタルカメラ2に認識させることができる。この処理が終了すると動作フローは次のステップS602へ移行する。
【0177】
ステップS602では取得する撮影画像が格納される撮影画像フォルダの作成が行われる。新規の撮影画像フォルダは、ステップS601で選択されたガイド撮影フォルダの子フォルダとしてガイド画像フォルダと同階層に作成される。撮影画像フォルダのフォルダ名は、既存の撮影画像フォルダとの重複を避けて決定される(ここでは、既存の撮影画像フォルダとして「撮影画像11」フォルダが存在し、「撮影画像12」フォルダが新規作成されたものとする)。また、撮影画像フォルダのタグには、同じ階層に存在するガイド画像フォルダのフォルダ名(「ガイド画像1」フォルダ)が記述される。さらに、「ガイド画像1」フォルダのタグには、当該「撮影画像12」フォルダのフォルダ名が記述される。また、新規作成された撮影画像フォルダのフォルダ名は、メッセージとして液晶モニタ211に所定時間表示される。メッセージの一例を図33に示す。図33の「メッセージ画面」390では、「「撮影画像12」」フォルダを作成しました」という文字列M4が表示され、作成された撮影画像フォルダのフォルダ名をユーザに認識させる。これらの処理が終了後、動作フローは次のステップ603へ移行する。
【0178】
ステップS603では、図34に例示する「ガイド画像選択画面」400が液晶モニタ211に表示される。ガイド画像選択画面400には、「ガイド画像1」フォルダに格納されている複数のガイド画像(「ガイド画像1001」,「ガイド画像1002」および「ガイド画像1003」)が液晶モニタ211に一覧表示される。表示されたガイド画像のいずれか1つには、カーソルKRが重畳表示されており、ユーザはカーソルキー212を用いてカーソルKRの位置を移動可能である。さらに、実行ボタン213を押下することにより、カーソルKRが重畳表示されたガイド画像をガイド撮影に使用するガイド画像としてデジタルカメラ2に認識させることができる。そして、これらの処理終了後、動作フローはステップS604へ移行する。
【0179】
ステップS604では、被写体のライブビューが液晶モニタ211に表示され、次のステップS605へ移行する。当該ライブビューは、図35の「ライブビュー表示画面」410に示すように、撮影レンズを介して取得した被写体像が一定時間間隔で更新されながら液晶モニタ211全体に表示されるとともに、液晶モニタ211の一部領域R120にステップS603で選択されたガイド画像が表示されている。また、ライブビューは、領域R120においては、ガイド画像にマスクされている。このような表示により、ユーザはガイド画像の構図を見ながらフレーミングを行うことができるので、ガイド画像と略同一の構図の撮影画像を取得できる。なお、ガイド画像の表示方法はこの方法に制限されないことは言うまでもない。
【0180】
ステップ605では、レリーズボタン205による撮影指示の有無によって分岐処理が行われる。すなわち、ユーザによってレリーズボタン205が押下されたことが検出された場合、動作フローはステップS606へ移行する。また、レリーズボタン205の押下が検出されない場合、ステップS605へ移行する。これにより、レリーズボタン205の押下が検出されるまでステップS605が繰り返れることになる。
【0181】
ステップS606では、撮影処理を行う。すなわち、撮影レンズ202を介して得られた被写体像を画像に変換して、Exifフォーマットのファイル形式でステップS602で新規作成した撮影画像フォルダ(「撮影画像12」フォルダ)に格納する。なお、格納される撮影画像のファイル名は所定の方法で決定される(ここでは、「撮影画像1201」とする)。また、格納される撮影画像のタグには、ステップS603で選択されたガイド画像のパスおよびファイル名が記述される。さらに、ガイド画像(「ガイド画像1001」)のタグにも、撮影画像のパスおよびファイル名が記述される。このようにガイド画像のタグをも更新するのは、先述したリンク関係の双方向性を確保するためであり、ガイド画像および撮影画像の両方から対比すべき画像を参照できるようにするためである。
【0182】
これらの処理が終了後、動作フローはステップS603へ移行し、再びガイド画像選択画面が表示される。
【0183】
<追加撮影モード>
追加撮影モードは、すでに作成されている全ガイド画像のリンク先の撮影画像が撮影画像フォルダに格納されていない場合に、欠落している撮影画像を取得する動作モードである。つまり、再生モードで説明した代理画像に対応する撮影画像を取得する動作モードである。
【0184】
追加撮影モードにおいても、新規撮影モードの場合と同様に、ガイド撮影を行うために撮影に先立って使用するガイド画像を特定する必要がある。しかし、追加撮影モードにおいては、使用するガイド画像の指定方法が新規撮影モードとは異なる。具体的には、再生モードにおいて代理画像PRがカーソルKRで選択された状態で追加撮影モードに移行すると、デジタルカメラ2は当該代理画像に係るガイド画像を追加撮影モードのガイド撮影で使用するガイド画像と認識する。また、撮影で取得された撮影画像は、当該代理画像PRに係る撮影画像フォルダに格納される。
【0185】
では、追加撮影モードの動作フローを図36のフローチャートを参照しながら順を追って説明する。
【0186】
まず、追加撮影モードが開始すると、動作フローはステップS701へ移行する。
【0187】
ステップS701では、新規撮影モードのステップS604と同様のライブビューが液晶モニタ211に表示され、ステップS702へ移行する。ただし、表示されるガイド画像は、上述で説明したように、追加撮影モードに移行する前に再生モードでカーソルKRで選択されていた代理画像PRに係るガイド画像である。
【0188】
ステップS702では、新規撮影モードのステップS605と同様の撮影指示の検出が行われる。撮影指示が検出された場合、ステップS703へ移行し、撮影指示が検出されない場合、ステップS702へ戻る。
【0189】
ステップS703では、新規撮影モードのステップS703と同様に撮影処理が行われる。ただし、撮影によって取得された画像は、代理画像PRに係る撮影画像フォルダに格納される。そして、追加撮影モードの動作フローは終了する。
【0190】
以上の動作フローにより、デジタルカメラ2は、撮影フォルダ内の欠落撮影画像を取得可能である。これにより、ユーザは必要な構図の画像が欠落していることに気づいた場合でも、簡単な操作で必要な画像を補うことができる。
【0191】
<動作モードの切り替え>
デジタルカメラ2は、先述したように新規撮影モード,追加撮影モードの2つの撮影モードと、1つの再生モードとの合計3個の動作モードを備える。これらの動作モードは、モード切り替えボタン207を所定の方法で押下することにより切り替え可能である。以下では、これらの3つの動作モード間の切り替え方法を図37を参照しながら説明する。
【0192】
まず、電源ON直後の動作モードである再生モード420に注目する。再生モード420において代理画像PRがカーソルKRで選択されている状態で、モード切り替えボタン207を押下すると、ジタルカメラ2の動作モードは再生モード420から追加撮影モード421へ移行する。そして、当該代理画像PRに係る撮影画像フォルダが、追加撮影モードで取得される画像が格納されるフォルダとして、当該代理画像PRに係るガイド画像がガイド撮影に利用されるガイド画像としてデジタルカメラ2に認識される。
【0193】
また、再生モード420において代理画像PRがカーソルKRで選択されている状態以外の状態で、モード切り替えボタン207を押下すると、デジタルカメラ2の動作モードは再生モード420から新規撮影モード422へ移行する。
【0194】
次に、新規撮影モード422に注目する。新規撮影モード422においてモード切り替えボタンが押下されると、動作モードは新規撮影モード422から再生モード420へ移行する。
【0195】
次に、追加撮影モード421に注目する。追加撮影モード421から再生モード420への移行は特別の操作を必要としない。すなわち、追加撮影モード421での撮影が終了すると(図36のフローチャートが終了に至ると)自動的に動作モードは再生モード420へ戻る。
【0196】
次に、上述の動作を図38のフローチャートを参照しながら説明する。
【0197】
まず、電源スイッチ206によって、デジタルカメラ2の電源が投入されると、動作フローはステップS801へ移行する。
【0198】
ステップS801では、デジタルカメラ2の動作モードをデフォルトの再生モード420に設定して、次のステップS802へ移行する。再生モード420では先述したようにメモリカード209に格納された画像を液晶モニタ211で閲覧可能である。
【0199】
ステップS802では、モード切り替えボタン207の押下の検出が行われる。押下が検出された場合、ステップS803へ移行する。検出されない場合、ステップS802へ戻り、押下が検出されるまで再生モード420が維持される。
【0200】
ステップS803では、モード切り替えボタン207が押下られた時点で代理画像PRが選択されていたかどうかによって分岐処理が行われる。代理画像PRが選択されていた場合、ステップS804へ移行する。されていない場合ステップS805へ移行する。
【0201】
ステップS804では、デジタルカメラ2の動作モードが追加撮影モード421に変更される。そして、追加撮影処理終了後に、ステップS801へ戻る。
【0202】
ステップS805では、デジタルカメラ2の動作モードが新規撮影モード422に変更され、ステップS806へ移行する。
【0203】
ステップS807では、ステップS802と同様に、モード切り替えボタン207の押下の検出が行われる。押下が検出された場合、ステップS801へ移行する。検出されない場合、ステップS806へ戻り、押下が検出されるまで、新規撮影モード422が維持される。
【0204】
上述のモード切り替えボタン207の押下は、先述した新規撮影モードおよび再生モードの動作フロー中に常時監視されているので、動作フローがどの状態であっても動作モードの移行は行われる。すなわち、新規撮影モードおよび再生モードにおいて、モード切り替えボタン207が押下されると、新規撮影モードおよび再生モードの動作フローが中断され、動作モードの移行が行われる。
【0205】
以上のような動作モードの切り替えにより、ユーザはデジタルカメラ2の液晶モニタ211で画像を閲覧するとともに、新規ガイド撮影の実行や欠落している画像の補充が可能になる。
【0206】
<<第2実施形態>>
第2実施形態のデジタルカメラ3は、第1実施形態のデジタルカメラ2と異なり、ガイド撮影を行うように構成されてはいない。しかし、デジタルカメラ3の構成および動作はデジタルカメラ2と類似しているので、以下の説明ではデジタルカメラ2とデジタルカメラ3との相違点のみを説明し、共通部分の重複説明は省略する。
【0207】
<デジタルカメラの外観構成>
デジタルカメラ3は、デジタルカメラ2の表示設定ボタン群215のうち、表示切り替えボタン215aが設けられ、拡大表示ボタン215bおよびインデックス表示ボタン215cが省略される点がデジタルカメラ2と異なる。また、表示切り替えボタン215aによって、液晶モニタ211に表示される表示画面が切り替えられる点は、デジタルカメラ2とデジタルカメラ3とで共通であるが、具体的な切り替え対象となる表示画面は、後述するように、デジタルカメラ2とデジタルカメラ3とで異なる。
【0208】
<デジタルカメラの内部構成>
デジタルカメラ3の内部構成はデジタルカメラ2の内部構成と同様である。したがって、重複説明は省略する。
【0209】
<メモリカードのフォルダ構造>
デジタルカメラ3は、デジタルカメラ2と異なりガイド撮影を行わないので、ガイド画像と撮影画像とをフォルダで分類してメモリカード209に格納することは行われない。撮影された画像は、メモリカード209の所定のフォルダに格納されればよい。
【0210】
<タグ>
デジタルカメラ3は、デジタルカメラ2と異なりガイド撮影を行わないので、タグにはガイド撮影に係るリンク関係は記述されない。したがって、図10で示したタグ261における、リンク先情報261aは、デジタルカメラ3における撮影時にはタグに記述されない。しかし、AFエリア情報261bは、デジタルカメラ3においても記述され、後述するように表示画面のレイアウトを決定するリンク関係として利用される。
【0211】
<表示画面>
デジタルカメラ3の表示画面には、「通常表示画面」、「AFエリア表示画面」および「同時表示画面」がある。「通常表示画面」は、図39に例示するように、メモリカード209に格納された画像を一覧表示する表示画面である。「AFエリア表示画面」は、図40に例示するように、当該画像のAFエリアを一覧表示する表示画面である。この表示方法は、タグ261に記述されたAFエリア情報261bをリンク情報として、一般化した画像表示装置1で説明した「応用レイアウト」を表示画面に適用したものである(フォルダ構造に関するリンク関係の対称性を利用)。つまり、撮影画像の全体と部分とに係る画像間にリンク関係が定義されており、当該リンク関係がフォルダ構造に関して等価であることを表示画面に反映させたものである。「同時表示画面」は、図41に例示するように、液晶モニタ211の画像表示領域を2行3列のマトリクス状に分割して得られた、1行目に3枚の撮影画像、2行目に3枚のAFエリア画像を表示する表示画面である。この場合、液晶モニタ211の縦方向にリンク関係が反映されている。すなわち、一般化した画像表示装置1で説明した「基本レイアウト」を表示画面に適用したものである。なお、図39および図40においては、略同一の位置に表示されている画像間にリンク関係が存在している。
【0212】
これらの「通常表示画面」、「AFエリア表示画面」および「同時表示画面」は、表示切り替えボタン215aによって順次切り替え可能である。
【0213】
このような表示方法により、ユーザはAFエリア(ピントが合っている部分)のみを一覧表示で確認できるので、適切な画像が取得できているかどうかを容易に確認できる。また、全体を確認しながらAFエリアの詳細を確認可能である。
【0214】
<その他>
また、第2実施形態においては、AFエリア情報をリンク情報としたが、画像の部分を特定する別の情報をリンク情報としてもよい。さらに、このリンク情報を画像ごとに変化させてもよく、ユーザが画像ごとに指定することも許容される。また、デジタルカメラに搭載された画像表示装置での表示ではなく、別のコンピュータシステム上で再生表示を行ってもよい。
【0215】
<<その他>>
上述した具体的実施の形態には以下の構成を有する発明が含まれている。
【0216】
[1] 請求項2に記載の画像表示装置において、
リンク関係が定義されたリンク画像が存在しないリンク切れ画像を特定するリンク切れ検出手段と、
リンク画像が存在しないことを示す代理画像を生成する生成手段と、
をさらに備え、
前記リンク切れ画像と前記代理画像とを、前記リンク画像群と同様のレイアウトで表示することを特徴とする画像表示装置。
【0217】
[1]の発明によれば、リンク画像の不存在を容易に認識可能であるので、画像表示装置の使用者は欠落している画像の存在を容易に知ることができる。
【0218】
[2] [1]に記載の画像表示装置において、
被写体に関する画像の取得を行う撮像手段と、
前記撮像手段による撮像を指示する指示手段と、
前記格納部に格納された画像を前記表示手段に表示させる再生モードと、前記撮像手段を用いて画像を取得する撮影モードとを切り替える切り替え手段と、
をさらに備え、
前記再生モードにおいて前記表示手段に前記代理画像が表示されている状態で、前記切り換え手段による再生モードから撮影モードへの移行に続いて前記指示手段による撮像指示が与えられると、取得された画像と前記リンク切れ画像との間にリンク関係が定義されることを特徴とする画像表示装置。
【0219】
[2]の発明によれば、画像表示装置の使用者は欠落している画像を煩雑な操作なしに取得可能である。
【0220】
[3] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記リンク関係が前記分類基準から独立していることを特徴とする画像表示装置。
【0221】
[3]の発明によれば、望まれる表示レイアウトを分類基準が反映していない場合であっても、複数の画像を所望のレイアウトで表示可能である。
【0222】
[4] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記リンク情報が画像と一体化されていることを特徴とする画像表示装置。
【0223】
[4]の発明によれば、少数のリンク画像群を表示する場合に、画像から分離されたリンク情報を参照する必要がないので、リンク関係を高速に特定可能である。
【0224】
[5] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記リンク情報が画像から分離されていることを特徴とする画像表示装置。
【0225】
[5]の発明によれば、多数のリンク関係が定義されたリンク画像群を表示する場合に、リンク情報を個別に参照する必要がないので、リンク関係を高速に特定可能である。また、リンク関係が変更されても画像には影響が及ばないので、リンク関係の更新が容易である。
【0226】
[6] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記格納部において前記画像データ群が階層型のフォルダ構造で格納されており、
前記分類が前記フォルダ構造中のフォルダによって行われることを特徴とする画像表示装置。
【0227】
[7] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記レイアウト決定手段が、前記レイアウトを前記リンク関係の対称性に基づいて決定することを特徴とする画像表示装置。
【0228】
[7]の発明によれば、複雑なリンク関係を定義することなく画像群を対比可能に表示可能であるので、リンク情報量が過大になることがない。
【0229】
[8] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記レイアウト決定手段が、前記レイアウトを複数のリンク関係に基づいて決定することを特徴とする画像表示装置。
【0230】
[8]の発明によれば、複雑なリンク関係を定義することなく画像群を対比可能に表示可能であるので、リンク情報量が過大になることがない。
【0231】
[9] 請求項1に記載の画像表示装置において、
前記リンク関係が、構図の見本となるガイド画像と、前記ガイド画像を見本として撮影されたガイド撮影画像との間に定義されることを特徴とする画像表示装置。
【0232】
[9]の発明によれば、略同一の構図の画像間にリンク関係が定義されるので、略同一の構図の複数の画像の対比が可能になる。
【0233】
[10] 請求項3に記載の画像表示装置において、
前記部分画像が、前記画像の撮影時の合焦演算に使用された部分であることを特徴とする画像表示装置。
【0234】
[11] 請求項4に記載の画像表示装置において、
前記第1リンク関係が、第2画像と第3画像との関係を定義するリンク関係であり、
前記第2リンク関係が、前記第2画像と第4画像との関係を定義するリンク関係であり、
前記第3画像と前記第4画像とが異なることを特徴とする画像表示装置。
【0235】
[12] 請求項4に記載の画像表示装置において、
前記第1リンク関係が、第5画像と第6画像との関係を定義するリンク関係であり、
前記第2リンク関係が、第7画像と第8画像との関係を定義するリンク関係であり、
前記第5画像と前記第7画像とが同じ分類に属するとともに、前記第6画像と前記第8画像とが同じ分類に属することを特徴とする画像表示装置。
【0236】
[13] 請求項4に記載の画像表示装置において、
前記リンク画像群に前後関係が定義されており、
前記更新が前記前後関係に基づいて行われることを特徴とする画像表示装置。
【0237】
[14] [13]に記載の画像表示装置において、
前記前後関係における前方向と後方向とに対応した複数の前記変更指示手段が設けられており、
複数の前記変更指示手段のうち有効な変更指示手段を示す情報が前記表示手段に表示されることを特徴とする画像表示装置。
【0238】
[14]の発明によれば、閲覧したい画像を表示するために必要な操作を画像表示装置の使用者が容易に認識可能である。
【0239】
[15] 画像表示装置であって、
所定の分類基準で分類された画像群と、前記画像群に含まれる複数の画像間の関係を定義するリンク関係の情報とを格納する格納部と、
前記画像群の中から、前記リンク関係が定義されたリンク画像群とリンク関係とを読み出す読み出し手段と、
前記リンク画像群を表示する表示手段と、
前記表示手段に設けられた画像表示領域を複数領域に分割する分割手段と、
前記リンク画像群に含まれる各々の画像を表示する前記複数領域中の領域を前記リンク関係に基づいて決定する表示場所決定手段と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。
【0240】
[15]の発明によれば、リンク画像群がリンク関係を反映した形で表示されるので、画像表示装置の使用者はリンク関係が定義された画像を煩雑な操作なしに対比可能であり、リンク関係の御認識も生じにくい。
【0241】
[16] [15]に記載の画像表示装置において、
前記画像表示領域が矩形であり、
前記分割手段が前記画像表示領域をマトリクス状に分割することを特徴とする画像表示装置。
【0242】
[16]の発明によれば、矩形の画像表示領域の特定方向にリンク関係が反映されるので、画像表示装置の使用者は対比すべき画像をより的確に認識可能になる。
【0243】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項5の発明によれば、対比すべき画像を表示手段にレイアウトして同時表示できるので、ユーザは煩雑な操作を必要としないで対比すべき画像を対比可能であるとともに、対比すべき画像を誤認識することがない。
【0244】
また、請求項2の発明によれば、画像の分類が対比すべき画像の関係を反映していない場合であっても、当該画像を対比可能に表示可能である。
【0245】
また、請求項3の発明によれば、画像の特定部分のみを対比可能に表示できるので、ユーザは特に注目したい部分のみを対比可能である。
【0246】
また、請求項4の発明によれば、画像の表示に使用できる領域が大きくなるので、画像の閲覧が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般化した画像表示装置1の機能を説明するブロック図である。
【図2】ディスプレイ131の表示画面を示す図である。
【図3】ディスプレイ131の表示画面を示す図である。
【図4】ディスプレイ131の表示画面を示す図である。
【図5】デジタルカメラ2を斜め前方から見た斜視図である。
【図6】デジタルカメラ2の背面図である。
【図7】デジタルカメラ2の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図8】メモリカード209におけるフォルダの階層構造を示す図である。
【図9】画像間のリンク関係を示すリンク関係図である。
【図10】タグの具体的内容を模式的に示す図である。
【図11】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図12】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図13】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図14】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図15】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図16】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図17】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図18】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図19】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図20】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図21】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図22】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図23】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図24】表示画面が切り替わる様子を模式的に示す図である。
【図25】拡大表示画面グループサブルーチンを定義するフローチャートである。
【図26】フォルダ内表示画面グループサブルーチンを定義するフローチャートである。
【図27】比較表示画面グループサブルーチンを定義するフローチャートである。
【図28】インデックス表示画面サブルーチンを定義するフローチャートである。
【図29】再生モードの動作フロー全体を説明するフローチャートである。
【図30】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図31】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図32】新規撮影モードの動作フローを説明するフローチャートである。
【図33】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図34】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図35】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図36】追加撮影モードの動作を説明するフローチャートである。
【図37】動作モードの切り替え方法を説明する図である。
【図38】動作モードの切り替え動作を説明するフローチャートである。
【図39】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図40】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【図41】液晶モニタ211の表示画面を示す図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
201 CCD
202 撮影レンズ
203 ファインダ窓
204 フラッシュ
202 撮影レンズ
205 レリーズボタン
206 電源スイッチ
207 モード切り替えボタン
208 液晶パネル
209 メモリカード
210 挿入口
211 液晶モニタ
212 カーソルキー
213 実行ボタン
214 ズームキー
215 表示設定ボタン群
215a 表示切り替えボタン
215b 拡大表示ボタン
215c インデックス表示ボタン
260 ファイル
261 タグ
261a リンク先情報
261b AFエリア情報
262 画像本体部
KR カーソル
M1,M2,M4 文字列
ICN1〜ICN4 アイコン

Claims (5)

  1. 画像表示装置であって、
    所定の分類基準で分類された画像群と、前記画像群に含まれる複数の画像間の関係を定義したリンク関係の情報とを格納する格納部と、
    前記画像群の中から、前記リンク関係が定義されたリンク画像群と前記リンク関係とを読み出す読み出し手段と、
    前記リンク画像群を表示する表示手段と、
    前記表示手段における前記リンク画像群の表示レイアウトを前記リンク関係に基づいて決定するレイアウト決定手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記リンク関係が、前記分類基準における異なる分類に属する画像間に定義されることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記リンク関係が、特定画像の全体画像と部分画像との間に定義されることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記表示手段に表示される前記リンク画像群の変更指示を与える変更指示手段をさらに備え、
    前記変更指示に応答して、前記表示手段に表示されるリンク画像群が、第1のリンク関係またはリンク関係の組によって関係づけられた第1リンク画像群から、第2のリンク関係またはリンク関係の組によって関係づけられた第2リンク画像群へと更新されることを特徴とする画像表示装置。
  5. 画像表示装置を制御するコンピュータによって実行されることにより、前記画像表示装置を請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像表示装置として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2003078146A 2003-03-20 2003-03-20 画像表示装置およびプログラム Expired - Fee Related JP3755517B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003078146A JP3755517B2 (ja) 2003-03-20 2003-03-20 画像表示装置およびプログラム
US10/462,154 US20040186820A1 (en) 2003-03-20 2003-06-16 Image display apparatus and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003078146A JP3755517B2 (ja) 2003-03-20 2003-03-20 画像表示装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004289425A true JP2004289425A (ja) 2004-10-14
JP3755517B2 JP3755517B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=32984859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003078146A Expired - Fee Related JP3755517B2 (ja) 2003-03-20 2003-03-20 画像表示装置およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20040186820A1 (ja)
JP (1) JP3755517B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262071A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Casio Comput Co Ltd 画像表示制御装置及びプログラム
JP2006352369A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Fujifilm Holdings Corp 画像ファイル管理方法及びその装置
JP2007019963A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Olympus Imaging Corp 表示制御装置、カメラ、表示制御方法、プログラム、記録媒体
JP2007180727A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Casio Comput Co Ltd 画像再生装置、カレンダ表示方法、プログラム、および記憶媒体
JP2008268689A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Sony Computer Entertainment Inc 画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び情報記憶媒体
JP2009237423A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fujifilm Corp 画像表示方法および装置
JP2010008984A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Canon Inc 画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP2010252386A (ja) * 2010-06-25 2010-11-04 Olympus Imaging Corp 表示制御装置、カメラ
JP2011008776A (ja) * 2009-05-26 2011-01-13 Nikon Corp 画像検索システム、画像検索装置及び画像検索プログラム
JP2011193169A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 National Institute Of Information & Communication Technology 撮影画像と撮影情報の同時表示処理方法、及び装置
US8952982B2 (en) 2007-04-24 2015-02-10 Sony Corporation Image display device, image display method and information recording medium for displaying and scrolling objects on a display
KR20160121242A (ko) * 2015-04-10 2016-10-19 주식회사 리코시스 차량 촬영 가이드 장치
JP6118445B1 (ja) * 2016-08-26 2017-04-19 株式会社サイバーブレーン 撮影対象の画像情報を生成するプログラム、装置、システム及び方法
JP2018032372A (ja) * 2017-03-24 2018-03-01 株式会社サイバーブレーン 撮影対象の画像情報を生成するプログラム、装置、システム及び方法
JP2018139126A (ja) * 2018-04-16 2018-09-06 ブラザー工業株式会社 表示プログラムおよび表示装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030231343A1 (en) * 2002-05-08 2003-12-18 Ayako Kobayashi Image forming apparatus, program adding method, and a recording medium
US20040236754A1 (en) * 2003-05-21 2004-11-25 Bentley Systems, Inc. Method and system for linking data across multiple files
US7412454B2 (en) * 2003-09-03 2008-08-12 International Business Machines Corporation Data structure supporting random delete and timer function
US20050052549A1 (en) * 2003-09-10 2005-03-10 Schinner Charles E. Digital camera and method of using
JP4776995B2 (ja) * 2005-07-14 2011-09-21 キヤノン株式会社 コンピュータ装置およびその制御方法およびプログラム
US7711718B2 (en) * 2007-04-03 2010-05-04 Nokia Corporation System and method for using multiple meta boxes in the ISO base media file format
EP1990987A1 (en) * 2007-05-11 2008-11-12 Research In Motion Limited Method for storing media captured using a portable electronic device
US20090207180A1 (en) * 2007-10-16 2009-08-20 Heico Aerospace Company FPD for AIRCRAFT
US9239847B2 (en) * 2009-03-12 2016-01-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for managing image files
KR101623494B1 (ko) * 2009-03-12 2016-05-24 삼성전자주식회사 사진 파일 관리 장치 및 방법
US8704929B2 (en) 2010-11-30 2014-04-22 Canon Kabushiki Kaisha System and method for user guidance of photographic composition in image acquisition systems
JP6132617B2 (ja) * 2013-03-26 2017-05-24 キヤノン株式会社 受信した画像データをフォルダに格納する画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム
WO2015033711A1 (ja) * 2013-09-03 2015-03-12 フェリカネットワークス株式会社 情報処理端末、及び情報処理方法
CN105474188B (zh) * 2013-09-03 2019-08-13 飞力凯网路股份有限公司 信息处理设备和信息处理方法
KR20150113572A (ko) * 2014-03-31 2015-10-08 삼성전자주식회사 영상데이터를 획득하는 전자장치 및 방법
KR20160024143A (ko) * 2014-08-25 2016-03-04 삼성전자주식회사 영상 처리 방법 및 전자 장치
US9746938B2 (en) * 2014-12-15 2017-08-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Exclusive view keyboard system and method
JP6506036B2 (ja) * 2015-02-02 2019-04-24 オリンパス株式会社 撮像機器
US11200205B2 (en) * 2020-01-31 2021-12-14 EMC IP Holding Company LLC Displaying an alert and options when deleting a file that is associated with a sequence of files
US11199948B2 (en) 2020-01-31 2021-12-14 EMC IP Holding Company LLC Displaying a sequence and files associated with the sequence having a missing file

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115509A (en) * 1994-03-10 2000-09-05 International Business Machines Corp High volume document image archive system and method
US5801821A (en) * 1995-06-30 1998-09-01 Intel Corporation Photolithography method using coherence distance control
US5815717A (en) * 1995-10-27 1998-09-29 Authorgenics, Inc. Application program and documentation generator system and method
US5963204A (en) * 1996-09-20 1999-10-05 Nikon Corporation Electronic camera with reproduction and display of images at the same timing
US5819288A (en) * 1996-10-16 1998-10-06 Microsoft Corporation Statistically based image group descriptor particularly suited for use in an image classification and retrieval system
US5933137A (en) * 1997-06-10 1999-08-03 Flashpoint Technology, Inc. Method and system for acclerating a user interface of an image capture unit during play mode
US6538698B1 (en) * 1998-08-28 2003-03-25 Flashpoint Technology, Inc. Method and system for sorting images in an image capture unit to ease browsing access
US6317141B1 (en) * 1998-12-31 2001-11-13 Flashpoint Technology, Inc. Method and apparatus for editing heterogeneous media objects in a digital imaging device
US7034883B1 (en) * 1999-08-10 2006-04-25 Cellavision Ab Automatic focusing
US6995875B2 (en) * 2000-06-07 2006-02-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Appliance and method for navigating among multiple captured images and functional menus
US6564225B1 (en) * 2000-07-14 2003-05-13 Time Warner Entertainment Company, L.P. Method and apparatus for archiving in and retrieving images from a digital image library
US7107605B2 (en) * 2000-09-19 2006-09-12 Simple Devices Digital image frame and method for using the same
US6943842B2 (en) * 2001-11-02 2005-09-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image browsing user interface apparatus and method

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4696614B2 (ja) * 2005-03-17 2011-06-08 カシオ計算機株式会社 画像表示制御装置及びプログラム
JP2006262071A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Casio Comput Co Ltd 画像表示制御装置及びプログラム
JP2006352369A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Fujifilm Holdings Corp 画像ファイル管理方法及びその装置
JP4552088B2 (ja) * 2005-06-14 2010-09-29 富士フイルム株式会社 画像ファイル管理方法及びその装置
JP2007019963A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Olympus Imaging Corp 表示制御装置、カメラ、表示制御方法、プログラム、記録媒体
JP4573716B2 (ja) * 2005-07-08 2010-11-04 オリンパスイメージング株式会社 表示制御装置、カメラ、表示制御方法、プログラム
JP2007180727A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Casio Comput Co Ltd 画像再生装置、カレンダ表示方法、プログラム、および記憶媒体
JP4670634B2 (ja) * 2005-12-27 2011-04-13 カシオ計算機株式会社 画像再生装置、カレンダ表示方法、およびプログラム
JP2008268689A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Sony Computer Entertainment Inc 画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び情報記憶媒体
US8952982B2 (en) 2007-04-24 2015-02-10 Sony Corporation Image display device, image display method and information recording medium for displaying and scrolling objects on a display
JP2009237423A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fujifilm Corp 画像表示方法および装置
JP2010008984A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Canon Inc 画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP2011008776A (ja) * 2009-05-26 2011-01-13 Nikon Corp 画像検索システム、画像検索装置及び画像検索プログラム
JP2011193169A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 National Institute Of Information & Communication Technology 撮影画像と撮影情報の同時表示処理方法、及び装置
JP2010252386A (ja) * 2010-06-25 2010-11-04 Olympus Imaging Corp 表示制御装置、カメラ
KR20160121242A (ko) * 2015-04-10 2016-10-19 주식회사 리코시스 차량 촬영 가이드 장치
KR101708445B1 (ko) * 2015-04-10 2017-02-22 주식회사 리코시스 차량 촬영 가이드 장치
JP6118445B1 (ja) * 2016-08-26 2017-04-19 株式会社サイバーブレーン 撮影対象の画像情報を生成するプログラム、装置、システム及び方法
JP2018033085A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 株式会社サイバーブレーン 撮影対象の画像情報を生成するプログラム、装置、システム及び方法
JP2018032372A (ja) * 2017-03-24 2018-03-01 株式会社サイバーブレーン 撮影対象の画像情報を生成するプログラム、装置、システム及び方法
JP2018139126A (ja) * 2018-04-16 2018-09-06 ブラザー工業株式会社 表示プログラムおよび表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20040186820A1 (en) 2004-09-23
JP3755517B2 (ja) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3755517B2 (ja) 画像表示装置およびプログラム
JP5136819B2 (ja) 画像分類装置、画像分類方法及びプログラム
CN101867719B (zh) 操作控制装置、操作控制方法
TWI528261B (zh) 內容觀看之藝廊應用程式
US7539949B2 (en) Method of searching images stored in digital storage device
US8558920B2 (en) Image display apparatus and image display method for displaying thumbnails in variable sizes according to importance degrees of keywords
WO2010032402A1 (ja) データ表示装置、集積回路、データ表示方法、データ表示プログラム及び記録媒体
US20040175764A1 (en) Image processing apparatus, image processing program, recording medium, and image processing method
CN101278286B (zh) 用于浏览图像的方法和设备
KR101335325B1 (ko) 표시제어장치 및 표시제어 방법
JP2009500884A (ja) デジタルメディアファイルを管理するための方法およびデバイス
JP5730090B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
JP2014127917A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5214051B1 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
TW200917119A (en) Image display device, image display control method and program
KR20110062383A (ko) 앨범 관리 방법 및 장치
JP4175900B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム、記録媒体、および画像処理方法
JP4656218B2 (ja) 画像表示装置、及び画像表示方法、画像表示プログラム
JP5217139B2 (ja) 画像検索装置、画像検索プログラム
US20050102609A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program
JP6883769B1 (ja) 電子機器
WO2010084602A1 (ja) 画像表示システム、方法、及びプログラム
JP6292862B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US11968442B2 (en) Imaging apparatus
KR102192366B1 (ko) 영상 컨텐츠 검색 사용자 인터페이스를 제공하는 이동통신 단말기 및 이를 이용한 영상 컨텐츠 관리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050209

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees