JP2004278892A - 自動製氷機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水が供給される製氷皿4と、給水された水が凍結して氷が生成されたときに氷へ力を与えて製氷皿4から氷を分離させる駆動部11と、製氷皿の下方に配置されて氷を蓄える貯氷箱6とで構成し、製氷皿4に給水された水から発せられる赤外線を検知する赤外線センサ12を駆動部11に配置した。これによって、製氷皿4が反転しても干渉することはなく、製氷皿4上方の壁と製氷皿4の反転軌跡とのクリアランスを小さくでき、省スペース化を達成できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷蔵庫に搭載される自動製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製氷皿に給水された水の状態を検知する手段として、水から発せられる赤外線を検知する赤外線センサを備えた自動製氷機がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の自動製氷機について説明する。
【0004】
図5は従来の自動製氷機のブロック構成図である。水を溜めておくタンク1、このタンク1から水を吸い上げるための給水パイプ2、タンク1から水を汲み上げるためのポンプ3、タンク1から給水パイプ2を通過してポンプ3によって供給される水を溜め製氷するための製氷皿4、製氷皿4を回転させて離氷するための駆動部5、離氷した氷を溜めておくための貯氷箱6、製氷皿4の上方に配置され製氷皿4に供給された水の温度を測定する赤外線センサ7、赤外線センサ7の出力信号から製氷完了や水位を検知するための判定手段8、製氷完了を検知する製氷完了判定手段9、製氷皿4に供給された水の水位を検知する水位判定手段10とで構成される。
【0005】
以上のように構成された自動製氷機について、以下その動作を説明する。
【0006】
まず、タンク1中の5℃程度の水が製氷皿4に給水されると、赤外線センサ7の受光領域における水面の領域の割合が増え、赤外線センサ7の出力信号が増加し、給水完了でピークに達する。その後、水が冷却されて温度が低下し、赤外線センサ7の出力信号も低下する。0℃付近まで低下すると、それ以降温度は0℃付近にしばらくの間安定し、0℃安定終了以降は再び温度低下が始まり、製氷完了判定基準温度値になり製氷完了に達する。
【0007】
給水完了以降の赤外線センサ7の出力信号の変化は、赤外線センサ7が水・氷から発せられる温度に関連する赤外線放射エネルギーを直接測定しているために、製氷皿4中の水・氷温度の変化と相似した変化を示すので、氷そのものの温度を測定して検出することができ、未凍結の状態で製氷完了と検出することがなく、使い勝手の良い自動製氷機を得ることができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−295931号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、赤外線センサを製氷皿の上方に配置しているため、離氷時の製氷皿の反転動作を妨害しないために製氷皿の回転軌跡の外側に設ける必要があり、容積ロスが発生する。
【0010】
本発明は従来の課題を解決するもので、容積ロスを抑制する自動製氷機を提供することを目的とする。
【0011】
さらに、従来の自動製氷機は赤外線センサを、給水時の水位判定、製氷完了判定にしか利用しておらず、赤外線センサの特性を充分に活かしていない。
【0012】
本発明の他の目的は、上記以外の必要機能を赤外線センサで行わせた省部品化を図れる自動製氷機を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、水が供給される製氷皿と、給水された水が凍結して氷が生成されたときに前記氷へ外力を与えて前記製氷皿から氷を分離させる駆動部と、前記製氷皿の下方に配置されて氷を蓄える貯氷箱とで構成された自動製氷機において、前記製氷皿に給水された水から発せられる赤外線を検知する赤外線センサを前記駆動部に配置したものである。
【0014】
これによって、製氷皿に給水された水の温度を駆動部側から赤外線センサで検知することができるので、製氷皿が離氷時に反転しても赤外線センサと干渉することはなく、製氷皿の上方の壁と製氷皿の反転軌跡とのクリアランスを狭く設定でき、赤外線センサを製氷皿上方に配置した場合に比べて容積ロスが抑制され、省スペースを実現できる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記駆動部は前記製氷皿を回転させてほぼ反転した位置で離氷させる構成であり、前記赤外線センサは前記製氷皿の回転中心軸より上方に位置するものである。
【0016】
これによって、製氷皿と貯氷箱を赤外線センサの視野内に入れることができるので、赤外線センサによって給水完了、製氷完了、及び貯氷箱内の氷量を検知することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記赤外線センサで前記貯氷箱内の貯氷量を検知する貯氷量判定手段を設けたものである。
【0018】
これによって、貯氷箱の所定高さ以上に氷が存在すれば、赤外線センサが氷から受け取るエネルギーが増加し貯氷量が所定量以上になったことを検知できるので、特別な部材を新たに設ける必要が無く省部品化が図れる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記製氷皿が水平位置にあるときを原点位置とし、前記製氷皿が反転し氷を放出する位置を離氷位置として、前記製氷皿が原点位置から離氷位置に至る過程で前記製氷皿が前記赤外線センサの視野から外れる領域を設け、前記領域で前記貯氷箱内の貯氷量を検知するものである。
【0020】
これによって、離氷動作の途中で貯氷量を検知できるので、離氷動作と貯氷量検知動作を別々にする必要がなく、一連の動作で効率よく短時間で実行することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記赤外線センサで製氷皿の所定の回転位置を検知する製氷皿位置判定手段を設けたものである。
【0022】
これによって、使用者が誤って製氷皿の下方に物を置いて製氷皿が途中で異常停止したままになっても、赤外線センサによって製氷皿が動作したか否かを判別し、使用者へ警告を発し異常を解消させることができる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記製氷皿の離氷位置方向へ回転しているとき、前記製氷皿の底面が前記赤外線センサに最も接近する位置を前記離氷位置としたものである。
【0024】
これによって、製氷皿に最も負荷が作用する離氷位置で仮に停止したままになっても、赤外線センサからの信号で正常位置へ復帰させ、不必要な負荷を取り除き正常な状態にすることができ信頼性が向上する。
【0025】
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記赤外線センサは自己の温度を検知し、前記温度で前記駆動部の周囲温度を判断するものである。
【0026】
これによって、製氷皿が配置された雰囲気の温度がわかるので、製氷室に温度センサを設ける必要がなくなり省部品化が図れる。
【0027】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記赤外線センサで製氷皿の有無を検知する製氷皿有無検知手段を設けたものである。
【0028】
これによって、製氷皿を洗浄するために製氷皿が取り外され、製氷皿を元に戻さずに放置されても、赤外線センサが監視しているので、使用者へ製氷皿の搭載の有無を通知できる。
【0029】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、赤外線センサが所定電圧以下を、所定時間連続で出力することにより、製氷皿が外されたと判定するものである。
【0030】
これによって、製氷が行われる製氷室内の製氷皿以外の温度と製氷皿温度が同じ温度であっても、製氷皿がある場合は赤外線センサが受け取るエネルギーは、製氷皿がない場合よりも大きいので、製氷皿有無の判定ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による自動製氷機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成に付いては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による自動製氷機を示すブロック構成図、図2は同実施の形態における製氷時の要部断面図、図3は同実施の形態における離氷動作途中の要部断面図、図4は同実施の形態における離氷時の要部断面図である。
【0033】
図1、図2において、駆動部11は製氷皿4を回転させて氷を放出するものであり、製氷皿4を回転させる出力軸11aよりも上側の位置には、製氷皿4に供給された水から発せられる赤外線を検知する赤外線センサ12が配置されており、赤外線を検知する検知部12aは駆動部11から露出し、その他は駆動部11内にある。
【0034】
また、駆動部11は製氷皿4を回転させてほぼ反転した位置で離氷させる構成であり、赤外線センサ12は製氷皿4の回転中心軸より上方に位置している。
【0035】
これによって、赤外線センサ12は製氷皿4、貯氷箱6内の氷を視野に入れることが可能である。
【0036】
また、赤外線センサ12は自己の温度を検知する温度検知手段12b(図示せず)を有し、温度検知手段12bで駆動部11の周囲温度を判断できる。
【0037】
判定手段8には、貯氷箱6内の氷から発せられる赤外線を受け取った赤外線センサ12の出力信号によって貯氷量を判定する貯氷量判定手段13と、製氷皿4の底面から発せられる赤外線を受け取った赤外線センサ12の出力信号から製氷皿4の位置を判定する製氷皿位置判定手段14と、同じく製氷皿4からの赤外線を受け取った赤外線センサ12の出力信号から製氷皿の有無を判定する製氷皿有無判定手段15が設けられている。
【0038】
このように構成された自動製氷機の動作について説明する。まず、ポンプ3によりタンク1の水が給水パイプ2を介して吸い上げられ、製氷皿4に給水される。ポンプ3は予め定められた時間だけ作動して給水を行う。この作動時間は、予め定めた水量とポンプ3が正常に作動した際の単位時間当たりの給水量とから決定される。例えば、水量が80mlであれば、ポンプ作動時間は4秒に予め定められる。
【0039】
水が全く入っていない状態からポンプ3が作動して給水し作動後4秒経過時には水面は適正水位に達する。
【0040】
ここで、赤外線放射エネルギーは、物体の温度と放射率によって定まり、温度が低いものは赤外線放射エネルギーが小さく、温度が高いものは赤外線放射エネルギーが大きくなり、その強度に応じて出力信号が出力される。
【0041】
また、物体との距離によっても赤外線放射エネルギーは変化し、同じ温度の物体でも近いほど赤外線放射エネルギーは大きくなり、その強度に応じて出力信号が出力される。
【0042】
通常、供給される水の温度は5℃程度で、製氷皿4は冷気に冷やされて−20℃程度となっている。つまり、給水前の製氷皿4から出されている赤外線エネルギーと、給水後の水から出されている赤外線エネルギーでは、給水後の方が赤外線エネルギーは大きく、赤外線センサ12の出力電圧も給水後の方が大きくなる。給水が進み適正水位まで進むと、水面の面積がさらに拡大し且つ近づくので、赤外線センサ12の出力も大きい値となる。
【0043】
一方、製氷皿4に水が給水されると、周囲の冷却効果を受けて、温度が低下してゆき、0℃付近まで低下すると、それ以降温度は0℃付近にしばらくの間安定し、0℃安定終了以降は再び温度低下がはじまり製氷完了に達する。
【0044】
赤外線センサ12の出力信号は、給水完了でピークに達し、その後は水が冷却されて温度が低下すると、赤外線センサ12の出力信号も低下する。
【0045】
赤外線センサ12の出力信号は0℃相対値まで低下すると、それ以降0℃相対値でしばらくの間安定し、0℃相対値の安定終了以降は再び低下が始まり、製氷完了判定基準値に達する。
【0046】
このように、給水完了以降の赤外線センサ12の出力信号の変化は、赤外線センサ12が水・氷から発せられる温度に関連する赤外線放射エネルギーを直接測定しているために、製氷皿4中の水・氷温度の変化と相似した変化を示すので、水・氷自体の温度を測定して検出することができ、未凍結の状態で製氷完了と検出することがない。
【0047】
本実施の形態では、製氷が完了すると駆動部11で製氷皿4を回転させ、ほぼ反転した位置で脱氷する構成にしており、製氷皿4が水平位置にあるときを原点位置、製氷皿4が反転し氷を放出する位置を離氷位置としたとき、製氷皿4が原点位置から離氷位置に至る過程で、図3に示すように、90°程度回転すると製氷皿4は赤外線センサ12の視野から外れる。このとき赤外線センサ12の視野には貯氷箱6内の氷が入る。
【0048】
氷と赤外線センサ12との距離によって赤外線センサ12が受け取るエネルギーが異なることから、所定の高さ位置に氷があるときのエネルギーを満氷とすることで、貯氷箱6内の氷過不足を検知することができる。
【0049】
駆動部11は製氷皿4を離氷位置まで回転させるが、図4に示すように、それまで赤外線センサ12の視野外にいた製氷皿4の底面が視野内に入り、赤外線センサ12に最接近するため受け取るエネルギーは最大となる。この位置を製氷皿4の離氷位置に設定することで製氷皿4の離氷位置を検出できる。
【0050】
これによって、製氷皿4の位置検出用として駆動部11内に予め設けられている検知スイッチ(図示せず)と併用することで誤検知を防止することができる。
【0051】
たとえば、使用者が誤って製氷皿4の下方に物を置いた場合、製氷皿4は回転できずにロックした状態になるが、赤外線センサ12により製氷皿4が離氷位置へ到達したか否かを監視していれば、異常が発生したことを認知することができる。
【0052】
また、製氷皿4を動作させているにもかかわらず、赤外線センサ12に入ってくるエネルギーに変化がなければ、製氷皿4が何らかの要因で途中停止していると判断し、使用者へ警告を発し異常を解消させることもできる。
【0053】
製氷皿4が離氷位置で氷を放出し、水平位置復帰方向へ回転方向を変えると、製氷皿4の底面は赤外線センサ12の視野外へ出るが、このとき赤外線センサ12の視野に再び貯氷箱6内の氷が入り、前述の場合と同様に氷と赤外線センサ12との距離によって赤外線センサ12が受け取るエネルギーが異なることから、所定の高さ位置に氷があるときのエネルギーを満氷とすることで、貯氷箱6内の氷の過不足を検知することができる。したがって離氷前後で氷過不足を検知することができる。
【0054】
以上のように、赤外線センサ12による水・氷の温度検知により、水・氷自体の温度から製氷完了を判定するので、未製氷のまま離氷するということがない。
【0055】
また、離氷は駆動部11が製氷皿4を反転させて行うが、赤外線センサ12は駆動部11側に設置されているので、製氷皿4が反転しても干渉することはなく、製氷皿4上方の壁と製氷皿4の反転軌跡とのクリアランスを小さくでき、省スペース化を達成できる。
【0056】
また、離氷後に製氷皿4の底面が、赤外線センサ12の視野から外れた際に、貯氷箱6内の氷から受け取るエネルギーで氷の過不足を検知することができるので、特別な部品を新たに設ける必要がなく省部品化が図れる。
【0057】
また、製氷皿4の底面が赤外線センサ12の視野外から視野内に入り、製氷皿4が赤外線センサ12へ最接近したときに受け取るエネルギーで離氷位置を検知することができるので、位置判定と異常判定の精度が増す。
【0058】
さらに、製氷皿4に接触せずに赤外線センサ12からの信号で判定を行なっているので、製氷皿4に有線タイプの温度センサ(例えばサーミスタ等)を密着させる必要がなく、製氷皿4を着脱できる構造が簡単に実現でき、使用者が簡単に製氷皿4を取り外して洗え、衛生的な自動製氷機を得ることができる。
【0059】
このとき、赤外線センサ12の視野内に製氷皿4があるときに受け取るエネルギーと、視野内に製氷皿4が無いときに受け取るエネルギーによって製氷皿4の有無を検知できる。
【0060】
具体的には、所定温度の製氷皿4から発せられる赤外線エネルギーを検知した時に、赤外線センサ12から出力される電圧を所定電圧として予め設定しおき、その赤外線センサ12の出力電圧が、所定時間連続して所定電圧以下になった場合、製氷皿4が取り外されたと検知する判定手段を設ければよい。
【0061】
これによって、使用者が製氷皿4を取り外したまま放置しても、製氷皿4の有り無しを赤外線センサ12で監視して、ブザー等で使用者に製氷皿4の有無を通知することができる。また製氷皿4の有無検知に特別なセンサは不要となり低コスト化が図れる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、水が供給される製氷皿と、給水された水が凍結して氷が生成されたときに前記氷へ外力を与えて前記製氷皿から氷を分離させる駆動部と、前記製氷皿の下方に配置されて氷を蓄える貯氷箱とで構成された自動製氷機において、前記製氷皿に給水された水から発せられる赤外線を検知する赤外線センサを前記駆動部に配置したものである。
【0063】
これによって、製氷皿に給水された水の温度を駆動部側から赤外線センサで検知することができるので、製氷皿が離氷時に反転しても赤外線センサと干渉することはなく、製氷皿の上方の壁と製氷皿の反転軌跡とのクリアランスを狭く設定でき、製氷皿上方に配置した場合に比べて容積ロスが抑制され、省スペースを実現できる。
【0064】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記駆動部は前記製氷皿を回転させてほぼ反転した位置で離氷させる構成であり、前記赤外線センサは前記製氷皿の回転中心軸より上方に位置するものである。
【0065】
これによって、製氷皿と貯氷箱を赤外線センサの視野内に入れることができるので、赤外線センサによって給水完了、製氷完了、及び貯氷箱内の氷量を検知することができる。
【0066】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記赤外線センサで前記貯氷箱内の貯氷量を検知する貯氷量判定手段を設けたものである。
【0067】
これによって、貯氷箱の所定高さ以上に氷が存在すれば、赤外線センサが氷から受け取るエネルギーが増加し貯氷量が所定量以上になったことを検知できるので、特別な部材を新たに設ける必要が無く省部品化が図れる。
【0068】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記製氷皿が水平位置にあるときを原点位置とし、前記製氷皿が反転し氷を放出する位置を離氷位置として、前記製氷皿が原点位置から離氷位置に至る過程で前記製氷皿が前記赤外線センサの視野から外れる領域を設け、前記領域で前記貯氷箱内の貯氷量を検知するものである。
【0069】
これによって、離氷動作の途中で貯氷量を検知できるので、離氷動作と貯氷量検知動作を別々にする必要がなく、一連の動作で効率よく短時間で実行することができる。
【0070】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記赤外線センサで製氷皿の所定の回転位置を検知する製氷皿位置判定手段を設けたものである。
【0071】
これによって、使用者が誤って製氷皿の下方に物を置いて製氷皿が途中で異常停止したままになっても、赤外線センサによって製氷皿が動作したか否かを判別し、使用者へ警告を発し異常を解消させることができる。
【0072】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記製氷皿が離氷位置方向へ回転しているとき、前記製氷皿の底面が前記赤外線センサに最も接近する位置を前記離氷位置としたものである。
【0073】
これによって、製氷皿に最も負荷が作用する離氷位置で仮に停止したままになっても、赤外線センサからの信号で正常位置へ復帰させ、不必要な負荷を取り除き正常な状態にすることができ信頼性が向上する。
【0074】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記赤外線センサは自己の温度を検知し、前記温度で前記駆動部の周囲温度を判断するものである。
【0075】
これによって、製氷皿が配置された雰囲気の温度がわかるので、製氷室内に温度センサを設ける必要がなくなり省部品化が図れる。
【0076】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記赤外線センサで製氷皿の有無を検知する製氷皿有無検知手段を設けたものである。
【0077】
これによって、製氷皿を洗浄するために製氷皿が取り外され、製氷皿を元に戻さずに放置されても、赤外線センサが監視しているので、使用者へ製氷皿の有無を通知することができる。
【0078】
また、請求項9に記載の発明は、請求項8の記載の発明において、赤外線センサが所定電圧以下を、所定時間連続で出力することにより、製氷皿が外されたと判定するものである。
【0079】
これによって、製氷が行われる製氷室内の製氷皿以外の温度と製氷皿温度が同じ温度であっても、製氷皿がある場合は赤外線センサが受け取るエネルギーは、製氷皿がない場合よりも大きいので、製氷皿の有無が検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動製氷機の実施の形態1のブロック構成図
【図2】同実施の形態における製氷時の要部断面図
【図3】同実施の形態における離氷動作途中の要部断面図
【図4】同実施の形態における離氷時の要部断面図
【図5】従来の自動製氷機を示すブロック構成図
【符号の説明】
4 製氷皿
6 貯氷箱
11 駆動部
12 赤外線センサ
13 貯氷量判定手段
14 製氷皿位置判定手段
15 製氷皿有無判定手段
Claims (9)
- 水が供給される製氷皿と、給水された水が凍結して氷が生成されたときに前記氷へ力を与えて前記製氷皿から氷を分離させる駆動部と、前記製氷皿の下方に配置されて氷を蓄える貯氷箱とで構成された自動製氷機において、前記製氷皿に給水された水から発せられる赤外線を検知する赤外線センサを前記駆動部に配置したことを特徴とする自動製氷機。
- 前記駆動部は前記製氷皿を回転させてほぼ反転した位置で離氷させる構成であり、前記赤外線センサは前記製氷皿の回転中心軸より上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の自動製氷機。
- 前記赤外線センサで前記貯氷箱内の貯氷量を検知する貯氷量判定手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の自動製氷機。
- 前記製氷皿が水平位置にあるときを原点位置とし、前記製氷皿が反転し氷を放出する位置を離氷位置として、前記製氷皿が原点位置から離氷位置に至る過程で前記製氷皿が前記赤外線センサの視野から外れる領域を設け、前記領域で前記貯氷箱内の貯氷量を検知することを特徴とする請求項3に記載の自動製氷機。
- 前記赤外線センサで製氷皿の所定の回転位置を検知する製氷皿位置判定手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の自動製氷機。
- 前記製氷皿が離氷位置方向へ回転しているとき、前記製氷皿の底面が前記赤外線センサに最も接近する位置を前記離氷位置としたことを特徴とする請求項5に記載の自動製氷装機。
- 前記赤外線センサは自己の温度を検知し、前記温度で前記駆動部の周囲温度を判断することを特徴とする請求項1に記載の自動製氷機。
- 前記赤外線センサで製氷皿の有無を検知する製氷皿有無検知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動製氷機。
- 前記判定手段は、前記赤外線センサが所定電圧以下を、所定時間連続で出力することにより、前記製氷皿が外されたと判定することを特徴とする請求項8に記載の自動製氷機。
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