JP2004263134A - 重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents
重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004263134A JP2004263134A JP2003057183A JP2003057183A JP2004263134A JP 2004263134 A JP2004263134 A JP 2004263134A JP 2003057183 A JP2003057183 A JP 2003057183A JP 2003057183 A JP2003057183 A JP 2003057183A JP 2004263134 A JP2004263134 A JP 2004263134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber composition
- weight
- carbon black
- parts
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴム組成物に関し、更に詳しくは、耐摩耗性−発熱耐久性の両立及び耐チッピング性の保持が要求される重荷重タイヤトレッド用として特に有用なゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
耐摩耗性−発熱耐久性を両立させて技術としては、特定のカーボンブラックを使用することによる提案がある。例えば特許文献1、特許文献2には活性水素量(CTAB/IA比)及び表面活性(Tint)が一定の範囲のカーボンブラックを配合することにより、発熱−摩耗−加工性をバランスさせようとする技術が提案されている。また例えば特許文献3には、カーボンブラックのアグリゲート形態と表面活性を制御し、ゴムへの分散改良して摩耗発熱のバランスを向上させようとする提案があるが、表面活性アップしたカーボンブラック配合では破断伸びが低下する傾向がみられるという問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−344945号公報
【特許文献2】
特開2001−2835号公報
【特許文献3】
特開2001−123014号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、耐摩耗性及び発熱耐久性の両立並びに耐チッピング性の保持が要求される重荷重タイヤトレッド用などに用いるのに好適なゴム組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に従えば、(i)ジエン系ゴム100重量部、(ii)窒素吸着比表面積(N2 SA)100〜160m2 /g及びCTAB吸着比表面積(m2 /g)/よう素吸着量IA(mg/g)≧0.94であるカーボンブラック35〜60重量部、(iii)2−メルカプトベンゾチアゾール0.05重量部以上並びに(iv)イオウ(b)0.5〜2.0重量部及び(v)式(I):
【化2】
の配合剤CDMPS(a)を(b)/(a)≦2.0の比率の量で含んでなるゴム組成物が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に従えば、前記した特定のカーボンブラックと配合剤CDMPS(I)を併用配合することにより、耐摩耗性、発熱耐久性及び耐チッピング性の良好な、例えばトレッドゴムに最適なゴム組成物を得ることができる。
【0007】
本発明者らは耐摩耗性発熱耐久性の両立を目的に、カーボンブラックに関して(1)N2 SA/IAを高くしたり、(2)Tintを高くしたりする等のカーボンブラック表面の活性を上げる手法があるが、これらには破断伸び低下を伴なうために、耐チッピング性が低下するという問題があることを知見し、特定の物性のカーボンブラックに新規配合剤として前記式(I)のCDMPSを配合することにより、発熱耐久性を維持又は向上させつつ、耐摩耗性/破断伸びを改善できることを見出し、本発明に至った。
【0008】
本発明において使用するジエン系ゴムとしては、従来よりタイヤ用として使用されている任意のジエン系ゴム、例えば天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、各種スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、各種ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムなどをあげることができ、これらは単独又は任意のブレンドとして使用することができる。また、本発明で用いるのに好ましいジエン系ゴムは天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)である。
【0009】
本発明において用いられる前記カーボンブラックは窒素吸着比表面積100〜160m2 /g及びCTAB吸着比表面積(m2 /g)とよう素吸着量IA(mg/g)との比CTAB/IA≧0.94、好ましくは0.95≦CTAB/IA≦1.20で、その配合量はジエン系ゴム100重量部に対し、20〜60重量部、好ましくは30〜50重量部である。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が低過ぎると耐摩耗性が低下するので好ましくなく、逆に高過ぎると発熱が高くなるので好ましくない。CTAB/IAが0.94未満では発熱性一摩耗のバランスが低下するので好ましくない。また、カーボンブラックの配合量が少な過ぎると耐摩耗性が低下するので好ましくなく、逆に多過ぎると発熱が高くなるので好ましくない。
【0010】
本発明において使用する特定の特性を含むカーボンブラックは、例えば特開平2−3088867号公報や特公平7−35454号公報などに記載の方法によって製造することができる。
【0011】
本発明に従えば、2−メルカプトベンゾチアゾールを、加硫速度が遅くなるのを防止する目的で、ジエン系ゴム100重量部に対し、0.05重量部以上、好ましくは0.1〜1.0重量部配合する。この配合量が少な過ぎると所望の効果を得ることができない。
【0012】
本発明に従えば、前記式(I)の配合剤(CDMPS)(a)を加硫促進剤として従前からゴム加硫用に一般的に使用されるイオウ(b)を架橋剤として使用する。CDMPS(I)は公知の化合物で、例えばFlexsys株式会社からの市販品を利用することもできる。
【0013】
イオウ(b)の配合量はジエン系ゴム100重量部に対し、0.5〜2.0重量部、好ましくは1.0〜1.8重量部であり、CDMPS(I)(a)の配合量は、イオウに対し、(b)/(a)≦2.0、好ましくは0.4≦(b)/(a)≦1.9である。CDMPS(I)(a)の配合量が(b)/(a)の比で2.0を超えると破断伸びが低下するので好ましくない。
【0014】
本発明のタイヤ用ゴム組成物には、さらに、通常の架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤、充填剤、可塑化剤、その他一般ゴム用に一般的に配合されている各種添加剤を配合することができ、これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
【0015】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
【0016】
標準例1、実施例1〜6及び比較例1〜7
表Iに示す配合内容(重量部)にて硫黄、CDMPS及び加硫促進剤を除く配合成分を常法に従って1.7リットルのバンバリーミキサーで混合し、次いで上記硫黄などをオープンロールで5分間混合混練して調製した。これらのゴム組成物を15×15×0.2cmの金型を用いて150℃で30分間プレス加硫して目的とする試験片を調製し、各種試験を行い、その物性を測定した。試験方法は以下の通りである。
【0017】
【表1】
【0018】
表I脚注
*1〜*5:カーボンブラック(1)〜(5)(表II参照)
【0019】
【表2】
【0020】
カーボンブラック(1)〜(5)は以下のようにして製造したもの及び市販品である。
(1)昭和キャボット(株)製カーボンブラックN220
(2)昭和キャボット(株)製カーボンブラックN134
(3)昭和キャボット(株)製カーボンブラックN339
(4)特開平2−308867号公報の第3頁〜第4頁に記載の方法、特に第4頁右上欄の製造例の方法に従って試作。
(5)特公平7−35454号公報の第6欄第1〜15行に記載の実施例の方法に従って試作。
【0021】
*6:N−1,3−ジメチルブチル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン
*7:(株)軽井沢製錬所製油処理硫黄
*8:配合剤CDMPS(式(I)参照)
*9:2−メルカプトベンゾチアゾール
*10:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド
【0022】
物性評価方法
*11 :JIS K6253に準拠して測定。
*12 :JIS K6251に準拠して測定(ダンベル状3号型)。
*13:AGギアオープンにて80℃×96時間老化させた後、JIS K6251に準拠して測定。
【0023】
*14 :東洋精機製作所製の粘弾性スペクトロメータを用い、歪10±2%、周波数20Hz、雰囲気温度100℃の条件で測定し、測定結果は標準例1の値を100とした指数表示とした(値が大ほど発熱が高い)。
【0024】
*15 :ランボーン摩耗試験機(岩本製作所(株))を使用して荷重4kg、スリップ率25%、時間4分、室温で測定し、標準例1の値を100とした耐摩耗性指数として示した(値が大ほど耐摩耗性良好)。
【0025】
なお、配合成分の物性は以下の方法で測定した。
窒素吸着比表面積(N 2 SA)
ASTM D3037に準じ測定した。
DBP吸収量
JIS K6217に準じ測定した。
CTAB吸着比表面積
ASTM−D3765−80の方法に準拠して測定した。
ヨウ素吸着量(IA)
ASTM−D1510の方法に準拠して測定した。
【0026】
標準例1は標準的な重荷重タイヤ用キャップ配合を示し、実施例1〜6は本発明に従えば、発熱性を維持又は向上しながらEB/耐摩耗性を改善できることを示す。
【0027】
これに対し、比較例1はMBTの配合がないことにより発熱性/摩耗性が悪化し、比較例2は、イオウ/CDMPSの比率が規定外にあるためEBが低下することを示し、比較例3は、イオウの配合量が本発明の規定外にあるため、EBが低下することを示し、比較例4〜7は本発明の規定外のカーボンブラックの使用のためEB/発熱/摩耗が高次元でバランスできないことを示す。
【0028】
【発明の効果】
以上の例にも示した通り、先行技術は高耐摩耗性/低発熱化の両立、チッピング維持としては不十分であり、従来のカーボンブラックを小粒径化し、増量は耐摩耗性の増大に伴い発熱性が大きくなる。これに対し、本発明によれば、耐摩耗性、発熱耐久性及び耐チッピング性の改善が達成でき、重荷重用タイヤトレッドに好適に使用することができる。
【発明の属する技術分野】
本発明はゴム組成物に関し、更に詳しくは、耐摩耗性−発熱耐久性の両立及び耐チッピング性の保持が要求される重荷重タイヤトレッド用として特に有用なゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
耐摩耗性−発熱耐久性を両立させて技術としては、特定のカーボンブラックを使用することによる提案がある。例えば特許文献1、特許文献2には活性水素量(CTAB/IA比)及び表面活性(Tint)が一定の範囲のカーボンブラックを配合することにより、発熱−摩耗−加工性をバランスさせようとする技術が提案されている。また例えば特許文献3には、カーボンブラックのアグリゲート形態と表面活性を制御し、ゴムへの分散改良して摩耗発熱のバランスを向上させようとする提案があるが、表面活性アップしたカーボンブラック配合では破断伸びが低下する傾向がみられるという問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−344945号公報
【特許文献2】
特開2001−2835号公報
【特許文献3】
特開2001−123014号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、耐摩耗性及び発熱耐久性の両立並びに耐チッピング性の保持が要求される重荷重タイヤトレッド用などに用いるのに好適なゴム組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に従えば、(i)ジエン系ゴム100重量部、(ii)窒素吸着比表面積(N2 SA)100〜160m2 /g及びCTAB吸着比表面積(m2 /g)/よう素吸着量IA(mg/g)≧0.94であるカーボンブラック35〜60重量部、(iii)2−メルカプトベンゾチアゾール0.05重量部以上並びに(iv)イオウ(b)0.5〜2.0重量部及び(v)式(I):
【化2】
の配合剤CDMPS(a)を(b)/(a)≦2.0の比率の量で含んでなるゴム組成物が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に従えば、前記した特定のカーボンブラックと配合剤CDMPS(I)を併用配合することにより、耐摩耗性、発熱耐久性及び耐チッピング性の良好な、例えばトレッドゴムに最適なゴム組成物を得ることができる。
【0007】
本発明者らは耐摩耗性発熱耐久性の両立を目的に、カーボンブラックに関して(1)N2 SA/IAを高くしたり、(2)Tintを高くしたりする等のカーボンブラック表面の活性を上げる手法があるが、これらには破断伸び低下を伴なうために、耐チッピング性が低下するという問題があることを知見し、特定の物性のカーボンブラックに新規配合剤として前記式(I)のCDMPSを配合することにより、発熱耐久性を維持又は向上させつつ、耐摩耗性/破断伸びを改善できることを見出し、本発明に至った。
【0008】
本発明において使用するジエン系ゴムとしては、従来よりタイヤ用として使用されている任意のジエン系ゴム、例えば天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、各種スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、各種ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムなどをあげることができ、これらは単独又は任意のブレンドとして使用することができる。また、本発明で用いるのに好ましいジエン系ゴムは天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)である。
【0009】
本発明において用いられる前記カーボンブラックは窒素吸着比表面積100〜160m2 /g及びCTAB吸着比表面積(m2 /g)とよう素吸着量IA(mg/g)との比CTAB/IA≧0.94、好ましくは0.95≦CTAB/IA≦1.20で、その配合量はジエン系ゴム100重量部に対し、20〜60重量部、好ましくは30〜50重量部である。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が低過ぎると耐摩耗性が低下するので好ましくなく、逆に高過ぎると発熱が高くなるので好ましくない。CTAB/IAが0.94未満では発熱性一摩耗のバランスが低下するので好ましくない。また、カーボンブラックの配合量が少な過ぎると耐摩耗性が低下するので好ましくなく、逆に多過ぎると発熱が高くなるので好ましくない。
【0010】
本発明において使用する特定の特性を含むカーボンブラックは、例えば特開平2−3088867号公報や特公平7−35454号公報などに記載の方法によって製造することができる。
【0011】
本発明に従えば、2−メルカプトベンゾチアゾールを、加硫速度が遅くなるのを防止する目的で、ジエン系ゴム100重量部に対し、0.05重量部以上、好ましくは0.1〜1.0重量部配合する。この配合量が少な過ぎると所望の効果を得ることができない。
【0012】
本発明に従えば、前記式(I)の配合剤(CDMPS)(a)を加硫促進剤として従前からゴム加硫用に一般的に使用されるイオウ(b)を架橋剤として使用する。CDMPS(I)は公知の化合物で、例えばFlexsys株式会社からの市販品を利用することもできる。
【0013】
イオウ(b)の配合量はジエン系ゴム100重量部に対し、0.5〜2.0重量部、好ましくは1.0〜1.8重量部であり、CDMPS(I)(a)の配合量は、イオウに対し、(b)/(a)≦2.0、好ましくは0.4≦(b)/(a)≦1.9である。CDMPS(I)(a)の配合量が(b)/(a)の比で2.0を超えると破断伸びが低下するので好ましくない。
【0014】
本発明のタイヤ用ゴム組成物には、さらに、通常の架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤、充填剤、可塑化剤、その他一般ゴム用に一般的に配合されている各種添加剤を配合することができ、これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
【0015】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
【0016】
標準例1、実施例1〜6及び比較例1〜7
表Iに示す配合内容(重量部)にて硫黄、CDMPS及び加硫促進剤を除く配合成分を常法に従って1.7リットルのバンバリーミキサーで混合し、次いで上記硫黄などをオープンロールで5分間混合混練して調製した。これらのゴム組成物を15×15×0.2cmの金型を用いて150℃で30分間プレス加硫して目的とする試験片を調製し、各種試験を行い、その物性を測定した。試験方法は以下の通りである。
【0017】
【表1】
【0018】
表I脚注
*1〜*5:カーボンブラック(1)〜(5)(表II参照)
【0019】
【表2】
【0020】
カーボンブラック(1)〜(5)は以下のようにして製造したもの及び市販品である。
(1)昭和キャボット(株)製カーボンブラックN220
(2)昭和キャボット(株)製カーボンブラックN134
(3)昭和キャボット(株)製カーボンブラックN339
(4)特開平2−308867号公報の第3頁〜第4頁に記載の方法、特に第4頁右上欄の製造例の方法に従って試作。
(5)特公平7−35454号公報の第6欄第1〜15行に記載の実施例の方法に従って試作。
【0021】
*6:N−1,3−ジメチルブチル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン
*7:(株)軽井沢製錬所製油処理硫黄
*8:配合剤CDMPS(式(I)参照)
*9:2−メルカプトベンゾチアゾール
*10:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド
【0022】
物性評価方法
*11 :JIS K6253に準拠して測定。
*12 :JIS K6251に準拠して測定(ダンベル状3号型)。
*13:AGギアオープンにて80℃×96時間老化させた後、JIS K6251に準拠して測定。
【0023】
*14 :東洋精機製作所製の粘弾性スペクトロメータを用い、歪10±2%、周波数20Hz、雰囲気温度100℃の条件で測定し、測定結果は標準例1の値を100とした指数表示とした(値が大ほど発熱が高い)。
【0024】
*15 :ランボーン摩耗試験機(岩本製作所(株))を使用して荷重4kg、スリップ率25%、時間4分、室温で測定し、標準例1の値を100とした耐摩耗性指数として示した(値が大ほど耐摩耗性良好)。
【0025】
なお、配合成分の物性は以下の方法で測定した。
窒素吸着比表面積(N 2 SA)
ASTM D3037に準じ測定した。
DBP吸収量
JIS K6217に準じ測定した。
CTAB吸着比表面積
ASTM−D3765−80の方法に準拠して測定した。
ヨウ素吸着量(IA)
ASTM−D1510の方法に準拠して測定した。
【0026】
標準例1は標準的な重荷重タイヤ用キャップ配合を示し、実施例1〜6は本発明に従えば、発熱性を維持又は向上しながらEB/耐摩耗性を改善できることを示す。
【0027】
これに対し、比較例1はMBTの配合がないことにより発熱性/摩耗性が悪化し、比較例2は、イオウ/CDMPSの比率が規定外にあるためEBが低下することを示し、比較例3は、イオウの配合量が本発明の規定外にあるため、EBが低下することを示し、比較例4〜7は本発明の規定外のカーボンブラックの使用のためEB/発熱/摩耗が高次元でバランスできないことを示す。
【0028】
【発明の効果】
以上の例にも示した通り、先行技術は高耐摩耗性/低発熱化の両立、チッピング維持としては不十分であり、従来のカーボンブラックを小粒径化し、増量は耐摩耗性の増大に伴い発熱性が大きくなる。これに対し、本発明によれば、耐摩耗性、発熱耐久性及び耐チッピング性の改善が達成でき、重荷重用タイヤトレッドに好適に使用することができる。
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003057183A JP2004263134A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003057183A JP2004263134A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004263134A true JP2004263134A (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=33120674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003057183A Pending JP2004263134A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004263134A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124241A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびこれを用いる空気入りタイヤ |
EP3495413A1 (en) * | 2017-12-06 | 2019-06-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire |
EP3495414A1 (en) * | 2017-12-06 | 2019-06-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire |
-
2003
- 2003-03-04 JP JP2003057183A patent/JP2004263134A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124241A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびこれを用いる空気入りタイヤ |
EP3495413A1 (en) * | 2017-12-06 | 2019-06-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire |
EP3495414A1 (en) * | 2017-12-06 | 2019-06-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6481255B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物 | |
JP2005146115A (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP2016216626A (ja) | ゴム組成物の製造方法 | |
JP2006124487A (ja) | タイヤサイドウォール用ゴム組成物および空気入りタイヤ | |
JP2007231177A (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP4076813B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP2008111100A5 (ja) | ||
JP6961991B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物の製造方法 | |
JP2004263134A (ja) | 重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
EP3842486A1 (en) | Rubber composition and tire | |
JP2010013552A (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP5256639B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006241216A (ja) | ゴム組成物 | |
JP2005015638A (ja) | タイヤ用ゴム組成物 | |
JP5301236B2 (ja) | ゴム組成物及びその製造方法、並びにカーボンブラックマスターバッチ | |
JP3375390B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP2007314649A (ja) | 重荷重タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP2004307619A (ja) | ゴム組成物およびそれをトレッドゴムに用いた空気入りタイヤ | |
JPH0570629A (ja) | ゴム組成物 | |
JP4030332B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP4711710B2 (ja) | ゴム組成物 | |
JP2012184336A (ja) | ゴム組成物およびタイヤ | |
JP2007031578A (ja) | ゴム組成物 | |
JP4782372B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP2005272571A (ja) | 重荷重タイヤ用サイドトレッドゴム組成物 |