JP2004139327A - 携帯端末に対して発行されたクーポンを用いてパーソナルコンピュータ用のコンテンツを販売するシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを用いたコンテンツ販売システムにおいて、利用者がＰＣ用のコンテンツを購入するためにクレジットカード番号等の個人情報を入力することを不要とする。
【解決手段】利用者は、携帯端末１０及びＰＣ２０を有する。利用者は、携帯端末１０を用いて管理サーバ５０を介して、クーポン発行サーバ３０からクーポンを購入する。クーポンの代金は、管理サーバ５０によって情報通信料として利用者に対して課金される。利用者は、そのクーポンを用いて、コンテンツ提供サーバ４０からＰＣ２０にコンテンツをダウンロードする。
【選択図】 図１
【解決手段】利用者は、携帯端末１０及びＰＣ２０を有する。利用者は、携帯端末１０を用いて管理サーバ５０を介して、クーポン発行サーバ３０からクーポンを購入する。クーポンの代金は、管理サーバ５０によって情報通信料として利用者に対して課金される。利用者は、そのクーポンを用いて、コンテンツ提供サーバ４０からＰＣ２０にコンテンツをダウンロードする。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して商品を販売するシステム。
【０００２】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）を利用して、ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売システムが多く存在する。
このようなシステムに関する発明の例として、情報配信システムに関する発明がある。この発明によれば、帳票中のマークを認識した結果を修正する技術に関する発明がある。この発明によれば、コンテンツの配信を希望する利用者は、ＰＣを利用して配信サーバにアクセスし、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号を配信サーバに送信する。配信サーバは、コンテンツを利用者のＰＣに送信し、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号に基づいて利用者に課金する（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−１２３６８９公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記のシステムにおいて、利用者は、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号を入力する必要がある。また、利用者は、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号に加えて、氏名、住所、電話番号等を入力する事が必要であることも多い。
【０００５】
上記の場合、クレジットカード番号等の重要な情報を入力する事が必要であるため、これらの情報の入力に抵抗を感じる利用者は、購入をためらうという問題があった。
また、クレジットカードを持たない利用者や、クレジットカード番号等の情報を入力することを好まない利用者は、商品を購入するに先立って、店舗等でプリペイドカードを購入する事が必要となり、面倒であるという問題もあった。
【０００６】
以上の問題に鑑み、ネットワークを用いたコンテンツ販売システムにおいて、プリペイドカードを用いないでも、利用者がクレジットカード番号等の個人情報を入力せずにＰＣ用のコンテンツを購入することを可能とすることが、本発明が解決しようとする課題である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の１態様によれば、ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売システムにおいて、携帯端末に対してネットワーク接続サービスを提供する管理装置と、クーポンを発行するクーポン発行装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置とをネットワークを介して接続する。
【０００８】
上記管理装置は、上記携帯端末をネットワークに接続する際に携帯端末を識別する第１の識別情報を取得し、上記第１の識別情報を第２の識別情報に変換し、上記携帯端末からのパケットを上記クーポン発行装置に転送する際に、上記パケットに前記第２の識別情報を付加する識別情報通知手段と、上記クーポンが発行される際に、上記携帯端末に情報通信料金として前記クーポンの代金を課金し、前記クーポンの売買を決済する課金決済手段とを備える。
【０００９】
上記クーポン発行装置は、クーポンを識別するクーポンパスワードを含むクーポンを発行し、携帯端末に送信するクーポン発行手段と、受信パケットから上記第２の識別情報を取得し、上記第２の識別情報と発行されたクーポンの上記クーポンパスワードと対応させたクーポン管理情報を生成し、上記クーポン管理情報を格納手段に格納させるクーポン管理情報登録手段とを備える。
【００１０】
上記コンテンツ提供装置は、パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、上記クーポンパスワードを受信し、上記クーポンパスワードを用いて上記格納手段を参照することによりクーポンを認証できた場合、上記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行するライセンスキー発行手段とを備える。
【００１１】
クーポン発行装置は、携帯端末に対してクーポンを送信し、携帯端末に対して送信されたクーポンの代金は、管理装置によって携帯端末に情報通信料金として課金される。管理装置は、ネットワーク接続サービスを携帯端末に提供する契約をする際に、予め課金のために必要な情報をその携帯端末の利用者から取得している。そして、任意の端末からクーポンパスワードを受信し、携帯端末に送信されたクーポンに含まれるクーポンパスワードと受信したクーポンパスワードに基づいてクーポンを認証し、クーポンが認証された場合、パーソナルコンピュータ用のコンテンツを使用するためのライセンスキーは発行される。したがって、利用者は、プリペイドカードを用いないでも、利用者がクレジットカード番号等の個人情報を入力せずにパーソナルコンピュータ用のコンテンツを購入する事が可能となる。従って、上記課題は解決される。
【００１２】
上記構成において、上記クーポン管理情報は、更に、上記クーポンの残金を示す残金情報を含み、上記クーポン発行装置は、上記受信パケットから上記利用者識別情報を取得し、上記利用者識別情報を用いて上記格納手段を参照する事により、上記利用者識別情報に対応する上記クーポン管理情報に含まれる残金情報を上記携帯端末に送信する残金照会手段を、更に含むこととしてもよい。これにより、携帯端末から既に発行されたクーポンの残金を照会する事が可能となる。
【００１３】
また、上記構成において、上記クーポン管理情報は、さらに、上記クーポンの残金を示す残金情報を含み、上記ライセンスキーを発行した際に、上記コンテンツの代金に相当する額を、上記クーポンの残金から減算するように、受信した上記クーポンパスに対応するクーポン管理情報に含まれる上記残金情報を更新するクーポン管理情報更新手段と、クーポンパスを受信し、受信した用いて上記格納手段を参照する事により、上記クーポンパスワードに対応するクーポン管理情報に含まれる上記残金情報を、上記クーポンパスワードを送信した端末に送信する残金照会手段と、を更に含むこととしても良い。これにより、コンテンツ提供装置は、コンテンツを使用するためのライセンスキーが発行された場合に、クーポンの残金を更新することが可能となる。そして、クーポンパスワードを送信する任意の端末から最新の残金を照会することが可能となる。
【００１４】
なお、上記クーポン発行装置及びコンテンツ提供装置は、１つのサーバを用いて構成されることとしてもよい。
また、上記構成を有する各装置によって行われる動作からなる手順を含む方法によっても、上記の各装置と同様の作用・効果を得ることができ、延いては、前述した課題を解決することが可能である。
【００１５】
なお、上記の各装置によって行われる動作をコンピュータに行わせるコンピュータ・プログラムも、そのプログラムをコンピュータに実行させることによって、前述した課題を解決することが可能である。さらに、上記コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、その記録媒体からそのプログラムをコンピュータに読み出させて実行させることによって、前述した課題を解決することが可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、同じ装置等には同じ参照番号をつけ、説明を省略する。
図１に、本発明の実施形態に係わるコンテンツ販売システムの構成を示す。図１に示すように、コンテンツ販売システムにおいて、ネットワークＮを介して、利用者が有する携帯端末１０及びＰＣ２０は、クーポン発行サーバ３０、コンテンツ提供サーバ４０及び管理サーバ５０とネットワークＮを介して接続されている。ネットワークＮは、１つのネットワークであっても、複数のネットワークの組み合わせであってもよい。ネットワークＮとして、インターネット、電話回線網、無線回線網等が考えられる。なお、図１において、１つの管理サーバ５０がシステムに接続されているが、複数の管理サーバ５０がシステムに接続されても良い。この場合、後述のクーポン管理テーブル３４は、管理サーバ５０別に備えられることとなる。
【００１７】
コンテンツ販売システムにおいて、利用者は、携帯端末１０を用いて管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０にアクセスし、クーポンを取得する。クーポンには、クーポンパスワードが含まれる。なお、携帯端末とは、携帯電話に代表される、ネットワークに接続する機能を有し、持ち運び可能なネットワーク端末をいう。携帯端末１０は、端末番号送信部１１と、クーポン取得部１２と、クーポン格納部１３を備える。端末番号送信部１１は、その携帯端末に固有の端末番号を、自端末が属するネットワークの管理サーバ５０に無線で送信し、これにより、ネットワークに接続する。クーポン取得部１２は、管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０からクーポンを受信し、クーポン格納部１３に書き込む。
【００１８】
携帯端末１０を用いてクーポンを取得した利用者は、ＰＣ２０を用いてコンテンツ提供サーバ４０にアクセスし、コンテンツ提供サーバ４０からコンテンツをダウンロードする。ＰＣ２０は、コンテンツ購入情報送信部２１及びダウンロード部２２を備える。コンテンツ購入情報送信部２１は、コンテンツを購入する為に必要な情報であるコンテンツ購入情報をコンテンツ提供サーバ４０に送信する。ここで、コンテンツ購入情報は、クーポンパスワード及びクーポンを購入する際に利用した携帯端末向けネットワークを指定する情報（例えば、管理サーバ５０を運営する運営者名）を含む。
【００１９】
クーポン発行サーバ３０は、利用者に対してクーポンを発行する。クーポン発行サーバ３０は、クーポン発行部３１、クーポン管理情報登録部３２及び残金照会部３３を備える。クーポン発行部３１は、利用者に対してクーポンを発行する。クーポンを発行する際、クーポン発行部３１は、管理サーバ５０から利用者を識別する利用者ＩＤ（加入者ＩＤ）を取得する。以後、クーポンを取得した利用者は、この利用者ＩＤを用いて識別される。クーポン管理管理情報登録部３２は、クーポンを管理するための情報であるクーポン管理情報を生成し、クーポン管理テーブル３４に登録する。残金照会部３３は、携帯端末１０を利用して利用者からクーポンの残金の照会があった場合に、その利用者に対して残金を通知する。なお、クーポン管理テーブル３４は、クーポン発行サーバ３０からもコンテンツ提供サーバ４０内からも参照することができるテーブルであり、クーポン発行サーバ３０内に備えられても良いし、コンテンツ提供サーバ４０内に備えられても良い。
【００２０】
コンテンツ提供サーバ４０は、利用者に対してコンテンツを提供する。コンテンツ提供サーバ４０は、コンテンツ送信部４１、コンテンツ格納部４２、ライセンスキー発行部４３、クーポン管理情報更新部４４及び残金照会部４５を備える。利用者からコンテンツの送信要求を受け付けた場合、コンテンツ送信部４１は、コンテンツ格納部４２に格納されたコンテンツを利用者に送信する。ライセンスキー発行部４３は、クーポンパスワードを利用者から受信し、そのクーポンパスワードを用いてクーポンを認証することができた場合、送信されたコンテンツを利用するために必要なライセンスキーを利用者に送信する。クーポン管理情報更新部４４は、そのクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から取得し、その残金から購入されたコンテンツの代金を減算する。残金照会部４５は、ＰＣ２０を利用して利用者からクーポンの残金の照会があった場合に、その利用者に対して残金を通知する。
【００２１】
管理サーバ５０は、携帯端末１０に対してネットワークＮへ接続するサービスを提供する。管理サーバ５０は、利用者ＩＤ通知部５１、端末番号対応テーブル５２及び課金決済部５３を備える。利用者ＩＤ通知部５１は、利用者から送信された端末番号に対応する利用者ＩＤを端末番号対応テーブル５２から取得し、その利用者ＩＤをクーポン発行サーバ３０に送信する。これにより、利用者の携帯端末１０の端末番号をクーポン発行サーバ３０に通知する事を不要とする。端末番号対応テーブル５２は、端末番号と利用者ＩＤを対応させたテーブルを格納する。携帯端末１０の利用者からネットワーク接続サービスの提供を受け付ける際に、管理サーバ１０は、利用者から取得した利用者の氏名、住所等の課金のために必要な情報を予め取得している。この情報に基づいて、課金決済部５３は、クーポンが発行されると、クーポンの代金を利用者に対して請求する。クーポンの代金は、管理サーバ５０から利用者に情報通信料金として請求されるため、クーポン発行サーバ３０及びコンテンツ提供サーバ４０が、利用者から氏名、住所、クレジットカード番号等の情報を取得する必要は無い。従って、ネットワークでこれらの情報を通信することに抵抗を感じる者や、クレジットカードを持っていない者も、クーポンを購入し、そのクーポンを利用してＰＣ用コンテンツを購入することが可能となる。
【００２２】
以下、図２及び図３を用いて、クーポン管理テーブル３４及び電話番号対応テーブル５２のデータ構造について説明する。まず、図２を用いてクーポン管理テーブル３３のデータ構造について説明する。クーポン管理テーブル３４は、利用者に発行されたクーポンに関するクーポン管理情報を格納する。クーポン管理情報は、図２に示すように、クーポン管理情報は、項目として、クーポンパスワード、利用者ＩＤ、購入金額、残金、電子メールアドレス等を含む。クーポンパスワードは、クーポンを発行する際に生成され、クーポンごとにユニークな情報である。利用者ＩＤは、そのクーポンを購入した利用者を識別する情報である。クーポン管理情報は、クーポンを発行する際にクーポン発行サーバ３０内のクーポン管理情報登録部３３によって生成され、クーポンが使用されるごとに、コンテンツ提供サーバ４０内のクーポン管理情報更新部４４によって更新される。残金が「０」になると、クーポン管理情報更新部４４は、そのクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から削除する。
【００２３】
次に、図３を用いて端末番号対応テーブルのデータ構造について説明する。端末番号対応テーブル５２は、端末番号と利用者を識別する利用者ＩＤとを対応させて格納する。端末番号対応テーブル５２は、管理サーバ５０に予め備えられる。
【００２４】
以下、図４から図７を用いて、コンテンツ販売システムにおいて行われる処理について説明する。最初に、図４を用いて、クーポンの発行処理について説明する。
まず、携帯端末１０の端末番号送信部１１は、ネットワークに接続するために、端末番号及びネットワークに接続するためのパスワードを管理サーバ５０に送信する（Ｓ１１）。管理サーバ５０は、端末番号及びパスワードに基づいて、その携帯端末１０をネットワークに接続させる。続いて、管理サーバ５０は、その管理サーバによって管理されるネットワークで提供されるサービスのメニューを携帯端末１０に送信し、希望するサービスを選択するよう指示する（Ｓ１２）。携帯端末１０は、「クーポンの発行」サービスを選択し、クーポンで購入する金額を指定する（Ｓ１３）。
【００２５】
これにより、携帯端末１０は、管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０と接続される。携帯端末１０をクーポン発行サーバ３０に接続する際に、管理サーバ５０内の利用者ＩＤ通知部５１は、Ｓ１１で受信した端末番号に対応する利用者ＩＤを端末番号対応テーブル５２から取得し、その利用者ＩＤを選択されたサービスの内容を示すパケットのヘッダに付加し、そのパケットをクーポン発行サーバ３０に送信する。
【００２６】
続いて、クーポン発行サーバ３０内のクーポン発行部３１は、受信したパケットのヘッダから利用者ＩＤを取得する。更に、クーポン発行部３１は、クーポンの代金を計算し、その計算結果を管理サーバ５０に送信する（Ｓ１４）。
管理サーバ５０内の課金決済部５３は、利用者を認証するためのパスワードを送信するように携帯端末１０に要求する（Ｓ１５）。このパスワードは、一般に、有料サービスを受ける際に要求される。この要求に応答して、携帯端末１０は、利用者が入力したパスワードを管理サーバ５０に送信する（Ｓ１６）。
【００２７】
課金決済部５３は、不図示のテーブルに格納されたパスワードと、受信したパスワードとが一致する場合、利用者を認証する（Ｓ１７）。利用者が認証されると、課金決済部５３は、クーポン発行サーバ３０から通知された代金を利用者に対して課金し、クーポンの売買を決済する（Ｓ１８）。なお、課金及び決済のために必要な情報は、ネットワーク接続サービスの提供を受け付ける際に、利用者から予め取得されている。ここで、利用者が認証されなかった場合、処理は中断される（不図示）。決済後、課金決済部５３は、利用者の認証及び課金が終了した旨をクーポン発行サーバ３０に通知する（Ｓ１９）。
【００２８】
認証及び課金が終了した旨の通知を受信すると、クーポン発行サーバ３０内のクーポン管理情報登録部３２は、クーポンパスワードを生成し、さらに、そのクーポンパスワード、Ｓ１４で取得した利用者ＩＤ及び購入代金を含むクーポン管理情報を生成する。受信パケットのヘッダに含まれる送信元アドレスによって管理サーバ５０を識別することができるため、クーポン管理情報登録部３２は、その管理サーバ５０に対応するクーポン管理テーブル３４に生成したクーポン管理情報を登録する（Ｓ２０）。
【００２９】
クーポン発行サーバ３０内のクーポン生成部３１は、そのクーポンパスワードを含むクーポンを発行し（Ｓ２１）、そのクーポンを携帯端末１０に送信する（Ｓ２２）。クーポンは、例えば、クーポンパスワードを表示する文字情報や画像情報である。
【００３０】
携帯端末１０内のクーポン取得部１２は、クーポンを受信し、そのクーポンをクーポン格納部１３に格納する（Ｓ２３）。
図５を用いて、クーポンを発行する際に、携帯端末１０に備えられた表示部に表示される画面の遷移の一例について説明する。なお、図５では、例として、音楽コンテンツを購入するためのクーポンの場合について示すため、クーポンで購入するものは、音楽コンテンツを購入する権利である。
【００３１】
図５（ａ）に、利用者がクーポンの発行サーバ３０にアクセスした場合に、携帯端末１０の表示部に表示する画面の一例を示す。図５（ａ）に示す画面では、クーポン発行サーバ３０が提供するサービスのメニューが表示されている。
図５（ａ）に示す画面において、利用者が希望するサービスとして「クーポンの発行」を選択すると、図５（ｂ）から図５（ｄ）に示すような、サービスの内容及び利用規約を説明する画面が携帯端末１０の表示部に表示される。利用者が利用規約を承諾した場合、利用者が購入したいクーポンの額を指定するための画面が表示される。図５（ｅ）に、クーポンの額を指定するための画面の一例を示す。
【００３２】
続いて、図５（ｆ）に示すようなパスワードの入力画面が表示される。この画面デ入力されるパスワードは、有料サービスを提供する際に、利用者を確認するために使用される。パスワードの確認が行われると、クーポン発行サーバ３０から携帯端末１０にクーポンが送信される。図５（ｇ）に、パスワードの確認が行われた際の画面の一例を、図５（ｈ）に、クーポンを受信している際の画面の一例を示す。クーポンの受信が終了すると、図５（ｉ）に示すような、その後の処理を選択する画面が表示される。
【００３３】
クーポンが発行されると、利用者は、そのクーポンを利用してＰＣ２０にコンテンツをダウンロードすることができるようになる。以下、図６を用いて、利用者にコンテンツを提供する処理について説明する。
図６に示すように、まず、ＰＣ２０は、ネットワークＮを介して、コンテンツ提供サーバ４０にアクセスする（Ｓ３１）。ＰＣ２０がアクセスすると、コンテンツ提供サーバ４０は、利用者に販売するコンテンツのメニューをＰＣ２０に送信する。利用者は、その中から購入したいコンテンツを選択し、ＰＣ２０は、選択されたコンテンツの送信要求をコンテンツ提供サーバ４０に送信する（Ｓ３２）。
【００３４】
コンテンツ提供サーバ４０内のコンテンツ送信部４１は、送信を要求されたコンテンツをコンテンツ格納部４２から取得し、そのコンテンツを携帯端末１０に送信する（Ｓ３３）。ＰＣ２０内のダウンロード部２２は、コンテンツを受信する。ダウンロードが完了すると（Ｓ３４）、料金を支払うために、ＰＣ２０内のコンテンツ購入情報送信部２１は、コンテンツ購入情報を送信する（Ｓ３５）。コンテンツ購入情報は、クーポンパスワード及びクーポン代金を課金した携帯端末向けネットワーク、つまり、クーポンを購入する際に利用した携帯端末向けネットワークを指定する情報並びに利用者の電子メールアドレスを含む。図６において、例として、携帯端末向けネットワークを指定する情報を、そのネットワークの運営者名としている。
【００３５】
続いて、コンテンツ提供サーバ４０内のライセンスキー発行部４３は、受信した携帯端末向けネットワークを指定する情報に対応するクーポン管理テーブル３４を参照し、そのクーポン管理テーブル３４内に受信したクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報が格納されているか否か判定する。クーポン管理テーブル３４内にクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報が格納されている場合、そのクーポンパスワードは認証され（Ｓ３６）、Ｓ３７に進む。クーポンパスワードが認証できなかった場合、処理は中断される（不図示）。
【００３６】
Ｓ３７において、ライセンスキー発行部４３は、ダウンロードされたコンテンツを利用するために必要なライセンスキーを生成し、そのライセンスキーを受信した電子メールアドレスに送信する（Ｓ３７）。なお、電子メールアドレスにライセンスキーを送信する代わりに、ＰＣ２０に送信することとしてもよい。利用者は、コンテンツを利用する際に、そのライセンスキーをＰＣ２０に入力する事により、コンテンツを利用することができる。
【００３７】
コンテンツ提供サーバ４０内のクーポン管理情報更新部４４は、認証されたクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から取得し、そのクーポン管理情報中の残金から購入されたコンテンツの代金と同額を、減額するように、クーポン管理情報を更新する（Ｓ３９）。なお、減額の結果、残金が「０」になった場合、クーポン管理情報更新部４４は、その旨をＰＣ２０に通知し、そのクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から削除する。
【００３８】
次に、図７を用いて、利用者がクーポンの残金を照会する処理について説明する。利用者は、携帯端末１０からもＰＣ２０からも残金の照会を行う事ができる。まず、図７を用いて、携帯端末１０からクーポンの残金を照会する場合の処理について説明する。
【００３９】
まず、図５のＳ１１及びＳ１２と同様に、携帯端末１０の端末番号送信部１１は、ネットワークに接続するために、端末番号及びネットワークに接続するためのパスワードを管理サーバ５０に送信する（Ｓ４１）。そして、管理サーバ５０は、その携帯端末１０をネットワークに接続させ、そのネットワークで提供されるサービスのメニューを携帯端末１０に送信し、希望するサービスを選択するよう指示する（Ｓ４２）。
【００４０】
携帯端末１０は、「残金照会」サービスを選択し（Ｓ４３）、これにより、携帯端末１０は、管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０と接続される。携帯端末１０をクーポン発行サーバ３０に接続する際に、管理サーバ５０内の利用者ＩＤ通知部５１は、Ｓ４１で受信した端末番号に対応する利用者ＩＤを端末番号対応テーブル５２から取得し、その利用者ＩＤを送信パケットのヘッダに付加し、そのパケットをクーポン発行サーバ３０に送信する。
【００４１】
続いて、クーポン発行サーバ３０内の残金照会部３３は、受信したパケットのヘッダから利用者ＩＤを取得する。さらに、残金照会部３３は、受信したパケットに含まれる送信元アドレスに基づいて管理サーバ５０を識別し、その管理サーバ５０に対応するクーポン管理テーブル３４から取得した利用者ＩＤに対応するクーポン管理情報を取得する（Ｓ４４）。さらに、残金照会部３３は、取得したクーポン管理情報からクーポンパスワードとその残金を取出し、携帯端末１０に送信する（Ｓ４５）。携帯端末１０は、受信したクーポンパスワードと残金を表示部に表示させる（Ｓ４６）。
【００４２】
このようにして、利用者は携帯端末１０からクーポンの残金を照会する事ができる。次に、ＰＣ２０からクーポンの残金を照会する場合の処理について説明する。この処理については図を参照せずに説明する。
まず、図６のＳ３１と同様にして、ＰＣ２０は、コンテンツ提供サーバ４０にアクセスする。ＰＣ２０は、コンテンツ提供サーバ４０から送信されたサービスメニューの中から「クーポンの残金照会」を選択し、残金を照会したいクーポンのクーポンパスワードを送信する。
【００４３】
コンテンツ提供サーバ４０内の残金照会部４４は、クーポン管理テーブル３４内から受信したクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報を取得し、そのクーポン管理情報に含まれる残金をＰＣ２０に送信する。ＰＣ２０は、受信したクーポンパスワードと残金を表示部に表示させる。これにより、利用者はＰＣ２０からもクーポンの残金を照会することができる。
【００４４】
上記実施形態において説明した携帯端末１０、ＰＣ２０、クーポン発行サーバ３０、コンテンツ提供サーバ４０及び管理サーバ５０は、図８に示すようなコンピュータ（情報処理装置）を用いて構成される。図８に示すように、コンピュータは、少なくとも、ＣＰＵ７１、メモリ７２、入力装置７３及び出力装置７４を備え、さらに、外部記憶装置７５、媒体駆動装置７６、及びネットワーク接続装置７７を備えてもよい。それらはバス７８により互いに接続されている。
【００４５】
メモリ７２は、例えば、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。ＣＰＵ７１は、メモリ７２を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【００４６】
例えば、携帯端末１０内の端末番号送信部１１、クーポン取得部１２及びクーポン格納部１３は、それぞれ携帯端末１０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
また、例えば、ＰＣ２０内のコンテンツ購入情報送信部２１及びダウンロード部２２は、それぞれＰＣ２０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
【００４７】
また、例えば、クーポン発行サーバ３０内のクーポン発行部３１、クーポン管理情報登録部３２及び残金照会部３３は、それぞれクーポン発行サーバ３０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
【００４８】
また、例えば、コンテンツ提供サーバ４０内のコンテンツ送信部４１、クーポン管理情報更新部４３及び残金照会部４４は、それぞれＰＣ２０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
【００４９】
入力装置７３は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、テンキー等であり、利用者からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置１４は、例えば、ディスプレイやプリンタ等であり、コンピュータの利用者への問い合わせ、処理結果等の出力に用いられる。
【００５０】
外部記憶装置７５は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等である。この外部記憶装置７５に上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ７２にロードして使用することもできる。
【００５１】
媒体駆動装置７６は、可搬記録媒体７９を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体７９としては、メモリカード、メモリスティック、フレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、光ディスク、光磁気ディスク、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体７９に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ７２にロードして使用することもできる。
【００５２】
ネットワーク接続装置７７は、ＬＡＮ、ＷＡＮ等の任意のネットワークＮ（回線）を介して外部の装置を通信し、通信に伴うデータ変換を行う。また、必要に応じて、上述のプログラムとデータを外部の装置から受け取り、それらをメモリ７２にロードして使用することもできる。
【００５３】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な変更が可能である。
例えば、上記クーポン発行サーバ３０とコンテンツ提供サーバ４０を１つのサーバとして構成することとしてもよい。
【００５４】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、携帯端末で販売される情報としてクーポンを利用者に販売し、そのクーポンの代金の課金及び決済を携帯端末用のネットワークの管理サーバに行わせる事とし、利用者はそのクーポンを用いてＰＣ用のコンテンツを購入する事とする。これにより、ネットワークを用いたコンテンツ販売システムにおいて、利用者がＰＣ用のコンテンツを購入するために、プリペイドカードを利用しなくともクレジットカード番号等の個人情報を入力することを不要とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】コンテンツ販売システムの構成図である。
【図２】クーポン管理テーブルの一例を示す図である。
【図３】端末番号対応テーブルの一例を示す図である。
【図４】クーポンの発行処理を示すフローチャートである。
【図５】クーポンを発行する際の画面遷移を示す図である。
【図６】コンテンツの提供処理を示すフローチャートである。
【図７】クーポンの残金の照会処理を示すフローチャートである。
【図８】コンピュータの構成図である。
【符号の説明】
１０ 携帯端末
１１ 携帯番号送信部
１２ クーポン取得部
１３ クーポン格納部
２０ ＰＣ
２１ コンテンツ購入情報送信部
２２ ダウンロード部
３０ クーポン発行サーバ
３１ クーポン発行部
３２ クーポン管理情報登録部
３３ 残金照会部
３４ クーポン管理テーブル
４０ コンテンツ提供サーバ
４１ コンテンツ送信部
４２ コンテンツ格納部
４３ライセンス発行部
４４ クーポン管理情報更新部
４５ 残金照会部
５０ 管理サーバ
５１ 利用者ＩＤ通知部
５２ 端末番号対応テーブル
５３ 課金決済部
７０ コンピュータ
７１ ＣＰＵ
７２ メモリ
７３ 入力装置
７４ 出力装置
７５ 外部記憶装置
７６ 媒体駆動装置
７７ ネットワーク接続装置
７８ バス
７９ 可搬記録媒体
Ｎ ネットワーク
Ｓ ステップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して商品を販売するシステム。
【０００２】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）を利用して、ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売システムが多く存在する。
このようなシステムに関する発明の例として、情報配信システムに関する発明がある。この発明によれば、帳票中のマークを認識した結果を修正する技術に関する発明がある。この発明によれば、コンテンツの配信を希望する利用者は、ＰＣを利用して配信サーバにアクセスし、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号を配信サーバに送信する。配信サーバは、コンテンツを利用者のＰＣに送信し、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号に基づいて利用者に課金する（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−１２３６８９公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記のシステムにおいて、利用者は、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号を入力する必要がある。また、利用者は、クレジットカード番号又はプリペイドカード番号に加えて、氏名、住所、電話番号等を入力する事が必要であることも多い。
【０００５】
上記の場合、クレジットカード番号等の重要な情報を入力する事が必要であるため、これらの情報の入力に抵抗を感じる利用者は、購入をためらうという問題があった。
また、クレジットカードを持たない利用者や、クレジットカード番号等の情報を入力することを好まない利用者は、商品を購入するに先立って、店舗等でプリペイドカードを購入する事が必要となり、面倒であるという問題もあった。
【０００６】
以上の問題に鑑み、ネットワークを用いたコンテンツ販売システムにおいて、プリペイドカードを用いないでも、利用者がクレジットカード番号等の個人情報を入力せずにＰＣ用のコンテンツを購入することを可能とすることが、本発明が解決しようとする課題である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明の１態様によれば、ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売システムにおいて、携帯端末に対してネットワーク接続サービスを提供する管理装置と、クーポンを発行するクーポン発行装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置とをネットワークを介して接続する。
【０００８】
上記管理装置は、上記携帯端末をネットワークに接続する際に携帯端末を識別する第１の識別情報を取得し、上記第１の識別情報を第２の識別情報に変換し、上記携帯端末からのパケットを上記クーポン発行装置に転送する際に、上記パケットに前記第２の識別情報を付加する識別情報通知手段と、上記クーポンが発行される際に、上記携帯端末に情報通信料金として前記クーポンの代金を課金し、前記クーポンの売買を決済する課金決済手段とを備える。
【０００９】
上記クーポン発行装置は、クーポンを識別するクーポンパスワードを含むクーポンを発行し、携帯端末に送信するクーポン発行手段と、受信パケットから上記第２の識別情報を取得し、上記第２の識別情報と発行されたクーポンの上記クーポンパスワードと対応させたクーポン管理情報を生成し、上記クーポン管理情報を格納手段に格納させるクーポン管理情報登録手段とを備える。
【００１０】
上記コンテンツ提供装置は、パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、上記クーポンパスワードを受信し、上記クーポンパスワードを用いて上記格納手段を参照することによりクーポンを認証できた場合、上記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行するライセンスキー発行手段とを備える。
【００１１】
クーポン発行装置は、携帯端末に対してクーポンを送信し、携帯端末に対して送信されたクーポンの代金は、管理装置によって携帯端末に情報通信料金として課金される。管理装置は、ネットワーク接続サービスを携帯端末に提供する契約をする際に、予め課金のために必要な情報をその携帯端末の利用者から取得している。そして、任意の端末からクーポンパスワードを受信し、携帯端末に送信されたクーポンに含まれるクーポンパスワードと受信したクーポンパスワードに基づいてクーポンを認証し、クーポンが認証された場合、パーソナルコンピュータ用のコンテンツを使用するためのライセンスキーは発行される。したがって、利用者は、プリペイドカードを用いないでも、利用者がクレジットカード番号等の個人情報を入力せずにパーソナルコンピュータ用のコンテンツを購入する事が可能となる。従って、上記課題は解決される。
【００１２】
上記構成において、上記クーポン管理情報は、更に、上記クーポンの残金を示す残金情報を含み、上記クーポン発行装置は、上記受信パケットから上記利用者識別情報を取得し、上記利用者識別情報を用いて上記格納手段を参照する事により、上記利用者識別情報に対応する上記クーポン管理情報に含まれる残金情報を上記携帯端末に送信する残金照会手段を、更に含むこととしてもよい。これにより、携帯端末から既に発行されたクーポンの残金を照会する事が可能となる。
【００１３】
また、上記構成において、上記クーポン管理情報は、さらに、上記クーポンの残金を示す残金情報を含み、上記ライセンスキーを発行した際に、上記コンテンツの代金に相当する額を、上記クーポンの残金から減算するように、受信した上記クーポンパスに対応するクーポン管理情報に含まれる上記残金情報を更新するクーポン管理情報更新手段と、クーポンパスを受信し、受信した用いて上記格納手段を参照する事により、上記クーポンパスワードに対応するクーポン管理情報に含まれる上記残金情報を、上記クーポンパスワードを送信した端末に送信する残金照会手段と、を更に含むこととしても良い。これにより、コンテンツ提供装置は、コンテンツを使用するためのライセンスキーが発行された場合に、クーポンの残金を更新することが可能となる。そして、クーポンパスワードを送信する任意の端末から最新の残金を照会することが可能となる。
【００１４】
なお、上記クーポン発行装置及びコンテンツ提供装置は、１つのサーバを用いて構成されることとしてもよい。
また、上記構成を有する各装置によって行われる動作からなる手順を含む方法によっても、上記の各装置と同様の作用・効果を得ることができ、延いては、前述した課題を解決することが可能である。
【００１５】
なお、上記の各装置によって行われる動作をコンピュータに行わせるコンピュータ・プログラムも、そのプログラムをコンピュータに実行させることによって、前述した課題を解決することが可能である。さらに、上記コンピュータ・プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、その記録媒体からそのプログラムをコンピュータに読み出させて実行させることによって、前述した課題を解決することが可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、同じ装置等には同じ参照番号をつけ、説明を省略する。
図１に、本発明の実施形態に係わるコンテンツ販売システムの構成を示す。図１に示すように、コンテンツ販売システムにおいて、ネットワークＮを介して、利用者が有する携帯端末１０及びＰＣ２０は、クーポン発行サーバ３０、コンテンツ提供サーバ４０及び管理サーバ５０とネットワークＮを介して接続されている。ネットワークＮは、１つのネットワークであっても、複数のネットワークの組み合わせであってもよい。ネットワークＮとして、インターネット、電話回線網、無線回線網等が考えられる。なお、図１において、１つの管理サーバ５０がシステムに接続されているが、複数の管理サーバ５０がシステムに接続されても良い。この場合、後述のクーポン管理テーブル３４は、管理サーバ５０別に備えられることとなる。
【００１７】
コンテンツ販売システムにおいて、利用者は、携帯端末１０を用いて管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０にアクセスし、クーポンを取得する。クーポンには、クーポンパスワードが含まれる。なお、携帯端末とは、携帯電話に代表される、ネットワークに接続する機能を有し、持ち運び可能なネットワーク端末をいう。携帯端末１０は、端末番号送信部１１と、クーポン取得部１２と、クーポン格納部１３を備える。端末番号送信部１１は、その携帯端末に固有の端末番号を、自端末が属するネットワークの管理サーバ５０に無線で送信し、これにより、ネットワークに接続する。クーポン取得部１２は、管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０からクーポンを受信し、クーポン格納部１３に書き込む。
【００１８】
携帯端末１０を用いてクーポンを取得した利用者は、ＰＣ２０を用いてコンテンツ提供サーバ４０にアクセスし、コンテンツ提供サーバ４０からコンテンツをダウンロードする。ＰＣ２０は、コンテンツ購入情報送信部２１及びダウンロード部２２を備える。コンテンツ購入情報送信部２１は、コンテンツを購入する為に必要な情報であるコンテンツ購入情報をコンテンツ提供サーバ４０に送信する。ここで、コンテンツ購入情報は、クーポンパスワード及びクーポンを購入する際に利用した携帯端末向けネットワークを指定する情報（例えば、管理サーバ５０を運営する運営者名）を含む。
【００１９】
クーポン発行サーバ３０は、利用者に対してクーポンを発行する。クーポン発行サーバ３０は、クーポン発行部３１、クーポン管理情報登録部３２及び残金照会部３３を備える。クーポン発行部３１は、利用者に対してクーポンを発行する。クーポンを発行する際、クーポン発行部３１は、管理サーバ５０から利用者を識別する利用者ＩＤ（加入者ＩＤ）を取得する。以後、クーポンを取得した利用者は、この利用者ＩＤを用いて識別される。クーポン管理管理情報登録部３２は、クーポンを管理するための情報であるクーポン管理情報を生成し、クーポン管理テーブル３４に登録する。残金照会部３３は、携帯端末１０を利用して利用者からクーポンの残金の照会があった場合に、その利用者に対して残金を通知する。なお、クーポン管理テーブル３４は、クーポン発行サーバ３０からもコンテンツ提供サーバ４０内からも参照することができるテーブルであり、クーポン発行サーバ３０内に備えられても良いし、コンテンツ提供サーバ４０内に備えられても良い。
【００２０】
コンテンツ提供サーバ４０は、利用者に対してコンテンツを提供する。コンテンツ提供サーバ４０は、コンテンツ送信部４１、コンテンツ格納部４２、ライセンスキー発行部４３、クーポン管理情報更新部４４及び残金照会部４５を備える。利用者からコンテンツの送信要求を受け付けた場合、コンテンツ送信部４１は、コンテンツ格納部４２に格納されたコンテンツを利用者に送信する。ライセンスキー発行部４３は、クーポンパスワードを利用者から受信し、そのクーポンパスワードを用いてクーポンを認証することができた場合、送信されたコンテンツを利用するために必要なライセンスキーを利用者に送信する。クーポン管理情報更新部４４は、そのクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から取得し、その残金から購入されたコンテンツの代金を減算する。残金照会部４５は、ＰＣ２０を利用して利用者からクーポンの残金の照会があった場合に、その利用者に対して残金を通知する。
【００２１】
管理サーバ５０は、携帯端末１０に対してネットワークＮへ接続するサービスを提供する。管理サーバ５０は、利用者ＩＤ通知部５１、端末番号対応テーブル５２及び課金決済部５３を備える。利用者ＩＤ通知部５１は、利用者から送信された端末番号に対応する利用者ＩＤを端末番号対応テーブル５２から取得し、その利用者ＩＤをクーポン発行サーバ３０に送信する。これにより、利用者の携帯端末１０の端末番号をクーポン発行サーバ３０に通知する事を不要とする。端末番号対応テーブル５２は、端末番号と利用者ＩＤを対応させたテーブルを格納する。携帯端末１０の利用者からネットワーク接続サービスの提供を受け付ける際に、管理サーバ１０は、利用者から取得した利用者の氏名、住所等の課金のために必要な情報を予め取得している。この情報に基づいて、課金決済部５３は、クーポンが発行されると、クーポンの代金を利用者に対して請求する。クーポンの代金は、管理サーバ５０から利用者に情報通信料金として請求されるため、クーポン発行サーバ３０及びコンテンツ提供サーバ４０が、利用者から氏名、住所、クレジットカード番号等の情報を取得する必要は無い。従って、ネットワークでこれらの情報を通信することに抵抗を感じる者や、クレジットカードを持っていない者も、クーポンを購入し、そのクーポンを利用してＰＣ用コンテンツを購入することが可能となる。
【００２２】
以下、図２及び図３を用いて、クーポン管理テーブル３４及び電話番号対応テーブル５２のデータ構造について説明する。まず、図２を用いてクーポン管理テーブル３３のデータ構造について説明する。クーポン管理テーブル３４は、利用者に発行されたクーポンに関するクーポン管理情報を格納する。クーポン管理情報は、図２に示すように、クーポン管理情報は、項目として、クーポンパスワード、利用者ＩＤ、購入金額、残金、電子メールアドレス等を含む。クーポンパスワードは、クーポンを発行する際に生成され、クーポンごとにユニークな情報である。利用者ＩＤは、そのクーポンを購入した利用者を識別する情報である。クーポン管理情報は、クーポンを発行する際にクーポン発行サーバ３０内のクーポン管理情報登録部３３によって生成され、クーポンが使用されるごとに、コンテンツ提供サーバ４０内のクーポン管理情報更新部４４によって更新される。残金が「０」になると、クーポン管理情報更新部４４は、そのクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から削除する。
【００２３】
次に、図３を用いて端末番号対応テーブルのデータ構造について説明する。端末番号対応テーブル５２は、端末番号と利用者を識別する利用者ＩＤとを対応させて格納する。端末番号対応テーブル５２は、管理サーバ５０に予め備えられる。
【００２４】
以下、図４から図７を用いて、コンテンツ販売システムにおいて行われる処理について説明する。最初に、図４を用いて、クーポンの発行処理について説明する。
まず、携帯端末１０の端末番号送信部１１は、ネットワークに接続するために、端末番号及びネットワークに接続するためのパスワードを管理サーバ５０に送信する（Ｓ１１）。管理サーバ５０は、端末番号及びパスワードに基づいて、その携帯端末１０をネットワークに接続させる。続いて、管理サーバ５０は、その管理サーバによって管理されるネットワークで提供されるサービスのメニューを携帯端末１０に送信し、希望するサービスを選択するよう指示する（Ｓ１２）。携帯端末１０は、「クーポンの発行」サービスを選択し、クーポンで購入する金額を指定する（Ｓ１３）。
【００２５】
これにより、携帯端末１０は、管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０と接続される。携帯端末１０をクーポン発行サーバ３０に接続する際に、管理サーバ５０内の利用者ＩＤ通知部５１は、Ｓ１１で受信した端末番号に対応する利用者ＩＤを端末番号対応テーブル５２から取得し、その利用者ＩＤを選択されたサービスの内容を示すパケットのヘッダに付加し、そのパケットをクーポン発行サーバ３０に送信する。
【００２６】
続いて、クーポン発行サーバ３０内のクーポン発行部３１は、受信したパケットのヘッダから利用者ＩＤを取得する。更に、クーポン発行部３１は、クーポンの代金を計算し、その計算結果を管理サーバ５０に送信する（Ｓ１４）。
管理サーバ５０内の課金決済部５３は、利用者を認証するためのパスワードを送信するように携帯端末１０に要求する（Ｓ１５）。このパスワードは、一般に、有料サービスを受ける際に要求される。この要求に応答して、携帯端末１０は、利用者が入力したパスワードを管理サーバ５０に送信する（Ｓ１６）。
【００２７】
課金決済部５３は、不図示のテーブルに格納されたパスワードと、受信したパスワードとが一致する場合、利用者を認証する（Ｓ１７）。利用者が認証されると、課金決済部５３は、クーポン発行サーバ３０から通知された代金を利用者に対して課金し、クーポンの売買を決済する（Ｓ１８）。なお、課金及び決済のために必要な情報は、ネットワーク接続サービスの提供を受け付ける際に、利用者から予め取得されている。ここで、利用者が認証されなかった場合、処理は中断される（不図示）。決済後、課金決済部５３は、利用者の認証及び課金が終了した旨をクーポン発行サーバ３０に通知する（Ｓ１９）。
【００２８】
認証及び課金が終了した旨の通知を受信すると、クーポン発行サーバ３０内のクーポン管理情報登録部３２は、クーポンパスワードを生成し、さらに、そのクーポンパスワード、Ｓ１４で取得した利用者ＩＤ及び購入代金を含むクーポン管理情報を生成する。受信パケットのヘッダに含まれる送信元アドレスによって管理サーバ５０を識別することができるため、クーポン管理情報登録部３２は、その管理サーバ５０に対応するクーポン管理テーブル３４に生成したクーポン管理情報を登録する（Ｓ２０）。
【００２９】
クーポン発行サーバ３０内のクーポン生成部３１は、そのクーポンパスワードを含むクーポンを発行し（Ｓ２１）、そのクーポンを携帯端末１０に送信する（Ｓ２２）。クーポンは、例えば、クーポンパスワードを表示する文字情報や画像情報である。
【００３０】
携帯端末１０内のクーポン取得部１２は、クーポンを受信し、そのクーポンをクーポン格納部１３に格納する（Ｓ２３）。
図５を用いて、クーポンを発行する際に、携帯端末１０に備えられた表示部に表示される画面の遷移の一例について説明する。なお、図５では、例として、音楽コンテンツを購入するためのクーポンの場合について示すため、クーポンで購入するものは、音楽コンテンツを購入する権利である。
【００３１】
図５（ａ）に、利用者がクーポンの発行サーバ３０にアクセスした場合に、携帯端末１０の表示部に表示する画面の一例を示す。図５（ａ）に示す画面では、クーポン発行サーバ３０が提供するサービスのメニューが表示されている。
図５（ａ）に示す画面において、利用者が希望するサービスとして「クーポンの発行」を選択すると、図５（ｂ）から図５（ｄ）に示すような、サービスの内容及び利用規約を説明する画面が携帯端末１０の表示部に表示される。利用者が利用規約を承諾した場合、利用者が購入したいクーポンの額を指定するための画面が表示される。図５（ｅ）に、クーポンの額を指定するための画面の一例を示す。
【００３２】
続いて、図５（ｆ）に示すようなパスワードの入力画面が表示される。この画面デ入力されるパスワードは、有料サービスを提供する際に、利用者を確認するために使用される。パスワードの確認が行われると、クーポン発行サーバ３０から携帯端末１０にクーポンが送信される。図５（ｇ）に、パスワードの確認が行われた際の画面の一例を、図５（ｈ）に、クーポンを受信している際の画面の一例を示す。クーポンの受信が終了すると、図５（ｉ）に示すような、その後の処理を選択する画面が表示される。
【００３３】
クーポンが発行されると、利用者は、そのクーポンを利用してＰＣ２０にコンテンツをダウンロードすることができるようになる。以下、図６を用いて、利用者にコンテンツを提供する処理について説明する。
図６に示すように、まず、ＰＣ２０は、ネットワークＮを介して、コンテンツ提供サーバ４０にアクセスする（Ｓ３１）。ＰＣ２０がアクセスすると、コンテンツ提供サーバ４０は、利用者に販売するコンテンツのメニューをＰＣ２０に送信する。利用者は、その中から購入したいコンテンツを選択し、ＰＣ２０は、選択されたコンテンツの送信要求をコンテンツ提供サーバ４０に送信する（Ｓ３２）。
【００３４】
コンテンツ提供サーバ４０内のコンテンツ送信部４１は、送信を要求されたコンテンツをコンテンツ格納部４２から取得し、そのコンテンツを携帯端末１０に送信する（Ｓ３３）。ＰＣ２０内のダウンロード部２２は、コンテンツを受信する。ダウンロードが完了すると（Ｓ３４）、料金を支払うために、ＰＣ２０内のコンテンツ購入情報送信部２１は、コンテンツ購入情報を送信する（Ｓ３５）。コンテンツ購入情報は、クーポンパスワード及びクーポン代金を課金した携帯端末向けネットワーク、つまり、クーポンを購入する際に利用した携帯端末向けネットワークを指定する情報並びに利用者の電子メールアドレスを含む。図６において、例として、携帯端末向けネットワークを指定する情報を、そのネットワークの運営者名としている。
【００３５】
続いて、コンテンツ提供サーバ４０内のライセンスキー発行部４３は、受信した携帯端末向けネットワークを指定する情報に対応するクーポン管理テーブル３４を参照し、そのクーポン管理テーブル３４内に受信したクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報が格納されているか否か判定する。クーポン管理テーブル３４内にクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報が格納されている場合、そのクーポンパスワードは認証され（Ｓ３６）、Ｓ３７に進む。クーポンパスワードが認証できなかった場合、処理は中断される（不図示）。
【００３６】
Ｓ３７において、ライセンスキー発行部４３は、ダウンロードされたコンテンツを利用するために必要なライセンスキーを生成し、そのライセンスキーを受信した電子メールアドレスに送信する（Ｓ３７）。なお、電子メールアドレスにライセンスキーを送信する代わりに、ＰＣ２０に送信することとしてもよい。利用者は、コンテンツを利用する際に、そのライセンスキーをＰＣ２０に入力する事により、コンテンツを利用することができる。
【００３７】
コンテンツ提供サーバ４０内のクーポン管理情報更新部４４は、認証されたクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から取得し、そのクーポン管理情報中の残金から購入されたコンテンツの代金と同額を、減額するように、クーポン管理情報を更新する（Ｓ３９）。なお、減額の結果、残金が「０」になった場合、クーポン管理情報更新部４４は、その旨をＰＣ２０に通知し、そのクーポン管理情報をクーポン管理テーブル３４から削除する。
【００３８】
次に、図７を用いて、利用者がクーポンの残金を照会する処理について説明する。利用者は、携帯端末１０からもＰＣ２０からも残金の照会を行う事ができる。まず、図７を用いて、携帯端末１０からクーポンの残金を照会する場合の処理について説明する。
【００３９】
まず、図５のＳ１１及びＳ１２と同様に、携帯端末１０の端末番号送信部１１は、ネットワークに接続するために、端末番号及びネットワークに接続するためのパスワードを管理サーバ５０に送信する（Ｓ４１）。そして、管理サーバ５０は、その携帯端末１０をネットワークに接続させ、そのネットワークで提供されるサービスのメニューを携帯端末１０に送信し、希望するサービスを選択するよう指示する（Ｓ４２）。
【００４０】
携帯端末１０は、「残金照会」サービスを選択し（Ｓ４３）、これにより、携帯端末１０は、管理サーバ５０を介してクーポン発行サーバ３０と接続される。携帯端末１０をクーポン発行サーバ３０に接続する際に、管理サーバ５０内の利用者ＩＤ通知部５１は、Ｓ４１で受信した端末番号に対応する利用者ＩＤを端末番号対応テーブル５２から取得し、その利用者ＩＤを送信パケットのヘッダに付加し、そのパケットをクーポン発行サーバ３０に送信する。
【００４１】
続いて、クーポン発行サーバ３０内の残金照会部３３は、受信したパケットのヘッダから利用者ＩＤを取得する。さらに、残金照会部３３は、受信したパケットに含まれる送信元アドレスに基づいて管理サーバ５０を識別し、その管理サーバ５０に対応するクーポン管理テーブル３４から取得した利用者ＩＤに対応するクーポン管理情報を取得する（Ｓ４４）。さらに、残金照会部３３は、取得したクーポン管理情報からクーポンパスワードとその残金を取出し、携帯端末１０に送信する（Ｓ４５）。携帯端末１０は、受信したクーポンパスワードと残金を表示部に表示させる（Ｓ４６）。
【００４２】
このようにして、利用者は携帯端末１０からクーポンの残金を照会する事ができる。次に、ＰＣ２０からクーポンの残金を照会する場合の処理について説明する。この処理については図を参照せずに説明する。
まず、図６のＳ３１と同様にして、ＰＣ２０は、コンテンツ提供サーバ４０にアクセスする。ＰＣ２０は、コンテンツ提供サーバ４０から送信されたサービスメニューの中から「クーポンの残金照会」を選択し、残金を照会したいクーポンのクーポンパスワードを送信する。
【００４３】
コンテンツ提供サーバ４０内の残金照会部４４は、クーポン管理テーブル３４内から受信したクーポンパスワードに対応するクーポン管理情報を取得し、そのクーポン管理情報に含まれる残金をＰＣ２０に送信する。ＰＣ２０は、受信したクーポンパスワードと残金を表示部に表示させる。これにより、利用者はＰＣ２０からもクーポンの残金を照会することができる。
【００４４】
上記実施形態において説明した携帯端末１０、ＰＣ２０、クーポン発行サーバ３０、コンテンツ提供サーバ４０及び管理サーバ５０は、図８に示すようなコンピュータ（情報処理装置）を用いて構成される。図８に示すように、コンピュータは、少なくとも、ＣＰＵ７１、メモリ７２、入力装置７３及び出力装置７４を備え、さらに、外部記憶装置７５、媒体駆動装置７６、及びネットワーク接続装置７７を備えてもよい。それらはバス７８により互いに接続されている。
【００４５】
メモリ７２は、例えば、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。ＣＰＵ７１は、メモリ７２を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【００４６】
例えば、携帯端末１０内の端末番号送信部１１、クーポン取得部１２及びクーポン格納部１３は、それぞれ携帯端末１０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
また、例えば、ＰＣ２０内のコンテンツ購入情報送信部２１及びダウンロード部２２は、それぞれＰＣ２０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
【００４７】
また、例えば、クーポン発行サーバ３０内のクーポン発行部３１、クーポン管理情報登録部３２及び残金照会部３３は、それぞれクーポン発行サーバ３０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
【００４８】
また、例えば、コンテンツ提供サーバ４０内のコンテンツ送信部４１、クーポン管理情報更新部４３及び残金照会部４４は、それぞれＰＣ２０を構成するコンピュータ内のメモリ７２の特定のプログラムコードセグメントにプログラムとして格納される。
【００４９】
入力装置７３は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、テンキー等であり、利用者からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置１４は、例えば、ディスプレイやプリンタ等であり、コンピュータの利用者への問い合わせ、処理結果等の出力に用いられる。
【００５０】
外部記憶装置７５は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等である。この外部記憶装置７５に上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ７２にロードして使用することもできる。
【００５１】
媒体駆動装置７６は、可搬記録媒体７９を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体７９としては、メモリカード、メモリスティック、フレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、光ディスク、光磁気ディスク、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体７９に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ７２にロードして使用することもできる。
【００５２】
ネットワーク接続装置７７は、ＬＡＮ、ＷＡＮ等の任意のネットワークＮ（回線）を介して外部の装置を通信し、通信に伴うデータ変換を行う。また、必要に応じて、上述のプログラムとデータを外部の装置から受け取り、それらをメモリ７２にロードして使用することもできる。
【００５３】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な変更が可能である。
例えば、上記クーポン発行サーバ３０とコンテンツ提供サーバ４０を１つのサーバとして構成することとしてもよい。
【００５４】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、携帯端末で販売される情報としてクーポンを利用者に販売し、そのクーポンの代金の課金及び決済を携帯端末用のネットワークの管理サーバに行わせる事とし、利用者はそのクーポンを用いてＰＣ用のコンテンツを購入する事とする。これにより、ネットワークを用いたコンテンツ販売システムにおいて、利用者がＰＣ用のコンテンツを購入するために、プリペイドカードを利用しなくともクレジットカード番号等の個人情報を入力することを不要とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】コンテンツ販売システムの構成図である。
【図２】クーポン管理テーブルの一例を示す図である。
【図３】端末番号対応テーブルの一例を示す図である。
【図４】クーポンの発行処理を示すフローチャートである。
【図５】クーポンを発行する際の画面遷移を示す図である。
【図６】コンテンツの提供処理を示すフローチャートである。
【図７】クーポンの残金の照会処理を示すフローチャートである。
【図８】コンピュータの構成図である。
【符号の説明】
１０ 携帯端末
１１ 携帯番号送信部
１２ クーポン取得部
１３ クーポン格納部
２０ ＰＣ
２１ コンテンツ購入情報送信部
２２ ダウンロード部
３０ クーポン発行サーバ
３１ クーポン発行部
３２ クーポン管理情報登録部
３３ 残金照会部
３４ クーポン管理テーブル
４０ コンテンツ提供サーバ
４１ コンテンツ送信部
４２ コンテンツ格納部
４３ライセンス発行部
４４ クーポン管理情報更新部
４５ 残金照会部
５０ 管理サーバ
５１ 利用者ＩＤ通知部
５２ 端末番号対応テーブル
５３ 課金決済部
７０ コンピュータ
７１ ＣＰＵ
７２ メモリ
７３ 入力装置
７４ 出力装置
７５ 外部記憶装置
７６ 媒体駆動装置
７７ ネットワーク接続装置
７８ バス
７９ 可搬記録媒体
Ｎ ネットワーク
Ｓ ステップ
Claims (10)
- コンピュータを用いて、ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売方法であって、
携帯端末に対してクーポンを識別するクーポンパスワードを含むクーポンを発行し、
前記クーポンが発行された前記携帯端末の利用者を識別する利用者識別情報を受信パケットから取得し、発行されたクーポンのクーポンパスワードと対応させたクーポン管理情報を生成し、前記クーポン管理情報を格納手段に格納させ、
パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信し、
前記クーポンパスワードを受信し、前記クーポンパスワードを用いて前記格納手段を参照する事により前記クーポンを認証できた場合、前記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行する、
ことを含むことを特徴とするコンテンツ販売方法。 - ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売システムであって、
クーポンを識別するクーポンパスワードを含む、パーソナルコンピュータ用のコンテンツを購入するためのクーポンを発行し、携帯端末に送信するクーポン発行手段と、
前記クーポンが発行された前記携帯端末の利用者を識別する利用者識別情報を受信パケットから取得し、発行されたクーポンのクーポンパスワードと対応させたクーポン管理情報を生成し、前記クーポン管理情報を格納手段に格納させるクーポン管理情報登録手段と、
前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
前記クーポンパスワードを受信し、前記クーポンパスワードを用いて前記格納手段を参照する事により前記クーポンを認証できた場合、前記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行するライセンスキー発行手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ販売システム。 - 前期クーポン管理情報は、更に、前記クーポンの残金を示す残金情報を含み、
前記ライセンスキーを発行した際に、前記コンテンツの代金に相当する額を前記クーポンの残金から減算するように、認証した前記クーポンについてのクーポン管理情報を更新するクーポン管理情報更新手段と、
前記クーポンパスワードを用いて前記格納手段を参照する事により、前記クーポンパスワードに対応するクーポン管理情報に含まれる前記残金情報を、前記クーポンパスワードを送信した任意の端末に送信する残金照会手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項２に記載のコンテンツ販売システム。 - ネットワークを介してコンテンツを販売するコンテンツ販売システムであって、
携帯端末に対してネットワーク接続サービスを提供する管理装置と、クーポンを発行するクーポン発行装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置とが、ネットワークを介して接続され、
前記管理装置は、
前記携帯端末をネットワークに接続する際に携帯端末を識別する第１の識別情報を取得し、前記第１の識別情報を第２の識別情報に変換し、前記携帯端末からのパケットを上記クーポン発行装置に転送する際に、前記パケットに前記第２の識別情報を付加する識別情報通知手段と、
前記クーポンが発行される際に、前記携帯端末に情報通信料金として前記クーポンの代金を課金し、前記クーポンの売買を決済する課金決済手段とを備え、
前記クーポン発行装置は、
クーポンを識別するクーポンパスワードを含むクーポンを発行し、携帯端末に送信するクーポン発行手段と、
受信パケットから前記第２の識別情報を取得し、前記第２の識別情報と発行されたクーポンの前記クーポンパスワードと対応させたクーポン管理情報を生成し、前記クーポン管理情報を格納手段に格納させるクーポン管理情報登録手段とを備え、
前記コンテンツ提供装置は、
パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
前記クーポンパスワードを受信し、前記クーポンパスワードを用いて前記格納手段を参照することによりクーポンを認証できた場合、前記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行するライセンスキー発行手段とを備える、
ことを特徴とするコンテンツ販売システム。 - ネットワークを介してクーポンを発行するクーポン発行装置であって、
クーポンを識別するクーポンパスワードを含むクーポンを発行し、携帯端末に前記クーポンを送信するクーポン発行手段と、
前記クーポンが発行された前記携帯端末の利用者を識別する利用者識別情報を受信パケットから取得し、発行されたクーポンのクーポンパスワードと前記利用者識別情報を対応させたクーポン管理情報を生成し、前記クーポン管理情報を格納手段に格納させるクーポン管理情報登録手段とを備え、
前記クーポンパスワード及び前記格納手段は、前記クーポンを認証するために用いられ、前記クーポンを認証できた場合、パーソナルコンピュータ用のコンテンツを使用するためのライセンスキーが発行される、
ことを特徴とするクーポン発行装置。 - 前記クーポン管理情報は、更に、前記クーポンの残金を示す残金情報を含み、
前記受信パケットから前記利用者識別情報を取得し、前記利用者識別情報を用いて前記格納手段を参照する事により、前記利用者識別情報に対応する前記クーポン管理情報に含まれる残金情報を前記携帯端末に送信する残金照会手段を、
更に含むことを特徴とする請求項５に記載のクーポン発行装置。 - ネットワークを介してコンテンツを提供するコンテンツ提供装置であって、
パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
携帯端末に対して発行された、コンテンツを購入するためのクーポンを識別するクーポンパスワードを受信し、前記クーポンパスワードを用いて、クーポンパスワードに対応させて発行済みのクーポンを管理するクーポン管理情報を格納する格納手段を参照することにより、前記クーポンを認証できた場合、前記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行するライセンスキー発行手段とを備える、
ことを特徴とするコンテンツ提供装置。 - 前記クーポン管理情報は、さらに、前記クーポンの残金を示す残金情報を含み、
前記ライセンスキーを発行した際に、前記コンテンツの代金に相当する額を、前記クーポンの残金から減算するように、受信した前記クーポンパスに対応するクーポン管理情報に含まれる前記残金情報を更新するクーポン管理情報更新手段と、
クーポンパスを受信し、受信した用いて前記格納手段を参照する事により、前記クーポンパスワードに対応するクーポン管理情報に含まれる前記残金情報を、前記クーポンパスワードを送信した端末に送信する残金照会手段と、
を更に含むことを特徴とする請求項７に記載のコンテンツ提供装置。 - ネットワークを介してコンテンツを提供するコンテンツ提供方法であって、
パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信し、
携帯端末に対して発行された、コンテンツを購入するためのクーポンを識別するクーポンパスワードを受信し、
受信した前記クーポンパスワードを用いて発行済みのクーポンのクーポンパスワードを格納する格納手段を参照することにより、クーポンを認証できた場合、前記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行する、
ことを含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。 - ネットワークを介してコンテンツを提供する制御を前記コンピュータに行わせるコンピュータ・プログラムであって、
パーソナルコンピュータ用のコンテンツを送信し、
携帯端末に対して発行された、コンテンツを購入するためのクーポンを識別するクーポンパスワードを受信し、
発行済みのクーポンのクーポンパスワードを格納する格納手段を参照し、受信した前記クーポンパスワードを用いてクーポンを認証できた場合、前記コンテンツを使用するためのライセンスキーを発行する、
ことを含む制御を前記コンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002303085A JP2004139327A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 携帯端末に対して発行されたクーポンを用いてパーソナルコンピュータ用のコンテンツを販売するシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002303085A JP2004139327A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 携帯端末に対して発行されたクーポンを用いてパーソナルコンピュータ用のコンテンツを販売するシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004139327A true JP2004139327A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32450978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002303085A Pending JP2004139327A (ja) | 2002-10-17 | 2002-10-17 | 携帯端末に対して発行されたクーポンを用いてパーソナルコンピュータ用のコンテンツを販売するシステム |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2004139327A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008176736A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | サービス配信システム、プリペイドチケット発行方法、プリペイドチケット利用方法、プリペイドチケット回収方法、ｉｃチップ、携帯端末、およびプログラム |
| WO2011152398A1 (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-08 | シャープ株式会社 | 通信機器、配信システム、配信データの処理方法、および配信データの処理プログラム |
| JP2014203373A (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-27 | Kddi株式会社 | 携帯端末及びクーポンシステム |
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-
2002
- 2002-10-17 JP JP2002303085A patent/JP2004139327A/ja active Pending
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