JP2004136204A - ホットメルト系粘着剤転写装置 - Google Patents
ホットメルト系粘着剤転写装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】風量1〜10m3/minのブロアー治具によって、トリム品板形状防音材を吸引し、トリム品板形状防音材を、転写ロール上をなでるように通過させることで粘着加工し、また防音材は、ホットメルト系粘着剤加工後、規定位置に自動落下、積み重ね梱包される。
【選択図】図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリム品板形状防音材へのホットメルト系粘着剤転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
防音材は、必要な箇所へ貼着施工できるよう、片面に離型剤コーティングを施した後、任意の形状にトリム加工し、その後、もう一方の面に粘着加工をする。従来、転写ロールと送りコンベヤーを使用して、トリム品板形状防音材にホット
メルト系粘着剤を転写する方法がある。以下、
【図1】に基づいて説明する。
【0003】
転写ロール3は、平行に並べられた円錐状のロール1及び2より構成される。
ロール2は
【図1】で見た場合の、時計回りの方向に回転する。ロール1は静止した状態であり、ロール2に付着した粘着剤の厚み調整をする役割を持つ。粘着剤予備タンク4は、加熱されたホットメルト系粘着剤を注入できるよう、上部に投入口と、下部にはホットメルト系粘着剤が常時、ロール2へ転写していくよう、幅2mm程の隙間が開けられている。そして、片面に離型剤の施された板形状防音材は、トリム加工された後、送りコンベヤー5によって運ばれてきたところに、転写ロール3によって、離型剤の施していない面にホットメルト系粘着剤が転写される。その後、粘着剤の転写が終了したトリム品板形状防音材は、人の手によって積み重ね、ある程度の枚数が積まれた時、それらを箱に収めていく方法であった。
【0004】
しかしながら上記従来の転写方法であると、送りコンベヤー5に、トリム品板形状防音材6をフリーに載せ、転写ロール3で防音材を強制的に抑えこむ結果、転写ロール2が防音材を巻き上げてしまい、その都度、転写ロール2に貼り付いた防音材を剥がす必要が生じるため、作業に支障を来たす。また、粘着剤予備タンク4の下面から垂れ出たホットメルト系粘着剤が、転写ロール1・2間を伝って、送りコンベヤー5に垂れ落ち、ホットメルト系粘着剤がコンベヤー上に付着する。ホットメルト系粘着剤が、トリム品板形状防音材の面に付着しない様、コンベヤー上に垂れ落ちた粘着剤をふき取る必要があるため、非常に作業性が悪い、等の欠点がある。ホットメルト系粘着剤転写方法として、特開平7−41742号にも開示してあるが、その中の
【図3】からも明らかな様に、ホットメルト系粘着剤液が垂れ落ちる可能性がある。また、ホットメルト系粘着剤塗布後に、ホットメルト系粘着剤がフェルトへ染み込むため、ホットメルト系粘着剤としての効果が半減してしまうといった問題点も、従来方法では防ぐことは不可能であった。
【0005】
また、片面に粘着剤加工が施された、トリム品板形状防音材を1枚1枚、ズレることのないよう積み重ねていく作業には、大変な手間と時間、および多くの人員を要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、防音材が転写ロールへ巻き上げることなく、ホットメルト系粘着剤の垂れ落ち、およびホットメルト系粘着剤の、防音材への染込みもなく、さらにトリム品板形状防音材の自動積み重ね、および梱包が可能な、ホットメルト系粘着剤転写装置を提案する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決せんとして、本発明者は鋭意研究の結果、風量1〜10m3/minのブロアー治具によってトリム品板形状防音材を吸引し、トリム品板形状防音材を、転写ロール上をなでるように通過させることで粘着加工し、また防音材は、ホットメルト系粘着剤加工後、規定位置に自動落下、積み重ね梱包されることによって、上記の課題を解決することを見出したものである。
【0008】
トリム品板形状防音材とは、ニードルフェルト、レジンフェルト、熱可塑フェルト、合成樹脂フォーム材の、片面に離型剤を施した後、任意の形状にトリム加工されたものをいう。
【0009】
【実施例】
本発明になるホットメルト系粘着剤転写装置を図面に基づいて説明する。
【図3】は全体の流れを示すもので、ブロアー治具8は、風量2m3/minにて、多孔板9を介してトリム品板形状防音材を吸引し、多孔板9と同時に移動する。トリム品板形状防音材を十分に吸引できるよう、多孔板9には孔径3mm、ピッチ20mmで均等に設けられている。さらに多孔板9は、レール11上に沿って移動し、レール11は、ホットメルト系粘着剤転写全過程が終了したとき、ブロアー治具8及び多孔板9が工程開始の位置に戻るよう、ロータリー式に組み込まれており、さらに固定治具12によって支えられている。防音材位置決め治具7には、トリム品板形状防音材の型が4つほど作成されているので、その型内に、あらかじめ片面に離型剤を塗布加工されたトリム品板形状防音材を、離型剤が施された面を上にして入れ込んで準備しておけば良い。
【0010】
多孔板9は、防音材設置器7の位置まで下降し、ブロアー治具8は多孔板9を介し、トリム品板形状防音材10を吸引した状態で多孔板9と同時に再び上昇する。次に粘着剤転写プロセスへと移る。
【0011】
粘着剤転写プロセスにおける、ホットメルト系粘着剤転写槽14には、加熱され、液状になったホットメルト系粘着剤が注入されており、その中では転写ロール13が回転しているため、転写ロール13には常にホットメルト系粘着剤の薄膜が付着されている。そこに多孔板9を介してブロアー治具8によって吸引され移動してきた、トリム品板形状防音材10が、転写ロール13上を軽くなでるように通過すると、トリム品板形状防音材10の片面にホットメルト系粘着剤が転写される。
【0012】
片面にホットメルト系粘着剤の塗布された、トリム品板形状防音材10は、ブロアー治具8によって吸引された状態を保持したまま、梱包作業のプロセスへと入っていく。ブロアー治具8が梱包場所に位置した時、梱包箱リフター16は多孔板9近傍まで上昇停止する。その時、吸引ブロアーはOFFになるので、トリム品板形状防音材10は、梱包箱15内に落下、積み重ねられ、梱包箱リフター16は、防音材が積み重ねられる度に自動的に下降する。トリム品板形状防音材は、定位置にのみ落下し、積まれていくので、防音材同士がズレて重ねられることはない。梱包箱15の中に、粘着加工が施された防音材10が収められた時点で全工程が終了し、その間、続いて多孔板9及びブロアー治具8はレール11上を走り、工程開始の位置に戻り、再び上記作業が行われる。
【0013】
【発明の効果】
本発明になるホットメルト系粘着剤転写装置は、1)トリム品板形状防音材を転写ロールが巻き上げることなく、2)ホットメルト系粘着剤が垂れ落ちる心配もなく、3)梱包作業が簡易化される、等の優れた効果を発揮することができる。よって、無駄な作業を省くことで、工程作業の大幅な時間の短縮と、人員の削減を図ることができ、また、1度に多数枚、粘着加工ができるため、大幅な作業性アップを図ることも可能である。
さらに、本発明では、ブロアー治具の吸引工法により、ホットメルト系粘着剤とフェルトとの接触部を強制冷却させることで、ホットメルト系粘着剤の、フェルトへの浸透を防ぎ、よって、ホットメルト系粘着剤をフェルト表面のみにのせることを可能とし、ホットメルト系粘着剤としての機能を十分に得ることができた。その結果として、トリム品板形状防音材の、必要箇所への貼着力をさらに強化することに成功した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の粘着剤転写装置を示すものである。
【図2】転写ロール3の斜視図である。
【図3】本発明による粘着剤転写装置を示すものである。
【図4】梱包箱リフター16に位置した時の、工程図である。
【図5】多孔版9を示す図である。
【図6】粘着剤転写槽および転写ロールを示す図である。
【符号の説明】
1 転写ロール1
2 転写ロール2
3 転写ロール3
4 粘着剤予備タンク
5 送りコンベヤー
6 トリム品板形状防音材
7 防音材位置決め治具
8 ブロアー治具
9 多孔板
10 トリム品板形状防音材
11 レール
12 固定治具
13 転写ロール
14 粘着剤転写槽
15 梱包箱
16 梱包箱リフター
Claims (3)
- トリム品板形状防音材へのホットメルト系粘着剤転写方法であって、ブロアー治具で、防音材を吸引移動させながら、転写ロールにてトリム品板形状防音材へ粘着加工することを特徴とする、ホットメルト系粘着剤転写装置。
- 防音材は、規定位置に並べられ、その後、多孔板を介し、風量1〜10m3/minのブロアー治具によって吸引移動することを特徴とする、請求項1に記載されたホットメルト系粘着剤転写装置。
- 防音材はホットメルト系粘着剤加工後、規定位置に自動落下、積み重ね梱包されることを特徴とする、請求項1に記載されたホットメルト系粘着剤転写装置。
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