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JP2004122264A - 被覆切削工具 - Google Patents

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JP2004122264A
JP2004122264A JP2002287793A JP2002287793A JP2004122264A JP 2004122264 A JP2004122264 A JP 2004122264A JP 2002287793 A JP2002287793 A JP 2002287793A JP 2002287793 A JP2002287793 A JP 2002287793A JP 2004122264 A JP2004122264 A JP 2004122264A
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coating layer
cutting tool
flank
thickness
coated cutting
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JP2002287793A
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Daisuke Murakami
村上 大介
Hideki Moriguchi
森口 秀樹
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】一般にマイクロメートル単位の高精度な部品の旋削加工において、良好な加工面品位が得られ、かつ溶着による寸法バラツキの小さい被覆切削工具を提供する。
【解決手段】本発明の被覆切削工具は、切れ刃のすくい面と逃げ面にコーティング層が形成され、そのすくい面のコーティング層の膜厚が0.4〜3μmで、且つ逃げ面の膜厚が1μm以下である。この被覆切削工具を用いることによって、すくい面の溶着を防止し、かつ逃げ面の摩耗による加工面の白濁を防止できるので、高精度でかつ良好な加工面品位が長時間保たれる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器部品などのようにマイクロメーター単位の高い精度が要求される分野での利用に最適な被覆切削工具に関するものである。特に、切れ味に優れ、良好な加工面粗さと形状精度を得ることのできる被覆切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にマイクロメートル単位の高い精度が要求される時計や、カメラ、電子機器部品の旋削加工では、寸法精度や加工面の表面粗さはもちろん、虹色に輝くような光沢のある加工面が要求される。しかし、近年の電子機器等の小型化に伴って、それらの部品についても、高い表面粗さ精度や、形状精度などが要求されるようになってきた。これらの高精度部品加工用の工具では、少なくとも切れ刃にTiAlNやTiCNなどが被覆されたコーティングチップが広く使用されている。さらに詳しくは、これらの分野のコーティングチップでは主にPVD(物理的蒸着)法によりコーティングがなされた被覆切削工具が使用される場合が多い。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
しかし、一般的なPVDコーティングチップでは、3〜5μm程度の厚みのコーティング層が被覆されるが、すくい面のコーティング層の厚みに相当する分の切れ刃先端部に丸みが生じて切れ味が低下する問題がある。また、特に加工面の面粗さが小さいことを強く要求される加工では、逃げ面のコーティング層の厚さが厚いと摩耗している部分と摩耗していない部分に段差が生じて、仕上げ面粗さを増大させるなどの問題があった。従って、高精度加工を行う工具では、コーティング層の厚さを薄くするなどの工夫がなされてきた。(例えば、特許文献1および特許文献2参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2001−347403号公報(第2−3頁、図2)
【特許文献2】
特開2001−277004号公報(第2−3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コーティング層全体を薄くすると、特にすくい面のコーティング層が摩耗したときに、母材の露出量が増加し、さらに露出した母材に被削材が溶着して、加工面が白濁したり、寸法のバラツキが発生する問題があった。
【0006】
かかる問題を解決する手段として、特許文献2では、母材のすくい面の面粗さを小さくした上で2μm以下の薄いコーティング層を被覆する。こうして安定な構成刃先を発生させて、刃先を構成刃先で保護することで寸法の安定を図っている。しかし、かかる発明は構成刃先を利用するために構成刃先脱落時に工具に小さな欠けを生じることがある。また、被削材の材質によってはコーティング層全体が薄いために、すくい面のコーティング層が早期に摩耗して、母材が露出して必要以上に構成刃先が成長して、寸法精度が低下するなどの問題があった。
【0007】
また、特許文献2では、すくい面の膜厚を0.5〜2μmで、逃げ面の膜厚を1〜4μmとする被覆切削工具が開示されている。この発明は被膜のチッピングによる寸法精度の低下を抑制することを目的としたものである。しかし、逃げ面の膜厚が1μm以上と厚いために、コーティング層と母材露出部分に生じた段差のために、加工面粗さの数値が増大したり、形状精度が低下する問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
超硬合金もしくはサーメットを母材としてコーティング層を被覆した被覆切削工具において、該切れ刃がシャープエッジで、切れ刃の表面粗さが中心線平均粗さRa:0.4μm以下で、逃げ面のコーティング層の膜厚が1μm以下でかつ、すくい面のコーティング層の膜厚が0.4〜3μmである被覆切削工具を提供するものである。本発明においてシャープエッジとは、超硬合金やサーメットを構成する硬質粒子の脱落により生じたと推定される小さな凹凸がある部分を除き、すくい面と逃げ面を研削して得られたままの切れ刃のことである。
【0009】
逃げ面のコーティング層の膜厚が0.2μm以上、1μm以下であって、すくい面のコーティング層の膜厚よりも薄い被覆切削工具の方が望ましい。逃げ面のコーティング層を薄く、すくい面のコーティング層を厚くすることで、逃げ面の摩耗部と非摩耗部の段差を小さくできる。こうして、良好な仕上げ面粗さと形状精度を得つつ、すくい面のコーティング層の摩耗に起因する溶着を防ぎ、安定した寸法と加工面を得ることができる。
【0010】
さらに、前記逃げ面のコーティング層の膜厚が0.2μm以上1μm以下で、すくい面のコーティング層の膜厚が0.4〜2μmで、かつ、逃げ面とすくい面のコーティング層の膜厚の比が1:2以上の被覆切削工具がさらに望ましい。
【0011】
用いる超硬合金は、3〜12質量%の結合材と残部が炭化タングステン及び不可避不純物からなり、ビッカース硬度が14〜22GPaであり、該炭化タングステンの平均粒径が0.3〜2μmのものが適している。結合材が3質量%未満であれば、超硬合金が脆くなり、また12質量%を超えると、硬度が下がる。又、炭化タングステンの平均粒径が小さい方が中心線平均粗さを0.4μm以下に制御し易い。
【0012】
また、サーメットを用いる場合は、10〜20質量%の結合材と3〜6質量%の窒素を含有するチタン系硬質粒子及び不可避不純物からなり、ビッカース硬度が14〜22GPaであり、かつ該チタン系硬質粒子の平均粒径が0.3〜2μmのものが適している。夫々の数値の限定理由は、超硬合金の理由と同じである。
【0013】
超硬合金とサーメットにおいて、結合材としては通常CoやNiが使われる。超硬合金においてはCoが、またサーメットにおいてはCoとNiが併用されることが多い。しかしながら、いずれの場合にもCoやNiは、単独でも使用できるし併用することも出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて、本発明を説明する。図1(b)は、刃先交換チップの側面図であり、その部分拡大図が図1(a)である。本発明は、母材4の上に逃げ面のコーティング層3の厚みを1μm以下とし、すくい面のコーティング層2の厚みを0.5〜2μmとする被覆切削工具である。そしてすくい面と逃げ面の交差する部分が切れ刃5である。図1(a)は、すくい面のコーティング層の方が逃げ面のコーティング層より厚くなっている例を示している。
【0015】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(実施例1)
本発明の効果を実証するために、9種類の試料を作製した。試料に用いた母材は、炭化タングステンの平均粒径が約1μm程度、Coの含有量が10質量%、ビッカース硬度14GPa程度の超硬合金からなる。図2は、頂角55°の菱形形状をなし、逃げ面側には7°の逃げ角が形成され、すくい面側には20°のすくい角が形成され、いずれも中心線平均粗さRaが0.3μm以下となるように加工したシャープエッジを持つ刃先交換チップである。
【0016】
なお、コーティング層の厚みはコーティングを施す時間を制御することで変化させることができる。また、逃げ面のコーティング層が厚くならないようコーティング時に障害物を設けたり、コーティング炉内にセットする被覆切削工具の向きを変化させることで、すくい面と逃げ面のコーティング層の膜厚比を制御することができる。また、本実施例では超硬合金を母材としてTiAlN系のコーティング層をPVD法により被覆した。また、逃げ面のコーティング層の膜厚を0とした試料▲6▼は、コーティング後に逃げ面のコーティング層を研磨加工により除去するか、コーティング前に逃げ面にマスキングをするなどの方法で作製した。
【0017】
次に前記形態の試作チップを一般的に用いられるホルダーに取り付けた切削工具として、切削加工実験を行った。直径12mm、長さ10mmの丸材のSUS430からなる被削材を次の切削条件で、1000ヶ加工して、加工面の粗さと寸法のばらつきを調査した。切削条件は、切削速度50m/分、切り込み量0.05mm、送り速度0.005mm/rev.で湿式切削した。なお、試作したチップの形状は頂角55°の菱形で、ノーズRは0.1mmである。
【0018】
【表1】
Figure 2004122264
【0019】
【表2】
Figure 2004122264
【0020】
【表3】
Figure 2004122264
【0021】
表1は、本実施例で用いた試料の番号と、すくい面と逃げ面のコーティング層の厚さとその比を示したものである。表2は、加工テストを行ったときの加工された面の粗さを中心線平均粗さ:Raで表したものである。表2のように本発明品は1000ヶ加工時まで、Raで1.2μm以下を安定して得ることができた。
【0022】
本発明品の中でも逃げ面のコーティング層を除去して0とした場合は、逃げ面側の摩耗が増大するために、加工数量が増大すると効果が低下してしまう。従って、少なくとも0.2μm以上のコーティング層を被覆した方が、加工された面の面粗さはむしろ小さくなる。さらに、逃げ面よりもすくい面の膜厚を厚くした方が、すくい面の摩耗に起因する溶着を防止できるので、加工された面の表面粗さが小さくなり望ましい。さらに言えばすくい面のコーティング層の膜厚が逃げ面のコーティング層の膜厚の2倍以上である場合に、加工された面粗さを最も安定してRa:1.2μm以下とすることができた。
【0023】
一方、特開2001−277004号公報で開示されている逃げ面とすくい面のコーティング層厚さが1.5μm程度の比較例▲7▼では、切削初期には、加工された面の面粗さはRa:1.2μm以下である。しかし、加工数量が増大して、逃げ面のコーティング層が摩耗してくると、コーティング層と母材との段差のために、加工された面の面粗さが増大する。また、膜厚を全体に5μmと厚くした比較品▲8▼や、すくい面の膜厚を4μmと厚くした比較品▲9▼では、切れ刃にすくい面の膜厚分の丸みが生じてしまうために、切れ味が低下して、加工された面の面粗さが増大してしまう。
【0024】
さらに表3は加工された試料の寸法バラツキを示すものである。加工された物の寸法のバラツキは、それぞれ所定数加工したとき、所定個数の直前10ヶの被削材の外径を測定して定めた。直径の最大のものと最小のものの差が1/1000mm以下は◎、1/1000mmを超えて5/1000mm未満は○、5/1000以上は×と表現した。表3のように発明品の被覆工具で加工された物は寸法バラツキが小さく、すくい面のコーティング層の膜厚が1〜2μmとした試料▲3▼、▲4▼で特に良好な結果となっている。
【0025】
一方、比較例のうち、すくい面のコーティング層の膜厚が1.5μm程度の試料▲7▼では、寸法バラツキについては良好な結果となっているが、他の試料▲8▼、▲9▼ではすくい面の膜厚が厚いために、切れ味が低下して寸法バラツキが大きくなっている。
【0026】
以上、本発明によれば、工具の切れ味を確保したまま、溶着を防ぎ、摩耗による母材の露出量を小さくできるので、良好な仕上げ面品位が長時間得られ、加工された物の寸法のバラツキも小さくすることができる。
【0027】
(実施例2)
超硬合金母材が切削性能に与える効果を確認するために表4に示す超硬合金母材の逃げ面に0.7μm、すくい面に1.5μmのTiAlNを被覆したサンプルを製作した。その他は実施例1に同様とした。次に前記形態の試料を一般的に用いられるホルダーに取り付けた切削工具として、切削加工実験を行った。
【0028】
切削試験は、直径12mm、長さ10mmの丸材のSUS430Fからなる被削材を次の切削条件で、1000ヶ加工して、加工面の品位と寸法のばらつきを調査した。切削条件は、一般的な高精度部品の旋削加工を想定して、切削速度50m/分、切り込み量0.1mm、送り速度0.05mm/rev.で湿式切削した。実験後、実施例1と同様に寸法の変化量を測定し表4に示した。
【0029】
【表4】
Figure 2004122264
【0030】
表4に示すように、試料1a〜4aでは寸法変化が10μm以下と小さく、加工面も白濁のない美しい加工面が得られた。試料5a、6aおよび試料7aは、試料1a〜4aに比較して、欠損、チッピングや摩耗、寸法変化が大きく、加工面品位に劣る。
【0031】
(実施例3)
サーメット母材が切削性能に及ぼす影響を確認するために表5に示すサーメット合金母材に逃げ面に0.7μm、すくい面に1.5μmのTiAlNを被覆したサンプルを製作した。その他は実施例1に同様とした。次に前記形態の試料を一般的に用いられるホルダーに取り付けた切削工具として、切削加工実験を行った。
【0032】
実験は、直径12mm、長さ10mmの丸材のSUS430Fからなる被削材を次の切削条件で、1000ヶ加工して、加工面の品位と寸法のばらつきを調査した。切削条件は、一般的な高精度部品の旋削加工を想定して、切削速度50m/分、切り込み量0.1mm、送り速度0.05mm/rev.で湿式切削した。実験後、実施例1と同様に寸法の変化量を測定した。
【0033】
【表5】
Figure 2004122264
【0034】
表5の結果より、超硬合金を母材とした場合と同様に、試料1b、2bでは寸法変化が10μm以下と小さい。これに対し試料3bと試料4bは、試料1b、2bと比較して欠損や摩耗、寸法変化が大きかった。
【0035】
なお、上記実施例1〜3においては、コーティング層としてTiAlN層を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明のコーティング層は、周期律表IVa、Va、VIa族元素、Al及び、Geからなる群から選ばれる元素の炭化物、窒化物、炭窒化物、硼窒化物、酸化物とそれらの固溶体からなる群より選ばれた1種以上の化合物からなる1層以上の膜からなる。こうして、白濁のない、良好な加工面品位から得られ、寸法変化も小さくなることを確認した。
【0036】
さらに、コーティング層の材質については、TiCN、TiN、TiAlN、などが特に適しており、単層であっても多層であっても同様の効果が得られることを確認した。
【0037】
さらに、本実施形態では外径の旋削加工にて、その効果を説明したが、前挽き旋削加工だけではなく、図3に示すような刃先交換チップである内径旋削加工用工具や、図4に示すような刃先交換チップである後挽き旋削用工具、または、溝入れ加工用工具、ねじ切り加工用工具などでも同様の効果が得られる。
【0038】
また、切削工具の形状としては、逃げ角が5°〜20°程度のものが、切れ味と耐欠損性を両立する上で望ましい。すくい角については、一般的なステンレスや鋼の加工では5°〜30°程度のすくい角をつけると切れ味が良く、本発明の効果を向上させることが可能である。例えば、真鍮や黄銅の加工においてすくい角は、むしろ0°の方が良い場合もある。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、特にマイクロメートル単位の高い精度が要求される部品の旋削加工において、ステンレスなどの溶着しやすい被削材を、小さな寸法ばらつきで高精度かつ、良好な仕上げ面粗さで長時間加工することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係わる刃先交換チップの切れ刃の拡大断面図、図1(b)は、刃先交換チップの側面図である。
【図2】本発明の実施例1に用いた刃先交換工具である被覆切削工具の外観図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す刃先交換工具である被覆切削工具の外観図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す高精度加工用被覆切削工具の外観図である。
【符号の説明】
1  刃先交換チップ
2  すくい面のコーティング層
3  逃げ面のコーティング層
4  母材
5  切れ刃

Claims (6)

  1. 超硬合金もしくはサーメットを母材としてコーティング層を被覆した被覆切削工具において、該切れ刃がシャープエッジで、切れ刃の表面粗さが中心線平均粗さRa:0.4μm以下であって、
    逃げ面のコーティング層の膜厚が1μm以下でかつ、すくい面のコーティング層の膜厚が0.4〜3μmであることを特徴とする被覆切削工具。
  2. 前記逃げ面のコーティング層の膜厚が0.2〜1μmであって、すくい面のコーティング層の膜厚よりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の被覆切削工具。
  3. すくい面のコーティング層の膜厚が0.4〜2μmで、かつ、逃げ面とすくい面のコーティング層膜厚の比が1:2以上であることを特徴とする請求項2に記載の被覆切削工具。
  4. 前記超硬合金は、3〜12質量%の結合材と残部が炭化タングステン及び不可避不純物からなり、ビッカース硬度が14〜22GPaであり、該炭化タングステンの平均粒径が0.3〜2μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の被覆切削工具。
  5. 前記サーメットは、10〜20質量%の結合材と3〜6質量%の窒素を含有するチタン系硬質粒子及び不可避不純物からなり、ビッカース硬度が14〜22GPaであり、かつ該チタン系硬質粒子の平均粒径が0.3〜2μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されている被覆切削工具。
  6. 前記コーティング層は、周期律表IVa、Va、VIa族元素、Al及び、Geからなる群から選ばれる1種以上の元素の炭化物、窒化物、炭窒化物、硼窒化物、酸化物とそれらの固溶体からなる群より選ばれた少なくとも1種からなる1層以上の膜であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の被覆切削工具。
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