JP2004117755A - アクティブマトリクス基板および表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バスラインを共有する複数の表示パネルを有する表示装置において、各表示パネルの表示の際にはブロック分かれなどの表示不良を生じさせない。
【解決手段】表示装置1は、互いにソースバスライン9を共有するTFT基板4・6を含んでいる、メインパネル2・サブパネル3を備えている。メインパネル2には、ソースバスライン9に、導通をオンオフするためのスイッチ構造としてのSW−TFT15が備えられている。メインパネル2を表示するときには、SW−TFT15をオフにするので、各ソースバスライン9の容量をほぼ均一にすることができ、ソース信号の遅延の差によるブロック分かれを生じさせない。また、メインパネル2の表示の際にサブパネル3の容量が負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】表示装置1は、互いにソースバスライン9を共有するTFT基板4・6を含んでいる、メインパネル2・サブパネル3を備えている。メインパネル2には、ソースバスライン9に、導通をオンオフするためのスイッチ構造としてのSW−TFT15が備えられている。メインパネル2を表示するときには、SW−TFT15をオフにするので、各ソースバスライン9の容量をほぼ均一にすることができ、ソース信号の遅延の差によるブロック分かれを生じさせない。また、メインパネル2の表示の際にサブパネル3の容量が負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブマトリクス基板および表示装置に関するものであり、より詳細には、液晶、有機EL、無機ELのような表示媒体を用いたアクティブマトリクス基板、およびアクティブマトリクス基板を備えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の表示パネルとして、例えば2枚の表示パネルを備えたツインパネルが用いられるようになっている。一例として図10に示すように、ツインパネル81は、メインパネル82とサブパネル83とからなる。
【0003】
メインパネル82は、基板上に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)92が設けられたTFT基板84と、このTFT基板84に対向する対向基板85と、TFT基板84と対向基板85との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)94とを含んでいる。
【0004】
TFT基板84上には、複数のゲートバスライン88と複数のソースバスライン89とが設けられている。このゲートバスライン88とソースバスライン89との交差部の近傍に、TFT92が配置されている。このTFT92は、ゲートがゲートバスライン88に接続され、ソースがソースバスライン89に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。そして、この画素電極と、対向基板85に設けられた対向電極(COM)93との間で、画素としてのLC94に電圧を印加する。これを各TFT92において行うことによって、画像を表示する。
【0005】
また、メインパネル82には、さらにゲートドライバ90とソースドライバ91とが備えられている。ゲートドライバ90からの引き出し線がゲートバスライン88に接続され、ソースドライバ91からの引き出し線がソースバスライン89に接続されている。そして、ゲートドライバ90、ソースドライバ91から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0006】
一方、サブパネル83は、基板上に薄膜トランジスタ92が設けられたTFT基板86と、このTFT基板86に対向する対向基板87と、TFT基板86と対向基板87との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)94とを含んでいる。
【0007】
このサブパネル83は、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)を介してメインパネル82と接続されている。これによって、メインパネル82のゲートドライバ90およびソースドライバ91から、メインパネル82内の配線とFPC(Flexible Printed Circuits)とを介して、サブパネル83の各バスラインに、ゲート信号電圧またはソース信号電圧が印加される。
【0008】
TFT基板86上には、複数のゲートバスライン88と複数のソースバスライン89とが設けられている。このゲートバスライン88とソースバスライン89との交差部の近傍に、TFT92が配置されている。このTFT92は、ゲートがゲートバスライン88に接続され、ソースがソースバスライン89に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。そして、この画素電極と、対向基板85に設けられた対向電極(COM)93との間で、画素としてのLC94に電圧を印加する。これを各TFT92において行うことによって、画像を表示する。
【0009】
これによって、メインパネル82またはサブパネル83において、画像を表示することができる。なお、メインパネル82とサブパネル83とで共有するバスラインは、図10に示すソースバスライン89に限るものではなく、ゲートバスラインであってもよい。
【0010】
なお、従来のアクティブマトリックス方式液晶表示体に関して、例えば日本国の公開特許公報「特開平7−168208号公報(公開日:1995年7月4日)」には、結合容量を介して駆動信号が供給される場合に、それぞれの結合容量の値をほぼ同じとした構成が開示されている。これによって、表示ムラのない表示を行うことができた。
【0011】
【特許文献1】
特開平7−168208号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のツインパネル81の構成においては、メインパネル82における表示の際に、ソース信号の遅延の差によって、ブロック分かれなどの表示不良が発生してしまうという問題を生ずる。
【0013】
ここで、図10に示すように、ツインパネル81は、メインパネル82とサブパネル83とで、それぞれソースバスライン89の本数が異なっている。この場合に、メインパネル82のソースバスライン89は、サブパネル83と共有される第1の配線群95と、サブパネル83と共有されない第2の配線群96とからなる。
【0014】
第1の配線群95においては、メインパネル82を駆動させるとき、サブパネル83の容量も負荷となるので、例えばメインパネル82の容量が20pF、サブパネル83の容量が10pFならば、ソースバスライン容量は30pFとなる。
【0015】
しかしながら、第2の配線群96においては、サブパネル83の容量は負荷とならないので、20pFのソースバスライン容量となる。
【0016】
このため、メインパネル82の表示の際には、ソースバスライン容量の違いによるソース信号の遅延の差が、第1の配線群95と第2の配線群96との境界で顕著になってしまい、ブロック分かれなどの表示不良が発生してしまう。
【0017】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バスラインを共有する複数の表示パネルを有する表示装置に用いられるアクティブマトリクス基板であって、各表示パネルにおいてブロック分かれなどの表示不良を生じさせないアクティブマトリクス基板および表示装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板において、上記ソースバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっていることを特徴としている。
【0019】
上記アクティブマトリクス基板は、例えば表示装置に用いられる際には、対向電極を備えた対向基板と画素電極の設けられた面とを向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いられる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0020】
上記アクティブマトリクス基板は、ソースバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっている。
【0021】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してソースバスラインを共有することができる。この場合には、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインに接続される。
【0022】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ソースバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0023】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ソースドライバからのソース信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFT(Thin Film Transistor)のようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばゲートドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0024】
より詳細には、例えばソースドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にソース信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0025】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ソースバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量と結合することはない。
【0026】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号(ソース信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0027】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0028】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインと接続されるものであればよい。
【0029】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のゲートドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはソースドライバであってもよい。ただし、ゲートドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ソースドライバがこの制御信号を供給する場合には、ソースドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のソースバスラインに含まれないものとする。
【0030】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板において、上記ゲートバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっていることを特徴としている。
【0031】
上記アクティブマトリクス基板は、例えば表示装置に用いられる際には、対向電極を備えた対向基板と画素電極の設けられた面とを向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いられる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0032】
上記アクティブマトリクス基板は、ゲートバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっている。
【0033】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してゲートバスラインを共有することができる。この場合には、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインに接続される。
【0034】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ゲートバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ゲートドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0035】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ゲートドライバからのゲート信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFTのようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばソースドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのゲート信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0036】
より詳細には、例えばゲートドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にゲート信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0037】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ゲートバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量と結合することはない。
【0038】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号(ゲート信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0039】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0040】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインと接続されるものであればよい。
【0041】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のソースドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはゲートドライバであってもよい。ただし、ソースドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ゲートドライバがこの制御信号を供給する場合には、ゲートドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のゲートバスラインに含まれないものとする。
【0042】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、少なくとも一つの表示パネルの上記アクティブマトリクス基板は、上記ソースバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有する上記アクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されていることを特徴としている。
【0043】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0044】
上記少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ソースバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続されている。
【0045】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してソースバスラインを共有している。言い換えると、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインに接続される。
【0046】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ソースバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0047】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ソースドライバからのソース信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFTのようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばゲートドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0048】
より詳細には、例えばソースドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にソース信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0049】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ソースバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量と結合することはない。
【0050】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号(ソース信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0051】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0052】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインと接続されるものであればよい。
【0053】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のゲートドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはソースドライバであってもよい。ただし、ゲートドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ソースドライバがこの制御信号を供給する場合には、ソースドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のソースバスラインに含まれないものとする。
【0054】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、少なくとも一つの表示パネルの上記アクティブマトリクス基板は、上記ゲートバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有する上記アクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されていることを特徴としている。
【0055】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0056】
上記少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ゲートバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続されている。
【0057】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してゲートバスラインを共有している。言い換えると、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインに接続される。
【0058】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ゲートバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ゲートドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0059】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ゲートドライバからのゲート信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFTのようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばソースドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのゲート信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0060】
より詳細には、例えばゲートドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にゲート信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0061】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ゲートバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量と結合することはない。
【0062】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号(ゲート信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0063】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0064】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインと接続されるものであればよい。
【0065】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のソースドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはゲートドライバであってもよい。ただし、ソースドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ゲートドライバがこの制御信号を供給する場合には、ゲートドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のゲートバスラインに含まれないものとする。
【0066】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、上記ソースバスラインの本数が互いに同じである上記アクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインは、ソースバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインと互いに接続されていることを特徴としている。
【0067】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0068】
上記表示装置には、互いにソースバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板が複数含まれており、これらのアクティブマトリクス基板のソースバスラインは互いに接続されている。すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他の一つのアクティブマトリクス基板と接続してソースバスラインを共有している。
【0069】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他の一つのアクティブマトリクス基板とでソースバスラインを共有すれば、これらのアクティブマトリクス基板を用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバの出力端子の数を削減して、コンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0070】
また、互いにソースバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のソースバスラインが互いに接続されているので、各アクティブマトリクス基板において、各ソースバスラインの容量に違いを生じることがない。したがって、ソース信号の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。
【0071】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、上記ゲートバスラインの本数が互いに同じである上記アクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインは、ゲートバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインと互いに接続されていることを特徴としている。
【0072】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0073】
上記表示装置には、互いにゲートバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板が複数含まれており、これらのアクティブマトリクス基板のゲートバスラインは互いに接続されている。すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他の一つのアクティブマトリクス基板と接続してゲートバスラインを共有している。
【0074】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他の一つのアクティブマトリクス基板とでゲートバスラインを共有すれば、これらのアクティブマトリクス基板を用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ゲートドライバの出力端子の数を削減して、コンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0075】
また、互いにゲートバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のゲートバスラインが互いに接続されているので、各アクティブマトリクス基板において、各ゲートバスラインの容量に違いを生じることがない。したがって、ゲート信号の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。
【0076】
なお、上述の構成において、ソースドライバまたはゲートドライバは、いずれのアクティブマトリクス基板に設けてもよい。また、各アクティブマトリクス基板の画素のサイズは、それぞれ任意に設定できる。また、上述のアクティブマトリクス基板を有する表示パネルは、一つの表示パネルのみに画像が表示される構成であってもよいし、または複数の表示パネルに同時に画像が表示される構成であってもよい。
【0077】
【発明の実施の形態】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、例えば折り畳み式携帯電話の表面パネル(メインパネル)または裏面パネル(サブパネル)に用いられる、アクティブ型(TFT(Thin Film Transistor),TFD(Thin Film Diode)等)のスイッチング素子で構成されているアクティブマトリクス基板である。本発明に係る表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示パネルを備えている。
【0078】
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1ないし図6に基づいて説明すると以下の通りである。
【0079】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。この表示装置は、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)の表示装置として用いられる。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0080】
上記の表示装置1は、図1に示すように、メインパネル(表示パネル)2とサブパネル(表示パネル)3とを備えている。メインパネル2とサブパネル3とは、ソースバスライン9を共有している。
【0081】
メインパネル2は、基板上に薄膜トランジスタ(TFT、スイッチング素子)12が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)4と、このTFT基板4に対向する対向基板5と、TFT基板4と対向基板5との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)14とを含んでいる。
【0082】
TFT基板4上には、複数のゲートバスライン8と複数のソースバスライン9とが設けられている。このゲートバスライン8とソースバスライン9との交差部の近傍に、TFT12が配置されている。このTFT12は、ゲートがゲートバスライン8に接続され、ソースがソースバスライン9に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。
【0083】
図2(b)に示すように、TFT基板4上の画素電極と、対向基板5に設けられた対向電極(COM)13との間で、画素としてのLC14に電圧を印加する。これを各TFT12において行うことによって、図2(a)に示す表示部2bに画像を表示する。なお、図2(a)に示す接続部2aは、サブパネル3との接続部を模式的に示すものである。
【0084】
図1に戻ると、メインパネル2には、さらにゲートドライバ(ゲート駆動用IC)10とソースドライバ(ソース駆動用IC)11とが備えられている。ゲートドライバ10からの引き出し線がゲートバスライン8に接続され、ソースドライバ11からの引き出し線がソースバスライン9に接続されている。そして、ゲートドライバ10、ソースドライバ11から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0085】
また、メインパネル2のTFT基板4は、導通をオンオフするためのスイッチングTFT(SW−TFT、スイッチ構造)15を、ソースバスライン9に備えている。このSW−TFT15は、ゲートドライバ10から引き出されたゲートバスライン8にゲートが接続されている。SW−TFT15は、ゲートドライバ10からの制御信号に応じてオンオフが切り替わる。これによってソースバスライン9の導通をオンオフするようになっている。そして、このSW−TFT15の一端が、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)を介して、サブパネル3のソースバスライン9に接続されている。
【0086】
一方、サブパネル3は、基板上に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)12が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)6と、このTFT基板6に対向する対向基板7と、TFT基板6と対向基板7との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)14とを含んでいる。
【0087】
TFT基板6上には、複数のゲートバスライン8と複数のソースバスライン9とが設けられている。このゲートバスライン8とソースバスライン9との交差部の近傍に、TFT12が配置されている。このTFT12は、ゲートがゲートバスライン8に接続され、ソースがソースバスライン9に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。
【0088】
そして、図3(b)に示すように、TFT基板6上の画素電極と、対向基板5に設けられた対向電極(COM)13との間で、画素としてのLC14に電圧を印加する。これを各TFT12において行うことによって図3(a)に示す表示部3bに画像を表示する。なお、図3(a)に示す接続部3aは、メインパネル2との接続部を模式的に示すものである。
【0089】
ここで、メインパネル2とサブパネル3とは、図4に示すように、メインパネル2の接続部2aの側が、FPC17を介してサブパネル3の接続部3aの側と接続されている。これによって、メインパネル2のゲートドライバ10およびソースドライバ11から、メインパネル2内の配線とFPC17とを介して、サブパネル3の各バスラインへと、ゲート信号電圧またはソース信号電圧が供給される。
【0090】
また、表示装置1において、このメインパネル2とサブパネル3とは、図5に示すように、導光板18を挟むようにして折りたたまれて備えられている。FPC17は、メインパネル2のTFT基板4とサブパネル3のTFT基板6とにそれぞれ圧着されている。そして、例えば図示しない光源からの光が導光板18を介してメインパネル2とサブパネル3とを照射する。
【0091】
このように、メインパネル2とサブパネル3とで、ソースバスライン9を共有することによって、表示エリア2b・3b周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバ11の出力端子の数を削減して、コンパクトな表示モジュールを有する表示装置1を実現できる。
【0092】
ここで、表示装置1における駆動方法について、図6に基づいて説明をする。
【0093】
まず、通常の液晶パネルにおける駆動方法について簡単に説明する。通常のTFT液晶パネルの表示エリア19として示す領域に対して、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバからのゲートクロックパルスが各ゲートバスラインへと順次印加される。ここで、オンしているゲートバスラインに対して、ソースドライバから各ソースバスラインに所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これを各ゲートバスラインにて行うことによって、表示エリア19全体にわたって表示を行う。
【0094】
一方、本実施形態の表示装置1は、メインパネル2とサブパネル3とを、図6の最左部に示すタイミングチャートのように駆動する。すなわち、ゲートドライバ10からのゲートクロックパルスを、サブパネル3の各ゲートバスライン8、メインパネル2の各ゲートバスライン8へと順次印加する。なお、SW−TFT15へと接続されるゲートバスライン8には、ゲートクロックパルスとは異なる制御信号がゲートドライバ10から印加される。この制御信号については後述する。そして、オンしているゲートバスライン8に対して、ソースドライバ11から各ソースバスライン9に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これをTFT12の接続されている各ゲートバスライン8にて行うことによって、サブパネル3の表示エリア3bと、メインパネル2の表示エリア2bとにわたって表示を行う。
【0095】
より詳細には、サブパネル3を表示するときには、SW−TFT15のゲートへ接続されているゲートバスライン8に、オンとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群16が全てオンになる。したがって、サブパネル3へソース信号電圧が供給される。
【0096】
一方、メインパネル2を表示するときには、SW−TFT15のゲートへ接続されているゲートバスライン8に、オフとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群16が全てオフになる。この場合、サブパネル3にはソース信号電圧が供給されない。
【0097】
このように、メインパネル2を表示する際に、各SW−TFT15をオフにするので、各ソースバスライン9の容量をほぼ均一にすることができる。したがって、各ソースバスライン9に容量差が存在する場合の、ソース信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。
【0098】
また、メインパネル2の表示のときには、サブパネル3の容量が負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0099】
ここで、この低消費電流化について説明する。ここでは、簡単のために、ソース信号の駆動が矩形波の交流駆動である場合について説明する。この場合、表示装置1における消費電流は、パネル周波数をF、ソースバスライン容量をC、ソース信号のピーク電圧差をVとすると、F×C×Vで表される。
【0100】
したがって、表示装置1のようにSW−TFT15を設けて、メインパネル2の表示時にSW−TFT15をオフにすれば、サブパネル3の容量分のCを低減できる。ここで、メインパネル2による容量分をC1、サブパネル3による容量分をC2とすると、図10に示すような従来の技術では消費電流がF×(C1+C2)×Vとなるのに対して、図1に示す表示装置1ではF×C1×Vとなり、F×C2×Vだけ消費電流を低減できる。ただし、サブパネル3を表示しているときには、低消費電流とはならない。
【0101】
なお、本実施形態においては、メインパネル2とサブパネル3には、同時に画像を表示することはない。この場合に、非表示状態となっている方の表示パネルにも、全画素同一階調の信号を入力するようになっている。この同一階調の信号としては、例えば白の信号を用いることができる。これは、このように駆動しないと、表示状態となっている方の表示パネルの画像が、非表示状態となっている方の表示パネルに映り込んでしまうからである。
【0102】
しかしながら、本発明はこの駆動方法に限るものではなく、例えばソースドライバに画像用のメモリを複数備えて、複数の表示パネルに、同時に画像を表示してもよい。
【0103】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をSW−TFT15へ印加するドライバは、上述のゲートドライバ10に限るものではなく、他のドライバであってもよい。ただし、ゲートドライバ10がこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップせずにTFT基板4を提供できる。また、アクティブマトリクス基板としてのTFT基板4を用いた表示装置1を、大型化せずに提供できる。
【0104】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図7に基づいて説明すると以下の通りである。
【0105】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0106】
本実施形態の表示装置21は、図7に示すように、メインパネル(表示パネル)22とサブパネル(表示パネル)23とで、ゲートバスライン28を共有している構成である。
【0107】
メインパネル22・サブパネル23は、それぞれ、基板上にTFT(スイッチング素子)32が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)24・26と、このTFT基板24・26に対向する対向基板25・27と、TFT基板24・26と対向基板25・27との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)34とを含んでいる。
【0108】
TFT基板24・26上には、複数のゲートバスライン28と複数のソースバスライン29とが設けられ、ゲートバスライン28とソースバスライン29との交差部の近傍に、TFT32が配置されている。このTFT32は、ゲートがゲートバスライン28に接続され、ソースがソースバスライン29に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。TFT基板24・26上の画素電極と、対向基板25・27に設けられた対向電極(COM)33との間で、画素としてのLC34に電圧を印加する。これを各TFT32において行うことによって、各パネルの表示部に画像を表示する。
【0109】
また、メインパネル22には、さらにゲートドライバ30とソースドライバ31とが備えられており、ゲートドライバ30からの引き出し線がゲートバスライン28に接続され、ソースドライバ31からの引き出し線がソースバスライン29に接続され、ゲートドライバ30、ソースドライバ31から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0110】
また、メインパネル22のTFT基板24は、図7に示すように、導通をオンオフするためのスイッチングTFT(SW−TFT、スイッチ構造)35を、ゲートバスライン28に備えている。このSW−TFT35は、ソースドライバ31から引き出されたソースバスライン29にゲートが接続されている。SW−TFT35は、ソースドライバ31からの制御信号に応じてオンオフが切り替わる。これによってゲートバスライン28の導通をオンオフするようになっている。そして、このSW−TFT35の一端が、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)を介して、サブパネル23のゲートバスライン28に接続されている。
【0111】
この構成において、表示装置21を、上述の表示装置1とほぼ同様に駆動することによって、メインパネル22またはサブパネル23に表示を行うことができる。
【0112】
すなわち、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバ30からのゲートクロックパルスを、サブパネル23の各ゲートバスライン8、メインパネル22の各ゲートバスライン8へと順次印加する。ここで、オンしているゲートバスライン28に対して、ソースドライバ31から各ソースバスライン29に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。なお、SW−TFT35へと接続されるソースバスライン29には、他のソースバスライン29とは異なる信号(制御信号)がソースドライバ31から印加される。この制御信号については後述する。そして、これを各ゲートバスライン28にて行うことによって、サブパネル23の表示エリアと、メインパネル22の表示エリアとにわたって表示を行う。
【0113】
より詳細には、サブパネル23を表示するときには、SW−TFT35のゲートへ接続されているソースバスライン29に、オンとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群36が全てオンになる。したがって、サブパネル23へゲート信号電圧が供給される。
【0114】
一方、メインパネル22を表示するときには、SW−TFT35のゲートへ接続されているソースバスライン29に、オフとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群36が全てオフになる。この場合、サブパネル23にはゲート信号電圧が供給されない。
【0115】
このように、メインパネル22を表示する際に、各SW−TFT35をオフにするので、各ゲートバスライン28の容量をほぼ均一にすることができる。したがって、各ゲートバスライン28に容量差が存在する場合の、ゲート信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。また、メインパネル22の表示のときには、サブパネル23の容量が負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。この低消費電流化については、上述の実施の形態1と同様の内容であるので説明を省略する。
【0116】
また、本実施形態においても、メインパネル22とサブパネル23には、同時に画像を表示することはない。この場合に、非表示状態となっている方の表示パネルにも、全画素同一階調の信号を入力するようになっている。この同一階調の信号としては、例えば白の信号を用いることができる。
【0117】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をSW−TFT35へ印加するドライバは、上述のソースドライバ31に限るものではなく、他のドライバであってもよい。ただし、ソースドライバ31がこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップせずにTFT基板24を提供できる。また、アクティブマトリクス基板としてのTFT基板24を用いた表示装置21を、大型化せずに提供できる。
【0118】
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図8に基づいて説明すると以下の通りである。
【0119】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0120】
上記の表示装置41は、図8に示すように、メインパネル(表示パネル)42とサブパネル(表示パネル)43とを備えている。この表示装置41は、メインパネル42とサブパネル43とでソースバスライン49を共有している構成であり、このソースバスライン49の本数がそれぞれ同じになっている。
【0121】
なお、メインパネル42とサブパネル43とでは、メインパネル42の画素サイズが大きくなっているため、メインパネル42の画面はサブパネル43の画面よりも大きくなっている。このように、画素サイズを調節して、メインパネル42とサブパネル43との大きさを適切なものにできる。例えばメインパネル42とサブパネル43とを同一サイズにすることもできる。
【0122】
メインパネル42・サブパネル43は、それぞれ、基板上にTFT(スイッチング素子)52が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)44・46と、このTFT基板44・46に対向する対向基板45・47と、TFT基板44・46と対向基板45・47との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)54とを含んでいる。
【0123】
TFT基板44・46上には、複数のゲートバスライン48と複数のソースバスライン49とが設けられ、ゲートバスライン48とソースバスライン49との交差部の近傍に、TFT52が配置されている。このTFT52は、ゲートがゲートバスライン48に接続され、ソースがソースバスライン49に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。TFT基板44・46上の画素電極と、対向基板45・47に設けられた対向電極(COM)53との間で、画素としてのLC54に電圧を印加する。これを各TFT52において行うことによって、各パネルの表示部に画像を表示する。
【0124】
また、メインパネル42には、さらにゲートドライバ50とソースドライバ51とが備えられており、ゲートドライバ50からの引き出し線がゲートバスライン48に接続され、ソースドライバ51からの引き出し線がソースバスライン49に接続され、ゲートドライバ50、ソースドライバ51から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0125】
この構成において、表示装置41を、上述の表示装置1とほぼ同様に駆動することによって、メインパネル42またはサブパネル43に表示を行うことができる。
【0126】
すなわち、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバ50からのゲートクロックパルスを、サブパネル43の各ゲートバスライン48、メインパネル42の各ゲートバスライン48へと順次印加する。ここで、オンしているゲートバスライン48に対して、ソースドライバ51から各ソースバスライン49に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これを各ゲートバスライン48にて行うことによって、サブパネル43の表示エリアと、メインパネル42の表示エリアとにわたって表示を行う。
【0127】
より詳細には、サブパネル43のゲートバスライン48にゲート信号電圧が供給されるとき、サブパネル43が表示される。一方、メインパネル42のゲートバスライン48にゲート信号電圧が供給されるとき、メインパネル42が表示される。
【0128】
ここで、メインパネル42とサブパネル43とのソースバスラインの本数は同じであるので、各表示パネルにおいて、各ソースバスライン49の容量はほぼ均一となる。
【0129】
したがって、各ソースバスライン49に容量差を発生させないので、ソース信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。
【0130】
このように、メインパネル42とサブパネル43とのソースバスライン本数を同じにすることによって、容量差大による、メインパネル42でのブロック分かれの問題を解決できる。なお、メインパネルとサブパネルとのソースバスライン本数が異なる場合には、メインパネルの表示の時にサブパネルの容量が負荷となってしまう。このため、低消費電流化という観点では課題が残る。
【0131】
なお、本実施形態においても、メインパネル42とサブパネル43には、同時に画像を表示することはない。この場合に、非表示状態となっている方の表示パネルにも、全画素同一階調の信号を入力するようになっている。この同一階調の信号としては、例えば白の信号を用いることができる。
【0132】
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について図9に基づいて説明すると以下の通りである。
【0133】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0134】
本実施形態の表示装置61は、図9に示すように、メインパネル(表示パネル)62とサブパネル(表示パネル)63とでゲートバスライン68を共有しており、このゲートバスライン68の本数がそれぞれ同じになっている。
【0135】
メインパネル62・サブパネル63は、それぞれ、基板上にTFT(スイッチング素子)72が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)64・66と、このTFT基板64・66に対向する対向基板65・67と、TFT基板64・66と対向基板65・67との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)74とを含んでいる。
【0136】
TFT基板64・66上には、複数のゲートバスライン68と複数のソースバスライン69とが設けられ、ゲートバスライン68とソースバスライン69との交差部の近傍に、TFT72が配置されている。このTFT72は、ゲートがゲートバスライン68に接続され、ソースがソースバスライン69に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。TFT基板64・66上の画素電極と、対向基板65・67に設けられた対向電極(COM)73との間で、画素としてのLC74に電圧を印加する。これを各TFT72において行うことによって、各パネルの表示部に画像を表示する。
【0137】
また、メインパネル62には、さらにゲートドライバ70とソースドライバ71とが備えられており、ゲートドライバ70からの引き出し線がゲートバスライン68に接続され、ソースドライバ71からの引き出し線がソースバスライン69に接続され、ゲートドライバ70、ソースドライバ71から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0138】
この構成において、表示装置61を、上述の表示装置21とほぼ同様に駆動することによって、メインパネル62またはサブパネル63に表示を行うことができる。
【0139】
すなわち、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバ70からのゲートクロックパルスを、サブパネル63の各ゲートバスライン68、メインパネル62の各ゲートバスライン68へと順次印加する。ここで、オンしているゲートバスライン68に対して、ソースドライバ71から各ソースバスライン69に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これを各ゲートバスライン68にて行うことによって、サブパネル63の表示エリアと、メインパネル62の表示エリアとにわたって表示を行う。
【0140】
より詳細には、サブパネル63を表示するときには、ゲートバスライン48から各TFT72のゲートへオンとなるようにゲート信号電圧を供給するとともに、メインパネル62のソースバスライン69に白信号を供給し、サブパネル63のソースバスライン69に画像信号を供給する。
【0141】
一方、メインパネル62を表示するときには、ゲートバスライン68から各TFT72のゲートへオンとなるようにゲート信号電圧を供給するとともに、メインパネル62のソースバスライン69に画像信号を供給し、サブパネル63のソースバスライン69に白信号を供給する。
【0142】
このように、メインパネル62、およびサブパネル63において、それぞれ、備えられているゲートバスライン容量、ソースバスライン容量とをほぼ均一にできる。したがって、各バスライン68・69に容量差が存在する場合の、信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。
【0143】
以上のように、本発明は、液晶、有機EL、無機ELのような表示媒体を用いた、携帯電話、PDAなど低消費電力およびコンパクト化が要求される機器に搭載されるアクティブマトリクス基板および表示装置に関するものである。
【0144】
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。また、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0145】
上述の具体的な実施の形態は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明はそのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0146】
【発明の効果】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、以上のように、ソースバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっている構成である。
【0147】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0148】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0149】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、以上のように、ゲートバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっている構成である。
【0150】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0151】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0152】
本発明に係る表示装置は、以上のように、少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ソースバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のソースバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されている構成である。
【0153】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0154】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0155】
本発明に係る表示装置は、以上のように、少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ゲートバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のゲートバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されている構成である。
【0156】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのゲート信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0157】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0158】
本発明に係る表示装置は、以上のように、ソースバスラインの本数が互いに同じであるアクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板のソースバスラインは、ソースバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板のソースバスラインと互いに接続されている構成である。
【0159】
それゆえ、互いにソースバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のソースバスラインが互いに接続されており、各アクティブマトリクス基板において各ソースバスラインの容量に違いを生じることがないので、ソース信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0160】
本発明に係る表示装置は、以上のように、ゲートバスラインの本数が互いに同じであるアクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板のゲートバスラインは、ゲートバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと互いに接続されている構成である。
【0161】
それゆえ、互いにゲートバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のゲートバスラインが互いに接続されており、各アクティブマトリクス基板において各ゲートバスラインの容量に違いを生じることがないので、ゲート信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクティブマトリクス基板の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図2】(a)は上記アクティブマトリクス基板を有するメインパネルの概略を示す平面図であり、(b)は上記メインパネルの概略を示す側面図である。
【図3】(a)は上記アクティブマトリクス基板を有するサブパネルの概略を示す平面図であり、(b)は上記サブパネルの概略を示す側面図である。
【図4】上記メインパネルと上記サブパネルとがFPCによって接続された状態を示す平面図である。
【図5】上記メインパネルと上記サブパネルとが、FPCによって接続されて携帯型の表示装置として組み立てられた状態の一例を示す側面図である。
【図6】本発明に係る表示装置におけるクロック制御駆動を、従来のTFT液晶パネルと比較して説明する説明図である。
【図7】本発明に係るアクティブマトリクス基板の他の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図8】本発明に係るアクティブマトリクス基板のさらに他の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図9】本発明に係るアクティブマトリクス基板のさらに他の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図10】従来のアクティブマトリクス基板の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【符号の説明】
1、21、41、61 表示装置
2、22、42、62 メインパネル(表示パネル)
3、23、43、63 サブパネル(表示パネル)
4、24、44、64 TFT基板(アクティブマトリクス基板)
5、25、45、65 対向基板
6、26、46、66 TFT基板(アクティブマトリクス基板)
7、27、47、67 対向基板
8、28、48、68 ゲートバスライン
9、29、49、69 ソースバスライン
10、30、50、70 ゲートドライバ
11、31、51、71 ソースドライバ
12、32、52、72 TFT(スイッチング素子)
13、33、53、73 COM(対向電極)
14、34、54、74 LC(液晶層、画素)
15、35 SW−TFT(スイッチングTFT、スイッチ構造)
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブマトリクス基板および表示装置に関するものであり、より詳細には、液晶、有機EL、無機ELのような表示媒体を用いたアクティブマトリクス基板、およびアクティブマトリクス基板を備えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の表示パネルとして、例えば2枚の表示パネルを備えたツインパネルが用いられるようになっている。一例として図10に示すように、ツインパネル81は、メインパネル82とサブパネル83とからなる。
【0003】
メインパネル82は、基板上に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)92が設けられたTFT基板84と、このTFT基板84に対向する対向基板85と、TFT基板84と対向基板85との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)94とを含んでいる。
【0004】
TFT基板84上には、複数のゲートバスライン88と複数のソースバスライン89とが設けられている。このゲートバスライン88とソースバスライン89との交差部の近傍に、TFT92が配置されている。このTFT92は、ゲートがゲートバスライン88に接続され、ソースがソースバスライン89に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。そして、この画素電極と、対向基板85に設けられた対向電極(COM)93との間で、画素としてのLC94に電圧を印加する。これを各TFT92において行うことによって、画像を表示する。
【0005】
また、メインパネル82には、さらにゲートドライバ90とソースドライバ91とが備えられている。ゲートドライバ90からの引き出し線がゲートバスライン88に接続され、ソースドライバ91からの引き出し線がソースバスライン89に接続されている。そして、ゲートドライバ90、ソースドライバ91から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0006】
一方、サブパネル83は、基板上に薄膜トランジスタ92が設けられたTFT基板86と、このTFT基板86に対向する対向基板87と、TFT基板86と対向基板87との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)94とを含んでいる。
【0007】
このサブパネル83は、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)を介してメインパネル82と接続されている。これによって、メインパネル82のゲートドライバ90およびソースドライバ91から、メインパネル82内の配線とFPC(Flexible Printed Circuits)とを介して、サブパネル83の各バスラインに、ゲート信号電圧またはソース信号電圧が印加される。
【0008】
TFT基板86上には、複数のゲートバスライン88と複数のソースバスライン89とが設けられている。このゲートバスライン88とソースバスライン89との交差部の近傍に、TFT92が配置されている。このTFT92は、ゲートがゲートバスライン88に接続され、ソースがソースバスライン89に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。そして、この画素電極と、対向基板85に設けられた対向電極(COM)93との間で、画素としてのLC94に電圧を印加する。これを各TFT92において行うことによって、画像を表示する。
【0009】
これによって、メインパネル82またはサブパネル83において、画像を表示することができる。なお、メインパネル82とサブパネル83とで共有するバスラインは、図10に示すソースバスライン89に限るものではなく、ゲートバスラインであってもよい。
【0010】
なお、従来のアクティブマトリックス方式液晶表示体に関して、例えば日本国の公開特許公報「特開平7−168208号公報(公開日:1995年7月4日)」には、結合容量を介して駆動信号が供給される場合に、それぞれの結合容量の値をほぼ同じとした構成が開示されている。これによって、表示ムラのない表示を行うことができた。
【0011】
【特許文献1】
特開平7−168208号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のツインパネル81の構成においては、メインパネル82における表示の際に、ソース信号の遅延の差によって、ブロック分かれなどの表示不良が発生してしまうという問題を生ずる。
【0013】
ここで、図10に示すように、ツインパネル81は、メインパネル82とサブパネル83とで、それぞれソースバスライン89の本数が異なっている。この場合に、メインパネル82のソースバスライン89は、サブパネル83と共有される第1の配線群95と、サブパネル83と共有されない第2の配線群96とからなる。
【0014】
第1の配線群95においては、メインパネル82を駆動させるとき、サブパネル83の容量も負荷となるので、例えばメインパネル82の容量が20pF、サブパネル83の容量が10pFならば、ソースバスライン容量は30pFとなる。
【0015】
しかしながら、第2の配線群96においては、サブパネル83の容量は負荷とならないので、20pFのソースバスライン容量となる。
【0016】
このため、メインパネル82の表示の際には、ソースバスライン容量の違いによるソース信号の遅延の差が、第1の配線群95と第2の配線群96との境界で顕著になってしまい、ブロック分かれなどの表示不良が発生してしまう。
【0017】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バスラインを共有する複数の表示パネルを有する表示装置に用いられるアクティブマトリクス基板であって、各表示パネルにおいてブロック分かれなどの表示不良を生じさせないアクティブマトリクス基板および表示装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板において、上記ソースバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっていることを特徴としている。
【0019】
上記アクティブマトリクス基板は、例えば表示装置に用いられる際には、対向電極を備えた対向基板と画素電極の設けられた面とを向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いられる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0020】
上記アクティブマトリクス基板は、ソースバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっている。
【0021】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してソースバスラインを共有することができる。この場合には、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインに接続される。
【0022】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ソースバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0023】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ソースドライバからのソース信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFT(Thin Film Transistor)のようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばゲートドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0024】
より詳細には、例えばソースドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にソース信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0025】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ソースバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量と結合することはない。
【0026】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号(ソース信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0027】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0028】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインと接続されるものであればよい。
【0029】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のゲートドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはソースドライバであってもよい。ただし、ゲートドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ソースドライバがこの制御信号を供給する場合には、ソースドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のソースバスラインに含まれないものとする。
【0030】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板において、上記ゲートバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっていることを特徴としている。
【0031】
上記アクティブマトリクス基板は、例えば表示装置に用いられる際には、対向電極を備えた対向基板と画素電極の設けられた面とを向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いられる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0032】
上記アクティブマトリクス基板は、ゲートバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっている。
【0033】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してゲートバスラインを共有することができる。この場合には、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインに接続される。
【0034】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ゲートバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ゲートドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0035】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ゲートドライバからのゲート信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFTのようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばソースドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのゲート信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0036】
より詳細には、例えばゲートドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にゲート信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0037】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ゲートバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量と結合することはない。
【0038】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号(ゲート信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0039】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0040】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインと接続されるものであればよい。
【0041】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のソースドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはゲートドライバであってもよい。ただし、ソースドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ゲートドライバがこの制御信号を供給する場合には、ゲートドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のゲートバスラインに含まれないものとする。
【0042】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、少なくとも一つの表示パネルの上記アクティブマトリクス基板は、上記ソースバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有する上記アクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されていることを特徴としている。
【0043】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0044】
上記少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ソースバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続されている。
【0045】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してソースバスラインを共有している。言い換えると、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインに接続される。
【0046】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ソースバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0047】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ソースドライバからのソース信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFTのようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばゲートドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0048】
より詳細には、例えばソースドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にソース信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0049】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ソースバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインの容量と結合することはない。
【0050】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号(ソース信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0051】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0052】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するソースバスラインと接続されるものであればよい。
【0053】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のゲートドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはソースドライバであってもよい。ただし、ゲートドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ソースドライバがこの制御信号を供給する場合には、ソースドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のソースバスラインに含まれないものとする。
【0054】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、少なくとも一つの表示パネルの上記アクティブマトリクス基板は、上記ゲートバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有する上記アクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されていることを特徴としている。
【0055】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0056】
上記少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ゲートバスラインにスイッチ構造を備えている。そして、このスイッチ構造の一端が、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続されている。
【0057】
すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他のアクティブマトリクス基板と接続してゲートバスラインを共有している。言い換えると、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインは、スイッチ構造を介して、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインに接続される。
【0058】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とで、ゲートバスラインを共有すれば、上記アクティブマトリクス基板と他のアクティブマトリクス基板とを用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ゲートドライバ数及び出力端子の数を削減して、低コストでコンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0059】
また、上記アクティブマトリクス基板においては、ゲートドライバからのゲート信号電圧が、スイッチ構造を介することになる。このスイッチ構造とは、例えばTFTのようなスイッチング素子である。このスイッチ構造は、例えばソースドライバからの制御信号に応じて導通をオンオフする。このように、スイッチ構造の導通をオンオフすれば、他のアクティブマトリクス基板へのゲート信号電圧の供給のオンオフを切り替えることができる。
【0060】
より詳細には、例えばゲートドライバが上記アクティブマトリクス基板に備えられている場合に、他のアクティブマトリクス基板への供給を行うときには、スイッチ構造をオンにする。これによって、他のアクティブマトリクス基板にゲート信号電圧が供給され、他のアクティブマトリクス基板を用いて表示を行うことができる。
【0061】
一方、他のアクティブマトリクス基板への供給を行わない場合には、スイッチ構造をオフにする。このようにスイッチ構造をオフにすれば、ゲートバスラインの容量は、上記アクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量のみとなり、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインの容量と結合することはない。
【0062】
したがって、このアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号(ゲート信号電圧)の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。したがって、上記アクティブマトリクス基板、または他のアクティブマトリクス基板を用いて表示をする際に、それぞれ表示を良好に行うことができる。
【0063】
また、上記アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0064】
なお、上記構成において、上記アクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数と、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインの本数とは、異なっていてもよいし、同じであってもよい。いずれの場合であっても、スイッチ構造を介して、上記他のアクティブマトリクス基板の有するゲートバスラインと接続されるものであればよい。
【0065】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をスイッチ構造へ印加するドライバは、上述のソースドライバに限るものではなく、他のドライバであってもよい。ここで、他のドライバは、例えば新たに設けるドライバであってもよいし、またはゲートドライバであってもよい。ただし、ソースドライバがこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップしない。また、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示装置を大型化しない。また、ゲートドライバがこの制御信号を供給する場合には、ゲートドライバからスイッチ構造への引き出し線は、上述のゲートバスラインに含まれないものとする。
【0066】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、上記ソースバスラインの本数が互いに同じである上記アクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインは、ソースバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインと互いに接続されていることを特徴としている。
【0067】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0068】
上記表示装置には、互いにソースバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板が複数含まれており、これらのアクティブマトリクス基板のソースバスラインは互いに接続されている。すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他の一つのアクティブマトリクス基板と接続してソースバスラインを共有している。
【0069】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他の一つのアクティブマトリクス基板とでソースバスラインを共有すれば、これらのアクティブマトリクス基板を用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバの出力端子の数を削減して、コンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0070】
また、互いにソースバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のソースバスラインが互いに接続されているので、各アクティブマトリクス基板において、各ソースバスラインの容量に違いを生じることがない。したがって、ソース信号の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。
【0071】
本発明に係る表示装置は、上記課題を解決するために、複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、上記ゲートバスラインの本数が互いに同じである上記アクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインは、ゲートバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインと互いに接続されていることを特徴としている。
【0072】
上記表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を、例えば、アクティブマトリクス基板の画素電極の設けられた面を、対向電極を備えた対向基板と向かい合わせて配置し、このアクティブマトリクス基板と対向基板との間に表示媒体を挟み込んだ、表示パネルとして用いる。そして、例えば、ソースバスラインを駆動するソースドライバ、ゲートバスラインを駆動するゲートドライバが、それぞれソースバスライン、ゲートバスラインに接続される。そして、ゲートドライバ、ソースドライバから、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。これによって、画素電極から表示媒体に所望の電圧が印加されて表示がなされる。
【0073】
上記表示装置には、互いにゲートバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板が複数含まれており、これらのアクティブマトリクス基板のゲートバスラインは互いに接続されている。すなわち、上記アクティブマトリクス基板は、他の一つのアクティブマトリクス基板と接続してゲートバスラインを共有している。
【0074】
このように、上記アクティブマトリクス基板と他の一つのアクティブマトリクス基板とでゲートバスラインを共有すれば、これらのアクティブマトリクス基板を用いる表示装置において、表示エリア周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ゲートドライバの出力端子の数を削減して、コンパクトな表示モジュールを有する表示装置を実現できる。
【0075】
また、互いにゲートバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のゲートバスラインが互いに接続されているので、各アクティブマトリクス基板において、各ゲートバスラインの容量に違いを生じることがない。したがって、ゲート信号の遅延の差が生じることはなく、ブロック分かれなどの表示不良を発生させない。
【0076】
なお、上述の構成において、ソースドライバまたはゲートドライバは、いずれのアクティブマトリクス基板に設けてもよい。また、各アクティブマトリクス基板の画素のサイズは、それぞれ任意に設定できる。また、上述のアクティブマトリクス基板を有する表示パネルは、一つの表示パネルのみに画像が表示される構成であってもよいし、または複数の表示パネルに同時に画像が表示される構成であってもよい。
【0077】
【発明の実施の形態】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、例えば折り畳み式携帯電話の表面パネル(メインパネル)または裏面パネル(サブパネル)に用いられる、アクティブ型(TFT(Thin Film Transistor),TFD(Thin Film Diode)等)のスイッチング素子で構成されているアクティブマトリクス基板である。本発明に係る表示装置は、上記アクティブマトリクス基板を用いた表示パネルを備えている。
【0078】
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1ないし図6に基づいて説明すると以下の通りである。
【0079】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。この表示装置は、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)の表示装置として用いられる。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0080】
上記の表示装置1は、図1に示すように、メインパネル(表示パネル)2とサブパネル(表示パネル)3とを備えている。メインパネル2とサブパネル3とは、ソースバスライン9を共有している。
【0081】
メインパネル2は、基板上に薄膜トランジスタ(TFT、スイッチング素子)12が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)4と、このTFT基板4に対向する対向基板5と、TFT基板4と対向基板5との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)14とを含んでいる。
【0082】
TFT基板4上には、複数のゲートバスライン8と複数のソースバスライン9とが設けられている。このゲートバスライン8とソースバスライン9との交差部の近傍に、TFT12が配置されている。このTFT12は、ゲートがゲートバスライン8に接続され、ソースがソースバスライン9に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。
【0083】
図2(b)に示すように、TFT基板4上の画素電極と、対向基板5に設けられた対向電極(COM)13との間で、画素としてのLC14に電圧を印加する。これを各TFT12において行うことによって、図2(a)に示す表示部2bに画像を表示する。なお、図2(a)に示す接続部2aは、サブパネル3との接続部を模式的に示すものである。
【0084】
図1に戻ると、メインパネル2には、さらにゲートドライバ(ゲート駆動用IC)10とソースドライバ(ソース駆動用IC)11とが備えられている。ゲートドライバ10からの引き出し線がゲートバスライン8に接続され、ソースドライバ11からの引き出し線がソースバスライン9に接続されている。そして、ゲートドライバ10、ソースドライバ11から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0085】
また、メインパネル2のTFT基板4は、導通をオンオフするためのスイッチングTFT(SW−TFT、スイッチ構造)15を、ソースバスライン9に備えている。このSW−TFT15は、ゲートドライバ10から引き出されたゲートバスライン8にゲートが接続されている。SW−TFT15は、ゲートドライバ10からの制御信号に応じてオンオフが切り替わる。これによってソースバスライン9の導通をオンオフするようになっている。そして、このSW−TFT15の一端が、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)を介して、サブパネル3のソースバスライン9に接続されている。
【0086】
一方、サブパネル3は、基板上に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)12が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)6と、このTFT基板6に対向する対向基板7と、TFT基板6と対向基板7との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)14とを含んでいる。
【0087】
TFT基板6上には、複数のゲートバスライン8と複数のソースバスライン9とが設けられている。このゲートバスライン8とソースバスライン9との交差部の近傍に、TFT12が配置されている。このTFT12は、ゲートがゲートバスライン8に接続され、ソースがソースバスライン9に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。
【0088】
そして、図3(b)に示すように、TFT基板6上の画素電極と、対向基板5に設けられた対向電極(COM)13との間で、画素としてのLC14に電圧を印加する。これを各TFT12において行うことによって図3(a)に示す表示部3bに画像を表示する。なお、図3(a)に示す接続部3aは、メインパネル2との接続部を模式的に示すものである。
【0089】
ここで、メインパネル2とサブパネル3とは、図4に示すように、メインパネル2の接続部2aの側が、FPC17を介してサブパネル3の接続部3aの側と接続されている。これによって、メインパネル2のゲートドライバ10およびソースドライバ11から、メインパネル2内の配線とFPC17とを介して、サブパネル3の各バスラインへと、ゲート信号電圧またはソース信号電圧が供給される。
【0090】
また、表示装置1において、このメインパネル2とサブパネル3とは、図5に示すように、導光板18を挟むようにして折りたたまれて備えられている。FPC17は、メインパネル2のTFT基板4とサブパネル3のTFT基板6とにそれぞれ圧着されている。そして、例えば図示しない光源からの光が導光板18を介してメインパネル2とサブパネル3とを照射する。
【0091】
このように、メインパネル2とサブパネル3とで、ソースバスライン9を共有することによって、表示エリア2b・3b周辺の額縁と呼ばれる部分の幅を縮小できる。また、ソースドライバ11の出力端子の数を削減して、コンパクトな表示モジュールを有する表示装置1を実現できる。
【0092】
ここで、表示装置1における駆動方法について、図6に基づいて説明をする。
【0093】
まず、通常の液晶パネルにおける駆動方法について簡単に説明する。通常のTFT液晶パネルの表示エリア19として示す領域に対して、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバからのゲートクロックパルスが各ゲートバスラインへと順次印加される。ここで、オンしているゲートバスラインに対して、ソースドライバから各ソースバスラインに所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これを各ゲートバスラインにて行うことによって、表示エリア19全体にわたって表示を行う。
【0094】
一方、本実施形態の表示装置1は、メインパネル2とサブパネル3とを、図6の最左部に示すタイミングチャートのように駆動する。すなわち、ゲートドライバ10からのゲートクロックパルスを、サブパネル3の各ゲートバスライン8、メインパネル2の各ゲートバスライン8へと順次印加する。なお、SW−TFT15へと接続されるゲートバスライン8には、ゲートクロックパルスとは異なる制御信号がゲートドライバ10から印加される。この制御信号については後述する。そして、オンしているゲートバスライン8に対して、ソースドライバ11から各ソースバスライン9に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これをTFT12の接続されている各ゲートバスライン8にて行うことによって、サブパネル3の表示エリア3bと、メインパネル2の表示エリア2bとにわたって表示を行う。
【0095】
より詳細には、サブパネル3を表示するときには、SW−TFT15のゲートへ接続されているゲートバスライン8に、オンとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群16が全てオンになる。したがって、サブパネル3へソース信号電圧が供給される。
【0096】
一方、メインパネル2を表示するときには、SW−TFT15のゲートへ接続されているゲートバスライン8に、オフとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群16が全てオフになる。この場合、サブパネル3にはソース信号電圧が供給されない。
【0097】
このように、メインパネル2を表示する際に、各SW−TFT15をオフにするので、各ソースバスライン9の容量をほぼ均一にすることができる。したがって、各ソースバスライン9に容量差が存在する場合の、ソース信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。
【0098】
また、メインパネル2の表示のときには、サブパネル3の容量が負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。
【0099】
ここで、この低消費電流化について説明する。ここでは、簡単のために、ソース信号の駆動が矩形波の交流駆動である場合について説明する。この場合、表示装置1における消費電流は、パネル周波数をF、ソースバスライン容量をC、ソース信号のピーク電圧差をVとすると、F×C×Vで表される。
【0100】
したがって、表示装置1のようにSW−TFT15を設けて、メインパネル2の表示時にSW−TFT15をオフにすれば、サブパネル3の容量分のCを低減できる。ここで、メインパネル2による容量分をC1、サブパネル3による容量分をC2とすると、図10に示すような従来の技術では消費電流がF×(C1+C2)×Vとなるのに対して、図1に示す表示装置1ではF×C1×Vとなり、F×C2×Vだけ消費電流を低減できる。ただし、サブパネル3を表示しているときには、低消費電流とはならない。
【0101】
なお、本実施形態においては、メインパネル2とサブパネル3には、同時に画像を表示することはない。この場合に、非表示状態となっている方の表示パネルにも、全画素同一階調の信号を入力するようになっている。この同一階調の信号としては、例えば白の信号を用いることができる。これは、このように駆動しないと、表示状態となっている方の表示パネルの画像が、非表示状態となっている方の表示パネルに映り込んでしまうからである。
【0102】
しかしながら、本発明はこの駆動方法に限るものではなく、例えばソースドライバに画像用のメモリを複数備えて、複数の表示パネルに、同時に画像を表示してもよい。
【0103】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をSW−TFT15へ印加するドライバは、上述のゲートドライバ10に限るものではなく、他のドライバであってもよい。ただし、ゲートドライバ10がこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップせずにTFT基板4を提供できる。また、アクティブマトリクス基板としてのTFT基板4を用いた表示装置1を、大型化せずに提供できる。
【0104】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図7に基づいて説明すると以下の通りである。
【0105】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0106】
本実施形態の表示装置21は、図7に示すように、メインパネル(表示パネル)22とサブパネル(表示パネル)23とで、ゲートバスライン28を共有している構成である。
【0107】
メインパネル22・サブパネル23は、それぞれ、基板上にTFT(スイッチング素子)32が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)24・26と、このTFT基板24・26に対向する対向基板25・27と、TFT基板24・26と対向基板25・27との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)34とを含んでいる。
【0108】
TFT基板24・26上には、複数のゲートバスライン28と複数のソースバスライン29とが設けられ、ゲートバスライン28とソースバスライン29との交差部の近傍に、TFT32が配置されている。このTFT32は、ゲートがゲートバスライン28に接続され、ソースがソースバスライン29に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。TFT基板24・26上の画素電極と、対向基板25・27に設けられた対向電極(COM)33との間で、画素としてのLC34に電圧を印加する。これを各TFT32において行うことによって、各パネルの表示部に画像を表示する。
【0109】
また、メインパネル22には、さらにゲートドライバ30とソースドライバ31とが備えられており、ゲートドライバ30からの引き出し線がゲートバスライン28に接続され、ソースドライバ31からの引き出し線がソースバスライン29に接続され、ゲートドライバ30、ソースドライバ31から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0110】
また、メインパネル22のTFT基板24は、図7に示すように、導通をオンオフするためのスイッチングTFT(SW−TFT、スイッチ構造)35を、ゲートバスライン28に備えている。このSW−TFT35は、ソースドライバ31から引き出されたソースバスライン29にゲートが接続されている。SW−TFT35は、ソースドライバ31からの制御信号に応じてオンオフが切り替わる。これによってゲートバスライン28の導通をオンオフするようになっている。そして、このSW−TFT35の一端が、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)を介して、サブパネル23のゲートバスライン28に接続されている。
【0111】
この構成において、表示装置21を、上述の表示装置1とほぼ同様に駆動することによって、メインパネル22またはサブパネル23に表示を行うことができる。
【0112】
すなわち、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバ30からのゲートクロックパルスを、サブパネル23の各ゲートバスライン8、メインパネル22の各ゲートバスライン8へと順次印加する。ここで、オンしているゲートバスライン28に対して、ソースドライバ31から各ソースバスライン29に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。なお、SW−TFT35へと接続されるソースバスライン29には、他のソースバスライン29とは異なる信号(制御信号)がソースドライバ31から印加される。この制御信号については後述する。そして、これを各ゲートバスライン28にて行うことによって、サブパネル23の表示エリアと、メインパネル22の表示エリアとにわたって表示を行う。
【0113】
より詳細には、サブパネル23を表示するときには、SW−TFT35のゲートへ接続されているソースバスライン29に、オンとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群36が全てオンになる。したがって、サブパネル23へゲート信号電圧が供給される。
【0114】
一方、メインパネル22を表示するときには、SW−TFT35のゲートへ接続されているソースバスライン29に、オフとなるように制御信号を供給する。これによって、SW−TFT群36が全てオフになる。この場合、サブパネル23にはゲート信号電圧が供給されない。
【0115】
このように、メインパネル22を表示する際に、各SW−TFT35をオフにするので、各ゲートバスライン28の容量をほぼ均一にすることができる。したがって、各ゲートバスライン28に容量差が存在する場合の、ゲート信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。また、メインパネル22の表示のときには、サブパネル23の容量が負荷にならないので、低消費電流化を実現できる。この低消費電流化については、上述の実施の形態1と同様の内容であるので説明を省略する。
【0116】
また、本実施形態においても、メインパネル22とサブパネル23には、同時に画像を表示することはない。この場合に、非表示状態となっている方の表示パネルにも、全画素同一階調の信号を入力するようになっている。この同一階調の信号としては、例えば白の信号を用いることができる。
【0117】
また、導通のオンオフを切り替える制御信号をSW−TFT35へ印加するドライバは、上述のソースドライバ31に限るものではなく、他のドライバであってもよい。ただし、ソースドライバ31がこの制御信号を供給すれば、新たにドライバを設ける必要がなく、コストアップせずにTFT基板24を提供できる。また、アクティブマトリクス基板としてのTFT基板24を用いた表示装置21を、大型化せずに提供できる。
【0118】
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図8に基づいて説明すると以下の通りである。
【0119】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0120】
上記の表示装置41は、図8に示すように、メインパネル(表示パネル)42とサブパネル(表示パネル)43とを備えている。この表示装置41は、メインパネル42とサブパネル43とでソースバスライン49を共有している構成であり、このソースバスライン49の本数がそれぞれ同じになっている。
【0121】
なお、メインパネル42とサブパネル43とでは、メインパネル42の画素サイズが大きくなっているため、メインパネル42の画面はサブパネル43の画面よりも大きくなっている。このように、画素サイズを調節して、メインパネル42とサブパネル43との大きさを適切なものにできる。例えばメインパネル42とサブパネル43とを同一サイズにすることもできる。
【0122】
メインパネル42・サブパネル43は、それぞれ、基板上にTFT(スイッチング素子)52が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)44・46と、このTFT基板44・46に対向する対向基板45・47と、TFT基板44・46と対向基板45・47との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)54とを含んでいる。
【0123】
TFT基板44・46上には、複数のゲートバスライン48と複数のソースバスライン49とが設けられ、ゲートバスライン48とソースバスライン49との交差部の近傍に、TFT52が配置されている。このTFT52は、ゲートがゲートバスライン48に接続され、ソースがソースバスライン49に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。TFT基板44・46上の画素電極と、対向基板45・47に設けられた対向電極(COM)53との間で、画素としてのLC54に電圧を印加する。これを各TFT52において行うことによって、各パネルの表示部に画像を表示する。
【0124】
また、メインパネル42には、さらにゲートドライバ50とソースドライバ51とが備えられており、ゲートドライバ50からの引き出し線がゲートバスライン48に接続され、ソースドライバ51からの引き出し線がソースバスライン49に接続され、ゲートドライバ50、ソースドライバ51から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0125】
この構成において、表示装置41を、上述の表示装置1とほぼ同様に駆動することによって、メインパネル42またはサブパネル43に表示を行うことができる。
【0126】
すなわち、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバ50からのゲートクロックパルスを、サブパネル43の各ゲートバスライン48、メインパネル42の各ゲートバスライン48へと順次印加する。ここで、オンしているゲートバスライン48に対して、ソースドライバ51から各ソースバスライン49に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これを各ゲートバスライン48にて行うことによって、サブパネル43の表示エリアと、メインパネル42の表示エリアとにわたって表示を行う。
【0127】
より詳細には、サブパネル43のゲートバスライン48にゲート信号電圧が供給されるとき、サブパネル43が表示される。一方、メインパネル42のゲートバスライン48にゲート信号電圧が供給されるとき、メインパネル42が表示される。
【0128】
ここで、メインパネル42とサブパネル43とのソースバスラインの本数は同じであるので、各表示パネルにおいて、各ソースバスライン49の容量はほぼ均一となる。
【0129】
したがって、各ソースバスライン49に容量差を発生させないので、ソース信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。
【0130】
このように、メインパネル42とサブパネル43とのソースバスライン本数を同じにすることによって、容量差大による、メインパネル42でのブロック分かれの問題を解決できる。なお、メインパネルとサブパネルとのソースバスライン本数が異なる場合には、メインパネルの表示の時にサブパネルの容量が負荷となってしまう。このため、低消費電流化という観点では課題が残る。
【0131】
なお、本実施形態においても、メインパネル42とサブパネル43には、同時に画像を表示することはない。この場合に、非表示状態となっている方の表示パネルにも、全画素同一階調の信号を入力するようになっている。この同一階調の信号としては、例えば白の信号を用いることができる。
【0132】
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について図9に基づいて説明すると以下の通りである。
【0133】
本実施形態の表示装置は、メインパネルおよびサブパネルが共にTFT液晶パネルである、ツインTFT液晶パネルを備えている。なお、メインパネル、サブパネルはTFT液晶パネルに限るものではなく、例えばメインパネルをTFTパネルとし、サブパネルをDUTYパネルで構成してもよい。
【0134】
本実施形態の表示装置61は、図9に示すように、メインパネル(表示パネル)62とサブパネル(表示パネル)63とでゲートバスライン68を共有しており、このゲートバスライン68の本数がそれぞれ同じになっている。
【0135】
メインパネル62・サブパネル63は、それぞれ、基板上にTFT(スイッチング素子)72が設けられたTFT基板(アクティブマトリクス基板)64・66と、このTFT基板64・66に対向する対向基板65・67と、TFT基板64・66と対向基板65・67との間に挟まれる表示媒体としての液晶層(LC)74とを含んでいる。
【0136】
TFT基板64・66上には、複数のゲートバスライン68と複数のソースバスライン69とが設けられ、ゲートバスライン68とソースバスライン69との交差部の近傍に、TFT72が配置されている。このTFT72は、ゲートがゲートバスライン68に接続され、ソースがソースバスライン69に接続されるとともに、ドレインが画素電極に接続されている。TFT基板64・66上の画素電極と、対向基板65・67に設けられた対向電極(COM)73との間で、画素としてのLC74に電圧を印加する。これを各TFT72において行うことによって、各パネルの表示部に画像を表示する。
【0137】
また、メインパネル62には、さらにゲートドライバ70とソースドライバ71とが備えられており、ゲートドライバ70からの引き出し線がゲートバスライン68に接続され、ソースドライバ71からの引き出し線がソースバスライン69に接続され、ゲートドライバ70、ソースドライバ71から、それぞれのバスラインに、ゲート信号電圧、ソース信号電圧が印加される。
【0138】
この構成において、表示装置61を、上述の表示装置21とほぼ同様に駆動することによって、メインパネル62またはサブパネル63に表示を行うことができる。
【0139】
すなわち、図6の最左部に示すタイミングチャートのように、ゲートドライバ70からのゲートクロックパルスを、サブパネル63の各ゲートバスライン68、メインパネル62の各ゲートバスライン68へと順次印加する。ここで、オンしているゲートバスライン68に対して、ソースドライバ71から各ソースバスライン69に所望のソース信号電圧を印加して、1ライン分の表示を行う。これを各ゲートバスライン68にて行うことによって、サブパネル63の表示エリアと、メインパネル62の表示エリアとにわたって表示を行う。
【0140】
より詳細には、サブパネル63を表示するときには、ゲートバスライン48から各TFT72のゲートへオンとなるようにゲート信号電圧を供給するとともに、メインパネル62のソースバスライン69に白信号を供給し、サブパネル63のソースバスライン69に画像信号を供給する。
【0141】
一方、メインパネル62を表示するときには、ゲートバスライン68から各TFT72のゲートへオンとなるようにゲート信号電圧を供給するとともに、メインパネル62のソースバスライン69に画像信号を供給し、サブパネル63のソースバスライン69に白信号を供給する。
【0142】
このように、メインパネル62、およびサブパネル63において、それぞれ、備えられているゲートバスライン容量、ソースバスライン容量とをほぼ均一にできる。したがって、各バスライン68・69に容量差が存在する場合の、信号の遅延の差によって生ずるブロック分かれなどの表示不良を防止できる。
【0143】
以上のように、本発明は、液晶、有機EL、無機ELのような表示媒体を用いた、携帯電話、PDAなど低消費電力およびコンパクト化が要求される機器に搭載されるアクティブマトリクス基板および表示装置に関するものである。
【0144】
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。また、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0145】
上述の具体的な実施の形態は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明はそのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0146】
【発明の効果】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、以上のように、ソースバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっている構成である。
【0147】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0148】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0149】
本発明に係るアクティブマトリクス基板は、以上のように、ゲートバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっている構成である。
【0150】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0151】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0152】
本発明に係る表示装置は、以上のように、少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ソースバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のソースバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されている構成である。
【0153】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのソース信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ソースバスラインの容量に違いを生じさせないので、ソース信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0154】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0155】
本発明に係る表示装置は、以上のように、少なくとも一つの表示パネルのアクティブマトリクス基板は、ゲートバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、他の表示パネルの有するアクティブマトリクス基板のゲートバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されている構成である。
【0156】
それゆえ、他のアクティブマトリクス基板へのゲート信号電圧の供給のオンオフを切り替えて、アクティブマトリクス基板を用いて表示をする際には各ゲートバスラインの容量に違いを生じさせないので、ゲート信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0157】
また、アクティブマトリクス基板を用いて表示を行う際には、他のアクティブマトリクス基板の容量は負荷にならないので、低消費電流化を実現できるという効果を奏する。
【0158】
本発明に係る表示装置は、以上のように、ソースバスラインの本数が互いに同じであるアクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板のソースバスラインは、ソースバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板のソースバスラインと互いに接続されている構成である。
【0159】
それゆえ、互いにソースバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のソースバスラインが互いに接続されており、各アクティブマトリクス基板において各ソースバスラインの容量に違いを生じることがないので、ソース信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【0160】
本発明に係る表示装置は、以上のように、ゲートバスラインの本数が互いに同じであるアクティブマトリクス基板を複数備えており、これらのアクティブマトリクス基板のゲートバスラインは、ゲートバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと互いに接続されている構成である。
【0161】
それゆえ、互いにゲートバスラインの本数が同じであるアクティブマトリクス基板のゲートバスラインが互いに接続されており、各アクティブマトリクス基板において各ゲートバスラインの容量に違いを生じることがないので、ゲート信号の遅延の差を生じさせず、ブロック分かれなどの表示不良を発生させないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクティブマトリクス基板の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図2】(a)は上記アクティブマトリクス基板を有するメインパネルの概略を示す平面図であり、(b)は上記メインパネルの概略を示す側面図である。
【図3】(a)は上記アクティブマトリクス基板を有するサブパネルの概略を示す平面図であり、(b)は上記サブパネルの概略を示す側面図である。
【図4】上記メインパネルと上記サブパネルとがFPCによって接続された状態を示す平面図である。
【図5】上記メインパネルと上記サブパネルとが、FPCによって接続されて携帯型の表示装置として組み立てられた状態の一例を示す側面図である。
【図6】本発明に係る表示装置におけるクロック制御駆動を、従来のTFT液晶パネルと比較して説明する説明図である。
【図7】本発明に係るアクティブマトリクス基板の他の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図8】本発明に係るアクティブマトリクス基板のさらに他の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図9】本発明に係るアクティブマトリクス基板のさらに他の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【図10】従来のアクティブマトリクス基板の一例を備えた表示装置の概略を示す回路図である。
【符号の説明】
1、21、41、61 表示装置
2、22、42、62 メインパネル(表示パネル)
3、23、43、63 サブパネル(表示パネル)
4、24、44、64 TFT基板(アクティブマトリクス基板)
5、25、45、65 対向基板
6、26、46、66 TFT基板(アクティブマトリクス基板)
7、27、47、67 対向基板
8、28、48、68 ゲートバスライン
9、29、49、69 ソースバスライン
10、30、50、70 ゲートドライバ
11、31、51、71 ソースドライバ
12、32、52、72 TFT(スイッチング素子)
13、33、53、73 COM(対向電極)
14、34、54、74 LC(液晶層、画素)
15、35 SW−TFT(スイッチングTFT、スイッチ構造)
Claims (6)
- 複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板において、
上記ソースバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、
上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のソースバスラインと接続可能となっていることを特徴とするアクティブマトリクス基板。 - 複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板において、
上記ゲートバスラインには、導通をオンオフするためのスイッチ構造が備えられており、
上記スイッチ構造の一端が、他のアクティブマトリクス基板のゲートバスラインと接続可能となっていることを特徴とするアクティブマトリクス基板。 - 複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、
少なくとも一つの表示パネルの上記アクティブマトリクス基板は、上記ソースバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、
他の表示パネルの有する上記アクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されていることを特徴とする表示装置。 - 複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、
少なくとも一つの表示パネルの上記アクティブマトリクス基板は、上記ゲートバスラインに、導通をオンオフするためのスイッチ構造を備えており、
他の表示パネルの有する上記アクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインが、上記スイッチ構造の一端と接続されていることを特徴とする表示装置。 - 複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、
上記ソースバスラインの本数が互いに同じである上記アクティブマトリクス基板を複数備えており、
これらのアクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインは、ソースバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板の上記ソースバスラインと互いに接続されていることを特徴とする表示装置。 - 複数のゲートバスラインと、複数のソースバスラインと、上記複数のゲートバスラインと上記複数のソースバスラインとの各交差部近傍に配置される複数のスイッチング素子と、上記スイッチング素子を介して上記ゲートバスラインと上記ソースバスラインとにそれぞれ電気的に接続される複数の画素電極とを含むアクティブマトリクス基板を有する表示パネルを複数備えた表示装置において、
上記ゲートバスラインの本数が互いに同じである上記アクティブマトリクス基板を複数備えており、
これらのアクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインは、ゲートバスラインの本数が同じである他の一つのアクティブマトリクス基板の上記ゲートバスラインと互いに接続されていることを特徴とする表示装置。
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