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JP2004114775A - 車両電源システム用の電源パッケージ - Google Patents

車両電源システム用の電源パッケージ Download PDF

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JP2004114775A
JP2004114775A JP2002278614A JP2002278614A JP2004114775A JP 2004114775 A JP2004114775 A JP 2004114775A JP 2002278614 A JP2002278614 A JP 2002278614A JP 2002278614 A JP2002278614 A JP 2002278614A JP 2004114775 A JP2004114775 A JP 2004114775A
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power supply
package
case
supply system
vehicle
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Application number
JP2002278614A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Kosaka
高阪 光昭
Noboru Chin
陳 登
Hiroto Ueno
上野 啓人
Yoriyuki Miyazaki
宮▲崎▼ 順之
Yasumitsu Yamanaka
山中 康充
Yasuyuki Komatsu
小松 康幸
Shigeru Aoki
青木 滋
Tadashi Fujiwara
藤原 正
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Honda Motor Co Ltd
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

【課題】低コスト化及び電気的損失の低減が可能な車両電源システム用の電源パッケージを提供すること。
【解決手段】14Vの電源系と42Vの電源系とを統合した車両電源システムにおいて、12Vバッテリ15や36Vバッテリ14、インバータ12と、DC/DCコンバータ13、ヒューズボックス19等を、単一のパッケージケース40内に組込んで、電源パッケージ1を構成する。電源パッケージ1は、エンジンルーム内に配設される。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高電圧系の電源部品と低電圧系の電源部品とを統合した車両電源システム用の電源パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、乗用車等の車両に用いられる電源電圧の高電圧化(例えば42V)が検討されている。高電圧化によって、エアコンファンやラジエータファンなどの大型モーターのエネルギー効率アップが期待できる。また、消費電流低減によって、自動車で電源分配の役割を担っているワイヤーハーネスの細線化を図ることができる。
【0003】
ところが、例えば、パワーウインドやドアロックなどの小型モーターでは、高電圧用モーターコイルの新規開発には技術的且つコスト的困難性を伴う。
【0004】
このため、従来より用いられていた低電圧系(例えば14V)の電源システムを全廃することは難しく、高電圧系の電源部品と低電圧系の電源部品とを統合した電源システムの適用が検討されている。
【0005】
上記電源システムを車両に搭載する場合、現状では、低電圧系の電源部品を従来と同様に車両のエンジンルーム内に配置し、比較的大型となる高電圧系の電源部品をトランクルーム内等に配置する傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように低電圧系の電源部品と高電圧系の電源部品とを別箇所に分離して配置してしまうと、低電圧系の電源部品と高電圧系の電源部品とを接続するハーネスの長尺化が必要となり、コスト増を招く。また、そのような長尺なハーネスでの電気的損失も大きい。
【0007】
そこで、この発明の課題は、低コスト化及び電気的損失の低減が可能な車両電源システム用の電源パッケージを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、互いに異なる電圧範囲である第1電圧範囲と第2電圧範囲とで給電を行う車両電源システム用の電源パッケージであって、前記第1電圧範囲で充放電を行う第1充電池と、前記第2電圧範囲で充放電を行う第2充電池とを、単一のパッケージケース内に組込んだものである。
【0009】
なお、請求項2記載のように、さらに、外部の発電装置からの給電を受けて前記第1電圧範囲内の直流電圧を出力する第1直流電圧出力部と、前記第1電圧範囲内の直流電圧を前記第2電圧範囲内の直流電圧に変換して出力する第2直流電圧出力部とを、前記パッケージケース内に組込んでもよい。
【0010】
また、請求項3記載のように、前記パッケージケースは、エンジンルーム内に配設可能に形成されていてもよい。
【0011】
また、請求項4記載のように、前記パッケージケース内に組込まれる各電気部品が共通に接地される単一のアース線を有し、そのアース線が車体に接地される、ものであってもよい。
【0012】
さらに、請求項5記載のように、前記パッケージケース内に組込まれる各部品のうち電磁波を放射する特性を有する電子機器を導電性ケースで遮蔽し、その導電性ケースを接地してもよい。
【0013】
また、請求項6記載のように、単一の放熱部材が、複数の前記電子機器に熱的及び電気的に連結され、前記放熱部材が接地されることにより、前記各電子機器の導電性ケースが前記放熱部材を介して接地されるものであってもよい。
【0014】
また、請求項7記載のように、前記パッケージケースの内面側に、その内部に組込まれる各部品のうち少なくとも一つを位置決めするための位置決突部を突設してもよく、この場合、請求項8記載のように、前記パッケージケースは、上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、前記位置決突部が、前記ロアケースの内面側及び前記アッパケースの内面側のそれぞれに突設され、前記ロアケースの上方開口に前記アッパケースを装着した状態で、前記位置決突部が前記各部品のうちの少なくとも一つを上下両側から位置決めしてもよい。
【0015】
さらに、請求項9記載のように、前記パッケージケースに車体への固定用のブラケットを設けると共に、前記パッケージケースの外面のうち車体側部品への接触部分に振動吸収部材を貼付けてもよい。
【0016】
また、請求項10記載のように、前記第1充電池の放電電圧は、前記第2充電池の放電電圧よりも大きく、前記第1充電池の上方に前記第2充電池が配設されているとよく、また、請求項11記載のように、前記第2充電池とが、車両の前方に位置するように、前記パッケージケース内に組込まれていてもよい。
【0017】
さらに、請求項12記載のように、前記第1充電池及び前記第2充電池のうちの少なくとも一つと外部電装品との間に介装されるヒューズを収納したヒューズボックスが、車両の前方に位置するように、前記パッケージケース内に組込まれていてもよい。
【0018】
また、請求項13記載のように、前記パッケージケースは、上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、前記アッパケースに、前記ヒューズボックスのヒューズを交換するためのヒューズ交換開口部が形成されると共に、そのヒューズ交換開口部に、開閉自在に開閉扉が設けられていてもよい。
【0019】
また、請求項14記載のように、前記パッケージケースは、上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、前記アッパケースに透過窓部を設けると共に、前記第1充電池及び前記第2充電池のうち少なくとも一方のバッテリ状態確認計が前記透過窓部を通じて視認可能な位置に配設されていてもよい。
【0020】
また、請求項15記載のように、前記パッケージケースは、上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、前記アッパケースに、前記第1充電池及び前記第2充電池のうち少なくとも一つの一対の電極に外部からの充電用の接続部を接続するための充電用開口部が形成される共に、その充電用開口部に、開閉自在に開閉扉が設けられたものであってもよい。
【0021】
さらに、請求項16記載のように、サービスプラグが着脱自在で、前記サービスプラグの装着状態で前記第1充電池及び前記第2充電池から他の部品に給電が成されると共に、前記サービスプラグの非装着状態で第1充電池及び前記第2充電池から他の部品への給電が遮断されるサービスカプラを備えた端子ボックスが、前記パッケージケース内に組込まれ、前記パッケージケースは、上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、前記アッパケースに、前記サービスカプラに前記サービスプラグを着脱するための着脱用開口部が形成されると共に、その着脱用開口部に、開閉自在に開閉扉が設けられていてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る車両電源システム用の電源パッケージについて説明する。
【0023】
{車両電源システムの電気的構成}
まず、この車両電源システム全体の電気的構成について説明する。図1は、電源パッケージ1と外部の電装品等との接続関係を示すブロック図である。
【0024】
この車両電源システムは、自動車において、第1電圧範囲(およそ30V〜60V)と第2電圧範囲(8V〜16V)とで給電を行うシステムである。ここで、第1電圧範囲及び第2電圧範囲は、上記各範囲に限られないが、互いに異なる電圧範囲であり、第1電圧範囲の下限値は、第2電圧範囲の上限値よりも大きい。
【0025】
この車両電源システムでは、電源パッケージ1が、パワーディストリビュータ16aないし16fを介する等して第1電圧範囲内の給電を受けて動作する電装品(以下では42V系電装品という)に接続されると共に、ヒューズボックス31を介する等して第2電圧範囲内の給電を受けて動作する電装品(以下では14V系電装品という)に接続され、さらに、モータジェネレータ(MG)4に接続されている。そして、モータジェネレータ4で発生された電力を、電源パッケージ1を介して42V系電装品及び14V系電装品に供給する構成となっている。
【0026】
具体的には、この電源パッケージ1は、第1電圧範囲内で給電を行うための電源部品(42V系の電源部品)や第2電圧範囲内で給電を行うための電源部品(14V系の電源部品)、その他の所定の電源部品が、一体化された構成とされている。
【0027】
すなわち、この電源パッケージ1は、42V系の電源部品として、外部の発電器であるモータジェネレータ4からの給電を受けて42Vの直流電圧を出力するインバータ(第1直流電圧出力部)12と、42V系電源系統の電圧を補填するための36Vバッテリ(第1充電池)14とを備えている。また、電源パッケージ1は、14V系の電源部品として、42Vの直流電圧を12Vの直流電圧に変換するDC/DCコンバータ(第2直流電圧出力部)13と、14V系電源系統の電圧を補填するための12Vバッテリ(第1充電池)15とを備えている。さらに、電源パッケージ1は、その他の所定の電源部品として、42V系電装品であるワイパーやファン等に対する電力分配を行うパワーディストリビュータ(PD)16gと、各内部配線を保護するヒューズ17a〜17j及びメインリレー18を集積したヒューズボックス19と、両バッテリ14,15と諸部品との間に介装される端子ボックス20とを備えている。
【0028】
上記インバータ12は、三相交流のモータジェネレータ4に接続されて、その3相交流を42Vの直流電圧に変換して出力する。そして、インバータ12からの42V出力電圧が、36Vバッテリ14の正負端子に印加されて、バッテリ14の充電がなされる。なお、インバータ12の負側端子は、ヒューズボックス19のメインリレー18を介して接地されている。
【0029】
そして、インバータ12と36Vバッテリ14から相互補完的に出力される電圧が、ヒューズボックス19内の一部のヒューズ17b〜17iからパワーディストリビュータ16a〜16gを介して、例えばワイパー、ファンリレー等や、自動車のフロント部、ドア部及びリア部に設置された所定の負荷等に与えられる。なお、パワーディストリビュータ16a〜16gのうち通信による制御例えばCAN(Controller Area Network)用のパワーディストリビュータ16gについては、電源パッケージ1内に組込まれ、他のパワーディストリビュータ16a〜16fについては電源パッケージ1外に配設されている。
【0030】
また、インバータ12の正側端子は、ヒューズボックス19内のヒューズ17aを通じてDC/DCコンバータ13の正側入力端子に接続されている。DC/DCコンバータ13の正側出力端子は、電源パッケージ1外に配設された14V系統用のヒューズボックス31内のヒューズ32を介して12Vバッテリ15の正側端子に接続されている。また、インバータ12の負側端子及び12Vバッテリ15の負側端子は共通に接地されている。そして、DC/DCコンバータ13からの14V出力電圧が12Vバッテリ15の正負側両端子に印加されて、該12Vバッテリ15の充電がなされる。
【0031】
そして、DC/DCコンバータ13と12Vバッテリ15から相互補完的に出力される電圧が、スタートモータ部27に与えられると共に、パワーステアリング用の外部ヒューズ28や電源パッケージ1外に配設されたヒューズボックス31を介して第2電圧範囲で駆動する諸負荷に与えられる。
【0032】
また、端子ボックス20は、パッケージケース40内に、バッテリ14,15やヒューズボックス19等を搭載する際に、短絡等を防止するといった役割を担っている。
【0033】
すなわち、端子ボックス20は、第10のヒューズ17jと36Vバッテリ14の正側端子との間に介在接続される第1のサービスカプラ23と、12V系統の外部接続配線24やスタートモータ部27、パワーステアリング用の外部ヒューズ28と12Vバッテリ15の正側端子との間に介在接続される第2のサービスカプラ25とを備えている。上記第1のサービスカプラ23及び第2のサービスカプラ25には、ジャンパ機能を果すサービスプラグがそれぞれ挿抜自在とされている。そして、各サービスプラグが接続された状態でバッテリ14,15から他の部品への給電が可能となる一方、各サービスプラグの非接続状態でバッテリ14,15から他の部品への給電が遮断されるようになっている。従って、そして、サービスプラグを取外した状態で、バッテリ14,15やヒューズボックス19等を搭載することで、各部品間の短絡等が防止される。また、バッテリ14,15やヒューズボックス19、端子ボックス20等を組込んだ後に、サービスプラグを第1のサービスカプラ23及び第2のサービスカプラ25に取付けると、車両電源システム用の電源配線が構築される。
【0034】
{電源パッケージの基本的組立形態及び設置形態}
次に、この電源パッケージ1の組立形態及びその設置形態について説明する。
【0035】
図2は車両Cにおける電源パッケージ1の設置位置を示す概略斜視図であり、図3は電源パッケージ1を車両のエンジンルーム内に配設した状態を示す概略斜視図であり、図4は電源パッケージ1を示す斜視図であり、図5は電源パッケージ1内に組込まれる各部品の配設位置を示す概略斜視図である。
【0036】
既述したように、この電源パッケージ1は、第1電圧範囲内で給電を行うための電源部品や第2電圧範囲内で給電を行うための電源部品、その他の所定の電源部品が、単一のパッケージケース40内にまとめて収納された構成とされている。
【0037】
本実施の形態では、インバータ12と、42V系のヒューズボックス19と、端子ボックス20と、12Vバッテリ15と、36Vバッテリ14と、パワーディストリビュータ16gとを、パッケージケース40内に組込んでいる。
【0038】
また、上記パッケージケース40は、車両CのエンジンルームER内に配設可能に形成されており、電源パッケージ1は該エンジンルームER内の前方一側部内に収容配置される(図2及び図3参照)。
【0039】
電源パッケージ1についてより具体的に説明する。
【0040】
パッケージケース40は、樹脂等により形成されており、ロアケース41とアッパケース45との組合せにより構成されている(図4及び図5参照)。
【0041】
ロアケース41は、第1収容部42の上部に第2収容部43が連設されてなる。
【0042】
第1収容部42は、36Vバッテリ14を収容可能な筺状体に形成されている。
【0043】
第2収容部43は、インバータ12と、42V系のヒューズボックス19と、端子ボックス20と、36Vバッテリ14と、パワーディストリビュータ16gとを平面状に収容配置可能な筺状体に形成されている。本実施の形態では、第2収容部43は、上方が開口する扁平な筺状体に形成されており、次のようにして各部品が配置される。すなわち、該第2収容部43内の前方一側部よりの位置に12Vバッテリ15が収容配置され、前方略中央部の位置に端子ボックス20が収容配置される。第2収容部43内であって端子ボックス20の後方には、エアフィルタ50が配置され、そのさらに後方には放熱部材13h付のDC/DCコンバータ13が配置される。また、第2収容部43内の前方他側部よりの位置には、ヒューズボックス19が配置され、この後方にインバータ12及び放熱部材16gh付のパワーディストリビュータ16gが配置される。
【0044】
すなわち、比較的低電圧である12Vバッテリ15は、比較的高電圧である36Vバッテリ14よりも交換頻度が高くなる傾向にあるので、36Vバッテリ14の上方に12Vバッテリ15を配設して、12Vバッテリ15の交換を容易に行えるようにしている。
【0045】
また、第2収容部43内に収容配置される部品のうち、12Vバッテリ15はユーザーが交換対象とする部品であり、また、ヒューズボックス19についてはその内部のヒューズ17a〜17jが交換対象となる部品であるので、本電源パッケージ1を車両Cに組込んだ状態で、該12Vバッテリ15及びヒューズボックス19が車両Cの前方に位置するように、それらの12Vバッテリ15及びヒューズボックス19を第2収容部43内の前方位置に配置している。
【0046】
なお、電源パッケージ1内に収容配置された各部品は、バスバーや電線等を介して適宜互いに或は電源パッケージ1外の諸部品と電気的に接続される。
【0047】
なお、この第2収容部43の下部に図示省略の外気取入口が形成されると共に、第2収容部43の後部に外気導出口45hが形成されている。そして、外気導入口より導入された外気がエアフィルタ50を経由して、インバータ12やヒューズボックス19、端子ボックス20、36Vバッテリ14、パワーディストリビュータ16g間に形成されたエア流路を通って外気導出口45hから外部に抜出るようになっている。すなわち、このパッケージケース40は、取入れた外気を濾過するエアフィルタ50を収容したエアフィルタケースとしての機能を有している。
【0048】
なお、上記DC/DCコンバータ13の放熱部材13hやパワーディストリビュータ16gの放熱部材16ghは、フィン状に形成されており、外気の通り道に露出している。そして、外気の流れにより該放熱部材13h,16ghの熱が発散されるようになっている。
【0049】
また、アッパケース45は、ロアケース41の第2収容部43の上方開口を覆うように構成されている。ここでは、アッパケース45は、下方が開口する扁平な筺状体に形成されており、第2収容部43に諸部品を収容配置した状態で、該第2収容部43の上方開口を覆うようにして、ロアケース41にネジ等を用いて取付固定される構成となっている。
【0050】
また、パッケージケース40には、車体への固定用のブラケット51a,51b,51c,51dが設けられると共に、パッケージケース40の外面のうち車体側部品への接触部分に振動吸収部材52が貼付けられている。
【0051】
本実施の形態では、ロアケース41の第2収容部43の前面側に2つのブラケット51a,51bが取付けられ、第2収容部43の後面側に2つのブラケット51c,51dが取付けられている。このうち前側の2つのブラケット51a,51bは車両CのラジエータサポートパネルCa(フロントボディ先端にある骨格部品でラジエータ、ヘッドランプ等を保持するパネル)にボルトBにより締結固定され、後ろ側の2つのブラケット51c,51dは、車両CのフロントダンパーハウジングCb(前側のダンパーを収容支持する部品)にボルトBにより締結固定される。
【0052】
また、振動吸収部材52は、パッケージケース40の外面のうち車体側部品への接触部分に貼付けられる。本実施の形態では、パッケージケース40の第1収容部42の下面がエンジンルームERの下側部品(アンダーガード等)に接触し、第2収容部43の下面一側部がエンジンルームER内の他のエンジン関連部品に接触するので、それら第1収容部42の下面及び第2収容部43の下面一側部に振動吸収部材52を接着剤等で貼付けている。なお、振動吸収部材52としては、ウレタン樹脂が用いられている。
【0053】
上記電源パッケージ1は、次のようにして組立てられると共に、エンジンルームER内に組付けられる。
【0054】
まず、ロアケース41を、エンジンルームER内の前方片隅よりの位置に配設し、上記ブラケット51a〜51dを用いて適宜エンジンルームER内に固定する。この際、外気導入用のエアダクト及び濾過された外気をエンジンに向けて送込むためのエアダクトを、ロアケース41の外気取入口及び外気導出口45hに適宜接続する(図3では図示省略)。
【0055】
次に、36Vバッテリ14をロアケース41の第1収容部42内に収容すると共に、第2収容部43内の所定位置にインバータ12やヒューズボックス19、端子ボックス20、36Vバッテリ14、パワーディストリビュータ16gを収容配置する。この際、エンジンルームER内に配置される所定の部品、例えば、スタートモータ部27やモータジェネレータ4、14V系統のヒューズボックス31等から引出される電線をロアケース41内に導入してその内部の各部品にコネクタ接続等で電気的な配線接続を行うと共に、電源パッケージ1内の各部品間についてもバスバーや電線を用いたコネクタ接続等により電気的な配線接続を行う。
【0056】
この後、第2収容部43内にエアフィルタ50を収容配置し、アッパケース45をロアケース41に取付けると、電源パッケージ1の組立及びエンジンルームER内への組付けが終了する。
【0057】
以上のように構成された電源パッケージ1によると、インバータ12と、42V系のヒューズボックス19と、端子ボックス20と、12Vバッテリ15と、36Vバッテリ14と、パワーディストリビュータ16gとを、パッケージケース40内に組込んでいるため、従来のように、低電圧系の電源部品を車両のエンジンルーム内に配置し、高電圧系の電源部品をトランクルーム内に配置した場合等と比べて、それら各電源部品を接続する配線の短尺化が可能となり、低コスト化及び電気的損失の低減を図ることができる。
【0058】
なお、上記各電源部品を全てパッケージケース40内に組込む必要はなく、12Vバッテリ15と36Vバッテリ14とをパッケージケース40内に組込むようにしてもよく、また、12Vバッテリ15と36Vバッテリ14とインバータ12とDC/DCコンバータ13とをパッケージケース40内に組込むようにしてもよい。この場合でも、パッケージケース40内に組込まれた各部品間の接続については、配線の短尺化が可能となり、低コスト化及び電気的損失の低減を図ることができる。
【0059】
一方、上述した電源部品以外の部品をパッケージケース40内に組込むようにしてもよく、例えば、14V系統用のヒューズボックス31をパッケージケース40内に組込むようにしてもよい。この場合、12Vバッテリ15と14V系統用のヒューズボックス31との間の配線の短尺化も可能となる。
【0060】
また、パッケージケース40は、エンジンルームER内に配設可能に形成されており、本電源パッケージ1がエンジンルームER内に配設されるため、電源パッケージ1と、エンジンルームER内に配設される他の部品、例えば、スタートモータ部27やモータジェネレータ4とを接続する配線の短尺化が可能となる。
【0061】
また、電源パッケージ1を、ブラケット51a,51b,51c,51dを介して車体に固定し、パッケージケース40の外面のうち車体側部品への接触部分に振動吸収部材52を貼付けているため、車体側の振動が電源パッケージ1側に伝わり難くなり、耐振動性に優れる。また、取付強度にも優れる。
【0062】
しかも、12Vバッテリ15を36Vバッテリ14の上方に配設しているため、比較的交換頻度が高い12Vバッテリ15の交換を容易に行える。
【0063】
加えて、12Vバッテリ15が車両Cの前方に位置するように、パッケージケース40内に組込まれているため、作業者において車両Cの前方から12Vバッテリ15に手が届きやすい。従って、該12Vバッテリ15の交換を容易に行える。
【0064】
また、ヒューズボックス19が車両Cの前方に位置するように、パッケージケース40内に組込まれているため、上記と同様の理由により、ヒューズボックス19内のヒューズ17a〜17jの交換を容易に行える。
【0065】
{各部品を位置決めするための構成}
次に、パッケージケース40内に収容配置される各部品を位置決めするための構成について説明する。
【0066】
図6は、放熱部材13h付のDC/DCコンバータ13と12Vバッテリ15とエアフィルタ50とがパッケージケース40のロアケース41内に位置決め収容された状態を示す斜視図であり、図7〜図9はその位置決め状態を示す要部拡大断面図である。
【0067】
すなわち、上記各部品を位置決めするため、ロアケース41の内面に第1〜第3位置決突部55,56,57が突設されている。
【0068】
第1位置決突部55は、12Vバッテリ15の位置決めを行うためのもので、ロアケース41の第2収容部43の底部内面であって12Vバッテリ15の一側面の下辺部及び後面の下辺部に対向する各位置に一対ずつ設けられている。各第1位置決突部55は、第2収容部43の底部内面より上方に突出する側面視略長方形状の板状に形成されている。
【0069】
そして、12Vバッテリ15をロアケース41の第2収容部43内に収容する際、該12Vバッテリ15の一側面の下辺部及び後面の下辺部をそれぞれ第1位置決突部55の内向き側面に当接させることで、該12Vバッテリ15の位置決めが行われる(図6及び図7参照)。
【0070】
第2位置決突部56は、エアフィルタ50の位置決めを行うためのもので、ロアケース41の底部内面であってエアフィルタ50の前面下辺部及び後面下辺部に対向する各位置に一対ずつ設けられている。各第2位置決突部56は、ロアケース41の底部内面より突出する側面視略長方形状に形成されると共に、その上側の一コーナー部がエアフィルタ50側に向けて該エアフィルタ50の挿入方向に傾斜する案内面56aに形成されている。
【0071】
そして、エアフィルタ50をロアケース41の所定位置に収容する際、該エアフィルタ50の一対の下辺部が第2位置決突部56の案内面56aに摺接して該エアフィルタ50が前後の第2位置決突部56間の所定位置に向けて案内される。エアフィルタ50が最も奥に挿入配置された状態では、エアフィルタ50の前面下辺部及び後面下辺部が、それぞれ第2位置決突部56のエアフィルタ50向きの一側面に当接して、該エアフィルタ50の位置決めが行われる(図6及び図8参照)。
【0072】
また、第3位置決突部57は、放熱部材13h付のDC/DCコンバータ13の位置決めを行うためのもので、ロアケース41の第2収容部43の底部内面であって放熱部材13hの下側位置に一対設けられている。各第3位置決突部57は、略短円柱状に形成されており、また、放熱部材13hの下面側には、各第3位置決突部57に対向する位置に各第3位置決突部57を挿入可能な位置決穴部13hhに形成されている。なお、放熱部材13hは、DC/DCコンバータ13の筐体自体にネジや熱導電性接着剤等を介して固着されている。
【0073】
そして、放熱部材13h付のDC/DCコンバータ13をロアケース41の第2収容部43内に収容する際、各第3位置決突部57を放熱部材13hの位置決穴部13hhに挿入する。これにより、放熱部材13hの位置決めが行われ、また、これと一体化されたDC/DCコンバータ13の位置決めも行われる。
【0074】
なお、パッケージケース40のアッパケース45の内面側にも、上記第1〜第3位置決突部55,56,57の上方対応位置に、それらと同様構成の位置決突部が設けられている(位置決突部55に対応する位置決突部55Bのみ図7に図示)。
【0075】
そして、ロアケース41の上部にアッパケース45を取付けることで、上記放熱部材13h付のDC/DCコンバータ13と12Vバッテリ15とエアフィルタ50とが、ロアケース41とアッパケース45との間で上下方向から押え込まれつつ、それぞれの上下両側から位置決めされる構成となっている。
【0076】
このように各部品を位置決めしたものにあっては、各部品をパッケージケース40内に組込む際に、各部品の位置決めを容易に行える上、組付け後の位置ずれを防止できる。
【0077】
特に、ロアケース41及びアッパケース45の両方に位置決突部56〜57を設けているので、各部品を上下方向から位置決めでき、より確実に部品の位置ずれを防止できる。
【0078】
また、アッパケース45をロアケース41に取付ける際、該アッパケース45側の位置決突部を各部品に当接或は挿入させるようにしながら当該取付作業を行うことで、ロアケース41に対するアッパケース45の位置決めを容易に行える。
【0079】
また、第1位置決突部55や第2位置決突部56のように、アッパケース45やロアケース41の内面に沿ってリブ状に形作ったものにあっては、該ケース41,45を補強する機能をも果している。
【0080】
{各部品を接地するための構成}
次に、パッケージケース40内に収容配置される各電気部品を接地するための構成について説明する。
【0081】
図3及び図4に示すように、この電源パッケージ1は、各電気部品が共通に接地される単一のアース線60を有している。アース線60としては、一般的な被覆電線が用いられる。
【0082】
アース線60の一端側部分は、ロアケース41に形成された電線導入口42a(図6参照)を通って電源パッケージ1内に導かれている。
【0083】
そして、電源パッケージ1内で、各電気部品(ここでは、インバータ12やDC/DCコンバータ13、36Vバッテリ14、12Vバッテリ15、ヒューズボックス19、端子ボックス20、パワーディストリビュータ16g)のそれぞれにおける接地ラインがはんだ付けやカシメ接続等を用いて該アース線60に電気的に接続されている。
【0084】
また、アース線60の他端側部分は、電線導入口42aを通って電源パッケージ1の外に導出されている。そして、電源パッケージ1外で、適宜車体の金属部分に引出され該車体に接地(ボディアース)されている。図3では、アース線60がラジエータサポートパネルCaに接地された状態を示している。なお、アース線60の他端側部分を、電源パッケージ1の上方に引出しておき、電源パッケージ1を組立てた後、再度に該アース線60を車体に接続できるようにしておくとよい。
【0085】
この場合、単一のアース線60を車体に接続することで、パッケージケース40内の各部品を接地することができるため、組付け性、メンテナンス性の向上を図ることができる上、アース用の配線数が少なくなり誤配線を防止できる。
【0086】
{電磁遮蔽に係る構成}
次に、パッケージケース40内に収容配置される電気部品を電磁遮蔽するための構成について説明する。
【0087】
すなわち、この電源パッケージ1には、電磁波を放射する特性を有する電子機器、ここでは、インバータ12やDC/DCコンバータ13、パワーディストリビュータ16gが組込まれている。
【0088】
そこで、インバータ12やDC/DCコンバータ13、パワーディストリビュータ16gについては、金属等の導電性ケース12B,13B,16gBで遮蔽している(図5参照)。
【0089】
そして、それら導電性ケース12B,13B,16gBを接地している。接地するための構成としては、例えば、各導電性ケース12B,13B,16gBを上記アース線60にはんだ付けやカシメ接続、ネジ接続等によりそれぞれ電気的に接続する構成を採用することができる。
【0090】
この場合、パッケージケース40内に組込まれる電子機器であるインバータ12やDC/DCコンバータ13、パワーディストリビュータ16gを導電性ケース12B,13B,16gBで遮蔽し、その導電性ケース12B,13B,16gBを接地しているため、電磁遮蔽を容易に行える。特に、複数の導電性ケース12B,13B,16gBを単一のアース線60に接地したものにあっては、該アース線60にノイズフィルタ等の低減措置を施すことで、複数の電子機器に対するノイズ対策を行える。従って、各電子機器に対して別々にノイズフィルタ等の低減措置を施す場合に比べて、構成の簡易化を図ることができる。
【0091】
なお、導電性ケース12B,13B,16gB自体を直接アース線60に電気的に接続して接地する代りに、放熱部材13h,16ghを直接アース線60に電気的に接続して接地するようにしてもよい。
【0092】
すなわち、放熱部材13hは、インバータ12の導電性ケース12B及びDC/DCコンバータ13の導電性ケース13Bに、ネジ締め等により電気的・熱的に連結された状態で固着されている。
【0093】
また、放熱部材16ghは、パワーディストリビュータ16gの導電性ケース16gBに、ネジ締め等により電気的・熱的に連結された状態で固着されている。
【0094】
そして、各放熱部材13h,16ghを接地している。接地するための構成としては、例えば、上記と同様アース線60を用いた構成を採用することができる。
【0095】
この場合、単一の放熱部材13hを接地することで、インバータ12の導電性ケース12B及びDC/DCコンバータ13の導電性ケース13Bの双方が接地されるため、個々の導電性ケース12B,13Bを別々のアース線等で接地する場合に比べて、その接地のための構成が簡易となる。
【0096】
{メンテナンス等を考慮した変形例}
最後に、電源パッケージ1のメンテナンス性等を考慮した変形例について説明する。図10は変形例に係る電源パッケージ101を示す斜視図である。
【0097】
この電源パッケージ101では、アッパケース145(アッパケース45に対応する)の上部であってヒューズボックス19の上方位置にヒューズ交換開口部170が形成されている。このヒューズ交換開口部170には、ヒンジ部171aを介して開閉自在に開閉扉171が設けられている。
【0098】
そして、開閉扉171を開くと、ヒューズボックス19の各ヒューズ17a〜17jがヒューズ交換開口部170から外部に臨むようになっている。この状態で、本電源パッケージ101の作業者が、手をヒューズ交換開口部170に通してヒューズ17a〜17jの交換を行えるようになっている。
【0099】
また、アッパケース145の上部であって12Vバッテリ15の上方位置に透過窓部172が設けられいる。そして、12Vバッテリ15のバッテリ液容量を確認するためのバッテリ液残量計173が、透過窓部172を通じて視認可能な位置に配設されている。
【0100】
これにより、透過窓部172を通じて12Vバッテリ15の液量を視認可能な構成となっている。なお、透過窓部172には、バッテリ液残量計173の他、バッテリ比重計等の諸バッテリ状態を確認するための確認計を配設してもよく、また、36Vバッテリ14の状態を確認するための確認計を配設してもよい。
【0101】
さらに、アッパケース145の上部であって12Vバッテリ15の正負両電極端子の上方に充電用開口部174が形成されている。この充電用開口部174には、ヒンジ部175aを介して開閉自在に開閉扉175が設けられている。
【0102】
そして、開閉扉175を開くと、12Vバッテリ15の正負両電極端子が充電用開口部174から外部に臨むようになっている。この状態で、本電源パッケージ101の充電作業者が、充電用電源側の正負各電極を、12Vバッテリ15の対応する正負各電極端子に電気的に接続して、該12Vバッテリ15の充電を行えるようになっている。
【0103】
また、アッパケース145の上部であって端子ボックス20のサービスカプラ23,25の上方に、着脱用開口部176が形成されると共に、その着脱用開口部176に、ヒンジ部177aを介して開閉自在に開閉扉177が設けられている。
【0104】
そして、開閉扉177を開くと、端子ボックス20のサービスカプラ23,25が着脱用開口部176を通じて外部に露出するようになっている。この状態で、本電源パッケージ101の作業者が、サービスプラグを着脱しできるようになっている。
【0105】
このように構成された変形例によると、電源パッケージ101に対する作業者が、手で開閉扉171,175,177を開くことにより、アッパケース145を取外すことなく、ヒューズ交換開口部170,充電用開口部174,着脱用開口部176を通じて、ヒューズ17a〜17jの交換や12Vバッテリの充電、サービスプラグの着脱を容易に行えるようになっており、メンテナンス性に優れる。
【0106】
しかも、アッパケース145を取外すことなく、透過窓部172を通じて12Vバッテリ15の液残量等を容易に確認できるので、この点でもメンテナンス性に優れる。
【0107】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載の車両電源システム用ので電源パッケージによると、第1充電池と第2充電池とを単一のパッケージケース内に組込んでいるため、それら第1充電池と第2充電池とを接続する配線の短尺化が可能となり、低コスト化及び電気的損失の低減を図ることができる。
【0108】
また、請求項2記載の発明によれば、第1充電池や第2充電池、第1直流電圧出力部、第2直流電圧出力部間の接続を行う配線の短尺化が可能となり、低コスト化及び電気的損失の低減を図ることができる。
【0109】
さらに、請求項3記載の発明によれば、電源パッケージと、エンジンルーム内に配設される諸部品、例えば、スタータ装置や発電装置とを接続する配線の短尺化が可能となる。
【0110】
また、請求項4記載の発明によれば、単一のアース線を車体に接続することで、パッケージケース内の各部品を接地することができるため、組付け性、メンテナンス性の向上を図ることができる上、誤配線を防止できる。
【0111】
請求項5記載の発明によれば、パッケージケース内に組込まれる各部品のうち電磁波を放射する特性を有する電子機器を導電性ケース内に遮蔽し、その導電性ケースを接地しているため、電磁遮蔽を容易に行える。特に、複数の電子機器の導電性ケースを単一のアース線に接地したものにあっては、該アース線にノイズ低減措置を施すことで、複数の電子機器に対するノイズ対策を行える。
【0112】
請求項6記載の発明によれば、放熱部材を接地することで、各電子機器の導電性ケースが接地されるため、例えば、個々の導電性ケースを別々のアース線等でボディアースする場合に比べて、その接地のための構成が簡易となる。
【0113】
請求項7記載の発明によれば、各部品の位置決めを容易に行える上、組付け後の位置ずれを防止できる。
【0114】
請求項8記載の発明によれば、位置決突部が部品を上下両側から位置決めするため、より確実に部品の位置ずれを防止できる。
【0115】
請求項9記載の発明によれば、パッケージケースにブラケット及び振動吸収部材を設けているため、耐振動性に優れる。
【0116】
請求項10記載の発明によると、一般的に放電電圧の小さな第2充電池の方が交換頻度が高いと考えられるところ、その第2充電池を第1充電池の上方に配設しているため、該交換頻度の高い第2充電池の交換を容易に行える。
【0117】
請求項11記載の発明によれば、比較的頻繁に交換される傾向のある第2充電池の交換が容易となる。
【0118】
請求項12記載の発明によれば、ヒューズボックス内のヒューズの交換を容易に行える。
【0119】
請求項13記載の発明によれば、アッパケースを外すことなく、前記ヒューズ交換開口部を通じてヒューズの交換を容易に行える。
【0120】
請求項14記載の発明によれば、アッパケースを外すことなく、透過窓部を通じて容易にバッテリの状態を確認できる。
【0121】
請求項15記載の発明によれば、アッパケースを外すことなく、充電用開口部を通じて容易に充電を行える。
【0122】
請求項16記載の発明によれば、アッパケースを外すことなく、着脱用開口部を通じて容易にサービスプラグの着脱を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電源パッケージを含む車両電源システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】車両における電源パッケージの設置位置を示す概略斜視図である。
【図3】同上の電源パッケージをエンジンルーム内に配設した状態を示す概略斜視図である。
【図4】同上の電源パッケージを示す斜視図である。
【図5】同上の電源パッケージ内に組込まれる各部品の配設位置を示す概略斜視図である。
【図6】ロアケース内に各部品が位置決め収容された状態を示す斜視図である。
【図7】12Vバッテリが位置決め収容された状態を示す概略断面図である。
【図8】エアフィルタが位置決め収容された状態を示す概略断面図である。
【図9】放熱部材付のDC/DCコンバータが位置決め収容された状態を示す概略断面図である。
【図10】変形例に係る電源パッケージを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電源パッケージ
12 インバータ
12B 導電性ケース
13 DC/DCコンバータ
13h 放熱部材
13hh 位置決穴部
13B 導電性ケース
14 36Vバッテリ
15 12Vバッテリ
16a〜16g パワーディストリビュータ
16gh 放熱部材
16gB 導電性ケース
17a〜17j ヒューズ
19 ヒューズボックス
20 端子ボックス
23,25 サービスカプラ
40 パッケージケース
41 ロアケース
45 アッパケース
50 エアフィルタ
51a〜51d ブラケット
52 振動吸収部材
55,56,57 位置決突部
55B 位置決突部
60 アース線
101 電源パッケージ
145 アッパケース
170 ヒューズ交換開口部
171 開閉扉
172 透過窓部
173 バッテリ液残量計
174 充電用開口部
175 開閉扉
176 着脱用開口部
177 開閉扉
C 車両
ER エンジンルーム

Claims (16)

  1. 互いに異なる電圧範囲である第1電圧範囲と第2電圧範囲とで給電を行う車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記第1電圧範囲で充放電を行う第1充電池と、前記第2電圧範囲で充放電を行う第2充電池とを、単一のパッケージケース内に組込んだ車両電源システム用の電源パッケージ。
  2. 請求項1記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    さらに、外部の発電装置からの給電を受けて前記第1電圧範囲内の直流電圧を出力する第1直流電圧出力部と、前記第1電圧範囲内の直流電圧を前記第2電圧範囲内の直流電圧に変換して出力する第2直流電圧出力部とを、前記パッケージケース内に組込んだ、車両電源システム用の電源パッケージ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースは、エンジンルーム内に配設可能に形成された車両電源システム用の電源パッケージ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケース内に組込まれる各電気部品が共通に接地される単一のアース線を有し、そのアース線が車体に接地される、車両電源システム用の電源パッケージ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケース内に組込まれる各部品のうち電磁波を放射する特性を有する電子機器を導電性ケースで遮蔽し、その導電性ケースを接地した、車両電源システム用の電源パッケージ。
  6. 請求項5記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    単一の放熱部材が、複数の前記電子機器に熱的及び電気的に連結され、前記放熱部材が接地されることにより、前記各電子機器の導電性ケースが前記放熱部材を介して接地される、車両電源システム用の電源パッケージ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースの内面側に、その内部に組込まれる各部品のうち少なくとも一つを位置決めするための位置決突部を突設した、車両電源システム用の電源パッケージ。
  8. 請求項7記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースは、
    上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、
    前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、
    前記位置決突部が、前記ロアケースの内面側及び前記アッパケースの内面側のそれぞれに突設され、
    前記ロアケースの上方開口に前記アッパケースを装着した状態で、前記位置決突部が前記各部品のうちの少なくとも一つを上下両側から位置決めする、車両電源システム用の電源パッケージ。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースに車体への固定用のブラケットを設けると共に、前記パッケージケースの外面のうち車体側部品への接触部分に振動吸収部材を貼付けた、車両電源システム用の電源パッケージ。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記第1充電池の放電電圧は、前記第2充電池の放電電圧よりも大きく、前記第1充電池の上方に前記第2充電池が配設された、車両電源システム用の電源パッケージ。
  11. 請求項10記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記第2充電池とが、車両の前方に位置するように、前記パッケージケース内に組込まれた、車両電源システム用の電源パッケージ。
  12. 請求項10又は請求項11記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記第1充電池及び前記第2充電池のうちの少なくとも一つと外部電装品との間に介装されるヒューズを収納したヒューズボックスが、車両の前方に位置するように、前記パッケージケース内に組込まれた、車両電源システム用の電源パッケージ。
  13. 請求項12記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースは、
    上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、
    前記アッパケースに、前記ヒューズボックスのヒューズを交換するためのヒューズ交換開口部が形成されると共に、そのヒューズ交換開口部に、開閉自在に開閉扉が設けられた、車両電源システム用の電源パッケージ。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースは、
    上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、
    前記アッパケースに透過窓部を設けると共に、前記第1充電池及び前記第2充電池のうち少なくとも一方のバッテリ状態確認計が前記透過窓部を通じて視認可能な位置に配設された、車両電源システム用の電源パッケージ。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    前記パッケージケースは、
    上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、
    前記アッパケースに、前記第1充電池及び前記第2充電池のうち少なくとも一つの一対の電極に外部からの充電用の接続部を接続するための充電用開口部が形成される共に、その充電用開口部に、開閉自在に開閉扉が設けられた、車両電源システム用の電源パッケージ。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれかに記載の車両電源システム用の電源パッケージであって、
    サービスプラグが着脱自在で、前記サービスプラグの装着状態で前記第1充電池及び前記第2充電池から他の部品に給電が成されると共に、前記サービスプラグの非装着状態で第1充電池及び前記第2充電池から他の部品への給電が遮断されるサービスカプラを備えた端子ボックスが、前記パッケージケース内に組込まれ、
    前記パッケージケースは、
    上方が開口し、その開口を通じて前記各部品が内部に収容されるロアケースと、前記ロアケースの上方開口を覆うアッパケースとを有し、
    前記アッパケースに、前記サービスカプラに前記サービスプラグを着脱するための着脱用開口部が形成されると共に、その着脱用開口部に、開閉自在に開閉扉が設けられた、車両電源システム用の電源パッケージ。
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