JP2004167767A - Retractable writing utensil - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノック体を押圧することにより、回転カムの回転の作用により筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部より出没させる回転カムによる繰出機構を具備したノック式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
「特開平10−264585号」
【特許文献2】
「特開平10−278482号」
【特許文献3】
「特開平11−76361号」
【特許文献2】
「特開2000−127677号」
【0003】
従来から、ノック体を押圧することにより、回転カムの回転の作用により筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部より出没させる繰出機構を具備した回転カムによるノック式筆記具については、よく知られている。
【0004】
こうした回転カム機構は、回転カムの突部をカム溝に係合することによって筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部より出没させる機構であり、具体的には、図8に示すように、カム溝Kは、軸心方向に長さの異なる複数の溝(谷溝T、凹み溝M)が交互に周設され、個々の溝間に形成される山部(T1、T2)は傾斜した面になっている。ノック体を押圧し、回転カムの突部9aが山部T1と山部T2の段部によって形成された谷溝T(短い溝)に位置する状態で筆記体の筆記先端部は突出し、さらにノック体を押圧すると突部9aが山部T2を越え、傾斜面に沿って凹み溝M(長い溝)に移動する。この凹み溝Mに回転カムの突部が位置する状態で筆記体の筆記先端部は没入する。
【0005】
ところで、前記ノック式筆記具を、筆記体の筆記先端部が突出した状態でポケット等の布地に挟持した時、特に筆記体が、低粘度である水性インキや25℃において粘度が3000mPa・s以下の油性インキ、あるいは剪断減粘性を付与したインキを収容したボールペンレフィルである場合には、前記インキがポケットの布地に染み込み汚してしまうという問題があり、ノック体の押圧作動以外にも解除機構を設け、簡単に筆記先端部が没入可能なノック式筆記具が切望されている。
【0006】
特にクリップをポケット等に装着した場合には筆記先端部が没入する、いわゆるセーフティ機構を設けることが好ましく、こうしたセーフティ機構を具備した回転カムを有するノック式筆記具も数多く提案され、例えば、回転カムの側面に形成した係止部をクリップの玉部に形成した止め部に係止し、ポケットに挟持する際等の、クリップの軸筒側面からの離間作動により前記係止部の係止状態が解除され、弾性体等の付勢力により回転カムを後退させ、該回転カムの後退に連動して筆記体も後退させることにより、筆記先端部を軸筒内に没入させる構造のものは知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した回転カムの側面に形成した係止部をクリップの玉部に形成した止め部に係止する構造は、ノック体を押圧する時の作動感触に影響が大きいという問題があった。
【0008】
また、特開2000−79789号「ノック式筆記具」では、ノック体の押圧操作に連動して前進する係止突起を有し、内壁にカム溝を形成したカム筒を付設し、クリップに形成した係止段部に前記係止突起を係止した状態で、ノック体の押圧操作して筆記体の筆記先端部を出没作動するノック式筆記具が開示されている。
【0009】
しかし、前記従来の「ノック式筆記具」は、ノック体を押圧する時の作動感触に影響は少ないものの、クリップに係止した係止突起が解除されると、一度ノック体を押圧操作して係止段部に係止突起を係止した後、再度ノック体を押圧操作することによって筆記体の筆記先端部を出没可能とするものであった。
【0010】
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、ノック体の押圧作動による作動感触が良好で、かつ簡単に出没可能な回転カムを有するノック式筆記具を提供することであり、好ましくは、筆記体の筆記先端部が突出した状態でクリップ部材をポケット等の衣類に装着しても衣類を汚損することがないセーフティ機構を具備したノック式筆記具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒内に形成した、傾斜面を有する二つの山部が隣設し、段部を形成することにより設けた谷溝と、該谷溝より軸心方向において長い凹み溝とよりなる、軸心方向に長さの異なる複数の溝が交互に周設されたカム溝と、筆記体側の端部にカム部を、他端に押圧部を設けてなるノック体と、該ノック体のカム部と係合し、ノック体への押圧操作によってカム溝に沿って回転しながら前後動する、カム溝に係合する突部を有する回転カムと、コイルスプリングにより軸筒後端方向へ付勢されて前記回転カムに当接してなる筆記体とで構成された回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、前記回転カムの後方にカム溝形成部材を回転方向のみ回動可能に配設し、軸筒内に形成した第1の山部と、カム溝形成部材に形成した第2の山部によって、前記谷溝を形成するとともに、前記カム溝形成部材に形成した係止部が、軸筒に一体又は付設した解除部材に係止し、前記カム溝係止部材の回転を規制するとともに、前記谷溝に回転カムの突部が係止した状態で、前記解除部材から係止部の係止を解除すると、前記コイルスプリングの付勢力により、前記回転カムの突部が第1又は第2の山部を押圧し、該押圧力によってカム溝形成部材を回転させ、前記谷溝を形成していた第1の山部と第2の山部が離間し、該第1の山部と第2の山部間に前記凹み溝を形成して、筆記先端部が没入する。
【0012】
また、前記係止部材が、軸筒後端に一体または付設したクリップ部材であり、前記被係止部をクリップ部材の玉部に形成し、筆記先端部が軸筒先端の開口部より突出した状態でクリップをポケット等に挟持すると、ポケットの布地等により前記クリップ部材の玉部が軸筒から離間し、前記係止部と被係止部への係止を解除して筆記先端部を没入させるセーフティ機構を具備してなる。
【0013】
また、本発明における解除部材へのカム溝形成部材の係止部の係脱方法は特に限定されるものでなく、凹凸によるものや、突部と突部等、従来から知られている押圧又は離間によって係脱する方法を適宜選択して用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、図面中同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
図1から図11に示すノック式筆記具1は、軸筒が前軸2と後軸3を螺合し、さらに後軸の後端部に頭冠6を装着した構造で構成され、筆記体11は筆記先端部12にボールペンチップを用いたボールペンレフィルがコイルスプリング13によって頭冠6の後端6a方向へ附勢されて収納しており、このコイルスプリング13の力は回転カム9、押し棒5、押圧体4に伝えられている。後軸3に付設した解除部材10は、後軸3に設けた窓部3aから、解除部材10に形成した被係止部10aが軸筒内に進入するようにしてある。
【0015】
図8は、カム溝構成部材7、内鞘8、回転カム9の展開図の一部を示した図で、回転カム9による繰出機構の流れを示しており、8−1〜8−10の順序で最後は再び8−1の状態にもどり、この間に筆記先端部12の前軸2の先端開口部2aからの出没動作が1回行われる。
【0016】
これに基づいて回転カム9による繰出機構部を説明すると、ノック体は押圧体4を押し棒5に装着して形成してあり、ノック体(押圧体4、押し棒5)と筆記体11の間には、カム溝構成部材7、回転カム9が設けられており、ノック体(押圧体4、押し棒5)を押圧することにより、押し棒5のカム部5aとこれに対応する回転カム9の被カム部9bにより軸心方向に加えられた力が周方向の回転力に変換される。このとき、押し棒5には回転止め5aが設けられており、頭冠6に回転止め5aに対応する窓孔Lが形成されているため、ノック体(押圧体4、押し棒5)は周方向に回転せず、回転カム9のみが周方向に所定角回転するように構成されている。
【0017】
カム溝Kは、内鞘8の内壁面に形成した第1の山部T1と、回転カム9の後方に径方向のみ回動可能に配設したカム溝形成部材7に形成した第2の山部T2とが連設することによって谷溝Tと、凹み溝Mを形成し、回転カム9を前後に摺動案内し回転させるためのカム溝Kを構成する。この時、ノック体(押圧体4、押し棒5)を前軸2の先端開口部2a方向に押圧し、該カム溝形成部材7に形成した係止部7aが、後軸3に付設した解除部材10の被係止部10aに係止した状態で、第1、第2の二つの山部T1、T2により谷溝Tを形成するように設定する。
【0018】
ノック作動の初期段階では回転カム9の突部9aは凹み溝Mに位置して回転規制が働き、回転カム9は回転しない(図8−1、8−2)が、一定距離ノック作動が行われるとこの回転カムの突部9aは、第1の山部T1を越え回転規制がはずれて回転カム9は所定角度だけ回転する(図8−3、8−4)。さらに、回転カム9は筆記体11を通してコイルスプリング13により常に後方に附勢されておりノック体(押圧体4、押し棒5)の押圧を止めると、第1の山部T1の傾斜面により、回転カム9は所定角度だけ回転し、回転カムの突部9aは谷溝Tに移動する(図8−5)。この状態は、筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aより突出し、かつ解除部材10の被係止部10aに、カム溝形成部材7の係止部7aが係止した状態である。
【0019】
さらにノック体(押圧体4、押し棒5)を押圧し、一定距離ノック作動が行われると、回転カムの突部9aは、第2の山部T2を越え回転規制がはずれて回転カム9は所定角度だけ回転する(図8−6、8−7)。この時、回転カム9は筆記体11を通してコイルスプリング13により常に後方へ附勢されておりノック体(押圧体4、押し棒5)の押圧を止めると、第2の山部T2の傾斜面により、回転カム9は所定角度だけ回転し、回転カムの突部9aは凹み溝Mに移動する(図8−8、8−9、8−10)。この移動によって、筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aから没入する。
【0020】
また、回転カムの突部9aは谷溝Tに位置する(図12−1)状態(筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aより突出した状態)で、解除部材10を押圧(図3の矢印G方向)し、解除部材10の被係止部10aとカム溝構成部材7の係止部7aの係止を解除すると、コイルスプリング13の付勢力による回転カムの突部9aが第2の山部T2を押圧する押圧力は、カム溝形成部材7は軸心方向には移動しないため、回転力に変換され、カム溝構成部材7が回転(図12−2、12−3)する。その結果、第1の山部T1と第2の山部T2の間に凹み溝Mが形成され、回転カムの突部9aは、コイルスプリング13の付勢力によって、第1の山部T1と第2の山部T2の間に新たに形成された凹み溝Mに移動(図12−4)する。この移動によって、筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aより没入する。また、この時、他のカム溝構成部材7の係止部7aが解除部材10の被係止部10aに係止している。
【0021】
さらにノック体(押圧体4、押し棒5)を押圧し、一定距離ノック作動が行われると、回転カムの突部9aが第1の山部T1を越え回転規制がはずれて回転カム9は所定角度だけ回転する(図12−5、12−6、12−7)。この時、回転カム9は筆記体11を通してコイルスプリング13により常に後方へ附勢されておりノック体(押圧体4、押し棒5)の押圧を止めると、第1の山部T1の傾斜面により、回転カム9は所定角度だけ回転し、回転カムの突部9aは谷溝Tに移動する(図12−8)。この時、他のカム溝構成部材7の係止部7bが解除部材10の被係止部に係止しているので、カム溝構成部材7の回転規制が加わっているので回転カムの突部9aは谷溝Tに移動した状態を維持することができる。また、この状態は、筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aから突出した状態である。
【0022】
また、回転カムの突部9aは谷溝Tに位置する(図12−8)状態(筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aより突出した状態)で、解除部材10を押圧(図3の矢印G方向)し、解除部材10の被係止部10aとカム溝構成部材7の係止部7aの係止を解除すると、コイルスプリング13の付勢力による回転カムの突部9aが第1の山部T1を押圧する押圧力は、カム溝形成部材7は軸心方向には移動しないないため、回転力に変換され、カム溝構成部材7が前回(図12−2、12−3)と逆方向に回転(図12−9、12−10)する。その結果、第1の山部T1と第2の山部T2の間に凹み溝Mが形成され、回転カムの突部9aは、コイルスプリング13の付勢力によって、第1の山部T1と第2の山部T2の間に新たに形成された凹み溝Mに移動(図12−11、12−12)する。この移動によって、筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aより没入する。また、この時、他のカム溝構成部材7の係止部7aが解除部材10の被係止部10aに係止する。
【0023】
図12から図15に示す第2の実施の形態は、解除部材10を頭冠22に一体に形成したクリップ部材23とし、このクリップ部材23の玉部に、カム溝構成部材7の係止部7aを係止させる被係止部23aを形成した以外は、第1の実施の形態と同様にしてノック式筆記具21を得ている。
【0024】
ノック式筆記具21は、筆記先端部12が突出状態(図12−1又は12−8)で、例えば、ポケットの布地(図示せず)にクリップ23を挟持する場合に、ポケットの布地によって、クリップ部材23は後軸3から離間(図16の矢印H方向)する。この離間によって、クリップ部材23の被係止部23aに係止していたカム溝構成部材7の係止部7aがはずれて、第1の実施の形態と同様に、径方向のみ回動可能に配設したカム溝構成部材7は、コイルスプリング13の付勢力による回転カムの突部9aが第2の山部T2を押圧する押圧力は、カム溝形成部材は軸心方向には移動しないないため、回転力に変換され、カム溝構成部材7が回転(図12−2、12−3又は12−9、12−10)する。その結果、第1の山部T1と第2の山部T2の間に凹み溝Mが形成され、回転カムの突部9aは、コイルスプリング13の付勢力によって、第1の山部T1と第2の山部T2の間に新たに形成された凹み溝Mに移動(図12−4又は12−12)する。この移動によって、筆記先端部12が前軸2の先端開口部2aより没入する。すなわち、筆記先端部12が突出した状態で、ポケットの布地にクリップ23を挟持した場合には、筆記先端部12が没入し、ポケットの布地を汚損することがないセーフティ機構となる。
【0025】
尚、本実施の形態では、前軸2と後軸3を螺着により軸筒を形成し、後軸3内に配設した内鞘8に第1の山部T1を形成しているが、後軸内、あるいは軸筒を一体に形成し、軸筒後端部に第1の山部を形成してもよい。また、ノック体を押圧体4、押し棒5を装着することにより形成しているが、押圧体4、押し棒5を一体に形成してあってもよい。
【0026】
また、本実施の形態では、筆記体としてボールペンレフィルを用いているがこれに限るものではない。また、ボールペンチップ構造も特に限定されるものでなく、ボールをコイルスプリングの先端で直接又は押圧体を介して押圧されている構造としても良いし、コイルスプリングを配設しない構造であっても良い。
【0027】
また、本発明のノック式筆記具は、また、筆記体に収容するインキも特に限定されるものではないが、低粘度である水性インキや25℃において粘度が3000mPa・s以下の油性インキ、あるいは剪断減粘性を付与したインキを収容したボールペンレフィルである場合には、前記インキがポケットの布地に染み込み、汚損し易いので特に有効である。
【0028】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は前述した構成により、ノック体の押圧作動による作動感触が良好で、かつ簡単に出没可能な回転カムを有するノック式筆記具を提供することができた。
【0029】
また、筆記体の筆記先端部が突出した状態でクリップ部材をポケット等の衣類に装着しても衣類を汚損することがないセーフティ機構を具備したノック式筆記具を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるノック式筆記具を示す縦断面図である。
【図2】図1における、筆記先端部を突出状態とした縦断面図である。
【図3】図1における、一部省略した要部拡大縦断面図である。
【図4】第1の実施の形態における、一部省略した要部部品を展開した縦断面図である。
【図5】図1におけるA−A断面図である。
【図6】図1におけるB−B断面図である。
【図7】カム溝構成部材の上面図、側面図及び底面図である。
【図8】出没作動におけるカム溝及び回転カムの突部の係止関係を説明した図である。
【図9】係止部と被係止部の解除した状態を示す縦断面図である。
【図10】図9における、一部省略した要部拡大縦断面図である。
【図11】図9におけるC−C断面図である。
【図12】係止部と被係止部の解除におけるカム溝及び回転カムの突部の係止関係を説明した図である。
【図13】第2の実施の形態におけるノック式筆記具を示す縦断面図である。
【図14】図13における、筆記先端部を突出状態とした縦断面図である。
【図15】図13における、一部省略した要部拡大縦断面図である。
【図16】係止部と被係止部の解除した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、21 ノック式筆記具
2 前軸
2a 先端開口部
3 後軸
3a 窓部
4 ノック体
5 押し棒
5a 回転止め
6 頭冠
6a 後端部
7 カム溝構成部材
7a 係止部
8 内鞘
9 回転カム
9a 突部
9b 被カム部
10 解除部材
10a 被係止部
11 筆記体
12 筆記先端部
13 コイルスプリング
22 頭冠
23 クリップ部材
23a 被係止部
K カム溝
T1、T2 山部
T 谷溝
M 凹み溝
L 窓孔[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a knock-type writing implement provided with a feeding mechanism using a rotating cam that presses a knocking body to cause a writing tip of a writing body to protrude and retract from a tip end opening of a barrel by the action of rotation of a rotating cam.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1]
"JP-A-10-264585"
[Patent Document 2]
"JP-A-10-278482"
[Patent Document 3]
"JP-A-11-76361"
[Patent Document 2]
"JP-A-2000-127677"
[0003]
2. Description of the Related Art Conventionally, a knock-type writing instrument using a rotary cam provided with a feeding mechanism that presses a knock body to cause a writing tip of a writing body to protrude and retract from a tip opening of a barrel by the action of rotation of a rotary cam is well known. Have been.
[0004]
Such a rotary cam mechanism is a mechanism that causes a writing tip of a writing body to protrude and retract from a tip opening of a shaft cylinder by engaging a projection of the rotary cam with a cam groove. Specifically, as shown in FIG. In the cam groove K, a plurality of grooves (valley grooves T, concave grooves M) having different lengths are alternately provided in the axial direction, and peaks (T1, T2) formed between the individual grooves are formed. It has an inclined surface. When the knock body is pressed, the writing tip of the writing body protrudes in a state where the
[0005]
By the way, when the knock-type writing instrument is sandwiched between cloths such as pockets with the writing tip of the writing body protruding, especially the writing body has a low viscosity water-based ink or a viscosity of 3000 mPa · s or less at 25 ° C. In the case of a ball-point pen refill containing oil-based ink, or ink provided with shear-thinning, there is a problem that the ink permeates and stains the fabric of the pocket, and a release mechanism is provided in addition to the pressing operation of the knock body. There is a long-felt need for a knock-type writing instrument in which the writing tip can be easily immersed.
[0006]
In particular, it is preferable to provide a so-called safety mechanism in which the writing tip is immersed when the clip is attached to a pocket or the like, and many knock-type writing instruments having a rotary cam having such a safety mechanism have been proposed. The locking portion formed on the side surface is locked to the locking portion formed on the ball portion of the clip, and the locking state of the locking portion is released by separating the clip from the side surface of the shaft cylinder, such as when the clip is held in a pocket. There is known a structure in which a rotary cam is retracted by an urging force of an elastic body or the like, and a writing body is retracted in conjunction with the retraction of the rotary cam so that a writing tip portion is immersed in a shaft cylinder. .
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described structure in which the locking portion formed on the side surface of the rotating cam is locked with the stopper formed on the ball portion of the clip has a problem that the operation feeling when pressing the knocking body is greatly affected.
[0008]
Also, in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-79789 "knock-type writing implement", a cam cylinder having a cam groove having a cam groove formed on an inner wall is provided with a locking projection which advances in conjunction with a pressing operation of a knock body, and is formed into a clip. A knock-type writing instrument is disclosed in which a knocking body is pressed and operated to cause a writing tip of a writing body to protrude and retract in a state where the locking projection is locked to a locking step.
[0009]
However, although the conventional "knock-type writing instrument" has little effect on the operation feeling when pressing the knocking body, once the locking projection locked on the clip is released, the knocking body is once pressed to operate. After the locking projection is locked to the stop portion, the knocking body is pressed again to allow the writing tip of the writing body to appear and disappear.
[0010]
An object of the present invention is to provide a knock-type writing instrument having a rotary cam that has a good operation feeling by pressing operation of a knock body and that can easily come and go, in view of the above-described conventional problems. An object of the present invention is to provide a knock-type writing instrument provided with a safety mechanism that does not stain clothing even when a clip member is attached to clothing such as a pocket with the writing tip of the cursive body protruding.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a valley groove formed by forming a stepped portion adjacent to two ridges having an inclined surface formed in a shaft cylinder, and a concave groove longer than the valley groove in the axial direction. A cam groove in which a plurality of grooves having different lengths in the axial direction are alternately provided, a cam body provided at the end on the writing body side, and a knock body provided with a pressing portion at the other end; A rotating cam having a protrusion engaging with the cam groove, which moves back and forth while rotating along the cam groove by a pressing operation on the knock body, and a coil spring toward the rear end of the barrel. In a knock-type writing instrument having a retractable mechanism by a rotating cam constituted by a writing body which is urged and abuts on the rotating cam, a cam groove forming member is rotatable only in a rotating direction behind the rotating cam. The first ridge formed in the barrel and the cam groove forming member The valley groove is formed by the second peak portion, and a locking portion formed on the cam groove forming member is locked on a release member integrated with or attached to the shaft cylinder, and the cam groove locking member When the rotation is restricted and the locking of the locking portion is released from the release member in a state where the projection of the rotating cam is locked in the valley groove, the urging force of the coil spring causes the protrusion of the rotating cam to be released. Presses the first or second peak, rotates the cam groove forming member by the pressing force, the first and second peaks forming the valley groove are separated from each other, The recessed groove is formed between the first peak and the second peak, and the tip of the writing penetrates.
[0012]
Further, the locking member is a clip member integrally or attached to a rear end of the barrel, the locked portion is formed in a ball portion of the clip member, and a writing tip protrudes from an opening at a tip of the barrel. When the clip is clamped in a pocket or the like in this state, the ball portion of the clip member is separated from the barrel by the cloth of the pocket or the like, and the locking of the locking portion and the locked portion is released, and the writing tip is immersed. And a safety mechanism for causing the
[0013]
In addition, the method of engaging and disengaging the locking portion of the cam groove forming member with the release member in the present invention is not particularly limited, and it is possible to use a conventionally known pressing method such as a method using unevenness, a projection and a projection, and the like. A method of engaging and disengaging by separation can be appropriately selected and used.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings, the same members and the same components are denoted by the same reference numerals.
The knock-type writing implement 1 shown in FIGS. 1 to 11 has a structure in which a barrel is formed by screwing a
[0015]
FIG. 8 is a view showing a part of a development view of the cam
[0016]
The knocking body is formed by attaching the
[0017]
The cam groove K is formed on a first mountain portion T1 formed on the inner wall surface of the
[0018]
In the initial stage of the knocking operation, the
[0019]
When the knocking body (pressing
[0020]
Further, in a state where the protruding
[0021]
When the knocking body (pressing
[0022]
Further, in a state where the protruding
[0023]
The second embodiment shown in FIGS. 12 to 15 is a
[0024]
When the
[0025]
In the present embodiment, the
[0026]
Further, in the present embodiment, a ballpoint pen refill is used as a cursive writing, but the present invention is not limited to this. Also, the ballpoint pen tip structure is not particularly limited, and the ball may be pressed directly at the tip of the coil spring or via a pressing body, or may be a structure without the coil spring. .
[0027]
Further, the knock-type writing instrument of the present invention is not particularly limited in the ink contained in the writing body, but is a low-viscosity water-based ink or an oil-based ink having a viscosity of 3000 mPa · s or less at 25 ° C. or shearing. In the case of a ball-point pen refill containing ink with reduced viscosity, the ink is particularly effective because it easily permeates into the fabric of the pocket and becomes soiled.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can provide a knock-type writing instrument having a rotating cam that has a good operating feeling by the pressing operation of the knocking body and can easily be moved in and out by the above-described configuration.
[0029]
In addition, a knock-type writing instrument provided with a safety mechanism that does not stain clothing even when the clip member is attached to clothing such as a pocket with the writing tip of the writing body protruding can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a knock type writing instrument according to a first embodiment.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of FIG. 1 with a writing tip portion in a protruding state.
FIG. 3 is an enlarged longitudinal sectional view of a main part in FIG. 1 with a part omitted.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view in which main parts, which are partially omitted, in the first embodiment are developed.
FIG. 5 is a sectional view taken along line AA in FIG. 1;
FIG. 6 is a sectional view taken along line BB in FIG. 1;
FIG. 7 is a top view, a side view, and a bottom view of the cam groove forming member.
FIG. 8 is a diagram illustrating a locking relationship between a cam groove and a projection of a rotating cam in a retracting operation.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing a state in which a locking portion and a locked portion are released.
FIG. 10 is an enlarged longitudinal sectional view of a main part of FIG. 9, with some parts omitted.
11 is a sectional view taken along the line CC in FIG. 9;
FIG. 12 is a diagram illustrating a locking relationship between a cam groove and a protruding portion of a rotating cam when releasing a locking portion and a locked portion.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view showing a knock type writing instrument according to the second embodiment.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view of FIG. 13 with a writing tip protruding.
FIG. 15 is an enlarged longitudinal sectional view of a main part in FIG. 13 with a part omitted.
FIG. 16 is a vertical cross-sectional view showing a state where a locking portion and a locked portion are released.
[Explanation of symbols]
1, 21 Knock-type writing implement 2
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