JP2004155316A - 車両用サンバイザ - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶モニターなどの表示装置21が設けられた車両用サンバイザ1で該表示装置21を使用する際に、遮光の必要がない場合に搭乗者の視界を必要以上に遮らないようにする。
【解決手段】表示装置21をサンバイザ本体11に対して開閉可能に構成することにより、サンバイザ本体11を格納位置にしたままで、表示装置21だけを搭乗者位置に面する状態にセットできるようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】表示装置21をサンバイザ本体11に対して開閉可能に構成することにより、サンバイザ本体11を格納位置にしたままで、表示装置21だけを搭乗者位置に面する状態にセットできるようにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用サンバイザに関し、特に、カーナビゲーションシステムやTVモニターなどに用いられる表示装置を備えた車両用サンバイザに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、表示装置を備えた車両用サンバイザとして、サンバイザ本体に液晶モニターを固定したものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。これら特許文献に記載された車両用サンバイザでは、表示装置は、サンバイザ本体をフロントウィンドに沿わせるように起こして遮光位置にすることにより搭乗者位置に面するように、該サンバイザ本体に固定されている。また、これら特許文献のサンバイザは、サンバイザ本体を車室の前部天井面に沿う格納位置にすることにより、表示装置が収納されるように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−234395号公報
【特許文献2】
特開平9−297305号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のサンバイザでは、サンバイザ本体よりも面積の小さな表示装置が該サンバイザ本体に固定されている。また、表示装置を使用する際には、外光が眩しくないときでもサンバイザ本体を必ず遮光位置に起こす必要がある。したがって、外光が眩しくないときに表示装置を使おうとすると、搭乗者の視界がサンバイザ本体によって表示装置の周囲まで遮られることになる。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、サンバイザに設けた表示装置を使用する際に、遮光の必要がない場合には搭乗者の視界を必要以上に遮らないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示装置をサンバイザ本体に対して開閉可能な構成にすることにより、サンバイザ本体を格納位置にしたままで、表示装置を搭乗者位置に面する状態にセットできるようにしたものである。
【0007】
具体的に、請求項1に記載の発明は、車室の前部天井面に沿う格納位置とフロントウィンドの内面に沿う遮光位置とに切り換え可能な板状のサンバイザ本体を備え、該サンバイザ本体に表示装置が設けられた車両用サンバイザを前提としている。そして、この車両用サンバイザは、上記表示装置が、サンバイザ本体を格納位置にした状態で車室側となる面から起立する第1位置と、該サンバイザ本体に沿うように収納した第2位置との間で開閉可能に構成され、サンバイザ本体を格納位置にした状態で表示装置を第1位置に設定することにより、該表示装置の表示面が搭乗者に面するように構成されていることを特徴としている。上記表示装置としては、例えばフラットパネル状の液晶モニターを用いることができる。
【0008】
この請求項1の発明では、上記表示装置を第2位置に設定すると、該表示装置はサンバイザ本体に沿って収納された状態となる。したがって、サンバイザ本体の位置を格納位置と遮光位置とで任意に切り換えることができる。また、上記表示装置がサンバイザ本体に対して開閉可能であるため、サンバイザ本体を格納位置にしたままで、表示装置のみを第1位置に起こすことができる。こうすることにより、外光が眩しくないときに表示装置を使用する場合、搭乗者の視界がサンバイザ本体によって遮られるのを防止できる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1の車両用サンバイザにおいて、サンバイザ本体が、表示装置を上記第2位置において収納する収納凹部を備えていることを特徴としている。
【0010】
請求項1の発明では、表示装置を第2位置にした収納時に該表示装置がサンバイザ本体に重なる構成にしてもよいが、この請求項2の発明では、表示装置は収納時にサンバイザの収納凹部内に入り込むことになる。このため、表示装置を第2位置にしたときのサンバイザの厚さを薄くすることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用サンバイザにおいて、表示装置を上記第2位置に設定した状態でサンバイザ本体を遮光位置にすることにより、表示装置の表示面が車室側に面するように構成され、サンバイザ本体には、遮光位置にした状態で車室側となる面に、第2位置に収納した表示装置に対応する透視部が設けられていることを特徴としている。
【0012】
この請求項3の発明では、表示装置を第2位置に収納したままサンバイザ本体を遮光位置に起こすと、表示装置の表示面は車室側、つまり搭乗者位置に面した状態となる。また、サンバイザ本体には、このときに車室側となる面に、上記表示装置に対応する透視部が設けられている。したがって、搭乗者は、該透視部を通して表示装置を見ることができる。なお、上記透視部としては、サンバイザ本体に開口を形成するだけでもよいし、該開口に透明カバーなどの透視部材を設けてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
まず、この実施形態1に係る車両用サンバイザ(以下、サンバイザという)の全体構成を説明する。図1から図3は、このサンバイザ1を車両に取り付けた状態で示す斜視図であり、各図はサンバイザ1を異なる使用状態で示している。また、図4から図6は、それぞれ図1から図3に対応する状態でサンバイザ1を平面的に表した図である。図1から図3に示すように、上記サンバイザ1は、車室の前部天井面Cに沿う格納位置(図1,図2)とフロントウィンドWの内面に沿う遮光位置(図3)とに切り換え可能な板状のサンバイザ本体11を備え、該サンバイザ本体に、フラットパネル状の液晶モニターなどの表示装置21が設けられたものである。
【0015】
上記サンバイザ本体11は、車体の天井面Cに設けられているステー3に装着されている。ステー3は、一端が屈曲したロッド部材であり、その屈曲側端部が車室の前部天井面CにおけるフロントピラーPの近傍に回転可能に連結されている。また、ステー3の他端側は、フロントウィンドWの上縁部に設けられているステーホルダ5に係脱するように構成されている。
【0016】
上記表示装置21は、サンバイザ本体11を格納位置にした状態で車室側となる面から起立する図2の第1位置と、該サンバイザ本体11に沿うように収納した図1または図3の第2位置との間で開閉可能に構成されている。上記表示装置21は、図2に示すように、サンバイザ本体11が格納位置にあるときに第1位置に設定することにより、該表示装置21の表示面Dが搭乗者位置に面するように構成されている。
【0017】
また、上記表示装置21は、サンバイザ本体11に対して第2位置に収納した状態でも使用することができるようになっている。このため、表示装置21は、図3に示すように、上記第2位置に収納した形でサンバイザ本体11を遮光位置にすることにより、表示面Dが車室側に面するように構成されている。また、サンバイザ本体11には、そのときに車室側となる面に、表示装置21に対応する透視部A1が設けられている。
【0018】
次に、各部の具体的な構成について説明する。
【0019】
図7は、上記ステー3と表示装置21との連結部分の構造を示す分解斜視図である。また、図8はサンバイザ1を格納位置にした状態での中央断面図、図9はサンバイザ本体11の詳細図である。図7に示すように、上記表示装置21は横長長方形に形成され、該表示装置21のフレーム23には長辺側の上側の縁部に沿った切り欠き23aが形成されている。そして、この切り欠き23aにステーカバー25を装着することにより、該切り欠きを補完してフレーム23が長方形の平板状に形成されるようになっている。上記ステーカバー25は、表示装置21のフレーム23に数カ所でビス留めにより固定されている。なお、表示装置21には、フレーム23の右側の縁部に複数個の操作ボタン21aが設けられている。
【0020】
ステー3は中空のロッドの一端側が屈曲した形状であり、長軸側の中間部分にカラー3aが設けられて、先端側と基端側の2つの部分3b,3cに区分けされている。表示装置21のフレーム23とステーカバー25には、互いに重ね合わせたときに内面側となる位置に、上記ステー3が回転可能に嵌合する軸孔27が形成されている。この軸孔27は、フレーム23側とステーカバー25側に、それぞれ断面半円形の溝として形成されており、両部材23,25を重ね合わせたときに断面円形となって、ステー3の先端側部分3bと嵌合する。なお、図7では、軸孔27はフレーム27側だけに示している。
【0021】
ステー3の先端側部分3bには、外周面の所定位置に係合凹部3dが形成され、表示装置21側にはこの係合凹部3dと係合する板状スプリング29が装着されている。この板状スプリング29は中間部が山形に切り起こされたもので、両端部がフレーム23及びステーカバー25に固定されるとともに、中間部がステー3の外周面に弾力的に圧接する。このことにより、表示装置21をステー3に対して回転させるときに、該表示装置21を所定位置で位置決め可能な節度機構が構成されている。
【0022】
上記ステー3には、基端側部分3cにも係合凹部3eが形成されている。この係合凹部3eは、ステー3に対してサンバイザ本体11を回転させるときに該サンバイザ本体11を格納位置と遮光位置とで位置決めする節度機構を構成するものである。この節度機構の具体構造については後述する。
【0023】
上記ステー3内には、ワイヤーハーネス7が通されている。このワイヤーハーネス7は、表示装置21への給電を行うケーブルや、該表示装置21の表示信号/制御信号を送信するケーブルを含んでいる。上記ワイヤーハーネス7の先端部にはコネクタ7aが設けられており、該コネクタ7aが、表示装置21に設けられているジャック(図示せず)に接続されるようになっている。
【0024】
図8、図9に示すように、サンバイザ本体11は、厚み方向に2分割された2つの半体13,15からなり、格納位置にあるときに車室側に位置する第1半体13と、天井側に位置する第2半体15とから構成されている。サンバイザ本体11は合成樹脂材料による射出成形品であり、第1半体13と第2半体15とが薄肉ヒンジ17で折り曲げ可能に連結された状態で一体的に形成されている。上記薄肉ヒンジ17は、サンバイザ本体11における反ステー3側の長辺縁部に設けられている。
【0025】
上記第1半体13には、表示装置21の第1位置と第2位置間での開閉動作を可能にするために、開口A2が形成されている。この開口A2は、表示装置21を上記第2位置において収納する収納凹部を構成している。そして、表示装置21は、図8に示すように第2位置に収納したときに、表示面Dの裏面Bが第1半体13と面一になるように形成されている。また、第2半体15には、該表示装置21を第2位置に収納した状態で表示装置21の表示面Dと対応する位置に、透視部である開口A1が形成されている。
【0026】
図9に示すように、上記第1半体13は、平面部13aと該平面部13aの周縁に一体に立設された側壁部13bとから構成されている。また、第2半体15は、平面部15aと該平面部15aの周縁に一体に立設された側壁部15bとから構成されている。これら第1半体13及び第2半体15は、いずれも深さの浅い皿状に形成されている。
【0027】
第1半体13及び第2半体15の側壁部13b,15bには、ステー3への装着側の縁部に、互いに係合する係合凹部13c及び係合爪15cが形成されている。係合凹部13c及び係合爪15cは、表示装置21の左右両側位置に形成されている。これら係合凹部13cと係合爪15cとが互いに係合した様子を、係合部分の拡大断面図である図10に示している。
【0028】
表示装置21には、ステー3と同心上に軸部3’が形成されている。第1半体13及び第2半体15には、この軸部3’と、上記ステー3の基端側部分3cとを回転可能に保持する保持部14a,14bが形成されている。この保持部14a,14bは、第1半体13と第2半体15とを閉じて重ね合わせたときに、ステー3、サンバイザ本体11、及び表示装置21をしっかりと連結するように、上記係合凹部13c及び係合爪15cに近接する位置に設けられている。
【0029】
また、第1半体13及び第2半体15には、サンバイザ本体11を格納位置と遮光位置とで位置決めするために、中間部に山形の切り起こしが形成された板状スプリング(図7に示すスプリング29と同一のスプリング)を保持するスリット付の凸部16a,16bが形成されている。サンバイザ本体11は、格納位置または遮光位置にしたときに、上記板状スプリングの切り起こし部分がステー3の上記係合凹部3eと係合し、バネ力で位置決めされるようになっている。
【0030】
上記第1半体13及び第2半体15には、表示装置21の軸部3’と隣接する位置に凹陥部13d,15dが形成されている。そして、上記ステー3と同軸上で該凹陥部13d,15dを横切るように、第1半体13にはピン13eが側壁部13bと一体に形成され、第2半体15には該ピン13bの両端部と嵌合する凹部15eが側壁部15bに形成されている。また、第1半体13の内面には、ステー3側の角部にビス留め用のボス13fが形成され、第2半体15にはそれに対応する位置にビス通し孔15fが形成されている。この実施形態ではビスを用いているが、その代わりに、係合爪などを用いた結合機構により第1半体13と第2半体15とを結合させるようにしてもよい。
【0031】
このサンバイザ1には、表示装置21を第2位置でロックしたり、そのロックを解除したりすることができるロック機構31が設けられている。ロック機構31は、図9と、図9のXI−XI線拡大断面図である図11と、図9のXII−XII線拡大断面図である図12とに示しているように、ロックノブ33、ロックピン35、板バネ37、及びコイルバネ39から構成されている。
【0032】
上記ロックノブ33は、搭乗者が指先で操作できる程度の小さな箱形の5面体であり、操作面には操作用突起33aが形成されている。また、該操作面には、操作用突起33aを挟んで一方に「LOCK」の文字が、他方に「OPEN」の文字が、刻印あるいは印刷などにより表示されている。第2半体15には、このロックノブ33が薄肉ヒンジ17側に移動したロック解除位置(図9の位置)と、ステー3側に移動した図示しないロック位置との間でスライドできるように、該ロックノブ33が可動にはまり込むガイド壁41が形成されている。
【0033】
また、第1半体13には、ロックノブ33の操作用突起33aの動作を許容し、かつロックノブ33がロック位置にあるときに「LOCK」の文字が、ロック解除位置にあるときに「OPEN」の文字が見えるノブ用開口43が形成されている。第1半体13の内面には、このノブ用開口43の両側に、ロックノブ33をスライド可能に押さえるノブガイド45が形成されている。
【0034】
上記ロックノブ33の内面には位置決め片33bが形成されている。位置決め片33bの下面にはV字溝33cが形成されている。上記第2半体15のガイド壁41にはロックノブ33を位置決めするように上記板バネ37が装着されていて、該板バネ37の一端部に設けられているV型の凸部37aが、ノックノブ33を図9の位置(ロック解除位置)にしたときには位置決め片33bのV字溝33cに圧接するようになっている。ロックノブ33は、ロック解除位置からステーの方向へスライドさせると、板バネ37の凸部37aとガイド壁41のステー3側の側面との間で位置決めされる。
【0035】
上記ガイド壁41には、上記ロックピン35とコイルバネ39とが装着されている。該ロックピン35は、コイルバネ39によって先端が表示装置21側へ突出している。このロックピン35の先端は、第1半体13側に面するテーパ面39aになっている。また、上記表示装置21のロックピン35側の角部にはロック溝47が形成されている。この構成により、上記ロックノブ33をロック解除位置にするとロックピン35がロック溝47から外れて表示装置21の開閉が可能となり、ロック位置にするとロックピン35がロック溝47に係合して表示装置21が第2位置でロックされる。
【0036】
また、表示装置21が開いているときにロックノブ33がロック位置に変位している場合、表示装置21が閉じられると該表示装置21のコーナー部がロックピン35の先端のテーパ面39aに摺接して該ロックピン35をロックノブ33の中へ押し下げる動作が生じ、表示装置21が第2位置になってからロックピン35がもう一度突出してロック溝47と係合する。
【0037】
上記第2半体15のガイド壁41には、ロック機構31の分解を防止するための係合孔49が形成されている。この係合孔49に対応して、上記第1半体13には係合爪51が形成されている。係合孔49と係合爪51は、第1半体13と第2半体15を重ね合わせたときに互いに噛み合い、ロック機構31の近傍での第1半体13と第2半体15の分離を防止する。このことにより、該ロック機構31の構成部品が不用意に分解してしまうのが防止される。
【0038】
また、上記第1半体13には、表示装置21に指先をかけて開閉操作を行うための操作用凹部53が形成されている(図1,図2,図8等を参照)。
【0039】
次に、本実施形態のサンバイザ1と表示装置21の具体的な使用方法について説明する。
【0040】
まず、図1では、表示装置21を第2位置にセットしてサンバイザ本体11の収納凹部A2に収納した状態として、該サンバイザ1を車室の天井面Cに沿わせ、格納位置にしている。このとき、サンバイザ本体11と表示装置21はいずれも使用されていない。
【0041】
外光が眩しくないときに表示装置21だけを使う場合、ロックノブ33をロック解除位置にしてロックピン35を表示装置21のロック溝47から外し、操作用凹部53に指先をかけて表示装置21を第1位置に起こす操作を行う。こうすることにより表示装置21を図2の状態にすることができる。このとき、表示装置は上記節度機構により位置決めされる。
【0042】
また、使用していた表示装置21が不要になると、該表示装置21を第2位置へ収納し、ロックピン35をロック位置へスライドさせる。こうすることにより、ロックピン35がロック溝47に係合し、図1の状態でロックされる。表示装置21を閉じるときにロックノブ33がロック位置に変位していたとしても、表示装置21はロックピン35をロックノブ33の中へ押し下げながら第2位置に収納され、ロックされる。
【0043】
外光が眩しいときにはサンバイザ本体11を遮光位置に起こす操作を行う(図3)。こうすると、従来の一般的なサンバイザ1と同様に搭乗者の目に入る外光の一部を遮ることができる。また、本実施形態では、この状態でも表示装置21の電源を入れると、カーナビゲーションシステムのモニターやTVモニターとして使用できる。つまり、第1半体13に透視部A1が設けられているため、搭乗者は該透視部A1を通じて表示装置21を見ることが可能である。
【0044】
なお、図2に示すように表示装置21のみを起こした状態において、外光が眩しくなり、サンバイザ本体11を遮光位置にするときは、ロックノブ33をロック位置にしてからサンバイザ本体11をフロントウィンドW側へ起こしてもよく、そうすると、表示装置21でロックピン35をロックノブ33の中へ押し下げながら該表示装置21が収納凹部A2に入ったときにロックすることもできる。この場合、表示装置21を使う必要がなくなると、サンバイザ本体11を格納位置に倒すことで、表示装置21も一緒に格納位置へ戻すことができる。
【0045】
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、サンバイザ本体11を格納位置にしたままで、表示装置21を搭乗者位置に面する第1位置にセットできるため、外光が眩しくないときには表示装置21のみを起こして使用することができる。したがって、搭乗者の視界が表示装置21の周囲まで遮られるのを防止できる。また、サンバイザ1に表示装置21を設けているため、表示装置21を使用するときの搭乗者の視線の動きが少ない、見やすい配置にすることができる。
【0046】
また、上記サンバイザ本体11に収納凹部A2を設け、第2位置にした表示装置21をサンバイザ本体11の中に収納するようにしているので、サンバイザ1を薄くすることができる。これにより、サンバイザ本体11のデザイン性を高めることが可能となる。また、収納凹部A2を設けることにより、サンバイザ本体11を樹脂成形品にする際に用いる成形材料を少なくすることができ、それによってコストダウンを図ることも可能となる。
【0047】
さらに、サンバイザ本体11を遮光位置にしたときでも表示装置21の表示面Dが透視部A1を介して車室に面するため、車両の搭乗者は、外光が眩しいときも表示装置21を使用できる。以上のことから、サンバイザ本体11を格納位置にしたままで表示装置21だけを起こすことができるうえに、サンバイザ本体11に表示装置21を収納したままで両方を一緒に起こすこともできるので、表示装置21を、遮光の必要性に拘わらずいろいろな状況で使用することが可能となる。
【0048】
また、表示装置21をサンバイザ本体11と同軸上で回転可能にしているので、表示装置21をフロントウインドWに沿わせたままサンバイザ本体11を回すことができ、操作を簡単に行える利点がある。
【0049】
さらに、表示装置21をサンバイザ本体11に収納した状態でロックできるようにしているので、例えばサンバイザ1を格納位置にしているときに外力が加わっても、表示装置21が誤って開いたりするような不要な動きを防止できる。また、ロック機構31として、ロックノブ33やロックピン35をスプリング37,39と組み合わせて用いているため、表示装置をロックしたりロック解除したりする操作を簡単に行うこともできる。
【0050】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0051】
例えば、上記実施形態では透視部A1を単なる開口にした例について説明したが、該透視部A1としては、図13に示すように、上記開口に透明カバーなどの透視部材55を設けた構成にしてもよい。このようにすると、第2半体15の表面の開口は塞がれることになる。したがって、例えば本発明のサンバイザ1をオープンカーに適用する場合、上記実施形態のものでは、格納位置にしたときに外気を透視部A1の開口に巻き込むことになり、空気の流れが乱れて風切り音が発生したり搭乗者に空気が吹き付けられたりすることが考えられるが、透明カバー55を設けておけば空気の巻き込みを防止できるため、風切り音の発生や搭乗者に空気が吹き付けられるのを押さえられる。
【0052】
また、上記実施形態では、ステー3側を表示装置21の開閉の支点にしているが、ステー3とは反対側の端部を支点にして開閉できるようにすることも可能である。
【0053】
また、上記実施形態では第1半体13と第2半体15が薄肉ヒンジ17を介して一体的に成形された例について説明したが、第1半体13と第2半体15とは、別体のものをネジなどで結合するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、サンバイザ本体を格納位置にしたままで、表示装置を搭乗者位置に面する状態(第1位置)にセットできるため、外光が眩しくないときなどは、表示装置のみを起こして使用することができる。したがって、搭乗者の視界が表示装置の周囲まで遮られるのを防止できる。
【0055】
また、請求項2に記載の発明によれば、サンバイザ本体に、第2位置にした表示装置が入り込む収納凹部を設けているので、サンバイザを薄くすることができる。これにより、サンバイザのデザイン性を高めることが可能となる。また、収納凹部を設けることにより、サンバイザ本体を樹脂成形品にする場合には、使用する成形材料を少なくすることができ、それによってコストダウンを図ることも可能となる。
【0056】
また、請求項3に記載の発明によれば、サンバイザ本体を遮光位置にしても、表示装置を第2位置にしておけば表示面が透視部を介して車室に面するため、車両の搭乗者は、外光が眩しいときも表示装置を使用できる。つまり、請求項3の発明では、サンバイザ本体を格納位置にしたまま表示装置だけを起こすか、サンバイザ本体に表示装置を収納したまま両方を一緒に起こすことにより、サンバイザによる遮光の必要性に関係なく表示装置を使用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る車両用サンバイザの斜視図であり、サンバイザ本体を格納位置にして表示装置を収納した状態を示している。
【図2】サンバイザ本体を格納位置にしたままで表示装置を起こした状態を示す斜視図である。
【図3】表示装置を収納したままでサンバイザ本体を遮光位置にした状態を示す斜視図である。
【図4】車両用サンバイザを図1に対応する状態で平面的に表した図である。
【図5】車両用サンバイザを図2に対応する状態で平面的に表した図である。
【図6】車両用サンバイザを図3に対応する状態で平面的に表した図である。
【図7】ステーと表示装置との連結構造を示す分解斜視図である。
【図8】サンバイザの中央断面図である。
【図9】第1半体と第2半体を開いた状態でサンバイザ本体の内部構造を示す展開図である。
【図10】第1半体と第2半体を閉じた状態で係合部分の構成を示す拡大断面図である。
【図11】図9のXI−XI線拡大断面図である。
【図12】図9のXII−XII線拡大断面図である。
【図13】実施形態の変形例に係るサンバイザの部分断面図である。
【符号の説明】
1 車両用サンバイザ
11 サンバイザ本体
21 表示装置
A1 収納凹部
A1 透視部
C 天井面
D 表示面
W フロントウィンド
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用サンバイザに関し、特に、カーナビゲーションシステムやTVモニターなどに用いられる表示装置を備えた車両用サンバイザに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、表示装置を備えた車両用サンバイザとして、サンバイザ本体に液晶モニターを固定したものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。これら特許文献に記載された車両用サンバイザでは、表示装置は、サンバイザ本体をフロントウィンドに沿わせるように起こして遮光位置にすることにより搭乗者位置に面するように、該サンバイザ本体に固定されている。また、これら特許文献のサンバイザは、サンバイザ本体を車室の前部天井面に沿う格納位置にすることにより、表示装置が収納されるように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−234395号公報
【特許文献2】
特開平9−297305号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のサンバイザでは、サンバイザ本体よりも面積の小さな表示装置が該サンバイザ本体に固定されている。また、表示装置を使用する際には、外光が眩しくないときでもサンバイザ本体を必ず遮光位置に起こす必要がある。したがって、外光が眩しくないときに表示装置を使おうとすると、搭乗者の視界がサンバイザ本体によって表示装置の周囲まで遮られることになる。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、サンバイザに設けた表示装置を使用する際に、遮光の必要がない場合には搭乗者の視界を必要以上に遮らないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示装置をサンバイザ本体に対して開閉可能な構成にすることにより、サンバイザ本体を格納位置にしたままで、表示装置を搭乗者位置に面する状態にセットできるようにしたものである。
【0007】
具体的に、請求項1に記載の発明は、車室の前部天井面に沿う格納位置とフロントウィンドの内面に沿う遮光位置とに切り換え可能な板状のサンバイザ本体を備え、該サンバイザ本体に表示装置が設けられた車両用サンバイザを前提としている。そして、この車両用サンバイザは、上記表示装置が、サンバイザ本体を格納位置にした状態で車室側となる面から起立する第1位置と、該サンバイザ本体に沿うように収納した第2位置との間で開閉可能に構成され、サンバイザ本体を格納位置にした状態で表示装置を第1位置に設定することにより、該表示装置の表示面が搭乗者に面するように構成されていることを特徴としている。上記表示装置としては、例えばフラットパネル状の液晶モニターを用いることができる。
【0008】
この請求項1の発明では、上記表示装置を第2位置に設定すると、該表示装置はサンバイザ本体に沿って収納された状態となる。したがって、サンバイザ本体の位置を格納位置と遮光位置とで任意に切り換えることができる。また、上記表示装置がサンバイザ本体に対して開閉可能であるため、サンバイザ本体を格納位置にしたままで、表示装置のみを第1位置に起こすことができる。こうすることにより、外光が眩しくないときに表示装置を使用する場合、搭乗者の視界がサンバイザ本体によって遮られるのを防止できる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1の車両用サンバイザにおいて、サンバイザ本体が、表示装置を上記第2位置において収納する収納凹部を備えていることを特徴としている。
【0010】
請求項1の発明では、表示装置を第2位置にした収納時に該表示装置がサンバイザ本体に重なる構成にしてもよいが、この請求項2の発明では、表示装置は収納時にサンバイザの収納凹部内に入り込むことになる。このため、表示装置を第2位置にしたときのサンバイザの厚さを薄くすることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用サンバイザにおいて、表示装置を上記第2位置に設定した状態でサンバイザ本体を遮光位置にすることにより、表示装置の表示面が車室側に面するように構成され、サンバイザ本体には、遮光位置にした状態で車室側となる面に、第2位置に収納した表示装置に対応する透視部が設けられていることを特徴としている。
【0012】
この請求項3の発明では、表示装置を第2位置に収納したままサンバイザ本体を遮光位置に起こすと、表示装置の表示面は車室側、つまり搭乗者位置に面した状態となる。また、サンバイザ本体には、このときに車室側となる面に、上記表示装置に対応する透視部が設けられている。したがって、搭乗者は、該透視部を通して表示装置を見ることができる。なお、上記透視部としては、サンバイザ本体に開口を形成するだけでもよいし、該開口に透明カバーなどの透視部材を設けてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
まず、この実施形態1に係る車両用サンバイザ(以下、サンバイザという)の全体構成を説明する。図1から図3は、このサンバイザ1を車両に取り付けた状態で示す斜視図であり、各図はサンバイザ1を異なる使用状態で示している。また、図4から図6は、それぞれ図1から図3に対応する状態でサンバイザ1を平面的に表した図である。図1から図3に示すように、上記サンバイザ1は、車室の前部天井面Cに沿う格納位置(図1,図2)とフロントウィンドWの内面に沿う遮光位置(図3)とに切り換え可能な板状のサンバイザ本体11を備え、該サンバイザ本体に、フラットパネル状の液晶モニターなどの表示装置21が設けられたものである。
【0015】
上記サンバイザ本体11は、車体の天井面Cに設けられているステー3に装着されている。ステー3は、一端が屈曲したロッド部材であり、その屈曲側端部が車室の前部天井面CにおけるフロントピラーPの近傍に回転可能に連結されている。また、ステー3の他端側は、フロントウィンドWの上縁部に設けられているステーホルダ5に係脱するように構成されている。
【0016】
上記表示装置21は、サンバイザ本体11を格納位置にした状態で車室側となる面から起立する図2の第1位置と、該サンバイザ本体11に沿うように収納した図1または図3の第2位置との間で開閉可能に構成されている。上記表示装置21は、図2に示すように、サンバイザ本体11が格納位置にあるときに第1位置に設定することにより、該表示装置21の表示面Dが搭乗者位置に面するように構成されている。
【0017】
また、上記表示装置21は、サンバイザ本体11に対して第2位置に収納した状態でも使用することができるようになっている。このため、表示装置21は、図3に示すように、上記第2位置に収納した形でサンバイザ本体11を遮光位置にすることにより、表示面Dが車室側に面するように構成されている。また、サンバイザ本体11には、そのときに車室側となる面に、表示装置21に対応する透視部A1が設けられている。
【0018】
次に、各部の具体的な構成について説明する。
【0019】
図7は、上記ステー3と表示装置21との連結部分の構造を示す分解斜視図である。また、図8はサンバイザ1を格納位置にした状態での中央断面図、図9はサンバイザ本体11の詳細図である。図7に示すように、上記表示装置21は横長長方形に形成され、該表示装置21のフレーム23には長辺側の上側の縁部に沿った切り欠き23aが形成されている。そして、この切り欠き23aにステーカバー25を装着することにより、該切り欠きを補完してフレーム23が長方形の平板状に形成されるようになっている。上記ステーカバー25は、表示装置21のフレーム23に数カ所でビス留めにより固定されている。なお、表示装置21には、フレーム23の右側の縁部に複数個の操作ボタン21aが設けられている。
【0020】
ステー3は中空のロッドの一端側が屈曲した形状であり、長軸側の中間部分にカラー3aが設けられて、先端側と基端側の2つの部分3b,3cに区分けされている。表示装置21のフレーム23とステーカバー25には、互いに重ね合わせたときに内面側となる位置に、上記ステー3が回転可能に嵌合する軸孔27が形成されている。この軸孔27は、フレーム23側とステーカバー25側に、それぞれ断面半円形の溝として形成されており、両部材23,25を重ね合わせたときに断面円形となって、ステー3の先端側部分3bと嵌合する。なお、図7では、軸孔27はフレーム27側だけに示している。
【0021】
ステー3の先端側部分3bには、外周面の所定位置に係合凹部3dが形成され、表示装置21側にはこの係合凹部3dと係合する板状スプリング29が装着されている。この板状スプリング29は中間部が山形に切り起こされたもので、両端部がフレーム23及びステーカバー25に固定されるとともに、中間部がステー3の外周面に弾力的に圧接する。このことにより、表示装置21をステー3に対して回転させるときに、該表示装置21を所定位置で位置決め可能な節度機構が構成されている。
【0022】
上記ステー3には、基端側部分3cにも係合凹部3eが形成されている。この係合凹部3eは、ステー3に対してサンバイザ本体11を回転させるときに該サンバイザ本体11を格納位置と遮光位置とで位置決めする節度機構を構成するものである。この節度機構の具体構造については後述する。
【0023】
上記ステー3内には、ワイヤーハーネス7が通されている。このワイヤーハーネス7は、表示装置21への給電を行うケーブルや、該表示装置21の表示信号/制御信号を送信するケーブルを含んでいる。上記ワイヤーハーネス7の先端部にはコネクタ7aが設けられており、該コネクタ7aが、表示装置21に設けられているジャック(図示せず)に接続されるようになっている。
【0024】
図8、図9に示すように、サンバイザ本体11は、厚み方向に2分割された2つの半体13,15からなり、格納位置にあるときに車室側に位置する第1半体13と、天井側に位置する第2半体15とから構成されている。サンバイザ本体11は合成樹脂材料による射出成形品であり、第1半体13と第2半体15とが薄肉ヒンジ17で折り曲げ可能に連結された状態で一体的に形成されている。上記薄肉ヒンジ17は、サンバイザ本体11における反ステー3側の長辺縁部に設けられている。
【0025】
上記第1半体13には、表示装置21の第1位置と第2位置間での開閉動作を可能にするために、開口A2が形成されている。この開口A2は、表示装置21を上記第2位置において収納する収納凹部を構成している。そして、表示装置21は、図8に示すように第2位置に収納したときに、表示面Dの裏面Bが第1半体13と面一になるように形成されている。また、第2半体15には、該表示装置21を第2位置に収納した状態で表示装置21の表示面Dと対応する位置に、透視部である開口A1が形成されている。
【0026】
図9に示すように、上記第1半体13は、平面部13aと該平面部13aの周縁に一体に立設された側壁部13bとから構成されている。また、第2半体15は、平面部15aと該平面部15aの周縁に一体に立設された側壁部15bとから構成されている。これら第1半体13及び第2半体15は、いずれも深さの浅い皿状に形成されている。
【0027】
第1半体13及び第2半体15の側壁部13b,15bには、ステー3への装着側の縁部に、互いに係合する係合凹部13c及び係合爪15cが形成されている。係合凹部13c及び係合爪15cは、表示装置21の左右両側位置に形成されている。これら係合凹部13cと係合爪15cとが互いに係合した様子を、係合部分の拡大断面図である図10に示している。
【0028】
表示装置21には、ステー3と同心上に軸部3’が形成されている。第1半体13及び第2半体15には、この軸部3’と、上記ステー3の基端側部分3cとを回転可能に保持する保持部14a,14bが形成されている。この保持部14a,14bは、第1半体13と第2半体15とを閉じて重ね合わせたときに、ステー3、サンバイザ本体11、及び表示装置21をしっかりと連結するように、上記係合凹部13c及び係合爪15cに近接する位置に設けられている。
【0029】
また、第1半体13及び第2半体15には、サンバイザ本体11を格納位置と遮光位置とで位置決めするために、中間部に山形の切り起こしが形成された板状スプリング(図7に示すスプリング29と同一のスプリング)を保持するスリット付の凸部16a,16bが形成されている。サンバイザ本体11は、格納位置または遮光位置にしたときに、上記板状スプリングの切り起こし部分がステー3の上記係合凹部3eと係合し、バネ力で位置決めされるようになっている。
【0030】
上記第1半体13及び第2半体15には、表示装置21の軸部3’と隣接する位置に凹陥部13d,15dが形成されている。そして、上記ステー3と同軸上で該凹陥部13d,15dを横切るように、第1半体13にはピン13eが側壁部13bと一体に形成され、第2半体15には該ピン13bの両端部と嵌合する凹部15eが側壁部15bに形成されている。また、第1半体13の内面には、ステー3側の角部にビス留め用のボス13fが形成され、第2半体15にはそれに対応する位置にビス通し孔15fが形成されている。この実施形態ではビスを用いているが、その代わりに、係合爪などを用いた結合機構により第1半体13と第2半体15とを結合させるようにしてもよい。
【0031】
このサンバイザ1には、表示装置21を第2位置でロックしたり、そのロックを解除したりすることができるロック機構31が設けられている。ロック機構31は、図9と、図9のXI−XI線拡大断面図である図11と、図9のXII−XII線拡大断面図である図12とに示しているように、ロックノブ33、ロックピン35、板バネ37、及びコイルバネ39から構成されている。
【0032】
上記ロックノブ33は、搭乗者が指先で操作できる程度の小さな箱形の5面体であり、操作面には操作用突起33aが形成されている。また、該操作面には、操作用突起33aを挟んで一方に「LOCK」の文字が、他方に「OPEN」の文字が、刻印あるいは印刷などにより表示されている。第2半体15には、このロックノブ33が薄肉ヒンジ17側に移動したロック解除位置(図9の位置)と、ステー3側に移動した図示しないロック位置との間でスライドできるように、該ロックノブ33が可動にはまり込むガイド壁41が形成されている。
【0033】
また、第1半体13には、ロックノブ33の操作用突起33aの動作を許容し、かつロックノブ33がロック位置にあるときに「LOCK」の文字が、ロック解除位置にあるときに「OPEN」の文字が見えるノブ用開口43が形成されている。第1半体13の内面には、このノブ用開口43の両側に、ロックノブ33をスライド可能に押さえるノブガイド45が形成されている。
【0034】
上記ロックノブ33の内面には位置決め片33bが形成されている。位置決め片33bの下面にはV字溝33cが形成されている。上記第2半体15のガイド壁41にはロックノブ33を位置決めするように上記板バネ37が装着されていて、該板バネ37の一端部に設けられているV型の凸部37aが、ノックノブ33を図9の位置(ロック解除位置)にしたときには位置決め片33bのV字溝33cに圧接するようになっている。ロックノブ33は、ロック解除位置からステーの方向へスライドさせると、板バネ37の凸部37aとガイド壁41のステー3側の側面との間で位置決めされる。
【0035】
上記ガイド壁41には、上記ロックピン35とコイルバネ39とが装着されている。該ロックピン35は、コイルバネ39によって先端が表示装置21側へ突出している。このロックピン35の先端は、第1半体13側に面するテーパ面39aになっている。また、上記表示装置21のロックピン35側の角部にはロック溝47が形成されている。この構成により、上記ロックノブ33をロック解除位置にするとロックピン35がロック溝47から外れて表示装置21の開閉が可能となり、ロック位置にするとロックピン35がロック溝47に係合して表示装置21が第2位置でロックされる。
【0036】
また、表示装置21が開いているときにロックノブ33がロック位置に変位している場合、表示装置21が閉じられると該表示装置21のコーナー部がロックピン35の先端のテーパ面39aに摺接して該ロックピン35をロックノブ33の中へ押し下げる動作が生じ、表示装置21が第2位置になってからロックピン35がもう一度突出してロック溝47と係合する。
【0037】
上記第2半体15のガイド壁41には、ロック機構31の分解を防止するための係合孔49が形成されている。この係合孔49に対応して、上記第1半体13には係合爪51が形成されている。係合孔49と係合爪51は、第1半体13と第2半体15を重ね合わせたときに互いに噛み合い、ロック機構31の近傍での第1半体13と第2半体15の分離を防止する。このことにより、該ロック機構31の構成部品が不用意に分解してしまうのが防止される。
【0038】
また、上記第1半体13には、表示装置21に指先をかけて開閉操作を行うための操作用凹部53が形成されている(図1,図2,図8等を参照)。
【0039】
次に、本実施形態のサンバイザ1と表示装置21の具体的な使用方法について説明する。
【0040】
まず、図1では、表示装置21を第2位置にセットしてサンバイザ本体11の収納凹部A2に収納した状態として、該サンバイザ1を車室の天井面Cに沿わせ、格納位置にしている。このとき、サンバイザ本体11と表示装置21はいずれも使用されていない。
【0041】
外光が眩しくないときに表示装置21だけを使う場合、ロックノブ33をロック解除位置にしてロックピン35を表示装置21のロック溝47から外し、操作用凹部53に指先をかけて表示装置21を第1位置に起こす操作を行う。こうすることにより表示装置21を図2の状態にすることができる。このとき、表示装置は上記節度機構により位置決めされる。
【0042】
また、使用していた表示装置21が不要になると、該表示装置21を第2位置へ収納し、ロックピン35をロック位置へスライドさせる。こうすることにより、ロックピン35がロック溝47に係合し、図1の状態でロックされる。表示装置21を閉じるときにロックノブ33がロック位置に変位していたとしても、表示装置21はロックピン35をロックノブ33の中へ押し下げながら第2位置に収納され、ロックされる。
【0043】
外光が眩しいときにはサンバイザ本体11を遮光位置に起こす操作を行う(図3)。こうすると、従来の一般的なサンバイザ1と同様に搭乗者の目に入る外光の一部を遮ることができる。また、本実施形態では、この状態でも表示装置21の電源を入れると、カーナビゲーションシステムのモニターやTVモニターとして使用できる。つまり、第1半体13に透視部A1が設けられているため、搭乗者は該透視部A1を通じて表示装置21を見ることが可能である。
【0044】
なお、図2に示すように表示装置21のみを起こした状態において、外光が眩しくなり、サンバイザ本体11を遮光位置にするときは、ロックノブ33をロック位置にしてからサンバイザ本体11をフロントウィンドW側へ起こしてもよく、そうすると、表示装置21でロックピン35をロックノブ33の中へ押し下げながら該表示装置21が収納凹部A2に入ったときにロックすることもできる。この場合、表示装置21を使う必要がなくなると、サンバイザ本体11を格納位置に倒すことで、表示装置21も一緒に格納位置へ戻すことができる。
【0045】
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、サンバイザ本体11を格納位置にしたままで、表示装置21を搭乗者位置に面する第1位置にセットできるため、外光が眩しくないときには表示装置21のみを起こして使用することができる。したがって、搭乗者の視界が表示装置21の周囲まで遮られるのを防止できる。また、サンバイザ1に表示装置21を設けているため、表示装置21を使用するときの搭乗者の視線の動きが少ない、見やすい配置にすることができる。
【0046】
また、上記サンバイザ本体11に収納凹部A2を設け、第2位置にした表示装置21をサンバイザ本体11の中に収納するようにしているので、サンバイザ1を薄くすることができる。これにより、サンバイザ本体11のデザイン性を高めることが可能となる。また、収納凹部A2を設けることにより、サンバイザ本体11を樹脂成形品にする際に用いる成形材料を少なくすることができ、それによってコストダウンを図ることも可能となる。
【0047】
さらに、サンバイザ本体11を遮光位置にしたときでも表示装置21の表示面Dが透視部A1を介して車室に面するため、車両の搭乗者は、外光が眩しいときも表示装置21を使用できる。以上のことから、サンバイザ本体11を格納位置にしたままで表示装置21だけを起こすことができるうえに、サンバイザ本体11に表示装置21を収納したままで両方を一緒に起こすこともできるので、表示装置21を、遮光の必要性に拘わらずいろいろな状況で使用することが可能となる。
【0048】
また、表示装置21をサンバイザ本体11と同軸上で回転可能にしているので、表示装置21をフロントウインドWに沿わせたままサンバイザ本体11を回すことができ、操作を簡単に行える利点がある。
【0049】
さらに、表示装置21をサンバイザ本体11に収納した状態でロックできるようにしているので、例えばサンバイザ1を格納位置にしているときに外力が加わっても、表示装置21が誤って開いたりするような不要な動きを防止できる。また、ロック機構31として、ロックノブ33やロックピン35をスプリング37,39と組み合わせて用いているため、表示装置をロックしたりロック解除したりする操作を簡単に行うこともできる。
【0050】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0051】
例えば、上記実施形態では透視部A1を単なる開口にした例について説明したが、該透視部A1としては、図13に示すように、上記開口に透明カバーなどの透視部材55を設けた構成にしてもよい。このようにすると、第2半体15の表面の開口は塞がれることになる。したがって、例えば本発明のサンバイザ1をオープンカーに適用する場合、上記実施形態のものでは、格納位置にしたときに外気を透視部A1の開口に巻き込むことになり、空気の流れが乱れて風切り音が発生したり搭乗者に空気が吹き付けられたりすることが考えられるが、透明カバー55を設けておけば空気の巻き込みを防止できるため、風切り音の発生や搭乗者に空気が吹き付けられるのを押さえられる。
【0052】
また、上記実施形態では、ステー3側を表示装置21の開閉の支点にしているが、ステー3とは反対側の端部を支点にして開閉できるようにすることも可能である。
【0053】
また、上記実施形態では第1半体13と第2半体15が薄肉ヒンジ17を介して一体的に成形された例について説明したが、第1半体13と第2半体15とは、別体のものをネジなどで結合するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、サンバイザ本体を格納位置にしたままで、表示装置を搭乗者位置に面する状態(第1位置)にセットできるため、外光が眩しくないときなどは、表示装置のみを起こして使用することができる。したがって、搭乗者の視界が表示装置の周囲まで遮られるのを防止できる。
【0055】
また、請求項2に記載の発明によれば、サンバイザ本体に、第2位置にした表示装置が入り込む収納凹部を設けているので、サンバイザを薄くすることができる。これにより、サンバイザのデザイン性を高めることが可能となる。また、収納凹部を設けることにより、サンバイザ本体を樹脂成形品にする場合には、使用する成形材料を少なくすることができ、それによってコストダウンを図ることも可能となる。
【0056】
また、請求項3に記載の発明によれば、サンバイザ本体を遮光位置にしても、表示装置を第2位置にしておけば表示面が透視部を介して車室に面するため、車両の搭乗者は、外光が眩しいときも表示装置を使用できる。つまり、請求項3の発明では、サンバイザ本体を格納位置にしたまま表示装置だけを起こすか、サンバイザ本体に表示装置を収納したまま両方を一緒に起こすことにより、サンバイザによる遮光の必要性に関係なく表示装置を使用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る車両用サンバイザの斜視図であり、サンバイザ本体を格納位置にして表示装置を収納した状態を示している。
【図2】サンバイザ本体を格納位置にしたままで表示装置を起こした状態を示す斜視図である。
【図3】表示装置を収納したままでサンバイザ本体を遮光位置にした状態を示す斜視図である。
【図4】車両用サンバイザを図1に対応する状態で平面的に表した図である。
【図5】車両用サンバイザを図2に対応する状態で平面的に表した図である。
【図6】車両用サンバイザを図3に対応する状態で平面的に表した図である。
【図7】ステーと表示装置との連結構造を示す分解斜視図である。
【図8】サンバイザの中央断面図である。
【図9】第1半体と第2半体を開いた状態でサンバイザ本体の内部構造を示す展開図である。
【図10】第1半体と第2半体を閉じた状態で係合部分の構成を示す拡大断面図である。
【図11】図9のXI−XI線拡大断面図である。
【図12】図9のXII−XII線拡大断面図である。
【図13】実施形態の変形例に係るサンバイザの部分断面図である。
【符号の説明】
1 車両用サンバイザ
11 サンバイザ本体
21 表示装置
A1 収納凹部
A1 透視部
C 天井面
D 表示面
W フロントウィンド
Claims (3)
- 車室の前部天井面に沿う格納位置とフロントウィンドの内面に沿う遮光位置とに切り換え可能な板状のサンバイザ本体を備え、該サンバイザ本体に表示装置が設けられた車両用サンバイザであって、
上記表示装置は、サンバイザ本体を格納位置にした状態で車室側となる面から起立する第1位置と、該サンバイザ本体に沿うように収納した第2位置との間で開閉可能に構成され、
サンバイザ本体を格納位置にした状態で表示装置を第1位置に設定することにより、該表示装置の表示面が搭乗者位置に面するように構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。 - サンバイザ本体が、表示装置を上記第2位置において収納する収納凹部を備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用サンバイザ。
- 表示装置を上記第2位置に設定した状態でサンバイザ本体を遮光位置にすることにより、表示装置の表示面が車室側に面するように構成され、
サンバイザ本体には、遮光位置にした状態で車室側となる面に、第2位置に収納した表示装置に対応する透視部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用サンバイザ。
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