JP2004007594A - 端末への情報提供システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を端末に提供すること。
【解決手段】端末(101)から送信された、端末に対応した識別子を含むリクエストをアクセスポイント(103)で受信し、該アクセスポイントは、アクセスポイントに対応する識別子をさらに含むように、リクエストを修正してCAS(105)に送信する。CASは、修正されたリクエストに含まれる識別子を考慮して端末への情報を選択し、ネットワーク・コンフィギュレーション情報や付加情報を端末に提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】端末(101)から送信された、端末に対応した識別子を含むリクエストをアクセスポイント(103)で受信し、該アクセスポイントは、アクセスポイントに対応する識別子をさらに含むように、リクエストを修正してCAS(105)に送信する。CASは、修正されたリクエストに含まれる識別子を考慮して端末への情報を選択し、ネットワーク・コンフィギュレーション情報や付加情報を端末に提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ提供システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ブルートゥースやIEEE802.11bのような無線技術の利用が増大している。一面では、これらの技術を支える装置が増えている。このような装置には、無線端末、パーソナルコンピュータ及びPDAが含まれる。
【0003】
他面では、これらの技術は、ネットワーク接続を装置に提供するさまざまな場所で、周波数を増加させながら使用されている。例えば、802.11b及びブルートゥースのアクセスポイントは、書店、図書館、コーヒーショップ等その他多くの場所で見つけることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、これらの無線技術を利用する技術への関心が高まっている。本発明は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又はネットワーク・コンフィギュレーション情報及び付加情報を端末に提供するシステム及び方法であって、ある場合には、提供される情報は1以上のファクタに依存する情報提供システム及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の1態様によると、端末によって送信されたリクエストをアクセスポイントで受信するステップであって、前記リクエストは、前記端末に対応した識別子を含むステップと、前記アクセスポイントが、該アクセスポイントに対応する識別子をさらに含むように、前記リクエストを修正するステップと、前記端末に対する情報を選択するステップであって、該選択は、前記修正されたリクエストに含まれる少なくともある識別子を考慮してなされる、ことを特徴とする端末への情報提供方法が提供される。
また、本発明の1態様によると、プログラムコードを蓄積した記憶装置と、前記記憶装置に接続され、前記蓄積プログラムコードに従って命令を実行する処理装置と、前記プログラムコードは、前記処理装置によって実行されるとき、アクセスポイントに対応する識別子を含むリクエストであって、前記アクセスポイントにリクエストを送った端末に対応する識別子をさらに含んでいるリクエストを、前記アクセスポイントから受信するステップと、前記リクエストに含まれるすくなくともある識別子を考慮して、前記端末への情報を選択するステップと
を前記処理装置に実行させることを特徴とする端末への情報提供システムが提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
(概要)
本発明の実施形態によると、無線アクセスポイントに対して、範囲内に入っているか、又は通信状態にあるか、又は通信を確立しているか、又はこれら全てを満たしている、無線端末に対して、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を提供するシステム及び方法が提供される。この無線アクセスポイントは、例えば、ブルートゥース又は802.11b基地局である。図1に、本発明の実施形態によるネットワークトポロジーの一例を示す。ここには、複数の無線端末101、複数の無線アクセスポイント103、及び中央管理サーバ(CAS)105がある。この実施例のCASは、各無線アクセスポイント103と通信している。本実施例の各アクセスポイントは、1以上の無線端末101と通信している。CASは、例えば、中央配置の汎用コンピュータであってよい。ここにはひとつだけのCASが示されているが、ある実施形態では、複数のCASを備えていてもよい。
【0007】
CASは、端末に提供される、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又はこれらの両者を決定する。この決定は、端末のアイデンティティ、又は端末が通信するアクセスポイントのアイデンティティ、又は他のファクタ、又はこれらの組合せに基づいてなされる。提供されるデータは端末IPアドレス、ネットマスク、ゲートウエイアドレス、WAP(ワイヤレス・アプリケ−ション・プロトコル)ゲートウエイアドレス、ランディングページ、広告情報、及びサービスグループ識別子を含むことが可能である。CASは、さらに、CAS自身、又はターミナル、又はアクセスポイント、又はこれらの組合せのアクティビティに関連するステータスレポートを作成することができる。
【0008】
アクセスポイントからネットワーク接続を受信したい端末は、そのアクセスポイントからそのようなリクエストを出すことができる。例えば、アクセスポイントの通信範囲に入ったとき、端末はリクエストすることができる。同様に、アクセスポイントは、端末にネットワーク接続を提供することができる。どちらの場合でも、一旦適切な許可が与えられると、まず端末とアクセスポイント間で下位層接続を確立する段階に入る。次いで、端末は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又は両者を受信するための段階に入る。
【0009】
同様に、アクセスポイントを介してネットワーク接続をすでに受信している端末は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はこれらの両者を受信するステップに入る。
【0010】
(下位層接続の確立)
ブルートゥース装備した無線端末にネットワーク接続を提供しようとするブルートゥース無線アクセスポイントは、まずそのような接続を申し込む端末にメッセージを送る。ある実施形態では、端末は、申し込みを受け入れるアクセスポイントへメッセージを自動的に送ることができる。他の実施形態では、端末は、まずユーザがそのような接続を受け入れることを望んでいるかどうかを知ることになる。端末は、例えば、ユーザに適切なGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)提示することによって、ユーザの希望を知ることができる。それから端末は、ユーザの希望を示すアクセスポイントにメッセージを送る。ユーザがネットワーク接続を受け入れることを望んでいない場合、端末は、基地局にそのことを指示することなく、何の応答もしないことがあり得ることに注意されたい。
【0011】
アクセスポイントは、端末のユーザが提供されたネットワーク接続を望まないという指示を受けると、ネットワーク接続を提供しようとする試みを中止する。同様に、アクセスポイントは、予め定められた時間に端末から応答を受信しないときには、その試みを中止する。このような場合、その試みを放棄する前に1以上の回数分のネットワーク接続の提供を繰返す。
【0012】
アクセスポイントは、PAN(パーソナル・エリア・ネットワーク)やLAP(ローカル・エリア・ネットワーク・アクセス・プロトコル)のようなプロトコルをサポートすることが可能である。したがって、アクセスポイントは、端末から受け入れメッセージを受信すると、アクセスポイントがサポートしているどのプロトコルを、端末がサポートしているかを知るために、端末に問い合わせる。ある実施形態では、問合せは、SDP(サービス記述プロトコル)クエリーであり、応答は、端末のSDPサービスレコードに合致するものであリ得る。ある実施形態では、端末は、自動的に問合せに答えることができる。他の実施形態では、端末はその問合せに答える前にユーザの許可をリクエストしてもよい。
【0013】
問合せに対する応答が、アクセスと端末とが共通の一つのプロトコル(例えばPAN)だけを共有することを示す場合、そのプロトコルが使用される。問合せに対する応答が、アクセスポイントによってサポートされているどのプロトコルも、端末がサポートしていないことを示す場合、アクセスポイントは、ネットワーク接続を提供する試みを中止する。問合せに対する応答が、アクセスポイントによってサポートされている2以上のプロトコル(例えば、PANとLAPの両者)を、端末がサポートしていることを示す場合、アクセスポイントは、どれを使用すべきかを決定するステップに入る。ある実施形態では、アクセスポイントは他のものに優先して所定のプロトコルを選択することができる。このようにして、アクセスポイントは、LAPよりPANを選ぶようにできる。他の実施形態では、端末は、どのようなプロトコルを使用すべきかについて問合せを受ける。端末は、続いて、ユーザにどのプロトコルを望むかをたずね、ユーザの選択をアクセスポイントに転送する。それから、アクセスポイントは、ユーザの決定に従って行動する。さらに他の実施形態では、端末は、他のものに優先して所定のプロトコルを選ぶことができ、又は使用すべきものを知るために、中央サーバ又はシステム管理者に問合せるように設計されることができる。
【0014】
いったん、特定のプロトコル(例えば、PAN)を使用することが決まれば、端末とアクセスポイント間のL2CAP(論理リンク応用プロトコル)接続が確立する。次に、選択されたプロトコルにとって適切な下位層接続が確立される。例えば、LAPが選ばれた接続であるか、又は唯一の利用できる接続である場合、PPP(ポイント・ツー・ポイント)接続が次に確立される。他の例では、PANが選ばれた接続であるか、又は唯一の利用できる接続である場合、BNEP(ブルートゥース・ネットワーク・エンカプスレーション・プロトコル)接続が次に確立される。
【0015】
先に注意したように、ある実施形態では、通信を開始するアクセスポイントに代わって、端末が通信を開始することができる。したがって、ブルートゥース装備された無線端末が、ブルートゥース無線アクセスポイントの範囲に入ってきているか、又はブルートゥース無線アクセスポイントを介してネットワーク接続を確立したいと思っているか、又はその両者である場合、まず、アクセスポイントとの接続をリクエストしてアクセスポイントへメッセージを送付することができる。ある実施形態では、アクセスポイントは、接続に同意している端末にメッセージを自動的に送る。他の実施形態では、アクセスポイントは、ターミナルは、端末が接続することが可能かどうかを知るために、中央サーバ又はシステム管理者に問合せる。それからアクセスポイントは、端末にその結論を知らせる。ある実施形態では、端末の接続リクエストは、端末又はそのユーザに対応する一意の識別子を含むことが可能である。この一意の識別子は、潜在的ユーザに対する中央サーバ又はシステム管理者に渡され、アクセスポイントが端末の接続を許可するか否かが決定される。ある実施形態では、一意の識別子は、端末の48ビット・グローバル・ユニークなIEEEブルートゥースアドレスであり得る。
【0016】
端末は、接続が許可されないという指示を受けると、ネットワーク接続を確保する試みを中止することができる。同様に、端末は、予め定められた時間にアクセスポイントから応答を受信しない場合、その試みを中止する。応答がない場合、端末は、その試みを放棄する前に1以上の回数そのリクエストを繰返すことができる。
【0017】
端末がいったんアクセスポイントから受け入れメッセージを受信すると、端末は、PANやLAPのような端末がサポートするプロトコルをサポートしているかを知るために、アクセスポイントに問合せを行う。アクセスポイントは、前述したのと同様の方法で応答する。また前述と同様の方法で、アクセスポイントと端末がともにサポートするプロトコルが選択される。次いで、さらにまた前述と同様の方法で、L2CAP接続が確立される。最後に、前述と同様の方法で、下位層接続が確立される。このようにして、たとえばPANが使用されるプロトコルである場合、BNEPを用いる下位層接続が確立される。
【0018】
ブルートゥース、PAN、LAP、BHEP、PPP等を用いて、例示して説明したが、強調すべきは他のプロトコルも使用可能なことである。例えば、802.11bとその関連プロトコルは、説明したブルートゥースと関連プロトコルに代えて、用いることができる。
【0019】
(ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は追加情報又はその両者の端末受信)
BNEP、LAP、又は同様の下位層接続を既に確立しているか、新たに確立した端末は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又はその両者をリクエストする段階に入る。ある実施形態では、DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)が使用され、リクエストすることができる。DHCPメッセージのフォーマットを、図2に示す。図に示されるように、種々のメッセージフィールドがあり、各フィールド名の後のカッコ内の数字はバイト表現の(in octets)フィールド長を示している。DHCP、関連メッセージ、及び関連メッセージフィールドは、当該技術分野で公知であり、参考にここに組み込まれる、RFC(コメントリクエスト)2131に記載されている。
【0020】
したがって、DHCPが使用され、端末が新たなネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信することを望む場合には、端末は、通信する無線アクセスポイントにDHCPDISCOVERメッセージを送出する。例えば、アクセスポイントと通信を開始した直後に、又は少なくとも所定量だけ物理的な場所を変えた後、又はネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の以前に受信した値をもはや使用しなくなった後に、端末が、新たなネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信することを望むことができる。例えば、その場所は、端末が接続されるアクセスポイントの場所に基づいて決定されてもよいし、端末に組み込まれているGPS(全地球測位システム)ユニットによって決定されてもよい。
【0021】
DHCPDISCOVERメッセージは、端末のアイデンティティを示す1以上の表示を含むことができる。その表示は、例えば、chaddr(クライアント・ハードウエア・アドレス)、又は「クライアント・アイデンティティ」、又はその他のメッセージフィールド、又はこれらの組合わせに配置されることができる。例えば、グローバルに一意なMAC(メディア・アクセス・コントロール)又は端末のブルートゥースアドレスが、メッセージのCHADDRフィールドに配置される。他の例では、端末所有者又は現在のユーザ又はその両者の名前が、「クライアント・アイデンティティ」フィールドに配置される。端末は、DHCPDISCOVERに、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者のための提案を含ませることができる。例えば、端末は、以前に割り当てられたIPアドレスの継続的な使用を提案できる。例えば、一つのサービスポイントのサービスエリアから他のアクセスポイントのサービスエリアに移動するときに、端末が提案できる。このような提案は、例えばDHCP「オプション」フィールドに配置される。ある実施形態では、アクセスポイントもまたこのような提案をすることができる。
【0022】
アクセスポイントは、DHCPDISCOVERメッセージの受信すると、アクセスポイントのアイデンティティの1以上の表示をさらに含むように、そのメッセージを修正する。表示は、例えば、giaddr、又はDHCPDISCOVERメッセージの他のフィールド、又はその両者に配置されることができる。ある実施形態では、表示はアクセスポイントのIPアドレスに配置され、メッセージのgiaddr(「中継エージェントIPアドレス」)フィールドに配置されることができる。DHCPDISCOVERメッセージを修正した後、アクセスポイントはそのメッセージを中央管理サーバ(CAS)に転送する。
【0023】
DHCPDISCOVERメッセージを受信すると、受信中のCASは、提案された値を端末に確認する等をして、端末のネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を決定する。このような情報を決定する詳細は、以下により詳しく説明する。CASは次に、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を含むDHCPOFFERメッセージを作成する。この情報は、例えばメッセージのDHCP「オプション」フィールドに配置される。メッセージはさらに、DHCPDISCOVERメッセージに含まれる、端末又はアクセスポイント又は両者の識別子を、さらに含むことができる。DHCPOFFERメッセージは、CASからアクセスポイントへ送られ、アクセスポイントは続いて端末へ転送する。メッセージに含まれる端末識別子情報は、転送に際してアクセスポイントによって利用される。
【0024】
DHCPOFFERメッセージを受信すると、端末は、DHCPREQUESTメッセージを作成することによって、提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受け取ることを望むという指示を出すことができる。DHCPREQUESTメッセージは、chaddr、又は「クライアント識別子」、又はその他のフィールド、又はこれらの組合わせに、端末に対応する識別子を含ませることができる。またCASに対応する識別子も、メッセージに含まれてもよい。メッセージは、端末からアクセスポイントに送信され、アクセスポイントは、それをCASに転送することが可能である。このような識別子は、例えば、giaddrフィールドに配置される。ある実施形態では、端末は、DHCPOFFERメッセージを多重CASから受信し、提示されたものからただ一つを選択して受け入れることができる。
【0025】
DHCPREQUESTメッセージを受信すると、CASは、DHCPACKメッセージを生成して、以前に提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を使用可能かを確認することができる。ある実施形態では、そのメッセージは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を特定することができる。CASは、メッセージをアクセスポイントに転送し、アクセスポイントは、順にそれを端末に転送する。メッセージを受信すると、端末は、以前に提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者、又はDHCPREQUESTに含まれるネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者、又は以前のものとDHCPREQUESTに含まれるものとで、処理を続行することができる。DHCPACKメッセージは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を端末が使用できる期間についての指示を含むことができる。そうすると、その情報を継続使用できるかどうかについてCASに問合わせる必要はなくなる。例えばこれは、DHCPACKメッセージに「リース」(”lease”)指示として表現されることができる。
【0026】
端末が、以前に提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を用いて続行することを、CASが望まない場合、CASは、DHCPACKメッセージの代わりにDHCPNAKメッセージを生成する。CASは、このメッセージをアクセスポイントに送り、アクセスポイントは、順にそれを端末に転送する。端末は、メッセージを受信すると、前記のように、DHCPDISCOVERメッセージを送出することによって、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者のリクエストプロセスを再スタートする。
【0027】
先に注意したように、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の受信プロセスでは、端末はDHCPACKメッセージを受信する。ここには、情報の継続使用をすべきかどうかについて、CASに問合せる必要がある場合の指示が含まれている。したがって、問合せの時あるいはその直前に、端末は、通信する無線アクセスポイントにDHCPREQUESTメッセージを送信する。端末は、例えば、十分長く単一のアクセスポイントで通信を続けて、問合せ時間が来るような場合、そのような処理を実行することができる。他方、第1アクセスポイントで通信をしている端末が、問合せ時間の前に第2のアクセスポイントに切替える場合、この処理は実行されない。
【0028】
DHCPREQUESTは、端末が最後に受信したネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を含むことができる。この情報は、例えば、DHCP「オプション」フィールドに配置され得る。DHCPREQUESTメッセージはまた、chaddr、又は「クライアント・アイデンティティ」、又はその他のメッセージフィールド、又はこれらの組合わせに、端末に対応する識別子を含むことができる。識別子は、例えば端末のブルートゥースアドレスである。メッセージには、メッセージが転送されるCASの指示が含まれ得る。例えばCASは、端末が、そこからネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信するものの一つである。
【0029】
アクセスポイントは、DHCPREQUESTメッセージを受信すると、メッセージを修正して、さらにアクセスポイントのアイデンティティの1以上の指示を含ませるようにすることができる。その指示は、例えば、giaddr、又はメッセージの他のフィールド、又はその両者に配置されることができる。DHCPREQUESTメッセージを修正した後、アクセスポイントは中央管理サーバ(CAS)にメッセージを転送することができる。
【0030】
DHCPREQUESTメッセージを受信すると、CASは、新規な又は更新された又は新規かつ更新された、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者であって、端末用のものがあるかどうかを決定する。このような情報を決定する詳細は、以下により詳細に説明される。
【0031】
新規な又は更新された又は新規かつ更新された、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者がない場合、CASは、DHCPACKメッセージを生成し、端末は以前に受信したネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を引続いて使用すべきであることを、CASが指示することができる。DHCPACKメッセージは、他の指示をさらに含むことができる。この他の指示は、その値を継続して使用すべきかどうかについてCASに再び問合せる必要性が生じる前に、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者をどれだけの期間使用できるかについての指示である。DHCPACKメッセージは、CASからアクセスポイントへ送られ、アクセスポイントは、順に端末にそれを送ることができる。端末は、メッセージを受信すると、新たな状態での問合せ時間まで、その値を継続使用して実行することができる。
【0032】
CASが新たな値があると判断すると、CASはDHCPNAKメッセージを生成し、アクセスポイントへ送信する。アクセスポイントは、順にそれを端末に転送する。端末は、メッセージを受信すると、新たなネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信するための前記プロセスを開始する。
【0033】
(ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の決定)
A.一般
先に注意したように、CASは、端末に対してネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を決定することができ、ある場合には端末が提案する値を提供することを試みる。さらに注意したように、CASは、その決定に際して、端末のアイデンティティ、端末が通信している無線アクセスポイントのアイデンティティ、又はその両者を使用することができる。端末のアイデンティティは、例えば、端末のユーザ又は所有者又はユーザかつ所有者のプロフィールにアクセスするため使用され、アクセスポイントのアイデンティティは、例えば、端末の場所を知るために使用されることができる。他のファクタもまた適切に考慮される。先に説明したように、CASは、これらのアイデンティティを、例えば1以上のメッセージの受信を通じて知ることができる。
【0034】
本発明のある実施形態では、CASは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者と共に、端末又は無線アクセスポイント又はその両者のアイデンティティのようなファクタに関連する規則セットを保持し、又はアクセスし、又は保持かつアクセスすることができる。ある場合には、その規則は、システム管理者のような個別のものによって形成される。他の場合には、規則は、汎用コンピュータ又は同様のものによって形成される。ある場合には、規則はその場で形成される。例えば、特定の端末及び特定のアクセスポイントに対応する規則は、両者がお互いに通信を確立するときに、自動的に生成される。
【0035】
例えば、特定のスーパーマーケットの有機野菜セクションに配置された端末に接続を提供しているアクセスポイントに一意に対応する識別子が、「1236」であるとする。このような環境で、システム管理者等は、特定のアクセスポイント識別子に基づいて適合する次のような規則を定義することができる。
【0036】
規則 0323
もしタームID=任意、かつアクセスID=1236なら、そのとき、
IPアドレス=自動
ネットマスク=255.255.0.0
ゲートウエイ=128.2.2.2
WAPゲートウエイ=128.1.1.1
サービスグループ=19
ランディングページ=www.hypotheticalmart.com/organics.html
アドバタイズメント=www.hypotheticalmart.com/coupons.asp?2323
【0037】
本例について、「www.hypotheticalmart.com/coupons.asp?2323」は、有機野菜産品のためのクーポンを含む広告に対応し、「www.hypotheticalmart.com/organics.html」は、スーパーマーケットの有機野菜セクションに関する情報を含むランディングページに対応する。「サービスグループ」表示は、システム管理者等によって決定される各種の目的のために使用される。例えば、ターミナルが受信可能なコンテンツアイテムを決定する目的に使用される。「自動」表示は、以下により詳細に説明される。さらに、単独のアドバタイズメントURL及び単独のランディングページURLが指定されているが、複数のアドバタイズメント及びランディングページを指定することもできる。他の要素も同様に複数指定されてもよい。
【0038】
他の例として、「1832」が、特定の無線端末に対応する一意の識別子であるとする。このような環境で、システム管理者等は、特定の端末に基づいて適合する次のような規則を定義することができる。
【0039】
規則 0986
もしタームID=1832、かつアクセスID=任意なら、そのとき、
IPアドレス=208.4.5.6
ネットマスク=255.255.0.0
ゲートウエイ=208.1.2.5
WAPゲートウエイ=208.2.2.2
サービスグループ=63
ランディングページ=www.hypotheticalnewscenter.com/personalnews.asp?0226
アドバタイズメント=www.hypotheticacomputercorp.com/advertisements/offers.asp?0123
【0040】
この例について、「www.hypotheticalnewscenter.com/personalnews.asp?02226」は、端末所有者が興味をもつと考えられるニュース記事を含むランディングページに対応し、「www.hypotheticacomputercorp.com/advertisements/offers.asp?0123」は、端末所有者が興味をもつと考えられる特別提供品を含む宣伝に対応する。したがって、ユーザが興味をもっていると、知られているか又は考えられるか又は判断されるか又はそのいずれの組合わせかの、アイテムやコンセプト等が含まれているユーザ関連データベースがあり得る。このようなデータベースは、例えば、ユーザが興味をもつアイテムやコンセプトに対応して、ユーザを付加的に又は選択的に分類することができる。
【0041】
さらに他の例として、「888」が、特定の端末に対応する一意の識別子であり、「6000」が、コンピュータのプリンタ用品を販売する特定の事務用品店のプリンタセクションに対応する一意の識別子であるとする。このような環境で、特定の端末識別子及び特定のアクセスポイント識別子の双方に基づいて適合する次のような定義がなされことができる。
【0042】
規則 1008:
もし、タームID=8888、かつアクセスID=60000なら、そのとき:
IPアドレス=自動
ネットマスク=255.255.0.0
ゲートウエイ=87.1.1.3
WAPゲートウエイ=87.2.2.2
サービスグループ=63
ランディングページ=www.hypotheticalofficestore.com/smithprintercorp/model3233/supplies
アドバタイズメント=www.hypotheticalofficestore.com.smithprintercorp/offers/coupon.asp?8088
【0043】
この例については、指定された「ランディングページ」は、識別子が「8888」である端末の所有者が所有するプリンタモデル(3233)の販売店で利用可能なプリンタ用品についての情報を含むページに対応する。さらに、指定の「アドバタイズメント」は、ランディングページにリストアップされた特定の一つのプリンタ用品のクーポンに対応する。例えば、端末識別子と端末所有者とその人が所有するプリンタとに関連する、データベースの照会又は購入履歴又はその両者を通じて、そのプリンタモデルは規則の作成者によって知られることができる。
【0044】
注意すべきは、1236のような識別子は説明の便宜のために使用したもので、実際の実施化に際しては、MACアドレスやブルートゥース識別子のようなもっと複雑な識別子を使用することができる。
【0045】
B.グループ定義
前記の例は、ある特定の端末又はアクセスポイント又はその両者の識別子に基づいて適合する規則を示した。しかし、規則はまた、端末グループ又はアクセスポイントグループ又はその両者に基づいて、適合するものでもある。
【0046】
例えば、次のものを含む定義があり得る。
もし、タームID=任意、かつアクセスID=グループ:UpperWestSide_Subwayなら、そのとき、
【0047】
グループ「UpperWestSide_Subway」は、例えば、マンハッタンの上西部の地下鉄の駅に位置するすべてのアクセスポイントのアイデンティティを含むように定義されている。
【0048】
グループを用いる規則の適用を決定するCASは、例えばグループの定義を持っている店舗を調べることによって、グループの定義について知ることが可能である。このように、そのような店舗に問合せて、特定のアクセスポイントグループに関連するすべてのアクセスポイント・アイデンティティについて知ることができる。これに代えて又はこれに付加して、CASは、指定のアクセスポイント又は端末は指定グループのメンバーであるかどうかを知るために、店舗に問合せることができる。
【0049】
先に示唆したように、グループは同様に、端末に対応し、かつ複数の端末識別子を含んで定義されることができる。このように、例えば、特定の端末グループ「PickupOwners」はフルサイズのピックアップを所有する人々が所有するすべての端末のアイデンティティを含むことができる。
【0050】
特に注意すべきことだが、グループは、アクセスポイント又は端末が1以上のグループに属することが可能である。例えば、グループは、アクセスポイントがグループ「UpperWestSide_Subway」とグループ「LargeMetroSubway」の双方に属するように定義可能である。「UpperWestSide_Subway」は、前記のように定義され、「LargeMetroSubway」は、大都市の地下鉄の駅に位置するすべてのアクセスポイントのアイデンティティを含むように定義されることができる。よって、特定のアクセスポイント・アイデンティティは、各々の定義に含まれる。
【0051】
C.自動決定
ある実施形態では、規則の仕様書は、すべてのネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者についての特定の指示を含むことはできない。例えば、先に注意したように、特定の規則には次のようなことが含まれる。
IPアドレス=自動
【0052】
この行は、規則を適用する場合、端末に特定のIPアドレスを割り当てるよりはむしろ、IPアドレスを自動的に決定すべきであることを、CASに指示している。CASは自動割り当てを理解するようにプログラムされていて、割り当て可能なIPアドレスのプールを調べ、そのうちの一つを選択してその端末に割り当て、プールからその番号を取り除く。このような処理は、例えばDHCP規格に従って実行される。
【0053】
先に注意したように、端末又はアクセスポイントは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者についての提案を、CASに転送するように動作する。例えば、端末は、割り当てられたIPアドレスに関して、以前に割り当てられたIPアドレスを継続して使用することを望む提案を行うことができる。それにより、ある実施形態では、CASは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の項目について、端末又はアクセスポイント又はその両者の提案を許可するようにすべきであると、規則仕様書によって指示することができる。例えば、特定の規則は、次の行を含む。
IPアドレス=自動、AttemptDrandDesired=Yes
【0054】
ある実施形態に従えば、この行は、次の指示をCASに与える。すなわち、まず提案されたIPアドレスを許可することを試み、これができない場合又は提案が受信されなかった場合には、前記のように自動的に決定されるアドレスを許可するという指示を与える。
【0055】
他の例では、特定の規則は次の行を含む。
IPアドレス=自動、又は、AttemptGrandDesired=Yes
【0056】
ある実施形態によれば、この行は、次の指示、すなわち、提案されているなら、提案されたIPアドレスを許可するようにし、そして提案されていない場合にだけ自動決定を実行し、前記のように自動的に決定されたものを許可するという指示を、CASに与える。この行は、さらにCASは、提案されたIPアドレスを許可できなかった場合、エラーを返すことを指示している。
【0057】
自動決定に関する機能であって、提案されたパラメータを許可しようとする機能を、IPアドレスに関して説明したが、特に注意すべきは、これは説明のためのことだけであって、その機能は他のパラメータにも同様に当てはまるということである。
【0058】
D.時間制限
本発明のある実施形態では、規則が適用される時間又は回数についての指示が規則には含まれている。ある場合、規則は、反復基準について適用可能である。例えば、特定の規則は週日の夜PM8〜10時に適用されると指定できる。したがって、特定の規則の仕様には次のものを含むことができる。
【0059】
規則8080:
もし、タームID=任意、かつ、アクセスID=グループ:UpperWestSide_Subway、かつ、TimeInRange(20:00−22:00)なら、そのとき:
【0060】
他の場合には、1以上の連続もしくは非連続時間にのみ適用されるような非反復基準で適用されるように、規則を指定することができる。例えば、特定の規則は、2003年1月31日AM9〜11時及びPM6〜8時に適用されるように指定できる。したがって、特定の規則の仕様は、次のものを含む。
【0061】
規則8112:
もし、タームID=任意、かつ、アクセスID=グループ:UpperWestSide_Subway、かつ、(TimeInRange(Jan31/2003/09:00−Jan31/2003/11:00)又はTimeInRange(Jan31/2003/18:00−Jan31/2003/20:00)、そのとき、
【0062】
ある実施形態では、時間仕様を含まない規則が、いつでも適用可能である。
【0063】
ある場合には、時間仕様をもつ2以上の規則が、一方が適用される場合は他方が適用されないというようなお互いに補完的であってもよい。例えば、一つの規則は週日に適用されるように指定され、その補完的な規則は週日に適用されないように指定される。
【0064】
(E.コンフリクトの解消)
ある環境の下で、2以上の規則が適用基準に合致することができることが考えられる。例えば、前記したように定義されたグループと共に、
一方の規則が、
「もし、タームID=任意、かつアクセスID=グループ:UpperWestSide_Subwayとすると、そのとき、」
を含み、
他方の規則が、
「もし、タームID=任意、かつアクセスID=グループ:「LargeMetroSubway」とすると、そのとき、」
を含むとする。アクセスポイントが上西部地下鉄駅に位置する場合には、両者の規則の基準が合致する。
【0065】
このような状況の中では、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者に対するリクエストへの応答に適用されるのは、基準が満たされるただ一つの規則であることが望まれるかもしれない。これは、例えば、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を、個別に提供している規則に対する場合である。
【0066】
他の状況では、基準を満たしている2以上の規則が、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者に対するリクエストへの応答に適用されることが許されることが可能である。これは、例えば、すべての必要とされるネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の、一部分だけが個別に提供されている規則の場合である。しかしながら、このような状況では、ただ一つの特定のタイプの規則が提供されることが望ましい。例えば、ランディングページを提供しているタイプのただ一つの規則がある時間続けて適用され、またネットワークコンフィギュレーションを提供するタイプのただ一つの規則がある時間続けて適用されるといったことが望ましい。したがって、ただ一つの規則が適用されるか、又は特定のタイプのただ一つの規則が適用される状況では、1以上のスキームを使用して、2以上のルールが合致するときにどの規則を適用するかを決定する。
【0067】
先に例示した少なくともいくつかの規則によって示唆されているように、規則には、「8080」のような規則番号を含む。ある実施形態によれば、このような規則番号は、2以上の規則についての基準が処理されているとき、2以上の規則が一致する場合どの規則を適用するかを決定するために用いられる。例えば、CASは、最小規則番号が適用されるようにプログラムされる。これに代えて、CASは、最大番号をもつ規則が適用されるようにプログラムされることができる。
【0068】
このような実施形態では、規則を作成するシステム管理者等は規則番号を選ぶことができる。そうすることで、規則が適用される方法に規則番号がいかに関連するかを記憶することができる。このように、より小さな番号が優先されるとすると、システム管理者は、大きな番号の規則より優先したい規則には、小さな番号を割り当てるように注意する。システム管理者等はさらに、現存の規則の番号を変えることができる。この機能は、現存の規則の相対的な優先度を変えるのみならず、二つの現存の連続番号の規則の間の中間の優先度を、規則にもたせるようにできる。このように、2つの連続番号の規則が「1000」と「1001」の番号が振られていたとき、その2つの2番目のものを「1002」と新たに番号を振りなおして、新しい規則に番号「1001」を与え、2つの初めにあった規則の間に中間の優先度をもつようにすることができる。
【0069】
ある実施形態では、汎用コンピュータのCASは、規則の番号付与を自動的に処理することができる。この実施形態では、システム管理者等は規則を入力できるが、規則番号を指定することはできない。CAS又は他のコンピュータは、新たに入力された規則の基準を処理している間に、新たに入力された規則がコンフリクトする現存の規則、すなわち、その基準がバッティングし得る規則を求めて記憶装置をサーチする。それから、コンピュータは、コンフリクトの可能性のある規則と比較して、新たに入力された規則の相対的な優先度を教えるよう、管理者にリクエストすることができる。管理者の指示に応じて、コンピュータは、新たに入力された規則に適切な規則番号を割り当てることができ、同時に、必要に応じて、現存の規則に割り当てられた番号を変更する。このような実施形態はさらに、新たな規則が入力されない場合、管理者が現存規則の相対優先度を指定することが可能である。
【0070】
(アクセスポイントブリッジ機能)
本発明のある実施形態では、1以上のアクセスポイントがネットワークブリッジ機能を提供するように構成されている。これにより、ネットワークブリッジが、アクセスポイントの1以上のサービスエリア間で確立される。そのようなブリッジング・アクセスポイント303が使用されるネットワークトポロジーの一例が、図3に示されている。この図において、各アクセスポイント303は、CAS105に直接アクセスするように示されている。しかし、これに代わる実施形態では、あるアクセスポイントのみがそのような直接アクセスを行う。その実施形態では、直接アクセスを欠いているアクセスポイントは、直接アクセスが可能なアクセスポイントにより、CASにアクセスすることができる。ここには単独のCASが示されているが、2以上のCASを設けることもできる。同様に、端末は、図示のものより多くても少なくてもよい。
【0071】
図3に示すような実施形態の動作は、前記したものと同様である。しかし、アクセスポイントは、アクセスポイントに対応した識別子を含ませるために、DHCPを修正するようなことはしない。これに代わって、端末が、送信されたDHCPメッセージに、通信を確立したアクセスポイントに対応する識別子を含ませることができる。例えば識別子は、アクセスポイントの、ブルートゥースアドレス、又はMACアドレス、又はブルートゥース及びMACアドレスであり得る。端末は、アクセスポイントの、ブルートゥースアドレス、又はMACアドレス、又はブルートゥース及びMACアドレスを、例えばアクセスポイントへのPAN接続の確立中に知ることができる。識別子は、例えば、DHCPメッセージの「クライアント識別子」に配置される。
【0072】
したがって、このような実施形態では、端末は、DHCPメッセージのchaddrフィールドに自身の識別を与え、メッセージのクライアントフィールドに通信を行うアクセスポイントの識別を与えることができる。したがって、そのようなメッセージを受信するCASは、端末と端末が通信を確立したアクセスポイントとの両者を識別することができ、前述のようにこの情報を利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるネットワークトポロジーの例を示す図である。
【図2】DHCPメッセージのフォーマットの記述例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態によるネットワークトポロジーの他の例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態を含む汎用コンピュータの例を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ提供システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ブルートゥースやIEEE802.11bのような無線技術の利用が増大している。一面では、これらの技術を支える装置が増えている。このような装置には、無線端末、パーソナルコンピュータ及びPDAが含まれる。
【0003】
他面では、これらの技術は、ネットワーク接続を装置に提供するさまざまな場所で、周波数を増加させながら使用されている。例えば、802.11b及びブルートゥースのアクセスポイントは、書店、図書館、コーヒーショップ等その他多くの場所で見つけることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、これらの無線技術を利用する技術への関心が高まっている。本発明は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又はネットワーク・コンフィギュレーション情報及び付加情報を端末に提供するシステム及び方法であって、ある場合には、提供される情報は1以上のファクタに依存する情報提供システム及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の1態様によると、端末によって送信されたリクエストをアクセスポイントで受信するステップであって、前記リクエストは、前記端末に対応した識別子を含むステップと、前記アクセスポイントが、該アクセスポイントに対応する識別子をさらに含むように、前記リクエストを修正するステップと、前記端末に対する情報を選択するステップであって、該選択は、前記修正されたリクエストに含まれる少なくともある識別子を考慮してなされる、ことを特徴とする端末への情報提供方法が提供される。
また、本発明の1態様によると、プログラムコードを蓄積した記憶装置と、前記記憶装置に接続され、前記蓄積プログラムコードに従って命令を実行する処理装置と、前記プログラムコードは、前記処理装置によって実行されるとき、アクセスポイントに対応する識別子を含むリクエストであって、前記アクセスポイントにリクエストを送った端末に対応する識別子をさらに含んでいるリクエストを、前記アクセスポイントから受信するステップと、前記リクエストに含まれるすくなくともある識別子を考慮して、前記端末への情報を選択するステップと
を前記処理装置に実行させることを特徴とする端末への情報提供システムが提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
(概要)
本発明の実施形態によると、無線アクセスポイントに対して、範囲内に入っているか、又は通信状態にあるか、又は通信を確立しているか、又はこれら全てを満たしている、無線端末に対して、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を提供するシステム及び方法が提供される。この無線アクセスポイントは、例えば、ブルートゥース又は802.11b基地局である。図1に、本発明の実施形態によるネットワークトポロジーの一例を示す。ここには、複数の無線端末101、複数の無線アクセスポイント103、及び中央管理サーバ(CAS)105がある。この実施例のCASは、各無線アクセスポイント103と通信している。本実施例の各アクセスポイントは、1以上の無線端末101と通信している。CASは、例えば、中央配置の汎用コンピュータであってよい。ここにはひとつだけのCASが示されているが、ある実施形態では、複数のCASを備えていてもよい。
【0007】
CASは、端末に提供される、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又はこれらの両者を決定する。この決定は、端末のアイデンティティ、又は端末が通信するアクセスポイントのアイデンティティ、又は他のファクタ、又はこれらの組合せに基づいてなされる。提供されるデータは端末IPアドレス、ネットマスク、ゲートウエイアドレス、WAP(ワイヤレス・アプリケ−ション・プロトコル)ゲートウエイアドレス、ランディングページ、広告情報、及びサービスグループ識別子を含むことが可能である。CASは、さらに、CAS自身、又はターミナル、又はアクセスポイント、又はこれらの組合せのアクティビティに関連するステータスレポートを作成することができる。
【0008】
アクセスポイントからネットワーク接続を受信したい端末は、そのアクセスポイントからそのようなリクエストを出すことができる。例えば、アクセスポイントの通信範囲に入ったとき、端末はリクエストすることができる。同様に、アクセスポイントは、端末にネットワーク接続を提供することができる。どちらの場合でも、一旦適切な許可が与えられると、まず端末とアクセスポイント間で下位層接続を確立する段階に入る。次いで、端末は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又は両者を受信するための段階に入る。
【0009】
同様に、アクセスポイントを介してネットワーク接続をすでに受信している端末は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はこれらの両者を受信するステップに入る。
【0010】
(下位層接続の確立)
ブルートゥース装備した無線端末にネットワーク接続を提供しようとするブルートゥース無線アクセスポイントは、まずそのような接続を申し込む端末にメッセージを送る。ある実施形態では、端末は、申し込みを受け入れるアクセスポイントへメッセージを自動的に送ることができる。他の実施形態では、端末は、まずユーザがそのような接続を受け入れることを望んでいるかどうかを知ることになる。端末は、例えば、ユーザに適切なGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)提示することによって、ユーザの希望を知ることができる。それから端末は、ユーザの希望を示すアクセスポイントにメッセージを送る。ユーザがネットワーク接続を受け入れることを望んでいない場合、端末は、基地局にそのことを指示することなく、何の応答もしないことがあり得ることに注意されたい。
【0011】
アクセスポイントは、端末のユーザが提供されたネットワーク接続を望まないという指示を受けると、ネットワーク接続を提供しようとする試みを中止する。同様に、アクセスポイントは、予め定められた時間に端末から応答を受信しないときには、その試みを中止する。このような場合、その試みを放棄する前に1以上の回数分のネットワーク接続の提供を繰返す。
【0012】
アクセスポイントは、PAN(パーソナル・エリア・ネットワーク)やLAP(ローカル・エリア・ネットワーク・アクセス・プロトコル)のようなプロトコルをサポートすることが可能である。したがって、アクセスポイントは、端末から受け入れメッセージを受信すると、アクセスポイントがサポートしているどのプロトコルを、端末がサポートしているかを知るために、端末に問い合わせる。ある実施形態では、問合せは、SDP(サービス記述プロトコル)クエリーであり、応答は、端末のSDPサービスレコードに合致するものであリ得る。ある実施形態では、端末は、自動的に問合せに答えることができる。他の実施形態では、端末はその問合せに答える前にユーザの許可をリクエストしてもよい。
【0013】
問合せに対する応答が、アクセスと端末とが共通の一つのプロトコル(例えばPAN)だけを共有することを示す場合、そのプロトコルが使用される。問合せに対する応答が、アクセスポイントによってサポートされているどのプロトコルも、端末がサポートしていないことを示す場合、アクセスポイントは、ネットワーク接続を提供する試みを中止する。問合せに対する応答が、アクセスポイントによってサポートされている2以上のプロトコル(例えば、PANとLAPの両者)を、端末がサポートしていることを示す場合、アクセスポイントは、どれを使用すべきかを決定するステップに入る。ある実施形態では、アクセスポイントは他のものに優先して所定のプロトコルを選択することができる。このようにして、アクセスポイントは、LAPよりPANを選ぶようにできる。他の実施形態では、端末は、どのようなプロトコルを使用すべきかについて問合せを受ける。端末は、続いて、ユーザにどのプロトコルを望むかをたずね、ユーザの選択をアクセスポイントに転送する。それから、アクセスポイントは、ユーザの決定に従って行動する。さらに他の実施形態では、端末は、他のものに優先して所定のプロトコルを選ぶことができ、又は使用すべきものを知るために、中央サーバ又はシステム管理者に問合せるように設計されることができる。
【0014】
いったん、特定のプロトコル(例えば、PAN)を使用することが決まれば、端末とアクセスポイント間のL2CAP(論理リンク応用プロトコル)接続が確立する。次に、選択されたプロトコルにとって適切な下位層接続が確立される。例えば、LAPが選ばれた接続であるか、又は唯一の利用できる接続である場合、PPP(ポイント・ツー・ポイント)接続が次に確立される。他の例では、PANが選ばれた接続であるか、又は唯一の利用できる接続である場合、BNEP(ブルートゥース・ネットワーク・エンカプスレーション・プロトコル)接続が次に確立される。
【0015】
先に注意したように、ある実施形態では、通信を開始するアクセスポイントに代わって、端末が通信を開始することができる。したがって、ブルートゥース装備された無線端末が、ブルートゥース無線アクセスポイントの範囲に入ってきているか、又はブルートゥース無線アクセスポイントを介してネットワーク接続を確立したいと思っているか、又はその両者である場合、まず、アクセスポイントとの接続をリクエストしてアクセスポイントへメッセージを送付することができる。ある実施形態では、アクセスポイントは、接続に同意している端末にメッセージを自動的に送る。他の実施形態では、アクセスポイントは、ターミナルは、端末が接続することが可能かどうかを知るために、中央サーバ又はシステム管理者に問合せる。それからアクセスポイントは、端末にその結論を知らせる。ある実施形態では、端末の接続リクエストは、端末又はそのユーザに対応する一意の識別子を含むことが可能である。この一意の識別子は、潜在的ユーザに対する中央サーバ又はシステム管理者に渡され、アクセスポイントが端末の接続を許可するか否かが決定される。ある実施形態では、一意の識別子は、端末の48ビット・グローバル・ユニークなIEEEブルートゥースアドレスであり得る。
【0016】
端末は、接続が許可されないという指示を受けると、ネットワーク接続を確保する試みを中止することができる。同様に、端末は、予め定められた時間にアクセスポイントから応答を受信しない場合、その試みを中止する。応答がない場合、端末は、その試みを放棄する前に1以上の回数そのリクエストを繰返すことができる。
【0017】
端末がいったんアクセスポイントから受け入れメッセージを受信すると、端末は、PANやLAPのような端末がサポートするプロトコルをサポートしているかを知るために、アクセスポイントに問合せを行う。アクセスポイントは、前述したのと同様の方法で応答する。また前述と同様の方法で、アクセスポイントと端末がともにサポートするプロトコルが選択される。次いで、さらにまた前述と同様の方法で、L2CAP接続が確立される。最後に、前述と同様の方法で、下位層接続が確立される。このようにして、たとえばPANが使用されるプロトコルである場合、BNEPを用いる下位層接続が確立される。
【0018】
ブルートゥース、PAN、LAP、BHEP、PPP等を用いて、例示して説明したが、強調すべきは他のプロトコルも使用可能なことである。例えば、802.11bとその関連プロトコルは、説明したブルートゥースと関連プロトコルに代えて、用いることができる。
【0019】
(ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は追加情報又はその両者の端末受信)
BNEP、LAP、又は同様の下位層接続を既に確立しているか、新たに確立した端末は、ネットワーク・コンフィギュレーション情報、又は付加情報、又はその両者をリクエストする段階に入る。ある実施形態では、DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)が使用され、リクエストすることができる。DHCPメッセージのフォーマットを、図2に示す。図に示されるように、種々のメッセージフィールドがあり、各フィールド名の後のカッコ内の数字はバイト表現の(in octets)フィールド長を示している。DHCP、関連メッセージ、及び関連メッセージフィールドは、当該技術分野で公知であり、参考にここに組み込まれる、RFC(コメントリクエスト)2131に記載されている。
【0020】
したがって、DHCPが使用され、端末が新たなネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信することを望む場合には、端末は、通信する無線アクセスポイントにDHCPDISCOVERメッセージを送出する。例えば、アクセスポイントと通信を開始した直後に、又は少なくとも所定量だけ物理的な場所を変えた後、又はネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の以前に受信した値をもはや使用しなくなった後に、端末が、新たなネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信することを望むことができる。例えば、その場所は、端末が接続されるアクセスポイントの場所に基づいて決定されてもよいし、端末に組み込まれているGPS(全地球測位システム)ユニットによって決定されてもよい。
【0021】
DHCPDISCOVERメッセージは、端末のアイデンティティを示す1以上の表示を含むことができる。その表示は、例えば、chaddr(クライアント・ハードウエア・アドレス)、又は「クライアント・アイデンティティ」、又はその他のメッセージフィールド、又はこれらの組合わせに配置されることができる。例えば、グローバルに一意なMAC(メディア・アクセス・コントロール)又は端末のブルートゥースアドレスが、メッセージのCHADDRフィールドに配置される。他の例では、端末所有者又は現在のユーザ又はその両者の名前が、「クライアント・アイデンティティ」フィールドに配置される。端末は、DHCPDISCOVERに、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者のための提案を含ませることができる。例えば、端末は、以前に割り当てられたIPアドレスの継続的な使用を提案できる。例えば、一つのサービスポイントのサービスエリアから他のアクセスポイントのサービスエリアに移動するときに、端末が提案できる。このような提案は、例えばDHCP「オプション」フィールドに配置される。ある実施形態では、アクセスポイントもまたこのような提案をすることができる。
【0022】
アクセスポイントは、DHCPDISCOVERメッセージの受信すると、アクセスポイントのアイデンティティの1以上の表示をさらに含むように、そのメッセージを修正する。表示は、例えば、giaddr、又はDHCPDISCOVERメッセージの他のフィールド、又はその両者に配置されることができる。ある実施形態では、表示はアクセスポイントのIPアドレスに配置され、メッセージのgiaddr(「中継エージェントIPアドレス」)フィールドに配置されることができる。DHCPDISCOVERメッセージを修正した後、アクセスポイントはそのメッセージを中央管理サーバ(CAS)に転送する。
【0023】
DHCPDISCOVERメッセージを受信すると、受信中のCASは、提案された値を端末に確認する等をして、端末のネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を決定する。このような情報を決定する詳細は、以下により詳しく説明する。CASは次に、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を含むDHCPOFFERメッセージを作成する。この情報は、例えばメッセージのDHCP「オプション」フィールドに配置される。メッセージはさらに、DHCPDISCOVERメッセージに含まれる、端末又はアクセスポイント又は両者の識別子を、さらに含むことができる。DHCPOFFERメッセージは、CASからアクセスポイントへ送られ、アクセスポイントは続いて端末へ転送する。メッセージに含まれる端末識別子情報は、転送に際してアクセスポイントによって利用される。
【0024】
DHCPOFFERメッセージを受信すると、端末は、DHCPREQUESTメッセージを作成することによって、提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受け取ることを望むという指示を出すことができる。DHCPREQUESTメッセージは、chaddr、又は「クライアント識別子」、又はその他のフィールド、又はこれらの組合わせに、端末に対応する識別子を含ませることができる。またCASに対応する識別子も、メッセージに含まれてもよい。メッセージは、端末からアクセスポイントに送信され、アクセスポイントは、それをCASに転送することが可能である。このような識別子は、例えば、giaddrフィールドに配置される。ある実施形態では、端末は、DHCPOFFERメッセージを多重CASから受信し、提示されたものからただ一つを選択して受け入れることができる。
【0025】
DHCPREQUESTメッセージを受信すると、CASは、DHCPACKメッセージを生成して、以前に提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を使用可能かを確認することができる。ある実施形態では、そのメッセージは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を特定することができる。CASは、メッセージをアクセスポイントに転送し、アクセスポイントは、順にそれを端末に転送する。メッセージを受信すると、端末は、以前に提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者、又はDHCPREQUESTに含まれるネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者、又は以前のものとDHCPREQUESTに含まれるものとで、処理を続行することができる。DHCPACKメッセージは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を端末が使用できる期間についての指示を含むことができる。そうすると、その情報を継続使用できるかどうかについてCASに問合わせる必要はなくなる。例えばこれは、DHCPACKメッセージに「リース」(”lease”)指示として表現されることができる。
【0026】
端末が、以前に提供されたネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を用いて続行することを、CASが望まない場合、CASは、DHCPACKメッセージの代わりにDHCPNAKメッセージを生成する。CASは、このメッセージをアクセスポイントに送り、アクセスポイントは、順にそれを端末に転送する。端末は、メッセージを受信すると、前記のように、DHCPDISCOVERメッセージを送出することによって、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者のリクエストプロセスを再スタートする。
【0027】
先に注意したように、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の受信プロセスでは、端末はDHCPACKメッセージを受信する。ここには、情報の継続使用をすべきかどうかについて、CASに問合せる必要がある場合の指示が含まれている。したがって、問合せの時あるいはその直前に、端末は、通信する無線アクセスポイントにDHCPREQUESTメッセージを送信する。端末は、例えば、十分長く単一のアクセスポイントで通信を続けて、問合せ時間が来るような場合、そのような処理を実行することができる。他方、第1アクセスポイントで通信をしている端末が、問合せ時間の前に第2のアクセスポイントに切替える場合、この処理は実行されない。
【0028】
DHCPREQUESTは、端末が最後に受信したネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を含むことができる。この情報は、例えば、DHCP「オプション」フィールドに配置され得る。DHCPREQUESTメッセージはまた、chaddr、又は「クライアント・アイデンティティ」、又はその他のメッセージフィールド、又はこれらの組合わせに、端末に対応する識別子を含むことができる。識別子は、例えば端末のブルートゥースアドレスである。メッセージには、メッセージが転送されるCASの指示が含まれ得る。例えばCASは、端末が、そこからネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信するものの一つである。
【0029】
アクセスポイントは、DHCPREQUESTメッセージを受信すると、メッセージを修正して、さらにアクセスポイントのアイデンティティの1以上の指示を含ませるようにすることができる。その指示は、例えば、giaddr、又はメッセージの他のフィールド、又はその両者に配置されることができる。DHCPREQUESTメッセージを修正した後、アクセスポイントは中央管理サーバ(CAS)にメッセージを転送することができる。
【0030】
DHCPREQUESTメッセージを受信すると、CASは、新規な又は更新された又は新規かつ更新された、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者であって、端末用のものがあるかどうかを決定する。このような情報を決定する詳細は、以下により詳細に説明される。
【0031】
新規な又は更新された又は新規かつ更新された、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者がない場合、CASは、DHCPACKメッセージを生成し、端末は以前に受信したネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を引続いて使用すべきであることを、CASが指示することができる。DHCPACKメッセージは、他の指示をさらに含むことができる。この他の指示は、その値を継続して使用すべきかどうかについてCASに再び問合せる必要性が生じる前に、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者をどれだけの期間使用できるかについての指示である。DHCPACKメッセージは、CASからアクセスポイントへ送られ、アクセスポイントは、順に端末にそれを送ることができる。端末は、メッセージを受信すると、新たな状態での問合せ時間まで、その値を継続使用して実行することができる。
【0032】
CASが新たな値があると判断すると、CASはDHCPNAKメッセージを生成し、アクセスポイントへ送信する。アクセスポイントは、順にそれを端末に転送する。端末は、メッセージを受信すると、新たなネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を受信するための前記プロセスを開始する。
【0033】
(ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の決定)
A.一般
先に注意したように、CASは、端末に対してネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を決定することができ、ある場合には端末が提案する値を提供することを試みる。さらに注意したように、CASは、その決定に際して、端末のアイデンティティ、端末が通信している無線アクセスポイントのアイデンティティ、又はその両者を使用することができる。端末のアイデンティティは、例えば、端末のユーザ又は所有者又はユーザかつ所有者のプロフィールにアクセスするため使用され、アクセスポイントのアイデンティティは、例えば、端末の場所を知るために使用されることができる。他のファクタもまた適切に考慮される。先に説明したように、CASは、これらのアイデンティティを、例えば1以上のメッセージの受信を通じて知ることができる。
【0034】
本発明のある実施形態では、CASは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者と共に、端末又は無線アクセスポイント又はその両者のアイデンティティのようなファクタに関連する規則セットを保持し、又はアクセスし、又は保持かつアクセスすることができる。ある場合には、その規則は、システム管理者のような個別のものによって形成される。他の場合には、規則は、汎用コンピュータ又は同様のものによって形成される。ある場合には、規則はその場で形成される。例えば、特定の端末及び特定のアクセスポイントに対応する規則は、両者がお互いに通信を確立するときに、自動的に生成される。
【0035】
例えば、特定のスーパーマーケットの有機野菜セクションに配置された端末に接続を提供しているアクセスポイントに一意に対応する識別子が、「1236」であるとする。このような環境で、システム管理者等は、特定のアクセスポイント識別子に基づいて適合する次のような規則を定義することができる。
【0036】
規則 0323
もしタームID=任意、かつアクセスID=1236なら、そのとき、
IPアドレス=自動
ネットマスク=255.255.0.0
ゲートウエイ=128.2.2.2
WAPゲートウエイ=128.1.1.1
サービスグループ=19
ランディングページ=www.hypotheticalmart.com/organics.html
アドバタイズメント=www.hypotheticalmart.com/coupons.asp?2323
【0037】
本例について、「www.hypotheticalmart.com/coupons.asp?2323」は、有機野菜産品のためのクーポンを含む広告に対応し、「www.hypotheticalmart.com/organics.html」は、スーパーマーケットの有機野菜セクションに関する情報を含むランディングページに対応する。「サービスグループ」表示は、システム管理者等によって決定される各種の目的のために使用される。例えば、ターミナルが受信可能なコンテンツアイテムを決定する目的に使用される。「自動」表示は、以下により詳細に説明される。さらに、単独のアドバタイズメントURL及び単独のランディングページURLが指定されているが、複数のアドバタイズメント及びランディングページを指定することもできる。他の要素も同様に複数指定されてもよい。
【0038】
他の例として、「1832」が、特定の無線端末に対応する一意の識別子であるとする。このような環境で、システム管理者等は、特定の端末に基づいて適合する次のような規則を定義することができる。
【0039】
規則 0986
もしタームID=1832、かつアクセスID=任意なら、そのとき、
IPアドレス=208.4.5.6
ネットマスク=255.255.0.0
ゲートウエイ=208.1.2.5
WAPゲートウエイ=208.2.2.2
サービスグループ=63
ランディングページ=www.hypotheticalnewscenter.com/personalnews.asp?0226
アドバタイズメント=www.hypotheticacomputercorp.com/advertisements/offers.asp?0123
【0040】
この例について、「www.hypotheticalnewscenter.com/personalnews.asp?02226」は、端末所有者が興味をもつと考えられるニュース記事を含むランディングページに対応し、「www.hypotheticacomputercorp.com/advertisements/offers.asp?0123」は、端末所有者が興味をもつと考えられる特別提供品を含む宣伝に対応する。したがって、ユーザが興味をもっていると、知られているか又は考えられるか又は判断されるか又はそのいずれの組合わせかの、アイテムやコンセプト等が含まれているユーザ関連データベースがあり得る。このようなデータベースは、例えば、ユーザが興味をもつアイテムやコンセプトに対応して、ユーザを付加的に又は選択的に分類することができる。
【0041】
さらに他の例として、「888」が、特定の端末に対応する一意の識別子であり、「6000」が、コンピュータのプリンタ用品を販売する特定の事務用品店のプリンタセクションに対応する一意の識別子であるとする。このような環境で、特定の端末識別子及び特定のアクセスポイント識別子の双方に基づいて適合する次のような定義がなされことができる。
【0042】
規則 1008:
もし、タームID=8888、かつアクセスID=60000なら、そのとき:
IPアドレス=自動
ネットマスク=255.255.0.0
ゲートウエイ=87.1.1.3
WAPゲートウエイ=87.2.2.2
サービスグループ=63
ランディングページ=www.hypotheticalofficestore.com/smithprintercorp/model3233/supplies
アドバタイズメント=www.hypotheticalofficestore.com.smithprintercorp/offers/coupon.asp?8088
【0043】
この例については、指定された「ランディングページ」は、識別子が「8888」である端末の所有者が所有するプリンタモデル(3233)の販売店で利用可能なプリンタ用品についての情報を含むページに対応する。さらに、指定の「アドバタイズメント」は、ランディングページにリストアップされた特定の一つのプリンタ用品のクーポンに対応する。例えば、端末識別子と端末所有者とその人が所有するプリンタとに関連する、データベースの照会又は購入履歴又はその両者を通じて、そのプリンタモデルは規則の作成者によって知られることができる。
【0044】
注意すべきは、1236のような識別子は説明の便宜のために使用したもので、実際の実施化に際しては、MACアドレスやブルートゥース識別子のようなもっと複雑な識別子を使用することができる。
【0045】
B.グループ定義
前記の例は、ある特定の端末又はアクセスポイント又はその両者の識別子に基づいて適合する規則を示した。しかし、規則はまた、端末グループ又はアクセスポイントグループ又はその両者に基づいて、適合するものでもある。
【0046】
例えば、次のものを含む定義があり得る。
もし、タームID=任意、かつアクセスID=グループ:UpperWestSide_Subwayなら、そのとき、
【0047】
グループ「UpperWestSide_Subway」は、例えば、マンハッタンの上西部の地下鉄の駅に位置するすべてのアクセスポイントのアイデンティティを含むように定義されている。
【0048】
グループを用いる規則の適用を決定するCASは、例えばグループの定義を持っている店舗を調べることによって、グループの定義について知ることが可能である。このように、そのような店舗に問合せて、特定のアクセスポイントグループに関連するすべてのアクセスポイント・アイデンティティについて知ることができる。これに代えて又はこれに付加して、CASは、指定のアクセスポイント又は端末は指定グループのメンバーであるかどうかを知るために、店舗に問合せることができる。
【0049】
先に示唆したように、グループは同様に、端末に対応し、かつ複数の端末識別子を含んで定義されることができる。このように、例えば、特定の端末グループ「PickupOwners」はフルサイズのピックアップを所有する人々が所有するすべての端末のアイデンティティを含むことができる。
【0050】
特に注意すべきことだが、グループは、アクセスポイント又は端末が1以上のグループに属することが可能である。例えば、グループは、アクセスポイントがグループ「UpperWestSide_Subway」とグループ「LargeMetroSubway」の双方に属するように定義可能である。「UpperWestSide_Subway」は、前記のように定義され、「LargeMetroSubway」は、大都市の地下鉄の駅に位置するすべてのアクセスポイントのアイデンティティを含むように定義されることができる。よって、特定のアクセスポイント・アイデンティティは、各々の定義に含まれる。
【0051】
C.自動決定
ある実施形態では、規則の仕様書は、すべてのネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者についての特定の指示を含むことはできない。例えば、先に注意したように、特定の規則には次のようなことが含まれる。
IPアドレス=自動
【0052】
この行は、規則を適用する場合、端末に特定のIPアドレスを割り当てるよりはむしろ、IPアドレスを自動的に決定すべきであることを、CASに指示している。CASは自動割り当てを理解するようにプログラムされていて、割り当て可能なIPアドレスのプールを調べ、そのうちの一つを選択してその端末に割り当て、プールからその番号を取り除く。このような処理は、例えばDHCP規格に従って実行される。
【0053】
先に注意したように、端末又はアクセスポイントは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者についての提案を、CASに転送するように動作する。例えば、端末は、割り当てられたIPアドレスに関して、以前に割り当てられたIPアドレスを継続して使用することを望む提案を行うことができる。それにより、ある実施形態では、CASは、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の項目について、端末又はアクセスポイント又はその両者の提案を許可するようにすべきであると、規則仕様書によって指示することができる。例えば、特定の規則は、次の行を含む。
IPアドレス=自動、AttemptDrandDesired=Yes
【0054】
ある実施形態に従えば、この行は、次の指示をCASに与える。すなわち、まず提案されたIPアドレスを許可することを試み、これができない場合又は提案が受信されなかった場合には、前記のように自動的に決定されるアドレスを許可するという指示を与える。
【0055】
他の例では、特定の規則は次の行を含む。
IPアドレス=自動、又は、AttemptGrandDesired=Yes
【0056】
ある実施形態によれば、この行は、次の指示、すなわち、提案されているなら、提案されたIPアドレスを許可するようにし、そして提案されていない場合にだけ自動決定を実行し、前記のように自動的に決定されたものを許可するという指示を、CASに与える。この行は、さらにCASは、提案されたIPアドレスを許可できなかった場合、エラーを返すことを指示している。
【0057】
自動決定に関する機能であって、提案されたパラメータを許可しようとする機能を、IPアドレスに関して説明したが、特に注意すべきは、これは説明のためのことだけであって、その機能は他のパラメータにも同様に当てはまるということである。
【0058】
D.時間制限
本発明のある実施形態では、規則が適用される時間又は回数についての指示が規則には含まれている。ある場合、規則は、反復基準について適用可能である。例えば、特定の規則は週日の夜PM8〜10時に適用されると指定できる。したがって、特定の規則の仕様には次のものを含むことができる。
【0059】
規則8080:
もし、タームID=任意、かつ、アクセスID=グループ:UpperWestSide_Subway、かつ、TimeInRange(20:00−22:00)なら、そのとき:
【0060】
他の場合には、1以上の連続もしくは非連続時間にのみ適用されるような非反復基準で適用されるように、規則を指定することができる。例えば、特定の規則は、2003年1月31日AM9〜11時及びPM6〜8時に適用されるように指定できる。したがって、特定の規則の仕様は、次のものを含む。
【0061】
規則8112:
もし、タームID=任意、かつ、アクセスID=グループ:UpperWestSide_Subway、かつ、(TimeInRange(Jan31/2003/09:00−Jan31/2003/11:00)又はTimeInRange(Jan31/2003/18:00−Jan31/2003/20:00)、そのとき、
【0062】
ある実施形態では、時間仕様を含まない規則が、いつでも適用可能である。
【0063】
ある場合には、時間仕様をもつ2以上の規則が、一方が適用される場合は他方が適用されないというようなお互いに補完的であってもよい。例えば、一つの規則は週日に適用されるように指定され、その補完的な規則は週日に適用されないように指定される。
【0064】
(E.コンフリクトの解消)
ある環境の下で、2以上の規則が適用基準に合致することができることが考えられる。例えば、前記したように定義されたグループと共に、
一方の規則が、
「もし、タームID=任意、かつアクセスID=グループ:UpperWestSide_Subwayとすると、そのとき、」
を含み、
他方の規則が、
「もし、タームID=任意、かつアクセスID=グループ:「LargeMetroSubway」とすると、そのとき、」
を含むとする。アクセスポイントが上西部地下鉄駅に位置する場合には、両者の規則の基準が合致する。
【0065】
このような状況の中では、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者に対するリクエストへの応答に適用されるのは、基準が満たされるただ一つの規則であることが望まれるかもしれない。これは、例えば、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者を、個別に提供している規則に対する場合である。
【0066】
他の状況では、基準を満たしている2以上の規則が、ネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者に対するリクエストへの応答に適用されることが許されることが可能である。これは、例えば、すべての必要とされるネットワーク・コンフィギュレーション情報又は付加情報又はその両者の、一部分だけが個別に提供されている規則の場合である。しかしながら、このような状況では、ただ一つの特定のタイプの規則が提供されることが望ましい。例えば、ランディングページを提供しているタイプのただ一つの規則がある時間続けて適用され、またネットワークコンフィギュレーションを提供するタイプのただ一つの規則がある時間続けて適用されるといったことが望ましい。したがって、ただ一つの規則が適用されるか、又は特定のタイプのただ一つの規則が適用される状況では、1以上のスキームを使用して、2以上のルールが合致するときにどの規則を適用するかを決定する。
【0067】
先に例示した少なくともいくつかの規則によって示唆されているように、規則には、「8080」のような規則番号を含む。ある実施形態によれば、このような規則番号は、2以上の規則についての基準が処理されているとき、2以上の規則が一致する場合どの規則を適用するかを決定するために用いられる。例えば、CASは、最小規則番号が適用されるようにプログラムされる。これに代えて、CASは、最大番号をもつ規則が適用されるようにプログラムされることができる。
【0068】
このような実施形態では、規則を作成するシステム管理者等は規則番号を選ぶことができる。そうすることで、規則が適用される方法に規則番号がいかに関連するかを記憶することができる。このように、より小さな番号が優先されるとすると、システム管理者は、大きな番号の規則より優先したい規則には、小さな番号を割り当てるように注意する。システム管理者等はさらに、現存の規則の番号を変えることができる。この機能は、現存の規則の相対的な優先度を変えるのみならず、二つの現存の連続番号の規則の間の中間の優先度を、規則にもたせるようにできる。このように、2つの連続番号の規則が「1000」と「1001」の番号が振られていたとき、その2つの2番目のものを「1002」と新たに番号を振りなおして、新しい規則に番号「1001」を与え、2つの初めにあった規則の間に中間の優先度をもつようにすることができる。
【0069】
ある実施形態では、汎用コンピュータのCASは、規則の番号付与を自動的に処理することができる。この実施形態では、システム管理者等は規則を入力できるが、規則番号を指定することはできない。CAS又は他のコンピュータは、新たに入力された規則の基準を処理している間に、新たに入力された規則がコンフリクトする現存の規則、すなわち、その基準がバッティングし得る規則を求めて記憶装置をサーチする。それから、コンピュータは、コンフリクトの可能性のある規則と比較して、新たに入力された規則の相対的な優先度を教えるよう、管理者にリクエストすることができる。管理者の指示に応じて、コンピュータは、新たに入力された規則に適切な規則番号を割り当てることができ、同時に、必要に応じて、現存の規則に割り当てられた番号を変更する。このような実施形態はさらに、新たな規則が入力されない場合、管理者が現存規則の相対優先度を指定することが可能である。
【0070】
(アクセスポイントブリッジ機能)
本発明のある実施形態では、1以上のアクセスポイントがネットワークブリッジ機能を提供するように構成されている。これにより、ネットワークブリッジが、アクセスポイントの1以上のサービスエリア間で確立される。そのようなブリッジング・アクセスポイント303が使用されるネットワークトポロジーの一例が、図3に示されている。この図において、各アクセスポイント303は、CAS105に直接アクセスするように示されている。しかし、これに代わる実施形態では、あるアクセスポイントのみがそのような直接アクセスを行う。その実施形態では、直接アクセスを欠いているアクセスポイントは、直接アクセスが可能なアクセスポイントにより、CASにアクセスすることができる。ここには単独のCASが示されているが、2以上のCASを設けることもできる。同様に、端末は、図示のものより多くても少なくてもよい。
【0071】
図3に示すような実施形態の動作は、前記したものと同様である。しかし、アクセスポイントは、アクセスポイントに対応した識別子を含ませるために、DHCPを修正するようなことはしない。これに代わって、端末が、送信されたDHCPメッセージに、通信を確立したアクセスポイントに対応する識別子を含ませることができる。例えば識別子は、アクセスポイントの、ブルートゥースアドレス、又はMACアドレス、又はブルートゥース及びMACアドレスであり得る。端末は、アクセスポイントの、ブルートゥースアドレス、又はMACアドレス、又はブルートゥース及びMACアドレスを、例えばアクセスポイントへのPAN接続の確立中に知ることができる。識別子は、例えば、DHCPメッセージの「クライアント識別子」に配置される。
【0072】
したがって、このような実施形態では、端末は、DHCPメッセージのchaddrフィールドに自身の識別を与え、メッセージのクライアントフィールドに通信を行うアクセスポイントの識別を与えることができる。したがって、そのようなメッセージを受信するCASは、端末と端末が通信を確立したアクセスポイントとの両者を識別することができ、前述のようにこの情報を利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるネットワークトポロジーの例を示す図である。
【図2】DHCPメッセージのフォーマットの記述例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態によるネットワークトポロジーの他の例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態を含む汎用コンピュータの例を示す図である。
Claims (14)
- 端末によって送信されたリクエストをアクセスポイントで受信するステップであって、前記リクエストは、前記端末に対応した識別子を含むステップと、
前記アクセスポイントが、該アクセスポイントに対応する識別子をさらに含むように、前記リクエストを修正するステップと、
前記端末に対する情報を選択するステップであって、該選択は、前記修正されたリクエストに含まれる少なくともある識別子を考慮してなされる、
ことを特徴とする端末への情報提供方法。 - 前記選択に際しては、前記端末に対応する前記識別子と、前記アクセスポイントに対応する前記識別子とを考慮することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記選択に際しては、前記端末に対応する前記識別子は考慮するが、前記アクセスポイントに対応する前記識別子は考慮しないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記選択に際しては、前記アクセスポイントに対応する前記識別子は考慮するが、前記端末に対応する前記識別子は考慮しないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記端末に対応する前記識別子は前記端末のブルートゥースアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記アクセスポイントに対応する前記識別子は前記アクセスポイントのインターネットプロトコル(IP)アドレスであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記リクエストは、ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル・メッセージであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- プログラムコードを蓄積した記憶装置と、
前記記憶装置に接続され、前記蓄積プログラムコードに従って命令を実行する処理装置と、
前記プログラムコードは、前記処理装置によって実行されるとき、
アクセスポイントに対応する識別子を含むリクエストであって、前記アクセスポイントにリクエストを送った端末に対応する識別子をさらに含んでいるリクエストを、前記アクセスポイントから受信するステップと、
前記リクエストに含まれるすくなくともある識別子を考慮して、前記端末への情報を選択するステップと
を前記処理装置に実行させることを特徴とする端末への情報提供システム。 - 前記選択に際しては、前記端末に対応する前記識別子と、前記アクセスポイントに対応する前記識別子とを考慮することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記選択に際しては、前記端末に対応する前記識別子は考慮するが、前記アクセスポイントに対応する前記識別子は考慮しないことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記選択に際しては、前記アクセスポイントに対応する前記識別子は考慮するが、前記端末に対応する前記識別子は考慮しないことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記端末に対応する前記識別子は前記端末のブルートゥースアドレスであることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記アクセスポイントに対応する前記識別子は前記アクセスポイントのインターネットプロトコル(IP)アドレスであることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記リクエストは、ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル・メッセージであることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
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