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JP2004005982A - 光ディスクドライブシステム - Google Patents

光ディスクドライブシステム Download PDF

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JP2004005982A
JP2004005982A JP2003151240A JP2003151240A JP2004005982A JP 2004005982 A JP2004005982 A JP 2004005982A JP 2003151240 A JP2003151240 A JP 2003151240A JP 2003151240 A JP2003151240 A JP 2003151240A JP 2004005982 A JP2004005982 A JP 2004005982A
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Takashi Kudo
工藤 隆至
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【目的】信頼性の高い光ディスクドライブシステムを提供する。
【構成】本発明の光ディスクドライブシステムでは、光ディスク1上の焦点位置を制御する焦点引込み手段(6,4,7,3)と光ディスク1の回転数を制御する回転モータ制御手段(15,16,10)と光ディスク1の回転数に応じてレーザー5のパワーを変えるレーザーパワー制御手段(21,10)とを有し、前記光ディスクが所定の速度で回転している時にフォーカスがはずれた場合、前記レーザーパワー制御手段がレーザーのパワーをフォーカス引込み時のパワーに落してから、前記回転モータ制御手段は前記光ディスクの回転速度を落し、前記焦点引込み手段はフォーカス引込みを行なうことを特徴とする。
【選択図】       図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は光情報記録再生装置(光学式及び、磁気−光学式の光情報記録再生装置)の光ディスクドライブシステムに関し、特に、フォーカス引込み方法及び手段、トラック引込み方法及び手段に特徴を有する光ディスクドライブシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
光情報記録再生装置におけるフォーカス引込み方法及び手段に関して、例えば、特開平2−223023号公報には、焦点検出器と、対物レンズと、この対物レンズの駆動手段と焦点を自動的に合わせるためのサーボ回路よりなり、このサーボ回路を、焦点検出信号のピーク部分で作動させることを特徴とする焦点引込み装置について記載されている。
光学ピックアップは、光源からの光を対物レンズで集光し、その対物レンズをアクチュエータにより動かし、光ビームを光ディスク上に結像させるのであるが、焦点を結像させるためには、初期に対物レンズを移動して焦点位置を捜す引込み動作が必要となる。以下、この引込み動作について従来例を基に説明する。
【0003】
図11に従来の光ディスクドライブシステムにおける光学ピックアップの概略構成図を示す。
図11において、半導体レーザーからなる光源5の光は対物レンズ4により光ディスク1上に結像されるが、光ディスク1からの反射光はハーフミラー14により分光され検出器6に入射する。この検出器6は、対物レンズ4と光ディスク1との間の距離の変化により入射光量が変わることを利用して焦点検出を行なうための検出器であり、その出力はフォーカス制御回路7に入力され、適正焦点位置を自動的に保つようにフォーカスアクチュエータ3を駆動する。
この光学ピックアップを動作させる初期には、対物レンズ4は光ディスク1から離れているため、焦点を引き込むための初期動作が必要であるが、フォーカスUP/DOWN信号発生回路8により、対物レンズ4を光ディスク1に近づけていき、適正な位置をコンパレータ9で検出し、スイッチ13でフォーカス制御回路7と切り換え、引込み動作を完了する。
この引込み動作の回転起動時のタイミングチャートを図12に示す。これを見てわかるように、従来は光ディスクが定格速度で回転し始めてから、フォーカス引込みを行なっていた。
【0004】
上記従来のフォーカス引込み装置では、例えば、特開平1−319149号公報に記載されている磁気−光学記録装置のように磁気ヘッド2とフォーカスアクチュエータ3とが一体化して同じ光ディスク1の片側に配置されている場合(図5参照)、フォーカス引込み時、磁気ヘッド2と光ディスク1がぶつかるということが考えられる。
これは、図11の従来例で示したように、フォーカス引込みの際、対物レンズ4は、一旦光ディスク1から離れ、その後、光ディスク1に近づいて行く。この時、図5に示すように、光源5からの光ビームを、対物レンズ4を有する光学系により微小スポット光に絞り、光学的に情報を記録再生可能な記録媒体上(光ディスク1)に微小スポットを記録したり、あるいは記録媒体上(光ディスク1)に既に記録されたビットを再生する光情報記録再生装置において、前記記録媒体(光ディスク1)の面は、微視的に見ると、完全な平面には成り得ず、したがって、かかる記録媒体の信号面は上下して面振れを発生させている。
【0005】
図5において、磁気ヘッド2が無い場合を考えると、フォーカス引込み時、一旦対物レンズ4は光ディスク1から離れて、その後、光ディスク1に近づいて行く。
ここで、光ディスク1が、A(光ディスク1が、上方に最大に面振れした場合の光ディスク1の位置)〜B(光ディスク1が、下方に最大に面振れした場合の光ディスク1の位置)に面振れしていると、対物レンズ4は、対物レンズ4の焦点位置がBを少し越えるまで光ディスク1に近づき、合焦位置を検出する。
そして、合焦位置を検出すると、対物レンズ4はフォーカス制御されるので、対物レンズがそれ以上光ディスク1に近づくことはないため、フォーカスアクチュエータ3と光ディスク1はぶつからない。
しかし、磁気ヘッド2があると、磁気ヘッド2のぶんだけ光ディスク1の面振れ許容範囲が狭くなり、従来のフォーカス引込み方法及びその手段では、磁気ヘッド2と光ディスク1はぶつかってしまう。
そのために、フォーカス引込み時に、磁気ヘッド2と光ディスク1がぶつからないようなフォーカス引込み方法及び手段を備えた光ディスクドライブシステムが必要である。
【0006】
次に、光ディスク上に光スポットを照射して、情報の記録、再生を行なう光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステムにおいては、光スポットを光ディスクのトラック中心に維持するためのトラッキングサーボ装置が用いられる。
このトラッキングサーボ装置において、トラッキングサーボループを閉じる以前の状態では、トラック偏心等のため、光スポットはトラックを幾つも横切っている。このような状態から、トラッキングサーボを良好に引込むために様々な改良が行なわれており、例えば、特公平1−21552号(特開昭57−120275号)公報に開示されているようなトラッキングサーボ引込み方式がある。
また、トラッキングサーボループを閉じた状態において、トラック偏心等に起因して、ディスク回転に応じて繰返し生じるトラッキングサーボ誤差を減じるために様々な改良が行なわれている。例えば、特公平4−10145号(特開昭62−18683号)公報には、このようなディスク回転に応じて生じる繰返し性を有するトラッキングサーボ誤差を迅速に減少させる技術が開示されている。
【0007】
近年、光ディスクドライブシステムにおいては、単位時間当りの情報が記録再生速度を向上させることが求められており、このためにディスク回転数を高速化する必要が生じている。
トラッキングサーボループを閉じる前、トラック偏心等のために光スポットは光ディスクのトラックを幾つも横切っているが、この光スポットとトラックとのディスク半径方向の相対速度は、トラック偏心量が同じであってもディスク回転数に比例して増大する。
このため、従来の光ディスクドライブシステムにおいては、ディスク回転数を高速化した場合に、トラック引込みに失敗が生じ易くなり、リトライを行なう頻度が高くなり、結果的に装置の動作速度が低下してしまうという問題がある。
また、トラッキングサーボを引込んだ後、トラック偏心等によってディスク回転に応じて生じる繰返し性を有するトラッキングサーボ誤差を減少させる場合に、補正装置がサーボ誤差の繰返し成分を抽出し、補正信号を得るまでの間は、少なくともトラッキングサーボ誤差を減少させるための補正信号なしにトラッキング状態を維持する必要がある。
【0008】
しかし、従来の光ディスクドライブシステムにおいては、ディスク回転数を高速化した場合に、上記装置が補正信号を得るまでの間、トラッキング誤差が増大し、トラッキング状態を維持できず、トラック外れが生じる場合があり、補正装置を適切に動作させるまでにリトライを行なう頻度が高くなり、結果的に装置の動作速度が低下してしまうという問題がある。
このため、情報の記録・再生時のディスク回転速度を高速化した場合でも、すみやかなトラッキングサーボ引込みを行ない、また、ディスク回転数に応じて生じる繰返し性を有するサーボ誤差をすみやかに減じることのできるトラッキングサーボ装置が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のフォーカス引込み時の問題を解消するフォーカス引込み方法及び手段を備えた光ディスクドライブシステムとしては、光ディスク上の焦点位置を検出する焦点位置検出器と、光源からの光の焦点を合わせるための対物レンズと、この対物レンズの駆動手段と、焦点を自動的に合わせるためのフォーカス制御回路よりなり、磁気ヘッドとフォーカスアクチュエータとが光ディスクの片側に配置されている場合の焦点引込み装置において、焦点検出器からの信号によって、回転モータを低速回転させる回転モータ低速度回転信号発生回路と、回転モータを定格回転させる回転モータ定格速度回転信号発生回路を設け、回転モータ低速度回転信号発生回路によって、光ディスクが低速回転している時にフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みをしているか判断してから、回転モータ定格速度回転信号発生回路によって光ディスクを定格速度で回転させる方式の光ディスクドライブシステムが考えられる。
【0010】
すなわち、上記光ディスクドライブシステムにおいては、フォーカス引込みが完了してから、光ディスクが定格速度で回転するので、磁気ヘッドと光ディスクがぶつからない。
しかし、上記光ディスクドライブシステムは、光ディスクの低速回転時にフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みしてから光ディスクを定格速度で回転させる方式のものであるため、レーザー光源からの光のパワーが同じ状態のままで行なうと、低速で回転させた時にレザーパワーが強すぎて照射部が加熱され、光ディスク(特に、追記型光ディスクや光磁気ディスク)に記録した情報を消してしまう虞れがある。
【0011】
次に、前述のトラッキングサーボにおける問題を解消するトラッキングサーボ方法及び手段としては、回転モータによって回転駆動される光ディスクと、光ディスク上のトラックに光スポットを照射する光ピックアップと、トラック上に光スポットを維持するためのトラッキングサーボループを有する光ディスクドライブシステムにおいて、▲1▼回転モータの回転数を第1と第2の回転数に切り換える手段と、トラッキングサーボループを開閉する手段と、トラッキングサーボ引込み手段とを設け、トラッキングサーボ引込み手段は、第2の回転数よりも低く設定された第1の回転数に回転モータの回転数を設定してトラッキングサーボループを閉とし、その後、回転モータの回転数を第2の回転数に切り換える方式のトラッキングサーボ装置や、▲2▼回転モータの回転数を第1と第2の回転数に切り換える手段と、トラッキングサーボループ中の制御信号を検出し、制御信号に基づき補正信号を発生し、該補正信号をトラッキングサーボ中に加算する補正手段とを設け、該補正手段は、第2の回転数よりも低く設定された第1の回転数に回転モータの回転数を設定して制御信号を検出し、その後、回転モータの回転数を第2の回転数に切り換えて補正信号を発生する方式のトラッキングサーボ装置が考えられる。
【0012】
すなわち、上記▲1▼の方式では、情報の記録、再生に用いる第2の回転数よりも低く設定された第1の回転数においてトラッキングサーボ引込みが行なわれるため、引込みは極めて安定に行なわれ、リトライによる動作速度の低下が生じない。また、上記▲2▼の方式では、同じく第1の回転数において初期的なアクチュエータ駆動信号のサンプリングが行なわれるため、サンプリング中、トラック誤差が過大となってトラック外れを生じることがなく、リトライによる動作速度の低下がない。
しかし、上記▲1▼,▲2▼のトラッキングサーボ装置を備えた光ディスクドライブシステムにおいても、情報の記録、再生に用いる第2の回転数よりも低く設定された第1の回転数においてトラッキングサーボ引込みや初期的なアクチュエータ駆動信号のサンプリングが行なわれるため、同様に低速で回転させた時にレザーパワーが強すぎて照射部が加熱され、光ディスク(特に、追記型光ディスクや光磁気ディスク)に記録した情報を消してしまう虞れがある。
【0013】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、情報の記録・再生時の回転数よりも低速で回転させてフォーカス引込みやトラッキングサーボ引込みを行なっても、光ディスクに記録した情報を消してしまうようなことがない、より信頼性の高い光ディスクドライブシステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、光ディスク(1)上に光スポットを照射して、情報の記録、再生を行なう光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステムにおいて、光ディスク(1)上の焦点位置を制御する焦点引込み手段(6,,4,7,3)と光ディスク(1)の回転数を制御する回転モータ制御手段(15,16,10)と光ディスク(1)の回転数に応じてレーザー(5)のパワーを変えるレーザーパワー制御手段(21,10)とを有し、回転モータ制御手段(15,16,10)が光ディスク(1)を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第1のパワーに設定し、焦点引込み手段(6,4,7,3)によってフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みを行った後、光ディスク(1)を第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きく、また再生時の速度とする)で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きく再生時のパワーとする)にすることを特徴としている(図1)。
【0015】
ここで、上記光ディスクドライブシステムにおいては、光ディスク(1)が第2の速度で回転している時、フォーカスがはずれると、レーザーパワー制御手段(21,10)は、レーザー(5)のパワーを前記第1のパワーに落し、光ディスク(1)を前記第1の速度で回転させ、再びフォーカス引込みを行なう。
また、上記光ディスクドライブシステムにおいては、焦点検出器(6)からの信号が入力されて、光ディスク(1)からの全反射光量が一定値に達しているかどうかを判断するコンパレータ(9)を有し、光ディスク(1)を前記第2の速度で回転させるのは、上記コンパレータ(9)からの出力によって、フォーカスがはずれていないかどうかを確認してから行なう。
また、上記光ディスクドライブシステムにおいては、フォーカス引込みが行なえなかった時、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)のパワーを第1のパワーよりさらに落し、光ディスク(1)を第1の速度よりさらに低速回転させてから、フォーカス引込みを行なう。
さらに、上記光ディスクドライブシステムにおいては、光ディスク(1)を第1の速度で回転させた後、一定時間後にレーザー(5)を前記第1のパワーで発光させる。
また、上記光ディスクドライブシステムにおいては、光ディスク(1)を第2の速度で回転させた後、一定時間後にレーザー(5)を前記第2のパワーで発光させる。
【0016】
さらに本発明は、光ディスク上に光スポットを照射して、情報の記録、再生を行なう光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステムにおいて、光ディスク(1)上のトラック位置を制御するトラック引込み手段(35,4,32,34,36)と、光ディスクの回転数を制御する回転モータ制御手段(15,33,10)と、光ディスク(1)の回転数に応じてレーザー(5)のパワーを変えるレーザーパワー制御手段とを有し、回転モータ制御手段(15,33,10)が、光ディスク(1)を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第1のパワーに設定し、トラック引込み手段(35,4,32,34,36)によってトラック引込みを行ない、トラック引込みを行なった後、光ディスク(1)を第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きく、また再生時の速度とする)で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きく再生時のパワーとする)にすることを特徴としている(図12)。
【0017】
【作用】
本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、回転モータ制御手段(15,16,10)が光ディスク(1)を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第1のパワーに設定し、焦点引込み手段(6,7,4,3)によってフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みを行なった後、光ディスク(1)を第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きく、また再生時の速度とする)で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きく再生時のパワーとする)にしているので、前記第1の速度で回転させてフォーカス引込みを行なっても、レーザーパワーも再生時のパワーより小さい第1のパワーになっているため、レーザー照射部が加熱されることがなく、光ディスクに記録した情報を消してしまうことがない。
【0018】
また、本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、回転モータ制御手段(15,33,10)が、光ディスク(1)を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第1のパワーに設定し、トラック引込み手段(35,4,32,34,36)によってトラック引込みを行ない、トラック引込みを行なった後、光ディスク(1)を第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きく、また再生時の速度とする)で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きく再生時のパワーとする)にするので、前記第1の速度で回転させてトラック引込みを行なっても、レーザーパワーも再生時のパワーより小さい第1のパワーになっているため、レーザー照射部が加熱されることがなく、光ディスクに記録した情報を消してしまうことがない。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す光ディスクドライブシステムの説明図である。まず、光ディスクドライブシステムの構成について説明する。
図1において、符号1は光ディスク、2は磁気ヘッド、3はフォーカスアクチュエータ、4は対物レンズ、5は半導体レーザーからなる光源、6は焦点検出器、7はフォーカス制御回路、8はフォーカスUP/DOWN信号発生回路、9はコンパレータ、13はスイッチ、14はハーフミラーであり図11に示した従来例と同一の構成部品である。また、10はマイクロプロセッサやメモリ、入出力装置及び各種制御信号発生回路(回転モータ低速度回転信号発生回路11、回転モータ定格速度回転信号発生回路12、レーザーパワー制御信号発生回路(図示せず)、等)、スイッチ17等からなる中央処理装置(以下、CPUと記す)であり、15は光ディスク1を回転させる回転モータ(スピンドルモータ)、16は回転検出器、21はレーザーパワー制御手段である。
【0020】
図1に示す構成の光ディスクドライブシステムにおいては、図2のフローチャートに示すように、光ディスク1が低速で回転しているかどうか確認してからフォーカス引込みの制御を行ない(S1〜S2)、その後、レーザーパワー制御手段21により光源(レーザー)5の発光パワーを通常のリードパワーより低いパワーで発光させる(S3)。
この状態でフォーカス引込みを行ない(S4〜S8)、その後、CPU10から、回転モータ定格速度回転信号がでて、光ディスク1が定格速度で回転する(S9)。そして、光ディスク1が定格速度で回転したら、レーザーのリードパワーもレーザーパワー制御手段21により通常の設定値にする(S10)。
また、CPU10は、フォーカス引込みが行なわれているか確認しながら回転モータ15を回転させ、フォーカスが外れた場合は、光源(レーザー)5のリードパワーを下げて、回転モータ15を低速度で回転させ再びフォーカス引込みをするように命令する(S11,S12,S2)。
【0021】
ところで、光ディスク1が低速で回転しても、面振れの原因である光ディスク1の反り自体は変わらない。
しかし、光ディスク1が低速で回転していることによって、図6、図7に示すように光ディスク1は、A(光ディスクが上方に最大に面振れした場合の光ディスク1の位置)からB(光ディスクが下方に最大に面振れした場合の光ディスク1の位置)までの間にあり、ゆっくり動くことになる。
光ディスク1の面振れの速度が遅くなれば、光ディスク1の反りがAからBの範囲で、フォーカス引込みの速度が光ディスク1の面振れの速度より速い限り、光ディスク1と磁気ヘッド2がぶつかることはない。
【0022】
これは、以下のように説明できる。
図6の場合、光ディスク1はAの位置にある。フォーカス引込み時に対物レンズ4は、一旦光ディスク1から離れ、その後、光ディスク1に近づいて行く。対物レンズ4の焦点位置が光ディスク1の設定位置を過ぎると、フォーカス引込みを完了し、対物レンズ4は、それ以上光ディスク1に近づかずに、常に対物レンズ4の焦点が光ディスク1にくるようにフォーカス制御されるので、光ディスク1と磁気ヘッド2がぶつかることはない。
また、図7は光ディスク1がBの位置にある場合であり、これも図6と同様の動作を行なうため、磁気ヘッド2と光ディスク1はぶつからない。
【0023】
このように、光ディスク1を低速で回転させた状態でフォーカス引込みを行ない、この後、光ディスク1を定格速度で回転させると、面振れは生じるが、すでにフォーカス引込みが終わっているため、対物レンズ4は、フォーカス制御回路7よってフォーカス制御され、図8に示すように、光ディスク1のAからBの面振れに追従して対物レンズ4もCからDに移動し、磁気ヘッド2と光ディスク1はぶつからない。
【0024】
次に、図1に示す構成の光ディスクドライブシステムの動作についてより詳しく説明する。
CPU10は、最初に、光ディスク11が低速で回転しているか、定格速度で回転しているか判断する。
そして、低速で回転していれば、CPU10は、レーザーパワー制御手段21に低レーザーパワー発光信号を送り、光源(レーザー)5を低パワーで発光させる。その後、CPU10は、フォーカスモード指定信号を出してスイッチ13をフォーカスUP/DOWN信号発生回路8とつなぐ。
図には書かれていないが、実際にはスイッチ13とフォーカスアクチュエータ3の間には、フォーカスアクチュエータ3を作動させるためのフォーカスアクチュエータパワーアンプがある。
これによって、フォーカスアクチュエータ3をUP/DOWNさせてフォーカス引込みを開始する。
また、光ディスク1が定格速度で回転していれば、CPU10がだす回転モータ低速度回転信号によって、光ディスク1を低速回転させる。そしてその後、同様のフォーカス引込み動作を行なう。
【0025】
フォーカスアクチュエータ3がUP/DOWNすることで、焦点検出器6に検出される光量が、光ディスク1と対物レンズ4との距離により変わる。これによって焦点位置を検出することができる。
焦点検出器6の中には、Rf検出系とフォーカス検出系がある。
ここで、Rf検出系とは、Rf信号(図3に示すように、光ディスク1からの反射光を二分割フォトダイオードで受光し、加算アンプ等で二分割フォトダイオードの両受光部の出力の和をとったもの(和信号)をRf信号(図4(b)参照)と言う)を検出するものである。
また、フォーカス検出系とは、フォーカスエラー信号(図3に示すように、光ディスク1からの反射光を二分割フォトダイオードで受光し、差動アンプ等で二分割フォトダイオードの両受光部の出力の差をとったもの(差信号)をフォーカスエラー信号(図4(a)参照)と言う)を検出するものである。
【0026】
上記Rf信号が一定の間検出されれば、Rf信号を入力とするコンパレータ9から出た図4(c)に示すようなコンパレータ信号(対物レンズ4の焦点位置が光ディスク1の位置と合うと反射光全光量が大きくなるので、コンパレータ9によって反射光全光量が一定値以上になったら、合焦であると判断できることから得られる合焦信号)も一定の間検出され、CPU10は、このコンパレータ信号によって、フォーカスモード指定信号を出し、スイッチ13をフォーカス制御回路7とつなぐ。
これによって、フォーカスアクチュエータ3は、フォーカス制御される。
もし、Rf信号が一定の間検出されなければ、検出されるまでフォーカスアクチュエータ3がUP/DOWNすることになる。
【0027】
この後、CPU10は対物レンズ4の焦点位置が光ディスク1の位置と合っているかどうか確認しながら、CPU10の中にあるスイッチ17は、回転モータ低速度回転信号発生回路11とつながったり、回転モータ定格速度信号発生回路12とつながったりする。
図1には示されていないが、CPU10と回転モータ15の間には、スピンドルモータ制御回路や回転モータパワーアンプがある。
また、回転モータの下には、回転検出手段(例えばホール素子や、ロータリーエンコーダ)16がある。
フォーカス引込みをして、CPU10の中にあるスイッチ17が、回転モータ定格速度回転信号発生回路12とつながると、スピンドルモータ制御回路に回転モータ定格速度回転信号が送られる。すると、スピンドルモータ制御回路は、回転検出手段から送られる回転パルス信号により、回転制御信号を回転モータパワーアンプに送り、回転モータパワーアンプは、回転モータ15に回転モータ駆動信号を送り回転モータ15は回転検出手段16と一体化して回転する。
また、回転モータ低速度回転信号発生回路12とつながった場合も同様の経路を経て回転モータ15は低速で回転する。
その後、CPU10はレーザーパワー制御手段21に通常レーザーパワー発光信号を送り、光源(レーザー)5を定格のリードパワーで発光させる。
【0028】
図9に本発明による光ディスクドライブシステムにおける回転起動時のタイミングチャートの一例を示す。これを見ても判るように、光ディスク1は、始めは低速度で回転していて、その時の低いレーザーパワーで発光させてフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みが終わってから定格速度で回転させレーザーパワーも定格にしている。
このように、図1に示した光ディスクドライブシステムにおいては、光ディスク1を低速度で回転させてフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みが完了してから光ディスク1を定格速度で回転するので、磁気ヘッド2と光ディスク1とがぶつかることがなく、また、光ディスク1を低速度で回転させてフォーカス引込みを行なっても、レーザーパワーも再生時のリードパワーより低いパワーになっているため、レーザー照射部が加熱されることがなく、光ディスク1に記録した情報を消してしまうことがない。
【0029】
次に、図10は本発明の別の実施例を示す光ディスクドライブシステムの説明図である。尚、図10において図1と同符号のものは同一の構成部材であり、説明を省略する。また、図中の符号31はナイフエッジプリズム(KEP)、32はトラック検出用フォトダイオード、33は回転モータ制御手段(SPC)、34は検出アンプ、35はトラッキングアクチュエータ、36はトラック制御回路である。
図10において、光ディスク1は回転モータ15によって、回転駆動される。回転モータ15の回転数は、回転モータ制御手段33によって制御される。この回転モータ制御手段33は、CPU10からの回転数切り換え信号に応じて、回転モータ15の回転数(回転の速度)を第1の回転数と第2の回転数の2段階の値に制御し、第1の回転数は、第2の回転数に比べ小さい値であり、第1の回転数においてトラッキングアクチュエータ35の駆動が行なわれる。
光源(レーザー)5のパワーも情報の記録、消去以外に、第1のパワー、第2のパワーの2段階のパワーを有し、第1のパワーは第2のパワーに比べて小さいパワーであり、トラック引込み時のパワーである。また、第2のパワーは再生時のパワーで、第1のパワーより大きいパワーである。
【0030】
図10に示す構成の光ディスクドライブシステムでは、前記第1の回転数において、トラッキングアクチュエータ35の駆動により、トラック引込みを行なう時、CPU10からの命令によりレーザーパワー制御手段21により、光源(レーザー)5のパワーを前記第1のパワーに設定する。
トラックの引込みは、トラック検出用フォトダイオード32で光電変換された信号を検出アンプ34により電流電圧変換して得られたトラックエラー信号(TE)をトラック制御回路36に出力し、トラック制御回路36がトラッキングアクチュエータ35を制御することにより行なう。
そして、トラック引込みが終わったら、光源(レーザー)5の光が、対物レンズ4によって目的のトラックに常に照射されるように、トラック制御回路36が制御する。この時、CPU10は、回転モータ制御手段33によって回転モータ15を前記第2の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段21によって光源5のパワーを前記第2のパワーにする。
【0031】
以上のように、図10に示す構成の光ディスクドライブシステムでは、回転モータ制御手段33によって光ディスク1を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段21によって光源(レーザー)5を第1のパワーに設定し、トラック引込み手段(4,32,34,35,36)によってトラック引込みを行ない、トラック引込みを行なった後、光ディスク1を第2の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段21によってレーザー5を第2のパワーにするので、前記第1の速度で回転させてトラック引込みを行なっても、レーザーパワーも再生時のパワーより小さい第1のパワーになっているため、レーザー照射部が加熱されることがなく、光ディスク1に記録した情報を消してしまうことがない。また、情報の記録、再生に用いる第2の回転数よりも低く設定された第1の回転数においてトラッキングサーボ引込みが行なわれるため、引込みは極めて安定に行なわれ、リトライによる動作速度の低下も生じない。
【0032】
以上、本発明の実施例について説明したが、図1に示した構成と図10に示した構成とを組み合わせることにより、信頼性の高いフォーカス引込み手段及びトラック引込み手段を備えた光ディスクドライブシステムが構成できる。
また、本発明の構成は図示のものに限らず、請求項に記載した手段を備えた構成ならば種々の実施が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、回転モータ制御手段(15,16,10)が光ディスク(1)を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第1のパワーに設定し、焦点引込み手段(6,7,4,3)によってフォーカス引込みを行ない、フォーカス引込みを行なった後、光ディスク(1)を第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きく、また再生時の速度とする)で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きく再生時のパワーとする)にしているので、前記第1の速度で回転させてフォーカス引込みを行なっても、レーザーパワーも再生時のパワーより小さい第1のパワーになっているため、レーザー照射部が加熱されることがなく、光ディスクに記録した情報を消してしまうことがない。
従って、本発明の光ディスクドライブシステムを用いることにより、信頼性の高い光情報記録再生装置を提供することができる。
【0034】
また、本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、光ディスク(1)が第2の速度で回転しているとき、フォーカスが外れると、レーザーパワー制御手段(21,10)は、レーザー(5)のパワーを前記第1のパワーに落し、光ディスク(1)を前記第1の速度で回転させ、再びフォーカス引込みを行なうため、前記第1の速度で回転させてフォーカス引込みを行なっても記録したデータを消してしまうことがない。
【0035】
さらに本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、焦点検出器(6)からの信号が入力されて、光ディスク(1)からの全反射光量が一定値に達しているかどうかを判断するコンパレータ(9)を有し、光ディスク(1)を前記第2の速度で回転させるのは、上記コンパレータ(9)からの出力によって、フォーカスが外れていないかどうかを確認してから行なっているので、簡単な構成でフォーカスが外れていないかどうかを判断することができる。
【0036】
さらに本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、フォーカス引込みが行なえなかった時、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)のパワーを第1のパワーよりさらに落し、光ディスク(1)を第1の速度よりさらに低速回転させてからフォーカス引込みを行なうため、フォーカス引込みがしやすくなる。
【0037】
さらに本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、前記構成において、光ディスク(1)を第1の速度で回転させた後、一定時間後にレーザー(5)を前記第1のパワーで発光させているので、簡単な構成とすることができる。
【0038】
さらに本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、光ディスク(1)を第2の速度で回転させた後、一定時間後にレーザー(5)を前記第2のパワーで発光させているので、簡単な構成とすることができる。
【0039】
さらに本発明に係る光ディスクドライブシステムにおいては、回転モータ制御手段(15,33,10)が、光ディスク(1)を第1の速度で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第1のパワーに設定し、トラック引込み手段(35,4,32,34,36)によってトラック引込みを行ない、トラック引込みを行なった後、光ディスク(1)を第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きく、また再生時の速度とする)で回転させ、レーザーパワー制御手段(21,10)によって、レーザー(5)を第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きく再生時のパワーとする)にするので、前記第1の速度で回転させてトラック引込みを行なっても、レーザーパワーも再生時のパワーより小さい第1のパワーになっているため、レーザー照射部が加熱されることがなく、光ディスクに記録した情報を消してしまうことがない。
従って、本発明の光ディスクドライブシステムを用いることにより、信頼性の高い光情報記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光ディスクドライブシステムの説明図である。
【図2】図1に示す光ディスクドライブシステムの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】焦点検出器(6)の一例を示す説明図である。
【図4】(a)は焦点検出器(6)により検出されるフォーカスエラー信号を示す図、(b)は焦点検出器により検出されるRf信号を示す図、(c)はコンパレータ(9)の出力信号を示す図である。
【図5】従来の光ディスクドライブシステムにおいて、フォーカスアクチュエータと磁気ヘッドとが一体化されて光ディスクの片側に配置されている場合のフォーカス引込み時の問題点の説明図である。
【図6】本発明の光ディスクドライブシステムにおいて、フォーカスアクチュエータと磁気ヘッドとが一体化されて光ディスクの片側に配置されている場合のフォーカス引込み時の動作の説明図である。
【図7】本発明の光ディスクドライブシステムにおいて、フォーカスアクチュエータと磁気ヘッドとが一体化されて光ディスクの片側に配置されている場合のフォーカス引込み時の動作の説明図である。
【図8】本発明の光ディスクドライブシステムにおいて、フォーカスアクチュエータと磁気ヘッドとが一体化されて光ディスクの片側に配置されている場合のフォーカス制御時の動作の説明図である。
【図9】本発明による光ディスクドライブシステムにおける回転起動時のタイミングチャートを示す図である。
【図10】本発明の別の実施例を示す光ディスクドライブシステムの説明図である。
【図11】従来の光ディスクドライブシステムにおける光学ピックアップの概略構成図である。
【図12】従来の光ディスクドライブシステムにおける回転起動時のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク
2・・・磁気ヘッド
3・・・フォーカスアクチュエータ
4・・・対物レンズ
5・・・光源(半導体レーザー)
6・・・焦点検出器
7・・・フォーカス制御回路
8・・・フォーカスUP/DOWN信号発生回路
9・・・コンパレータ
10・・・中央処理装置(CPU)
11・・・回転モータ低速度回転信号発生回路
12・・・回転モータ定格速度回転信号発生回路
13・・・スイッチ
14・・・ハーフミラー
15・・・回転モータ(スピンドルモータ)
16・・・回転検出器
17・・・スイッチ
21・・・レーザーパワー制御手段
31・・・ナイフエッジプリズム(KEP)
32・・・トラック検出用フォトダイオード
33・・・回転モータ制御手段(SPC)
34・・・検出アンプ
35・・・トラッキングアクチュエータ
36・・・トラック制御回路

Claims (4)

  1. 光ディスク上にレーザー光スポットを照射して、情報の再生を行なう光ディスクドライブシステムにおいて、
    前記光ディスク上の焦点位置を制御する焦点引込み手段と、
    前記光ディスクの回転数を制御する回転モータ制御手段と、
    前記光ディスクの回転数に応じてレーザーのパワーを変えるレーザーパワー制御手段とを有し、
    前記光ディスクが所定の速度で回転している時にフォーカスがはずれた場合、前記レーザーパワー制御手段がレーザーのパワーをフォーカス引込み時のパワーに落してから、前記回転モータ制御手段は前記光ディスクの回転速度を落し、前記焦点引込み手段はフォーカス引込みを行なうことを特徴とする光ディスクドライブシステム。
  2. 光ディスク上にレーザー光スポットを照射して、情報の記録を行なう光ディスクドライブシステムにおいて、
    前記光ディスク上の焦点位置を制御する焦点引込み手段と、
    前記光ディスクの回転数を制御する回転モータ制御手段と、
    前記光ディスクの回転数に応じてレーザーのパワーを変えるレーザーパワー制御手段とを有し、
    前記光ディスクが所定の速度で回転している時にフォーカスがはずれた場合、前記レーザーパワー制御手段がレーザーのパワーをフォーカス引込み時のパワーに落してから、前記回転モータ制御手段は前記光ディスクの回転速度を落し、前記焦点引込み手段はフォーカス引込みを行なうことを特徴とする光ディスクドライブシステム。
  3. 請求項1または2記載の光ディスクドライブシステムにおいて、
    焦点検出器からの信号が入力されて、前記光ディスクからの全反射光量が一定値に達しているかどうかを判断するコンパレータを有し、前記光ディスクを前記所定の速度で回転させるのは、前記コンパレータからの出力によって、フォーカスがはずれていないかどうかを確認してから行なうことを特徴とする光ディスクドライブシステム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の光ディスクドライブシステムにおいて、
    前記光ディスク上のトラック位置を制御するトラック引込み手段を有し、前記回転モータ制御手段が、前記光ディスクを第1の速度で回転させ、前記レーザーパワー制御手段によって、レーザーを第1のパワーに設定し、前記トラック引込み手段によってトラック引込みを行ない、トラック引込みを行なった後、前記光ディスクを第2の速度(第2の速度は、第1の速度より大きい速度とする)で回転させ、前記レーザーパワー制御手段によって、レーザーを第2のパワー(第2のパワーは、第1のパワーより大きいパワーとする)にすることを特徴とする光ディスクドライブシステム。
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