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JP2004082412A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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JP2004082412A
JP2004082412A JP2002244123A JP2002244123A JP2004082412A JP 2004082412 A JP2004082412 A JP 2004082412A JP 2002244123 A JP2002244123 A JP 2002244123A JP 2002244123 A JP2002244123 A JP 2002244123A JP 2004082412 A JP2004082412 A JP 2004082412A
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JP2002244123A
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English (en)
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Takeshi Yazawa
矢澤 剛
Hiroshi Tajika
田鹿 博司
Yuji Konno
今野 裕司
Daisaku Ide
井手 大策
Michihiko Masuyama
増山 充彦
Akiko Maru
丸 晶子
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

【課題】前回の記録走査では使用されなかった吐出口と、前回の記録走査で使用された吐出口と、の間の使用状況の差に起因する濃度ムラの発生を抑えることができるインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム、および記憶媒体を提供すること。
【解決手段】前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を次の記録走査時に使用する記録走査が所定回数連続する期間中は、それ以外の期間に比べて予備吐出を頻繁に行う。または、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を使用する次の記録走査の前に、予備吐出を行う。
【選択図】    図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム、および記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタでは、近年、銀塩写真なみの高画質記録が可能になり、これに伴い銀塩写真と同じく、光沢を有した被記録材に縁なしで記録(以下、「縁なし記録」ともいう)を行うこと、つまり被記録材の端部に余白部が生じないように記録を行うことの需要が高まりつつあり、このような機能をもつインクジェットプリンタが提供されてきている。
【0003】
インクジェットプリンタによって縁なし記録を行うためには、基本的に、被記録材の端部からはみ出した領域にもインクを吐出して、被記録材の端部に余白が生じないようにする必要がある。すなわち、被記録材の搬送誤差やカット精度などによる被記録材自体のサイズ誤差などを考慮し、その誤差に応じて、搬送される被記録材の端部の位置からはみ出た領域(以下、「はみ出し領域」ともいう)にまでインクを吐出して、記録することが一般的に行なわれている。
【0004】
また、インクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置では、記録ヘッドと対向する位置にプラテンが設けられている。このプラテンは、その上を搬送する被記録材と、この被記録材にインクを吐出する記録ヘッドとの位置関係を規制するものである。例えば、プラテンの上面には、記録ヘッドの走査方向に沿って延在する複数のプラテンリブが配列され、被記録材は、このプラテンリブの頂部に支持されたまま、記録ヘッドと一定距離を保ちつつ搬送される。
【0005】
上述したはみ出し領域に吐出されたインクは、回収されることが望ましい。例えば、被記録材の搬送方向側のはみ出し領域に吐出されたインクを回収するために、上記のプラテンリブに、記録ヘッドの走査方向に沿って延在する所定幅の切り欠きが設けられると共に、その切り欠きの底部にインク吸収体が設けられる。また、被記録材の幅方向(記録ヘッドの走査方向)側のはみ出し領域に吐出されたインクを回収するために、被記録材の幅方向外側における所定の箇所に、記録ヘッドの吐出口の配列範囲に渡ってインク吸収体が設けられる。これにより、被記録材の四辺の外にはみ出して吐出されたインクを回収して、被記録材の四辺に余白部のない縁なし記録を行うことが可能となる。
【0006】
ところで、インクを回収するためにプラテンリブに切り欠きを設ける構成において、その切り欠きの幅を広くした場合には、プラテンリブ上を搬送する被記録材の端部が切り欠き内に落ち込むおそれがある。そのような被記録材の端部の落ち込みは、記録ヘッドと被記録材との位置関係を変化させて、記録ヘッドから吐出されたインクによって被記録材上に形成されるドットの位置をずらすことになり、記録画像の劣化の原因となる。このため、切り欠きの幅は最小限に抑えることが望ましい。一方、このようにプラテンリブの切り欠きの幅を小さくした場合には、被記録材の搬送方向側のはみ出し領域に記録を行うときに、その切り欠きの幅に合わせて、インクを吐出すべく使用される記録ヘッドの吐出口の数を制限して、記録幅を小さくすることが多い。つまり、被記録材の搬送方向側の端部からはみ出して吐出されたインクを小幅の切り欠きを通して確実に回収するために、その切り欠きの幅に合わせて、インクを吐出すべく使用される記録ヘッドの吐出口の数が一時的に制限される。その切り欠き部の幅は、被記録材の搬送誤差などに基づいて設計されている。
【0007】
また、記録中には、記録と無関係なインクの吐出(記録に寄与しないインクの吐出)を所定の時間間隔で記録領域外に行う、いわゆる予備吐出といわれる動作が行われる。この予備吐出の目的の1つは、記録中に記録ヘッドの吐出口内のインクが蒸発し、その吐出口内が乾燥してインクの吐出ができなくなることを防ぐことにある。予備吐出を各記録走査の度毎に行う場合には、インクの良好な吐出状態を確実に確保することができるものの、記録に掛かる時間が長くなってしまう。そのため、一般には、インクの吐出に影響が出ない程度に予備吐出を行う時間間隔を設定して、記録ヘッドが数回走査する毎に予備吐出を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような縁なし記録を実行するにあたり、被記録材の端部の記録領域(端部領域)において使用する吐出口の数を制限し、その他の記録領域(通常領域)において使用する吐出口の数を制限しない場合には、次のような不具合が生じる。すなわち、使用する吐出口の数を制限した状態で記録を行う端部領域から、使用する吐出口の数を制限しない通常領域へと移行する際に、前回の記録ヘッドの記録走査ではインクの吐出が行われなった吐出口が次の記録走査ではインクを吐出することになる。このような場合、前回の記録走査でインクを吐出しなかった吐出口内のインクの蒸発量は、前回の記録走査でインクを吐出した吐出口内のインクの蒸発量よりも多くなる。そして、このようなインクの蒸発量の差は、次の記録走査の記録時における記録画像の濃度ムラの原因となる。
【0009】
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、前回の記録走査では使用されなかった吐出口と、前回の記録走査で使用された吐出口との間の使用状況の差に起因する濃度ムラの発生を抑えることができるインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム、および記憶媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は、インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させながら被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が複数回連続して行われる第1期間中では、それ以外の第2期間に比べて前記予備吐出を頻繁に行うことを特徴とするものである。
【0011】
本発明は、インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させて被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査の前に、前記予備吐出が行われるよう制御する制御手段を備えることを特徴とするものである。
【0012】
本発明は、インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させながら被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録方法であって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が複数回連続して行われる第1期間中では、それ以外の第2期間に比べて前記予備吐出を頻繁に行うことを特徴とするものである。
【0013】
本発明は、インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させて被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録方法であって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査の前に、前記予備吐出を常に行うことを特徴とするものである。
【0014】
本発明は、インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させながら被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置を制御するための制御プログラムであって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が複数回連続して行われる第1期間中では、それ以外の第2期間に比べて前記予備吐出が頻繁に行われるよう制御する工程をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0015】
本発明は、インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させて被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置を制御するための制御プログラムであって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査の前に、前記予備吐出が常に行われる制御する工程をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
【0016】
本発明は、上記制御プログラムを格納した記憶媒体である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0018】
まず、図1〜図9を参照して本発明のインクジェット記録装置の一実施形態であるインクジェットプリンタについて説明する。
【0019】
なお、本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く被記録材上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合もいうものとする。
【0020】
ここで、「被記録材」とは、一般的なプリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能な物もいうものとする。
【0021】
さらに、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものであり、被記録材上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または被記録材の加工、或いはインクの処理(例えば被記録材に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供され得る液体をいうものとする。
【0022】
[装置本体]
図1及び図2に、インクジェット記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1において、この実施形態におけるプリンタの装置本体M1000の外郭は、下ケースM1001、上ケースM1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM1004を含む外装部材と、その外装部材内に収納されたシャーシM3019(図2参照)とから構成される。
【0023】
シャーシM3019は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものとなっている。
【0024】
また、前記下ケースM1001は装置本体M1000の外装の略下半部を、上ケースM1002は装置本体M1000の外装の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって、後述の各機構を収納する収納空間を内部に有する中空体構造をなしている。装置本体M1000の上面部及び前面部には、それぞれ、開口部が形成されている。
【0025】
さらに、排出トレイM1004は、その一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、その回転によって、下ケースM1001の前面部に形成される前記開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイM1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シート(被記録材)Pが排出可能となると共に、排出された記録シートPを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM1004a,M1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0026】
アクセスカバーM1003は、その一端部が上ケースM1002に回転自在に保持され、上ケースM1002の上面に形成される開口部を開閉し得るようになっている。このアクセスカバーM1003を開くことによって、本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジH1000あるいはインクタンクH1900等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーM1003の開閉状態を検出し得るようになっている。
【0027】
また、上ケースM1002の後部上面には、電源キーE0018及びレジュームキーE0019が押下可能に設けられると共に、LED E0020が設けられており、電源キーE0018を押下すると、LED E0020が点灯して記録可能であることをオペレータに知らせるものとなっている。また、LED E0020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、プリンタのトラブル等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。さらに、ブザーE0021(図6)をならすこともできる。なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキーE0019を押下することによって記録が再開されるようになっている。
【0028】
[記録動作機構]
次に、プリンタの装置本体M1000に収納、保持される本実施形態における記録動作機構について説明する。
【0029】
本実施形態における記録動作機構としては、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出される記録シートPを所定の記録位置へと導くと共に、その記録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬送部M3029と、記録位置に搬送された記録シートPに所望の記録を行なう記録部と、前記記録部等に対する回復処理を行う回復系ユニット(回復部)M5000とから構成されている。
【0030】
回復系ユニットM5000は、キャリッジM4001のホームポジションに設けられている。この回復系ユニットM5000には、記録ヘッドH1001の吐出口のキャッピングが可能なキャップと、そのキャップ内に負圧を導入可能な吸引ポンプなどが備えられており、吐出口を覆ったキャップ内に負圧を導入することにより、吐出口からインクを吸引排出させて、記録ヘッドH1001の良好なインク吐出状態を維持すべく吸引回復処理をする。また、キャップ内に向かって、吐出口から画像の寄与しないインクを吐出させることによって、記録ヘッドH1001の良好なインク吐出状態を維持すべく予備吐出をすることができる。また、回復系ユニットM5000には、記録ヘッドH1001における吐出口の形成面と相対移動可能なブレードを備えることによって、その吐出口の形成面をワイピングすることもできる。
【0031】
(記録部)
ここで、記録部について説明するに、その記録部は、キャリッジ軸M4021によって矢印Xの主走査方向に移動可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカートリッジH1000(図3)とからなる。
【0032】
[記録ヘッドカートリッジ]
まず、記録部に用いられる記録ヘッドカートリッジについて図3〜5に基づき説明する。
【0033】
この実施形態における記録ヘッドカートリッジH1000は、図3に示すように、インクを貯留するインクタンクH1900と、このインクタンクH1900から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから吐出させる記録ヘッドH1001とを有する。記録ヘッドH1001は、後述するキャリッジM4001に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採るものとなっている。
【0034】
ここに示す記録ヘッドカートリッジH1000では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエローの各色独立のインクタンクH1900が用意されており、図4に示すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着脱自在となっている。
【0035】
そして,記録ヘッドH1001は、図5の分解斜視図に示すように、記録素子基板H1100、第1のプレートH1200、電気配線基板H1300、第2のプレートH1400、タンクホルダーH1500、流路形成部材H1600、フィルターH1700、シールゴムH1800から構成されている。
【0036】
記録素子基板H1100には、Si基板の片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により形成され、この記録素子に対応した複数のインク流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソグラフィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にインクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するように形成されている。また、記録素子基板H1100は第1のプレートH1200に接着固定されており、ここには、記録素子基板H1100にインクを供給するためのインク供給口H1201が形成されている。さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有する第2のプレートH1400が接着固定されており、この第2のプレートH1400を介して、電気配線基板H1300が記録素子基板H1100に対して電気的に接続されるよう保持されている。この電気配線基板H1300は、記録素子基板H1100にインクを吐出するための電気信号を印加するものであり、記録素子基板H1100に対応する電気配線と、この電気配線端部に位置し本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301とを有しており、外部信号入力端子H1301は、後述のタンクホルダーH1500の背面側に位置決め固定されている。
【0037】
一方、インクタンクH1900を着脱可能に保持するタンクホルダーH1500には、流路形成部材H1600が例えば、超音波溶着により固定され、インクタンクH1900から第1のプレートH1200に亘るインク流路H1501を形成している。また、インクタンクH1900と係合するインク流路H1501のインクタンク側端部には、フィルターH1700が設けられており、外部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。また、インクタンクH1900との係合部にはシールゴムH1800が装着され、その係合部からのインクの蒸発を防止し得るようになっている。
【0038】
さらに、前述のようにタンクホルダーH1500、流路形成部材H1600、フィルターH1700及びシールゴムH1800から構成されるタンクホルダー部と、前記記録素子基板H1100、第1のプレートH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレートH1400から構成される記録素子部とを、接着等で結合することにより、記録ヘッドH1001を構成している。
【0039】
[キャリッジ]
次に、図2を参照して記録ヘッドカートリッジH1000を搭載するキャリッジM4001を説明する。
【0040】
図2に示すように、キャリッジM4001には、キャリッジM4001と係合し記録ヘッドH1001をキャリッジM4001上の所定の装着位置に案内するためのキャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH1001のタンクホルダーH1500と係合し記録ヘッドH1001を所定の装着位置にセットさせるよう押圧するヘッドセットレバーM4007とが設けられている。
【0041】
すなわち、ヘッドセットレバーM4007はキャリッジM4001の上部にヘッドセットレバー軸に対して回動可能に設けられると共に、記録ヘッドH1001との係合部には、ばね付勢されるヘッドセットプレート(不図示)が備えられ、このばね力によって記録ヘッドH1001を押圧しながらキャリッジM4001に装着する構成となっている。
【0042】
また、キャリッジM4001の記録ヘッドH1001との別の係合部にはコンタクトフレキシブルプリントケーブル(図6参照、以下、コンタクトFPCと称す)E0011が設けられ、コンタクトFPC E0011上のコンタクト部と記録ヘッドH1001に設けられたコンタクト部(外部信号入力端子)H1301とが電気的に接触し、記録のための各種情報の授受や記録ヘッドH1001への電力の供給などを行い得るようになっている。
【0043】
ここで、コンタクトFPC E0011のコンタクト部とキャリッジM4001との間には不図示のゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性部材の弾性力とヘッドセットレバーばねによる押圧力とによって、コンタクト部とキャリッジM4001との確実な接触を可能とするようになっている。さらにコンタクトFPC E0011は、キャリッジM4001の背面に搭載されたキャリッジ基板E0013に接続されている(図6参照)。
【0044】
[プリンタの電気回路の構成]
次に、本発明の実施形態における電気的回路構成を説明する。
図6は、この実施形態における電気的回路の全体構成例を概略的に示す図である。
【0045】
この実施形態における電気的回路は、主にキャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPCB(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニットE0015等によって構成されている。
【0046】
ここで、電源ユニットE0015は、メインPCB E0014と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。
【0047】
また、キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4001(図2)に搭載されたプリント基板ユニットであり、コンタクトFPC E0011を通じて記録ヘッドとの信号の授受を行うインターフェースとして機能する他、キャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0004との位置関係の変化を検出し、その出力信号をフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメインPCB E0014へと出力する。
【0048】
さらに、メインPCB E0014は、この実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセンサ)E0007、ASF(自動給紙装置)センサE0009、カバーセンサE0022、パラレルインターフェース(パラレルI/F)E0016、シリアルインターフェース(シリアルI/F)E0017、リジュームキーE0019、LED E0020、電源キーE0018、ブザーE0021等に対するI/Oポートを基板上に有する。またさらに、キャリッジM1400を図2中矢印Xの主走査方向に主走査させるための駆動源をなすモータ(CRモータ)E0001、記録媒体を図2中矢印Yの副走査方向に搬送するための駆動源をなすモータ(LFモータ)E0002、記録ヘッドの回動動作と記録媒体の給紙動作に兼用されるモータ(PGモータ)E0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、インクエンプティセンサE0006、GAPセンサE0008、PGセンサE0010、CRFFC E0012、電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有する。
【0049】
図7は、メインPCB E0014の内部構成を示すブロック図である。図において、E1001はCPUであり、このCPU E1001は、その内部に、発振回路E1005に接続されたクロックジェネレータ(PCG) E1002を有し、その出力信号E1019によりシステムクロックを発生する。また、CPU E1001は、制御バスE1014を通じてROM E1004およびASIC(Application Specific Integrated Circuit) E1006に接続され、ROMに格納されたプログラムに従って、ASIC E1006の制御、電源キーからの入力信号E1017、及びリジュームキーからの入力信号E1016、カバー検出信号E1042、ヘッド検出信号(HSENS)E1013の状態の検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)E1018によりブザーE0021を駆動し、内蔵されるA/DコンバータE1003に接続されるインクエンプティ検出信号(INKS)E1011及びサーミスタによる温度検出信号(TH)E1012の状態の検知を行う一方、その他各種論理演算・条件判断等を行ない、インクジェット記録装置の駆動制御を司る。
【0050】
ここで、ヘッド検出信号E1013は、記録ヘッドカートリッジH1000から、フレキシブルフラットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013及びコンタクトフレキシブルプリントケーブルE0011を介して入力されるヘッド搭載検出信号であり、インクエンプティ検出信号E1011は、インクエンプティセンサE0006から出力されるアナログ信号であり、温度検出信号E1012は、キャリッジ基板E0013上に設けられたサーミスタ(図示せず)からのアナログ信号である。
【0051】
E1008はCRモータドライバであって、モータ電源(VM)E1040を駆動源とし、ASIC E1006からのCRモータ制御信号E1036に従ってCRモータ駆動信号E1037を生成し、CRモータE0001を駆動する。E1009はLF/PGモータドライバであって、モータ電源E1040を駆動源とし、ASIC E1006からのパルスモータ制御信号(PM制御信号)E1033に従ってLFモータ駆動信号E1035を生成し、これによってLFモータを駆動すると共に、PGモータ駆動信号E1034を生成してPGモータを駆動する。
【0052】
E1010は電源制御回路であり、ASIC E1006からの電源制御信号E1024に従って発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。パラレルI/F E0016は、ASIC E1006からのパラレルI/F信号E1030を、外部に接続されるパラレルI/FケーブルE1031に伝達し、またパラレルI/FケーブルE1031の信号をASIC E1006に伝達する。シリアルI/F E0017は、ASIC E1006からのシリアルI/F信号E1028を、外部に接続されるシリアルI/FケーブルE1029に伝達し、また同ケーブルE1029からの信号をASIC E1006に伝達する。
【0053】
一方、電源ユニットE0015からは、ヘッド電源(VH)E1039及びモータ電源(VM)E1040、ロジック電源(VDD)E1041が供給される。また、ASIC E1006からのヘッド電源ON信号(VHON)E1022及びモータ電源ON信号(VMOM)E1023が電源ユニットE0015に入力され、それぞれヘッド電源E1039及びモータ電源E1040のON/OFFを制御する。電源ユニットE0015から供給されたロジック電源(VDD)E1041は、必要に応じて電圧変換された上で、メインPCB E0014内外の各部へ供給される。
【0054】
またヘッド電源信号E1039は、メインPCB E0014上で平滑化された後にフレキシブルフラットケーブルE0011へと送出され、記録ヘッドカートリッジH1000の駆動に用いられる。
【0055】
E1007はリセット回路であり、ロジック電源電圧E1041の低下を検出して、CPU E1001及びASIC E1006にリセット信号(RESET)E1015を供給し、初期化を行なう。
【0056】
このASIC E1006は1チップの半導体集積回路であり、制御バスE1014を通じてCPU E1001によって制御され、前述したCRモータ制御信号E1036、PM制御信号E1033、電源制御信号E1024、ヘッド電源ON信号E1022、及びモータ電源ON信号E1023等を出力し、パラレルI/F E0016およびシリアルI/F E0017との信号の授受を行なう他、PEセンサE0007からのPE検出信号(PES)E1025、ASFセンサE0009からのASF検出信号(ASFS)E1026、記録ヘッドと記録媒体とのギャップを検出するためのセンサ(GAP)センサE0008からのGAP検出信号(GAPS)E1027、PGセンサE0010からのPG検出信号(PGS)E1032の状態を検知して、その状態を表すデータを制御バスE1014を通じてCPU E1001に伝達し、入力されたデータに基づきCPU E1001はLED駆動信号E1038の駆動を制御してLEDE0020の点滅を行なう。
【0057】
さらに、エンコーダ信号(ENC)E1020の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド制御信号E1021で記録ヘッドカートリッジH1000とのインターフェイスをとり記録動作を制御する。ここにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020は、フレキシブルフラットケーブルE0012を通じて入力されるCRエンコーダセンサE0004の出力信号である。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブルフラットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013、及びコンタクトFPC E0011を経て記録ヘッドH1000に供給される。
【0058】
図8は、ASIC E1006の内部構成例を示すブロック図である。
【0059】
なお、同図において、各ブロック間の接続については、記録データやモータ制御データ等、ヘッドや各部機構部品の制御にかかわるデータの流れのみを示しており、各ブロックに内蔵されるレジスタの読み書きに係わる制御信号やクロック、DMA制御にかかわる制御信号などは図面上の記載の煩雑化を避けるため省略している。
【0060】
図中、E2002はPLLコントローラであり、図8に示すようにCPU E1001から出力されるクロック信号(CLK)E2031及びPLL制御信号(PLLON)E2033により、ASIC E1006内の大部分へ供給するクロック(図示しない)を発生する。
【0061】
また、E2001はCPUインターフェース(CPUI/F)であり、リセット信号E1015、CPU E1001から出力されるソフトリセット信号(PDWN)E2032、クロック信号(CLK)E2031及び制御バスE1014からの制御信号により、以下に説明するような各ブロックに対するレジスタ読み書き等の制御や、一部ブロックへのクロックの供給、割り込み信号の受け付け等(いずれも図示しない)を行ない、CPU E1001に対して割り込み信号(INT)E2034を出力し、ASIC E1006内部での割り込みの発生を知らせる。
【0062】
また、E2005はDRAMであり、記録用のデータバッファとして、受信バッファE2010、ワークバッファE2011、プリントバッファE2014、展開用データバッファE2016などの各領域を有すると共に、モータ制御用としてモータ制御バッファE2023を有し、さらにスキャナ動作モード時に使用するバッファとして、上記の各記録用データバッファに代えて使用されるスキャナ取込みバッファE2024、スキャナデータバッファE2026、送出バッファE2028などの領域を有する。
【0063】
また、このDRAM E2005は、CPU E1001の動作に必要なワーク領域としても使用されている。すなわち、E2004はDRAM制御部であり、制御バスによるCPU E1001からDRAM E2005へのアクセスと、後述するDMA制御部E2003からDRAM E2005へのアクセスとを切り替えて、DRAM E2005への読み書き動作を行なう。
【0064】
DMA制御部E2003では、各ブロックからのリクエスト(図示せず)を受け付けて、アドレス信号や制御信号(図示せず)、書込み動作の場合には書込みデータE2038、E2041、E2044、E2053、E2055、E2057などをDRAM制御部E2004に出力してDRAMアクセスを行なう。また読み出しの場合には、DRAM制御部E2004からの読み出しデータE2040、E2043、E2045、E2051、E2054、E2056、E2058、E2059を、リクエスト元のブロックに受け渡す。
【0065】
また、E2006は、IEEE 1284I/Fであり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、パラレルI/F E0016を通じて、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行なう他、記録時にはパラレルI/F E0016からの受信データ(PIF受信データE2036)をDMA処理によって受信制御部E2008へと受け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE2028に格納されたデータ(1284送信データ(RDPIF)E2059)をDMA処理によりパラレルI/Fに送信する。
【0066】
E2007は、ユニバーサルシリアルバス(USB)I/Fであり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、シリアルI/F E0017を通じて、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行なう他、印刷時にはシリアルI/F E0017からの受信データ(USB受信データE2037)をDMA処理により受信制御部E2008に受け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE2028に格納されたデータ(USB送信データ(RDUSB)E2058)をDMA処理によりシリアルI/F E0017に送信する。受信制御部E2008は、1284I/F E2006もしくはUSBI/F E2007のうちの選択されたI/Fからの受信データ(WDIF)E2038)を、受信バッファ制御部E2039の管理する受信バッファ書込みアドレスに、書込む。
【0067】
E2009は圧縮・伸長DMAコントローラであり、CPUI/F E2001を介したCPUE1001の制御により、受信バッファE2010上に格納された受信データ(ラスタデータ)を、受信バッファ制御部E2039の管理する受信バッファ読み出しアドレスから読み出し、そのデータ(RDWK)E2040を指定されたモードに従って圧縮・伸長し、記録コード列(WDWK)E2041としてワークバッファ領域に書込む。
【0068】
E2013は記録バッファ転送DMAコントローラであり、CPUI/F E2001を介したCPU E1007の制御によってワークバッファE2011上の記録コード(RDWP)E2043を読み出し、各記録コードを、記録ヘッドカートリッジH1000へのデータ転送順序に適するようなプリントバッファE2014上のアドレスに並べ替えて転送(WDWP E2044)する。また、E2012はワーククリアDMAコントローラであり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御によって記録バッファ転送DMAコントローラ E2013による転送が完了したワークバッファ上の領域に対し、指定したワークフィルデータ(WDWF)E2042を繰返し書込む。
【0069】
E2015は記録データ展開DMAコントローラであり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、ヘッド制御部E2018からのデータ展開タイミング信号E2050をトリガとして、プリントバッファ上に並べ替えて書込まれた記録コードと展開用データバッファE2016上に書込まれた展開用データとを読み出し、展開記録データ(RDHDG)E2045をカラムバッファ書込みデータ(WDHDG)E2047としてカラムバッファE2017に書込む。ここで、カラムバッファE2017は、記録ヘッドカートリッジH1000への転送データ(展開記録データ)を一時的に格納するSRAMであり、記録データ展開DMAコントローラE2015とヘッド制御部E2018とのハンドシェーク信号(図示せず)によって両ブロックにより共有管理されている。
【0070】
E2018はヘッド制御部であり、CPUI/F E2001を介したCPUE1001の制御により、ヘッド制御信号を介して記録ヘッドカートリッジH1000またはスキャナとのインターフェイスを行なう他、エンコーダ信号処理部E2019からのヘッド駆動タイミング信号E2049に基づき、記録データ展開DMAコントローラに対してデータ展開タイミング信号E2050の出力を行なう。
【0071】
また、印刷時には、前記ヘッド駆動タイミング信号E2049に従って、カラムバッファから展開記録データ(RDHD)E2048を読み出し、そのデータをヘッド制御信号E1021として記録ヘッドカートリッジH1000に出力する。
【0072】
また、スキャナ読み取りモードにおいては、ヘッド制御信号E1021として入力された取込みデータ(WDHD)E2053をDRAM E2005上のスキャナ取込みバッファE2024へとDMA転送する。E2025はスキャナデータ処理DMAコントローラであり、CPUI/F E2001を介したCPUE1001の制御により、スキャナ取込みバッファE2024に蓄えられた取込みバッファ読み出しデータ(RDAV)E2054を読み出し、平均化等の処理を行なった処理済データ(WDAV)E2055をDRAM E2005上のスキャナデータバッファE2026に書込む。
【0073】
E2027はスキャナデータ圧縮DMAコントローラであり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、スキャナデータバッファE2026上の処理済データ(RDYC)E2056を読み出してデータ圧縮を行ない、圧縮データ(WDYC)E2057を送出バッファE2028に書込み転送する。
【0074】
E2019はエンコーダ信号処理部であり、エンコーダ信号(ENC)を受けて、CPU E1001の制御で定められたモードに従ってヘッド駆動タイミング信号E2049を出力する他、エンコーダ信号E1020から得られるキャリッジM4001の位置や速度にかかわる情報をレジスタに格納して、CPU E1001に提供する。CPU E1001はこの情報に基づき、CRモータE0001の制御における各種パラメータを決定する。また、E2020はCRモータ制御部であり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、CRモータ制御信号E1036を出力する。
【0075】
E2022はセンサ信号処理部であり、PGセンサE0010、PEセンサE0007、ASFセンサE0009、及びGAPセンサE0008等から出力される各検出信号E1033,E1025,E1026,E1027を受けて、CPU E1001の制御で定められたモードに従ってこれらのセンサ情報をCPU E1001に伝達する他、LF/PGモータ制御用DMAコントローラ E2021に対してセンサ検出信号E2052を出力する。
【0076】
LF/PGモータ制御用DMAコントローラE2021は、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、DRAM E2005上のモータ制御バッファE2023からパルスモータ駆動テーブル(RDPM)E2051を読み出してパルスモータ制御信号E1033を出力する他、動作モードによっては前記センサ検出信号を制御のトリガとしてパルスモータ制御信号E1033を出力する。
【0077】
また、E2030はLED制御部であり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、LED駆動信号E1038を出力する。さらに、E2029はポート制御部であり、CPUI/F E2001を介したCPU E1001の制御により、ヘッド電源ON信号E1022、モータ電源ON信号E1023、及び電源制御信号E1024を出力する。
【0078】
[プリンタの動作]
次に、上記のように構成された本実施形態のインクジェットプリンタの動作を図9のフローチャートに基づき説明する。
【0079】
AC電源に装置本体1000が接続されると、まず、ステップS1では装置の第1の初期化処理を行なう。この初期化処理では、本装置のROMおよびRAMのチェックなどの電気回路系のチェックを行ない、電気的に本装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0080】
次にステップS2では、装置本体M1000の上ケースM1002に設けられた電源キーE0018がONされたかどうかの判断を行い、電源キーE0018が押された場合には、次のステップS3へと移行し、ここで第2の初期化処理を行う。
【0081】
この第2の初期化処理では、本装置の各種駆動機構及び記録ヘッドのチェックを行なう。すなわち、各種モータの初期化やヘッド情報の読み込みを行うに際し、装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0082】
次にステップS4ではイベント待ちを行なう。すなわち、本装置に対して、外部I/Fからの指令イベント、ユーザ操作によるパネルキーイベントおよび内部的な制御イベントなどを監視し、これらのイベントが発生すると当該イベントに対応した処理を実行する。
【0083】
例えば、ステップS4において外部I/Fからの印刷指令イベント(プリント指令イベント)を受信した場合にはステップS5へと移行し、また同ステップS4においてユーザ操作による電源キーイベントが発生した場合にはステップS10へと移行し、また同ステップS4においてその他のイベントが発生した場合にはステップS11へと移行する。
【0084】
ここで、ステップS5では、外部I/Fからの印刷指令(記録指令)を解析し、指定された紙種別、用紙サイズ、印刷品位(記録品位)、給紙方法などを判断し、その判断結果を表すデータを本装置内のRAM E2005に記憶し、ステップS6へと進む。
【0085】
次いで、ステップS6ではステップS5で指定された給紙方法により給紙を開始し、用紙を記録開始位置まで送り、ステップS7に進む。
【0086】
ステップS7では記録動作を行なう。この記録動作では、外部I/Fから送出されてきた記録データを、一旦記録バッファに格納し、次いでCRモータE0001を駆動してキャリッジM4001の主走査方向への移動を開始すると共に、プリントバッファE2014に格納されている記録データを記録ヘッドH1001へと供給して1行の記録を行ない、1行分の記録データの記録動作が終了するとLFモータE0002を駆動し、LFローラM3001を回転させて用紙を副走査方向へと送る。この後、上記動作を繰り返し実行し、外部I/Fからの1ページ分の記録データの記録が終了すると、ステップ8へと進む。
【0087】
なお、図11以降の図面に基づいて後述する被記録材の端部記録において、使用する吐出口の制限に伴う記録データ処理やマスク処理による記録データの生成は、外部I/Fを介したホスト装置によって行なわれる。また、このような使用する吐出口の制限に伴う被記録材の搬送制御は、ステップS7の記録制御で行なわれる。
【0088】
ステップS8では、LFモータE0002によって排紙ローラM2003を駆動し、用紙が完全に本装置から送り出されたと判断されるまで紙送りを繰返し、終了した時点において、用紙は排紙トレイM1004a上に完全に排紙された状態となる。
【0089】
次にステップS9では、記録すべき全ページの記録動作が終了したか否かを判定し、記録すべきページが残存する場合には、ステップS5へと復帰し、以下、前述のステップS5〜S9の動作を繰り返す。記録すべき全てのページの記録動作が終了した時点で記録動作は終了し、その後ステップS4へと移行し、次のイベントを待つ。
【0090】
一方、ステップS10ではプリンタ終了処理を行ない、本装置の動作を停止させる。つまり、各種モータやヘッドなどの電源を切断するために、電源を切断可能な状態に移行した後、電源を切断しステップS4に進み、次のイベントを待つ。
【0091】
また、ステップS11では、上記以外の他のイベント処理を行なう。例えば、本装置の各種パネルキーや外部I/からの回復指令や内部的に発生する回復イFベントなどに対応した処理を行なう。なお、処理終了後にはステップS4に進み、次のイベントを待つ。
【0092】
なお、本発明が有効に用いられる記録ヘッドの形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用してインクに膜沸騰を生じさせ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出する形態である。
【0093】
[縁なし記録]
以下、上述した本実施形態のインクジェットプリンタにおいて実施する縁なし記録について説明する。
【0094】
図10は、本実施形態のプリンタにおける被記録材Pの搬送路の内、記録ヘッドH1001の走査が行われる記録領域の部分を示す側面図である。同図は、被記録材Pの搬送方向の後端について縁なし記録を行なう状態を示す。なお、本実施形態の縁なし記録は、被記録材Pの搬送方向の後端にみならず、その搬送方向の先端に対しても同じように適用できることは以下の説明から明らかとなる。そこで、以下の説明においては、特別な付記をしない限り、「端部」は被記録材Pの先端および後端に関する記録領域のいずれをも指すものとする。
【0095】
図10において、記録ヘッドH1001と対向する位置にはプラテンが設けられており、その上面にはプラテンリブM3003が設けられている。プラテンは、その上で搬送される被記録材Pと、この被記録材Pにインクを吐出する記録ヘッドH1001との位置関係を規制するものである。プラテンリブM3003は、記録ヘッドH1001の走査方向(図10中紙面の表裏方向)に沿って複数配列され、被記録材Pは、このプラテンリブM3003の頂部に支持されたまま、記録ヘッドH1001と一定距離を保ちつつ矢印Yの副走査方向に搬送される。プラテンリブM3003には、記録ヘッドH1001の走査方向に延在する切り欠きM3004が設けられている。これにより、記録ヘッドH1001の走査によって被記録材Pの端部に対して記録を行なった際に、その被記録材Pの端部からはみ出して吐出されたインクを切り欠きM3004の内部に導き、そこに設けられた吸収体M3005によってインクを捕捉することができる。
【0096】
仮に、切り欠きM3004の幅が広すぎた場合、プラテン上で搬送される被記録材Pの端部は、図10中の2点鎖線のように切り欠きM3004内に落ち込むおそれがある。このような落ち込みは、記録ヘッドH1001と被記録材Pとの位置関係を変化させて、記録ヘッドH1001から吐出されたインクによって被記録材P上に形成されるドットの位置をずらすことになり、記録画像の劣化の原因となる。このため、切り欠きM3004の幅は最小限に抑えられている。
【0097】
被記録材Pの搬送方向におけるプラテンリブM3003の上流側には、搬送ローラM3001と、これに被記録材Pを押圧して搬送力を生じさせるためのピンチローラM3002と、が設けられている。また、搬送方向における下流側には、排紙ローラM2003と、搬送力を生じさせるための拍車M2004と、が設けられる。以下、被記録材P上から搬送方向にはみ出すことなくインクを吐出できる被記録材P上の領域を「通常領域」という。これに対し、縁なし記録のために被記録材P上から搬送方向にはみ出してインクを吐出する可能性のある被記録材P上の領域を「端部領域」という。
【0098】
具体的には、被記録材Pのいわゆる頭出し処理もしくは被記録材Pの先端検出を基準として、搬送ローラM3001を駆動する搬送モータの回転量に応じて、記録ヘッドH1001に対する被記録材P上の通常領域と端部領域との境界位置もしくは領域幅が管理される。端部領域は、被記録材Pの搬送方向側の端部が記録ヘッドH1001との対向位置にあるときに、その被記録材Pの搬送方向側の端部の位置に、被記録材Pの搬送誤差と被記録材Pのサイズ誤差の分を搬送方向の上流側および下流側に加えた大きさの領域として規定される。なお、搬送方向の上流側および下流側に加える誤差分は等しい必要はなく、例えば、そのプリンタにおいて生じ得る被記録材Pの搬送誤差や、用いる被記録材Pのサイズ誤差に応じ異なる場合があることはもちろんである。
【0099】
縁なし記録においては、搬送される被記録材Pの長さ方向と幅方向にはみ出して記録をする必要がある。そのために、図11のように、プラテンリブM3003上において搬送される被記録材Pの長さ方向(図11中の上下方向)の端部に対応する位置と、被記録材Pの幅方向(図11中の左右方向)の端部に対応する位置には、一体的な吸収体M3005が設けられている。本実施例において使用される吸収体M3005は、A4サイズ、はがきサイズ、2Lサイズ、Lサイズの被記録材Pに対する縁なし記録が可能なように、各サイズの幅方向の端部に対応する部分が記録ヘッドH1001の吐出口列の長さに対応した幅L1に設定されている。
【0100】
仮に、図14のように、被記録材Pの搬送方向の端部に対応する位置の吸収体M3005を記録ヘッドH1001の吐出口列の長さに対応する幅L1とした場合には、切り欠きM3004の幅が大きくなって、プラテンリブM3003の長さが短くなる。その場合には、被記録材Pの搬送時に、その先端と後端が切り欠きM3004内に落ち込みやすくなってしまい、その被記録材Pの先端と後端における記録品位が悪化したり、被記録材Pを詰まらせてしまうおそれがある。そのため本例においては、図11のように、被記録材Pの搬送方向の端部に対応する位置の吸収体M3005は、記録ヘッドH1001の吐出口列の長さの1/4に対応した幅L2となっている。
【0101】
本実施形態では、被記録材Pから幅方向にはみ出して記録する分の記録データが余分に作成される。記録データは、被記録材Pからはみ出して記録されるように、単に、データを拡大するようにして作成してもよい。
【0102】
ここで、被記録材Pの搬送方向における縁なし記録において、上述した端部領域に対する記録動作について図12を参照しながら説明する。図12は、本実施形態のA4サイズの被記録材Pに対する縁なし記録方法の説明図である。PAは、その被記録材Pの搬送方向先端側の端部、PBは、その被記録材Pの幅方向の端部である。また、領域Aは、被記録材P上から搬送方向にはみ出してインクを吐出する可能性のある端部領域、領域Bは、被記録材P上から搬送方向にはみ出すことなくインクを吐出できる通常領域である。また、本例の記録ヘッドH1001には同一色のインクを吐出するための512個の吐出口が形成されており、図12においては、512個の吐出口を1/4ずつの128個の吐出口に分け、さらに、その128個の吐出口を16吐出口分ずつの計8つの吐出口ブロックによって表している。図12において、斜線部分の吐出口ブロックは、インクを吐出可能な吐出口が位置する部分つまり吐出口の使用範囲であり、白抜きの部分の吐出口ブロックは吐出口を使用しない範囲である。
【0103】
本例の場合、被記録材の同一ラスタ領域に対して記録ヘッドH1001を4回の走査させて上記領域に対する記録を完成し、それぞれの走査において用いる吐出口を異ならせる、いわゆる4パスのマルチパス記録を行なう。なお、図12では、図示の簡略化などのために、記録ヘッドH1001の位置が走査毎に変化するように表現している。実際には、記録ヘッドH1001の搬送方向における位置は固定であり、被記録材Pが矢印Yの副走査方向に間欠的に搬送される。
【0104】
本例の4パス記録では、記録ヘッドH1001の各走査によって記録される記録幅が、領域Aと領域Bとで異なる。本例の場合、端部領域Aでは、1回の走査時に使用する吐出口の範囲をプラテンの吸収体M3005の幅L2に対応させて全吐出口の1/4(128個の吐出口)に限定して、4パス記録を行う。一方、通常領域Bでは、使用する吐出口を制限せずに、全吐出口(512個の吐出口)を使用して4パス記録を行う。また、端部領域Aと通常領域Bの境界部分では、使用する吐出口の範囲を段階的に異ならせて、吐出口の使用数を切り替える。
【0105】
このような記録方法では、図12のように、被記録材Pの搬送量を端部領域Aと通常領域Bとの境界部分において切り換え、また駆動する吐出口の範囲を制御することにより実現できる。これにより、被記録材Pの搬送方向の上流側と下流側のはみ出し領域に吐出されるインクを確実にプラテン吸収体M3005に収容させることができる。
【0106】
また、本実施形態において、記録中の予備吐出の実行間隔は1.8秒(A4サイズの幅の被記録材Pを記録ヘッドH1001が約2往復走査する時間に相当)に設定されている。その予備吐出は、前述したように、画像の記録に寄与しないインクを記録ヘッドH1001の吐出口から吐出するための処理であり、例えば、キャリッジM4001のホームポジション側に備わる回復系ユニットM5000(図2参照)のキャップ内に向かって、若しくは、被記録材P上から外れたアウェイ側の予備吐出口などに向かって、各吐出口からインク滴を9発ずつ予備吐出する。記録ヘッドH1001の走査中に、前回の予備吐出から1.8秒が経過した場合には、現在の走査が終了してからキャップ内、もしくは予備吐出口に向かって予備吐出を行う。
【0107】
本実施形態において、図12中の矢印Aで示す記録走査の全ては、その前の記録走査時には使用範囲に含まれていなかった吐出口が使用範囲に含まれる走査となる。そのため、これらの走査Aの前には、予備吐出の時間間隔に拘わりなく、キャップ内もしくは予備吐出口に向かって予備吐出を行う。その後の記録中は1.8秒の間隔で予備吐出を行う。このように予備吐出を行うことにより、前回の記録走査で使用しなかった吐出口内のインク蒸発量と、前回の記録走査で使用した吐出口内のインク蒸発量と、の差に起因する濃度ムラの発生を抑えることができる。
【0108】
以上説明した本実施形態によれば、前回の記録走査時に使用される吐出口と、次回の記録走査時に使用される吐出口との関係に基づいて予備吐出を行うことにより、前回の記録走査では使用されなかった吐出口と、前回の記録走査で使用された吐出口との間の使用状況の差に起因する濃度ムラの発生を抑えることができる。
【0109】
また、本実施形態によれば、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査(図12の記録走査A)が複数回連続して行われる第1の期間中(記録走査Aが連続する期間)では、当該第1の期間以外の第2の期間(記録走査A以降の、通常領域Bに対する記録走査が行なわれる期間)に比べて予備吐出を頻繁に行っている。すなわち、濃度ムラが比較的発生しやすい第1の期間中における予備吐出の頻度を高め、一方、濃度ムラが比較的発生しにくい第2の期間中における予備吐出の頻度を低くしているのである。こうするとにより、上記濃度ムラの抑制に加え、記録に要する時間を最小限に抑えることができる。すなわち、上記濃度ムラの発生を抑えることだけを重視するならば、記録動作中における全記録走査の各々において予備吐出を行うことが最も有効である。しかしながら、各記録走査の度毎に予備吐出を行うと、その分、記録に要する時間が長くなってしまう。そこで、本実施形態では、記録に要する時間を極力短くしつつ濃度ムラを十分に低減するために、予備吐出の回数を、濃度ムラを抑制するために必要な最小限の回数としている。具体的には、前回の記録走査で使用しなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が連続する期間中では、それ以外の期間に比べて予備吐出を頻繁に行うようにしているのである。この構成によれば、「吐出口の使用状況の差に起因する濃度ムラを抑制すること」と「記録時間を極力短縮すること」という相反する課題を同時に解決することができる。
【0110】
なお、上記第1期間とは、図12によれば、記録走査時に使用吐出口を制限して画像の記録を行う第1記録モードにおける所定の記録走査(最初の記録走査A)から、記録走査時に使用吐出口を制限せずに画像の記録を行う第2の記録モードにおける最初の記録走査(再最後の記録走査A)までの期間を含むものである。
【0111】
図13は、本実施形態の2L版サイズの被記録材Pに対する縁なし記録方法の説明図である。図12の場合と同様に、記録ヘッドH1001の4回の走査で記録を完成し、それぞれの走査で用いる吐出口を異ならせる、いわゆる4パスのマルチパス記録を行う。2L版サイズの被記録材Pの走査にかかる時間は、A4サイズの被記録材Pの走査にかかる時間のおよそ半分であることから、端部領域Aと通常領域Bの切り替わり領域付近での予備吐出は以下のように行う。
【0112】
図13中の矢印Dで示す記録走査の前に、1.8秒間隔で実行される記録中の予備吐出が行われた場合は、2回の記録走査毎に1度ずつ確実に予備吐出が行われるように、図中矢印Cの走査の前に、キャップ内もしくは予備吐出口に向かって予備吐出を行う。また、矢印Dの記録走査前に、1.8秒間隔で実行される記録中の予備吐出が実行されなかった場合には、図中矢印Bの記録走査の前に、キャップ内もしくは予備吐出口に向かって予備吐出を行う。その後の記録中は1.8秒間隔で予備吐出を行う。
【0113】
このように、端部領域Aと通常領域Bの切り替わり領域付近にて予備吐出を行うことにより、前回の記録走査では使用しなかった吐出口内のインク蒸発量と、前回の記録走査で使用した吐出口内のインク蒸発量と、の差に起因する濃度ムラの発生を抑えることができる。また、予備吐出動作による記録時間の増加を最小限に抑えることもできる。
【0114】
本実施形態においては、2L版サイズより幅の小さい被記録材、およびデータサイズが2L版サイズの被記録材の幅に対応するサイズよりも小さい場合に、図13に示すように、記録走査の2回毎に1度の予備吐出を行う。しかし、2L版サイズより更に幅の小さい被記録材、およびデータサイズが2L版サイズの被記録材の幅に対応するサイズよりも更に小さい場合には、端部領域Aと通常領域Bの切り替わり領域付近での予備吐出のタイミングを3回の記録走査毎に1度の予備吐出を確実に行うように設定したり、4回の記録走査毎に1度の予備吐出を確実に行うように設定してもよい。
【0115】
また、図示の例は、被記録材Pの先端に対する縁なし記録方法に関するものであるが、例えば、図12及び図13図における被記録材Pの搬送方向を逆にして、被記録材Pの先端の位置を後端とすれば、その後端に対しても同様に縁なし記録が実施できることは容易に理解できる。
【0116】
更に、本実施形態は、縁なし記録方法に対する本発明の適用例である。しかし、縁なし記録方法以外でも、同様に、使用する吐出口を制限して記録をする領域と、その制限のない記録領域とを切り換える記録方法に対して、本発明は有効に適用することができる。
【0117】
(他の実施形態)
本発明は上述のように、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0118】
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0119】
またこの場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
【0120】
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0121】
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0122】
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、前回の記録走査時に使用される吐出口と、次回の記録走査時に使用される吐出口との関係に基づいて予備吐出を行うことにより、前回の記録走査では使用されなかった吐出口と、前回の記録走査で使用された吐出口との間の使用状況の差に起因する濃度ムラの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるインクジェットプリンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの外装部材を取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のプリンタに用いる記録ヘッドカートリッジの斜視図である。
【図4】図3の記録ヘッドカートリッジの分解斜視図である。
【図5】図4の記録ヘッドを斜め下方から観た分解斜視図である。
【図6】図1のプリンタにおける電気的回路の全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図7】図6におけるメインPCBの内部構成例を示すブロック図である。
【図8】図7のメインPCBにおけるASICの内部構成例を示すブロック図である。
【図9】図1のプリンタの動作例を示すフローチャートである。
【図10】図1のプリンタにおける被記録材の搬送路部分の概略側面図である。
【図11】図1のプリンタにおけるプラテン、吸収体、および被記録材の関係の説明図である。
【図12】図1のプリンタによるA4サイズの被記録材への記録方法の説明図である。
【図13】図1のプリンタによる2L版サイズの被記録材への記録方法の説明図である。
【図14】本発明の比較対象としてのインクジェットプリンタにおけるプラテン、吸収体、および被記録材の関係の説明図である。
【符号の説明】
M1000 装置本体
M1001 下ケース
M1002 上ケース
M1003 アクセスカバー
M1004 排出トレイ
M2015 紙間調整レバー
M2003 排紙ローラ
M3001 LFローラ
M3003 プラテンリブ
M3004 切り欠き
M3005 吸収体
M3019 シャーシ
M3022 自動給送部
M3029 搬送部
M3030 排出部
M4000 記録部
M4001 キャリッジ
M4002 キャリッジカバー
M4007 ヘッドセットレバー
M4021 キャリッジ軸
M5000 回復系ユニット
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0003 PGモータ
E0004 エンコーダセンサ
E0005 エンコーダスケール
E0006 インクエンドセンサ
E0007 PEセンサ
E0008 GAPセンサ(紙間センサ)
E0009 ASFセンサ
E0010 PGセンサ
E0011 コンタクトFPC(フレキシブルプリントケーブル)
E0012 CRFFC(フレキシブルフラットケーブル)
E0013 キャリッジ基板
E0014 メイン基板
E0015 電源ユニット
E0016 パラレルI/F
E0017 シリアルI/F
E0018 電源キー
E0019 リジュームキー
E0020 LED
E0021 ブザー
E0022 カバーセンサ
E1001 CPU
E1002 OSC(CPU内蔵オシレータ)
E1003 A/D(CPU内蔵A/Dコンバータ)
E1004 ROM
E1005 発振回路
E1006 ASIC
E1007 リセット回路
E1008 CRモータドライバ
E1009 LF/PGモータドライバ
E1010 電源制御回路
E1011 INKS(インクエンド検出信号)
E1012 TH(サーミスタ温度検出信号)
E1013 HSENS(ヘッド検出信号)
E1014 制御バス
E1015 RESET(リセット信号)
E1016 RESUME(リジュームキー入力)
E1017 POWER(電源キー入力)
E1018 BUZ(ブザー信号)
E1019 発振回路出力信号
E1020 ENC(エンコーダ信号)
E1021 ヘッド制御信号
E1022 VHON(ヘッド電源ON信号)
E1023 VMON(モータ電源ON信号)
E1024 電源制御信号
E1025 PES(PE検出信号)
E1026 ASFS(ASF検出信号)
E1027 GAPS(GAP検出信号)
E0028 シリアルI/F信号
E1029 シリアルI/Fケーブル
E1030 パラレルI/F信号
E1031 パラレルI/Fケーブル
E1032 PGS(PG検出信号)
E1033 PM制御信号(パルスモータ制御信号)
E1034 PGモータ駆動信号
E1035 LFモータ駆動信号
E1036 CRモータ制御信号
E1037 CRモータ駆動信号
E0038 LED駆動信号
E1039 VH(ヘッド電源)
E1040 VM(モータ電源)
E1041 VDD(ロジック電源)
E1042 COVS(カバー検出信号)
E2001 CPU I/F
E2002 PLL
E2003 DMA制御部
E2004 DRAM制御部
E2005 DRAM
E2006 1284 I/F
E2007 USB I/F
E2008 受信制御部
E2009 圧縮・伸長DMA
E2010 受信バッファ
E2011 ワークバッファ
E2012 ワークエリアDMA
E2013 記録バッファ転送DMA
E2014 プリントバッファ
E2015 記録データ展開DMA
E2016 展開用データバッファ
E2017 カラムバッファ
E2018 ヘッド制御部
E2019 エンコーダ信号処理部
E2020 CRモータ制御部
E2021 LF/PGモータ制御部
E2022 センサ信号処理部
E2023 モータ制御バッファ
E2024 スキャナ取込みバッファ
E2025 スキャナデータ処理DMA
E2026 スキャナデータバッファ
E2027 スキャナデータ圧縮DMA
E2028 送出バッファ
E2029 ポート制御部
E2030 LED制御部
E2031 CLK(クロック信号)
E2032 PDWM(ソフト制御信号)
E2033 PLLON(PLL制御信号)
E2034 INT(割り込み信号)
E2036 PIF受信データ
E2037 USB受信データ
E2038 WDIF(受信データ/ラスタデータ)
E2039 受信バッファ制御部
E2040 RDWK(受信バッファ読み出しデータ/ラスタデータ)
E2041 WDWK(ワークバッファ書込みデータ/記録コード)
E2042 WDWF(ワークフィルデータ)
E2043 RDWP(ワークバッファ読み出しデータ/記録コード)
E2044 WDWP(並べ替え記録コード)
E2045 RDHDG(記録展開用データ)
E2047 WDHDG(カラムバッファ書込みデータ/展開記録データ)
E2048 RDHD(カラムバッファ読み出しデータ/展開記録データ)
E2049 ヘッド駆動タイミング信号
E2050 データ展開タイミング信号
E2051 RDPM(パルスモータ駆動テーブル読み出しデータ)
E2052 センサ検出信号
E2053 WDHD(取込みデータ)
E2054 RDAV(取込みバッファ読み出しデータ)
E2055 WDAV(データバッファ書込みデータ/処理済データ)
E2056 RDYC(データバッファ読み出しデータ/処理済データ)
E2057 WDYC(送出バッファ書込みデータ/圧縮データ)
E2058 RDUSB(USB送信データ/圧縮データ)
E2059 RDPIF(1284送信データ)
H1000 記録ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1100 記録素子基板
H1100T 吐出口
H1200 第1のプレート
H1201 インク供給口
H1300 電気配線基板
H1301 外部信号入力端子
H1400 第2のプレート
H1500 タンクホルダー
H1501 インク流路
H1600 流路形成部材
H1700 フィルター
H1800 シールゴム
H1900 インクタンク
H1600d 連通路
P 被記録材

Claims (14)

  1. インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させながら被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が複数回連続して行われる第1期間中では、それ以外の第2期間に比べて前記予備吐出を頻繁に行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録走査時に使用吐出口を制限して画像の記録を行う第1の記録モードと、前記記録走査時に使用吐出口を制限せずに画像の記録を行う第2の記録モードを有し、
    前記第1期間とは、前記第1の記録モードにおける所定の記録走査から前記第2の記録モードにおける最初の記録走査までの期間を含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1期間中における予備吐出は各記録走査の度毎に実行され、前記第2期間中における予備吐出は所定の時間間隔で実行されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させて被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査の前に、前記予備吐出が行われるよう制御する制御手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 前記記録走査時に使用吐出口を制限して画像の記録を行う第1の記録モードを有し、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査とは、前記第1の記録モードにおける複数回の記録走査のうち、前回の記録走査時に使用を制限されていた吐出口が使用可能となった記録走査のことであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記被記録材の1頁に対する記録中において、前記予備吐出は所定の時間間隔で行われ、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口が次の記録走査において使用されるようになった場合、前記所定の時間間隔の経過前であっても前記次の記録走査の直前において前記予備吐出が行われることを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記被記録材の搬送方向の端部を含む端部領域に対する記録動作は、記録走査時に使用吐出口を制限して画像の記録を行う第1の記録モードにより実行されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記端部領域は、前記被記録材の端部より内側の領域および当該端部より外側にはみ出した領域を含むことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記予備吐出は、前記被記録材上以外の場所に向かってインクを吐出することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させながら被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録方法であって、前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が複数回連続して行われる第1期間中では、それ以外の第2期間に比べて前記予備吐出を頻繁に行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
  11. インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させて被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録方法であって、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査の前に、前記予備吐出を常に行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
  12. インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させながら被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置を制御するための制御プログラムであって、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる記録走査が複数回連続して行われる第1期間中では、それ以外の第2期間に比べて前記予備吐出が頻繁に行われるよう制御する工程をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  13. インクを吐出可能な複数の吐出口を有する記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを主走査方向に移動させて被記録材にインクを吐出する記録走査と、前記被記録材を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより前記被記録材に対し画像の記録を行い、かつ前記記録走査と記録走査の間において前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を行うことが可能なインクジェット記録装置を制御するための制御プログラムであって、
    前回の記録走査時に使用されなかった吐出口を新たに使用することになる次の記録走査の前に、前記予備吐出が常に行われる制御する工程をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  14. コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であって、
    請求項10または11に記載のインクジェット記録方法をコンピュータに実行させるための制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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