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JP2004078626A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

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JP2004078626A
JP2004078626A JP2002238783A JP2002238783A JP2004078626A JP 2004078626 A JP2004078626 A JP 2004078626A JP 2002238783 A JP2002238783 A JP 2002238783A JP 2002238783 A JP2002238783 A JP 2002238783A JP 2004078626 A JP2004078626 A JP 2004078626A
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JP2002238783A
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Satoshi Takaoka
高岡 聡
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】製品開発過程において作り込まれた不具合や、想定外の使用による仕様上の問題が、製品を購入した利用者へ製品が設置された後に発見された場合、不具合を対策した部品やソフトウエア、製品そのものの交換が行われていた。
【解決手段】複写動作モードが設定されると(ステップS71)、不具合情報を確認し(ステップS73)、当該不具合情報を読み込み(ステップS74)、その中の<発生モード>の中の定義を確認する(ステップS75)。そして、指定された複写モードと一致する場合は、不具合情報の<処理種別>の定義を確認し(ステップS76)。処理種別が「禁止」の場合はその処理(ステップS77〜S79)を実行し、「警告」の場合はその処理(ステップS80〜S82)を実行する。
【選択図】    図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関し、特に設置された後に発見された不具合による誤動作を防止可能とする情報処理装置および情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報処理装置の多機能化に伴い、情報処理装置の操作方法も複雑になっており、利用者が意図としない操作や、目的の操作が行えないといった弊害も多くなってきている。これらの問題を解決するために、たとえば、施設管理装置という機能的な特性に着目し、あらかじめ登録された時間帯での操作を禁止することで、誤操作を防止しようとする技術が提案されている(特開平6−251262号公報参照)。また、ホストコンピューターに接続された半導体露光装置の誤操作による危険を防止するために、ホストコンピューターからの接続で半導体露光装置の操作を禁止する技術も提案されている(特開平11−54429号公報参照)。
【0003】
一方、前述したように、あらかじめ、製品仕様として、適切でない操作を防止することは比較的容易であり、その実現方法もさまざまに存在する。しかし、製品仕様でない不具合、すなわち製品開発過程において作り込まれた不具合や、想定外の使用による仕様上の問題が、製品を購入した利用者へ製品が設置された後に発見された場合には、不具合を対策した部品やソフトウエア、製品そのものの交換が行われていた。またその不具合が、製品の能力などにより対応できない場合には、操作上の告知をもって対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら不具合は通常は短期間で対応することは困難であり、その期間に再度、同じような不具合が発生しても、それを防止することができなかった。また、新規製品の設置初期においては、不具合が多数発見されることが多く、また同一不具合が多数の利用者によって指摘される割合も高いが、このような場合でもクレーム対応窓口などで、都度対応しなければならなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設置後に発見された不具合を、その不具合が解決されるまでの間防止することができ、また不具合を解決できない場合でもその旨を利用者に通知できる情報処理装置および情報処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置および情報処理方法では、操作手順が指定されたとき、操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定する不具合情報を取得し、指定された操作手順が、取得した不具合情報に基づく操作手順と一致するかを確認し、その確認結果が一致の場合に、取得した不具合情報で規定される処理種別にしたがって処理を行う。
【0007】
情報処理装置において、種々の操作手順で不具合が発生したときに、その対処のために各操作手順ごとに行う処理の内容を処理種別とし、不具合情報によって操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定する。そして、操作手順が指定されたときに、その指定された操作手順が、取得した不具合情報に基づく操作手順と一致するかを確認する。この確認結果が一致の場合は、今回指定された操作手順が不具合を発生する操作手順である。したがって、不具合情報によって規定される処理種別の内容の処理を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウエア構成を示すブロック図である。図1から明らかなように、本実施形態に係る情報処理装置は、CPU11、表示部12、入力部13、外部記憶装置14、ネットワークインターフェース15、外部機器インターフェース16、RAM17、ROM18、印刷装置19、記憶装置20および画像読取り装置21を有し、バスライン22を介して相互に接続された構成となっている。
【0010】
CPU11は、ROM18に格納された本情報処理装置の制御ソフトウエアを実行する。RAM17は、制御ソフトウエア実行時の作業データを格納する。画像読取り装置21は、画像を光学的に読み取って電子情報に変換する。記憶装置20は、画像読取り装置21による読取画像やネットワークインターフェース15、外部機器インターフェース16を通じて受け取った情報などを記憶する。表示部12/入力部13は、ディスプレイ、タッチパネルスイッチ、マウス、専用ボタンとの入出力を行い、本情報処理装置の設定入力、制御指示の入力、状態の表示を行う。印刷装置19は、記憶装置20に格納された情報を印刷する。
【0011】
図2は、上記構成の本実施形態に係る情報処理装置を用いたシステム構成例を示す構成図である。本システムは、情報処理装置31と外部サーバー32とがネットワーク33を介して相互に接続され、また情報処理装置31にはパーソナルコンピュータなどの外部機器34が適宜接続可能な構成となっている。かかる構成のシステムにおいて、情報処理装置31として、上記構成の本実施形態に係る情報処理装置が用いられる。外部サーバー32は、情報処理装置31に関する不具合情報を管理する不具合情報管理装置としての機能を持っている。
【0012】
情報処理装置31は、ネットワークインターフェース15を通じて、不具合情報が保持されている外部サーバー(不具合情報管理装置)32にアクセスすることができる。また、ネットワーク33に接続されていない場合でも、外部機器インターフェース16を通じて外部機器34が接続されている場合には、この外部機器34を不具合情報管理装置として動作させるようにすることができる。
【0013】
図3は、情報処理装置31のソフトウエア構成、即ち本実施形態に係る情報処理装置が持つ各機能を示す機能ブロック図である。この情報処理装置31では、種々の操作手順において、その操作手順で不具合が発生したときに、その対処のために各操作手順ごとに行う処理の内容を処理種別とし、不具合情報によって操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定することとする。
【0014】
図3から明らかなように、本情報処理装置31は、表示手段41、選択手段42、不具合情報取得手段43、不具合管理装置登録手段44、装置情報送信手段45、操作手順確認手段46、処理手段47、取得条件設定手段48、取得条件検出手段49、不具合情報更新指示検出手段50、操作手順記憶手段51および問い合わせ指示検出手段52を有する構成となっている。
【0015】
上記構成の情報処理装置31において、表示手段41は図1の表示部12に相当し、当該情報処理装置31の状態を表示する機能を持っている。選択手段42はタッチパネルスイッチや専用ボタンなどからなり、表示手段41に表示された内容を選択する機能を持っている。この表示手段41と選択手段42により、操作手順(操作モード)を指定する指定手段を構成している。
【0016】
不具合情報取得手段43は、操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定する不具合情報を取得する機能を持っている。ここで、処理種別は、指示された操作を無効とし、その旨を表示手段41に表示する禁止処理、または指示された操作を有効とし、警告の旨を表示手段41に表示する警告処理である。不具合情報の取得の詳細については後述する。
【0017】
不具合管理装置登録手段44は、不具合情報管理装置(図2のシステムでは、外部サーバー32や外部機器34)を登録する機能を持っている。装置情報送信手段45は、不具合管理装置登録手段44に登録された不具合情報管理装置へ、本情報処理装置31の装置情報を送信する機能を持っている。ここで、装置情報は、少なくとも情報処理装置31を特定する機械番号または、情報処理装置31に搭載されたソフトウエアのバージョン(Version)を含む。
【0018】
不具合情報取得手段43は、不具合管理装置登録手段44に登録された不具合情報管理装置へ装置情報送信手段45により装置情報を送信した結果として、当該不具合情報管理装置から不具合情報を取得する。操作手順確認手段46は、指定された操作手順が、不具合情報取得手段43で取得した不具合情報に基づく操作手順、即ち当該不具合情報によって規定される処理種別に基づく操作手順と一致するかを確認する機能を持っている。処理手段47は、操作手順確認手段46の確認結果が一致の場合に、処理種別にしたがって処理種別の内容の処理を行う機能を持っている。
【0019】
取得条件設定手段48は、不具合情報を取得する時刻または間隔を設定する機能を持っている。取得条件検出手段49は、取得条件設定手段48で設定された時刻または間隔を検出する機能を持っている。不具合情報取得手段43は、取得条件検出手段49が取得条件の一致を検出した場合に、不具合情報管理装置から不具合情報を取得する。不具合情報更新指示検出手段50は、不具合情報の更新指示を検出する機能を持っている。不具合情報取得手段43は、不具合情報更新指示検出手段50により更新指示を検出した場合に、不具合情報管理装置から不具合情報を取得する。
【0020】
操作手順記憶手段51は、操作手順を記憶する機能を持っている。また、不具合問い合わせ指示検出手段52は、不具合問い合わせ指示を検出する機能を持っている。不具合問い合わせ指示検出手段52により問い合わせ指示を検出した場合に、装置情報送信手段45は操作手順記憶手段51が記憶している操作手順を加えて装置情報として不具合情報管理装置へ送信する。このとき、処理手段47は、その送信の結果不具合情報取得手段43が取得した不具合情報にしたがって処理を行う。
【0021】
次に、上記構成の情報処理装置31における主に利用者によって設定入力されたときの処理手順について、その処理の全体の流れを示す図4のフローチャートにしたがって、図5および図6の操作画面表示例を参照しつつ説明する。ここでは、情報処理装置31が例えば複写機の場合を例に採って説明するものとする。また、以降の各処理は、図3の機能ブロック図における各機能部によって実行されることになる。
【0022】
初期段階では、表示部12には、図5に示すような複写動作操作画面が表示される(ステップS11)。この複写動作操作画面では、利用者が「基本」または「応用」を選択することによって複写動作(基本/応用)モードを設定し、また「その他」を選択することによって図6に示すような装置への設定操作画面へ切り替える操作を行うことができる。この複写動作操作画面の表示状態において、複写動作モードの設定か否かを判断し(ステップS12)、複写動作モードの設定であれば、複写動作モード設定のための処理を行う(ステップS13)。
【0023】
複写動作操作画面の表示状態において、「その他」の選択によって図6の設定操作画面へ切り替える操作が行われた場合は、当該設定操作画面上での利用者による選択入力を待つ。装置への設定画面では、一例として、「センター登録」、「センター呼び出し条件登録」、「トラブル情報更新」および「トラブル問い合わせ」のいずれかを選択できるようになっている。
【0024】
設定操作画面の表示状態において、先ず、「センター登録」が選択されたか否かを判断する(ステップS14)。「センター登録」の選択であれば、センター登録のための処理を行う(ステップS15)。次いで、「センター呼び出し条件登録」が選択されたか否かを判断する(ステップS16)。「センター呼び出し条件登録」の選択であれば、センター呼び出し条件登録のための処理を行う(ステップS17)。
【0025】
次いで、「トラブル情報更新」が選択されたか否かを判断する(ステップS18)。「トラブル情報更新」の選択であれば、トラブル情報更新のための処理を行う(ステップS19)。次いで、「トラブル問い合わせ」が選択されたか否かを判断する(ステップS20)。「トラブル問い合わせ」の選択であれば、トラブル問い合わせのための処理を行う(ステップS21)。ここまでは、操作画面上での利用者による操作に応じて各処理が実行されることになるが、最後に、一定の時間間隔ごとにセンター呼び出し確認の処理を行う(ステップS22)。
【0026】
続いて、「センター登録」、「センター呼び出し条件登録」、「トラブル情報更新」および「トラブル問い合わせ」の各処理を行うサブルーチンの具体的な処理について説明する。
【0027】
先ず、センター登録のためのサブルーチンの処理について、その処理の流れを示す図7のフローチャートにしたがって説明する。センター登録時には、図8に示すように、「トラブル管理センターのアドレスを登録してください。」なるメッセージを含むセンター登録画面が表示される。このセンター登録画面の表示状態において、利用者はトラブル管理センターのアドレスを設定入力する(ステップS31)。ここでは、不具合情報管理装置が設置されているインターネットアドレスを文字列で登録する場合を例に挙げている。アドレス入力が終了したら、表示画面上の「決定」を押すことで設定終了となる(ステップS32)。
【0028】
次に、センター呼び出し条件登録のためのサブルーチンの処理について、その処理の流れを示す図9のフローチャートにしたがって説明する。センター呼び出し条件登録時には、図10に示すように、「トラブル管理センターの呼び出し条件を登録してください。」なるメッセージを含むセンター読み出し条件登録画面が表示される。
【0029】
このセンター読み出し条件登録画面の表示状態において、利用者は先ず、呼び出し時刻を設定入力し(ステップS41)、次いで呼び出し周期を設定入力する(ステップS42)。これらの入力が終了したら、表示画面上の「決定」を押すことで設定終了となる(ステップS43)。このようにして、不具合情報管理装置へのアクセス時刻およびその周期を指定することにより、一定間隔で不具合情報を自動的に更新することができる。
【0030】
次に、トラブル情報更新のためのサブルーチンの処理について、その処理の流れを示す図11のフローチャートにしたがって説明する。トラブル情報更新時には、図12に示すような不具合情報更新操作画面が表示される。この不具合情報更新操作画面の表示状態において、利用者によってトラブル情報更新が指示されると、先ず、センターアドレスが登録済みであるか否かを確認する(ステップS51)。センターアドレスが登録されていなければ、本サブルーチンの処理を終了する。
【0031】
センターアドレスが登録済みであれば、先ず情報処理装置の機械番号を読み出す(ステップS52)。この機械番号は、唯一の装置を特定するための番号であり、通常は工場出荷時に記憶装置にて記憶される。次に、ソフトウエアのバージョンを読み出す(ステップS53)。ソフトウエアのバージョンは、ROM18(図1参照)に記憶された制御ソフトウエアの一部として搭載されたソフトウエアを特定するために書き込まれている。
【0032】
次に、指定されたセンターアドレスに基づいてネットワークインターフェース15を通して不具合情報を管理している外部サーバー32にアクセスし、取得した機械番号、ソフトウエアのバージョンを外部サーバー32に送信する(ステップS54)。ここでは、アクセス手段については特に規定していないが、例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のインターネットで主流となっている標準プロトコルを用いることが望ましい。
【0033】
情報処理装置31から機械番号、ソフトウエアのバージョンを受信すると、外部サーバー32は、取得した情報からその時点で保持している不具合情報を特定して情報処理装置31へ送信する。情報処理装置31では、外部サーバー32からの不具合情報の受信を待ち(ステップS55)、受信したら取得した不具合情報を記憶装置20に格納する。
【0034】
なお、図2の構成図での説明にて述べたように、情報処理装置31の外部機器インターフェース14に外部機器34が接続されている場合には、この外部機器34を外部サーバーとしてアクセスすることもできる。
【0035】
図13は、不具合情報の内容例を示す図である。この例では、不具合情報は、XML(eXtensible Markup Language)で表現している。<不具合情報>から</不具合情報>までがその内容の定義部である。<不具合番号>は定義されている不具合情報の管理番号である。
【0036】
<発見日時>は不具合が発見された日時、<有効期限>はこの情報の有効期限、<発生モード>は不具合発生時の操作モード、<処理種別>は同一操作モード時に処理すべき処理種別、<ステータス>はこの不具合情報のステータス状況、<表示文書>は<処理種別>にしたがって処理を行うときに表示部12に表示される文書を示している。またここでは、<発生モード>はさらに<トレイ><倍率><濃度>によりその指定内容が表現されているが、この内容は情報処理装置31で指定される発生モード種別が指定される。また、上記不具合情報は複数定義が可能である。
【0037】
次に、センター呼び出し確認のためのサブルーチンの処理について、その処理の流れを示す図14のフローチャートにしたがって説明する。先ず、センター呼び出し時刻および周期を取得し(ステップS61)、次いで現在時刻を取得する(ステップS62)。そして、呼び出し条件が一致するか否かを判定し(ステップS63)、一致する場合には、先述したトラブル情報更新の処理(図11の処理)を実施する(ステップS64)。
【0038】
続いて、本発明に係る情報処理方法、即ち情報処理装置31が設置された後に発見された不具合による誤動作を防止可能にするための処理方法について、図15のフローチャートにしたがって説明する。以下に説明する一連の処理は、主に、図3の機能ブロック図における表示手段41、選択手段42、不具合情報取得手段43、操作手順確認手段46および処理手段47によって実行される。
【0039】
利用者は、図5に示す複写動作操作画面上において、複写動作モードを設定する(ステップS71)。この例では、「用紙トレイ」、「複写倍率」、「コピー濃度」、「とじしろ」を指定することで複写モードが決定される。複写モードの設定終了は、例えば入力部13にある複写開始ボタンが押されることで判定することができる(ステップS72)。
【0040】
複写動作モードの設定が終了した時点で記憶装置20に格納されている不具合情報を確認する(ステップS73)。記憶装置20に不具合情報が格納されていたら、当該不具合情報を読み込み(ステップS74)、その中の<発生モード>の中の定義を確認する(ステップS75)。なお、<有効期限>や<ステータス>を確認して、その不具合情報が無効である場合は、その情報の<発生モード>の確認は行わない。
【0041】
図13に示す不具合情報の内容例で考えると、トレイ=1、倍率=100%、濃度=自動、とじしろ=右10がこの不具合の発生モードを示しており、指定された複写モードと一致する場合には、不具合情報の<処理種別>の定義を確認する(ステップS76)。処理種別が「禁止」である場合には、それまで指定された複写モードを解除し(ステップS77)、禁止用の<表示文書>を画面に表示する(ステップS78)。図16に、この禁止動作画面例を示す。この禁止動作画面上において、利用者が「閉じる」のボタンを押すと(ステップS79)、再び図5の複写動作操作画面が表示される。このとき、複写開始指示はキャンセルされる。
【0042】
ステップS76において、処理種別が「警告」であると判定した場合は、警告用の<表示文書>を画面に表示する(ステップS80)。図17に、この警告動作画面例を示す。この警告動作画面上において、利用者が「閉じる」のボタンを押すと(ステップS81)、画像読取り装置21が動作を開始し、複写原稿を読み取って記憶装置20に記憶し、次いで指定された複写モードにしたがって印刷装置19が読み取り画像を印刷する一連の複写動作を行う(ステップS82)。
【0043】
上述したように、複写機などの情報処理装置において、操作手順(複写機の例では、複写モード)が指定されたときに、操作手順と対応する不具合時の処理種別、例えば禁止処理/警告処理を規定する不具合情報を取得し、指定された操作手順が、取得した不具合情報に基づく操作手順と一致するかを確認し、その確認結果が一致の場合に、取得した不具合情報で規定される処理種別にしたがって禁止処理または警告処理を行うことで、情報処理装置の設置後に発見された不具合を、その不具合が解決されるまでの間防止することができ、また不具合を解決できない場合でもその旨を利用者に通知できる。
【0044】
次に、不具合問い合わせの指示があった場合における処理手順について、図18のフローチャートにしたがって説明する。
【0045】
図6に示す設定操作画面にて、利用者がトラブル問い合わせを選択すると、本処理フローが呼び出される。本処理フローでは先ず、センターアドレスが登録済みか否かを判断し(ステップS91)、登録済みであれば、前述した機械番号を取得し(ステップS92)、次いでソフトウエアのバージョンを取得し(ステップS93)、次いでその時点で設定されている複写モードを取得し(ステップS94)、これらを不具合情報管理装置へ送信する(ステップS95)。
【0046】
図19に、このときの装置情報例を示す。この装置情報も前述したXMLを用いて表現している。<装置情報></装置情報>までが装置情報定義部である。ここでは、<機械番号><Version><発見日時><操作手順>が示されている。不具合情報管理装置では、もし、送信された複写モードから新規不具合と判断された場合には、不具合情報の<ステータス>を新規に設定し、対処方法を<表示文書>に記述して情報処理装置31に送信する。
【0047】
情報処理装置31では、不具合情報管理装置(センター)からの不具合情報の受信を待つ(ステップS96)。受信したら、受け取った不具合情報を記憶装置20に格納し(ステップS97)、不具合問い合わせ用の<表示文書>を画面に表示する(ステップS98)。図20に、このときの画面表示例を示す。この不具合問い合わせ指示操作画面上において、利用者が「閉じる」のボタンを押すと(ステップS99)、一連の処理を終了する。
【0048】
このように、不具合問い合わせ指示があった場合に、指定された操作手順を加えて装置情報として不具合情報管理装置へ送信し、その結果取得した不具合情報にしたがって処理を行うことで、まだ発見されていない不具合を、簡単な操作で登録することができるので、利用者の問い合わせの手間を軽減することができるという利点がある。
【0049】
なお、本実施形態では、不具合情報についてその実施方法を述べたが、たとえば、不具合情報の代わりに、新規に追加された機能の説明や、関連する商品、マニュアルやインターネット上のWebページの紹介であっても同様の構成で実現することが可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作手順が指定されたときに、操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定する不具合情報を取得し、指定された操作手順が、取得した不具合情報に基づく操作手順と一致するかを確認し、その確認結果が一致の場合に、取得した不具合情報で規定される処理種別にしたがって処理を行うことで、情報処理装置の設置後に発見された不具合を、その不具合が解決されるまでの間防止することができ、また不具合を解決できない場合でもその旨を利用者に通知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る情報処理装置を用いたシステム構成例を示す構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る情報処理装置が持つ各機能を示す機能ブロック図である。
【図4】主に利用者によって設定入力された場合における処理の全体の流れを示すフローチャートである。
【図5】複写動作操作画面の表示例を示す図である。
【図6】装置への設定操作画面の表示例を示す図である。
【図7】センター登録のための処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】センター登録画面の表示例を示す図である。
【図9】センター呼び出し条件登録のための処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】センター読み出し条件登録画面の表示例を示す図である。
【図11】トラブル情報更新のための処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】不具合情報更新操作画面の表示例を示す図である。
【図13】不具合情報の内容例を示す図である。
【図14】センター呼び出し確認のための処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る情報処理方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】禁止動作画面の表示例を示す図である。
【図17】警告動作画面の表示例を示す図である。
【図18】不具合問い合わせの指示があった場合における処理手順を示すフローチャートである。
【図19】装置情報例を示す図である。
【図20】不具合問い合わせのときの画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…表示部、13…入力部、14…外部記憶装置、15…ネットワークインターフェース、16…外部機器インターフェース、17…RAM、18…ROM、19…印刷装置、20…記憶装置、21…画像読取り装置、31…情報処理装置、32…外部サーバー(不具合情報管理装置)、34…外部機器

Claims (12)

  1. 操作手順を指定する指定手段と、
    操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定する不具合情報を取得する不具合情報取得手段と、
    前記指定手段によって指定された操作手順が、前記不具合情報取得手段で取得した不具合情報に基づく操作手順と一致するかを確認する操作手順確認手段と、
    前記操作手順確認手段の確認結果が一致の場合に、前記不具合情報取得手段で取得した不具合情報で規定される処理種別にしたがって処理を行う処理手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記処理種別は、指示された操作を無効とし、その旨を表示する禁止処理、または指示された操作を有効とし、警告の旨を表示する警告処理である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 請求項1記載の情報処理装置においてさらに、
    前記不具合情報を管理するための不具合情報管理装置を登録する不具合管理装置登録手段と、
    前記不具合管理装置登録手段に登録された不具合情報管理装置へ情報処理装置の装置情報を送信する装置情報送信手段とを備え、
    前記不具合情報取得手段は、前記装置情報送信手段により前記装置情報を送信した結果として、前記不具合情報管理装置から不具合情報を取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記装置情報は、少なくとも情報処理装置を特定する機械番号または情報処理装置に搭載されたソフトウエアのバージョンを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 請求項3記載の情報処理装置においてさらに、
    前記不具合情報を取得する時刻または間隔を設定する取得条件設定手段と、
    前記取得条件設定手段で設定された時刻または間隔を検出する取得条件検出手段とを備え、
    前記不具合情報取得手段は、前記取得条件検出手段が取得条件の一致を検出した場合に、前記不具合情報管理装置から不具合情報を取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項3記載の情報処理装置においてさらに、
    前記不具合情報の更新指示を検出する不具合情報更新指示検出手段を備え、
    前記不具合情報取得手段は、前記不具合情報更新指示検出手段により更新指示を検出した場合に、前記不具合情報管理装置から不具合情報を取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項3記載の情報処理装置においてさらに、
    操作手順を記憶する操作手順記憶手段と、
    不具合問い合わせ指示を検出する不具合問い合わせ指示検出手段とを備え、
    前記装置情報送信手段は、前記不具合問い合わせ指示検出手段により問い合わせ指示を検出した場合に、前記操作手順記憶手段が記憶している操作手順を加えて装置情報として前記不具合情報管理装置へ送信し、
    前記処理手段は、前記装置情報送信手段による送信の結果前記前記不具合情報取得手段が取得した不具合情報にしたがって処理を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  8. 操作手順が指定されたとき、操作手順と対応する不具合時の処理種別を規定する不具合情報を取得し、
    指定された操作手順が、取得した不具合情報に基づく操作手順と一致するかを確認し、
    その確認結果が一致の場合に、取得した不具合情報で規定される処理種別にしたがって処理を行う
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 前記不具合情報を管理するための不具合情報管理装置へ情報処理装置の装置情報を送信し、
    その送信結果として前記不具合情報管理装置から不具合情報を取得する
    ことを特徴とする請求項8記載の情報処理方法。
  10. あらかじめ設定した時刻または間隔で前記不具合情報管理装置から不具合情報を取得する
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
  11. 前記不具合情報の更新指示があった場合に、前記不具合情報管理装置から不具合情報を取得する
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
  12. 不具合問い合わせ指示があった場合に、指定された操作手順を加えて装置情報として前記不具合情報管理装置へ送信し、その結果取得した不具合情報にしたがって処理を行う
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009134395A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Hitachi Ltd 情報処理端末装置、及び情報処理端末装置における情報送信方法
JP2017061045A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理システム
CN107102909A (zh) * 2017-03-17 2017-08-29 北京航空航天大学 一种面向复杂软件密集型系统的故障分类方法

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