JP2004072623A - 映像投影システムにおける映像投影位置の調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の映像投影装置それぞれから投影する映像投影位置の調整を容易にする映像投影位置の調整方法を提供する
【解決手段】映像投影装置10及び11は、投影する映像を互いに重複させる重複部において、投影位置調整用のマーカーである格子パターン15を含む投影位置調整映像12と、格子パターン16を含む投影位置調整映像13をそれぞれ投影する(ステップS1)。この格子パターン15と格子パターン16は互いに異なる色であり、格子パターン15及び16の重なりの度合いを確認しつつ(ステップS2)、これらの合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されるまで(ステップS3)、映像投影位置の調整を行う(ステップS4)。したがって、スクリーン上に表示されるパターンの色から、映像投影位置の調整が完了した状態と、不完全な状態とを容易に区別できる。その結果、映像投影位置の調整が容易となる。
【選択図】 図1
【解決手段】映像投影装置10及び11は、投影する映像を互いに重複させる重複部において、投影位置調整用のマーカーである格子パターン15を含む投影位置調整映像12と、格子パターン16を含む投影位置調整映像13をそれぞれ投影する(ステップS1)。この格子パターン15と格子パターン16は互いに異なる色であり、格子パターン15及び16の重なりの度合いを確認しつつ(ステップS2)、これらの合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されるまで(ステップS3)、映像投影位置の調整を行う(ステップS4)。したがって、スクリーン上に表示されるパターンの色から、映像投影位置の調整が完了した状態と、不完全な状態とを容易に区別できる。その結果、映像投影位置の調整が容易となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおいて、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像投影位置の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述したような映像投影システムにおいては、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像を互いにその境界において所定の幅で重なり合わせることによって、それぞれの映像の境界が途切れることなく、自然な合成映像が得られるように構成している。このような、映像投影システムにおいて、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像の投影位置を調整するための従来の映像投影位置の調整方法として、以下の方法が知られている。図14は従来の映像投影システム100における映像投影位置の調整方法の概念を説明するための図である。図14では、映像投影システム100が二つの映像投影装置101及び102によって構成される例を示している。従来の映像投影位置の調整方法では、図14に示すように、映像投影装置101から格子パターン105を含む投影位置調整映像103を投影し、映像投影装置102から格子パターン105と同色同形状の格子パターン106を含む投影位置調整映像104を投影する。これらの格子パターン105と106はそれぞれ、投影位置調整映像103と104の境界における所定幅の領域にあり、この領域は映像投影装置101及び102がそれぞれ投影する映像によって合成映像を生成する際に、それらの映像を互いに重ね合わせる領域となる。そして、従来の映像投影位置の調整方法においては、格子パターン105と格子パターン106が互いに重なって、一つの格子パターンとして表示されるまで、映像投影装置101及び102の映像投影位置を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来の映像投影システム100における映像投影位置の調整方法の問題点に関し、図15〜図18を参照して説明する。図15及び図16は、二つのの映像投影装置101及び102の映像投影位置が、上述した格子のピッチで半ピッチ分離れている場合と近づきすぎた場合を示している。図15及び図16に示すように、従来の映像投影位置の調整方法では、格子半ピッチ分、映像の投影位置が離れている場合と近づきすぎた場合とでは、格子パターン105と格子パターン106とによって表示されるパターンが、同色同形状のパターンに見えるために、両者の区別がつかない。したがって、映像投影装置101及び102の映像投影位置を互いに離れるようにすべきなのか、近づけるようにすべきなのかの判断が困難であった。
【0004】
また、格子パターン105及び106が互いに重なって、映像投影位置の調整が完了したように見えても、以下のような問題点がある。図17及び図18は、格子パターンを構成する互いに垂直な線が交差する部分を拡大した図であって、図17は格子パターン105及び106が完全に重なり合っている場合を示し、図18は格子パターン105及び106が1ドット以下の量でずれている場合を示す。なお、図18においては、格子パターン105と格子パターン106のずれをわかりやすくするために、格子パターン106の内部を斜線のハッチングパターンとしているが、実際には格子パターン105と格子パターン106とは同色である。図17及び図18に示すように、格子パターン105及び106が互いに重なって、映像投影位置の調整が完了したように見えても、両者が完全に重なっている場合と、1ドット以下のずれがある場合とでは、格子パターン105と格子パターン106が同色であるため、両者の見分けがつきにくい。したがって、映像投影装置101及び102の映像投影位置を良好に調整することが困難であった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおいて、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像投影位置の調整を容易にする映像投影位置の調整方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の映像投影位置の調整方法は、複数の映像投影装置からそれぞれ投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおける、上記複数の映像投影装置それぞれの映像投影位置の調整方法であって、上記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の上記映像投影装置が、各々異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に互いに重なり合うマーカーを、それぞれの上記重複部に含む投影位置調整映像を投影する投影ステップと、当該互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の上記映像投影装置によって、それぞれ投影される上記マーカーが、互いに重なり合うことによって生成される合成色のみがスクリーン上に表示されるまで、それぞれの上記映像投影装置による映像投影位置を調整する調整ステップとを備えることを特徴としている。
【0007】
本発明の映像投影位置の調整方法によれば、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影するものが、それぞれの重複部にマーカーを含めた投影位置調整映像を投影する。そして、それぞれの投影位置調整映像に含まれるマーカーは互いに色が異なる。したがって、これらのマーカーが完全に重なって映像投影位置の調整が完了した際には、それぞれのマーカーが本来有する色は消え、これらのマーカーが重なりあって生成される合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されるので、映像投影位置の調整が完了したか否かを、表示された色によって容易に判断できる。その結果、映像投影位置の調整が容易となる。
【0008】
また、本発明の映像投影位置の調整方法においては上記複数の映像投影装置から投影する上記投影位置調整映像に含む上記マーカーは、格子パターンであることを特徴とすることが好適である。
【0009】
この発明によれば、格子のピッチを目安にして、映像の投影位置の調整ができるので、容易に映像の投影位置を調整できる。また、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影するものは、それぞれの重複部に異なる色の格子パターンを含めた投影位置調整映像を投影する。したがって、格子半ピッチ分、映像の投影位置が離れている場合と、近づきすぎた場合とを、半ピッチ分はみ出た部分の格子パターンの色によって、容易に区別できる。その結果、映像の投影位置をどの方向に調整すれば良いのかを容易に判断できる。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の映像投影位置の調整方法は、複数の映像投影装置からそれぞれ投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおける、上記複数の映像投影装置それぞれの映像投影位置の調整方法であって、上記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の上記映像投影装置が、上記重複部に帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影し、他方の上記映像投影装置が上記重複部に、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと端部が接するものから段階的に端部の位置が1ドットづつ離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する投影ステップと、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと、上記第2のマーカーを構成する上記複数の帯状のパターンとを直交させつつ、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと、上記第2のマーカーを構成する上記複数の帯状のパターンとの重なりによって生成される合成色を有する交差部の個数に基づいて、上記一方の映像投影装置と上記他方の映像投影装置との映像投影位置を調整する調整ステップとを備えることを特徴としている。
【0011】
本発明の映像投影位置の調整方法によれば、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の映像投影装置は、帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影する。そして、他方の映像投影装置は、この第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと端部が接するものから、端部の位置が一ドットづつ段階的に離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する。そして、第1のマーカーと第2のマーカーとを互いに直交させつつ、映像投影位置の調整を行うと、第1のマーカーを構成する帯状のパターンと第2のマーカーを構成する複数の帯状のパターンとが重なり合って生成される合成色を有する交差部の個数は、映像投影位置のずれ量をドット単位で表すものとなる。このように、映像投影位置の調整量をドット単位で把握できるので、映像投影位置の調整がより容易になる。
【0012】
また、本発明の映像投影位置の調整方法においては、上記第2のマーカーは、上記複数の帯状のパターンと垂直な方向に伸び、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと同じ幅の帯状のパターンを有し、上記複数の帯状のパターンは、当該垂直な方向に伸びる帯状のパターンに端部が接するものから段階的に端部の位置が1ドットづつ離れるものにより構成されることを特徴とすることが好適である。
【0013】
この発明によれば、映像投影位置の調整が完了した場合には、第2のマーカーのうち、複数の帯状のパターンと垂直な方向に伸びる帯状のパターンと、第1のマーカーを構成する帯状のパターンとが完全に重なるので、映像投影位置の調整が完了したことを容易に知ることができる。
【0014】
また、本発明の映像投影位置の調整方法においては、上記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の上記映像投影装置それぞれから投影する上記マーカーは、互いに補色の関係にあることを特徴とすることが好適である。
【0015】
この発明によれば、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の映像投影装置が、互いに補色の関係にあるマーカーをそれぞれ投影する。したがって、これらのマーカーが重なりあった部分は無色となるので、マーカーの重なりによって映像投影位置の調整の度合いを理解する上述した方法において、その進行の度合いを視覚的に理解し易くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明の第1の実施形態にかかる映像投影位置の調整方法について添付の図面を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる映像投影位置の調整方法について説明するフローチャートである。また、図2は、本実施形態にかかる映像投影システム1における映像投影位置の調整についての概念を説明するための図である。
【0017】
図2に示すように、映像投影システム1は、2つの映像投影装置10及び11を備える。これらの映像投影装置10及び11はそれぞれ、互いに重複する重複部を有する映像を、スクリーン上において重複部を重ね合うように投影することによって、合成映像をスクリーン上に表示する。このように、互いの映像に有する重複部を重ね合うように投影すると、その継ぎ目が滑らかな合成映像を表示することができる。そして、図2に示すように、映像投影装置10及び11は、それぞれの重複部を精度良くスクリーン上で重ね合わせるため、それぞれ投影位置調整映像12、投影位置調整映像13をスクリーン(図示せず)上に投影する。この投影位置調整映像12には上述した重複部に、投影位置調整用のマーカーとして格子パターン15が含まれ、投影位置調整映像13には、上述した重複部に投影位置調整用のマーカーとして格子パターン16が含まれる。また、この格子パターン15と格子パターン16とは、その色が異なる。このような格子パターン15及び16の重なりの度合いによって、映像投影位置の調整が図られる。以下、この映像投影位置の調整方法について詳細に説明する。
【0018】
図1に示すように、まず、映像投影装置10及び11はそれぞれ、初期的に配置された位置において、格子パターン15を含む投影位置調整映像12、格子パターン16を含む投影位置調整映像13を投影する(ステップS1)。図3は、格子パターン15及び16を拡大した図である。図3は、初期配置された位置において、映像投影装置10から投影する格子パターン15と、映像投影装置11が投影する格子パターン16の一例を示しており、図3においては、両者の位置は離れている。また、格子パターン15及び16は、図3に示すようにそれぞれ異なる色を有する(図3においては、格子パターン内部のハッチングの斜線方向が異なることによって、互いの色が異なることを表している。)。
【0019】
図1に戻って、次に、格子パターン15及び16の重なりを確認する(ステップS2)ことによって、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了したか否かを判断する(ステップS3)。このとき、図3に示すように、格子パターン15及び16が重なり合っていない場合は、映像投影装置10及び11の映像投影位置を再度調整する(ステップS4)。このようなステップS2〜S4までの動作を繰り返すことによって、格子パターン15及び16が完全に重なって、両者の合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されると、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了したものと判断する。図4は、格子パターン15及び16が完全に重なって、両者の合成色を有するパターンがスクリーン上に表示された状態を示している。図4では、この合成色を互いに交差する斜線によるハッチングパターンによって表している(以下、この明細書の説明に用いる図面では、二つのパターンがそれぞれ有する色が合成されて生成される合成色を、互いに交差する斜線によるハッチングパターンによって表わす。)。このように、合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されることで、映像投影位置の調整が完了したことを、容易に理解できる。
【0020】
また、図5は映像投影装置10及び11の映像投影位置が格子半ピッチ分、離れている場合を示し、図6は、映像投影装置10及び11の映像投影位置が格子半ピッチ分、近づきすぎた場合を示す。このように、映像投影装置10及び11の映像投影位置が格子半ピッチ分、離れている場合と近づきすぎた場合とでは、格子が重なった部分の両側に表れる色によって、映像投影装置10及び11の映像の投影位置が離れているのか、近づきすぎたのか容易に判断できる。したがって、映像投影装置10及び11の映像投影位置を更に近づけるべきなのか、離すべきなのかを容易に判断できる。
【0021】
また、図7は格子パターンを構成する互いに垂直な線が交差する部分を拡大した図であって、格子パターン15及び16が1ドット以下の量でずれている場合の1例を示す。図7に示すように、映像投影装置10及び11の映像投影位置が1ドット以下のずれを生じている場合に、本実施形態の映像投影位置の調整方法によれば、格子パターン15及び16の色が互いに異なるので、スクリーン上に投影されるパターンには、両者の合成色が表れる部分と、格子パターン15及び16の色がそのまま表示される部分ができる。したがって、このような色の表示によって、1ドット以下の映像投影位置のずれも、容易に知ることができる。
【0022】
以上のように、この映像投影位置の調整方法によれば、映像投影装置10及び11からそれぞれ投影する格子パターン15、格子パターン16は、その色が異なるので、映像投影位置の調整が完了した場合と不完全な場合との判断が容易である。また、格子パターンのピッチを目安に、映像投影位置が調整された度合いを容易に知ることができる。このように、本実施形態の映像投影位置の調整方法によれば、映像投影位置の調整が容易に行える。
【0023】
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態においては、二つの映像投影装置によって合成映像を表示する映像投影システムを示したが、より多い数の映像投影装置を用いて合成映像を生成する場合にも、本発明の映像投影位置の調整方法が適用可能である。
【0024】
また、本実施形態においては、格子パターン15及び16は互いに異なる色として説明したが、特に両者の色を補色の関係にすれば、格子パターン15及び16が完全に重なって映像投影位置の調整が完了した場合には、両者が重なったパターンがスクリーン上で無色となるので、映像投影位置の調整が完了した場合と不完全な場合との判断がより容易となる。
【0025】
また、本実施形態においては、投影位置調整映像12及び13に格子パターンを含めた例を示したが、投影位置調整用のマーカーとして用いるパターンは格子パターンに限らず、種々のパターンが適用可能である。例えば、投影位置調整映像12及び13にそれぞれ、異なる色の十字マーカーなどを用いても良い。
【0026】
(第2実施形態)次に第2の実施形態にかかる映像投影位置の調整方法について説明する。この映像投影装置の調整方法においては、上述した第1の実施形態と、映像投影装置10及び11から投影する投影位置調整映像12及び13に含める投影位置調整用のマーカーが異なるのみであるので、この点について詳細に説明する。
【0027】
図8は、投影位置調整映像12に含む投影位置調整用のマーカー22(第2のマーカー)と、投影位置調整映像13に含む投影位置調整用のマーカー21(第1のマーカー)を示す図である。図8に示すように、この第2の実施形態においては、映像投影装置10は、第1の実施形態に示した格子パターン15に代えて、上述した重複部にマーカー22を含めた投影位置調整映像12を投影する。また、映像投影装置11は、第1実施形態に示した格子パターン16に代えて、上述した重複部にマーカー21を含む投影位置調整映像13を投影する。
【0028】
図8に示すように、マーカー22は、投影位置調整映像13において縦方向に伸びる1ドット幅の帯状のパターンからなる。また、マーカー21は、マーカー22を構成する帯状のパターンと異なる色(図8においては、帯状のパターンのハッチングの斜線方向の違いによって、互いの色が異なることを表している。)を有する。そして、マーカー21は、投影位置調整映像12において縦方向に伸びると共に、マーカー22を構成する帯状のパターンと同じ1ドット幅の帯状のパターンを含む。また、マーカー21は、この縦方向に伸びる帯状のパターンと垂直な方向に、すなわち横方向に伸び、その帯状のパターンと端部が接するものから端部の位置が1ドットづつ段階的に離れる複数の1ドット幅の帯状のパターンとを含む。そして、第2実施形態の映像投影位置の調整方法においては、マーカー22に含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンと、マーカー21に含まれる横方向に伸びる複数の帯状のパターンとを直交させつつ、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整を行っていく。
【0029】
図9は、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了した場合のマーカー21及び22の位置関係を示す。マーカー21とマーカー22のそれぞれに含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンは、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了した場合には、図9に示すように、互いに重なり合って、合成色を有する縦方向に伸びる帯状のパターンとしてスクリーン上に表示される。
【0030】
また、図10〜図13は、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が不完全な場合を示し、それぞれ、映像投影位置が横方向に1ドット〜4ドットずれている場合を示す。上述したマーカー21及び22によれば、図10〜図13に示すように、マーカー22の縦方向に伸びる帯状のパターンと、マーカー21の横方向に伸びる複数の帯状のパターンとが重なり合って合成色となる交差部の個数によって、映像投影位置のずれ量をドット単位で知ることができる。すなわち、マーカー21の横方向に伸びる複数の帯状のパターンは、映像投影位置の調整が完了した際に、マーカー22に含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンとその端部が接するものから、端部の位置が段階的に1ドットづつ離れるものとで構成されるので、マーカー22に含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンと重なった交差部の個数は、映像投影装置10及び11の映像投影位置のずれ量をドット単位で示すものとなる。
【0031】
このように、第2実施形態による映像投影位置の調整方法によれば、映像投影装置10及び11の映像投影位置のずれ量をドット単位で知ることができるので、映像投影位置を調整すべき量をより詳細に知ることができる。その結果、映像投影位置の調整がより容易になる。
【0032】
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、マーカー21に含む縦方向に伸びる帯状のパターンは、必ずしも必要なものではない。この場合には、マーカー22に含む縦方向に伸びる帯状のパターンと、マーカー21に含む横方向に伸びる複数の帯状のパターンのうち1つの端部が接する状態を映像投影位置の調整が完了した状態とすることができる。
【0033】
また、マーカー21及び22は互いに異なる色として説明したが、特に両者の色を補色の関係にすれば、映像投影位置の調整が完了した場合に、マーカー21とマーカー22にそれぞれ含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンが完全に重なり合って無色となるので、映像投影位置の調整が完了したことが容易に理解できる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影するものが、それぞれの重複部において互いに異なる色のマーカーを含む映像を投影する。したがって、それぞれのマーカーが完全に重なって映像投影位置の調整が完了した際には、それぞれのマーカーが本来有する色は消え、両者の合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されるので、映像投影位置の調整が完了したか否かを、表示された色によって容易に判断できる。その結果、映像投影位置の調整が容易となる。
【0035】
また、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の映像投影装置から、帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影し、他方の映像投影装置から、この第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと端部が接するものから、端部の位置が一ドットづつ段階的に離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する。これにより、映像投影位置のずれ量が、第1のマーカーと第2のマーカーが交差する合成色を有する交差部の個数によって、ドット単位で把握できるので、映像投影位置の調整がより容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかる映像投影位置の調整方法のフローチャートである。
【図2】実施形態にかかる映像投影システムにおける投影位置の調整の概念を説明する図である。
【図3】第1実施形態にかかるマーカーを構成する格子パターンを説明する図である。
【図4】第1実施形態において、映像投影位置の調整が完了した場合の、スクリーン上に表示されるパターンを示す図である。
【図5】第1実施形態において、格子半ピッチ分、映像投影位置が離れている場合にスクリーンに表示されるパターンを示す図である。
【図6】第1実施形態において、格子半ピッチ分、映像投影位置が近づきすぎた場合にスクリーンに表示されるパターンを示す図である。
【図7】第1実施形態において、映像投影位置が1ドット以下の量でずれている場合の、格子の交差部分を拡大した図である。
【図8】第2実施形態にかかるマーカーを示す図である。
【図9】第2実施形態において、映像投影位置の調整が完了した場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図10】第2実施形態において、映像投影位置が1ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図11】第2実施形態において、映像投影位置が2ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図12】第2実施形態において、映像投影位置が3ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図13】第2実施形態において、映像投影位置が4ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図14】従来の映像投影システムにおける映像投影位置の調整方法の概念を説明するための図である。
【図15】従来の映像投影システムにおいて、格子半ピッチ分、映像投影位置が離れている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図16】従来の映像投影システムにおいて、格子半ピッチ分、映像投影位置が近づきすぎた場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図17】従来の映像投影システムにおいて、格子パターンが完全に重なった場合の交差部を拡大して示す図である。
【図18】従来の映像投影システムにおいて、格子パターンが1ドット以下の単位でずれている場合の、格子パターンの交差部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1…映像投影システム、10,11…映像投影装置、12,13…投影位置調整映像、15,16…格子パターン
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおいて、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像投影位置の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述したような映像投影システムにおいては、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像を互いにその境界において所定の幅で重なり合わせることによって、それぞれの映像の境界が途切れることなく、自然な合成映像が得られるように構成している。このような、映像投影システムにおいて、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像の投影位置を調整するための従来の映像投影位置の調整方法として、以下の方法が知られている。図14は従来の映像投影システム100における映像投影位置の調整方法の概念を説明するための図である。図14では、映像投影システム100が二つの映像投影装置101及び102によって構成される例を示している。従来の映像投影位置の調整方法では、図14に示すように、映像投影装置101から格子パターン105を含む投影位置調整映像103を投影し、映像投影装置102から格子パターン105と同色同形状の格子パターン106を含む投影位置調整映像104を投影する。これらの格子パターン105と106はそれぞれ、投影位置調整映像103と104の境界における所定幅の領域にあり、この領域は映像投影装置101及び102がそれぞれ投影する映像によって合成映像を生成する際に、それらの映像を互いに重ね合わせる領域となる。そして、従来の映像投影位置の調整方法においては、格子パターン105と格子パターン106が互いに重なって、一つの格子パターンとして表示されるまで、映像投影装置101及び102の映像投影位置を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来の映像投影システム100における映像投影位置の調整方法の問題点に関し、図15〜図18を参照して説明する。図15及び図16は、二つのの映像投影装置101及び102の映像投影位置が、上述した格子のピッチで半ピッチ分離れている場合と近づきすぎた場合を示している。図15及び図16に示すように、従来の映像投影位置の調整方法では、格子半ピッチ分、映像の投影位置が離れている場合と近づきすぎた場合とでは、格子パターン105と格子パターン106とによって表示されるパターンが、同色同形状のパターンに見えるために、両者の区別がつかない。したがって、映像投影装置101及び102の映像投影位置を互いに離れるようにすべきなのか、近づけるようにすべきなのかの判断が困難であった。
【0004】
また、格子パターン105及び106が互いに重なって、映像投影位置の調整が完了したように見えても、以下のような問題点がある。図17及び図18は、格子パターンを構成する互いに垂直な線が交差する部分を拡大した図であって、図17は格子パターン105及び106が完全に重なり合っている場合を示し、図18は格子パターン105及び106が1ドット以下の量でずれている場合を示す。なお、図18においては、格子パターン105と格子パターン106のずれをわかりやすくするために、格子パターン106の内部を斜線のハッチングパターンとしているが、実際には格子パターン105と格子パターン106とは同色である。図17及び図18に示すように、格子パターン105及び106が互いに重なって、映像投影位置の調整が完了したように見えても、両者が完全に重なっている場合と、1ドット以下のずれがある場合とでは、格子パターン105と格子パターン106が同色であるため、両者の見分けがつきにくい。したがって、映像投影装置101及び102の映像投影位置を良好に調整することが困難であった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおいて、複数の映像投影装置それぞれから投影する映像投影位置の調整を容易にする映像投影位置の調整方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の映像投影位置の調整方法は、複数の映像投影装置からそれぞれ投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおける、上記複数の映像投影装置それぞれの映像投影位置の調整方法であって、上記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の上記映像投影装置が、各々異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に互いに重なり合うマーカーを、それぞれの上記重複部に含む投影位置調整映像を投影する投影ステップと、当該互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の上記映像投影装置によって、それぞれ投影される上記マーカーが、互いに重なり合うことによって生成される合成色のみがスクリーン上に表示されるまで、それぞれの上記映像投影装置による映像投影位置を調整する調整ステップとを備えることを特徴としている。
【0007】
本発明の映像投影位置の調整方法によれば、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影するものが、それぞれの重複部にマーカーを含めた投影位置調整映像を投影する。そして、それぞれの投影位置調整映像に含まれるマーカーは互いに色が異なる。したがって、これらのマーカーが完全に重なって映像投影位置の調整が完了した際には、それぞれのマーカーが本来有する色は消え、これらのマーカーが重なりあって生成される合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されるので、映像投影位置の調整が完了したか否かを、表示された色によって容易に判断できる。その結果、映像投影位置の調整が容易となる。
【0008】
また、本発明の映像投影位置の調整方法においては上記複数の映像投影装置から投影する上記投影位置調整映像に含む上記マーカーは、格子パターンであることを特徴とすることが好適である。
【0009】
この発明によれば、格子のピッチを目安にして、映像の投影位置の調整ができるので、容易に映像の投影位置を調整できる。また、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影するものは、それぞれの重複部に異なる色の格子パターンを含めた投影位置調整映像を投影する。したがって、格子半ピッチ分、映像の投影位置が離れている場合と、近づきすぎた場合とを、半ピッチ分はみ出た部分の格子パターンの色によって、容易に区別できる。その結果、映像の投影位置をどの方向に調整すれば良いのかを容易に判断できる。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の映像投影位置の調整方法は、複数の映像投影装置からそれぞれ投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおける、上記複数の映像投影装置それぞれの映像投影位置の調整方法であって、上記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の上記映像投影装置が、上記重複部に帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影し、他方の上記映像投影装置が上記重複部に、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと端部が接するものから段階的に端部の位置が1ドットづつ離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する投影ステップと、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと、上記第2のマーカーを構成する上記複数の帯状のパターンとを直交させつつ、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと、上記第2のマーカーを構成する上記複数の帯状のパターンとの重なりによって生成される合成色を有する交差部の個数に基づいて、上記一方の映像投影装置と上記他方の映像投影装置との映像投影位置を調整する調整ステップとを備えることを特徴としている。
【0011】
本発明の映像投影位置の調整方法によれば、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の映像投影装置は、帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影する。そして、他方の映像投影装置は、この第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと端部が接するものから、端部の位置が一ドットづつ段階的に離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する。そして、第1のマーカーと第2のマーカーとを互いに直交させつつ、映像投影位置の調整を行うと、第1のマーカーを構成する帯状のパターンと第2のマーカーを構成する複数の帯状のパターンとが重なり合って生成される合成色を有する交差部の個数は、映像投影位置のずれ量をドット単位で表すものとなる。このように、映像投影位置の調整量をドット単位で把握できるので、映像投影位置の調整がより容易になる。
【0012】
また、本発明の映像投影位置の調整方法においては、上記第2のマーカーは、上記複数の帯状のパターンと垂直な方向に伸び、上記第1のマーカーを構成する上記帯状のパターンと同じ幅の帯状のパターンを有し、上記複数の帯状のパターンは、当該垂直な方向に伸びる帯状のパターンに端部が接するものから段階的に端部の位置が1ドットづつ離れるものにより構成されることを特徴とすることが好適である。
【0013】
この発明によれば、映像投影位置の調整が完了した場合には、第2のマーカーのうち、複数の帯状のパターンと垂直な方向に伸びる帯状のパターンと、第1のマーカーを構成する帯状のパターンとが完全に重なるので、映像投影位置の調整が完了したことを容易に知ることができる。
【0014】
また、本発明の映像投影位置の調整方法においては、上記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の上記映像投影装置それぞれから投影する上記マーカーは、互いに補色の関係にあることを特徴とすることが好適である。
【0015】
この発明によれば、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の映像投影装置が、互いに補色の関係にあるマーカーをそれぞれ投影する。したがって、これらのマーカーが重なりあった部分は無色となるので、マーカーの重なりによって映像投影位置の調整の度合いを理解する上述した方法において、その進行の度合いを視覚的に理解し易くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明の第1の実施形態にかかる映像投影位置の調整方法について添付の図面を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる映像投影位置の調整方法について説明するフローチャートである。また、図2は、本実施形態にかかる映像投影システム1における映像投影位置の調整についての概念を説明するための図である。
【0017】
図2に示すように、映像投影システム1は、2つの映像投影装置10及び11を備える。これらの映像投影装置10及び11はそれぞれ、互いに重複する重複部を有する映像を、スクリーン上において重複部を重ね合うように投影することによって、合成映像をスクリーン上に表示する。このように、互いの映像に有する重複部を重ね合うように投影すると、その継ぎ目が滑らかな合成映像を表示することができる。そして、図2に示すように、映像投影装置10及び11は、それぞれの重複部を精度良くスクリーン上で重ね合わせるため、それぞれ投影位置調整映像12、投影位置調整映像13をスクリーン(図示せず)上に投影する。この投影位置調整映像12には上述した重複部に、投影位置調整用のマーカーとして格子パターン15が含まれ、投影位置調整映像13には、上述した重複部に投影位置調整用のマーカーとして格子パターン16が含まれる。また、この格子パターン15と格子パターン16とは、その色が異なる。このような格子パターン15及び16の重なりの度合いによって、映像投影位置の調整が図られる。以下、この映像投影位置の調整方法について詳細に説明する。
【0018】
図1に示すように、まず、映像投影装置10及び11はそれぞれ、初期的に配置された位置において、格子パターン15を含む投影位置調整映像12、格子パターン16を含む投影位置調整映像13を投影する(ステップS1)。図3は、格子パターン15及び16を拡大した図である。図3は、初期配置された位置において、映像投影装置10から投影する格子パターン15と、映像投影装置11が投影する格子パターン16の一例を示しており、図3においては、両者の位置は離れている。また、格子パターン15及び16は、図3に示すようにそれぞれ異なる色を有する(図3においては、格子パターン内部のハッチングの斜線方向が異なることによって、互いの色が異なることを表している。)。
【0019】
図1に戻って、次に、格子パターン15及び16の重なりを確認する(ステップS2)ことによって、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了したか否かを判断する(ステップS3)。このとき、図3に示すように、格子パターン15及び16が重なり合っていない場合は、映像投影装置10及び11の映像投影位置を再度調整する(ステップS4)。このようなステップS2〜S4までの動作を繰り返すことによって、格子パターン15及び16が完全に重なって、両者の合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されると、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了したものと判断する。図4は、格子パターン15及び16が完全に重なって、両者の合成色を有するパターンがスクリーン上に表示された状態を示している。図4では、この合成色を互いに交差する斜線によるハッチングパターンによって表している(以下、この明細書の説明に用いる図面では、二つのパターンがそれぞれ有する色が合成されて生成される合成色を、互いに交差する斜線によるハッチングパターンによって表わす。)。このように、合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されることで、映像投影位置の調整が完了したことを、容易に理解できる。
【0020】
また、図5は映像投影装置10及び11の映像投影位置が格子半ピッチ分、離れている場合を示し、図6は、映像投影装置10及び11の映像投影位置が格子半ピッチ分、近づきすぎた場合を示す。このように、映像投影装置10及び11の映像投影位置が格子半ピッチ分、離れている場合と近づきすぎた場合とでは、格子が重なった部分の両側に表れる色によって、映像投影装置10及び11の映像の投影位置が離れているのか、近づきすぎたのか容易に判断できる。したがって、映像投影装置10及び11の映像投影位置を更に近づけるべきなのか、離すべきなのかを容易に判断できる。
【0021】
また、図7は格子パターンを構成する互いに垂直な線が交差する部分を拡大した図であって、格子パターン15及び16が1ドット以下の量でずれている場合の1例を示す。図7に示すように、映像投影装置10及び11の映像投影位置が1ドット以下のずれを生じている場合に、本実施形態の映像投影位置の調整方法によれば、格子パターン15及び16の色が互いに異なるので、スクリーン上に投影されるパターンには、両者の合成色が表れる部分と、格子パターン15及び16の色がそのまま表示される部分ができる。したがって、このような色の表示によって、1ドット以下の映像投影位置のずれも、容易に知ることができる。
【0022】
以上のように、この映像投影位置の調整方法によれば、映像投影装置10及び11からそれぞれ投影する格子パターン15、格子パターン16は、その色が異なるので、映像投影位置の調整が完了した場合と不完全な場合との判断が容易である。また、格子パターンのピッチを目安に、映像投影位置が調整された度合いを容易に知ることができる。このように、本実施形態の映像投影位置の調整方法によれば、映像投影位置の調整が容易に行える。
【0023】
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態においては、二つの映像投影装置によって合成映像を表示する映像投影システムを示したが、より多い数の映像投影装置を用いて合成映像を生成する場合にも、本発明の映像投影位置の調整方法が適用可能である。
【0024】
また、本実施形態においては、格子パターン15及び16は互いに異なる色として説明したが、特に両者の色を補色の関係にすれば、格子パターン15及び16が完全に重なって映像投影位置の調整が完了した場合には、両者が重なったパターンがスクリーン上で無色となるので、映像投影位置の調整が完了した場合と不完全な場合との判断がより容易となる。
【0025】
また、本実施形態においては、投影位置調整映像12及び13に格子パターンを含めた例を示したが、投影位置調整用のマーカーとして用いるパターンは格子パターンに限らず、種々のパターンが適用可能である。例えば、投影位置調整映像12及び13にそれぞれ、異なる色の十字マーカーなどを用いても良い。
【0026】
(第2実施形態)次に第2の実施形態にかかる映像投影位置の調整方法について説明する。この映像投影装置の調整方法においては、上述した第1の実施形態と、映像投影装置10及び11から投影する投影位置調整映像12及び13に含める投影位置調整用のマーカーが異なるのみであるので、この点について詳細に説明する。
【0027】
図8は、投影位置調整映像12に含む投影位置調整用のマーカー22(第2のマーカー)と、投影位置調整映像13に含む投影位置調整用のマーカー21(第1のマーカー)を示す図である。図8に示すように、この第2の実施形態においては、映像投影装置10は、第1の実施形態に示した格子パターン15に代えて、上述した重複部にマーカー22を含めた投影位置調整映像12を投影する。また、映像投影装置11は、第1実施形態に示した格子パターン16に代えて、上述した重複部にマーカー21を含む投影位置調整映像13を投影する。
【0028】
図8に示すように、マーカー22は、投影位置調整映像13において縦方向に伸びる1ドット幅の帯状のパターンからなる。また、マーカー21は、マーカー22を構成する帯状のパターンと異なる色(図8においては、帯状のパターンのハッチングの斜線方向の違いによって、互いの色が異なることを表している。)を有する。そして、マーカー21は、投影位置調整映像12において縦方向に伸びると共に、マーカー22を構成する帯状のパターンと同じ1ドット幅の帯状のパターンを含む。また、マーカー21は、この縦方向に伸びる帯状のパターンと垂直な方向に、すなわち横方向に伸び、その帯状のパターンと端部が接するものから端部の位置が1ドットづつ段階的に離れる複数の1ドット幅の帯状のパターンとを含む。そして、第2実施形態の映像投影位置の調整方法においては、マーカー22に含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンと、マーカー21に含まれる横方向に伸びる複数の帯状のパターンとを直交させつつ、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整を行っていく。
【0029】
図9は、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了した場合のマーカー21及び22の位置関係を示す。マーカー21とマーカー22のそれぞれに含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンは、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が完了した場合には、図9に示すように、互いに重なり合って、合成色を有する縦方向に伸びる帯状のパターンとしてスクリーン上に表示される。
【0030】
また、図10〜図13は、映像投影装置10及び11の映像投影位置の調整が不完全な場合を示し、それぞれ、映像投影位置が横方向に1ドット〜4ドットずれている場合を示す。上述したマーカー21及び22によれば、図10〜図13に示すように、マーカー22の縦方向に伸びる帯状のパターンと、マーカー21の横方向に伸びる複数の帯状のパターンとが重なり合って合成色となる交差部の個数によって、映像投影位置のずれ量をドット単位で知ることができる。すなわち、マーカー21の横方向に伸びる複数の帯状のパターンは、映像投影位置の調整が完了した際に、マーカー22に含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンとその端部が接するものから、端部の位置が段階的に1ドットづつ離れるものとで構成されるので、マーカー22に含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンと重なった交差部の個数は、映像投影装置10及び11の映像投影位置のずれ量をドット単位で示すものとなる。
【0031】
このように、第2実施形態による映像投影位置の調整方法によれば、映像投影装置10及び11の映像投影位置のずれ量をドット単位で知ることができるので、映像投影位置を調整すべき量をより詳細に知ることができる。その結果、映像投影位置の調整がより容易になる。
【0032】
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、マーカー21に含む縦方向に伸びる帯状のパターンは、必ずしも必要なものではない。この場合には、マーカー22に含む縦方向に伸びる帯状のパターンと、マーカー21に含む横方向に伸びる複数の帯状のパターンのうち1つの端部が接する状態を映像投影位置の調整が完了した状態とすることができる。
【0033】
また、マーカー21及び22は互いに異なる色として説明したが、特に両者の色を補色の関係にすれば、映像投影位置の調整が完了した場合に、マーカー21とマーカー22にそれぞれ含まれる縦方向に伸びる帯状のパターンが完全に重なり合って無色となるので、映像投影位置の調整が完了したことが容易に理解できる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影するものが、それぞれの重複部において互いに異なる色のマーカーを含む映像を投影する。したがって、それぞれのマーカーが完全に重なって映像投影位置の調整が完了した際には、それぞれのマーカーが本来有する色は消え、両者の合成色を有するパターンだけがスクリーン上に表示されるので、映像投影位置の調整が完了したか否かを、表示された色によって容易に判断できる。その結果、映像投影位置の調整が容易となる。
【0035】
また、複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の映像投影装置から、帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影し、他方の映像投影装置から、この第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、第1のマーカーに含まれる帯状のパターンと端部が接するものから、端部の位置が一ドットづつ段階的に離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する。これにより、映像投影位置のずれ量が、第1のマーカーと第2のマーカーが交差する合成色を有する交差部の個数によって、ドット単位で把握できるので、映像投影位置の調整がより容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかる映像投影位置の調整方法のフローチャートである。
【図2】実施形態にかかる映像投影システムにおける投影位置の調整の概念を説明する図である。
【図3】第1実施形態にかかるマーカーを構成する格子パターンを説明する図である。
【図4】第1実施形態において、映像投影位置の調整が完了した場合の、スクリーン上に表示されるパターンを示す図である。
【図5】第1実施形態において、格子半ピッチ分、映像投影位置が離れている場合にスクリーンに表示されるパターンを示す図である。
【図6】第1実施形態において、格子半ピッチ分、映像投影位置が近づきすぎた場合にスクリーンに表示されるパターンを示す図である。
【図7】第1実施形態において、映像投影位置が1ドット以下の量でずれている場合の、格子の交差部分を拡大した図である。
【図8】第2実施形態にかかるマーカーを示す図である。
【図9】第2実施形態において、映像投影位置の調整が完了した場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図10】第2実施形態において、映像投影位置が1ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図11】第2実施形態において、映像投影位置が2ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図12】第2実施形態において、映像投影位置が3ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図13】第2実施形態において、映像投影位置が4ドットずれている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図14】従来の映像投影システムにおける映像投影位置の調整方法の概念を説明するための図である。
【図15】従来の映像投影システムにおいて、格子半ピッチ分、映像投影位置が離れている場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図16】従来の映像投影システムにおいて、格子半ピッチ分、映像投影位置が近づきすぎた場合に、スクリーン上に投影されるパターンを示す図である。
【図17】従来の映像投影システムにおいて、格子パターンが完全に重なった場合の交差部を拡大して示す図である。
【図18】従来の映像投影システムにおいて、格子パターンが1ドット以下の単位でずれている場合の、格子パターンの交差部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1…映像投影システム、10,11…映像投影装置、12,13…投影位置調整映像、15,16…格子パターン
Claims (5)
- 複数の映像投影装置からそれぞれ投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおける、前記複数の映像投影装置それぞれの映像投影位置の調整方法であって、
前記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の前記映像投影装置が、各々異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に互いに重なり合うマーカーを、それぞれの前記重複部に含む投影位置調整映像を投影する投影ステップと、
当該互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の前記映像投影装置によって、それぞれ投影される前記マーカーが、互いに重なり合うことによって生成される合成色のみがスクリーン上に表示されるまで、それぞれの前記映像投影装置による映像投影位置を調整する調整ステップと
を備えることを特徴とする映像投影位置の調整方法。 - 前記複数の映像投影装置から投影する前記投影位置調整映像に含む前記マーカーは、格子パターンであることを特徴とする請求項1に記載の調整方法。
- 複数の映像投影装置からそれぞれ投影する映像によって合成映像をスクリーン上に表示する映像投影システムにおける、前記複数の映像投影装置それぞれの映像投影位置の調整方法であって、
前記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する一方の前記映像投影装置が、前記重複部に帯状のパターンからなる第1のマーカーを含む第1の投影位置調整映像を投影し、他方の前記映像投影装置が前記重複部に、前記第1のマーカーを構成する前記帯状のパターンと異なる色であって、映像投影位置の調整が完了した際に、前記第1のマーカーを構成する前記帯状のパターンと端部が接するものから段階的に端部の位置が1ドットづつ離れる複数の帯状のパターンからなる第2のマーカーを含む第2の投影位置調整映像を投影する投影ステップと、
前記第1のマーカーを構成する前記帯状のパターンと、前記第2のマーカーを構成する前記複数の帯状のパターンとを直交させつつ、前記第1のマーカーを構成する前記帯状のパターンと、前記第2のマーカーを構成する前記複数の帯状のパターンとの重なりによって生成される合成色を有する交差部の個数に基づいて、前記一方の映像投影装置と前記他方の映像投影装置との映像投影位置を調整する調整ステップと
を備えることを特徴とする映像投影位置の調整方法。 - 前記第2のマーカーは、前記複数の帯状のパターンと垂直な方向に伸び、前記第1のマーカーを構成する前記帯状のパターンと同じ幅の帯状のパターンを有し、前記複数の帯状のパターンは、当該垂直な方向に伸びる帯状のパターンに端部が接するものから段階的に端部の位置が1ドットづつ離れるものにより構成されることを特徴とする請求項3に記載の映像投影位置の調整方法。
- 前記複数の映像投影装置のうち、互いに重複する重複部を有する映像を投影する複数の前記映像投影装置それぞれから投影する前記マーカーは、互いに補色の関係にあることを特徴とする請求項1〜4に記載の映像投影位置の調整方法。
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