JP2004061460A - 電子部品の外部リード形状検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部リードが列設される電子部品において、その外部リードの形状の適否を正確に判定し得る装置を提供する。
【解決手段】検査装置1は、電子部品を被検査対象として外部リードの形状検査を行うよう構成されており、外部リード2が列設されたリード群4に対してレーザ光を照射するレーザ光照射手段11と、リード群4を通過した通過光をパッケージ部3とは異なる方向に反射させるミラー10が設けられた構成をなしている。ミラー10はリード群4の間に介在し、リード群4を通過する通過光がこのミラー10によって、パッケージ部3とは異なる方向に反射される。そしてその反射先にあるCCDカメラ12により外部リードの外形に関する画像情報が生成されることとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】検査装置1は、電子部品を被検査対象として外部リードの形状検査を行うよう構成されており、外部リード2が列設されたリード群4に対してレーザ光を照射するレーザ光照射手段11と、リード群4を通過した通過光をパッケージ部3とは異なる方向に反射させるミラー10が設けられた構成をなしている。ミラー10はリード群4の間に介在し、リード群4を通過する通過光がこのミラー10によって、パッケージ部3とは異なる方向に反射される。そしてその反射先にあるCCDカメラ12により外部リードの外形に関する画像情報が生成されることとなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品の外部リードの形状を検査する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICなどの電子部品が広く提供されており、このような電子部品は電気回路配線を構成したプリント基板に実装されて用いられる。そして、実装の際には、電子部品に設けられた外部リードがプリント基板におけるスルーホール、ランド等の所定位置にそれぞれ配置され、半田付け等により接続されることで互いの電気的導通が図られることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような電子部品の外部リードは、それぞれがプリント基板のどの位置に接続されるか予め決められているため、外部リードに曲がりが生じていると、その外部リードが正常位置に配置されなくなり、実装不良や導通不良が生じてしまう可能性がある。このような不良を未然に防止するため、外部リードの形状を予め検査する必要があり、この検査方法としていくつかの方法が提供されている。一例を挙げると、図10の検査装置100にて示されるように、電子部品(ここではIC5)のパッケージ部3から延出する外部リード2に対し投光手段101により投光し、その外部リードからの反射光をCCDカメラ等の受光手段102により受光して、その反射光に基づいて外部リード2の形状を検出するようなものが考えられている。
【0004】
しかしながら、上記のような外部リードからの反射光に基づいてリード形状を検査する方法を用いると、外部リードの汚れ、バリ、ねじれ、或いは曲がりを検出する方向と異なる方向の曲がりなどに起因して、外部リードの外形形状を反映しない検出結果となる可能性がある。以下、外部リードが列設する方向(以下、列設方向ともいう)の曲がりを検出する場合を例にとり、その問題点について説明する。なお、本明細書全体を通して、電子部品の主表面と直交する方向をZ方向、外部リードの列設する方向をY方向、それらZ方向及びY方向と直交する方向をX方向と規定して説明することとする。
【0005】
図10においては、パッケージ部3の主表面3Aと直交する方向がZ方向とされており、その側面図たる図11(a)に示されるような外部リード2の列設方向(Y方向)における曲がりを検出しようとした場合、上述したような汚れ、バリ、ねじれ、或いは外部リード2のX方向(図10)の曲がりなどに起因して、反射角度、反射量等が変化し、外部リード2に列設方向の曲がりが生じていないにもかかわらず、正確な外形形状が得られずに、曲がりが生じていると誤判定したり、或いはその逆の誤判定をしてしまう可能性が生じる。
【0006】
これに対し、投光手段にて外部リードに対して投光し、その外部リードの間を通過する光に基づいて投影像(即ちシルエット)を検出するようにすれば、仮に汚れやバリなどが付着していても、正確に外形形状が検出できることとなり、その投光方向と直交する方向の曲がりについての判定精度が高まる。しかしながら、電子部品の構成、或いは検査装置の構成によっては受光手段の配置位置に制約を受ける場合がある。
【0007】
特に、図10に示されるIC5(ここではDIP(Dual Inline Package)を例示)のように、リード群4の並び面が対向し、かつ近接して配置されるような構成の電子部品の場合、検査側のリード群4Aと対向するリード群(即ち検査側と反対側のリード群4B)が通過した先に存在することとなるため、受光手段をそのリード群の前方(即ち図10においてハッチングで示されるB位置)、又は後方(C位置:図10)に配置せねばならない。けれども、IC等の電子部品はリード群の間隔(寸法A:図10)は極めて狭いため、この間にCCDカメラ等の受光手段を設けることは困難である。一方、後方(即ち、C位置)に設置した場合は受光手段の前方に反対側のリード群4Bが介在するため、検査側のリード群4Aの正確な投影像を取得することは難しい。
【0008】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外部リードが列設される電子部品において、その外部リードの形状の適否を正確に判定し得る装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の外部リードが本体部より延出し、かつ列設されてなる電子部品を被検査対象として、その外部リードの形状を検査する装置として構成され、さらに、列設された複数の外部リードを備えてそれぞれ構成される2つのリード群を有し、かつそれら2つのリード群が、外部リードの並び面が互いに対向して配置される電子部品が対象とされる。そして、前記2つのリード群のうち、少なくともいずれか一方のリード群における外部リードの並び面に対して投光する投光手段と、該投光手段との間で、前記外部リードを挟む位置に設けられ、前記外部リードの間を通過した光を、前記本体部及び他方のリード群とは異なる方向に反射する反射手段と、該反射手段からの反射光を受光して外部リードの形状に関する形状情報を生成する受光手段と、その生成された形状情報に基づいて、外部リードの形状の適否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明においては、請求項1と同様の電子部品を対象とし、2つのリード群の間に向けて投光する投光手段と、その投光手段からの光を、前記2つのリード群のうちの、少なくともいずれか一方のリード群における外部リードの並び面に対して反射する反射手段と、該反射手段との間で、前記外部リードを挟む位置に設けられ、前記反射手段にて反射されて前記外部リードの間を通過した光を受光して外部リードの形状に関する形状情報を生成する受光手段と、その生成された形状情報に基づいて、外部リードの形状の適否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記投光手段が、前記2つのリード群の各々に対応して設けられ、各リード群を通過する光が、前記反射手段によりそれぞれ反射されて前記受光手段により共に受光されるところに特徴を有する。
【0012】
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記投光手段により投光された光が、前記反射手段により2つのリード群の各々に向かうように2方向に反射され、かつ各々のリード群に対応して設けられた受光手段によりそれぞれ受光される構成をなすところに特徴を有する。
【0013】
請求項5の発明は、前記投光手段が、投光方向に対し所定幅の平行光を投光するように構成されており、その投光の軌跡をなす面と、反射光の軌跡をなす面が交差するように反射するところに特徴を有する。
【0014】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、外部リードからの反射光に基づいてその外形情報を取得する方法と比べ、外部リードの表面状態等の影響を受けずに外形情報を正確に取得できることとなり、ばらつきのない高精度な形状検査が可能となる。そして、2のリード群の並び面が対向して配置されるような通過光を取得しにくい構成の電子部品であっても、外部リードについての通過光に基づく投影像を、本体部及び対向側のリード群(即ち、検査側でないリード群)の影響を受けずに受光手段にて取得可能となり、このような電子部品の形状検査を精度高く行うことができる。
【0015】
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、請求項1に記載のものと異なる構成にてほぼ同様の効果を得ることができ、外部リードの形状の適否を正確に判定できることとなる。
【0016】
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、請求項1に記載のものにおいて、複数のリード群の検査を一度の処理で行うことができ、検査時間の短縮を図ることが可能となる。また、単一の受光手段により複数の照射手段からの光を受光するように構成し、受光手段の共用化を図っているため、効果的に部品数が削減されることとなる。
【0017】
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、投光手段による光が、2つのリード群の各々に向かい、各リード群における形状情報の生成処理を各々の受光手段によって行うことができるため、並列処理が可能となり、検査時間の短縮化を図ることができる。
【0018】
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、所定幅の平行光が投光される構成となるため、その幅方向の走査が不要となるため走査機構等を省略できて装置のコストダウンに寄与し、かつ幅方向を一括して投光できるため検査時間の短縮化を図ることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図4によって説明する。
図1に示されるように、本発明の外部リード形状検査装置1(以下、単に検査装置1ともいう)は、電子部品の外部リード2を被検査対象として、その外部リード2の形状を検査する装置として構成されている。図1では、電子部品としてIC5を例示しており、このIC5はDIP(Dual Inline Package)として構成され、複数の外部リード2が本体部たるパッケージ部3より延出し、かつ列設して配置される構成をなしている。そして、これら列設した複数の外部リード2(図1の例では8本の外部リード2)を備えてリード群4が構成されており、このようなリード群4が、矩形形状に形成されるパッケージ部3の側部からそれぞれ延出するように2つ設けられている。
【0020】
そして、複数の外部リード2が本体部より所定方向(具体的にはICパッケージ3の主表面3Aとほぼ直交する方向)に直線状に延出され、かつ各々の外部リードがほぼ平行に配置される。さらにそれら外部リード2が一列に並ぶ形態にて列設されることにより各々のリード群4が構成されている。そして、IC5においては、それら2つのリード群4が互いに、外部リード2の並び面が対向するように配置されている。図1の例では、各々のリード群4の並び面が、YZ平面(即ち、列設方向をY方向、及び主表面と直交する方向をZ方向として規定される平面)と平行、又はほぼ平行となるように構成される。
【0021】
そして、本発明の検査装置1は、そのように列設されたリード群4に対して投光する投光手段と、投光対象のリード群4を通過した通過光を、本体部たるパッケージ部3とは異なる方向(ここではZ方向)に反射させる反射手段が設けられた構成をなす。具体的には投光手段として、レーザ光を照射するレーザ光照射装置11が設けられており、このレーザ光照射装置11により外部リード2に対してレーザ光が、例えば外部リード2の列設方向(Y方向)に走査するように照射される。一方、反射手段としてミラー10が設けられており、リード群4の間又はリード群4の周囲を通過する通過光がこのミラー10によって、パッケージ部3とは異なる方向に反射されることとなる。なお、レーザ光照射装置11による走査は、Y方向のみの走査でもよく、Y方向及びZ方向の走査により2次元的に走査してもよい。
【0022】
また、ミラー10は、三角柱状にかつ細長に形成されており、X方向の長さがIC5における外部リード2の列の長さよりも長く形成される。また、図2の例では、正面視した場合(即ちY方向に見た場合)のミラー10の外形線が、電子部品と離れるにつれて尖鋭となるように形成される。更に言えば、ミラー10の正面視した外形線は、両反射面10Aに対応する辺が互いに等しい二等辺三角形となり、その頂点が下方に位置している。また、材質としては種々考えられるが、例えば樹脂等の非金属材料により本体部を形成する一方、表面部をアルミ等の金属材料にてコーティングすることにより鏡面としたり、或いは、本体部自体を金属材料にて構成し、その表面を鏡面状に仕上げるようにしてもよい。
【0023】
そして、図2の側面図に示されるように、検査装置1は、一方のリード群を検査側のリード群4Aとし、その検査側のリード群4Aに対応したレーザ光照射手段11Aによりレーザ光を照射することとなるが、その際には、検査側のリード群4Aの外部リード2の並び面に対して交差する方向にレーザ光を照射するように配置されている。一方、ミラー10は、通過したレーザ光をパッケージ部3及び検査側とは反対側のリード群4Bと異なる方向に反射するように反射面10Aが形成されている。
【0024】
さらに具体的な構成を述べると、図1及び図2に示される構成では、外部リード2の並び面が、本体部たるパッケージ部3の主表面3Aとほぼ直交するように構成されており、このような並び面に対し、レーザ光照射装置11にて側方から投光することにより、その外部リード2の側方からの投影像が、ミラー10を介して受光手段(後述するCCDカメラ12)に投影され、その投影像に基づいて外部リードの形状の適否を判定することとなる。
【0025】
なお、上記説明では、並び面が本体部の主表面とほぼ直交する構成の電子部品を例にとって説明したが、これに限定されず、外部リードが列設して配置される構成の電子部品であればよく、特に並び面が対向する2つのリード群4を備えるようなものであれば本発明を好適に用いることができる。
【0026】
さらには、図2に示されるように、外部リード2の端縁と本体部との距離に関し、本体部から外部リード2のX方向端縁までの距離Dよりも、Z方向端縁までの距離Eのほうが長い構成の電子部品を対象とした場合、本発明の利用価値は極めて高い。即ち、このような構成の電子部品について列設方向(Y方向:図1参照)の曲がりを検査する場合、Z方向から投影した場合の投影像よりも、X方向から投影した場合のほうが、外部リードについて取得できる画像面積が大きくなるため、X方向からの投影により検査することが望ましい。そして、本発明によれば、このようなX方向からの投影が効果的に行えることとなる。
【0027】
特に、DIPのように、複数の外部リードが直線状に延出し、かつ列設されるような部品構成の場合、列設方向(Y方向)の曲がりを、その延出する向き(図11ではZ方向)からの投影により検査することは難しい。即ち、このようなDIPの場合、図11(b)の平面図からもわかるように、延出する向きから投影では外部リード部分についてはわずかな面積の画像情報しか得られないため、その画像により精度高い形状判定を行うことは難しい。さらに言えば、仮に取得した外部リードの外形形状が正規の形状と異なるものであると判定されたとしても、それがリード曲がりによるものなのか、それともバリや汚れなどに起因するものなのかが区別しにくく、リード曲がりについての正確な検査は難しい。しかしながら、本発明によれば、このような延出する方向からの投影像では適否判定が難しく、かつ側方からの投影像を得にくい構成の電子部品であっても、側方からの投影像を取得することが可能となり、列設方向における曲がり検査を行うための十分な画像情報が得られるため、極めて精度高い検査が可能となる。
【0028】
なお、このような電子部品としては、DIPのように2つのリード群からなる構成に限らず、QFI(Quad Flat I−leaded package)などのリード群が4つの構成のもの等、他のTHD素子にも適用できる。また、SOJ(Small Outline J−leaded package)やQFJ(Quad Flat J−leaded package)などのSMD素子にも好適に用いることができる。また、ICに限らず、DIPなどを差し込む差込ソケットなどを被検査対象としてもよい。
【0029】
また、図2に戻って説明すると、この例では投光手段たるレーザ光照射装置11が2つのリード群4の各々に対応するように設けられており、各投光手段から投光されてそれぞれのリード群4を通過する通過光が、ミラー10によりそれぞれ反射されるようになっている。それぞれの通過光はミラー10によりパッケージ部3とは異なる方向にそれぞれ反射されることとなり、これら反射光は共通の受光手段に対して反射される。具体的には、各々のレーザ光照射手段11は、互いに反対方向にレーザ光を照射するように配置され、他方、ミラー10は、各々のレーザ光照射手段11からのレーザ光を反射するために、2つの受光面10Aがそれぞれ形成されており、各々のレーザ光を直交方向に反射する。したがって、反射光はほぼ同方向に反射されて、共通の受光手段にて受光されることとなる。なお、各投光手段からの投光、即ち各レーザ光照射手段11からの走査は、2つのレーザ光照射装置で交互に行うようにすることもでき、同時に行うようにしてもよい。
【0030】
次に受光手段について説明する。本実施例の受光手段としては、ミラー10からの反射光を受光し、リード形状に関する形状情報を生成する2次元のCCDカメラ12が用いられており、このCCDカメラ12はミラー10を挟んでパッケージ部3とは反対側の位置に設けられている。このCCDカメラ12は、例えばその受光面12Aが本体部の主表面とほぼ平行となるように構成されており、その受光面に対してミラー10から反射される反射光に基づいて図3に示される撮影画像20のような画像情報を生成することとなる。
【0031】
なお、受光手段は、2つのレーザ光照射装置11のうちのいずれか一方の反射光を受光する受光面の構成としてもよく、双方の反射光を共に受光する受光面の構成としてもよい。また、ここでは共通の受光手段にて各々の反射光を受光するようにしているが、反射光に対応した受光手段をそれぞれ設けるようにしてもよい。また、受光面の配置についても、反射光を受光できる位置であれば図2の位置に限定されない。
【0032】
図3にはCCDカメラ12による撮影画像の一例を示している。この撮影画像20では、外部リードの画像21が含まれており、これら外部リードの画像21は、外部リード2の側方からの投影像を示すものとなっている。なお、このような投影像に基づいて形状の適否を判定する方法としては種々の方法が考えられるが、例えば、図3の撮影画像20に含まれる外部リードの画像21を、正常形状のマスター画像と比較するようにすれば、得られた撮影画像が正常状態を示すものなのか、それとも図3の不良リードの画像21A(即ちマスター画像のリード形状22とマッチしないもの)が混在しているのかが判定できる。
【0033】
なお、投光手段による投光方法としてはいくつかの例が挙げられる。例えば、図4(a)のように、レーザ光照射装置11において、照射部を所定角度回転させることにより外部リード2をその列設方向に走査したり、或いは、図4(b)のように照射部を列設方向と平行に移動させて走査するようにしてもよい。また、図4(c)のように拡散するレーザ光源を用い、レンズ13を介して平行光を作り出し、幅方向(列設方向)を全体的にカバーするように照射してもよい。
【0034】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図5によって説明する。
図5の例では、2つのリード群4のうち、いずれか一方のリード群のみを投光する構成を用いている。この場合においても図1ないじ図4に示される例と同様の手法を用いて検査を行うことが可能となる。なお、このように片側のみを検出する構成とすると、ミラー10において片側のみの反射面を形成すればよいため、ミラー10自体を小さくすることができ、リード群4の間隔が狭い電子部品に対し効果的に適用できる。また、受光部の面積も小さくでき、装置コストの低減、小型化等を図ることができる。
【0035】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図6によって説明する。
図6の例では、反射手段としてガラスなどにより構成されたプリズム14を用いており、そのプリズム14内を透過した光を、反射面14Aにて内部反射させる構成となっている。なお、投光方法や受光方法などについては上述した第一実施形態、第2実施形態と同様とすることができる。
【0036】
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を図7によって説明する。図7の例では、投光手段たるレーザ光照射装置11が、所定幅の平行光を投光するように構成されており、その投光の軌跡をなす面Fと、反射光の軌跡をなす面Gが交差するように反射する構成をなしている。また、図7の例では、外部リード2の列設方向(即ちY方向)を幅方向とし、その幅方向においてリード群4の全体にわたるようにレーザ光が投光される構成をなし、リード群4を通過した光がミラー10にてほぼ直交方向に反射されるようになっている。なお、この平行光をZ方向に走査すれば、受光手段において2次元的な投影像が得られることとなる。また、ここでは、Y方向を幅方向とする平行光の例を示したが、Z方向を幅方向とする所定幅の平行光を用いるようにし、それをY方向に走査させるようにしてもよい。
【0037】
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態を図8及び図9によって説明する。
図8の例では、IC5の2つのリード群4の間に向けて投光するようにレーザ光照射装置11が配置され、そのレーザ光照射装置11からの光を、2つのリード群4のうちの、少なくともいずれか一方のリード群4における外部リード2の並び面に対して反射するようにミラー10が配置される。そして、ミラー10との間で、外部リード2を挟む位置に設けられ、ミラー10にて反射されて外部リード2の間を通過した光を受光するようにCCDカメラ12が配置される。そして、CCDカメラ12にて生成された外部リード2の形状情報に基づいて、他の実施形態と同様に外部リード2の形状の適否を判定することとなる。なお、図8では2つのリード群4の各々に対応してレーザ光照射装置11が設けられる構成を示しており、各レーザ光照射装置11からの光がミラー10にて反射されて、各リード群4に向かうようになっている。なお、ここでは、各々のリード群4に対応して2つのレーザ光照射装置11を設けるようにしているが、1つのレーザ光照射装置のみにより構成し、いずれか一方のリード群4を対象とするようにしてもよい。
【0038】
また、図9のような投光方法を用いてもよい。図9の例では、レーザ光照射装置11により、対向するリード群4の間にレーザ光を照射するようにし、かつ2つのリード群4の間においてそれらが対向する方向(図9ではX方向)にレーザ走査する構成を示している(図9では、レーザを照射する照射部をX方向に平行移動させる走査方法を例示している)。そして、一方のリード群側の反射面に向けて走査された場合には、その一方のリード群側に向けてレーザ光が反射されるようになっており、他方のリード群側の反射面に向けて走査された場合にはその他方のリード群に対して反射されることとなる。これにより、1つのレーザ光照射手段のみであっても、2つのリード群の双方を検出可能となる。なお、投光方法は第1ないし第4実施形態におけるいずれ方法を用いてもよい。例えばY方向を幅方向とする所定幅の平行光を投光するように構成し、その平行光を図9のようにX方向に走査させる方法を用いることができる。また、X方向を幅方向としてそのX方向に所定幅を有する平行光を投光するようにしてもよい。この場合には、ミラー10において形成された各リード群にそれぞれ対応する反射面10Aの双方に跨る平行光を投光するようにし、それを一方のリード群と他方のリード群にそれぞれに反射するような方法を用いてもよい。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記説明では、2次元のCCDカメラを用いて投影像を取得する構成を示したが、1次元の受光手段(1次元CCDカメラ等)を用いてもよい。例えば、1次元のCCDカメラにより、列設方向における外部リード端縁を検出し、外部リード端縁が正常位置にあるかを検査するようにしてもよい。
(2)また、レーザ光による走査と対応して受光部が移動するような受光手段を備える構成としてもよい。例えば、レーザ光が外部リードを列設方向に走査する際に、レーザ光に対応して受光部が反射されるべき位置に移動するように構成し、レーザ光を受光した位置情報に基づいて外部リードの端縁を検出するようにしてもよい。
(3)第1ないし第4実施形態では、本体部及び他方のリード群と異なる反射方向の例として、主表面3Aと直交する方向(Z方向)を例に挙げたが、これに限定されず、図2において紙面と直交する方向、即ち外部リード2の列設方向(Y方向)に反射するようにし、その反射先に受光手段を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子部品の外部リード形状検査装置を説明する斜視図
【図2】図1を正面より概略的に説明する概略図
【図3】撮影画像の一例について説明する説明図
【図4】投光手段による投光方法をいくつか示す説明図
【図5】第2実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図6】第3実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図7】第4実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図8】第5実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図9】第5実施形態において、図8とは異なる投光方法を用いた例を概略的に示す概略図
【図10】従来における外部リード形状の検査装置を説明する説明図
【図11】被検査対象の一例たるICを示す側面図及び平面図
【符号の説明】
1…検査装置(外部リード形状検査装置)
2…外部リード
3…パッケージ部(本体部)
4…リード群
5…IC(電子部品)
10…ミラー(反射手段)
11…レーザ光照射装置(投光手段)
12…CCDカメラ(受光手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品の外部リードの形状を検査する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICなどの電子部品が広く提供されており、このような電子部品は電気回路配線を構成したプリント基板に実装されて用いられる。そして、実装の際には、電子部品に設けられた外部リードがプリント基板におけるスルーホール、ランド等の所定位置にそれぞれ配置され、半田付け等により接続されることで互いの電気的導通が図られることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような電子部品の外部リードは、それぞれがプリント基板のどの位置に接続されるか予め決められているため、外部リードに曲がりが生じていると、その外部リードが正常位置に配置されなくなり、実装不良や導通不良が生じてしまう可能性がある。このような不良を未然に防止するため、外部リードの形状を予め検査する必要があり、この検査方法としていくつかの方法が提供されている。一例を挙げると、図10の検査装置100にて示されるように、電子部品(ここではIC5)のパッケージ部3から延出する外部リード2に対し投光手段101により投光し、その外部リードからの反射光をCCDカメラ等の受光手段102により受光して、その反射光に基づいて外部リード2の形状を検出するようなものが考えられている。
【0004】
しかしながら、上記のような外部リードからの反射光に基づいてリード形状を検査する方法を用いると、外部リードの汚れ、バリ、ねじれ、或いは曲がりを検出する方向と異なる方向の曲がりなどに起因して、外部リードの外形形状を反映しない検出結果となる可能性がある。以下、外部リードが列設する方向(以下、列設方向ともいう)の曲がりを検出する場合を例にとり、その問題点について説明する。なお、本明細書全体を通して、電子部品の主表面と直交する方向をZ方向、外部リードの列設する方向をY方向、それらZ方向及びY方向と直交する方向をX方向と規定して説明することとする。
【0005】
図10においては、パッケージ部3の主表面3Aと直交する方向がZ方向とされており、その側面図たる図11(a)に示されるような外部リード2の列設方向(Y方向)における曲がりを検出しようとした場合、上述したような汚れ、バリ、ねじれ、或いは外部リード2のX方向(図10)の曲がりなどに起因して、反射角度、反射量等が変化し、外部リード2に列設方向の曲がりが生じていないにもかかわらず、正確な外形形状が得られずに、曲がりが生じていると誤判定したり、或いはその逆の誤判定をしてしまう可能性が生じる。
【0006】
これに対し、投光手段にて外部リードに対して投光し、その外部リードの間を通過する光に基づいて投影像(即ちシルエット)を検出するようにすれば、仮に汚れやバリなどが付着していても、正確に外形形状が検出できることとなり、その投光方向と直交する方向の曲がりについての判定精度が高まる。しかしながら、電子部品の構成、或いは検査装置の構成によっては受光手段の配置位置に制約を受ける場合がある。
【0007】
特に、図10に示されるIC5(ここではDIP(Dual Inline Package)を例示)のように、リード群4の並び面が対向し、かつ近接して配置されるような構成の電子部品の場合、検査側のリード群4Aと対向するリード群(即ち検査側と反対側のリード群4B)が通過した先に存在することとなるため、受光手段をそのリード群の前方(即ち図10においてハッチングで示されるB位置)、又は後方(C位置:図10)に配置せねばならない。けれども、IC等の電子部品はリード群の間隔(寸法A:図10)は極めて狭いため、この間にCCDカメラ等の受光手段を設けることは困難である。一方、後方(即ち、C位置)に設置した場合は受光手段の前方に反対側のリード群4Bが介在するため、検査側のリード群4Aの正確な投影像を取得することは難しい。
【0008】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外部リードが列設される電子部品において、その外部リードの形状の適否を正確に判定し得る装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の外部リードが本体部より延出し、かつ列設されてなる電子部品を被検査対象として、その外部リードの形状を検査する装置として構成され、さらに、列設された複数の外部リードを備えてそれぞれ構成される2つのリード群を有し、かつそれら2つのリード群が、外部リードの並び面が互いに対向して配置される電子部品が対象とされる。そして、前記2つのリード群のうち、少なくともいずれか一方のリード群における外部リードの並び面に対して投光する投光手段と、該投光手段との間で、前記外部リードを挟む位置に設けられ、前記外部リードの間を通過した光を、前記本体部及び他方のリード群とは異なる方向に反射する反射手段と、該反射手段からの反射光を受光して外部リードの形状に関する形状情報を生成する受光手段と、その生成された形状情報に基づいて、外部リードの形状の適否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明においては、請求項1と同様の電子部品を対象とし、2つのリード群の間に向けて投光する投光手段と、その投光手段からの光を、前記2つのリード群のうちの、少なくともいずれか一方のリード群における外部リードの並び面に対して反射する反射手段と、該反射手段との間で、前記外部リードを挟む位置に設けられ、前記反射手段にて反射されて前記外部リードの間を通過した光を受光して外部リードの形状に関する形状情報を生成する受光手段と、その生成された形状情報に基づいて、外部リードの形状の適否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記投光手段が、前記2つのリード群の各々に対応して設けられ、各リード群を通過する光が、前記反射手段によりそれぞれ反射されて前記受光手段により共に受光されるところに特徴を有する。
【0012】
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記投光手段により投光された光が、前記反射手段により2つのリード群の各々に向かうように2方向に反射され、かつ各々のリード群に対応して設けられた受光手段によりそれぞれ受光される構成をなすところに特徴を有する。
【0013】
請求項5の発明は、前記投光手段が、投光方向に対し所定幅の平行光を投光するように構成されており、その投光の軌跡をなす面と、反射光の軌跡をなす面が交差するように反射するところに特徴を有する。
【0014】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、外部リードからの反射光に基づいてその外形情報を取得する方法と比べ、外部リードの表面状態等の影響を受けずに外形情報を正確に取得できることとなり、ばらつきのない高精度な形状検査が可能となる。そして、2のリード群の並び面が対向して配置されるような通過光を取得しにくい構成の電子部品であっても、外部リードについての通過光に基づく投影像を、本体部及び対向側のリード群(即ち、検査側でないリード群)の影響を受けずに受光手段にて取得可能となり、このような電子部品の形状検査を精度高く行うことができる。
【0015】
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、請求項1に記載のものと異なる構成にてほぼ同様の効果を得ることができ、外部リードの形状の適否を正確に判定できることとなる。
【0016】
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、請求項1に記載のものにおいて、複数のリード群の検査を一度の処理で行うことができ、検査時間の短縮を図ることが可能となる。また、単一の受光手段により複数の照射手段からの光を受光するように構成し、受光手段の共用化を図っているため、効果的に部品数が削減されることとなる。
【0017】
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、投光手段による光が、2つのリード群の各々に向かい、各リード群における形状情報の生成処理を各々の受光手段によって行うことができるため、並列処理が可能となり、検査時間の短縮化を図ることができる。
【0018】
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、所定幅の平行光が投光される構成となるため、その幅方向の走査が不要となるため走査機構等を省略できて装置のコストダウンに寄与し、かつ幅方向を一括して投光できるため検査時間の短縮化を図ることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図4によって説明する。
図1に示されるように、本発明の外部リード形状検査装置1(以下、単に検査装置1ともいう)は、電子部品の外部リード2を被検査対象として、その外部リード2の形状を検査する装置として構成されている。図1では、電子部品としてIC5を例示しており、このIC5はDIP(Dual Inline Package)として構成され、複数の外部リード2が本体部たるパッケージ部3より延出し、かつ列設して配置される構成をなしている。そして、これら列設した複数の外部リード2(図1の例では8本の外部リード2)を備えてリード群4が構成されており、このようなリード群4が、矩形形状に形成されるパッケージ部3の側部からそれぞれ延出するように2つ設けられている。
【0020】
そして、複数の外部リード2が本体部より所定方向(具体的にはICパッケージ3の主表面3Aとほぼ直交する方向)に直線状に延出され、かつ各々の外部リードがほぼ平行に配置される。さらにそれら外部リード2が一列に並ぶ形態にて列設されることにより各々のリード群4が構成されている。そして、IC5においては、それら2つのリード群4が互いに、外部リード2の並び面が対向するように配置されている。図1の例では、各々のリード群4の並び面が、YZ平面(即ち、列設方向をY方向、及び主表面と直交する方向をZ方向として規定される平面)と平行、又はほぼ平行となるように構成される。
【0021】
そして、本発明の検査装置1は、そのように列設されたリード群4に対して投光する投光手段と、投光対象のリード群4を通過した通過光を、本体部たるパッケージ部3とは異なる方向(ここではZ方向)に反射させる反射手段が設けられた構成をなす。具体的には投光手段として、レーザ光を照射するレーザ光照射装置11が設けられており、このレーザ光照射装置11により外部リード2に対してレーザ光が、例えば外部リード2の列設方向(Y方向)に走査するように照射される。一方、反射手段としてミラー10が設けられており、リード群4の間又はリード群4の周囲を通過する通過光がこのミラー10によって、パッケージ部3とは異なる方向に反射されることとなる。なお、レーザ光照射装置11による走査は、Y方向のみの走査でもよく、Y方向及びZ方向の走査により2次元的に走査してもよい。
【0022】
また、ミラー10は、三角柱状にかつ細長に形成されており、X方向の長さがIC5における外部リード2の列の長さよりも長く形成される。また、図2の例では、正面視した場合(即ちY方向に見た場合)のミラー10の外形線が、電子部品と離れるにつれて尖鋭となるように形成される。更に言えば、ミラー10の正面視した外形線は、両反射面10Aに対応する辺が互いに等しい二等辺三角形となり、その頂点が下方に位置している。また、材質としては種々考えられるが、例えば樹脂等の非金属材料により本体部を形成する一方、表面部をアルミ等の金属材料にてコーティングすることにより鏡面としたり、或いは、本体部自体を金属材料にて構成し、その表面を鏡面状に仕上げるようにしてもよい。
【0023】
そして、図2の側面図に示されるように、検査装置1は、一方のリード群を検査側のリード群4Aとし、その検査側のリード群4Aに対応したレーザ光照射手段11Aによりレーザ光を照射することとなるが、その際には、検査側のリード群4Aの外部リード2の並び面に対して交差する方向にレーザ光を照射するように配置されている。一方、ミラー10は、通過したレーザ光をパッケージ部3及び検査側とは反対側のリード群4Bと異なる方向に反射するように反射面10Aが形成されている。
【0024】
さらに具体的な構成を述べると、図1及び図2に示される構成では、外部リード2の並び面が、本体部たるパッケージ部3の主表面3Aとほぼ直交するように構成されており、このような並び面に対し、レーザ光照射装置11にて側方から投光することにより、その外部リード2の側方からの投影像が、ミラー10を介して受光手段(後述するCCDカメラ12)に投影され、その投影像に基づいて外部リードの形状の適否を判定することとなる。
【0025】
なお、上記説明では、並び面が本体部の主表面とほぼ直交する構成の電子部品を例にとって説明したが、これに限定されず、外部リードが列設して配置される構成の電子部品であればよく、特に並び面が対向する2つのリード群4を備えるようなものであれば本発明を好適に用いることができる。
【0026】
さらには、図2に示されるように、外部リード2の端縁と本体部との距離に関し、本体部から外部リード2のX方向端縁までの距離Dよりも、Z方向端縁までの距離Eのほうが長い構成の電子部品を対象とした場合、本発明の利用価値は極めて高い。即ち、このような構成の電子部品について列設方向(Y方向:図1参照)の曲がりを検査する場合、Z方向から投影した場合の投影像よりも、X方向から投影した場合のほうが、外部リードについて取得できる画像面積が大きくなるため、X方向からの投影により検査することが望ましい。そして、本発明によれば、このようなX方向からの投影が効果的に行えることとなる。
【0027】
特に、DIPのように、複数の外部リードが直線状に延出し、かつ列設されるような部品構成の場合、列設方向(Y方向)の曲がりを、その延出する向き(図11ではZ方向)からの投影により検査することは難しい。即ち、このようなDIPの場合、図11(b)の平面図からもわかるように、延出する向きから投影では外部リード部分についてはわずかな面積の画像情報しか得られないため、その画像により精度高い形状判定を行うことは難しい。さらに言えば、仮に取得した外部リードの外形形状が正規の形状と異なるものであると判定されたとしても、それがリード曲がりによるものなのか、それともバリや汚れなどに起因するものなのかが区別しにくく、リード曲がりについての正確な検査は難しい。しかしながら、本発明によれば、このような延出する方向からの投影像では適否判定が難しく、かつ側方からの投影像を得にくい構成の電子部品であっても、側方からの投影像を取得することが可能となり、列設方向における曲がり検査を行うための十分な画像情報が得られるため、極めて精度高い検査が可能となる。
【0028】
なお、このような電子部品としては、DIPのように2つのリード群からなる構成に限らず、QFI(Quad Flat I−leaded package)などのリード群が4つの構成のもの等、他のTHD素子にも適用できる。また、SOJ(Small Outline J−leaded package)やQFJ(Quad Flat J−leaded package)などのSMD素子にも好適に用いることができる。また、ICに限らず、DIPなどを差し込む差込ソケットなどを被検査対象としてもよい。
【0029】
また、図2に戻って説明すると、この例では投光手段たるレーザ光照射装置11が2つのリード群4の各々に対応するように設けられており、各投光手段から投光されてそれぞれのリード群4を通過する通過光が、ミラー10によりそれぞれ反射されるようになっている。それぞれの通過光はミラー10によりパッケージ部3とは異なる方向にそれぞれ反射されることとなり、これら反射光は共通の受光手段に対して反射される。具体的には、各々のレーザ光照射手段11は、互いに反対方向にレーザ光を照射するように配置され、他方、ミラー10は、各々のレーザ光照射手段11からのレーザ光を反射するために、2つの受光面10Aがそれぞれ形成されており、各々のレーザ光を直交方向に反射する。したがって、反射光はほぼ同方向に反射されて、共通の受光手段にて受光されることとなる。なお、各投光手段からの投光、即ち各レーザ光照射手段11からの走査は、2つのレーザ光照射装置で交互に行うようにすることもでき、同時に行うようにしてもよい。
【0030】
次に受光手段について説明する。本実施例の受光手段としては、ミラー10からの反射光を受光し、リード形状に関する形状情報を生成する2次元のCCDカメラ12が用いられており、このCCDカメラ12はミラー10を挟んでパッケージ部3とは反対側の位置に設けられている。このCCDカメラ12は、例えばその受光面12Aが本体部の主表面とほぼ平行となるように構成されており、その受光面に対してミラー10から反射される反射光に基づいて図3に示される撮影画像20のような画像情報を生成することとなる。
【0031】
なお、受光手段は、2つのレーザ光照射装置11のうちのいずれか一方の反射光を受光する受光面の構成としてもよく、双方の反射光を共に受光する受光面の構成としてもよい。また、ここでは共通の受光手段にて各々の反射光を受光するようにしているが、反射光に対応した受光手段をそれぞれ設けるようにしてもよい。また、受光面の配置についても、反射光を受光できる位置であれば図2の位置に限定されない。
【0032】
図3にはCCDカメラ12による撮影画像の一例を示している。この撮影画像20では、外部リードの画像21が含まれており、これら外部リードの画像21は、外部リード2の側方からの投影像を示すものとなっている。なお、このような投影像に基づいて形状の適否を判定する方法としては種々の方法が考えられるが、例えば、図3の撮影画像20に含まれる外部リードの画像21を、正常形状のマスター画像と比較するようにすれば、得られた撮影画像が正常状態を示すものなのか、それとも図3の不良リードの画像21A(即ちマスター画像のリード形状22とマッチしないもの)が混在しているのかが判定できる。
【0033】
なお、投光手段による投光方法としてはいくつかの例が挙げられる。例えば、図4(a)のように、レーザ光照射装置11において、照射部を所定角度回転させることにより外部リード2をその列設方向に走査したり、或いは、図4(b)のように照射部を列設方向と平行に移動させて走査するようにしてもよい。また、図4(c)のように拡散するレーザ光源を用い、レンズ13を介して平行光を作り出し、幅方向(列設方向)を全体的にカバーするように照射してもよい。
【0034】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図5によって説明する。
図5の例では、2つのリード群4のうち、いずれか一方のリード群のみを投光する構成を用いている。この場合においても図1ないじ図4に示される例と同様の手法を用いて検査を行うことが可能となる。なお、このように片側のみを検出する構成とすると、ミラー10において片側のみの反射面を形成すればよいため、ミラー10自体を小さくすることができ、リード群4の間隔が狭い電子部品に対し効果的に適用できる。また、受光部の面積も小さくでき、装置コストの低減、小型化等を図ることができる。
【0035】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図6によって説明する。
図6の例では、反射手段としてガラスなどにより構成されたプリズム14を用いており、そのプリズム14内を透過した光を、反射面14Aにて内部反射させる構成となっている。なお、投光方法や受光方法などについては上述した第一実施形態、第2実施形態と同様とすることができる。
【0036】
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を図7によって説明する。図7の例では、投光手段たるレーザ光照射装置11が、所定幅の平行光を投光するように構成されており、その投光の軌跡をなす面Fと、反射光の軌跡をなす面Gが交差するように反射する構成をなしている。また、図7の例では、外部リード2の列設方向(即ちY方向)を幅方向とし、その幅方向においてリード群4の全体にわたるようにレーザ光が投光される構成をなし、リード群4を通過した光がミラー10にてほぼ直交方向に反射されるようになっている。なお、この平行光をZ方向に走査すれば、受光手段において2次元的な投影像が得られることとなる。また、ここでは、Y方向を幅方向とする平行光の例を示したが、Z方向を幅方向とする所定幅の平行光を用いるようにし、それをY方向に走査させるようにしてもよい。
【0037】
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態を図8及び図9によって説明する。
図8の例では、IC5の2つのリード群4の間に向けて投光するようにレーザ光照射装置11が配置され、そのレーザ光照射装置11からの光を、2つのリード群4のうちの、少なくともいずれか一方のリード群4における外部リード2の並び面に対して反射するようにミラー10が配置される。そして、ミラー10との間で、外部リード2を挟む位置に設けられ、ミラー10にて反射されて外部リード2の間を通過した光を受光するようにCCDカメラ12が配置される。そして、CCDカメラ12にて生成された外部リード2の形状情報に基づいて、他の実施形態と同様に外部リード2の形状の適否を判定することとなる。なお、図8では2つのリード群4の各々に対応してレーザ光照射装置11が設けられる構成を示しており、各レーザ光照射装置11からの光がミラー10にて反射されて、各リード群4に向かうようになっている。なお、ここでは、各々のリード群4に対応して2つのレーザ光照射装置11を設けるようにしているが、1つのレーザ光照射装置のみにより構成し、いずれか一方のリード群4を対象とするようにしてもよい。
【0038】
また、図9のような投光方法を用いてもよい。図9の例では、レーザ光照射装置11により、対向するリード群4の間にレーザ光を照射するようにし、かつ2つのリード群4の間においてそれらが対向する方向(図9ではX方向)にレーザ走査する構成を示している(図9では、レーザを照射する照射部をX方向に平行移動させる走査方法を例示している)。そして、一方のリード群側の反射面に向けて走査された場合には、その一方のリード群側に向けてレーザ光が反射されるようになっており、他方のリード群側の反射面に向けて走査された場合にはその他方のリード群に対して反射されることとなる。これにより、1つのレーザ光照射手段のみであっても、2つのリード群の双方を検出可能となる。なお、投光方法は第1ないし第4実施形態におけるいずれ方法を用いてもよい。例えばY方向を幅方向とする所定幅の平行光を投光するように構成し、その平行光を図9のようにX方向に走査させる方法を用いることができる。また、X方向を幅方向としてそのX方向に所定幅を有する平行光を投光するようにしてもよい。この場合には、ミラー10において形成された各リード群にそれぞれ対応する反射面10Aの双方に跨る平行光を投光するようにし、それを一方のリード群と他方のリード群にそれぞれに反射するような方法を用いてもよい。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記説明では、2次元のCCDカメラを用いて投影像を取得する構成を示したが、1次元の受光手段(1次元CCDカメラ等)を用いてもよい。例えば、1次元のCCDカメラにより、列設方向における外部リード端縁を検出し、外部リード端縁が正常位置にあるかを検査するようにしてもよい。
(2)また、レーザ光による走査と対応して受光部が移動するような受光手段を備える構成としてもよい。例えば、レーザ光が外部リードを列設方向に走査する際に、レーザ光に対応して受光部が反射されるべき位置に移動するように構成し、レーザ光を受光した位置情報に基づいて外部リードの端縁を検出するようにしてもよい。
(3)第1ないし第4実施形態では、本体部及び他方のリード群と異なる反射方向の例として、主表面3Aと直交する方向(Z方向)を例に挙げたが、これに限定されず、図2において紙面と直交する方向、即ち外部リード2の列設方向(Y方向)に反射するようにし、その反射先に受光手段を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子部品の外部リード形状検査装置を説明する斜視図
【図2】図1を正面より概略的に説明する概略図
【図3】撮影画像の一例について説明する説明図
【図4】投光手段による投光方法をいくつか示す説明図
【図5】第2実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図6】第3実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図7】第4実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図8】第5実施形態に係る検査装置を概略的に示す概略図
【図9】第5実施形態において、図8とは異なる投光方法を用いた例を概略的に示す概略図
【図10】従来における外部リード形状の検査装置を説明する説明図
【図11】被検査対象の一例たるICを示す側面図及び平面図
【符号の説明】
1…検査装置(外部リード形状検査装置)
2…外部リード
3…パッケージ部(本体部)
4…リード群
5…IC(電子部品)
10…ミラー(反射手段)
11…レーザ光照射装置(投光手段)
12…CCDカメラ(受光手段)
Claims (5)
- 複数の外部リードが本体部より延出し、かつ列設されてなる電子部品を被検査対象として、その外部リードの形状を検査する装置であって、
前記電子部品は、列設された複数の外部リードを備えてそれぞれ構成される2つのリード群を有し、かつそれら2つのリード群は、外部リードの並び面が互いに対向して配置されるものであり、
前記2つのリード群のうち、少なくともいずれか一方のリード群における外部リードの並び面に対して投光する投光手段と、
該投光手段との間で、前記外部リードを挟む位置に設けられ、前記外部リードの間を通過した光を、前記本体部及び他方のリード群とは異なる方向に反射する反射手段と、
該反射手段からの反射光を受光して外部リードの形状に関する形状情報を生成する受光手段と、
その生成された形状情報に基づいて、外部リードの形状の適否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする電子部品の外部リード形状検査装置。 - 複数の外部リードが本体部より延出し、かつ列設されてなる電子部品を被検査対象として、その外部リードの形状を検査する装置であって、
前記電子部品は、列設された複数の外部リードを備えてそれぞれ構成される2つのリード群を有し、かつそれら2つのリード群は、外部リードの並び面が互いに対向して配置されるものであり、
それら2つのリード群の間に向けて投光する投光手段と、
その投光手段からの光を、前記2つのリード群のうちの、少なくともいずれか一方のリード群における外部リードの並び面に対して反射する反射手段と、
該反射手段との間で、前記外部リードを挟む位置に設けられ、前記反射手段にて反射されて前記外部リードの間を通過した光を受光して外部リードの形状に関する形状情報を生成する受光手段と、
その生成された形状情報に基づいて、外部リードの形状の適否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする電子部品の外部リード形状検査装置。 - 前記投光手段は、前記2つのリード群の各々に対応して設けられ、各リード群を通過する光が、前記反射手段によりそれぞれ反射されて前記受光手段により共に受光されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の外部リード形状検査装置。
- 前記投光手段により投光された光が、前記反射手段により2つのリード群の各々に向かうように2方向に反射され、かつ各々のリード群に対応して設けられた受光手段によりそれぞれ受光される構成をなすことを特徴とする請求項2記載の電子部品の外部リード形状検査装置。
- 前記投光手段は、所定幅の平行光を投光するように構成されており、その投光の軌跡をなす面と、反射光の軌跡をなす面が交差するように反射することを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の電子部品の外部リード形状検査装置。
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