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JP2004059641A - 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 Download PDF

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polyurethane foam
polyol
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foam
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Tsugio Watanabe
渡邊 二夫
Junji Hirose
廣瀬 純司
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】ポリオール成分中のポリオール化合物としてフェノール樹脂ポリオールを主成分とし、液粘度が従来よりも低く、しかも発泡剤である水との相溶性に優れた硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物並びに強度と難燃性に優れた硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供する。
【解決手段】少なくともポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、触媒とを含有し、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート成分と混合し、発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを形成する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物であり、ポリオール化合物はフェノール樹脂系ポリオール化合物を含み、さらに芳香環含有ノニオン界面活性剤を含有する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物とする。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強度、難燃性などに優れた硬質ポリウレタンフォーム用のポリオール組成物並びに硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フェノール樹脂にアルキレンオキサイドを開環付加させたフェノール樹脂ポリオールないしメチロール基を有するフェノール樹脂を使用したものであって強度や難燃性に優れた硬質ポリウレタンフォームは、(1)特開2001−139651号公報、(2)特開2000−239209号公報、(3)特開平9−208657号公報に開示されており、公知である。
【0003】
上記(1)特開2001−139651号公報開示の技術は、重質油類またはピッチ類、フェノール類およびホルムアルデヒド化合物を酸触媒の存在下で重縮合反応させて得られた変性フェノール樹脂とアルキレンオキサイドとを反応させたフェノール樹脂ポリオールを使用した硬質ポリウレタンフォームである。
【0004】
上記(2)特開2000−239209号公報開示の技術は、ビスフェノール化合物を製造する際に得られるビスフェノール化合物を含む副生成物を触媒の存在下に処理して低沸点成分を系外に除去した後に残るポリフェノール化合物にアルキレンオキシドを付加して得られるポリオキシアルキレンポリフェノールを使用した硬質ポリウレタンフォームである。
【0005】
上記(3)特開平9−208657号公報開示の技術は、ヒドロキシメチル基を有するベンジリックエーテル型フェノール樹脂を含有するポリオール成分を使用した硬質ポリウレタンフォームである。
【0006】
上記の硬質ポリウレタンフォームは、少なくとも強度、難燃性のいずれかにおいて優れたものであることが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、フェノール樹脂ポリオールは以下のような問題点を有する。
(a)液粘度が室温付近で高く、フェノール樹脂ポリオールを単独のポリオール成分として使用すると従来使用されている硬質ポリウレタンフォーム製造用の混合装置は使用できない。
(b)液粘度を低下させるために従来の硬質ポリウレタンフォーム用のポリオール化合物を併用すると、フェノール樹脂ポリオールの特性が減殺され、物理的強度や難燃性が低下してしまう。
(c)発泡剤として使用する水との相溶性が悪く、均一なセル(気泡)が形成されず、いわゆるセル荒れが発生する。その結果、熱伝導率が高くなり、断熱性能の低いフォームしか得られない。
【0008】
本発明の目的は、ポリオール成分中のポリオール化合物としてフェノール樹脂ポリオールを主成分として含有しつつ液粘度が従来よりも低く、しかも発泡剤である水との相溶性に優れた硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物並びに強度と難燃性に優れた硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくともポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、触媒とを含有し、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート成分と混合し、発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを形成する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物であって、
前記ポリオール化合物はフェノール樹脂系ポリオール化合物を含み、さらに芳香環含有ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする。
【0010】
本発明の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物の最も大きな特徴は、ポリオール化合物としてフェノール樹脂系ポリオール化合物を主成分として使用し、かつ芳香環含有ノニオン界面活性剤を含有する点にある。係る構成とすることにより、ポリオール組成物の粘度が低下し、しかも得られる硬質ポリウレタンフォームの難燃性、強度等の低下が起こらない。
【0011】
本発明のポリオール組成物中のポリオール化合物100重量部は、フェノール樹脂系ポリオール化合物を50重量部以上、より好ましくは70重量部以上含有するものであることが好ましい。フェノール樹脂系ポリオール化合物の含有量が多いほど、得られる硬質ポリウレタンフォームの強度と難燃性が向上する。
【0012】
前記フェノール樹脂系ポリオール化合物と前記芳香環含有ノニオン界面活性剤の割合は、フェノール樹脂系ポリオール化合物/芳香環含有ノニオン界面活性剤重量比にて95/5〜70/30であることが好ましい。
【0013】
芳香環含有ノニオン界面活性剤の比率が5未満では、フェノール樹脂系ポリオール化合物の粘度低下効果が十分ではなく、ポリオール組成物の粘度が高いものとなる。芳香環含有ノニオン界面活性剤の比率が30を超えると、得られる硬質ポリウレタンフォームの強度が低下する。
【0014】
本発明ポリオール組成物においては、前記発泡剤が水であることが好ましい。
発泡剤としてHCFC類、HFC類のハロゲン化炭化水素系発泡剤も使用可能であるが、環境に対する影響が最も小さい点で水を使用することが好ましい。本発明のポリオール組成物は芳香環含有ノニオン界面活性剤を使用しているので、水の相溶性がよく、従来技術に開示されたポリオール組成物とは異なり、セル荒れが発生せず、その結果、熱伝導率が低くなり、断熱性能に優れた硬質ポリウレタンフォームを製造することができる。
【0015】
別の本発明は、イソシアネート成分と硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物とを混合し、発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームとする硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
前記硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は 少なくともポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、触媒とを含有し、
前記ポリオール化合物はフェノール樹脂系ポリオール化合物を含み、さらに芳香環含有ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする。
【0016】
係る製造方法により、フェノール樹脂ポリオールを従来技術よりも多く使用できるため、強度と難燃性に優れた硬質ポリウレタンフォームを製造することができる。また発泡剤として水を使用した場合においてもセル荒れが防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に使用するフェノール樹脂ポリオールは、フェノールとホルムアルデヒドとを触媒を使用して縮合して得られるフェノール樹脂オリゴマーのフェノール基、又はフェノール基とメチロール基にアルキレンオキサイドを開環付加させることによって得られる。フェノール樹脂オリゴマーは、アルカリ触媒を使用して得られるレゾール、酸触媒を使用して得られるノボラックのいずれであってもよい。
【0018】
フェノール樹脂ポリオールの水酸基価は、100〜500mgKOH/g、より好ましくは100〜400mgKOH/gである。
【0019】
芳香環含有ノニオン界面活性剤としては、アルキルフェノールにエチレンオキサイドを開環付加重合させて得られるポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを使用する。アルキル基としては、特に限定されるものではないが、ノニル基、オクチル基であることが、入手が容易であり、好ましい。ポリオキシエチレン基のエチレンオキサイドの重合度は、2〜30程度である。
【0020】
フェノール樹脂系ポリオールと共に、公知の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール化合物を使用してもよい。係るポリオール化合物としては、第3級アミノ基含有ポリオール化合物、脂肪族ポリオール、芳香族ポリオール等が例示される。
【0021】
第3級アミノ基含有ポリオール化合物は、第1級ないしは第2級アミンを開始剤としてアルキレンオキサイド、具体的にはプロピレンオキサイド(PO)、エチレンオキサイド(EO)、スチレンオキサイド(SO)、テトラヒドロフラン等の1種以上を開環付加重合させて得られる多官能性のポリオール化合物である。
【0022】
第3級アミノ基含有ポリオール化合物の開始剤である第1級ないしは第2級アミン開始剤としては、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン等の脂肪族第1級ないし第2級モノアミン類、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン等の脂肪族第1級ないし第2級ポリアミン類、アニリン、ジフェニルアミン、トルエンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、N−メチルアニリン等の芳香族第1級ないし第2級モノないしポリアミン類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン類が例示される。
【0023】
脂肪族ポリオールは、ポリオール開始剤として脂肪族ないし脂環族多官能性活性水素化合物にアルキレンオキサイド、具体的にはプロピレンオキサイド(PO)、エチレンオキサイド(EO)、スチレンオキサイド(SO)、テトラヒドロフラン等の環状エーテルの1種以上を開環付加重合させて得られる多官能性のオリゴマーである。
【0024】
脂肪族ポリオールのポリオール開始剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等のグリコール類、トリメチロールプロパン、グリセリン等のトリオール類、ペンタエリスリトール等の4官能アルコール類、ソルビトール、シュークロース等の多価アルコール類、水等が例示される。
【0025】
芳香族ポリオールは分子内に芳香環を有する多官能性の活性水素化合物に上述のアルキレンオキサイドを付加する方法により得られるポリオール化合物等が例示される。
【0026】
多官能性の活性水素化合物に上述のアルキレンオキサイドを付加して得られるポリオール化合物としては、ヒドロキノン、ビスフェノールA等にPO,EO,SOの少なくとも1種を開環付加した化合物が具体的に例示される。
【0027】
上記のアミン系、並びに非アミン系ポリオール化合物は、水酸基価が200〜600mgKOH/gであることが好ましい。これらのポリオール化合物の中でも、第3級アミノ基含有ポリオール化合物、脂肪族ポリオールを使用すると、ポリオール組成物の粘度を低下させる効果が得られる。
【0028】
本発明の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物には、当業者に周知の触媒、難燃剤、着色剤、酸化防止剤等が使用可能である。
【0029】
触媒としては、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、DBU等の第3級アミン類、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、オクチル酸錫等の金属系触媒がウレタン化反応触媒として例示される。なお、本発明のポリオール組成物は、発泡剤の1成分として水を使用するので、有機錫系触媒は加水分解されて劣化するため、第3級アミン触媒の使用がより好ましい。
【0030】
ポリウレタン分子の構造において難燃性向上に寄与するイソシアヌレート結合を形成する触媒の使用も好ましく、例えば酢酸カリウム、オクチル酸カリウムが例示できる。上述の第3級アミン触媒の中にもイソシアヌレート環形成反応をも促進するものがある。イソシアヌレート結合生成を促進する触媒とウレタン結合生成を促進する触媒を併用してもかまわない。
【0031】
本発明においては、さらに難燃剤を添加することも好ましい態様であり、好適な難燃剤としては、ハロゲン含有化合物、有機リン酸エステル類、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等の金属化合物が例示される。
【0032】
ただし、これらの難燃剤は、例えば有機リン酸エステルは過剰に添加すると得られる硬質ポリウレタンフォームの物理的特性が低下することが有り、また三酸化アンチモン等の金属化合物粉末を過剰に添加するとフォームの発泡挙動に影響が表れるなどの問題を生じる場合が有り、その添加量はかかる問題を生じない範囲に制限される。
【0033】
本発明の硬質ポリウレタンフォームには、必要に応じて可塑剤を使用することが好適である。かかる可塑剤も難燃性に寄与するものであることが好ましく、リン酸のハロゲン化アルキルエステル、アルキルリン酸エステルやアリールリン酸エステル、ホスホン酸エステル等が使用可能であり、具体的にはトリス(2−クロロエチル)ホスフェート(CLP、大八化学製)、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェート(TMCPP、大八化学製)、トリブトキシエチルホスフェート(TBXP,大八化学製)、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、ジメチルメチルホスホネート等が例示でき、これらの1種以上が使用可能である。可塑剤の添加量はポリオール成分100重量部に対して5〜30重量部であることが好ましい。この範囲を越えると可塑化効果が十分に得られなかったり、フォームの物理特性が低下するなどの問題が生じる場合が発生する。
【0034】
ポリオール組成物と混合、反応させて硬質ポリウレタンフォームを形成するポリイソシアネート化合物としては、取扱の容易性、反応の速さ、得られる硬質ポリウレタンフォームの物理特性が優れていること、低コストであることなどから、液状MDIを使用する。液状MDIとしては、クルード(粗製)MDI(c−MDI)(44V−10,44V−20等(住友バイエルウレタン社製))、ウレトンイミン含有MDI(ミリオネートMTL;日本ポリウレタン工業製)等が使用される。これらのポリイソシアネート化合物のなかでも、形成される硬質ポリウレタンフォームの機械的強度などの物理的特性が優れており、しかも低価格であるといる点で、クルード(粗製)MDIの使用が特に好ましい。
【0035】
液状MDIに加えて、他のポリイソシアネート化合物を併用してもよい。かかるポリイソシアネート化合物としては、ポリウレタンの技術分野において周知のジないしポリイソシアネート化合物は限定なく使用可能である。
【0036】
本発明の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、スラブストックフォーム、サンドイッチパネル等の連続生産されるフォーム、射出成形されるサンドイッチパネルなどの製造に使用可能である。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例について説明する。
(実施例1〜4、比較例1〜3)
表1の上段に示した組成にてポリオール組成物を調整し、所定比にてイソシアネート成分を混合して発泡、硬化させて硬質ポリウレタンフォームを作製した。実施例4は、いわゆるポリイソシアヌレートフォームである。使用した材料は、以下のとおりである。
【0038】
フェノール樹脂ポリオール:ノボラック型フェノール樹脂にプロピレンオキサイドを付加させたポリオール;水酸基価177mgKOH/g、粘度11800mPa・s(25℃)
芳香環含有ノニオン界面活性剤:Newcol 707(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、水酸基価67mgKOH/g、日本乳化剤(株))
テロール 236:ポリエステルポリオール、水酸基価260mgKOH/g(オキシド社)
GR−84:ポリエーテルポリオール、水酸基価450mgKOH/g(三井武田ケミカル(株))
難燃剤TBXP:トリブトキシエチルホスフェート(大八化学工業(株))
整泡剤:SH−193(東レダウコーニングシリコン(株))
Pelcat 9540:有機金属系触媒(ペルロン(株))
Kaolizer No.1:第3級アミン系触媒(花王(株))
硬質ポリウレタンフォームの作製は、常法のラボ評価の方法により行った。評価結果は、表1の下段に示した。
【0039】
(評価)
<ポリオール組成物液粘度の測定>
ポリオール組成物液粘度は、B型粘度計(東京計器社製)を使用し、温度20℃にて測定した。
ポリオール組成物液粘度は、3000cP以下であれば、従来の混合装置(低圧発泡機等)にてイソシアネート成分と混合撹拌可能であるが、2000cp以下であるとさらに広範囲の混合装置の使用が可能であり、好ましい。
【0040】
<フォーム密度>
作製した硬質ポリウレタンフォームから10cm×10cm×10cmのサンプルを切り出し、重量を測定して求めた。
【0041】
<圧縮強度>
JIS A 9514に準拠して測定した。
【0042】
<加熱減量>
フォームの加熱減量は、フォームサンプルを切り出して重量を測定し、該サンプルについてASTM E662−93に規定のNBS発煙試験条件により燃焼試験を行い、燃焼試験後の重量を測定して以下の式により求めた。
加熱減量(%)=100×〔(燃焼前重量−燃焼後重量)/燃焼前重量〕
加熱減量が小さいものほど耐熱性が高く、難燃性に優れたフォームである。
【0043】
<熱伝導率>
フォームの熱伝導率は、JIS A 1412に準拠して測定した。
【0044】
【表1】
Figure 2004059641
この表の結果から、本発明の実施例1〜4は、加熱減量と熱伝導率の双方において優れたものであるが、比較例1のフォームは熱伝導率が高く、比較例2、3のフォームは加熱減量が大きいものであった。

Claims (4)

  1. 少なくともポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、触媒とを含有し、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート成分と混合し、発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームを形成する硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物であって、
    前記ポリオール化合物はフェノール樹脂系ポリオール化合物を含み、さらに芳香環含有ノニオン界面活性剤を含有することを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  2. 前記フェノール樹脂系ポリオール化合物と前記芳香環含有ノニオン界面活性剤の割合は、フェノール樹脂系ポリオール化合物/芳香環含有ノニオン界面活性剤重量比にて95/5〜70/30である請求項1に記載の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  3. 前記発泡剤が水である請求項1又は2に記載の硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  4. イソシアネート成分と硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物とを混合し、発泡硬化させて硬質ポリウレタンフォームとする硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
    前記硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、少なくともフェノール樹脂系ポリオール化合物を含有するポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、触媒、及び芳香環含有ノニオン界面活性剤を含有するものであることを特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
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