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JP2004053071A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】導風路の奥側の送風機と近接する部位の清掃を容易に行える空気調和機を提供する。
【解決手段】送風機2が送る風を吹出口4へ導く導風路7を二重構造のケーシング15で構成する。ケーシング15は、外側ケーシング15aと内側ケーシング15bとからなる。外側ケーシング15aの前側に内側ケーシング15bがスライド自在に装着されている。清掃時に、内側ケーシング15bをスライドさせて、奥側を手の届く所まで引き出して清掃する。あるいは、内側ケーシング15bを機器本体1から取り外して洗浄する。乾燥後、内側ケーシング15bを再び装着する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば塵や埃、油が付着した送風機及びその周辺部を容易に清掃することができる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気調和機は、吸い込んだ空気を冷却又は加温して吹き出すことにより、室温を調節している。図6に空気調和機の一例の概略断面図を示す。この空気調和機(室内機)の機器本体1に送風機2(横流ファン)及び熱交換器3が内装されている。送風機2及び熱交換器3は、吸込口5から吹出口4に至る導風路7内に配置され、送風機2により吹出口4に向けて吸込口5から送られる風は、送風機2の前側(上流側)に配置された熱交換器3を通過するときに冷却又は加温される。
【0003】
導風路7は、機器本体1内に形成された前側ケーシング6a及び後側ケーシング6bによって囲まれる。後側ケーシング6bは、送風機2の後側に湾曲した状態に形成され、前側上方の吸込口5から前側下方の吹出口4に至る導風路7の後壁を構成する。熱交換器3の下方には、熱交換器3の板状フィンの表面に生成された水滴を受けるドレンパン8が配されている。このドレンパン8は、前側ケーシング6aを利用して形成される。
【0004】
吹出口4には、風の吹出方向を調節する風向調節具9が配され、この風向調節具9は、風向の上下方向を調節する上下風向調節板10と、風向の左右方向を調節する左右風向調節板11とからなる。このうち、上下風向調節板10はドレンパン8側で支持され、左右風向調節板11はケーシング6側で支持されている。
【0005】
吸込口5は、機器本体1に開閉自在に取り付けられた前蓋12の上部から下部にかけて形成される。吸込口5と熱交換器3との間に、エアフィルタ14が機器本体1に着脱可能に取り付けられる。このエアフィルタ14は、吸い込んだ空気中に浮遊する埃や塵、油等の大部分を吸着する。エアフィルタ14を取り外して清掃することにより、吸着した塵や埃、油等を除去するようになっている。
【0006】
エアフィルタ14の網目を通過した埃や塵、油等は、機器本体1の内部に侵入して、その一部が送風機2や熱交換器3、ケーシング6等の表面に付着する。この塵や埃、油等は、その後に送られてくる塵や埃、油等が付着してより大きくなり、送風の抵抗となって空気調和機の性能を低下させると共に、吹き出す空気を不衛生にするおそれがある。
【0007】
なお、塵や埃及びケーシング6の表面が乾燥状態で油を含まないときには、塵や埃のケーシング6への付着量はわずかであるが、塵や埃は、熱交換器3で空気が冷却又は加温されることにより吸湿していたり、油を含んでいたりすることが多く、ケーシング6への付着量も多くなる。
【0008】
そこで、送風機2か導風路7を清掃する必要性が生じてくる。特開2001−324161号公報では、図7に示すように、風向調節具101(風向き変更装置)を取り外し又は移動させることにより、導風路102(風路)を開放して、風向調節具101及び機器本体103の内部を清掃可能とした空気調和機が開示されている。また、特開平11−337105号公報では、防滴カバーを内設した状態で、洗浄液をスプレーすることにより、熱交換器のフィンの表面に付着した塵埃を洗い流すようにした空気調和機が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、送風機は、吹出口から奥まった位置にケーシングと近接して配置されているため、ユーザによる送風機やケーシングの清掃を難しくする。一方、専門家による本格的な清掃は、時間がかかりコストが高くなるため、敬遠されがちになる。そのため、送風機やケーシングに塵や埃、油等が付着したままになりやすく、空気調和機の機能を十分に発揮させることができなくなる。
【0010】
本発明は、導風路や送風機の清掃を容易に行えるようにして、所定の性能及び良好な衛生状態を維持することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、機器本体内の導風路を構成するケーシングを機器本体に取り外し自在あるいは移動可能に装着するものである。この構成によれば、ケーシングを清掃できる位置まで移動させることにより、本来奥まって手の届かない位置にある導風路の表面を容易に清掃することができる。あるいは、ケーシングを取り外して洗浄することができる。
【0012】
ケーシングが導風路の吹出口及びその近傍を構成するものであるとき、ケーシングを吹出口より引き出すように移動させたり、取り外したりすることができる。ケーシングを機器本体に対してスライド自在に装着すれば、ケーシングの移動や着脱を簡単にすることができる。このとき、導風路の曲面部を可撓性を有するケーシングで形成すれば、ケーシングを導風路の形状に応じて変形可能とすることができる。ケーシングは、薄い金属板等で形成してもよいが、可撓性の熱可塑性樹脂から成形すればより好適である。
【0013】
機器本体内の導風路に送風機を配設して、この送風機を清掃する清掃手段を備えれば、送風機の清掃を簡単にすることができる。導風路を機器本体に取り外し自在あるいは移動可能に装着されたケーシングにより構成し、このケーシングに清掃手段としての清掃具を取り付ければ、清掃時に送風機に清掃具を接触させて清掃することができる。
【0014】
具体的には、ケーシングに取り付けた清掃具が運転時に送風機から離間し、ケーシングを所定位置に移動させたときに清掃具が送風機に接触するようにする。あるいは、清掃具をケーシングに着脱自在とし、清掃時にケーシングを機器本体から取り外して清掃具を取り付け、再び機器本体にケーシングを装着したときに、清掃具が送風機に接触するようにすればよい。
【0015】
別の清掃手段として、導風路に流体通路を形成し、送風機に対向して配した流体通路の吹付穴から流体を吐出させて送風機を清掃してもよい。具体的には、導風路を構成するケーシングから送風機を清掃するための流体を吹き付ける吹付手段を設ければ、機器本体内に清掃用の別の部材を設けことなく、送風機に洗浄水や空気等を吹き付けて清掃することができる。
【0016】
吹付手段として、ケーシングに、送風機に対向する吹付穴を形成し、二重構造のケーシングにより、吹付穴に連通する流体通路を形成する。この吹付手段により、供給された流体を流体通路を通じて吹付穴から吐出させる。また、ケーシングを機器本体に取り外し自在あるいは移動可能とすれば、送風機を清掃した後、ケーシングを移動させたり機器本体からケーシングを取り外したりして、このケーシングを清掃することができる。
【0017】
送風機を清掃する清掃具あるいは送風機を清掃するための流体を吹き付ける吹付手段を設けた清掃用ケーシングを用意しておき、清掃時にケーシングに代えて装着してもよい。この清掃用ケーシングは、機器本体内の導風路に配設された送風機と熱交換器との間に挿入して熱交換器を覆い隠す形状とする。そうすれば、送風機に付着していた塵や埃、油等が清掃時に飛び散って熱交換器に付着することを防止することができる。
【0018】
吹出口から吹き出す風の向きを調節する風向調節具を設ける場合、この風向調節具をケーシング以外の導風路を構成する他の部材で支持すれば、風向調節具がケーシングの移動や取り外しの邪魔にならない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る空気調和機の第一実施形態〜第四実施形態について、図面を用いて説明する。これらの空気調和機(室内機)は、図6に示す従来の空気調和機とほぼ同じ構成であり、図示しないモータで送風機2(横流ファン)を回転させることにより、吸込口5から吸い込んだ室内の空気が、導風路7中のエアフィルタ14及び熱交換器3を通過して吹出口4から吹き出す。
【0020】
[第一実施形態] 図1は第一実施形態の空気調和機の概略断面図である。この空気調和機は、その導風路7の後壁を二重構造のケーシング15で構成し、外側ケーシング15aの前側(送風機2側)の表面を覆う内側ケーシング15bを着脱自在に取り外して洗浄できるようにしたものである。外側ケーシング15aは、機器本体1内の送風機2の後側に上下方向に形成され、前側の吸込口5から送られてきた風を前側の吹出口4に導く曲面状とされる。
【0021】
機器本体1の導風路7の両側面を囲む部位には、内側ケーシング15bを外側ケーシング15aの表面に沿って案内するための図示しない曲線状のガイド(溝)が形成されている。内側ケーシング15bは、例えばポリプロピレン等の可撓性の熱可塑性樹脂製の板からなり、機器本体1のガイドにより、吹出口4から引き出すように、あるいは押し込むようにスライド自在に案内される。なお、内側ケーシング15bは、可撓性を有しており、スライド時にガイドの曲線になじむようになっている。
【0022】
外側ケーシング15aには、内側ケーシング15bの上端が嵌り込む溝15cが形成されている。内側ケーシング15bの上端は、溝15cの形状に応じて形成され、溝15cに嵌め込んだときに隙間なく密着して係止される。内側ケーシング15bの下端15dは、機器本体1の係合部1aに係合するように後側に折曲した形状とされている。
【0023】
係合部1aは、機器本体1の下壁前端部を外側ケーシング15aよりも前側に突出させてなり、この係合部1aの上面側に押し込むようにして内側ケーシング15bの下端15dが係合する。内側ケーシング15bをガイドに沿って押し込んで、その上端面を溝15cに嵌め込み、下端15dを係合部1aに係合させることにより、内側ケーシング15bが機器本体1に装着される。
【0024】
吹出口4に配される風向調節具9のうち、上下風向調節板10は機器本体1の両側面で支持され、左右風向調節板11はドレンパン8で支持されている。いずれかをケーシング6側で支持する従来の空気調和機のように、内側ケーシング15bをスライドさせて吹出口4から着脱するとき、上下風向調節板10及び左右風向調節板11が邪魔にならない。
【0025】
上記構成によれば、内側ケーシング15bをスライドさせて着脱することができるため、内側ケーシング15bを吹出口4から前方に引き出すようにして機器本体1から取り外し、水道水叉は洗浄水で洗浄して乾燥させた後、再び機器本体1に装着することができる。そのため、ケーシング15に付着した塵や埃、油等による送風機2の送風能力の低下を防止することができる。また、内側ケーシング15bの清掃が容易で、その表面を清潔な状態に保つことにより、カビや細菌が発生しないので、清潔な空気を吹き出すことができる。
【0026】
なお、本実施形態では、内側ケーシング15bは、機器本体1に着脱自在としているが、機器本体1から取り外さなくても、その表面を清掃できる状態まで吹出口4から引き出すようにしてもよい。また、ケーシングの表面にシートを巻き付け、このシートを回転させることにより、その表面を清掃できる位置に移動させるようにしてもよい。あるいは、ケーシング自体をエンドレスベルトで構成してもよい。
【0027】
[第二実施形態] 図2は第二実施形態の空気調和機の使用状態の概略断面図、図3は第二実施形態の空気調和機の清掃状態の概略断面図である。この空気調和機のケーシング16は、外側ケーシング16aの前側にスライド自在に装着した内側ケーシング16bの上端を送風機2の上方に突出させて、その突出部に、ブラシ17(清掃具)を取り付けている。この空気調和機のその他の構成は、図1の第一実施形態の空気調和機と同じ構成である。
【0028】
図2に示すように、この空気調和機の使用中、ブラシ17は送風機2の上部と熱交換器2及び外側ケーシング16aとの間に位置し、送風機2に接触しないようになっている。図3に示すように、空気調和機を清掃するとき、内側ケーシング16bを下方にスライドさせると、ブラシ17は送風機2に接触する。この接触状態で送風機2を回転させることにより、送風機2の表面に付着した埃や塵、油等が送風機2の表面から剥離され、吹出口4から吹き出される。送風機2の清掃後には、機器本体1から内側ケーシング16bを取り外して洗浄し、乾燥後、再び機器本体1に装着する。以上の構成により、通常清掃することができなかった送風機2の表面を清掃することが可能である。
【0029】
ブラシ17は、ロール状のスポンジをアームで回転自在に支持したものや、無数の毛を植え込んだもの等、送風機2に当たって傷つけないものを用いる。毛を植え込んだブラシ17は、その毛の長さを不揃いとして、内側ケーシング16bをスライドさせる長さが多少ずれた場合であっても、いずれかの毛先で送風機2の表面を清掃できるようにする。
【0030】
ブラシ17が送風機2に当たる位置まで内側ケーシング16bをスライドさせるため、内側ケーシング16bには、マークを付けておく。これによって、スライドさせる長さを確認できる。あるいは、内側ケーシング16bの裏面に突起を設けておく。これによって、内側ケーシング16bを適当な位置までスライドさせたときにその突起が機器本体1側に引っ掛かって当たる位置で止まる。
【0031】
なお、本実施形態では、内側ケーシング16bをスライドさせることにより、送風機2とブラシ17との接触及び非接触を切り換えるようにしているが、ブラシ17を内側ケーシング16bに着脱自在としてもよい。この場合、空気調和機の使用時にブラシ17を取り外すことにより、ブラシ17を装着する突出部が不要となり、送風の邪魔にならず、吸込性能が低下しない。空気調和機の清掃時には、機器本体1から内側ケーシング16bを取り外してブラシ17を装着し、再び内側ケーシング16bを機器本体1に装着して送風機2を回転させることにより、送風機2を清掃する。
【0032】
また、ブラシ17は、ケーシング16bに装着する代わりに、別の部材に装着してもよい。このブラシ17を装着する部材は、機器本体1に対して移動可能としてもよいが、機器本体1に固定して、空気調和機の使用中も絶えず送風機2にブラシ17を接触させてもよい。
【0033】
[第三実施形態] 図4は第三実施形態の空気調和機の概略断面図である。この空気調和機は、外側ケーシング18aの前側に、送風機2に清掃用の流体を吹き付ける内側ケーシング18bをスライド自在に装着して、二重構造のケーシング18を構成したものである。この空気調和機のその他の構成は、図1の第一実施形態の空気調和機と同じ構成である。
【0034】
内側ケーシング18bの上端付近には、送風機2に対向する一つ又は複数の吹付穴19が形成され、下端付近には、内側ケーシング18bに清掃用の流体を供給するための供給口20aが形成されている。外側ケーシング18aには、供給口20aと連通するノズル20bが設けられ、ポンプ等の図示しない供給手段に連結されたホースを接続可能とされる。
【0035】
内側ケーシング18bは中空状に形成され、その内部が吹付穴19と供給口20aとを連通する流体通路21とされる。これらの吹付穴19、供給口20a、ノズル20b、流体通路21及び供給手段により、送風機2に清掃用の流体を吹き付ける吹付手段が構成される。
【0036】
送風機2を清掃するとき、供給口20から清掃用の流体を供給することにより、流体通路21を通じて、吹付穴19から流体が送風機2に向かって吹き出し、送風機2に付着した塵や埃、油等を除去する。この塵や埃、油等は、送風機2を回転させることにより、吹出口4から排出される。送風機2の清掃後には、機器本体1から内側ケーシング18bを取り外して洗浄し、乾燥後、再び機器本体1に装着する。
【0037】
なお、内側ケーシング18bは、機器本体1にスライド自在に装着するだけでなく、機器本体1に固定してもよい。この場合、内側ケーシング18bの任意の位置に複数の吹付穴19を形成し、いずれかの吹付穴19から内側ケーシング18bの表面に向けて流体を吹き付け、内側ケーシング18b自体を清掃するようにすればよい。また、内側ケーシング18bを中空状に形成する代わりに、外側ケーシング18aとの間に隙間を設けて装着し、その隙間を流体通路として利用してもよい。
【0038】
清掃用の流体としては、空気や圧縮空気、水道水、洗浄液等どのようなものでもよいが、洗浄液を使用することにより、雑菌等を除去することができる。また、内側ケーシング18bの内部に流体通路21を形成する代わりに、外側ケーシング18aと内側ケーシング18bとを貫通する貫通穴を形成し、外側から直接、供給手段により清掃用の流体を吹き出すようにしてもよい。以上、清掃用の流体を使うことにより、送風機2に付着した塵や埃、油等をより確実に除去することができ、また洗浄液の使用により殺菌や除菌を行うことも可能である。
【0039】
[第四実施形態] 図5は第四実施形態の空気調和機の概略断面図である。この空気調和機は、送風機2を清掃するときに、外側ケーシング22aの前側に、図示しない内側ケーシングに代えて清掃用ケーシング22bを装着し、二重構造のケーシング22を構成するものである。この空気調和機のその他の構成は、図1の第一実施形態の空気調和機と同じ構成である。
【0040】
清掃用ケーシング22bは、図示しないガイドに沿って機器本体1に挿入したとき、湾曲して送風機2と熱交換器3との間に侵入する。清掃用ケーシング22bは、その先端がドレンパン8に当接するように湾曲長さが設定され、装着時に熱交換器3を覆い隠す形状とされる。清掃用ケーシング22bにより、送風機2に近接して配置されている熱交換器3に、清掃時に飛散する塵や埃、油等が付着することを防止する。
【0041】
清掃用ケーシング22bは、第三実施形態の空気調和機の内側ケーシング18bと同様、吹付手段の一部を構成する。清掃用ケーシング22bの送風機2に対向する部位には吹付穴23が形成され、下端部の供給口24から流体通路25を通じて供給された清掃用の流体を吐出させる。吹付穴23から送風機2に清掃用の流体を吹き付けて、送風機2を清掃できる。なお、清掃用ケーシング22bは、清掃用の流体を吹き付けるものだけでなく、第2実施形態と同様のブラシを装着したものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、空気調和機の機器本体にケーシングを移動可能に装着することにより、ケーシングを清掃しやすい位置に移動させることができる。また、ケーシングに送風機を清掃する清掃具を取り付けたり、ケーシングから送風機に清掃用の流体を吹き付けたりすることにより、送風機を清掃できる。
【0043】
その結果、機器本体の狭く奥まった部位に配された送風機及びその周辺部に塵や埃、油等が付着したとき、これらを容易に清掃することができるため、空気調和機の所定の性能及び良好な衛生状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の空気調和機の概略断面図
【図2】第二実施形態の空気調和機の使用中の概略断面図
【図3】第二実施形態の空気調和機の清掃時の概略断面図
【図4】第三実施形態の空気調和機の概略断面図
【図5】第四実施形態の空気調和機の概略断面図
【図6】従来の空気調和機の概略断面図
【図7】従来の別の空気調和機の概略断面図
【符号の説明】
1   機器本体
2   送風機
3   熱交換器
4   吹出口
5   吸込口
7   導風路
9   風向調節具
15、16、18、22ケーシング
15a、16a、18a、22a外側ケーシング
15b、16b、18b内側ケーシング
17  ブラシ(清掃具)
19  吹付穴
21  流体通路
22b 清掃用ケーシング

Claims (10)

  1. 機器本体内の導風路を構成するケーシングが、その導風路表面を清掃できるように、機器本体に取り外し自在又は移動可能に装着されたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記導風路の曲面部が可撓性を有するケーシングにより形成され、前記ケーシングは、機器本体に対してスライド自在に装着されたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 機器本体内の導風路に送風機が配設され、該送風機を清掃する清掃手段を備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 前記導風路は、機器本体に取り外し自在又は移動可能に装着されたケーシングにより構成され、該ケーシングに前記清掃手段としての清掃具が取り付けられたことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  5. 機器本体内の導風路に送風機が配設され、前記導風路を構成するケーシングが機器本体に取り外し自在又は移動可能に装着され、前記ケーシングを所定位置に移動させたとき、該ケーシングに取り付けられた清掃具が送風機に接触して清掃することを特徴とする空気調和機。
  6. 前記清掃手段は、導風路に形成された流体通路を備え、送風機に対向して配された流体通路の吹付穴から送風機を清掃するための流体を吐出させることを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  7. 機器本体内の導風路に送風機及び熱交換器が配設され、前記導風路を構成するケーシングに代えて機器本体に装着される清掃用ケーシングが設けられ、該清掃用ケーシングは、送風機と熱交換器との間に侵入して熱交換器を覆い隠す形状とされ、前記清掃用ケーシングに、送風機を清掃する清掃具が設けられたことを特徴とする空気調和機。
  8. 機器本体内の導風路に送風機及び熱交換器が配設され、前記導風路を構成するケーシングに代えて機器本体に装着される清掃用ケーシングが設けられ、該清掃用ケーシングは、送風機と熱交換器との間に侵入して熱交換器を覆い隠す形状とされ、前記清掃用ケーシングから前記送風機を清掃するための流体を吹き付ける吹付手段が設けられたことを特徴とする空気調和機。
  9. 前記導風路の吹出口から吹き出される風の向きを調節する風向調節具が設けられ、該風向調節具は、前記ケーシング以外の導風路を構成する他の部材に支持されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気調和機。
  10. 前記ケーシングは、可撓性の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の空気調和機。
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