JP2003536282A - ディジタル交換機によって収集された接続に関連する通信データを確認する装置、装置評価装置および方法 - Google Patents
ディジタル交換機によって収集された接続に関連する通信データを確認する装置、装置評価装置および方法Info
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Abstract
(57)【要約】
ディジタル交換機が、有料の接続に関して発生する料金に関するデータを正しく収集できることを確実にするために、ディジタル交換機２０によって生成された通信データ記録の正確さを確認することが必要である。既存のテスト装置は、通信データ記録の形式上の構造を確認することしかできなかった。このため、本発明の目的は、通信データ記録をより正確に確認することを可能にすることである。このために、本発明は特に、ディジタル交換機２０にリンクできる少なくとも１つのテストユニット４０を含む装置を提示する。テストユニット４０は、接続に関連する基準データ記録を生成するデバイスを含み、それに対しディジタル交換機２０は、送信された通信要素から少なくとも１つの接続に関連する通信データ記録を生成することが可能である。
Description
【０００１】
本発明はディジタル交換機によって収集された、接続に関連する通信データを
確認する装置と方法、およびこのような装置または方法によって使用されるべき
装置評価装置に関する。
確認する装置と方法、およびこのような装置または方法によって使用されるべき
装置評価装置に関する。
【０００２】
通信ネットワーク内のディジタル交換機の重要な機能は、サービスが使用され
ている時に発生する料金に関するデータを収集することである。この目的のため
に、ディジタル交換機内の通信接続ごとに、料金を計算するために必要なすべて
の通信データを取得しなければならない。通信データの取得の正確さを確認する
ために、適切なテスト装置が必要である。しかし既存のテスト装置は、通信デー
タ記録と組み合わされている通信データが正しいフォーマットを有することを確
認することしかできない。したがって、知られたテスト装置は、通信データ記録
の構造が定義された構造と一致するかどうか、また通信データ記録のデータフィ
ールド内に含まれる通信データが対応するデータフィールドに割り当てられた値
の範囲内にあるかどうかを確認することしかできない。
ている時に発生する料金に関するデータを収集することである。この目的のため
に、ディジタル交換機内の通信接続ごとに、料金を計算するために必要なすべて
の通信データを取得しなければならない。通信データの取得の正確さを確認する
ために、適切なテスト装置が必要である。しかし既存のテスト装置は、通信デー
タ記録と組み合わされている通信データが正しいフォーマットを有することを確
認することしかできない。したがって、知られたテスト装置は、通信データ記録
の構造が定義された構造と一致するかどうか、また通信データ記録のデータフィ
ールド内に含まれる通信データが対応するデータフィールドに割り当てられた値
の範囲内にあるかどうかを確認することしかできない。
【０００３】
本発明の目的は、ディジタル交換機によって生成された通信データ記録の正確
さを、より高い精度で確認することを可能にする装置、装置評価装置、および方
法を提供することである。
さを、より高い精度で確認することを可能にする装置、装置評価装置、および方
法を提供することである。
【０００４】
本発明の中心的な考えは、少なくとも１つの通信接続に関して、ディジタル交
換機によって生成された通信データ記録を、構造に関して確認するのみではなく
、通信データ記録内に含まれる通信データの内容に関しても確認することである
。
換機によって生成された通信データ記録を、構造に関して確認するのみではなく
、通信データ記録内に含まれる通信データの内容に関しても確認することである
。
【０００５】
本発明はこの技術上の目的をまず、請求項１の機能を採用することによって達
成する。
成する。
【０００６】
通信データ記録の構造の正確さのみではなく内容の正確さも確認するために、
テスト装置は少なくとも１つのテストユニットを含み、このテストユニットはデ
ィジタル交換機にリンクすることが可能で、このテストユニットはさらに専用通
信要素を格納する第１のメモリユニットと、少なくとも１つの専用のテスト通信
接続の確立を開始するデバイスと、対応する通信要素から接続に関連する基準デ
ータ記録を生成するデバイスと、通信接続の開始時と終了時、および、接続に関
連する通信要素をディジタル交換機に送信するデバイスとを備える。さらに、テ
スト装置は少なくとも１つのディジタル交換機を含み、このディジタル交換機は
受信された、接続に関連する通信要素に応答して、適切なテスト通信接続を確立
するように機能する。またディジタル交換機の中で、少なくとも１つの、接続に
関連する通信データ記録を生成するデバイスが実装される。さらに、テスト装置
は装置評価装置を有し、装置評価装置はテストユニットおよびディジタル交換機
に割り当てられており、装置評価装置はさらに、接続に関連する基準データ記録
の内容を、装置評価装置に属する、接続に関連する通信データ記録の内容と比較
するデバイスも備える。
テスト装置は少なくとも１つのテストユニットを含み、このテストユニットはデ
ィジタル交換機にリンクすることが可能で、このテストユニットはさらに専用通
信要素を格納する第１のメモリユニットと、少なくとも１つの専用のテスト通信
接続の確立を開始するデバイスと、対応する通信要素から接続に関連する基準デ
ータ記録を生成するデバイスと、通信接続の開始時と終了時、および、接続に関
連する通信要素をディジタル交換機に送信するデバイスとを備える。さらに、テ
スト装置は少なくとも１つのディジタル交換機を含み、このディジタル交換機は
受信された、接続に関連する通信要素に応答して、適切なテスト通信接続を確立
するように機能する。またディジタル交換機の中で、少なくとも１つの、接続に
関連する通信データ記録を生成するデバイスが実装される。さらに、テスト装置
は装置評価装置を有し、装置評価装置はテストユニットおよびディジタル交換機
に割り当てられており、装置評価装置はさらに、接続に関連する基準データ記録
の内容を、装置評価装置に属する、接続に関連する通信データ記録の内容と比較
するデバイスも備える。
【０００７】
テストユニットとディジタル交換機は通常、異なるデータ記録フォーマットを
使用するため、装置評価装置には、基準データ記録のフォーマットに変換する第
１のデバイスと、各通信データ記録のフォーマットを均一なフォーマットに変換
する第２のデバイスが含まれる。この方法は、ディジタル交換機のフォーマット
で動作するテスト装置内でテストユニットだけを使用する必要性を除去する。
使用するため、装置評価装置には、基準データ記録のフォーマットに変換する第
１のデバイスと、各通信データ記録のフォーマットを均一なフォーマットに変換
する第２のデバイスが含まれる。この方法は、ディジタル交換機のフォーマット
で動作するテスト装置内でテストユニットだけを使用する必要性を除去する。
【０００８】
この時点で、本明細書および請求項を通じて、「通信データ」という用語は、
通信要素および、対応するテスト通信接続の開始時点および終了時点を含むこと
を指摘しておきたい。同様に、「通信要素」という用語は、テストユニットの宛
先アドレスおよびソースアドレス、通信接続の日付、サービスのタイプ、サービ
スの機能などのパラメータを指摘することを理解されたい。サービスとはたとえ
ば、電話、ＩＳＤＮまたはＡＮＩＳの加入者、データ通信などである。サービス
機能はたとえば、３者会議、ブローカ業務などを含む。
通信要素および、対応するテスト通信接続の開始時点および終了時点を含むこと
を指摘しておきたい。同様に、「通信要素」という用語は、テストユニットの宛
先アドレスおよびソースアドレス、通信接続の日付、サービスのタイプ、サービ
スの機能などのパラメータを指摘することを理解されたい。サービスとはたとえ
ば、電話、ＩＳＤＮまたはＡＮＩＳの加入者、データ通信などである。サービス
機能はたとえば、３者会議、ブローカ業務などを含む。
【０００９】
一般に知られた方法で、通信データ記録および基準データ記録は複数の既定の
データフィールドを含む。通信データ記録および基準データ記録の各データフィ
ールドは、格納された通信データを含む。さらに、各データフィールドには値の
範囲が割り当てられ、データフィールド内に含まれる通信データはその値の範囲
の中になければならない。したがってたとえば、データフィールド「通信接続の
日付」に関する値の範囲はグレゴリオ暦カレンダによって定義され、データフィ
ールド「通信の開始時点」の値の範囲は０から２４時間の時間フレームによって
定義される。データフィールド「サービスタイプ」に関する値の範囲は所与のサ
ービスの組によって定義され、データフィールド「サービスの特徴」の値の範囲
は、すべての許可されたサービスの特徴によって定義される。
データフィールドを含む。通信データ記録および基準データ記録の各データフィ
ールドは、格納された通信データを含む。さらに、各データフィールドには値の
範囲が割り当てられ、データフィールド内に含まれる通信データはその値の範囲
の中になければならない。したがってたとえば、データフィールド「通信接続の
日付」に関する値の範囲はグレゴリオ暦カレンダによって定義され、データフィ
ールド「通信の開始時点」の値の範囲は０から２４時間の時間フレームによって
定義される。データフィールド「サービスタイプ」に関する値の範囲は所与のサ
ービスの組によって定義され、データフィールド「サービスの特徴」の値の範囲
は、すべての許可されたサービスの特徴によって定義される。
【００１０】
通信データ記録の正確さを構造に関しても同時に確認するために、装置評価装
置は、通信データ記録の構造をチェックするデバイスと、データフィールドをチ
ェックしてデータフィールド内に含まれる通信データが特定の値の範囲の中にあ
るかどうかを決定するデバイスとを含む。
置は、通信データ記録の構造をチェックするデバイスと、データフィールドをチ
ェックしてデータフィールド内に含まれる通信データが特定の値の範囲の中にあ
るかどうかを決定するデバイスとを含む。
【００１１】
装置評価装置は、特にセキュリティの理由のために、既存の通信接続に関して
新しい通信データ記録が通常の時間間隔で確認された時に、テスト通信接続によ
って割り当てられる通信データ記録を認識するデバイスを備える。同じ接続を識
別するデータ内容（たとえば宛先アドレスおよび／またはソースアドレス）が各
通信データ記録内に含まれている時、複数の通信データ記録が１つの接続内に共
に属すると認識される。このような場合について、コンパレータは接続に関連す
る基準データ記録を、マージされた、接続に関連する通信データ記録の各々と比
較するように設計される。装置評価装置はまた、個別の通信データ記録の開始タ
イムスタンプおよび終了タイムスタンプが、基準データ記録の開始タイムスタン
プおよび終了タイムスタンプによって定義される時間間隔内にある時、マージさ
れた通信データ記録の個別の通信データ記録が、対応する基準データ記録に属す
ると認識する。
新しい通信データ記録が通常の時間間隔で確認された時に、テスト通信接続によ
って割り当てられる通信データ記録を認識するデバイスを備える。同じ接続を識
別するデータ内容（たとえば宛先アドレスおよび／またはソースアドレス）が各
通信データ記録内に含まれている時、複数の通信データ記録が１つの接続内に共
に属すると認識される。このような場合について、コンパレータは接続に関連す
る基準データ記録を、マージされた、接続に関連する通信データ記録の各々と比
較するように設計される。装置評価装置はまた、個別の通信データ記録の開始タ
イムスタンプおよび終了タイムスタンプが、基準データ記録の開始タイムスタン
プおよび終了タイムスタンプによって定義される時間間隔内にある時、マージさ
れた通信データ記録の個別の通信データ記録が、対応する基準データ記録に属す
ると認識する。
【００１２】
時間シーケンスは、通信データ記録において、マージされた通信データ記録の
開始タイムスタンプによって定義される。時間的に直後に続く通信データ記録の
場合に、その通信データ記録の開始タイムスタンプが直前の通信データ記録の終
了タイムスタンプに対応する時、および、第１の通信データ記録の開始タイムス
タンプと最後の通信データ記録の終了タイムスタンプによって定義される時間の
範囲が、基準データ記録の開始タイムスタンプと終了タイムスタンプによって定
義されるテスト通信接続の合計の長さに対応する時、装置評価装置は、共に属す
る通信データ記録のシーケンスが正しいと認識する。
開始タイムスタンプによって定義される。時間的に直後に続く通信データ記録の
場合に、その通信データ記録の開始タイムスタンプが直前の通信データ記録の終
了タイムスタンプに対応する時、および、第１の通信データ記録の開始タイムス
タンプと最後の通信データ記録の終了タイムスタンプによって定義される時間の
範囲が、基準データ記録の開始タイムスタンプと終了タイムスタンプによって定
義されるテスト通信接続の合計の長さに対応する時、装置評価装置は、共に属す
る通信データ記録のシーケンスが正しいと認識する。
【００１３】
さらに、装置評価装置は、ディジタル交換機内で生成された通信データ記録の
各々が、確立されたテスト通信接続に属しているかどうかを確認することができ
るデバイスを有する。この結果、一方では、生成された通信データ記録をテスト
通信接続に属する基準データ記録と比較することによって、確立されたテスト通
信接続ごとにディジタル交換機が有効な通信データ記録を生成したかどうかを確
認することが可能である。他方では、装置評価装置は、生成された通信データ記
録に関してテスト通信接続が確立されたかどうかを認識する。 各テストの前にテスト装置は時間的に同期化される、すなわち、テストユニット
とディジタル交換機は同期化されるが、対応するテスト通信接続の開始時間と終
了時間に関するデータフィールドの中で時間偏差は避けられない。この時間偏差
の理由はたとえば、メーカーごとに、ディジタル交換機が秒の情報に関する少数
位を異なる方法で処理するためである。一部のディジタル交換機は四捨五入の規
則を使用し、他のディジタル交換機は四捨五入せずに少数位を切り捨てる。この
ために、テスト通信接続の「開始タイムスタンプ」と「終了タイムスタンプ」デ
ータフィールドを確認する時に、装置評価装置は、時間に関して既定の公差の範
囲を許容しなければならない。たとえば、１つの可能性のある公差の範囲は１秒
である。この公差の範囲は装置評価装置内に格納され、評価ごとにコンパレータ
によってアクセスすることが可能である。
各々が、確立されたテスト通信接続に属しているかどうかを確認することができ
るデバイスを有する。この結果、一方では、生成された通信データ記録をテスト
通信接続に属する基準データ記録と比較することによって、確立されたテスト通
信接続ごとにディジタル交換機が有効な通信データ記録を生成したかどうかを確
認することが可能である。他方では、装置評価装置は、生成された通信データ記
録に関してテスト通信接続が確立されたかどうかを認識する。 各テストの前にテスト装置は時間的に同期化される、すなわち、テストユニット
とディジタル交換機は同期化されるが、対応するテスト通信接続の開始時間と終
了時間に関するデータフィールドの中で時間偏差は避けられない。この時間偏差
の理由はたとえば、メーカーごとに、ディジタル交換機が秒の情報に関する少数
位を異なる方法で処理するためである。一部のディジタル交換機は四捨五入の規
則を使用し、他のディジタル交換機は四捨五入せずに少数位を切り捨てる。この
ために、テスト通信接続の「開始タイムスタンプ」と「終了タイムスタンプ」デ
ータフィールドを確認する時に、装置評価装置は、時間に関して既定の公差の範
囲を許容しなければならない。たとえば、１つの可能性のある公差の範囲は１秒
である。この公差の範囲は装置評価装置内に格納され、評価ごとにコンパレータ
によってアクセスすることが可能である。
【００１４】
テストユニットとディジタル交換機はどちらも、生成された基準データ記録お
よび、場合によっては接続に関連する通信データ記録が格納できるバッファメモ
リを有する。
よび、場合によっては接続に関連する通信データ記録が格納できるバッファメモ
リを有する。
【００１５】
本発明のさらなる態様によれば、請求項８は装置評価装置を提供し、装置評価
装置は少なくとも１つのインタフェースを介してディジタル交換機に接続するこ
とができ、さらに、少なくとも１つのさらなるインタフェースを介してテストユ
ニットに接続することが可能である。また、テストユニットによって生成された
接続に関連する基準データ記録の内容を、ディジタル交換機によって生成された
少なくとも１つの、接続に関連する通信データ記録の内容と比較するために、こ
の目的のために設計された準備がコンパレータのために行われる。基準データ記
録と通信データ記録が異なるフォーマットを有する場合、適切なコンバータが、
コンパレータによって処理することができる均一フォーマットへの変換を提供す
る。
装置は少なくとも１つのインタフェースを介してディジタル交換機に接続するこ
とができ、さらに、少なくとも１つのさらなるインタフェースを介してテストユ
ニットに接続することが可能である。また、テストユニットによって生成された
接続に関連する基準データ記録の内容を、ディジタル交換機によって生成された
少なくとも１つの、接続に関連する通信データ記録の内容と比較するために、こ
の目的のために設計された準備がコンパレータのために行われる。基準データ記
録と通信データ記録が異なるフォーマットを有する場合、適切なコンバータが、
コンパレータによって処理することができる均一フォーマットへの変換を提供す
る。
【００１６】
本発明のさらなる態様によれば、請求項１４に記述されるように、ディジタル
交換機によって取得される、接続に関連する通信データを確認する方法が提供さ
れる。
交換機によって取得される、接続に関連する通信データを確認する方法が提供さ
れる。
【００１７】
それぞれのテストが開始する前に、ディジタル交換機にリンクすることができ
る少なくとも１つのテストユニット内に、複数の通信要素が格納される。選択さ
れたテストに応じて、テストユニットは、少なくとも１つの専用のテスト通信接
続の確立を開始する。さらに、選択されたテストによっては必要となる、接続に
関連する通信要素が、ディジタル交換機に送信される。ディジタル交換機は受信
された、接続に関連する通信要素に応答して機能し、適切なテスト通信接続を確
立する。この時点で、配備されたテストユニットは、発呼側デバイスと被呼側の
デバイスの両方をシミュレートすることができ、テスト通信接続が１つの同じテ
ストユニット内で着信し発信することが可能であることに注意されたい。もちろ
ん、２つの別々のテストユニットの間にテスト通信接続を確立することも考えら
れる。次のステップでは、テストユニットは選択されたテストによって定義され
る、接続に関連する通信要素から、および対応するテスト通信接続の開始時点お
よび終了時点から基準データ記録を生成する。ディジタル交換機はまた、受信し
た通信要素から、およびテスト通信接続の確認された開始時点および終了時点か
ら少なくとも１つの通信データ記録を生成する。接続のクリアダウンに続いて、
対応するテスト通信接続の基準データ記録および各通信データ記録が装置評価装
置に送信される。次に、接続に関連する基準データ記録の内容は、装置評価装置
内でその装置評価装置に属する各通信データ記録の内容と比較される。
る少なくとも１つのテストユニット内に、複数の通信要素が格納される。選択さ
れたテストに応じて、テストユニットは、少なくとも１つの専用のテスト通信接
続の確立を開始する。さらに、選択されたテストによっては必要となる、接続に
関連する通信要素が、ディジタル交換機に送信される。ディジタル交換機は受信
された、接続に関連する通信要素に応答して機能し、適切なテスト通信接続を確
立する。この時点で、配備されたテストユニットは、発呼側デバイスと被呼側の
デバイスの両方をシミュレートすることができ、テスト通信接続が１つの同じテ
ストユニット内で着信し発信することが可能であることに注意されたい。もちろ
ん、２つの別々のテストユニットの間にテスト通信接続を確立することも考えら
れる。次のステップでは、テストユニットは選択されたテストによって定義され
る、接続に関連する通信要素から、および対応するテスト通信接続の開始時点お
よび終了時点から基準データ記録を生成する。ディジタル交換機はまた、受信し
た通信要素から、およびテスト通信接続の確認された開始時点および終了時点か
ら少なくとも１つの通信データ記録を生成する。接続のクリアダウンに続いて、
対応するテスト通信接続の基準データ記録および各通信データ記録が装置評価装
置に送信される。次に、接続に関連する基準データ記録の内容は、装置評価装置
内でその装置評価装置に属する各通信データ記録の内容と比較される。
【００１８】
基準データ記録のフォーマットと通信データ記録のフォーマットが一致しない
場合、異なるフォーマットが装置評価装置内で均一のフォーマットに変換されて
から、比較ステップが実装される。
場合、異なるフォーマットが装置評価装置内で均一のフォーマットに変換されて
から、比較ステップが実装される。
【００１９】
通信データ記録の内容が対応する基準データ記録の内容に割り当てることがで
きない時、通信データ記録の構造が既定の構造に対応しない時、または、データ
フィールド内に含まれる通信データがデータフィールドに割り当てられた値の範
囲内にない時に、その通信データ記録は誤りと示される。
きない時、通信データ記録の構造が既定の構造に対応しない時、または、データ
フィールド内に含まれる通信データがデータフィールドに割り当てられた値の範
囲内にない時に、その通信データ記録は誤りと示される。
【００２０】
次に本発明を、例としての実施形態に基づき、同封された図面と共に説明する
。
。
【００２１】
図１は、本発明によるテスト装置１０の概念的なセットアップを描く。テスト
装置１０は少なくとも１つのディジタル交換機２０およびテスト構成３０を含み
、テスト構成３０は少なくとも１つのテストユニット４０および１つの装置評価
装置５０を有し、装置評価装置５０はディジタル交換機２０とテストユニット４
０の両方にリンクすることが可能である。テストユニット４０は加入者サイドの
通信端末を介して、割り当てられたディジタル交換機２０にリンクされる。ＩＳ
Ｏ９６４６基準によれば、テスト構成３０は２つのいわゆる制御と観察ポイント
（points of control and observation、ＰＣＯ）３２と３４を介して、テスト
中の実装（ＩＵＴ）と通信し、テスト中の実装はテストされるディジタル交換機
２０に埋め込まれている。さらに、テストユニット４０は、選択されたテストケ
ースの機能として、アブストラクトサービスプリミティブ（abstract service p
rimitive、ＡＳＰ）とも呼ばれる対応する通信要素が、制御と観察ポイント３２
および、加入者側通信端末を介して、ディジタル交換機２０に送信できるように
設計されている。選択されたテストケースに応じてテストユニット４０内にすで
に格納されている通信要素はたとえば、宛先アドレス、ソースアドレス、テスト
通信接続の日付、サービスタイプおよびサービスの特徴を含む。テストされるべ
きディジタル交換機２０の標準化されたハードウェアインタフェースを介して、
ディジタル交換機２０によって生成された通信データ記録はついで、制御と観察
３４の第２のポイントを介して評価装置５０に送信される。
装置１０は少なくとも１つのディジタル交換機２０およびテスト構成３０を含み
、テスト構成３０は少なくとも１つのテストユニット４０および１つの装置評価
装置５０を有し、装置評価装置５０はディジタル交換機２０とテストユニット４
０の両方にリンクすることが可能である。テストユニット４０は加入者サイドの
通信端末を介して、割り当てられたディジタル交換機２０にリンクされる。ＩＳ
Ｏ９６４６基準によれば、テスト構成３０は２つのいわゆる制御と観察ポイント
（points of control and observation、ＰＣＯ）３２と３４を介して、テスト
中の実装（ＩＵＴ）と通信し、テスト中の実装はテストされるディジタル交換機
２０に埋め込まれている。さらに、テストユニット４０は、選択されたテストケ
ースの機能として、アブストラクトサービスプリミティブ（abstract service p
rimitive、ＡＳＰ）とも呼ばれる対応する通信要素が、制御と観察ポイント３２
および、加入者側通信端末を介して、ディジタル交換機２０に送信できるように
設計されている。選択されたテストケースに応じてテストユニット４０内にすで
に格納されている通信要素はたとえば、宛先アドレス、ソースアドレス、テスト
通信接続の日付、サービスタイプおよびサービスの特徴を含む。テストされるべ
きディジタル交換機２０の標準化されたハードウェアインタフェースを介して、
ディジタル交換機２０によって生成された通信データ記録はついで、制御と観察
３４の第２のポイントを介して評価装置５０に送信される。
【００２２】
テスト装置１０の機能と動作の方法を説明するために、次に１つのシナリオを
使用する。
使用する。
【００２３】
本発明のテスト装置１０の機能および目的は、有料の通信接続に関して料金を
計算するために使用される、ディジタル交換機２０内で生成された通信データ記
録を確認することである。通信データ記録が正しく生成された時のみ、エラーの
ない料金の計算を行うことが可能である。
計算するために使用される、ディジタル交換機２０内で生成された通信データ記
録を確認することである。通信データ記録が正しく生成された時のみ、エラーの
ない料金の計算を行うことが可能である。
【００２４】
まず、単一のテストステップまたは複数の並列的か連続的なテストステップを
含む可能性のある、特定のテストケースが選択される。ここで考慮するテストケ
ースに関しては、２つのＩＳＤＮ端末間で通例の電話接続が確立されるところで
あると仮定する。したがって、「ＩＳＤＮユニット間の電話接続」というサービ
スがサービスタイプとして使用される。さらに、テストユニット４０は発呼側Ｉ
ＳＤＮ加入者と被呼側ＩＳＤＮ加入者の両方をシミュレートすることが可能であ
ると仮定する。選択されたテストケースはまた、２人の加入者の宛先アドレスお
よびソースアドレスを決定する。日付および開始時点は、テスト通信接続が確立
された時点から導出される。選択されたテストケースに属するすべてのこれらの
通信要素は、テストユニット４０のメモリ内に格納されている。
含む可能性のある、特定のテストケースが選択される。ここで考慮するテストケ
ースに関しては、２つのＩＳＤＮ端末間で通例の電話接続が確立されるところで
あると仮定する。したがって、「ＩＳＤＮユニット間の電話接続」というサービ
スがサービスタイプとして使用される。さらに、テストユニット４０は発呼側Ｉ
ＳＤＮ加入者と被呼側ＩＳＤＮ加入者の両方をシミュレートすることが可能であ
ると仮定する。選択されたテストケースはまた、２人の加入者の宛先アドレスお
よびソースアドレスを決定する。日付および開始時点は、テスト通信接続が確立
された時点から導出される。選択されたテストケースに属するすべてのこれらの
通信要素は、テストユニット４０のメモリ内に格納されている。
【００２５】
テスト開始前に、テスト構成に属さないディジタル交換機２０のすべての端末
は起動していないことと、これらはテストの実行中は起動できないことを確認し
なければならない。この条件は、テストの間に生成される通信データ記録を特定
の基準データ記録に割り当てることができるかどうかをチェックするために必要
である。
は起動していないことと、これらはテストの実行中は起動できないことを確認し
なければならない。この条件は、テストの間に生成される通信データ記録を特定
の基準データ記録に割り当てることができるかどうかをチェックするために必要
である。
【００２６】
テスト手順の開始時に、テストに関連する通信要素はテストデバイス４０によ
って、ＰＣＯ３２および通信端末を介してメモリからディジタル交換機２０のＩ
ＵＴに送信される。受信された通信要素に応じて、ディジタル交換機２０は、関
連する宛先アドレスを有する加入者に対し、選択されたテスト通信接続を確立す
る。続いて、確立されたテスト通信接続の開始タイムスタンプが、テストユニッ
ト４０およびディジタル交換機２０の両方に記録される。テスト通信接続がクリ
アダウンされると、通信接続の終了タイムスタンプがテストユニット４０とディ
ジタル交換機２０の中で同様に決定され、各ケースでメモリの中に保存される。
テスト通信接続が一度終了すると、テストユニット４０はテストに関連する通信
要素、およびテスト通信接続の開始時点および終了時点から基準データ記録を生
成する。基準データ記録の代表的なフォーマットが図２の中に示されている。基
準データ記録はたとえば、「開始時点」、「宛先アドレス」、「ソースアドレス
」、「サービスタイプ」、「サービス機能」、「データ」、「終了時点」、およ
び「テストケース番号」などのデータフィールドから構成されている。この基準
データ記録はテストユニット４０のメモリ内に格納される。受信された通信要素
およびテスト通信接続の開始時点と終了時点から、ディジタル交換機２０は対応
する、接続に関連する通信データ記録を生成し、このデータ記録の構造は図２に
示されたフォーマットと一致させることが可能である。生成された通信データ記
録は同様にバッファ内に保存される。
って、ＰＣＯ３２および通信端末を介してメモリからディジタル交換機２０のＩ
ＵＴに送信される。受信された通信要素に応じて、ディジタル交換機２０は、関
連する宛先アドレスを有する加入者に対し、選択されたテスト通信接続を確立す
る。続いて、確立されたテスト通信接続の開始タイムスタンプが、テストユニッ
ト４０およびディジタル交換機２０の両方に記録される。テスト通信接続がクリ
アダウンされると、通信接続の終了タイムスタンプがテストユニット４０とディ
ジタル交換機２０の中で同様に決定され、各ケースでメモリの中に保存される。
テスト通信接続が一度終了すると、テストユニット４０はテストに関連する通信
要素、およびテスト通信接続の開始時点および終了時点から基準データ記録を生
成する。基準データ記録の代表的なフォーマットが図２の中に示されている。基
準データ記録はたとえば、「開始時点」、「宛先アドレス」、「ソースアドレス
」、「サービスタイプ」、「サービス機能」、「データ」、「終了時点」、およ
び「テストケース番号」などのデータフィールドから構成されている。この基準
データ記録はテストユニット４０のメモリ内に格納される。受信された通信要素
およびテスト通信接続の開始時点と終了時点から、ディジタル交換機２０は対応
する、接続に関連する通信データ記録を生成し、このデータ記録の構造は図２に
示されたフォーマットと一致させることが可能である。生成された通信データ記
録は同様にバッファ内に保存される。
【００２７】
装置評価装置５０の中では、既定の値の範囲が選択されたテストの関数として
、基準データ記録または通信データ記録の各データフィールドに割り当てられる
。データフィールド「開始時点」および「終了時点」の値の範囲は、０から２４
時間のクロック時間によって定義される。データフィールド「宛先アドレス」お
よび「ソースアドレス」の値の範囲は、複数の許可できるアドレスを含む。デー
タフィールド「サービスタイプ」および「サービス機能」の値の範囲は、種々の
あらかじめ選択されたサービスおよびサービス機能によって定義される。「日付
」データフィールドの値の範囲は、たとえば、グレゴリオ暦によって定義される
。
、基準データ記録または通信データ記録の各データフィールドに割り当てられる
。データフィールド「開始時点」および「終了時点」の値の範囲は、０から２４
時間のクロック時間によって定義される。データフィールド「宛先アドレス」お
よび「ソースアドレス」の値の範囲は、複数の許可できるアドレスを含む。デー
タフィールド「サービスタイプ」および「サービス機能」の値の範囲は、種々の
あらかじめ選択されたサービスおよびサービス機能によって定義される。「日付
」データフィールドの値の範囲は、たとえば、グレゴリオ暦によって定義される
。
【００２８】
比較ステップにおけるテスト通信接続のデータフィールド「開始時点」と「終
了時点」のエラーのない比較を次にさらに詳細に説明するが、テストユニット４
０の内部クロックとディジタル交換機２０の内部クロックの間に、装置が原因で
ある不正確さが発生する可能性があるため、装置評価装置５０のコンパレータは
装置評価装置５０の中の時間に関して公差範囲を許容しなければならない。この
ため、「開始時点」または「終了時点」データフィールドの比較において、たと
えば１秒の偏差が許可される。 この時点で、基準データ記録および通信データ記録は装置評価装置５０に送信さ
れ、そのバッファメモリ内に格納される。テストユニット４０はイーサネット（
登録商標）およびファイル転送を使用して基準データ記録を装置評価装置５０に
送信し、一方では、たとえば通信データ記録はＸ．２５接続を介してディジタル
交換機によって、装置評価装置５０に送信される可能性がある。
了時点」のエラーのない比較を次にさらに詳細に説明するが、テストユニット４
０の内部クロックとディジタル交換機２０の内部クロックの間に、装置が原因で
ある不正確さが発生する可能性があるため、装置評価装置５０のコンパレータは
装置評価装置５０の中の時間に関して公差範囲を許容しなければならない。この
ため、「開始時点」または「終了時点」データフィールドの比較において、たと
えば１秒の偏差が許可される。 この時点で、基準データ記録および通信データ記録は装置評価装置５０に送信さ
れ、そのバッファメモリ内に格納される。テストユニット４０はイーサネット（
登録商標）およびファイル転送を使用して基準データ記録を装置評価装置５０に
送信し、一方では、たとえば通信データ記録はＸ．２５接続を介してディジタル
交換機によって、装置評価装置５０に送信される可能性がある。
【００２９】
装置評価装置５０のバッファメモリ内に存在する基準データ記録と通信データ
記録は、たとえば、データ構造と符号化では異なる。このため、装置評価装置５
０にはコンバータが備わり、コンバータは基準データ記録のフォーマットと通信
データ記録のフォーマットを均一のフォーマットに変換することができる。
記録は、たとえば、データ構造と符号化では異なる。このため、装置評価装置５
０にはコンバータが備わり、コンバータは基準データ記録のフォーマットと通信
データ記録のフォーマットを均一のフォーマットに変換することができる。
【００３０】
装置評価装置５０はまず、ディジタル交換機２０によって生成された通信デー
タ記録の構造が、既定の構造に一致するかどうかをチェックし決定する。続いて
、図２に示された通信データ記録のデータフィールドの通信データが、各データ
フィールドに割当てられた値の範囲内であるかどうかがチェックされ、決定され
る。このチェックの間、通信データ記録の構造または、１つまたは複数のデータ
フィールドの値の範囲が範囲を超えているかまたは足りないと確認された場合、
通信データ記録は誤った記録として識別され、たとえば、装置評価装置５０に通
知される。しかし、通信データ記録の形式上の構造にエラーがない場合、次のス
テップで、基準データ記録の各データフィールドの内容が通信データ記録の対応
するデータフィールドの内容と比較される。基準データ記録のデータフィールド
「開始時点」および「終了時点」が、通信データ記録の対応するデータフィール
ドと比較される時、たとえば１秒の時間偏差が許容可能でありエラーは通知され
ない。この時間公差はテストユニット４０内の時間データの計算とディジタル交
換機２０の中の時間データの計算の差を調整する。基準データ記録のデータフィ
ールドと通信データ記録のデータフィールドの内容がすべて一致した場合、ディ
ジタル交換機２０は、発生する料金に関するデータを正しく収集できることが確
認される。
タ記録の構造が、既定の構造に一致するかどうかをチェックし決定する。続いて
、図２に示された通信データ記録のデータフィールドの通信データが、各データ
フィールドに割当てられた値の範囲内であるかどうかがチェックされ、決定され
る。このチェックの間、通信データ記録の構造または、１つまたは複数のデータ
フィールドの値の範囲が範囲を超えているかまたは足りないと確認された場合、
通信データ記録は誤った記録として識別され、たとえば、装置評価装置５０に通
知される。しかし、通信データ記録の形式上の構造にエラーがない場合、次のス
テップで、基準データ記録の各データフィールドの内容が通信データ記録の対応
するデータフィールドの内容と比較される。基準データ記録のデータフィールド
「開始時点」および「終了時点」が、通信データ記録の対応するデータフィール
ドと比較される時、たとえば１秒の時間偏差が許容可能でありエラーは通知され
ない。この時間公差はテストユニット４０内の時間データの計算とディジタル交
換機２０の中の時間データの計算の差を調整する。基準データ記録のデータフィ
ールドと通信データ記録のデータフィールドの内容がすべて一致した場合、ディ
ジタル交換機２０は、発生する料金に関するデータを正しく収集できることが確
認される。
【００３１】
テストユニット４０の補助を受けて、複数のテスト通信接続がディジタル交換
機２０を介して同時に確立できるという事実に注意されたい。また、ディジタル
交換機２０を介して、種々のテストユニットの間で複数のテスト通信接続を確立
することも考えられる。装置評価装置は、種々のテスト通信接続の基準データ記
録および通信データ記録を並列に分析し正確さをチェックできるように設計され
る。 セキュリティのために、既存の通信接続の間に、以下通信データサブ記録と呼ば
れる複数の通信データ記録を生成し、この中で、先行する通信データサブ記録の
終了タイムスタンプは、直接後続する通信データサブ記録の開始タイムスタンプ
に対応し、各通信データサブ記録は各ケースの中で、通信接続の既定の時間範囲
の合計の長さを記述すると好都合である場合がある。言い換えれば、１つの接続
に関連する基準データ記録について、複数の相互関連するおよび接続に関連する
通信データ記録がある可能性がある。装置評価装置５０は、すべての通信データ
記録が同じ接続を識別するデータ内容を含むかどうかをチェックすることによっ
て、テスト通信接続に関連する通信データサブ記録が共に属することを確認する
ことが可能である。さらに、装置評価装置５０は、共に属する通信データ記録を
個別に、割り当てられた基準データ記録と比較することが可能である。対応する
基準データ記録と比較する際、「開始時点」と「終了時点」のデータフィールド
を除くすべてのデータフィールドの形式および内容が一致する時、および、既定
の公差を許容して、通信データサブ記録の開始タイムスタンプと終了タイムスタ
ンプによって定義される時間の範囲が、基準データ記録の開始タイムスタンプと
終了タイムスタンプによって設定されるテスト通信接続の合計の長さのサブセッ
トである時、その通信データサブ記録は正しいと識別される。組み合わされた通
信データ記録の開始タイムスタンプは、通信データ記録において定義されるタイ
ムシーケンスという結果になる。時間的にすぐに続く特定の通信データ記録の場
合に、その開始タイムスタンプが、既定の公差を考慮して、直前の通信データ記
録の終了タイムスタンプに対応する時、および第１の通信データ記録の開始タイ
ムスタンプと最後の通信データ記録の終了タイムスタンプによって定義される時
間の範囲が、既定の公差を考慮して、基準データ記録の開始タイムスタンプと終
了タイムスタンプによって設定されるテスト通信接続の合計の長さに対応する時
、装置評価装置５０は共に属する通信データ記録のシーケンスを正しいと認識す
る。基準データ記録と通信データ記録の比較が完了すると、たとえば、認識され
たエラーのリストを出力することが可能になる。
機２０を介して同時に確立できるという事実に注意されたい。また、ディジタル
交換機２０を介して、種々のテストユニットの間で複数のテスト通信接続を確立
することも考えられる。装置評価装置は、種々のテスト通信接続の基準データ記
録および通信データ記録を並列に分析し正確さをチェックできるように設計され
る。 セキュリティのために、既存の通信接続の間に、以下通信データサブ記録と呼ば
れる複数の通信データ記録を生成し、この中で、先行する通信データサブ記録の
終了タイムスタンプは、直接後続する通信データサブ記録の開始タイムスタンプ
に対応し、各通信データサブ記録は各ケースの中で、通信接続の既定の時間範囲
の合計の長さを記述すると好都合である場合がある。言い換えれば、１つの接続
に関連する基準データ記録について、複数の相互関連するおよび接続に関連する
通信データ記録がある可能性がある。装置評価装置５０は、すべての通信データ
記録が同じ接続を識別するデータ内容を含むかどうかをチェックすることによっ
て、テスト通信接続に関連する通信データサブ記録が共に属することを確認する
ことが可能である。さらに、装置評価装置５０は、共に属する通信データ記録を
個別に、割り当てられた基準データ記録と比較することが可能である。対応する
基準データ記録と比較する際、「開始時点」と「終了時点」のデータフィールド
を除くすべてのデータフィールドの形式および内容が一致する時、および、既定
の公差を許容して、通信データサブ記録の開始タイムスタンプと終了タイムスタ
ンプによって定義される時間の範囲が、基準データ記録の開始タイムスタンプと
終了タイムスタンプによって設定されるテスト通信接続の合計の長さのサブセッ
トである時、その通信データサブ記録は正しいと識別される。組み合わされた通
信データ記録の開始タイムスタンプは、通信データ記録において定義されるタイ
ムシーケンスという結果になる。時間的にすぐに続く特定の通信データ記録の場
合に、その開始タイムスタンプが、既定の公差を考慮して、直前の通信データ記
録の終了タイムスタンプに対応する時、および第１の通信データ記録の開始タイ
ムスタンプと最後の通信データ記録の終了タイムスタンプによって定義される時
間の範囲が、既定の公差を考慮して、基準データ記録の開始タイムスタンプと終
了タイムスタンプによって設定されるテスト通信接続の合計の長さに対応する時
、装置評価装置５０は共に属する通信データ記録のシーケンスを正しいと認識す
る。基準データ記録と通信データ記録の比較が完了すると、たとえば、認識され
たエラーのリストを出力することが可能になる。
【図１】
本発明によるテスト装置の概念的なセットアップを示す図である。
【図２】
通信データ記録および／または基準データ記録のフォーマットの例を示す図で
ある。
ある。
１０ テスト措置
２０ ディジタル交換機
３０ テスト構成
３２ 制御と観察ポイント
３４ 制御と観察ポイント
４０ テストユニット
５０ 装置評価装置
Claims (17)
- 【請求項１】 ディジタル交換機２０によって収集された、接続に関連する
通信データを確認する装置であって、該装置は、 ａ ディジタル交換機２０にリンクすることができる少なくとも１つのテストユ
ニット４０を備え、該テストユニットは ・ 専用の通信要素を格納する第１のメモリユニットと、 ・ 少なくとも１つの専用のテスト通信接続の確立を開始するデバイスと、 ・ 前記通信要素、および、テスト通信接続の開始時点と終了時点から、これ
らに対応する接続に関連する基準データ記録を生成するデバイスと、 ・ 該接続に関連する通信要素を前記ディジタル交換機に送信するデバイスと
を有し、 前記接続に関連する通信データを確認する装置はさらに、 ｂ ディジタル交換機２０を備え、該ディジタル交換機は、受信された、接続に
関連する通信要素に応答して機能して関連するテスト通信接続を確立し、該ディ
ジタル交換機２０はさらに、 ・ 少なくとも１つの接続に関連する通信データ記録を生成するデバイスを含
み、 前記接続に関連する通信データを確認する装置はさらに、 ｃ 前記テストユニット４０および前記ディジタル交換機２０に割り当てられた
装置評価装置５０を備え、該装置評価装置５０は、 ・ 前記接続に関連する基準データ記録の内容を、該装置評価装置５０に属す
る各接続に関連する通信データ記録の内容と比較するデバイスを含む、接続に関
連する通信データを確認するテスト装置。 - 【請求項２】 前記装置評価装置５０は、さらに、 前記基準データ記録のフォーマットを既定のフォーマットに変換する第１のデ
バイスと、各通信データ記録のフォーマットを前記既定のフォーマットに変換す
る第２のデバイスとを含む請求項１に記載のテスト装置。 - 【請求項３】 各通信データ記録は複数の既定のデータフィールドを含み、
該複数の既定のデータフィールドの各々には既定の値の範囲が割り当てられ、 前記装置評価装置５０は、前記通信データ記録の構造を確認、および１つのデ
ータフィールド内に含まれる通信データが問題の値の範囲内にあるかどうかにつ
いて、各データフィールドを確認するように設計される請求項１または２に記載
のテスト装置。 - 【請求項４】 前記装置評価装置５０は、テスト通信接続に割り当てられた
通信データ記録を認識するデバイスを有し、 コンパレータは共に属する（belong together）通信データ記録の各々を、対
応する基準データ記録と比較することができる請求項１ないし３のいずれか一項
に記載のテスト装置。 - 【請求項５】 前記装置評価装置５０は、 前記ディジタル交換機２０内で生成された各通信データ記録が確立されたテス
ト通信接続に属するかどうかを確認し、および／または、少なくとも１つの通信
データ記録が、確立されたテスト通信接続に関して生成されているかどうかを確
認するデバイスを有する請求項１ないし４のいずれか一項に記載のテスト装置。 - 【請求項６】 前記基準データ記録の１つまたは複数の既定のデータフィー
ルドの内容を、各々対応する通信データ記録の１つまたは複数のデータフィール
ドの内容と比較する時、前記装置評価装置の前記コンパレータはあらかじめ設定
された公差範囲を許容する請求項１ないし５のいずれか一項に記載のテスト装置
。 - 【請求項７】 前記テストユニット４０の各々は、前記生成された基準デー
タ記録を一時的に格納するバッファデバイスを有し、 前記ディジタル交換機は、前記生成された、接続に関連する通信データ記録の
各々を一時的に格納するバッファデバイスを有する請求項１ないし６のいずれか
一項に記載のテスト装置。 - 【請求項８】 前記請求項１ないし７のいずれか一項に記載のテスト装置内
で使用するための装置評価装置であって、 装置評価装置５０をディジタル交換機２０にリンクする少なくとも１つのイン
タフェースと、 前記装置評価装置５０をテストユニット４０にリンクする少なくとも１つのイ
ンタフェースと、 前記テストユニット４０によって生成された、接続に関連する基準データ記録
の内容を、前記ディジタル交換機２０によって生成された、少なくとも１つの、
接続に関連する通信データ記録の内容と比較するデバイスとを特徴とする装置評
価装置。 - 【請求項９】 前記装置評価装置５０はさらに、 前記基準データ記録のフォーマットを既定のフォーマットに変換する第１のデ
バイスと、各通信データ記録のフォーマットを前記既定のフォーマットに変換す
る第２のデバイスとを含む請求項８に記載の装置評価装置。 - 【請求項１０】 各通信データ記録は複数の既定のデータフィールドを含み
、該複数の既定のデータフィールドの各々には既定の値の範囲が割り当てられ、 前記装置評価装置５０は、前記通信データ記録の構造を確認、および１つのデ
ータフィールド内に含まれる通信データが問題の値の範囲内にあるかどうかにつ
いて、各データフィールドを確認するように設計される請求項８または９に記載
の装置評価装置。 - 【請求項１１】 前記装置評価装置５０は、テスト通信接続に割り当てられ
た通信データ記録を認識するデバイスを有し、 コンパレータは共に属する通信データ記録の各々を、対応する基準データ記録
に比較することができる請求項８ないし１０のいずれか一項に記載の装置評価装
置。 - 【請求項１２】 前記装置評価装置５０は、 ディジタル交換機２０内で生成された各通信データ記録が、確立されたテスト
通信接続に属するかどうかを確認し、および／または、少なくとも１つの通信デ
ータ記録が、確立されたテスト通信接続に関して生成されているかどうかを確認
するデバイスを有する請求項８ないし１１のいずれか一項に記載の装置評価装置
。 - 【請求項１３】 前記基準データ記録の１つまたは複数の既定のデータフィ
ールドの内容を、各々対応する通信データ記録の１つまたは複数のデータフィー
ルドの内容と比較する時、前記装置評価装置の前記コンパレータはあらかじめ設
定された公差範囲を許容する請求項８ないし１２のいずれか一項に記載の装置評
価装置。 - 【請求項１４】 ディジタル交換機２０によって収集された、接続に関連す
る通信データを確認する方法であって、該方法は、 ａ ディジタル交換機にリンクすることが可能な少なくとも１つのテストユニ
ット４０内に複数の通信要素を格納するステップと、 ｂ 前記テストユニット４０において、少なくとも１つの専用のテスト通信接
続の確立を開始するステップと、 ｃ 接続に関連する通信要素を前記ディジタル交換機２０に送信するステップ
と、 ｄ 受信された、接続に関連する通信要素に応答して、関連するテスト通信接
続を確立するステップと、 ｅ 前記テストユニット内の接続に関連する通信要素から、および対応する通
信接続の開始時点と終了時点から基準データ記録を生成するステップと、 ｆ 前記ディジタル交換機２０内で少なくとも１つの接続に関連する通信デー
タ記録を生成するステップと、 ｇ 接続のクリアダウン（clear down）に続いて、基準データ記録および対応
するテスト通信接続の各通信データ記録を装置評価装置５０に送信するステップ
と、 ｈ 前記接続に関連する基準データ記録の内容を、前記装置評価装置の中で、
該装置評価装置に属する各通信データ記録の内容と比較するステップとを含む方
法。 - 【請求項１５】 前記比較ステップｈの前に、前記基準データ記録のフォー
マットと前記各々の通信データ記録のフォーマットが均一なフォーマットに変換
される請求項１４に記載の方法。 - 【請求項１６】 各々の通信データ記録は複数のデータフィールドを含み、 該データフィールドの各々に既定の値の範囲が割り当てられ、 前記装置評価装置５０の中で、前記各々の通信データ記録の構造および前記各
々のデータフィールドの構造をチェックして、該各々のデータフィールドの中に
含まれる通信要素が問題の値の範囲内にあるかどうかを決定する請求項１４また
は１５に記載の方法。 - 【請求項１７】 前記通信データ記録の内容が対応する基準データ記録の内
容に割り当てることができない時、該通信データ記録の構造が既定の構造に対応
していない時、またはデータフィールド内に含まれる通信データが、該データフ
ィールドに割り当てられた値の範囲の中にない時に、前記通信データ記録は誤り
と示される請求項１６に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19912414.0 | 1999-03-19 | ||
| DE19912414A DE19912414A1 (de) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | System, Auswerteeinrichtung und Verfahren zum Überprüfen der von einer digitalen Vermittlungsstelle erfassten verbindungsbezogenen Kommunikationsdaten |
| PCT/EP2000/001809 WO2000057618A2 (de) | 1999-03-19 | 2000-03-02 | Auswerteeinrichtung zum ueberprüfen der gebührenerfassungsdaten einer digitalen vermittlungsstelle |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003536282A true JP2003536282A (ja) | 2003-12-02 |
| JP2003536282A5 JP2003536282A5 (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=7901652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000607389A Pending JP2003536282A (ja) | 1999-03-19 | 2000-03-02 | ディジタル交換機によって収集された接続に関連する通信データを確認する装置、装置評価装置および方法 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7164758B1 (ja) |
| EP (1) | EP1221245B1 (ja) |
| JP (1) | JP2003536282A (ja) |
| AT (1) | ATE315305T1 (ja) |
| CA (1) | CA2367554C (ja) |
| DE (2) | DE19912414A1 (ja) |
| WO (1) | WO2000057618A2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006520110A (ja) * | 2002-10-08 | 2006-08-31 | ドイッチェ テレコム アーゲー | ネットワーク・ノードによって登録された時間関係接続データを検証するシステムおよび方法 |
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