[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003525705A - 組織再構築用の多層コラーゲンマトリックス - Google Patents

組織再構築用の多層コラーゲンマトリックス

Info

Publication number
JP2003525705A
JP2003525705A JP2001564814A JP2001564814A JP2003525705A JP 2003525705 A JP2003525705 A JP 2003525705A JP 2001564814 A JP2001564814 A JP 2001564814A JP 2001564814 A JP2001564814 A JP 2001564814A JP 2003525705 A JP2003525705 A JP 2003525705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collagen
layer
vivo
material according
properties
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001564814A
Other languages
English (en)
Inventor
ルッツツァック、ツヴィクニーウ
メール、ロベルト
ヤックレ、ヨハン
シュトルツ、ミハエル
Original Assignee
シンタコール アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンタコール アーゲー filed Critical シンタコール アーゲー
Publication of JP2003525705A publication Critical patent/JP2003525705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/22Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing macromolecular materials
    • A61L15/32Proteins, polypeptides; Degradation products or derivatives thereof, e.g. albumin, collagen, fibrin, gelatin
    • A61L15/325Collagen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/14Macromolecular materials
    • A61L27/22Polypeptides or derivatives thereof, e.g. degradation products
    • A61L27/24Collagen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/40Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material
    • A61L27/44Composite materials, i.e. containing one material dispersed in a matrix of the same or different material having a macromolecular matrix
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/50Materials characterised by their function or physical properties, e.g. injectable or lubricating compositions, shape-memory materials, surface modified materials
    • A61L27/507Materials characterised by their function or physical properties, e.g. injectable or lubricating compositions, shape-memory materials, surface modified materials for artificial blood vessels

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 インビボおよびインビトロ条件の両方で人と獣の医薬に使用するための、および/または組織または器官のエキソビボおよび/またはインビボ再構築に使用するための改良された機械的性質、物理的性質、機能性および取扱性を備えた本発明の多層材料は、動物、または/および人、または/および組み換え源、または/およびトランスジェニック源からの天然ポリマー(好ましくはコラーゲン)の少なくとも1層と、任意選択で、生分解性であってもなくてもよい生体適合性合成ポリマーを含む1または複数の層とを含み、その組み合わせた層を、一定の熱と一定の圧力による処理に供することにより得られる。各層の材料は、生理活性物質や、その材料の機械的性質、機能性、生物学的特性、および/または取扱性を改良する物質を任意選択でさらに含んでもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、インビボおよびインビトロ条件の両方で人と獣の医薬におよび/ま
たは組織または器官のエキソビボおよび/またはインビボ再構築に使用するため
の改良された機械的性質、物理的性質、機能性および取扱性を備えた新規な多層
材料と、そのような新規材料の製造方法とに関する。
【0002】 人および獣の医薬には、様々な異種由来、同種由来、または自己由来のコラー
ゲンを基材とする材料が使用されていることが知られている。そのようなコラー
ゲン材料は、例えば、止血薬として、失われた組織の代用物として、皮膚の等価
物として、組織増大用の材料として、または生理活性物質の担体として、使用す
ることができる。
【0003】 精製されたコラーゲンは、異種由来のものであっても、人(および異なる種の
動物も)の膠原組織とほとんど完全に生体適合し、異物反応や免疫拒絶なくホス
ト結合組織に組み込まれ、および/または続いて再造形され得る。
【0004】 止血薬として使用される場合、コラーゲンを基材とする材料は、インタクトな
膠原線維と最適な孔隙率のような、止血を促進する生物学的特徴と機械的特徴の
両方を有していなければならない。
【0005】 組織代用物(等価物)として使用される場合、コラーゲンを基材とする材料は
、細胞増殖、肉芽組織形成、脈管形成、および血管新生を促進する最適なマトリ
ックス特性を有していなければならない。
【0006】 生理活性物質の担体として使用される場合、コラーゲンを基材とする材料は、
組み込まれた物質の最適な放出と薬物動態を許容する特徴を有していなければな
らない。
【0007】 しかしながらすべての場合において、コラーゲンを基材とする材料の取り扱い
、その機械的安定性、柔軟性、ならびに、必要ならば縫合または封止される能力
が、未だ最も重要とされている。
【0008】 最もよく市販されているコラーゲンを基材とする材料は、様々な粘性を有する
スポンジ、膜または注射液である。 組織代用物、止血薬、皮膚代用物、および生理活性物質の担体としては、コラ
ーゲンを基材とするスポンジおよび膜の両方が、実験研究および臨床研究に使用
されている。
【0009】 しかしながら、国際市場で利用できるコラーゲンを基材とする薬物担体はほと
んど存在しない。例えば、唯一の市販されているコラーゲンを基材とする薬物送
達システム(抗生物質用)は、18の異なる商標名でも知られており、Sche
ring−Plough社(アメリカ合衆国)とその子会社によって世界的に販
売されている、Collatamp(登録商標)−G(製造業者:SYNTAC
OLL社、スイス国ヘラザウ)である。
【0010】 しかしながら、現在市販されているコラーゲンを基材とする材料は、特に機械
的張力がある部位や異なる解剖学的部位において、縫合、巻回、または穿刺に対
して十分に安定であるとは限らない。
【0011】 さらに、コラーゲンスポンジまたは膜は、多くの場合、硬膜、表面の皮膚創傷
および深部の皮膚創傷、骨格、神経などの組織の欠陥を十分にカバーするほどに
は強くない。
【0012】 コラーゲン材料の機械的性質を改良するために、種々のさらなる架橋方法が記
述されている。最も一般的なものは、化学的架橋(すなわちアルデヒドによる)
または物理的架橋(すなわち脱水熱処理)である。
【0013】 アルデヒドに基づく架橋は、コラーゲンの生体適合性に否定的な影響を及ぼす
可能性があり、最終産物中にアルデヒド(またはその誘導体)の一部が残るおそ
れがある。
【0014】 脱水熱処理は、コラーゲンスポンジに主として使用されているが、その生来的
な制限があり、所望の性質を備えた材料が得られない。 米国特許第4,655,980号は、水溶性コラーゲンゲル懸濁液に基づいた
コラーゲン膜の製造方法について記述している。膜は、ゲルに圧力を加えること
により得られるか、またはゲルを分裂させて、生じた沈殿を鋳造用に分離するこ
とにより得られる。鋳込型の寸法と形によって、膜か固体のいずれかが得られる
。実際、そのような膜の製造は、市販されている水溶性の注射可能なアテロコラ
ーゲン製品(アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルト)に基づいている。
【0015】 米国特許第5,219,576号は、例えば、創傷治癒マトリックスおよび生
理活性物質の送達システムとして有用なコラーゲン移植材料について記述してい
る。水溶性コラーゲンゲル懸濁液の鋳造および乾燥に基づく従来のコラーゲンス
ポンジの製造方法の他に、この特許は、個々の層を鋳造および凍結し、次に、複
合材全体を直ちに凍結乾燥することによる多層材料の製造について記述している
。最終産物のアルデヒドおよび脱水熱処理の両方によるさらなる架橋の可能性に
ついても考察している。
【0016】 米国特許第4,522,753号は、特に、アルデヒドおよび脱水熱処理の両
方により孔隙率(多孔性)を保存かつコラーゲンスポンジの安定性を改良する方
法について記述している。使用される負圧(真空)は、約1mtorrからちょ
うど大気圧より下の少し真空まで変わり得る。
【0017】 米国特許第4,578,067号は、膠原線維の乾燥して平織りにした不織布
の自耐性織物の形をした止血用の粘着性コラーゲン外傷手当て材料(ドレッシン
グ)について記述している。そのような材料の製造は、Rando−feede
rおよびRando−webber方式に基づいている。Rando−feed
erからの膠原線維を、Rando−webberの気流へ導入し、均一な密度
を有するファイバー体を形成する。その後、プレス加工またはエンボス加工する
か、または室温から95℃に及ぶ温度でカレンダーにかけるかして、ファイバー
体を加工し得る。
【0018】 米国特許第5,206,028号は、改良された物理的性質・生物学的性質を
有するコラーゲン膜について記述している。そのような膜は、濡れても目に見え
るほどには膨潤せず、その密度を維持する。そのような半透明のI型コラーゲン
を基材とする材料の製造、較正口を備えたローラープレスでコラーゲンスポンジ
を圧縮してからアルデヒドによる架橋を行うことに基づいている。さらなる機械
的安定化のために、架橋した膜を、再び濡らして、再び凍結乾燥し、標準状態下
で再びプレスしてもよい。
【0019】 米国特許第4,948,540号は、コラーゲン組成物(水溶性及び不溶性コ
ラーゲン部分は1:20〜10:1の範囲)を凍結乾燥し、約103〜207M
Pa(約15,000〜30,000p.s.i)の圧力で多孔性パッドを圧縮
することにより作製された機械的に安定で快適なコラーゲン創傷ドレッシングシ
ート材料について記述している。この材料はさらに、機械的安定度を改良するた
めに、脱水熱処理によって架橋され得る。
【0020】 現在、改良された機械的性質、物理的性質および生物学的性質(上述したよう
な)を備えたコラーゲンを基材とする材料の製造方法のすべてが、そのようなコ
ラーゲンを基材とする材料の工業的生産のための使用されているとは限らない。
【0021】 人と獣の医薬の両方において、免疫学的欠点を増大させず、かつ、異物反応ま
たは肉芽形成の危険性がない、機械的性質と物理的性質が向上されたコラーゲン
を基材とする材料(または他の天然ポリマーに基づく材料)を作成することが必
要とされている。
【0022】 その上、生細胞または組織に対して否定的な価値を有するさらなる架橋物質を
伴うことなく、コラーゲンの成分を物理的および/または機械的ベースで結合す
ることができる、コラーゲンを基材とする構築物を作成することが必要とされて
いる。
【0023】 さらに、長時間、組織代用物(遅い分解または/また取り込み速度)として機
能し、かつ高い機械的強さを有し得るコラーゲンを基材とする構成物を作成する
ことが必要とされている。
【0024】 また多層であって、各層が異なる機械的または物理的性質および生理学的性質
(湿潤時間、吸収時間、および/または再造形/分解時間を含む)を有し得るコ
ラーゲンに基づく材料を作成することが必要とされている。
【0025】 構築物が、器官代用用のマトリックスとして、または生物活性物質または薬物
の送達システムとして使用される場合に、このことは特に重要である。 従って、本発明の目的は、上記の必要性を満たし、かつ従来技術の材料の欠点
を回避する、コラーゲンを基材とする材料を提供することにある。
【0026】 上記目的は、インビボおよびインビトロ条件の両方で人と獣の医薬に使用する
ための、および/または組織または器官のエキソビボおよび/またはインビボ再
構築に使用するための改良された機械的性質、物理的性質、機能性および取扱性
を備えた多層材料であって、 a)動物、または/および人、または/および組み換え源、または/およびトラ
ンスジェニック(同様な技術や適当な技術によるものも含む)源からの天然ポリ
マー、好ましくはコラーゲンを含む少なくとも1つの材料 および/または b)任意選択で生体適合性および/生分解性合成ポリマーを含む少なくとも1つ
の材料 から成る複数の層を有し、 一定の熱と一定の圧力で同時に処理して複数の層を結合させることにより得られ
る材料により、本発明に従って解決される。
【0027】 本発明の内容では、天然ポリマーとは、コラーゲンと同様の特性を示し、同じ
用途に有用な天然物質を包含することを意味する。そのような物質の例としては
、コラーゲン、ゼラチンおよびヒアルロン酸がある。本発明によれば、コラーゲ
ンが好ましい天然ポリマーである。
【0028】 本発明は、コラーゲンの原繊維天然および/または復元構造が分解または/お
よび変性または/および溶融するのを防ぐと共に、コラーゲンの天然の生物学的
特性(つまり止血特性またはマトリックス特性)を維持するような様式で、少な
くとも2つの好ましくは異なる製品層に、一定の機械的圧力と一定の熱を同時に
加えることにより多層製品を形成する時に、異なる天然ポリマー含有製品または
層(好ましくは天然コラーゲン含有製品または層)を永続的または一時的に組み
入れることを許容する。
【0029】 さらに、使用される方法は、改良され、可変ではあるが一定の、機械的安定性
、乾燥および濡れ張力、流体吸収性、および柔軟性を備えた天然ポリマー(好ま
しくはコラーゲン)を基材とする材料を作成することを可能にする。
【0030】 本発明は、同じかまたは異なる材料から成る少なくとも2つの層の結合を可能
にする。そのような層は、すべて天然ポリマー(好ましくはコラーゲン)を基材
とするものであってもよいし、少なくとも1つの天然ポリマー(好ましくはコラ
ーゲン)層を1または複数の合成ポリマー層(好ましくはシリコーン)と組み合
わせたものを含んでもよい。最終産物は、特に材料中に2つのコラーゲンを基材
とする層がある場合には、優れた機械的性質(特に乾燥および濡れ張力)を有し
ている。さらに、そのような材料は、天然の止血特性や改良された濡れ性を有し
、形状を損なったり、破断したりすることなく、乾燥した状態または濡れた状態
で、巻回するかまたはねじることができる。
【0031】 本発明は、例えば、凍結乾燥スポンジ、風乾膜、凍結乾燥した予圧スポンジ等
の異なるコラーゲン様式を組み合わせる(組み合わせる)ことを可能にする。 本発明は、新規なコラーゲンを基材とする材料の作成を可能にする。異なる強
さを有する革様コラーゲンシート、コラーゲン「ポケット」または「トルテッリ
ーニ状」構成物、異なる浸透性および孔隙率を有するコラーゲン「サンドイッチ
」様構造体、および管腔を備えているか備えていないコラーゲンチューブまたは
チャンネル。後者の例では、チューブ(チャンネル)の「管腔」を、様々な密度
および/または孔隙率を有する他のコラーゲンを基材とする材料(コア)で充填
してもよい。
【0032】 本発明の改良されたコラーゲンを基材とする多層材料の製造のために使用され
るコラーゲンは、動物起源(人にとって異種)であっても、人起源(自己由来ま
たは同種由来)であってもよいし、または遺伝子操作された生物(組み換え技術
および/またはトランスジェニック生物)から得られたものであってもよいし、
または任意の類似のまたは/および等価な方法によって得られたものであっても
よい。
【0033】 さらに、製造方法が可変であるため、最終産物の空気(または他の期待)およ
び水(または血液、組織液、または同様な液を含めた他の流体)に対する浸透性
や、機械的強度を容易に制御することができる。それぞれの方法は、当業者にと
って基本的に知られている。
【0034】 改良されたコラーゲンを基材とする材料の製造のために使用されるコラーゲン
は、I型、II型、III型、IV型、VII型、IX型の単独であってもよい
し、そのようなコラーゲンの2つ以上の混合物であってもよい。
【0035】 人および動物の身体で最も重要なコラーゲンは、I型コラーゲンであるため、
そのような改良されたコラーゲンを基材とする多層製品の製造に好ましく使用さ
れる原料は、I型コラーゲンである。この材料は、例えば動物組織(皮膚、腱な
ど)から現在の技術水準であるGMP(優良製造規則)に適合した技術に従った
工業的方法により、容易に得ることができる。
【0036】 酵素処理コラーゲンまたは非酵素処理コラーゲンのいずれも製造用に使用する
ことができる。タンパク分解酵素で処理すれば、3重螺旋コラーゲン鎖(アテロ
コラーゲン)からコラーゲン分子の非螺旋部分が分離されるだろう。
【0037】 適切な機械的特性および生理学的特性を有する新規な多層膜状材料を得るため
に、天然ポリマー(好ましくは予圧コラーゲン膜)の異なる複数の層、非予圧コ
ラーゲンスポンジ、または風乾コラーゲン膜を、単独でまたは異なる組み合わせ
で使用し得る。
【0038】 代わりに、新規の多層の膜状材料は、少なくとも1つの天然ポリマー材料層と
共に、生分解性であってもなくてもよい少なくとも1つの人工(合成)ポリマー
膜を含んでいてもよい。
【0039】 異なる基本製品を組み合わせて新規な多層材料を生成するために、制御された
熱と制御された圧力による同時処理を適用する。
【0040】 活性物質(例えば抗生物質(例えばゲンタマイシン))を含む凍結乾燥コラー
ゲンスポンジに基づいたコラーゲン膜用製品の、工業的製造のための一定の機械
的圧力の使用は、それ自体公知である(例えば1985年9月25日に発行され
たSyntacoll社(スイス国ヘラザウ)所有の欧州特許第0069260
号)。
【0041】 特にコラーゲンスポンジにさらなる架橋部位を誘導するために負圧(真空)と
共に使用される場合の、適度な熱の影響は、脱水熱処理(上記参照)と同様以前
に説明されている。
【0042】 本発明は、本発明の基本材料を処理するために、各々はそれ自体当業者にとっ
て周知である熱と正圧(機械的圧力)を組み合わせている。このような組み合わ
せは、以前には決して提案されなかったものであり、上述したようなまったく予
期しなかった優れた性質を備えた製品を生じさせる。
【0043】 好ましくは使用温度は、50℃〜200℃の範囲である。 好ましくは使用圧力は、0.1kg/cm〜1000kg/cmの範囲で
ある。
【0044】 熱プレス処理の期間は、好ましくは、0.1秒〜1時間の範囲内にある。 処理は、圧力を働かせる部分を所定の一定温度に調節できる従来の熱プレス機
にて行うことができる。新規の多層材料の製造のために使用される製造工程は、
日常の製造プロセスに容易に組み込むことができ、コラーゲン膜等の製造に使用
されている他の現行の方法と比較すれば、時間とコストの節約を可能にする。
【0045】 そのような熱および加圧処理の結果、所望の厚さ、機械的強さ、浸透性、分解
および再吸収時間等を有するコラーゲン含有膜状構造体を製造することができる
【0046】 さらに、製造された製品は、凍結乾燥スポンジや風乾膜のような他の既存のコ
ラーゲンを基材とする製品よりも取扱性がはるかに優れている。 新規の多層材料を製造するための基本材料は、好ましくは予圧した不透明なコ
ラーゲン膜、予圧していないコラーゲンスポンジ、透明コラーゲン膜、またはこ
れらの製品の組み合わせである。
【0047】 様々な従来技術を使用してコラーゲンスポンジを製造することができる。その
ような材料の基本は、乾燥コラーゲンが0.5〜5.0重量%で存在するコラー
ゲン分散液および/または懸濁液(すなわち水溶媒または他の非有機溶媒)であ
り得る。
【0048】 スポンジは、好ましくは凍結乾燥によって得られる。 基本的な機械的性質を改良するために、コラーゲンスポンジ自体を、好ましく
は一定の熱と一定の圧力で同時に処理し、不透明な膜様構造体を得ることができ
る。
【0049】 そのような処理に使用される温度は、繰り返しになるが好ましくは50℃〜2
00℃の範囲である。 そのような処理に使用される圧力は、繰り返しになるが好ましくは0.1〜1
000kg/cmの範囲である。
【0050】 熱プレス処理の期間は、好ましくは、0.1秒〜1時間の間に設定される。 様々な従来技術を使用して透明コラーゲン膜を製造することができる。そのよ
うな材料の基本は、やはり、乾燥コラーゲンが0.5〜5.0重量%で存在する
コラーゲン分散液および/または懸濁液(すなわち水溶媒または他の非有機溶媒
)であり得る。
【0051】 膜は好ましくは制御された空気乾燥により得られる。 そのようにして予備形成された膜は、コラーゲン基礎上の1または複数の層と
して好ましくは使用される。 本発明によるそのような多層材料を製造するために使用される材料は、様々な
異なる構造をした、天然ポリマーであってもよいし、または/および人工(合成
)ポリマーであってもよい。これは、同じかまたは異なる種類の天然ポリマーの
みの組み合わせや、(任意選択で数個の)天然ポリマーと合成ポリマーとの組み
合わせによって、本発明の多層構造体を形成することを可能にし、そのような組
み合わせを、上述の用途や指標に対して有用なものとする。
【0052】 天然ポリマー材料と合成ポリマー材料はいずれも、任意選択で、止血薬、成長
因子、サイトカイン、ホルモン、薬物(例えば抗生物質、抗炎症剤)等の生理活
性物質や、材料の機械的性質、機能性、生物学的性質、および取扱性を改良する
ことができる生理学的に重要かつ組織適合性のある無機物質または/および有機
物質または/およびそれらの誘導体のような物質をさらに含んでいてもよい。
【0053】 使用される基本物質とプロセス条件に関して既に上記に詳細に説明したように
、本発明の別の主題は、本発明の多層材料の製造方法である。 本発明のさらに別の主題は、材料の説明の文脈中で上述した指標および用途の
ための本発明の新規な多層材料の使用である。 以下の実施例は、本発明をさらに詳しく例証するためのものである。
【0054】 実施例 注:異なる量の基本のコラーゲンスポンジや基本のコラーゲン膜を使用すると
、最終材料の機械的性質および生物学的機能(特に再造形/分解比)に影響が及
び得る。さらに、異なる複数形式の基本材料(予備加工有りまたは予備加工なし
)を使用したり、様々な異なる成分を基本材料に組み込んで使用したりすると、
分解比および放出比に様々な異なる様式で影響が及び得る(制御される)。 これらの実施例では、2つまたは3つの類似か異なる基本材料(スポンジまた
は/および膜)から形成された最も単純な材料の製造について説明する。
【0055】 実施例1 2つの(またはそれより多くの)基本の予圧しないスポンジからの新規な多層
のコラーゲンを基材とする膜状材料の製造
【0056】 2個の凍結乾燥コラーゲンスポンジ(Collatamp(登録商標)(製造
業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を、湿度のあるチャンバ内で
21℃にて水分含量が14重量%になるように調整する。調製後に、スポンジを
、一方を他方の上に配置して二層を形成し、熱機械プレスに向けて準備する。
【0057】 連続的な熱と圧力を、それぞれ100℃と25kg/cmでスポンジに10
秒間加え、二層構築物を形成する。プレス後、プレス機の表面を、予冷せずに開
く。得られたコラーゲンを基材とする二層膜は不透明である。この膜は優れた機
械的安定性、柔軟性、良好な流体吸収性、および良好な止血特性を有している。
【0058】 コラーゲン層は物理的に結合されているが、その結合の機械的安定性は非常に
高い。 得られた材料は、エキソビボおよびインビボ条件の両方で、様々な医薬の用途
に使用することができる。
【0059】 実施例2 新規な多層のコラーゲンを基材とする膜状材料(予圧スポンジ)の製造 2個の凍結乾燥コラーゲンスポンジ(Collatamp(登録商標)(製造
業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を、実施例1と同様、二層膜
となるようにプレスする。プレス後、水分含量が10〜15%となるように膜を
調製し、一方を他方の上に配置して二層を形成し、熱機械プレスに向けて準備す
る。
【0060】 連続的な熱と圧力を、それぞれ100℃と25kg/cmでスポンジに10
秒間加え、二層構築物を形成する。この材料の各層は、一定の孔隙率を有する2
個の予圧スポンジから成る。得られたコラーゲンを基材とする二層膜は不透明で
ある。この膜は優れた機械的安定性、柔軟性、良好な止血特性を有しているが、
孔隙率が非常に低いために流体吸収性は限られている。
【0061】 コラーゲン層は物理的に結合されているが、その結合の機械的安定性は非常に
高い。 得られた材料は、エキソビボおよびインビボ条件の両方で、様々な医薬の用途
に使用することができる。
【0062】 実施例3 新規な多層のコラーゲンを基材とする膜状材料(非予圧スポンジ+予圧スポン
ジ)の製造 2個の凍結乾燥コラーゲンスポンジ(Collatamp(登録商標)(製造
業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を、湿度のあるチャンバ内で
21℃にて水分含量が14重量%になるように調整する。調製後に、スポンジを
、一方を他方の上に配置して二層を形成し、熱機械プレスに向けて準備する。こ
れに続いて、実施例1と同様の二層構築物を得る。
【0063】 この材料の上部に、さらなる凍結乾燥コラーゲンスポンジ((Collata
mp(登録商標)(製造業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を配
置する。そのような場合、この材料の2つの層が、2個の予め加圧したスポンジ
から成り、第3の層は一定の孔隙率を有する非加圧スポンジから成る。この三層
構築物をその後プレスして、膜とする。連続的な熱と圧力を、それぞれ100℃
と25kg/cmでスポンジに10秒間加え、新たな三層構築物を形成する。
【0064】 プレス終了後、プレス機の表面を、予冷せずに開く。得られたコラーゲンを基
材とする二層膜は不透明である。この膜は優れた機械的安定性、柔軟性、および
良好な止血特性を有している。予め加圧した層の流体吸収性は非常に限られてい
るが、第3の(スポンジ)層は優れた流体吸収性を有しており、自身の重量の1
0倍までの流体量を吸収することができる。
【0065】 すべてのコラーゲン層は物理的に結合されているが、その結合の機械的安定性
は非常に高い。 得られた材料は、エキソビボおよびインビボ条件の両方で、特に創傷カバー材
料、止血材料等として、様々な医薬の用途に使用することができる。
【0066】 実施例4 新規な多層のコラーゲンを基材とする膜状材料(非予圧スポンジ+風乾膜)の
製造 凍結乾燥コラーゲンスポンジ(Collatamp(登録商標)(製造業者:
SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を、湿度のあるチャンバ内で21℃
にて水分含量が14重量%になるように調整する。
【0067】 この材料の上部に、風乾させた透明コラーゲン膜(Collatamp−Fa
scia(登録商標)(製造業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)
を配置する。Fasciaの水分含量を20%に調整する。この二層構築物をそ
の後プレスして、膜とする。連続的な熱と圧力を、それぞれ100℃と25kg
/cmでスポンジに10秒間加え、新たな二層構築物を形成する。
【0068】 プレス終了後、プレス機の表面を、予冷せずに開く。得られたコラーゲンを基
材とする二層膜は不透明である。この膜は優れた機械的安定性、柔軟性、および
良好な止血特性を有している。元のスポンジ層は優れた流体吸収性を有しており
、自身の重量の10倍までの流体量を吸収することができる。元のFascia
層は止血特性を維持しているが、限られた量の流体しか吸収しない。この層は、
製品の表面をカバーする限られた水と空気の浸透性を有する機械的および生物学
的バリアとして機能する。両コラーゲン部分は物理的に結合されているが、その
結合の機械的安定性は非常に高い。
【0069】 得られた材料は、エキソビボおよびインビボ条件の両方で、特に創傷カバー材
料、止血材料、皮膚全体のドナー部位の割れた部位のためのドレッシング(外傷
材)として、様々な医薬の用途に使用することができる。
【0070】 実施例5 新規な多層のコラーゲンを基材とする膜状材料(予圧スポンジ+風乾膜)の製
造 2個の凍結乾燥コラーゲンスポンジ(Collatamp(登録商標)(製造
業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を、湿度のあるチャンバ内で
21℃にて水分含量が14重量%になるように調整する。調整後に、スポンジを
、一方を他方の上に配置して二層を形成し、熱機械プレスに向けて準備する。こ
れに続いて、実施例1と同様の二層構築物を得る。
【0071】 この材料の上部に、風乾させた透明コラーゲン膜(Collatamp−Fa
scia(登録商標)(製造業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)
を配置する。Fasciaの水分含量を20%に調整する。この場合、この材料
の2つの層が2個の予圧スポンジから成り、第3の層は加圧していない柔軟なコ
ラーゲン膜から成る。この三層構築物をその後プレスして、膜とする。連続的な
熱と圧力を、それぞれ100℃と25kg/cmでスポンジに10秒間加え、
新たな三層構築物を形成する。
【0072】 プレス終了後、プレス機の表面を、予冷せずに開く。得られたコラーゲンを基
材とする3層膜は不透明である。この膜は優れた機械的安定性、柔軟性、および
良好な止血特性を有している。元のスポンジ層は、元の非予圧層よりも低い流体
吸収性を有しており、自身の重量の10倍までの流体量を吸収することができる
。元のFascia層は止血特性を維持しているが、限られた量の流体しか吸収
しない。この層は、製品の表面をカバーする限られた水と空気の浸透性を有する
機械的および生物学的バリアとして機能する。
【0073】 両コラーゲン部分は物理的に結合されているが、その結合の機械的安定性は非
常に高い。 得られた材料は、エキソビボおよびインビボ条件の両方で、特に創傷カバー材
料、止血材料、皮膚全体のドナー部位の割れた部位のためのドレッシング(外傷
材)として、様々な医薬の用途に使用することができる。
【0074】 実施例6 開いた管腔を備えたチューブまたはチャンネルの形をした新規な多層のコラー
ゲンを基材とする材料の製造 2個の凍結乾燥コラーゲンスポンジ(Collatamp(登録商標)(製造
業者:SYNTACOLL社、スイス国ヘラザウ)を、湿度のあるチャンバ内で
21℃にて水分含量が14重量%になるように調整する。調整後に、スポンジを
、一方を他方の上に配置して二層を形成し、熱機械プレスに向けて準備する。こ
れに続いて、実施例1と同様の二層構築物を得る。
【0075】 この構築物をその後、非接着性の熱安定性物質(すなわち医用グレードの紙)
で作られたチューブの周囲で回転させ、熱プレスして、コラーゲン膜チューブを
得る。連続的な熱と圧力を、それぞれ100℃と25kg/cmでスポンジに
10秒間加える。プレス終了後、プレス機の表面を、予冷せずに開く。得られた
コラーゲンを基材とするチューブは不透明である。このチューブは優れた機械的
安定性、柔軟性、および良好な止血特性を有している。製造直後かまたはその後
(すなわち使用直前)、中央の部分−すなわち非接着性材料−を、容易に除去す
ることができる。
【0076】 チューブ構築物は、湿潤後に、優れた機械的安定性と柔軟性を有している。こ
のチューブ構築物は、組織再構成を誘導するため、つまり、管状の器官または神
経を再構築するために使用することができる。
【0077】 実施例7 異なる孔隙率を有する他のコラーゲン材料から形成されたコアによって管腔が
充填されているチューブまたはチャンネルの形をした新規な多層のコラーゲンを
基材とする材料の製造
【0078】 実施例6に記述されるような同様の方法で、凍結乾燥した予圧コラーゲン膜と
、異なる孔隙率を有する凍結乾燥した非予圧コラーゲンスポンジとから、製品を
作成する。非予圧スポンジを予圧コラーゲン膜によりすべての側面からカバーし
、熱と圧力で同時に処理し、多層構築物を形成する。連続的な熱と圧力を、それ
ぞれ100℃と25kg/cmでスポンジに10秒間加える。プレス終了後、
プレス機の表面を、予冷せずに開く。得られたコラーゲンを基材とするチューブ
は不透明である。このチューブは優れた機械的安定性、柔軟性、および良好な止
血特性を有している。最終材料は、異なる孔隙率をしたコアを備えた構築物を作
成する。コアは、自身の重量の20倍までの流体を吸収する。コアは、膨潤性の
低いコラーゲン膜によって保護される。この構築物は、骨格と神経を含めた損失
組織を再構成するために使用することができる。
【0079】 実施例8 異なる孔隙率を有する他のコラーゲン材料から形成されたコアによって管腔が
充填され、コアが追加の長手方向に向いたチャンネルを有するチューブまたはチ
ャンネルの形をした新規な多層のコラーゲンを基材とする材料の製造
【0080】 最終産物を、実施例7と同様に製造するが、そのようなチューブの製造(実施
例7を参照)に先立って、コア材料に様々な直径のワイヤを組み込むことにより
追加の長手方向に向いたチャンネルが形成される。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月6日(2001.8.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】インビボおよびインビトロ条件の両方で人と獣の医薬に使用す
るための、および/または組織または器官のエキソビボおよび/またはインビボ
再構築に使用するための、改良された機械的性質、物理的性質、機能性および取
扱性を備えた多層材料であって、 動物、または/および人、または/および組み換え源、または/およびトラン
スジェニック(同様な技術や適当な技術によるものも含む)源からの天然ポリマ
ー(好ましくはコラーゲン)を含む少なくとも1層と、 任意選択で、生分解性であってもなくてもよい生体適合性合成ポリマーの1ま
たは複数の層とから成る2以上の材料層を含み、 その組み合わせた層を、50℃〜200℃の範囲内の温度と0.1〜1000k g/cm2の範囲内の圧力での 一定の熱と圧力による同時処理に供することによ
り得られる、多層材料。
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月20日(2002.9.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヤックレ、ヨハン ドイツ連邦共和国 D−93339 リーデン ブルク グライスホフシュトラーセ 67 (72)発明者 シュトルツ、ミハエル ドイツ連邦共和国 D−81827 ミュンヘ ン ハビハトシュトラーセ 18 Fターム(参考) 4C081 AA02 AA12 AB12 AB19 BA12 CD121 CE02 DA01 DA02 DA03 DC04 EA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インビボおよびインビトロ条件の両方で人と獣の医薬に使用す
    るための、および/または組織または器官のエキソビボおよび/またはインビボ
    再構築に使用するための、改良された機械的性質、物理的性質、機能性および取
    扱性を備えた多層材料であって、 動物、または/および人、または/および組み換え源、または/およびトラン
    スジェニック(同様な技術や適当な技術によるものも含む)源からの天然ポリマ
    ー(好ましくはコラーゲン)を含む少なくとも1層と、 任意選択で、生分解性であってもなくてもよい生体適合性合成ポリマーの1ま
    たは複数の層とを含み、 その組み合わせた層を、一定の熱と一定の圧力による処理に供することにより得
    られる、多層材料。
  2. 【請求項2】製造のために使用される1層は、0.5〜5重量%のコラーゲ
    ンを含むスポンジまたは膜である請求項1に記載の多層材料。
  3. 【請求項3】コラーゲン層が一定の熱と圧力で予め処理される請求項1また
    は2に記載の多層材料。
  4. 【請求項4】熱処理に使用される温度が50℃〜200℃の範囲内にある請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の多層材料。
  5. 【請求項5】使用圧力が0.1〜1000kg/cmの範囲内にある請求
    項1〜4のいずれか一項に記載の多層材料。
  6. 【請求項6】熱プレス処理の期間が0.1秒〜1時間の範囲内にある請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の多層材料。
  7. 【請求項7】少なくとも1つの天然ポリマーが、非加圧スポンジ、予圧スポ
    ンジ、風乾膜または種々の異なるそれらの組み合わせのすべての形をしたコラー
    ゲンである請求項1〜6のいずれか一項に記載の多層材料。
  8. 【請求項8】最終の多層製品の製造に先立って、1またはすべての成分が架
    橋されるか架橋されない(化学的、物理的、または他の公知の架橋技術の使用に
    より)請求項1〜7のいずれか一項に記載の多層材料材料。
  9. 【請求項9】最終産物はルーメンを備えているか備えていないチューブまた
    はチャンネルである請求項1〜8のいずれか一項に記載の多層材料。
  10. 【請求項10】最終産物は種々の異なる孔隙率のコアを備えたチューブであ
    り、コアは追加の長手方向および/または横方向に向いたチャンネルを有してい
    るかしていない請求項1〜9のいずれか一項に記載の多層材料。
  11. 【請求項11】天然および/または合成ポリマー材料の層が、止血薬、成長
    因子、サイトカイン、ホルモン、薬物(例えば抗生物質、抗炎症剤)等の生理活
    性物質や、ならびに/もしくは、材料の機械的性質、機能性、生物学的性質、お
    よび取扱性を改良することができる生理学的に重要かつ組織適合性のある無機物
    質または/および有機物質または/およびそれらの誘導体をさらに含む請求項1
    〜10のいずれか一項に記載の多層材料。
  12. 【請求項12】少なくとも一層が動物、または/および人、または/および
    組み換え源、または/およびトランスジェニック(同様な技術や適当な技術によ
    るものも含む)源からの天然ポリマー(好ましくはコラーゲン)を含み、任意選
    択の1または複数の層が生分解性であってもなくてもよい生体適合性合成ポリマ
    ーを含む、少なくとも2つの材料層を、一定の熱と一定の圧力による処理に供す
    る工程から成る請求項1〜11のいずれか一項に記載の多層材料の製造方法。
  13. 【請求項13】インビボおよびインビトロ条件の両方で人と獣の医薬に使用
    するための、および/または組織または器官のエキソビボおよび/またはインビ
    ボ再構築に使用するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の多層材料の
    使用方法。
JP2001564814A 2000-03-09 2000-03-09 組織再構築用の多層コラーゲンマトリックス Pending JP2003525705A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2000/002055 WO2001066162A1 (en) 2000-03-09 2000-03-09 Multilayer collagen matrix for tissue reconstruction

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003525705A true JP2003525705A (ja) 2003-09-02

Family

ID=8163865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001564814A Pending JP2003525705A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 組織再構築用の多層コラーゲンマトリックス

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20030133967A1 (ja)
EP (1) EP1263485B1 (ja)
JP (1) JP2003525705A (ja)
AT (1) ATE289828T1 (ja)
AU (1) AU2000231660A1 (ja)
CA (1) CA2400398C (ja)
DE (1) DE60018480T2 (ja)
ES (1) ES2238992T3 (ja)
WO (1) WO2001066162A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012016593A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Tyco Healthcare Group Lp 自己解離可能な医療デバイス
JP2015512282A (ja) * 2012-03-22 2015-04-27 ティーアールビー ケメディカ インターナショナル エス エー 靭帯又は腱を修復する方法

Families Citing this family (89)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1253857B1 (en) * 2000-02-03 2009-01-21 Tissuemed Limited Device for the closure of a surgical puncture
AU2002309229A1 (en) * 2002-06-03 2003-12-19 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem A multi-layer collagenic article useful for wounds healing
ATE455563T1 (de) * 2003-04-04 2010-02-15 Tissuemed Ltd Zusammensetzungen für die gewebeadhäsion
US20050175659A1 (en) * 2004-02-09 2005-08-11 Macomber Laurel R. Collagen device and method of preparing the same
US20050283256A1 (en) * 2004-02-09 2005-12-22 Codman & Shurtleff, Inc. Collagen device and method of preparing the same
US20050182484A1 (en) * 2004-02-12 2005-08-18 Patel Umesh H. Hybrid grafts
KR20070051297A (ko) * 2004-08-03 2007-05-17 티슈메드 리미티드 조직-접착성 물질
US20060206139A1 (en) * 2005-01-19 2006-09-14 Tekulve Kurt J Vascular occlusion device
US9138445B2 (en) * 2005-03-09 2015-09-22 Cook Biotech Incorporated Medical graft materials with adherent extracellular matrix fibrous mass
US20070038299A1 (en) * 2005-08-12 2007-02-15 Arthrotek, Inc Multilayer microperforated implant
DE102005054941A1 (de) 2005-11-17 2007-05-31 Gelita Ag Nervenleitschiene
MX2008009752A (es) 2006-02-03 2008-09-19 Tissuemed Ltd Materiales adhesivos a tejidos.
US20090018575A1 (en) * 2006-03-01 2009-01-15 Tissuemed Limited Tissue-adhesive formulations
US20070218038A1 (en) 2006-03-17 2007-09-20 Pegasus Biologics, Inc. Stabilized, sterilized collagen scaffolds with active adjuncts attached
DE102006020498A1 (de) * 2006-04-20 2007-10-25 Aesculap Ag & Co. Kg Schichtförmige Wundauflage
WO2008021391A1 (en) 2006-08-15 2008-02-21 Anthrogenesis Corporation Umbilical cord biomaterial for medical use
EP1902739A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-26 Centre National De La Recherche Scientifique (Cnrs) Synthetic multi-layer structures comprising biopolymer fibres
WO2008060377A2 (en) 2006-10-04 2008-05-22 Anthrogenesis Corporation Placental or umbilical cord tissue compositions
EP2664341A3 (en) 2006-10-06 2014-01-08 Anthrogenesis Corporation Native (telopeptide) placental collagen compositions
DE102006047248B4 (de) * 2006-10-06 2012-05-31 Celgen Ag Dreidimensionale künstliche Kallusdistraktion
US8932619B2 (en) * 2007-06-27 2015-01-13 Sofradim Production Dural repair material
DE102007037051A1 (de) * 2007-07-24 2009-01-29 Aesculap Ag Flächiges Implantat
GB0715514D0 (en) * 2007-08-10 2007-09-19 Tissuemed Ltd Coated medical devices
US20090068250A1 (en) 2007-09-07 2009-03-12 Philippe Gravagna Bioresorbable and biocompatible compounds for surgical use
US9308068B2 (en) 2007-12-03 2016-04-12 Sofradim Production Implant for parastomal hernia
JP2011505904A (ja) * 2007-12-07 2011-03-03 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 植込み型補綴
AU2009201541B2 (en) 2008-04-23 2014-12-04 Integra Lifesciences Corporation Flowable collagen material for dural closure
US9242026B2 (en) 2008-06-27 2016-01-26 Sofradim Production Biosynthetic implant for soft tissue repair
US9492375B2 (en) * 2008-07-23 2016-11-15 Warsaw Orthopedic, Inc. Foam carrier for bone grafting
KR100947765B1 (ko) * 2008-08-18 2010-03-18 (주)다림티센 조직수복재료로서의 콜라겐 기반 매트릭스 및 이의 제조방법
US20100226959A1 (en) * 2009-03-04 2010-09-09 Warsaw Orthopedic, Inc. Matrix that prolongs growth factor release
US8858983B2 (en) 2009-04-30 2014-10-14 Medtronic, Inc. Antioxidants and antimicrobial accessories including antioxidants
US8298586B2 (en) 2009-07-22 2012-10-30 Acell Inc Variable density tissue graft composition
FR2949688B1 (fr) 2009-09-04 2012-08-24 Sofradim Production Tissu avec picots revetu d'une couche microporeuse bioresorbable
DE102009053305A1 (de) 2009-11-12 2011-08-18 medichema GmbH, 09112 Verfahren zur Herstellung einer schichtförmigen Wundauflage
KR101070358B1 (ko) 2009-12-24 2011-10-05 한국생산기술연구원 의료용 부직포 및 그의 제조방법
US8475824B2 (en) 2010-01-26 2013-07-02 Warsaw Orthopedic, Inc. Resorbable matrix having elongated particles
US8758791B2 (en) 2010-01-26 2014-06-24 Warsaw Orthopedic, Inc. Highly compression resistant matrix with porous skeleton
DE102010001271B8 (de) * 2010-01-27 2012-12-06 Urotiss Gmbh Vernähbares Gewebetransplantatkonstrukt zur Rekonstruktion eines menschlichen oder tierischen Organs
DE102010020663A1 (de) * 2010-05-05 2011-11-10 Aesculap Ag Medizinisches Hohlkörperimplantat
DE102010020662A1 (de) * 2010-05-05 2011-11-10 Aesculap Ag Medizinisches Implantat
US8911427B2 (en) 2010-12-28 2014-12-16 Medtronic, Inc. Therapeutic agent reservoir delivery system
US9717779B2 (en) 2011-01-31 2017-08-01 Warsaw Orthopedic, Inc. Implantable matrix having optimum ligand concentrations
FR2972626B1 (fr) 2011-03-16 2014-04-11 Sofradim Production Prothese comprenant un tricot tridimensionnel et ajoure
US9540610B2 (en) * 2011-04-28 2017-01-10 Warsaw Orthopedic, Inc. Collagen and cell implant
US9649341B2 (en) * 2011-04-28 2017-05-16 Warsaw Orthopedic, Inc. Collagen matrix for tissue engineering
AU2012283753B2 (en) * 2011-07-11 2014-12-18 Ear Science Institute Australia Device for ear drum repair
FR2977789B1 (fr) 2011-07-13 2013-07-19 Sofradim Production Prothese pour hernie ombilicale
FR2977790B1 (fr) 2011-07-13 2013-07-19 Sofradim Production Prothese pour hernie ombilicale
AU2012313983B2 (en) 2011-09-30 2017-01-19 Sofradim Production Multilayer implants for delivery of therapeutic agents
CA2849052C (en) 2011-09-30 2019-11-05 Sofradim Production Reversible stiffening of light weight mesh
WO2013071062A1 (en) * 2011-11-09 2013-05-16 Tufts University Multilayered collagen tubular scaffold
FR2985170B1 (fr) 2011-12-29 2014-01-24 Sofradim Production Prothese pour hernie inguinale
FR2985271B1 (fr) 2011-12-29 2014-01-24 Sofradim Production Tricot a picots
US9644177B2 (en) * 2012-07-12 2017-05-09 Board Of Regents, The University Of Texas System Extracellular matrix films and methods of making and using same
FR2994185B1 (fr) 2012-08-02 2015-07-31 Sofradim Production Procede de preparation d’une couche poreuse a base de chitosane
FR2995778B1 (fr) 2012-09-25 2015-06-26 Sofradim Production Prothese de renfort de la paroi abdominale et procede de fabrication
FR2995788B1 (fr) 2012-09-25 2014-09-26 Sofradim Production Patch hemostatique et procede de preparation
FR2995779B1 (fr) 2012-09-25 2015-09-25 Sofradim Production Prothese comprenant un treillis et un moyen de consolidation
AU2013322268B2 (en) 2012-09-28 2017-08-31 Sofradim Production Packaging for a hernia repair device
US11623947B2 (en) * 2013-04-08 2023-04-11 Innocoll Pharmaceuticals Limited Collagen powder
FR3006578B1 (fr) 2013-06-07 2015-05-29 Sofradim Production Prothese a base d’un textile pour voie laparoscopique
FR3006581B1 (fr) 2013-06-07 2016-07-22 Sofradim Production Prothese a base d’un textile pour voie laparoscopique
EP3000489B1 (en) 2014-09-24 2017-04-05 Sofradim Production Method for preparing an anti-adhesion barrier film
EP3000432B1 (en) 2014-09-29 2022-05-04 Sofradim Production Textile-based prosthesis for treatment of inguinal hernia
EP3000433B1 (en) 2014-09-29 2022-09-21 Sofradim Production Device for introducing a prosthesis for hernia treatment into an incision and flexible textile based prosthesis
WO2016061450A1 (en) * 2014-10-16 2016-04-21 Beth Israel Deaconess Medical Center, Inc. Collagen-alginate constructs and uses thereof
EP3029189B1 (en) 2014-12-05 2021-08-11 Sofradim Production Prosthetic porous knit, method of making same and hernia prosthesis
EP3059255B1 (en) 2015-02-17 2020-05-13 Sofradim Production Method for preparing a chitosan-based matrix comprising a fiber reinforcement member
EP3085337B1 (en) 2015-04-24 2022-09-14 Sofradim Production Prosthesis for supporting a breast structure
EP3106185B1 (en) 2015-06-19 2018-04-25 Sofradim Production Synthetic prosthesis comprising a knit and a non porous film and method for forming same
EP3195830B1 (en) 2016-01-25 2020-11-18 Sofradim Production Prosthesis for hernia repair
EP3528857A4 (en) * 2016-10-20 2020-10-14 Abyrx, Inc. COMPOSITIONS FOR HAMOSTASIS, REPAIR AND TISSUE RECONSTRUCTION
EP3312325B1 (en) 2016-10-21 2021-09-22 Sofradim Production Method for forming a mesh having a barbed suture attached thereto and the mesh thus obtained
EP3398554A1 (en) 2017-05-02 2018-11-07 Sofradim Production Prosthesis for inguinal hernia repair
CN107469132A (zh) * 2017-07-26 2017-12-15 中国科学院长春应用化学研究所 一种止血海绵/载药纤维毡/止血海绵复合物及其制备方法
DE102017123891B4 (de) * 2017-10-13 2019-12-19 Hochschule für Technik und Wirtschaft Dresden Verfahren zum Bereitstellen eines kollagenbasierten Schichtmaterials und daraus hergestelltes biokompatibles Formteil
IL256312A (en) 2017-12-14 2018-01-31 Omrix Biopharmaceuticals Ltd Antibacterial preparations containing minocycline and oxidized cellulose
IL256325A (en) 2017-12-14 2018-01-31 Omrix Biopharmaceuticals Ltd Antibacterial preparations containing minocycline and breakdown products of oxidized cellulose
CN108904885B (zh) * 2018-09-25 2021-02-09 清华大学深圳研究生院 可控降解生物水凝膜及其制作方法和应用
EP3653171B1 (en) 2018-11-16 2024-08-21 Sofradim Production Implants suitable for soft tissue repair
AU2020218555A1 (en) 2019-02-07 2021-09-16 Biorez, Inc. Composite scaffold for the repair, reconstruction, and regeneration of soft tissues
CN110420359B (zh) * 2019-08-07 2021-11-19 北京奥精医疗器械有限责任公司 一种引导组织再生膜及其制备方法
CZ308862B6 (cs) * 2019-12-17 2021-07-21 Všeobecná fakultní nemocnice v Praze Sendvičová kolagenní pěna pro řízené uvolňování aktivních látek a způsob její přípravy
US12064330B2 (en) 2020-04-28 2024-08-20 Covidien Lp Implantable prothesis for minimally invasive hernia repair
CN113144294B (zh) * 2021-02-20 2023-01-24 北京邦塞科技有限公司 三维多孔胶原支架的制备方法及三维多孔胶原支架、双层胶原支架及制备方法和应用
CN113797178B (zh) * 2021-03-29 2024-03-22 中山大学附属第三医院(中山大学肝脏病医院) 一种多功能复合材料及其制备方法和应用
CN114010840B (zh) * 2021-11-16 2022-09-16 清华大学 一种膜的压合方法
CN114225110B (zh) * 2022-01-05 2023-02-17 奥精医疗科技股份有限公司 一种胶原基硬脑膜及其制备方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4948540A (en) * 1988-08-01 1990-08-14 Semex Medical, Inc. Method of preparing collagen dressing sheet material
JPH05184661A (ja) * 1991-10-09 1993-07-27 Terumo Corp 人工皮膚
JPH0852204A (ja) * 1994-06-08 1996-02-27 Coletica 手術後のゆ着の防止用コラーゲン膜
WO1997037694A1 (en) * 1996-04-04 1997-10-16 Immuno Aktiengesellschaft Hemostatic sponge based on collagen
JPH11319068A (ja) * 1998-05-12 1999-11-24 Menicon Co Ltd 人工皮膚用基材およびその製法
WO1999063908A1 (fr) * 1998-06-10 1999-12-16 Tapic International Co., Ltd. Tube neural artificiel

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4522753A (en) * 1980-07-17 1985-06-11 Massachusetts Institute Of Technology Method for preserving porosity in porous materials
US4837285A (en) * 1984-03-27 1989-06-06 Medimatrix Collagen matrix beads for soft tissue repair
IL74715A0 (en) * 1984-03-27 1985-06-30 Univ New Jersey Med Biodegradable matrix and methods for producing same
US5219576A (en) * 1988-06-30 1993-06-15 Collagen Corporation Collagen wound healing matrices and process for their production
US4950483A (en) * 1988-06-30 1990-08-21 Collagen Corporation Collagen wound healing matrices and process for their production
US5206028A (en) * 1991-02-11 1993-04-27 Li Shu Tung Dense collagen membrane matrices for medical uses
GB9721585D0 (en) * 1997-10-10 1997-12-10 Geistlich Soehne Ag Chemical product
US5733337A (en) * 1995-04-07 1998-03-31 Organogenesis, Inc. Tissue repair fabric
US5863984A (en) * 1995-12-01 1999-01-26 Universite Laval, Cite Universitaire Biostable porous material comprising composite biopolymers
CZ54899A3 (cs) * 1996-08-23 1999-08-11 Cook Biotech, Incorporated Štěpová protéza, materiály s ní spojené a způsoby její výroby

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4948540A (en) * 1988-08-01 1990-08-14 Semex Medical, Inc. Method of preparing collagen dressing sheet material
JPH05184661A (ja) * 1991-10-09 1993-07-27 Terumo Corp 人工皮膚
JPH0852204A (ja) * 1994-06-08 1996-02-27 Coletica 手術後のゆ着の防止用コラーゲン膜
WO1997037694A1 (en) * 1996-04-04 1997-10-16 Immuno Aktiengesellschaft Hemostatic sponge based on collagen
JPH11319068A (ja) * 1998-05-12 1999-11-24 Menicon Co Ltd 人工皮膚用基材およびその製法
WO1999063908A1 (fr) * 1998-06-10 1999-12-16 Tapic International Co., Ltd. Tube neural artificiel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012016593A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Tyco Healthcare Group Lp 自己解離可能な医療デバイス
JP2015512282A (ja) * 2012-03-22 2015-04-27 ティーアールビー ケメディカ インターナショナル エス エー 靭帯又は腱を修復する方法
US9649190B2 (en) 2012-03-22 2017-05-16 Trb Chemedica International S.A. Method for repair of ligament or tendon

Also Published As

Publication number Publication date
DE60018480T2 (de) 2006-02-16
CA2400398A1 (en) 2001-09-13
EP1263485B1 (en) 2005-03-02
AU2000231660A1 (en) 2001-09-17
EP1263485A1 (en) 2002-12-11
WO2001066162A1 (en) 2001-09-13
ES2238992T3 (es) 2005-09-16
CA2400398C (en) 2010-05-04
US20030133967A1 (en) 2003-07-17
DE60018480D1 (de) 2005-04-07
ATE289828T1 (de) 2005-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003525705A (ja) 組織再構築用の多層コラーゲンマトリックス
US3800792A (en) Laminated collagen film dressing
US6500464B2 (en) Bilayered collagen construct
US5350583A (en) Cell-penetrable medical material and artificial skin
WO2018121630A1 (zh) 复合组织修复补片及其制备方法和应用
JP2003525083A (ja) 創傷治療用作用体
AU2002365662B2 (en) Wound dressings
JP2002526207A (ja) 二重複合コラーゲン性材料、その取得方法及び療法的適用
EP1265648B1 (en) NOVEL collagen-BASED MATERIAL WITH IMPROVED PROPERTIES FOR USE IN HUMAN AND VETERINARY MEDICINE AND THE METHOD OF MANUFACTURING SUCH
CN1181979A (zh) 防止手术后粘连的生物可消溶的氧化纤维素复合材料
CN108822335A (zh) 一种复合膜及其制备方法和应用
EP0411124B1 (en) Medical material permitting cells to enter thereinto and artificial skin
US20020168400A1 (en) Collagen/synthetic resin foam wound dressing
CN106075552B (zh) 一种医用止血海绵及其制备方法
JPH05184661A (ja) 人工皮膚
EP2566527B1 (en) Medical hollow body implant
CN114028611B (zh) 一种可吸收双层人工骨膜及其制备方法和应用
KR101982090B1 (ko) 스핀코팅 기술과 동결건조 기술을 융합한 이중층 다공성 생체활성막 제조 방법 및 그에 의해 제조된 이중층 다공성 생체활성막
KR101982089B1 (ko) 스핀코팅 기술과 동결건조 기술을 융합한 삼중층 다공성 생체활성막 제조 방법 및 그에 의해 제조된 삼중층 다공성 생체활성막
EP2566528B1 (en) Medical implant
US20050049331A1 (en) Microporous latex membranes, related articles and methods
JPH08196618A (ja) 細胞侵入性コラーゲン製剤、および人工皮膚、およびそれらの製造方法
KR20190005474A (ko) 스핀코팅 기술과 동결건조 기술을 융합한 생체활성막 제조 방법 및 그에 의해 제조된 생체활성막
JPH05285210A (ja) 人工皮膚

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101130

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110419