[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003512035A - キラルエステルの製造方法 - Google Patents

キラルエステルの製造方法

Info

Publication number
JP2003512035A
JP2003512035A JP2001531776A JP2001531776A JP2003512035A JP 2003512035 A JP2003512035 A JP 2003512035A JP 2001531776 A JP2001531776 A JP 2001531776A JP 2001531776 A JP2001531776 A JP 2001531776A JP 2003512035 A JP2003512035 A JP 2003512035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ketone
lipase
ruthenium complex
chiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001531776A
Other languages
English (en)
Inventor
ゼ ウク パク
マン ジュ キム
ジョン ホァン コウ
ヒュン ミン ジョン
Original Assignee
サムソン ファイン ケミカルズ カンパニー リミテッド
ポハン ユニバーシティ オブ サイエンス アンド テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サムソン ファイン ケミカルズ カンパニー リミテッド, ポハン ユニバーシティ オブ サイエンス アンド テクノロジー filed Critical サムソン ファイン ケミカルズ カンパニー リミテッド
Publication of JP2003512035A publication Critical patent/JP2003512035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/62Carboxylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters

Landscapes

  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(4)で表されるケトンと;前記ケトンをラセミアルコールへの水素化および前記ラセミアルコールのラセミ化を活性化させる式(1)〜(3)で表される化合物(1、2および3)の群から選ばれるルテニウム錯化合物と;前記ラセミアルコール中のエナンチオマーの一つを選択的にアシル化させるリパーゼと;前記ルテニウム錯化合物に水素を与える水素供与体と;リパーゼにアシル基を与えるアシル基供与体と;を混合、反応させて式(100)で表されるキラルエステルを製造する方法に関する。式(1)において、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y10、Y11およびY12は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素数1〜5のアルキル基であり、XはBr、ClあるいはIである。式(2)において、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y10、Y11およびY12は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素数1〜5のアルキル基であり、XはBr、ClあるいはIである。式(3)、(4)および(100)において、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、あるいは置換されていてもよいシクロアルキル基であり、RとR、RとR、RとRは、互いに環状になっていてもよい。アルキル基、アリール基、シクロアルキル基の前記置換基は、ハロゲン原子などのヘテロ原子、シアノ基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (発明の分野) 本発明は、キラルエステルの製造方法、より詳しくは酵素と金属触媒を利用し
てケトンから高収率で光学的に純度の高いキラルエステルを製造する方法に関す
る。
【0002】 ラセミ体混合物を、有機合成において立体選択的に光学的純度の高い化合物に
変換することが重要な目的の一つである。最近、非対称合成において、触媒とし
て金属あるいは酵素を用いる研究が活発になされている。酵素を触媒として、ラ
セミ体混合物を速度論的光学分割することが有機合成では広く知られるようにな
ってきた。リパーゼを触媒として存在させてエステル類を加水分解させ、アルコ
ール類をアシル化する多様な効率よい方法が報告されている。
【0003】 速度論的光学分割は、二つのエナンチオマー(enantiomer)が、互
いに異なる反応速度で反応するという事実に基づいている。速度論的光学分割を
効果的に行うと、他方のエナンチオマーを反応混合物中に残したまま、ラセミ混
合物から光学的純度の高い化合物に立体選択的に変換する〔反応式1〕。
【0004】
【化8】
【0005】 ケトンからキラルエステルを得る従来の方法は、ケトンをエノールエステルに
変化させ、これを非対称水素化反応して還元する方法、ケトンを非対称水素化反
応等を経て製造したキラルアルコールをエステル化する方法であり、ケトンから
エノールエステルに2段階以上が必要であった。これらの方法は、比較的に反応
過程が長く、複雑なものであった。
【0006】 (発明の要約) それ故、本発明の目的は、上記問題点を解決して、光学的純度が高いキラルエ
ステルを高収率で製造する簡単な製造方法を提供することにある。
【0007】 (発明の詳細な説明) 本発明のキラルエステルの製造方法は、ケトンと;前記ケトンをラセミアルコ
ールへの水素化および前記ラセミアルコールのラセミ化を活性化させる式(1)
〜(3)で表される化合物(1、2および3)の群から選ばれるルテニウム錯化
合物と;前記ラセミアルコールのエナンチオマーの一つを選択的にアシル化させ
るリパーゼと;前記ルテニウム錯化合物に水素を与える水素供与体と;リパーゼ
にアシル基を与えるアシル基供与体と;を混合、反応させることを特徴としてい
る。
【0008】
【化9】 ここで、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y10
11およびY12は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素数1〜5のアル
キル基であり、XはBr、ClあるいはIである。
【化10】 ここで、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y10
11およびY12は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素数1〜5のアル
キル基であり、XはBr、ClあるいはIである。
【化11】
【0009】 前記ルテニウム錯化合物は、式(5)〜(10)で表される化合物(5)〜(
10)の群から選ばれる式で表される化合物の中で選ばれる。
【化12】 ここで、XはCl、BrあるいはIであり、Clが最も好ましい。
【0010】 ケトンから1段階合成でキラルエステルを製造する方法は、以下にその詳細を
述べる。
【0011】 式(1)〜(3)の群から選ばれるルテニウム錯化合物、リパーゼ、水素供与
体、アシル基供与体およびケトンの混合物は、塩基の存在下に適切な溶媒中で、
反応式2に示すように反応する。反応条件は、用いるルテニウム錯化合物の構造
によって異なる。例えば、式(5)のルテニウム錯化合物を用いたときには、反
応は40〜50℃で行われる。式(8)のルテニウム錯化合物を用いたときには
、反応温度は40〜50℃でで行われる。式(3)のルテニウム錯化合物を用い
たときには、反応温度は70〜80℃である。式(5)のルテニウム錯化合物は
、商業的に容易に入手可能であり、アルコール/アミン塩基の条件下で式(8)
のルテニウム錯化合物へ転換される。それ故、式(5)のルテニウム錯化合物を
用いた場合と、式(8)のルテニウム錯化合物を用いた場合の結果はほとんど同
じである。ルテニウム錯化合物の量は、ケトンに対して0.1〜5モル%が好ま
しい。ルテニウム錯化合物の量が5モル%を超えると経済的でなく、0.1モル
%未満であると反応が遅過ぎる。
【0012】
【化13】 ここで、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよいア
ルキル基、あるいは置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシ
クロアルキル基であり、RとR、RとR、RとRは、互いに環状に
なっていてもよい。アルキル基、アリール基、シクロアルキル基の前記置換基は
、ハロゲン原子などのヘテロ原子、シアノ基である。
【0013】 前記ルテニウム錯化合物は、水素原子を移動させる触媒として作用してラセミ
アルコールへのケトンの水素化反応を促進し、さらに得られたラセミアルコール
のラセミ化を促進させる。
【0014】 前記リパーゼは、エステラーゼであり、ラセミアルコールの一つのエナンチオ
マーを選択的にアシル化してキラルエステルにする。リパーゼの例は、シュドモ
ナス セパシアス リパーゼ(Pseudomonas cepacias l
ipase)、カンジダ アンタクチカ リパーゼ(candida anta
rctica lipase)であり、好ましくはアクリル樹脂に担持させたカ
ンジダ アンタクチカ コンポーネントB リパーゼ〔Novo社、「ノボザイ
ム(Novozym 435)」(商品名)〕、セラミック粒子に担持させたシ
ュドモナス セパシアス リパーゼ〔Amano社、「リパーゼ(Lipase
) PS−C」(商品名)〕であり、最も好ましくは熱安定性、反応性、光学純
度などでアクリル樹脂に担持させたカンジダ アンタクチカ コンポーネントB
リパーゼである。リパーゼの量は、「ノボザイム(Novozym 435)
」(商品名)では、ケトン1mmolに対して10〜60mgの範囲、好ましく
は30mgであり、「リパーゼPS−C」(商品名)では、ケトン1mmolに
対して40〜240mgの範囲、好ましくは80mgである。
【0015】 前記ケトンは、式(4)で表される。これは限定するものではないが、本発明
の例は、(4a)、(4b)、(4c)、(4d)、(4e)、(4f)あるい
は(4g)である。
【化14】 ここでRおよびRは上記に定義したと同じである。
【0016】
【化15】
【0017】 前記アシル基供与体は、リパーゼにアシル基を供給し、リパーゼ触媒の存在下
で反応の平衡をアシル化物の方に移動させる役割をする。好ましいアシル基供与
体は、アリールエステルあるいはアルケニルアセテートであり、最も好ましくは
、電子受容性基を持つp−クロロフェニルアセテートなどのアリールエステルで
ある。アルケニルアセテートの例は、イソプロペニルアセテートである。これら
アシル基供与体は、ラセミ化反応を妨げずに適度な反応性を持っているので好ま
しく使用される。アシル基供与体の量は、ケトン1当量に対して2〜4当量であ
る。アシル基供与体量が4当量を超えると、反応後の分離が難かしくなる。一方
、2当量未満であるとアシル化反応の速度が遅過ぎる。
【0018】 前記水素供与体は、ルテニウム錯化合物に水素を供給する。アシル基供与体の
例は、2,6−ジメチルヘプタン−4−オール、水素、およびギ酸である。水素
供与体の好ましい量は、ケトンに1当量に対して1〜2当量である。水素供与体
の量が上記範囲を外れると、ラセミ化反応を妨げる。
【0019】 また、反応中に生成した酸を除くために塩基が必要である。前記塩基は、トリ
エチルアミンあるいはジイソプロピルエチルアミンがあり、好ましい使用量は、
ケトン1当量に対して1〜2当量の範囲である。
【0020】 溶媒は、限定するものではないが、通常、酵素触媒反応においては製造収率に
影響を与えるので、メチレンクロライド、ベンゼン、トルエン、あるいはヘキサ
ンを用いることが好ましい。溶媒の量は、ケトンを0.2〜0.3M濃度にして
用いられる。
【0021】 式(100)で表されるキラルエステルは、ケトン、ルテニウム錯化合物、リ
パーゼ、アシル基供与体を水素供与体の存在下で反応させて得ることができる。
【0022】
【化16】 ここで、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよいア
ルキル基、置換されていてもよいアリール基、あるいは置換されていてもよいシ
クロアルキル基であり、RとR、RとR、RとRは、互いに環状に
なっていてもよい。アルキル基、アリール基、シクロアルキル基の前記置換基は
、ハロゲン原子などのヘテロ原子、シアノ基である。
【0023】 式(100)のキラルエステルは、キラル医薬、キラル農薬の合成中間体とし
て利用することができる。特に、高脂血症治療薬として用いられる式(101)
のアトルバスタチン(Atorvastatin)、食品あるいは医薬品の添加
剤として用いられる式(102)のL−カルニチン(L−Carnitine)
、エイズ(AIDS)治療用薬の必須中間体である化学式(103)のアゼナラ
ゼ(Agenerase)などの製造に必須な中間体として使われる。
【0024】
【化17】
【0025】 特に、本発明の化合物の一つである式(100a)のキラル化合物は、米国特
許第5,908,953号公報に開示されたアトルバスタチン(Atorvas
tatin)製造の重要な中間体化合物である。
【0026】
【化18】 ここで、Rは低級アルキル基である。
【0027】 本発明による式(100)のキラルエステルを製造する方法は、未反応アルコ
ールのような副産物の生成を5%以下に抑え、99%以上の光学純度をもって収
率を100%にまで上げることができる。食品、医薬品用のキラル化合物の製造
において、光学的純度は重要なファクターであり、本発明のキラルエステルは、
種々の分野、特に精密化学分野における出発原料として使用することができる。 以下の例は、本発明を説明するものであり、請求項で定義した本発明を限定す
るものではない。
【0028】 実施例1 式(4a)のケトン(0.25mmol)、トリエチルアミン(0.25mm
ol)、式(5)のルテニウム錯化合物(ここでXはClである)(0.013
0mmol)、2,6−ジメチルヘプタン−4−オール(0.38mmol)お
よびリパーゼPS−C〔Amano社〕20mgをジクロロメタン1.2mlに
混合した。混合物を、常温で5分間攪拌し、p−クロロフェニルアセテート(0
.75mmol)を加えて暗赤色の懸濁液を得た。 減圧して酸素を除去した後、反応懸濁液にアルゴンガスを流入し、50℃で7
8時間加熱した。
【0029】 実施例2〜5 式(4a)のケトンの代わりに、式(4b)〜(4e)のケトンを用いたこと
を除いて実施例1と同様な方法によりキラルエステルを製造した。
【0030】 実施例6 式(5)のルテニウム錯化合物(ここでXはClである)の代わりに、式(8
)のルテニウム錯化合物(ここでXはClである)を用いたことを除いて実施例
1と同様な方法によりキラルエステルを製造した。
【0031】 実施例7〜10 式(4a)のケトンの代わりに、式(4b)〜(4e)のケトンを用いたこと
を除いて実施例6と同様な方法によりキラルエステルを製造した。
【0032】 実施例11 式(4a)のケトン(0.25mmol)、式(3)のルテニウム錯化合物(
0.050mmol)、2,6−ジメチルヘプタン−4−オール(0.38mm
ol)、ノボザイム435(7.5mg)、p−クロロフェニルアセテート(0
.75mmol)をトルエン0.8mlに混合して、黄色の懸濁液を得た。 減圧して酸素を除去した後、反応懸濁液にアルゴンガスを流入し、70℃で4
4時間加熱した。
【0033】 実施例12〜17 式(4a)のケトンの代わりに、化学式(4b)〜(4g)のケトンを用いた
ことを除いて実施例11と同様な方法によりキラルエステルを製造した。
【0034】 キラルエステルを製造した実施例1〜5および実施例11〜17において、副
生成物であるアルコールの生成量、キラルアセテートの収率、および光学純度を
測定して表1に示した。アルコールとキラルアセテートの収率はガスクロマトグ
ラフィーにより分析し、光学的純度は、高速液体クロマトグラフィー(High
Performance Liquid Chromatography:
HPLC)により測定した。使用したガスクロマトグラフィーは、「ヒューレッ
ト・パッカード5890シリーズII(Hewlett Packard 58
90 SeriesII)」(商品名)であり、高速液体クロマトグラフィーは
、「スペクトラシステム(SpectraSystem) P2000」(商品
名)である。
【0035】
【表1】
【0036】 表1にあるように、実施例1〜5、実施例11〜17により、本発明は、ラセ
ミ化と水素移動を促進させるルテニウム錯化合物と、エステル化を促進させるを
リパーゼを制御することによりケトンから光学的に純度の高いキラルエステルを
1段階の反応で製造することができることが示された。さらに、未反応アルコー
ルの量は5%以下で、生成物であるキラルエステルの収率を高くすることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 33/46 C07C 33/46 35/23 35/23 41/26 41/26 43/23 43/23 B // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 パク ゼ ウク 大韓民国 790−390 キョンサンブク−ド ポハン−シ ナム−ク ジゴク−ドン 756 プロフェッサ アパート 6−501 (72)発明者 キム マン ジュ 大韓民国 790−390 キョンサンブク−ド ポハン−シ ナム−ク ジゴク−ドン 756 プロフェッサ アパート 6−1405 (72)発明者 コウ ジョン ホァン 大韓民国 790−390 キョンサンブク−ド ポハン−シ ナム−ク ジゴク−ドン 756 ポハン ユニバーシティ オブ サ イエンス アンド テクノロジー ドミト リー 12−213 (72)発明者 ジョン ヒュン ミン 大韓民国 790−390 キョンサンブク−ド ポハン−シ ナム−ク ジゴク−ドン 756 グラデュエイト アパート 3−403 Fターム(参考) 4B064 AD67 AD70 BH04 CA21 CB24 CD06 CD07 CE10 DA16 4H006 AA02 AC41 AC82 BA23 BA37 BA45 BA61 BB12 FC22 FC24 FE11 FE12 FE73 FE75 4H039 CA60 CB20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(4)で表されるケトンと; 前記ケトンをラセミアルコールへの水素化および前記ラセミアルコールのラセ
    ミ化を活性化させる式(1)〜(3)で表される化合物(1、2および3)の群
    から選ばれるルテニウム錯化合物と; 前記ラセミアルコールのエナンチオマーの一つを選択的にアシル化させるリパ
    ーゼと; 前記ルテニウム錯化合物に水素を与える水素供与体と; リパーゼにアシル基を与えるアシル基供与体と;を混合、反応させて式(10
    0)で表されるキラルエステルとすることを特徴とするキラルエステルの製造方
    法。 【化1】 ここで、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y10
    11およびY12は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素数1〜5のアル
    キル基であり、XはBr,ClあるいはIである: 【化2】 ここで、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y、Y10
    11およびY12は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素数1〜5のアル
    キル基であり、XはBr、ClあるいはIである: 【化3】 【化4】 【化5】 ここで、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよいア
    ルキル基、置換されていてもよいアリール基、あるいは置換されていてもよいシ
    クロアルキル基であり、RとR、RとR、RとRは、互いに環状に
    なっていてもよく、アルキル基、アリール基、シクロアルキル基の前記置換基は
    、ハロゲン原子などのヘテロ原子、シアノ基である:
  2. 【請求項2】 前記ケトンが、下記の式(4a)〜(4g)の化合物(4a
    )、(4b)、(4c)、(4d)、(4e)、(4f)および(4g)から選
    ばれることを特徴とする請求項1記載のキラルエステルの製造方法。 【化6】
  3. 【請求項3】 前記ルテニウム錯化合物が、下記の化合物(5)、(6)、
    (7)、(8)、(9)および(10)の群から選ばれることを特徴とする請求
    項1記載のキラルエステルの製造方法。 【化7】 ここで、XはBr、ClあるいはIである:
  4. 【請求項4】 Xが、Clであることを特徴とする請求項1〜3記載のキラ
    ルエステルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記リパーゼが、シュドモナス セパシアス リパーゼ(P
    seudomonas cepacias lipase)、カンジダ アンタ
    クチカ リパーゼ(Candida antarctica componen
    t B lipase)の群から選ばれることを特徴とする請求項1記載のキラ
    ルエステルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アシル基供与体が、アリールエステルであることを特徴
    とする請求項1記載のキラルエステルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記アリールエステルが、p−クロロフェニルアセテートお
    よびアルケニルアセテートからなる群から選ばれることを特徴とする請求項6記
    載のキラルエステルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記水素供与体が、2,6−ジメチルヘプタン−4−オール
    、水素およびギ酸の群から選ばれることを特徴とする請求項1記載のキラルエス
    テルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ルテニウム錯化合物の量が、ケトンに対して0.1〜5
    モル%であることを特徴とする請求項1記載のキラルエステルの製造方法。
JP2001531776A 1999-10-18 2000-10-18 キラルエステルの製造方法 Pending JP2003512035A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1999/45041 1999-10-18
KR19990045041 1999-10-18
PCT/KR2000/001171 WO2001028971A1 (en) 1999-10-18 2000-10-18 Method for preparing chiral ester

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003512035A true JP2003512035A (ja) 2003-04-02

Family

ID=19615712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001531776A Pending JP2003512035A (ja) 1999-10-18 2000-10-18 キラルエステルの製造方法

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP1226105A4 (ja)
JP (1) JP2003512035A (ja)
KR (1) KR100402049B1 (ja)
CN (1) CN1379753A (ja)
AU (1) AU1058901A (ja)
CA (1) CA2387950A1 (ja)
WO (1) WO2001028971A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110943A2 (en) 2003-06-19 2004-12-23 Elop Electro-Optics Industries Ltd. Glass ceramics for laser systems

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641445B2 (ja) * 1988-12-22 1994-06-01 高砂香料工業株式会社 光学活性カルニチンエステルの製法
DE19845517A1 (de) * 1998-10-02 2000-04-06 Basf Ag Verfahren zur asymmetrische Hydrierung von beta-Ketoestern

Also Published As

Publication number Publication date
CA2387950A1 (en) 2001-04-26
EP1226105A4 (en) 2004-11-03
AU1058901A (en) 2001-04-30
EP1226105A1 (en) 2002-07-31
CN1379753A (zh) 2002-11-13
KR100402049B1 (ko) 2003-10-17
KR20010040122A (ko) 2001-05-15
WO2001028971A1 (en) 2001-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3789938B2 (ja) 酵素触媒作用アシル化による1級及び2級のヘテロ原子置換アミンのラセミ体分割
JP3610600B2 (ja) 光学活性エンド−2−ノルボルネオール類の製造方法
JP2003512034A (ja) キラルエステルの製造方法
JP2007186517A (ja) 光学活性アシル化アミン
JPH09504304A (ja) エナンチオ形態のtert−ロイシンおよびその類似体の製造方法、およびその中間体
JP2003512035A (ja) キラルエステルの製造方法
EP2218788B1 (en) Process for the preparation of optically active cyclopentenones
JPH0751076A (ja) 脂肪族s−シアノヒドリンの酵素的製造方法
JP2001504354A (ja) 鏡像異性体的に濃縮したn−誘導体形成ラクタムの製造法
JP2002523055A (ja) 第一級アミンラセミ体の酵素触媒作用による分割
JPH09501834A (ja) ジケテンを用いてのアルコールのリパーゼ触媒作用下でのアシル化
KR100359028B1 (ko) 키랄 알릴 에스테르의 제조방법
JP2009073739A (ja) 医薬品中間体として許容しうる高純度な光学活性1−アリール−1,3−プロパンジオールの製造方法
WO1995033845A1 (fr) Procede de production d'un compose d'alcool propargylique optiquement actif
JP3704731B2 (ja) 光学活性3−ヒドロキシヘキサン酸類の製造方法
JP2003515336A (ja) キラルエステルの製造方法
KR100650797B1 (ko) 광학활성 사이클로프로판 카복사미드의 제조방법
JP3072150B2 (ja) 光学活性[3](1,1’)フェロセノファン類の製造方法
KR20070076549A (ko) 광학적으로 활성인 사이클로펜텐온의 제조방법 및 그로부터제조된 사이클로펜텐온
KR100402036B1 (ko) 키랄 에스테르의 제조방법
EP0718407B1 (fr) Intermédiaires de synthèse des énantiomères de l'éliprodil et leur procédé de préparation
JPH06228075A (ja) 光学活性シアノヒドリン誘導体の製造方法
WO2006009338A1 (en) Process for preparing chiral substituted carboxylic acid
EP1650187A1 (en) Optically active 2-allylcarboxylic acid derivative and process for producing the same
WO2006054437A1 (ja) 光学活性化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040514

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050208