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JP2003337526A - 教育システム - Google Patents

教育システム

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Publication number
JP2003337526A
JP2003337526A JP2002144253A JP2002144253A JP2003337526A JP 2003337526 A JP2003337526 A JP 2003337526A JP 2002144253 A JP2002144253 A JP 2002144253A JP 2002144253 A JP2002144253 A JP 2002144253A JP 2003337526 A JP2003337526 A JP 2003337526A
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data
learner
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action
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Application number
JP2002144253A
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Tomotaka Sakamoto
友敬 坂本
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Suncorporation
Original Assignee
Suncorporation
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Publication date
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Priority to JP2002144253A priority Critical patent/JP4129829B2/ja
Publication of JP2003337526A publication Critical patent/JP2003337526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4129829B2 publication Critical patent/JP4129829B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画を利用した教育システムにおいて、より
的確に、学習者の能力を評価し、より効果的に学習効果
を上げることができる教育システムを提供することであ
る。 【解決手段】 教材用動画を表示するディスプレイ1
と、動画上で定めた行動対象とその位置データとからな
る正解データおよび学習者の回答データを記憶するデー
タ記憶手段4と、学習者がディスプレイ上の位置を特定
する位置特定手段5と、処理手段3とを備え、この処理
手段は、特定の教材用動画をディスプレイに表示させる
機能と、上記動画の進行に対応づけた時刻を計測する機
能と、上記位置特定手段から入力された位置データに、
その位置が特定された時刻を対応づけて回答データとし
て上記データ記憶手段に記憶させる機能と、上記回答デ
ータと上記正解データとを対比させて学習者の能力を評
価する機能とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画を利用した
教育システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】新入社員教育などで、ビデオを教材とし
て利用することがあった。このビデオには、実際の職場
で、起こりうる状況が記録されていて、これを学習者に
見せながら、例えば、トラブルが発生したときに、学習
者自身に、どのような対応をすべきか答えさせるという
方法があった。ビデオなど、動画を使っての教育は、単
に教科書を読ませるのと比べて、学習者に、実際の場面
を理解させやすいというメリットがある。この方法は、
ビデオで、職場の日常的な風景の中に、トラブル対処な
ど、何か行動を起こさなければならない場面を含んだも
のを学習者に見せて、問題となる状況が発生したときに
は、ビデオを一次停止させ、その場面に対しての問題を
出すというものである。そして、その問題の正解率など
から、学習者の理解度を評価するというものである。
【0003】例えば、小売店の店員教育で、客が商品を
あれこれ手に取って見ているような場面で、店員はどう
すべきかを考えさせる場合、画像を一旦止めて、「今こ
の状況で、最も適切な対応を以下の中から1つ選びなさ
い。」というような問題を出す。そして、例えば「1.
黙って様子を見る。2.『何かお探しですか』と、声を
かける。3.手に持っている商品の説明をする。」など
の選択肢を示す。このような問題は、ビデオを見ている
画面に表示させる場合もあるし、回答用紙と一緒に印刷
したものを用意したり、指導者が口頭で質問したりして
もよい。上記のような問題を、所々に含んだビデオを用
いて、教育をすることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、学習
者が、実際に行動を起こさなければならない場面に来る
と、画像が止まったり、質問が表示されたりするので、
学習者は、注意しなければならない行動の内容だけ覚え
ていれば、正解できることがある。つまり、Aの状況で
は、Bをしなければならないということを、覚えていれ
ば、今が、Aの状況であるということや、行動を起こす
べきタイミングを判断できなかったとしても、正解をす
ることができる。従って、上記のような方法で、学習を
行い、正解することができたにもかかわらず、実際の現
場において、適正なタイミングで、適正な対応ができな
いということがあった。
【0005】つまり、上記の学習システムでは、学習者
の理解度を正当に評価することができないという問題が
あった。この発明の目的は、動画を利用した教育システ
ムにおいて、より的確に、学習者の能力を評価し、より
効果的に学習効果を上げることができる教育システムを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、教材用動
画を表示するディスプレイと、動画上で定めた行動対象
とその位置データとからなる正解データおよび学習者の
回答データを記憶するデータ記憶手段と、学習者がディ
スプレイ上の位置を特定する位置特定手段と、処理手段
とを備え、この処理手段は、特定の教材用動画をディス
プレイに表示させる機能と、上記動画の進行に対応づけ
た時刻を計測する機能と、上記位置特定手段から入力さ
れた位置データに、その位置が特定された時刻を対応づ
けて回答データとして上記データ記憶手段に記憶させる
機能と、上記回答データと上記正解データとを対比させ
て学習者の能力を評価する機能とを備えた点に特徴を有
する。
【0007】上記行動対象とは、それに係わる行動をし
なければならないというもののことである。また、位置
データとは、画面上で表示されている行動対象の位置デ
ータで、学習者が画面上で行動対象を指定したときに、
その対象を特定できる座標データなどである。
【0008】第2の発明は、教材用動画を表示させるデ
ィスプレイと、動画上で定めた行動対象とその位置デー
タとからなる正解データおよび学習者の回答データを記
憶するデータ記憶手段と、学習者がディスプレイ上の位
置を特定する位置特定手段と、処理手段とを備え、この
処理手段は、特定の教材用動画をディスプレイに表示さ
せる機能と、上記動画の進行に対応づけた画像識別情報
を特定する機能と、上記位置特定手段から入力された位
置データに、その位置が入力された画像識別情報を対応
づけて回答データとして上記データ記憶手段に記憶させ
る機能と、上記回答データと上記正解データとを対比さ
せて学習者の能力を評価する機能を備えた点に特徴を有
する。
【0009】第3の発明は、位置データが、動画表示全
領域内における相対位置を特定するデータである点に特
徴を有する。第4の発明は、処理手段が、位置特定手段
から回答データとしての位置データが入力されたとき、
この位置データに対応する行動対象に関連した行動内容
一欄を表示する機能と、学習者が行動内容から選択した
行動内容を回答データに含んでデータ記憶手段に記憶さ
せる機能を備えた点に特徴を有する。
【0010】第5の発明は、処理手段は、動画中に、学
習者の仮想位置を表示させる点に特徴を有する。第6の
発明は、同一の行動対象に対しては、同一の行動内容一
覧を表示させる点に特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図9を用いて、この発明の
実施例を説明する。この実施例は、パチンコ店などの遊
技場の店員を教育するための教育システムとする。図1
に示すように、この教育システムは、教材用動画を表示
するディスプレイ1を備えたコンピュータCを、インタ
ーネットなどの通信手段Iを介して教材提供手段2に接
続している。コンピュータCは店員教育を行う遊技場側
の装置で、処理手段3と、データ記憶手段4と、位置特
定手段5とを備えている。上記教材提供手段2は、教材
データを記憶し、その教材データをコンピュータCへ、
送信する機能を備えている。この教材データには、問題
を含んだ教材用動画とともに、その問題に対する正解デ
ータも含み、これらを上記コンピュータCへ送信するよ
うにしている。ただし、コンピュータCと教材提供手段
2とを同一場所に設けてもよいし、同一筐体内に設けて
もよい。
【0012】この実施例のように、教材提供手段2を、
コンピュータCと別に設ければ、コンピュータC側で
は、送信された動画データを逐次表示させるようにする
ことができ、大容量の画像データを自身で記憶しておく
必要がない。特に、教材提供手段2に様々な種類の教材
用動画を記憶させ、コンピュータCが、必要に応じて特
定の教材を受信するようにすれば、大容量の記憶手段を
備えることなく、いろいろな教材を利用することができ
る。しかも、通信手段Iに複数のコンピュータを接続し
ておけば、各コンピュータに対して、同様に教材を提供
することができる。
【0013】また、コンピュータCの処理手段3は、教
材提供手段2から送信されたデータを受信して、それを
ディスプレイ1に表示させる機能や、その教材の正解デ
ータをデータ記憶手段4に記憶させるとともに、学習者
が、教材に対して行った回答を採点する機能を備えてい
る。なお、上記学習者とは、このシステムによって教育
される教育対象者のことである。つまり、この実施例で
は、遊技場の店員が学習者である。
【0014】上記位置特定手段5は、学習者が、ディス
プレイ1に表示された動画の画面上の位置を指示した場
合、その位置を特定する位置データを生成する機能を備
えている。位置データとは、後で説明する行動対象を特
定するために必要なデータである。そして、この位置デ
ータを、動画表示全領域内の相対位置を特定するものに
すれば、ディスプレイの大きさや解像度が変わっても、
画面上の対象物の位置を正確に特定することができる。
【0015】以下に、この実施例で用いる教材データつ
いて説明する。ディスプレイ1に表示させる動画は、遊
技場内の様子を示したものである。例えば、ディスプレ
イ1には、図2に示すように、遊技台6と台端末7とを
交互に設置し、各遊技台6の前にいす8を設置した1つ
の島Aを表示する。ここで、島とは、遊技台を連続的に
設置した列のことである。そして、図2では、客は省略
しているが、実際には上記島A内の遊技台6で遊技する
客の様子などが、ディスプレイ1に映し出される。な
お、遊技台6の上部には、店員を呼び出すときに点灯さ
せる呼び出しランプ9が設けられ、島端には、空の玉箱
10が積まれている。また、遊技台6の手前には、台1
1が設けられ、遊技中の客は、自分が獲得した玉を入れ
た玉箱12をこの台11の上に置くことができる。
【0016】上記のような遊技場内の状況を表示する動
画の中に、学習者が行動を起こさなければならない状況
が問題として含まれている。学習者である店員がしなけ
ればならない行動としては、遊技中に大当たりが出て、
獲得した玉を入れる玉箱が足りなくなった遊技者の所
へ、島端においてある空の玉箱10を持って行ったり、
遊技を終えた遊技者が、大量の玉箱を景品カウンターへ
運ばなければならないときに、その手伝いをしたりする
ことである。
【0017】上記教材には、ディスプレイ表示されたも
のの中から、学習者が行動を起こすべき対象が設定され
ていて、それに対応する位置にクリックポイントを埋め
込んでいる。例えば、遊技台6についての行動をしなけ
ればならないと考えたとき、ディスプレイ上の、特定の
遊技台6にマウスポインタを持っていくと、クリックポ
イントが表示され、そこをクリックすると、学習者が、
行動対象を特定したものとみなされる。このような行動
対象となりうるものは、教材によって異なるが、例え
ば、遊技台6、島端の玉箱10、遊技台の前の玉箱1
2、呼び出しランプ9などがある。なお、この実施例に
おいては、ディスプレイ1上の特定の個所へマウスポイ
ンタを持っていくと、クリックポイントが表示されるよ
うにしたが、クリックポイントを表示させないようにす
る場合もある。これにより、さらに実際の現場に近い判
断力を、学習者に問うことができる。また、特定個所の
指定をマウスではなく、指などで行えるようにすること
もできる。
【0018】一方、上記各行動対象には、行動内容一覧
が対応している。この行動内容一覧は、学習者が行動対
象を特定した時点で、ディスプレイ1に表示され、さら
にその中から、適切な行動内容を選択させるようにして
いる。ディスプレイ表示される行動内容一覧には、図3
〜図6に示すようなものがある。図3は、島端の玉箱1
0を行動対象とした場合に表示される行動内容一覧で、
この一覧は画面の一部にウインドウ13として表れる。
このウインドウ13に示された行動内容には、例えば、
「1.玉箱を整頓する」、「2.玉箱を遊技台へ運
ぶ」、「3.玉箱をふきんで拭く」などがある。上記
「1.玉箱を整頓する」というのは、島端におかれた玉
箱11が乱雑に置かれていた場合に、それを整頓すると
いうことであり、「2.玉箱を遊技台へ運ぶ」とは、大
当たりが出ている遊技台を発見し、その前に空の玉箱が
無い状態のときに取るべき行動である。さらに、玉箱が
汚れていた場合には、「3.玉箱をふきんで拭く」必要
がある。
【0019】同様に、図4のウインドウ14は、呼び出
しランプ9を行動対象とした場合に表示される行動内容
一覧、図5のウインドウ15は、遊技台の前に置かれた
玉箱12を行動対象とした場合、図6のウインドウ16
は、遊技台6を行動対象とした場合の一覧表示のウイン
ドウである。そして、上記のような行動内容一覧は、対
応する行動対象が特定されるたびに、表示されるように
している。
【0020】さらに、教材データに含まれる正解データ
を、図7の表に示す。すなわち、正解データとは、動画
の進行に合わせて、問題の状況が表示される時刻と、そ
の状況時に取るべき行動とを対応させたデータで、この
データも、コンピュータCが上記教材提供手段2から受
信して、データ記憶手段4に記憶させておく。なお、こ
こでいう時刻とは、動画の開始時点を0時0分0秒(0
h0m0s)として、その後の経過時間を時刻としたも
のである。ただし、動画を一時停止させたときには時間
も停止させるようにしている。
【0021】例えば、図7に示す表の欄17の正解デー
タは、時刻3m35s〜4m05sの間の行動対象が
「島端の玉箱」で、行動内容は「玉箱を台まで持って行
く」でり、欄18の正解データは、時刻3m37s〜4
m27sの間の行動対象は「呼び出しランプ」で、行動
内容が「お客様に声をかける」である。さらに、欄19
の正解データは、時刻3m45s〜4m25sの行動対
象が「遊技台前の玉箱」で、行動内容は「玉箱を床に置
く」である。このように、時刻と行動対象および行動内
容とを対応させた正解データをデータ記憶手段4に記憶
させておく。なお、上記正解データの時刻に幅が有るの
は、問題となる状況が発生してから、店員がその状況に
気が付いて行動を起こすまでの時間を考慮したためであ
る。
【0022】なお、上記正解データには、次のような状
況が対応する。例えば、欄17の正解データは、ディス
プレイ1に表示されている遊技台6が大当たりして、遊
技台6に取り付けられている装飾ランプが点灯し、しか
も、遊技者が、呼び出しランプ9を点灯させた状態であ
る。このような状況のとき、店員は、島端に置かれてい
る空の玉箱10(図2参照)を、大当たりしている遊技
台の所まで持っていかなければならない。したがって、
この状況が、ディスプレイ1に表示されたときの正解
が、上記欄17の正解データである。
【0023】また、呼び出しランプが点灯している理由
がわからない場合には、図7の欄18のように、「お客
様に声をかける」が正解データとなり、図2の遊技台6
の前の台11に、玉の入った玉箱12が並べられている
ときには、欄19の「その玉箱12を床に並べる」が、
正解データとなる。なお、図8では、正解データの行動
対象として、対象物の名前を表しているが行動対象が表
示されている画面内の相対位置を特定する位置データを
記憶するようにしている。
【0024】次に、図9のフローチャートに従って、上
記教材を用いた教育システムにおける手順を説明する。
図9に示すフローチャートは、コンピュータCにおける
データ処理を中心に示したものである。特に明記してい
ない場合、処理手段3の処理を示すものとする。ここで
は、コンピュータCは、教材提供手段2へアクセスし
て、必要な教材を要求し、それを受信しながら、処理手
段3が、ディスプレイ1に動画を表示させるようにす
る。また、表示させる教材に対応した正解データは、動
画の表示前に、予め教材提供手段2から受信して、デー
タ記憶手段4に記憶させておくものとする。
【0025】ステップS1で、動画の表示を開始すると
ともに、時刻の計測を開始する。時刻とは、先に説明し
たように、動画の開始時点を0時0分として、動画の再
生中に限って計測する時刻である。ステップS2で、デ
ィスプレイ上で、学習者に行動対象が指定された場合に
は、ステップS3へ進み、行動対象の指定がされないと
きには、ステップS2へもどり、動画の表示を続ける。
【0026】行動対象が指定された場合、ステップS3
では、動画の表示を止めて、時刻の計測を止める。この
とき、ディスプレイ1には、静止画像が表示されてい
る。ステップS4では、位置特定手段5が、ディスプレ
イ上で指示された行動対象位置の位置データを生成し、
処理手段3へ入力する。ステップS5では、処理手段3
が、入力された位置データと時刻、すなわち、学習者が
行動対象を指定した時刻とを対応づけて回答データとし
てデータ記憶手段4へ記憶させる。
【0027】ステップS6で、上記位置データに対応す
る行動内容一覧を表示させる。ここで表示させる行動内
容一覧は、各行動対象に対応づけられたものである。そ
して、上記行動対象と行動内容一覧とは、どのようにし
て、対応付けしていてもかまわないが、この実施例で
は、位置データを介して対応づけをしている。つまり、
時刻ごとに表示されている行動対象の位置データに行動
内容一覧を対応づけたデータを教材データに含んでい
る。ただし、表示される動画中で、遊技台6や、玉箱1
0など、表示位置が変化しない場合には、時刻に関係な
く、位置データと行動内容一覧との対応づけだけで足り
る。
【0028】次に、ステップS7で、上記行動内容一覧
から行動内容が選択されるまで待ち、行動内容が選択さ
れたら、ステップS8へ進む。行動内容一覧を表示して
から、行動内容の選択を受け付ける時間を設定しておい
て、その時間が過ぎた場合には、内容一覧の表示をやめ
て、動画の続きを表示させるようにしてもよい。ステッ
プS8では、学習者に選択された行動内容を回答データ
に付加してデータ記憶手段へ記憶させる。この回答デー
タは、図9の表のように、行動対象を指定した時刻と、
行動対象と、行動内容とを対応させたデータである。こ
の表では、行動対象として示しているが、行動対象の位
置データでもよい。
【0029】ステップS9で、動画の表示と、時刻の計
測を再開する。ステップS10で、動画の終了を判断
し、終了していないときには、ステップ2へ戻り、上記
ステップを繰り返し、動画が終了した場合には、ステッ
プS11へ進み、動画の表示と時刻計測とを停止する。
ステップS12では、学習者の回答データと正解データ
とを対比して評価を行い、ステップS13でその結果を
ディスプレイ1に表示させたり、プリントしたりして、
終了する(ステップS14)。なお、この実施例では、
ディスプレイ1上で行動対象が指定された際に、一旦動
画を止めるようにしたが、動画は連続的に流すようにし
てもよい。
【0030】上記回答データの評価は、図7の正解デー
タと、図9の回答データとを対比することによって行
う。具体的には、図9の欄20の、時刻=3m42s、
行動対象=「島端の玉箱」、行動内容=「玉箱を遊技台
へ運ぶ」という回答が、図7の正解データに含まれるか
どうかを判定して、含まれていた場合には、正解ポイン
ト1を付与する。図7に示すように、欄17の、時刻=
3m35s〜4m05s、行動対象=「島端の玉箱」、
行動内容=「玉箱を遊技台へ運ぶ」という正解データ
に、上記回答データは含まれるので、欄20の回答は、
正解と判定し、ポイント1を与える。同様に、図9の欄
21の回答と、データ図7の欄18の正解データとか
ら、正解ポイント1を加算する。
【0031】一方、図9の欄22の回答データに対応す
る正解データはないので、1ポイント減点する。このよ
うにして、全ての回答の正誤を判定して、採点する。そ
して、その採点結果を、学習者の能力評価結果として出
力する。ただし、正誤の判定方法や、採点基準などは、
上記の実施例に限らない。例えば、正解データと一致し
た回答データに対応する分だけポイントを付与して、間
違った回答をした場合には、減点しないとか、間違った
回答はしないけれど、回答すべきところで回答しなかっ
た場合に、減点するかどうかなど、そのシステムに応じ
て設定することができる。
【0032】また、この実施例においては、学習者が特
定の時間内に正しい選択を行えば、正解ポイント1を与
えることにしているが、正解するまでの時間によって、
付与するポイント数を変化させることもできる。さら
に、教材として、行動対象だけを答えさせて、行動内容
は問わないという問題の作り方をしてもかまわない。そ
の場合には、行動内容一覧を記憶する必要がないし、正
解データにも、行動内容は含まれない。
【0033】さらに、この実施例では、1つの行動対象
に対して、同一の行動内容一覧を対応させている。例え
ば、呼び出しランプが行動対象と指定された場合には、
表示されている状況に係わらず、図4に示す行動内容一
覧のウインドウ14が表示されるということである。こ
のように、行動対象と行動内容一覧とを一対一に対応づ
けたのは、学習者に、様々な、場面に対応するための、
行動内容の中から、その場に、最も適した行動内容を選
択させるためである。ただし、場面に応じて、同じ行動
対象に対しても異なる行動内容一覧を表示させるように
してもかまわない。
【0034】この実施例では、学習者の回答データを全
て記憶して、教材用動画の表示が終了してから、回答の
評価を行うようにしているが、学習者がディスプレイ1
に対して回答入力をするたびに、その正誤を判断して表
示させるようにしてもかまわない。さらに、回答の正誤
に応じて、次に表示する画像を変化させるようにしても
よい。また、学習者が指定した行動対象や行動内容によ
って、次に表示する画像を変化させることもある。例え
ば、学習者が遊技台を選択した場合には、遊技台の正面
から見た画像に切り替えたり、学習者が「玉箱を遊技台
まで持って行く」を選択した場合には、台11に玉箱が
載置されている状態をアップで表示したりする。
【0035】なお、この発明の教育システムで用いる教
材用動画には、ビデオのようになめらかに連続する動画
と、間隔を持ったコマ送りの画像とが含まれる。コマ送
りの画像の場合には、時刻によって場面を特定するので
はなく、各コマに画像識別情報を付けて、画像識別情報
で、場面を特定するようにすることができる。そして、
正解データも、画像識別情報に対応づけて記憶しておく
ようにすればよい。各コマに画像識別情報を付けて、動
画の進行を管理するようにすれば、コマの間隔を変更し
て表示させる場合にも、正解データと動画の場面との対
応が取りやすい。
【0036】以上説明した、この実施例の教育システム
では、学習者が、自分が行動起こすべきタイミングを判
断して、そのときの行動を選択しなければならないの
で、タイミングを含めた的確な判断力を養成することが
できる。なお、この発明の教育システムは、遊技場の店
員教育だけでなく、ウエイトレス教育境域、小売店での
接客教育、工場でのトラブル対策等、様々な業種の従業
員教育にも利用できる。また、自動車の運転や、作品の
制作手順などを指導する学校などでも、利用できるシス
テムである。
【0037】また、教材用動画内に、学習者自身の仮想
位置を表示させ、その位置に応じた画面を表示させるよ
うにしてもよい。特に、学習者の位置が、判断や、行動
に関連するような場合には、学習者の仮想位置を表示し
て、学習者がその位置を変更できるようにすれば、より
実際に近い状況での学習ができる。
【0038】
【発明の効果】第1〜第5の発明によれば、動画を利用
した教育システムにおいて、学習者が、どのような行動
をすべきかということとともに、いつしなければならな
いかという、行動を起こすタイミングまでも理解できて
いるかという能力を、正確に評価することができる。ま
た、この教育を受けた学習者にとっては、上記の能力を
のばすことができる。
【0039】第2の発明は、動画の進行を時間でなく、
画像識別情報で管理するようにしたので、コマの間隔を
変更して表示させる場合にも、正解データと動画との対
応をとりやすい。第3の発明によれば、動画を表示する
ディスプレイの大きさや解像度に関わりなく、画面上の
対象の位置を特定することができる。
【0040】第4の発明によれば、学習者は、具体的な
行動内容についての学習もできる。第5の発明によれ
ば、学習者は、より現実に近い状況で、判断をする訓練
ができる。第6の発明によれば、学習者は、より的確な
判断力を付けることができ、指導者はそれを評価するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシステム構成図である。
【図2】実施例の教育システムにおいて、ディスプレイ
に表示される画像の例である。
【図3】実施例の行動内容一覧を示した画面である。
【図4】実施例の行動内容一覧を示した画面である。
【図5】実施例の行動内容一覧を示した画面である。
【図6】実施例の行動内容一覧を示した画面である。
【図7】実施例の正解データを示した表である。
【図8】実施例の処理手順を示したフローチャートであ
る。
【図9】実施例における学習者の回答データを示した表
である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 3 処理手段 4 データ記憶手段 5 位置特定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教材用動画を表示するディスプレイと、
    動画上で定めた行動対象とその位置データとからなる正
    解データおよび学習者の回答データを記憶するデータ記
    憶手段と、学習者がディスプレイ上の位置を特定する位
    置特定手段と、処理手段とを備え、この処理手段は、特
    定の教材用動画をディスプレイに表示させる機能と、上
    記動画の進行に対応づけた時刻を計測する機能と、上記
    位置特定手段から入力された位置データに、その位置が
    特定された時刻を対応づけて回答データとして上記デー
    タ記憶手段に記憶させる機能と、上記回答データと上記
    正解データとを対比させて学習者の能力を評価する機能
    とを備えた教育システム。
  2. 【請求項2】 教材用動画を表示させるディスプレイ
    と、動画上で定めた行動対象とその位置データとからな
    る正解データおよび学習者の回答データを記憶するデー
    タ記憶手段と、学習者がディスプレイ上の位置を特定す
    る位置特定手段と、処理手段とを備え、この処理手段
    は、特定の教材用動画をディスプレイに表示させる機能
    と、上記動画の進行に対応づけた画像識別情報を特定す
    る機能と、上記位置特定手段から入力された位置データ
    に、その位置が入力された画像識別情報を対応づけて回
    答データとして上記データ記憶手段に記憶させる機能
    と、上記回答データと上記正解データとを対比させて学
    習者の能力を評価する機能を備えた教育システム。
  3. 【請求項3】 位置データは、動画表示全領域内におけ
    る相対位置を特定するデータである請求項1または2に
    記載の教育システム。
  4. 【請求項4】 処理手段は、位置特定手段から回答デー
    タとしての位置データが入力されたとき、この位置デー
    タに対応する行動対象に関連した行動内容一欄を表示す
    る機能と、学習者が行動内容から選択した行動内容を回
    答データに含んでデータ記憶手段に記憶させる機能を備
    えた請求項1〜3のいずれか1に記載の教育システム。
  5. 【請求項5】 処理手段は、動画中に、学習者の仮想位
    置を表示させる請求項1〜4のいずれか1に記載の教育
    システム。
  6. 【請求項6】 同一の行動対象に対しては、同一の行動
    内容一覧を表示させる請求項1〜5のいずれか1に記載
    の教育システム。
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