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JP2003336891A - 冷凍装置の制御方法および冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置の制御方法および冷凍装置

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Publication number
JP2003336891A
JP2003336891A JP2002147380A JP2002147380A JP2003336891A JP 2003336891 A JP2003336891 A JP 2003336891A JP 2002147380 A JP2002147380 A JP 2002147380A JP 2002147380 A JP2002147380 A JP 2002147380A JP 2003336891 A JP2003336891 A JP 2003336891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heat exchanger
water
compressor
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002147380A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Tomikawa
匡 富川
Kaname Otsuka
要 大塚
Kenji Kinokami
憲嗣 紀ノ上
Takuji Mori
卓史 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2002147380A priority Critical patent/JP2003336891A/ja
Publication of JP2003336891A publication Critical patent/JP2003336891A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/025Compressor control by controlling speed
    • F25B2600/0251Compressor control by controlling speed with on-off operation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/21Temperatures
    • F25B2700/2117Temperatures of an evaporator
    • F25B2700/21171Temperatures of an evaporator of the fluid cooled by the evaporator
    • F25B2700/21172Temperatures of an evaporator of the fluid cooled by the evaporator at the inlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/21Temperatures
    • F25B2700/2117Temperatures of an evaporator
    • F25B2700/21171Temperatures of an evaporator of the fluid cooled by the evaporator
    • F25B2700/21173Temperatures of an evaporator of the fluid cooled by the evaporator at the outlet

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の高精度な温度制御が可能であり、また、
省エネルギーができ、また、温度制御される水の最小保
有水量を低減できる冷凍装置の制御方法を提供するこ
と。 【解決手段】 演算処理装置11は、水側熱交換器1で
冷却される水について、入口配管6の入口温度センサ8
と、出口配管7の出口温度センサ9とから信号を各々受
け、出口と入口との温度差ΔTを算出する。この温度差
ΔTが所定値A以下の範囲内にある場合、冷凍装置は最
小の冷凍能力で動作していると判断して、この時の圧縮
機2のロードを最小ロードとして記憶する。さらに、水
の出口温度Cと、出口温度の目標温度Bと、デファレン
シャルDとが、B−D>Cの関係である場合には、圧縮
機2は、ロードを現ロードよりも低減できないから、停
止してサーモオフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置の制御方
法および冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍装置として、図2に示す
ようなものがある。この冷凍装置は水を冷却するチラー
であり、水側熱交換器1、圧縮機2、空気側熱交換器
3、および膨張弁4を順に接続していると共に、上記水
側熱交換器1に、冷却すべき水を導く入口配管6と、冷
却した水を排出する出口配管7とを備える。上記入口配
管6に、水の入口温度を検出する入口温度センサ8を備
えると共に、上記出口配管7に、水の出口温度を検出す
る出口温度センサ9を備える。上記入口温度センサ8お
よび出口温度センサ9は、演算処理装置11に電気的に
接続され、この演算処理装置11は、圧縮機2のロード
(容量)を制御する容量制御装置12に電気的に接続さ
れている。
【0003】上記チラーは以下のように動作する。すな
わち、上記圧縮機2で圧縮された高温高圧の冷媒は、上
記空気側熱交換器3で空気と熱交換されて低温高圧にな
り、この低温高圧の冷媒は、上記膨張弁4で減圧されて
低温低圧になる。この低温低圧の冷媒は、上記水側熱交
換器1で水と熱交換されて蒸発し、その後、上記圧縮機
2に戻る。上記水側熱交換器1では、入口配管6から導
かれた高温の水が、上記低温低圧の冷媒と熱交換されて
低温になり、出口配管7から排出される。
【0004】上記チラーは、上記水側熱交換器1で冷却
する水の温度を、以下のようにして制御している。すな
わち、上記演算処理装置11が、上記出口温度センサ9
からの信号と、予め設定された水の目標温度と、上記圧
縮機2の現在のロードとに基いて、圧縮機2のロードを
変更する指令を上記容量制御装置12に送る。この容量
制御装置12は、上記演算処理装置11から受けた命令
に応じて圧縮機のスライド弁13の開度を変更して、圧
縮機2のロードを変更する。これによってチラーの冷凍
能力が変更されて、上記水側熱交換器1に対する水の出
口温度が目標温度にされる。
【0005】図3は、上記演算処理装置11が実行する
チラーの制御処理動作を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS201で、出口温度センサ9から受け取
った出口温度Cと、水の出口温度が到達すべき目標温度
Bと、デファレンシャル(差分温度)Dとの間に、B−
D>Cの式の関係が成り立つか否かを判断する。上記式
の関係が成り立ち、水の出口温度Cが、目標温度Bから
差分温度Dを差し引いた値よりも高いと判断された場
合、ステップS202に進み、上記圧縮機2のロードを
保持または増加する指令を容量制御装置12に送る。こ
れによって、上記圧縮機2は、スライド弁13の開度が
保持され(ロードキープ)、あるいはスライド弁13の
開度が増大される(ロードアップ)。その結果、チラー
の冷凍能力が保持または増大されて、水側熱交換器1に
対する水の出口温度Cが下降する。その後、ステップS
201に戻り、水の出口温度Cと、デファレンシャルD
を差し引いた目標温度Bとの比較を再度行う。上記水の
出口温度Cが上記目標温度BからデファレンシャルDを
差し引いた値に達するまで、上記ステップS201およ
びS202が繰り返される。
【0006】上記ステップS201において、上記水の
出口温度Cが、上記目標温度BからデファレンシャルD
を差し引いた値以下であると判断された場合、ステップ
S203に進み、圧縮機2の現在のロードが、予め設定
された最小ロードに達しているか否かを判断する。圧縮
機2のロードが最小ロードに達していないと判断された
場合、ステップS204に進み、圧縮機2のロードを減
じる指令を容量制御装置12に送る。この指令を受けた
容量制御装置12は圧縮機2のスライド弁13の開度を
減じ(ロードダウン)、これによってチラーの冷凍能力
が減少されて、水の出口温度Cが上昇する。その後、ス
テップS201に戻り、出口温度Cと、目標温度Bから
デファレンシャルDを差し引いた値との比較を再度行
う。
【0007】上記ステップS203において、上記圧縮
機2のロードが最小ロードに達していると判断された場
合、ステップS205に進み、上記圧縮機2の停止指令
を容量制御装置12に送る。これによって、上記圧縮機
2が停止されて(サーモオフ)、水の温度制御が終了す
る。ここで、上記水の出口温度Cと目標温度Bとの比較
を継続することによって、ステップS201以降の工程
を再度実行し、チラーが冷却する水の出口温度Cを所定
の目標温度B近傍に保持することができる。
【0008】上記圧縮機2は、上記演算処理装置11の
指令の下で変更されるロードの最小ロードが、最大ロー
ドに対する25%に固定されている。この最小ロード
は、上記チラーが運転される条件について想定し得る最
悪の条件で、チラー内に最低循環冷媒量が確保できるロ
ードである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷凍装置としてのチラーは、上記水側熱交換器1か
らの水の出口温度Cが目標温度B近傍になると、上記最
大ロードの25%に固定された最小ロードで動作してい
た圧縮機2が停止するので、冷凍能力が急激に低下し
て、上記水の温度Cは直ぐに上昇して目標温度B近傍か
ら外れてしまう。そうすると、再度圧縮機2が起動され
る。したがって、水の温度を目標温度B近傍に保持しよ
うとすると圧縮機2の発停が頻繁に繰り返されて、水の
温度制御の精度が悪くなり、また、圧縮機2の頻繁な発
停によってチラーの消費電力が大きくなるという問題が
ある。また、上記入口配管6と出口配管7との間の水の
配管に保有すべき最小保有水量が比較的大きいという問
題がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、水の高精度な温
度制御が可能であり、また、省エネルギーが実現でき、
また、温度制御される水の最小保有水量を低減できる冷
凍装置の制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の冷凍装置の制御方法は、第1熱交
換器、圧縮機、第2熱交換器、および膨張弁を備えると
共に、上記第1熱交換器に被温度制御物を供給し、この
被温度制御物の温度を制御する冷凍装置の制御方法にお
いて、上記第1熱交換器に供給される上記被温度制御物
の入口温度と、上記第1熱交換器から排出される上記被
温度制御物の出口温度との温度差が、所定の範囲内にあ
るか否かを判断する工程と、上記被温度制御物の出口温
度が、目標温度近傍にあるか否かを判断する工程と、上
記温度差が所定範囲内にあり、かつ上記出口温度が目標
温度近傍にあると判断された場合に、上記圧縮機を停止
する工程とを備えることを特徴としている。
【0012】請求項1の冷凍装置の制御方法によれば、
上記第1熱交換器の入口における被温度制御物の入口温
度と、上記第1熱交換器の出口における被温度制御物の
出口温度との温度差が、所定の範囲内にあるか否かが判
断される。上記被温度制御物の温度差は、この冷凍装置
の冷凍能力を表すので、この温度差が所定範囲内にある
か否かを判断することによって、上記冷凍装置がその時
の運転条件における最小の冷凍能力で動作しているか否
かが判断される。これによって、この冷凍装置の圧縮機
が、その時の運転条件に対応する最小ロードに達してい
るか否かが判断される。上記温度差が所定範囲内にあ
り、かつ上記出口温度が目標温度近傍にあると判断され
た場合、上記圧縮機のロードは最小ロードに達している
と判定し、上記圧縮機を停止する。したがって、この圧
縮機を実際の運転条件に対応してロード制御でき、従来
の最大ロードに対して25%に固定された最小ロードよ
りも小さいロードにまで制御できる。したがって、この
冷凍装置の制御方法は、上記被温度制御物を高精度で温
度制御できる。その結果、上記被温度制御物の温度を目
標温度近傍に保持する際、上記圧縮機の発停の頻度が低
減できる。この圧縮機の発停頻度が低減できるので、冷
凍装置の消費エネルギーが低減できる。また、上記被温
度制御物のための配管が保有すべき被温度制御物の最小
保有量が低減できる。
【0013】請求項2の発明の冷凍装置は、第1熱交換
器、圧縮機、第2熱交換器、および膨張弁を備えると共
に、上記第1熱交換器に被温度制御物を供給し、この被
温度制御物の温度を制御する冷凍装置において、上記第
1熱交換器に供給される上記被温度制御物の入口温度を
検出する入口温度センサと、上記第1熱交換器から排出
される上記被温度制御物の出口温度を検出する出口温度
センサと、上記入口温度センサからの信号と出口温度セ
ンサからの信号を受けて、上記被温度制御物の入口温度
と出口温度との温度差を算出する温度差算出手段と、上
記温度差算出手段で算出された温度差が、所定範囲内に
あるか否かを判断する温度差判定手段と、上記出口温度
が目標温度近傍にあるか否かを判断する温度判定手段
と、上記温度差判定手段が、上記温度差が所定範囲内に
あると判断し、かつ上記温度判定手段が、上記出口温度
が目標温度近傍にあると判断した場合に、上記圧縮機を
停止する容量制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0014】請求項2の冷凍装置によれば、上記第1熱
交換器に供給される上記被温度制御物の入口温度が入口
温度センサによって検出され、上記第1熱交換器から排
出される上記被温度制御物の出口温度が出口温度センサ
によって検出される。上記被温度制御物の出口温度と入
口温度との温度差が、上記温度差算出手段によって算出
される。この温度差算出手段で算出された温度差は、こ
の冷凍装置の冷凍能力を表すので、上記温度差が所定の
範囲内にあるか否かが上記温度差判定手段で判定される
ことによって、この冷凍装置が、その時の運転条件に対
応する最小の冷凍能力で動作しているか否かが判断され
る。これによって、上記冷凍装置の圧縮機が、その時の
運転条件に対応する最小ロードに達しているか否かが判
断される。上記温度差判定手段によって、上記被温度制
御物の温度差が所定範囲内であると判断され、かつ上記
温度判定手段によって、上記出口温度が目標温度近傍に
あると判断された場合、上記圧縮機は最小ロードに達し
ており、また、上記被温度制御物の出口温度をこれより
も低減する必要がないので、上記圧縮機は停止される。
したがって、上記圧縮機のロードは、実際の運転条件に
対応して、従来の最大ロードに対して25%に固定され
た最小ロードよりも小さいロードにまで制御される。そ
の結果、上記被温度制御物の温度が高精度に制御され
る。上記被温度制御物は高精度に温度制御されるので、
この被温度制御物の温度を目標温度近傍に保持する際、
上記圧縮機の発停頻度が低減できる。また、上記圧縮機
の発停頻度が低減できるので、この冷凍装置の消費エネ
ルギーが減少できる。さらに、上記第1熱交換器に接続
された被温度制御物のための配管における被温度制御物
の最小保有量が低減できる。
【0015】請求項3の発明の冷凍装置は、請求項2に
記載の冷凍装置において、上記被温度制御物は水である
ことを特徴としている。
【0016】請求項3の冷凍装置によれば、被温度制御
物としての水を高精度に温度制御でき、また、省エネル
ギーが可能であり、また、第1熱交換器に接続する水の
配管における最小保有水量が低減可能な所謂チラーが提
供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0018】本発明の冷凍装置の実施形態としてのチラ
ーは、図2に示した従来のチラーと同様に、第1熱交換
器としての水側熱交換器1と、圧縮機2と、第2熱交換
器としての空気側熱交換器3と、膨張弁4とを順に接続
してなる。以下、図2を用いて、本実施形態のチラーを
説明する。上記水側熱交換器1に、被温度制御物として
の水を導く入口配管6と、上記水を排出する出口配管7
とを備える。上記入口配管6に水の入口温度を検出する
入口温度センサ8を備えると共に、上記出口配管7に水
の出口温度を検出する出口温度センサ9を備える。上記
入口温度センサ8および出口温度センサ9は、演算処理
装置11に電気的に接続され、この演算処理装置11
は、圧縮機2の容量制御手段としての容量制御装置12
に電気的に接続されている。上記容量制御装置12は、
上記演算処理装置11からの信号に基いて圧縮機2のス
ライドバルブ13を駆動して、この圧縮機2のロードを
制御するようになっている。
【0019】上記演算処理装置11は、以下に説明する
処理を実行するためのプログラムが記憶された記憶部
と、上記プログラムが実行される演算部とを備え、温度
算出手段、温度差判定手段、および温度判定手段として
機能する。図1は、本実施形態のチラーの演算処理装置
11で実行される制御処理動作を示すフローチャートで
ある。本実施形態のチラーにおいて、水の温度制御が開
始されると、上記演算処理装置11は、まず、入口温度
センサ8で検出された水の入口温度と、出口温度センサ
9で検出された水の出口温度との温度差ΔTを算出する
(S101)。この温度差ΔTは、上記水側熱交換器1
で水が冷媒と熱交換してなる温度差であって、この温度
差が生じた時のチラーの冷凍能力を表す。上記温度差Δ
Tと値AとにA≧ΔTの関係が成り立つか否かを判断し
て、上記温度差ΔTが、所定値A以下の範囲内にあるか
否かを判断する。ここで、上記所定値Aは、上記冷凍装
置の冷凍能力に応じて設定する。上記温度差ΔTが所定
値Aより大きくてA≧ΔTが成立しないと判断される
と、ステップS102に進んで通常の水温制御が実行さ
れる。すなわち、上記水側熱交換器1に対する水の出口
温度に応じて、圧縮機2のロードが増減、あるいは保持
される。
【0020】上記ステップS101において、上記温度
差ΔTが所定値A以下であり、A≧ΔTが成立すると判
断されると、このチラーは、この時の運転条件に対応す
る最小の冷凍能力で動作していると判断される。すなわ
ち、上記圧縮機2は、この時の運転条件に対応する最小
のロードで動作していると判断され、この時のロードが
最小ロードとして記憶される(S103)。その後、上
記水熱交換器1から排出される水の出口温度Cと、上記
水の出口温度が到達すべき目標温度Bと、デファレンシ
ャルDとの間に、B−D>Cの関係が成り立つか否かを
判断する(S104)。これによって、上記水の出口温
度Cが上記目標温度B近傍にあるか否かが判断される。
上記水の出口温度Cが、目標温度Bから差分温度Dを差
し引いた値以上であり、B−D>Cの関係が成立しない
と判断された場合、上記ステップ102に進んで通常の
水温制御が実行される。その後、ステップS101に戻
る。
【0021】上記水の出口温度Cが、目標温度Bから差
分温度Dを差し引いた値よりも低く、B−D>Cの関係
が成立すると判断された場合、上記水の出口温度Cは目
標温度B近傍にあると判断され、ステップS105に進
む。ここで、上記圧縮機2のロードは最小ロードである
と判断されているので、上記圧縮機2のロードは現ロー
ドよりも低減できないから、上記圧縮機2を停止してサ
ーモオフする。これによって、水側熱交換器1で冷却さ
れる水の温度制御が終了する。なお、上記水の温度差Δ
TとAとの比較を継続し、上記ステップS101以降の
工程を再度実行し、水側熱交換器1から排出される水の
出口温度Cを目標温度B近傍に保持することができる。
【0022】本実施形態のチラーは、上記温度差ΔTが
所定の値A以下の範囲内にあるか否かを判断することに
よって、実際の冷凍能力に基いて圧縮機2が最小ロード
であるか否かを判断するので、この圧縮機2を実際の運
転条件に応じた最小ロードで運転できる。したがって、
従来のチラーにおける最小ロードよりも小さいロードで
圧縮機を運転でき、その結果、上記水側熱交換器1から
排出される水の出口温度Cを高精度に温度制御できる。
また、上記水の出口温度Cを目標温度B近傍に保持する
際、上記圧縮機2を従来よりも小さい最小ロードで運転
して、チラーを従来よりも小さい冷凍能力に保持できる
から、上記圧縮機2の発停頻度が少なくできる。その結
果、上記圧縮機2の消費エネルギーが低減できる。ま
た、上記水側熱交換器1に接続された水の配管が保持す
べき水の最小保有量が低減できる。
【0023】上記実施形態において、上記水側熱交換器
1は蒸発器として機能して、この水側熱交換器に供給さ
れる水を冷却したが、水側熱交換器を凝縮器として機能
させて、この水側熱交換器に供給される水を加熱しても
よい。
【0024】また、上記水側熱交換器1に換えて、水以
外の他の被温度制御物の温度を制御する熱交換器を備え
てもよい。つまり、本発明は、水以外の他の液体、気
体、固体、気液混合体、固液混合体、固気混合体、ある
いは固気液混合体のいずれの温度制御を行なう冷凍装置
に適用できる。
【0025】また、上記圧縮機2の容量制御について、
スライドバルブ13以外の他のバルブでロードを変更し
てもよく、また、インバータを用いて圧縮機2のモータ
を制御してロードを変更してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の冷凍装置の制御方法によれば、第1熱交換器、圧縮
機、第2熱交換器、および膨張弁を備えると共に、上記
第1熱交換器に被温度制御物を供給し、この被温度制御
物の温度を制御する冷凍装置の制御方法において、上記
第1熱交換器に供給される上記被温度制御物の入口温度
と、上記第1熱交換器から排出される上記被温度制御物
の出口温度との温度差が、所定の範囲内にあるか否かを
判断する工程と、上記被温度制御物の出口温度が、目標
温度近傍にあるか否かを判断する工程と、上記温度差が
所定範囲内にあり、かつ上記出口温度が目標温度近傍に
あると判断された場合に、上記圧縮機を停止する工程と
を備えるので、上記冷凍装置の冷凍能力を表す上記温度
差が所定の範囲内にあるか否かを判断することによっ
て、上記冷凍装置が、その時の運転条件における最小の
冷凍能力で動作しているか否かが判断できて、上記圧縮
機が実際の最小ロードで動作しているか否かが判断でき
る。その結果、上記圧縮機を従来よりも小さいロードに
制御することができるから、上記第1熱交換器で温度制
御される被温度制御物の出口温度を高精度に制御でき、
また、上記被温度制御物の出口温度を目標温度近傍に保
持する際、上記圧縮機の発停頻度を従来よりも少なくで
きる。その結果、この冷凍装置は消費エネルギーが低減
でき、また、上記第1熱交換器に接続する被温度制御物
の配管における被温度制御物の最小保有量が低減でき
る。
【0027】請求項2の発明の冷凍装置によれば、第1
熱交換器、圧縮機、第2熱交換器、および膨張弁を備え
ると共に、上記第1熱交換器に被温度制御物を供給し、
この被温度制御物の温度を制御する冷凍装置において、
上記第1熱交換器に供給される上記被温度制御物の入口
温度を検出する入口温度センサと、上記第1熱交換器か
ら排出される上記被温度制御物の出口温度を検出する出
口温度センサと、上記入口温度センサからの信号と出口
温度センサからの信号を受けて、上記被温度制御物の入
口温度と出口温度との温度差を算出する温度差算出手段
と、上記温度差算出手段で算出された温度差が、所定範
囲内にあるか否かを判断する温度差判定手段と、上記出
口温度が目標温度近傍にあるか否かを判断する温度判定
手段と、上記温度差判定手段が、上記温度差が所定範囲
内にあると判断し、かつ上記温度判定手段が、上記出口
温度が目標温度近傍にあると判断した場合、上記圧縮機
を停止する容量制御手段とを備えるので、上記温度差算
出手段によって算出されて冷凍装置の冷凍能力を表す上
記温度差が上記所定範囲内にあるか否かを、上記温度差
判定手段で判定することによって、この冷凍装置が、そ
の時の運転条件に対応する最小の冷凍能力で動作してい
るか否かが判断できる。したがって、上記圧縮機は、そ
の時の運転条件に対応する最小ロードで運転されている
か否かが判断されるので、従来よりも小さいロードにま
で制御できる。その結果、上記被温度制御物の温度が高
精度に制御でき、また、上記被温度制御物の温度を目標
温度近傍に保持する際、上記圧縮機の発停頻度を従来よ
りも少なくでき、これによって、冷凍装置の消費エネル
ギーが低減できる。また、上記第1熱交換器に接続され
た被温度制御物の配管が保有すべき被温度制御物の最小
保有量が低減できる。
【0028】請求項3の発明の冷凍装置によれば、請求
項2に記載の冷凍装置において、上記被温度制御物は水
であるので、この水の温度が高精度に制御でき、また、
省エネルギーができ、また、第1熱交換器に接続された
水の配管での最小保有水量が低減できるチラーが提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の冷凍装置で実行される温
度制御処理動作を示すフローチャートである。
【図2】 冷凍装置の概略構成図である。
【図3】 従来の冷凍装置で実行される温度制御処理動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 水側熱交換器 2 圧縮機 3 空気側熱交換器 4 膨張弁 6 入口配管 7 出口配管 8 入口温度センサ 9 出口温度センサ 11 演算処理装置 12 容量制御装置 13 スライドバルブ
フロントページの続き (72)発明者 紀ノ上 憲嗣 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 森 卓史 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC05 DD01 DD02 EE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1熱交換器(1)、圧縮機(2)、第
    2熱交換器(3)、および膨張弁(4)を備えると共
    に、上記第1熱交換器(1)に被温度制御物を供給し、
    この被温度制御物の温度を制御する冷凍装置の制御方法
    において、 上記第1熱交換器(1)に供給される上記被温度制御物
    の入口温度と、上記第1熱交換器(1)から排出される
    上記被温度制御物の出口温度(C)との温度差(ΔT)
    が、所定の範囲内にあるか否かを判断する工程と、 上記被温度制御物の出口温度(C)が、目標温度(B)
    近傍にあるか否かを判断する工程と、 上記温度差(ΔT)が所定範囲内にあり、かつ上記出口
    温度が目標温度(B)近傍にあると判断された場合に、
    上記圧縮機(2)を停止する工程とを備えることを特徴
    とする冷凍装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 第1熱交換器(1)、圧縮機(2)、第
    2熱交換器(3)、および膨張弁(4)を備えると共
    に、上記第1熱交換器(1)に被温度制御物を供給し
    て、この被温度制御物の温度を制御する冷凍装置におい
    て、 上記第1熱交換器(1)に供給される上記被温度制御物
    の入口温度を検出する入口温度センサ(8)と、 上記第1熱交換器(1)から排出される上記被温度制御
    物の出口温度(C)を検出する出口温度センサ(9)
    と、 上記入口温度センサ(8)からの信号と出口温度センサ
    (9)からの信号を受けて、上記被温度制御物の入口温
    度と出口温度(C)との温度差(ΔT)を算出する温度
    差算出手段と、 上記温度差算出手段で算出された温度差(ΔT)が、所
    定範囲内にあるか否かを判断する温度差判定手段と、 上記出口温度(C)が目標温度(B)近傍にあるか否か
    を判断する温度判定手段と、 上記温度差判定手段が、上記温度差(ΔT)が所定範囲
    内にあると判断し、かつ上記温度判定手段が、上記出口
    温度(C)が目標温度(B)近傍にあると判断した場合
    に、上記圧縮機(2)を停止する容量制御手段とを備え
    ることを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の冷凍装置において、 上記被温度制御物は水であることを特徴とする冷凍装
    置。
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