JP2003331535A - データ記録媒体、データ記録方法および装置 - Google Patents
データ記録媒体、データ記録方法および装置Info
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Abstract
ピーかの判別が可能で、コピー防止に寄与できる記録媒
体を提供する。 【解決手段】 端子8から、特定のデータパターンを有
する特殊データ、例えばFAFAhが入力され、EFM
変調器12に供給される。EFM変調器12では、EF
M後の特殊データに対して、Tmin=3、Tmax=11の
ランレングスリミット制限を緩めた状態でDSVが収束
可能な接続ビットが選択される。EFM変調器12の出
力に基づきディスク原盤4が製作される。特殊データF
AFAhは、ランレングスの制限の下で「000」しか
接続ビットが選択できず、再生時には、DSVが発散し
再生動作が破綻する。そのため、このようにして製作さ
れたCDは、再生できず、結果的にコンテンツの複製が
防がれる。FAFAhは、オーディオ的にレベルの低い
信号なので、通常のCD再生装置における再生に影響し
ない。
Description
専用(ROM)タイプの光ディスクに対して適用される
データ記録媒体、データ記録方法および装置に関する。
ompact Disc Read Only Memory) 等の光ディスクは、取
り扱いが容易で、製造コストも比較的安価なことから、
データを保存しておくための記録媒体として、広く普及
している。また、近年、データを追記録可能なCD−R
(Compact Disc Recordable)ディスクや、データの再記
録が可能なCD−RW(Compact Disc ReWritable)ディ
スクが登場してきており、このような光ディスクにデー
タを記録することも簡単に行えるようになってきてき
る。このことから、CD−DAディスクや、CD−RO
Mディスク、CD−Rディスク、CD−RWディスク
等、CD規格に準拠した光ディスクは、データ記録媒体
の中核となってきている。更に、近年、MP3(MPEG1 A
udio Layer-3 )やATRAC(Adaptive TRansform Aco
ustic Coding) 3でオーディオデータを圧縮して、CD
−ROMディスクやCD−Rディスク、CD−RWディ
スク等に記録することが行われている。
(Compact Disc ReWritable)ディスクの登場により、C
Dのディスクに記録されているデータは簡単にコピーで
きるようになってきている。このため、著作権の保護の
問題が生じてきており、CDのディスクにコンテンツデ
ータを記録する際に、コンテンツデータを保護するため
の対策を講じる必要性がある。
のである。参照符号41で示す再生装置によって、オリ
ジナルのディスク例えばCD42を再生する。参照符号
43が光ピックアップであり、参照符号44が再生信号
処理部である。そして、再生装置41からの再生データ
を記録装置51の記録処理部52に供給し、光ピックア
ップ53によって光ディスク例えばCD−R54に対し
て記録する。CD−R54には、オリジナルのCD42
の記録内容がコピーされる。このように再生装置41と
記録装置51とを使用して容易にオリジナルのCD42
のコピーディスクが作成できる。
8に示すように、入力端子45からの再生信号からシン
ク検出部46によってフレームシンクを検出し、EFM
復調器47によってEFM(eight to fourteen modula
tion)の復調を行い、さらに、EFM復調された再生デ
ータがCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Cod
e)デコーダ48に供給され、CIRCデコーダ48に
おいて、エラー訂正がなれる。EFMでは、各シンボル
(8データビット)が14チャンネルビットへ変換さ
れ、14チャンネルビット同士の間に3ビットの接続ビ
ットが追加される。また、サブコードデコーダ49によ
って再生データ中のサブコードが復号され、再生サブコ
ードが得られる。
示す。記録すべきデータが入力端子55からCIRCエ
ンコーダ56に供給され、CIRCの符号化の処理を受
ける。また、サブコードが入力端子57からサブコード
エンコーダ58に供給され、サブコードのフォーマット
に変換される。CIRCエンコーダ56の出力およびサ
ブコードエンコーダ58の出力がマルチプレクサ60に
供給される。マルチプレクサ60には、さらに、入力端
子59からフレームシンクが供給される。マルチプレク
サ60によってこれらのデータが所定の順序で配列さ
れ、マルチプレクサ60の出力がEFM変調器61に供
給され、EFM変調の処理を受ける。
ツデータを保護するための一つの方法は、オリジナルの
CDであるか、オリジナルのCDからコピーされたディ
スクであるかを判別することである。例えばオリジナル
のCDの場合であれば、コピーが許可されるのに対し
て、コピーされたディスクの場合では、さらなるコピー
を禁止することが可能である。
の判別のために、原盤製作時に欠陥を挿入しておき、オ
リジナルディスクの再生時にその欠陥を検出してオリジ
ナルと判定する方法が提案されている。しかしながら、
この方法は、オリジナルディスクに欠陥が含まれてしま
う問題がある。また、欠陥の種類によっては、そのまま
コピーが可能で、CD−Rへの複製を防げない問題があ
った。
欠陥を挿入せずに、オリジナルかコピーかの判別が可能
で、コピー防止に寄与できるデータ記録媒体、データ記
録方法および装置を提供することにある。
題を解決するために、所定ビット数のデータシンボルを
より多いビット数のコードシンボルに変換することによ
ってランレングスが制約された記録データを生成するデ
ィジタル変調方式を使用してディジタルデータが記録さ
れているデータ記録媒体であって、ランレングスが制約
された状態では正常なデータの再生を妨げるおそれを生
じさせるほどDSVを増加させ、且つ、再生された際に
低いレベルを示すデータを構成するデータパターンが所
定位置に記録されることを特徴とするデータ記録媒体で
ある。
シンボルをより多いビット数のコードシンボルに変換す
ることによってランレングスが制約された記録データを
生成するディジタル変調方式を使用して記録媒体にディ
ジタルデータを記録するデータ記録方法であって、ラン
レングスが制約された状態では正常なデータの再生を妨
げるおそれを生じさせるほどDSVを増加させ、且つ、
再生された際に低いレベルを示すデータを構成するデー
タパターンが記録媒体の所定位置に記録されることを特
徴とするデータ記録方法である。
シンボルをより多いビット数のコードシンボルに変換す
ることによってランレングスが制約された記録データを
生成するディジタル変調方式を使用して記録媒体にディ
ジタルデータを記録するデータ記録装置であって、ラン
レングスが制約された状態では正常なデータの再生を妨
げるおそれを生じさせるほどDSVを増加させ、且つ、
再生された際に低いレベルを示すデータを構成するデー
タパターンが記録媒体の所定位置に記録されることを特
徴とするデータ記録装置である。
スが制約された状態では正常なデータの再生を妨げるお
それを生じさせるほどDSVを増加させ、且つ、再生さ
れた際に低いレベルを示すデータを構成するデータパタ
ーンが所定位置に記録されるため、このような記録媒体
を複製しても複製された記録媒体は再生時にDSVが増
加され正常なデータの再生が妨げられる。
いて説明する。この発明は、オーディオ信号としてレベ
ルの低いデータを構成する特定のデータパターンを持
ち、且つ、そのデータパターン部分で、DSV(Digital
Sum Variation)の累積値が通常のエンコーダでエンコ
ードすると一定範囲を超え、特殊なエンコーダでエンコ
ードすると一定範囲内となるような信号が記録されたコ
ンパクトディスクなどの記録媒体を提供する。
付加してEFMを行う際に、特殊なエンコーダによりD
SVの累積値が一定範囲内に収まるように変調された記
録信号として出力して、ディスクを製作する。リニアP
CM(Pulse Code modulation)で変調されたディジタル
オーディオ信号の場合には、16ビットデータがバイト
単位で2’sコンプリメント(2の補数)により表現さ
れて記録されるため、上位側バイトの上位ニブルが「0
h」または「Fh」(hは、16進表記であることを示
す)で、オーディオ信号としてレベルの低いデータとさ
れる。
述の上位ニブルが「0h」または「Fh」であるよう
な、オーディオ信号としてレベルの低いデータから選択
する。これにより、当該記録信号により製作されたCD
を通常のCD再生装置で再生した際に、当該記録信号が
大音量のノイズとして再生されることを防いでいる。
作成するためのマスタリング装置の構成の一例を示す。
マスタリング装置は、例えばArイオンレーザ、He−
CdレーザやKrイオンレーザ等のガスレーザや半導体
レーザであるレーザ1と、このレーザ1から出射された
レーザ光を変調する音響光学効果型または電気光学型の
光変調器2と、この光変調器2を通過したレーザ光を集
光し、感光物質であるフォトレジストが塗布されたディ
スク状のガラス原盤4のフォトレジスト面に照射する対
物レンズ等を有する記録手段である光ピックアップ3を
有する。
ーザ1からのレーザ光を変調する。そして、マスタリン
グ装置は、この変調されたレーザ光をガラス原盤4に照
射することによって、データが記録されたマスタを作成
する。また、光ピックアップ3をガラス原盤4との距離
が一定に保つように制御したり、トラッキングを制御し
たり、スピンドルモータ5の回転駆動動作を制御するた
めのサーボ部(図示せず)が設けられている。ガラス原
盤4がスピンドルモータ5によって回転駆動される。
記録信号が供給される。入力端子7からは、記録するメ
インのディジタルデータが供給される。メインのディジ
タルデータは、例えば2チャンネルステレオのディジタ
ルオーディオデータである。また、入力端子8から、特
殊データ、すなわち、上述した特定のデータパターンを
有するデータが供給される。さらに、入力端子6から
は、現行のCD規格に基づいたチャンネルP〜Wのサブ
コードが供給される。
は、後述するエリア制御部15による制御に基づきスイ
ッチ回路16で所定のタイミングで切り換えられて、C
IRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)エンコ
ーダ9に供給される。CIRCエンコーダ9では、供給
されたデータに対して、エラー訂正用のパリティデータ
等を付加するエラー訂正符号化処理やスクランブル処理
が施される。すなわち、1サンプルあるいは1ワードの
16ビットが上位8ビットと下位8ビットとに分割され
てそれぞれシンボルとされ、このシンボル単位で、例え
ばCIRCによるエラー訂正用のパリティデータ等を付
加するエラー訂正符号化処理やスクランブル処理が施さ
れる。入力端子6からのサブコードがサブコードエンコ
ーダ10にてサブコードのEFMフレームフォーマット
を有するサブコードに変換される。
エンコーダ10の出力がマルチプレクサ11に供給され
る。マルチプレクサ11に供給されたこれらの信号は、
所定の順序に配列され、出力される。マルチプレクサ1
1の出力データがEFM変調器12に供給され、変換テ
ーブルに従って8ビットのシンボルが14チャンネルビ
ットのデータシンボルへ変換される。さらに、変換され
たデータは、同期信号付加回路14から供給されたフレ
ームシンク信号が所定のタイミングで付加されて、EF
M変調器12から出力される。
ットに変換されたデータシンボルのDSVが検出され、
DSV制御回路13に供給される。DSV制御回路13
では、供給されたDSVの検出結果に基づきデータシン
ボルとデータシンボルとを接続する3ビットの接続ビッ
トが選択される。EFM変調器12では、この選択結果
に基づき、データシンボルに対して3ビットの接続ビッ
トが追加される。
のチャンネルクロックの周期分を+1、ローレベル側の
チャンネルクロックの周期分を−1として加算した値で
ある。また、以下では、DSVの累積値が絶対値的に増
加することをDSVの増加とし、DSVが0に近づくこ
とをDSVの減少とする。
「010」および「100」の4種類あり、コンパクト
ディスクの規格に従い接続ビットの挿入後に3T未満の
パターンや、11Tよりも大きなパターンが出現しない
ようにされると共に、DSVが収束するように、接続ビ
ットの選択が制御される。
から供給された特殊データがEFMされた信号がディス
ク上の所定の領域に記録されるように、スイッチ回路1
6の切り換えを制御する。このとき、エリア制御回路1
5とDSV制御回路13とが連動され、DSV制御回路
13により、エリア制御回路15のスイッチ回路16の
切り換え制御により供給された特殊データがEFMされ
た信号に対する上述した接続ビットの選択条件を緩める
ように、接続ビットの選択が制御される。
フォーマットの記録信号が発生する。この記録信号が光
変調器2に供給され、光変調器2からの変調されたレー
ザビームによってガラス原盤4上のフォトレジストが露
光される。このように記録がなされたガラス原盤4を現
像し、電鋳処理することによってメタルマスタを作成
し、次に、メタルマスタからマザーディスクが作成さ
れ、さらに次に、マザーディスクからスタンパが作成さ
れる。スタンパーを使用して、圧縮成形、射出成形等の
方法によって、光ディスクが作成される。
構成を示す。CDでは、2チャンネルのディジタルオー
ディオデータ合計12サンプル(24シンボル)から各
4シンボルのパリティQおよびパリティPが形成され
る。この合計32シンボルに対してサブコードの1シン
ボルを加えた33シンボル(264データビット)をひ
とかたまりとして扱う。つまり、EFM変調後の1フレ
ーム内に、1シンボルのサブコードと、24シンボルの
データと、4シンボルのQパリティと、4シンボルのP
パリティとからなる33シンボルが含まれる。
lation: EFM)では、各シンボル(8データビット)
が14チャンネルビットへ変換される。EFM変調の最
小時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最小とな
る時間幅)Tmin が3Tであり、3Tに相当するピット
長が0.87μm となる。Tに相当するピット長が最短
ピット長である。また、各14チャンネルビットの間に
は、3ビットの接続ビットが配される。さらに、フレー
ムの先頭にフレームシンクパターンが付加される。フレ
ームシンクパターンは、チャンネルビットの周期をTと
する時に、11T、11Tおよび2Tが連続するパター
ンとされている。このようなパターンは、EFM変調規
則では生じることがないもので、特異なパターンによっ
てフレームシンクを検出可能としている。1EFMフレ
ームは、総ビット数が588チャンネルビットからなる
ものである。フレーム周波数は、7.35kHzとされて
いる。
ものは、サブコードフレーム(またはサブコードブロッ
ク)と称される。98個のフレームを縦方向に連続する
ように並べ換えて表したサブコードフレームは、サブコ
ードフレームの先頭を識別するためのフレーム同期部
と、サブコード部と、データおよびパリティ部とからな
る。なお、このサブコードフレームは、通常のCDの再
生時間の1/75秒に相当する。
す。サブコード部は、98個のEFMフレームから形成
される。サブコード部における先頭の2フレームは、そ
れぞれ、サブコードフレームの同期パターンであるとと
もに、EFMのアウトオブルール(out of rule)のパタ
ーンである。また、サブコード部における各ビットは、
それぞれ、P,Q,R,S,T,U,V,Wチャンネル
を構成する。
ば静止画やいわゆるカラオケの文字表示等の特殊な用途
に用いられるものである。また、PチャンネルおよびQ
チャンネルは、ディスクに記録されているディジタルデ
ータの再生時におけるピックアップのトラック位置制御
動作に用いられるものである。
るいわゆるリードインエリアでは、"0" の信号を、ディ
スクの外周部に位置するいわゆるリードアウトエリアで
は、所定の周期で"0" と"1" とを繰り返す信号を記録す
るのに用いられる。また、Pチャンネルは、ディスクの
リードイン領域とリードアウト領域との間に位置するプ
ログラム領域では、各曲の間を"1"、それ以外を"0"とい
う信号を記録するのに用いられる。このようなPチャン
ネルは、CDに記録されているディジタルオーディオデ
ータの再生時における各曲の頭出しのために設けられる
ものである。
ィジタルオーディオデータの再生時におけるより精細な
制御を可能とするために設けられる。Qチャンネルの1
サブコードフレームの構造は、同期ビット部と、コント
ロールビット部と、アドレスビット部と、データビット
部と、CRCビット部とにより構成される。
ンピングによって作成された光ディスクを再生する再生
装置の構成の一例を示す。再生装置は、既存のプレー
ヤ、ドライブと同一の構成であるが、この発明の理解の
参考のために以下に説明する。図4において、上述した
マスタリング、スタンピングの工程で作成されたディス
ク21がスピンドルモータ22により回転駆動され、デ
ィスク21に記録された信号が光ピックアップ23によ
り再生される。光ピックアップ23は、レーザ光をディ
スク21に照射する半導体レーザ、対物レンズ等の光学
系、ディスク21からの戻り光を受光するディテクタ、
フォーカスおよびトラッキング機構等からなる。さら
に、光ピックアップ23は、スレッド機構(図示しな
い)によって、ディスク21の径方向に送られる。
クタからの出力信号がRF部24に供給される。RF部
24は、4分割ディテクタの各ディテクタの出力信号を
演算することによって、再生(RF)信号、フォーカス
エラー信号、トラッキングエラー信号を生成する。再生
信号がシンク検出部25に供給される。シンク検出部2
5は、各EFMフレームの先頭に付加されているフレー
ムシンクを検出する。検出されたフレームシンク、フォ
ーカスエラー信号、トラッキングエラー信号がサーボ部
26に供給される。サーボ部26は、RF信号の再生ク
ロックに基づいてスピンドルモータ22の回転動作を制
御したり、光ピックアップ23のフォーカスサーボ、ト
ラッキングサーボを制御する。
メインデータがEFM復調器27に供給され、EFM復
調の処理を受ける。EFM復調器27からのメインディ
ジタルデータは、CIRCデコーダ28に供給され、エ
ラー訂正の処理を受ける。さらに、補間回路29によっ
て補間され、出力端子30に再生データとして取り出さ
れる。EFM復調器27からのサブコードデータがシス
テムコントローラ32に供給される。
ンピュータによって構成されており、再生装置全体の動
作を制御する。システムコントローラ32と関連して、
操作ボタンおよび表示部33が設けられている。システ
ムコントローラ32は、ディジタル21の所望の位置に
アクセスするために、サーボ部26を制御するようにな
されている。
る8ビットのデータビット(適宜データシンボルと称す
る)を14ビットのチャンネルビット(適宜コードシン
ボルと称する)へ変換する規則を示す変換テーブルを示
す。図5〜図10では、データビットが16進表記(0
0h〜FFh)と、10進表記(0〜255)と、2進
表記とで示されている。また、コードシンボルの14ビ
ット中の"1" は、値が反転する位置を示している。デー
タシンボルが8ビットであるので、256通りのコード
シンボルのパターンが存在する。14ビットのコードシ
ンボルの全ては、最小時間幅(記録信号の1と1との間
の0の数が最小となる時間幅)Tminが3Tであり、最
大時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最大とな
る時間幅)Tmaxが11TであるEFMの規則(以下、
適宜ランレングスリミット条件と呼ぶ)を満たしてい
る。
る場合でも、上述したTmin=3T、Tmax=11Tのラ
ンレングスリミット条件を満たすために接続ビットが必
要とされる。接続ビットとして、「000」、「00
1」,「010」,「100」の4種類のパターンが用
意されている。14ビット同士の接続のために接続ビッ
トが使用される一例について、図11を参照して説明す
る。なお、以下の例は、「コンパクトディスク読本(改
定3版)」(平成13年3月25日、オーム社発行)に
記載されているものである。
パターンが「010」で終わり、次のデータシンボルが
「01110111」(16進表記では、77h、10
進表記では、119)の場合を考える。このデータシン
ボルは、14ビットのパターン「0010001000
0010」に変換される。タイミングt0で前の14ビ
ットのパターンが終わり、接続ビットの間隔の後のタイ
ミングt1で次の14ビットのパターンが始まり、タイ
ミングt2 で次の14ビットのパターンが終わるものと
している。
00」を適用した場合では、Tmin=3Tという条件が
満たされなくなるので、この接続ビットは、使用されな
い。後の3個の接続ビットは、使用可能である。3個の
接続ビットの内で実際に使用する接続ビットとして、D
SVを減少させるものが選択される。DSVは、波形が
ハイレベルであれば+1を与え、波形がローレベルであ
れば、−1を与えることで求められるものである。一例
として、タイミングt0におけるDSVが(−3)であ
ると仮定する。
を使用した場合の波形を示す。期間(t0−t1)のDS
Vが+3であり、期間(t1−t2)のDSVが+2であ
るので、タイミングt2 におけるDSVは、(−3+3
+2=+2)となる。図11Cは、接続ビットとして
「010」を使用した場合の波形を示す。期間(t0−
t1)のDSVが−1であり、期間(t1−t2)のDS
Vが−2であるので、タイミングt2 におけるDSV
は、(−3−1−2=−6)となる。図11Dは、接続
ビットとして「001」を使用した場合の波形を示す。
期間(t0−t1)のDSVが+1であり、期間(t1−
t2)のDSVが−2であるので、タイミングt2 にお
けるDSVは、(−3+1−2=−4)となる。結局、
タイミングt2におけるDSVが最も0に近くなる接続
ビット「000」が選択される。
(図1参照)内に備えられている。上述したように、接
続ビット選択部は、EFM変調のランレングスリミット
条件である、Tmin=3、Tmax=11を満たす接続ビッ
トを選択し、その中で、DSVを収束させるものを選択
している。
択部は、さらに、従来のEFM変調器によってはデータ
読取にエラーを生じさせるほどDSVが大きくなるよう
な、特定のデータパターンの場合でも、DSVが大きく
なることを防止するように接続ビットを選択可能とされ
ている。
のデータ読み取りの際にエラーを生じさせるほどDSV
が大きくなった場合を検出し、EFMのランレングスリ
ミットの条件を緩めるように、接続ビットを選択するこ
とができる。一例として、T min=3、Tmax=11を、
それぞれTmin'=2、Tmax'=12と緩やかにする。な
お、この例はこれに限定されず、例えばランレングスリ
ミット条件のTminおよびTmaxの一方を変更してもよ
く、また、Tmin'=1、Tmax'=13とすることもでき
る。
M変調器によってはデータ読取にエラーを生じさせるほ
どDSVが大きくなるような、特定のデータパターンを
有する特殊データを、オーディオ信号としてレベルの低
いデータに基づくデータパターンから選択する。
しては、「FAFAh」があげられる。なお、「h」
は、その表記が16進表記であることを示す。データ
「FAFAh」は、EFM変調器12において、14ビ
ットからなるコードシンボルに変換される。上述した図
5〜図10を参照すると、データ「FAh」は、コード
シンボル「10010000010010」に変換され
る。このパターンが2回繰り返されデータ「FAFA
h」となった場合に挿入される接続ビットについて考え
る。
h」を用いてFEMした場合のDSVと一部の波形を示
す略線図である。図12Aに一例が示されるように、デ
ータ「FAh」が変換されたコードシンボル「1001
0000010010」に対して、3ビットの接続ビッ
トが挿入される。このとき、上述のランレングスリミッ
ト条件であるTmax=11、Tmin=3に従えば、接続ビ
ットは、「000」しか選択できないことになる。すな
わち、接続ビット「001」、「010」および「10
0」では、何れもTmin=3の条件を満たすことができ
ない。
h」では、接続ビットが「000」に一意に固定され
る。これにより、接続ビットによるDSVを収束させる
制御ができなくなると共に、DSVが元のデータパター
ンにより決定される。
ように、データシンボルおよび接続ビットの周期毎に
(+3−5+3−6=−5)ずつ増加し、DSVが発散
する方向へ向かう。すなわち、DSVが1EFMフレー
ムにつき例えば50以上、増加し、このデータパターン
が続く限り、DSVが増加し続けることになる。
ばオーディオデータによるランダムパターンになった場
合、増加し続けていたDSVを0に近付けるために、D
SVを収束させるような接続ビットが選択される。その
結果、DSVは、急激に減少される。
パターンが挿入された部分においてDSVが一方的に増
加され、当該部分の終了後、DSVを収束させ0に戻る
ように変化される。一般的に、CDを再生する再生装置
を用いて再生を行った場合、DSVの変化はアシンメト
リ補正などに影響するが、上述の「FAFAh」に基づ
くパターンが記録されたCDでは、元のデータが再生で
きないほどの影響が確認される。
は、特定のデータパターンを有する特殊データ「FAF
Ah」を記録する位置において、ランレングスリミット
条件を緩め、当該特定データパターンが繰り返された場
合にDSVが増加し続けることを抑制するような接続ビ
ットが選択可能とされる。このようにして製作されたデ
ィスクは、一般のCD再生装置での再生は、略通常通り
行うことができる。
例えばCD−Rを用いて複製しようとした場合について
考える。一般的なCD−R記録装置は、図1を用いて説
明したような、所定の記録エリアにおいてランレングス
リミット条件を緩めて接続ビットの選択を行うことが可
能とされたEFM変調器12、DSV制御回路13およ
びエリア制御回路15を有していない。そのため、CD
−R記録装置では、特定のデータパターン「FAFA
h」に対して接続ビット「000」が一意に選択されて
しまう。
を一般のCD再生装置で再生させると、DSVが増加し
続け、再生動作が破綻する。すなわち、結果的に、この
発明による特定のデータパターンを挿入されて製作され
たディスクは、CD−RやCD−RWによる複製ができ
ないことになる。
が「1」となり、リニアPCMが2’コンプリメントで
表現されることを考えると、オーディオ信号としてみた
場合に最大レベルにはならない。そのため、特殊データ
「FAFAh」をオーディオ信号中にスポット的に挿入
しても、再生音に対して殆ど影響を与えない。
ように、DSV制御部13およびエリア制御部15を有
する。上述のような特定のデータパターンを構成する特
殊データが入力端子8から入力される。DSV制御回路
13からエリア制御回路15に対して、特殊データをメ
インデータの所定位置に挿入するように指示が出され、
この指示に基づきエリア制御回路15によりスイッチ回
路16の切り換えのタイミングが制御される。
は、スイッチ回路16が入力端子8側に切り換えられて
いる間、入力端子8から繰り返し入力される。入力され
た特殊パターンのデータは、CIRCエンコーダ9によ
るエラー訂正用のパリティ付加されや、マルチプレクサ
11でのサブコードの重畳などを経て、EFM変調器1
2に供給される。
からの指示に基づき、EFM変調器12に供給された特
殊データがEFMされたデータシンボルに対して、ラン
レングスリミット条件を緩めて、DSVを収束できるよ
うな接続ビットが選択される。例えば、ランレングスリ
ミット条件がTmin'=2T、Tmax'=12Tとする。こ
れにより、接続ビットの選択の余地が生じ、DSVを収
束させるような接続ビットを選択することが可能とされ
る。例えば、Tmin'=2Tに基づき、「010」または
「100」を接続ビットとして選択可能である。
エリア制御回路15の制御により、スイッチ回路16が
メインデータが入力される入力端子7側に切り換えられ
ているときは、EFM変調器12によるランレングスリ
ミット条件は、従来通り、T min=3T、Tmax=11T
とされる。
ンを有する特殊データを「FAFAh」として説明した
が、これはこの例に限定されない。例えば、特定のデー
タパターンを有する特殊データとしてデータ「FBFB
h」や「FAFBh」を用いても、データ「FAFA
h」の場合と同様の効果を得ることができる。
Bh」の場合について説明する。図13は、特殊データ
として「FBFBh」を用いてFEMした場合のDSV
と一部の波形を示す。データ「FBh」は、上述した図
5〜図10を参照し、EFMによりコードシンボル「1
0001000010010」に変換される。これが2
回繰り返され「FBFBh」となった場合に挿入される
接続ビットについて考える。
「FBh」が変換されたコードシンボル「100100
00010010」に対して、3ビットの接続ビットが
挿入される。このとき、上述のランレングスリミット条
件であるTmax=11、Tmin=3に従えば、接続ビット
は、「000」しか選択できないことになる。すなわ
ち、接続ビット「001」、「010」および「10
0」では、何れもTmin=3の条件を満たすことができ
ない。
接続ビットが「000」に一意に固定され、接続ビット
によるDSVの制御ができなくなる。そのため、DSV
が元のデータパターンにより決定される。その結果、D
SVは、図13Bに示されるように、データシンボルお
よび接続ビットの周期毎に(+4−5+3−5=−3)
ずつ減少し、DSVが発散する方向へ向かう。
「FAh」と同様に、オーディオ信号としてみた場合、
上位5ビットが「1」となり、最大レベルにはならな
い。そのため、オーディオ信号中に特殊データ「FBF
Bh」をスポット的に挿入した場合の再生音への影響が
避けられる。
場合について説明する。図14は、特殊データとして
「FAFBh」を用いてFEMした場合のDSVと一部
の波形を示す。データ「FAh」および「FBh」は、
上述したように、EFMによりコードシンボル「100
10000010010」および「100010000
10010」にそれぞれ変換される。
「FAh」が変換されたコードシンボル「100100
00010010」とデータ「FBh」が変換されたコ
ードシンボル「10001000010010」との間
に、3ビットの接続ビットが挿入される。このとき、上
述のランレングスリミット条件であるTmax=11、T
min=3に従えば、接続ビットは、「000」しか選択
できないことになる。すなわち、接続ビット「00
1」、「010」および「100」では、何れもT min
=3の条件を満たすことができない。
たコードシンボル「10001000010010」と
データ「FAh」が変換されたコードシンボル「100
10000010010」との間に挿入される接続ビッ
トも、「000」しか選択できない。接続ビット「00
1」、「010」および「100」では、何れもTmi n
=3の条件を満たすことができない。
h」では、接続ビットが「000」に一意に固定され、
接続ビットによるDSVの制御ができなくなる。そのた
め、DSVが元のデータパターンにより決定される。そ
の結果、DSVは、図14Bに示されるように、データ
シンボルおよび接続ビットの周期毎に、データ「FA
h」および「FBh」に基づく接続の場合には(+3−
6+3−5=−5)、データ「FBh」および「FA
h」に基づく接続の場合には(+4−5+3−5=−
3)ずつがそれぞれ減少し、DSVが発散する方向へ向
かう。
Bh」は、上位5ビットが「1」となり、最大レベルに
はならない。そのため、オーディオ信号中に特殊データ
「FAFBh」をスポット的に挿入した場合の再生音へ
の影響が避けられる。
としては、上述のデータ「FAh」およびデータ「FB
h」に限られず、例えばデータ「FF01h」を用いる
ことができる。図15を用いて、データパターンが「F
F01h」の場合について説明する。図15は、特殊デ
ータとして「FF01h」を用いてFEMした場合のD
SVと一部の波形を示す。
5〜図10を参照し、EFMによりコードシンボル「0
0100000010010」および「1000010
0000000」にそれぞれ変換される。
「FFh」および「01h」の接続を考えたとき、デー
タ「FFh」が変換されたコードシンボル「00100
000010010」とデータ「01h」が変換された
コードシンボル「10000100000000」との
間に挿入される接続ビットは、上述のランレングスリミ
ット条件であるTmax=11、Tmin=3に従えば、T
minの制約に基づき「000」が一意に選択される。こ
のとき、接続ビットの先頭からデータ「01h」が変換
されたコードシンボル「1000010000000
0」終端までのDSVは、図15Bに示されるように、
+7となる。
の接続を考えると、それぞれが変換されたコードシンボ
ルの間に挿入される接続ビットは、上述のランレングス
リミット条件であるTmax=11、Tmin=3に従えば、
Tmaxの制約に基づき、「000」以外が選択可能であ
る。このとき、図15Aおよび図15Bから分かるよう
に、選択された接続ビットの先頭からデータ「FFh」
が変換されたコードシンボル「00100000010
010」終端までのDSVは、接続ビットとして「10
0」、「010」および「001」を選択した場合、そ
れぞれDSV=+1、DSV=+3およびDSV=+5
になる。そのため、DSVが最小になるようにすると、
接続ビットとして「100」が選択される。
ーンが繰り返されると、DSVを最小にするように接続
ビットとして「000」および「100」がそれぞれ選
択され、DSVが+8(=+1+7)ずつ一方的に増加
し、発散する方向に向かう。
量子化数が16ビットとされ、2バイトデータで構成さ
れる。また、上述もしたが、CDにおいては、PCMデ
ータが2’sコンプリメントで表現されており、上位ニ
ブルが「0h」または「Fh」でオーディオ信号として
レベルの低いデータとされる。データパターン「FF0
1h」は、2バイトデータで上位バイトが「FFh」で
あり、2’コンプリメントにおいては、最大レベルには
ならない。そのため、オーディオ信号中にスポット的に
挿入した場合の再生音への影響が避けられる。
によるデータパターン、ならびに、データパターン「F
F01h」は、オーディオ信号(PCMデータ)として
負の値を取るデータであるが、オーディオ信号として正
の値を取るデータに対しても、この発明を適用すること
ができる。図16を用いて、データパターンが「003
0h」の場合について説明する。図16は、特殊データ
として「0030h」を用いてFEMした場合のDSV
と一部の波形を示す。
5〜図10を参照し、EFMによりコードシンボル「0
1001000100000」および「0001000
0010000」にそれぞれ変換される。図16Aに一
例が示されるように、データ「00h」が変換されたコ
ードシンボル「10010000010010」とデー
タ「30h」が変換されたコードシンボル「00010
000010000」との間に、3ビットの接続ビット
が挿入される。
件であるTmax=11、Tmin=3に従えば、接続ビット
は、Tmaxの制約に基づき「000」が選択できない。
また、図16Aおよび図16Bから分かるように、選択
された接続ビットの先頭からデータ「30h」が変換さ
れたコードシンボル「00010000010000」
終端までのDSVは、接続ビットとして「100」、
「010」および「001」を選択した場合、それぞれ
DSV=+1、DSV=+3およびDSV=+5にな
る。したがって、DSVが最小になるようにすると、接
続ビットとして「100」が選択される。
おいて、データ「30h」の次にデータ「00h」が配
されるが、データ「30h」が変換されたコードシンボ
ル「00010000010000」とデータ「00
h」が変換されたコードシンボル「100100000
10010」との間に挿入される接続ビットは、ランレ
ングスリミット条件であるTmax=11、Tmin=3に従
えば、「100」および「010」の何れかとなる。ま
た、選択された接続ビットの先頭からデータ「00h」
が変換されたコードシンボル「」終端までのDSVは、
接続ビットとして「100」および「010」を選択し
た場合、それぞれDSV=+1およびDSV=+3とな
る。したがって、DSVが最小になるようにすると、接
続ビットとして「100」が選択される。
ーンが繰り返されると、DSVを最小にするように接続
ビットとして常に「100」が選択され、DSVが+2
(=+1+1)ずつ一方的に増加し、発散する方向に向
かう。
量子化数が16ビットとされ、2バイトデータで構成さ
れる。データ「0030h」は、2バイトデータで上位
バイトが「00h」であり、最大レベルにはならない。
そのため、オーディオ信号中にスポット的に挿入した場
合の再生音への影響が避けられる。
SVが発散する方向へ向かう例は、上述のデータ「00
30h」のパターンに限られない。例えば、データ「0
09Eh」のパターンも、DSVが+4ずつ増加し、発
散する方向へ向かう。この場合、データ「00h」とデ
ータ「9Eh」との接続は、接続ビット「100」が選
択され、データ「9Eh」とデータ「00h」との接続
は、接続ビット「000」が選択される。
態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱
しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば
EFM以外の変調方式としてEFMPlusに対しても
この発明を適用することができる。EFMPlusで
は、8ビットのデータシンボルを16ビットのコードシ
ンボルに変換するもので、接続ビットを使用しないもの
である。EFMPlusの場合でも、DSVが絶対値的
に増加する特定のデータパターンが存在するので、標準
のコード変換テーブルに変更を加えたエンコーダを使用
することで、特定のデータパターンであっても、DSV
の増加を防止することができる。それによって、この発
明が適用されたエンコーダを使用して作成されたオリジ
ナルのディスクか、従来のエンコーダを使用して作成さ
れたコピーのディスクかを判別することが可能となる。
ットのデータとCD−ROMのフォーマットのデータを
それぞれ記録するマルチセッションの光ディスクに対し
ても適用できる。また、光ディスクに記録される情報と
しては、オーディオデータ、ビデオデータ、静止画像デ
ータ、文字データ、コンピュータグラフィックデータ、
ゲームソフトウェア、およびコンピュータプログラム等
の種々のデータが可能である。光ディスクに記録される
情報がビデオデータや静止画像データである場合には、
例えば、再生映像および/または画像においてより灰色
に近い表示を行うデータを、特殊データとして用いるこ
とができる。したがって、この発明は、例えばDVDビ
デオ、DVD−ROMに対しても適用できる。さらに、
円板状に限らずカード状のデータ記録媒体に対してもこ
の発明を適用できる。
媒体上の所定エリアのデータ列を、ディジタルオーディ
オ信号のレベルとして極めて低いデータを用い、通常の
エンコーダではDSVが所定範囲外となるような特定の
パターンデータを、DSVを所定範囲内に制御できるよ
うにされた特殊エンコーダを用いて記録媒体に記録する
ようにしている。そのため、特定のパターンデータが特
殊エンコーダによってエンコードされて所定のエリアに
記録された記録媒体は、通常の再生装置で再生した場合
に、DSVが所定範囲外になってしまい、再生に不都合
が生じるようになり、記録媒体のコピープロテクション
を実現できるという効果がある。
範囲外になるような特定のパターンデータとして、ディ
ジタルオーディオ信号のレベルとして極めて低いデータ
を用いているため、CDの再生時における再生音の影響
を極力避けて、記録媒体のコピープロテクションが実現
できるという効果がある。
のマスタリング装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
線図である。
る。
示すブロック図である。
図である。
EMした場合のDSVと一部の波形を示す略線図であ
る。
EMした場合のDSVと一部の波形を示す略線図であ
る。
EMした場合のDSVと一部の波形を示す略線図であ
る。
EMした場合のDSVと一部の波形を示す略線図であ
る。
EMした場合のDSVと一部の波形を示す略線図であ
る。
ロック図である。
ある。
ある。
ラス原盤、11・・・マルチプレクサ、12・・・EF
M変調器、13・・・DSV制御回路、15・・・エリ
ア制御回路、16・・・スイッチ回路
Claims (36)
- 【請求項1】 所定ビット数のデータシンボルをより多
いビット数のコードシンボルに変換することによってラ
ンレングスが制約された記録データを生成するディジタ
ル変調方式を使用してディジタルデータが記録されてい
るデータ記録媒体であって、 上記ランレングスが制約された状態では正常なデータの
再生を妨げるおそれを生じさせるほどDSVを増加さ
せ、且つ、再生された際に低いレベルを示すデータを構
成するデータパターンが所定位置に記録されることを特
徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記レベルは、オーディオデータとしてのレベルである
ことを特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータは、バイト単位で記録さ
れ、バイト単位の上位側の上位ニブルが2’コンプリメ
ント表記で「0h」または「Fh」であることを特徴と
するデータ記録媒体。 - 【請求項4】 請求項3に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータを構成するデータパターン
は、「FAh」からなることを特徴とするデータ記録媒
体。 - 【請求項5】 請求項3に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータを構成するデータパターン
は、「FBh」からなることを特徴とするデータ記録媒
体。 - 【請求項6】 請求項3に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータは、「FAFBh」である
ことを特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項7】 請求項3に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータは、「FF01h」である
ことを特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項8】 請求項3に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータは、「0030h」である
ことを特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項9】 請求項3に記載のデータ記録媒体におい
て、 上記低いレベルを示すデータは、「009Eh」である
ことを特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項10】 請求項1に記載のデータ記録媒体にお
いて、 上記データは、EFMにより変調されることを特徴とす
るデータ記録媒体。 - 【請求項11】 請求項1に記載のデータ記録媒体にお
いて、 上記データは、EFMplusにより変調されることを
特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項12】 請求項1に記載のデータ記録媒体にお
いて、 コードシンボル同士の境界に複数ビットの接続ビットが
配され、上記接続ビットとして複数のビットパターンを
持つものが用意され、 上記データ内の上記接続ビットが、上記DSVを増加さ
せないように、ランレングスの制約条件を緩めた状態で
選択されて記録されることを特徴とするデータ記録媒
体。 - 【請求項13】 所定ビット数のデータシンボルをより
多いビット数のコードシンボルに変換することによって
ランレングスが制約された記録データを生成するディジ
タル変調方式を使用して記録媒体にディジタルデータを
記録するデータ記録方法であって、 上記ランレングスが制約された状態では正常なデータの
再生を妨げるおそれを生じさせるほどDSVを増加さ
せ、且つ、再生された際に低いレベルを示すデータを構
成するデータパターンが記録媒体の所定位置に記録され
ることを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項14】 請求項13に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記レベルは、オーディオデータとしてのレベルである
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項15】 請求項13に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、バイト単位で記録さ
れ、バイト単位の上位側の上位ニブルが2’コンプリメ
ント表記で「0h」または「Fh」であることを特徴と
するデータ記録方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータを構成するデータパターン
は、「FAh」からなることを特徴とするデータ記録方
法。 - 【請求項17】 請求項15に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータを構成するデータパターン
は、「FBh」からなることを特徴とするデータ記録方
法。 - 【請求項18】 請求項15に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「FAFBh」である
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項19】 請求項15に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「FF01h」である
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項20】 請求項15に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「0030h」である
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項21】 請求項15に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「009Eh」である
ことを特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項22】 請求項13に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記データは、EFMにより変調されることを特徴とす
るデータ記録方法。 - 【請求項23】 請求項13に記載のデータ記録方法に
おいて、 上記データは、EFMplusにより変調されることを
特徴とするデータ記録方法。 - 【請求項24】 請求項13に記載のデータ記録方法に
おいて、 コードシンボル同士の境界に複数ビットの接続ビットが
配され、上記接続ビットとして複数のビットパターンを
持つものが用意され、 上記データ内の上記接続ビットが、上記DSVを増加さ
せないように、ランレングスの制約条件を緩めた状態で
選択されて記録されることを特徴とするデータ記録方
法。 - 【請求項25】 所定ビット数のデータシンボルをより
多いビット数のコードシンボルに変換することによって
ランレングスが制約された記録データを生成するディジ
タル変調方式を使用して記録媒体にディジタルデータを
記録するデータ記録装置であって、 上記ランレングスが制約された状態では正常なデータの
再生を妨げるおそれを生じさせるほどDSVを増加さ
せ、且つ、再生された際に低いレベルを示すデータを構
成するデータパターンが記録媒体の所定位置に記録され
ることを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項26】 請求項25に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記レベルは、オーディオデータとしてのレベルである
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項27】 請求項25に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、バイト単位で記録さ
れ、バイト単位の上位側の上位ニブルが2’コンプリメ
ント表記で「0h」または「Fh」であることを特徴と
するデータ記録装置。 - 【請求項28】 請求項27に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータを構成するデータパターン
は、「FAh」からなることを特徴とするデータ記録装
置。 - 【請求項29】 請求項27に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータを構成するデータパターン
は、「FBh」からなることを特徴とするデータ記録装
置。 - 【請求項30】 請求項27に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「FAFBh」である
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項31】 請求項27に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「FF01h」である
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項32】 請求項27に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「0030h」である
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項33】 請求項27に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記低いレベルを示すデータは、「009Eh」である
ことを特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項34】 請求項25に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記データは、EFMにより変調されることを特徴とす
るデータ記録装置。 - 【請求項35】 請求項25に記載のデータ記録装置に
おいて、 上記データは、EFMplusにより変調されることを
特徴とするデータ記録装置。 - 【請求項36】 請求項23に記載のデータ記録装置に
おいて、 コードシンボル同士の境界に複数ビットの接続ビットが
配され、上記接続ビットとして複数のビットパターンを
持つものが用意され、 上記データ内の上記接続ビットが、上記DSVを増加さ
せないように、ランレングスの制約条件を緩めた状態で
選択されて記録されることを特徴とするデータ記録装
置。
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