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JP2003325099A - 食鳥の内蔵物取り出し方法 - Google Patents

食鳥の内蔵物取り出し方法

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Publication number
JP2003325099A
JP2003325099A JP2002133825A JP2002133825A JP2003325099A JP 2003325099 A JP2003325099 A JP 2003325099A JP 2002133825 A JP2002133825 A JP 2002133825A JP 2002133825 A JP2002133825 A JP 2002133825A JP 2003325099 A JP2003325099 A JP 2003325099A
Authority
JP
Japan
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poultry
rod
shaped body
cut
bird
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Application number
JP2002133825A
Other languages
English (en)
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Inventor
Shinji Muraoka
眞次 村岡
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GORDEX KK
Original Assignee
GORDEX KK
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Publication date
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバー等の可食内蔵物を損傷させず、ソノウ
を体内に残さない食鳥の内臓物取り出し方法を提供す
る。 【解決手段】 食鳥の肛門を腸と接続した状態で体外へ
取り出すと共に肛門取出部に連続して腹部に切れ目を形
成し、食鳥の首つけ根部に切れ目を形成し、棒状体を首
付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差し入れ、棒状体を
腹部の切れ目へ向けて押し込み、食鳥の内臓物を腹部の
切れ目から食鳥の体外へ押し出す。ソノウ、心臓、肺、
食道、腸等が緩衝材となって棒状体の先端部はレバー等
の可食内臓物に干渉しないので、可食内臓物は損傷しな
い。首付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差し込まれた
棒状体の先端部は、先ず首つけ根部に在るソノウに係合
してソノウを周囲の膜組織から引き剥がすので、ソノウ
は体内に残らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食鳥の内臓物取り
出し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食鳥の肛門を腸と接続した状態で体外へ
取り出すと共に肛門取出部に連続して腹部に切れ目を形
成し、腹部の切れ目からスプーン状のかき出し具又は摘
み具を食鳥の体内へ差し入れ、内臓物を体外へかき出し
又は摘み出すことを特徴とする食鳥の内臓物取り出し方
法が、食鳥処理工場において従来から採用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の食鳥の内蔵取り
出し方法には、かき出し具又は摘み具と干渉してレバー
等の可食臓物の商品価値が低下するという問題があり、
また、首つけ根部に近接するソノウ(餌溜まり)までか
き出し具が届かず、ソノウが体内に残るという問題があ
った。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、
可食内蔵物を損傷させず、ソノウを体内に残さない食鳥
の内臓物取り出し方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、食鳥の肛門を腸と接続した状態
で体外へ取り出すと共に肛門取出部から連続して腹部に
切れ目を形成し、食鳥の首つけ根部に切れ目を形成し、
棒状体を首付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差し入
れ、棒状体を腹部の切れ目へ向けて押し込み、食鳥の内
臓物を腹部の切れ目から食鳥の体外へ押し出すことを特
徴とする食鳥の内臓物取り出し方法を提供する。首付け
根部の切れ目から食鳥の体内へ差し込まれた棒状体の先
端部は、先ず首つけ根部に在るソノウに係合してソノウ
を周囲の膜組織から引き剥がし、次いで首つけ根部の近
傍に在る心臓と肺とに係合して心臓と肺とを胸部の膜組
織から引き剥がす。肺を除く内臓物と腹部の膜組織との
結合力は弱いので、膜組織から引き剥がされ腹部の切れ
目へ向けて移動するソノウ、心臓、肺に押されて、腺
胃、砂肝、腸、レバー等が膜組織から引き剥がされ、腹
部の切れ目へ向けて移動し、ソノウ、食道、心臓、肺と
共に、腹部の切れ目から体外へ押し出される。ソノウ、
心臓、肺、食道、腸等が緩衝材となって棒状体の先端部
はレバー等の可食内臓物に干渉しないので、可食内臓物
は損傷しない。首付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差
し込まれた棒状体の先端部は、先ず首つけ根部に在るソ
ノウに係合してソノウを周囲の膜組織から引き剥がすの
で、ソノウは体内に残らない。
【0005】本発明の好ましい態様においては、先端部
が少なくとも二股に分かれた棒状体を食鳥の体内へ差し
入れる。先端部が少なくとも二股に分かれた棒状体を首
付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差し入れると、少な
くとも二股に分かれた先端部が、ソノウ、心臓、肺に確
実に係合するので、これら内臓物を周囲の膜組織から確
実に引き剥がすことができる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、食鳥の
体内へ差し入れた棒状体の少なくとも二股に分かれた先
端部を閉じて食鳥の内蔵物を摘む。少なくとも二股に分
かれた棒状体の先端部を閉じて食鳥の内蔵物を摘めば、
内臓物を周囲の膜組織から確実に引き剥がすことができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る食鳥の内臓
物取り出し方法を説明する。図1(a)に示すように、
食鳥屠体Sは、首つけ根部から後肢へ向けて順次位置決
めされたソノウS、心臓S、肺S、腺胃S、砂
肝S、レバーS等の内臓物を備えている。ソノウS
と腺胃Sとは食道Sにより接続され、砂肝S
ら延びる腸Sの下流端は肛門Sに接続している。
【0008】食鳥屠体Sから内臓物を取り出す際には、
図1(a)に示すように、食鳥屠体Sの一対の前肢に一
対の保持具1を係合させて、食鳥屠体Sの後肢方向への
移動を防止する。図1(b)に示すように、肛門S
囲の筋肉に環状の切れ目を入れて肛門Sを腸Sと接
続した状態で体外へ取り出すと共に、肛門S取出部か
ら連続して食鳥屠体Sの腹部に切れ目2を形成する。
【0009】図1(c)に示すように、食鳥屠体Sの首
つけ根部に切れ目3を形成し、図1(d)に示す先端部
4aが二股に分かれた棒状体4を、図2(e)に示すよ
うに、首付け根部の切れ目3から食鳥屠体Sの体内へ差
し入れ、腹部の切れ目2へ向けて押し込む。図2(f)
に示すように、棒状体4の二股に分かれた先端部4a
が、先ず首つけ根部に在るソノウSに係合してソノウ
を周囲の膜組織から引き剥がし、次いで図2(g)
に示すように、首つけ根部の近傍にある心臓Sと肺S
とに係合して心臓Sと肺Sとを胸部の膜組織から
引き剥がす。
【0010】肺Sを除く内臓物と胸部や腹部の膜組織
との結合力は弱いので、膜組織から引き剥がされ棒状体
4に押されて腹部の切れ目2へ向けて移動するソノウS
、心臓S、肺Sに押されて、図3(h)に示すよ
うに、腺胃S、砂肝S、レバーS、腸S等が膜
組織から引き剥がされ、腹部の切れ目2へ向けて移動
し、図3(i)に示すように、ソノウS、心臓S
肺S、食道Sと共に、腹部の切れ目2から食鳥屠体
Sの体外へ押し出される。
【0011】上記の内臓物取り出し方法によれば、図2
(g)、図3(h)から分かるように、ソノウS、心
臓S、肺S、食道S、腸S等が緩衝材となって
棒状体4の先端部4aはレバーS等の可食内臓物に干
渉しないので、可食内臓物は損傷しない。図2(f)か
ら分かるように、首付け根部の切れ目3から食鳥屠体S
の体内へ差し込まれた棒状体4の先端部4aは、先ず首
つけ根部に在るソノウSに係合してソノウSを周囲
の膜組織から引き剥がすので、ソノウSは食鳥屠体S
の体内に残らない。
【0012】棒状体4の先端部4aが二股に分かれてい
るので、図2(f)、図2(g)から分かるように、首
付け根部の切れ目3から食鳥屠体Sの体内へ差し込まれ
た棒状体4の先端部4aが、ソノウS、心臓S、肺
に確実に係合し、これら内臓物を周囲の膜組織から
確実に引き剥がすことができる。
【0013】図3(j)に示す先端部14aが二股に分
かれると共に筒体15に挿通された棒状体14を、首付
け根部の切れ目3から食鳥屠体Sの体内へ差し入れ、二
股に分かれた先端部14aをソノウS、心臓S、肺
に係合させ、手動で筒体5を移動させ二股に分かれ
た先端部14aを閉じてソノウS、心臓S、肺S
を摘まみ、更に棒状体14を腹部の切れ目2へ向けて押
し込んでも良い。棒状体14の先端部14aでソノウS
、心臓S、肺Sを摘むことにより、ソノウS
心臓S、肺Sを周囲の膜組織から確実に引き剥がす
ことができる。
【0014】先端部4aが二股に分かれた棒状体4に代
えて、三股以上に分岐した先端部を有する棒状体を用い
ても良い。本発明に係る食鳥の内臓物取り出し方法は、
懸鳥金具に把持されて垂直に吊り下げられた食鳥屠体S
に対しても適用でき、懸鳥金具に把持されて支持台上に
水平に支持された食鳥屠体Sに対しても適用できる。本
発明に係る食鳥の内臓物取り出し方法は、作業員により
手動実施でき、或いは機械化して自動実施できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る食鳥
の内臓物取り出し方法においては、ソノウ、心臓、肺、
食道、腸等が緩衝材となって棒状体の先端部はレバー等
の可食内臓物に干渉しないので、可食内臓物は損傷しな
い。首付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差し込まれた
棒状体の先端部は、先ず首つけ根部に在るソノウに係合
してソノウを周囲の膜組織から引き剥がすので、ソノウ
は体内に残らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る食鳥の内臓物取り出し方
法の説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る食鳥の内臓物取り出し方
法の説明図である。
【図3】本発明の実施例に係る食鳥の内臓物取り出し方
法の説明図である。
【符号の説明】
1 支持具 2、3 切れ目 4 棒状体 4a 先端部 14 棒状体 14a 先端部 15 筒体 S 食鳥屠体 Sソノウ S心臓 S肺 S腺胃 S砂肝 Sレバー S食道 S腸 S肛門

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食鳥の肛門を腸と接続した状態で体外へ
    取り出すと共に肛門取出部から連続して腹部に切れ目を
    形成し、食鳥の首つけ根部に切れ目を形成し、棒状体を
    首付け根部の切れ目から食鳥の体内へ差し入れ、棒状体
    を腹部の切れ目へ向けて押し込み、食鳥の内臓物を腹部
    の切れ目から食鳥の体外へ押し出すことを特徴とする食
    鳥の内臓物取り出し方法。
  2. 【請求項2】 先端部が少なくとも二股に分かれた棒状
    体を食鳥の体内へ差し入れることを特徴とする請求項1
    に記載の食鳥の内臓物取り出し方法。
  3. 【請求項3】 食鳥の体内へ差し入れた棒状体の少なく
    とも二股に分かれた先端部を閉じて食鳥の内蔵物を摘む
    ことを特徴とする請求項2に記載の食鳥の内臓物取り出
    し方法。
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