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JP2003320549A - 射出成形機の表示器支持装置 - Google Patents

射出成形機の表示器支持装置

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Publication number
JP2003320549A
JP2003320549A JP2002130552A JP2002130552A JP2003320549A JP 2003320549 A JP2003320549 A JP 2003320549A JP 2002130552 A JP2002130552 A JP 2002130552A JP 2002130552 A JP2002130552 A JP 2002130552A JP 2003320549 A JP2003320549 A JP 2003320549A
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JP
Japan
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support
molding machine
display
injection molding
indicator
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JP2002130552A
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Shuichi Arai
秀一 荒井
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数及びコストの削減、さらには小型コン
パクト化及び外観性(商品性)向上を図るとともに、設
置場所及び設置スペースの確保を容易にし、また、タッ
チパネル付の表示器に対する操作時の安定性及び必要な
支持強度の確保を容易にする。 【解決手段】射出成形機Mに対して位置が固定された支
持部2と、筒部5p,5qに所定の摩擦を介して回動可
能に収容した軸部6p,6qを有する一対の摩擦ヒンジ
部4p,4qを、直交する位置関係に配して連結した構
成を有し、支持部2と表示器D間に介在させることによ
り、支持部2に対して表示器Dを角度変更可能に結合す
るヒンジ機構部3を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器等の表
示器を角度変更可能に支持する射出成形機の表示器支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機には、成形条件や動
作状態等の各種データを表示する表示器を備えるととも
に、この表示器は、オペレータの見易い角度に設定した
り、射出装置の旋回を妨げない位置へ逃がすために、表
示器支持装置により角度変更可能に支持されている。
【0003】従来、この種の表示器支持装置としては、
特開2001−191381号公報で開示される射出成
形機の設定表示装置(表示器支持装置)が知られてい
る。この設定表示装置は、設定表示器の高さや水平角度
を調整でき、操作性の向上を図ることを目的としたもの
であり、固定盤に固定した操作ボックスの側面に、レー
ルに沿って上下方向に移動するスライダを有する直線案
内機構が取り付けられ、スライダには、設定表示器を水
平面内で旋回するように支持する旋回支持部を設けた保
持部材が固定されている。また、設定表示器の保持部材
に対する旋回支持部には、設定表示器を複数の旋回角度
位置で停止させるロック機構が設けられている。これに
より、作業者は、設定表示器ボックスに設けた取っ手を
掴んで設定表示器を上下動させ、または水平旋回させ
て、設定表示部が自分の見やすい高さと角度になるよう
に調整し、または、保守点検の邪魔にならない位置へ設
定表示器を移動させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の表示器支持装置(設定表示装置)は、次のような問
題点があった。
【0005】第一に、全体の構成が煩雑となり、部品点
数の増加及び部品の大型化を来すため、コストアップや
外観性(商品性)の低下を招く。特に、上下方向に対し
ては表示器を昇降させるため、上下に長い取付側面を確
保する必要があり、配設場所が制限されるとともに、表
示器の下方には操作盤等の他の装置や部品を配すること
ができないため、無用なデッドスペースを生じる。
【0006】第二に、表示器の一端を片持支持する構造
のため、表示のみに使用する限りでは問題ないが、タッ
チパネルを付設した場合、タッチ操作の押力に耐えるに
は、かなりの機械的強度(支持強度)を確保する必要が
あるとともに、操作時の安定性を確保するのは容易でな
い。
【0007】本発明は、このような従来の技術に存在す
る課題を解決したものであり、構成の単純化により、部
品点数及びコストの削減、さらには小型コンパクト化及
び外観性(商品性)向上を図れるとともに、設置場所及
び設置スペースの確保が容易となり、しかも、タッチパ
ネル付の表示器に対する操作時の安定性及び必要な支持
強度を容易に確保できる射出成形機の表示器支持装置の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、表示器Dを角度変更可能に支持する射出成形機Mの
表示器支持装置1を構成するに際して、射出成形機Mに
対して位置が固定された支持部2と、筒部5p,5qに
所定の摩擦を介して回動可能に収容した軸部6p,6q
を有する一対の摩擦ヒンジ部4p,4qを、直交する位
置関係に配して連結した構成を有し、支持部2と表示器
D間に介在させることにより、支持部2に対して表示器
Dを角度変更可能に結合するヒンジ機構部3を具備する
ことを特徴とする。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、ヒン
ジ機構部3は、表示器Dの裏面Drにおける略中央位置
Xcに結合する。また、ヒンジ機構部3は、連結駒11
を有し、一方の摩擦ヒンジ部(第一摩擦ヒンジ部)4p
における軸部6p又は筒部5pの一方を連結駒11の第
一結合面11aに結合し、かつ他方を支持部2に取付け
るとともに、他方の摩擦ヒンジ部(第二摩擦ヒンジ部)
4qにおける軸部6q又は筒部5qの一方を連結駒11
における第一結合面11aに直交する第二結合面11c
に結合し、かつ他方を表示器Dに固定することができ
る。さらに、ヒンジ機構部3には、支持部2に取付ける
ことにより第一結合面11aに対向する第一支持面11
bを回動自在に支持する第一支軸部12pと、表示器D
に取付けることにより第二結合面11cに対向する第二
支持面11dを回動自在に支持する第二支軸部12qを
設けることができる。なお、ヒンジ機構部3は、通常時
に、表示器Dを射出装置Miの旋回経路R内に位置させ
るとともに、少なくとも射出装置Miの旋回時に、表示
器Dを旋回経路Rの外に位置させる角度変更範囲を有し
ている。
【0010】これにより、表示器Dは、一対の摩擦ヒン
ジ部4p,4qを直交する位置関係に配して連結したヒ
ンジ機構部3を介して支持部2により支持されるため、
少ない部品点数と小型部品によって構成が単純化かつコ
ンパクト化される。この場合、表示器Dは、所定の摩擦
を有する摩擦ヒンジ部4p,4qにより角度変更可能と
なるため、変更時には、そのまま自在に角度変更できる
とともに、変更後は、ロック等の他の操作は不要とな
る。特に、ヒンジ機構部3を、表示器Dの裏面Drにお
ける略中央位置Xcに結合することにより、回動中心が
表示器Dの略中央となるため、表示器D(表示面)を押
した際のヒンジ機構部3に付加されるモーメントは最小
となり、タッチパネル付の表示器Dに対する操作時の安
定性及び必要な支持強度が容易に確保される。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本実施例に係る表示器支持装置1を
備える射出成形機Mの概略構成について、図5及び図6
を参照して説明する。
【0013】射出成形機Mは、図5に示すように、成形
機ベッド21を備え、この成形機ベッド21の上面一側
に射出装置Miを配設するとともに、上面他側に型締装
置Mcを配設する。型締装置Mcは、図6に示すよう
に、成形機ベッド21の上面に固定した固定盤22と、
この固定盤22と不図示の圧受盤間に架設した四本のタ
イバー23…と、このタイバー23…にスライド自在に
装填した可動盤24を備える。そして、固定盤22には
固定型Ccを取付けるとともに、可動盤24には可動型
Cmを取付ける。この固定型Ccと可動型Cmは金型C
を構成する。これにより、可動盤24は、不図示の駆動
機構により進退移動し、金型Cに対する型閉,型締及び
型開を行うことができる。
【0014】他方、射出装置Miが位置する成形機ベッ
ド21の上面には、ベース部25を載置し、このベース
部25と成形機ベッド21は、支軸部26により結合す
る。この場合、支軸部26は、図6に示すように、ベー
ス部25におけるスクリュ軸方向(前後方向)の略中央
であって右寄りの位置にオフセットさせて設ける。これ
により、ベース部25は支軸部26を支点に回動可能と
なる。また、このベース部25によりスライド盤27を
進退方向へスライド自在に支持し、このスライド盤27
の上面に、射出装置Miを配設する。射出装置Miは、
図5に示すように、対峙した一対の前支持盤28と後支
持盤29を備え、前支持盤28の前面に加熱筒30を取
付ける。加熱筒30は、先端に射出ノズル31を有し、
後部にホッパー32を備えるとともに、内部にスクリュ
33(図6)を内蔵する。また、前支持盤28及び後支
持盤29により、スクリュ33を回転させるサーボモー
タを用いたスクリュ回転駆動機構及びスクリュ33を前
進後退させるサーボモータを用いたスクリュ進退駆動機
構からなる駆動機構部34を支持する。
【0015】一方、射出装置Miと型締装置Mc間に位
置する成形機ベッド21の上面には、射出装置Miを前
進,後退又は旋回させる射出装置移動機構35を配設す
る。射出装置移動機構35は、固定盤22の近傍に位置
する成形機ベッド21の上面に、回動自在に取付けた支
持基部36を備え、この支持基部36にボールねじ機構
部37及びこのボールねじ機構部37を駆動する駆動部
38を取付けて構成する。この場合、駆動部38は、駆
動モータと回転伝達機構(減速機構を含む)を備える。
【0016】さらに、金型Cの手前位置(側方位置)に
は、スライド式の安全ドア39を配設するとともに、こ
の安全ドア39の隣に操作盤40を配設する。操作盤4
0は、矩形ボックス状に構成し、この操作盤40の上面
に、本実施例に係る表示器支持装置1を介して表示器D
を支持する。
【0017】次に、本実施例に係る表示器支持装置1の
構成について、図1〜図4を参照して説明する。
【0018】2は、一定の厚さを有し、かつ短冊形に形
成した支持部であり、この支持部2の下端部は、操作盤
40の上端に取付ける。これにより、支持部2は、操作
盤40の上面略中央から上方に鉛直に起立するととも
に、射出成形機Mに対して位置が固定される。そして、
この支持部2の上部における一方の面部に、ヒンジ機構
部3を介して表示器Dの裏面Drにおける略中央位置X
cを結合する。
【0019】このヒンジ機構部3は、一対の摩擦ヒンジ
部4p,4qと、一対の支軸部12p,12qと、連結
駒11を備える。一方の摩擦ヒンジ部(第一摩擦ヒンジ
部)4pは、図4に示すように、合成樹脂製の筒部5p
に所定の摩擦を介して金属製の軸部6pを回動可能に収
容したものであり、軸部6pは筒部5pに対して回動可
能に支持されるも、軸部6pと筒部5p間には一定の樹
脂摩擦力が生じるように設定されている。したがって、
設定された大きさ以上のトルクが付加されない限り回動
しない。さらに、筒部5pの外周面には、径方向に突出
した板状の取付部5pcを一体形成するとともに、筒部
5pから突出する軸部6pの一部は、断面非円形の結合
部6pcとして形成する。実施例の結合部6pcは、断
面矩形に形成したが、Dカット等であってもよい。な
お、他方の摩擦ヒンジ部(第二摩擦ヒンジ部)4qも第
一摩擦ヒンジ部4pと同じものを用いる。第二摩擦ヒン
ジ部4qにおいて、5qcは取付部、6qcは結合部を
それぞれ示す。
【0020】また、一方の支軸部(第一支軸部)12p
は、図4に示すように、直方体形の取付部12pcと、
この取付部12pcの一面から直角に突出した丸棒状の
軸部12psを一体に有する。この場合、軸部12ps
の材質及び径は、軸部6pと同一にすることが望まし
い。なお、他方の支軸部(第二支軸部)12qも第一支
軸部12pと同じものを用いる。第二支軸部12qにお
いて、12qcは取付部、12qsは軸部をそれぞれ示
す。
【0021】さらに、連結駒11は、図4に示すよう
に、直方体状に形成し、第一結合面11aと、この第一
結合面11aに直交する第二結合面11cと、第一結合
面11aに対向する第一支持面11bと、この第一支持
面11bに直交する第二支持面11dを有し、第一結合
面11aには、軸部6p(結合部6pc)が嵌合する結
合凹部15aを、第二結合面11cには、軸部6q(結
合部6qc)が嵌合する結合凹部15cを、第一支持面
11bには、軸部12psが回動自在に挿入する係合凹
部15bを、第二支持面11dには、軸部12qsが回
動自在に挿入する係合凹部15dをそれぞれ形成する。
【0022】次に、本実施例に係る表示器支持装置1の
組立方法について、図1〜図4を参照して説明する。
【0023】まず、連結駒11における第一結合面11
aの結合凹部15aに、第一摩擦ヒンジ部4pにおける
軸部6pの結合部6pcを挿入して嵌合させるととも
に、連結駒11における第一支持面11bの係合凹部1
5bに、第一支軸部12pの軸部12psを回動自在に
挿入し、この状態で、第一摩擦ヒンジ部4pの取付部5
pcと第一支軸部12pの取付部12pcを、それぞれ
固定ネジN…を用いて支持部2の上部における一方の面
部に固定する。この際、取付部5pcと支持部2間に
は、取付台座16pを介在させ、第一摩擦ヒンジ部4p
の軸部6pと第一支軸部12pの軸部12psが、それ
ぞれ支持部2に平行な同一直線上となるように設定す
る。
【0024】次いで、連結駒11における第二結合面1
1cの結合凹部15cに、第二摩擦ヒンジ部4qにおけ
る軸部6qの結合部6qcを挿入して嵌合させるととも
に、連結駒11における第二支持面11dの係合凹部1
5dに、第二支軸部12qの軸部12qsを回動自在に
挿入する。そして、この状態で、図3に示すように、第
二摩擦ヒンジ部4qの取付部5qcと第二支軸部12q
の取付部12qcを、それぞれ固定ネジN…を用いて、
表示器Dの裏面Drにおける略中央位置Xcに取付け
る。この際、取付部5qcと裏面Dr間には、取付台座
16qを介在させ、第二摩擦ヒンジ部4qの軸部6qと
第二支軸部12qの軸部12qsが、それぞれ裏面Dr
に平行な同一直線上となるように設定する。なお、この
場合、支持部2には、ドライバ等の工具が通る切欠部や
孔部を設けることができる。
【0025】これにより、ヒンジ機構部3を含む表示器
支持装置1が組立てられると同時に、表示器Dは、ヒン
ジ機構部3を介して支持部2の上部に支持され、この表
示器Dは、支持部2に対して角度変更可能になる。この
場合、使用する表示器Dは、その種類を問わないが、特
に、視野角の狭いカラー液晶表示器を用いて好適であ
る。また、この表示器Dには、タッチパネルを付設す
る。他方、ヒンジ機構部3の保護及び外観性を確保する
ため、支持部2の上端にカバー部材17を取付けるとと
もに、表示器Dの裏面Drにカバー部材18を取付ける
ことにより、ヒンジ機構部3を覆うことが望ましい。
【0026】次に、本実施例に係る表示器支持装置1の
機能について、各図を参照して説明する。
【0027】まず、表示器Dは、鉛直方向に配した第一
摩擦ヒンジ部4pと水平方向に配した第二摩擦ヒンジ部
4qを連結して構成したヒンジ機構部3により支持され
るため、表示器Dは、図1及び図2に実線及び仮想線で
示すように、第一摩擦ヒンジ部4p及び第一支軸部12
pを支点として左右方向に角度変更できるとともに、第
二摩擦ヒンジ部4q及び第二支軸部12qを支点として
上下方向に角度変更できる。
【0028】この場合、変更時には、そのまま自在に角
度変更できるとともに、変更後は、ロック等の他の操作
は不要となる。実施例は、表示器Dとして、縦200
〔mm〕,横300〔mm〕のカラー液晶表示器を使用
し、各摩擦ヒンジ部4p,4qには、回動させるための
トルクが、1.4〔N・m〕となるものを用いた。この
ため、表示器Dに対して10〔N〕程度の力を付与すれ
ば、角度変更できる。この際、表示器Dは、少なくとも
ホームポジションに対して左方向(平面視において時計
方向)へ60〔°〕程度回すことができるようにする。
これにより、通常時には、表示器Dを射出装置Miの旋
回経路R内に位置させることができとともに、射出装置
Miの旋回時には、表示器Dを左方向に回すことによ
り、表示器Dを旋回経路Rの外に位置させることができ
る。また、表示器Dは、右方向に20〔°〕,上下方向
にそれぞれ30〔°〕程度回すことができる。
【0029】したがって、オペレータは、表示器Dに対
して見易い角度に自由に設定できるとともに、図6に示
すように、通常時には、表示器Dを射出装置Miの旋回
経路R内に位置させるとともに、射出装置Miの旋回時
には、表示器Dを左方向に回すことにより、表示器Dを
旋回経路Rの外に位置させることができ、もって、射出
装置Miを表示器Dに邪魔されることなく、旋回経路R
内に沿って移動させることができる。
【0030】そして、幾何学的には、直方体状の連結駒
11の四面を囲むように、一対の摩擦ヒンジ部4p,4
qと一対の支軸部12p,12qが配されるため、少な
い部品点数と小型部品、さらに合理的なレイアウトによ
って構成が単純化かつコンパクト化され、コストの削減
及び外観性(商品性)向上が図られるとともに、設置場
所及び設置スペースを容易に確保できる。また、ヒンジ
機構部3を、表示器Dの裏面Drにおける略中央位置X
cに結合したため、表示器Dの回動中心が略中央とな
り、タッチパネル付の表示器Dに対する操作時の安定性
及び必要な支持強度も容易に確保される。即ち、通常、
タッチ操作時における押力は、0.1〜0.8〔N〕で
あるため、今、表示器Dの左右端部を0.8〔N〕の力
で押したものとすれば、0.8〔N〕×(0.3/2)
〔m〕=0.12〔N・m〕となり、上述したトルク
1.4〔N・m〕よりも十分小さい値となる。したがっ
て、タッチパネル付の表示器Dに対する操作時の安定性
及び必要な支持強度が容易に確保される。
【0031】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,手法,数値等において、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。例えば、実施例は、ヒンジ機構部3を、表示器Dの
裏面Drにおける略中央位置Xcに結合した場合を例示
したが、タッチパネルを付設しない表示器の場合には、
必ずしも中央位置Xcに結合する必要はない。また、第
一摩擦ヒンジ部4pにおける軸部6pを連結駒11の第
一結合面11aに結合し、第二摩擦ヒンジ部4qにおけ
る軸部6qを連結駒11の第二結合面11cに結合した
場合を例示したが、第一摩擦ヒンジ部4pにおける筒部
5pを連結駒11の第一結合面11aに結合し、第二摩
擦ヒンジ部4qにおける筒部5qを連結駒11の第二結
合面11cに結合してもよい。さらに、第一支軸部12
p及び第二支軸部12qに、軸部12ps及び軸部12
qsを設けた場合を例示したが、軸部12ps及び軸部
12qsを連結駒11側に設け、第一支軸部12p及び
第二支軸部12qには、軸部12ps及び軸部12qs
が挿入する支持孔を設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】このように、本発明に係る表示器支持装
置は、射出成形機に対して位置が固定された支持部と、
筒部に所定の摩擦を介して回動可能に収容した軸部を有
する一対の摩擦ヒンジ部を、直交する位置関係に配して
連結した構成を有し、支持部と表示器間に介在させるこ
とにより、支持部に対して表示器を角度変更可能に結合
するヒンジ機構部を具備するため、次のような顕著な効
果を奏する。
【0033】(1) 構成の単純化により、部品点数及
びコストの削減、さらには小型コンパクト化及び外観性
(商品性)向上を図ることができるとともに、設置場所
及び設置スペースを容易に確保できる。
【0034】(2) 好適な実施の形態により、ヒンジ
機構部を、表示器の裏面における略中央位置に結合すれ
ば、タッチパネル付の表示器であっても、操作時の安定
性及び必要な支持強度を容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る表示器支持装置の
一部断面側面構成図、
【図2】同表示器支持装置の一部断面平面構成図、
【図3】同表示器支持装置の支持部を除いた状態の背面
構成図、
【図4】同表示器支持装置に用いる部品の外観斜視図、
【図5】同表示器支持装置を備える射出成形機の一部を
省略した側面図、
【図6】同表示器支持装置を備える射出成形機の一部を
省略した平面図、
【符号の説明】
1 表示器支持装置 2 支持部 3 ヒンジ機構部 4p 摩擦ヒンジ部(第一摩擦ヒンジ部) 4q 摩擦ヒンジ部(第二摩擦ヒンジ部) 5p 筒部 5q 筒部 6p 軸部 6q 軸部 11 連結駒 11a 第一結合面 11b 第一支持面 11c 第二結合面 11d 第二支持面 12p 第一支軸部 12q 第二支軸部 M 射出成形機 Mi 射出装置 D 表示器 Dr 表示器の裏面 Xc 表示器の裏面における略中央位置 R 旋回経路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器を角度変更可能に支持する射出成
    形機の表示器支持装置において、射出成形機に対して位
    置が固定された支持部と、筒部に所定の摩擦を介して回
    動可能に収容した軸部を有する一対の摩擦ヒンジ部を、
    直交する位置関係に配して連結した構成を有し、前記支
    持部と前記表示器間に介在させることにより、前記支持
    部に対して前記表示器を角度変更可能に結合するヒンジ
    機構部を具備することを特徴とする射出成形機の表示器
    支持装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ機構部は、前記表示器の裏面
    における略中央位置に結合することを特徴とする請求項
    1記載の射出成形機の表示器支持装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジ機構部は、連結駒を有し、一
    方の摩擦ヒンジ部(第一摩擦ヒンジ部)における前記軸
    部又は前記筒部の一方を前記連結駒の第一結合面に結合
    し、かつ他方を前記支持部に取付けるとともに、他方の
    摩擦ヒンジ部(第二摩擦ヒンジ部)における前記軸部又
    は前記筒部の一方を前記連結駒における前記第一結合面
    に直交する第二結合面に結合し、かつ他方を前記表示器
    に取付けることを特徴とする請求項1又は2記載の射出
    成形機の表示器支持装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジ機構部は、前記支持部に取付
    けることにより前記第一結合面に対向する第一支持面を
    回動自在に支持する第一支軸部と、前記表示器に取付け
    ることにより前記第二結合面に対向する第二支持面を回
    動自在に支持する第二支軸部を有することを特徴とする
    請求項3記載の射出成形機の表示器支持装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒンジ機構部は、通常時に、前記表
    示器を射出装置の旋回経路内に位置させるとともに、少
    なくとも射出装置の旋回時に、前記表示器を前記旋回経
    路の外に位置させる角度変更範囲を有することを特徴と
    する請求項1記載の射出成形機の表示器支持装置。
JP2002130552A 2002-05-02 2002-05-02 射出成形機の表示器支持装置 Expired - Fee Related JP3811093B2 (ja)

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