JP2003310560A - 健康情報管理システム及びその管理方法 - Google Patents
健康情報管理システム及びその管理方法Info
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Abstract
できる健康情報管理システムを提供すること。 【解決手段】本発明にかかる健康情報管理システムは、
まず監視対象者の登録情報を監視対象者情報記憶部15
1に登録する。次に前記登録情報に基づいて健康レベル
を設定し、前記健康レベルに応じて計測され監視ユニッ
トより送信された生体情報を生体情報記憶部153に記
憶する。そして、前記生体情報記憶部153に記憶され
た生体情報に基づいて監視対象者の異常判断処理を実行
し、その異常判断に応じてアドバイス情報を監視対象者
に対して提示する処理を実行するものである。
Description
管理する健康情報管理システム及びその管理方法に関す
る。
て、息子や娘と離れて暮らす老親の生活を通信機器等で
チェックし息子や娘に伝える「生活モニターシステム」
には、通信機を内蔵した電化製品により人の日常生活を
モニターして、遠隔のパソコンや携帯電話に表示すると
いった家庭内の電気製品の操作情報又は動作情報によっ
て生活情報を監視するものがある。そして、その情報を
インターネット等を介して送信し、このような多数の監
視対象者の情報を蓄積し一元管理して、遠隔のパソコン
により監視することで監視対象者のプライバシーを保護
しながら24時間生活環境について安価な設備で監視対
象者の情報の閲覧を行っている。
いす等に生活情報を計測するセンサを設置するととも
に、ベッド等の寝具にセンサを埋め込み就寝時において
も生体情報を計測できるようにし、これらの生体情報を
一元管理する「健康情報管理システム」等もある。さら
に具合が悪くなったときには、監視対象者が自分でボタ
ンを押すことにより消防署等に知らせる緊急通報サービ
スは、現在約8割の市区町村で行われている。
方法によると、次のような問題点があった。
値のみであり、どのような生活習慣病が存在するのか、
又はどの数値が悪いのかをフィードバックし検出する設
定がない。
てから行われる処置であり、気分が悪くなる前の段階で
の情報を見落としがちで監視対象者の意識が無ければ通
報することもできない。
めになされたものであり、監視対象者の適切な健康管理
を実現することができる健康情報管理システムを提供す
ることを目的としている。
管理システムは、監視対象者の健康状態を管理する健康
情報管理システムであって、前記監視対象者の登録情報
を登録する手段(例えば本実施の形態における監視対象
者情報記憶部151)と、前記登録情報に基づいて健康
レベルを設定する手段(例えば本実施の形態における制
御部11)と、前記健康レベルに応じて決定された種類
の生体情報であって計測され、監視ユニットより送信さ
れた生体情報を記憶する生体情報記憶手段(例えば本実
施の形態における生体情報記憶部153)と、前記生体
情報記憶手段に記憶された生体情報に基づいて監視対象
者の異常判断を行う異常判断手段(例えば本実施の形態
における異常判断手段16)とを備えたものである。こ
のような構成により、健康レベルに応じて生体情報を計
測することで、監視対象者の健康状態を正確に把握する
ことが可能である。また、異常判断により監視対象者の
異常等に即時対応することが可能である。
アドバイス情報(例えば本実施の形態における健康アド
バイス情報)を監視対象者に対して提示する処理を実行
する手段(例えば本実施の形態における表示部25)を
さらに備えても良い。このような構成により、アドバイ
ス情報を参考にすることで、監視対象者は適切な健康管
理を実現することができる。
記生体情報を計測する計測手段(例えば本実施の形態に
おけるバイオセンサ5)をさらに備え、この計測手段
は、前記監視対象者が便座に座っているか否かを検出す
る手段(例えば本実施の形態におけるロードセル)と、
前記生体情報を計測する手段(例えば本実施の形態にお
けるロードセル又は成分計測器)と、便座に座っている
ことの検出に応じて生体情報の計測を開始し、便座から
離れたことを検出して計測結果を監視ユニットに送信す
る手段(例えば本実施の形態におけるバイオセンサ5)
を有しても良い。このような構成により、監視対象者の
排泄の際に自動的に生体情報を計測して監視ユニットに
送信することが可能である。
力に基づき計測される体重、体重の変化率により測定さ
れる排泄量及び電極を介して測定される体脂肪率のうち
のいずれか1つ又はその組み合わせであることとしても
良い。このような構成により、各種の生体情報を計測し
監視対象者の適切な健康管理を実現することが可能であ
る。
に記憶された生体情報に基づいて診断情報を作成し、さ
らにこの診断情報に基づいて生体情報を判断処理する手
段(例えば本実施の形態における異常判断手段16)に
より実行されることとしても良い。このような構成によ
り、監視対象者の異常等の判断を正確に行うことが可能
である。
は、監視対象者の健康状態を管理する健康情報管理方法
であって、前記監視対象者の登録情報を登録するステッ
プと、前記登録情報に基づいて健康レベルを設定するス
テップと、前記健康レベルに応じて計測され、監視ユニ
ットより送信された生体情報を生体情報記憶手段に記憶
するステップと、前記生体情報記憶手段に記憶された生
体情報に基づいて異常判断手段により監視対象者の異常
判断を行うステップとを備えたものである。これによ
り、健康レベルに応じて生体情報を計測することで、監
視対象者の健康状態を正確に把握することが可能であ
る。また、異常判断により監視対象者の異常等に即時対
応することが可能である。
アドバイス情報を監視対象者に対して提示する処理を実
行するステップをさらに備えても良い。これにより、ア
ドバイス情報を参考にすることで、監視対象者は適切な
健康管理を実現することができる。
る健康情報管理システムの特徴について簡単に説明す
る。当該システムにおいては、監視対象者の健康レベル
に応じて監視対象者の生体情報を計測し蓄積すること
で、健康状態、病状の変化等を正確に把握することがで
きるので、適切な健康の管理を行うことができる。トイ
レの便座、居間のソファー、浴槽、ベッド等の寝具に設
置された生体情報センサや携帯型生体情報計測センサに
より、監視対象者に対し無意識、無侵襲で生体情報を計
測することができる。また、監視対象者の生体情報に基
づいて閾値情報及び生活パターン情報を作成し、これら
の閾値情報及び生活パターン情報と生体情報を比較する
ことにより早期に疾病、病気の予兆等を発見し病状等が
悪化する前に適切な処置を施すことができるので、適切
かつ効果的な健康管理を実現することができる。緊急事
態が発生した場合には、24時間自動通報を実行する機
能を備えているので、迅速に即時対応することができ
る。さらに、監視対象者に対して相談窓口を設置し、食
事に関する指導や生活指導の専門家からアドバイスを受
けることができるので、より適切な健康の管理を実現す
ることができる。
情報管理システムの詳細について、図面を用いて説明す
る。
ムの構成を示す。当該健康情報管理システムは、監視セ
ンタのデータサーバ1、監視対象者の端末2、監視ユニ
ット3、圧力センサ4、バイオセンサ5、血圧・心電図
計測センサ6、アドバイザの端末7、監視センタ8、監
視対象者の自宅9、携帯型生体情報検出センサ10、端
末30、31及び通信網32を備えている。
タ)は、監視センタ8に設置されており、当該データサ
ーバ1によって、各監視対象者の健康管理に関する情報
を格納し、また健康管理を支援するための各種機能を実
現している。監視センタ8は、24時間受付可能なコー
ルセンタとしての機能も兼ねており、監視対象者からの
緊急事態に対する対応も迅速且つ即時に行うことができ
る。
構成例を図2に示す。図2に示されるように、当該デー
タサーバ1は、基本的な構成として、制御部11、通信
制御部12、表示部13、操作部14、記憶部15及び
異常判断手段16を備えている。当該制御部11は、例
えば、CPU(中央制御装置)、ROM、RAM等によ
り構成され、制御プログラムに基づいて各種処理を実現
する機能を備えている。通信制御部12は、通信網32
を介して各端末と通信を行う機能を備えている。表示部
13は、液晶ディスプレイ、CRT等により構成され、
データ、情報を当該監視センタのオペレータ等に対して
表示する機能を有する表示手段である。操作部14は、
キーボード、マウス等の入力手段であり、当該監視セン
タのオペレータは、この操作部14によって各種の入力
処理が行うことができる。記憶部15は、ハードディス
ク、RAM等で構成され、データ、情報を読出し可能な
状態で記憶する記憶手段である。異常判断手段16は、
閾値情報及び生活パターン情報に基づいて生体情報の異
常判断処理を実行する機能を有する。
記憶部15は、監視対象者情報記憶部151、診断情報
記憶部152、生体情報記憶部153、連絡情報記憶部
154及びアドバイザ情報記憶部155を備えている。
監視対象者情報記憶部151は、登録の際に取得した登
録情報を格納する。当該登録情報は、例えば、監視対象
者の氏名、住所、電話番号、緊急時連絡先、保険証番
号、主治医、健康診断を受けた場所、既往病、現在服用
している薬、過去一ヶ月の通院歴等である。さらに、登
録により割り当てられる監視対象者の識別ID及び当該
システムにログインし自己の生体情報等を閲覧するため
のパスワードに関する情報が当該登録情報に関連付けら
れる。診断情報記憶部152は、生体情報に基づいて作
成された診断情報を格納する。この診断情報には、閾値
情報及び生活パターン情報等が含まれている。生体情報
記憶部153は、各種のセンサ4、5、6及び10が計
測を行うことにより取得した生体情報を格納する。連絡
情報記憶部154は、病院、救急車又は救急センタ等の
連絡先情報を格納する。アドバイザ情報記憶部155
は、アドバイザの端末7のメールアドレスを格納する。
えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯端末、イ
ンターネット等への接続機能付きの携帯電話等であり、
例えば監視対象者の自宅9に設置されている。当該監視
対象者の端末2は、CPU等より構成される制御部2
1、通信網32を介して監視センタのデータサーバ1と
通信を行う通信制御部22、メモリ、ハードディスク等
の記憶部23、キーボード、マウス等の入力部24、液
晶ディスプレイ等の表示部25等を備えている。また、
当該監視対象者の端末2では、その記憶部23に、HT
MLデータやXMLデータを表示データに変換するブラ
ウザプログラムがインストールされている。
センサ5、血圧・心電図計測センサ6及び携帯型生体情
報検出センサ10と、例えば無線により通信可能であ
り、これらのセンサから送信された生体情報を、通信網
32を介してデータサーバ1に送信する機能を備えてい
る。
ド等の寝具に設置されたサーミスタ、導電性シーツ、電
極センサ等を含む。サーミスタは、例えば寝具のシーツ
の下に一列に配置され、温度変化を検出することにより
監視対象者の起床、就寝等の睡眠習慣や睡眠中の体動を
計測することが可能である。導電性シーツは、例えば導
電性の布をシーツの一部に構成したものであり、監視対
象者の心電図及び呼吸を検出することが可能である。電
極センサは、例えば弾性体のシートの両面に電極が貼り
付けられてシーツの下に設置されたものであり、監視対
象者の体動、心拍数、呼吸等を計測することが可能であ
る。また、圧力センサ4は、これらの計測した生体情報
を無線により監視ユニット3に送信する機能を有する。
宅9のトイレの便座に設置されたロードセル及び成分の
計測器を含む。ロードセルは、例えば便器に設置され、
監視対象者が便座に座った際の圧力を検出することが可
能である。この圧力を検出することで計測を開始し、便
座と床の荷重量を除いて荷重を計測することにより監視
対象者の体重を計測することが可能である。また、監視
対象者の体重の変化量を計測することで排尿、排便等の
排泄量や排尿速度を計測することが可能である。さらに
ロードセルは、便座に設けられた2つの電極によって監
視対象者の体内に電流を流してその抵抗値を計測するこ
とにより体脂肪率を計測することが可能である。成分計
測器は、例えば便器の中に埋め込まれる等により設置さ
れ、尿や便の成分や量、におい、血糖値等を計測するこ
とが可能である。バイオセンサ5は、監視対象者が便座
から離れることにより圧力が無くなったことをロードセ
ルにより検出し、これらの計測した生体情報を無線によ
り監視ユニット3に送信する機能を有する。
対象者の自宅9の浴槽に設置された電極を含む。この電
極は、浴槽の内面に設置され、入浴中に監視対象者の心
電図、心拍数及び血圧を計測することが可能である。ま
た、血圧・心電図計測センサ6は、これらの計測した生
体情報を無線により監視ユニット3に送信する機能を有
する。
ルコンピュータ(PC)、携帯端末、インターネット等
への接続機能付きの携帯電話等である。当該アドバイザ
の端末7は、CPU等より構成される制御部、メモリ、
ハードディスク等の記憶部、液晶ディスプレイ等の表示
部、キーボード、マウス等の入力部、通信網32を介し
て健康管理センタのデータサーバ1と通信を行う通信制
御部等を備えている。また、当該アドバイザの端末7で
は、その記憶部に、HTMLデータやXMLデータを表
示データに変換するブラウザプログラムがインストール
されている。
環境情報を計測する温度計及び湿度計等も設置されてい
る。
監視対象者が身につけるウェアラブル型のものであっ
て、24時間監視対象者の体動、体温及び発汗等を計測
することが可能である。携帯型生体情報検出センサ10
は、これらの計測した生体情報を無線により監視ユニッ
ト3に送信する機能を有する。
ット等への接続機能付きの携帯電話等である。当該端末
30、31は、CPU等より構成される制御部、メモ
リ、ハードディスク等の記憶部、液晶ディスプレイ等の
表示部、キーボード、マウス等の入力部、通信網32を
介して健康管理センタのデータサーバ1と通信を行う通
信制御部等を備えている。また、当該端末30、31で
は、その記憶部に、HTMLデータやXMLデータを表
示データに変換するブラウザプログラムがインストール
されている。
無線通信網等の通信網である。
施の形態にかかる健康情報管理システムの処理フローに
ついて説明する。まず監視対象者は、アンケートを入力
し登録を行う(S401)。監視対象者は、端末2によ
り本システムのサイトにアクセスする。監視対象者は、
端末2により通信網32を介して本システムのサイトに
設けられたホームページ上より図6に示すアンケート登
録画面のウェブデータをダウンロードする。そして監視
対象者は、端末2によりこのアンケート登録画面に従っ
て氏名、住所、電話番号、緊急時連絡先、保険証番号、
主治医、健康診断を受けた場所、既往病、現在服用して
いる薬、過去1ヶ月の通院歴等の登録情報を入力しデー
タサーバ1に送信する。
すると監視対象者の健康レベルの設定を行う(S40
2)。ここで、健康レベルとは、監視対象者の健康状態
や病状の変化等を正確に把握するために必要とされる生
体情報の種類や種別等を設定するための情報である。デ
ータサーバ1は、登録情報に基づいて例えば、監視対象
者に既往症がなく特に異常が無い場合には健康レベル1
に設定する。また、監視対象者に既往症があり定期的に
医者の診断を受けている、若しくは健康診断で何らかの
異常がみつかり服薬等を受けている場合には、健康レベ
ル2に設定する。監視対象者が医者に病気と診断されて
治療中であり、定期的な医者の診察と検査を受けている
場合(例えば慢性疾患である、長期入院経験があり通院
加療中である又は介護が必要である等の場合)には、健
康レベル3に設定する。ここでは、例えば健康レベル3
に設定したものとする。そして、データサーバ1は、こ
の健康レベルの情報と登録情報とを関連付け、さらにこ
れらの情報に識別ID及びパスワードを割振り監視対象
者情報記憶部151に格納する。また、データサーバ1
は、健康レベルの情報、識別ID及びパスワードを監視
対象者の端末2及び監視ユニット3に送信する。
ワードを受信すると表示部25に表示するとともに、記
憶部23に格納する。監視対象者は、表示部25に表示
された健康レベルの情報、識別ID及びパスワードを確
認する。このとき、監視対象者は上述のような各種のセ
ンサ4、5、6、10を配送等により取得し、自宅9の
寝室、トイレ、浴室等の所定の箇所に設置する。また監
視ユニット3は、識別IDを受信すると記憶部に格納す
る。
する(S403)。図7に示す表より、監視対象者は健
康レベル3の情報に基づいて、健康レベル1、2及び3
の項目全てを加えて、例えば監視対象者の体重、体脂肪
率、心電図、体温、呼吸、体動、尿成分、排泄量、歩
数、身体活動、温度計、湿度計、気圧計、血圧、心電
図、脳波、酸素飽和度、血糖値、筋電図等を含む生体情
報を計測する。ここで、健康レベルが1又は2等の場合
には、図7に示す表に従って各々の健康レベルに応じて
生体情報を計測する。監視対象者は、日常生活の排泄や
入浴、就寝、外出等において、各種のセンサ4、5、
6、10により各種の生体情報を計測する。そして、監
視ユニット3は、無線により生体情報を受信すると通信
網32を介してデータサーバ1に送信する。このとき、
監視ユニット3は、生体情報に識別IDを添付して送信
する。
を受信すると生体情報記憶部153に格納する。このと
き、データサーバ1は、生体情報の入力の最初の所定の
期間に受信した生体情報に基づいて診断情報を作成し、
識別IDと関連付けて診断情報記憶部152に格納す
る。ここで、診断情報に含まれる閾値情報は、例えば、
図10の生体情報のデータに示すような監視対象者の体
重、体温、尿成分、心電図及び脈波等の情報から、標準
値やパターン波形等をモデル化し、このモデル化した標
準値や波形に基づいた閾値の情報である。生活パターン
情報は、監視対象者の、起床や入浴、排泄等の生活のパ
ターンに関する情報であり、例えば生体情報を計測した
時刻等に基づいて作成される。この生活パターン情報に
は、監視対象者が1つの行動に要する時間に関する情報
等も含まれている。そして、データサーバ1は、引き続
いて生体情報を受信し生体情報記憶部153に格納す
る。
た際に異常判断処理を実行する(S404)。この処理
については後に詳述する。
において異常との判断処理がなされた場合には、データ
サーバ1は、健康アドバイスを提示する処理を実行する
(S405)。データサーバ1は、閾値情報に関連付け
られた識別IDに基づいて生体情報記憶部153より生
体情報を読み出し、アドバイザの端末7に送信する。
ると表示部に表示する。アドバイザは、この生体情報を
確認すると端末7により、図11(a)に示すような監
視対象者の健康に対するアドバイスを入力し、この健康
アドバイス情報をデータサーバ1に送信する。
信すると、さらに監視対象者の端末2に送信し、監視対
象者の端末2は受信すると表示部23に表示する。監視
対象者は、この健康アドバイス情報を確認することによ
り適切かつ効果的な健康管理を実現することが可能であ
る。このように、監視対象者の自宅のトイレや、浴槽、
寝具等に各種のセンサを設置し、監視対象者の健康レベ
ルに応じて生体情報を計測することで、監視対象者の健
康状態や、体調及び病状の変化等に対して常に正確に把
握することができる。また、データサーバ1が生体情報
を受信した際に異常判断処理を行うので、疾病や病気又
は体調の変化を早期に発見することができる。さらに、
異常との判断処理をした際には、即時にアドバイザの端
末7に生体情報が送信され健康アドバイス情報を取得し
て監視対象者に提示することができるので、適切かつ効
果的な健康管理を実現することができる。また、上述の
異常判断処理ステップ(S404)において正常との判
断がなされた場合には、図11(b)に示すような、現
在の状態をそのまま維持すべき旨の健康アドバイス情報
を定期的に送信する。
らばアドバイザに相談すべき旨を監視対象者の端末2に
送信する。
受信し表示することにより確認し、アドバイザに相談す
る場合には、端末2により本システムのサイトにアクセ
スし、相談を受ける旨及び質問内容を入力してデータサ
ーバ1に送信する。
ると質問内容をアドバイザの端末7に送信する。アドバ
イザの端末7が質問内容を受信し表示することによりア
ドバイザがこれを確認すると、アドバイザは端末7によ
り回答を入力しデータサーバ1に送信する。
に監視対象者の端末2に送信する。そして、監視対象者
の端末2が回答を受信し表示することで、監視対象者は
これを確認することができ、適切かつ効果的な健康管理
を実現することができる。
いて監視対象者情報記憶部151より登録情報を読み出
し、監視対象者に通報すべき旨とともに表示部13に表
示する(S406)。本システムの担当者は、この表示
を確認すると、監視対象者又は緊急連絡先に連絡をと
り、監視対象者の健康状態を確認する。
り、アドバイザ情報記憶部155に格納された図12に
示すような健康アドバイス情報の管理リストを表示させ
ることで、異常判断処理された監視対象者を確認するこ
とができる。本システムの担当者は、これにより異常判
断された監視対象者に対して、特に注意を払うとともに
緊急事態等に対して備えることができる。
等により本システムのサイトにアクセスし、識別ID及
びパスワードを入力して、例えば図10、13に示すよ
うな自己の生体情報のリストを閲覧することが可能であ
る。監視対象者は、これらのリストにより自己の健康状
態を確認することができる。
最初は監視対象者の登録情報に基づいて設定されるが、
生体情報が計測され生体情報記憶部153に蓄積された
段階でこの健康レベルの設定を見直すようにしても良
い。例えば異常との判断が継続してなされた場合には、
健康レベルを1から2又は2から3に設定し直す等であ
る。
ムの処理フローにおける異常判断処理ステップ(S40
4)について説明する。まずデータサーバ1は、生体情
報を受信すると生体情報記憶部153からその生体情報
及び識別IDを読み出す。
6又は10から送信された情報に含まれる信号の変換処
理を実行する(S501)。例えばデータサーバ1は、
生体情報に含まれる、心電図の情報を含む信号を変換
し、図9に示すように、心電図を作成する。またデータ
サーバ1は、同様にして各種の生体情報を含む信号を変
換し、他の各種のデータを作成する。
より、生体情報を閾値情報と比較する処理を実行する
(S502、S503)。データサーバ1は、この生体
情報に関連付けられた識別IDに基づいて診断情報記憶
部152から監視対象者の診断情報を読み出す。そし
て、データサーバ1は、各種のデータを、各々の閾値情
報又は生活パターン情報と照合し異常か否かの判断処理
を実行する。例えば、データサーバ1は、データの計測
数値を閾値情報と照合し閾値の上限値及び下限値の範囲
内にあるか否かを判断する。さらに、データサーバ1
は、生体情報に含まれる、起床や外出、入浴、排泄等の
行動を行う時刻や、それらの行動に要する時間等の情報
を生活パターン情報と照合する。
範囲外の数値やデータを有する場合や、閾値付近の数値
やデータが過去の所定の時期から継続している場合に
は、異常との判断処理を実行する(S504)。そして
データサーバ1は、健康アドバイスの提示(S405)
等の処理を実行する。また、閾値範囲内の数値やデータ
が例えば過去3ヶ月以上継続している場合には、データ
サーバ1は、生体情報に関連付けられた識別IDに基づ
いて監視対象者情報記憶部151から監視対象者のメー
ルアドレスを読み出す。そしてデータサーバ1は、その
ままの状態を維持すべき旨を監視対象者の端末2に送信
する。このような処理により、監視対象者はデータサー
バ1より送信されたメッセージを確認することで自己の
健康状態や健康管理について再確認することができる。
等が閾値情報の範囲から大きく外れる数値やデータを有
する場合や、ひとつの場所に滞在する時間が長い場合等
の監視対象者の生命の危険が想定される数値やデータを
有する場合には、緊急事態との判断処理をし、自動通報
処理を実行する(S504)。ひとつの場所に滞在する
時間が長い場合には、入浴や排泄の時間が1時間以上継
続している場合等が具体例として挙げられる。データサ
ーバ1は、生体情報に関連付けられた識別IDに基づい
て監視対象者情報記憶部151から監視対象者の登録情
報及び健康レベルの情報を読み出す。そしてデータサー
バ1は、緊急事態である旨とともに登録情報及び健康レ
ベルの情報を表示部13に表示する。本システムの担当
者は、表示部13に表示された監視対象者の登録情報に
基づいてかかりつけの病院又は救急車等を手配する。こ
の自動通報処理は、例えば24時間体制で実行される。
このようにデータサーバ1が、生体情報を受信した際に
異常判断処理を実行し監視対象者の健康状態や行動等を
チェックするので、監視対象者の疾病、病気の予兆等を
早期に発見することができ、また監視対象者の行動に異
変や異常がある場合にも、24時間迅速に即時対応する
ことができる。さらに本システムの担当者は、緊急事態
である旨及び入院している病院の名称、住所及び電話番
号等を緊急連絡先にも連絡する。
行動に要する時間が生活パターン情報に含まれる時間よ
りも長い場合には、連絡を促す処理を実行する。データ
サーバ1は、生体情報に関連付けられた識別IDに基づ
いて監視対象者記憶部161から監視対象者の登録情報
及び健康レベルの情報を読み出す。そしてデータサーバ
1は、登録情報及び健康レベルの情報を連絡すべき旨と
ともに表示部13に表示する。本システムの担当者は、
表示部13に表示された監視対象者の登録情報に基づい
て監視対象者の自宅や監視対象者の緊急連絡先に連絡す
る。そして本システムの担当者は、監視対象者の現在状
況や健康状態等を確認する。
バ1が識別IDに基づいて監視対象者情報記憶部151
から監視対象者の登録情報を引き出し、緊急事態である
旨とともに病院等に設置された端末に送信し病院の担当
者が端末によりこれを確認すると、救急車等を手配する
こととしても良い。
蓄積された過去の生体情報の異常判断処理も実行する。
そして、生体情報を過去のものと比較して現在大きく変
化している等の場合には異常との判断処理を実行し、健
康アドバイスの提示(S405)等の処理を実行する。
理システムにおいては、登録された監視対象者の生体情
報を一括管理するデータサーバを有する監視センタを備
えている。そして、日常生活において生体情報を常時計
測して生体情報が異常か否かの判断処理を実行し、異常
との判断処理をした場合には、アドバイザからの健康ア
ドバイスを監視対象者の端末2に送信し表示させるの
で、適切な健康管理を実現することができる。さらに、
緊急事態との判断処理をした場合には、自動通報を実行
し迅速にかかりつけの病院や救急車を手配するので、監
視対象者が緊急事態により病院等に連絡することが不可
能な場合にも即時対応することができる。
データサーバ1や監視対象者の端末2等の記憶部にイン
ストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶
媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介
して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体に
は、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、
磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DV
D、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きR
AMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッ
ジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。また、通信
媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線
等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれ
る。
405)は、生体情報の各種の異常の判断処理に対応し
た健康アドバイス情報を予めアドバイザ情報記憶部15
5に格納しておき、異常の判断処理の際には、その異常
に対応した健康アドバイス情報を監視対象者の端末2に
送信し表示部25に表示させることとしても良い。
情報記憶部155等に格納され、監視対象者が端末2に
より本システムのサイトにアクセスして、いつでも閲覧
することができることとしても良い。
設けられた電極により監視対象者の心電図や心拍数が計
測可能としても良い。
を変えるだけでなく、計測頻度を変えることとしても良
い。例えば、健康レベル1よりも健康レベル3の方が計
測頻度を高く設定する等である。
管理を実現することができる健康情報管理システムを提
供することができる。
ム構成図である。
サーバ1及び監視対象者の端末2の構成例を示す図であ
る。
15のデータ構成を示す図である。
ローを示すフローチャートである。
断ステップの処理フローを示すフローチャート図であ
る。
である。
る画面表示例を示す図である。
の対応に関する画面表示例を示す図である。
の信号の変換処理の様子を示す図である。
情報のリストを示す図である。
アドバイスの画面表示例を示す図である。
アドバイスの管理リストを示す図である。
情報の入力データリストの画面表示例を示す図である。
ニット 4 圧力センサ 5 バイオセンサ 6 血圧・心電図
計測センサ 7 アドバイザの端末 8 監視センタ 9 監視対象
者の自宅 10 携帯型生体情報検出センサ 11 制御部 12 通信制御部 13 表示部 14
操作部 15 記憶部 16 異常判断手段 21 制御部 22 通信制御部 23 記憶部 24
入力部 25 表示部 151 監視対象者情報記憶部 152 診断情報記憶
部 153 生体情報記憶部 154 連絡情報記憶部 155 アドバイザ情報記憶部 30、40 端末 50 通信網
Claims (7)
- 【請求項1】監視対象者の健康状態を管理する健康情報
管理システムであって、 前記監視対象者の登録情報を登録する手段と、 前記登録情報に基づいて健康レベルを設定する手段と、 前記健康レベルに応じて決定された種類の生体情報であ
って計測され、監視ユニットより送信された生体情報を
記憶する生体情報記憶手段と、 前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報に基づいて
監視対象者の異常判断を行う異常判断手段とを備えた健
康情報管理システム。 - 【請求項2】前記異常判断手段による判断に応じて、ア
ドバイス情報を監視対象者に対して提示する処理を実行
する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載
の健康情報管理システム。 - 【請求項3】前記監視ユニットに接続され、前記生体情
報を計測する計測手段をさらに備え、 この計測手段は、前記監視対象者が便座に座っているか
否かを検出する手段と、 前記生体情報を計測する手段と、 便座に座っていることの検出に応じて生体情報の計測を
開始し、便座から離れたことを検出して計測結果を監視
ユニットに送信する手段を有することを特徴とする請求
項1又は2記載の健康情報管理システム。 - 【請求項4】前記生体情報は、便座に加わる圧力に基づ
き計測される体重、体重の変化率により測定される排泄
量及び電極を介して測定される体脂肪率のうちのいずれ
か1つ又はその組み合わせであることを特徴とする請求
項3記載の健康情報管理システム。 - 【請求項5】前記異常判断は、前記生体情報記憶手段に
記憶された生体情報に基づいて診断情報を作成し、さら
にこの診断情報に基づいて生体情報を判断処理する手段
により実行されることを特徴とする請求項1乃至4記載
の健康情報管理システム。 - 【請求項6】監視対象者の健康状態を管理する健康情報
管理方法であって、 前記監視対象者の登録情報を登録するステップと、 前記登録情報に基づいて健康レベルを設定するステップ
と、 前記健康レベルに応じて計測され、監視ユニットより送
信された生体情報を生体情報記憶手段に記憶するステッ
プと、 前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報に基づいて
異常判断手段により監視対象者の異常判断を行うステッ
プとを備えた健康情報管理方法。 - 【請求項7】前記異常判断手段による判断に応じて、ア
ドバイス情報を監視対象者に対して提示する処理を実行
するステップをさらに備えた請求項6記載の健康情報管
理方法。
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