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JP2003308237A - サーバ装置、クライアント装置、配信システム、配信プログラム及びクライアントプログラム - Google Patents

サーバ装置、クライアント装置、配信システム、配信プログラム及びクライアントプログラム

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Publication number
JP2003308237A
JP2003308237A JP2002116073A JP2002116073A JP2003308237A JP 2003308237 A JP2003308237 A JP 2003308237A JP 2002116073 A JP2002116073 A JP 2002116073A JP 2002116073 A JP2002116073 A JP 2002116073A JP 2003308237 A JP2003308237 A JP 2003308237A
Authority
JP
Japan
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content
client device
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Application number
JP2002116073A
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JP4263873B2 (ja
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Yoshimasa Isozaki
善政 磯崎
Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2002116073A priority Critical patent/JP4263873B2/ja
Priority to US10/414,769 priority patent/US20030200316A1/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/2866Architectures; Arrangements
    • H04L67/30Profiles
    • H04L67/303Terminal profiles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1101Session protocols

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアント装置が、推奨する再生リソース
設定を認識し、知識が少なくとも最適な再生ができる環
境を容易に得られるようにする。 【解決手段】 クライアント装置1は、自機の再生環境
である再生リソースの設定状態を検査して再生環境設定
情報EPを作成し、これをユーザIDと共に送信する
と、サーバ装置102はそれらを受信し、コンテンツタ
イプテーブルから、設定情報EPに適合したコンテンツ
タイプを取得して、これをユーザID及び設定情報EP
に対応付けて管理データベースに登録し、MSGテーブ
ルから、設定情報EPで規定される再生リソース毎の推
奨情報であるメッセージデータMSGを取得してそれを
クライアント装置1に返信する。クライアント装置1
は、受信したデータMSGに従って、メッセージを画面
表示させると共に、リソーステストの結果を登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、各種メディアデ
ータを再生するための複数の再生リソース乃至各種メデ
ィアデータの配信にかかわるサーバ装置、クライアント
装置、配信システム、配信プログラム及びクライアント
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等のクラ
イアント装置では、音声、画像、映像等の各種メディア
データを再生するために、ハード音源等のハードデバイ
ス資源のほか、ソフト音源、ドライバ、再生アプリケー
ション、プラグイン等のソフトウェア資源(以下、これ
らの資源を総称して「再生リソース」と称する)を複数
有し、実際の再生ではそのうちの一部を用いるというの
が一般的である。例えば、楽音データを再生するための
リソースとして、内蔵ソフト音源と、接続された外部音
源とがある場合は、いずれかの音源を選択的に用いて再
生が行われる。再生リソースの選択は、ユーザが任意に
選択することができる。
【0003】ところで、近年、メディアデータの形式は
多様となっており、例えば、MIDI等の楽音データの
ように、データ提供側によって、基本部分は同じでも細
部では形式や定義が異なるものがある。それらに対応し
て、再生アプリケーション等も各種提供されており、ク
ライアント装置が、同じ用途で機能乃至バージョンの異
なる再生リソースを多数保有しているという場合も多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メディ
アデータの形式によって、どの再生アプリケーションが
最適であるかは、知識の少ないユーザにとってはわから
ないため、デフォルト設定あるいはユーザが自己判断で
行った設定に従ってアクティブとなっている再生リソー
スによって再生が行われることになり、メディアデータ
に適合しない場合は、最適な再生が期待できない。ま
た、より機能の高い再生リソースがあるのに、それが選
択されていないために、十分な音質で再生できない場合
もある。しかも、再生リソースの設定が一旦なされる
と、その後は全く変更されないことが多い。従って、メ
ディアデータの本来のパフォーマンスが十分に実現され
ない場合があった。
【0005】このことは、再生アプリケーションに限ら
ず、ハードデバイスやドライバ等各種再生リソースにつ
いても同様である。また、メディアデータと再生リソー
スとの関係だけでなく、再生にかかわる再生リソース間
の相性の問題で、最高品質の再生が行えない場合もあ
る。さらに、メディアデータを配信するサーバ装置側に
とっても、クライアント装置の再生環境の設定状態が不
明であることから、通常は、再生環境毎に区別すること
なくデータ配信を行っているため、クライアント装置が
ネットワークを介してデータを取得する場合も、同様の
事態が生じる。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、クライアント装
置が、推奨する再生リソース設定を認識し、知識が少な
くとも最適な再生ができる環境を容易に得られるように
することができるサーバ装置、クライアント装置、配信
システム、配信プログラム及びクライアントプログラム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1のサーバ装置は、メディアデータ再
生のための複数の再生リソースを選択的に利用可能なク
ライアント装置から、ネットワークを通じて、前記クラ
イアント装置における再生リソースの設定状態を示す再
生環境設定情報を受信する設定情報受信手段と、前記設
定情報受信手段により受信された再生環境設定情報に基
づいて、推奨する再生リソースの設定状態を認識させる
ための推奨情報を取得する推奨情報取得手段と、前記推
奨情報取得手段により取得された推奨情報を前記クライ
アント装置に送信する推奨情報送信手段とを有すること
を特徴とする。
【0008】この構成によれば、クライアント装置に推
奨する再生リソース設定を認識させ、最適な再生のため
の設定変更を促すことができる。例えば、クライアント
装置は、最適設定に手動で変更する、または自動切り替
えする等により、知識が少なくとも最適な再生ができる
環境を容易に得ることができる。
【0009】また、上記請求項1記載の構成において、
前記推奨情報取得手段は、再生リソース毎に予め所定の
推奨情報が対応して登録された推奨情報テーブルから、
前記設定情報受信手段により受信された再生環境設定情
報に対応する推奨情報を取得するようにしてもよい。
【0010】本発明の請求項3のサーバ装置は、ネット
ワークで接続されたクライアント装置にコンテンツを配
信するサーバ装置であって、前記ネットワークを通じ
て、メディアデータ再生のための複数の再生リソースを
選択的に利用可能なクライアント装置から、前記クライ
アント装置における再生リソースの設定状態を示す再生
環境設定情報を受信する設定情報受信手段と、前記設定
情報受信手段により受信された再生環境設定情報に基づ
いて、複数の配信用コンテンツの中から配信すべきコン
テンツを選択するコンテンツ選択手段と、前記コンテン
ツ選択手段により選択されたコンテンツを前記クライア
ント装置に送信するコンテンツ送信手段とを有すること
を特徴とする。
【0011】この構成によれば、クライアント装置の再
生環境に最適なコンテンツを選択的に配信することがで
きる。
【0012】また、上記請求項3記載の構成において、
前記コンテンツ選択手段は、再生環境設定情報とコンテ
ンツタイプとが対応付けられたコンテンツタイプテーブ
ルから、前記受信された再生環境設定情報に適したコン
テンツタイプを取得し、該取得したコンテンツタイプに
対応するコンテンツを配信すべきコンテンツとして選択
するようにしてもよい。
【0013】本発明の請求項5のクライアント装置は、
メディアデータ再生のための複数の再生リソースを選択
的に利用可能なクライアント装置であって、前記再生リ
ソースの設定状態を示す再生環境設定情報を作成する設
定情報作成手段と、再生リソース毎に予め所定の推奨情
報が対応して登録された推奨情報テーブルから、前記設
定情報作成手段により作成された再生環境設定情報に対
応する推奨情報を、推奨する再生リソースの設定状態を
認識させるための推奨情報として取得する推奨情報取得
手段とを有することを特徴とする。
【0014】この構成によれば、推奨される再生リソー
ス設定を認識し、最適な再生のための設定変更態様を知
ることができる。
【0015】また、上記請求項5記載の構成において、
前記推奨情報取得手段により取得された推奨情報を表示
する表示手段、及び前記推奨情報取得手段により取得さ
れた推奨情報に従って、前記再生リソースの設定変更を
自動的に行う自動変更手段の少なくとも一方を有するよ
うにしてもよい。この構成によれば、表示に従って最適
設定に手動で変更する、または自動切り替えすることに
より、知識が少なくとも最適な再生ができる環境を容易
に得ることができる。
【0016】本発明の請求項7の配信システムは、メデ
ィアデータ再生のための複数の再生リソースを選択的に
利用可能なクライアント装置と、該クライアント装置に
コンテンツを配信するサーバ装置とがネットワークで接
続されて構成される配信システムであって、前記クライ
アント装置は、前記再生リソースの設定状態を示す再生
環境設定情報を作成する設定情報作成手段と、前記設定
情報作成手段により作成された再生環境設定情報を前記
サーバ装置に送信する設定情報送信手段と、前記サーバ
装置から送信される、推奨する再生リソースの設定状態
を認識させるための推奨情報を受信する推奨情報受信手
段を有し、前記サーバ装置は、前記クライアント装置の
前記設定情報送信手段により送信された再生環境設定情
報を受信する設定情報受信手段と、前記設定情報受信手
段により受信された再生環境設定情報に基づいて、前記
推奨情報を取得する推奨情報取得手段と、前記推奨情報
取得手段により取得された推奨情報を前記クライアント
装置に送信する推奨情報送信手段とを有することを特徴
とする。
【0017】この構成によれば、クライアント装置が、
推奨する再生リソース設定を認識し、最適設定に手動で
変更する、または自動切り替えする等により、知識が少
なくとも最適な再生ができる環境を容易に得られるよう
にすることができる。
【0018】また、上記請求項7記載の構成において、
前記サーバ装置の前記推奨情報取得手段は、再生リソー
ス毎に予め所定の推奨情報が対応して登録された推奨情
報テーブルから、前記設定情報受信手段により受信され
た再生環境設定情報に対応する推奨情報を取得するよう
にしてもよい。
【0019】本発明の請求項9の配信システムは、メデ
ィアデータ再生のための複数の再生リソースを選択的に
利用可能なクライアント装置と、該クライアント装置に
コンテンツを配信するサーバ装置とがネットワークで接
続されて構成される配信システムであって、前記クライ
アント装置は、前記再生リソースの設定状態を示す再生
環境設定情報を作成する設定情報作成手段と、前記設定
情報作成手段により作成された再生環境設定情報を前記
サーバ装置に送信する設定情報送信手段と、前記サーバ
装置から配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受
信手段とを有し、前記サーバ装置は、前記クライアント
装置の前記設定情報送信手段により送信された再生環境
設定情報を受信する設定情報受信手段と、前記設定情報
受信手段により受信された再生環境設定情報に基づい
て、複数の配信用コンテンツの中から配信すべきコンテ
ンツを選択するコンテンツ選択手段と、前記コンテンツ
選択手段により選択されたコンテンツを前記クライアン
ト装置に送信するコンテンツ送信手段とを有することを
特徴とする。
【0020】この構成によれば、クライアント装置の再
生環境に最適なコンテンツが選択的に配信されるように
することができる。
【0021】また、上記請求項9記載の構成において、
前記コンテンツ選択手段は、再生環境設定情報とコンテ
ンツタイプとが対応付けられたコンテンツタイプテーブ
ルから、前記受信された再生環境設定情報に適したコン
テンツタイプを取得し、該取得したコンテンツタイプに
対応するコンテンツを配信すべきコンテンツとして選択
するようにしてもよい。
【0022】本発明の請求項11の配信プログラムは、
サーバ装置において実行される配信プログラムであっ
て、メディアデータ再生のための複数の再生リソースを
選択的に利用可能なクライアント装置から、ネットワー
クを通じて、前記クライアント装置における再生リソー
スの設定状態を示す再生環境設定情報を受信する設定情
報受信ステップと、前記設定情報受信ステップにより受
信された再生環境設定情報に基づいて、推奨する再生リ
ソースの設定状態を認識させるための推奨情報を取得す
る推奨情報取得ステップと、前記推奨情報取得ステップ
により取得された推奨情報を前記クライアント装置に送
信する推奨情報送信ステップとをコンピュータに実行さ
せることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項12の配信プログラムは、
ネットワークで接続されたクライアント装置にコンテン
ツを配信するサーバ装置において実行される配信プログ
ラムであって、前記ネットワークを通じて、メディアデ
ータ再生のための複数の再生リソースを選択的に利用可
能なクライアント装置から、前記クライアント装置にお
ける再生リソースの設定状態を示す再生環境設定情報を
受信する設定情報受信ステップと、前記設定情報受信ス
テップにより受信された再生環境設定情報に基づいて、
複数の配信用コンテンツの中から配信すべきコンテンツ
を選択するコンテンツ選択ステップと、前記コンテンツ
選択ステップにより選択されたコンテンツを前記クライ
アント装置に送信するコンテンツ送信ステップとをコン
ピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項13のクライアントプログ
ラムは、メディアデータ再生のための複数の再生リソー
スを選択的に利用可能なクライアント装置で実行される
クライアントプログラムあって、前記再生リソースの設
定状態を示す再生環境設定情報を作成する設定情報作成
ステップと、再生リソース毎に予め所定の推奨情報が対
応して登録された推奨情報テーブルから、前記設定情報
作成ステップにより作成された再生環境設定情報に対応
する推奨情報を、推奨する再生リソースの設定状態を認
識させるための推奨情報として取得する推奨情報取得ス
テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0025】なお、請求項11〜13のいずれか1項に
記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能
な記憶媒体は、本発明を構成する。
【0026】なお、上記各請求項において、再生リソー
スで再生されるメディアデータには、音声、画像及び映
像の少なくとも1つが含まれ、上記再生リソースには、
上記メディアデータを再生するためのデバイス、ドライ
バ、再生アプリケーション及びオペレーティングシステ
ムの少なくとも1つが含まれる。例えば、楽音データ再
生のための再生リソースには、内蔵ソフト音源、内蔵ハ
ード音源、外部音源、各音源用ドライバ、再生アプリケ
ーション等が含まれ、ソフトウェアリソースについては
バージョン等が相違する場合も異なる再生リソースとし
て扱うことが望ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0028】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る配信システムの全体構成を示すブ
ロック図である。本システムは、通信ネットワーク10
1を通じてサーバ装置102とクライアント装置1とが
通信可能に接続されて構成される。サーバ装置102は
コンテンツデータの配信サービスを提供するサーバコン
ピュータであり、複数存在していてもよい。クライアン
ト装置1は、ユーザによって使用され、配信サービスに
関してクライアント側となる装置であり、例えば、パー
ソナルコンピュータまたは電子楽器等の電子端末装置と
して構成される。クライアント装置1も、同様の構成の
ものが複数存在してもよい。
【0029】クライアント装置1は、各種操作子2、R
OM6、RAM7、タイマ8、記憶入出力装置10、M
IDIインターフェイス13、通信インターフェイス1
4、内蔵ハード音源15、サウンドシステム16及び表
示部19が、バス18を介してCPU5にそれぞれ接続
されて構成される。
【0030】CPU5は、本装置全体の制御を司る。R
OM6は、OS(オペレーティングシステム)のほか、
CPU5が実行する制御プログラムや各種テーブルデー
タ等を記憶する。RAM7は、テキストデータ等の各種
入力情報、各種フラグや各種レジスタ及び演算結果等を
一時的に記憶する。タイマ8はCPU5に接続され、タ
イマ割り込み処理における割り込み時間や各種時間を計
時する。
【0031】各種操作子2は、各種情報を入力するため
の複数のスイッチを備える。表示部19はLCD等で構
成され、配信サービス等の状態、アプリケーション実行
に関する情報、及び各種設定に関する情報等を表示す
る。通信インターフェイス14は、インターネット等の
通信ネットワーク101を介してクライアント装置1を
サーバ装置102に接続し、データの送受信を可能にす
る。
【0032】記憶入出力装置10は、ハードディスク、
フロッピ(登録商標)ディスク、MO等の記憶媒体11
をドライブする各種ドライブを備える。記憶媒体11に
は上記制御プログラムの他、各種プログラムや各種デー
タを記憶することができる。なお、記憶媒体11は内蔵
のハードディスクであってもよい。記憶媒体11にはま
た、音声、画像、映像等の各種メディアデータを再生す
るための再生アプリケーション、音源ドライバ等のデバ
イスドライバプログラム、プラグイン、及び内蔵ソフト
音源として機能するソフトシンセサイザ等、各種ソフト
ウェアが記憶されている。これらはROM6またはRA
M7に記憶されていてもよい。
【0033】内蔵ハード音源15は、演奏信号を楽音信
号に変換し、サウンドシステム16は、内蔵ハード音源
15から入力される楽音信号に各種効果を付与して音響
に変換する。あるいは、ソフトシンセサイザを用いる場
合は、MIDI(Musical Instrument Digital Interfa
ce)信号から変換された楽音信号をバス18から入力し
D/A変換して音響に変換する。
【0034】また、MIDII/F13は、外部音源機
器20へMIDI信号を出力したり、入力したりする。
外部音源機器20は、外部音源21及びサウンドシステ
ム22を備える。外部音源21はMIDI信号を楽音信
号に変換し、サウンドシステム22は、外部音源21か
ら入力される楽音信号に各種効果を付与して音響に変換
する。
【0035】メディアデータの再生のためには、上記再
生アプリケーション等のソフトウェア資源のほか、ハー
ド資源がかかわることになるが、これらの資源を総称し
て、以下、「再生リソース」と称する。ハード資源に
は、例えば、内蔵ハード音源15、サウンドシステム1
6、外部音源機器20の外部音源21及びサウンドシス
テム22、表示部19等が含まれる。なお、同じメディ
アデータを再生可能な再生リソースは、例えば、内蔵ハ
ード音源15、内蔵ソフト音源及び外部音源21という
ように、あるいは第1〜第3の再生アプリケーションと
いうように、複数存在していてもよく、それらは提供
者、メーカーが異なったり、ソフトウェアのバージョン
が異なったりして機能が異なる場合がある。通常、同一
種類のメディアデータの再生に関し、競合する場合は、
いずれか1つの再生リソースがアクティブ設定されて稼
動することになる。アクティブリソースは、デフォルト
で設定されているか、またはユーザが任意に選択するこ
とができる。なお、再生リソースには、ストリーミング
再生用のリソースも含まれる。
【0036】サーバ装置102は、各種操作子52、R
OM56、RAM57、タイマ58、記憶装置60、通
信インターフェイス64、及び表示部69が、バス68
を介してCPU55にそれぞれ接続されて構成される。
記憶装置60には、後述する各種テーブルや配信用コン
テンツ等のデータベースも記憶、蓄積されている。ま
た、CPU55が実行するプログラムは、ROM56ま
たは記憶装置60に記憶されている。その他の要素の構
成は、クライアント装置1の対応する要素と同様であ
る。
【0037】図2は、本実施の形態においてクライアン
ト装置1で実行されるメイン処理のフローチャートを示
す図である。なお、本実施の形態では、メディアデータ
として演奏データを例示するが、画像、映像等、他のメ
ディアデータについても同様の処理を適用することがで
きる。
【0038】まず、初期化を実行、すなわち所定プログ
ラムの実行を開始し、RAM7等、各種レジスタ等をク
リアして初期設定を行い(ステップS101)、以降、
不図示の割込処理により各種操作子2の操作を監視しつ
つ、操作に応じた処理を行う。すなわち、操作が演奏指
示であるか否かを判別し(ステップS102)、演奏指
示でない場合は操作が演奏停止指示であるか否かを判別
し(ステップS103)、演奏停止指示でない場合は操
作がネットワーク接続指示であるか否かを判別し(ステ
ップS104)、ネットワーク接続指示でない場合は操
作がリソーステスト指示であるか否かを判別し(ステッ
プS105)、リソーステスト指示でない場合は、その
他の指示に基づく処理を実行して(ステップS10
6)、前記ステップS102に戻る。
【0039】前記ステップS103の判別の結果、操作
が演奏停止指示である場合は、演奏を停止させて(ステ
ップS107)、前記ステップS102に戻る。前記ス
テップS104の判別の結果、操作がネットワーク接続
指示である場合は、後述する図8、図9のコンテンツ受
信処理を実行して(ステップS108)、前記ステップ
S102に戻る。前記ステップS105の判別の結果、
操作がリソーステスト指示である場合は、後述する図3
のリソーステスト処理を実行して(ステップS10
9)、前記ステップS102に戻る。
【0040】前記ステップS102の判別の結果、操作
が演奏指示である場合は、演奏データの選択を受け付け
る(ステップS110)。なお、この演奏データには、
ステップS108のコンテンツ受信処理で受信され記憶
されたものも含まれる。次に、リソーステスト済みであ
るか否かを判別する(ステップS111)。この判別は
例えば、前記ステップS109のリソーステスト処理を
実行したとき実行済みフラグを「1」に設定し、その実
行済みフラグを参照することでなされるが、実行済みフ
ラグ設定処理の説明は省略する。
【0041】その判別の結果、リソーステスト済みでな
い場合は、ステップS118に進み、再生リソースの設
定を、既存の設定のままとする。すなわち、各種メディ
アデータに対応して、各種再生リソースのうち、どれを
アクティブとするかという設定状態を、変更することな
く現状のまま維持する。その後、ステップS120に進
む。一方、前記ステップS111の判別の結果、リソー
ステスト済みである場合は、機器設定の受け付けを行う
(ステップS112)。この機器設定では、最適再生リ
ソースの設定を自動で行うかマニュアルで行うかという
設定を行うことができる。
【0042】次に、上記選択された演奏データを再生す
ることが可能な再生リソースのすべてを抽出する(ステ
ップS113)。ここでは、必要とされる再生リソース
の種類毎に、インアクティブの再生リソースも含めてす
べて抽出される。例えば、再生アプリケーションはどれ
とどれ、ドライバはどれとどれ、というように抽出さ
れ、音源でいえば、内蔵ハード音源15、外部音源21
及び内蔵ソフト音源が抽出される。次に、必要とされる
再生リソースの種類のそれぞれについて、最適再生リソ
ースを検出する(ステップS114)。この検出は、後
述する「テスト結果ファイル」のメッセージデータMS
G(所定の推奨情報)に基づいてなされ、演奏データの
形式やCPU5の性能のほか、各再生リソース同士の相
性をも考慮して、最も適合度合いが高い組み合わせが検
出される。メッセージデータMSGについては後述す
る。
【0043】次に、前記ステップS112で自動設定が
選択されていたか否かを判別し(ステップS115)、
その判別の結果、自動設定が選択されていた場合は、上
記検出された最適再生リソースの組み合わせとなるよ
う、各再生リソースを最適再生リソースに設定し(ステ
ップS119)、前記ステップS120に進む。一方、
自動設定が選択されていなかった場合は、上記検出され
た最適再生リソースを推奨設定として画面表示する(ス
テップS116)。その際、現在設定されている再生リ
ソースとの差異等も表示し、設定変更受け付け画面も表
示する。
【0044】次に、上記設定変更受け付け画面にて、設
定変更の指示があったか否かを判別し(ステップS11
7)、設定変更の指示がない場合は、前記ステップS1
18に進んで既存の設定を維持する一方、設定変更の指
示があった場合は、前記ステップS119を実行して、
ステップS120に進む。
【0045】ステップS120では、上記選択された演
奏データをRAM7にセットし、そのとき設定されてい
る再生リソースを用いて演奏処理を実行する(ステップ
S121)。例えば、音源として内蔵ハード音源15が
アクティブ設定されている場合は、演奏データが内蔵ハ
ード音源15によって楽音信号に変換され、その楽音信
号にサウンドシステム16によって必要な効果が付与さ
れて音響に変換されることで、不図示のスピーカから発
音がなされる。その後、前記ステップS102に戻る。
【0046】図3は、図2のステップS109で実行さ
れるリソーステスト処理、及びそれに対応してサーバ装
置102で実行されるリソーステスト対応処理の各フロ
ーチャートを対応させて示す図である。なお、本処理に
際し、クライアント装置1が機種ID、機器ID、及び
ユーザIDをサーバ装置102に対して送信し、サーバ
装置102がそれを登録、管理する「ユーザ登録処理」
が事前に完了しているものとする。ここで、機種ID、
機器IDはいずれも各装置固有の情報である。機種ID
は、各通信端末装置1の分類、機種、バージョン等を示
す情報でもあり、機器IDは文字列等である。ユーザI
Dはクライアント装置1の各ユーザ個人を特定するため
の固有の情報である。
【0047】まず、クライアント装置1側では、回線接
続処理、すなわち、通信ネットワーク101を介してサ
ーバコンピュータ102との接続を確立する(ステップ
S201)。次に、自機の再生環境、すなわち、メディ
アデータ(例えば演奏データ)の再生リソースの設定状
態を検査し(ステップS202)、再生リソースの設定
状態を示す「environment profile」(以下、「再生環
境設定情報EP」と称する)を作成する(ステップS2
03)。そして、作成した再生環境設定情報EPをユー
ザIDと共にサーバ装置102に送信する(ステップS
204)。
【0048】一方、サーバ装置102側では、並行して
処理がなされ、まず、回線接続処理により、通信ネット
ワーク101を介してクライアント装置1との接続を確
立し(ステップS301)、クライアント装置1から送
信されてきた再生環境設定情報EP及びユーザIDを受
信し(ステップS302)、これらを管理データベース
に登録する(ステップS303)。
【0049】図4は、サーバ装置102で管理される管
理データベースの一例を示す図である。この管理データ
ベースでは、各ユーザIDに、受信された再生環境設定
情報EP、及び後述するコンテンツタイプが対応して登
録されている。ユーザIDは、ユーザ登録時に取得され
たものが登録されている。なお、今回の接続ユーザにつ
いていえば、前記ステップS303の段階ではコンテン
ツタイプは未登録である。
【0050】図5は、サーバ装置102で保持されるコ
ンテンツタイプテーブルの一例を示す図である。同図に
示すように、推奨環境(a、b、c…)に対応して異な
るコンテンツタイプ(A、B、C…)が登録されてい
る。推奨環境は、OS、再生アプリケーション、デバイ
ス等、各種再生リソースの組み合わせが規定されてい
る。
【0051】図3に戻り、続くステップS304では、
コンテンツタイプテーブル(図5参照)を参照し、上記
受信した再生環境設定情報EPに適合したコンテンツタ
イプを取得する。この際の判断は、再生環境設定情報E
Pで規定される再生リソースの組み合わせをみて総合的
になされるが、その組み合わせで良好な再生が可能な範
囲で最高レベルのコンテンツタイプが選択される。再生
リソースは複数種類存在するので、例えば、一部の再生
リソースの機能が著しく低い(バージョンが古い等)の
場合は、その再生リソースを基準として低いレベルのコ
ンテンツタイプが選択されることになる。次に、ステッ
プS305では、上記取得したコンテンツタイプをユー
ザIDに対応付けて管理データベースに登録する(図4
参照)。
【0052】図6は、メッセージテーブル(以下、「M
SGテーブル」と称する)(推奨情報テーブル)の一例
を示す図である。MSGテーブルは、各再生リソースに
対応するメッセージを含むメッセージデータMSGが登
録されたものであり、サーバ装置102に保持されてい
る。登録される再生リソースは、同図では音源やドライ
バ等が例示されているのみであるが、クライアント装置
1が保有する可能性のあるものすべてを網羅するのが望
ましい。
【0053】図7は、メッセージデータMSGの内容の
一例を示す図である。メッセージデータMSGは、推奨
する再生リソースの設定状態をユーザに認識させるため
の推奨情報や、関連情報を含んでおり、例えば、同図に
示すように、現在の再生リソース設定についてより適し
た再生リソースを推奨して変更を促したり、変更操作や
ソフトウェア購入の手順を示したりするほか、現在の設
定に応じてコンテンツデータを送信する旨や関連するメ
ッセージ等を表示する。なお、このメッセージデータM
SGは、HTML等を用いて構成され、変更操作等への
アクセスが容易にできるようになっている。なお、例示
した以外のメッセージや制御データを含めるようにして
もよい。
【0054】図3に戻り、続くステップS306では、
上記MSGテーブルを参照し、再生環境設定情報EPで
規定される再生リソース毎のメッセージデータMSGを
取得し、次に、取得したメッセージデータMSGをクラ
イアント装置1に対して返信する(ステップS30
7)。次に、接続終了が要求されているか否かを判別し
(ステップS308)、要求されるまで接続を維持し
て、接続終了が要求された場合は、回線切断処理を実行
し(ステップS309)、本処理を終了する。
【0055】一方、クライアント装置1では、ステップ
S205で、サーバ装置102からのメッセージデータ
MSGを受信したか否かを判別し、受信するまでその判
別を繰り返して、受信した場合は、そのメッセージデー
タMSGに従って、メッセージを画面表示させる(ステ
ップS206)。画面表示は、例えば、図7に例示した
態様である。
【0056】次に、テスト結果ファイルにリソーステス
トの結果を登録する(ステップS207)。このテスト
結果ファイルは、例えば、自機の再生環境設定情報EP
と受信したメッセージデータMSGとを含んでいる。な
お、前記ステップS206の直後に、再生リソースの設
定変更ステップを設けてもよい。すなわち、メッセージ
データMSGによって、ユーザは、最適再生リソースを
認識することができるので、それに従って、手動で設定
変更してもよいし、あるいは画面表示された図7に示す
メッセージデータMSG中の「YES」や「こちら」等
をクリックしていき、案内に従って、再生リソースの設
定を変更するようにしてもよい。なお、必要に応じて、
購入のためにダウンロードし、インストールし、アクテ
ィブ設定するようにしてもよい。設定変更がなされた場
合は、設定変更後の再生環境設定情報EPを新たに作成
し、それをテスト結果ファイルに登録するようにすれば
よい。
【0057】次に、ステップS208では、接続終了指
示がなされたか否かを判別し、終了指示がなされるまで
接続を維持して、終了指示がなされた場合は、回線切断
処理を実行し(ステップS209)、本処理を終了す
る。
【0058】図3の処理によれば、クライアント装置1
に、推奨する再生リソース設定を認識させ、最適な再生
のための設定変更を促すことができる。
【0059】図8、図9は、図2のステップS108で
実行されるコンテンツ受信処理、及びそれに対応してサ
ーバ装置102で実行されるコンテンツ配信処理の各フ
ローチャートを対応させて示す図である。
【0060】まず、クライアント装置1側では、回線接
続要求を行い(ステップS401)、回線接続処理を行
って、通信ネットワーク101を介してサーバコンピュ
ータ102との接続を確立し(ステップS402)、端
末情報をサーバ装置102に送信する(ステップS40
3)。ここでは、端末情報としてユーザIDを送信する
が、ユーザやクライアント装置1に関するその他の情報
を含めてもよい。特に、図3のリソーステストが既に完
了している場合は、テスト結果ファイルも端末情報に含
めてもよい。
【0061】一方、サーバ装置102では、並行して処
理がなされ、まず、クライアント装置1から回線接続要
求があったか否かを判別し(ステップS501)、要求
があるまでその判別を繰り返して、要求があった場合
は、回線接続処理により、通信ネットワーク101を介
してクライアント装置1との接続を確立し(ステップS
502)、クライアント装置1から送信されてきた端末
情報を受信して(ステップS503)、認証等の処理を
経て、端末情報に対応するサービスメニューを送信する
(ステップS504)。サービスメニューには例えば、
提供可能な曲のリスト等が含まれる。
【0062】次に、クライアント装置1からのメニュー
選択等による入力データ(曲の選択等)の受け付けを行
い(ステップS505)、端末情報に含まれるユーザI
Dに対応するコンテンツタイプが管理データベース(図
4参照)に登録済みであるか否かを判別する(ステップ
S506)。その判別の結果、登録済みである場合は、
その管理データベースを参照し、ユーザIDに対応する
コンテンツタイプを取得し(ステップS507)、上記
受け付けた入力データと上記取得したコンテンツタイプ
とに応じたコンテンツを、不図示のコンテンツデータベ
ースから取得する(ステップS508)。なお、コンテ
ンツデータベースは、配信用のコンテンツが各コンテン
ツタイプに応じてデータベース化されたものであり、例
えば、サーバ装置102に格納されている。
【0063】次に、取得したコンテンツを、ユーザID
に対応するクライアント装置1に対して配信する(ステ
ップS509)。これにより、クライアント装置1の再
生環境に適したコンテンツが選択的に配信される。その
後、ステップS511に進む。一方、前記ステップS5
06の判別の結果、端末情報に含まれるユーザIDに対
応するコンテンツタイプが管理データベースに登録済み
でない場合は、上記受け付けた入力データに従ってコン
テンツを取得しそれをクライアント装置1に配信する
(ステップS510)。この場合は、クライアント装置
1の再生環境に適しているか否かを問わず、入力データ
によって要求されるままのデータが配信されることにな
る。その後、前記ステップS511に進む。
【0064】ステップS511では、接続終了要求があ
ったか否かを判別し、接続終了要求があるまでその判別
を繰り返して、接続終了要求があった場合は、回線切断
処理を実行し(ステップS512)、本処理を終了す
る。
【0065】一方、クライアント装置1では、続くステ
ップS404で、受信データがあるか否かを判別する。
ここでは、サーバ装置102から送信されるサービスメ
ニューや配信コンテンツ等も対象となる。その判別の結
果、受信データがある場合は、それが表示データである
か否かを判別し(ステップS408)、表示データであ
る場合はその受信データを画面表示させて(ステップS
410)、前記ステップS404に戻る一方、表示デー
タでない場合は、その受信データを記憶して(ステップ
S409)、前記ステップS404に戻る。
【0066】前記ステップS404の判別の結果、受信
データがない場合は、各種操作子2等を用いたユーザに
よる選択操作等の入力指示があったか否かを判別し(ス
テップS405)、入力指示があった場合は、その入力
(曲の選択等)を受け付け(ステップS411)、不図
示のenterキー等による入力実行の指示がされたか
否かを判別する(ステップS412)。その判別の結
果、入力実行の指示がされない場合は前記ステップS4
11に戻る一方、入力実行の指示がされた場合は、その
入力されたデータをサーバ装置102に送信して(ステ
ップS413)、前記ステップS404に戻る。
【0067】前記ステップS405の判別の結果、ユー
ザによる入力指示がない場合は、ユーザによる接続終了
指示があったか否かを判別し(ステップS406)、接
続終了指示がない場合は前記ステップS404に戻る一
方、接続終了指示があった場合は、回線切断処理を実行
して(ステップS407)、本処理を終了する。
【0068】本実施の形態によれば、サーバ装置102
は、クライアント装置1から取得した再生環境設定情報
EPに基づいて、メッセージデータMSGを返信するよ
うにしたので、クライアント装置1に、推奨する再生リ
ソース設定を認識させ、最適な再生のための設定変更を
促すことができる。クライアント装置1にとっては、メ
ッセージデータMSGをみて、最適な再生リソースの設
定がどのようであるかを認識し、表示に従って、手動ま
たは自動的に切り替えすることで、最適な再生リソース
の設定にすることが可能である。さらには、既に取得し
たメディアデータの再生時においても、メッセージデー
タMSGに基づいて最適再生リソースを検出し、自動設
定等によって、各再生リソースを最適再生リソースに設
定することができる。よって、知識が少なくとも最適な
再生ができる環境を容易に得ることができる。
【0069】また、サーバ装置102は、再生環境設定
情報EPに適合したコンテンツタイプを取得し、それに
対応するコンテンツをコンテンツデータベースの中から
選択して配信するようにしたので、クライアント装置の
再生環境に最適なコンテンツを選択的に配信することが
できる。クライアント装置1にとっても、自機の再生リ
ソース設定状態に適したメディアデータが得られるの
で、最適な演奏等の再生を行うことができる。
【0070】なお、上記各種テーブル、データベース等
は、サーバ装置102に格納されるものとして説明した
が、これに限るものでなく、例えば、サーバ装置102
はユーザとやりとりを行う顧客対応サーバとして機能す
るものとし、コンテンツデータベースは蓄積用のサー
バ、管理データベースは顧客管理用のサーバというよう
に、別のサーバに格納しておき、それらのデータに顧客
対応サーバがアクセス可能に構成してもよい。また、デ
ータの配信も、蓄積用のサーバからネットワークを通じ
て直接行わせるようにしてもよい。
【0071】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、リソーステスト処理におけるメッセージデータMS
Gは、クライアント装置1から送信した再生環境設定情
報EPに基づきサーバ装置102から返信されるように
構成した。しかし、本第2の実施の形態では、MSGテ
ーブルをクライアント装置1に格納しておき、クライア
ント装置1単独でリソーステスト処理を行う。従って、
第1の実施の形態に対し、図3に代えて図10を用いて
本第2の実施の形態を説明する。この他は第1の実施の
形態と同様である。
【0072】図10は、第2の実施の形態において図2
のステップS109で実行されるリソーステスト処理の
フローチャートを示す図である。
【0073】まず、ステップS601、S602では、
図3のステップS202、S203と同様の処理を実行
することで、再生環境設定情報EPを作成する。次に、
クライアント装置1の記憶媒体11等に格納されている
MSGテーブルを参照し、上記再生環境設定情報EPで
規定される再生リソース毎のメッセージデータMSGを
取得する(ステップS603)。次に、図3のステップ
S206、S207と同様に、上記取得したメッセージ
データMSGに従って、メッセージを画面表示させ(ス
テップS604)、テスト結果ファイルにリソーステス
トの結果を登録して(ステップS605)、本処理を終
了する。
【0074】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
と同様の効果を奏することができる。
【0075】なお、本発明を達成するためのソフトウェ
アによって表される制御プログラムを記憶した記憶媒体
を、本システム(クライアント装置1及びサーバ装置1
02)に読み出すことによって同様の効果を奏するよう
にしてもよく、その場合、記憶媒体から読み出されたプ
ログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。また、プログラムコード
を電送媒体(例えば、通信I/F14)等を介して供給
してもよく、その場合は、プログラムコード自体が本発
明を構成することになる。なお、これらの場合の記憶媒
体としては、ROMのほか、フロッピディスク、ハード
ディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R/R
W、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いるこ
とができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、11によれば、クライアント装置に推奨する再生リ
ソース設定を認識させ、最適な再生のための設定変更を
促すことができる。
【0077】本発明の請求項3、12によれば、クライ
アント装置の再生環境に最適なコンテンツを選択的に配
信することができる。
【0078】本発明の請求項5、13によれば、推奨さ
れる再生リソース設定を認識し、最適な再生のための設
定変更態様を知ることができる。
【0079】本発明の請求項7によれば、クライアント
装置が、推奨する再生リソース設定を認識し、最適設定
に手動で変更する、または自動切り替えする等により、
知識が少なくとも最適な再生ができる環境を容易に得ら
れるようにすることができる。
【0080】本発明の請求項9によれば、クライアント
装置の再生環境に最適なコンテンツが選択的に配信され
るようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る配信システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態においてクライアント装置で実
行されるメイン処理のフローチャートを示す図である。
【図3】 図2のステップS109で実行されるリソー
ステスト処理、及びそれに対応してサーバ装置で実行さ
れるリソーステスト対応処理の各フローチャートを対応
させて示す図である。
【図4】 サーバ装置で管理される管理データベースの
一例を示す図である。
【図5】 サーバ装置で保持されるコンテンツタイプテ
ーブルの一例を示す図である。
【図6】 メッセージテーブルの一例を示す図である。
【図7】 メッセージデータMSGの内容の一例を示す
図である。
【図8】 図2のステップS108で実行されるコンテ
ンツ受信処理、及びそれに対応してサーバ装置で実行さ
れるコンテンツ配信処理の各フローチャートを対応させ
て示す図である。
【図9】 コンテンツ受信処理及びコンテンツ配信処理
の図8の続きのフローチャートを示す図である。
【図10】 第2の実施の形態において図2のステップ
S109で実行されるリソーステスト処理のフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
1 クライアント装置、 2 各種操作子、 5 CP
U(設定情報作成手段、推奨情報取得手段)、 14
通信インターフェイス(設定情報送信手段、推奨情報受
信手段、コンテンツ受信手段)、 15 内蔵ハード音
源、 16 サウンドシステム、 21 外部音源、
22 サウンドシステム、 55 CPU(推奨情報取
得手段、コンテンツ選択手段)、 64 通信インター
フェイス(設定情報受信手段、推奨情報送信手段、コン
テンツ送信手段)、 101 通信ネットワーク、 1
02 サーバ装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディアデータ再生のための複数の再生
    リソースを選択的に利用可能なクライアント装置から、
    ネットワークを通じて、前記クライアント装置における
    再生リソースの設定状態を示す再生環境設定情報を受信
    する設定情報受信手段と、 前記設定情報受信手段により受信された再生環境設定情
    報に基づいて、推奨する再生リソースの設定状態を認識
    させるための推奨情報を取得する推奨情報取得手段と、 前記推奨情報取得手段により取得された推奨情報を前記
    クライアント装置に送信する推奨情報送信手段とを有す
    ることを特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記推奨情報取得手段は、再生リソース
    毎に予め所定の推奨情報が対応して登録された推奨情報
    テーブルから、前記設定情報受信手段により受信された
    再生環境設定情報に対応する推奨情報を取得することを
    特徴とする請求項1記載のサーバ装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークで接続されたクライアント
    装置にコンテンツを配信するサーバ装置であって、 前記ネットワークを通じて、メディアデータ再生のため
    の複数の再生リソースを選択的に利用可能なクライアン
    ト装置から、前記クライアント装置における再生リソー
    スの設定状態を示す再生環境設定情報を受信する設定情
    報受信手段と、前記設定情報受信手段により受信された
    再生環境設定情報に基づいて、複数の配信用コンテンツ
    の中から配信すべきコンテンツを選択するコンテンツ選
    択手段と、 前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツを
    前記クライアント装置に送信するコンテンツ送信手段と
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツ選択手段は、再生環境設
    定情報とコンテンツタイプとが対応付けられたコンテン
    ツタイプテーブルから、前記受信された再生環境設定情
    報に適したコンテンツタイプを取得し、該取得したコン
    テンツタイプに対応するコンテンツを配信すべきコンテ
    ンツとして選択することを特徴とする請求項3記載のサ
    ーバ装置。
  5. 【請求項5】 メディアデータ再生のための複数の再生
    リソースを選択的に利用可能なクライアント装置であっ
    て、 前記再生リソースの設定状態を示す再生環境設定情報を
    作成する設定情報作成手段と、 再生リソース毎に予め所定の推奨情報が対応して登録さ
    れた推奨情報テーブルから、前記設定情報作成手段によ
    り作成された再生環境設定情報に対応する推奨情報を、
    推奨する再生リソースの設定状態を認識させるための推
    奨情報として取得する推奨情報取得手段とを有すること
    を特徴とするクライアント装置。
  6. 【請求項6】 前記推奨情報取得手段により取得された
    推奨情報を表示する表示手段、及び前記推奨情報取得手
    段により取得された推奨情報に従って、前記再生リソー
    スの設定変更を自動的に行う自動変更手段の少なくとも
    一方を有することを特徴とする請求項5記載のクライア
    ント装置。
  7. 【請求項7】 メディアデータ再生のための複数の再生
    リソースを選択的に利用可能なクライアント装置と、該
    クライアント装置にコンテンツを配信するサーバ装置と
    がネットワークで接続されて構成される配信システムで
    あって、 前記クライアント装置は、 前記再生リソースの設定状態を示す再生環境設定情報を
    作成する設定情報作成手段と、 前記設定情報作成手段により作成された再生環境設定情
    報を前記サーバ装置に送信する設定情報送信手段と、 前記サーバ装置から送信される、推奨する再生リソース
    の設定状態を認識させるための推奨情報を受信する推奨
    情報受信手段を有し、 前記サーバ装置は、 前記クライアント装置の前記設定情報送信手段により送
    信された再生環境設定情報を受信する設定情報受信手段
    と、 前記設定情報受信手段により受信された再生環境設定情
    報に基づいて、前記推奨情報を取得する推奨情報取得手
    段と、 前記推奨情報取得手段により取得された推奨情報を前記
    クライアント装置に送信する推奨情報送信手段とを有す
    ることを特徴とする配信システム。
  8. 【請求項8】 前記サーバ装置の前記推奨情報取得手段
    は、再生リソース毎に予め所定の推奨情報が対応して登
    録された推奨情報テーブルから、前記設定情報受信手段
    により受信された再生環境設定情報に対応する推奨情報
    を取得することを特徴とする請求項7記載の配信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 メディアデータ再生のための複数の再生
    リソースを選択的に利用可能なクライアント装置と、該
    クライアント装置にコンテンツを配信するサーバ装置と
    がネットワークで接続されて構成される配信システムで
    あって、 前記クライアント装置は、 前記再生リソースの設定状態を示す再生環境設定情報を
    作成する設定情報作成手段と、 前記設定情報作成手段により作成された再生環境設定情
    報を前記サーバ装置に送信する設定情報送信手段と、 前記サーバ装置から配信されるコンテンツを受信するコ
    ンテンツ受信手段とを有し、 前記サーバ装置は、 前記クライアント装置の前記設定情報送信手段により送
    信された再生環境設定情報を受信する設定情報受信手段
    と、 前記設定情報受信手段により受信された再生環境設定情
    報に基づいて、複数の配信用コンテンツの中から配信す
    べきコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、 前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツを
    前記クライアント装置に送信するコンテンツ送信手段と
    を有することを特徴とする配信システム。
  10. 【請求項10】 前記コンテンツ選択手段は、再生環境
    設定情報とコンテンツタイプとが対応付けられたコンテ
    ンツタイプテーブルから、前記受信された再生環境設定
    情報に適したコンテンツタイプを取得し、該取得したコ
    ンテンツタイプに対応するコンテンツを配信すべきコン
    テンツとして選択することを特徴とする請求項9記載の
    配信システム。
  11. 【請求項11】 サーバ装置において実行される配信プ
    ログラムであって、 メディアデータ再生のための複数の再生リソースを選択
    的に利用可能なクライアント装置から、ネットワークを
    通じて、前記クライアント装置における再生リソースの
    設定状態を示す再生環境設定情報を受信する設定情報受
    信ステップと、前記設定情報受信ステップにより受信さ
    れた再生環境設定情報に基づいて、推奨する再生リソー
    スの設定状態を認識させるための推奨情報を取得する推
    奨情報取得ステップと、 前記推奨情報取得ステップにより取得された推奨情報を
    前記クライアント装置に送信する推奨情報送信ステップ
    とをコンピュータに実行させることを特徴とする配信プ
    ログラム。
  12. 【請求項12】 ネットワークで接続されたクライアン
    ト装置にコンテンツを配信するサーバ装置において実行
    される配信プログラムであって、 前記ネットワークを通じて、メディアデータ再生のため
    の複数の再生リソースを選択的に利用可能なクライアン
    ト装置から、前記クライアント装置における再生リソー
    スの設定状態を示す再生環境設定情報を受信する設定情
    報受信ステップと、 前記設定情報受信ステップにより受信された再生環境設
    定情報に基づいて、複数の配信用コンテンツの中から配
    信すべきコンテンツを選択するコンテンツ選択ステップ
    と、 前記コンテンツ選択ステップにより選択されたコンテン
    ツを前記クライアント装置に送信するコンテンツ送信ス
    テップとをコンピュータに実行させることを特徴とする
    配信プログラム。
  13. 【請求項13】 メディアデータ再生のための複数の再
    生リソースを選択的に利用可能なクライアント装置で実
    行されるクライアントプログラムあって、 前記再生リソースの設定状態を示す再生環境設定情報を
    作成する設定情報作成ステップと、 再生リソース毎に予め所定の推奨情報が対応して登録さ
    れた推奨情報テーブルから、前記設定情報作成ステップ
    により作成された再生環境設定情報に対応する推奨情報
    を、推奨する再生リソースの設定状態を認識させるため
    の推奨情報として取得する推奨情報取得ステップとをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とするクライアント
    プログラム。
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