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JP2003307800A - 立体像を撮影、表示する装置 - Google Patents

立体像を撮影、表示する装置

Info

Publication number
JP2003307800A
JP2003307800A JP2002112824A JP2002112824A JP2003307800A JP 2003307800 A JP2003307800 A JP 2003307800A JP 2002112824 A JP2002112824 A JP 2002112824A JP 2002112824 A JP2002112824 A JP 2002112824A JP 2003307800 A JP2003307800 A JP 2003307800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex lens
image
lens group
cylindrical
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002112824A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriji Ooishi
則司 大石
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Individual
Original Assignee
Individual
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Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002112824A priority Critical patent/JP2003307800A/ja
Publication of JP2003307800A publication Critical patent/JP2003307800A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な眼鏡やビュアーを使わずに見ることの
できる立体像を、静止画、動画の両方で撮影、表示する
ことを可能にする。 【解決手段】 平面状に並んだ凸レンズを通して被写体
の像を撮影し、この像を平面状に並んだ凹レンズに投影
することで立体像を表示する。あるいは平面状に並んだ
凹レンズを通して被写体の像を撮影し、この像を平面状
に並んだ凸レンズに投影することで立体像を表示する。
また、凸レンズをシリンドリカル凸レンズに、凹レンズ
をシリンドリカル凹レンズに置き換えて同様のことを行
えば、水平面内にのみ立体像の性質をもつ立体像を撮
影、表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体像を撮影、表
示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体像を撮影、表示するには、水
平方向に所定の距離を離して置いた二台のカメラで撮影
し、偏光ガラスやカラーフィルタなどを用いた眼鏡や、
専用のビュアーを使って二枚の撮影像を左右それぞれの
目で見えるようにする方法や、レンチキュラーレンズを
使って、それぞれ異なる角度から見えるようにしたもの
がある。
【0003】また、特殊なビュアーを使わずに見ること
ができる立体像を撮影、表示する方法としては、平面状
に並んだ凸レンズ群を使って被写体の写真を撮り、同様
の凸レンズ群を使って再生するインテグラルフォトグラ
フィや、ホログラムなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】眼鏡やビュアーを使っ
て見なければならないものは、不特定の人に立体像を提
供するにははなはだ不便である。またレンチキュラーレ
ンズを使って、複数の像を異なる角度から見えるように
したものは、見る角度によって数枚の写真が切り替わっ
て見えるため、見る位置によっては二重の像が見えた
り、観察者が移動しながら見る時に不自然さを感じるこ
とがあり、また良好な観察ができる角度範囲が比較的狭
いという問題もある。
【0005】またインテグラルフォトグラフィは、撮影
機の製作が容易でない上に、そのままでは遠近の逆転し
た不自然な立体像となってしまう問題があり、ホログラ
ムは更に撮影が難しく、簡単な装置で気軽に立体像を楽
しむことは困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、平
面状に並んだ凸レンズ群と、光学絞りを備え、該凸レン
ズ群を透過した光線を撮像面上に投影する撮影レンズ
と、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮影装置
である。
【0007】本発明の請求項2は、平面状に並んだ凸レ
ンズ群と、該凸レンズ群に面し、これを透過した光線を
集束する凸レンズないしフレネル凸レンズと、光学絞り
を備え、該集束光を撮像面上に投影する撮影レンズと、
撮像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮影装置であ
る。
【0008】本発明の請求項3は、平面状に並んだ凸レ
ンズ群と、該凸レンズ群に面し、これを透過した光線を
集束する凸レンズないしフレネル凸レンズと、該集束レ
ンズから、該集束レンズの焦点距離だけ離れた位置に光
学絞りを備え、該集束光を撮像面上に投影する撮影レン
ズと、撮像面に置かれた撮像手段からなり、該凸レンズ
群と集束レンズ間の距離を変えて焦点位置を調整するす
る事を可能とした立体像撮影装置である。
【0009】本発明の請求項4は、請求項1〜3の立体
像撮影装置の凸レンズ群の前方、すなわち撮像面と反対
の側に凸レンズないしフレネル凸レンズを置き、被写体
の像を該レンズによって該凸レンズ群上に投影すること
を特徴とする立体像撮影装置である。
【0010】本発明の請求項5は、請求項1〜4による
撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュータグラ
フィックスによって作成した像を記録した透過光制御手
段と、該透過光制御手段と平行な面上に並んだ点光源群
からなり、該記録像の該記録像を作成する際に用いた凸
レンズ群の各凸レンズによる像と該点光源群の各点光源
の位置関係は、該各凸レンズと該各凸レンズによる光学
絞りの像との位置関係と相似形であり、該点光源群の光
が該透過光制御手段を通って観察されることで立体像を
再生する立体像表示装置である。
【0011】本発明の請求項6は、点光源の光を、凸レ
ンズないしフレネル凸レンズを通して平行光ないし集束
光とし、さらに平面状に並んだ凸レンズ群を通して平面
状に並んだ多数の点光源像を作成し、これを点光源群と
して利用することを特徴とする請求項5に記載の立体像
表示装置である。
【0012】本発明の請求項7は、点光源の光を、凸レ
ンズないしフレネル凸レンズを通して平行光ないし集束
光とし、請求項1〜4による撮影像ないし同様の光学系
を仮定してコンピュータグラフィックスによって作成し
た像を記録した透過光制御手段を通し、さらに該透過光
制御手段と平行な平面状に並んだ凹レンズ群を通して立
体像を再生する装置であって、該記録像作成時に用いた
凸レンズ群の各凸レンズによる像が該凹レンズ群の各凹
レンズに投影され、該記録像作成時における該各凸レン
ズと該各凸レンズによる光学絞りの像の位置関係が、該
各凹レンズと該各凹レンズによる点光源の像の位置関係
と相似形であることを特徴とする立体像表示装置であ
る。
【0013】本発明の請求項8は、点光源をバックライ
トに使い、請求項1〜4による撮影像ないし同様の光学
系を仮定してコンピュータグラフィックスによって作成
した像を記録した透過光制御手段の像を投影するプロジ
ェクターによって、該記録像を平面状に並んだ凹レンズ
群上に投影し、該凹レンズ群の透過光によって立体像を
再生する装置であって、該凹レンズ群のプロジェクター
側には、凸レンズないしフレネル凸レンズが置かれ、プ
ロジェクターからの投影光を平行光ないし集束光とし、
該記録像作成時に用いた凸レンズ群の各凸レンズによる
像が該凹レンズ群の各凹レンズに投影され、該記録像作
成時における該各凸レンズと該各凸レンズによる光学絞
りの像の位置関係が、該各凹レンズと該各凹レンズによ
る点光源の像の位置関係と相似形であることを特徴とす
る立体像表示装置である。
【0014】本発明の請求項9は、板状の透明導光体
と、該導光体の端面に置かれた光源と、該導光体の一方
の面に面して置かれた、請求項1〜4による撮影像ない
し同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックス
によって作成した像を記録した第一の透過光制御手段
と、該導光体の他方の面に面して置かれた、第二の透過
光制御手段からなり、該導光体の第二の透過光制御手段
側の面には、光を拡散反射する点群が形成され、これを
点光源群として利用する請求項5に記載の立体像表示装
置であって、かつ第二の透過光制御手段には、第一の透
過光制御手段の対面する位置の光線透過率を、該点群の
間隔で平均化したものに反比例する透過率分布が形成さ
れていることを特徴とする立体像表示装置である。
【0015】本発明の請求項10は、板状の透明導光体
と、該導光体の端面に置かれた光源と、該導光体の一方
の面に面して置かれた、請求項1〜4による撮影像ない
し同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックス
によって作成した像を記録した透過光制御手段とからな
り、該導光体の他方の面には、光を拡散反射する点群が
形成され、これを点光源群として利用する請求項5に記
載の立体像表示装置であって、かつ該透過光制御手段に
は、該記録像作成時に用いた凸レンズ群の各凸レンズに
よる個々の像の間に隙間を持ち、この隙間の光線透過率
は、近接する像の透過率との面積を重みとした平均が、
透過光制御手段の全面において一定になるように調整さ
れていることを特徴とする立体像表示装置である。
【0016】本発明の請求項11は、平面状に並んだ凹
レンズ群と、光学絞りを備え、該凹レンズ群を透過した
光線を撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置か
れた撮像手段からなる立体像撮影装置である。
【0017】本発明の請求項12は、平面状に並んだ凹
レンズ群と、該凹レンズ群に面し、これを透過した光線
を集束する凸レンズないしフレネル凸レンズと、光学絞
りを備え、該集束光を撮像面上に投影する撮影レンズ
と、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮影装置
である。
【0018】本発明の請求項13は、平面状に並んだ凹
レンズ群と、該凹レンズ群に面し、これを透過した光線
を集束する凸レンズないしフレネル凸レンズと、該集束
レンズから、該集束レンズの焦点距離だけ離れた位置に
光学絞りを備え、該集束光を撮像面上に投影する撮影レ
ンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなり、該凹レン
ズ群と集束レンズ間の距離を変えて焦点位置を調整する
する事を可能とした立体像撮影装置である。
【0019】本発明の請求項14は、請求項11〜13
の立体像撮影装置の凹レンズ群の前方、すなわち撮像面
と反対の側に凸レンズないしフレネル凸レンズを置き、
被写体の像を該レンズによって該凹レンズ群上に投影す
ることを特徴とする立体像撮影装置である。
【0020】本発明の請求項15は、点光源の光を、凸
レンズないしフレネル凸レンズを通して平行光ないし集
束光とし、請求項11〜14による撮影像ないし同様の
光学系を仮定してコンピュータグラフィックスによって
作成した像を記録した透過光制御手段を通し、さらに該
透過光制御手段と平行な平面状に並んだ凸レンズ群を通
して立体像を再生する装置であって、該記録像作成時に
用いた凹レンズ群の各凹レンズによる像が該凸レンズ群
の各凸レンズに投影され、該記録像作成時における該各
凹レンズと該各凹レンズによる光学絞りの像の位置関係
が、該各凸レンズと該各凸レンズによる点光源の像の位
置関係と相似形であることを特徴とする立体像表示装置
である。
【0021】本発明の請求項16は、点光源をバックラ
イトに使い、請求項11〜14による撮影像ないし同様
の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスによっ
て作成した像を記録した透過光制御手段の像を投影する
プロジェクターによって、該記録像を平面状に並んだ凸
レンズ群上に投影し、該凸レンズ群の透過光によって立
体像を再生する装置であって、該凸レンズ群のプロジェ
クター側には、凸レンズないしフレネル凸レンズが置か
れ、プロジェクターからの投影光を平行光ないし集束光
とし、該記録像作成時に用いた凹レンズ群の各凹レンズ
による像が該凸レンズ群の各凸レンズに投影され、該記
録像作成時における該各凹レンズと該各凹レンズによる
光学絞りの像の位置関係が、該各凸レンズと該各凸レン
ズによる点光源の像の位置関係と相似形であることを特
徴とする立体像表示装置である。
【0022】本発明の請求項17は、請求項11〜14
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した平面
と、該面に平行に置かれたピンホール群を有する遮光板
からなる装置であって、該記録像の該記録像を作成する
際に用いた凹レンズ群の各凹レンズによる像と、該ピン
ホール群の各ピンホールの位置関係は、該各凹レンズと
該各凹レンズによる光学絞りの像との位置関係と相似形
であり、該ピンホール群の透過光によって立体像を再生
することを特徴とする立体像表示装置である。
【0023】本発明の請求項18は、請求項11〜14
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した平面
と、これに面した平面状に並んだ凸レンズ群からなる装
置であって、該記録像の該記録像を作成する際に用いた
凹レンズ群の各凹レンズによる像と、該凸レンズ群の各
凸レンズの中心の位置関係は、該各凹レンズと該各凹レ
ンズによる光学絞りの像との位置関係と相似形であり、
該凸レンズ群を通して該記録像をみることで立体像が見
えることを特徴とする立体像表示装置である。
【0024】本発明の請求項19は、請求項11〜14
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した平面
と、平面状に間隔をあけて並んだ凸レンズ群と、該凸レ
ンズの間を通過する光を遮る遮光手段を有する装置であ
って、該記録像の該記録像を作成する際に用いた凹レン
ズ群の各凹レンズによる像と、該凸レンズ群の各凸レン
ズの中心の位置関係は、該各凹レンズと該各凹レンズに
よる光学絞りの像との位置関係と相似形であり、該凸レ
ンズ群を通して該記録像をみることで立体像が見えるこ
とを特徴とする立体像表示装置である。
【0025】本発明の請求項20は、平面状に並んだ凸
レンズ群ないし凹レンズ群と、光学絞りを備え、該凸レ
ンズ群ないし凹レンズ群を透過した光線を投影する投影
レンズと、投影面に置かれた平面状に並んだ凹レンズ群
ないし凸レンズ群とを有する装置であり、先の凸レンズ
群ないし凹レンズ群の投影レンズ側と、後の凹レンズ群
ないし凸レンズ群の投影レンズ側の少なくともいずれか
一方には凸レンズないしフレネル凸レンズが置かれ、先
の凸レンズ群ないし凹レンズ群の各々のレンズの像が、
後の凹レンズ群ないし凸レンズ群の各々のレンズに投影
されることを特徴とする立体像伝送装置である。
【0026】本発明の請求項21は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凸レンズ群と、光学絞り
を備え、該シリンドリカル凸レンズ群を透過した光線を
撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮
像手段からなる立体像撮影装置である。
【0027】本発明の請求項22は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凸レンズ群と、該シリン
ドリカル凸レンズ群に面し、これを透過した光線を集束
する凸レンズないしフレネル凸レンズと、一つの光学絞
り、ないし縦と横の二つのスリットと、光学絞りないし
縦横のスリットを通った該集束光を撮像面上に投影する
撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体
像撮影装置である。
【0028】本発明の請求項23は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凸レンズ群と、該シリン
ドリカル凸レンズ群に面し、これを透過した光線を集束
する凸レンズないしフレネル凸レンズと、該集束レンズ
から、該集束レンズの焦点距離だけ離れた位置に置かれ
た縦のスリットと、該集束レンズと縦のスリットの間に
置かれた横のスリットと、該スリットを通った光を撮像
面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手
段からなる立体像撮影装置である。
【0029】本発明の請求項24は、請求項21〜23
の立体像撮影装置のシリンドリカル凸レンズ群の前方、
すなわち撮像面と反対の側に凸レンズないしフレネル凸
レンズを置き、被写体の像を該レンズによって該シリン
ドリカル凸レンズ群上に投影することを特徴とする立体
像撮影装置である。
【0030】本発明の請求項25は、請求項21〜24
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した透過光
制御手段と、該透過光制御手段と平行な面上に並んだ線
光源群からなり、該記録像の該記録像を作成する際に用
いたシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レ
ンズによる像と該線光源群の各線光源の位置関係は、該
各シリンドリカル凸レンズと該各シリンドリカル凸レン
ズによる光学絞りないし縦スリットの像との位置関係と
相似形であり、該線光源群の光が該透過光制御手段を通
って観察されることで立体像を再生する立体像表示装置
である。
【0031】本発明の請求項26は、点光源ないし縦に
細長い光源の光を、凸レンズないしフレネル凸レンズを
通して平行性ないし集束性をもった光線とし、請求項2
1〜24による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコ
ンピュータグラフィックスによって作成した像を記録し
た透過光制御手段を通し、さらに該透過光制御手段と平
行な平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル凹
レンズ群を通して立体像を再生する装置であって、少な
くとも光源に点光源を用いる場合には、該シリンドリカ
ル凹レンズ群の後に、光線を縦に拡散するレンチキュラ
ーレンズが置かれ、該記録像作成時に用いたシリンドリ
カル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズによる像が
該シリンドリカル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レン
ズに投影され、該記録像作成時における該各シリンドリ
カル凸レンズと該各シリンドリカル凸レンズによる光学
絞りないし縦スリットの像の位置関係が、該各シリンド
リカル凹レンズと該各シリンドリカル凹レンズによる光
源の像の位置関係と相似形であることを特徴とする立体
像表示装置である。
【0032】本発明の請求項27は、点光源ないし縦に
細長い光源をバックライトに使い、請求項21〜24に
よる撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュータ
グラフィックスによって作成した像を記録した透過光制
御手段の像を投影するプロジェクターによって、該記録
像を平面状に並んだシリンドリカル凹レンズ群上に投影
し、該シリンドリカル凹レンズ群の透過光によって立体
像を再生する装置であって、少なくとも光源に点光源を
用いる場合には、該シリンドリカル凹レンズ群の後に、
光線を縦に拡散するレンチキュラーレンズが置かれ、該
シリンドリカル凹レンズ群のプロジェクター側には、凸
レンズないしフレネル凸レンズが置かれ、プロジェクタ
ーからの投影光を平行性ないし集束性をもった光線と
し、該記録像作成時に用いたシリンドリカル凸レンズ群
の各シリンドリカル凸レンズによる像が該シリンドリカ
ル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レンズに投影され、
該記録像作成時における該各シリンドリカル凸レンズと
該各シリンドリカル凸レンズによる光学絞りないし縦ス
リットの像の位置関係が、該各シリンドリカル凹レンズ
と該各シリンドリカル凹レンズによる光源の像の位置関
係と相似形であることを特徴とする立体像表示装置であ
る。
【0033】本発明の請求項28は、板状の透明導光体
と、該導光体の端面に置かれた光源と、該導光体の一方
の面に面して置かれた、請求項21〜24による撮影像
ないし同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィッ
クスによって作成した像を記録した第一の透過光制御手
段と、該導光体の他方の面に面して置かれた、第二の透
過光制御手段からなり、該導光体の第二の透過光制御手
段側の面には、光を拡散反射する線群が形成され、これ
を線光源群として利用する請求項25に記載の立体像表
示装置であって、かつ第二の透過光制御手段には、第一
の透過光制御手段の対面する位置の光線透過率を、該線
群の間隔で平均化したものに反比例する透過率分布が形
成されていることを特徴とする立体像表示装置である。
【0034】本発明の請求項29は、板状の透明導光体
と、該導光体の端面に置かれた光源と、該導光体の一方
の面に面して置かれた、請求項21〜24による撮影像
ないし同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィッ
クスによって作成した像を記録した透過光制御手段とか
らなり、該導光体の他方の面には、光を拡散反射する線
群が形成され、これを線光源群として利用する請求項2
5に記載の立体像表示装置であって、かつ該透過光制御
手段には、該記録像作成時に用いたシリンドリカル凸レ
ンズ群の各シリンドリカル凸レンズによる個々の像の間
に隙間を持ち、この隙間の光線透過率は、近接する像の
透過率との面積を重みとした平均が、透過光制御手段の
全面において一定になるように調整されていることを特
徴とする立体像表示装置である。
【0035】本発明の請求項30は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凹レンズ群と、光学絞り
を備え、該シリンドリカル凹レンズ群を透過した光線を
撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮
像手段からなる立体像撮影装置である。
【0036】本発明の請求項31は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凹レンズ群と、該シリン
ドリカル凹レンズ群に面し、これを透過した光線を集束
する凸レンズないしフレネル凸レンズと、一つの光学絞
り、ないし縦と横の二つのスリットと、該集束光を撮像
面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手
段からなる立体像撮影装置である。
【0037】本発明の請求項32は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凹レンズ群と、該シリン
ドリカル凹レンズ群に面し、これを透過した光線を集束
する凸レンズないしフレネル凸レンズと、該集束レンズ
から、該集束レンズの焦点距離だけ離れた位置に置かれ
た縦のスリットと、該集束レンズと縦のスリットの間に
置かれた横のスリットと、該集束光を撮像面上に投影す
る撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる立
体像撮影装置である。
【0038】本発明の請求項33は、請求項30〜32
の立体像撮影装置のシリンドリカル凹レンズ群の前方、
すなわち撮像面と反対の側に凸レンズないしフレネル凸
レンズを置き、被写体の像を該レンズによって該シリン
ドリカル凹レンズ群上に投影することを特徴とする立体
像撮影装置である。
【0039】本発明の請求項34は、点光源ないし縦に
細長い光源の光を、凸レンズないしフレネル凸レンズを
通して平行性ないし集束性をもった光線とし、請求項3
0〜33による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコ
ンピュータグラフィックスによって作成した像を記録し
た透過光制御手段を通し、さらに該透過光制御手段と平
行な平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル凸
レンズ群を通して立体像を再生する装置であって、少な
くとも光源に点光源を用いる場合には、該シリンドリカ
ル凸レンズ群の後に、光線を縦に拡散するレンチキュラ
ーレンズが置かれ、該記録像作成時に用いたシリンドリ
カル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レンズによる像
が、該シリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸
レンズに投影され、該記録像作成時における該各シリン
ドリカル凹レンズと該各シリンドリカル凹レンズによる
光学絞りないし縦スリットの像の位置関係が、該各シリ
ンドリカル凸レンズと該各シリンドリカル凸レンズによ
る光源の像の位置関係と相似形であることを特徴とする
立体像表示装置である。
【0040】本発明の請求項35は、点光源ないし縦に
細長い光源をバックライトに使い、請求項30〜33に
よる撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュータ
グラフィックスによって作成した像を記録した透過光制
御手段の像を投影するプロジェクターによって、該記録
像を平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル凸
レンズ群上に投影し、該シリンドリカル凸レンズ群の透
過光によって立体像を再生する装置であって、少なくと
も光源に点光源を用いる場合には、該シリンドリカル凸
レンズ群の後に、光線を縦に拡散するレンチキュラーレ
ンズが置かれ、該シリンドリカル凸レンズ群のプロジェ
クター側には、凸レンズないしフレネル凸レンズが置か
れ、プロジェクターからの投影光を平行性ないし集束性
をもった光線とし、該記録像作成時に用いたシリンドリ
カル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レンズによる像
が、該シリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸
レンズに投影され、該記録像作成時における該各シリン
ドリカル凹レンズと該各シリンドリカル凹レンズによる
光学絞りないし縦スリットの像の位置関係が、該各シリ
ンドリカル凸レンズと該各シリンドリカル凸レンズによ
る光源の像の位置関係と相似形であることを特徴とする
立体像表示装置である。
【0041】本発明の請求項36は、請求項30〜33
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した平面
と、これと平行に面して置かれたスリット群を有する遮
光板からなる装置であって、該記録像の該記録像を作成
する際に用いたシリンドリカル凹レンズ群の各シリンド
リカル凹レンズによる像と該スリット群の各スリットと
の位置関係は、該各シリンドリカル凹レンズと該各シリ
ンドリカル凹レンズによる光学絞りないし縦スリットの
像との位置関係と相似形であり、該スリット群の透過光
によって立体像を再生することを特徴とする立体像表示
装置である。
【0042】本発明の請求項37は、請求項30〜33
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した平面
と、平面状に並んだシリンドリカル凸レンズ群からなる
装置であって、該記録像の該記録像を作成する際に用い
たシリンドリカル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レン
ズによる像と該シリンドリカル凸レンズ群の各シリンド
リカル凸レンズの中心線との位置関係は、該各シリンド
リカル凹レンズと該各シリンドリカル凹レンズによる光
学絞りないし縦スリットの像との位置関係と相似形であ
り、該シリンドリカル凸レンズ群を通して該記録像を見
ることで立体像が見えることを特徴とする立体像表示装
置である。
【0043】本発明の請求項38は、請求項30〜33
による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュー
タグラフィックスによって作成した像を記録した平面
と、平面状に間隔をあけて並んだシリンドリカル凸レン
ズ群と、該シリンドリカル凸レンズの間を通過する光を
遮る遮光手段を有する装置であって、該記録像の該記録
像を作成する際に用いたシリンドリカル凹レンズ群の各
シリンドリカル凹レンズによる像と該シリンドリカル凸
レンズ群の各シリンドリカル凸レンズの中心線との位置
関係は、該各シリンドリカル凹レンズと該各シリンドリ
カル凹レンズによる光学絞りないし縦スリットの像との
位置関係と相似形であり、該シリンドリカル凸レンズ群
を通して該記録像をみることで立体像が見えることを特
徴とする立体像表示装置である。
【0044】本発明の請求項39は、平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凸レンズ群ないしシリン
ドリカル凹レンズ群と、一つの光学絞り、ないし縦と横
の二つのスリットと、該集束光を投影する投影レンズ
と、投影面に置かれた平面状に軸を縦にして横に並んだ
シリンドリカル凹レンズ群ないしシリンドリカル凸レン
ズ群とを有する装置であり、後のシリンドリカル凹レン
ズ群ないしシリンドリカル凸レンズ群の後に、光線を縦
に拡散するレンチキュラーレンズが置かれ、先のシリン
ドリカル凸レンズ群ないしシリンドリカル凹レンズ群の
投影レンズ側と、後のシリンドリカル凹レンズ群ないし
シリンドリカル凸レンズ群の投影レンズ側の少なくとも
いずれか一方には凸レンズないしフレネル凸レンズが置
かれ、先のシリンドリカル凸レンズ群ないしシリンドリ
カル凹レンズ群の各々のシリンドリカルレンズの像が、
後のシリンドリカル凹レンズ群ないしシリンドリカル凸
レンズ群の各々のシリンドリカルレンズレンズに投影さ
れることを特徴とする立体像伝送装置である。
【0045】本発明の請求項40は、請求項1〜4にお
ける平面状に並んだ凸レンズ群を、該平面に平行な方向
に移動させる手段を有する装置により、該凸レンズ群を
移動させつつ複数の像を時分割で撮影することを特徴と
する請求項1〜4の立体像撮影装置である。
【0046】本発明の請求項41は、請求項5における
点光源群を、該点光源群の並ぶ面に平行な方向に移動さ
せる手段を有する装置により、透過光制御手段上の像
を、該点光源群を移動させつつ切替え、複数の像を時分
割で表示することを特徴とする請求項5の立体像表示装
置である。
【0047】本発明の請求項42は、請求項7,8にお
ける平面状に並んだ凹レンズ群を、該平面に平行な方向
に移動させる手段を有する装置により、透過光制御手段
上の像を、該凹レンズ群を移動させつつ切替え、複数の
像を時分割で表示することを特徴とする請求項7,8の
立体像表示装置である。
【0048】本発明の請求項43は、請求項11〜14
における平面状に並んだ凹レンズ群を、該平面に平行な
方向に移動させる手段を有する装置により、該凹レンズ
群を移動させつつ複数の像を時分割で撮影することを特
徴とする請求項11〜14の立体像撮影装置である。
【0049】本発明の請求項44は、請求項15,1
6,18,19における平面状に並んだ凸レンズ群を、
該平面に平行な方向に移動させる手段を有する装置によ
り、透過光制御手段上の像を、該凸レンズ群を移動させ
つつ切替え、複数の像を時分割で表示することを特徴と
する請求項15,16,18,19の立体像表示装置で
ある。
【0050】本発明の請求項45は、請求項17におけ
るピンホール群を有する遮光板を、該板面に平行な方向
に移動させる手段を有する装置により、記録面上の像
を、該遮光板を移動させつつ切替え、複数の像を時分割
で表示することを特徴とする請求項17の立体像表示装
置である。
【0051】本発明の請求項46は、請求項21〜24
における平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカ
ル凸レンズ群を、該平面に平行で、該シリンドリカル凸
レンズの軸に垂直な方向に移動させる手段を有する装置
により、該シリンドリカル凸レンズ群を移動させつつ複
数の像を時分割で撮影することを特徴とする請求項21
〜24の立体像撮影装置である。
【0052】本発明の請求項47は、請求項25におけ
る線光源群を、該線光源群の並ぶ面に平行で、該線光源
に垂直な方向に移動させる手段を有する装置により、透
過光制御手段上の像を、該線光源群を移動させつつ切替
え、複数の像を時分割で表示することを特徴とする請求
項25の立体像表示装置である。
【0053】本発明の請求項48は、請求項26,27
における平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカ
ル凹レンズ群を、該平面に平行で、該シリンドリカル凹
レンズの軸に垂直な方向に移動させる手段を有する装置
により、透過光制御手段上の像を、該シリンドリカル凹
レンズ群を移動させつつ切替え、複数の像を時分割で表
示することを特徴とする請求項26,27の立体像表示
装置である。
【0054】本発明の請求項49は、請求項30〜33
における平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカ
ル凹レンズ群を、該平面に平行で、該シリンドリカル凹
レンズの軸に垂直な方向に移動させる手段を有する装置
により、該シリンドリカル凹レンズ群を移動させつつ複
数の像を時分割で撮影することを特徴とする請求項30
〜33の立体像撮影装置である。
【0055】本発明の請求項50は、請求項34,3
5,37,38における平面状に軸を縦にして横に並ん
だシリンドリカル凸レンズ群を、該平面に平行で、該シ
リンドリカル凸レンズの軸に垂直な方向に移動させる手
段を有する装置により、透過光制御手段上の像を、該シ
リンドリカル凸レンズ群を移動させつつ切替え、複数の
像を時分割で表示することを特徴とする請求項34,3
5,37,38の立体像表示装置である。
【0056】本発明の請求項51は、請求項36におけ
るスリット群を有する遮光板を、該板面に平行で、該ス
リットに垂直な方向に移動させる手段を有する装置によ
り、記録面上の像を、該遮光板を移動させつつ切替え、
複数の像を時分割で表示することを特徴とする請求項3
6の立体像表示装置である。
【0057】本発明の請求項52は、平面状に並んだ第
一の凸レンズ群と、該凸レンズ群に平行に並んだ第二の
凸レンズ群と、第二の凸レンズ群に面し、これを透過し
た光線を集束する凸レンズないしフレネル凸レンズと、
該集束レンズから、該集束レンズの焦点距離だけ離れた
複数の異なる位置に、光学絞りを備えた複数の撮影レン
ズと、それぞれの撮影レンズの投影面に置かれた撮像手
段からなり、第一の凸レンズ群を構成する各凸レンズと
第二の凸レンズ群を構成する各凸レンズは一対一に対応
し、第二の凸レンズ群の各凸レンズは第一の凸レンズ群
の各凸レンズから、第一の凸レンズ群の各凸レンズの焦
点距離だけ離れた位置にあることを特徴とする立体像撮
影装置である。
【0058】本発明の請求項53は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズから焦点距離だけ離れた、
異なる位置に置かれた複数の点光源と、該レンズの点光
源とは反対の側に面する、平面状に並んだ第一の凸レン
ズ群と、該凸レンズ群に平行に並んだ第二の凸レンズ群
と、第二の凸レンズ群に面して置かれた透過光制御手段
とからなり、且つ第一の凸レンズ群を構成する各凸レン
ズと第二の凸レンズ群を構成する各凸レンズは一対一に
対応し、第一の凸レンズ群の各凸レンズは第二の凸レン
ズ群の各凸レンズから、第二の凸レンズ群の各凸レンズ
の焦点距離だけ離れた位置にあり、該透過光制御手段に
形成する像を切り替えつつ、該点光源を一つずつ発光さ
せることを特徴とする立体像表示装置である。
【0059】本発明の請求項54は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズから焦点距離だけ離れた、
異なる位置に置かれた複数の点光源と、該レンズの点光
源とは反対の側に面して置かれた透過光制御手段と、さ
らに該透過光制御手段に平行に平面状に並んだ第一の凸
レンズ群と、該凸レンズ群に平行に並んだ第二の凸レン
ズ群とからなり、且つ第一の凸レンズ群を構成する各凸
レンズと第二の凸レンズ群を構成する各凸レンズは一対
一に対応し、第一の凸レンズ群の各凸レンズは第二の凸
レンズ群の各凸レンズから、第二の凸レンズ群の各凸レ
ンズの焦点距離だけ離れた位置にあり、該透過光制御手
段に形成する像を切り替えつつ、該点光源を一つずつ発
光させることを特徴とする立体像表示装置である。
【0060】本発明の請求項55は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズに面して平面状に並んだ第
一の凸レンズ群と、該凸レンズ群に平行に並んだ第二の
凸レンズ群と、該凸レンズないしフレネル凸レンズの側
から該レンズを通して第一の凸レンズ群上に像を投影す
る複数のプロジェクターからなる装置であって、第一の
凸レンズ群を構成する各凸レンズと第二の凸レンズ群を
構成する各凸レンズは一対一に対応し、第一の凸レンズ
群の各凸レンズは第二の凸レンズ群の各凸レンズから、
第二の凸レンズ群の各凸レンズの焦点距離だけ離れた位
置にあり、且つ複数のプロジェクターはそれぞれ点光源
をバックライトとし、該点光源の像が、該凸レンズない
しフレネル凸レンズから、該凸レンズないしフレネル凸
レンズの焦点距離だけ離れた、それぞれ異なる位置に結
ぶように配置されることを特徴とする立体像表示装置で
ある。
【0061】本発明の請求項56は、平面状に軸を縦に
して横に並んだ第一のシリンドリカル凸レンズ群と、該
シリンドリカル凸レンズ群に平行に並んだ第二のシリン
ドリカル凸レンズ群と、第二のシリンドリカル凸レンズ
群に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズない
しフレネル凸レンズと、該集束レンズから、該集束レン
ズの焦点距離だけ離れた、横方向に異なる位置に、それ
ぞれ縦スリットを持ち、該縦スリットより該集束レンズ
側ないし撮像面側に横スリットを備えた複数の撮影レン
ズと、それぞれの撮影レンズの投影面に置かれた撮像手
段からなり、第一のシリンドリカル凸レンズ群を構成す
る各シリンドリカル凸レンズと第二のシリンドリカル凸
レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レンズは一対一
に対応し、第二のシリンドリカル凸レンズ群の各シリン
ドリカル凸レンズは第一のシリンドリカル凸レンズ群の
各シリンドリカル凸レンズから、第一のシリンドリカル
凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズの焦点距離だけ
離れた位置にあることを特徴とする立体像撮影装置であ
る。
【0062】本発明の請求項57は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズから焦点距離だけ離れた、
横方向に異なる位置に置かれた複数の点光源ないし縦に
細長い光源と、該レンズの該光源とは反対の側に面す
る、平面状に軸を縦にして横に並んだ第一のシリンドリ
カル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レンズ群に平行
に並んだ第二のシリンドリカル凸レンズ群と、第二のシ
リンドリカル凸レンズ群に面して置かれた透過光制御手
段を有する装置であって、少なくとも光源に点光源を用
いる場合には、該透過光制御手段に面して、光線を縦に
拡散するレンチキュラーレンズが置かれ、且つ第一のシ
リンドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル凸
レンズと第二のシリンドリカル凸レンズ群を構成する各
シリンドリカル凸レンズは一対一に対応し、第一のシリ
ンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズは第
二のシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レ
ンズから、第二のシリンドリカル凸レンズ群の各シリン
ドリカル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置にあり、該
透過光制御手段に形成する像を切り替えつつ、該光源を
一つずつ発光させることを特徴とする立体像表示装置で
ある。
【0063】本発明の請求項58は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズから焦点距離だけ離れた、
横方向に異なる位置に置かれた複数の点光源ないし縦に
細長い光源と、該レンズの該光源とは反対の側に面して
置かれた透過光制御手段と、さらに該透過光制御手段に
平行に平面状に軸を縦にして横に並んだ第一のシリンド
リカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レンズ群に平
行に並んだ第二のシリンドリカル凸レンズ群を有する装
置であって、少なくとも光源に点光源を用いる場合に
は、第二のシリンドリカル凸レンズ群に面して、光線を
縦に拡散するレンチキュラーレンズが置かれ、且つ第一
のシリンドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカ
ル凸レンズと第二のシリンドリカル凸レンズ群を構成す
る各シリンドリカル凸レンズは一対一に対応し、第一の
シリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズ
は第二のシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル
凸レンズから、第二のシリンドリカル凸レンズ群の各シ
リンドリカル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置にあ
り、該透過光制御手段に形成する像を切り替えつつ、該
光源を一つずつ発光させることを特徴とする立体像表示
装置である。
【0064】本発明の請求項59は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズに面した平面状に軸を縦に
して横に並んだ第一のシリンドリカル凸レンズ群と、該
シリンドリカル凸レンズ群に平行に並んだ第二のシリン
ドリカル凸レンズ群と、該凸レンズないしフレネル凸レ
ンズの側から該レンズを通して第一のシリンドリカル凸
レンズ群上に像を投影する複数のプロジェクターからな
る装置であって、第一のシリンドリカル凸レンズ群を構
成する各シリンドリカル凸レンズと第二のシリンドリカ
ル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レンズは一
対一に対応し、第一のシリンドリカル凸レンズ群の各シ
リンドリカル凸レンズは第二のシリンドリカル凸レンズ
群の各シリンドリカル凸レンズから、第二のシリンドリ
カル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズの焦点距離
だけ離れた位置にあり、且つ複数のプロジェクターはそ
れぞれ点光源ないし縦に細長い光源をバックライトと
し、該光源の像が、該凸レンズないしフレネル凸レンズ
から、該凸レンズないしフレネル凸レンズの焦点距離だ
け離れた、横方向に異なる位置にそれぞれ結ぶように配
置され、少なくともプロジェクターの光源に点光源を用
いる場合には、第二のシリンドリカル凸レンズ群に面し
て、光線を縦に拡散するレンチキュラーレンズが置かれ
ることを特徴とする立体像表示装置である。
【0065】本発明の請求項60は、平面ブラウン管
と、該平面ブラウン管の表示面に面して平行に置かれた
透過光制御手段からなる装置であって、該平面ブラウン
管の表示面に輝点群を表示することで請求項5の立体表
示装置を実現でき、さらに該輝点群を移動させることで
請求項41の立体表示装置とすることができ、また該表
示面に縦の輝線群を表示することで請求項25の立体表
示装置を実現でき、さらに該輝線群を移動させることで
請求項47の立体表示装置とすることができることを特
徴とする立体像表示装置である。
【0066】本発明の請求項61は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズに面した平面状に並んだ凸
レンズ群と、該凸レンズ群に面して平行に並んだ第一の
凹レンズ群と、該凹レンズ群に面して平行に並んだ第二
の凹レンズ群と、該凸レンズないしフレネル凸レンズの
側から該レンズを通して該凸レンズ群上に像を投影する
複数のプロジェクターからなり、該プロジェクターはそ
れぞれ点光源をバックライトとし、該点光源の像が、該
凸レンズないしフレネル凸レンズから、該凸レンズない
しフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れた、それぞれ異
なる位置に結ぶように配置される装置であって、該凸レ
ンズ群を構成する各凸レンズには、第一の凹レンズ群
の、該プロジェクターの数に等しい凹レンズが対応し、
各凹レンズの所定の平行光に対する焦点が、該凸レンズ
群の対応する凸レンズによる各プロジェクターの点光源
の像に一致することで、各プロジェクターの投影光を進
行方向が一致する平行光とし、該平行光のそれぞれが第
二の凹レンズ群の各凹レンズに入射して、拡散する透過
光となることを特徴とする立体像表示装置である。
【0067】本発明の請求項62は、平面状に並んだ第
一の凹レンズ群と、第一の凹レンズ群に面して平行に並
んだ第二の凹レンズ群と、第二の凹レンズ群に面して平
行に並んだ凸レンズ群と、これを透過した光線を集束す
る凸レンズないしフレネル凸レンズと、該集束レンズか
ら、該集束レンズの焦点距離だけ離れた複数の異なる位
置に、光学絞りを備えた複数の撮影レンズと、それぞれ
の撮影レンズの投影面に置かれた撮像手段からなり、該
凸レンズ群を構成する各凸レンズには、第二の凹レンズ
群の、該撮影レンズの数に等しい凹レンズが対応し、各
凹レンズの所定の平行光に対する焦点が該凸レンズ群の
対応する凸レンズによる、各撮影レンズの光学絞りの像
に一致することで、該平行光が各撮影レンズに分割入射
するようにし、さらに第一の凹レンズ群を構成する各凹
レンズと第二の凹レンズ群を構成する各凹レンズは該平
行光によって一対一に対応することを特徴とする立体像
撮影装置である。
【0068】本発明の請求項63は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズに面した平面状に並んだ凸
レンズ群と、該凸レンズ群に面して平行に並んだ凹レン
ズ群と、該凹レンズ群に面して平行に凸レンズと凹レン
ズが交互に並んだ第三のレンズ群と、該凸レンズないし
フレネル凸レンズの側から該レンズを通して該凸レンズ
群上に像を投影する少なくとも一つのプロジェクター
と、該凸レンズないしフレネル凸レンズから、該凸レン
ズないしフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置に
光学絞りを備えた、少なくとも一つの撮影レンズと、撮
影レンズの投影面に置かれた撮像手段からなり、該プロ
ジェクターはそれぞれ点光源をバックライトとし、該点
光源の像が、該凸レンズないしフレネル凸レンズから、
該凸レンズないしフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れ
た位置に結ぶように配置される装置であって、該凸レン
ズ群を構成する各凸レンズには、該凹レンズ群の、該プ
ロジェクターの数と該撮影カメラの数の和に等しい凹レ
ンズが対応し、各凹レンズの所定の平行光に対する焦点
が該凸レンズ群の対応する凸レンズによる、該プロジェ
クターの点光源の像と該撮影レンズの光学絞りの像にそ
れぞれ一致することで、各プロジェクターの投影光を進
行方向が一致する平行光とするとともに、進行方向が逆
の平行光が各撮影レンズに分割入射し、該凹レンズ群の
該プロジェクターの投影光が通過する各凹レンズは、各
投影光が第三のレンズ群の各凸レンズないし各凹レンズ
のいずれかに入射するように一対一に対応し、該凹レン
ズ群の該撮影レンズに入射する光線が通過する各凹レン
ズは、該平行光により第三のレンズ群の各凹レンズない
し各凸レンズの、該プロジェクターの投影光とは異なる
方と一対一に対応することで、立体像の表示と撮影を同
時に行うことを特徴とする立体像表示撮影装置である。
【0069】本発明の請求項64は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズに面した平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凸レンズ群と、該シリン
ドリカル凸レンズ群に面して平行に並んだ第一のシリン
ドリカル凹レンズ群と、該シリンドリカル凹レンズ群に
面して平行に並んだ第二のシリンドリカル凹レンズ群
と、該凸レンズないしフレネル凸レンズの側から該レン
ズを通して該シリンドリカル凸レンズ群上に像を投影す
る複数のプロジェクターからなり、該プロジェクターは
それぞれ点光源ないし縦に細長い光源をバックライトと
し、該光源の像が、該凸レンズないしフレネル凸レンズ
から、該凸レンズないしフレネル凸レンズの焦点距離だ
け離れた、横方向に異なる位置に結ぶように配置される
装置であって、少なくとも該プロジェクターの光源に点
光源を用いる場合には、第二のシリンドリカル凹レンズ
群の後に、光線を縦に拡散するレンチキュラーレンズが
置かれ、該シリンドリカル凸レンズ群を構成する各シリ
ンドリカル凸レンズには、第一のシリンドリカル凹レン
ズ群の、該プロジェクターの数に等しいシリンドリカル
凹レンズが対応し、各シリンドリカル凹レンズの所定の
平行光に対する線状の像が該シリンドリカル凸レンズ群
の対応するシリンドリカル凸レンズによる、各プロジェ
クターの光源の像に一致することで、各プロジェクター
の投影光をシリンドリカルレンズの軸に垂直な面内で平
行性を持った光線とし、該光線のそれぞれが第二のシリ
ンドリカル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レンズに入
射して、拡散する透過光となることを特徴とする立体像
表示装置である。
【0070】本発明の請求項65は、平面状に軸を縦に
して横に並んだ並んだ第一のシリンドリカル凹レンズ群
と、第一のシリンドリカル凹レンズ群に面して平行に並
んだ第二のシリンドリカル凹レンズ群と、第二のシリン
ドリカル凹レンズ群に面して平行に並んだシリンドリカ
ル凸レンズ群と、これを透過した光線を集束する凸レン
ズないしフレネル凸レンズと、該集束レンズから、該集
束レンズの焦点距離だけ離れた複数の横方向に異なる位
置に縦スリットを持ち、該縦スリットより該集束レンズ
側ないし撮像面側に横スリットを備えた複数の撮影レン
ズと、それぞれの撮影レンズの投影面に置かれた撮像手
段からなり、該シリンドリカル凸レンズ群を構成する各
シリンドリカル凸レンズには、第二のシリンドリカル凹
レンズ群の、該撮影レンズの数に等しいシリンドリカル
凹レンズが対応し、各シリンドリカル凹レンズの所定の
平行光に対する線状の像が該シリンドリカル凸レンズ群
の対応するシリンドリカル凸レンズによる、各撮影レン
ズの縦スリットの像に一致することで、シリンドリカル
レンズの軸に垂直な面内に平行性をもって第二のシリン
ドリカル凹レンズ群に入射する光線が、各撮影レンズに
分割入射するようにし、第一のシリンドリカル凹レンズ
群を構成する各シリンドリカル凹レンズと第二のシリン
ドリカル凹レンズ群を構成する各シリンドリカル凹レン
ズは該光線によって一対一に対応することを特徴とする
立体像撮影装置である。
【0071】本発明の請求項66は、凸レンズないしフ
レネル凸レンズと、該レンズに面した平面状に軸を縦に
して横に並んだシリンドリカル凸レンズ群と、該シリン
ドリカル凸レンズ群に面して平行に並んだシリンドリカ
ル凹レンズ群と、該シリンドリカル凹レンズ群に面して
平行にシリンドリカル凸レンズとシリンドリカル凹レン
ズが交互に並んだ第三のシリンドリカルレンズ群と、該
凸レンズないしフレネル凸レンズの側から該レンズを通
して該シリンドリカル凸レンズ群上に像を投影する少な
くとも一つのプロジェクターと、該凸レンズないしフレ
ネル凸レンズから、該凸レンズないしフレネル凸レンズ
の焦点距離だけ離れた位置に縦スリットを持ち、該縦ス
リットより該集束レンズ側ないし撮像面側に横スリット
を備えた、少なくとも一つの撮影レンズと、撮影レンズ
の投影面に置かれた撮像手段からなり、該プロジェクタ
ーは縦に細長い光源をバックライトとし、該光源の像
が、該凸レンズないしフレネル凸レンズから、該凸レン
ズないしフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置に
結ぶように配置される装置であって、該シリンドリカル
凸レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レンズには、
該シリンドリカル凹レンズ群の、該プロジェクターの数
と該撮影レンズの数の和に等しいシリンドリカル凹レン
ズが対応し、各シリンドリカル凹レンズの所定の平行光
に対する線状の像が該シリンドリカル凸レンズ群の対応
するシリンドリカル凸レンズによる、該プロジェクター
の光源の像と該撮影レンズの縦スリットの像にそれぞれ
一致することで、各プロジェクターの投影光をシリンド
リカルレンズの軸に垂直な面内で平行性をもつ光線とす
るとともに、進行方向が逆で同様の平行性を持った光線
が各撮影レンズに分割入射し、該シリンドリカル凹レン
ズ群の該プロジェクターの投影光が通過する各シリンド
リカル凹レンズは、各投影光が第三のレンズ群の各シリ
ンドリカル凸レンズないし各シリンドリカル凹レンズの
いずれかに入射するように一対一に対応し、該シリンド
リカル凹レンズ群の該撮影レンズに入射する光線が通過
する各シリンドリカル凹レンズは、シリンドリカルレン
ズの軸に垂直な面内で平行性を有する光線により第三の
レンズ群の各シリンドリカル凹レンズないし各シリンド
リカル凸レンズの、該プロジェクターの投影光とは異な
る方と一対一に対応することで、立体像の表示と撮影を
同時に行うことを特徴とする立体像表示撮影装置であ
る。
【0072】
【発明の実施の形態】図1、図2に本発明請求項1の立
体像撮影装置の実施例を示す。なお以下の各実施例はそ
の光学系のみを表し、光学系を収納するケースや構造材
は機能と直接関係しないため省略する。本実施例は片面
に凸レンズ6が並んだ透明板1と、光学絞り3が開いた
遮光板2と、撮影レンズ4と撮像手段5からなり、透明
板1を通して見る被写体の像が、光学絞り3を通して撮
影レンズ4によって撮像手段5に投影される。ここで、
凸レンズ群は反対側の面に形成されたものでもよいが、
視野角の広い立体像を撮影するには本実施例のように撮
影レンズ側に形成するのがより好ましい。撮影レンズ4
と光学絞り3の位置関係は、本図とは逆に撮影レンズ4
が透明板1に近い側にあってもよいが、撮像手段5への
投影像の歪みが少なくなるように、撮影レンズ4と光学
絞りは接近して設置されるのがよい。また撮影レンズの
外枠を光学絞りとして使ってもよいし、撮影レンズは組
み合わせレンズであってもよい。さらに撮像手段5は、
感光フィルムや写真乾板あるいはCCDなどの撮像素子
である。ここでは透明板1と遮光板2、撮像手段5の各
面は平行で、これと平行にxy面をとり、これに垂直に
z軸をとる。さらにy軸が縦でxz面が水平面とする。
【0073】本実施例では、撮像手段5上に透明板1上
の凸レンズ6の像が並んだものが投影されるが、各凸レ
ンズ6の像は、光学絞り3の凸レンズによる像7を通過
する光線を、進入角の関数として表したものになる。従
って撮像手段5によって記録される像は、透明板1を通
過する光線の角度関数を、面上に並んだ多数の点におい
て表したものになるが、これが請求項1によって撮影さ
れる立体像である。
【0074】図3を使ってさらに本実施例を説明する。
本光学系では、被写体8からの光線のうち光学絞り3の
像7を通過したものだけが凸レンズ6を通って撮像手段
5上に達する。一つの凸レンズ6による像は撮像手段5
上の領域13に投影されるが、この単位像は像7を通過
する光線の角度関数となっている。ここで像7の大きさ
は光学絞り3のf2/f1倍であるため、光学絞り3を
小さくすれば像7はピンホールと見なせるほど小さくな
り、領域13の像はピンホールカメラの像と等しくなっ
て焦点深度の極めて深い像を得ることができる。立体像
を撮影する上でこのことは本質的に重要である。実際に
は光学絞り3を小さくすることは撮影感度の低下となる
ため、必要な感度を得るために必要な最小の大きさとす
ればよい。
【0075】本実施例において、ピントが合った像を得
るための条件を説明する。まず撮影レンズ4の焦点面1
0を透明板1から距離f4だけ手前にくるように設定す
る。図4ではF1の逆数とF2の逆数の和が撮影レンズ
4の焦点距離の逆数と等しくなるとき、f1−F1=f
4である。このとき被写体8の側で透明板1からf3だ
け離れた面9に焦点を合うようにするには、1/f3+
1/f4が凸レンズ6の焦点距離の逆数に等しくなれば
よい。このとき面9上の像は凸レンズ6によっていった
ん面10上の領域12に結ばれ、さらに撮影レンズ4に
よって撮像手段5上の領域13に結ばれる。
【0076】図4に本発明請求項2の立体像撮影装置の
実施例を示す。本実施例は図1に凸レンズ14を加えた
ものである。図1における透明板1と遮光板2の距離
(図3のf1)は、後で説明する立体像表示装置におけ
る表示面から観察者までの好ましい距離に対応する。従
ってこの距離は所定の大きさをとらねばならず、装置の
小型化が困難である。請求項2では図4の凸レンズ14
のように集束レンズをおくことで、図1の実施例と同様
の立体像をz方向に短い装置で撮ることが可能になる。
また図6のように集束レンズに大型で焦点距離の短いレ
ンズが容易に制作できるフレネル凸レンズ15を用いれ
ば、撮影面の大きな装置を比較的容易に制作できる。
【0077】さらに図4の装置において、光学絞り3と
凸レンズ14の距離を凸レンズ14の焦点距離に等しく
とれば請求項3の実施例となる。これを図5を用いて説
明する。光学絞り3が凸レンズ14の焦点距離に等しい
距離にあるとき、透明板1から出る平行光の成分が光学
絞り3に集束されることになるため、図5では透明板1
をz方向に移動しても、凸レンズ6に対応する領域12
のxy座標は変化せず、撮像手段5上の領域13の位置
も変わらない。一方、透明板1を動かしてf4を変化さ
せればf3が変わって焦点が合う面9を移動させること
ができる。このようにして請求項3の立体像撮影装置に
おいて、透明板1を動かすことによってピント調整する
ことができる。
【0078】図1〜図6の実施例で撮影される立体像
は、透明板1を通して見る被写体の像であるため、後に
説明する表示装置によって原則的に表示面より奥に存在
する。これに対して請求項4では、凸レンズないしフレ
ネル凸レンズで透明板1に被写体の像を投影し、この像
を請求項1〜3の立体像撮影装置で撮ることで、表示面
より手前に浮き出る立体像を撮影することができる。
【0079】図7、図8は図6の立体像撮影装置にフレ
ネル凸レンズ17を加えた請求項4の実施例である。1
/F3+1/F4が17の焦点距離の逆数に等しく、フ
レネル凸レンズ17による透明板1の像を18とする
と、本実施例では18が表示面に対応し、18と17の
間に存在する被写体が表示面より手前に存在するように
記録され、18よりz座標が小さい領域に存在する被写
体が表示面より奥にあるように記録される。ここでフレ
ネル凸レンズ17の幅が記録される立体像の視野角を決
定するため、少なくとも被写体より幅の大きなレンズが
必要とされる。従って被写体が特に小さい場合には通常
の凸レンズを使うことができるが、それ以外はF値が大
きい大型レンズを容易に制作できるフレネル凸レンズを
使用するのが好ましい。本実施例では透明板1の前にも
フレネル凸レンズ16が置かれており、これとフレネル
凸レンズ15とによって、光学絞り3の像がフレネル凸
レンズ17の中心に結ぶようにしてある。このようにす
ることでフレネル凸レンズ17の幅を最大限に有効利用
できる。なおフレネル凸レンズ15に焦点距離のより短
いものを使い、15のみで光学絞り3の像をフレネル凸
レンズ17の中心に結ぶようにすれば、フレネル凸レン
ズ16は省くことができる。
【0080】図7、図8の実施例の結像ついて図9を使
ってさらに説明する。厳密には、撮影レンズ4のピント
面10の像が、フレネル凸レンズ16、17を通じて結
ばれる面が本実施例のピント面になり、これは面18ほ
ぼ一致する。実際には光学絞り3を撮影感度が許す範囲
で可能な限り小さくとり、焦点深度を深くすれば、奥行
きの深い立体像を得ることができる。
【0081】請求項1〜4は、正の焦点距離を有する凸
レンズを並べたものを通じて撮影することを特徴とし、
得られる立体像は、後に説明する立体像表示装置によっ
て各凸レンズに対応する位置に並んだ点の集合として表
示される。このような立体像を以下「正の点描立体像」
と呼ぶこととする。正の点描立体像は、請求項1〜4の
立体像撮影装置で撮影する他、同様の光学系を仮定して
コンピュータグラフィックスの手法を使って、計算によ
って得ることもできる。コンピュータグラフィックスで
は、使用するレンズを理想レンズで置き換えたり、フレ
ネル凸レンズ17に口径の極めて大きなレンズを定義し
て視野角の大きな立体像を得ることができ。また光学絞
り3を無限小にして、焦点深度の深い立体像を得ること
ができることなど、自由度が高く有利な点が多い。この
ように本発明はコンピュータグラフィックスを使った立
体像の表示に利用することができる。
【0082】正の点描立体像は請求項5〜10の立体像
表示装置によって再生することができる。請求項5で
は、正の点描立体像を記録した透過光制御手段を、これ
と平行に並んだ点光源群によって後方より照明すること
で立体像を表示する。すなわち図2において、透明板1
を同装置を使って撮影した正の点描立体像を記録した透
過光制御手段を置き換え、光学絞り3の像7の位置に点
光源を置き、これを光学絞り3の位置から見れば、撮影
された立体像が再現されることになる。言い換えれば、
正の点描立体像を記録した透過光制御手段と平行に、各
凸レンズ6の像に一つづつ対応するように点光源群を置
き、各凸レンズ6の像と対応する点光源の位置関係が、
撮影時の各凸レンズ6と光学絞り3の像7との位置関係
と相似形になるようにすれば立体像が再現できるという
ことである。
【0083】図10、図11は請求項6の実施例であ
り、同時に請求項5の実施例でもある立体像表示装置で
ある。本実施例では電球19のフィラメント20を点光
源として用い、この光を凸レンズ21で平行光として、
凸レンズ群が形成された透明板22に入射する。このと
き透明板22の各凸レンズ24によってできるフィラメ
ント20の縮小像を点光源群として利用して透過光制御
手段23を照明し、立体像を再生している。
【0084】請求項5を使えば特殊な機能を有する薄型
立体像表示装置を実現することができる。図16、図1
7は請求項9の立体像表示装置の実施例である。本実施
例は光源43と導光体46、正の点描立体像を記録した
透過光制御手段47と第二の透過光制御手段45からな
り、これらが図16左のように組み立てられる。光源4
3は反射板44を備え、光源の光が効率よく導光体側面
に入るように工夫されている。導光体を伝わる光は、導
光体の片面に多数形成された光を拡散反射する点50で
反射され、該反射点50を点光源群とする。反射点50
は、白色のインキで微小な点を印刷して作っても良い
し、微小な凸部ないしは凹部を形成したものでも良い。
透過光制御手段47に記録された各凸レンズに対応する
単位像51と、対応する反射点50の位置関係が、正の
点描立体像を作成したときの各凸レンズと光学絞りの像
の位置関係と相似形になれば、請求項5の立体像表示装
置ができたことになる。本実施例では、導光体の反対の
面に置かれた第二の透過光制御手段45の、各単位像5
1に相対する領域48を、各単位像51の平均透過率の
逆数に比例する透過率とすることで、該装置を透過する
光線について、該装置が単純な半透明板の機能を有する
ようにしてある。本実施例のように、請求項9によれ
ば、半透明な窓に立体像表示装置の機能を持たせること
ができる。なお本実施例では第二の透過光制御手段45
に遮光部分49を設け、導光体46の反射点50を隠す
ようにしている。
【0085】さらに請求項10によっても同様の機能を
有する立体像表示装置が得られる。図16、図17の実
施例から第二の透過光制御手段45を除いた装置におい
て、透過光制御手段47には、図18に示したように正
の点描立体像の各凸レンズに対応する各像52の間に隙
間54を設け、52と54の透過光を合わせた全光線の
透過率が、すべてのセルで等しくなるようにすれば、そ
れが請求項10の実施例となる。このような実施例にお
いて、各セル内の像は細かいため、像が判別できない程
離れて見れば、光源43を消した状態の本装置は一様な
半透明板にしか見えない。本実施例では、各凸レンズの
像52は横に長い長方形をしており、レンズの光軸53
は中心よりやや下にずれている。このようにすること
で、横に広く上方にやや広い視野角を維持しつつ像52
の面積を減らし、表示点の密度を増やしており、さらに
x軸方向にピッチの半分だけ交互にずらして並べてあ
る。このような工夫により、単純に正方形の像を行列状
に並べるものに比べ画質を向上させることができる。な
おこのような正の点描立体像は、図18と同様に長方形
の凸レンズを並べたレンズ群を使うことで容易に得るこ
とができる。
【0086】正の点描立体像を表示する他の方法とし
て、請求項7の実施例を図12に示す。本装置は電球1
9のフィラメント20を点光源として用い、この光をフ
レネル凸レンズ26で平行光ないし集束光として、正の
点描立体像を記録した透過光制御手段23を照明し、透
過光は凹レンズ群が形成された透明板27に入射する。
図13は本装置の作用を示す説明図である。透過光制御
手段23上の正の点描立体像の各凸レンズに対する像
は、幅34の照明光によって透明板27の各凹レンズに
投影され、角度を広げた出射光となる。この出射光は各
凹レンズによる点光源20の像28を中心に広がる光線
とみなせるため、凹レンズと像28の位置関係が、正の
点描立体像作成時の各凸レンズと光学絞りの像の位置関
係と相似形であれば、正しく立体像30が再生できる。
特に請求項3による撮影像ないし同等の正の点描立体像
を表示する場合には、F5をフレネル凸レンズ26の焦
点距離に等しくするが、このとき26から透明板27ま
では平行光でつながれることになるため、透過光制御手
段23をz方向に動かしても透明板27へ投影される像
がずれることがない。このためf5を動かしてピント面
29の位置を調整することができる。なお図13におい
て、1/f6−1/f5は近似的に凹レンズの焦点距離
の逆数に等しく、透過光制御手段23上の点32を通過
した光は、点31から直進して点光源の像28の位置を
通過した光線33に等しくなる。
【0087】さらに大画面で立体像を楽しむためには、
プロジェクターを用いた請求項8の立体像表示装置を使
うことができる。図14に請求項8の実施例を示す。本
実施例は、バックライトである点光源20、コンデンサ
ーレンズであるフレネル凸レンズ35、正の点描立体像
を記録した透過光制御手段36と投影レンズ39とから
なるプロジェクターと、スクリーン面に置かれたフレネ
ル凸レンズ40と片面に凹レンズ群を有する透明板41
からなる。なお光学絞り38を有する遮光板37は、有
害光をカットするためのものであり、必ずしも必要では
ない。本装置において、透過光制御手段36の像が図1
2、図13における透過光制御手段23の位置に結像す
るように各要素を設置すれば、請求項7と同様の原理で
立体像が再生できる。
【0088】図19に本発明請求項11の立体像撮影装
置の実施例を示す。本実施例は片面に凹レンズが並んだ
透明板55と、光学絞り57が開いた遮光板56と、撮
影レンズ58と撮像手段59からなり、透明板55を通
して見る被写体の像が、光学絞り57を通して撮影レン
ズ58によって撮像手段59に投影される。ここで、凹
レンズ群は反対側の面に形成されたものでもよいが、視
野角の広い立体像を撮影するには本実施例のように撮影
レンズ側に形成するのがより好ましい。本実施例は、図
1に示した請求項1の実施例の透明板1の凸レンズ群
を、凹レンズ群に置き換えたものに等しく、本装置で撮
影される立体像は、図1の装置で撮影される正の点描立
体像の各凸レンズに対応する像が、上下左右に反転した
ものに等しくなる。
【0089】図20に本発明請求項12の立体像撮影装
置の実施例を示す。本実施例は図19にフレネル凸レン
ズ60を加えたものである。請求項1に対する請求項2
と同様に集束レンズをおくことで、図19の実施例と同
様の立体像をz方向に短い装置で撮ることが可能にな
る。さらに図20の装置において、光学絞り57とフレ
ネル凸レンズ60との距離を60の焦点距離に等しくと
れば請求項13の実施例となり、請求項3と同様に透明
板55をz方向に動かすことによってピント調整するこ
とができる。
【0090】この様子を図21を用いて説明する。同図
において、撮影レンズ58のピント面63を透明板55
より距離f4だけ被写体側に位置するように設定する
と、透明板55の各凹レンズによって、ピント面は1/
f3−1/f4が各凹レンズの焦点距離に等しくなる距
離f3だけ透明板55から被写体側に離れた位置に移動
する。従って透明板55をz方向に動かすことでピント
面を移動し、ピント合わせをすることができる。各凹レ
ンズによる像は、各凹レンズによる光学絞り57の像6
2に向かって放射状に入射する光線の角度分布を表して
おり、撮像手段59の領域64に投影される。領域64
の像は図5の領域13の像の上下左右を反転した像に等
しい。このように負の焦点距離を有する凹レンズ群を使
って撮影した立体像を、以下「負の点描立体像」と呼
ぶ。
【0091】さらに請求項11〜13の立体像撮影装置
では、請求項4の図7、図8に示した実施例のフレネル
凸レンズ17と同様のレンズを加えて、表示面より手前
に存在する被写体を撮影することができる。
【0092】負の点描立体像は請求項15〜19の立体
像表示装置によって再生することができる。請求項15
の実施例を図22に示す。本装置は電球19のフィラメ
ント20を点光源として用い、この光をフレネル凸レン
ズ26で平行光ないし集束光として、負の点描立体像を
記録した透過光制御手段65を照明し、透過光は凸レン
ズ群が形成された透明板66に入射する。図23は本装
置の作用を示す説明図である。透過光制御手段65上の
負の点描立体像の各凹レンズに対する像は、幅67の照
明光によって透明板66の各凸レンズに投影され、角度
を広げた出射光となる。この出射光は各凸レンズによる
点光源20の像70にいったん集束して広がるため、凸
レンズと像70の位置関係が、負の点描立体像作成時の
各凹レンズと凹レンズによる光学絞りの像の位置関係と
相似形であれば、正しく立体像30が再生できる。特に
請求項13による撮影像ないし同等の正の点描立体像を
表示する場合には、F5をフレネル凸レンズ26の焦点
距離に等しくするが、このとき26から透明板66まで
は平行光でつながれることになるため、透過光制御手段
65をz方向に動かしても透明板66へ投影される像が
ずれることがない。このためf5を調整してピント面2
9の位置を変えることができる。なお図23において、
1/f5−1/f6は近似的に66の凸レンズの焦点距
離の逆数に等しく、透過光制御手段65上の点69を通
過した光は、点31から直進して点光源の像70の位置
を通過した光線68に等しくなる。
【0093】大画面で立体像を楽しむためには、プロジ
ェクターを用いた請求項16の立体像表示装置を使うこ
とができる。図24に請求項16の実施例を示す。本実
施例は、バックライトである点光源20、コンデンサー
レンズであるフレネル凸レンズ35、負の点描立体像を
記録した透過光制御手段71と投影レンズ72とからな
るプロジェクターと、スクリーン面に置かれたフレネル
凸レンズ40と片面に凸レンズ群を有する透明板73か
らなる。なお光学絞り38を有する遮光板37は、有害
光をカットするためのものであり必ずしも必要ではな
い。本装置において、透過光制御手段71の像が図2
2、図23における透過光制御手段65の位置74に結
像するように各要素を設置すれば、請求項15と同様の
原理で立体像が再生できる。
【0094】請求項17は負の点描立体像を、これと平
行に並んだピンホール群を通して見ることで立体像を表
示する。図25,図26は請求項17による立体像表示
装置の実施例である薄型の立体像表示装置である。本実
施例は光源43と導光体76、負の点描立体像を記録し
たシート75とピンホール群を有する遮光板77からな
り、これらが図25左のように組み立てられる。光源4
3は反射板44を備え、光源の光が効率よく導光体側面
に入るように工夫されている。導光体を伝わる光は、導
光体の片面に多数形成された反射模様79で反射され、
シート75を照明する光81となる。ここでは反射模様
79は白色のインキで印刷されたものであるが、表面を
部分的に粗面化して形成しても良い。ただし反射模様7
9は遮光板77のピンホールに重なってはならない。ま
た遮光板77には透明なフィルムにピンホールに当たる
部分を除いて黒色インクを塗ったものを使っても良い。
シート75上の各凹レンズに対応する単位像78と、対
応するピンホール80の位置関係が、負の点描立体像を
作成したときの各凹レンズと光学絞りの像の位置関係と
相似形であれば、ピンホールの透過光82によって立体
像が再生される。
【0095】請求項17の立体像表示装置は、負の点描
立体像に重ねるように遮光板77が置かれるため、負の
点描立体像はブラウン管のような発光性の表示器で作ら
れるか、バックライトあるいは図25の実施例のような
照明手段を必要とする。また光の利用率が悪いので、明
るい立体像を得るのが難しいという問題点がある。これ
に対して請求項18によれば、自然照明によって立体像
を表示できる立体像表示装置が実現できる。図27、図
28は請求項18の立体像表示装置の実施例である。本
装置は負の点描立体像を記録したシート75と片面に凸
レンズ群を有する透明板83からなり、これらが図27
左のように重ねられる。透明板83の各凸レンズはシー
ト75上の各凹レンズに対応する単位像78と重なり、
凸レンズの中心と単位像78の位置関係は、負の点描立
体像を作成したときの各凹レンズと光学絞りの像の位置
関係と相似形である。各凸レンズからシート75までの
距離f5は、各凸レンズから被写体までの距離f6と、
1/f5−1/f6が凸レンズの焦点距離の逆数に等し
くなるようにする。本装置では請求項17の実施例のよ
うに遮光板に外光が遮られることがないので光線の利用
率も高く、自然照明で立体像を見ることができる。しか
しながらピンホールによる絞りの効果がないため、請求
項17に比べて焦点深度の浅い立体像となってしまうと
いう問題がある。
【0096】請求項19は請求項17と請求項18の手
法を合わせることで、請求項17より光線利用率が高
く、請求項18より焦点深度の深い立体像を表示するも
のである。請求項19の立体像表示装置は、請求項17
に使われるピンホール群を有する遮光板を、該ピンホー
ルの位置に凸レンズを有する遮光板に置き換えるもので
ある。図29は、図25,26の立体像表示装置の遮光
板77を凸レンズ群を有する遮光板85に置き換えて得
られた請求項19の立体像表示装置を、部分断面図で示
したものである。遮光板85には、請求項18の凸レン
ズ群の働きをする凸レンズ86が並び、レンズ間87は
黒色塗装で遮光してあり、凸レンズを通過する光線88
で立体像が再生される。本装置では凸レンズ86の径が
大きいほど光線利用率が高くなるが、反面、像の焦点深
度が浅くなるので、これを調整して最もバランスの良い
条件に合わせる。
【0097】図30は平面ブラウン管89を利用した請
求項19の実施例である。本装置ではブラウン管の蛍光
面91に負の点描立体像を形成し、凸レンズ93と遮光
部94を有する遮光板90を、蛍光面91に平行に置か
れている。ブラウン管によって表示される像は自由に変
えることができ、本実施例を使えば立体像の動画を表示
することができる。
【0098】請求項20は上記の立体像撮影装置と立体
像表示装置をつなげた立体像伝送装置である。請求項1
〜4において撮像手段に投影される正の点描立体像を直
接請求項8のスクリーンに投影するか、あるいは請求項
11〜14において撮像手段に投影される負の点描立体
像を直接請求項16のスクリーンに投影することで立体
像の伝送できる。図31は請求項20の実施例である。
片面に凸レンズ群を有する透明板95とフレネル凸レン
ズ96を通った光線は、光学絞り98を備えた投影レン
ズ99によって、フレネル凸レンズ100と片面に凹レ
ンズ群を有する透明板101に投影される。この投影像
は正の点描立体像であるので、請求項8と同等なスクリ
ーンで正しく表示される。本装置は、透明板101を撮
影側とし、透明板95を表示側として、負の点描立体像
を伝送する装置としても使えるため、合わせて立体像の
双方向伝送が可能である。また撮影面と表示面の大きさ
を異なるものとすれば、立体像の拡大や縮小が可能であ
る。
【0099】図32は本立体像伝送装置を使った立体カ
メラの光学系の一例である。本装置では、片面に凸レン
ズ群を有する透明板102、フレネル凸レンズ103、
光学絞り104、撮影レンズ105と撮像手段107で
正の点描立体像を撮影する立体像撮影装置を構成し、ま
た102,103,104,105と鏡106、フレネ
ル凸レンズ108、片面に凹レンズ群を有する透明板1
09によって立体像伝送装置を構成する。撮像手段10
7に投影される正の点描立体像は、そのままでは内容を
確認することが困難であるため、いったん鏡106によ
って反射し、108と109からなるスクリーンに投影
して立体像を再生し、これを見て撮影像を確認した後1
06を点線の位置に倒し、107を使って撮影すればよ
い。
【0100】なお、正ないし負の点描立体像の撮影内容
を確認する方法としては、立体像として再生する方法以
外に、平面像を抽出し確認する方法がある。図33は、
図32の108,109に置き換えて立体像から平面像
を抽出する装置である。本装置はフレネル凸レンズ10
8、ピンホール群の並んだ遮光板110、半透明板11
2とからなり、これが同図右のように重ねられる。正な
いし負の点描立体像は、撮影時の凸レンズ群ないし凹レ
ンズ群による単位像とピッチが等しいピンホール群を通
すことで、特定の角度から見た平面像となり、半透明板
112に投影される。従って本装置を図32の108,
109と置き換えれば、平面像を確認しつつ立体像を撮
影する立体カメラとなる。
【0101】人は左右の目で見る像の視差によって立体
感を感じる。従って水平方向にのみ立体像としての性質
を持っていれば、人の目には立体像として認識される。
この性質を利用し、水平方向にのみ立体像の性質を持つ
立体像を撮影、表示するのが請求項21〜39の立体像
撮影、表示装置である。
【0102】図34は請求項21による立体像撮影装置
の実施例である。本実施例は片面に軸を縦にして横に並
んだシリンドリカル凸レンズ群を形成した透明板113
と、光学絞り115を有する遮光板114と、撮影レン
ズ116と撮像手段117からなる。本装置は図1の立
体像撮影装置の透明板1を透明板113で置き換えたも
のになっており、水平面(xz面)内で請求項1の立体
像撮影装置と同様の機能を持っている。一方yz面内で
は通常の平面像を撮影する性質を持っているため、撮像
手段117に投影される像は水平方向にのみ立体像の性
質を持つ立体像となる。
【0103】本実施例によって撮影される立体像では、
水平方向の立体感は自動的に決まってしまうが、縦方向
の立体感は透明板113と光学絞り115の距離Lに依
存する。すなわち縦方向には、遠くにある物が小さく、
近くの物が大きく見える平面像的な遠近感が存在し、こ
れは観察者が光学絞り115の位置にいる条件での遠近
感に等しくなる。従って本装置で撮影される立体像は、
表示面と観察者の位置関係が、透明板113と光学絞り
115の位置関係と相似形になる条件で、最も自然な立
体像を見ることができる。このように距離Lは想定され
る観察距離を意味している。
【0104】図35は凸レンズ118を加えた請求項2
2の実施例であり、同時に光学絞りが横スリット121
と縦スリット123に置き換えられている。本実施例の
水平面内での機能は、縦のスリットが光学絞りの働きを
する図4の請求項2の実施例と同様である。一方yz面
内では、図36に示すように横スリット121の位置が
遠近感を左右する平面像を撮影する機能を有する。すな
わち縦方向の像は、観察者が横スリット121の凸レン
ズ118による像125の位置にいる条件での遠近感を
もっている。請求項22において、縦スリットを凸レン
ズ118から同レンズの焦点距離より近い位置に置くな
ら、縦スリットと横スリットを単一の光学絞りで置き換
えられる可能性があるが、請求項23のように縦スリッ
トを凸レンズ118から同レンズの焦点距離に等しい位
置に置くなら、横スリットは縦スリットより凸レンズ1
18に近い位置になければならない。なお図35,36
の実施例では、横スリット121に面して、シリンドリ
カル凹レンズ119を置いて縦方向のピント面を透明板
113より被写体の側に位置するようにしている。
【0105】請求項21〜23の立体像撮影装置におい
ても、シリンドリカル凸レンズ群を形成した透明板の前
方に凸レンズないしフレネル凸レンズを置いて被写体の
像を該透明板に投影することによって、表示面より手前
に存在する立体像を撮影することができる。図37,3
8は請求項24の立体像撮影装置の実施例である。透明
板113の前方に置かれたフレネル凸レンズ128よっ
て被写体の像が透明板113に投影され、フレネル凸レ
ンズ128による透明板113の像129からフレネル
凸レンズ128までの間にある被写体が、表示面の手前
に位置する立体像になる。本実施例では、撮影レンズ1
24とフレネル凸レンズ126,127を通じて投影さ
れる横スリット120の像130の、フレネル凸レンズ
128による像131が観察者の位置に対応するが、横
スリット120を撮影レンズ124と撮像手段117の
間に置いて距離Lを調整している。
【0106】請求項21〜24は、正の焦点距離を有す
るシリンドリカル凸レンズを並べたものを通じて撮影す
ることを特徴とし、得られる立体像は、後に説明する立
体像表示装置によって各シリンドリカル凸レンズに対応
する位置に並んだ線の集合として表示される。このよう
な立体像を以下「正の線描立体像」と呼ぶこととする。
正の線描立体像は、請求項21〜24の立体像撮影装置
で撮影する他、同様の光学系を仮定してコンピュータグ
ラフィックスによって制作することができる。
【0107】正の線描立体像は請求項25〜29の立体
像表示装置によって再生することができる。請求項25
では、正の線描立体像を記録した透過光制御手段を、こ
れと平行に並んだ線光源群によって後方より照明するこ
とで立体像を表示する。正の線描立体像は、水平方向に
は正の点描立体像と同様の性質を持ち、縦方向には通常
の平面画像であるから、水平面内で請求項5と同等の機
能を有し、垂直面内で均一なバックライトの機能を持つ
線光源群を用いればよい。すなわち、正の線描立体像を
記録した透過光制御手段と平行に、各シリンドリカル凸
レンズの像に一つづつ対応するように線光源群を置き、
各シリンドリカル凸レンズの像と対応する線光源の位置
関係が、撮影時の各シリンドリカル凸レンズと光学絞り
ないし縦スリットの像との位置関係と相似形になるよう
にすれば立体像が再現できる。
【0108】図39は請求項25の実施例の立体像表示
装置である。本実施例では蛍光管132を光源として用
い、この光を凸レンズ133でxz面内で平行性を持っ
た光線として、片面にシリンドリカル凸レンズ群が形成
された透明板134に入射する。このとき透明板134
の各シリンドリカル凸レンズによってできる蛍光管13
2の縮小像を線光源群として利用して正の線描立体像を
記録した透過光制御手段135を照明し、立体像を再生
している。なお光源に縦に細長い蛍光管を使用するの
は、本装置の縦方向の視野角を広くとるためで、光源に
点光源を使用する時は、凸レンズ133から透過光制御
手段135の間に光線を縦に拡散するレンチキュラーレ
ンズを置いて視野角を広げる必要がある。
【0109】請求項25を使えば請求項5と同様な特殊
な機能を有する薄型立体像表示装置を実現することがで
きる。図42は請求項28の立体像表示装置の実施例で
ある。本実施例は光源43と導光体145、正の線描立
体像を記録した透過光制御手段146と第二の透過光制
御手段144からなり、これらが図42左のように組み
立てられる。光源43は反射板44を備え、光源の光が
効率よく導光体側面に入るように工夫されている。導光
体を伝わる光は、導光体の片面に多数形成された光を拡
散反射する縦線147で反射され、該反射線147を線
光源群とする。反射線147は、白色のインキで細い線
を印刷して作っても良いし、線状の傷を形成したもので
も良い。透過光制御手段146に記録された各凸レンズ
に対応する単位像148と、対応する反射線147の位
置関係が、正の線描立体像を作成したときの各シリンド
リカル凸レンズと光学絞りないし縦スリットの像の位置
関係と相似形になれば、請求項25の立体像表示装置が
できたことになる。さらに導光体の反対の面に置かれた
第二の透過光制御手段144には、透過光制御手段14
6の相対する領域の光線透過率を、縦線147のピッチ
で平均した平均透過率の逆数に比例する透過率分布を形
成し、該装置を透過する光線について、該装置が単純な
半透明板の機能を有するようにしてある。
【0110】さらに請求項29によっても同様の機能を
有する立体像表示装置が得られる。図42の実施例から
第二の透過光制御手段144を除いた装置において、透
過光制御手段146には、図43に示したように正の線
描立体像の各シリンドリカル凸レンズに対応する各像1
49の間に隙間150を設け、149と150の透過光
を合わせた全光線の透過率が、各y座標及び各列で常に
一定になるようにすれば、それが請求項10の実施例と
なる。このような実施例において、各セル内の像は細か
いため、像が判別できない程離れて見れば、光源43を
消した状態の本装置は一様な半透明板にしか見えない。
【0111】正の線描立体像を表示する他の方法とし
て、請求項26の実施例を図40に示す。本装置は蛍光
管132を光源として用い、この光をフレネル凸レンズ
136で平行性ないし集束性を持った光線として、正の
線描立体像を記録した透過光制御手段135を照明し、
透過光はシリンドリカル凹レンズ群が形成された透明板
137に入射する。ここで透過光制御手段135上の正
の線描立体像の各シリンドリカル凸レンズに対する像
は、透明板137の各シリンドリカル凹レンズに投影さ
れ、角度を広げた出射光となる。この出射光は各シリン
ドリカル凹レンズによる蛍光管132の像を中心に広が
る光線とみなせるため、凹レンズと光源像の位置関係
が、正の線描立体像作成時の各シリンドリカル凸レンズ
と光学絞りないし縦スリットの像の位置関係と相似形で
あれば、正しく立体像が再生できる。
【0112】さらに大画面で立体像を楽しむためには、
プロジェクターを用いた請求項27の立体像表示装置を
使うことができる。図41に請求項27の実施例を示
す。本実施例は、バックライトである蛍光管132、コ
ンデンサーレンズであるフレネル凸レンズ138、正の
線描立体像を記録した透過光制御手段139と投影レン
ズ141とからなるプロジェクターと、スクリーン面に
置かれたフレネル凸レンズ142と、片面にシリンドリ
カル凹レンズ群を形成し、反対側の面に光を縦に拡散す
るレンチキュラーレンズを形成した透明板143からな
る。なお光学絞り140は有害光をカットするためのも
のであり、必ずしも必要ではない。本装置において、透
過光制御手段139の像が透明板143のシリンドリカ
ル凹レンズ群の形成された面の手前に結像するように各
要素を設置すれば、請求項26と同様の原理で立体像が
再生できる。プロジェクターを使う装置では、縦に細長
い光源をバックライトに使う場合にも、表示面に縦の視
野角を広げるレンチキュラーレンズを置くことが好まし
い。
【0113】請求項21〜24の立体像撮影装置の、平
面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル凸レンズ
群を、平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル
凹レンズ群に置き換えれば、請求項30〜33の立体像
撮影装置となる。一例として請求項30の実施例を図4
4に示す。本装置は請求項21の実施例である図34の
装置の透明板113を、片面にシリンドリカル凹レンズ
の並んだ透明板152に置き換えた物に等しい。これら
の立体像撮影装置で撮影される立体像は、シリンドリカ
ル凸レンズ群を使って撮影した像の、各シリンドリカル
凸レンズの像を左右に反転したものになる。このような
立体像を、負の焦点距離を持つシリンドリカル凹レンズ
群を使って撮影することから、「負の線描立体像」と呼
ぶこととする。
【0114】負の線描立体像を表示する請求項34の立
体像表示装置の実施例を図45に示す。本装置は蛍光管
132を光源として用い、この光をフレネル凸レンズ1
36で平行性ないし集束性を持つ光線として、負の線描
立体像を記録した透過光制御手段157を照明し、透過
光はシリンドリカル凸レンズ群が形成された透明板15
8に入射する。透過光制御手段157上の負の線描立体
像の各シリンドリカル凹レンズに対する単位像は、透明
板158の各シリンドリカル凸レンズに投影され角度を
広げた出射光となる。この出射光は各シリンドリカル凸
レンズによる蛍光管132の像にいったん集束して広が
るため、シリンドリカル凸レンズと単位像の位置関係
が、負の線描立体像作成時の各シリンドリカル凹レンズ
とシリンドリカル凹レンズによる光学絞りないし縦スリ
ットの像の位置関係と相似形であれば、正しく立体像が
再生できる。
【0115】請求項35はプロジェクターを使って負の
線描立体像を表示するものである。図41の装置におい
て、透明板143の142側の面に形成されたシリンド
リカル凹レンズ群を、シリンドリカル凸レンズ群に置き
換えれば請求項35の実施例となる。
【0116】請求項36は負の線描立体像を、これと平
行に並んだ縦のスリット群を通して見ることで立体像を
表示する。図46は請求項36による立体像表示装置の
実施例である薄型の立体像表示装置である。本実施例は
光源43と導光体160、負の線描立体像を記録したシ
ート159と縦のスリット群を有する遮光板161から
なり、これらが図46左のように組み立てられる。光源
43は反射板44を備え、光源の光が効率よく導光体側
面に入るように工夫されている。導光体を伝わる光は、
導光体の片面に多数形成された反射模様で反射され、シ
ート159上の負の線描立体像を照明する。シート15
9上の各シリンドリカル凹レンズに対応する単位像と対
応するスリットの位置関係が、負の線描立体像を作成し
たときの各シリンドリカル凹レンズと光学絞りないし縦
スリットの像の位置関係と相似形であれば、スリットの
透過光によって立体像が再生される。なお遮光板161
には透明なフィルムにスリットに当たる部分を除いて黒
色インクを塗ったものを使っても良い。
【0117】図47は請求項37の立体像表示装置の実
施例である。本装置は負の線描立体像を記録したシート
159と片面にシリンドリカル凸レンズ群を有する透明
板162からなり、これらが図47左のように重ねられ
る。透明板162の各シリンドリカル凸レンズはシート
159上の各シリンドリカル凹レンズに対応する単位像
と重なり、シリンドリカル凸レンズの中心と単位像の位
置関係は、負の線描立体像を作成したときの各シリンド
リカル凹レンズと光学絞りないし縦スリットの像の位置
関係と相似形である。本装置では請求項36の実施例の
ように遮光板に外光が遮られることがないので光線の利
用率も高く、自然照明で立体像を見ることができる。し
かしながらスリットによる絞りの効果がないため、請求
項36に比べて焦点深度の浅い立体像となってしまうと
いう問題がある。
【0118】請求項38の立体像表示装置は、請求項3
6に使われるスリット群を有する遮光板を、該スリット
の位置にシリンドリカル凸レンズを有する遮光板に置き
換えるものである。図48は平面ブラウン管163の蛍
光面164の前に、シリンドリカル凸レンズ166と遮
光部167が交互に並んだ遮光板165を置いた請求項
38の実施例であり、蛍光面164に負の線描立体像を
形成して立体像を表示する。本装置ではシリンドリカル
凸レンズ166の幅が広いほど光線利用率が高くなる
が、反面、像の焦点深度が浅くなるので、これを調整し
て最もバランスの良い条件に合わせる。ブラウン管によ
って表示される像は自由に変えることができ、本実施例
を使えば動画の表示が可能になる。
【0119】請求項39は上記の立体像撮影装置と立体
像表示装置をつなげた立体像伝送装置である。請求項2
1〜24において撮像手段に投影される正の線描立体像
を直接請求項27のスクリーンに投影するか、あるいは
請求項30〜33において撮像手段に投影される負の線
描立体像を直接請求項35のスクリーンに投影すること
で立体像の伝送できる。図49,50は請求項39の実
施例である。片面にシリンドリカル凸レンズ群を有する
透明板168とフレネル凸レンズ169を通った光線
は、横スリット170と縦スリット171を通り、投影
レンズ172によって、フレネル凸レンズ173と、片
面にシリンドリカル凹レンズ群を有し、もう一方の面に
光を縦に拡散するレンチキュラーレンズを有する透明板
174に投影される。この投影像は正の線描立体像であ
るので、請求項27と同等なスクリーンで正しく表示さ
れる。本装置は、透明板168のシリンドリカル凸レン
ズ群をシリンドリカル凹レンズ群に変え、透明板174
のシリンドリカル凹レンズ群をシリンドリカル凸レンズ
群に変えれば負の線描立体像を伝送する装置としても使
える。また撮影面と表示面の大きさを異なるものとすれ
ば、立体像の拡大や縮小が可能である。
【0120】図51は本立体像伝送装置を使った立体カ
メラの光学系の一例である。本装置では、片面にシリン
ドリカル凸レンズ群を有する透明板168、フレネル凸
レンズ169、横スリット170、縦スリット171、
撮影レンズ172と撮像手段176で正の線描立体像を
撮影する立体像撮影装置を構成し、また168,16
9,170,171,172と鏡175、フレネル凸レ
ンズ177、片面にシリンドリカル凹レンズ群を有し、
もう一方の面に光を縦に拡散するレンチキュラーレンズ
を有する透明板178によって立体像伝送装置を構成す
る。撮像手段176に投影される正の線描立体像は、そ
のままでは内容を確認することが困難であるため、いっ
たん鏡175によって反射し、177と178からなる
スクリーンに投影して立体像を再生し、これを見て撮影
像を確認した後175を点線の位置に倒し、176を使
って撮影すればよい。
【0121】なお、正ないし負の線描立体像の撮影内容
を確認する方法としては、立体像として再生する方法以
外に、平面像を抽出し確認する方法がある。図52は、
図51の177,178に置き換えて立体像から平面像
を抽出する装置である。本装置はフレネル凸レンズ17
9、スリット群の並んだ遮光板180、半透明板181
とからなり、これが同図右のように重ねられる。正ない
し負の線描立体像は、撮影時のシリンドリカル凸レンズ
群ないしシリンドリカル凹レンズ群による単位像とピッ
チが等しいスリット群を通すことで、特定の角度から見
た平面像となり、半透明板181に投影される。従って
本装置を図51の177,178と置き換えれば、平面
像を確認しつつ立体像を撮影する立体カメラとなる。
【0122】請求項1〜4で撮影される正の点描立体
像、請求項11〜14で撮影される負の点描立体像、請
求項21〜24で撮影される正の線描立体像、請求項3
0〜33で撮影される負の線描立体像の解像度は、いず
れも撮像手段の持つ解像度の数十分の一以下となる。従
って元々の解像度が高い写真フィルムや写真乾板を使う
静止画の撮影では、そのままで実用的な解像度の立体像
を得ることが可能であるが、テレビカメラに使用される
撮像素子を使用する場合には、現在の技術で実用的な解
像度の像を撮影するのは困難である。
【0123】このため、請求項40では請求項1〜4の
凸レンズ群を、請求項43では請求項11〜14の凹レ
ンズ群を、請求項46では請求項21〜24のシリンド
リカル凸レンズ群を、請求項49では請求項30〜33
のシリンドリカル凹レンズ群を、各レンズ群が並ぶ平面
に平行に移動させる手段を導入し、該各レンズの並ぶピ
ッチより小さい量だけ移動させつつ複数の像を時分割で
撮影する。これら複数の像は、それぞれ立体像を構成す
る点ないし線の間に補間する関係にあるため、後に説明
する表示装置でこの複数の像を短時間で切り替えつつ表
示すれば、残像によりこれらの像が合成されて解像度の
高い立体像が見える。
【0124】一例として請求項49の実施例を図54に
示す。本装置は負の線描立体像を撮影する装置に、シリ
ンドリカル凹レンズ群を形成した透明板185をx方向
に動かすリニアモーター186を加えたものである。こ
れによって透明板185をシリンドリカル凹レンズのピ
ッチの数分の一づつ動かし、撮像素子191によって撮
影する。透明板185を往復させながらこれを繰り返
し、連続して撮影画像を撮影すれば動画として立体像を
伝達あるいは記録することができる。なお本装置におい
て、リニアモーター186を連続的に動かしつつ撮影す
る場合には、撮像素子191に短時間の電子シャッター
を用いて像の動きを止めるのが好ましい。
【0125】図54の装置で撮影された立体像は、図5
3に示した請求項50の実施例で表示することができ
る。図54の撮像素子191によって撮影された画像は
ビデオ信号に変えられ、図53の平面ブラウン管182
の蛍光面に表示される。本装置は図48の立体像表示装
置の、シリンドリカル凸レンズと遮光部が交互に並んだ
遮光板165と同様の遮光板183をリニアモーター1
84でx方向に動かすようにしたもので、平面ブラウン
管182の表示像が切り替わるのにつれて、撮影時に透
明板185を動かした量に対応するだけ遮光板183を
動かし、つねに一枚一枚の立体像が正しく表示されるよ
うにする。これを図54の撮影装置とタイミングを合わ
せつつ短い周期で繰り返し続ければ、水平解像度が改善
された動画立体像が表示できる。
【0126】同様の手法は、請求項41では請求項5の
点光源群を、請求項42では請求項7,8の凹レンズ群
を、請求項44では請求項15,16,18,19の凸
レンズ群を、請求項45では請求項17のピンホール群
を、請求項47では請求項25の線光源群を、請求項4
8では請求項26,27のシリンドリカル凹レンズ群
を、請求項50では請求項34,35,37,38のシ
リンドリカル凸レンズ群を、請求項51では請求項36
のスリット群を、各レンズ群ないしピンホール群ないし
スリット群が並ぶ平面に平行に移動させる手段を導入
し、撮影時に対応する量だけ移動させつつ複数の像を時
分割で表示することで実現される。
【0127】図55は請求項47の実施例である。蛍光
管192を光源とし、フレネル凸レンズ193、シリン
ドリカル凸レンズが並んだ透明板194、液晶表示パネ
ル196で請求項25の立体像表示装置を構成し、透明
板194をリニアモーター195で動かすことで、シリ
ンドリカル凸レンズ群によって光源光が集束されてでき
る線光源群をx方向に動かすことができる。液晶表示パ
ネル196の表示像を切り替えつつ、線光源の位置を変
えて複数の像を連続的に表示する。なお本装置におい
て、リニアモーター195を連続的に動かしつつ表示す
る場合には、光源をストロボのように短時間で発光させ
光源像の動きを止めるのが好ましい。
【0128】図56は、図53の遮光板183をフレキ
シブルな素材でベルト状に作り、四つの軸199によっ
て、平面ブラウン管197の前をエンドレスに送られる
ようにした立体像表示装置である。本装置は、大きな加
速度がかかる往復運動をする図53の装置に比べてメカ
にかかる負担が少なく、振動も少ないというメリットが
ある。図54の装置についても、透明板185を同様に
ベルト状に作れば、図56の立体像表示装置と対になる
立体像撮影装置となる。
【0129】上記のようにメカニカルな作動部分を有す
る装置は、メカ部品の磨耗や破損などの不都合を生じる
可能性があるため、保守のためにはメカ部のない装置で
あるほうがより好ましい。請求項52〜66は、メカを
用いず解像度を改善する工夫を施した立体像撮影、表示
装置である。
【0130】図63,64は4台の撮影カメラを用いた
請求項52の立体像撮影装置である。本実施例は両面に
凸レンズ群を有する透明板216、フレネル凸レンズ2
17と4台の撮影カメラ218a〜218dからなる。
撮影カメラ218a〜218dは、それぞれ円形の開口
部がフレネル凸レンズ217から217の焦点距離Fに
等しい距離だけ離れ、かつx及びy方向に互いに距離D
だけ離れるように置かれ、また、該開口部を光学絞りと
し、撮影レンズ219と撮像素子220を備え、透明板
216の像を撮像素子220上に映している。透明板2
16の両面に形成された凸レンズ群の各凸レンズは一対
一に向き合い、同形状で焦点距離fが透明板の厚さに等
しい。本装置では、4台の撮影カメラで4つの像が撮影
されるが、そのそれぞれはx及び/ないしy方向に、d
=D・f/Fだけずれた正の点描立体像になる。ここで
dは透明板216に形成された凸レンズのピッチwの2
分の1になるのが好ましい。本装置において、透明板2
16の両面の凸レンズ216iと216oは、二枚の透
明板に別々に形成された物でも良いが、一枚の透明板の
両面に形成すれば、組立時に位置がずれることがなく好
都合である。また216iと216oが同形状である必
要はないが、216iと216oの距離は、216oの
焦点距離fに等しくするのが好ましい。
【0131】図61,62は請求項53の実施例であ
り、図63,64の立体像撮影装置で撮影した立体像を
再生する立体像表示装置である。請求項53は請求項4
1の一例である。本装置は4個の白色発光ダイオード2
11a〜211dと、フレネル凸レンズ212、両面に
凸レンズ群を有する透明板213と液晶表示パネル21
4で構成される。白色発光ダイオード211a〜211
dは、それぞれフレネル凸レンズ212から212の焦
点距離Fに等しい距離だけ離れ、かつx及びy方向に互
いに距離Dだけ離れるように置かれており、透明板21
3の両面に形成される凸レンズ群は図63,64の透明
板216と同じ条件を満たしている。透明板213の凸
レンズ群による各白色発光ダイオードの像は、x及び/
ないしy方向にd=D・f/Fだけずれた点光源群を形
成する。液晶表示パネル214に図63の撮影カメラ2
18a〜218dの撮影像の一つを表示し、白色発光ダ
イオード211a〜211dの対応する一つを発光させ
ると一つの立体像が再生され、短時間で4つの像を切り
替え表示し、残像によって4つの像を合成すれば、単一
の撮影カメラによる立体像の4倍の解像度の立体像が表
示できる。
【0132】請求項52による4つの撮影像は正の点描
立体像であるが、これらをいったん画像メモリに保存
し、撮影時に使用した凸レンズ群の各凸レンズに対応す
る像の上下左右を反転する画像処理を施せば負の点描立
体像に変換することができる。このようにして作成され
た負の点描立体像は、請求項54,55の立体像表示装
置によって表示することができる。
【0133】請求項54の実施例を図68,69に示
す。本装置は4個の白色発光ダイオード227a〜22
7dと、フレネル凸レンズ228、液晶表示パネル22
9と両面に凸レンズ群を有する透明板230とで構成さ
れる。白色発光ダイオード227a〜227dは、それ
ぞれフレネル凸レンズ228から228の焦点距離Fに
等しい距離だけ離れ、かつx及びy方向に互いに距離D
だけ離れるように置かれており、透明板230の両面に
形成される凸レンズ群は図63,64の透明板216と
同じ条件を満たしている。各白色発光ダイオードの光は
液晶表示パネル229を通り、透明板230の凸レンズ
群によって、x及び/ないしy方向にd=D・f/Fだ
けずれた位置に集束してから広がるが、液晶表示パネル
229に4つの負の点描立体像を切り替え表示しつつ、
対応する白色発光ダイオードを一つずつ発光させ、残像
によって4つの像を合成すれば、4つの立体像が重なっ
た立体像が表示できる。
【0134】請求項55の実施例を図72,73に示
す。本装置は4台のプロジェクター239a〜239d
と、フレネル凸レンズ240と両面に凸レンズ群を有す
る透明板241とで構成される。プロジェクター239
a〜239dは点光源242をバックライトとし、液晶
表示パネル244に表示される負の点描立体像をフレネ
ル凸レンズ240を通して透明板241に投影する。一
方、点光源242の像はコンデンサーレンズ243によ
って投影レンズ245の位置に結ばれるが、この像はフ
レネル凸レンズ240から240の焦点距離Fに等しい
距離だけ離れ、かつそれぞれのプロジェクターの光源像
はx及びy方向に互いに距離Dだけ離れる位置にある。
また透明板241の両面に形成される凸レンズ群は図6
3,64の透明板216と同じ条件を満たしている。各
プロジェクターによって投影される負の点描立体像は、
透明板241の凸レンズ群によって、x及び/ないしy
方向にd=D・f/Fだけずれた立体像を形成し、これ
らが合成されて4倍の解像度の立体像が表示できる。
【0135】図59,60は3台の撮影カメラを用いた
請求項56の立体像撮影装置である。本実施例は両面に
シリンドリカル凸レンズ群を有する透明板205、フレ
ネル凸レンズ206と3台の撮影カメラ207a〜20
7cからなる。撮影カメラ207a〜207cは、それ
ぞれ横スリットを開口部とし、シリンドリカル凹レンズ
208、縦スリット209、撮影レンズと撮像素子21
0を備え、正の線描立体像を撮影する立体像撮影装置を
構成しており、各々の縦スリット209がフレネル凸レ
ンズ206から206の焦点距離Fに等しい距離だけ離
れ、かつx方向に互いに距離Dずつ離れるように置かれ
ている。また透明板205の両面に形成されたシリンド
リカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズは一対一
に向き合い、同形状で焦点距離fが透明板の厚さに等し
い。本装置では、3台の撮影カメラで3つの像が撮影さ
れるが、そのそれぞれはx方向に、d=D・f/Fだけ
ずれた正の線描立体像になる。ここでdは透明板205
に形成されたシリンドリカル凸レンズのピッチwの3分
の1になるのが好ましい。本装置において、透明板20
5の両面のシリンドリカル凸レンズ205iと205o
は、二枚の透明板に別々に形成された物でも良いが、一
枚の透明板の両面に形成すれば、組立時に位置がずれる
ことがなく好都合である。また205iと205oが同
形状である必要はないが、205iと205oの距離
は、205oの焦点距離fに等しくするのが好ましい。
【0136】図57,58は請求項57の実施例であ
り、図59,60の立体像撮影装置で撮影した立体像を
再生する立体像表示装置である。請求項57は請求項4
7の一例である。本装置は3個の棒状光源200a〜2
00cと、フレネル凸レンズ201、両面にシリンドリ
カル凸レンズ群を有する透明板202と液晶表示パネル
203で構成される。棒状光源200a〜200cは、
それぞれフレネル凸レンズ201から201の焦点距離
Fに等しい距離だけ離れ、かつx方向に互いに距離Dず
つ離れるように置かれており、透明板202の両面に形
成されるシリンドリカル凸レンズ群は図59,60の透
明板205と同じ条件を満たしている。透明板202の
シリンドリカル凸レンズ群による棒状光源の像は、x方
向にd=D・f/Fだけずれた線光源群を形成する。液
晶表示パネル203に図59の撮影カメラ207a〜2
07cの撮影像の一つを表示し、棒状光源200a〜2
00cの対応する一つを発光させると一つの立体像が再
生され、短時間で3つの像を切り替え表示し、残像によ
って3つの像を合成すれば、単一の撮影カメラによる立
体像の3倍の解像度の立体像が表示できる。
【0137】請求項56による3つの撮影像は正の線描
立体像であるが、これらをいったん画像メモリに保存
し、撮影時に使用したシリンドリカル凸レンズ群の各シ
リンドリカル凸レンズに対応する像の左右を反転する画
像処理を施せば負の線描立体像に変換することができ
る。このようにして作成された負の線描立体像は、請求
項58,59の立体像表示装置によって表示することが
できる。
【0138】請求項58の実施例を図66,67に示
す。本装置は3個の棒状光源223a〜223cと、フ
レネル凸レンズ224、液晶表示パネル225と両面に
シリンドリカル凸レンズ群を有する透明板226とで構
成される。棒状光源223a〜223cは、それぞれフ
レネル凸レンズ224から224の焦点距離Fに等しい
距離だけ離れ、かつx方向に互いに距離Dずつ離れるよ
うに置かれており、透明板224の両面に形成されるシ
リンドリカル凸レンズ群は図59,60の透明板205
と同じ条件を満たしている。各棒状光源の光は液晶表示
パネル225を通り、透明板226のシリンドリカル凸
レンズ群によって、x方向にd=D・f/Fだけずれた
位置に集束してから広がるが、液晶表示パネル225に
3つの負の線描立体像を切り替え表示しつつ、対応する
棒状光源を一つずつ発光させ、残像によって3つの像を
合成すれば、3つの立体像が重なった立体像が表示でき
る。
【0139】請求項59の実施例を図70,71に示
す。本装置は3台のプロジェクター231a〜231
c、フレネル凸レンズ232、両面にシリンドリカル凸
レンズ群を有する透明板233と縦に光線を拡散するレ
ンチキュラーレンズ234で構成される。プロジェクタ
ー231a〜231cは点光源235をバックライトと
し、液晶表示パネル237に表示される負の線描立体像
をフレネル凸レンズ232を通して透明板233に投影
する。一方、点光源235の像はコンデンサーレンズ2
36によって投影レンズ238の位置に結ばれるが、こ
の像はフレネル凸レンズ232から232の焦点距離F
に等しい距離だけ離れ、かつそれぞれのプロジェクター
の光源像はx方向に互いに距離Dだけ離れる位置にあ
る。また透明板233の両面に形成されるシリンドリカ
ル凸レンズ群は図59,60の透明板205と同じ条件
を満たしている。各プロジェクターによって投影される
負の線描立体像は、透明板233のシリンドリカル凸レ
ンズ群によって、x方向にd=D・f/Fだけずれた立
体像を形成し、これらが合成されて3倍の解像度の立体
像が表示できる。
【0140】請求項52や請求項56の立体像撮影装置
で撮影された複数の立体像は、それぞれ請求項41と請
求項47の立体像表示装置を使って表示することができ
る。図65は請求項60の立体像表示装置の実施例であ
る。本装置は平面ブラウン管221と、該平面ブラウン
管の表示面に面して平行に置かれた液晶表示パネル22
2からなる装置であって、平面ブラウン221管の表示
面に輝点群を表示して点光源群とし、これを移動させる
ことで請求項41の立体像表示装置とする事ができる
が、表示する輝点群を移動する位置を図62のdだけx
及び/ないしy方向にずれた4つの位置とすれば、図6
1,62の実施例と同様の表示機能をもつ立体像表示装
置となる。また平面ブラウン管221の表示面に縦の輝
線群を表示して線光源群とし、これを移動させることで
請求項47の立体像表示装置とする事ができるが、表示
する輝線群を移動する位置を図58のdだけx方向にず
れた3つの位置とすれば、図57,58の実施例と同様
の表示機能をもつ立体像表示装置となる。平面ブラウン
管221は光源として用いるためカラーブラウン管であ
る必要がなく、解像度の高いモノクロのブラウン管を用
いるのが好ましい。なお本装置では、平面ブラウン22
1管の表示面の全面を光らせることにより、通常の液晶
表示装置として用いることもできる。
【0141】さらに請求項52による撮影像を直接表示
する手段として、請求項61の立体像表示装置がある。
図76,77は請求項61の実施例である。本装置は4
台のプロジェクター250a〜250d、フレネル凸レ
ンズ251、片面に凸レンズ群を有し、もう一方の面に
凹レンズ群を有する透明板252と片面に凹レンズ群を
有する透明板253で構成される。プロジェクター25
0a〜250dの構造と設置位置は図72,73のプロ
ジェクター239a〜239dと同様で、点光源をバッ
クライトとし、液晶表示パネルに表示される正の点描立
体像をフレネル凸レンズ251と透明板252を通して
透明板253に投影する。各プロジェクターの投影光
は、透明板252の凸レンズ252iで集束され、それ
ぞれ隣り合う4つの凹レンズ252p,252qでz方
向に向かう平行光に変換された後、透明板253の片面
に形成された凹レンズ253iに分かれて入射し、拡散
される。このようにして4つのプロジェクターの像は、
隣り合う4つの凹レンズ253iによって立体像として
再生される。
【0142】透明板252の両面に形成されるレンズに
ついて図78を使って説明する。同図は4行4列で計1
6台のプロジェクターを使う請求項61の立体像表示装
置において、図77の装置の透明板252に対応する透
明板254と、透明板253に対応する透明板255を
示している。なお同図はxz面ないしyz面を表す平面
図であるため、4つのプロジェクターの投影光をそれぞ
れ4つの凹レンズに導いているが、これがxy方向に並
んで16の凹レンズに導かれることになる。4つのプロ
ジェクターの投影光a〜dは、凸レンズ254iの幅w
の両端と、これとw/3だけ離れた4つの点pa〜pd
に向かって集束するが、各投影光の幅が4分の1になる
位置に形成された凹レンズ254a〜254dでz方向
に向かう平行光に変換される。このために各凹レンズ2
54a〜254dはz方向に向かう平行光の焦点がpa
〜pdに一致するように形成される。透明板254によ
って幅w/4の4本の平行光に変換された投影光a〜d
は、それぞれ別々の凹レンズ255iに入射することに
なる。端に位置する凹レンズ254aと254dは、隣
り合うセルの凹レンズと対称形で滑らかにつながる曲面
形状であるため、隣のセルに面したレンズは隣り合うレ
ンズが連続した一つのレンズ面になる。これは図77の
凹レンズ252p、252qでも同様で、それぞれ隣り
合う3つのセルの凹レンズと単一のレンズ面を作るよう
につながっている。
【0143】図76,77の装置において、プロジェク
ター250a〜250dを図63,64の撮影カメラ2
18a〜218dに置き換えると、負の点描立体像を撮
影する立体像撮影装置となる。図80は4台の撮影カメ
ラ263a〜263dを用いた請求項62の立体像撮影
装置である。本実施例の透明板260、透明板261、
フレネル凸レンズ262は、図76,77の透明板25
3、透明板252、フレネル凸レンズ251と同様の条
件を満たしており、本装置で撮影される負の点描立体像
は請求項54,55の立体像表示装置で直接表示でき
る。
【0144】請求項56による撮影像を直接表示する手
段として、請求項64の立体像表示装置がある。図7
4,75は請求項64の実施例である。本装置は3台の
プロジェクター246a〜246c、フレネル凸レンズ
247、片面にシリンドリカル凸レンズ群を有し、もう
一方の面にシリンドリカル凹レンズ群を有する透明板2
48と片面にシリンドリカル凹レンズ群を有し、もう一
方の面に光を縦に拡散するレンチキュラーレンズを有す
る透明板249で構成される。プロジェクター246a
〜246cの構造と設置位置は図70,71のプロジェ
クター231a〜231cと同様で、各プロジェクター
の投影光は、透明板248のシリンドリカル凸レンズ2
48iで集束され、それぞれ隣り合う3つの凹レンズ2
48p〜248rでz方向に向かう、xz面内で平行性
を持った光に変換された後、透明板249の片面に形成
された凹レンズ249iに分かれて入射し、拡散され
る。このようにして3つのプロジェクターの像は、隣り
合う3つの凹レンズ249iによって立体像として再生
される。透明板248は、xz面内について図78で説
明した透明板254と同様の方法で設計することができ
る。
【0145】図74,75の装置において、透明板24
9の表面に形成されたレンチキュラーレンズを除き、プ
ロジェクター246a〜246cを図59,60の撮影
カメラ218a〜218dに置き換えると、負の線描立
体像を撮影する立体像撮影装置となる。図79は3台の
撮影カメラ259a〜259cを用いた請求項65の立
体像撮影装置である。本実施例の透明板257、フレネ
ル凸レンズ258は、図74,75の透明板248、フ
レネル凸レンズ247と同様の条件を満たしており、透
明板256は表面のレンチキュラーレンズが無い点を除
いて図74,75の透明板249と同様の条件を満たし
ている。本装置で撮影される負の線描立体像は請求項5
8,59の立体像表示装置で直接表示できる。
【0146】これまでの説明から分かるように、本発明
の立体像撮影装置と立体像表示装置には、極めてよく似
た構造を持ったものがある。これを利用して、一つの装
置に立体像の表示と撮影の両機能を持たせることができ
る。これは立体画像の双方向通信、すなわち立体テレビ
電話に利用することができる。
【0147】図81,82は請求項66の実施例であ
り、立体像の表示と撮影の両機能を持つ立体像表示撮影
装置である。本装置はプロジェクター264、撮影カメ
ラ269、フレネル凸レンズ270、片面にシリンドリ
カル凸レンズ群を有し、もう一方の面にシリンドリカル
凹レンズ群を有する透明板271と片面にシリンドリカ
ル凸レンズとシリンドリカル凹レンズが交互に並んだ透
明板272で構成される。プロジェクター265は、棒
状光源265をバックライトとし、液晶表示パネル26
7に表示される負の線描立体像を、フレネル凸レンズ2
70と透明板271を通して透明板272に投影する。
この投影光は透明板271のシリンドリカル凸レンズ2
71iで集束され、反対面の凹レンズ271aでz方向
に向かう、xz面内で平行性を持った光に変換された
後、透明板272の片面に形成されたシリンドリカル凸
レンズ272aに入射し立体像を表示する。一方、シリ
ンドリカル凹レンズ272bに入射した光は、シリンド
リカル凹レンズ271b、シリンドリカル凸レンズ27
1i、フレネル凸レンズ270を通じて撮影カメラ26
9に入り、負の線描立体像が撮影される。本装置で撮
影、表示されるのはともに負の線描立体像であるため、
これを二台つなげれば双方向の画像伝送が実現する。ま
た本装置において、シリンドリカル凸レンズ272aと
シリンドリカル凹レンズ272bを交換すれば正の線描
立体像を撮影、表示する装置となる。なお本装置では透
明板272の表面にレンチキュラーレンズを形成するこ
とができないため、プロジェクター264の光源には縦
に長い棒状光源265を使って縦方向の視野角を広げな
ければならない。
【0148】図83は請求項63の実施例であり、立体
像の表示と撮影の両機能を持つ立体像表示撮影装置であ
る。本装置は二台のプロジェクター273a,273
b、二台の撮影カメラ274a,274b、フレネル凸
レンズ275、片面に凸レンズ群を有し、もう一方の面
に凹レンズ群を有する透明板276と片面に凸レンズと
凹レンズが交互に並んだ透明板277で構成される。本
装置は、図76の立体像表示装置のプロジェクター25
0b,250cを撮影カメラ274a,274bに置き
換え、透明板253の凹レンズ群を、凸レンズと凹レン
ズが交互に並んだものに変えた装置である。プロジェク
ター273a,273bの投影光が透明板277の各凸
レンズに導かれ、277の各凹レンズの入射光が撮影カ
メラ274a,274bに導かれるように配置されれ
ば、負の点描立体像を表示、撮影する装置になり、反対
にプロジェクター273a,273bの投影光が透明板
277の各凹レンズに導かれ、277の各凸レンズの入
射光が撮影カメラ274a,274bに導かれるように
配置されれば、正の点描立体像を表示、撮影する装置に
なる。
【0149】
【発明の効果】本発明によって立体像撮影装置と立体像
表示装置は、立体写真のような静止画像に限らず、動画
の撮影や表示も可能であり、立体テレビにも応用でき
る。また撮影と表示を同時にできる装置を使えば立体テ
レビ電話のような双方向の映像通信も可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1による立体像撮影装置の実施例であ
る。
【図2】図1の実施例を側面から見たの平面図である。
【図3】請求項1の実施例の説明図である。
【図4】請求項2、請求項3による立体像撮影装置の実
施例である。
【図5】請求項2、請求項3の実施例の説明図である。
【図6】請求項2、請求項3による立体像撮影装置の実
施例である。
【図7】請求項4による立体像撮影装置の実施例であ
る。
【図8】図7の実施例を側面から見た平面図である。
【図9】請求項4の実施例の説明図である。
【図10】請求項5、請求項6による立体像表示装置の
実施例である。
【図11】図10の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図12】請求項7による立体像表示装置の実施例であ
る。
【図13】請求項7の実施例の説明図である。
【図14】請求項8による立体像表示装置の実施例であ
る。
【図15】図14の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図16】請求項9による立体像表示装置の実施例であ
る。
【図17】図16の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図18】請求項10の実施例の説明図である。
【図19】請求項11による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図20】請求項12、請求項13による立体像撮影装
置の実施例である。
【図21】請求項12、請求項13の実施例の説明図で
ある。
【図22】請求項15による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図23】請求項13の実施例の説明図である。
【図24】請求項16による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図25】請求項17による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図26】図25の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図27】請求項18による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図28】請求項18の実施例の説明図である。
【図29】請求項19の実施例の説明図である。
【図30】請求項19による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図31】請求項20による立体像伝送装置の実施例で
ある。
【図32】請求項20を使った請求項3による立体像撮
影装置の実施例である。
【図33】図32の立体像撮影装置に使われるビュアー
の説明図である。
【図34】請求項21による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図35】請求項22、請求項23による立体像撮影装
置の実施例である。
【図36】図35の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図37】請求項24による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図38】図37の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図39】請求項25による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図40】請求項26による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図41】請求項27による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図42】請求項28による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図43】請求項29による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図44】請求項30による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図45】請求項34による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図46】請求項36による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図47】請求項37による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図48】請求項38による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図49】請求項39による立体像伝送装置の実施例で
ある。
【図50】図49の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図51】請求項39を使った請求項23による立体像
撮影装置の実施例である。
【図52】図51の立体像撮影装置に使われるビュアー
の説明図である。
【図53】請求項50による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図54】請求項49による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図55】請求項47による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図56】請求項50による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図57】請求項57による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図58】図57の実施例を上から見た平面図である。
【図59】請求項56による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図60】図59の実施例を上から見た平面図である。
【図61】請求項53による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図62】図61の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図63】請求項52による立体像撮影装置の実施例で
ある。。
【図64】図63の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図65】請求項60による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図66】請求項58による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図67】図66の実施例を上から見た平面図である。
【図68】請求項54による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図69】図68の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図70】請求項59による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図71】図70の実施例を上から見た平面図である。
【図72】請求項55による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図73】図72の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図74】請求項64による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図75】図74の実施例を上から見た平面図である。
【図76】請求項61による立体像表示装置の実施例で
ある。
【図77】図76の実施例を側面から見た平面図であ
る。
【図78】請求項61、請求項64による立体像表示装
置の説明図である。
【図79】請求項65による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図80】請求項62による立体像撮影装置の実施例で
ある。
【図81】請求項66による立体像表示、撮影装置の実
施例である。
【図82】図81の実施例を上から見た平面図である。
【図83】請求項63による立体像表示、撮影装置の実
施例である。
【符号の説明】
1,22,66,73,95,102 ・・・ 凸レン
ズ群を有する透明板 2,37,56,97,104 ・・・ 光学絞りを有
する遮光板 3,38,57,98,105 ・・・ 光学絞り 4,14,21,39,58,72,99 ・・・ 凸
レンズ 5,59,107 ・・・ 撮像手段 6,24 ・・・ 凸レンズ群の各凸レンズ 7 ・・・ 光学絞り2の像 8 ・・・ 被写体 9 ・・・ ピント面 10,63 ・・・ 中間のピント面 11 ・・・ 遮光板2の像 12 ・・・ 一つの凸レンズの像を投影する光線 13 ・・・ 一つの凸レンズによる像 15,16,17,26,35,40,60,96,1
00,103,108・・・ フレネル凸レンズ 18 ・・・ 17による1の像 19 ・・・ 電球 20 ・・・ フィラメント 23,36,65,71 ・・・ 透過光制御手段 25 ・・・ フィラメントの像 27,41,55,101,109 ・・・ 凹レンズ
群を有する透明板 28,70 ・・・ 電球の像 29 ・・・ 立体像のピント面 30 ・・・ 立体像 31 ・・・ 立体像のピント面上の一点 32,69 ・・・ 点31の像が記録された位置 33,68 ・・・ 点31から発するように見える光 34,67 ・・・ 透過光制御手段上の単位像を投影
する光線 42 ・・・ 36の像を結ぶ面 43 ・・・ 光源(蛍光管) 44 ・・・ 反射板 45 ・・・ 第二の透過光制御手段 46 ・・・ 導光体 47 ・・・ 第一の透過光制御手段 48 ・・・ 単位像に対応する部分 49 ・・・ 光を拡散反射する点50を隠す遮光部 50 ・・・ 光を拡散反射する点 51,52 ・・・ 単位像 53 ・・・ 凸レンズの中心 54 ・・・ 透過率を調整する部分 61 ・・・ 遮光板56の像 62 ・・・ 光学絞り57の像 64 ・・・ 一つの凹レンズによる像 74 ・・・ 71の像を結ぶ面 75 ・・・ 負の点描立体像を記録した面 76 ・・・ 導光体 77,110 ・・・ ピンホール群を有する遮光板 78 ・・・ 単位像 79 ・・・ 反射模様 80,111 ・・・ ピンホール81 ・・・ 反射
光 82 ・・・ 立体像の再生光 83 ・・・ 凸レンズ群を有する透明板 85,90 ・・・ 凸レンズ群を有する遮光板 86,93 ・・・ 凸レンズ 87,94 ・・・ 遮光部 89 ・・・ 平面ブラウン管 91 ・・・ 蛍光面 92 ・・・ 平面ブラウン管の前面ガラス 106 ・・・ ミラー 112 ・・・ 半透明板 113,134,158,168,194 ・・・ シ
リンドリカル凸レンズ群を有する透明板 114,153 ・・・ 光学絞りを有する遮光板 115,154 ・・・ 光学絞り 116,118,124,133,141,155,1
72,190 ・・・凸レンズ 117,156,176,191 ・・・ 撮像手段 119 ・・・ シリンドリカル凹レンズ 120,188 ・・・ 横スリットを有する遮光板 121,170 ・・・ 横スリット 122,189 ・・・ 縦スリットを有する遮光板 123,140,171 ・・・ 縦スリット 125 ・・・ 横スリットの像 126,127,128,136,138,142,1
69,173,177,179,187,193 ・・
・ フレネル凸レンズ 129 ・・・ 128による113の像 130 ・・・ 126,127による横スリットの像 131 ・・・ 128による130の像 132 ・・・ 蛍光管 135,139,157,196 ・・・ 透過光制御
手段 137,152,185 ・・・ シリンドリカル凹レ
ンズ群を有する透明板 143,174,178 ・・・ 片面に凹レンズ群を
有し、もう一方の面に垂直なレンチキュラーレンズを有
する透明板 144 ・・・ 第二の透過光制御手段 145 ・・・ 導光体 146 ・・・ 第一の透過光制御手段 147 ・・・ 光を拡散反射する線 148,149 ・・・ 単位像 150 ・・・ 透過率を調整する部分 151 ・・・ シリンドリカル凸レンズの中心線 159 ・・・ 負の線描立体像を記録した面 160 ・・・ 導光体 161,180 ・・・ スリット群を有する遮光板 162 ・・・ シリンドリカル凸レンズ群を有する透
明板 163,182,197 ・・・ 平面ブラウン管 164 ・・・ 蛍光面 165,183 ・・・ シリンドリカル凸レンズ群を
有する遮光板 166 ・・・ シリンドリカル凸レンズ 167 ・・・ 遮光部 175 ・・・ ミラー 181 ・・・ 半透明板 184,186,195 ・・・ リニアモーター 192 ・・・ 棒状光源 198 ・・・ シリンドリカル凸レンズ群を有する遮
光ベルト 199 ・・・ 送り軸 200a〜200c,223a〜223c,265 ・
・・ 棒状光源 201,206,212,217,224,228,2
32,240,247,251,258,262,27
0,275 ・・・ フレネル凸レンズ 202,205,226,233 ・・・ 両面にシリ
ンドリカル凸レンズ群を有する透明板 203,214,222,225,229,237,2
44,267 ・・・液晶表示パネル 204,215 ・・・ 液晶セル 207a〜207c,259a〜259c,269 ・
・・ 撮影カメラ 208 ・・・ シリンドリカル凹レンズ 209 ・・・ 縦スリット 210,220 ・・・ 撮像素子 211a〜211d,227a〜227d,242 ・
・・ 白色発光ダイオード 213,216,230,241 ・・・ 両面に凸レ
ンズ群を有する透明板 218a〜218d,263a〜263d,274a,
274b ・・・ 撮影カメラ 219,238,245,268 ・・・ 凸レンズ 221 ・・・ 平面ブラウン管 231a〜231c,246a〜246c,264 ・
・・ プロジェクター 234 ・・・ レンチキュラーレンズ 235 ・・・ 点光源 236,243,266 ・・・ コンデンサーレンズ 239a〜239d,250a〜250d,273a,
273b ・・・ プロジェクター 248,257,271 ・・・ 片面にシリンドリカ
ル凸レンズ群を有し、もう一方の面にシリンドリカル凹
レンズ群を有する透明板 249 ・・・ 片面にシリンドリカル凹レンズ群を有
し、もう一方の面にレンチキュラーレンズを有する透明
板 252,254,261,276 ・・・ 片面に凸レ
ンズ群を有し、もう一方の面に凹レンズ群を有する透明
板 253,255,260 ・・・ 片面に凹レンズ群を
有する透明板 256 ・・・ 片面にシリンドリカル凹レンズ群を有
する透明板 272 ・・・ 片面にシリンドリカル凸レンズとシリ
ンドリカル凹レンズが交互に並んだ透明板 277 ・・・ 片面に凸レンズと凹レンズが交互に並
んだ透明板

Claims (66)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状に並んだ凸レンズ群と、光学絞り
    を備え、該凸レンズ群を透過した光線を撮像面上に投影
    する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる
    立体像撮影装置。
  2. 【請求項2】 平面状に並んだ凸レンズ群と、該凸レン
    ズ群に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズな
    いしフレネル凸レンズと、光学絞りを備え、該集束光を
    撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮
    像手段からなる立体像撮影装置。
  3. 【請求項3】 平面状に並んだ凸レンズ群と、該凸レン
    ズ群に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズな
    いしフレネル凸レンズと、該集束レンズから、該集束レ
    ンズの焦点距離だけ離れた位置に光学絞りを備え、該集
    束光を撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置か
    れた撮像手段からなり、該凸レンズ群と集束レンズ間の
    距離を変えて焦点位置を調整するする事を可能とした立
    体像撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の立体像撮影装置の凸レン
    ズ群の前方、すなわち撮像面と反対の側に凸レンズない
    しフレネル凸レンズを置き、被写体の像を該レンズによ
    って該凸レンズ群上に投影することを特徴とする立体像
    撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4による撮影像ないし同様の
    光学系を仮定してコンピュータグラフィックスによって
    作成した像を記録した透過光制御手段と、該透過光制御
    手段と平行な面上に並んだ点光源群からなり、該記録像
    の該記録像を作成する際に用いた凸レンズ群の各凸レン
    ズによる像と該点光源群の各点光源の位置関係は、該各
    凸レンズと該各凸レンズによる光学絞りの像との位置関
    係と相似形であり、該点光源群の光が該透過光制御手段
    を通って観察されることで立体像を再生する立体像表示
    装置。
  6. 【請求項6】 点光源の光を、凸レンズないしフレネル
    凸レンズを通して平行光ないし集束光とし、さらに平面
    状に並んだ凸レンズ群を通して平面状に並んだ多数の点
    光源像を作成し、これを点光源群として利用することを
    特徴とする請求項5に記載の立体像表示装置。
  7. 【請求項7】 点光源の光を、凸レンズないしフレネル
    凸レンズを通して平行光ないし集束光とし、請求項1〜
    4による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピュ
    ータグラフィックスによって作成した像を記録した透過
    光制御手段を通し、さらに該透過光制御手段と平行な平
    面状に並んだ凹レンズ群を通して立体像を再生する装置
    であって、該記録像作成時に用いた凸レンズ群の各凸レ
    ンズによる像が該凹レンズ群の各凹レンズに投影され、
    該記録像作成時における該各凸レンズと該各凸レンズに
    よる光学絞りの像の位置関係が、該各凹レンズと該各凹
    レンズによる点光源の像の位置関係と相似形であること
    を特徴とする立体像表示装置。
  8. 【請求項8】 点光源をバックライトに使い、請求項1
    〜4による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコンピ
    ュータグラフィックスによって作成した像を記録した透
    過光制御手段の像を投影するプロジェクターによって、
    該記録像を平面状に並んだ凹レンズ群上に投影し、該凹
    レンズ群の透過光によって立体像を再生する装置であっ
    て、該凹レンズ群のプロジェクター側には、凸レンズな
    いしフレネル凸レンズが置かれ、プロジェクターからの
    投影光を平行光ないし集束光とし、該記録像作成時に用
    いた凸レンズ群の各凸レンズによる像が該凹レンズ群の
    各凹レンズに投影され、該記録像作成時における該各凸
    レンズと該各凸レンズによる光学絞りの像の位置関係
    が、該各凹レンズと該各凹レンズによる点光源の像の位
    置関係と相似形であることを特徴とする立体像表示装
    置。
  9. 【請求項9】 板状の透明導光体と、該導光体の端面に
    置かれた光源と、該導光体の一方の面に面して置かれ
    た、請求項1〜4による撮影像ないし同様の光学系を仮
    定してコンピュータグラフィックスによって作成した像
    を記録した第一の透過光制御手段と、該導光体の他方の
    面に面して置かれた、第二の透過光制御手段からなり、
    該導光体の第二の透過光制御手段側の面には、光を拡散
    反射する点群が形成され、これを点光源群として利用す
    る請求項5に記載の立体像表示装置であって、かつ第二
    の透過光制御手段には、第一の透過光制御手段の対面す
    る位置の光線透過率を、該点群の間隔で平均化したもの
    に反比例する透過率分布が形成されていることを特徴と
    する立体像表示装置。
  10. 【請求項10】 板状の透明導光体と、該導光体の端面
    に置かれた光源と、該導光体の一方の面に面して置かれ
    た、請求項1〜4による撮影像ないし同様の光学系を仮
    定してコンピュータグラフィックスによって作成した像
    を記録した透過光制御手段とからなり、該導光体の他方
    の面には、光を拡散反射する点群が形成され、これを点
    光源群として利用する請求項5に記載の立体像表示装置
    であって、かつ該透過光制御手段には、該記録像作成時
    に用いた凸レンズ群の各凸レンズによる個々の像の間に
    隙間を持ち、この隙間の光線透過率は、近接する像の透
    過率との面積を重みとした平均が、透過光制御手段の全
    面において一定になるように調整されていることを特徴
    とする立体像表示装置。
  11. 【請求項11】 平面状に並んだ凹レンズ群と、光学絞
    りを備え、該凹レンズ群を透過した光線を撮像面上に投
    影する撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からな
    る立体像撮影装置。
  12. 【請求項12】 平面状に並んだ凹レンズ群と、該凹レ
    ンズ群に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズ
    ないしフレネル凸レンズと、光学絞りを備え、該集束光
    を撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置かれた
    撮像手段からなる立体像撮影装置。
  13. 【請求項13】 平面状に並んだ凹レンズ群と、該凹レ
    ンズ群に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズ
    ないしフレネル凸レンズと、該集束レンズから、該集束
    レンズの焦点距離だけ離れた位置に光学絞りを備え、該
    集束光を撮像面上に投影する撮影レンズと、撮像面に置
    かれた撮像手段からなり、該凹レンズ群と集束レンズ間
    の距離を変えて焦点位置を調整するする事を可能とした
    立体像撮影装置。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13の立体像撮影装置の
    凹レンズ群の前方、すなわち撮像面と反対の側に凸レン
    ズないしフレネル凸レンズを置き、被写体の像を該レン
    ズによって該凹レンズ群上に投影することを特徴とする
    立体像撮影装置。
  15. 【請求項15】 点光源の光を、凸レンズないしフレネ
    ル凸レンズを通して平行光ないし集束光とし、請求項1
    1〜14による撮影像ないし同様の光学系を仮定してコ
    ンピュータグラフィックスによって作成した像を記録し
    た透過光制御手段を通し、さらに該透過光制御手段と平
    行な平面状に並んだ凸レンズ群を通して立体像を再生す
    る装置であって、該記録像作成時に用いた凹レンズ群の
    各凹レンズによる像が該凸レンズ群の各凸レンズに投影
    され、該記録像作成時における該各凹レンズと該各凹レ
    ンズによる光学絞りの像の位置関係が、該各凸レンズと
    該各凸レンズによる点光源の像の位置関係と相似形であ
    ることを特徴とする立体像表示装置。
  16. 【請求項16】 点光源をバックライトに使い、請求項
    11〜14による撮影像ないし同様の光学系を仮定して
    コンピュータグラフィックスによって作成した像を記録
    した透過光制御手段の像を投影するプロジェクターによ
    って、該記録像を平面状に並んだ凸レンズ群上に投影
    し、該凸レンズ群の透過光によって立体像を再生する装
    置であって、該凸レンズ群のプロジェクター側には、凸
    レンズないしフレネル凸レンズが置かれ、プロジェクタ
    ーからの投影光を平行光ないし集束光とし、該記録像作
    成時に用いた凹レンズ群の各凹レンズによる像が該凸レ
    ンズ群の各凸レンズに投影され、該記録像作成時におけ
    る該各凹レンズと該各凹レンズによる光学絞りの像の位
    置関係が、該各凸レンズと該各凸レンズによる点光源の
    像の位置関係と相似形であることを特徴とする立体像表
    示装置。
  17. 【請求項17】 請求項11〜14による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した平面と、該平面と平行に置
    かれたピンホール群を有する遮光板からなる装置であっ
    て、該記録像の該記録像を作成する際に用いた凹レンズ
    群の各凹レンズによる像と、該ピンホール群の各ピンホ
    ールの位置関係は、該各凹レンズと該各凹レンズによる
    光学絞りの像との位置関係と相似形であり、該ピンホー
    ル群の透過光によって立体像を再生することを特徴とす
    る立体像表示装置。
  18. 【請求項18】 請求項11〜14による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した平面と、これに面した平面
    状に並んだ凸レンズ群からなる装置であって、該記録像
    の該記録像を作成する際に用いた凹レンズ群の各凹レン
    ズによる像と、該凸レンズ群の各凸レンズの中心の位置
    関係は、該各凹レンズと該各凹レンズによる光学絞りの
    像との位置関係と相似形であり、該凸レンズ群を通して
    該記録像をみることで立体像が見えることを特徴とする
    立体像表示装置。
  19. 【請求項19】 請求項11〜14による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した平面と、平面状に間隔をあ
    けて並んだ凸レンズ群と、該凸レンズの間を通過する光
    を遮る遮光手段を有する装置であって、該記録像の該記
    録像を作成する際に用いた凹レンズ群の各凹レンズによ
    る像と、該凸レンズ群の各凸レンズの中心の位置関係
    は、該各凹レンズと該各凹レンズによる光学絞りの像と
    の位置関係と相似形であり、該凸レンズ群を通して該記
    録像をみることで立体像が見えることを特徴とする立体
    像表示装置。
  20. 【請求項20】 平面状に並んだ凸レンズ群ないし凹レ
    ンズ群と、光学絞りを備え、該凸レンズ群ないし凹レン
    ズ群を透過した光線を投影する投影レンズと、投影面に
    置かれた平面状に並んだ凹レンズ群ないし凸レンズ群と
    を有する装置であり、先の凸レンズ群ないし凹レンズ群
    の投影レンズ側と、後の凹レンズ群ないし凸レンズ群の
    投影レンズ側の少なくともいずれか一方には凸レンズな
    いしフレネル凸レンズが置かれ、先の凸レンズ群ないし
    凹レンズ群の各々のレンズの像が、後の凹レンズ群ない
    し凸レンズ群の各々のレンズに投影されることを特徴と
    する立体像伝送装置。
  21. 【請求項21】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凸レンズ群と、光学絞りを備え、該シリンド
    リカル凸レンズ群を透過した光線を撮像面上に投影する
    撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体
    像撮影装置。
  22. 【請求項22】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レンズ群
    に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズないし
    フレネル凸レンズと、一つの光学絞り、ないし縦と横の
    二つのスリットと、該光学絞りないし縦横のスリットを
    通った該集束光を撮像面上に投影する撮影レンズと、撮
    像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮影装置。
  23. 【請求項23】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レンズ群
    に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズないし
    フレネル凸レンズと、該集束レンズから、該集束レンズ
    の焦点距離だけ離れた位置に置かれた縦のスリットと、
    該集束レンズと縦のスリットの間に置かれた横のスリッ
    トと、該スリットを通った光を撮像面上に投影する撮影
    レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮
    影装置。
  24. 【請求項24】 請求項21〜23の立体像撮影装置の
    シリンドリカル凸レンズ群の前方、すなわち撮像面と反
    対の側に凸レンズないしフレネル凸レンズを置き、被写
    体の像を該レンズによって該シリンドリカル凸レンズ群
    上に投影することを特徴とする立体像撮影装置。
  25. 【請求項25】 請求項21〜24による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した透過光制御手段と、該透過
    光制御手段と平行な面上に並んだ線光源群からなり、該
    記録像の該記録像を作成する際に用いたシリンドリカル
    凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズによる像と該線
    光源群の各線光源の位置関係は、該各シリンドリカル凸
    レンズと該各シリンドリカル凸レンズによる光学絞りな
    いし縦スリットの像との位置関係と相似形であり、該線
    光源群の光が該透過光制御手段を通って観察されること
    で立体像を再生する立体像表示装置。
  26. 【請求項26】 点光源ないし縦に細長い光源の光を、
    凸レンズないしフレネル凸レンズを通して平行性ないし
    集束性をもった光線とし、請求項21〜24による撮影
    像ないし同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィ
    ックスによって作成した像を記録した透過光制御手段を
    通し、さらに該透過光制御手段と平行な平面状に軸を縦
    にして横に並んだシリンドリカル凹レンズ群を通して立
    体像を再生する装置であって、少なくとも光源に点光源
    を用いる場合には、該シリンドリカル凹レンズ群の後
    に、光線を縦に拡散するレンチキュラーレンズが置か
    れ、該記録像作成時に用いたシリンドリカル凸レンズ群
    の各シリンドリカル凸レンズによる像が該シリンドリカ
    ル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レンズに投影され、
    該記録像作成時における該各シリンドリカル凸レンズと
    該各シリンドリカル凸レンズによる光学絞りないし縦ス
    リットの像の位置関係が、該各シリンドリカル凹レンズ
    と該各シリンドリカル凹レンズによる光源の像の位置関
    係と相似形であることを特徴とする立体像表示装置。
  27. 【請求項27】 点光源ないし縦に細長い光源をバック
    ライトに使い、請求項21〜24による撮影像ないし同
    様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスによ
    って作成した像を記録した透過光制御手段の像を投影す
    るプロジェクターによって、該記録像を平面状に並んだ
    シリンドリカル凹レンズ群上に投影し、該シリンドリカ
    ル凹レンズ群の透過光によって立体像を再生する装置で
    あって、少なくとも光源に点光源を用いる場合には、該
    シリンドリカル凹レンズ群の後に、光線を縦に拡散する
    レンチキュラーレンズが置かれ、該シリンドリカル凹レ
    ンズ群のプロジェクター側には、凸レンズないしフレネ
    ル凸レンズが置かれ、プロジェクターからの投影光を平
    行性ないし集束性をもった光線とし、該記録像作成時に
    用いたシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸
    レンズによる像が該シリンドリカル凹レンズ群の各シリ
    ンドリカル凹レンズに投影され、該記録像作成時におけ
    る該各シリンドリカル凸レンズと該各シリンドリカル凸
    レンズによる光学絞りないし縦スリットの像の位置関係
    が、該各シリンドリカル凹レンズと該各シリンドリカル
    凹レンズによる光源の像の位置関係と相似形であること
    を特徴とする立体像表示装置。
  28. 【請求項28】 板状の透明導光体と、該導光体の端面
    に置かれた光源と、該導光体の一方の面に面して置かれ
    た、請求項21〜24による撮影像ないし同様の光学系
    を仮定してコンピュータグラフィックスによって作成し
    た像を記録した第一の透過光制御手段と、該導光体の他
    方の面に面して置かれた、第二の透過光制御手段からな
    り、該導光体の第二の透過光制御手段側の面には、光を
    拡散反射する線群が形成され、これを線光源群として利
    用する請求項25に記載の立体像表示装置であって、か
    つ第二の透過光制御手段には、第一の透過光制御手段の
    対面する位置の光線透過率を、該線群の間隔で平均化し
    たものに反比例する透過率分布が形成されていることを
    特徴とする立体像表示装置。
  29. 【請求項29】 板状の透明導光体と、該導光体の端面
    に置かれた光源と、該導光体の一方の面に面して置かれ
    た、請求項21〜24による撮影像ないし同様の光学系
    を仮定してコンピュータグラフィックスによって作成し
    た像を記録した透過光制御手段とからなり、該導光体の
    他方の面には、光を拡散反射する線群が形成され、これ
    を線光源群として利用する請求項25に記載の立体像表
    示装置であって、かつ該透過光制御手段には、該記録像
    作成時に用いたシリンドリカル凸レンズ群の各シリンド
    リカル凸レンズによる個々の像の間に隙間を持ち、この
    隙間の光線透過率は、近接する像の透過率との面積を重
    みとした平均が、透過光制御手段の全面において一定に
    なるように調整されていることを特徴とする立体像表示
    装置。
  30. 【請求項30】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凹レンズ群と、光学絞りを備え、該シリンド
    リカル凹レンズ群を透過した光線を撮像面上に投影する
    撮影レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体
    像撮影装置。
  31. 【請求項31】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凹レンズ群と、該シリンドリカル凹レンズ群
    に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズないし
    フレネル凸レンズと、一つの光学絞り、ないし縦と横の
    二つのスリットと、該集束光を撮像面上に投影する撮影
    レンズと、撮像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮
    影装置。
  32. 【請求項32】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凹レンズ群と、該シリンドリカル凹レンズ群
    に面し、これを透過した光線を集束する凸レンズないし
    フレネル凸レンズと、該集束レンズから、該集束レンズ
    の焦点距離だけ離れた位置に置かれた縦のスリットと、
    該集束レンズと縦のスリットの間に置かれた横のスリッ
    トと、該集束光を撮像面上に投影する撮影レンズと、撮
    像面に置かれた撮像手段からなる立体像撮影装置。
  33. 【請求項33】 請求項30〜32の立体像撮影装置の
    シリンドリカル凹レンズ群の前方、すなわち撮像面と反
    対の側に凸レンズないしフレネル凸レンズを置き、被写
    体の像を該レンズによって該シリンドリカル凹レンズ群
    上に投影することを特徴とする立体像撮影装置。
  34. 【請求項34】 点光源ないし縦に細長い光源の光を、
    凸レンズないしフレネル凸レンズを通して平行性ないし
    集束性をもった光線とし、請求項30〜33による撮影
    像ないし同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィ
    ックスによって作成した像を記録した透過光制御手段を
    通し、さらに該透過光制御手段と平行な平面状に軸を縦
    にして横に並んだシリンドリカル凸レンズ群を通して立
    体像を再生する装置であって、少なくとも光源に点光源
    を用いる場合には、該シリンドリカル凸レンズ群の後
    に、光線を縦に拡散するレンチキュラーレンズが置か
    れ、該記録像作成時に用いたシリンドリカル凹レンズ群
    の各シリンドリカル凹レンズによる像が、該シリンドリ
    カル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズに投影さ
    れ、該記録像作成時における該各シリンドリカル凹レン
    ズと該各シリンドリカル凹レンズによる光学絞りないし
    縦スリットの像の位置関係が、該各シリンドリカル凸レ
    ンズと該各シリンドリカル凸レンズによる光源の像の位
    置関係と相似形であることを特徴とする立体像表示装
    置。
  35. 【請求項35】 点光源ないし縦に細長い光源をバック
    ライトに使い、請求項30〜33による撮影像ないし同
    様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスによ
    って作成した像を記録した透過光制御手段の像を投影す
    るプロジェクターによって、該記録像を平面状に軸を縦
    にして横に並んだシリンドリカル凸レンズ群上に投影
    し、該シリンドリカル凸レンズ群の透過光によって立体
    像を再生する装置であって、少なくとも光源に点光源を
    用いる場合には、該シリンドリカル凸レンズ群の後に、
    光線を縦に拡散するレンチキュラーレンズが置かれ、該
    シリンドリカル凸レンズ群のプロジェクター側には、凸
    レンズないしフレネル凸レンズが置かれ、プロジェクタ
    ーからの投影光を平行性ないし集束性をもった光線と
    し、該記録像作成時に用いたシリンドリカル凹レンズ群
    の各シリンドリカル凹レンズによる像が、該シリンドリ
    カル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズに投影さ
    れ、該記録像作成時における該各シリンドリカル凹レン
    ズと該各シリンドリカル凹レンズによる光学絞りないし
    縦スリットの像の位置関係が、該各シリンドリカル凸レ
    ンズと該各シリンドリカル凸レンズによる光源の像の位
    置関係と相似形であることを特徴とする立体像表示装
    置。
  36. 【請求項36】 請求項30〜33による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した平面と、これに平行に面し
    て置かれたスリット群を有する遮光板からなる装置であ
    って、該記録像の該記録像を作成する際に用いたシリン
    ドリカル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レンズによる
    像と該スリット群の各スリットとの位置関係は、該各シ
    リンドリカル凹レンズと該各シリンドリカル凹レンズに
    よる光学絞りないし縦スリットの像との位置関係と相似
    形であり、該スリット群の透過光によって立体像を再生
    することを特徴とする立体像表示装置。
  37. 【請求項37】 請求項30〜33による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した平面と、平面状に並んだシ
    リンドリカル凸レンズ群からなる装置であって、該記録
    像の該記録像を作成する際に用いたシリンドリカル凹レ
    ンズ群の各シリンドリカル凹レンズによる像と該シリン
    ドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズの中心
    線との位置関係は、該各シリンドリカル凹レンズと該各
    シリンドリカル凹レンズによる光学絞りないし縦スリッ
    トの像との位置関係と相似形であり、該シリンドリカル
    凸レンズ群を通して該記録像を見ることで立体像が見え
    ることを特徴とする立体像表示装置。
  38. 【請求項38】 請求項30〜33による撮影像ないし
    同様の光学系を仮定してコンピュータグラフィックスに
    よって作成した像を記録した平面と、平面状に間隔をあ
    けて並んだシリンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリ
    カル凸レンズの間を通過する光を遮る遮光手段を有する
    装置であって、該記録像の該記録像を作成する際に用い
    たシリンドリカル凹レンズ群の各シリンドリカル凹レン
    ズによる像と該シリンドリカル凸レンズ群の各シリンド
    リカル凸レンズの中心線との位置関係は、該各シリンド
    リカル凹レンズと該各シリンドリカル凹レンズによる光
    学絞りないし縦スリットの像との位置関係と相似形であ
    り、該シリンドリカル凸レンズ群を通して該記録像をみ
    ることで立体像が見えることを特徴とする立体像表示装
    置。
  39. 【請求項39】 平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凸レンズ群ないしシリンドリカル凹レンズ群
    と、一つの光学絞り、ないし縦と横の二つのスリット
    と、該集束光を投影する投影レンズと、投影面に置かれ
    た平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル凹レ
    ンズ群ないしシリンドリカル凸レンズ群とを有する装置
    であり、後のシリンドリカル凹レンズ群ないしシリンド
    リカル凸レンズ群の後に、光線を縦に拡散するレンチキ
    ュラーレンズが置かれ、先のシリンドリカル凸レンズ群
    ないしシリンドリカル凹レンズ群の投影レンズ側と、後
    のシリンドリカル凹レンズ群ないしシリンドリカル凸レ
    ンズ群の投影レンズ側の少なくともいずれか一方には凸
    レンズないしフレネル凸レンズが置かれ、先のシリンド
    リカル凸レンズ群ないしシリンドリカル凹レンズ群の各
    々のシリンドリカルレンズの像が、後のシリンドリカル
    凹レンズ群ないしシリンドリカル凸レンズ群の各々のシ
    リンドリカルレンズレンズに投影されることを特徴とす
    る立体像伝送装置。
  40. 【請求項40】 請求項1〜4における平面状に並んだ
    凸レンズ群を、該平面に平行な方向に移動させる手段を
    有する装置により、該凸レンズ群を移動させつつ複数の
    像を時分割で撮影することを特徴とする請求項1〜4の
    立体像撮影装置。
  41. 【請求項41】 請求項5における点光源群を、該点光
    源群の並ぶ面に平行な方向に移動させる手段を有する装
    置により、透過光制御手段上の像を、該点光源群を移動
    させつつ切替え、複数の像を時分割で表示することを特
    徴とする請求項5の立体像表示装置。
  42. 【請求項42】 請求項7,8における平面状に並んだ
    凹レンズ群を、該平面に平行な方向に移動させる手段を
    有する装置により、透過光制御手段上の像を、該凹レン
    ズ群を移動させつつ切替え、複数の像を時分割で表示す
    ることを特徴とする請求項7,8の立体像表示装置。
  43. 【請求項43】 請求項11〜14における平面状に並
    んだ凹レンズ群を、該平面に平行な方向に移動させる手
    段を有する装置により、該凹レンズ群を移動させつつ複
    数の像を時分割で撮影することを特徴とする請求項11
    〜14の立体像撮影装置。
  44. 【請求項44】 請求項15,16,18,19におけ
    る平面状に並んだ凸レンズ群を、該平面に平行な方向に
    移動させる手段を有する装置により、透過光制御手段上
    の像を、該凸レンズ群を移動させつつ切替え、複数の像
    を時分割で表示することを特徴とする請求項15,1
    6,18,19の立体像表示装置。
  45. 【請求項45】 請求項17におけるピンホール群を有
    する遮光板を、該板面に平行な方向に移動させる手段を
    有する装置により、記録面上の像を、該遮光板を移動さ
    せつつ切替え、複数の像を時分割で表示することを特徴
    とする請求項17の立体像表示装置。
  46. 【請求項46】 請求項21〜24における平面状に軸
    を縦にして横に並んだシリンドリカル凸レンズ群を、該
    平面に平行で、該シリンドリカル凸レンズの軸に垂直な
    方向に移動させる手段を有する装置により、該シリンド
    リカル凸レンズ群を移動させつつ複数の像を時分割で撮
    影することを特徴とする請求項21〜24の立体像撮影
    装置。
  47. 【請求項47】 請求項25における線光源群を、該線
    光源群の並ぶ面に平行で、該線光源に垂直な方向に移動
    させる手段を有する装置により、透過光制御手段上の像
    を、該線光源群を移動させつつ切替え、複数の像を時分
    割で表示することを特徴とする請求項25の立体像表示
    装置。
  48. 【請求項48】 請求項26,27における平面状に軸
    を縦にして横に並んだシリンドリカル凹レンズ群を、該
    平面に平行で、該シリンドリカル凹レンズの軸に垂直な
    方向に移動させる手段を有する装置により、透過光制御
    手段上の像を、該シリンドリカル凹レンズ群を移動させ
    つつ切替え、複数の像を時分割で表示することを特徴と
    する請求項26,27の立体像表示装置。
  49. 【請求項49】 請求項30〜33における平面状に軸
    を縦にして横に並んだシリンドリカル凹レンズ群を、該
    平面に平行で、該シリンドリカル凹レンズの軸に垂直な
    方向に移動させる手段を有する装置により、該シリンド
    リカル凹レンズ群を移動させつつ複数の像を時分割で撮
    影することを特徴とする請求項30〜33の立体像撮影
    装置。
  50. 【請求項50】 請求項34,35,37,38におけ
    る平面状に軸を縦にして横に並んだシリンドリカル凸レ
    ンズ群を、該平面に平行で、該シリンドリカル凸レンズ
    の軸に垂直な方向に移動させる手段を有する装置によ
    り、透過光制御手段上の像を、該シリンドリカル凸レン
    ズ群を移動させつつ切替え、複数の像を時分割で表示す
    ることを特徴とする請求項34,35,37,38の立
    体像表示装置。
  51. 【請求項51】 請求項36におけるスリット群を有す
    る遮光板を、該板面に平行で、該スリットに垂直な方向
    に移動させる手段を有する装置により、記録面上の像
    を、該遮光板を移動させつつ切替え、複数の像を時分割
    で表示することを特徴とする請求項36の立体像表示装
    置。
  52. 【請求項52】 平面状に並んだ第一の凸レンズ群と、
    該凸レンズ群に平行に並んだ第二の凸レンズ群と、第二
    の凸レンズ群に面し、これを透過した光線を集束する凸
    レンズないしフレネル凸レンズと、該集束レンズから、
    該集束レンズの焦点距離だけ離れた複数の異なる位置
    に、光学絞りを備えた複数の撮影レンズと、それぞれの
    撮影レンズの投影面に置かれた撮像手段からなり、第一
    の凸レンズ群を構成する各凸レンズと第二の凸レンズ群
    を構成する各凸レンズは一対一に対応し、第二の凸レン
    ズ群の各凸レンズは第一の凸レンズ群の各凸レンズか
    ら、第一の凸レンズ群の各凸レンズの焦点距離だけ離れ
    た位置にあることを特徴とする立体像撮影装置。
  53. 【請求項53】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズから焦点距離だけ離れた、異なる位置に置かれ
    た複数の点光源と、該レンズの点光源とは反対の側に面
    する、平面状に並んだ第一の凸レンズ群と、該凸レンズ
    群に平行に並んだ第二の凸レンズ群と、第二の凸レンズ
    群に面して置かれた透過光制御手段とからなり、且つ第
    一の凸レンズ群を構成する各凸レンズと第二の凸レンズ
    群を構成する各凸レンズは一対一に対応し、第一の凸レ
    ンズ群の各凸レンズは第二の凸レンズ群の各凸レンズか
    ら、第二の凸レンズ群の各凸レンズの焦点距離だけ離れ
    た位置にあり、該透過光制御手段に形成する像を切り替
    えつつ、該点光源を一つずつ発光させることを特徴とす
    る立体像表示装置。
  54. 【請求項54】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズから焦点距離だけ離れた、異なる位置に置かれ
    た複数の点光源と、該レンズの点光源とは反対の側に面
    して置かれた透過光制御手段と、さらに該透過光制御手
    段に平行に平面状に並んだ第一の凸レンズ群と、該凸レ
    ンズ群に平行に並んだ第二の凸レンズ群とからなり、且
    つ第一の凸レンズ群を構成する各凸レンズと第二の凸レ
    ンズ群を構成する各凸レンズは一対一に対応し、第一の
    凸レンズ群の各凸レンズは第二の凸レンズ群の各凸レン
    ズから、第二の凸レンズ群の各凸レンズの焦点距離だけ
    離れた位置にあり、該透過光制御手段に形成する像を切
    り替えつつ、該点光源を一つずつ発光させることを特徴
    とする立体像表示装置。
  55. 【請求項55】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズに面して平面状に並んだ第一の凸レンズ群と、
    該凸レンズ群に平行に並んだ第二の凸レンズ群と、該凸
    レンズないしフレネル凸レンズの側から該レンズを通し
    て第一の凸レンズ群上に像を投影する複数のプロジェク
    ターからなる装置であって、第一の凸レンズ群を構成す
    る各凸レンズと第二の凸レンズ群を構成する各凸レンズ
    は一対一に対応し、第一の凸レンズ群の各凸レンズは第
    二の凸レンズ群の各凸レンズから、第二の凸レンズ群の
    各凸レンズの焦点距離だけ離れた位置にあり、且つ複数
    のプロジェクターはそれぞれ点光源をバックライトと
    し、該点光源の像が、該凸レンズないしフレネル凸レン
    ズから、該凸レンズないしフレネル凸レンズの焦点距離
    だけ離れた、それぞれ異なる位置に結ぶように配置され
    ることを特徴とする立体像表示装置。
  56. 【請求項56】 平面状に軸を縦にして横に並んだ第一
    のシリンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レ
    ンズ群に平行に並んだ第二のシリンドリカル凸レンズ群
    と、第二のシリンドリカル凸レンズ群に面し、これを透
    過した光線を集束する凸レンズないしフレネル凸レンズ
    と、該集束レンズから、該集束レンズの焦点距離だけ離
    れた、横方向に異なる位置に、それぞれ縦スリットを持
    ち、該縦スリットより該集束レンズ側ないし撮像面側に
    横スリットを備えた複数の撮影レンズと、それぞれの撮
    影レンズの投影面に置かれた撮像手段からなり、第一の
    シリンドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル
    凸レンズと第二のシリンドリカル凸レンズ群を構成する
    各シリンドリカル凸レンズは一対一に対応し、第二のシ
    リンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズは
    第一のシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸
    レンズから、第一のシリンドリカル凸レンズ群の各シリ
    ンドリカル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置にあるこ
    とを特徴とする立体像撮影装置。
  57. 【請求項57】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズから焦点距離だけ離れた、横方向に異なる位置
    に置かれた複数の点光源ないし縦に細長い光源と、該レ
    ンズの該光源とは反対の側に面する、平面状に軸を縦に
    して横に並んだ第一のシリンドリカル凸レンズ群と、該
    シリンドリカル凸レンズ群に平行に並んだ第二のシリン
    ドリカル凸レンズ群と、第二のシリンドリカル凸レンズ
    群に面して置かれた透過光制御手段を有する装置であっ
    て、少なくとも光源に点光源を用いる場合には、該透過
    光制御手段に面して、光線を縦に拡散するレンチキュラ
    ーレンズが置かれ、且つ第一のシリンドリカル凸レンズ
    群を構成する各シリンドリカル凸レンズと第二のシリン
    ドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レン
    ズは一対一に対応し、第一のシリンドリカル凸レンズ群
    の各シリンドリカル凸レンズは第二のシリンドリカル凸
    レンズ群の各シリンドリカル凸レンズから、第二のシリ
    ンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズの焦
    点距離だけ離れた位置にあり、該透過光制御手段に形成
    する像を切り替えつつ、該光源を一つずつ発光させるこ
    とを特徴とする立体像表示装置。
  58. 【請求項58】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズから焦点距離だけ離れた、横方向に異なる位置
    に置かれた複数の点光源ないし縦に細長い光源と、該レ
    ンズの該光源とは反対の側に面して置かれた透過光制御
    手段と、さらに該透過光制御手段と平行に平面状に軸を
    縦にして横に並んだ第一のシリンドリカル凸レンズ群
    と、該シリンドリカル凸レンズ群に平行に並んだ第二の
    シリンドリカル凸レンズ群を有する装置であって、少な
    くとも光源に点光源を用いる場合には、第二のシリンド
    リカル凸レンズ群に面して、光線を縦に拡散するレンチ
    キュラーレンズが置かれ、且つ第一のシリンドリカル凸
    レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レンズと第二の
    シリンドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル
    凸レンズは一対一に対応し、第一のシリンドリカル凸レ
    ンズ群の各シリンドリカル凸レンズは第二のシリンドリ
    カル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レンズから、第二
    のシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レン
    ズの焦点距離だけ離れた位置にあり、該透過光制御手段
    に形成する像を切り替えつつ、該光源を一つずつ発光さ
    せることを特徴とする立体像表示装置。
  59. 【請求項59】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズに面した平面状に軸を縦にして横に並んだ第一
    のシリンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レ
    ンズ群に平行に並んだ第二のシリンドリカル凸レンズ群
    と、該凸レンズないしフレネル凸レンズの側から該レン
    ズを通して第一のシリンドリカル凸レンズ群上に像を投
    影する複数のプロジェクターからなる装置であって、第
    一のシリンドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリ
    カル凸レンズと第二のシリンドリカル凸レンズ群を構成
    する各シリンドリカル凸レンズは一対一に対応し、第一
    のシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカル凸レン
    ズは第二のシリンドリカル凸レンズ群の各シリンドリカ
    ル凸レンズから、第二のシリンドリカル凸レンズ群の各
    シリンドリカル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置にあ
    り、且つ複数のプロジェクターはそれぞれ点光源ないし
    縦に細長い光源をバックライトとし、該光源の像が、該
    凸レンズないしフレネル凸レンズから、該凸レンズない
    しフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れた、横方向に異
    なる位置にそれぞれ結ぶように配置され、少なくともプ
    ロジェクターの光源に点光源を用いる場合には、第二の
    シリンドリカル凸レンズ群に面して、光線を縦に拡散す
    るレンチキュラーレンズが置かれることを特徴とする立
    体像表示装置。
  60. 【請求項60】 平面ブラウン管と、該平面ブラウン管
    の表示面に面して平行に置かれた透過光制御手段からな
    る装置であって、該平面ブラウン管の表示面に輝点群を
    表示することで請求項5の立体表示装置を実現でき、さ
    らに該輝点群を移動させることで請求項41の立体表示
    装置とすることができ、また該表示面に縦の輝線群を表
    示することで請求項25の立体表示装置を実現でき、さ
    らに該輝線群を移動させることで請求項47の立体表示
    装置とすることができることを特徴とする立体像表示装
    置。
  61. 【請求項61】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズに面した平面状に並んだ凸レンズ群と、該凸レ
    ンズ群に面して平行に並んだ第一の凹レンズ群と、該凹
    レンズ群に面して平行に並んだ第二の凹レンズ群と、該
    凸レンズないしフレネル凸レンズの側から該レンズを通
    して該凸レンズ群上に像を投影する複数のプロジェクタ
    ーからなり、該プロジェクターはそれぞれ点光源をバッ
    クライトとし、該点光源の像が、該凸レンズないしフレ
    ネル凸レンズから、該凸レンズないしフレネル凸レンズ
    の焦点距離だけ離れた、それぞれ異なる位置に結ぶよう
    に配置される装置であって、該凸レンズ群を構成する各
    凸レンズには、第一の凹レンズ群の、該プロジェクター
    の数に等しい凹レンズが対応し、各凹レンズの所定の平
    行光に対する焦点が、該凸レンズ群の対応する凸レンズ
    による各プロジェクターの点光源の像に一致すること
    で、各プロジェクターの投影光を進行方向が一致する平
    行光とし、該平行光のそれぞれが第二の凹レンズ群の各
    凹レンズに入射して、拡散する透過光となることを特徴
    とする立体像表示装置。
  62. 【請求項62】 平面状に並んだ第一の凹レンズ群と、
    第一の凹レンズ群に面して平行に並んだ第二の凹レンズ
    群と、第二の凹レンズ群に面して平行に並んだ凸レンズ
    群と、これを透過した光線を集束する凸レンズないしフ
    レネル凸レンズと、該集束レンズから、該集束レンズの
    焦点距離だけ離れた複数の異なる位置に、光学絞りを備
    えた複数の撮影レンズと、それぞれの撮影レンズの投影
    面に置かれた撮像手段からなり、該凸レンズ群を構成す
    る各凸レンズには、第二の凹レンズ群の、該撮影レンズ
    の数に等しい凹レンズが対応し、各凹レンズの所定の平
    行光に対する焦点が該凸レンズ群の対応する凸レンズに
    よる、各撮影レンズの光学絞りの像に一致することで、
    該平行光が各撮影レンズに分割入射するようにし、さら
    に第一の凹レンズ群を構成する各凹レンズと第二の凹レ
    ンズ群を構成する各凹レンズは該平行光によって一対一
    に対応することを特徴とする立体像撮影装置。
  63. 【請求項63】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズに面した平面状に並んだ凸レンズ群と、該凸レ
    ンズ群に面して平行に並んだ凹レンズ群と、該凹レンズ
    群に面して平行に凸レンズと凹レンズが交互に並んだ第
    三のレンズ群と、該凸レンズないしフレネル凸レンズの
    側から該レンズを通して該凸レンズ群上に像を投影する
    少なくとも一つのプロジェクターと、該凸レンズないし
    フレネル凸レンズから、該凸レンズないしフレネル凸レ
    ンズの焦点距離だけ離れた位置に光学絞りを備えた、少
    なくとも一つの撮影レンズと、撮影レンズの投影面に置
    かれた撮像手段からなり、該プロジェクターはそれぞれ
    点光源をバックライトとし、該点光源の像が、該凸レン
    ズないしフレネル凸レンズから、該凸レンズないしフレ
    ネル凸レンズの焦点距離だけ離れた位置に結ぶように配
    置される装置であって、該凸レンズ群を構成する各凸レ
    ンズには、該凹レンズ群の、該プロジェクターの数と該
    撮影カメラの数の和に等しい凹レンズが対応し、各凹レ
    ンズの所定の平行光に対する焦点が該凸レンズ群の対応
    する凸レンズによる、該プロジェクターの点光源の像と
    該撮影レンズの光学絞りの像にそれぞれ一致すること
    で、各プロジェクターの投影光を進行方向が一致する平
    行光とするとともに、進行方向が逆の平行光が各撮影レ
    ンズに分割入射し、該凹レンズ群の該プロジェクターの
    投影光が通過する各凹レンズは、各投影光が第三のレン
    ズ群の各凸レンズないし各凹レンズのいずれかに入射す
    るように一対一に対応し、該凹レンズ群の該撮影レンズ
    に入射する光線が通過する各凹レンズは、該平行光によ
    り第三のレンズ群の各凹レンズないし各凸レンズの、該
    プロジェクターの投影光とは異なる方と一対一に対応す
    ることで、立体像の表示と撮影を同時に行うことを特徴
    とする立体像表示撮影装置。
  64. 【請求項64】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズに面した平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レンズ群
    に面して平行に並んだ第一のシリンドリカル凹レンズ群
    と、該シリンドリカル凹レンズ群に面して平行に並んだ
    第二のシリンドリカル凹レンズ群と、該凸レンズないし
    フレネル凸レンズの側から該レンズを通して該シリンド
    リカル凸レンズ群上に像を投影する複数のプロジェクタ
    ーからなり、該プロジェクターはそれぞれ点光源ないし
    縦に細長い光源をバックライトとし、該光源の像が、該
    凸レンズないしフレネル凸レンズから、該凸レンズない
    しフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れた、横方向に異
    なる位置に結ぶように配置される装置であって、少なく
    とも該プロジェクターの光源に点光源を用いる場合に
    は、第二のシリンドリカル凹レンズ群の後に、光線を縦
    に拡散するレンチキュラーレンズが置かれ、該シリンド
    リカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レンズ
    には、第一のシリンドリカル凹レンズ群の、該プロジェ
    クターの数に等しいシリンドリカル凹レンズが対応し、
    各シリンドリカル凹レンズの所定の平行光に対する線状
    の像が該シリンドリカル凸レンズ群の対応するシリンド
    リカル凸レンズによる、各プロジェクターの光源の像に
    一致することで、各プロジェクターの投影光を、シリン
    ドリカルレンズの軸に垂直な面内で平行性を持った光線
    とし、該光線のそれぞれが第二のシリンドリカル凹レン
    ズ群の各シリンドリカル凹レンズに入射して、拡散する
    透過光となることを特徴とする立体像表示装置。
  65. 【請求項65】 平面状に軸を縦にして横に並んだ並ん
    だ第一のシリンドリカル凹レンズ群と、第一のシリンド
    リカル凹レンズ群に面して平行に並んだ第二のシリンド
    リカル凹レンズ群と、第二のシリンドリカル凹レンズ群
    に面して平行に並んだシリンドリカル凸レンズ群と、こ
    れを透過した光線を集束する凸レンズないしフレネル凸
    レンズと、該集束レンズから、該集束レンズの焦点距離
    だけ離れた複数の横方向に異なる位置に縦スリットを持
    ち、該縦スリットより該集束レンズ側ないし撮像面側に
    横スリットを備えた複数の撮影レンズと、それぞれの撮
    影レンズの投影面に置かれた撮像手段からなり、該シリ
    ンドリカル凸レンズ群を構成する各シリンドリカル凸レ
    ンズには、第二のシリンドリカル凹レンズ群の、該撮影
    レンズの数に等しいシリンドリカル凹レンズが対応し、
    各シリンドリカル凹レンズの所定の平行光に対する線状
    の像が該シリンドリカル凸レンズ群の対応するシリンド
    リカル凸レンズによる、各撮影レンズの縦スリットの像
    に一致することで、水平方向に平行性をもって第二のシ
    リンドリカル凹レンズ群に入射する光線が、各撮影レン
    ズに分割入射するようにし、第一のシリンドリカル凹レ
    ンズ群を構成する各シリンドリカル凹レンズと第二のシ
    リンドリカル凹レンズ群を構成する各シリンドリカル凹
    レンズは該光線によって一対一に対応することを特徴と
    する立体像撮影装置。
  66. 【請求項66】 凸レンズないしフレネル凸レンズと、
    該レンズに面した平面状に軸を縦にして横に並んだシリ
    ンドリカル凸レンズ群と、該シリンドリカル凸レンズ群
    に面して平行に並んだシリンドリカル凹レンズ群と、該
    シリンドリカル凹レンズ群に面して平行にシリンドリカ
    ル凸レンズとシリンドリカル凹レンズが交互に並んだ第
    三のシリンドリカルレンズ群と、該凸レンズないしフレ
    ネル凸レンズの側から該レンズを通して該シリンドリカ
    ル凸レンズ群上に像を投影する少なくとも一つのプロジ
    ェクターと、該凸レンズないしフレネル凸レンズから、
    該凸レンズないしフレネル凸レンズの焦点距離だけ離れ
    た位置に縦スリットを持ち、該縦スリットより該集束レ
    ンズ側ないし撮像面側に横スリットを備えた、少なくと
    も一つの撮影レンズと、撮影レンズの投影面に置かれた
    撮像手段からなり、該プロジェクターは縦に細長い光源
    をバックライトとし、該光源の像が、該凸レンズないし
    フレネル凸レンズから、該凸レンズないしフレネル凸レ
    ンズの焦点距離だけ離れた位置に結ぶように配置される
    装置であって、該シリンドリカル凸レンズ群を構成する
    各シリンドリカル凸レンズには、該シリンドリカル凹レ
    ンズ群の、該プロジェクターの数と該撮影レンズの数の
    和に等しいシリンドリカル凹レンズが対応し、各シリン
    ドリカル凹レンズの所定の平行光に対する線状の像が該
    シリンドリカル凸レンズ群の対応するシリンドリカル凸
    レンズによる、該プロジェクターの光源の像と該撮影レ
    ンズの縦スリットの像にそれぞれ一致することで、各プ
    ロジェクターの投影光を、シリンドリカルレンズの軸に
    垂直な面内で平行性をもつ光線とするとともに、進行方
    向が逆の同様な平行性を持った光線が各撮影レンズに分
    割入射し、該シリンドリカル凹レンズ群の該プロジェク
    ターの投影光が通過する各シリンドリカル凹レンズは、
    各投影光が第三のレンズ群の各シリンドリカル凸レンズ
    ないし各シリンドリカル凹レンズのいずれかに入射する
    ように一対一に対応し、該シリンドリカル凹レンズ群の
    該撮影レンズに入射する光線が通過する各シリンドリカ
    ル凹レンズは、該シリンドリカルレンズの軸に垂直な面
    内で平行性を有する光線により第三のレンズ群の各シリ
    ンドリカル凹レンズないし各シリンドリカル凸レンズ
    の、該プロジェクターの投影光とは異なる方と一対一に
    対応することで、立体像の表示と撮影を同時に行うこと
    を特徴とする立体像表示撮影装置。
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