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JP2003306939A - 法面安定化用押圧体 - Google Patents

法面安定化用押圧体

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Publication number
JP2003306939A
JP2003306939A JP2003149383A JP2003149383A JP2003306939A JP 2003306939 A JP2003306939 A JP 2003306939A JP 2003149383 A JP2003149383 A JP 2003149383A JP 2003149383 A JP2003149383 A JP 2003149383A JP 2003306939 A JP2003306939 A JP 2003306939A
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Japan
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reinforcing rib
central
pressing body
slope
rib portion
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JP2003149383A
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Koichi Kubo
幸一 久保
Kimiyasu Ouchi
公安 大内
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Kubota Corp
Raito Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Raito Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人工的な感覚を与えがちな押圧体を、透水性の
保護材料で隠したと、その保護材料が降雨などに伴って
流亡することを防止する。 【解決手段】押圧体30は、法面に対して面する底板部
30として、アンカー材の貫通孔39が形成されアンカ
ー材の緊張力が直接作用する中央部位置の中央押圧面部
31a、及びこれに一体でありその周囲の周囲押圧面部
とを備える。中央押圧面部31aから手前側に張り出し
た状態で環状をもって区画する中央補強リブ部32が一
体化されて形成され、中央補強リブ部32内に貫通孔3
9を取り囲み手前側に張り出して突出部31bを有し、
この突出部には前記中央補強リブ部に連なる繋ぎ壁31
cを有し,貫通孔39から繋ぎ壁31cを通る延長線部
位において、中央補強リブ部32から連結リブ34が実
質的に均等な少なくとも4つの放射方向に延びて手前側
に張り出して形成され、底板部30にこれを貫通する水
透過孔35が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盛土、切土、自然
斜面等の法面を補強することによって法面の安定化を図
る際に、法面に設置した押圧体を、これを貫通して地山
に挿入したアンカーやロックボルト等のアンカー材によ
り法面に定着することにより地山を安定化する方法に用
いる前記押圧体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】盛土、切土、自然斜面等の法面を補強す
る工法として、たとえば十字状のコンクリートブロック
を押圧体としてアンカーにより法面に定着する工法につ
いて、近年多くの提案がなされ、現実にも多く採用され
ている。また、コンクリートブロックでは重量的に重い
ことに鑑み、特開平11−158877号公報には、施
工性を改善するために鋳鉄製の軽量化した押圧体が提案
されている。押圧体の軽量化は、輸送性及び法面上への
設置施工性を大きく改善する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】他方、近年の環境及び
景観に対する考えの変化に伴って、法面を可能な限り緑
化したいとの要望がある。しかるに、コンクリートブロ
ックや前記公報に開示の押圧体を用いて安定化を図る場
合、従来からその個所については緑化を行う考えはな
い。
【0004】しかし、押圧体が露出していると、法面全
体として人工的な感覚を与えがちとなり、景観的に良好
でない。
【0005】そこで、本発明の第1の課題は、コンクリ
ートブロックからなる押圧体に代えて、前記公報記載の
ような軽量化した押圧体を用いることにより、輸送性及
び法面上への設置施工性を大きく改善することにある。
第2の課題は、法面周囲に対して押圧体が目立つことを
防止し、必要により周囲の法面と一緒に押圧体の個所に
ついても緑化することにより景観を良好ならしめること
にある。第3の課題は、押圧体を隠すためにその上に透
水性の保護材料を設ける場合において、その保護材料が
降雨などに伴って流亡することを防止することにある。
第4の課題は、保護材料が植生に適する材料である場合
において、水分の流通性に優れ、植生に適した部分を形
成することができる押圧体を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>法面に設置した押圧体を、これ
を貫通して地山に挿入したアンカー材により法面に定着
することにより地山を安定化し、さらに前記押圧体の周
辺部または全体を覆い隠して、法面上の対象とする領域
に透水性の保護材料を設ける際に用いる前記押圧体であ
って、前記押圧体は;前記法面に対して面する底板部と
して、前記アンカー材の貫通孔が形成され前記アンカー
材の緊張力が直接作用する中央部位置の中央押圧面部、
及びこれに一体でありその周囲の周囲押圧面部とを備
え、前記中央押圧面部から手前側に張り出した状態で環
状をもって区画する中央補強リブ部が一体化されて形成
され、前記中央補強リブ部内に前記貫通孔を取り囲み手
前側に張り出して突出部を有し、この突出部には前記中
央補強リブ部に連なる繋ぎ壁を有し、前記貫通孔から前
記繋ぎ壁を通る延長線部位において、前記中央補強リブ
部から連結リブが実質的に均等な少なくとも4つの放射
方向に延びて手前側に張り出して形成され、前記底板部
にこれを貫通する水透過孔が形成されていることを特徴
とする法面安定化用押圧体。
【0007】(作用効果) A.法面に設置した押圧体を、これを貫通して地山に挿
入したアンカー材により法面に定着することにより地山
を安定化する。ここにおいて、本発明では、特に押圧体
として、法面に対して面する底板部と、手前側に張り出
す補強リブ部とが一体化されて形成されたものを用いる
ので、コンクリートブロックの場合に比較して軽量なも
のとなり、輸送の負担が少なくなり、設置に際しての施
工性を改善できる。しかも、底板部に裏面へ連通する水
透過孔が形成されているので、この水透過孔を通して雨
水が流通するので、たとえば降雨時の流水が押圧体の底
面に集中して洗掘することを防止できる。また、押圧体
を隠すためにその上に透水性の保護材料を設けるとき、
降雨があった場合においては、水透過孔が排水孔とな
り、保護材料の流亡を防止することができる。 B.押圧体を隠すためにその上に保護材料を設ける場合
において、補強部を特に補強リブ部とするのでこれが壁
となり、保護材料が降雨などに伴って流亡することを防
止することができる。 C.押圧体の周辺部または全体を覆い隠して、法面上の
対象とする領域に、透水性材料からなる保護層を形成す
ることにより、押圧体の部分についても植生を図ること
ができ、景観上きわめて優れたものとなる。
【0008】<請求項2記載の発明>法面に設置した押
圧体を、これを貫通して地山に挿入したアンカー材によ
り法面に定着することにより地山を安定化し、さらに前
記押圧体の周辺部または全体を覆い隠して、法面上の対
象とする領域に透水性の保護材料を設ける際に用いる前
記押圧体であって、前記押圧体は;前記法面に対して面
する底板部として、前記アンカー材の貫通孔が形成され
前記アンカー材の緊張力が直接作用する中央部位置の中
央押圧面部、及びこれに一体でありその周囲の周囲押圧
面部とを備え、前記中央押圧面部から手前側に張り出し
た状態で環状をもって区画する中央補強リブ部、及び前
記周囲押圧面部から手前側に張り出した状態で一部を中
央補強リブ部との共同で環状をもって区画し、かつ前記
中央補強リブ部に対し実質的に均等な少なくとも4つの
放射方向に沿う周囲補強リブ部がそれぞれ一体化されて
形成され、前記中央補強リブ部内に前記貫通孔を取り囲
み手前側に張り出して突出部を有し、この突出部には前
記中央補強リブ部に連なる繋ぎ壁を有し、前記貫通孔か
ら前記繋ぎ壁を通る延長線部位であって、かつ前記周囲
補強リブ部で囲まれる部位において、前記中央補強リブ
部から連結リブが放射方向に延びて手前側に張り出して
形成され、前記底板部にこれを貫通する水透過孔が形成
されていることを特徴とする法面安定化用押圧体。
【0009】(作用効果) D.中央補強リブ部及び周囲補強リブ部は環状であるこ
とにより、補強効果が大きいものとなる。 E.また、透水性材料をそれぞれ環状の中央補強リブ部
及びまたは周囲補強リブ部内に入れることにより、これ
らが環状をなしているので、透水性材料は周囲に流出す
ることがない。これに対して、押圧体として、コンクリ
ートブロックを用いる限り、仮にその上面を覆うように
保護層を形成しても、降雨時などにおいて、コンクリー
トブロックの上面が滑り面となって簡単に流亡すること
は容易に推測できよう。
【0010】<請求項3記載の発明>法面に設置した押
圧体を、これを貫通して地山に挿入したアンカー材によ
り法面に定着することにより地山を安定化し、さらに前
記押圧体の周辺部または全体を覆い隠して、法面上の対
象とする領域に透水性の保護材料を設ける際に用いる前
記押圧体であって、前記押圧体は;前記法面に対して面
する底板部として、前記アンカー材の貫通孔が形成され
前記アンカー材の緊張力が直接作用する中央部位置の中
央押圧面部、及びこれに一体でありその周囲の周囲押圧
面部とを備え、前記中央押圧面部から手前側に張り出し
た状態で環状をもって区画する中央補強リブ部と、その
外方において手前側に張り出した状態で環状をもって区
画する中間補強リブ部とがそれぞれ前記底板部に一体化
されて形成され、前記中央補強リブ部内に前記貫通孔を
取り囲み手前側に張り出して突出部を有し、この突出部
には前記中央補強リブ部に連なる繋ぎ壁を有し、前記貫
通孔から前記繋ぎ壁を通る延長線部位において、前記中
央補強リブ部から連結リブが実質的に均等な少なくとも
4つの放射方向に延びて手前側に張り出して形成され、
かつ前記連結リブは前記中間補強リブ部を超えて延在
し、前記底板部にこれを貫通する水透過孔が形成されて
いることを特徴とする法面安定化用押圧体。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳説
する。 <施工の実施の形態>図1に施工の実施の形態の断面図
を示した。すなわち、法面Gに設置した押圧体10を、
これを貫通して地山に挿入したアンカー材1により法面
Gに定着することにより地山の安定化を図っている。そ
して、押圧体10,10の周辺部を覆い隠すように、法
面G上に保護層4を形成したものである。アンカー材1
は、モルタル注入などのアンカー部2により固定され、
定着座3との間に緊張力を作用させた状態で、押圧体1
0を地山に定着させてある。
【0012】<第1参考例の押圧体の実施の形態>図1
に第1参考例の実施の形態の断面図を示した。すなわ
ち、法面Gに設置した押圧体10を、これを貫通して地
山に挿入したアンカー材1により法面Gに定着すること
により地山の安定化を図っている。そして、押圧体1
0,10の周辺部を覆い隠すように、法面G上に保護層
4を形成したものである。アンカー材1は、モルタル注
入などのアンカー部2により固定され、定着座3との間
に緊張力を作用させた状態で、押圧体10を地山に定着
させてある。
【0013】この際に使用する押圧体10の第1の実施
の形態については、さらに図2〜4に詳しく示した。押
圧体10は、鋳鉄製で鋳込みにより一体的に形成したも
のであり、法面Gに直接または下地材料を介して面する
ほぼ方形の底板部11と、この底板部11のみでは剛性
が不十分なため、アンカー緊張力を与える際の耐力を高
めるために補強し、押圧体10全体として十分な剛性を
確保するための、中央部に位置する中央補強リブ部12
…と、その周囲に張り出す周囲部に形成された周囲補強
リブ部13…とを備える。
【0014】補強リブ部12,13…は、中央補強リブ
部12…は方形をなして環状に手前(法面から遠ざかる
方向)に張出し、周囲補強リブ部13…は中央補強リブ
部12…の一辺を共通する方形の他の三辺を構成する。
したがって、隣接する三辺の周囲補強リブ部13…と中
央補強リブ部12…の一辺とは、無端状の環状壁を形成
している。
【0015】また、環状の中央補強リブ部12…内は、
アンカーの緊張力が直接的に作用する中央押圧面部を構
成している。この中央押圧面部を形成する底板部11の
中央部11aは周囲部より厚肉としてある。この中央部
11aには、アンカー材1を挿通するアンカー材貫通孔
19が形成されている。
【0016】他方、中央補強リブ部12…で囲まれる底
板部分、ならびにその一辺と周囲補強リブ部13…とで
囲まれる4箇所の底板部分、の周辺部分には、連通孔と
しての水透過孔15…がそれぞれ形成され、さらに各中
央補強リブ部12…、及び各周囲補強リブ部13…、の
中央部の下部には貫通しかつ押圧体10の下面にも連な
る水透過孔14…がそれぞれ形成されている。また、中
央補強リブ部12…の交差位置に相当する底板部11の
下面4箇所には、突出する滑り止め部16,16…を形
成し、押圧体10を法面G上に設置したときの滑り止め
を図っている。
【0017】<第2参考例の押圧体の実施の形態>押圧
体の形状としては、平面的に見て上記の方形に限らず、
円形、三角、5角以上の多角形などでもよい。これに応
じて、中央補強リブ部12及び周囲補強リブ部13の配
置形態も変えることができる。他の一例として、図5〜
7に示す第2参考例の実施の形態に係る押圧体20を挙
げることができる。
【0018】この第2参考例の実施の形態で使用する押
圧体20は、第1参考例の実施の形態の押圧体10と異
なり、十字形となっており、法面Gと接触する底板部2
1と、この底板部21を中央部を補強する環状の中央補
強リブ部22と、放射補強リブ部23aを含む周囲補強
リブ部23…とを備える。底板部21と補強リブ部2
2,23…とは、鋳鉄で一体的に形成してある。
【0019】この形態においては、押圧体20とアンカ
ー材1とのなす角度(アンカー材1の挿入角度)を選択
とすることができるように、底板部21の中央部21a
に工夫をこらしてある。すなわち、中央部21aには、
アンカー材貫通孔29を有して手前に向かって突出する
環状の突出部21bが形成されており、この突出部21
bの上端面21cは、球面に沿う形状とされている。ア
ンカー材1の定着座3を法面側の面を球面としておくこ
とにより、アンカー材1の挿入角度を選択しつつその位
置で、定着座3の固定を図ることができる。
【0020】また、底板部21の中央部21aを除いて
各周辺部には、多数の(合計20個の)水透過孔25…
が形成されている。さらに突出部21bの4つの補強リ
ブと中央補強リブ部22との交差部の両側(8箇所)、
ならびに各周囲補強リブ部23の各角部(4箇所×4)
に裏面に抜ける水透過孔24…が形成されている。各周
囲補強リブ部23の中間底部には横に抜ける水透過孔2
6…が形成されている。
【0021】<本発明の押圧体の第1の実施の形態>図
8〜図10は本発明の第1の実施の形態に係る押圧体3
0を示したもので、角が丸みを帯びたほぼ正四角形の法
面Gと接触する底板部31と、この底板部31の中央押
圧面部31aを補強する正四角形の環状の中央補強リブ
部32と、底板部31の4隅に向かって十字状に放射方
向に延びる放射補強リブ部33aを含む周囲補強リブ部
33…とを備える。底板部31と補強リブ部32,33
…とは、鋳鉄で一体的に形成してある。
【0022】周囲補強リブ部33…は、中央補強リブ部
32…の一辺を共通する方形の他の三辺を構成する。し
たがって、隣接する三辺の周囲補強リブ部33…と中央
補強リブ部32…の一辺とは、無端状の環状壁を形成し
ている。さらにこの例においては、放射補強リブ部33
a、33a相互を繋ぐ連結リブ34A、及び、中央補強
リブ部32とその一辺と対向する周囲補強リブ部33と
の相互を繋ぐ連結リブ34Bが形成されている。
【0023】この例においても、中央補強リブ部32と
の交差部から放射方向に延びる平行の放射補強リブ部3
3a,33aは、実質的に連続して張り出し高さを順次
低くしながら端に向かって延在している。連結リブ34
A、34Bについても同様である。
【0024】さらに、中央補強リブ部32の角の周囲部
位、中央補強リブ部32と連結リブ34Bとの交点部
位、連結リブ34Aと放射補強リブ部33aの交点部
位、連結リブ34Bと端部周囲補強リブ部33との交点
部位、中央補強リブ部32内の、アンカー材の貫通孔3
9を形成する突出部31bと中央補強リブ部32との繋
ぎ壁31cの両側部位のほか、リブに囲まれた空間内、
及び外部において、底板部31に、裏面側に抜ける水の
透過孔35が多数形成されている。放射補強リブ部33
aの壁には、水の連通孔36が形成されている。
【0025】<本発明の押圧体の第2の実施の形態>図
11及び図12は第2の実施の形態に係る押圧体40を
示したもので、角が丸みを帯びたほぼ正四角形の法面G
と接触する底板部41と、この底板部41の中央押圧面
部41aを補強する円形環状の中央補強リブ部42と、
底板部41の4隅及び辺の中央に向かって放射方向に延
びる周囲補強リブ部としての放射補強リブ部43a…
と、底板部41の外形と同心形に丸みを帯びたほぼ正四
角形の環状に中間補強リブ44…と備える。底板部41
と放射補強リブ部43aと中間補強リブ44とは、鋳鉄
で一体的に形成してある。
【0026】この例においても、中央補強リブ部42と
の交差部から放射方向に延びる平行の放射補強リブ部4
3a,43aは、実質的に連続して張り出し高さを順次
低くしながら端に向かって延在している。
【0027】さらに、中央補強リブ部42と放射補強リ
ブ部43aとの交点部位、中間補強リブ44と放射補強
リブ部43aの交点部位、放射補強リブ部43aの端部
両側部位、中央補強リブ部42内の、アンカー材の貫通
孔49を形成する突出部41bと中央補強リブ部42と
の繋ぎ壁41c相互間の凹部部位のほか、リブに囲まれ
た空間内、及び外部において、底板部41に、平面視で
丸い及び小判形状の裏面側に抜ける水の透過孔45が多
数形成されている。放射補強リブ部43aの壁には、水
の連通孔46が形成されている
【0028】<その他の事項>本発明での押圧体として
は、法面Gに対して押圧し、アンカー材により引張り状
態で定着するための部材であり、したがって、押圧する
に十分な下面の面積が必要となる。このためには、50
cm角以上(0.25m2以上)の面積を有することが望
ましい。したがって、押圧体は、コンクリートブロック
面上に設置して使用する小断面の、アンカーの引張り材
やロックボルトの定着部材とは異なることを注記する。
【0029】押圧体の材質は、金属製が好ましく、特に
鋳鉄製であると、成形及び孔の形成が容易であるために
特に好ましい。鋳鉄としては、その種類を何ら限定する
ものではない。例えば、ねずみ鋳鉄(普通鋳鉄、高級鋳
鉄)、球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄、ノジュラー鋳
鉄)、黒心可鍛鋳鉄(可鍛鋳鉄、マレアブル)、白心可
鍛鋳鉄、パーライト可鍛鋳鉄、低合金鋳鉄、アシキュラ
鋳鉄、ニハード鋳鉄、高クロム鋳鉄、ニレジスト鋳鉄、
高珪素鋳鉄、アルミ鋳鉄、チルド鋳鉄等を使用すること
ができる。押圧体としては、適宜の他の材質のものも使
用でき、また、鋳造のほか、単位板材を溶接またはボル
ト類などにより、組み上げて所定形状に形成できる。し
たがって、本発明における底板部とリブ部との「一体
化」とは、溶接などにより接合する形態なども含む意義
である。
【0030】施工に際しては、図1に示す第1の押圧体
10を採用する場合に沿って説明すれば、押圧体10,
10上に、この押圧体10,10の周辺部を実質的に覆
い隠すように、すなわち少なくとも周辺の補強リブ部間
(実施の形態では中央補強リブ部12…の一辺と周囲補
強リブ部13…とで囲まれる4つの方形部分)の底板1
を覆い隠しながら、法面G上に保護層4を形成する。押
圧体10全体(すなわち中央部を含めて)を保護層4に
より完全に覆うこともできる。しかし、アンカー材1の
頭部及び定着座3、あるいは頭部(防錆)キャップ5に
ついては、メンテナンスの際の位置確認のためからも露
出させるのが望ましい。
【0031】この保護層4は、モルタルやコンクリート
等の吹付けによってもよいが、緑化可能な層であるのが
より望ましい。したがって、透水性の保護層とされる。
この緑化層の形成態様に限定されるものではないが、透
水係数が10-5cm/秒以上の客土層、たとえば、透水
係数が10-5cm/秒以上のソイルセメント層とするこ
とができる。この客土層としては、客土(現地発生土で
あってもよい)そのもののほか、砂やさらにセメント混
入砂、あるいは土砂に高分子接合剤を混入したものなど
でもよい。ソイルセメント層とする場合、砂及びまたは
土砂1m3当りセメントを20〜80kgの割合とする
のが望ましい。客土層単独のほか、植物の生育のため
に、客土層の表面に有機質の生育基盤層を形成すること
が望ましい。この生育基盤層の素材は、伐採木やチップ
の堆肥化物や、有機質系土壌改良剤、肥料などを例示で
きる。より具体的には、有機質土壌改良剤としてのピー
トモス、バーク堆肥を主原料に、高分子系および無機系
の土壌改良剤、肥料、粘結剤、種子などを混ぜたものな
どを挙げることができる。
【0032】また、客土層には繊維を混入して繊維混入
客土層とすることができる。繊維混入客土層に混入する
繊維は、短繊維でも長繊維でもよいが、連続長繊維を混
入するのが好ましい。連続長繊維の混入は、繊維混入客
土層を形成するに際して、例えば、図13に示すよう
に、連続長繊維103をコーン状に巻き取ったその巻取
りチーズ104から繰り出し、給糸装置105に導入
し、コンプレッサー106による圧空で繊維圧送ホース
107を通し、その先端の吹付ノズル108から法面G
に向けて吹き付けるとよい。
【0033】また、連続長繊維としては、嵩高加工糸を
使用するのが好ましい。その材質としては、ポリエステ
ル、ポリアミド、アクリル、ポリビニルアルコール、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、アセテートなどの各系列の樹脂を挙げる
ことができる。また、コンジュゲート糸、特に貼り合わ
せ糸を用いるのも有効である。この種の嵩高糸を用いる
と、繊維の圧送に際して、圧空との摩擦面積が増大し、
より搬送性が高まり、さらに吹付後繊維が分散し易くな
る。嵩高加工糸の捲縮数としては、JIS L 101
5の25m当りで50〜9000、特に100〜300
0が好ましい。また、嵩高加工糸として、トータルデニ
ールの太い繊維の一本を用いるよりは、50〜1000
d(デニール)の繊維を、2〜40本程度束ねて吹き付
けた方が、吹き付けた対象面において、より均一に分散
し、繊維混入客土層の安定性に優れるので好ましい。
【0034】保護層4の形態は法面の保護を図る機能を
有する限り適宜である。保護層4は法面上の対象とする
領域において、その領域全体であることに限定されず、
部分的でもよい。
【0035】また、前述のように保護層4は、図14に
示すように、複数の層をもっても形成することができ
る。実施の形態では、押圧体10を実質的に覆い隠すよ
うに、法面G上に客土層4Aを形成し、この客土層4A
上に表面層たる有機質の生育基盤層4Bを形成したもの
である。この客土層4Aに対して連続長繊維4fを混入
すると、客土層4A自体の剪断力を高め、客土層4Aの
形成材料の粘着力(付着力)を高めて雨や風による流亡
や崩壊を防止することができる。生育基盤層4B中にも
短繊維や長繊維もしくは連続長繊維を混入することがで
きる。
【0036】保護層4、客土層4A、生育基盤層4Bは
吹付などによるほか、撒き出しや散布などにより、行っ
てもよい。保護層4の厚みとしては、植生を図る態様で
は、10cm以上であるのが望ましい。したがって、客
土層4Aの厚みとしては、10cm〜50cm、好まし
くは20cm〜30cm、生育基盤層4Bの厚みとして
は1cm〜7cmが望ましい。
【0037】これに対して、押圧体の中央補強リブ部の
張出し高さと、保護層4の厚みとの関係で、保護層4の
厚みが押圧体の中央補強リブ部の張出し高さより薄い場
合には、押圧体の周辺部または全体は保護層4により隠
されるものの、中央補強リブ部は部分的に外部に露出す
るものとなるが、見映えの大きな低下とはならない。こ
の場合、必要ならば、押圧体及びその近傍部分のみを周
囲の法面上より厚い層厚とし、押圧体のほぼ全体を隠す
ようにすることができる。
【0038】他方で、図15に示すように、押圧体10
の補強リブ部により形成される手前側に開口する各空間
内に、客土層4Aを充填し、この客土層4A上ならびに
法面G上には、たとえば3〜10cmの厚みで表面層た
る有機質の生育基盤層4Bを形成し、領域全体に植生す
ることができる。
【0039】上記形態において、客土層4Aに代えて、
植生土壌とすることもできる。
【0040】押圧体の補強リブ部は、前述の板状に限ら
れることなく、種々の張出し突起などでもよい。
【0041】また、押圧体を隣接配置したとき、相互に
たとえば鉄筋などにより連結することができる。この連
結は、押圧体が鋼製であるときには、溶接や適宜の金具
により行うことができる。この種の連結材料について
も、保護層4により隠すのが望ましい。この形態例を図
16に示す。すなわち、押圧体20、20……をたとえ
ば格子状に隣接配置し(図示では一対の隣接配置態様の
みを示してある)、押圧体20、20相互を、両端に雄
ネジを形成した鋼製の連結部材50及びナットにより連
結し、各押圧体20、20……の周辺部または全体、な
らびに押圧体20、20……外の法面上を覆い隠して透
水性の保護層を形成するものである。
【0042】押圧体相互20、20を連結部材50によ
り連結することにより、仮に何らかの原因で一つの押圧
体20の地山に対する定着が不安定になったとしても、
他の押圧体20が地山に対して定着が図られている限
り、その不安定性はなく、全体として安定した押圧体群
20、20……による地山の安定支持を図ることができ
る。また、連結を行うことにより、あるアンカーが抜け
た場合、当該押圧体20の落下は、他の押圧体20がア
ンカーにより地山に対して定着が図られているので、防
止される。
【0043】この押圧体の落下を防止して安定して定着
を図る同様の観点から、図17に示すように、たとえば
第1参考例の押圧体に係る押圧体10を例に採れば、底
板部11に形成された所要位置または数の水透過孔15
にロックボルトやアンカーピンなどの補助固定部材6
を、地山に打ち込むことができる。
【0044】以上の説明過程から判るように、押圧体に
要求されるのは、可能な限り張り出し高さが低く、植生
により可能な限り隠れるようにするのが望ましい。しか
し、地山の崩落に対して、押圧して支持するために、ア
ンカーの定着に耐え得る剛性を有することが押圧体に必
要である。
【0045】このためには、底板部の中央部に環状の中
央補強リブ部を形成し、中心回りに実質的に均等の少な
くとも4つの放射方向に沿って前記中央補強リブ部から
連続する放射補強リブ部を形成し、前記中央補強リブ部
及び放射補強リブ部は前記底板部に対して一体的に形成
し、前記中央補強リブ部内はアンカーの頭部の固定部と
することが押圧体として、望ましい構造である。
【0046】本発明者らは、その構造に関し、補強リブ
部の張り出し高さを低くして植生により可能な限り隠れ
るようにし、しかも、法面上への搬入、設置性の観点か
ら、軽量化を図るためには、前記各実施の形態で示すよ
うに、中央補強リブ部12、22、32、42と放射補
強リブ部13a、23a、33a、43aとの交差部は
実質的に同一の張り出し高さHとされ、放射補強リブ部
13a、23a、33a、43aは前記交差部から放射
方向に、実質的に連続して張り出し高さを順次低くしな
がら端に向かって延在長さLfをもって延在することが
望ましいことを知見した。放射方向に、実質的に連続し
て張り出し高さを順次低くすると、周囲の保護層との一
体化を容易に図ることができる。
【0047】さらに、張り出し高さHと延在長さLfと
の関係が、図19の領域Z内にあることが望ましいこと
も知見した。図18に示すように、押圧体の地山の許容
支持力が、250KN/m2レベルのものについて、延
在長さLfを順次3段階で変え、その時の、必要張り出
し高さHを求めた領域がS1、S2及びS3であり、1
50KN/m2レベルのものについて、延在長さLfを
順次3段階で変え、その時の、必要張り出し高さHを求
めた領域がS4、S5及びS6であり、これらを統合し
た範囲が図19の領域Zである。
【0048】ここで、各実施の形態において、放射補強
リブ部13a、23a、33aは、それぞれ平行に2本
形成されているが、構造計算上は、1本の放射補強リブ
部と同視できる。したがって、放射補強リブ部43aに
ついても、同様に扱うことができる。連結リブ34や中
間補強リブ44は、計算上無視できる。
【0049】もちろん、領域Z外の位置におけるものも
使用できるものの、その位置のものは、軽量である条件
と、補強リブ部の張り出し高さが低く植生により可能な
限り隠れる条件を同時には満足できない領域のものであ
る。
【0050】領域Z内のものを使用すると、押圧体の中
央補強リブ部を残して、周辺部の補強リブ部のみと、押
圧体外の法面上を覆い隠して透水性の保護層を形成する
だけで、概ね押圧体全体も植生により目立たないものと
なる。
【0051】ところで、植物の根が通り地山に這うよう
にするためには、各押圧体の底板部に形成する水透過孔
14,15、24,25、35、45の各開口面積は7〜
80cm2が好ましい。必要ならば、押圧体の法面上へ
の設置前または後において、必要な水透過孔部位に地山
に20〜50cm程度の深さの掘削孔を形成しておく
と、植生または植物の根の発達が促進できる。
【0052】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、前記の
作用効果の欄に記載の事項に関連して纏めると、次記の
利点がもたらされる。
【0053】 コンクリートブロックからなる押圧体
に代えて、前記公報記載のような軽量化した押圧体を用
いることにより、輸送性及び法面上への設置施工性を大
きく改善することができる。
【0054】 法面周囲に対して押圧体が目立つこと
を防止し、必要により周囲の法面と一緒に押圧体の個所
についても緑化することにより景観を良好ならしめるこ
とができる。
【0055】 押圧体を隠すためにその上に透水性の
保護材料を設ける場合において、その保護材料が降雨な
どに伴って流亡することを防止することができる。
【0056】 保護材料が植生に適する材料である場
合において、水分の流通性の優れ、植生に適した部分を
形成する押圧体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施工形態の断面図である。
【図2】第1の押圧体の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線相当部分の矢視図であ
る。
【図4】図2におけるB−B線相当部分の矢視図であ
る。
【図5】第2の押圧体の平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5におけるA−A線相当部分の矢視図であ
る。
【図8】第3の押圧体の平面図である。
【図9】その側面図である。
【図10】10−10線相当部分の矢視図である。
【図11】参考の押圧体の平面図である。
【図12】中央線横断面図である。
【図13】繊維混入層(保護層)の形成方法の説明図で
ある。
【図14】他の施工形態の断面図である。
【図15】別の施工形態の断面図である。
【図16】押圧体相互の連結形態平面図である。
【図17】さらに他の施工形態の断面図である。
【図18】押圧体の地山の許容支持力レベルごとの張り
出し高さHと延在長さLfとの関係の好適範囲を示す説
明図である。
【図19】張り出し高さHと延在長さLfとの関係の好
適範囲を示す説明図である。
【符号の説明】 1…アンカー材、2…アンカー部、3…定着座、4…保
護層、4A…客土層、4B…生育基盤層、4f…連続繊
維、10…押圧体、11…底板部、11a…底板中央
部、12…中央補強リブ部、13…周囲補強リブ部、1
3a…放射補強リブ部、14,15、24,25,26、
35,36、45…水透過孔、16…滑り止め部、19
…アンカー材貫通孔、20…押圧体、21…底板部、2
1a…底板中央部、22…中央補強リブ部,23…周囲
補強リブ部、21b…突出部、21c…上端面、24,
25,26、…水透過孔、29…アンカー材貫通孔、3
0…押圧体、40…押圧体、G…法面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 公安 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 Fターム(参考) 2D044 DA33 DB52

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】法面に設置した押圧体を、これを貫通して
    地山に挿入したアンカー材により法面に定着することに
    より地山を安定化し、さらに前記押圧体の周辺部または
    全体を覆い隠して、法面上の対象とする領域に透水性の
    保護材料を設ける際に用いる前記押圧体であって、 前記押圧体は;前記法面に対して面する底板部として、
    前記アンカー材の貫通孔が形成され前記アンカー材の緊
    張力が直接作用する中央部位置の中央押圧面部、及びこ
    れに一体でありその周囲の周囲押圧面部とを備え、 前記中央押圧面部から手前側に張り出した状態で環状を
    もって区画する中央補強リブ部が一体化されて形成さ
    れ、 前記中央補強リブ部内に前記貫通孔を取り囲み手前側に
    張り出して突出部を有し、この突出部には前記中央補強
    リブ部に連なる繋ぎ壁を有し、 前記貫通孔から前記繋ぎ壁を通る延長線部位において、
    前記中央補強リブ部から連結リブが実質的に均等な少な
    くとも4つの放射方向に延びて手前側に張り出して形成
    され、 前記底板部にこれを貫通する水透過孔が形成されている
    ことを特徴とする法面安定化用押圧体。
  2. 【請求項2】法面に設置した押圧体を、これを貫通して
    地山に挿入したアンカー材により法面に定着することに
    より地山を安定化し、さらに前記押圧体の周辺部または
    全体を覆い隠して、法面上の対象とする領域に透水性の
    保護材料を設ける際に用いる前記押圧体であって、 前記押圧体は;前記法面に対して面する底板部として、
    前記アンカー材の貫通孔が形成され前記アンカー材の緊
    張力が直接作用する中央部位置の中央押圧面部、及びこ
    れに一体でありその周囲の周囲押圧面部とを備え、 前記中央押圧面部から手前側に張り出した状態で環状を
    もって区画する中央補強リブ部、及び前記周囲押圧面部
    から手前側に張り出した状態で一部を中央補強リブ部と
    の共同で環状をもって区画し、かつ前記中央補強リブ部
    に対し実質的に均等な少なくとも4つの放射方向に沿う
    周囲補強リブ部がそれぞれ一体化されて形成され、 前記中央補強リブ部内に前記貫通孔を取り囲み手前側に
    張り出して突出部を有し、この突出部には前記中央補強
    リブ部に連なる繋ぎ壁を有し、 前記貫通孔から前記繋ぎ壁を通る延長線部位であって、
    かつ前記周囲補強リブ部で囲まれる部位において、前記
    中央補強リブ部から連結リブが放射方向に延びて手前側
    に張り出して形成され、 前記底板部にこれを貫通する水透過孔が形成されている
    ことを特徴とする法面安定化用押圧体。
  3. 【請求項3】法面に設置した押圧体を、これを貫通して
    地山に挿入したアンカー材により法面に定着することに
    より地山を安定化し、さらに前記押圧体の周辺部または
    全体を覆い隠して、法面上の対象とする領域に透水性の
    保護材料を設ける際に用いる前記押圧体であって、 前記押圧体は;前記法面に対して面する底板部として、
    前記アンカー材の貫通孔が形成され前記アンカー材の緊
    張力が直接作用する中央部位置の中央押圧面部、及びこ
    れに一体でありその周囲の周囲押圧面部とを備え、 前記中央押圧面部から手前側に張り出した状態で環状を
    もって区画する中央補強リブ部と、その外方において手
    前側に張り出した状態で環状をもって区画する中間補強
    リブ部とがそれぞれ前記底板部に一体化されて形成さ
    れ、 前記中央補強リブ部内に前記貫通孔を取り囲み手前側に
    張り出して突出部を有し、この突出部には前記中央補強
    リブ部に連なる繋ぎ壁を有し、 前記貫通孔から前記繋ぎ壁を通る延長線部位において、
    前記中央補強リブ部から連結リブが実質的に均等な少な
    くとも4つの放射方向に延びて手前側に張り出して形成
    され、かつ前記連結リブは前記中間補強リブ部を超えて
    延在し、 前記底板部にこれを貫通する水透過孔が形成されている
    ことを特徴とする法面安定化用押圧体。
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