JP2003305923A - 印刷制御装置、印刷制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
印刷制御装置、印刷制御方法、プログラム、及び記憶媒体Info
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Abstract
分発揮させるとともに、プリンタの低コスト化を可能に
する。また、ユーザの意図しない品位での印刷を未然に
防ぐ。 【解決手段】 プリンタが用紙の搬送前に該用紙の特性
を検出して(S101)用紙情報をPCに出力する(S
107)。PCは、用紙情報を基にして用紙の種類等を
特定し、印刷品位を決定し印刷設定を行う(S10
8)。一方、PCは、複数の所定の印刷品位の中からユ
ーザによって選択された印刷品位情報を受け取り、該印
刷品位情報と、前記決定された印刷品位との間に不整合
が生じているか否かを判断し(S110)、不整合が生
じていないと判断された場合に、印刷データを生成する
(S116)。
Description
成装置を出力側とするプリンティングシステム、特に印
刷の対象となる記録媒体に関する情報を用紙の搬送前に
得て、それに基づいた印刷データの生成や印刷制御並び
に印刷設定の不具合発生時にその内容をユーザーに通知
する機能を持つ印刷制御装置、プリンティングシステ
ム、印刷制御方法、コンピュータ読み取り可能なプログ
ラム、及びプログラムが格納された記録媒体に関するも
のである。
像を形成し印刷物を得るプリンティングシステムは、カ
ラー出力を可能とするプリンタとそのプリンタを制御し
印刷データを生成するホストコンピュータおよびその双
方を接続する通信インタフェースから構成されるのが一
般的である。カラープリンタの中でもインクジェットプ
リンタは、記録ヘッドから記録媒体に直接インクを噴射
するもので、ランニングコストが安く、カラー記録にも
適し、記録動作が静かである等の利点を有することから
ビジネスからホームまで幅広い市場で注目され、使用さ
れている。
じて、実に様々な用紙を使い分ける。複写機などで用い
られる普通紙から、インクの滲みを抑え発色を良くする
ためにシリカ等のコーティングを表面に施したコート
紙、銀塩写真のような写真調画像を形成するのに用いら
れる光沢紙、透過原稿用のOHPフィルム、その他Tシ
ャツにアイロンプリントするための転写紙やバックプリ
ントフィルムなどがある。またコート紙の一種であるが
年賀状印刷用のインクジェット専用ハガキなど実に多種
多様な用紙が存在している。
め印刷対象となる記録媒体(用紙)の種類や大きさをプ
リンタドライバ上の印刷設定として選択または入力し、
その設定に基づいて用紙に適切な印刷を行うよう構成さ
れていた。
の処理の流れを図37に従って以下に説明する。
求をPCに対して指示する。印刷要求の指示は、一般に
はマウスやキーボードを使用して行われる。マイクなど
音声入力機器を介して指示する構成でも構わない。
管理するプリンタドライバが起動する。実際には印刷要
求の指示を受けて表示された印刷の設定画面から、詳細
な設定を行うための画面表示に移行する際に起動する。
内で予め設定されている印刷設定内容をモニタなどの表
示装置を使って表示する。
タのステータスを取得したい場合にはステータス要求の
指示を行う。ここでのステータス要求は必ずしも行わな
くてよい。
でのステータス取得要求が実行された場合に、プリンタ
に対してステータス要求を行う。
でのステータス要求が実行された場合に、用紙の有り無
しやインクの残量およびPCとプリンタとの間の通信イ
ンタフェースの状態など様々なステータス情報をPCに
返す。
タス情報の取得を要求していた場合には、その内容をモ
ニタ等に表示する。
で表示されるステータス情報やステップ3703で表示
される予め設定された印刷設定を確認し、変更する場合
は変更の指示を与える。
の変更の指示があった場合は、その内容を反映した印刷
設定の更新情報をモニタ等に表示する。ユーザーは、場
合によってはステップ3708とステップ3709の間
を繰り返し、所望の設定を行うことが可能である。
開始を指示する。これによって実際の印刷動作が始ま
る。なお、PC上で操作中のアプリケーションから印刷
の詳細な設定画面を表示することなく直接印刷を開始し
た場合はこのステップから処理が始まる。
ドライバは印刷開始の指示を受けて、印刷設定に対応し
た印刷データの生成を行う。具体的には、色変換や2値
化などの各種画像処理やプリンタ制御のためのコマンド
生成などが行われる。
に対して印刷開始の要求が出される。
受けて、プリンタのトレイやカセットにセットされてい
る用紙を印刷位置まで搬送するために給紙を開始する。
用紙がセットされていない場合はその情報を把握し、ス
テータスの問い合わせの際にPCに対して通知する。
このとき用紙は印刷開始位置まで搬送される。
でユーザーの意志に任せていたステータスの要求をここ
では必ず行う。それによって用紙の有り無しなど各種ス
テータス情報を得る。
ス情報をPCに返す。
で得られたステータス情報内で紙無しや電源OFF等の
印刷する上で問題となりうる障害が発生していることを
示している場合はエラーの発生をユーザーに警告する。
警告はモニタ等への表示でも、音源を利用した音声出力
でも構わない。
で生成した印刷データをプリンタに対して送信する。図
ではある一点で送信が行われ一回の転送で完結している
が、実際にはプリンタ側のメモリ容量やデータ処理能力
に合わせて分割して送信したり生成途中で送信したりす
る。
た印刷データをプリンタエンジンに送って印刷を行う。
大まかな処理の流れである。
ザーの判断に任せた場合、ユーザーが用紙の種類を選択
する必要性を感じなければデフォルトで設定された印刷
モードで印刷されることになる。アプリケーションから
印刷の詳細設定画面を呼び出すことなく印刷を行う場合
がこれに該当する。これとあわせて印刷の度にたくさん
ある選択肢の中から用紙の種類を選択する煩雑さや選択
意図とは異なる入力、もしくはユーザーが印刷を行う対
象となる用紙に関する知識を持っていないことなども要
因となって、用紙の種類に適した印刷ができない場合が
あった。この用紙の種類にあわせた印刷というのはプリ
ンタベンダーの都合によるもので、決してユーザーが意
図して選択したいものではない。ユーザーはどのような
用紙に対しても高品位かつ高速な印刷を望んでいる。
までの印刷など、用紙に不適切な印刷を行った場合には
次のような問題が発生する可能性がある。すなわち、普
通紙に対して本来高品位な印刷を行う目的で使用するコ
ート紙や光沢紙の設定で印刷を行うと、インク量が多い
ため滲んでしまいインクを無駄にするのと同時に印刷に
も余計な時間がかかる。また、光沢紙など比較的高価な
メディアに対して高い印刷品位を伴わない普通紙の設定
で印刷を行うと、所望の画質を得ることができないため
今度は用紙を無駄にしてしまうことになる。
のメディアセンサと呼ばれるセンサを搭載したプリンタ
が考えられている。
プリンタの処理の流れを図38に従って以下に説明す
る。
では、図37のステップ3701から3710までと変
わらないため、説明を省略する。
ドライバが印刷開始の指示を受けて、印刷の設定に対応
した1次データの生成を行う。一般的なインクジェット
プリンタの例と異なるのは、この系では用紙の種類に合
わせた印刷データの生成をホストであるPCではなくプ
リンタ本体で行う点である。ここでは用紙の種類に依存
しないデータの生成にとどまる。具体的には、色変換や
2値化などの各種画像処理はプリンタ本体で行われるた
め、印刷オブジェクトの位置決めやプリンタ制御用のた
めのコマンド生成などに限られる。写真などの画像デー
タの印刷時にはプリンタに対してRGBの多値データを
送信することになる。
に対して印刷開始の要求が出される。
受けて、プリンタのトレイやカセットにセットしてある
用紙をセンス位置まで搬送するため、給紙を開始する。
の給紙開始を受けて給紙動作を行う。このとき用紙はメ
ディアセンサによるセンスが可能な位置まで搬送され
る。
種類(メディアタイプ)をセンスする。メディアセンサ
はインクカートリッジや印字ヘッドの乗ったキャリッジ
上もしくは搬送路の途中に備え付けられているものとす
る。
出力結果から、現在搬送中の用紙の種類を特定する。特
定は得られたパラメータによる演算でも、テーブル参照
によるものでも構わない。メディアタイプをセンスする
原理は、種類の特定を可能とする出力が得られればその
種類は問わない。ここでは仮に光学式のセンサを搭載し
ているものとする。
でユーザーの意志に任せていたステータスの要求をここ
では必ず行う。それによって用紙の有り無しなど各種ス
テータス情報を得る。
ス情報をPCに返す。
で得られたステータス情報内で紙無しや電源OFF等の
印刷する上で問題となりうる障害が発生していることを
示している場合はエラーの発生をユーザーに警告する。
ユーザーへの通知方法は図37の場合と同じく何でも構
わない。
で生成した1次データをプリンタに対して送信する。デ
ータの転送の仕方については図37と同様である。
での用紙を特定する情報に基づいて該当する用紙の種類
にあった2次データを生成する。具体的には送信されて
きたRGBデータをYMCKに変換し、多値データを2
値データに変換するといった処理を行う。
生成した印刷データ(2次データ)をプリンタエンジン
に送り、印刷を行う。その際メディアタイプに合わせた
印刷の制御もプリンタ本体で行われる。
ェットプリンタの大まかな処理の流れである。
ビームプリンタの処理の流れを図39に従って以下に説
明する。
では、図37のステップ3701から3710までと変
わらないため、説明を省略する。
ドライバが印刷開始の指示を受けて、印刷の設定に対応
した印刷データを生成する。一般にレーザービームなど
を用いた電子写真方式のページプリンタでは、ポストス
クリプトなどのページ記述言語によって印刷データを記
述することが多い。ここでも同様にプリンタに対応した
ページ記述言語(PDL)を用いてデータを生成する。
に対して印刷開始の要求が出される。
受けて、プリンタのカセットや手差しトレイにセットし
てある用紙をセンス位置および画像形成位置まで搬送す
るため、給紙を開始する。
の給紙開始を受けて給紙動作を行う。このとき用紙はメ
ディアセンサによるセンスが可能な位置もしくは画像形
成位置(具体的には転写位置)まで搬送される。
種類(メディアタイプ)をセンスする。メディアセンサ
は搬送路の途中に設けられているものとする。インクジ
ェットプリンタの場合と異なるのは、印刷データそのも
のを補正するためにセンサの出力情報を使用するのでは
なく、電子写真による画像形成プロセスの条件、具体的
には転写電圧や定着の温調などを最適化するのに用いら
れる。
出力結果から、現在搬送中の用紙の種類を特定する。特
定の方法やセンサの種類などに関しては図38と同様に
実現できれば何でも構わない。
でユーザーの意志に任せていたステータスの要求をここ
では必ず行う。それによって用紙の有り無しなど各種ス
テータス情報を得る。
ス情報をPCに返す。
で得られたステータス情報内で紙無しや電源OFF等の
印刷する上で問題となりうる障害が発生していることを
示している場合はエラーの発生をユーザーに警告する。
ユーザーへの通知方法は図37、図38の場合と同じく
何でも構わない。
で生成した印刷データをプリンタに送信する。データの
転送の仕方については図37、図38と同様である。
で得られた用紙の種類を特定する情報に基づいて電子写
真プロセスの各種条件を変更する。
で設定されたプロセス条件に従って、受信した印刷デー
タを用いた画像形成を行う。
ビームプリンタの処理の流れである。
のプリンタにメディアセンサを搭載した場合の処理の概
要を図40に従って説明する。
する。ここでは印刷の開始を指示するまでは用紙の情報
が得られない構成となっている。
合わせて印刷データや制御コマンドを生成する。
後に印刷を開始する。印刷開始はデータ生成が終了して
いなくても構わない。印刷の開始と同時に記録媒体であ
る用紙の搬送を開始する。
送路の特定の場所で用紙を停止させた状態で用紙の種類
を特定するための情報を得るため、メディアセンサによ
るセンシングを行う。
で得られた情報に従いセンス結果をそれぞれのプリンタ
に反映させる。インクジェットプリンタであれば、印刷
データの補正や、印刷の制御方法を変更する。レーザー
ビームプリンタであれば、電子写真プロセスの各種条件
を変更する。
ある画像形成を行う。
れた情報を基に用紙の種類に合わせた画像形成が行われ
る。
従来の技術においては、以下のような問題があった。
用紙の種類を自動で把握することのできない一般的なイ
ンクジェットプリンタでは、前述したとおりユーザーは
印刷対象となる用紙の種類や印刷品位を予め設定しなけ
ればならない。そうでなければデフォルトで設定された
条件で印刷することになる。この場合、用紙に最適な画
像形成を行うことは困難である。また、たくさんある選
択肢の中から用紙の種類を選択する煩雑さや選択意図と
は異なる入力、もしくはユーザーが印刷を行う用紙に対
する知識を持っていないことなども要因となって、用紙
の種類に適した印刷ができないことがあった。これらの
結果、高価なメディアやインクを無駄に消費したり、印
刷時間の必要以上の増大を招いたりすることにもなり得
た。さらには、通常の流れにおいては印刷を開始するま
ではプリンタの状態、例えば通信できる状況にあるの
か、用紙がセットされているのか、インクは残っている
のかなどをユーザーが要求しない限りは知ることができ
ないという問題もあった。
類を特定することが可能なメディアセンサを搭載し、用
紙に適した印刷モードを自動設定するプリンタが考案さ
れているが、その場合でも以下のことが問題となった。
は、一般に用紙の種類に依存しないデータ受けてから、
用紙に適した印刷データの生成、つまり画像処理等の負
荷の重い処理を行うため、高速かつ高性能な演算処理装
置が必要となる。具体的には、高速なCPUやDSP、
ASICなど専用のハードウェアが必須となり、プリン
ティングシステムの構成要素の一つである高速かつ高性
能なPCの能力を十分利用しきれないという問題があ
る。そのため、その能力をプリンタ本体に持たせるため
コストも大幅に上昇することになる。
は、判断基準となる参照用のテーブルや比較用のパラメ
ータを内部のROMに持つ必要がある。特定条件の変更
はROMの書き換えを伴うため、容易に変更することは
できない。なぜならば、プリンタ等周辺機器のROMの
書き換えは、失敗した場合には動作しなくなるというリ
スクを伴うからである。
紙に一番適したモードで印刷を行う。これはメリットで
もあるが、例えば通常は普通紙に印刷するようなそれほ
ど高い印刷品位を求める必要のない印刷対象の印刷を行
いたい場合に、仮にプリンタ側には光沢紙がセットさ
れ、メディアセンサによる用紙の特定結果も光沢紙であ
れば、光沢紙に適した高品位な印刷を勝手に行ってしま
う。プリントアウト後の印刷品位は十分なものとなる
が、インクの無駄であるのと同時に印刷時間の増大をも
招くことになる。また、ユーザーはこうした比較的高価
な用紙に普通紙で十分な印刷を行うことを望まないであ
ろう。これらの問題は、用紙の種類を特定した後にユー
ザーにその結果を伝え、ユーザーの意志を確認する手段
や手順を持たないことが要因の一つとして考えられる。
作に入るため、その分トータルの印刷時間が増大する。
用紙の搬送途中でセンシングが可能であれば問題ない
が、搬送を途中で止めてセンスする構成の場合は停止し
てからセンスを終了するまでの時間が問題となる。ま
た、複数ページを印刷する場合に一枚の用紙をセンスす
る時間がある程度かかれば、一枚一枚印刷するたびに用
紙の特定を行うことは印刷時間を考えてみても現実的で
はなくなり、複数ページを印刷する場合には最初の1ペ
ージ目だけセンスするなどその後の処理が省かれる可能
性もある。そうした場合、積載されている用紙の途中で
種類が変わるようなことがあれば対応することはできな
い。また、搬送途中でセンシングする場合も、その結果
をすぐにプリンタ本体の処理系にフィードバックする必
要があるため、処理の負荷が増大することになる。
行うまで用紙の種類が把握できない場合が多い。これは
搭載されるメディアセンサとして、一般には光学式のセ
ンサが用いられることが多いためで、用紙とメディアセ
ンサとの間の距離を定められた適正な値の範囲内に納め
る必要性から、搬送路途中の用紙が押さえられた状態を
センス位置とするしかないためである。
るモーター駆動制御でも搬送量が異なる。これは用紙と
ローラとの間の摩擦量が用紙の種類によって異なるため
で、事前に把握する手段がなければ別途用紙の先頭位置
を決めるためのセンサが必要となる。また、高品位な画
像形成時には搬送量の微妙な違いが画質に現れ問題とな
る場合もある。
の生成はPC側で行われるが、用紙の特定処理は搬送途
中の非常に短い時間内に終える必要があるため、処理の
負荷が非常に大きくなる。実現のためにはより高速かつ
高性能な演算処理装置をプリンタ本体に持たなければな
らない。
ために為されたもので、用紙の種類やサイズなど印刷設
定のうち用紙の設定に必要な情報を、トレイやカセット
などにセットされた状態、つまり給紙前の段階で得てそ
れを活用することによって、用紙に適した印刷設定を自
動で行うことができるデータ処理装置、印刷装置、プリ
ンティングシステム、データ処理方法、印刷方法、プロ
グラムを提供することにある。
ることによって、ユーザーの手を煩わせることなく、イ
ンクやメディアを無駄に消費しない、用紙に適した印刷
設定を自動で行うことができる操作性と利便性に優れた
データ処理装置、印刷装置、プリンティングシステム、
データ処理方法、印刷方法、プログラムを提供すること
にある。
理装置側で印刷データの生成やプリンタの制御を行う場
合は、より高速にかつ安価にプリンティングシステムを
構築することができる。
づく印刷設定と、ユーザーが任意に設定した印刷品位と
の間の不整合を判断することによって、よりユーザーの
意図をくみ取りかつ不適切な印刷を極力少なくする、す
なわち好ましい画像形成をいつでも行えるプリンティン
グシステムを提供する。
に、請求項1記載の発明によれば、用紙を搬送して該用
紙に印刷を行う印刷装置に印刷データを出力する印刷制
御装置において、前記用紙の搬送前に検出された該用紙
の特性情報を獲得する特性情報獲得手段と、前記特性情
報を基にして前記用紙の規格を特定する用紙特定手段
と、前記用紙の規格を基に、印刷データを生成する印刷
データ生成手段と、前記印刷データ生成手段により生成
された印刷データを印刷装置に出力する出力手段と、を
有することを特徴とする印刷制御装置が提供される。
して該用紙に印刷を行う印刷装置に印刷データを出力す
る印刷制御装置において、前記用紙の搬送前に検出され
た該用紙の特性情報を獲得する特性情報獲得手段と、前
記特性情報を基にして前記用紙の規格を特定する用紙特
定手段と、複数の所定の印刷品位の中からユーザによっ
て選択された印刷品位情報を受け取る受取手段と、前記
用紙の規格および前記印刷品位情報を基に、印刷データ
を生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成
手段により生成された印刷データを印刷装置に出力する
出力手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置が
提供される。
して該用紙に印刷を行う印刷装置に印刷データを出力す
る印刷制御装置において、前記用紙の搬送前に検出され
た該用紙の特性情報を獲得する特性情報獲得手段と、前
記特性情報を基にして前記用紙の規格を特定する用紙特
定手段と、前記用紙の規格を基に、前記用紙に対する印
刷品位を決定する決定手段と、複数の所定の印刷品位の
中からユーザによって選択された印刷品位情報を受け取
る受取手段と、前記決定手段によって決定された印刷品
位と前記受取手段によって受け取られた印刷品位情報と
の間に不整合が生じているか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段によって不整合が生じていないと判断
された場合に、前記決定手段によって決定された印刷品
位に基づいて印刷データを生成する第1の生成手段とを
有することを特徴とする印刷制御装置が提供される。
段による判断が、予め規定されている用紙の種類ごとに
選択可能な印刷品位との比較によって為されることを特
徴とする請求項3記載の印刷制御装置が提供される。
段によって整合がとれていると判断された場合に、前記
用紙特定手段によって決定された用紙規格と、前記決定
手段によって決定された印刷品位とを、前記ユーザに通
知する手段をさらに有することを特徴とする請求項3記
載の印刷制御装置が提供される。
段によって不整合が生じていると判断された場合に、不
整合が生じている旨を前記ユーザに通知する通知手段
と、前記通知手段による通知の結果前記ユーザから再度
選択された新たな印刷品位に基づいて印刷データを生成
する第2の生成手段とをさらに有することを特徴とする
請求項3記載の印刷制御装置が提供される。
紙を搬送して該用紙に印刷を行う印刷装置に出力する印
刷データを生成する印刷制御方法おいて、前記用紙の搬
送前に検出された該用紙の特性を獲得する獲得工程と、
前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、前記用紙の規格を
基に、印刷データを生成する印刷データ生成工程とを有
することを特徴とする印刷制御方法が提供される。
搬送して該用紙に印刷を行う印刷装置に出力する印刷デ
ータを生成する印刷制御方法おいて、前記用紙の搬送前
に検出された該用紙の特性を獲得する獲得工程と、前記
獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用紙の
規格を特定する用紙特定工程と、複数の所定の印刷品位
の中からユーザによって選択された印刷品位情報を受け
取る受取工程と、前記用紙の規格および前記印刷品位情
報を基に、印刷データを生成する印刷データ生成工程と
を有することを特徴とする印刷制御方法が提供される。
送して該用紙に印刷を行う印刷装置に出力する印刷デー
タを生成する印刷制御方法において、前記用紙の搬送前
に検出された該用紙の特性を獲得する獲得ステップと、
前記獲得ステップによって獲得された特性を基にして前
記用紙の規格を特定する用紙特定ステップと、前記用紙
の規格を基に、前記用紙に対する印刷品位を決定する決
定ステップと、複数の所定の印刷品位の中からユーザに
よって選択された印刷品位情報を受け取る受取ステップ
と、前記決定ステップによって決定された印刷品位と前
記受取ステップによって受け取られた印刷品位情報との
間に不整合が生じているか否かを判断する判断ステップ
と、前記判断ステップによって不整合が生じていないと
判断された場合に、前記決定ステップによって決定され
た印刷品位に基づいて印刷データを生成する第1の生成
ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法が提
供される。
ステップによる判断が、予め規定されている用紙の種類
ごとに選択可能な印刷品位との比較によって為されるこ
とを特徴とする請求項33記載の印刷制御方法が提供さ
れる。
ステップによって整合がとれていると判断された場合
に、前記用紙特定ステップによって決定された用紙規格
と、前記決定ッステップによって決定された印刷品位と
を、前記ユーザに通知するステップをさらに有すること
を特徴とする請求項33記載の印刷制御方法が提供され
る。
ステップによって不整合が生じていると判断された場合
に、不整合が生じている旨を前記ユーザに通知する通知
ステップと、前記通知ステップによる通知の結果前記ユ
ーザから再度選択された新たな印刷品位に基づいて印刷
データを生成する第2の生成ステップとをさらに有する
ことを特徴とする請求項30記載の印刷制御方法が提供
される。
現する第1の実施の形態の一例を図に従って説明する。
図3は、第1の実施の形態におけるプリンティングシス
テムの構成を示す図である。
プリンタの制御を行うデータ処理装置である。ここでは
PCを想定している。印刷の設定に関するユーザーから
の指示や入力を受ける役割も果たす。
プリンタである。PC301で生成された印刷データに
基づいて画像の形成を行う。プリンタの種類については
特に問わないが、ここではインクジェット方式のカラー
プリンタを想定している。
02を接続する通信インタフェースである。シリアルイ
ンタフェースとしてはUSB、IEEE1394、Et
hernet(R)、IrDA、IEEE802.1
1、電力線など、パラレルインタフェースとしてはセン
トロニクス、SCSIなど複数の種類が想定されるが、
双方向の通信を実現するものであれば有線無線問わずど
のようなインタフェースでも構わない。
ムとは単体の装置ではなく、データ処理装置と画像形成
を行うカラープリンタとが特定の双方向インタフェース
で接続された構成をとる。
ティングシステムの機能ブロック図である。
方式のカラープリンタである。404から410までの
各種機能ブロックによって構成される。
るPCである。411から418までの各種機能ブロッ
クによって構成される。ただしカラープリンタ401お
よびPC402とも本実施の形態の特徴を説明する上で
特に必要ないと思われる機能については省略している。
を接続する通信インタフェースである。ここでは仮に、
USB(Universal Serial Bus)
を想定している。
定するための情報を得る用紙認識センサ(メディアセン
サ)である。記録媒体Pはプリンタ401に備え付けら
れた給紙トレイやカセットなどに積載されているものと
する。用紙の種類や大きさを特定する手段としては、予
め記録媒体である用紙にマーキングを施し、そのマーク
を光学的に検出する手段や、専用の用紙カセットを用い
る手段、用紙にICカードを埋め込む手段、用紙に対し
て照射した特定光の反射光(正反射光および拡散反射
光)を光学的に検出する手段、直接もしくは間接的に表
面粗さを測定する手段、光の透過率を測定する手段など
多種多様なものが存在する。他にも用紙の重さ、厚さ、
摩擦係数、誘電率や電気抵抗値、吸水率、および2次元
イメージを撮像し特徴量から判別する手段などの実現手
段が存在する。これらの検出手段は単体でも複数組み合
わせることでも用紙認識機能を実現する。ここでは特に
メディアセンサの原理や構成については問わないが、後
述する用紙の種類や大きさを判別できるだけの機能を有
するものとする。
果に基づき、用紙を特定する用紙特定処理部である。本
実施の形態では参照用のテーブルを用いて用紙の種類や
大きさを特定する。
特定する際に使用する参照用のテーブルである。PC4
02からそのテーブルの値を更新することが可能であ
る。
情報を格納する用紙情報格納部である。用紙情報は履歴
と合わせて複数格納される構成でもよい。
ス機能を司るI/F制御部である。ここでは想定してい
るインタフェースがUSBであるため、USBの周辺機
器側のコントローラによって構成されるものとする。用
紙情報の送信や印刷データや制御コマンドの受信などが
行われる。またプリンタ本体で発生したエラーや通信状
態などステータス情報に関しても要求があればPC40
2に対して返す。
印刷データを受けてプリンタエンジンに展開する印刷制
御部である。送信される印刷データは既に用紙の種類や
大きさなどを含めた印刷設定に基づいてPC402側で
画像処理が行われたデータであり、ここでは印刷データ
に含まれる印刷制御用のコマンドに従ってプリンタエン
ジンの制御を行う。具体的には、印刷用の2値データ
(場合によっては2値化前の中間データ)とインクの打
ち込み量、パス数、印刷方向および用紙の搬送量を制御
する各種コマンドによって構成されるデータを使用す
る。
ンともいう。印刷制御部409で展開された印刷データ
に基づき記録媒体Pに対して印刷を行う。本カラープリ
ンタ401はインクジェット方式のプリンタであるた
め、インクの吐出によって画像形成を行う。
能を司るI/F制御部である。USBのホスト側のコン
トローラによって構成され、USBホストとしての機能
を有する。USBホストとしての機能の一部はOSやド
ライバなどソフトウェアによっても構成される。
ータの生成およびプリンタの制御をPC402上で行う
ためのソフトウェアであるプリンタドライバである。4
13から415までの各種機能ブロックによって構成さ
れる。
どを含む各種印刷設定を行う印刷設定処理部である。ユ
ーザーからの指示や入力を受け付け、設定された内容を
表示もしくは通知する機能を有する。またこの機能ブロ
ックは本発明の根幹を為す部分で、プリンタ401から
送られた用紙情報に基づき、用紙設定を自動で行う機能
を有する。用紙設定を含む印刷の自動設定機能および不
整合発生の判断に関する内容については後述する。
る。具体的には、プリンタ401および印刷設定処理部
413で行った印刷設定にあわせて色変換や2値化など
の各種画像処理を行う。また作成したデータに基づいて
印刷制御を行うプリンタ制御用コマンドの生成も行う。
タを生成する際に使用するテーブルである。これらのテ
ーブルも更新したり、内容を付け加えたりすることが可
能である。
る中央制御部である。CPUの持つ機能がこれに該当す
る。
ーザーの意図を印刷設定に反映させるための各種入力機
器から構成される。
設定情報通知部である。通知方法としては、モニタなど
の表示装置を使用する場合や音声による通知などが考え
られる。
ムは、メディアセンサを搭載し用紙を特定する機能を持
つカラープリンタと、プリンタ側で特定された用紙情報
と、ユーザーによる指示や選択に基づいて印刷データお
よび制御コマンドを生成する機能を持つPCなどのデー
タ処理装置と、その二つの装置を接続する双方向通信イ
ンタフェースによって構成される。
ティングシステムのブロック図である。
能なデバイスであるカラープリンタである。以下に示す
504から510までの各種ブロックおよび不図示の電
源等によって構成されている。
能なデバイスであるPCである。以下に示す511から
516までの各種ブロックおよび不図示の電源等によっ
て構成されている。本実施の形態の説明に必要のないブ
ロックについて省略しているのは図4の説明と同様であ
る。
ここでは特に示していないが、同じバス上には他のUS
Bデバイスが接続されていても構わない。
6に格納されたファームウェアに従って各部を制御する
CPU(中央制御装置)である。本実施の形態の特徴的
な機能の一部である用紙の特定処理を行うプログラムコ
ードはこのCPU504によって実行される。
の形態の機能の一部を実現するファームウェアのプログ
ラムコードが格納されているROMである。ここではフ
ラッシュROMを想定しているが、不揮発性の記憶媒体
であればその種類は問わない。また、ここには用紙判定
用のテーブルも格納されている。
ータの書き込みや読み出しを行ったり、ダイレクトメモ
リアクセスによってUSB制御部510からデータを読
み出して格納したり、逆にデータを読み込んでUSB制
御部510へデータを書き込んだりするためのRAM
(メモリ)である。また、用紙情報の格納用途にも使用
される。
ある。インクジェット方式のヘッドおよびインクを搭載
したカートリッジおよびその制御回路から構成される。
AコントローラなどからなるASICである。
めのメディアセンサである。センサによって用紙の種類
および大きさを特定するための情報を得ることができ
る。上記機能を実現できればセンサの種類は問わない。
るUSB制御部である。印刷データの転送は主にバルク
転送を使用して行われる。このUSB制御部は1.5M
bpsのロースピード、12Mbpsのフルスピード、
およびUSB2.0の規格に準拠した480Mbpsの
ハイスピードに対応しているものとする。フルスピード
までの対応でも構わない。
およびRAM512に格納されたプログラムに従って各
部を制御するCPU(中央制御装置)である。本実施の
形態の機能の一部を実現するプリンタドライバのプログ
ラムコードはこのCPU511によって実行される。
ータの書き込みや読み出しを行ったり、ダイレクトメモ
リアクセスによってUSB制御部513からデータを読
み出して格納したり、逆にデータを読み込んでUSB制
御部513へデータを書き込んだりするためのRAM
(メモリ)である。プリンタドライバ起動時には、ドラ
イバのプログラムコードがこのRAM512上にロード
される。
するUSB制御部である。プリンタ501をはじめ他の
USBデバイスの制御および管理を行う機能を有する。
て極めて重要な、キーボードやマウスなどの各種入力デ
バイス517を制御する入力デバイス制御部である。入
力デバイス517とPC502との間のインタフェース
は、PS/2やUSBなどのシリアルインタフェースが
用いられる。また、音声を入力手段として考えてもよ
い。
成や変換等を行う表示装置制御部である。
の形態の機能の一部を実現するプログラムコードが格納
されているハードディスクドライブである。ここではハ
ードディスクドライブを想定しているが、不揮発性の記
憶媒体、およびその記憶媒体を使用した装置であればそ
の種類は問わない。例えば、FD、MO、CD−RW、
DVD−RAM、フラッシュメモリ、テープデバイス等
がこれに該当する。
力デバイスである。ここでは、キーボードやマウスを想
定している。また音声入力の場合はマイクを想定してい
る。
構成される表示装置(モニタ)である。この実施の形態
ではユーザーへの通知手段が表示装置であるが、音声を
使用した場合は515が音声出力制御部に518が音声
信号を出力するスピーカ等の音声出力装置となる。
ムは、メディアセンサを搭載したカラープリンタと、表
示装置や入力デバイスなどを備えた一般的なPCとその
二つのデバイスを接続するUSBインタフェースによっ
て構成されるもので、メディアセンサを除いて何ら特殊
な装置、機構が必要なわけではない。
示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図で
ある。
って用紙の種類および大きさを特定するための情報を得
る。メディアセンサは給紙トレイや専用のカセット内に
積載された用紙の種類と大きさをセンシングできるよう
に備え付けられ、用紙を給紙する前にセンシングするこ
とが可能な構成になっているものとする。センスのタイ
ミングはプリンタドライバによる用紙情報の取得要求の
前であればいつのタイミングでも構わない。ここでは仮
にプリンタの電源投入時を想定する。
力結果から、用紙の種類および大きさを特定する。特定
はパラメータによる演算でも、テーブルを参照すること
でも構わない。また、用紙の種類および大きさをセンス
する原理についても、特定を可能とする出力が得られれ
ばその種類やセンサの個数、複数種類のセンサ使用など
その構成は問わない。
定した用紙情報をメモリに格納する。ここで格納した用
紙情報はPC側からの要求によって値が返される。
刷要求がPCに対して指示される。印刷要求の指示は、
一般には使用しているアプリケーションのメニューの中
から印刷コマンドを実行することによって行われ、マウ
スやキーボードを使用して指示される。また、キーボー
ドやマウスなどのポインティングデバイスではなく、音
声入力を介して実現される構成でも構わない。
けて表示される印刷の設定画面から、詳細な設定を行う
ための画面表示に移行する際に、印刷設定その他を管理
するソフトウェアであるプリンタドライバが起動する。
プリンタドライバ起動を受けて、印刷を行うことが想定
されるプリンタに対して、プリンタ自身に積載されてい
る用紙が何であるのかを確認するため、用紙情報の取得
要求を行う。この際、用紙情報だけではなく、セットさ
れているであろう用紙の有り無しや、インタフェースの
状態およびインクカートリッジの種類やインクの残量な
どプリンタエンジン部の情報などとあわせて要求するこ
とができる。
紙情報の取得要求を受けてステップ103で格納した用
紙情報をPCに対して送信する。また、用紙情報以外の
情報を返す場合もあわせて行われる。
基づいて印刷の自動設定を行う。印刷設定の内容および
処理の流れについては後述する。印刷設定のうち用紙情
報に基づいた用紙設定を行う際に、用紙設定とユーザー
が任意に指定した用紙設定との間に不整合が生じている
かどうかもここで判断する。
動設定した内容を含む印刷設定情報をモニタなどの表示
装置を使って表示する。また、ステップ108で自動用
紙設定の内容とユーザー設定の内容に不整合が生じた場
合はその旨を表示し、注意もしくは警告する。
紙設定とユーザーが任意に設定した印刷品位との間で不
整合が生じているかどうかを判断する。不整合の発生の
判断基準および判断の処理フローについては後述する。
また、自動用紙設定の内容とユーザー指定の用紙設定の
内容との間に不整合が生じた場合のユーザーによる変更
指示が妥当かどうかの判断も行われる。ただしこの場合
の判断は、ステップ113で設定内容がフィードバック
された場合に行われる。
整合が生じたと見なされた場合には、その旨をユーザー
に注意もしくは警告する。注意および警告はダイアログ
の表示によって行われるが、ユーザーの注意を喚起する
ようにダイアログオープン時に音声を伴って表示しても
構わない。表示するダイアログの内容については後述す
る。
示された印刷設定情報を確認もしくはステップ111で
表示された警告に従って、印刷設定の内容を変更する場
合はその変更箇所や内容についてユーザーの指示を受け
る。
定が変更された場合には、変更された内容と用紙設定と
の間に不整合が生じていないかを再度確認するために、
ステップ110へ処理を戻す。自動用紙設定とユーザー
による不整合の解消をユーザーが指示した場合も同様で
ある。
がなかった場合、ステップ112で受けた指示が反映さ
れた更新後の印刷設定の情報をモニタに表示する。ユー
ザーは、ステップ112とステップ114の間を場合に
よっては繰り返し、所望の設定を行うことが可能であ
る。
始を指示する。これによって実際の印刷動作が始まる。
なお、PC上で操作中のアプリケーションから印刷の詳
細な設定画面を表示することなく直接印刷を開始した場
合については図2を用いて詳細に説明する。
ライバは印刷開始の指示を受けて、印刷設定に対応した
印刷データの生成を行う。具体的には、色変換や2値化
など各種画像処理の実行や印刷方法や搬送量などプリン
タ制御のためのコマンド生成などが行われる。
対して印刷開始の要求が出される。
けて、プリンタのトレイやカセットにセットしてある用
紙を印刷位置まで搬送するため給紙を開始する。
のとき用紙は印刷開始位置まで搬送される。
成された印刷データをプリンタに送信する。図ではある
一点で送信が行われその一回の転送でデータ送信が完結
しているようにみえるが、実際にはプリンタ側のメモリ
の容量やデータ処理能力に合わせて分割したデータの送
信が行われ、送信タイミングや回数に関しても印刷デー
タの生成途中で順次印刷データが送信される。
印刷データをプリンタエンジンに送り、印刷を行う。既
に用紙は印刷開始位置まで搬送されているため、その位
置から印刷の幅にあわせて用紙を送りながらインクを吐
出して画像形成を行う。
本発明の根幹を為すものであり、プリンタドライバの起
動前に用紙情報を保持することによって、その後の印刷
時間が短縮される構成となっている。また、PC側で印
刷データの生成が行えるため、プリンタ本体を安価かつ
シンプルに構成することができる。さらには、センス結
果に基づく用紙設定とユーザーによる設定との間の不整
合をドライバ内で判断しユーザーとのコミュニケーショ
ンをとることで、ユーザーの意図を最大限に反映しかつ
誤った印刷設定の極めて少ない、好ましい画像形成を行
うことができるプリンティングシステムを構築すること
ができる。これによってユーザーは煩雑なオペレーショ
ンから解放され、インクやメディアの無駄な消費を防げ
るとともに、効率的な印刷環境を手にすることができ
る。
示が無い場合の全体処理および制御のフローを示す図で
ある。
は、図1のステップ101からステップ103までと内
容が変わらないため、詳しい説明は省略する。この間に
用紙情報を得て、プリンタ内部に格納する。プリンタド
ライバ起動前に用紙情報を保持する構成は図1と変わら
ない。
始を指示する。これによって実際の印刷動作が始まる
が、印刷設定はこの場合変更されることがなく、予め設
定されていた内容に基づいてその後の処理が進められ
る。従来例で示したように、一般的なインクジェットプ
リンタであれば印刷設定の内容の確認や変更ができない
まま印刷データを生成し、印刷を行ってしまう。
も、図1のステップ105からステップ107までと変
わらないため、詳しい説明は省略する。この間にプリン
タドライバが起動し、プリンタ本体で保持している用紙
情報を入手する。
紙設定と予めユーザーによって設定されているもしくは
デフォルト指定である設定内容との間で不整合が生じて
いるかどうかを判断する。不整合の発生の判断基準およ
び判断の処理フローについては後述する。
も、図1のステップ111からステップ114までと変
わらないため、詳しい説明は省略する。この間ステップ
208で不整合が生じたと判断された場合はその旨を警
告し、ユーザーの指示や判断を仰ぐことになる。
設定の変更があった場合は、変更後の条件で印刷を開始
するトリガをかける。ユーザーによる印刷開始の再要求
である。
も、図1のステップ116からステップ121までと変
わらないため、詳しい説明は省略する。設定内容に変更
があった場合は印刷開始の再要求を受けてその後の印刷
データ生成および印刷制御を行う。
ションから印刷の詳細な設定画面を表示することなく直
接印刷を開始した場合についても、図1で説明したのと
同様にプリンタドライバの起動前に用紙情報を保持する
ことによってその後の印刷時間が短縮される構成となっ
ている。また、その他の効果についても同様である。
容を変更したり、開始の指示を出したりする必要がある
ためユーザーの負荷が増えるように見えるが、実際には
設定の不整合が生じない限りはユーザーの負荷は増えな
い。
種類(メディアタイプ)を示すテーブルである。
タのプリンタドライバで設定可能な用紙の種類は非常に
多い。ここでは一般的な用紙から特殊な用紙までユーザ
ーが選択可能な用紙をあげている。これらの用紙はプリ
ンタドライバの用紙種類のリストから選択できる。プリ
ンタドライバのリスト選択画面については後述する。
大きさ(メディアサイズ)を示すテーブルである。
可能な種類が多く、テーブルに示したメディアサイズを
選択可能である。また、選択リストにはない不定形の用
紙については、サイズはユーザー定義を選択することに
よりメディアサイズを任意に入力し、指定することがで
きる。リスト選択画面やメディアサイズの入力画面につ
いても同様に後述する。
種類(メディアタイプ)の判断およびそれを反映した印
刷設定の流れを示すフローチャートである。
るセンス結果に基づいて、用紙の種類(メディアタイ
プ)を把握する。ここでは後述する参照用のテーブルに
従い用紙を6つのカテゴリに分類するものとする。
定が自動設定モードになっているかどうかを判断する。
自動設定モードとは、プリンタ側でセンスした結果に従
って用紙設定を自動的に行うモードである。このモード
が選択されていない場合は、ユーザーは任意に用紙の種
類を選択する必要がある。メディアタイプの自動設定モ
ードが選択されている場合はステップ803へ、ユーザ
ー指定によるマニュアル設定モードが選択されている場
合はステップ804へそれぞれ進む。
モードになっているかどうかを判断する。印刷品位の自
動設定モードとは、用紙の種類や大きさからなる用紙情
報にあわせて用紙設定を行い、用紙設定に基づいて該当
する用紙の印刷に最適な印刷モードを自動で選択するも
のである。このモードが選択されていない場合は、ユー
ザーが任意に印刷品位を選択する必要がある。印刷品位
の自動設定モードが選択されている場合はステップ80
9へ、ユーザーによるマニュアル設定モードが選択され
ている場合はステップ810へそれぞれ進む。
メディアタイプの用紙設定とユーザーが任意に指定した
用紙設定との間に相違があるかどうかを判断する。ただ
しユーザーが任意に選択もしくは入力可能な用紙の種類
は図6のテーブルで示したように自動設定によるカテゴ
リ数6種類よりも多いため、異なるかどうかの判断は用
紙の種類の完全一致とはならない場合も考慮する必要が
ある。その場合、同じ種類のカテゴリに属するかどうか
で判断する。例えば光沢フィルムと光沢紙は同じ写真調
画像の形成という意味では同一カテゴリに分類して構わ
ない。また、用紙の種類のカテゴリに相違がなく、設定
値と完全一致すると判断された場合は、リストから選択
した用紙の種類の方を設定値として反映させる。設定値
が異なる場合はステップ805へ、一致もしくはカテゴ
リが一致した場合はステップ803へ進む。
ンス結果に基づくメディアタイプの自動設定値とユーザ
ー設定値が異なる結果になったことをうけて、その旨を
ユーザーに通知する。
もしくはユーザー設定どちらの用紙設定を選択するかを
ユーザーが判断する。メディアタイプの設定をセンス結
果による自動設定にあわせる場合はステップ807へ、
ユーザー指定の設定値にあわせる場合はステップ808
へそれぞれ進む。ステップ807では、センス結果に基
づくメディアタイプの自動設定値をメディアタイプの設
定とする。
設定内容をメディアタイプの設定とする。この際、既に
設定されている値を選択するだけではなく、別のメディ
アタイプを選択し、設定を変更することも可能である。
刷品位が自動設定モードによって設定されることをうけ
て、用紙設定に基づいて印刷品位を設定する。印刷品位
の設定後、用紙設定および印刷品位の設定の各処理を終
了する。
ーザー指定によるマニュアル設定モードであることをう
けて、先に設定したメディアタイプとユーザーが設定し
た印刷品位との間に不整合が生じていないかを判断す
る。不整合の判断基準に関しては後述する。不整合が生
じていると判断された場合はステップ811へ、整合が
とれていると判断された場合はステップ813へそれぞ
れ進む。
て、その旨をユーザーに通知する。
品位をどちらにあわせるかユーザーが判断する。印刷品
位を用紙設定にあわせる場合はステップ809へ、ユー
ザーが選択している印刷品位をあくまでも指定する場合
はステップ813へそれぞれ進む。
設定内容を印刷品位の設定として採用する。この際、既
に設定されている値を選択するだけではなく、別の印刷
品位を選択し、設定を変更することも可能である。
もに自動設定される場合は、メディアセンサによるセン
ス結果に基づいて用紙設定が為され、その用紙設定に最
適な印刷品位が選択される。この場合ユーザーは設定や
入力を一切する必要はない。
場合は、ユーザーが指定したメディアタイプの用紙設定
とセンス結果に基づく用紙設定をドライバ内で比較す
る。比較の結果が同じと判断された場合はユーザーから
みれば自動設定モードと同様の動きをする。異なる場合
のみ、その旨をユーザーに通知することで、ユーザーの
意図を確認しつつ誤った用紙設定を回避することができ
る。
は、ユーザーが指定した印刷品位の設定と用紙設定に基
づく印刷品位の設定の各内容をドライバ内で比較する。
比較の結果が同じと判断された場合はユーザーからみれ
ば自動設定モードと同様の動きをし、特にアクションは
発生しない。異なる場合は、その旨をユーザーに通知す
ることで、ユーザーの意図に即しつつ最適な印刷の品位
を設定することができる。
基づいて用紙設定(その中でも種類の設定)および印刷
品位の設定が行われる。
アタイプの参照用テーブルの例である。ここでは6種類
のタイプに区分されるものについて説明する。
では、普通紙・厚紙、コート紙、光沢紙、光沢フィル
ム、OHP、Tシャツ転写紙・クロスの6つのカテゴリ
を想定している。この区分はメディアセンサの性能や機
能によっても異なり、より多くの分離が可能な場合でも
最終的な印刷の品位や制御内容に違いがなければあえて
分ける必要はない。ここでの例はあくまでも一例であ
る。印刷品位としては、高品位、標準、高速の3種類が
用意されているものとする。タイプ区分と同様にこの印
刷品位のレベルも5段階や2段階など何段階の構成であ
っても構わない。
る。
ーザーが何も指定しない場合や印刷品位の設定を自動設
定モードにして用紙に最適な印刷品位を選んだ場合に設
定される印刷品位である。
る。
刷を行うと問題が生じる可能性がある場合で、本実施の
形態ではユーザーに対して注意を発することになる。
きない、一般には選択ができない印刷品位である。用紙
の設定と、ユーザー自らが指定した印刷品位の組み合わ
せでは、この設定注意△や設定不可×となる用紙設定の
組み合わせも考えられる。その場合はユーザーに対して
注意もしくは警告を発し、ユーザー意図に沿いつつも誤
った印刷がされないように導くことができる。
う。
のとする。光沢紙の選択はセンス結果による用紙情報に
基づく自動設定の結果でも、ユーザーが任意に指定した
ものでもどちらでも構わない。このとき印刷品位の設定
は自動モードではなく、ユーザー自らが指定するマニュ
アルモードとする。マニュアルモードで指定された印刷
品位は高速モードであるとする。これはその前に印刷し
た時の設定内容がそのまま残っていることなどが考えら
れる。
な光沢紙をプリンタにセットしたにもかかわらず、その
用紙の特徴を生かすことのできない低い印刷品位を実現
する高速モードで印刷を行うことになる。これはメディ
アの無駄であるのと同時に誤った印刷に使用するインク
や時間を無駄にすることになる。
ば光沢紙では設定のできない印刷品位「高速」が選択さ
れていることをユーザーに指摘することで様々な無駄を
未然に防ぐことが可能となる。不整合を指摘する際に表
示するダイアログ例を図15に示す。ダイアログでは、
現在の用紙設定と印刷品位の設定がどうなっているの
か、現在の設定の組み合わせでは問題が生じること、お
よびどのように設定変更をしたらいいのかを情報として
表示する構成となっている。
ィアタイプの参照用テーブルの例である。ここでは4つ
のカテゴリに区分されるものについて説明する。
では、普通紙・厚紙・その他、コート紙、光沢紙・光沢
フィルム、OHPの4つのカテゴリを想定している。印
刷品位のレベル数や表の見方などについては図9と同様
なので省略する。一般にはこの4種類のカテゴリを想定
する場合が多い。
の大きさ(メディアサイズ)と用紙の有り無しの判断お
よびメディアサイズ設定の流れを示すフローチャートで
ある。
いて、プリンタに用紙がセットされているかどうかを把
握する。
で把握した内容に従って、プリンタに用紙がセットされ
ているかどうかを判断する。用紙がセットされている場
合はステップ1103へ、用紙がセットされていない状
態の時はステップ1104へそれぞれ進む。
いて、用紙の大きさ(メディアサイズ)を把握する。
ていないことをうけて、ユーザーに対して用紙無しの状
態であることを通知する。
うけて、その印刷をキャンセルするかどうかをユーザー
が判断する。印刷をキャンセルする場合は処理を終了す
る。印刷を行う場合は、ステップ1106へ進む。
にユーザーが用紙をセットする。用紙をセットした後の
処理の再開は、用紙をセットしたかどうかを確認するダ
イアログを表示させた後にPCを介して行ってもいい
し、用紙がセットされたことを自動で検出する構成でも
よい。また、プリンタに処理を再開するボタンを付けて
もよい。その際、再開ボタンは印刷再開だけではなく、
その他の機能も共有する構成となる。
の大きさをセンサによって把握する。通常のメディアサ
イズのセンスはプリンタドライバ起動前に行われるが、
用紙無しの場合の流れではドライバ起動後に用紙がセッ
トされるため、それ以後の処理を行うのに必要となる。
テップ1107で把握した用紙の大きさが図7に示され
るプリンタドライバの持つメディアサイズのテーブル内
のサイズと一致するものがあるかどうか、つまり定形サ
イズかそれとも不定形サイズかどうかを判断する。定形
サイズの場合はステップ1109へ、大きさを把握でき
ない不定形のサイズである場合はステップ1110へそ
れぞれ進む。
動で設定する用紙サイズ自動設定モードかどうかを判断
する。自動設定モードとは、センスした用紙情報に従っ
て用紙の大きさを設定するモードである。自動設定モー
ドが選択されている場合はステップ1113へ、ユーザ
ーが指定するマニュアル設定モードが選択されている場
合はステップ1114へそれぞれ進む。
不定型であるのをうけて、ユーザーが任意の用紙サイズ
を入力することができる入力ダイアログを表示する。入
力ダイアログの構成については、図17を用いて後述す
る。
面に従ってメディアサイズを入力する。
で入力された値に従って、メディアサイズを設定する。
ドキュメントをメディアサイズにあわせて拡大したり縮
小したりする機能、すなわち拡大・縮小設定が有効にさ
れているかどうかを判断する。拡大・縮小機能が有効の
場合は、プリンタにセットされている用紙サイズと使用
しているアプリケーションで指定されたメディアサイズ
が仮に異なったとしても、印刷用紙に合わせた拡大・縮
小処理が行われることで、余白が適正でかつ印刷領域が
用紙サイズを超えない印刷が可能となる。拡大・縮小設
定が有効な場合は、メディアサイズ設定の処理を終了す
る。拡大・縮小設定が無効の場合は、ステップ1119
へ進む。
設定がマニュアルモードであることをうけて、センス結
果に基づいて自動設定されたメディアサイズとユーザー
が任意に指定したメディアサイズとが異なるかどうかを
判断する。それぞれの設定が異なる場合はステップ11
15へ、同じ場合はステップ1113へ進む。
の判断でそれぞれのメディアサイズの設定が異なること
をうけて、その旨をユーザーに通知する。
て、メディアサイズの設定をセンス結果、ユーザー指定
のうちどちらにあわせるかをユーザーが判断する。セン
ス結果に基づくメディアサイズの自動設定内容にあわせ
る場合はステップ1117へ、ユーザーが任意に選択も
しくは入力した設定内容をあくまでも使用する場合はス
テップ1118へそれぞれ進む。
く自動設定の内容をメディアサイズの設定として採用す
る。
る設定内容をメディアサイズの設定として採用する。こ
の際、既に設定されている値を設定値として選択するだ
けではなく、別の用紙サイズを選択し、設定の内容を変
更することも可能である。
たメディアサイズとアプリケーション内で規定されたメ
ディアサイズが異なるかどうかを判断する。それぞれの
メディアサイズの設定が異なる場合はステップ120へ
進み、同じ場合は設定処理を終了する。
アサイズの設定が異なることをうけて、その旨をユーザ
ーに通知する。
セルするかどうかを判断する。印刷をキャンセルする場
合はメディアサイズの設定処理を終了する。そのまま処
理を続行する場合はステップ1122へ進む。
アサイズの設定をマニュアルで行う。具体的には、アプ
リケーションを開き、指定されているメディアサイズを
ドライバで設定したメディアサイズに合わせる。
始前にその旨をユーザーに伝えて、印刷を継続するかど
うかの判断を仰ぐ。継続する場合は、ユーザーがプリン
タに用紙をセットして処理を再開するまでの手順をドラ
イバのユーザーインタフェースによってサポートする。
かつ拡大/縮小が有効の場合は、メディアセンサによる
センス結果に基づいて用紙設定が為され、その設定され
たメディアサイズにあわせて画像形成が行われる。仮に
アプリケーションで規定されているメディアサイズとド
ライバによる用紙設定が異なる場合でも、拡大/縮小を
行うことでユーザーの手を一切煩わせることなく適正な
サイズで印刷を行うことができる。
ライバの用紙設定に基づくメディアサイズとアプリケー
ションで規定されたメディアサイズを比較する。比較の
結果が同じ場合は特にメディアサイズの設定をユーザー
が意識する必要はない。異なる場合は、その旨をユーザ
ーに通知することで、ユーザーの意図に即しつつメディ
アサイズの設定を行うことができる。こうした処理を行
わず、仮にアプリケーション側のメディアサイズがドラ
イバの用紙設定によるメディアサイズよりも大きく設定
されている場合には、用紙より大きな画像を形成するた
めに、インクジェット方式のプリンタではプラテンや搬
送ガイドなどのプリンタ内部にインクが付着する。この
付着したインクは、次に給紙される用紙を汚すことにな
り、大変問題となる。
基づいてメディアサイズの設定が行われる。
リケーションから印刷コマンドを実行したときに表示さ
れるプリントダイアログの一例である。
1202から1208までの各表示エリアから構成され
る。
タの名称や状態などを表示するエリアである。
メーカー名および機種名を表示するリストである。ユー
ザーはこのフィールドのリストからプリンタを選択す
る。通常使用するプリンタとして設定されているプリン
タがデフォルト表示される。
リンタのプロパティを表示させるためのボタンである。
このボタンを押すことによってプリンタドライバが起動
する。用紙の種類、大きさ、および印刷品位をはじめと
する詳細な設定を行う場合は、このプロパティを開くこ
とによって上記設定が可能になるのと同時に印刷設定の
詳細な内容も表示することができる。
ある。すべて印刷する、指定されたページだけ印刷す
る、もしくは現在アプリケーションで開かれているペー
ジだけを印刷する、の何れかから選択できる。
アである。ユーザーが値を入力することで印刷部数を指
定することができる。
設定条件で問題ないと判断された場合は、この”OK”
ボタンを押すことによって印刷が開始される。
る。この設定条件で問題のある場合は、この”キャンセ
ル”ボタンを押すことによって印刷は中止となる。
ず、通常はプロパティを表示させないと設定できない用
紙設定を表示させるエリアを有していても構わない。大
事なのはユーザーが印刷を試みたときに、あるタイミン
グでプリンタドライバが起動するということである。
判断を行う機能は、プリンタドライバを構成するプログ
ラムコードによって実現されることを想定しているが、
その一部もしくはすべてをOS(オペレーティングシス
テム)やアプリケーションなどのプリンタドライバ以外
のソフトウェアによって実現しても構わない。むしろO
Sによってその機能が内包された場合は、特定のプリン
タではなく、あらゆるプリンタやその接続環境において
本実施の形態で説明した発明内容を実現できることにな
る。
モードや各種用紙設定を行う際に表示される設定ダイア
ログの一例である。
る。1302から1326までの各表示エリアから構成
される。このダイアログは図12で示されたプロパティ
1204を開くことによって表示される。印刷設定では
表示する項目が非常に多いため、タブシートを使用して
設定項目を内容ごとに分けて見やすい構成にするのが通
例である。本実施の形態でもタブを使用する。
全般に関する内容を表示する。詳細については後述す
る。
紙の大きさ、印刷方向、印刷部数、印刷レイアウト(複
数ページ印刷)などの各種ページ設定に関する内容を表
示する。同時にユーザーによる上記設定内容の変更指示
や入力を受け付ける。
画像補整やセピア調など特殊な効果を画像に与える場合
に使用する機能の選択画面を表示する。
る。ヘッドの調整やクリーニングなどの機能の選択画面
を表示する。
ある。文字情報だけでなく視覚に訴える形で、設定され
た情報を表示する。
(メディアタイプ)を表示するエリアである。
ルドである。以下で説明する自動設定の場合は、センス
結果に基づいて特定した用紙の種類をここに表示する。
図6のテーブルで示されるメディアタイプがユーザーに
よって任意に指定される場合は、このフィールドのリス
トから選択することになる。新たな用紙をリストに追加
入力することができる構成をとることも可能である。
場合に選択するチェックボックスである。次で説明する
マニュアル設定のチェックボックスとは排他的な関係に
あり、どちらか一方しか選択することはできない。この
チェックボックスが選択されている場合は、センス結果
に基づいて特定した用紙の種類をメディアタイプフィー
ルド1308に表示する。
定する場合に選択するチェックボックスである。このチ
ェックボックスが選択されている場合は、ユーザーは任
意に用紙の種類を選択することができる。1309の自
動設定のチェックボックスが選択されていても、メディ
アタイプフィールド1308のリストからメディアタイ
プを選択した場合はマニュアル設定となり、こちらのチ
ェックボックスが選択される。
(メディアサイズ)を表示するエリアである。
ィールドである。以下で説明する自動設定の場合は、セ
ンス結果に基づいて特定したメディアサイズをここで表
示する。図7のテーブルで示されるメディアサイズをユ
ーザーが任意に指定する場合は、このフィールドのリス
トから選択する。新たな用紙サイズをリストに追加入力
することができる構成がとれるのも同様である。
る場合に選択するチェックボックスである。次で説明す
るマニュアル設定のチェックボックスとは排他的な関係
にあり、どちらか一方しか選択することはできない。こ
のチェックボックスが選択されている場合は、センス結
果に基づいて特定した用紙の大きさをメディアサイズフ
ィールド1312に表示する。
設定する場合に選択するチェックボックスである。この
チェックボックスが選択されている場合は、ユーザーは
任意に用紙の大きさを選択することができる。1313
の自動設定が選択されていてもメディアサイズフィール
ド1312のリストからメディアサイズを選択した場合
はマニュアル設定となり、こちらのチェックボックスが
選択されるのは1310の説明と同様である。
に選択するチェックボックスである。チェックがされて
いる場合は、図11のフローチャートで説明したよう
に、プリンタドライバによる用紙設定とアプリケーショ
ンで規定された用紙設定との間に設定の不整合が生じて
いてもドライバ側の設定で整合をつけることができる。
示するエリアである。
ルドである。自動設定の場合は、メディアタイプフィー
ルド1308で表示されている用紙の種類に最適な印刷
品位を自動的に選択し設定する。マニュアル設定の場合
は、図9および10で示される用紙参照用のテーブルに
記載されているような複数の印刷品位をリストとして表
示し、その中からユーザーが選択する構成をとる。
場合に選択するチェックボックスである。次で説明する
マニュアル設定のチェックボックスとは排他的な関係に
あり、どちらか一方しか選択することはできない。この
チェックボックスが選択されている場合は、設定された
用紙の種類に基づいて規定された印刷品位を印刷品位フ
ィールド1317に表示する。
定する場合に選択するチェックボックスである。このチ
ェックボックスが選択されている場合は、ユーザーは任
意に印刷品位を選択することができる。チェックボック
ス1318の自動設定が選択されていても、印刷品位フ
ィールド1317のリストから印刷品位を選択した場合
は、マニュアル設定となり、こちらのチェックボックス
が選択されるのは同様である。
合に使用するボタンで、このボタンを選択することで詳
細設定の画面へと移行する。本実施の形態では自動で設
定できる印刷品位は3段階としているが、マニュアルの
設定ではより多いレベルの印刷品位の設定ができること
を想定している。ただし用紙の種類によって選択可能な
印刷品位は規定されているため、用意されたすべての印
刷品位のレベルを設定できるわけではない。
ある。ユーザーは手差しもしくはオートシートフィーダ
のどちらかを選択する。1322は、色調整を自動で行
う場合に選択するチェックボックスである。次で説明す
るマニュアル設定のチェックボックスとは排他的な関係
にあり、どちらか一方しか選択することはできない。こ
のチェックボックスが選択されている場合は、自動で色
調整を行う。選択されていない場合はマニュアルで色調
整を行う。
る場合に選択するチェックボックスである。このチェッ
クボックスが選択されている場合は、ユーザーは不図示
の詳細設定の画面上で任意の色調を調整することができ
る。
設定条件でユーザーが問題ないと判断した場合は、こ
の”OK”ボタンを押すことによって開いていたプロパ
ティが閉じ、図12で示したプリントダイアログの表示
に戻る。1325は、”キャンセル”ボタンである。各
種設定のあと、最初の設定に戻っても問題ないとユーザ
ーが判断した場合は、この”キャンセル”ボタンを押す
ことによってプロパティが閉じ、図12で示したプリン
トダイアログも閉じる。
リンタドライバで管理する各種印刷設定に関する内容に
ついて不明な点がある場合はこのボタンを押すことで、
関連する設定の詳細が示される。
新する”更新”ボタンを付加する構成でもよい。
とって必要な項目がひとまとめとなった画面構成となっ
ており、どのような印刷設定がされているのかを瞬時に
確認することができる構成となっている。
意されている自動設定モードを選択することで設定の自
動化が図られる。その際に、プリンタやプリンタドライ
バでどのような判断をし、設定がされているのかを確認
できる構成になっており、ユーザーとのコミュニケーシ
ョンがはかられる。その結果、ユーザーの意図を優先し
つつも誤った印刷の少ない、好ましい画像形成を行える
プリンティングシステムを実現することができる。
ス結果に基づいて特定されたメディアタイプがユーザー
による設定と異なる場合に表示される警告ダイアログの
例である。
る。1402から1405までの各表示エリアから構成
される。
エリアである。文字情報だけではなく、警告の意味を伝
えられるイラストなどの画像を伴って表示する。
である。ここでは警告する内容と、センス結果に基づい
て特定されたメディアタイプの設定とユーザー指定によ
る設定のうちどちらを選択するのか確認する内容を表示
する。ドライバによる設定を優先したい場合は、図のよ
うに検出結果を選択するようにユーザーに確認する。
の”OK”ボタンを押すことによって、1403で確認
したセンス結果に基づくメディアタイプの設定を優先す
る。
る。この”キャンセル”ボタンを押すことによってセン
ス結果ではなく、ユーザーが任意に指定したメディアタ
イプの設定を優先する。
タイプの設定とユーザー指定による設定との間に相違が
ある場合は、その旨を通知し、どちらの設定を優先する
のかユーザーの判断を仰ぐ。
無しを検出したときに表示されるダイアログの例であ
る。
表現する画像、警告の内容、および図11のフローチャ
ートで説明したように用紙無しの状態から用紙をセット
して処理を再開する手順を表示する構成となっている。
だけではなく、その後のリカバリ手順も示すことでより
ユーザーに親切な印刷環境を提供することができる。
ザーが不定形サイズの用紙を選択したときに表示される
入力ダイアログの一例である。
02から1709までの各表示エリアから構成される。
イズを入力する際の値の単位を選択、表示するエリアで
ある。ここでは仮に”mm”と”inch”の二つの単
位系から選択することが可能である。
m”を使用する際に選択するチェックボックスである。
次で説明する”inch”を単位とするチェックボック
スとは排他的な関係にあり、どちらか一方しか選択する
ことはできない。
nch”を使用する際に選択するチェックボックスであ
る。
イズを入力するエリアである。本実施の形態ではキーボ
ードやマウスなどのポインティングデバイスによって入
力する。音声入力でも構わない。
の幅方向の長さを規定するフィールドである。
の長手方向の長さを規定するフィールドである。
の”OK”ボタンを押すことによって、入力された値を
確定する。その後用紙設定に値を反映させる。1709
は、”キャンセル”ボタンである。この”キャンセル”
ボタンを押すことによって値を入力することなく現在設
定されているサイズおよび値を使用する。ただし不定形
のメディアサイズが選択されている場合は、何かしらの
値を入力し、規定しない限りはメディアサイズの設定を
終了することはできない構成になっている。
紙を使用することができる。また、一度入力して設定し
たサイズ設定は、名前を付けて保存し、それ以後の印刷
設定で使用することができる構成にしてもよい。
ィアサイズがユーザーによる設定と異なる場合に表示さ
れる警告ダイアログである。
表現する画像、警告の内容、およびセンス結果に基づい
て特定したメディアサイズを印刷設定として使用するか
確認する内容を表示する構成となっている。
サイズの設定とユーザー指定による設定との間に相違が
ある場合は、その旨を通知し、どちらの設定を優先する
のかユーザーの判断を仰ぐ。
ィアサイズとアプリケーションで指定されたサイズとの
間で不整合が生じたと判断された場合に表示される警告
ダイアログである。
表現する画像、警告の内容、およびプリンタドライバで
設定した用紙サイズを優先し、アプリケーション側のサ
イズ設定を変更するかを確認する内容を表示する構成と
なっている。
ズの設定とアプリケーションで規定されている設定との
間に相違がある場合は、その旨を通知し、どちらの設定
を優先するのかユーザーの判断を仰ぐ。
イズなど印刷設定のうち用紙の設定に必要な情報を、ト
レイやカセットなどにセットされた状態、つまり給紙前
の段階で得てそれを活用することによって、ユーザーの
手を煩わせることなく、インクやメディアを無駄に消費
しない、用紙に適した印刷設定を自動で行える操作性と
利便性に優れたプリンティングシステム、方法、コンピ
ュータによる読み出しが可能なプログラムコードが格納
された記憶媒体およびプログラムコード自体であるソフ
トウェアを提供することができる。
置側で印刷データの生成およびプリンタの制御を行う場
合は、より高速かつ安価にプリンティングシステムを構
築することができる。
紙情報を提示することや、センスの結果得られた用紙情
報に基づく印刷設定と、ユーザーが任意に設定した印刷
品位との間の不整合を判断することによって、よりユー
ザーの意図をくみ取りかつ不適切な印刷を極力少なくす
るプリンティングシステムを提供することができる。
種類(メディアタイプ)および用紙の大きさ(メディア
サイズ)として設定の流れについて説明してきたが、一
方の情報であるメディアタイプのみセンスする構成であ
っても、印刷品位の自動設定および不整合判断に従った
ユーザーへの通知など本実施の形態の特徴となる機能に
ついてはそれぞれ実現することができる。つまりサイズ
の自動設定ができないことで、印刷設定の完全な自動化
を実現することはできないが、印刷品位の設定に関して
は十分その目的を果たすことができる。
2の実施の形態の一例を図に従って説明する。
ステムは、第1の実施の形態で説明したプリンティング
システムと機能ブロックの構成要素に関しては基本的に
何ら変わるものではない。第1の実施の形態で十分な説
明をしているため、同様な部分の説明については省略す
る。
ではプリンタ側で備えていた用紙特定処理機能および用
紙判定用テーブルをデータ処理装置側に備えたことにあ
る。第1の実施の形態と異なるこの部分に関して、機能
ブロック図および全体処理と制御フローの図を用いてそ
の内容を説明する。
ンティングシステムの機能ブロック図である。
態との相違点は、プリンタ側にあった用紙特定処理部4
05と用紙判定用テーブル406がなくなり、変わりに
プリンタドライバ2010の中にその機能が盛り込まれ
たことである。
ト方式のカラープリンタである。2004から2008
までの各種機能ブロックによって構成される。その各種
機能ブロックについては第1の実施の形態で説明してい
るためここでの説明は省略する。メディアセンサ200
4の出力を直接センス情報格納部2005で保存する。
つまりプリンタ側では用紙を特定するのに必要なデータ
だけを持つことになる。
御するPCである。2009から2018までの各種機
能ブロックによって構成される。プリンタドライバ20
10およびそれに付随するテーブルを除いてその内容に
ついては第1の実施の形態で説明しているため、ここで
の説明は省略する。
02とを接続する通信インタフェースである。
データの生成およびプリンタの制御をPC2002上で
行うためのソフトウェアであるプリンタドライバであ
る。2011から2015までの各種機能ブロックによ
って構成される。
力結果に基づき、用紙を特定する用紙特定処理部であ
る。本実施の形態では参照用のテーブル2015を用い
て用紙の種類や大きさを特定する。用紙の特定を行う際
必要となるメディアセンサ2004からの出力情報は、
I/F2003を介してPC2002に送られる。受信
した用紙情報に基づきプリンタドライバでは用紙の特定
処理を行う。
ムは、メディアセンサを搭載し用紙を特定するためのパ
ラメータを出力する機能を持つカラープリンタと、プリ
ンタ側で得られた用紙情報に基づいて用紙の特定を行う
機能およびユーザーによる指示や選択に基づいて印刷デ
ータ並びに制御コマンドを生成する機能を持つPCなど
のデータ処理装置と、その二つの装置を接続する双方向
通信インタフェースによって構成される。
側ではなくデータ処理装置側に持つため、ドライバソフ
トを更新することにより用紙を特定するためのパラメー
タや判断基準を容易に変更することができる。
指示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
施の形態ではユーザーによる印刷要求の指示が出される
前にプリンタ側にセットされた用紙の特定を終えていた
のが、本実施の形態では要求の指示後に行われる点であ
る。具体的には、ステップ2101のセンス動作の後に
行われていた用紙特定の処理がステップ2108の印刷
設定の直前に行われる。
るメディアセンサの出力によって得られる判断パラメー
タなどのデータが用紙特定後の情報量と比較して大きい
ために、ステップ2102で行われるセンス結果を格納
しておくメモリの増大を招くことになる。また、用紙の
特定処理2107をPC側で行うために、第1の実施の
形態と比較してトータルの印刷処理時間や処理の負荷も
増大することになる。ただしこれらはどちらもそれほど
大きな問題ではなく、むしろこのような構成をとること
で、用紙特定の判断を行う際に使用する判断用のテーブ
ルや判断アルゴリズムの変更等、プリンタ側で実現して
いたのと比べて柔軟な対応をとることができるというメ
リットがある。
指示が無い場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
の説明と同じく、用紙特定の処理がステップ2201の
センス動作の後ではなく、ステップ2208の不整合判
断の直前に行われる点である。それ以外の印刷を開始す
る指示を受けてから不整合の判断が行われる流れについ
ては第1の実施の形態と同じである。
ションから印刷の詳細な設定画面を表示することなく直
接印刷を開始する場合についても、図21で説明したの
と同様にプリンタドライバの起動前にメディアセンス結
果(データ)を保持することによって、十分な効果をあ
げられる構成となっている。
に、プリンタドライバの起動前に用紙情報を保持してい
ることによってその後の印刷時間が短縮される構成とな
っている。また、PC側で印刷データの生成が行えるた
め、プリンタ本体を安価かつシンプルに構成することが
できる。さらにはユーザー設定との不整合をドライバ内
で判断しユーザーとのコミュニケーションをとること
で、ユーザーの意図を最大限に反映しかつ誤った印刷設
定の極めて少ないプリンティングシステムを構築するこ
とができる。これによってユーザーは煩雑なオペレーシ
ョンから解放され、インクやメディアの無駄な消費を防
げるとともに、効率的な印刷環境を手にすることができ
る。
リンタ側ではなくデータ処理装置側で行う構成のため、
その処理内容や判断の基準を容易に変更することが可能
である。新しいメディアの認識などプリンタ本体側での
対応がなかなか難しかった点も、データ処理装置側のプ
リンタドライバを更新するだけで実現することができ
る。
3の実施の形態の一例を図に従って説明する。
ステムも、機能ブロックの構成要素は第1の実施の形態
で説明したプリンティングシステムと基本的には余り変
わるものではない。第1の実施の形態で十分な説明をし
ているため、同様な部分の説明については省略する。
の形態では印刷要求が指示される前に行われていたメデ
ィアのセンス動作が、印刷要求の指示後に行われる点に
ある。第1の実施の形態と異なるこの部分に関して全体
処理と制御フローの図を用いてその内容を説明する。
指示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
施の形態ではプリンタ側にセットされた用紙のセンスが
ユーザーによる印刷要求の指示が出される前に行われ、
それに基づく用紙の特定を終えてからその用紙情報を格
納していたのが、本実施の形態では印刷要求の指示後に
行われる点である。具体的には、ステップ2301の印
刷要求の指示前に行われていたセンス動作および用紙特
定処理がステップ2303の用紙情報の取得要求を受け
てから行われる。
時点では用紙情報を把握していないため、メディアセン
サによる用紙情報の取得動作にかかる時間分だけユーザ
ーは待たされることになる。ただし、センス動作および
用紙を特定するのに要する時間が十分短ければそれほど
問題ではなく、むしろこのような構成をとることで、ユ
ーザーが印刷を行うタイミングで確実にプリンタにセッ
トされている用紙の情報を得ることができる効果の方が
大きい。また、すぐにセンスした結果に基づいて判断さ
れる用紙の特定情報をPCに対して返すため、第1の実
施の形態では必要だった用紙特定結果の格納動作が省か
れ、格納用のメモリスペースも不要になるというメリッ
トがある。
指示が無い場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
の説明と同じく、センス動作および用紙特定の処理がス
テップ2301の印刷要求の指示前ではなく、ステップ
2303の用紙情報の取得要求を受けてから行われる点
である。それ以外の用紙情報を受け取ってから不整合の
判断が行われる流れについては第1の実施の形態と同じ
である。
ションから印刷の詳細な設定画面を表示することなく直
接印刷を開始する場合についても、図23で説明したの
と同様に十分な効果をあげられる構成となっている。
り、プリンタドライバの起動後に用紙情報を取得する構
成となっている。ただし、第1の実施の形態と同様にP
C側で印刷データの生成が行えるため、プリンタ本体を
安価かつシンプルに構成することができる。さらにはユ
ーザー設定との不整合をドライバ内で判断しユーザーと
のコミュニケーションをとることで、ユーザーの意図を
最大限に反映しかつ誤った印刷設定の極めて少ないプリ
ンティングシステムを構築できるのも同様である。これ
によってユーザーは煩雑なオペレーションから解放さ
れ、インクやメディアの無駄な消費を防げるとともに、
効率的な印刷環境を手にすることができる。
作をユーザーによる印刷要求の指示後に行う構成のた
め、印刷するまさにそのタイミングでプリンタにセット
された用紙の情報を得ることができる。それはつまり、
セットされるタイミングによっては用紙情報が異なると
いった誤りを防ぐことができることを意味している。ま
た、センスした結果に基づいて判断される用紙の特定情
報を用紙情報要求後すぐにPCに対して返すため、用紙
特定結果の格納動作が省かれ、格納用のメモリスペース
も不要となる。
4の実施の形態の一例を図に従って説明する。
ステムも、機能ブロックの構成要素は第1の実施の形態
で説明したプリンティングシステムと基本的には余り変
わるものではない。第1の実施の形態で十分な説明をし
ているため、同様な部分の説明については省略する。
と同様な構成で、プリンタ側で備えていた用紙特定処理
機能をデータ処理装置側に備えたことにある。つまり第
2と第3の実施の形態を合わせた構成となる。第3の実
施の形態と異なるこの部分に関して全体処理と制御フロ
ーの図を用いてその内容を説明する。
指示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
側にセットされた用紙のセンス動作2504後に行われ
る用紙特定処理2506がプリンタ本体ではなくPC側
で行われる点にある。
を行うタイミングで確実にプリンタにセットされている
用紙の情報を得ることができるとともに、用紙特定結果
の格納動作の省略によるメモリの有効活用を実現でき
る。また、特定処内容の更新を可能とする新しいメディ
アへの対応も柔軟にできる。
指示が無い場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
の説明と同じく、用紙特定の処理2606がPC側で行
われる点にある。PC上で操作中のアプリケーションか
ら印刷の詳細な設定画面を表示することなく直接印刷を
開始する場合についても、図25で説明したのと同様に
十分な効果をあげられる構成となっている。
く、プリンタドライバの起動後に用紙情報を取得する構
成となっている。同様にPC側で印刷データの生成が行
えるため、プリンタ本体を安価かつシンプルに構成する
ことができる。さらにはユーザー設定との不整合をドラ
イバ内で判断しユーザーとのコミュニケーションをとる
ことで、ユーザーの意図を最大限に反映しかつ誤った印
刷設定の極めて少ないプリンティングシステムを構築で
きるのも同様である。これによってユーザーは煩雑なオ
ペレーションから解放され、インクやメディアの無駄な
消費を防げるとともに、効率的な印刷環境を手にするこ
とができる。
のタイミングでプリンタにセットされた用紙の情報を得
ることができるとともに、新しいメディアへの対応も柔
軟に行うことができる。
5の実施の形態の一例を図に従って説明する。
ンティングシステム構成を示す図である。
によってディジタル画像を生成するディジタルカメラで
ある。撮像機能だけではなく、撮った画像をこのディジ
タルカメラとダイレクトに接続されるプリンタで印刷す
るためのデータ生成や接続されたプリンタの制御を行う
機能を有する。また、印刷の設定に関するユーザーから
の指示や入力を受け、設定内容を表示する役割も果た
す。
接続されたカラープリンタである。ディジタルカメラ2
701で生成された印刷データおよび制御に基づいて画
像の形成を行う。多値データをプリンタ本体内で扱える
のであればその種類については特に問わない。
カラープリンタ2702を接続する通信インタフェース
である。一般にはコネクタ形状の小さいシリアルインタ
フェースが用いられる。USB、IEEE1394、I
rDA、IEEE802.11b、Bluetooth
など複数の種類のインタフェースが想定されるが、双方
向通信を実現するものであれば有線無線問わずどのよう
なインタフェースでも構わない。さらには、ディジタル
カメラ2701に内蔵されるメモリカードなどの記憶媒
体に撮った画像を記録した後、そのメモリカード自体を
取り外し、プリンタ本体のスロットに挿入して印刷を行
うといった形態でも構わない。その場合のメモリカード
の種類についても問わない。
ムとは単体の装置ではなく、ディジタルカメラと画像形
成を行うカラープリンタとが特定の双方向インタフェー
スもしくはそれに類する機能で接続された構成をとる。
テムの機能ブロック図である。
タである。ここでは仮に、インクジェット方式のプリン
タを想定する。2804から2811までの各種機能ブ
ロックによって構成される。
像データを送るディジタルカメラである。2812から
2818までの各種機能ブロックによって構成される。
ただしカラープリンタ2801およびディジタルカメラ
2802とも本実施の形態の特徴を説明する上で特に必
要ないと思われる機能については省略している。
ルカメラ2802とを接続する通信インタフェースであ
る。ここでは、2.4GHz帯域を使用する無線規格で
あるBluetoothを想定している。
特定するための情報を得る用紙認識センサ(メディアセ
ンサ)である。記録媒体Pはプリンタ2801に備え付
けられた給紙トレイやカセットなどに積載されているも
のとする。用紙の種類や大きさを特定する手段の説明に
関しては第1の実施の形態と同様なのでここでは省略す
る。
力結果に基づき、用紙を特定する用紙特定処理部であ
る。本実施の形態ではセンサ出力値をパラメータとした
数値演算によって用紙の種類や大きさを特定する。
定した用紙に関する情報を格納する用紙情報格納部であ
る。用紙情報は履歴と合わせて複数格納される構成をと
ってもよい。
ェース機能を司るI/F制御部である。ここでは想定し
ているインタフェースがBluetoothであるた
め、ベースバンドチップ、RFモジュールおよびリンク
コントローラによって構成されるものとする。用紙情報
の送信や印刷データや制御コマンドの受信などが行われ
る。またプリンタ本体で発生したエラーや通信状態など
ステータス情報に関しても要求があればディジタルカメ
ラ2802に対して返す。
ら送られてきたRGB多値のカラー画像データをYMC
Kのデータに変換する色変換処理部である。その際各種
画像補整も行われる。
CKの多値データとなった画像データを2値のデータに
変換する2値化処理部である。2値化の手法として多く
のものが存在するが、ここでは誤差拡散法(Error
Diffusion Method)を使用するもの
とする。
エンジンに展開する印刷制御部である。2値化処理部2
809で2値化された印刷データを用いて、ディジタル
カメラ2802から送られた印刷制御用のコマンドに従
ってプリンタエンジンの制御を行う。具体的には、用紙
の特性に合わせて変更される各種制御、例えばインクの
打ち込み量の制御やパス数の変更を実行する。
ジンともいう。印刷制御部2810で展開された印刷デ
ータに基づき記録媒体Pに対して印刷を行う。
インタフェース機能を司るI/F制御部である。Blu
etoothのコントローラによって構成される。一部
の機能はファームウェアによって実現される構成でもよ
い。
データの生成およびプリンタの制御をディジタルカメラ
2802上で行うためのソフトウェアであるプリンタド
ライバである。2814と2815による各種機能ブロ
ックによって構成される。第1の実施の形態で説明した
PCの場合とは異なり、プリンタドライバとして別のソ
フトウェアが構成されているわけではなく、ディジタル
カメラ内部のファームウェア機能の一部として働く。
などを含む各種印刷設定を行う印刷設定処理部である。
ユーザーからの指示や入力を受け付け、設定された内容
を表示もしくは通知する機能を有する。またこの機能ブ
ロックは本発明の根幹を為す部分で、プリンタ2801
から送られた用紙情報に基づき、用紙設定を自動で行う
機能を有する。用紙設定を含む印刷の自動設定機能およ
び不整合発生の判断に関する内容については第1の実施
の形態と同様である。
る。具体的には、印刷制御を行うプリンタ制御用のコマ
ンドを生成する。
各種機能を制御する中央制御部である。CPUの持つ機
能がこれに該当する。
ユーザーの意図を印刷設定に反映させるためのボタンな
どから構成される。ディジタルカメラの場合はPCと異
なり操作部、表示部とも小さく、入力用ボタンは他の機
能を兼ねることが多い。
る設定情報通知部である。ここでは、撮った画像のプレ
ビューやメニュー表示用に備え付けられている液晶表示
装置の使用を想定している。
ムは、メディアセンサを搭載し用紙を特定する機能およ
び多値の画像データを印刷用の2値データに変換する機
能を持つカラープリンタと、プリンタ側で特定された用
紙情報と、ユーザーによる指示や選択に基づいて画像デ
ータおよび制御コマンドを生成する機能を持つディジタ
ルカメラと、その二つの装置を接続する双方向通信イン
タフェースによって構成される。
指示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
施の形態ではプリンタ側ですぐに利用できる2値データ
の生成をデータ処理装置側で行っていたのが、本実施の
形態ではプリンタ側で画像処理をはじめとした多値デー
タからの変換を行う点である。
では、図1のステップ101からステップ115までと
内容が変わらないため、詳しい説明は省略する。この間
に用紙情報を得て、不整合の判断をし、ユーザーは最終
的な印刷開始の指示を出す。ユーザーが印刷を開始する
前に用紙情報を取得し、保持する構成についても第1の
実施の形態と変わらない。
上のプリンタドライバが印刷開始の指示を受けて、印刷
の設定に対応した1次データの生成を行う。第1の実施
の形態と異なるのは、この系では用紙の種類に合わせた
印刷データの生成をデータ処理装置であるディジタルカ
メラ側ではなくプリンタ本体で行う点にある。ディジタ
ルカメラの内部では用紙の種類に依存しない印刷データ
の生成にとどまる。ただし用紙の種類に合わせた制御用
のコマンドは生成する。具体的には、色変換や2値化な
どの各種画像処理はプリンタ本体で行われるため、印刷
オブジェクトの位置決めや用紙に適したプリンタ制御用
のコマンド生成などを行う。写真などの画像データの印
刷時にはRGBの多値データをプリンタに対してそのま
ま送信することになる。
からプリンタに対して印刷開始の要求が出される。
受けて給紙を開始する。
の給紙開始を受けて給紙動作を行う。このとき用紙は、
印刷が可能な位置まで搬送される。
で生成された1次データをプリンタに対して送信する。
で生成された制御コマンドに基づいて、該当する用紙の
種類にあった2次データを生成する。具体的には送信さ
れてきたRGBデータをYMCKに変換し、多値データ
を2値データに変換するといった処理を行う。
生成した印刷データ(2次データ)をプリンタエンジン
に送り、印刷を行う。その際、用紙情報に適した印刷の
制御も行われる。
値データを処理する必要があるため、より高速な演算処
理装置もしくは専用のハードウェアをプリンタ側に備え
る必要がある。これはコストの面からも不利であるが、
プリンティングシステムとして考えた場合、第1の実施
の形態のように処理機能の高いPCをデータ処理装置と
するわけではないため十分実用的である。というのは、
汎用的なディジタルカメラに印刷の機能を持たせようと
した場合、プリンタの機種に依存する各種画像処理をデ
ィジタルカメラで行うことには非常に無理があるためで
ある。多くのプリンタプロファイルをディジタルカメラ
側で持ち、なおかつPC並みのデータ処理を行う必要が
あるとともに、PCと異なりプロファイルの更新も楽に
は行えない。むしろこのような構成をとることで、PC
のような高い処理能力を持たないデバイスをデータ処理
装置として使用するプリンティングシステムでも同様の
効果をあげることができる。従来例と比較しても事前に
用紙情報を取得することでユーザーの意図を最大限に反
映し、かつ好ましくない印刷をすることが極めて少ない
プリンティングシステムを構築することができる。
指示が無い場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
の説明と同じく、データ処理装置側で行っていた2値化
までの処理をプリンタ側で行う点にある。それ以外の印
刷の開始を再要求するステップ3013までの流れにつ
いては第1の実施の形態と同じである。
ジタルカメラから直接印刷を開始する場合についても、
図29で説明したのと同様に印刷開始の要求指示前にメ
ディアセンス結果(データ)を保持することによって、
同様の効果をあげられる構成となっている。
した効果の一部を実現することができる。それは、多値
データからの変換をプリンタ本体内で行う構成であって
も、他の実施の形態と同様にユーザー設定との不整合を
判断しユーザーとのコミュニケーションをとることで、
ユーザーの意図を最大限に反映しかつ好ましくない印刷
をすることが極めて少ないプリンティングシステムを構
築できることである。また、プリンティングシステム全
体としては安価に構成でき、かつ汎用のディジタルカメ
ラが使用できるというメリットがある。これによってユ
ーザーは煩雑なオペレーションから解放され、インクや
メディアの無駄な消費を防げるとともに、効率的な印刷
環境を手にすることができる。
にその効果について説明したが、データ処理装置として
第1の実施の形態と同じくPCを用いても同様の効果を
あげることができる。
6の実施の形態の一例を図に従って説明する。
の実施の形態ではデータ処理装置側で行われていた不整
合の判断を含む印刷の設定がプリンタ側で行われる点に
ある。
テムの機能ブロック図である。
タである。ここでは仮に、インクジェット方式のプリン
タを想定する。3105から3113までの各種機能ブ
ロックによって構成される。
像データおよび印刷制御用コマンドを送るディジタルカ
メラである。3114から3119までの各種機能ブロ
ックによって構成される。ただしカラープリンタ310
1およびディジタルカメラ3102とも本実施の形態の
特徴を説明する上で特に必要ないと思われる機能につい
ては省略しているのは同様である。
ルカメラ3102とを接続する通信インタフェースであ
る。ここでは、2.4GHz帯域を使用する無線規格で
あるBluetoothを想定している。このインタフ
ェースは主に印刷設定内容の送受信やステータス応答な
どデータ量の少ない通信に使用される。
ルカメラ3102との間で画像データを渡すときに使用
されるメモリカードである。メモリカードの種類につい
ては問わない。
特定するための情報を得る用紙認識センサ(メディアセ
ンサ)である。記録媒体Pはプリンタ3101に備え付
けられた給紙トレイやカセットなどに積載されているも
のとする。用紙の種類や大きさを特定する手段の説明に
関しては第1の実施の形態と同様なのでここでは省略す
る。
力結果に基づき、用紙を特定する用紙特定処理部であ
る。本実施の形態では、センサ出力値をパラメータとし
た数値演算によって用紙の種類や大きさを特定する。
などを含む各種印刷設定を行う印刷設定処理部である。
特定された用紙情報に基づいて用紙設定を含めた各種印
刷の設定を行う。用紙設定を含む印刷の自動設定機能お
よび不整合発生の判断に関する内容については第1の実
施の形態と同様である。
ェース機能を司るI/F制御部である。ここでは想定し
ているインタフェースがBluetoothであるた
め、ベースバンドチップ、RFモジュールおよびリンク
コントローラによって構成されるものとする。印刷設定
内容の送信が行われる。またプリンタ本体で発生したエ
ラーや通信状態などステータス情報に関しても要求があ
ればディジタルカメラ3102に対して返す。
ードスロットである。
らメモリカードを介して渡されたRGB多値のカラー画
像データをYMCKの多値データに変換する色変換処理
部である。その際各種画像補整も行われる。
CKの多値データとなった画像データを2値のデータに
変換する2値化処理部である。2値化の手法として多く
のものが存在するが、ここでは誤差拡散法(Error
Diffusion Method)を使用するもの
とする。
エンジンに展開する印刷制御部である。2値化処理部3
111で2値化された印刷データを用いて、印刷設定処
理部3107で生成された印刷制御用のコマンドに従っ
てプリンタエンジンの制御を行う。具体的には、用紙の
特性に合わせて変更される各種制御、例えばインクの打
ち込み量の制御やパス数の変更等を実行する。
ジンともいう。印刷制御部3112で展開された印刷デ
ータに基づき記録媒体Pに対して印刷を行う。
インタフェース機能を司るI/F制御部である。Blu
etoothのコントローラによって構成される。
ードスロットである。
各種機能を制御する中央制御部である。CPUの持つ機
能がこれに該当する。
た印刷設定の内容を内蔵メモリに格納する設定情報格納
部である。
ユーザーの意図を印刷設定に反映させるためのボタンな
どから構成される。ディジタルカメラの場合はPCと異
なり操作部、表示部とも小さく、入力用ボタンは他の機
能を兼ねることが多い。ここでは、印刷品位をはじめと
する各種設定およびプリンタ側で設定された印刷設定を
変更する際に使用される。
通知する設定情報通知部である。ここでは、撮った画像
のプレビューやメニュー表示用に備え付けられている液
晶表示装置の使用を想定している。
ムは、メディアセンサによる出力から用紙を特定し各種
印刷設定を行う機能および多値の画像データを印刷用の
2値データに変換する機能を持つカラープリンタと、画
像データを生成する機能を持つディジタルカメラと、そ
の二つの装置を接続する双方向通信インタフェースおよ
びメモリカードによって構成される。
指示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
施の形態では用紙設定を含めた印刷の設定をデータ処理
装置であるディジタルカメラ側で行っていたのが、本実
施の形態ではプリンタ側でデータ生成をはじめとするす
べての処理を行う点である。また、大容量の画像データ
とその他のデータを分けて、別の手段を介してやりとり
することも異なる点である。
では、図29のステップ2901からステップ2903
までと内容が変わらないため、詳しい説明は省略する。
この間に用紙情報を得て、プリンタ内部に格納する。印
刷開始前に用紙情報を保持する構成は第5の実施の形態
と変わらない。
変更したい場合はその変更箇所や内容についてユーザー
は指示を与える。
に対して印刷の要求が指示される。
での印刷要求の指示を受けて、プリンタに対して印刷設
定情報の取得要求を行う。この際、印刷設定情報だけで
はなく、セットされているであろう用紙の有り無しや、
インタフェースの状態およびインクカートリッジの種類
やインクの残量などプリンタエンジン部の情報などとあ
わせて要求することができる。またディジタルカメラ側
で設定されている印刷品位やメディアサイズ等の基本的
な印刷設定の条件もプリンタ側に伝えられる。
で得られた用紙情報に基づいて印刷の自動設定を行う。
印刷設定の内容および処理の流れについては他の実施の
形態と同様である。印刷設定のうち用紙情報に基づいた
用紙設定を行う際に、用紙設定とユーザーが任意に指定
した用紙設定との間に不整合が生じているかどうかもこ
こで判断する。
で自動設定された内容を含む印刷設定情報をディジタル
カメラに対して送信する。
定情報を液晶モニタなどの表示装置を使って表示する。
また、ステップ3207で自動用紙設定の内容とユーザ
ー設定の内容に不整合が生じた場合はその旨を表示し、
注意もしくは警告する。
用紙設定とユーザーが任意に設定した印刷品位との間で
不整合が生じているかどうかを判断する。不整合の発生
の判断基準および判断の処理は他の実施の形態と同様で
あるため説明は省略する。
で不整合が生じたと判断された場合は、その旨をディジ
タルカメラに対して送信する。
で不整合が生じたと見なされた場合には、その旨をユー
ザーに注意もしくは警告する。注意および警告は画面へ
の表示によって行われるが、ユーザーの注意を喚起する
ように音声を伴って警告を表示しても構わない。
で表示された印刷設定情報を確認して、もしくはステッ
プ3212で表示された警告に従って、印刷設定の内容
を変更する場合はその変更箇所や内容についてユーザー
の指示を受ける。
で印刷設定の内容を変更する場合はその変更箇所や内容
についてプリンタに送信する。
指示を受けて印刷設定の内容を変更する。ここでは詳し
く述べないが、ユーザー指示による設定内容に不備が存
在する場合もあるため、本ステップでの設定変更後には
再度不整合の判断を行うようにしてもよい。
で受けた指示が反映された更新後の印刷設定情報をディ
ジタルカメラに対して送信する。
の印刷設定の情報をモニタに表示する。ユーザーは、ス
テップ3213とステップ3217との間を場合によっ
ては繰り返し、所望の設定を行うことが可能である。
では、図29のステップ2915からステップ2922
までと内容が変わらないため、詳しい説明は省略する。
この間に印刷を開始して、用紙に合わせたデータを生成
し、印刷を行う。
べての処理をプリンタ側で行うため、本実施の形態を実
現できるようにディジタルカメラを構成すること、変更
を加えることは非常に容易である。
指示が無い場合の処理および制御のフローを示す図であ
る。
の説明と同じく、用紙設定を含めた印刷の設定をデータ
処理装置であるディジタルカメラ側ではなく、プリンタ
側で行う点にある。
することなく直接印刷を開始した場合についても、図3
2で説明したのと同様な効果をあげることができる。
の効果を実現することができる。ユーザー設定との不整
合を判断しユーザーとのコミュニケーションをとること
で、ユーザー意図を最大限に反映しかつ好ましくない印
刷をすることが極めて少ないプリンティングシステムを
構築できる。また、システム全体としては安価に構成で
き、かつより汎用のディジタルカメラが使用できるとい
うメリットがある。これによってユーザーは煩雑なオペ
レーションから解放され、インクやメディアの無駄な消
費を防げるとともに、効率的な印刷環境を手にすること
ができる。
にその効果について説明したが、データ処理装置として
第1の実施の形態と同じくPCを用いた場合についても
同様の効果をあげることができる。
とプリンタとのインタフェースとして画像データ用と印
刷設定確認用の二つの種類を用いたが、大容量のデータ
通信が可能なインタフェースであれば一種類のみを使用
して実現しても何ら問題ない。
7の実施の形態の一例を図に従って説明する。本実施の
形態の特徴は、プリンティングシステムの構成要素であ
るプリンタがインクジェット方式ではなく、電子写真方
式のレーザービームプリンタである点である。この場
合、印刷前に取得した用紙情報は印刷データの生成にで
はなく、プリンタ本体のプロセス条件の設定に使用され
る。
指示が有る場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
では、図1のステップ101からステップ103までと
内容が変わらないため、詳しい説明は省略する。この間
に用紙情報を得て、プリンタ内部に格納する。印刷開始
前に用紙情報を保持する構成は第1の実施の形態と変わ
らない。得られる用紙情報としては用紙の種類、大きさ
の他にプロセス条件に影響を与える厚さなどがある。
要求が指示される。印刷要求の指示は、一般には使用し
ているアプリケーションのメニューの中から印刷コマン
ドを実行することによって行われ、デバイスとしてはマ
ウスやキーボードが使用される。また、キーボードやマ
ウスなどのポインティングデバイスではなく、例えばマ
イクなどの音声入力デバイスを介して実現する構成でも
よい。
受けて表示される印刷の設定画面から、詳細な設定を行
うための画面表示に移行する際に、印刷設定その他を管
理するソフトウェアであるプリンタドライバが起動す
る。
でのプリンタドライバ起動を受けて、印刷を行うことが
想定されるプリンタに対して、プリンタ自身に積載され
ている用紙が何であるのかを確認するため、用紙情報の
取得要求を行う。この際、用紙情報だけではなく、セッ
トされているであろう用紙の有り無しや、インタフェー
スの状態およびトナーの残量などプリンタエンジン部の
情報などとあわせて要求することができる。
の用紙情報の取得要求を受けてステップ3403で格納
した用紙情報をPCに対して送信する。また、用紙情報
以外の情報を返す場合もあわせて行われる。
に基づいて印刷の自動設定を行う。
で自動設定した内容を含む印刷設定情報をモニタなどの
表示装置を使って表示する。
で得られた用紙の種類を特定する情報に基づいて電子写
真プロセスの各種条件を変更する。具体的には、転写電
圧や定着温調などの設定を用紙にあわせて調整する。ま
た用紙の搬送スピードを微調整する設定も行う。
プ3409で表示された印刷設定情報を確認した結果、
印刷設定の内容を変更する場合は、その変更箇所や内容
について指示を受ける。
で設定変更の指示があった場合は、指示の内容が反映さ
れた更新後の印刷設定の情報をモニタに表示する。
で設定変更の指示があった場合は、電子写真プロセスの
各種条件の設定を見直す。
開始を指示する。これによって実際の印刷動作が始ま
る。なお、PC上で操作中のアプリケーションから印刷
の詳細な設定画面を表示することなく直接印刷を開始し
た場合については図35を用いて説明する。
ドライバが印刷開始の指示を受けて、印刷の設定に対応
した印刷データの生成を行う。一般にレーザービームプ
リンタでは、ポストスクリプトなどのページ記述言語に
よって印刷データを記述することが多い。ここでも同様
にプリンタに合わせた記述言語(PDL)を用いてデー
タを生成する。
に対して印刷開始の要求が出される。同時にステップ3
410で設定をしたプロセス条件についてもその内容を
プリンタ側に送信する。
受けて、プリンタのカセットや手差しトレイにセットし
てある用紙を画像形成位置まで搬送するため、給紙を開
始する。また、ステップ3416で受けたプロセス条件
設定に基づいて、各種プロセス条件の設定変更を行う。
このとき用紙は印刷開始位置まで搬送される。
で生成された印刷データをプリンタに送信する。
で設定されたプロセス条件に従って、受信した印刷デー
タを用いて画像形成を行う。プリンタは受信した印刷デ
ータをプリンタエンジンに送り、印刷を行う。
用紙情報を保持することによってその後の印刷時間が短
縮される構成となっている。また、搬送途中でセンスす
る場合と比較して、センシングに時間をかけることがで
きる。
指示が無い場合の全体処理および制御のフローを示す図
である。
では、図34のステップ3401からステップ3403
までと内容が変わらないため説明は省略する。この間に
用紙情報を得て、プリンタ内部に格納する。
印刷要求がPCに対して指示される。印刷要求の指示に
関しても図34における説明と同様である。
タに対して、プリンタ自身に積載されている用紙が何で
あるのかを確認するため、用紙情報の取得要求を行う。
で格納した用紙情報をPCに対して送信する。
で得られた用紙の種類を特定する情報に基づいて電子写
真プロセスの各種条件を変更する。具体的に設定される
内容については図34の説明と同様である。
では、図34のステップ3415からステップ3420
までと内容が変わらないため、詳しい説明は省略する。
この間に印刷を開始して、用紙に合わせたデータを生成
し、印刷を行う。
することなく直接印刷を開始した場合についても、図3
4で説明したのと同様な効果をあげることができる。
様に、プリンタドライバの起動前に用紙情報を保持して
いることによってその後の印刷時間が短縮される構成と
なっている。また、搬送途中でセンスする場合と比較し
て、センシングに時間をかけることができる。さらにセ
ンス結果を反映させるまでの時間が搬送途中でセンスす
る場合よりも十分に長いため、処理の途中で無理な負荷
がかからず、より安価なCPUやハードウェアで構成す
ることができる。
8の実施の形態の一例を図に従って説明する。
媒体のメモリマップを示す図である。
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し、実行することによっても達成される。
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
体としては、例えば、FD(フロッピディスク)、ハー
ドディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、D
VD−RAMおよびDVD+RWなどの光ディスク、M
Oなどの光磁気ディスク、磁気テープ、フラッシュメモ
リなどの不揮発性のメモリカード、ROMなどが該当
し、これらを用いることができる。また、コンピュータ
が読み出したプログラムコードを実行することにより、
前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、その
プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼
働しているOS(オペレーティングシステム)などが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
グラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボ
ードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの
指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれることはいうまでもない。
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。それを簡単
に説明すると、図36のメモリマップ例に示す各モジュ
ールを記憶媒体に格納することになる。すなわち、少な
くとも印刷設定モジュール3601、不整合判断モジュ
ール3602、印刷データ生成モジュール3603、通
信モジュール3604およびユーザーインタフェースモ
ジュール3605の各プログラムコードを記憶媒体に格
納すればよい。
がコンピュータによる読み出しが可能なプログラムコー
ドが格納された記憶媒体およびプログラムコード自体で
あるソフトウェアであっても、用紙の種類やサイズなど
印刷設定のうち用紙の設定に必要な情報を、トレイやカ
セットなどにセットされた状態、つまり給紙前の段階で
得てそれを活用することによって、ユーザーの手を煩わ
せることなく、インクやメディアを無駄に消費しない、
用紙に適した印刷設定を自動で行える操作性と利便性に
優れたプリンティングシステムを実現することができ
る。
置側で印刷データの生成およびプリンタの制御を行う場
合は、より高速により安価にそして柔軟性のあるプリン
ティングシステムを構築することができる。
紙情報を提示することや、センスの結果得られた用紙情
報に基づく印刷設定とユーザーが設定した印刷品位の不
整合を判断することによって、よりユーザーの意図をく
み取りかつ不適切な印刷を極力少なくするプリンティン
グシステムを提供することができるのも同様である。
実施の一例を以下に説明する。
ムの構成要素の一つであるデータ処理装置を説明するの
に、第1から第4までと第7の実施の形態ではPCを、
第5および第6の実施の形態ではディジタルカメラを、
それぞれ想定してきたが、何もこれらPCやディジタル
カメラに固有の機能を有しているというわけではない。
きたように、データ処理装置側で印刷の自動設定や印刷
品位との不整合の判断ができる機能を備えていればその
種類については問わない。また、第5および第6の実施
の形態で説明してきたように、画像処理を含めた印刷デ
ータの生成までプリンタ側で行うことを想定すれば、よ
りデータ処理装置側に求められる機能は少なくなり、既
存の電化製品やインターネット接続機器および幅広く普
及している携帯電話などのコミュニケーションツールで
もその効果を実現することが可能である。プリンティン
グシステムとしてトータルの機能を満たしていれば個々
のデバイス、装置を限定するものではない。
以外でも本発明を実現することができるデータ処理装置
が多数存在することが伺える。例えば、セットトップボ
ックス、ディジタルビデオカメラ、ディジタルTV、B
S/CSチューナー、ゲーム機、携帯電話、PDA等々
様々である。
されていないディジタル機器で印刷を試みようとする場
合は、印刷の設定が非常に煩雑なものとなり、好ましく
ない印刷が行われてしまう可能性があることも否定でき
ない。こうした場合も、なるべくユーザーの負荷を減ら
せるよう印刷対象となる記録媒体の情報を印刷前に確実
に把握し、複雑な印刷設定を自動化することで、大きな
効果をあげることができる。また、印刷の品位といった
ユーザーの意志に一任される部分のみユーザーが指定す
ることで、その意図に沿いつつも用紙の情報との対応か
ら、より好ましい画像形成を実現することができるプリ
ンティングシステムを提供することが可能となる。
ツを取り扱うことが予想されるデバイスで、その内容を
印刷する仕組みを用意しておくことは非常に大事であ
る。本実施の形態では、そうしたユーザーの期待に応え
るプリンティングシステムの構築にも大きく寄与するも
のである。
態によれば以下の効果を上げられる。
の情報を把握してユーザーに提示することで、用紙に最
適な画像形成を行うことができる。その結果、高価なイ
ンクやメディアを無駄に消費することがなくなる。ま
た、必要以上に印刷に時間がかかるといったことも防ぐ
ことができる。
中からプリンタにセットされた用紙を選ぶといった煩雑
な処理が不要になる。ユーザーが用紙に対する知識を持
つ必要もないし、誤って設定する心配もない。
処理装置をプリンティングシステムの構成要素として用
い、そのPC側で用紙にあわせた色変換や2値化などの
各種画像処理を行うことで、プリンタ側には高速な演算
処理装置も専用のDSPやASIC等のハードウェアも
必要なくなり、より安価にシステムを構築することがで
きる。
するが、第2および第4の実施の形態で示したように、
用紙の特定を行う部分をプリンタではなくデータ処理装
置側に持つことで、用紙を特定する際に必要となる判断
基準となる参照用テーブルや数値演算時に使用するパラ
メータなどの各種値をPC側で持つことができる。プリ
ンタ内部のパラメータを変更する場合はROMの書き換
えによる危険が伴ったが、PC上のソフトウェアの変更
だけで済むため、安心かつ柔軟に新しいメディアへの対
応ができる。
放れてしまう前に、プリンタにセットされている用紙の
種類や大きさなどの情報が得られるため、用紙に適した
印刷品位が設定されているかを自動で判断し、好ましく
ない画像が形成されてしまう恐れのある場合はユーザー
に対して注意を促し指示を仰ぐことで、より用紙に適し
た印刷を行うことができる。
されている用紙の種類や大きさなどの情報が得られるた
め、印刷開始後にメディアをセンシングする場合と比べ
てそのセンシング動作に要する時間プラスその後の用紙
にあわせた画像処理を行う時間分だけ印刷時間が短くな
る。複数ページを印刷する場合は特にその時間差が顕著
なものとなる。また、1ページ目だけセンスする場合の
ようなシステムでは、途中から別の用紙が紛れ込んでも
対応できないが、本発明ではそれが可能となる。
が、給紙前に用紙の情報を得ることができる。そのこと
で各実施の形態において説明してきた様々な効果をあげ
ることができる。
搬送開始前に的確に把握する構成により、用紙の先頭位
置を決めるためのセンサが不要となる。また、適切な搬
送量を制御することは画質の向上にもつながる。
構成要素とした場合、カセット内に積載されている用紙
の情報を予め把握しておくことで、搬送途中でセンスす
る場合と比べてセンス動作および特定にかける時間を十
分長くとることができる。この結果、搬送途中にセンス
する場合と比べてそれほど高くない処理能力を持つ演算
処理装置で実現できる。またプリンタ内部のシステム設
計もしやすくなる。
設定のうち用紙の設定に必要な情報を、トレイやカセッ
トなどにセットされた状態である給紙前の段階で得てそ
れを活用することによって、ユーザーの手を煩わせるこ
となく、インクやメディアを無駄に消費することのな
い、用紙にあわせた適正な印刷設定を自動で行うことを
可能とする操作性と利便性に優れたプリンティングシス
テム、方法、コンピュータが呼び出し可能な記憶媒体お
よびソフトウェアを提供する。PCなど高速かつ高性能
のデータ処理装置側で印刷データの生成およびプリンタ
の制御を行うことで、より安価かつ高速にプリンティン
グシステムを構築することができる。
づく印刷設定と、ユーザーが任意設定した印刷品位との
間の不整合を判断することによって、よりユーザーの意
図を具現化し誤った印刷を少なくし、好ましい画像形成
を行うことができるプリンティングシステムを提供す
る。
時間に含まれないことによる印刷時間の短縮や、新たな
メディアへの柔軟な対応などといった効果も上げられ
る。
印刷品位を類推し規定する構成のため、よりユーザーの
手を煩わせない印刷の完全自動設定を可能とするプリン
ティングシステムを実現することが可能となる。
を選択することを可能にしたことで、センサによって得
られた用紙情報とユーザーが選択した印刷品位に基づい
て印刷の設定を行い、その結果よりユーザーの意志を反
映した印刷を行えるプリンティングシステムを実現する
ことが可能となる。
られた用紙情報とユーザーが選択した印刷品位に基づい
て印刷の設定を行う際、印刷設定に不整合が生じている
かどうかを判断することにより、ユーザーの意図しない
過ちを未然に防ぎ、好ましい画像形成を行えるプリンテ
ィングシステムを実現することが可能となる。
の種類やサイズなど印刷設定のうち用紙の設定に必要な
情報を、トレイやカセットなどにセットされた状態、つ
まり給紙前の段階で得てそれを活用することによって、
用紙に適した印刷設定を自動で行うことができるデータ
処理装置、印刷装置、プリンティングシステム、データ
処理方法、印刷方法、プログラムを提供できる。
ることによって、ユーザーの手を煩わせることなく、イ
ンクやメディアを無駄に消費しない、用紙に適した印刷
設定を自動で行うことができる操作性と利便性に優れた
データ処理装置、印刷装置、プリンティングシステム、
データ処理方法、印刷方法、プログラムを提供できる。
理装置側で印刷データの生成やプリンタの制御を行う場
合は、より高速にかつ安価にプリンティングシステムを
構築することができる。
づく印刷設定と、ユーザーが任意に設定した印刷品位と
の間の不整合を判断することによって、よりユーザーの
意図をくみ取りかつ不適切な印刷を極力少なくする、す
なわち好ましい画像形成をいつでも行えるプリンティン
グシステムを提供できる。
の処理および制御のフローを示す図である。
の処理および制御のフローを示す図である。
テム構成を示す図である。
テムの機能ブロック図である。
テムのブロック図である。
アタイプ)を示すテーブルを示す図である。
ィアサイズ)を示すテーブルを示す図である。
断およびそれを反映した印刷設定の流れを示すフローチ
ャートを示す図である。
照用テーブルの例1を示す図である。(6種類)
参照用テーブルの例2を示す図である。(4種類)
用紙の有り無しの判断およびメディアサイズ設定の流れ
を示すフローチャートを示す図である。
から印刷コマンドを実行したときに表示されるプリント
ダイアログの例を示す図である。
用紙設定を行う際に表示される設定ダイアログの例を示
す図である。
いて設定されたメディアタイプがユーザーによる設定と
異なる場合に表示される警告ダイアログの例を示す図で
ある。
ユーザーによる印刷品位設定との間で不整合が生じた場
合に表示される警告ダイアログの例を示す図である。
たときに表示されるダイアログの例を示す図である。
サイズの用紙を選択したときに表示される入力ダイアロ
グの例を示す図である。
ユーザーによる設定と異なる場合に表示される警告ダイ
アログの例を示す図である。
アプリケーションで指定されたサイズとの間で不整合が
生じた場合に表示される警告ダイアログを示す図であ
る。
ステムの機能ブロック図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
ステム構成を示す図を示す図である。
ステムの機能ブロック図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
ステムの機能ブロック図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
合の処理および制御のフローを示す図を示す図である。
マップを示す図を示す図である。
ェットプリンタの処理の流れを示す図を示す図である。
搭載したインクジェットプリンタの処理の流れを示す図
を示す図である。
搭載したレーザービームプリンタの処理の流れを示す図
を示す図である。
搭載したプリンタの処理の概要を示すフローチャートを
示す図である。
Claims (57)
- 【請求項1】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印刷
装置に印刷データを出力する印刷制御装置において、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性情報を獲得
する特性情報獲得手段と、 前記特性情報を基にして前記用紙の規格を特定する用紙
特定手段と、 前記用紙の規格を基に、印刷データを生成する印刷デー
タ生成手段と、 前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを
印刷装置に出力する出力手段と、 を有することを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項2】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印刷
装置に印刷データを出力する印刷制御装置において、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性情報を獲得
する特性情報獲得出力手段と、 前記特性情報を基にして前記用紙の規格を特定する用紙
特定手段と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取手段と、 前記用紙の規格および前記印刷品位情報を基に、印刷デ
ータを生成する印刷データ生成手段と、 前記印刷データ生成手段により生成された印刷データを
印刷装置に出力する出力手段と、 を有することを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項3】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印刷
装置に印刷データを出力する印刷制御装置において、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性情報を獲得
する特性情報獲得手段と、 前記特性情報を基にして前記用紙の規格を特定する用紙
特定手段と、 前記用紙の規格を基に、前記用紙に対する印刷品位を決
定する決定手段と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取手段と、 前記決定手段によって決定された印刷品位と前記受取手
段によって受け取られた印刷品位情報との間に不整合が
生じているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段によって不整合が生じていないと判断され
た場合に、前記決定手段によって決定された印刷品位に
基づいて印刷データを生成する第1の生成手段と、 前記第1の生成手段により生成された印刷データを印刷
装置に出力する出力手段と、 を有することを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項4】 前記判断手段による判断が、予め規定さ
れている用紙の種類ごとに選択可能な印刷品位との比較
によって為されることを特徴とする請求項3記載の印刷
制御装置。 - 【請求項5】 前記判断手段によって整合がとれている
と判断された場合に、前記用紙特定手段によって決定さ
れた用紙規格と、前記決定手段によって決定された印刷
品位とを、前記ユーザに通知する手段をさらに有するこ
とを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。 - 【請求項6】 前記判断手段によって不整合が生じてい
ると判断された場合に、不整合が生じている旨を前記ユ
ーザに通知する通知手段と、 前記通知手段による通知の結果前記ユーザから再度選択
された新たな印刷品位に基づいて印刷データを生成する
第2の生成手段とをさらに有することを特徴とする請求
項3記載の印刷制御装置。 - 【請求項7】 画像表示装置をさらに有し、 前記通知手段は、前記画像表示装置に前記用紙規格と前
記印刷品位もしくは前記不整合が生じている旨を画像表
示することを特徴とする請求項5および6記載の印刷制
御装置。 - 【請求項8】 音声出力装置をさらに有し、 前記通知手段は、前記音声出力装置に前記用紙規格と前
記印刷品位もしくは前記不整合が生じている旨を音声で
出力することを特徴とする請求項5および6記載の印刷
制御装置。 - 【請求項9】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置と該
印刷装置に通信媒体を介して接続されたデータ処理装置
とから成るプリンティングシステムに含まれ、前記通信
媒体がパラレルインタフェースで構成されることを特徴
とする請求項1、2および3記載の印刷制御装置。 - 【請求項10】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置と
該印刷装置に通信媒体を介して接続されたデータ処理装
置とから成るプリンティングシステムに含まれ、前記通
信媒体がシリアルインタフェースで構成されることを特
徴とする請求項1、2および3記載の印刷制御装置。 - 【請求項11】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置と
該印刷装置に通信媒体を介して接続されたデータ処理装
置とから成るプリンティングシステムに含まれ、前記デ
ータ処理装置がパーソナルコンピュータで構成されるこ
とを特徴とする請求項1、2および3記載の印刷制御装
置。 - 【請求項12】 前記用紙特定手段および前記決定手段
が前記印刷装置に含まれることを特徴とする請求項3記
載の印刷制御装置。 - 【請求項13】 前記用紙特定手段および前記決定手段
が前記パーソナルコンピュータに含まれることを特徴と
する請求項3記載の印刷制御装置。 - 【請求項14】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置と
該印刷装置に通信媒体を介して接続されたデータ処理装
置とから成るプリンティングシステムに含まれ、前記デ
ータ処理装置がディジタルカメラで構成されることを特
徴とする請求項1、2および3記載の印刷制御装置。 - 【請求項15】 前記用紙特定手段によって特定される
用紙の規格は、該用紙の種類であることを特徴とする請
求項1、2および3記載の印刷制御装置。 - 【請求項16】 前記用紙特定手段によって特定される
用紙の規格は、該用紙の大きさであることを特徴とする
請求項1、2および3記載の印刷制御装置。 - 【請求項17】 用紙の規格と印刷品位との対応テーブ
ルをさらに有し、 前記決定手段は、前記対応テーブルを参照して、前記用
紙特定手段によって特定された用紙の規格に対応する印
刷品位を読み出すことを特徴とする請求項3記載の印刷
制御装置。 - 【請求項18】 前記対応テーブルの内容はユーザによ
って更新可能であることを特徴とする請求項17記載の
印刷制御装置。 - 【請求項19】 前記決定手段は、前記用紙特定手段に
よって特定された用紙の規格を基にして所定の数値演算
を行って印刷品位を決定することを特徴とする請求項3
記載の印刷制御装置。 - 【請求項20】 前記所定の数値演算に使用される数式
はユーザによって更新可能であることを特徴とする請求
項19記載の印刷制御装置。 - 【請求項21】 前記用紙の規格を基に、印刷品位を優
先して印刷品位を決定する第1の決定モードと、前記用
紙の規格を基に、印刷速度を優先して印刷品位を決定す
る第2の決定モードとのうち、ユーザによって選択され
た決定モードに従って、前記決定手段は印刷品位を決定
することを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。 - 【請求項22】 複数の用紙の規格の中からユーザによ
って選択された規格情報を受け取る規格情報受取手段
と、 前記規格情報受取手段によって受け取られた規格情報
と、前記用紙特定手段によって特定された用紙の規格と
の間に不整合が生じた場合に、前記ユーザに対して警告
を行う警告手段とをさらに有することを特徴とする請求
項3記載の印刷制御装置。 - 【請求項23】 前記用紙特定手段によって特定された
用紙の規格またはユーザにより最終的に選択された用紙
の規格と、アプリケーションで設定されている用紙の規
格とが異なる場合に、前記ユーザに対して警告を行う警
告手段をさらに有することを特徴とする請求項3記載の
印刷制御装置。 - 【請求項24】 前記受取手段はポインティングデバイ
スまたはキーボードであることを特徴とする請求項2お
よび3記載の印刷制御装置。 - 【請求項25】 前記受取手段は音声入力機器であるこ
とを特徴とする請求項2および3記載の印刷制御装置。 - 【請求項26】 前記受取手段は、画像表示装置と、該
画像表示装置に画像表示された所定の画像を指定する指
定手段とから成ることを特徴とする請求項2および3記
載の印刷制御装置。 - 【請求項27】 前記第1の生成手段は、前記決定手段
によって決定された印刷品位に基づいて、複数の画像処
理の中から、実行すべき画像処理を選択して画像処理を
実行することを特徴とする請求項3記載の印刷制御装
置。 - 【請求項28】 前記第1の生成手段は、前記決定手段
によって決定された印刷品位に基づいて用紙の搬送量を
設定することを特徴とする請求項3記載の印刷制御装
置。 - 【請求項29】 前記印刷装置がインクジェット方式の
プリンタであり、 前記第1の生成手段は、前記決定手段によって決定され
た印刷品位に基づいて、インクの打ち込み量、パス数、
または印刷方向を設定することを特徴とする請求項3記
載の印刷制御装置。 - 【請求項30】 前記印刷装置が電子写真方式のプリン
タであり、 前記第1の生成手段は、前記決定手段によって決定され
た印刷品位に基づいて、転写電圧または定着温度を設定
することを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。 - 【請求項31】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成する印刷制御方法お
いて、 前記用紙の搬送前に検出される該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 前記用紙の規格を基に、印刷データを生成する印刷デー
タ生成工程とを有することを特徴とする印刷制御方法。 - 【請求項32】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成する印刷制御方法お
いて、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取工程と、 前記用紙の規格および前記印刷品位情報を基に、印刷デ
ータを生成する印刷データ生成工程とを有することを特
徴とする印刷制御方法。 - 【請求項33】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成する印刷制御方法に
おいて、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 前記用紙の規格を基に、前記用紙に対する印刷品位を決
定する決定工程と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取工程と、 前記決定工程によって決定された印刷品位と前記受取工
程によって受け取られた印刷品位情報との間に不整合が
生じているか否かを判断する判断工程と、 前記判断工程によって不整合が生じていないと判断され
た場合に、前記決定工程によって決定された印刷品位に
基づいて印刷データを生成する第1の生成工程とを有す
ることを特徴とする印刷制御方法。 - 【請求項34】 前記判断工程による判断が、予め規定
されている用紙の種類ごとに選択可能な印刷品位との比
較によって為されることを特徴とする請求項33記載の
印刷制御方法。 - 【請求項35】 前記判断工程によって整合がとれてい
ると判断された場合に、前記用紙特定工程によって決定
された用紙規格と、前記決定工程によって決定された印
刷品位とを、前記ユーザに通知する通知工程をさらに有
することを特徴とする請求項33記載の印刷制御方法。 - 【請求項36】 前記判断工程によって不整合が生じて
いると判断された場合に、不整合が生じている旨を前記
ユーザに通知する通知工程と、 前記通知工程による通知の結果前記ユーザから再度選択
された新たな印刷品位に基づいて印刷データを生成する
第2の生成工程とをさらに有することを特徴とする請求
項33記載の印刷制御方法。 - 【請求項37】 前記用紙特定工程によって特定される
用紙の規格は、該用紙の種類であることを特徴とする請
求項31、32および33記載の印刷制御方法。 - 【請求項38】 前記用紙特定工程によって特定される
用紙の規格は、該用紙の大きさであることを特徴とする
請求項31、32および33記載の印刷制御方法。 - 【請求項39】 前記印刷制御装置は、用紙の規格と印
刷品位との対応テーブルを有し、 前記決定工程は、前記対応テーブルを参照して、前記用
紙特定工程によって特定された用紙の規格に対応する印
刷品位を読み出すことを特徴とする請求項33記載の印
刷制御方法。 - 【請求項40】 前記決定工程は、前記用紙特定工程に
よって特定された用紙の規格を基にして所定の数値演算
を行って印刷品位を決定することを特徴とする請求項3
3記載の印刷制御方法。 - 【請求項41】 用紙の規格を基に、印刷品位を優先し
て印刷品位を決定する第1の決定モードと、用紙の規格
を基に、印刷速度を優先して印刷品位を決定する第2の
決定モードとのうち、ユーザによって選択された決定モ
ードに従って、前記決定工程は印刷品位を決定すること
を特徴とする請求項33記載の印刷制御方法。 - 【請求項42】 複数の用紙の規格の中からユーザによ
って選択された規格情報を受け取る規格情報受取工程
と、 前記規格情報受取工程によって受け取られた規格情報
と、前記用紙特定工程によって特定された用紙の規格と
の間に不整合が生じた場合に、前記ユーザに対して警告
を行う警告工程とをさらに有することを特徴とする請求
項33記載の印刷制御方法。 - 【請求項43】 前記用紙特定工程によって特定された
用紙の規格またはユーザにより最終的に選択された用紙
の規格と、アプリケーションで設定されている用紙の規
格とが異なる場合に、前記ユーザに対して警告を行う警
告工程をさらに有することを特徴とする請求項33記載
の印刷制御方法。 - 【請求項44】 前記第1の生成工程は、前記決定工程
によって決定された印刷品位に基づいて、複数の画像処
理の中から、実行すべき画像処理を選択して画像処理を
実行することを特徴とする請求項33記載の印刷制御方
法。 - 【請求項45】 前記第1の生成工程は、前記決定工程
によって決定された印刷品位に基づいて用紙の搬送量を
設定することを特徴とする請求項33記載の印刷制御方
法。 - 【請求項46】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成するコンピュータに
実行させるためのプログラムにおいて、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 前記用紙の規格を基に、印刷データを生成する印刷デー
タ生成工程とを有することを特徴とするプログラム。 - 【請求項47】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成するコンピュータに
実行させるためのプログラムにおいて、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取工程と、 前記用紙の規格および前記印刷品位情報を基に、印刷デ
ータを生成する印刷データ生成工程とを有することを特
徴とするプログラム。 - 【請求項48】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成するコンピュータに
実行させるためのプログラムにおいて、 前記印刷制御方法が、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 前記用紙の規格を基に、前記用紙に対する印刷品位を決
定する決定工程と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取工程と、 前記決定工程によって決定された印刷品位と前記受取工
程によって受け取られた印刷品位情報との間に不整合が
生じているか否かを判断する判断工程と、 前記判断工程によって不整合が生じていないと判断され
た場合に、前記決定工程によって決定された印刷品位に
基づいて印刷データを生成する第1の生成工程とを有す
ることを特徴とするプログラム。 - 【請求項49】 前記判断工程による判断が、予め規定
されている用紙の種類ごとに選択可能な印刷品位との比
較によって為されることを特徴とする請求項48記載の
プログラム。 - 【請求項50】 前記判断工程によって整合がとれてい
ると判断された場合に、前記用紙特定工程によって決定
された用紙規格と、前記決定工程によって決定された印
刷品位とを、前記ユーザに通知する通知工程をさらに有
することを特徴とする請求項48記載のプログラム。 - 【請求項51】 前記判断工程によって不整合が生じて
いると判断された場合に、不整合が生じている旨を前記
ユーザに通知する通知工程と、 前記通知工程による通知の結果前記ユーザから再度選択
された新たな印刷品位に基づいて印刷データを生成する
第2の生成工程とをさらに有することを特徴とする請求
項48記載のプログラム。 - 【請求項52】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成するプログラムとし
て記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒
体において、前記プログラムは、 前記印刷制御方法が、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 前記用紙の規格を基に、印刷データを生成する印刷デー
タ生成工程とを有することを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項53】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成するプログラムとし
て記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒
体において、 前記プログラムが、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取工程と、 前記用紙の規格および前記印刷品位情報を基に、印刷デ
ータを生成する印刷データ生成工程とを有することを特
徴とする記憶媒体。 - 【請求項54】 用紙を搬送して該用紙に印刷を行う印
刷装置に出力する印刷データを生成するプログラムとし
て記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒
体において、 前記プログラムが、 前記用紙の搬送前に検出された該用紙の特性を獲得する
獲得工程と、 前記獲得工程によって獲得された特性を基にして前記用
紙の規格を特定する用紙特定工程と、 前記用紙の規格を基に、前記用紙に対する印刷品位を決
定する決定工程と、 複数の所定の印刷品位の中からユーザによって選択され
た印刷品位情報を受け取る受取工程と、 前記決定工程によって決定された印刷品位と前記受取工
程によって受け取られた印刷品位情報との間に不整合が
生じているか否かを判断する判断工程と、 前記判断工程によって不整合が生じていないと判断され
た場合に、前記決定工程によって決定された印刷品位に
基づいて印刷データを生成する第1の生成工程とを有す
ることを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項55】 前記判断工程による判断が、予め規定
されている用紙の種類ごとに選択可能な印刷品位との比
較によって為されることを特徴とする請求項54記載の
記憶媒体。 - 【請求項56】 前記判断工程によって整合がとれてい
ると判断された場合に、前記用紙特定工程によって決定
された用紙規格と、前記決定工程によって決定された印
刷品位とを、前記ユーザに通知する通知工程をさらに有
することを特徴とする請求項54記載の記憶媒体。 - 【請求項57】 前記プログラムが、 前記判断工程によって不整合が生じていると判断された
場合に、不整合が生じている旨を前記ユーザに通知する
通知工程と、 前記通知工程による通知の結果前記ユーザから再度選択
された新たな印刷品位に基づいて印刷データを生成する
第2の生成工程とをさらに有することを特徴とする請求
項54記載の記憶媒体。
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