[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003348107A - 双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム - Google Patents

双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム

Info

Publication number
JP2003348107A
JP2003348107A JP2002154885A JP2002154885A JP2003348107A JP 2003348107 A JP2003348107 A JP 2003348107A JP 2002154885 A JP2002154885 A JP 2002154885A JP 2002154885 A JP2002154885 A JP 2002154885A JP 2003348107 A JP2003348107 A JP 2003348107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
route search
route
packet
bidirectional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002154885A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Imai
邦弘 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002154885A priority Critical patent/JP2003348107A/ja
Publication of JP2003348107A publication Critical patent/JP2003348107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング形ネットワークに対する事前調査及び
装置への設定の労力を軽減し、実際のトラヒックの状態
にできるだけ即した経路選択を行うことが可能な双方向
リング形ネットワークを提供する。 【解決手段】 伝送装置1からx方向及びy方向にそれ
ぞれ同時に経路探索パケットが送信されると、伝送装置
2〜3まではx方向経路探索パケット111が先に到着
し、伝送装置4〜Nまではy方向経路探索パケット11
2が先に到着するので、それぞれ先に到着した経路探索
パケットに対してそのパケットを受信したことを示すフ
ラグを保持し、受信したパケット内のリスト数にに1を
加算し、最短経路装置リストに自装置名を追加して送ら
れている方向に送信する。後から到着した経路探索パケ
ットに対してはそのまま送られいる方向へ送信し、装置
内の他のパケットを受信したことを示すフラグを解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双方向リング形ネッ
トワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプロ
グラムに関し、特に経路探索パケットを用いてリング形
ネットワークにおけるデータパケット送信の際の最短経
路を探索する経路選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の双方向リング形ネットワ
ーク経路選択方法においては、一般的に、双方向リング
形ネットワークで接続された伝送装置間において、送信
側装置のデータパケットが伝送路に送信されてから受信
側装置に到着するまでの時間が最短となるような経路の
探索を行うために用いられている。
【0003】上記のリング形ネットワークの一例を図6
に示す。また、リング形ネットワークに接続されている
各伝送装置の動作概要の一例を図7に示す。図6におい
て加入者側インタフェースと伝送路側とのデータパケッ
ト送受のインタフェースを行う伝送装置1〜Nは各伝送
装置間の伝送路が双方向( x方向/y方向) の2本の伝
送路でリング形に接続されている。
【0004】各伝送装置はx方向伝送路、y方向伝送路
の双方向のインタフェースを有し、データパケットの送
受はx方向周り/y方向周りのどちらを使用しても可能
な構成となっている。この場合、どちらを選択するか
は、伝送路にデータパケットを送信する伝送装置におい
て選択される。
【0005】本来、このような構成は、リング形ネット
ワークの任意の伝送装置間において障害が発生し、リン
グの一箇所が切断されているような状態においても各伝
送装置間のデータパケットの伝送を可能とすること( 伝
送路障害時のための冗長構成) を目的としている。この
ような伝送路障害時には、送信側装置は障害の発生個所
を通過しない方向を選択してデータパケットの送出を行
う。
【0006】しかしながら、伝送路障害が発生していな
い状態では、x方向周り/y方向周りのどちらを選択し
ても、伝送装置間でのデータパケットの通信は可能であ
り、このような場合にはできるだけ最短時間で送信側装
置から受信側装置にデータパケットを伝送させることが
必要となる。
【0007】図7においては伝送装置20に関する動作
概要の一例を示しているが、上記の図6の装置1〜Nに
ついても同様の動作となる。図7において、伝送装置2
0は伝送路側インタフェースと接続されたx方向パケッ
ト送受信部21及びy方向パケット送受信部22と、加
入者側インタフェースに接続された加入者側インタフェ
ース多重部23及び加入者側インタフェース選択部24
と、加入者側インタフェース多重部23に対してデータ
パケットを渡す先を指示する送信先−送信方向関係テー
ブル25とから構成されている。上記の送信先−送信方
向関係テーブル25の構造の一例を図8に示す。
【0008】次に、上記の伝送装置20の動作について
説明する。図6において、リング形ネットワーク内の任
意の伝送装置aの加入者側インタフェースから入力され
たデータパケットは伝送路を通って宛先の伝送装置bま
で到達し、伝送装置bの加入者側インタフェースから送
出される。
【0009】この動作を図7を用いて説明する。各伝送
装置の加入者側インタフェースから入力されたデータパ
ケットは加入者側インタフェース多重部23において多
重され、図8に示すような送信先−送信方向関係テーブ
ル25(送信先と送信方向とからなるテーブル)にした
がってx方向パケット送受信部21またはy方向パケッ
ト送受信部22に渡される。
【0010】x方向パケット送受信部21(またはy方
向パケット送受信部22)は加入者側インタフェース多
重部23からのデータパケットをx方向(またはy方
向)周りの伝送路に送出する。宛先に指定された装置は
x方向パケット送受信部21(またはy方向パケット送
受信部22)に到着したデータパケットに付加された宛
先装置名を判定し、自装置と一致していればそのデータ
パケットを取込み、加入者側インタフェース選択部24
に渡す。加入者側インタフェース選択部24では該当す
る加入者側インタフェースを選択して送信する。
【0011】また、宛先装置名が自装置に一致しない場
合、x方向パケット送受信部21(またはy方向パケッ
ト送受信部22)ではデータパケットをそのまま通過さ
せる。例えば、伝送装置1の加入者側インタフェースか
ら宛先装置名が伝送装置3のデータパケットを受信した
場合、伝送装置1では図8に示す送信先−送信方向関係
テーブル25にしたがって、x方向パケット送受信部2
1にデータパケットを渡し、x方向伝送路から送信され
る。
【0012】伝送装置2のx方向パケット送受信部21
では宛先装置名が自装置に一致しないため、データパケ
ットをそのまま通過させる。伝送装置3のx方向パケッ
ト送受信部21では宛先装置名が自装置に一致するた
め、このデータパケットを取込み、加入者側インタフェ
ースから送信する。
【0013】また、データパケットの宛先装置名が伝送
装置N−1の場合には、図8に示す送信先−送信方向関
係テーブル25にしたがって伝送装置1からy方向伝送
路に送出され、伝送装置N−1によって取込まれ、加入
者側インタフェースから送信される。
【0014】つまり、伝送装置から伝送路にデータパケ
ットが送信される際のx方向/y方向の選択は、図8に
示すような送信先−送信方向関係テーブル25にしたが
うことになる。この時、任意の伝送装置から宛先の伝送
装置までの経路をx方向伝送路にするか、y方向伝送路
にするかは、データパケットの伝達時間が短い最短経路
となる方向に決められ、送信先−送信方向関係テーブル
25に予め設定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の双方向
リング形ネットワーク経路選択方法では、送信先−送信
方向関係テーブルに設定される経路情報(送信方向)
が、リング形ネットワーク内の各装置間の物理的な距離
や接続されている加入者側インタフェースの数量等を予
め調査しておき、その情報にしたがって人為的な判断を
介して設定する必要があるため、事前調査及びネットワ
ーク内全装置への設定等に関して労力を必要としてい
る。
【0016】また、従来の双方向リング形ネットワーク
経路選択方法では、人為的な判断を介し、単純なパラメ
ータの積み上げによって決定されるため、データパケッ
トネットワーク内で動的に推移する実際のトラヒックの
状態に対して必ずしも一致しているとは限らない。
【0017】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、リング形ネットワークに対する事前調査及び装置
への設定の労力を軽減することができ、実際のトラヒッ
クの状態にできるだけ即した経路選択を行うことができ
る双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選
択方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による双方向リン
グ形ネットワークは、各々加入者側インタフェースと伝
送路側とのデータパケット送受のインタフェースを行い
かつ送信先と送信方向との関係を保持するテーブルを持
つ複数の伝送装置と、前記複数の伝送装置をリング状に
接続する双方向の2本の伝送路とからなる双方向リング
形ネットワークであって、前記双方向の2本の伝送路各
々に対応する第1及び第2の経路探索パケットを自立的
に生成して前記双方向の2本の伝送路各々へ同時に送信
する手段と、自装置が送信した前記第1及び第2の経路
探索パケット内の情報を基に前記テーブルに送信方向を
設定する手段と、他装置からの前記第1及び第2の経路
探索パケットに自装置の情報を書込んで次装置へと送信
する手段とを前記複数の伝送装置各々に備えている。
【0019】本発明による経路選択方法は、各々加入者
側インタフェースと伝送路側とのデータパケット送受の
インタフェースを行いかつ送信先と送信方向との関係を
保持するテーブルを持つ複数の伝送装置と、前記複数の
伝送装置をリング状に接続する双方向の2本の伝送路と
からなる双方向リング形ネットワークの経路選択方法で
あって、前記双方向の2本の伝送路各々に対応する第1
及び第2の経路探索パケットを自立的に生成して前記双
方向の2本の伝送路各々へ同時に送信するステップと、
自装置が送信した前記第1及び第2の経路探索パケット
内の情報を基に前記テーブルに送信方向を設定するステ
ップと、他装置からの前記第1及び第2の経路探索パケ
ットに自装置の情報を書込んで次装置へと送信するステ
ップとを前記複数の伝送装置各々に備えている。
【0020】本発明による経路選択方法のプログラム
は、各々加入者側インタフェースと伝送路側とのデータ
パケット送受のインタフェースを行いかつ送信先と送信
方向との関係を保持するテーブルを持つ複数の伝送装置
と、前記複数の伝送装置をリング状に接続する双方向の
2本の伝送路とからなる双方向リング形ネットワークの
経路選択方法のプログラムであって、コンピュータに、
前記双方向の2本の伝送路各々に対応する第1及び第2
の経路探索パケットを自立的に生成して前記双方向の2
本の伝送路各々へ同時に送信する処理と、自装置が送信
した前記第1及び第2の経路探索パケット内の情報を基
に前記テーブルに送信方向を設定する処理と、他装置か
らの前記第1及び第2の経路探索パケットに自装置の情
報を書込んで次装置へと送信する処理とを実行させてい
る。
【0021】すなわち、本発明の双方向リング形ネット
ワークの経路選択方法は、各伝送装置が双方向のx方向
伝送路及びy方向伝送路という2本の伝送路でリング形
に接続されているリング形ネットワーク内の各伝送装置
間に経路探索パケットを定義し、これを用いることによ
って伝送装置で自立的に送信先−送信方向関係テーブル
の経路情報(送信方向)を設定することを可能としてい
る。
【0022】上記のように、本発明は、送信先−送信方
向関係テーブルに設定される経路情報 (送信方向)を
装置で自立的に設定することによって、リング形ネット
ワークに対する事前調査及び装置への設定の労力を軽減
するとともに、実際のトラヒックの状態にできるだけ即
した経路選択を行う機能を提供することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の動作
例を示す概略図である。この図1を参照して本発明の一
実施例について説明する。
【0024】本発明の一実施例による双方向リング形ネ
ットワークでは、従来のリング形ネットワークの構成に
おいて、各伝送装置1〜N間で送受される特殊なデータ
パケットとして新たに経路探索パケットを定義してい
る。
【0025】図2は本発明の一実施例による伝送装置に
関する動作概要の一例を示す図である。図2において、
伝送装置10は伝送路側インタフェースと接続されたx
方向パケット送受信部11及びy方向パケット送受信部
12と、加入者側インタフェースに接続された加入者側
インタフェース多重部13及び加入者側インタフェース
選択部14と、加入者側インタフェース多重部13に対
してデータパケットを渡す先を指示する送信先−送信方
向関係テーブル15と、伝送装置10の各部の動作を実
現するためのプログラム(コンピュータによって実行可
能なプログラム)を格納する記録媒体16とから構成さ
れている。
【0026】図3は本発明の一実施例による経路探索パ
ケットのフォーマットの一例を示す図である。図3にお
いて、本発明の一実施例による経路探索パケットは「経
路探索パケット識別子」と、「送信元装置名」と、「探
索方向」と、「リスト数」と、「最短経路装置リスト
(装置名#1,装置名#2,・・・,装置名#n)」と
から構成されている。
【0027】図4(a)は本発明の一実施例による送信
時の経路探索パケットのフォーマットの一例を示す図で
あり、図4(b)は本発明の一実施例による受信時の経
路探索パケットのフォーマットの一例を示す図である。
図5は本発明の一実施例による動作を示すフローチャー
トである。これら図1〜図5を参照して本発明の一実施
例の動作について説明する。図5に示す処理は伝送装置
10が記録媒体16のプログラムを実行することで実現
される。
【0028】図1において、伝送装置1から他の伝送装
置2〜N各々へのデータパケット送信時にx方向/y方
向のどちらを選択するかを決定するため、新たに定義し
た経路探索パケットをx方向/y方向に同時に送出す
る。この時、x方向伝送路に送出する経路探索パケット
をx方向経路探索パケット111、y方向伝送路に送出
する経路探索パケットをy方向経路探索パケット112
とする。
【0029】また、実線矢印の区間はその方向の経路探
索パケットが逆方向の経路探索パケットより先に到着し
たことを示す。図1に示す場合、伝送装置1から送信さ
れた経路探索パケットのうち、伝送装置2〜3まではx
方向経路探索パケット111が先に到着し、伝送装置4
〜Nまではy方向経路探索パケット112が先に到着す
ることを示している。
【0030】図3を用いてこの経路探索パケットに含ま
れる情報について説明する。「経路探索パケット識別
子」には経路探索パケットを受信した伝送装置が、通常
のデータパケットとは異なり、リング伝送路内の伝送装
置間でのみ使用される特殊なパケットであることを識別
するための固有な値が割り当てられている。
【0031】「送信元装置名」は経路探索パケットをリ
ング伝送路内に送信した伝送装置の装置名が示されてい
る。「探索方向」は経路探索パケットの送信方向( x方
向/y方向) が示されている。
【0032】「最短経路装置リスト」には各方向が最短
経路となる装置名がリスト形式で示されている。リスト
数は最短経路装置リストに含まれている装置名の数
(n)を示している。
【0033】今、経路探索パケットを伝送装置1から送
信する時には、図4(a) に示すように、リスト数を
“0”とし、最短経路装置リストには何も値が入ってい
ない状態でx方向/y方向に同時にパケットが送出され
る。
【0034】伝送装置2〜Nでは伝送路からの経路探索
パケットを受信した場合、経路探索パケットが到着した
ことを保持するとともに、受信した経路探索パケットに
自装置名を付加して次装置に送信する。但し、経路探索
パケット受信時に逆方向の経路探索パケットがすでに到
着している場合には受信した経路探索パケットには自装
置名の付加を行わず、次装置へと送信される。
【0035】例えば、図1において、伝送装置2はy方
向経路探索パケット112を受信する前にx方向経路探
索パケット111を受信するため、x方向経路探索パケ
ット111を受信した場合(図5ステップS1,S3,
S4)、x方向経路探索パケット111を受信したこと
を示すフラグを装置内に保持し(図5ステップS8)、
受信したx方向経路探索パケット111内のリスト数を
“0”から“1”( パケット内に書かれている値+1)
に書き換え、最短経路装置リストに自装置名(装置2)
を追加してx方向に送信する(図5ステップS7)。
【0036】伝送装置2はy方向経路探索パケット11
2を受信した場合(図5ステップS1,S3)、装置内
にx方向経路探索パケット111を受信したことを示す
フラグが保持されていることから(図5ステップS
4)、受信したy方向経路探索パケット112をそのま
まy方向へ送信し(図5ステップS5)、装置内のx方
向経路探索パケット111を受信したことを示すフラグ
を解除する(図5ステップS6)。
【0037】上記と同様に、伝送装置3もy方向経路探
索パケット112を受信する前にx方向経路探索パケッ
ト111を受信するため、x方向経路探索パケット11
1を受信した場合(図5ステップS1,S3,S4)、
x方向経路探索パケット111を受信したことを示すフ
ラグを装置内に保持し(図5ステップS8)、受信した
x方向経路探索パケット111内のリスト数を“1”(
伝送装置2によって書換えられた“1”) から“2”(
パケット内に書かれている値+1) に書換え、最短経路
装置リストの最後に自装置名( 伝送装置3) を追加して
x方向に送信する(図5ステップS7)。
【0038】y方向経路探索パケット112を受信した
場合の伝送装置3の動作は上述した伝送装置2の動作と
同様である。
【0039】また、図1において、伝送装置Nはx方向
経路探索パケット111を受信する前にy方向経路探索
パケット112を受信するため、y方向経路探索パケッ
ト112を受信した場合(図5ステップS1,S3,S
4)、y方向経路探索パケット112を受信したことを
示すフラグを装置内に保持し(図5ステップS8)、受
信したy方向経路探索パケット112内のリスト数を
“0”から“1”( 0+1=1) に書換え、最短経路装
置リストに自装置名( 伝送装置N) を追加してy方向に
送信する(図5ステップS7)。
【0040】伝送装置Nはx方向経路探索パケット11
1を受信した場合(図5ステップS1,S3)、装置内
にy方向経路探索パケット112を受信したことを示す
フラグが保持されていることから(図5ステップS
4)、受信したx方向経路探索パケット111をそのま
まx方向へ送信し(図5ステップS5)、装置内のy方
向経路探索パケット112を受信したことを示すフラグ
を解除する(図5ステップS6)。
【0041】上記と同様に、伝送装置N−1もx方向経
路探索パケット111を受信する前にy方向経路探索パ
ケット112を受信するため、y方向経路探索パケット
112を受信した場合(図5ステップS1,S3,S
4)、y方向経路探索パケット112を受信したことを
示すフラグを装置内に保持し(図5ステップS8)、受
信したy方向経路探索パケット112内のリスト数を
“1”( 装置Nによって書換えられた“1”) から
“2”( パケット内に書かれている値+1) に書換え、
最短経路装置リストの最後に自装置名( 伝送装置N−
1) を追加してy方向に送信する(図5ステップS
7)。
【0042】x方向経路探索パケット111を受信した
場合の伝送装置N−1の動作は上記の伝送装置Nの動作
と同様である。
【0043】以上の動作を伝送装置2〜Nがそれぞれ行
うことで、x方向経路探索パケット111及びy方向経
路探索パケット112はリング伝送路を一周して伝送装
置1に戻る。
【0044】伝送装置1では受信した経路探索パケット
の送信元装置名が自装置であることから(図5ステップ
S1)、このパケットが自装置から出力されてリング内
を一周して戻ってきたパケットと認識し、装置内に取込
む。この時のそれぞれの経路探索パケットの内容を図4
(b) に示す。
【0045】図1に示す例の場合、x方向経路探索パケ
ット111の最短経路装置リストには装置名2〜3、y
方向経路探索パケット112の最短経路装置リストには
装置名N〜4が書込まれていることになる。このx方向
/y方向の各経路情報パケットに振り分けられた装置名
は実際に伝送路を周回したパケットの先着状態を示して
いるため、最短時間となる経路方向を的確に示すことに
なる。
【0046】伝送装置1では送信先−送信方向関係テー
ブル15に対して、x方向経路探索パケット111内に
書込まれている装置名に対応する送信方向は“x方
向”、y方向経路探索パケット112内に書込まれてい
る装置名に対応する送信方向は“y方向”を設定する。
【0047】これによって、伝送装置1が自立的に経路
探索パケットの送信処理を行えば、伝送装置1内の送信
先−送信方向関係テーブル15への送信方向の設定を自
立的に行うことができ、伝送装置2〜Nに関しても伝送
装置1と同様の送信処理を行えば、リング形ネットワー
クの伝送路の経路選択を全て自立的に行うことが可能と
なる。
【0048】また、各伝送装置において、定期的に上記
の経路探索パケットを用いた経路探索を行えば、リング
形ネットワーク内で動的に推移するデータパケットのト
ラヒック状態に即した経路方向に随時変更し、データパ
ケットを送信することが可能となる。
【0049】このように、本実施例では、双方向リング
形ネットワークにおいて、各伝送装置が自立的に最短経
路探索を行い、事前調査及び装置への設定の労力の軽減
及び実際のトラヒック状態に即した経路選択を行うこと
ができる。また、本実施例では、ネットワーク内のトラ
ヒック状態に即した経路方向へのデータパケット送信が
可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各々加入
者側インタフェースと伝送路側とのデータパケット送受
のインタフェースを行いかつ送信先と送信方向との関係
を保持するテーブルを持つ複数の伝送装置と、複数の伝
送装置をリング状に接続する双方向の2本の伝送路とか
らなる双方向リング形ネットワークにおいて、双方向の
2本の伝送路各々に対応する第1及び第2の経路探索パ
ケットを自立的に生成して双方向の2本の伝送路各々へ
同時に送信し、自装置が送信した第1及び第2の経路探
索パケット内の情報を基にテーブルに送信方向を設定
し、他装置からの第1及び第2の経路探索パケットに自
装置の情報を書込んで次装置へと送信することによっ
て、リング形ネットワークに対する事前調査及び装置へ
の設定の労力を軽減することができ、実際のトラヒック
の状態にできるだけ即した経路選択を行うことができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の動作例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による伝送装置に関する動作
概要の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による経路探索パケットのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図4】(a)は本発明の一実施例による送信時の経路
探索パケットのフォーマットの一例を示す図、(b)は
本発明の一実施例による受信時の経路探索パケットのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】従来例の動作例を示す概略図である。
【図7】従来例による伝送装置に関する動作概要の一例
を示す図である。
【図8】図7の送信先−送信方向関係テーブルの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1〜N,10 伝送装置 11 x方向パケット送受信部 12 y方向パケット送受信部 13 加入者側インタフェース多重部 14 加入者側インタフェース選択部 15 送信先−送信方向関係テーブル 16 記録媒体 111 x方向経路探索パケット 112 y方向経路探索パケット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々加入者側インタフェースと伝送路側
    とのデータパケット送受のインタフェースを行いかつ送
    信先と送信方向との関係を保持するテーブルを持つ複数
    の伝送装置と、前記複数の伝送装置をリング状に接続す
    る双方向の2本の伝送路とからなる双方向リング形ネッ
    トワークであって、前記双方向の2本の伝送路各々に対
    応する第1及び第2の経路探索パケットを自立的に生成
    して前記双方向の2本の伝送路各々へ同時に送信する手
    段と、自装置が送信した前記第1及び第2の経路探索パ
    ケット内の情報を基に前記テーブルに送信方向を設定す
    る手段と、他装置からの前記第1及び第2の経路探索パ
    ケットに自装置の情報を書込んで次装置へと送信する手
    段とを前記複数の伝送装置各々に有することを特徴とす
    る双方向リング形ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記経路方向は、送信側装置から出力さ
    れたデータパケットが最短時間で受信側装置に到着する
    方向であることを特徴とする請求項1記載の双方向リン
    グ形ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の経路探索パケットを
    前記双方向の2本の伝送路で周回させて収集した情報に
    基づいて前記テーブルの送信方向を設定することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の双方向リング形ネ
    ットワーク。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の経路探索パケットを
    用いた経路探索を定期的に行うことを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれか記載の双方向リング形ネット
    ワーク。
  5. 【請求項5】 各々加入者側インタフェースと伝送路側
    とのデータパケット送受のインタフェースを行いかつ送
    信先と送信方向との関係を保持するテーブルを持つ複数
    の伝送装置と、前記複数の伝送装置をリング状に接続す
    る双方向の2本の伝送路とからなる双方向リング形ネッ
    トワークの経路選択方法であって、前記双方向の2本の
    伝送路各々に対応する第1及び第2の経路探索パケット
    を自立的に生成して前記双方向の2本の伝送路各々へ同
    時に送信するステップと、自装置が送信した前記第1及
    び第2の経路探索パケット内の情報を基に前記テーブル
    に送信方向を設定するステップと、他装置からの前記第
    1及び第2の経路探索パケットに自装置の情報を書込ん
    で次装置へと送信するステップとを前記複数の伝送装置
    各々に有することを特徴とする経路選択方法。
  6. 【請求項6】 前記経路方向は、送信側装置から出力さ
    れたデータパケットが最短時間で受信側装置に到着する
    方向であることを特徴とする請求項5記載の経路選択方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の経路探索パケットを
    前記双方向の2本の伝送路で周回させて収集した情報に
    基づいて前記テーブルの送信方向を設定することを特徴
    とする請求項5または請求項6記載の経路選択方法。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の経路探索パケットを
    用いた経路探索を定期的に行うことを特徴とする請求項
    5から請求項7のいずれか記載の経路選択方法。
  9. 【請求項9】 各々加入者側インタフェースと伝送路側
    とのデータパケット送受のインタフェースを行いかつ送
    信先と送信方向との関係を保持するテーブルを持つ複数
    の伝送装置と、前記複数の伝送装置をリング状に接続す
    る双方向の2本の伝送路とからなる双方向リング形ネッ
    トワークの経路選択方法のプログラムであって、コンピ
    ュータに、前記双方向の2本の伝送路各々に対応する第
    1及び第2の経路探索パケットを自立的に生成して前記
    双方向の2本の伝送路各々へ同時に送信する処理と、自
    装置が送信した前記第1及び第2の経路探索パケット内
    の情報を基に前記テーブルに送信方向を設定する処理
    と、他装置からの前記第1及び第2の経路探索パケット
    に自装置の情報を書込んで次装置へと送信する処理とを
    実行させるためのプログラム。
JP2002154885A 2002-05-29 2002-05-29 双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム Pending JP2003348107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002154885A JP2003348107A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002154885A JP2003348107A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003348107A true JP2003348107A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29771530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002154885A Pending JP2003348107A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003348107A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208707A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 古河電気工業株式会社 ネットワークシステムおよびその制御方法
JP2017152818A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 日本電信電話株式会社 光集線ネットワークシステム、光伝送装置及び光伝送方法
JP6556416B1 (ja) * 2018-10-31 2019-08-07 三菱電機株式会社 通信システム、通信装置及びプログラム
WO2021015349A1 (ko) * 2019-07-25 2021-01-28 전자부품연구원 이중 경로 네트워크에서의 자동 경로 설정 방법
CN114363735A (zh) * 2020-10-13 2022-04-15 华为技术有限公司 一种路由的配置方法、网络设备、通信系统以及存储介质

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208707A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 古河電気工業株式会社 ネットワークシステムおよびその制御方法
JPWO2014208707A1 (ja) * 2013-06-28 2017-02-23 古河電気工業株式会社 ネットワークシステムおよびその制御方法
JP2017152818A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 日本電信電話株式会社 光集線ネットワークシステム、光伝送装置及び光伝送方法
JP6556416B1 (ja) * 2018-10-31 2019-08-07 三菱電機株式会社 通信システム、通信装置及びプログラム
WO2020090032A1 (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 三菱電機株式会社 通信システム、通信装置、通信方法及びプログラム
US11251991B2 (en) 2018-10-31 2022-02-15 Mitsubishi Electric Corporation Communication system, communication apparatus, communication method, and program
WO2021015349A1 (ko) * 2019-07-25 2021-01-28 전자부품연구원 이중 경로 네트워크에서의 자동 경로 설정 방법
KR20210012524A (ko) * 2019-07-25 2021-02-03 한국전자기술연구원 이중 경로 네트워크에서의 자동 경로 설정 방법
KR102271947B1 (ko) * 2019-07-25 2021-07-02 한국전자기술연구원 이중 경로 네트워크에서의 자동 경로 설정 방법
CN114363735A (zh) * 2020-10-13 2022-04-15 华为技术有限公司 一种路由的配置方法、网络设备、通信系统以及存储介质
CN114363735B (zh) * 2020-10-13 2023-05-12 华为技术有限公司 一种路由的配置方法、网络设备、通信系统以及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3854578B2 (ja) データを並列伝送するシステムと方法
JP4899568B2 (ja) ネットワークシステム及び音響信号処理装置
US6084882A (en) Detour path determination method
JP5267160B2 (ja) ノード装置、リングネットワーク及び予備パスの帯域制御方法
JP2003348107A (ja) 双方向リング形ネットワーク及びそれに用いる経路選択方法並びにそのプログラム
US6718396B1 (en) Network structure method and route determination equipment
JPH04278751A (ja) 通信制御方式
JP6847334B2 (ja) ネットワーク装置、ネットワークシステム、ネットワーク方法、およびネットワークプログラム
JPH0918516A (ja) ネットワークシステムでのノード装置数計数方法及び端末接続テーブル作成方法
EP1835666B1 (en) Communication device, routing method, and program
JPS62159943A (ja) ル−テイング方式
US7382721B2 (en) Nodal computer network
JPS61131940A (ja) バケツト転送方式
JPH02143759A (ja) ルーティング情報更新処理方式
KR19990022851A (ko) 통신 장치 및 통신 방법
JP2012109914A (ja) 中継装置及び中継方法
JPH07312616A (ja) 受信選択方式の通信システムの二重受信防止方法
JP2007528165A (ja) 光ネットワークアプリケーション用のスケルチテーブルの自動更新
JPH1084384A (ja) パケットデータ通信における負荷試験装置
JP3116217B2 (ja) ネットワークシステム
JP2010051006A (ja) ネットワークシステム及び音響信号処理装置
JPH01296830A (ja) 複合ローカルエリアネットワークにおけるルーティング方式
JP2003348134A (ja) 通信経路選択システム
JP5206477B2 (ja) スケルチテーブル更新処理制御方法及び伝送装置
JP2002314563A (ja) オーダワイヤ通信方式