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JP2003345524A - 記憶制御装置の制御方法及び記憶制御装置 - Google Patents

記憶制御装置の制御方法及び記憶制御装置

Info

Publication number
JP2003345524A
JP2003345524A JP2002148067A JP2002148067A JP2003345524A JP 2003345524 A JP2003345524 A JP 2003345524A JP 2002148067 A JP2002148067 A JP 2002148067A JP 2002148067 A JP2002148067 A JP 2002148067A JP 2003345524 A JP2003345524 A JP 2003345524A
Authority
JP
Japan
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logical volume
data
storage
primary
volumes
Prior art date
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Application number
JP2002148067A
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JP2003345524A5 (ja
Inventor
Yoshiko Matsumoto
佳子 松本
Tomohiro Okumura
知弘 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002148067A priority Critical patent/JP2003345524A/ja
Publication of JP2003345524A publication Critical patent/JP2003345524A/ja
Publication of JP2003345524A5 publication Critical patent/JP2003345524A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ディスクアレイ装置において正論理ボリューム
から副論理ボリュームへのコピーによるバス利用率が上
がり、処理能力が低下することがないようにする。 【解決手段】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
を管理する記憶制御装置の制御方法であって、前記正論
理ボリュームと複数の前記副論理ボリュームに対する前
記複製のためのデータの書き込みを並行して行うように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスクアレイ
装置などの記憶制御装置の制御方法及び記憶制御装置に
関する。
【0002】
【背景技術】図1は記憶制御装置の一例であるディスク
アレイ装置10の概略構成である。ディスクアレイ装置
10は、ホストコンピュータなどの外部装置50との間
の通信を行う通信インタフェース11、キャッシュメモ
リ12、実装される記憶デバイスであるディスクユニッ
ト60、ディスクユニット60に対してデータの書き込
み/読み出しを行うドライブコントローラ13、キャッ
シュメモリ12とドライブコントローラ13とを結ぶバ
ス14、キャッシュメモリ12に対するデータの書き込
み/読み出し、通信インタフェース11やドライブコン
トローラ13の制御、これらとの間のデータ授受などを
行うコントローラ15、当該装置10の稼働に必要な各
種の処理を実行するマイクロプロセッサ16、マイクロ
プロセッサ16が実行されるマイクロプログラムが記憶
されたり、ワークメモリや各種設定情報の記憶用などに
用いられる制御メモリ17などを備える。なお、ディス
クユニット60は、ディスクアレイ装置10に外付けさ
れることもある。
【0003】ディスクアレイ装置10は、一又は複数の
ディスクユニット60により提供される記憶領域上に論
理的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成して
いる。なお、ディスクアレイ装置10は、論理ボリュー
ムとディスクユニット60の記憶領域との関係、すなわ
ち、論理ボリュームの構成は、ディスクアレイ装置10
内の制御メモリ17などに記憶している。
【0004】コントローラ15は、通信インタフェース
11を介して外部装置50からデータ書き込み要求を受
信すると、この要求とともに送られてくる書き込みデー
タをキャッシュメモリ12に書き込み、その書き込み処
理が完了するとその書き込み完了通知を外部装置50に
送信する。コントローラ15は、適宜なタイミングでキ
ャッシュメモリ12に記憶されている書き込みデータ
を、前記書き込み要求で指定されている論理ボリューム
に書き込む。
【0005】一方、コントローラ15は、外部装置50
からデータの読み出し要求を受信すると、その要求で指
定される論理ボリュームの所定位置に格納されているデ
ータを読み出して、外部装置50に送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の構成
からなるディスクアレイ装置10において、コントロー
ラ15とキャッシュメモリ12とを結ぶバス14のバス
能力(バス幅)が十分に確保されている場合には、バス
14の利用率が増加した場合でも、ディスクアレイ装置
10の処理速度への影響は問題とならないことが多い。
【0007】しかしながら、例えば、中規模クラス以下
のディスクアレイ装置10では、装置サイズによる実装
などの制限によりバス14の能力に余裕を持たせられな
いことも多く、キャッシュメモリ12に対するデータの
書き込み/読み出しに際し、バス14の利用率が上昇
し、これによりディスクアレイ装置10の性能が低下し
てしまうことがある。
【0008】ここでこの問題は、例えば、ディスクアレ
イ装置10が、現用系の論理ボリューム(以下、「正論
理ボリューム」と称する)に記憶しているデータの複製
を、バックアップ系の論理ボリューム(以下、「副論理
ボリューム」と称する)にも記憶するような運用が行わ
れている場合に顕著である。すなわち、このような制御
が行われている場合には、複製のための正論理ボリュー
ムおよび副論理ボリュームへのデータ書き込みや、正論
理ボリュームから副論理ボリュームへのデータ転送が頻
発し、このデータ転送に係る処理によりキャッシュメモ
リ12に対するデータの書き込み/読み出し処理が多発
してバス14の利用率が上昇する。そして、この場合に
はディスクアレイ装置10の処理能力が低下してしまう
こともある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、記憶制御装置を効率よく稼働させることが
できる、記憶制御装置の制御方法及び記憶制御装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の主たる発明の一つは、外部装置からの命令に
対応して記憶デバイスにデータを書き込む複数のコント
ローラを有し、記憶デバイスが提供する記憶領域に論理
的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成し、正
論理ボリュームとそのデータの複製が行われる複数の副
論理ボリュームとを管理する記憶制御装置の制御方法で
あって、前記正論理ボリュームと複数の前記副論理ボリ
ュームに対する前記複製のためのデータの書き込みを並
行して行うこと、を特徴とする。本発明の他の特徴につ
いては、本明細書及び添付図面の記載により明らかにす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】===開示の概要=== 以下の開示により、少なくともつぎのことが明らかにさ
れる。
【0012】外部装置からの命令に対応して記憶デバイ
スにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記憶
デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域である
複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームとそ
のデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームとを
管理する記憶制御装置の制御方法であって、前記正論理
ボリュームと複数の前記副論理ボリュームに対する前記
複製のためのデータの書き込みを並行して行うこと、を
特徴とする記憶制御装置の制御方法。
【0013】ここでコントローラとは、例えば、MPU
(Microprocessing Unit)であり、後述する実施例では
コントローラ15が相当する。このように正論理ボリュ
ームと複数の副論理ボリュームに対する複製のためのデ
ータの書き込みを並行して行うことで、バスの利用率が
上昇する期間が短縮され、記憶制御装置を効率よく稼働
させることができる。
【0014】外部装置からの命令に対応して記憶デバイ
スにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記憶
デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域である
複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームとそ
のデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームとを
管理する記憶制御装置の制御方法であって、前記正論理
ボリュームと1の前記副論理ボリュームに対する前記複
製のための前記データ書き込みのみを並行して行うこ
と、を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
【0015】この制御方法によれば、複製のためのデー
タ書き込みは、常に一組の正論理ボリュームと副論理ボ
リュームとに対してのみ行われるため、バスの利用率を
低く抑えることができ、記憶制御装置を効率よく稼働さ
せることができる。
【0016】外部装置からの命令に対応して記憶デバイ
スにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記憶
デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域である
複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームとそ
のデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームとを
管理する記憶制御装置の制御方法であって、前記正論理
ボリュームから前記副論理ボリュームに対して複製対象
となる正論理ボリュームのデータを副論理ボリュームに
転送し、前記正論理ボリュームからある1の前記副論理
ボリュームに対する前記転送を行っている間は、その副
論理ボリュームとは別の前記副論理ボリュームへの前記
転送を行わないこと、を特徴とする記憶制御装置の制御
方法。
【0017】この制御方法では、正論理ボリュームから
副論理ボリュームへのデータ転送は、常に一組の正論理
ボリュームと副論理ボリュームとの間でのみ行われ、こ
れによりバスの利用率の低減が図られ、記憶制御装置を
効率よく稼働させることができる。
【0018】外部装置からのデータ書き込み命令に応じ
て記憶デバイスにデータ書き込みを行い、前記データ書
き込みを行う複数のコントローラを有し、記憶デバイス
が提供する記憶領域に論理的な記憶領域である複数の論
理ボリュームを編成し、正論理ボリュームとそのデータ
の複製が行われる複数の副論理ボリュームとを管理する
記憶制御装置の制御方法であって、前記正論理ボリュー
ムと少なくとも1つの前記副論理ボリュームとに対する
前記複製のための前記データ書き込みを並行して行い、
少なくとも2つの前記副論理ボリュームに対する前記デ
ータ書き込みを並行して行うこと、を特徴とする記憶制
御装置の制御方法。
【0019】このように副論理ボリュームと副論理ボリ
ュームとの間でも複製のためのデータ書き込みを並行し
て行うことで、正論理ボリュームと副論理ボリュームと
の間でのみ複製のためのデータ書き込みを行う場合に比
べ、バスの利用率が上昇する期間が短縮され、記憶制御
装置を効率よく稼働させることができる。
【0020】外部装置からの命令に対応して記憶デバイ
スにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記憶
デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域である
複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームとそ
のデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームとを
管理する記憶制御装置の制御方法であって、前記正論理
ボリュームと少なくとも1つの前記副論理ボリュームA
に対する前記複製のための前記データ書き込みを並行し
て行い、前記副論理ボリュームAのデータを別の前記副
論理ボリュームBに転送し、前記転送を行っている間
は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュームAに
対する前記データ書き込みを並行して行わないようにす
ること、を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
【0021】このように、副論理ボリュームAのデータ
を別の副論理ボリュームBに転送している間は、正論理
ボリュームと副論理ボリュームAに対するデータ書き込
みを並行して行わないようにすることで、バスの利用率
を抑えることができ、記憶制御装置を効率よく稼働させ
ることができる。
【0022】外部装置からの命令に対応して記憶デバイ
スにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記憶
デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域である
複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームとそ
のデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームとを
管理する記憶制御装置の制御方法であって、前記正論理
ボリュームと1の前記副論理ボリュームAに対する前記
複製のためのデータ書き込みを並行して行い、前記副論
理ボリュームAのデータを別の複数の副論理ボリューム
Bに転送し、前記副論理ボリュームAに対する前記デー
タ書き込みを行っている間は前記転送を行わないこと、
を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
【0023】このように副論理ボリュームAに対する前
記データ書き込みを行っている間は前記転送を行わない
ようにすることで、バスの利用率が低く抑えられ、記憶
制御装置を効率よく稼働させることができる。
【0024】なお、以上において、前記記憶制御装置が
前記副論理ボリュームのデータをバックアップ用の記録
媒体に記録する場合には、例えば、前記正論理ボリュー
ムから前記副論理ボリュームへのデータ転送により、前
記副論理ボリュームの内容を前記正論理ボリュームの内
容に一致させた後、前記記録媒体に記録するようにす
る。
【0025】外部装置からのデータ書き込み/読み出し
要求に応じて記憶デバイスにデータの書き込み/読み出
し処理を行い、記憶デバイスが提供する記憶領域に論理
的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成し、論
理ボリュームにデータの書き込み/読み出し処理を行う
複数のコントローラと、各論理ボリュームとそれぞれの
処理を行う前記コントローラとの対応づけを記憶する手
段と、前記対応づけに従って前記データ書き込み/読み
出し要求に対応するデータの書き込み/読み出し処理を
該当のコントローラに実行させる手段と、正論理ボリュ
ームとそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュ
ームとを管理し、前記論理ボリュームの中から正論理ボ
リュームとそのデータの複製が行われる副論理ボリュー
ムとの組合せを指定させ、指定された前記組合せを記憶
し、前記組合せに従って正論理ボリュームから対応する
副論理ボリュームへのデータ転送を行い、正論理ボリュ
ームとして指定された論理ボリュームと副論理ボリュー
ムとして指定された論理ボリュームとが同一のコントロ
ーラにより処理されるように指定された場合にのみ、正
論理ボリュームと副論理ボリュームとの前記組合せを記
憶することを特徴とする記憶制御装置の制御方法。
【0026】この方法によれば、異なるコントローラに
より制御される論理ボリュームが、正副の組合せとして
登録されることが無くなり、正論理ボリュームから副論
理ボリュームへのデータ転送時等における、複数のコン
トローラ間のトラフィックの上昇が抑えられ、ディスク
アレイ装置の処理能力が低下するのを防ぐことができ
る。
【0027】外部装置からのデータ書き込み/読み出し
要求に応じて記憶デバイスにデータの書き込み/読み出
しを行い、記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な
記憶領域である複数の論理ボリュームを編成し、正論理
ボリュームとそのデータの複製が行われる複数の副論理
ボリュームとを管理し、論理ボリュームにデータの書き
込み/読み出し処理を行う複数のコントローラを備える
記憶制御装置の制御方法であって、前記複製のための前
記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへの前記
データ転送を許可するモードでの制御中は、前記正論理
ボリュームと前記副論理ボリュームのデータの書き込み
/読み出しを同一のコントローラが行い、前記複製のた
めの前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへ
の前記データ転送を禁止するモードでの制御中は、前記
正論理ボリュームと前記副論理ボリュームのデータの書
き込み/読み出しをそれぞれ異なるコントローラが行う
こと、を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
【0028】ここで前記データ転送を許可するモードで
の制御とは、例えば、後述するノーマルモードでの制御
であり、前記データ転送を禁止するモードでの制御と
は、例えば、後述するスプリットモードでの制御をい
う。この方法によれば、複数のコントローラ間のトラフ
ィックが上昇しやすい期間中は、正論理ボリュームと副
論理ボリュームのデータの書き込み/読み出しにかかる
処理を同一のコントローラが行い、そうでない期間中に
は、前記処理を異なるコントローラが行うことになる。
すなわち、記憶制御装置の制御状態に応じたコントロー
ラの効率的な制御が可能となり、記憶制御装置を効率よ
く利用することが可能となる。
【0029】外部装置からのデータの書き込み命令に応
答して記憶デバイスへのデータの書き込みを行う記憶制
御装置であって、前記データの前記記憶デバイスへの書
き込みを制御し、前記記憶デバイスを論理的に分割して
複数の論理ボリュームとして管理する処理部を有し、前
記処理部は、前記処理部によって設定される前記データ
の書き込みを行う少なくとも一つの正論理ボリューム
と、当該処理部により設定される前記正論理ボリューム
の複製を行うための複数の副論理ボリュームとを管理
し、前記処理部が、前記複数の副論理ボリュームのうち
の少なくとも一つを前記正論理ボリュームへの前記デー
タの書き込みと同期して前記データの更新が行われる副
論理ボリュームとして順次選択することを特徴とする記
憶制御装置。
【0030】ここで処理部とは、例えば、前述のディス
クアレイ装置が備える制御メモリ17などに記憶されて
いるマイクロプログラム及びこれが実行されるマイクロ
プロセッサ16が相当する。この記憶制御装置では、処
理部が、複数の副論理ボリュームのうちの少なくとも一
つを、正論理ボリュームへのデータの書き込みと同期し
てデータの更新が行われる副論理ボリュームとして順次
選択するようにしている。ここで「同期してデータの更
新が行われる」制御の具体例は、後述するノーマルモー
ドでの制御である。このように処理部が同期してデータ
の更新が行われる副論理ボリュームを順次選択するよう
にすることで、選択されていない副論理ボリュームに
は、正論理ボリュームの内容が同期的には反映されず、
これら選択されていない副論理ボリュームには、過去の
データが保持されることになり、データの履歴管理が可
能となる。
【0031】<実施例1>つぎに、記憶制御装置の一例
である前述の図1の構成からなるディスクアレイ装置に
ついて、その処理性能を向上させる技術について図2と
ともに詳述する。なお、以下の説明において、ディスク
アレイ装置は、外部装置50から送られてくるデータ書
き込み/読み出し要求に応じて正論理ボリュームと、複
数の副論理ボリュームに対するデータの書き込み/読み
出しを行い、正論理ボリュームのデータの複製を、複数
の副論理ボリュームにも記憶するように制御されている
ものとする。
【0032】また、以下の実施例では、正論理ボリュー
ムのデータを、LANフリーバックアップシステムなど
においてカートリッジテープやDVD−ROMなどの所
定の記録媒体にバックアップ複写する場合には、まず、
複製のために正論理ボリュームと副論理ボリュームとに
並行して行っているデータの書き込みを中断する(この
中断中の運用状態を「スプリットモード」と称する)。
つぎに、このスプリットモードでの制御中において、副
論理ボリュームのデータを記録媒体に書き出す。記録媒
体への書き出しが終了すれば、再び正論理ボリュームと
副論理ボリュームとに並行してデータ書き込みを行う運
用(この運用を「ノーマルモード」と称する)に切り替
える。
【0033】なお、スプリットモードでの運用中におけ
る正論理ボリュームと副論理ボリュームとの間では、デ
ータの整合性が確保されない。このため、ディスクアレ
イ装置10は、スプリットモードでの運用中に生じた副
論理ボリュームへの未反映データを把握している。ディ
スクアレイ装置10は、前記未反映データを、例えば、
正論理ボリューム上に区画された記憶領域単位ごとの更
新有無をビットに対応された、ビットマップにより把握
している。なお、ビットマップは、例えば、制御メモリ
17上などに管理される。
【0034】ディスクアレイ装置10は、例えば、前記
記録メディアへの複写後に、前記ビットマップから把握
される未反映データを、正論理ボリュームから副論理ボ
リュームにデータ転送し(以下、この処理を「リシンク
処理」と称する)、正論理ボリュームと副論理ボリュー
ムの内容を一致させる。そしてディスクアレイ装置10
は、リシンク処理により前記複写処理後における正論理
ボリュームと前記副論理ボリュームとの内容を一致させ
た後、再びノーマルモードでの運用を再開する。
【0035】図2(a)に示す実施例では、正論理ボリ
ュームと複数の副論理ボリュームに対する複製のための
データの書き込みを並行して行うようにしている。ここ
で「並行して」とは、開始時刻と終了時刻が共に一致す
る場合に限られず、複製のためのデータ書き込みが行わ
れる時間帯がほぼ同じである場合も含まれる(以下の実
施例でも同様である)。このように正論理ボリュームと
複数の副論理ボリュームに対する複製のためのデータの
書き込みを並行して行うことで、バスの利用率が上昇す
る期間が短縮され、ディスクアレイ装置10を効率よく
稼働させることができる。
【0036】図2(b)に示す実施例では、正論理ボリ
ュームと1の副論理ボリュームに対する複製のためのデ
ータ書き込みのみを並行して行うようにしている。具体
的には、例えば、月曜日には正論理ボリュームと副論理
ボリューム(月)に対してのみ複製のためのデータ書き
込みを行い、他の副論理ボリューム(火〜金)にはデー
タ書き込みを行わないようにする。この制御方法によれ
ば、複製のためのデータ書き込みは、常に一組の正論理
ボリュームと副論理ボリュームとに対してのみ行われる
ため、バスの利用率を低く抑えることができ、ディスク
アレイ装置10を効率よく稼働させることができる。ま
た、この制御方法によれば、各副論理ボリュームには前
回のデータ書き込み時における正論理ボリュームのデー
タが次回のデータ書き込みの時まで保持されることにな
り、これを応用すれば、例えば、正論理ボリュームのデ
ータの履歴管理を行うこともできる。
【0037】図2(c)では、正論理ボリュームから副
論理ボリュームに対して複製対象となる正論理ボリュー
ムのデータを副論理ボリュームに転送し、正論理ボリュ
ームからある1の副論理ボリュームに対する前記転送を
行っている間は、その副論理ボリュームとは別の副論理
ボリュームへの前記転送を行わないようにしている。
【0038】この実施例の制御方法では、正論理ボリュ
ームから副論理ボリュームへのデータ転送は、常に一組
の正論理ボリュームと副論理ボリュームとの間でのみ行
われ、これによりバスの利用率の低減が図られ、ディス
クアレイ装置10を効率よく稼働させることができる。
また、図2(b)の場合と同様に、この実施例における
各副論理ボリュームには、前回データ転送が行われた時
点における正論理ボリュームの内容が保持されることに
なり、正論理ボリュームのデータの履歴管理を行うこと
もできる。
【0039】図1(d)の実施例では、正論理ボリュー
ムと少なくとも1の副論理ボリュームに対する複製のた
めのデータ書き込みを並行して行うことで、正論理ボリ
ュームのデータの複製を特定の副論理ボリュームに記憶
し、さらにこれら特定の副論理ボリュームとこれら以外
の副論理ボリュームとを含む少なくとも2つの副論理ボ
リュームに対するデータ書き込みを並行して行うように
している。
【0040】このように副論理ボリュームと副論理ボリ
ュームとの間でも複製のためのデータ書き込みを並行し
て行うことで、正論理ボリュームと副論理ボリュームと
の間でのみ複製のためのデータ書き込みを行う場合に比
べ、バスの利用率が上昇する期間が短縮され、ディスク
アレイ装置10を効率よく稼働させることができる。ま
た、複製のためのデータ書き込みによる正論理ボリュー
ムへのアクセスが減り、複製のための処理による本番業
務等への影響を抑えることができる。
【0041】図1(e)の実施例では、正論理ボリュー
ムと少なくとも1つの副論理ボリュームAに対する複製
のためのデータ書き込みを並行して行い、副論理ボリュ
ームAのデータを別の副論理ボリュームBに転送し、前
記転送を行っている間は、正論理ボリュームと副論理ボ
リュームAに対するデータ書き込みを並行して行わない
ようにしている。
【0042】このように、副論理ボリュームAのデータ
を別の副論理ボリュームBに転送している間は、正論理
ボリュームと副論理ボリュームAに対するデータ書き込
みを並行して行わないようにすることで、バスの利用率
を抑えることができ、ディスクアレイ装置10を効率よ
く稼働させることができる。
【0043】図2(f)の実施例では、正論理ボリュー
ムと1の副論理ボリュームAに対する複製のためのデー
タ書き込みを並行して行い、副論理ボリュームAのデー
タを別の複数の副論理ボリュームBに転送し、副論理ボ
リュームAに対する前記データ書き込みを行っている間
は前記転送を行わないようにしている。
【0044】このように副論理ボリュームAに対する前
記データ書き込みを行っている間は前記転送を行わない
ようにすることで、バスの利用率が低く抑えられ、ディ
スクアレイ装置10を効率よく稼働させることができ
る。
【0045】なお、以上に説明した図2(a)〜(f)
に示した制御方法は、前述したように、バスの能力に余
裕を持たせられない中規模クラス以下のディスクアレイ
装置10に適用した場合にとくに効果的である。
【0046】<実施例2>特開平9−146842号公
報には、例えば、複数のコントローラ15を冗長的に備
えるディスクアレイ装置10が開示されている。図3
は、このようなディスクアレイ装置10のブロック構成
を一例として示したものである。なお、最近の中規模ク
ラス(ミッドレンジクラス)以下のディスクアレイ装置
10においては、ディザスタリカバリ性能の向上や処理
速度の向上などを目的として、このような構成が積極的
に採用されるようになってきている。
【0047】前記の公報には、このような構成からなる
ディスクアレイ装置10において、冗長構成される各コ
ントローラ15にあらかじめ各コントローラ15が制御
担当となる論理ボリュームを対応づけておくことで、排
他制御などの目的で発生する、コントローラ15間を結
ぶ通信路20のトラフィックを減らし、ディスクアレイ
装置10の高速化を図る仕組みが開示されているが、こ
こでこのように各コントローラ15が制御する論理ボリ
ュームが割り当てられている場合に、正論理ボリューム
と副論理ボリュームとの組合せを構成した場合、両者を
制御するコントローラ15が異なっていると、例えば、
正論理ボリュームから副論理ボリュームへのデータ転送
に際し、各コントローラ間の通信により複数のコントロ
ーラ15間を結ぶ通信路20の利用率が上昇し、これが
ディスクアレイ装置10の処理能力を低下させてしまう
ことになる。ここで説明する実施例2は、このような複
製のための正論理ボリュームから副論理ボリュームへの
データ転送時におけるディスクアレイ装置10の処理能
力の低下を防ぐようにする仕組みに関するものである。
【0048】具体的には、オペレータ等がディスクアレ
イ装置10に正論理ボリュームと副論理ボリュームの組
合せを登録するに際し、オペレータ等により正論理ボリ
ュームとして指定された論理ボリュームと副論理ボリュ
ームとして指定された論理ボリュームとが、それぞれ異
なるコントローラ15により制御されるよう対応付けら
れている場合には、そのような組合せの登録を許可しな
い(記憶しない)ようにするというものである。
【0049】図4はこの実施例の仕組みを具体的に説明
するフローチャートである。オペレータ等が、ディスク
アレイ装置10に対する各種設定を行うためのユーザイ
ンタフェースとして機能する管理端末70を操作して、
正論理ボリュームと副論理ボリュームの組合せを指定す
るため、図5に示す設定画面を表示させる(401)。
【0050】設定画面には、定義されている論理ボリュ
ームのID、各論理ボリュームが制御されるコントロー
ラのID、正副の組合せの相手方となる論理ボリューム
のID、などの情報が表示されている。これらの情報
は、ディスクアレイ装置10が記憶している管理テーブ
ル80に記憶されている。なお、これらの情報は過去に
オペレータ等により、もしくは、自動的に登録されたも
のである。管理テーブル80には、各論理ボリュームが
制御されるコントローラのID、正副の組合せが既に登
録されている論理ボリュームについては、相手方となる
論理ボリュームのIDなどが登録されている。
【0051】正論理ボリュームとこの正論理ボリューム
のデータが転送される副論理ボリュームの組合せは、オ
ペレータ等が、前記設定画面における、正副の組合せの
相手方となる論理ボリュームのIDの欄に論理ボリュー
ムのIDを入力することで指定することができる。な
お、一つの正論理ボリュームに対し、複数の副論理ボリ
ュームを対応づけることも可能である。
【0052】この指定が行われると(402)、管理端末
70は、指定された2つの論理ボリュームが同一のコン
トローラの処理担当であるかどうかを調べる(403)。
ここでこの調査は管理テーブル80を参照して行われ
る。
【0053】調査の結果、各論理ボリュームに異なるコ
ントローラが対応づけられている場合には、2つの論理
ボリュームが正副の組合せを構成できない旨のエラーメ
ッセージを表示し(404)、再度別の2つの論理ボリュ
ームを指定するように促す。
【0054】一方、各論理ボリュームが同一のコントロ
ーラにより制御されるものである場合、その論理ボリュ
ームの組合せを記憶(管理テーブル80に登録)する
(405)。
【0055】以上の仕組みにより、異なるコントローラ
15により制御される論理ボリュームが、正副の組合せ
として登録されることが無くなる。これにより正論理ボ
リュームから副論理ボリュームへのデータの転送時等に
おける、複数のコントローラ15間のトラフィックの発
生を抑えることができ、ディスクアレイ装置10の処理
能力の低下を防ぐことができる。
【0056】なお、以上の仕組みにおいて、前述のノー
マルモードでの制御中は、正論理ボリュームと副論理ボ
リュームのデータの書き込み/読み出しを同一のコント
ローラ15が行い、スプリットモードでの制御中は、正
論理ボリュームと副論理ボリュームのデータの書き込み
/読み出しをそれぞれ異なるコントローラ15が行うよ
うにしてもよい。この制御方法によれば、ディスクアレ
イ装置10の制御の状態に応じたコントローラ15の効
率的な制御が可能となり、記憶制御装置を効率よく利用
することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、記憶制御装置を効率よく稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記憶制御装置の一例であるディスクアレイ装置
10のブロック構成を示す図である。
【図2】(a)〜(f)は、それぞれ本発明の一実施例
による、ディスクアレイ装置の処理性能を向上させる技
術を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための、複数のコ
ントローラを冗長的に備える構成のディスクアレイ装置
のブロック構成を示す図である。
【図4】本発明の実施例2の仕組みを説明するフローチ
ャートを示す図である。
【図5】本発明の一実施例による管理テーブルの一例を
示す図である。
【符号の説明】
10 ディスクアレイ装置(記憶制御装置) 12 キャッシュメモリ 15 コントローラ 60 ディスクユニット(記憶デバイス)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
    イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
    憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
    る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
    そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
    を管理する記憶制御装置の制御方法であって、 前記正論理ボリュームと複数の前記副論理ボリュームに
    対する前記複製のためのデータの書き込みを並行して行
    うこと、を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
    イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
    憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
    る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
    そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
    を管理する記憶制御装置の制御方法であって、 前記正論理ボリュームと1の前記副論理ボリュームに対
    する前記複製のための前記データ書き込みのみを並行し
    て行うこと、を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
    イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
    憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
    る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
    そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
    を管理する記憶制御装置の制御方法であって、 前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームに対し
    て複製対象となる正論理ボリュームのデータを副論理ボ
    リュームに転送し、前記正論理ボリュームからある1の
    前記副論理ボリュームに対する前記転送を行っている間
    は、その副論理ボリュームとは別の前記副論理ボリュー
    ムへの前記転送を行わないこと、を特徴とする記憶制御
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
    イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
    憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
    る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
    そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
    を管理する記憶制御装置の制御方法であって、 前記正論理ボリュームと少なくとも1の前記副論理ボリ
    ュームに対する前記複製のための前記データ書き込みを
    並行して行い、少なくとも2つの前記副論理ボリューム
    に対する前記データ書き込みを並行して行うこと、を特
    徴とする記憶制御装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
    イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
    憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
    る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
    そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
    を管理する記憶制御装置の制御方法であって、 前記正論理ボリュームと少なくとも1つの前記副論理ボ
    リュームAに対する前記複製のための前記データ書き込
    みを並行して行い、前記副論理ボリュームAのデータを
    別の前記副論理ボリュームBに転送し、前記転送を行っ
    ている間は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュ
    ームAに対する前記データ書き込みを並行して行わない
    ようにすること、を特徴とする記憶制御装置の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 外部装置からの命令に対応して記憶デバ
    イスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、記
    憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域であ
    る複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリュームと
    そのデータの複製が行われる複数の副論理ボリュームと
    を管理する記憶制御装置の制御方法であって、 前記正論理ボリュームと1の前記副論理ボリュームAに
    対する前記複製のためのデータ書き込みを並行して行
    い、前記副論理ボリュームAのデータを別の複数の副論
    理ボリュームBに転送し、前記副論理ボリュームAに対
    する前記データ書き込みを行っている間は前記転送を行
    わないこと、を特徴とする記憶制御装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶制御装置が前記副論理ボリュー
    ムのデータをバックアップ用の記録媒体に記録するに際
    し、 前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデ
    ータ転送により、前記副論理ボリュームの内容を前記正
    論理ボリュームの内容に一致させた後、前記記録媒体に
    記録することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の記憶制御装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 外部装置からのデータの書き込み/読み
    出し要求に応じて記憶デバイスにデータの書き込み/読
    み出し処理を行い、記憶デバイスが提供する記憶領域に
    論理的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成
    し、 論理ボリュームにデータの書き込み/読み出し処理を行
    う複数のコントローラと、各論理ボリュームとそれぞれ
    の処理を行う前記コントローラとの対応づけを記憶する
    手段と、前記対応づけに従って前記データ書き込み/読
    み出し要求に対応するデータの書き込み/読み出し処理
    を該当のコントローラに実行させる手段と、 正論理ボリュームとそのデータの複製が行われる複数の
    副論理ボリュームとを管理し、 前記論理ボリュームの中から正論理ボリュームとそのデ
    ータの複製が行われる副論理ボリュームとの組合せを指
    定させ、指定された前記組合せを記憶し、前記組合せに
    従って正論理ボリュームから対応する副論理ボリューム
    へのデータ転送を行い、 正論理ボリュームとして指定された論理ボリュームと副
    論理ボリュームとして指定された論理ボリュームとが同
    一のコントローラにより処理されるように指定された場
    合にのみ、正論理ボリュームと副論理ボリュームとの前
    記組合せを記憶することを特徴とする記憶制御装置の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 外部装置からのデータの書き込み/読み
    出し要求に応じて記憶デバイスにデータの書き込み/読
    み出しを行い、記憶デバイスが提供する記憶領域に論理
    的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成し、 正論理ボリュームとそのデータの複製が行われる複数の
    副論理ボリュームとを管理し、 論理ボリュームにデータの書き込み/読み出し処理を行
    う複数のコントローラを備える記憶制御装置の制御方法
    であって、 前記複製のための前記正論理ボリュームから前記副論理
    ボリュームへの前記データ転送を許可するモードでの制
    御中は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリューム
    のデータの書き込み/読み出しを同一のコントローラが
    行い、 前記複製のための前記正論理ボリュームから前記副論理
    ボリュームへの前記データ転送を禁止するモードでの制
    御中は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリューム
    のデータの書き込み/読み出しをそれぞれ異なるコント
    ローラが行うこと、を特徴とする記憶制御装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 外部装置からの命令に対応して記憶デ
    バイスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、
    記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域で
    ある複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリューム
    とそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリューム
    とを管理する記憶制御装置であって、 前記正論理ボリュームと複数の前記副論理ボリュームに
    対する前記複製のためのデータの書き込みを並行して行
    うこと、を特徴とする記憶制御装置。
  11. 【請求項11】 外部装置からの命令に対応して記憶デ
    バイスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、
    記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域で
    ある複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリューム
    とそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリューム
    とを管理する記憶制御装置であって、 前記正論理ボリュームと1の前記副論理ボリュームに対
    する前記複製のための前記データ書き込みのみを並行し
    て行うこと、を特徴とする記憶制御装置。
  12. 【請求項12】 外部装置からの命令に対応して記憶デ
    バイスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、
    記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域で
    ある複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリューム
    とそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリューム
    とを管理する記憶制御装置であって、 前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームに対し
    て複製対象となる正論理ボリュームのデータを副論理ボ
    リュームに転送し、前記正論理ボリュームからある1の
    前記副論理ボリュームに対する前記転送を行っている間
    は、その副論理ボリュームとは別の前記副論理ボリュー
    ムへの前記転送を行わないこと、を特徴とする記憶制御
    装置。
  13. 【請求項13】 外部装置からの命令に対応して記憶デ
    バイスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、
    記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域で
    ある複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリューム
    とそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリューム
    とを管理する記憶制御装置であって、 前記正論理ボリュームと少なくとも1の前記副論理ボリ
    ュームに対する前記複製のための前記データ書き込みを
    並行して行い、少なくとも2つの前記副論理ボリューム
    に対する前記データ書き込みを並行して行うこと、を特
    徴とする記憶制御装置。
  14. 【請求項14】 外部装置からの命令に対応して記憶デ
    バイスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、
    記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域で
    ある複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリューム
    とそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリューム
    とを管理する記憶制御装置であって、 前記正論理ボリュームと少なくとも1つの前記副論理ボ
    リュームAに対する前記複製のための前記データ書き込
    みを並行して行い、前記副論理ボリュームAのデータを
    別の前記副論理ボリュームBに転送し、前記転送を行っ
    ている間は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュ
    ームAに対する前記データ書き込みを並行して行わない
    ようにすること、を特徴とする記憶制御装置。
  15. 【請求項15】 外部装置からの命令に対応して記憶デ
    バイスにデータを書き込む複数のコントローラを有し、
    記憶デバイスが提供する記憶領域に論理的な記憶領域で
    ある複数の論理ボリュームを編成し、正論理ボリューム
    とそのデータの複製が行われる複数の副論理ボリューム
    とを管理する記憶制御装置であって、 前記正論理ボリュームと1の前記副論理ボリュームAに
    対する前記複製のためのデータ書き込みを並行して行
    い、前記副論理ボリュームAのデータを別の複数の副論
    理ボリュームBに転送し、前記副論理ボリュームAに対
    する前記データ書き込みを行っている間は前記転送を行
    わないこと、を特徴とする記憶制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項10〜15のいずれかに記載の
    記憶制御装置であって、前記記憶制御装置が前記副論理
    ボリュームのデータをバックアップ用の記録媒体に記録
    するに際し、前記正論理ボリュームから前記副論理ボリ
    ュームへのデータ転送により、前記副論理ボリュームの
    内容を前記正論理ボリュームの内容に一致させた後、前
    記記録媒体に記録することを特徴とする記憶制御装置。
  17. 【請求項17】 外部装置からのデータの書き込み/読
    み出し要求に応じて記憶デバイスにデータの書き込み/
    読み出し処理を行い、記憶デバイスが提供する記憶領域
    に論理的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成
    し、 論理ボリュームにデータの書き込み/読み出し処理を行
    う複数のコントローラと、各論理ボリュームとそれぞれ
    の処理を担当する前記コントローラとの対応づけを記憶
    する手段と、前記対応づけに従って前記データ書き込み
    /読み出し要求に対応するデータの書き込み/読み出し
    処理を該当のコントローラに実行させる手段と、 正論理ボリュームとそのデータの複製が行われる複数の
    副論理ボリュームとを管理し、 前記論理ボリュームの中から正論理ボリュームとそのデ
    ータの複製が行われる副論理ボリュームとの組合せを指
    定させ、指定された前記組合せを記憶し、前記組合せに
    従って正論理ボリュームから対応する副論理ボリューム
    へのデータ転送を行い、 正論理ボリュームとして指定された論理ボリュームと副
    論理ボリュームとして指定された論理ボリュームとが同
    一のコントローラの処理担当である場合にのみ、正論理
    ボリュームと副論理ボリュームとの前記組合せを記憶す
    ることを特徴とする記憶制御装置。
  18. 【請求項18】 外部装置からのデータ書き込み/読み
    出し要求に応じて記憶デバイスにデータの書き込み/読
    み出しを行い、記憶デバイスが提供する記憶領域に論理
    的な記憶領域である複数の論理ボリュームを編成し、 正論理ボリュームとそのデータの複製が行われる複数の
    副論理ボリュームとを管理し、 論理ボリュームにデータ書き込み/読み出し処理を行う
    複数のコントローラを有し、 前記複製のための前記正論理ボリュームから前記副論理
    ボリュームへの前記データ転送を許可するモードでの制
    御中は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリューム
    のデータの書き込み/読み出しを同一のコントローラが
    行い、 前記複製のための前記正論理ボリュームから前記副論理
    ボリュームへの前記データ転送を禁止するモードでの制
    御中は、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリューム
    のデータの書き込み/読み出しをそれぞれ異なるコント
    ローラが行うこと、を特徴とする記憶制御装置。
  19. 【請求項19】 外部装置からのデータの書き込み命令
    に応答して記憶デバイスへのデータの書き込みを行う記
    憶制御装置であって、 前記データの前記記憶デバイスへの書き込みを制御し、 前記記憶デバイスを論理的に分割して複数の論理ボリュ
    ームとして管理する処理部を有し、 前記処理部は、前記処理部によって設定される前記デー
    タの書き込みを行う少なくとも一つの正論理ボリューム
    と、当該処理部により設定される前記正論理ボリューム
    の複製を行うための複数の副論理ボリュームとを管理
    し、 前記処理部が、前記複数の副論理ボリュームのうちの少
    なくとも一つを前記正論理ボリュームへの前記データの
    書き込みと同期して前記データの更新が行われる副論理
    ボリュームとして順次選択することを特徴とする記憶制
    御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007179200A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fujitsu Ltd コンピュータシステムおよびストレージ仮想化装置
JP2009069965A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Hitachi Ltd ストレージ装置、データ回復方法及び計算機システム
JP2010191615A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Fujitsu Ltd コピー制御装置

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