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JP2003229097A - 角形アルカリ蓄電池およびその製造方法 - Google Patents

角形アルカリ蓄電池およびその製造方法

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JP2003229097A
JP2003229097A JP2002025838A JP2002025838A JP2003229097A JP 2003229097 A JP2003229097 A JP 2003229097A JP 2002025838 A JP2002025838 A JP 2002025838A JP 2002025838 A JP2002025838 A JP 2002025838A JP 2003229097 A JP2003229097 A JP 2003229097A
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electrode plate
storage battery
alkaline storage
sealing
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剛太 浅野
Fuminori Ozaki
文則 尾▲崎▼
Hiroyuki Goto
浩之 後藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で信頼性の高い薄型の角形アルカリ蓄電
池とその製造方法を提供する。 【解決手段】 一端11aが開口している角形のケース
11と、ケース11の一端11aとは反対側の他端に形
成されたキャップ部12と、ケース11内に配置された
極板群13と、一端11aを封口する封口板14とを備
える。そして、極板群13は正極板と負極板とセパレー
タとを備え、負極とケース11とが接触しており、キャ
ップ部12はガス排気口と安全弁とを備え且つ負極端子
として機能し、封口板14と正極板とが電気的に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角形アルカリ蓄電
池およびその製造法に関し、特にたとえば薄型の角形ア
ルカリ蓄電池およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機器のポータブル化、コードレス
化が急速に進む中、これらの電源として小型且つ軽量で
エネルギー密度が高い二次電池への要望が高まりつつあ
る。特に、角形電池を主電源としているオーディオ市
場、特にMDプレイヤーでは、再生時間は最長100時
間を超え、電池のさらなる高容量化は重要とされていな
い。今後は電池の薄型化が特に重要であり、薄型化が容
易なリチウム二次電池の普及が促進されている。
【0003】しかし、ニッケル−水素蓄電池やニッケル
−カドミウム蓄電池などに代表されるアルカリ蓄電池に
ついて、角形リチウムイオン電池のような薄型化が実現
できれば、その安価で信頼性が高いという特徴を活か
し、市場においてもリチウム二次電池との差別化を図る
ことが可能となる。これらのアルカリ蓄電池では、正極
容量と負極容量とのバランスや電池特性を考慮して、極
板群の外側に配置した負極板と電池ケースとを接触させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
角形アルカリ蓄電池は、正極端子側にガス排出機構を設
けていたため、正極端子側の封口板の構造が複雑で多く
の部品(一般的に8点以上)で構成されていた。このた
め、電池を薄型化するために封口板の各部品について新
たな金型を作製すると、多大な投資が発生することにな
り、電池の設計変更が容易ではなかった。
【0005】また、従来の角形アルカリ蓄電池は、正極
側の封口板をレーザー溶接で封口していたが、レーザー
溶接を行う際に電池上部の面積が十分にとれないため、
ガスケットなどナイロンを主成分とする封止絶縁物がレ
ーザーの熱の影響によって変形することがあった。その
ため、電池の充放電時に、封止絶縁物の変形によって生
じた隙間から電解液が漏出する可能性があった。
【0006】上記の課題を解決するため、本発明は、安
価で信頼性の高い薄型の角形アルカリ蓄電池とその製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の角形アルカリ蓄電池は、一端が開口している
角形のケースと、前記ケースの前記一端とは反対側の他
端に形成されたキャップ部と、前記ケース内に配置され
た極板群と、前記一端を封口する封口板とを備える角形
アルカリ蓄電池であって、前記極板群は正極板と負極板
とセパレータとを備え、前記負極と前記ケースとが接触
しており、前記キャップ部はガス排気口と安全弁とを備
え且つ負極端子として機能し、前記封口板と前記正極板
とが電気的に接続されている。なお、本明細書におい
て、「角形アルカリ蓄電池」とは、直方体状または角が
丸められた直方体状のケースを用いたアルカリ蓄電池を
意味する。
【0008】また、本発明の角形アルカリ蓄電池の製造
方法は、(i)負極板が両端に位置するようにセパレー
タを挟んで交互に積層された正極板と負極板とを備える
極板群を作製する工程と、(ii)一端が開口された角形
のケースに前記極板群を挿入する工程と、(iii)正極
端子として機能する封口板で前記一端を封口する工程
と、前記ケースの前記一端とは反対側の他端に、ガス排
気口と安全弁とを備え負極端子として機能するキャップ
部を形成する工程とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0010】(実施形態1)実施形態1では、本発明の
角形アルカリ蓄電池について一例を説明する。実施形態
1の角形アルカリ蓄電池10の模式断面図を図1に示
す。
【0011】角形アルカリ蓄電池10は、ケース11
と、キャップ部12と、極板群13(断面の図示は省略
する)と、封口板14とを備える。
【0012】ケース11は、角形の形状(直方体状また
は角が丸められた直方体状の形状)を有する。ケース1
1は、通常、導電性を有する金属からなる。ケース11
の一端11aは開口されている。また、ケース11の一
端11aとは反対側の他端には、ガス抜き穴11hが形
成されている。ケース11は、長手方向(正極端子と負
極端子とを結ぶ方向)に垂直な断面の形状が、角が丸め
られている長方形の形状(以下、断面楕円状という場合
がある)であることが好ましい。このような形状のケー
スを用いることによって、ケース11をかしめて封口し
た際の信頼性を向上できる。
【0013】キャップ部12は、ケース11のガス抜き
穴11hの部分に形成されている。キャップ部12は、
ガス排気口(図示せず)が形成されたキャップ12aと
安全弁とを備える。電池の内圧が一定値以上に高まった
場合には、ガス抜き穴11hとガス排気口12とを介し
て電池内部のガスが放出される。図1には一例として安
全弁がゴム弁体12bである場合を示しているが、安全
弁の構造はこれに限定されない。キャップ12aは導電
性を有する金属で形成されており、キャップ部12は負
極端子として機能する。
【0014】極板群13は、正極板と負極板とセパレー
タとを備える。正極板と負極板とは、負極板が両端に位
置するようにセパレータを挟んで積層される。このよう
な積層体は、たとえば、両面をセパレータで被覆した正
極板と負極板とを交互に積層することによって形成でき
る。なお、正極板の2倍程度の長さの負極板を折り曲
げ、その間に正極板を配置することによって積層体を形
成してもよい。極板群の両端に配置された負極板は、ケ
ース11と接触することによって負極端子であるキャッ
プ部12と電気的に接続される。正極板、負極板および
セパレータは、作製する電池(たとえばニッケル−カド
ミウム蓄電池やニッケル−水素蓄電池)に応じて選択さ
れ、公知の材料を用いて作製することができる。
【0015】封口板14は、ケース11の一端11aを
封口する。図1には、封口の方法の一例として、外周部
が樹脂14aで被覆された金属製の平板14bからなる
封口板14を用いた場合を示している。この場合には、
封口板14が配置された部分でケース11をかしめるこ
とによってケース11を封口できる。封口板14と正極
板とは、金属製のタブ15によって電気的に接続されて
いる。図1に示すように、極板群13と封口板14とが
接触しないように、絶縁性の枠体16を極板群13と封
口板14との間に配置することが好ましい。なお、封口
の方法は図1に示した方法に限定されない。たとえば、
ケース11の一端11aの外周部を樹脂で被覆し、この
樹脂が形成されている部分に封口板を配置してケース1
1をかしめることによって封口を行ってもよい。
【0016】実施形態1の角形アルカリ蓄電池では、ケ
ースを封口する部分にガス排出機構が形成されていない
ため、封口板の構成部品の数を減少させることができ
る。また、この電池では、安全弁として機能する弁体を
挿入したキャップをケースに溶接することによって負極
端子を形成できる。さらに、この電池では、封口板を挿
入したケースをかしめることによって容易に封口ができ
る。このため、実施形態1の角形アルカリ蓄電池は、設
計変更が容易であるとともに生産性よく安価に製造する
ことが可能である。また、この角形アルカリ蓄電池は、
レーザー溶接によって封口を行う従来の角形アルカリ蓄
電池とは異なり、熱による封口部の損傷がないため、充
放電サイクルを繰り返し行っても漏液が発生することが
なく、また、長期間保存した場合の信頼性も向上でき
る。
【0017】(実施形態2)実施形態2では、本発明の
角形アルカリ蓄電池の製造方法について一例を説明す
る。なお、実施形態2で用いる電池の構成部材には、実
施形態1で説明したものを用いることができる。
【0018】実施形態2の製造方法では、まず、負極板
が両端に位置するようにセパレータを挟んで交互に積層
された正極板と負極板とを備える極板群を作製する(工
程(i))。具体的には、たとえば、正極板の両面をセ
パレータで被覆したのち、負極板と正極板とを交互に積
層すればよい。正極板は、たとえば、金属酸化物からな
る活物質を水と水溶性の結着剤とともに混練して活物質
ペーストを作製し、このペーストを三次元的に連なった
空間を有する帯状のスポンジ状金属多孔体に充填、乾燥
してプレスした後、所定のサイズに切断することによっ
て形成できる。また、負極板は、たとえば、水素吸蔵合
金を含むペーストをパンチングメタルなどの芯材に塗着
し、乾燥およびプレスを行ったのちに所定のサイズに切
断することによって形成できる。
【0019】次に、一端が開口された角形のケースに上
記極板群を挿入する(工程(ii))。極板群の両端に位
置する負極は、ケースと接触する。ケースには、実施形
態1で説明した、ケース11を用いることができる。
【0020】次に、正極端子として機能する封口板でケ
ースの一端(開口部)を封口する(工程(iii))。封
口は、実施形態1で説明した方法で行うことができる。
通常、封口の前に正極端子に接続された金属製のタブ
を、封口板に接続する工程を行う。
【0021】最後に、ケース11のガス抜き穴11hか
ら電解液を注液したのち、ケース11の他端にキャップ
部12を形成することによって電池が得られる。なお、
電解液の注液、およびキャップ部を形成する工程は、必
ずしも最後の工程で行う必要はない。
【0022】実施形態2の製造方法によれば、実施形態
1で説明した角形アルカリ蓄電池を容易に製造できる。
この製造方法では、封口板をレーザー溶接することによ
って封口する従来の製造方法とは異なり、熱による封口
部の変形などの影響を受けない電池を製造できる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の一例として、角形のニッケ
ル−水素蓄電池を製造した一例について説明する。
【0024】正極板は以下の方法で作製した。まず、水
酸化ニッケル100質量部(重量部)と、結着剤である
カルボキシメチルセルロース0.2質量部とに、全ペー
ストの25質量%となるように水を加えて練合し、ペー
スト状正極活物質を作製した。このペースト状活物質を
ニッケルのスポンジ状基板に充填して乾燥した後、プレ
スして充填密度を高め、幅15mm、厚さ0.8mm、
長さ55mmに切断加工して正極板を作製した。その
後、この正極板に超音波を印加して極板上部の活物質を
2mm幅で剥離した後、剥離部に、厚さ80μmのタブ
(ニッケルリード)を溶接した。このようにして、タブ
21が接続された正極板22を作製した。この正極板2
2は、タブ21を出した状態で、ポリプロピレンを主成
分とするセパレータ23で覆い、その外周端部を熱溶着
でシールした。このようにして、セパレータ23で両面
を被覆した正極板22を作製した。
【0025】負極板24は、水素吸蔵合金の粉末を含む
ペーストをパンチングメタルからなる芯材に塗着し、幅
15mm、厚さ0.2mm、長さ113mmに切断する
ことによって作製した。この負極板24を2つに折り曲
げて、その間に、セパレータ23でシールされた正極板
22を挟み込み、極板群25を作製した。
【0026】この極板群を、図2(a)に示すように、
ガス抜き穴26hを有するケース26に挿入した。ケー
ス26には、ニッケルメッキした鉄からなり断面楕円状
の角形ケース(外形寸法:横17mm、縦65mm、厚
さ4mm)を用いた。
【0027】その後、図2(b)に示すように、極板群
の下方に樹脂製の枠体27と正極端子を兼ねた平板(封
口体)28とを挿入したのち、開口部をかしめて封口し
た。平板28は外周部が樹脂で被覆されており、封口す
る前にタブ21と平板28とを溶接した。封口は、図3
(a)のように端部が加工された開口部26aを、図3
(b)に示すようにケース26のガス抜き穴26h側か
らダイス31を用いてしごき、図3(c)のようにケー
ス端部をくの字状に折り曲げることによって行った。
【0028】その後、ケース26のガス抜き穴26hか
らアルカリ電解液を真空注液したのち、図2(c)に示
すようにゴム弁体29bが挿入してあるキャップ29a
をケース26のガス抜き穴26hの周囲に抵抗溶接し
た。このようにして、HF17/67サイズで公称容量
800mAhの本発明の角形ニッケル−水素蓄電池(以
下、電池Aという場合がある)を作製した。
【0029】一方、比較例として、従来の封口方法を用
いて角形のニッケル−水素蓄電池(以下、電池Bという
場合がある)を作製した。電池Bは、底部が開口されて
いない従来の電池ケースを用いており、図4に示すよう
に、ケース41の開口部が、ガス排出機構を有する従来
の封口板42で封口されている。封口は、正極板と封口
板42とをニッケルリードで接続したのち、ケース41
に封口板42をレーザー溶接することによって行った。
【0030】上記本発明の電池Aと比較例の電池Bとを
比較するため、それぞれを50個ずつ作製した。電池A
と電池Bのそれぞれについて初期の充放電を施した後
に、耐漏液性を確認するために温度65℃、湿度90%
の恒温槽に放置し、高温加湿した状態で長期信頼性試験
を行なった。この結果を図5に示す。
【0031】図5から明らかなように、比較例の電池B
では、放置開始から約2週間後に漏液反応が2%、35
日後に6%確認された。これに対して、本発明の電池A
では放置後35日経っても漏液反応が見られる電池は確
認されなかった。
【0032】漏液反応が確認された比較例の電池Bを調
査すると、封口部の絶縁物の溶解が観察され、この部位
から漏液反応が確認された。この比較例では、封口板を
レーザーで溶接する際に、正極端子を絶縁するガスケッ
トがレーザーの熱の影響によって溶解して機密性が損な
われていた。また、レーザー溶接時に電池ケースと蓋体
とを接続するナゲットの径を小さくすると、逆にピンホ
ールが発生し、レーザー溶接条件の設定変更ではピンホ
ールの発生を抑制できなかった。
【0033】実施例の電池Aでは、レーザーを使用して
いないために上記比較例の電池Bに見られる弊害はな
く、また信頼性については、長期信頼性試験の結果から
みても、電池Bと比較して漏液反応がなく機密性が大幅
に向上していた。これは、電池Aでは、くの字にかしめ
られたケース端部と絶縁物で被覆した平板との圧縮率が
維持されており、特に、電池ケースを断面楕円状にする
ことによってコーナー部位におけるケースと絶縁物との
密着性が強化されているため、機密性が比較例の電池B
よりも大幅に向上したものと考えられる。
【0034】以上、本発明の実施の形態について例を挙
げて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定され
ず本発明の技術的思想に基づき他の実施形態に適用する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の角形アルカリ蓄電
池およびその製造方法では、負極端子側にガス排出機構
を設けて凸端子部とし、平板状の封口板で封口を行って
いる。その結果、ガス排出機構を備える従来の封口板に
比べて部品数を大幅に削減でき、設計変更が容易で安価
に製造できる電池が得られる。また、本発明の電池は、
封口の際にレーザーを用いた熱溶接を必要としないた
め、封口が容易であるとともに、レーザーの熱による封
口板の損傷を防止できる。
【0036】したがって、本発明によれば、従来の角形
アルカリ蓄電池にないレベルの厚さ(6mm以下)まで
薄型化することが容易であり、リチウムイオン主体の市
場でも差別化できる安価で長期信頼性が高い薄型の角形
アルカリ蓄電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の角形アルカリ蓄電池について一例を
示す模式断面図である。
【図2】 本発明の角形アルカリ蓄電池の製造方法につ
いて一例を模式的に示す斜視図である。
【図3】 図2に示した製造方法の一工程の一例を示す
模式断面図である。
【図4】 比較例の角形アルカリ蓄電池の斜視図であ
る。
【図5】 本発明および比較例の角形アルカリ蓄電池に
ついて長期信頼性試験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 角形アルカリ蓄電池 11、26 ケース 11a 一端 11h、26h ガス抜き穴 12 キャップ部 12a、29a キャップ 12b、29b ゴム弁体 13、25 極板群 14 封口板 14a 樹脂 14b 平板 15、21 タブ 16、27 枠体 22 正極板 23 セパレータ 24 負極板 28 平板(封口体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 浩之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA09 AA13 BB04 CC06 DD21 5H012 AA01 BB01 CC01 DD04 EE09 GG01 5H022 AA04 CC02 CC21 EE01 KK04 5H028 AA01 AA07 BB01 CC04 CC05 EE01 EE05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開口している角形のケースと、前
    記ケースの前記一端とは反対側の他端に形成されたキャ
    ップ部と、前記ケース内に配置された極板群と、前記一
    端を封口する封口板とを備える角形アルカリ蓄電池であ
    って、 前記極板群は正極板と負極板とセパレータとを備え、 前記負極と前記ケースとが接触しており、 前記キャップ部はガス排気口と安全弁とを備え且つ負極
    端子として機能し、 前記封口板と前記正極板とが電気的に接続されている角
    形アルカリ蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記正極板と前記負極板とは、前記負極
    が両端に位置するように前記セパレータを挟んで交互に
    積層されている請求項1に記載の角形アルカリ蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記ケースの前記一端の外周部が樹脂で
    被覆されており、前記樹脂が形成されている部分に前記
    封口板を配置して前記ケースをかしめることによって前
    記ケースが封口されている請求項1または2に記載の角
    形アルカリ蓄電池。
  4. 【請求項4】 前記封口板は外周部が樹脂で被覆された
    金属製の平板であり、前記封口板が配置された部分で前
    記ケースをかしめることによって前記ケースが封口され
    ている請求項1または2に記載の角形アルカリ蓄電池。
  5. 【請求項5】 前記封口板と前記正極板とが金属製のタ
    ブで電気的に接続されている請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の角形アルカリ蓄電池。
  6. 【請求項6】 (i)負極板が両端に位置するようにセ
    パレータを挟んで交互に積層された正極板と負極板とを
    備える極板群を作製する工程と、 (ii)一端が開口された角形のケースに前記極板群を挿
    入する工程と、 (iii)正極端子として機能する封口板で前記一端を封
    口する工程と、 前記ケースの前記一端とは反対側の他端に、ガス排気口
    と安全弁とを備え負極端子として機能するキャップ部を
    形成する工程とを備える角形アルカリ蓄電池の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005259355A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型二次電池及び電解液の供給方法
JP4565862B2 (ja) * 2004-03-09 2010-10-20 三洋電機株式会社 電解液の供給方法

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